JP2008103432A - 露光装置及びデバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の波長を含む露光光により原版のパターンを基板に露光する場合でも、原版のパターンの結像位置を正確に求めることができる露光装置及びデバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の第1側面に係る露光装置は、光源から提供される複数の波長を含む露光光で、投影光学系を介して基板を露光する露光装置であって、原版を保持する原版ステージに配置され、パターンが形成された原版側基準プレートと、前記基板を保持する基板ステージに配置され、パターンが形成された基板側基準プレートと、前記原版側基準プレート、投影光学系及び前記基板側基準プレートを通過した前記光源からの光を検出する検出部と、前記光源から提供される光の波長を前記複数の波長のいずれか1つの波長に変更し、前記基板側基準プレートを駆動し、前記検出部に前記光源からの光を検出させ、前記検出部が検出した結果に基づいて、前記原版側基準プレートのパターンの像が結像される位置を演算する制御部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、露光装置及びデバイスの製造方法に関する。
近年、露光解像度向上のための開口数(NA)の向上により、焦点深度が小さい(厳しい)ことが問題となってきている。
これに対して、露光光源に単一の波長ではなく複数の波長を用いることで、投影レンズの軸上色収差が発生することを利用して焦点深度を拡大する技術が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特許2619473号公報 特開2005−191503号公報
露光光源に単一の波長を用いると、図15に示すように、ウエハに投影される像の焦点FP1が1つになる。そして、線幅CDに対する焦点深度がDOF1になる。
それに対して、図16に示すように、露光光源に複数の波長を用いると、投影光学系のレンズに軸上色収差(光軸PA方向の色ずれ)AS1が発生し、ウエハに投影される像の焦点FP2,FP3が2つになり、線幅CDに対する焦点深度がDOF2になる。ここで、焦点深度DOF2は、焦点深度DOF1より大きくなっている。すなわち、露光光源に複数の波長を用いると、露光光源に単一の波長を用いた場合に比べて、焦点深度が拡大する。
しかし、TTL(Through The Lens)方式のキャリブレーション計測系は、フォーカスキャリブレーションを行うときに、ベストフォーカス位置から大きくずれた位置(焦点深度外の領域)までフォーカス較正計測値を取り込む必要がある。このため、軸上色収差の影響により、得られるフォーカス較正計測値の強度分布が非対称となることがあり、鉛直方向の結像位置を正確に求めることができないことがある。
例えば、投影光学系のレンズにより軸上色収差が発生していない場合(例えば、図15の場合)を考える。このとき、キャリブレーション計測系は、ウエハの鉛直方向の位置(Z位置)に対してキャリブレーション計測を行い、図17に示すようなフォーカス較正計測値の強度分布を得る。キャリブレーション計測系は、図17に示すように、対称なフォーカス較正計測値の強度分布を得るので、強度が最大になる位置又は重心位置を鉛直方向の結像位置BFとして正確に検出することができる。
一方、投影光学系のレンズにより軸上色収差が発生している場合(例えば、図16の場合)を考える。このとき、キャリブレーション計測系は、ウエハの鉛直方向の位置(Z位置)に対してキャリブレーション計測を行い、図18に示すようなフォーカス較正計測値の強度分布を得ることがある。キャリブレーション計測系は、図18に示すように、非対称なフォーカス較正計測値の強度分布を得る。このとき、フォーカス較正計測値の強度分布において強度が最大になる位置又は重心位置から鉛直方向の結像位置がずれているため、キャリブレーション計測系は鉛直方向の結像位置を正確に求めることができない。
一方、図19に示すように、投影光学系のレンズにより倍率色収差(光軸PAと直交する方向の色ずれ)AS2が発生して、ウエハに投影される像の焦点FP4,FP5が2つになることがある。このとき、ウエハ上に結像される像が水平方向ににじむ場合がある。このため、倍率色収差の影響により、得られるアライメント較正計測値の強度分布が非対称となることがあり、水平方向の結像位置を正確に求めることができないことがある。
例えば、投影光学系のレンズにより倍率色収差が発生していない場合(例えば、図15の場合)を考える。このとき、キャリブレーション計測系は、ウエハの水平方向の位置(X位置又はY位置)に対してキャリブレーション計測を行い、図20に示すようなアライメント較正計測値の強度分布を得る。キャリブレーション計測系は、図20に示すように、対称なアライメント較正計測値の強度分布を得るので、強度が最大になる位置又は重心位置を水平方向の結像位置BAとして正確に検出することができる。
一方、投影光学系のレンズにより倍率色収差が発生している場合(例えば、図19の場合)を考える。このとき、キャリブレーション計測系は、ウエハの水平方向の位置(X位置又はY位置)に対してキャリブレーション計測を行い、図21に示すようなアライメント較正計測値の強度分布を得ることがある。キャリブレーション計測系は、図21に示すように、非対称なフォーカス較正計測値の強度分布を得る。このとき、アライメント較正計測値の強度分布において強度が最大になる位置又は重心位置から水平方向の結像位置がずれているため、キャリブレーション計測系は水平方向の結像位置を正確に求めることができない。
本発明の目的は、複数の波長を含む露光光により原版のパターンを基板に露光する場合でも、原版のパターンの結像位置を正確に求めることができる露光装置及びデバイスの製造方法を提供することにある。
本発明の第1側面に係る露光装置は、光源から提供される複数の波長を含む露光光で、投影光学系を介して基板を露光する露光装置であって、原版を保持する原版ステージに配置され、パターンが形成された原版側基準プレートと、前記基板を保持する基板ステージに配置され、パターンが形成された基板側基準プレートと、前記原版側基準プレート、投影光学系及び前記基板側基準プレートを通過した前記光源からの光を検出する検出部と、前記光源から提供される光の波長を前記複数の波長のいずれか1つの波長に変更し、前記基板側基準プレートを駆動し、前記検出部に前記光源からの光を検出させ、前記検出部が検出した結果に基づいて、前記原版側基準プレートのパターンの像が結像される位置を演算する制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2側面に係るデバイスの製造方法は、本発明の第1側面に係る露光装置を用いて基板を露光して、前記基板に潜像パターンを形成する露光工程と、前記潜像パターンを現像する現像工程とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数の波長を含む露光光により原版のパターンを基板に露光する場合でも、原版のパターンの結像位置を正確に求めることができる。
本明細書において、「複数の波長」とは、離散的に異なる波長を意味してもよいし、連続的に異なる波長を意味してもよい。
本発明の第1実施形態に係る露光装置の構成及び作用を、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る露光装置の概略構成図である。
露光装置1は、照明光学系IL、レチクル(原版)RTを保持するレチクルステージ(原版ステージ)RS、投影光学系PO、及びウエハ(基板)WFを保持するウエハステージ(基板ステージ)WSを備える。露光装置1は、キャリブレーション計測系CS、アライメント検出系OAS、フォーカス検出系FS及び制御装置(制御部、図示せず)を備える。
露光光源LS、照明光学系IL、レチクルステージRS、投影光学系PO、ウエハステージWSは、光軸PAを中心に配置されている。光軸PAは、露光光源LSからウエハステージWSへ露光光の主光線が進む方向を示す軸である。
露光光源LSには、波長を若干ずらした2波長の光を提供するレーザーが用いられている。露光光源LSは、例えば、極端紫外光であるKrFエキシマレーザーと、さらに波長の短いArFエキシマレーザーとを用いて、レーザー光の発振波長を変更可能に構成されている。すなわち、2波長露光方式が採用されている。制御装置は、露光時に2波長の光を同時に提供するように、露光光源LSを制御する。これにより、ウエハWFに所定の線幅CDの像を結像する場合の焦点深度を拡大できる(図15,図16参照)。また、制御装置は、キャリブレーション時に2波長のいずれかの波長の光を提供するように、露光光源LSを制御する。これにより、各波長に対して計測を行うことができる。
露光光源LSから発せられた光束は、照明光学系ILを介して、パターン原版であるレチクルRTの所定の領域を照明する。
レチクルRTには、転写すべき微細回路のパターンが形成されている。レチクルRTは、レチクルステージRSに保持される。レチクルステージRSを駆動する駆動部(図示せず)は、レ−ザ干渉計(図示せず)と制御装置とによって、Y方向に駆動制御される。駆動部は、Z方向の位置を投影光学系POに対して一定に保った状態でレチクルステージRSを駆動する。レチクルステージRSには、レーザ干渉計からのビームを反射する移動鏡が固定されている。その移動鏡を介して、レーザ干渉計は、レチクルステージRSの位置、移動量を逐次計測する。制御装置は、レチクルステージRSの位置、移動量の情報をレーザ干渉計から受け取り、駆動部を介してレチクルステージRSを駆動させる。
また、ウエハWFは、投影光学系POを介してレチクルRTと光学的にほぼ共役な位置におかれる。ウエハWFは、ウエハステージWSに保持される。ウエハステージWSを駆動する駆動部(図示せず)は、レ−ザ干渉計(図示せず)と制御装置とによって、投影光学系POの光軸PA方向(Z方向)及び光軸PA方向に直交する平面(X−Y平面)方向に駆動制御される。さらに、駆動部は、ウエハステージWSは、光軸PA周りに回転方向(θ方向)、及び光軸PAに垂直な平面に対して傾く方向(チルト方向)に駆動制御される。すなわち、駆動部は、レ−ザ干渉計と制御装置とによって、6軸で駆動制御される。ウエハステージWSにも、レーザ干渉計からのビームを反射する移動鏡が固定されている。その移動鏡を介して、レーザ干渉計は、ウエハステージWSの位置、移動量を逐次計測する。制御装置は、ウエハステージWSの位置、移動量の情報をレーザ干渉計から受け取り、駆動部を介してウエハステージWSを駆動させる。
そして、露光時において、光軸PAに対してレチクルステージRSとウエハステージWSとの双方を投影光学系POの光学倍率に応じた速度比で駆動させる。これにより、レチクルRTに入射した光は、そのパターンで回折されて、投影光学系POを介してウエハWFの上に露光パターンとして結像される。これにより、ウエハWFに潜像パターンが形成される。
ここで、投影光学系POにおいて、限界に近い解像力が求められている。そのため、解像力に影響する要因(例えば、大気圧、環境温度等)を測定する測定部(図示せず)と、投影光学系POのレンズの結像特性を補正する機構(オートフォーカス機構、図示せず)とが、投影光学系POに備えられている。制御装置は、解像力に影響する要因の測定値を測定部から受け取り、その測定値に基づいて、オートフォーカス機構を制御して投影光学系POのレンズの結像特性を補正する。
次に、フォーカス検出系FSがウエハWFのZ位置及びレベリング(傾き)を検出する際の動作を説明する。
図1に示すように、フォーカス検出系FSは、投光系と受光系とを有し、斜入射方式でウエハWFのZ位置を検出する。フォーカス検出系FSの投光系は、投影光学系POを介して、レチクルRTのパターンが転写されるウエハWFの表面(あるいはウエハ側基準プレートWFPの表面)に対して斜め方向から光(スリット像)を照射する。フォーカス検出系FSの受光系は、ウエハWSの表面(あるいはウエハ側基準プレートWFPの表面)から斜めに反射する反射光(スリット像)を検出している。
フォーカス検出系FSの受光系には、反射光に対応したZ位置検出用の受光素子が備えられており、受光素子の受光面とウエハWFの表面の反射点とがほぼ共役になるように配置されている。そのため、ウエハWF(あるいはウエハ側基準プレートWFP)のZ方向の位置ずれは、受光素子におけるスリット像の結像の位置ずれとして検出される。これにより、フォーカス検出系FSは、フォーカス計測を行い、フォーカス計測値を得る。
また、フォーカス検出系FSの投光系は、レベリング(傾き)を検出するため、複数の光束(スリット像)をウエハWFの表面(あるいはウエハ側基準プレートWFPの表面)に照射する。フォーカス検出系FSの受光系には、それに応じた複数個の受光素子が備えられている。各受光素子の受光面とウエハWFの表面の各反射点とがほぼ共役になるように配置されている。これにより、複数のスリット像の受光面における位置を検出して、ウエハWF(あるいはウエハ側基準プレートWFP)の傾きを検出するようにしている。
ここで、フォーカス検出系FSの原点とベストフォーカス位置(鉛直方向の結像位置)とのずれがあると、フォーカス計測値に基づいてウエハWFの表面をベストフォーカス位置に合わせることが困難になるおそれがある。そこで、フォーカス検出系FSの原点を較正するためにTTL(Through The Lens)方式のキャリブレーション計測系CSが設けられている。
次に、キャリブレーション計測系CSの構成及び動作を、図1〜図3を用いて説明する。
キャリブレーション計測系CSは、図1に示すように、レチクル側基準プレート(原版側基準プレート)RFP、ウエハ側基準プレート(基板側基準プレート)WFP及び光検出センサー(検出部)ISを備える。
レチクル側基準プレートRFPは、レチクルステージRSの所定の範囲に固設されている。レチクル側基準プレートRFPは、その上面がレチクルRTの上面と略同じ高さになる位置に配置されている。レチクル側基準プレートRFPには、スリット状のパターン(レチクル側基準チャート)が形成されている。具体的には、図2に示すように、レチクル側基準プレートRFPの反射面に、CrやAl等で複数のレチクル側基準チャートL1x,L1y,L2x,L2y,Cx,Cy,R1x,R1y,R2x,R2yが形成されている。レチクル側基準チャートL1x〜R2yは、例えば、解像限界線幅を投影倍率で換算した寸法のライン状の開口がX方向又はY方向に所定間隔で延びたパターンである。
なお、レチクル側基準チャートL1x〜R2yが複数設けられているので、ウエハWFの露光領域(ショット領域)内の複数の像高位置でキャリブレーション計測することができるようになっている。
ウエハ側基準プレートWFPは、ウエハステージWSにおいてウエハWFの近傍の所定の範囲に固設されている。ウエハ側基準プレートWFPは、レチクル側基準プレートRFPと光学的に共役な位置であって、その上面がウエハーWFの上面と略同じ高さになる位置に配置されている。ウエハ側基準プレートWFPには、スリット状のパターン(ウエハ側基準チャート)が形成されている。具体的には、図3に示すように、ウエハ側基準プレートWFPの反射面に、CrやAl等でウエハ側基準チャートSx,Syが形成されている。ウエハ側基準チャートSx,Syは、例えば、解像限界線幅の寸法のライン状の開口がX方向又はY方向に所定間隔で延びたパターンである。
光検出センサーISは、ウエハ側基準プレートWFPの下に配置される。光検出センサーISは、光量(光関連値、フォーカス較正計測値)を検出する。ここで、光検出センサーISは、ウエハ側基準チャートSx、Syに対応して2つ設けられていれば、ウエハ側基準チャートSx、Syに対して個別にフォーカスキャリブレーションを行うことができる。
ベストフォーカス位置を検出する際に、レチクルステージRSとウエハステージWSとを投影光学系POの光学倍率に応じた速度比で光軸PAに対して駆動させる。このとき、図4に示すように、照明光学系ILからレチクル側基準プレートRFPへ入射した光は、そのレチクル側基準チャートL1x〜R2y(図2参照)で回折されて、投影光学系POを介してウエハ側基準プレートWFPに入射する。そして、ウエハ側基準プレートWFPに入射した光は、そのウエハ側基準チャートSx,Sy(図3参照)で回折されて、光検出センサーISへ入射する。これにより、光検出センサーISは、レチクル側基準プレートRFP、投影光学系PO及びウエハ側基準プレートWFPを通過した光の光量を検出し、最大光量のZ位置をピーク位置として検出する。
次に、本発明の第1実施形態に係る露光装置がフォーカスキャリブレーションを行う処理の流れを、図5に示すフローチャートを用いて説明する。図5は、露光装置がフォーカスキャリブレーションを行う処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、制御装置が、レチクル側基準プレートRFPのレチクル側基準チャートL1x〜R2yを設定して、ウエハWFの露光領域(ショット領域)内が所定の像高になるように、レチクルステージRSを駆動する。
ステップS2では、制御装置が、ウエハ側基準プレートWFPのウエハ側基準チャートSx,Syがレチクル側基準プレートRFPのレチクル側基準チャートL1x〜R2yの結像位置近傍に設定されるように、ウエハステージWSを駆動する。また、制御装置は、ウエハステージWSの制御に使用したZ位置の制御値を、Z位置の情報として記憶する。なお、制御装置は、予め設定されている複数のZ位置から目標となるZ位置を選択し、Z位置の制御値を生成する。
例えば、制御装置は、図7に示すZ1,Z2,・・・,Znのうちから、目標となるZ位置を選択する。
ステップS3では、光検出センサーISが、レチクル側基準プレートRFPのレチクル側基準チャートL1x〜R2yと、投影光学系POと、ウエハ側基準プレートWFPのウエハ側基準チャートSx,Syとを透過する光量を検出する。すなわち、光検出センサーISは、キャリブレーション計測を行う。光検出センサーISは、フォーカス較正計測値(光量)の情報を制御装置へ供給する。制御装置は、フォーカス較正計測値とZ位置と波長とに基づいて、第1計測情報を記憶する。第1計測情報は、フォーカス較正計測値の情報と、Z位置の情報と、露光光の波長の情報とが互いに対応付けられた情報である。
ステップS4では、制御装置が、複数の露光光の波長のうち全ての波長についてキャリブレーション計測を行ったか否かを判断する。制御装置は、全ての波長についてキャリブレーション計測を行ったと判断した場合、処理をステップS6へ進め、全ての波長についてキャリブレーション計測を行っていないと判断した場合、処理をステップS5へ進める。
ステップS5では、制御装置が、露光光源LSの露光光(レーザ光)の波長を変更する。なお、制御装置は、露光光源LSが発生可能な露光光の種類とその制御情報とを予め記憶している。
ステップS6では、制御装置が、複数のZ位置のうち全てのZ位置についてキャリブレーション計測を行ったか否かを判断する。制御装置は、全てのZ位置についてキャリブレーション計測を行ったと判断した場合、処理をステップS7へ進め、全ての波長についてキャリブレーション計測を行っていないと判断した場合、処理をステップS1へ進める。
ステップS7では、制御装置が、後述の演算処理を行う。
ステップS8では、制御装置が、ベストフォーカス位置(鉛直方向の結像位置)となるZ位置へウエハステージWSを駆動する。フォーカス検出系FSは、フォーカス計測を行い、ウエハWFの表面のZ位置を検出する。制御装置は、フォーカス計測値をフォーカス検出系FSから受け取り、そのフォーカス計測値に応じて原点にキャリブレーションするための較正信号を生成してフォーカス検出系FSへ供給する。フォーカス検出系FSは、較正信号に基づいて、原点をキャリブレーションする。
次に、演算処理の流れを、図6に示すフローチャートを用いて説明する。図6は、演算処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS11では、制御装置が、複数の露光光の波長のうち1つの波長を選択する。制御装置は、選択した波長と第1計測情報とに基づいて、選択した波長について、フォーカス較正計測値の強度とZ位置との相関関係を特定する。
例えば、制御装置は、波長λ1について、図7の2点鎖線で示すような相関関係を特定する。あるいは、制御装置は、波長λ2について、図7の1点鎖線で示すような相関関係を特定する。
制御装置は、フォーカス較正計測値の強度が最大になるZ位置を、選択された波長に対するピーク位置として検出する。
例えば、制御装置は、波長λ1について、図7に示すように、ピーク位置ZP1と、そのフォーカス較正計測値の強度C1とを検出する。あるいは、制御装置は、波長λ2について、ピーク位置ZP2と、そのフォーカス較正計測値の強度C2とを検出する。
ステップS12では、制御装置が、複数の露光光の波長のうち全ての波長についてピーク位置を検出したか否かを判断する。制御装置は、全ての波長についてピーク位置を検出したと判断した場合、処理をステップS13へ進め、全ての波長についてピーク位置を検出していないと判断した場合、処理をステップS11へ進める。
ステップS13では、制御装置が、ステップS11で検出したピーク位置を全ての波長について平均して、ベストフォーカス位置(鉛直方向の結像位置)を演算する。
例えば、図7に示す場合、ベストフォーカス位置BF1は、
BF1=(ZP1×C1+ZP2×C2)/2・・・数式1
により、重み付き平均で求めることができる。
また、それぞれの波長の相対強度分布に基づいた重み付き平均で求めることもできる。さらに、着目したい(キャリブレーションしたい)波長に対して重みを付けた重み付き平均で求めることもできる。
このように、フォーカス較正計測値の強度のZ位置に対する分布が図18に示すように非対称になっている場合でも、各波長ごとに、フォーカス較正計測値の強度とZ位置との相関関係を特定することができる。これにより、軸上色収差の影響を受けずに、各波長ごとに、フォーカス較正計測値の強度とZ位置との相関関係におけるピーク位置を正確に求めることができる。このため、露光光源に複数の波長を用いて、投影光学系のレンズにより軸上色収差が発生している場合でも、(所定の像高における)ベストフォーカス位置を正確に求めることができる。すなわち、複数の波長を含む露光光によりレチクルのパターンをウエハに露光する場合でも、レチクルのパターンの結像位置を正確に求めることができる。
なお、各波長のピーク位置におけるフォーカス較正計測値の強度が同等である場合、ベストフォーカス位置は、各波長のピーク位置が単純平均されて求められても良い。例えば、数式1において、C1≒C2である場合、ベストフォーカス位置BF1aは、
BF1a≒(ZP1+ZP2)/2・・・数式2
により、単純平均で求めても良い。
また、図5に示すステップS8のキャリブレーションは、定期的に自動で実施してもよい。
また、図5に示すステップS7の演算処理では、図8に示すように、フォーカス較正計測値の強度とZ位置との相関関係を、全ての波長について合成してもよい。すなわち、全ての波長について合成した結果である実線の曲線に重心計算を実施することにより、ベストフォーカス位置を正確に求めることができる。
さらに、波長毎の波形に任意の重みを付けた上で波形を合成し、その合成曲線に対して重心計算を実施することにより、ベストフォーカス位置を求めることも可能である。またさらに、重心計算の代わりに関数近似を行い波形のピークを算出することにより、ベストフォーカス位置を求めることも可能である。
なお、レチクルステージとウエハステージを駆動している間に、波長を変更しても良い。すなわち、S1とS2の処理を行っている間に、波長の変更を並列して行っても良い。これにより、計測のための時間を削減でき、全体の処理のスループットを向上できる。その際、波長は、離散的に変更しても良いし、連続的に変更しても良い。各波長における計測点数が不足する場合には、ウエハステージWSのZ方向の駆動のピッチを小さくし、計測点数を増加させればよい。
次に、投影光学系POのレンズのXY位置の較正(アライメントキャリブレーション)について詳述する。
通常、露光に先立って、図1に示すアライメント検出系(オフアクシス型ウエハ位置検出装置)OASを用いて、ウエハWF面内の複数ショットのXY位置の計測(アライメント計測)を実施する。制御装置は、ウエハアライメント検出系OASからアライメント計測値を受け取り、アライメント計測値を基にショットの格子配列を決定し、この配列情報に基づき各ショットの露光を実施する。レチクルRTに形成されたパターンをウエハWFの希望するXY位置(最適アライメント位置)に露光するためには、アライメント計測値の較正、すなわちアライメントキャリブレーションが必要になる。ここで、最適アライメント位置は、レチクルのパターンとウエハとの位置関係が最適となるようなウエハの位置を意味する。
次に、本発明の第1実施形態に係る露光装置がアライメントキャリブレーションを行う処理の流れを、図9に示すフローチャートを用いて説明する。図9は、露光装置がフォーカスキャリブレーションを行う処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理と異なる点を中心に説明し、同様の部分については説明を省略する。
ステップS42では、制御装置が、ウエハ側基準プレートWFPのウエハ側基準チャートSx,Syがレチクル側基準プレートRFPのレチクル側基準チャートL1x〜R2yの結像位置近傍に設定されるように、ウエハステージWSを駆動する。また、制御装置は、ウエハステージWSの制御に使用したXY位置の制御値を、XY位置の情報として記憶する。なお、制御装置は、予め設定されている複数のXY位置から目標となるXY位置を選択し、XY位置の制御値を生成する。
例えば、制御装置は、例えば、図11に示すX1,X2,・・・,Xnのうちから、目標となるX位置を選択する。制御装置は、Y位置についても同様に選択する。
ステップS43では、光検出センサーISが、レチクル側基準プレートRFPのレチクル側基準チャートL1x〜R2yと、ウエハ側基準プレートWFPのウエハ側基準チャートSx,Syとを透過する光量を検出する。すなわち、光検出センサーISは、キャリブレーション計測を行う。光検出センサーISは、アライメント較正計測値(光量)の情報を制御装置へ供給する。制御装置は、アライメント較正計測値とXY位置と波長とに基づいて、第2計測情報を記憶する。第2計測情報は、アライメント較正計測値の情報と、XY位置の情報と、露光光の波長の情報とが互いに対応付けられた情報である。
ステップS46では、制御装置が、複数のXY位置のうち全てのXY位置についてキャリブレーション計測を行ったか否かを判断する。制御装置は、全てのXY位置についてキャリブレーション計測を行ったと判断した場合、処理をステップS37へ進め、全ての波長についてキャリブレーション計測を行っていないと判断した場合、処理をステップS1へ進める。
ステップS47では、制御装置が、後述の演算処理を行う。
ステップS48では、制御装置が、最適アライメント位置(水平方向の結像位置)となるXY位置へウエハステージWSを駆動する。アライメント検出系OASは、アライメント計測を行い、ウエハWFの表面のXY位置を検出する。制御装置は、アライメント計測値をアライメント検出系OASから受け取り、そのアライメント計測値に応じて原点にキャリブレーションするための較正信号を生成してアライメント検出系OASへ供給する。アライメント検出系OASは、較正信号に基づいて、原点をキャリブレーションする。
次に、演算処理S47の流れを、図10に示すフローチャートを用いて説明する。図10は、演算処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS51では、制御装置が、複数の露光光の波長のうち1つの波長を選択する。制御装置は、選択した波長と第2計測情報とに基づいて、選択した波長について、アライメント較正計測値の強度とXY位置との相関関係を特定する。
例えば、制御装置は、波長λ1について、X位置に対して、図11の2点鎖線で示すような相関関係を特定する。あるいは、制御装置は、波長λ2について、X位置に対して、図11の1点鎖線で示すような相関関係を特定する。制御装置は、Y位置に対しても同様に相関関係を特定する。
制御装置は、アライメント較正計測値の強度が最大になるXY位置を、選択された波長に対するピーク位置として検出する。
例えば、制御装置は、波長λ1について、X位置に対して、図11に示すように、ピーク位置XP1と、そのアライメント較正計測値の強度C1とを検出する。あるいは、制御装置は、波長λ2について、X位置に対して、ピーク位置XP2と、そのフォーカス較正計測値の強度C2とを検出する。制御装置は、Y位置に対しても同様にピーク位置とその強度とを特定する。
ステップS52では、制御装置が、複数の露光光の波長のうち全ての波長についてピーク位置を検出したか否かを判断する。制御装置は、全ての波長についてピーク位置を検出したと判断した場合、処理をステップS53へ進め、全ての波長についてピーク位置を検出していないと判断した場合、処理をステップS51へ進める。
ステップS53では、制御装置が、ステップS51で検出したピーク位置を全ての波長について平均して、最適アライメント位置(水平方向の結像位置)を演算する。
例えば、図11に示す場合、最適アライメント位置のX位置BAxは、
BAx=(XP1×C1+XP2×C2)/2・・・数式3
により、重み付き平均で求めることができる。最適アライメント位置のY位置についても数式3と同様に求めることができる。
また、それぞれの波長の相対強度分布に基づいた重み付き平均で求めることもできる。さらに、着目したい(キャリブレーションしたい)波長に対して重みを付けた重み付き平均で求めることもできる。
このように、アライメント較正計測値の強度のXY位置に対する分布が非対称になっている場合でも、各波長ごとに、アライメント較正計測値の強度とXY位置との相関関係を特定することができる。これにより、倍率色収差の影響を受けずに、各波長ごとに、アライメント較正計測値の強度とXY位置との相関関係におけるピーク位置を正確に求めることができる。このため、露光光源に複数の波長を用いて、投影光学系のレンズにより倍率色収差が発生している場合でも、最適アライメント位置を正確に求めることができる。すなわち、複数の波長を含む露光光によりレチクルのパターンをウエハに露光する場合でも、レチクルのパターンの結像位置を正確に求めることができる。
なお、各波長のピーク位置におけるアライメント較正計測値の強度が同等である場合、最適アライメント位置は、各波長のピーク位置が単純平均されて求められても良い。例えば、数式3において、C1≒C2である場合、最適アライメント位置のX位置BAxaは、
BAxa≒(XP1+XP2)/2・・・数式4
により、単純平均で求めても良い。
また、図9に示すステップS48のキャリブレーションは、定期的に自動で実施してもよい。
また、図9に示すステップS47の演算処理では、図8と同様に、アライメント較正計測値の強度とXY位置との相関関係を、全ての波長について合成してもよい。すなわち、全ての波長について合成した結果の曲線に重心計算を実施することにより、最適アライメント位置を正確に求めることができる。
さらに、波長ごとの波形に任意の重み付き平均を付けた上で波形を合成し、その合成曲線に対して重心計算を実施することにより、ベストフォーカス位置を求めることも可能である。またさらに、重心計算の代わりに関数近似を行い波形のピークを算出することにより、ベストフォーカス位置を求めることも可能である。
なお、レチクルステージとウエハステージとを駆動している間に、波長を変更してもよい。すなわち、S1とS2との処理を行っている間に、波長の変更を並列して行っても良い。これにより、計測のための時間を削減でき、全体の処理のスループットを向上できる。その際、波長は離散的に変更しても良いし、連続的に変更しても良い。各波長における計測点数が不足する場合には、ウエハステージWSのZ方向の駆動のピッチを小さくし、計測点数を増加させればよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る露光装置を、図12を用いて説明する。図12は、本発明の第2実施形態に係る露光装置の概略構成図である。
露光装置1aは、その基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、キャリブレーション計測系CSaを備える点で第1実施形態と異なる。
すなわち、キャリブレーション計測系CSaは、図12に示すように、レチクル側基準プレートRFP、ウエハ側基準プレートWFPa及び光検出センサー(検出部)ASを備える。
光検出センサーASは、レチクルステージRSを間にして投影光学系POと対向する位置に配置される。光検出センサーASは、露光波長と同等な波長の光(観察光源)を用いたTTL観察顕微鏡と、光電変換素子(例えば、CCDなどの撮像素子)とを含む。観察光源は、その光を、露光光源から導いてもよいし、専用光源から導いても良い。
ウエハ側基準プレートWFPaには、反射型の(例えば、凹凸の)パターンとしてウエハ側基準チャート(図示せず)が形成されている。
これらにより、光検出センサーASが落射照明によりレチクルRT及び投影光学系POを介してウエハ側基準チャートを照明し、反射光を光検出センサーAS内の光電変換素子でコントラスト(光関連値)を計測してもよい。この場合でも、最大コントラストのZ位置やXY位置をピーク位置として波長ごとに計測できる。
次に、本発明の第3実施形態に係る露光装置を、図13を用いて説明する。図13は、本発明の第2実施形態に係る露光装置の概略構成図である。
露光装置1bは、その基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、キャリブレーション計測系CSbを備える点で第1実施形態と異なる。
すなわち、キャリブレーション計測系CSbは、図13に示すように、観察光源ASbレチクル側基準プレートRFP、ウエハ側基準プレートWFP及び光検出センサーISを備える。
観察光源ASbは、レチクルステージRSを間にして投影光学系POと対向する位置に配置される。観察光源ASbは、露光波長と同等な波長の光を用いたTTL観察顕微鏡を含む。観察光源ASbは、その光を、露光光源から導いてもよいし、専用光源から導いても良い。
これらにより、光検出センサーISがレチクル側基準プレートRFP及びウエハ側基準プレートWFPの透過光量を検出する点は、第1実施形態と同様である。したがって、この場合でも、最大光量のZ位置やXY位置をピーク位置として波長ごとに検出できる。
次に、本発明に係る露光装置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図14は半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。ステップS91(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップS92(マスク作製)では設計した回路パターンに基づいてマスク(原版又はレチクルともいう)を作製する。一方、ステップS93(基板製造)ではシリコン等の材料を用いて基板を製造する。ステップS94(基板プロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクと基板とを用いて、上述の露光装置によりリソグラフィー技術を利用して基板上に実際の回路を形成する。次のステップS95(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップS94によって作製された基板を用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップS96(検査)ではステップS95で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、ステップS97でこれを出荷する。
上記ステップS94の基板プロセスは以下のステップを有する。すなわち、基板の表面を酸化させる酸化ステップ、基板表面に絶縁膜を成膜するCVDステップ、基板上に電極を蒸着によって形成する電極形成ステップ、基板にイオンを打ち込むイオン打ち込みステップを有する。また、基板に感光剤を塗布するレジスト処理ステップを有する。上記の露光装置を用いて、レジスト処理ステップ後の基板を、マスクのパターンを介して露光し、レジストに潜像パターンを形成する露光ステップを有する。露光ステップで露光した基板上のレジストに形成された潜像パターンを現像する現像ステップを有する。さらに、現像ステップで現像した潜像パターン以外の部分を削り取るエッチングステップ、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除くレジスト剥離ステップを有する。これらのステップを繰り返し行うことによって、基板上に多重に回路パターンを形成する。
本発明の第1実施形態に係る露光装置の概略構成図。 レチクル側基準プレートの平面図。 ウエハ側基準プレートの平面図。 光路を示す図。 露光装置がフォーカスキャリブレーションを行う処理の流れを示すフローチャート。 演算処理の流れを示すフローチャート。 フォーカス較正計測値の強度とZ位置との相関関係を示す図。 フォーカス較正計測値の強度とZ位置との相関関係を示す図。 露光装置がアライメントキャリブレーションを行う処理の流れを示すフローチャート。 演算処理の流れを示すフローチャート。 アライメント較正計測値の強度とX位置との相関関係を示す図。 本発明の第2実施形態に係る露光装置の概略構成図。 本発明の第3実施形態に係る露光装置の概略構成図。 半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図。 本発明の課題を示す図。 本発明の課題を示す図。 本発明の課題を示す図。 本発明の課題を示す図。 本発明の課題を示す図。 本発明の課題を示す図。 本発明の課題を示す図。
符号の説明
AS 光検出センサー
FS フォーカス検出系
IL 照明光学系
IS 光検出センサー
LS 露光光源
OAS アライメント検出系
PO 投影光学系
RFP レチクル側基準プレート
RS レチクルステージ
RT レチクル
WF ウエハ
WFP ウエハ側基準プレート
WS ウエハステージ

Claims (6)

  1. 光源から提供される複数の波長を含む露光光で、投影光学系を介して基板を露光する露光装置であって、
    原版を保持する原版ステージに配置され、パターンが形成された原版側基準プレートと、
    前記基板を保持する基板ステージに配置され、パターンが形成された基板側基準プレートと、
    前記原版側基準プレート、投影光学系及び前記基板側基準プレートを通過した前記光源からの光を検出する検出部と、
    前記光源から提供される光の波長を前記複数の波長のいずれか1つの波長に変更し、前記基板側基準プレートを駆動し、前記検出部に前記光源からの光を検出させ、前記検出部が検出した結果に基づいて、前記原版側基準プレートのパターンの像が結像される位置を演算する制御部と、
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 前記基板ステージを駆動する駆動部をさらに備え、
    前記制御部は、前記駆動部を制御して、前記基板ステージを駆動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記制御部は、前記基板側基準プレートの鉛直方向の位置に対して波長ごとに前記検出部が検出した結果に基づいて、前記原版側基準プレートのパターンの像が結像される鉛直方向の位置を演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 前記制御部は、前記基板側基準プレートの水平方向の位置に対して波長ごとに前記検出部が検出した結果に基づいて、前記原版側基準プレートのパターンの像が結像される水平方向の位置を演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  5. 前記基板ステージを駆動している間に、前記光源からの光の波長を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の露光装置を用いて基板を露光して、前記基板に潜像パターンを形成する露光工程と、
    前記潜像パターンを現像する現像工程と、
    を備えたことを特徴とするデバイスの製造方法。
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