JP2008099021A - 放送システム及びサーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが自己の嗜好に合った番組を容易に探し出すことができ、且つ、受信装置を容易に設置し得る放送システム、及びそれに用いられる放送装置を提供する。
【解決手段】 伝送路16を介して番組の放送信号を送出する放送装置1と、放送信号を受信する複数の受信装置11とを備えた放送システムを用いる。放送装置1には、伝送路16とは別のコンピュータネットワーク17を介して外部の端末装置18に接続される検索部2を備えさせる。検索部2は、端末装置18から、複数の受信装置のいずれかを特定する識別子(ユーザID)と共にキーワードが入力されると、放送装置1が放送を予定している番組の番組情報に基づいて、キーワードに対応する番組を抽出し、抽出した番組を、16伝送路を介して、ユーザIDによって特定される受信装置11に送信する。
【選択図】図1
【解決手段】 伝送路16を介して番組の放送信号を送出する放送装置1と、放送信号を受信する複数の受信装置11とを備えた放送システムを用いる。放送装置1には、伝送路16とは別のコンピュータネットワーク17を介して外部の端末装置18に接続される検索部2を備えさせる。検索部2は、端末装置18から、複数の受信装置のいずれかを特定する識別子(ユーザID)と共にキーワードが入力されると、放送装置1が放送を予定している番組の番組情報に基づいて、キーワードに対応する番組を抽出し、抽出した番組を、16伝送路を介して、ユーザIDによって特定される受信装置11に送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ケーブルテレビ等のテレビジョン放送に用いられる放送システム、それに利用される放送装置に関する。
近年、テレビジョン放送を視聴するユーザ(視聴者)のニーズは多種多様化している。そのため、多種多様なニーズに合わせて多数の番組を提供できるケーブルテレビ(以下、「CATV:Common Antenna Television」という。)が注目を集めており、CATVの加入者数は年々増加している。
CATVでは、放送局は、地上波放送、CS放送、BS放送等のテレビジョン信号を受信し、受信したテレビジョン信号を、サービスエリア内の契約ユーザの宅に設置されたSTB(Set Top Box)に再送出する。STBは、テレビジョン信号を映像信号と音声信号とに復元し、これをテレビジョン受像機(TV)に出力する。このため、CATVに加入したユーザは、通常の地上波放送やBS放送に加え、CS放送も視聴できる。
また、CATVにおいては、ユーザは、電子番組表(EPG:Electric Program Guide)を取得することができる。放送局は、ユーザに対して、テレビジョン信号と共にEPG情報も送出している。ユーザは、TVの画面にEPGを表示させることができ、EPGから、放送が予定されている番組に関する情報(番組情報)を得ることができる。
また、近年では、インターネット上においても、EPGが提供されている。ユーザは、自己のパーソナルコンピュータ(PC)からインターネットを介して、このEPGのサイトにアクセスすることにより、EPGを閲覧することができる。また、ユーザが選択した番組に関する情報は、インターネットを経由して、EPGのサイトから、インターネットに接続されたユーザの受信装置に送られる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−186719号公報
しかしながら、CATVにおいて用意されているチャンネルの数は、地上波放送、CS放送、BS放送それぞれのチャンネルを合わせた数となり、非常に多くなっている。また、EPGは、一覧表示されている各チャンネルの放送予定の番組のうち、ユーザが選択したものについては、更に詳しい番組の内容を表示するが、従来からのEPGでは、ユーザが自己の嗜好に合った番組を探し出すのに手間がかかってしまう。
一方、特許文献1の発明によれば、ウェブサイトの検索機能により、ユーザは、多くのチャンネルの中から、簡単に、自己の嗜好にあった番組を探し出すことができる。しかしながら、特許文献1に開示のEPGを利用するためには、PCだけでなく、受信装置もインターネットに接続している必要がある。このため、受信装置において、煩雑な受信設定をしなければならず、設置に手間がかかるという問題がある。
本発明の目的は、上記問題を解消し、ユーザが自己の嗜好に合った番組を容易に探し出すことができ、且つ、受信装置を容易に設置し得る放送システム、及びそれに用いられる放送装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における放送システムは、伝送路を介して番組の放送信号を送出する放送装置と、前記伝送路を介して前記放送信号を受信する複数の受信装置とを備えた放送システムであって、前記放送装置は、前記伝送路とは別のコンピュータネットワークを介して外部の端末装置に接続される検索部を備え、前記検索部は、前記端末装置から、前記複数の受信装置のいずれかを特定する識別子と共にキーワードが入力されると、前記放送装置が放送を予定している番組の番組情報に基づいて、前記キーワードに対応する番組を抽出し、抽出した前記番組を、前記伝送路を介して、前記識別子によって特定される受信装置に送信することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明における放送装置は、複数の受信装置に向けて、伝送路を介して番組の放送信号を送出する放送装置であって、前記放送装置は、前記伝送路とは別のコンピュータネットワークを介して外部の端末装置に接続される検索部を備え、前記検索部は、前記端末装置から、前記複数の受信装置のいずれかを特定する識別子と共にキーワードが入力されると、前記放送装置が放送を予定している番組の番組情報に基づいて、前記キーワードに対応する番組を抽出し、抽出した前記番組を、前記伝送路を介して、前記識別子によって特定される受信装置に送信することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、ユーザは、PC等の端末装置によって放送装置にアクセスでき、自己の嗜好に合った番組を容易に探し出すことができる。また、放送装置が抽出した番組情報は、放送信号の伝送路を介して受信装置に送られる。よって、番組情報を受信するために、受信装置をインターネット等のコンピュータネットワークに接続する必要がなく、受信装置の設置は容易なものとなる。
本発明における放送システムは、伝送路を介して番組の放送信号を送出する放送装置と、前記伝送路を介して前記放送信号を受信する複数の受信装置とを備えた放送システムであって、前記放送装置は、前記伝送路とは別のコンピュータネットワークを介して外部の端末装置に接続される検索部を備え、前記検索部は、前記端末装置から、前記複数の受信装置のいずれかを特定する識別子と共にキーワードが入力されると、前記放送装置が放送を予定している番組の番組情報に基づいて、前記キーワードに対応する番組を抽出し、抽出した前記番組を、前記伝送路を介して、前記識別子によって特定される受信装置に送信することを特徴とする。
本発明における放送装置は、複数の受信装置に向けて、伝送路を介して番組の放送信号を送出する放送装置であって、前記放送装置は、前記伝送路とは別のコンピュータネットワークを介して外部の端末装置に接続される検索部を備え、前記検索部は、前記端末装置から、前記複数の受信装置のいずれかを特定する識別子と共にキーワードが入力されると、前記放送装置が放送を予定している番組の番組情報に基づいて、前記キーワードに対応する番組を抽出し、抽出した前記番組を、前記伝送路を介して、前記識別子によって特定される受信装置に送信することを特徴とする。
上記本発明における放送システム及び放送装置においては、前記番組情報としては、番組のタイトル、番組のジャンル、番組のテーマ、番組内で使用される固有名詞、及び番組の出演者の名前を少なくとも含む情報が挙げられる。
また、上記本発明における放送システム及び放送装置においては、前記検索部が、抽出した前記番組を前記識別子毎に蓄積して、前記識別子毎の番組リストを生成し、更に、生成した前記番組リストを、前記伝送路を介して、前記識別子によって特定される受信装置に送信するのが好ましい。この場合、ユーザは、今までに検索された番組の一覧を得ることができる。
更に、上記本発明における放送システム及び放送装置においては、前記検索部は、前記識別子と、前記複数の受信装置それぞれ毎に付された受信装置識別子とを関連付けて登録するのが良い。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における放送システム及び放送装置について、図1〜図7を参照しながら説明する。最初に、放送システム及び放送装置の概略構成について図1〜図5を用いて説明する。
以下、本発明の実施の形態における放送システム及び放送装置について、図1〜図7を参照しながら説明する。最初に、放送システム及び放送装置の概略構成について図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における放送システム及び放送装置の構成を概略的に示す構成図である。図2は、ユーザデータベースに格納されているユーザIDの一例を概念的に示す図である。図3は、検索ログデータベースに格納されている検索ログの一例を概念的に示す図である。図4は、番組データベースに格納されている番組情報の一例を概念的に示す図である。図5は、プレイリストDBに格納されているプレイリストの一例を概念的に示す図である。
図1に示すように、本実施の形態における放送システムは、放送装置1と、複数の受信装置11とを備えている。放送装置1は、伝送路16を介して、複数の受信装置11に向けて、番組の放送信号を送出している。また、複数の受信装置11それぞれは、伝送路16を介して、放送信号を受信している。
本実施の形態では、放送装置1は、CATV用の放送装置であり、伝送路16はCATV放送網である。放送装置1は、従来からのCATVの放送装置と同様に、放送信号送出部4を備えている。放送信号送出部4は、地上波放送、CS放送、BS放送等を受信し、受信した放送信号を受信装置11に送出する機能を有している。また、放送信号送出部4は、多重化部5と変調部6とを備えている。多重化部5は、外部からの放送信号のTS(Transport Stream)パケットに、EPG等の情報のTSパケットを多重化させる。変調部6は、TSパケットを変調してRF信号を生成し、このRF信号を伝送路16へと送出する。
また、受信装置11は、従来からのCATV用のSTB(Set Top Box)と同様のものであり、CATV局と契約しているユーザ(1)、(2)、(3)・・・(n)の宅内に配置されている(n:任意の整数)。なお、本実施の形態において、一の放送装置1の放送信号を受信する受信装置の数は、特に限定されるものではない。
本実施の形態において、受信装置11は、制御部12と、復調部13と、解析部14と、映像受信部15とを備えている。図1においては、ユーザ(1)宅に配置された受信装置11についてのみ構成を図示しているが、他のユーザの受信装置1も、ユーザ(1)の受信装置11と同一の構成を備えている。
復調部13は、放送装置から送出されたRF信号を、元のTSパケットに復調する。制御部12は、ユーザからの指示に応じて、受信装置11の各部の制御を行っている。例えば、ユーザによってチャンネルが選択されると、制御部12は、選択されたチャンネルを、映像受信部15に指示する。映像受信部15は、制御部12に指示されたチャンネルの放送信号のTSパケットを抽出し、更に、これを映像信号及び音声信号に復元して、テレビジョン受像機(以下「TV」とする。)に出力する。
解析部14は、復調部13で復調されたTSパケットを解析し、TSパケットに含まれる送信先が適切であるかどうかの判定や、EPG等の情報の抽出を行う。更に、解析部14は、抽出した情報を制御部12に入力する。この場合、制御部12は、映像受信部16に、入力された情報のTV画面への表示を行わせる。
このように、放送装置1及び受信装置11は、従来からのCATVの放送システムで用いられる放送装置及び受信装置と同様の機能を備えているが、以下の点で異なっている。具体的には、放送装置1は、放送信号送出部4に加え、検索部2、パケット変換部3、検索ログデータベース(DB)7、ユーザデータベース(DB)8、番組データベース(DB)9及びプレイリストデータベース(DB)10を備えている。
検索部2は、伝送路16とは別のコンピュータネットワーク17を介して外部の端末装置18に接続される。また、検索部2は、端末装置18から、複数の受信装置11のいずれかを特定する識別子(ユーザID)と共にキーワードが入力されると、放送装置1が放送を予定している番組の番組情報に基づいて、キーワードに対応する番組を抽出する。更に、検索部2は、抽出した番組を、伝送路16を介して、識別子によって特定される受信装置に送信する。
本実施の形態では、コンピュータネットワーク17はインターネットである。また、本実施の形態では、検索部2は、WEBサイトを提供するWWWサーバである。端末装置18と検索部2との接続は、端末装置18が、検索部2が提供するWEBサイトにアクセスすることによって行われている。
端末装置18は、各ユーザが使用するPCである。なお、本実施の形態においては、端末装置は、インターネットに接続できるものであれば良く、PC以外の端末装置、例えば、携帯電話、PDA、携帯ゲーム機等であっても良い。
また、本実施の形態では、検索部2は、端末装置18からユーザIDが入力されると、ユーザDB8にアクセスする。図2に示すように、ユーザDB8には、ユーザ毎に、受信装置IDとユーザIDとが関連付けて格納されている。検索部2は、端末装置18から入力されたユーザIDが、登録されているユーザIDに一致するかどうかの判定を行った後、一致する場合は、ユーザIDによって特定される受信装置11の受信装置IDを検出する。
なお、受信装置IDとユーザIDとの登録は、CATV局とユーザとの契約時において、行われている。このとき、図2に示すように、一つの受信装置IDに対して複数のユーザIDを登録することもできる。この場合は、契約ユーザは、ユーザIDの一つを自分用とし、残りのユーザIDを自己の家族用とすることができる。また、ユーザID毎に、その使用者の人物像、例えば、年齢、職業、性別等を登録することにより、CATV局においては、番組を嗜好する人物像を特定することができる。
また、検索部2は、端末装置1からユーザIDが入力されると、図3に示すように、ユーザIDとアクセス日時とを検索ログとして、検索ログDB7に格納する。
更に、本実施の形態では、検索部2は、番組情報DB9にアクセスすることによって、端末装置18から入力されたキーワードに一致する番組を抽出する。具体的には、図4に示すように、番組情報DB9には、放送予定の各番組について、タイトル、ジャンル、テーマ等の項目毎にキーワードが登録されている。検索部2は、入力されたキーワードに一致するキーワードが登録された番組を抽出する。
また、検索部2は、番組の抽出が終了すると、図5に示すように、ユーザID毎に、抽出した番組を蓄積して、番組リスト(プレイリスト)を生成する。更に、検索部2は、生成した番組リストを、伝送路16を介して、ユーザIDによって特定される受信装置11に送信する。
具体的には、検索部2は、生成したプレイリストをパケット変換部3に入力する。プレイリストが入力されると、パケット変換部3は、送信先の受信装置の受信装置IDと番組リストとを含むTSパケットを生成し、これを放送信号送出部4に入力する。そして、放送信号送出部4の多重化部5は、EPG等のTSパケットと同様に、パケット変換部3が生成したTSパケットも、放送信号のTSパケットに多重化させる。その後、変調部6は、この多重化して得られたTSパケットをRF信号に変調して、伝送路17へと送出する。
また、プレイリストを含むRF信号は、受信装置11によって受信された後、その復調部13でTSパケットに復調される。そして、受信装置11の解析部14は、TSパケットに含まれる送信先の受信装置IDと、受信した受信装置11の受信装置IDとが一致するかどうかを判断する。一致する場合は、解析部14は、プレイリストを抽出し、これを制御部12に入力する。制御部12は、映像受信部15に、プレイリストのTV画面への表示を行わせる。
ここで、図1に示した本実施の形態における放送システムで行われる処理について、図6を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図1〜図5を参酌する。図6は、ユーザが端末装置によって放送装置にアクセスして番組検索を行った場合における放送装置の処理について示すフロー図である。
図6に示すように、先ず、ユーザが、端末装置18を用いて、検索部2の提供しているWEBサイトにアクセスし、ユーザIDを入力すると、検索部2は、認証処理を行い(ステップS1)、入力されたユーザIDが登録されているかどうか判定する(ステップS2)。具体的には、検索部2は、ユーザDB8にアクセスし、入力されたユーザIDが、登録されているIDのいずれかと一致するかどうかを判定する。
判定の結果、一致しない場合は、検索部2は、コンピュータネットワーク17を介して、端末装置18に認証拒否を通知する(ステップS3)。その後、検索部2は、再びユーザIDが入力されるまで、待機状態となる。
一方、判定の結果、一致する場合は、検索部2は、入力されたユーザIDに関連付けられた受信装置11を特定すると共に、検索ログDB7に、ユーザIDとアクセス日時とを検索ログとして格納させる(ステップS4)。
次に、検索部2は、ユーザによる端末装置18からのキーワードの入力を受け付け(ステップS5)、入力されたキーワードに基づいて番組検索を行い(ステップS6)、更に、入力されたキーワードに適合する番組が存在するかどうか判定する(ステップS7)。具体的には、上述したように、検索部2は、番組情報DB9にアクセスし、入力されたキーワードが、予め格納されている各番組のいずれかのキーワードに一致するかどうか判定する。
番組検索の結果、入力されたキーワードが一致する番組が存在しなかった場合は、検索部2は、コンピュータネットワーク17を介して、端末装置18に番組が見付からなかった旨を通知する(ステップS8)。その後、検索部2は、新たなキーワードが入力されるまで、待機状態となる。
一方、番組検索の結果、入力されたキーワードに一致する番組が存在した場合は、検索部2は、プレイリストDB10にアクセスし、ステップS1で入力されたユーザIDの既に作成されているプレイリストを取得する(ステップS9)。更に、検索部2は、ステップS7でキーワードが一致すると判定された番組を、ステップS9で取得されたプレイリストに追加して、プレイリストを更新する(ステップS10)。続いて、検索部2は、コンピュータネットワーク17を介して、ステップS10で得たプレイリストを、端末装置18に送信する(ステップS11)。
次に、検索部2は、ユーザが、端末装置18を用いて、ステップS10で行ったプレイリストの更新を認めない旨を指示しているかどうか確認する(ステップS12)。ユーザが更新を認めない旨を指示していない場合、即ち、更新を認める場合は、検索部2は、ステップS14を実行し、その後、処理を終了する。一方、ユーザが更新を認めない旨を指示している場合は、検索部2は、ステップS10で追加した番組の削除を実行し(ステップS13)、その後、ステップS14を実行する。
ステップS14において、検索部2は、プレイリストを、ユーザIDによって特定される受信装置11に送信する。具体的には、検索部2は、プレイリストをパケット変換部3に入力する。プレイリストは、パケット変換部3によってTSパケットに変換された後、多重化部5によって、放送信号のTSパケットに多重化され、その後、変調部6によってRF信号に変換された後、伝送路17を介して受信装置11に送出される。
このように、本実施の形態における放送システム及び放送装置によれば、ユーザは、PC等の端末装置18を用いて、自己の嗜好に合った番組を簡単に見つけ出すことができる。また、見つけ出された番組は、放送装置の放送網を介して、ユーザの受信装置に送られる。よって、番組情報を受信するために、受信装置をインターネット等のコンピュータネットワークに接続する必要はなく、受信装置の設置が煩雑になることが回避される。
また、本実施の形態においては、ユーザが端末装置18を用いて検索した番組は、検索が行われる度に蓄積されて行くが、検索された番組であってもユーザにとって不必要な場合がある。このため、本実施の形態では、ユーザの指示に応じて、検索部2が番組リストに含まれる番組を削除することができるようになっている。
この点について図7を用いて説明する。図7は、ユーザが端末装置によって放送装置にアクセスしてプレイリストの編集を行った場合における放送装置の処理について示すフロー図である。なお、以下の説明においても適宜図1〜図5を参酌する。
図7に示すように、先ず、ユーザが、端末装置18を用いて、ユーザIDを入力すると、検索部2は、認証処理を行い(ステップS21)、入力されたユーザIDが登録されているかどうか判定する(ステップS22)。一致しない場合は、検索部2は、端末装置18に認証拒否を通知し(ステップS23)、待機状態となる。一方、一致する場合は、検索部2は、受信装置11を特定すると共に、検索ログDB7に、検索ログを格納させる(ステップS24)。なお、ステップS21〜S24は、図6に示したステップS1〜S4と同様のステップである。
次に、検索部2は、端末装置18を介して、ユーザからのプレイリストの編集指示を受け付けると(ステップS25)、プレイリストDB10にアクセスし、ステップS21で入力されたユーザIDのプレイリストを取得する(ステップS26)。更に、検索部2は、コンピュータネットワーク17を介して、取得したプレイリストを端末装置18に送信する(ステップS27)。この結果、ユーザの端末装置18の表示画面には、プレイリストが表示され、ユーザは、表示されたプレイリストを見ながら、各番組が必要かそうでないかを検討することができる。
続いて、検索部2は、ユーザによるプレイリストの編集を受け付ける(ステップS28)。具体的には、ユーザが、端末装置18を介して、必要でない番組を指示した場合は、検索部2は、指示された番組をプレイリストから削除し、プレイストを更新する。そして、検索部2は、更新された新たなプレイリストをプレイリストDB10に格納させる(ステップS29)。
その後、検索部2は、更新された新たなプレイリストを、ユーザIDによって特定される受信装置11にも送信し(ステップS30)、処理を終了する。なお、ステップS30は、図6に示したステップS14と同様のステップである。このように、本実施の形態によれば、ユーザは、番組の検索処理の後、プレイリストの編集を行うことができ、本当に必要な情報だけを取得することができる。
本実施の形態においては、検索部2は、上述したように、WWWサーバであり、コンピュータに、図6に示すステップS1〜S14を具現化させるプログラムをインストールし、このプログラムを実行することによって、構築することができる。また、検索部2は、放送装置1の他の部分とは別の場所に配置されていても良い。
また、本実施の形態において、検索ログDB7、ユーザデータベースDB8、番組DB9及びプレイリストDB10は、一又は複数の記憶装置(例えば、ハードディスク)によって構成することができる。更に、これらのDB7〜10は、検索部2を構成するコンピュータとは別の一又は複数のコンピュータで構成されたファイルサーバであっても良い。DB7〜10も、検索部2と同様に、放送装置1の他の部分とは別の場所に配置されていても良い。
以上、本発明によれば、ユーザは自己の嗜好に合った番組を容易に探し出すことができる。また、受信装置の設置を容易なものとできる。よって、本発明の放送システム、及びそれに用いられる放送装置は、産業上の利用可能性を有する。
1 放送装置
2 検索部
3 パケット変換部
4 放送信号送出部
5 多重化部
6 変調部
7 検索ログデータベース
8 ユーザデータベース
9 番組データベース
10 プレイリストデータベース
11 受信装置
12 制御部
13 復調部
14 解析部
15 映像受信部
16 伝送路(CATV網)
17 コンピュータネットワーク(インターネット)
18 端末装置
2 検索部
3 パケット変換部
4 放送信号送出部
5 多重化部
6 変調部
7 検索ログデータベース
8 ユーザデータベース
9 番組データベース
10 プレイリストデータベース
11 受信装置
12 制御部
13 復調部
14 解析部
15 映像受信部
16 伝送路(CATV網)
17 コンピュータネットワーク(インターネット)
18 端末装置
Claims (8)
- 伝送路を介して番組の放送信号を送出する放送装置と、前記伝送路を介して前記放送信号を受信する複数の受信装置とを備えた放送システムであって、
前記放送装置は、前記伝送路とは別のコンピュータネットワークを介して外部の端末装置に接続される検索部を備え、
前記検索部は、前記端末装置から、前記複数の受信装置のいずれかを特定する識別子と共にキーワードが入力されると、前記放送装置が放送を予定している番組の番組情報に基づいて、前記キーワードに対応する番組を抽出し、抽出した前記番組を、前記伝送路を介して、前記識別子によって特定される受信装置に送信することを特徴とする放送システム。 - 前記番組情報が、番組のタイトル、番組のジャンル、番組のテーマ、番組内で使用される固有名詞、及び番組の出演者の名前を少なくとも含む情報である請求項1に記載の放送システム。
- 前記検索部が、抽出した前記番組を前記識別子毎に蓄積して、前記識別子毎の番組リストを生成し、更に、生成した前記番組リストを、前記伝送路を介して、前記識別子によって特定される受信装置に送信する請求項1に記載の放送システム。
- 前記検索部が、前記識別子と、前記複数の受信装置それぞれ毎に付された受信装置識別子とを関連付けて登録している請求項1に記載の放送システム。
- 複数の受信装置に向けて、伝送路を介して番組の放送信号を送出する放送装置であって、
前記放送装置は、前記伝送路とは別のコンピュータネットワークを介して外部の端末装置に接続される検索部を備え、
前記検索部は、前記端末装置から、前記複数の受信装置のいずれかを特定する識別子と共にキーワードが入力されると、前記放送装置が放送を予定している番組の番組情報に基づいて、前記キーワードに対応する番組を抽出し、抽出した前記番組を、前記伝送路を介して、前記識別子によって特定される受信装置に送信することを特徴とする放送装置。 - 前記番組情報が、番組のタイトル、番組のジャンル、番組のテーマ、番組内で使用される固有名詞、及び番組の出演者の名前を少なくとも含む情報である請求項5に記載の放送装置。
- 前記検索部が、抽出した前記番組を前記識別子毎に蓄積して、前記識別子毎の番組リストを生成し、更に、生成した前記番組リストを、前記伝送路を介して、前記識別子によって特定される受信装置に送信する請求項5に記載の放送装置。
- 前記検索部が、前記識別子と、前記複数の受信装置それぞれ毎に付された受信装置識別子とを関連付けて登録している請求項5に記載の放送装置。
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---|---|---|---|---|
JP2010158026A (ja) * | 2008-12-30 | 2010-07-15 | Nhn Corp | 番組放送中に総合検索サービスを提供する方法及び装置 |
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WO2022070908A1 (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-07 | 株式会社ドワンゴ | 動画配信装置、動画配信方法、および、記録媒体 |
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2006
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Legal Events
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