JP2008098717A - トーン信号検出方法および装置 - Google Patents

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Taku Matsuda
卓 松田
Koutaro Miyazawa
功太郎 宮澤
Hirotoshi Hirose
浩稔 広瀬
Hiroyuki Iguchi
博之 井口
Satoru Ishigaki
悟 石垣
Narimoto Horiie
成元 堀家
Nozomi Hara
望 原
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Abstract

【課題】RBT信号やBT信号を通常の音声信号と識別して検出する。
【解決手段】μlaw形式のデータの無音期間とそれに続く有音期間を1周期としてこれを繰り返す電話用のRBT又はBT等のトーン信号を検出するトーン信号検出方法である。入力する前記データについて順次演算した論理積の値が所定の範囲内であるときを無音状態として検出し、該検出された無音状態の継続時間とそれに続く有音状態の継続時間を検出し、該両継続時間がそれぞれ対応した所定の範囲内にあり且つ前記無音状態と前記有音状態が所定回数繰り返されたとき、前記入力データを前記トーン信号と判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電話通信における呼出音としてのRBT(リングバックトーン)や話中音としてのBT(ビジートーン)等のトーン信号を検出する方法および装置に関するものである。
図8はMCA(マルチチャネルアクセス)システムを付属させた電話通信システムの構成を示す図であり、100は構内交換機(PBX)101および内線電話機102を有する構内電話システム、200はMCA回線制御装置本体201およびコーディック202を有するMCA回線制御装置、300はMCA電話機301およびコーディック302を有するMCA端末局である。構内電話システム100とMCA回線制御装置200はμlaw形式のデータのデジタル回線(有線)で接続され、MCA回線制御装置200とMCA端末局300は低ビットレートのデジタル回線(無線)で接続されている。なお、内線電話機102やMCA電話機301は複数が設置されるが、ここでは1台のみを示した。
MCA電話機301から内線電話機102に発呼した場合、MCA回線制御装置本体201から構内交換機101に対するシグナルが起動され、続いて選択信号(DTMF信号)が送出される。構内交換機101は選択信号の解析の後、対象の内線電話機102がアイドル状態の場合、その内線電話機102に対して呼出(ベル鳴動)を行うとともに、MCA回線制御装置200に対してRBT信号を送出する。このRBT信号は、コーディック202よる狭帯域音声符号化処理の後にMCA端末局300に送られ、コーディック302による復号処理の後にMCA電話機301に送出される。なお、対象の内線電話機102が話中であった場合は、構内交換機101がMCA回線制御装置200に対してBT信号を送出する。このBT信号も、コーディック202よる狭帯域音声符号化処理の後にMCA端末局300に送られ、コーディック302による復号処理の後にMCA電話機301に送出される。
以上のように、MCA電話機301から内線電話機102に対して発呼した場合は、MCA電話機301側の発呼者は、RBT信号やBT信号を実際に聴取することによって、当該の内線電話機101が呼出中かあるいは話中かを知ることができる。
ところが、MCA回線システムは狭帯域デジタル無線システムであり、音声信号は低ビットレート(例えば、2.4kbps)で、コーディック202,302によって符号化/復号化の処理が行われるが、この処理は人間の通話音声に特化したアルゴリズムで行われるので、RBT信号やBT信号の内容(例えば、400Hzで20Hz変調)は構内交換機101が作成した本来のトーン信号から大幅に変形されてしまい、実際にMCA電話機301では聴きずらいという問題がある。
そこで、このような点を解決するために、図9に示すように、MCA回線制御装置200に構内交換機101で生成されたRBT信号やBT信号を検出するトーン信号検出部203を設けて、ここでRBT信号やBT信号が検出されたときは、それらの検出情報をMCA端末局300に送り、一方、このMCA端末局300ではRBT信号やBT信号を生成するトーン信号生成部303を設けておいて、上記検出情報がトーン信号生成部303に入力すると、その検出情報に応じてRBT信号あるいはBT信号を生成して、MCA電話機301に送出することが行われる。この手法によれば、コーディック202,302では簡単な検出情報を符号化/復号化することになるで、その検出情報が変形されることはなく、トーン信号生成部303にて本来のRBT信号やBT信号を生成させ、正常なトーン信号でMCA無線機301に送出させることができる。
上記したトーン信号検出部203としては、RBT信号とBT信号を通常の音声信号等と区別して検出することになるが、RBT信号は例えば、400Hz(20Hz変調)の音声を1秒鳴動/2秒休止を繰り返す信号であり、BT信号は400Hz(20Hz変調)の音声を0.5秒鳴動/0.5秒休止を繰り返す信号であるので、これらを正確に識別する必要がある。
従来のトーン信号検出手法としては、特許文献1の図3にリンガ検出回路が記載されている。また、特許文献2の図1にダイアルトーン信号信号検出用のバンドパスフィルタが記載されている。
特許第2506765号公報 特開平7−250136号公報
ところが、特許文献1に記載のリンガ検出回路については、鳴動信号のパターンを検出するとの記載があるが、それ以上の詳しい説明はない。また、特許文献2に記載のバンドパスフィルタは、特定の単一周波数成分を選択する機能のみであり、パターン検出を行うことはできない。すなわち、特許文献1および2に記載の技術では、前記したRBT信号やBT信号を識別して検出することができない。
本発明の目的は、RBT信号やBT信号を通常の音声信号と識別して検出することができるようにしたトーン信号検出方法および装置を提供することである。
上記した目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、μlaw形式、Alaw形式等の音声データの無音期間とそれに続く所定周波数の有音期間を1周期としてこれを繰り返す電話用のRBT又はBT等のトーン信号を検出するトーン信号検出方法であって、入力する前記音声データについて順次演算した論理積の値が所定の範囲内であるときを無音状態として検出し、該検出された無音状態の継続時間とそれに続く又はその直前の有音状態の継続時間を検出し、該両継続時間がそれぞれ対応した所定の範囲内にあり且つ前記無音状態と前記有音状態が所定回数繰り返されたとき、前記入力音声データを前記トーン信号と判定することを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、μlaw形式、Alaw形式等の音声データの無音期間とそれに続く所定周波数の有音期間を1周期としてこれを繰り返す電話用のRBT又はBT等のトーン信号を検出するトーン信号検出装置であって、入力する前記音声データについて順次論理積を演算し得られた値が所定の範囲内にあるときを無音状態として検出する第1の処理部と、該第1処理部で検出された無音状態の継続時間とそれに続く又はその直前の有音状態の継続時間を検出する有音/無音時間測定部、および該有音/無音時間測定部で測定された有音時間と無音時間がそれぞれ対応した所定の範囲内にあり且つ前記無音状態と前記有音状態が所定回数繰り返されたとき前記入力音声データを前記トーン信号と判定するトーン信号判定部からなる第2の処理部と、を備えることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、μlaw形式、Alaw形式等の音声データの無音期間とそれに続く所定周波数の有音期間を1周期としてこれを繰り返す電話用のRBT又はBT等のトーン信号を検出するトーン信号検出方法であって、入力する前記音声データについて順次演算した論理積の値が所定の範囲内であるときを無音状態として検出し、該検出された無音状態の継続時間とそれに続く又はその直前の有音状態の継続時間を検出し、該両継続時間がそれぞれ対応した所定の範囲内にあり且つ前記無音状態と前記有音状態が所定回数繰り返されたとき、前記入力音声データを前記トーン信号と仮判定し、該仮判定したトーン信号の前記有音状態の周波数が所定値であるとき真のトーン信号と判定するようにしたことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、μlaw形式、Alaw形式等の音声データの無音期間とそれに続く所定周波数の有音期間を1周期としてこれを繰り返す電話用のRBT又はBT等のトーン信号を検出するトーン信号検出装置であって、入力する前記音声データについて順次論理積を演算し得られた値が所定の範囲内にあるときを無音状態として検出する第1の処理部と、該第1処理部で検出された無音状態の継続時間とそれに続く又はその直前の有音状態の継続時間を検出する有音/無音時間測定部、該有音/無音時間測定部で測定された有音時間と無音時間がそれぞれ対応した所定の範囲内にあり且つ前記無音状態と前記有音状態が所定回数繰り返されたとき前記入力音声データを前記トーン信号と仮判定するトーン信号仮判定部、および該トーン信号仮判定部で判定されたトーン信号の前記有音状態の周波数が所定値であるとき真のトーン信号と判定する総合トーン信号判定部からなる第2の処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、無音状態を検出してから無音と有音のパターンを検出し、さらには有音の周波数を検出するので、RBT信号やBT信号等のトーン信号に対して高い識別能力を発揮し、精度高くこれらを検出することができる。
[第1の実施例]
図1は本発明の第1の実施例のトーン信号検出装置の構成を示すブロック図であり、図9のトーン信号検出部203として使用可能なものである。10は入力信号から無音を検出する第1処理部、20は検出した無音から、無音/有音の周期パターンを検出する第2処理部である。
ここでは、図9で説明した構内電話システム100の構内交換機101からMCA回線制御装置200に送出されてくる音声信号が、μlaw形式(ITU_T G.711規格)のデータ(サンプリング周波数が8kHz、量子化ビットが8ビット)である場合について説明する。このデータは、16進数表示では、正側の最大値が80で最小値がFF、負側の最大値が00で最小値が7Fであるので、本実施例では正側および負側のレベルの低い信号も無音として扱うために、正側の無音をFF/FEとし、負側の無音を7F/7Eとする。なお、Alaw形式の偶数ビットを反転する前のデータ(サンプリング周波数が8kHz、量子化ビットが8ビット)は、正側の最大値がFFで最小値が80、負側の最大値が7Fで最小値が00であるので、正側の無音を80/81とし、負側の無音を00/01として、同様に扱うことができる。
第1処理部10における無音検出は、上記データが入力する毎(125μs毎)に論理積を順次とり(最初は連続する2個のデータの論理積をとり、次回からはその論理積結果と入力データとの論理積をとる)、これを160回(20ms)繰り返したときの最終論理積データがFF/7F/FE/7Eのいずれかであるとき、無音と判定し、それ以外を有音と判定する。そして、160個の論理積をとる毎に論理積結果をクリアすることで、20ms毎に無音/有音を示す検出信号が得られる。図2は、このようにして、入力するRBT信号に対して無音/有音を検出した結果の波形を示す図である。
第2処理部20は、図1に示したように、無音/有音時間測定部21とパターン判定によるトーン信号判定部22とからなる。図3は無音/有音時間判定部21における処理のフローチャート(SDL図)である。SDLは、仕様記述言語であり、ITU-T Z.100の勧告による国際標準規格となっている。なお、このフローチャート(SDL図)による処理は、コンピュータにより行われるが、コンピュータの構成等については周知であるので、ここでは説明は省略する。
ここでは、今回の無音測定時間を計測する無音測定タイマMT、前回測定した無音測定時間を格納する無音測定タイマMT1、前々回測定した無音測定時間を格納する無音測定タイマMT2、今回の有音測定時間を計測する有音測定タイマUT、前回測定した有音測定時間を格納する有音測定タイマUT1、前々回測定した有音測定時間を格納する有音測定タイマUT2を用意する。なお、タイマMT1,MT2,UT1,UT2は実質はメモリである。アイドル状態(S101)において、CPU(図示せず)からトーン信号検出開始指示を受ける(S102)と、第1処理部10で処理された結果(FF/7F/FE/7Eのいずれかの検知で無音が検知されたか)が判定される(S103)。無音であれば、無音測定タイマMTが動作を開始し(S104)、無音測定状態(S106)となる。有音であれば、有音測定タイマUTが動作を開始し(S105)、有音測定状態(S107)となる。
無音測定状態(S106)において、有音が検知された(S108)ときは、無音測定タイマMTを停止(S109)し、無音測定タイマMT1にセットしていた時間を無音測定タイマMT2にコピーし(S110)し、無音測定タイマMTの時間を無音測定タイマMT1にコピーして(S111)から、無音測定タイマMTをクリアする(S112)。そして、有音測定タイマUTを動作開始させ(S113)て、有音測定状態(S107)に入る。このように、無音測定状態で有音が検知されたときは、今回の無音測定時間がタイマMT1にコピーされ、前回の無音測定時間がタイマMT2にコピーされてから、有音測定タイマUTが測定を開始する。
一方、無音測定状態(S106)において、内線応答があったとき(S114)は、無音測定タイマMTの停止(S115)、無音測定タイマMTのクリア(S116)、無音測定タイマMT1,MT2のクリア(S117)、有音測定タイマUT1,UT2のクリア(S118)を行い、アイドル状態(S101)に戻る。このように、無音測定状態で内線応答があると、それまでの無音測定タイマMT、MT1,MT2、有音測定タイマUT1,UT2の全部がクリアされて、アイドル状態に戻る。このとき、有音測定タイマUTは動作していないので、クリアの必要はない。
有音測定状態(S107)において、無音が検知された(S119)ときは、有音測定タイマUTを停止(S120)し、有音測定タイマUT1にセットしていた時間を有音測定タイマUT2にコピーし(S121)し、有音測定タイマUTの時間を有音測定タイマUT1にコピーして(S122)から、有音測定タイマUTをクリアする(S123)。そして、無音測定タイマMTを動作開始させ(S124)て、無音測定状態(S106)に入る。このように、有音測定状態で無音が検知されたときは、今回の有音測定時間がタイマUT1にコピーされ、前回の有音測定時間がタイマUT2にコピーされてから、無音測定タイマMTが計測を開始する。
一方、有音測定状態(S107)において、内線応答があったとき(S125)は、有無音測定タイマUTの停止(S126)、有音測定タイマUTのクリア(S127)、有音測定タイマUT1,UT2のクリア(S128)、無音測定タイマMT1,MT2のクリア(S129)を行い、アイドル状態(S101)に戻る。このように、有音測定状態で内線応答があると、それまでの有音測定タイマUT、UT1,UT2、無音測定タイマMT1,MT2の全部がクリアされて、アイドル状態に戻る。このとき、無音測定タイマMTは動作していないので、クリアの必要はない。
この有音/無音時間測定部21では、以上のようにして、無音または有音のタイマMT1,MT2、UT1,UT2に測定時間が格納される。入力信号がRBT信号である場合には、このタイマMT1,MT2、UT1,UT2の値は、図2に対応させると、時間ta=MT2、時間tb=UT2、時間tc=MT1、時間td=UT1となる。
図4は図1のトーン信号判定部22における処理のフローチャートである。ここでは、トーン信号検知制限時間タイマSTを用いる。その制限時間は、図2の検出開始から任意の判定に余裕を持たせた時間T1である。アイドル状態(S201)でCPU(図示せず)からトーン信号検知開始の指示を受ける(S202)と、トーン信号検知制限時間タイマSTが動作を開始し(S203)、トーン信号検知状態(S204)に入る。このように、トーン信号検知の指示があると、トーン信号検知制限時間タイマSTが動作を開始する。
トーン信号検知状態(S204)において、内線応答があったとき(S205)は、内線応答(S206)の状態に入る。また、トーン信号検知制限時間タイマSTが時間T1を計測してタイムアウトしたとき(S207)は、トーン信号検知不可を通知し(S208)、内線応答(S206)の状態に入る。
さらに、有音/無音の変化があったとき(S209)は、有音/無音の周期がRBT信号のパターンに合致しているか否かを判定し(S210)、そうであればRBTパターン検知信号を出力して(S211)、トーン信号検知状態(S204)に戻る。RBT信号については、有音部が900〜1100ms、無音部が1800〜2200msの範囲にあり、これが2回連続して検出されたとき、RBTパターンと判定する。ステップS210で有音/無音の周期がRBTのパターンに合致していないときは、次にBTパターンに合致しているか否かを判定し(S212)、そうであればBTパターン検知信号を出力して(S213)、トーン信号検知状態(S204)に戻る。BT信号については、有音部が450〜550ms、無音部が450〜550msの範囲にあり、これが2回連続して検出されたとき、BTパターンと判定する。なお、BTパターンと検知されない場合もトーン信号検知状態(S204)に戻る。
以上のようにして、第2処理部20では、RBT信号検出、BT信号検出、その他の信号の検出が行われるので、この検出情報を図9のMCA回線制御装置本体201に送出すればよい。
[第2の実施例]
ところで、上記実施例ではFF/7F/FE/7Eを無音として検出している。このように無音範囲を決めた場合、MAC回線制御装置200に直接接続された構内交換機101からデジタル信号によってRBT信号やBT信号が入力する場合は特別な問題は発生しない。しかし、構内交換機101からアナログ信号によってRBT信号やBT信号が入力する場合、特に複数段の構内交換機を経由して内線電話機102が接続されていて末端の構内交換機からそのトーン信号が発生しているような場合において、これをデジタル化してからMCA回線制御装置200に取り込む場合、MCA回線制御回路200のトーン信号検出部203が正しく無音検知する可能性が低下する。これは、無音判定基準を緩くする(無音範囲を広くする)ことで、ある程度回避することができる。しかし、無音判定基準を緩くすると、本来の有音を無音として誤検知する可能性が高くなる。
そこで、第2の実施例では、有音を検知するする際に、FFT(Fast Fourier Transfomer)を使用し、RBT信号やBT信号の周波数を解析して、トーン信号の判定材料とする。
図5はこの第2の実施例のトーン信号検出装置の構成を示すブロック図である。図1で説明したものと同じものには同じ符号を付けた。第2処理部20Aの無音/有音時間測定部21は第1の実施例と同じであるが、トーン信号判定部22はトーン信号仮判定部22Aに置き換え、さらにFFT解析部23と総合トーン信号判定部24を追加している。FFT解析部23では入力する信号の周波数を検出する。総合トーン信号判定部24では、FFT解析部23で検出された周波数SP2を取り込み、これがトーン信号仮判定部22Aで仮判定されたRBT信号やBTの周波数に合致するかどうかを判定する。なお、FFT解析部23ではFFT解析間隔タイマFT、今回の測定周波数が格納される周波数メモリSP1、前回の測定周波数が格納される周波数メモリSP2、前々回の測定周波数が格納される周波数メモリSP3を備える。
図6はFFT解析部23の処理のフローチャートである。アイドル状態(S301)において、CPU(図示せず)からトーン信号検知開始の指示を受ける(S302)と、トーン信号検知状態(S303)に入る。このトーン信号検知状態(S303)において、有音が検知される(S304)と、FFT解析間隔タイマFTが動作を開始し(S305)、FFT解析状態(S306)に入る。
FFT解析状態(S306)では、内線応答がある(S307)と、FFT解析間隔タイマFTの停止(S308)、同タイマFTのクリア(S309)、周波数メモリSP1,SP2,SP3のクリア(S310)を行い、アイドル状態(S301)に戻る。また、無音が検知された(S312)ときも同様である。
FFT解析間隔タイマFTがタイムアウトする(S312)と、周波数メモリSP3に周波数SP2の内容を代入し(S313)、その周波数メモリSP2に周波数メモリSP1の内容を代入し(S314)、その周波数メモリSP1に今回の解析結果の周波数SPを代入する(S315)。そして、周波数メモリSP1,SP2,SP3の内容(周波数)がSP2=SP1、且つSP3=SP2であれば(S316,S317)、測定周波数がSP2であるとして検知し(S318)する。この検知があった後およびSP2≠SP1、SP3≠SP2の時は、続けてFFT解析間隔タイマFTを開始して(S305)、FFT解析状態(S306)に戻る。以上のように、所定の時間間隔毎に入力信号の周波数を検出し、今回、前回、前々回の3つの測定時点での検出周波数が一致するときはその周波数を検出周波数とし、そうでないときは周波数測定を継続する。
図7は総合トーン信号判定部24の処理のフローチャートである。アイドル状態(S401)において、トーン信号仮判定部22AからRBTパターンの検知信号(図4のS211に相当)が得られる(S402)と、FFT解析部23で得られた周波数SP2がRBT信号の周波数である場合(S403)に、RBTパターンの検知信号を出力して(S404)、アイドル状態(S401)に戻る。また、アイドル状態(S401)において、トーン信号仮判定部22AからBTパターンの検知信号(図4のS213に相当)が得られる(S405)と、FFT解析部23で得られた周波数SP2がBT信号の周波数である場合(S406)に、BTパターンの検知信号を出力して(S407)、アイドル状態(S401)に戻る。このように、トーン信号仮判定部22AでのRBT信号、BT信号のパターンの判定結果に対して、総合トーン信号判定部24において周波数SP2がトーン信号の周波数と一致するか否かが判定されるので、RBT信号、BT信号を正確に検出することが可能となる。
本発明の第1の実施例のトーン信号検出装置のブロック図である。 RBT信号の無音検出の動作波形図である。 第1の実施例の有音/無音時間測定部21の処理のフローチャートである。 第1の実施例のトーン信号判定部22の処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施例のトーン信号検出装置のブロック図である。 第2の実施例のFFT解析部23の処理のフローチャートである。 第2の実施例の総合トーン信号判定部24の処理のフローチャートである。 電話通信システムの構成図である。 改良した電話通信システムの構成図である。
符号の説明
10:第1処理部
20,20A:第2処理部、21:有音/無音時間測定部、22:トーン信号判定部、22A:トーン信号仮判定部、23:FFT解析部、24:総合トーン信号判定部
100:構内電話システム、101:構内交換機、102:内線電話機
200:MCA回線制御装置、201:MCA回線制御装置本体、202:コーディック、203:トーン信号検出部
300:MCA端末局、301:MCA電話機、302:コーディック、303:トーン信号生成部

Claims (4)

  1. μlaw形式、Alaw形式等の音声データの無音期間とそれに続く所定周波数の有音期間を1周期としてこれを繰り返す電話用のRBT又はBT等のトーン信号を検出するトーン信号検出方法であって、
    入力する前記音声データについて順次演算した論理積の値が所定の範囲内であるときを無音状態として検出し、該検出された無音状態の継続時間とそれに続く又はその直前の有音状態の継続時間を検出し、該両継続時間がそれぞれ対応した所定の範囲内にあり且つ前記無音状態と前記有音状態が所定回数繰り返されたとき、前記入力音声データを前記トーン信号と判定することを特徴とするトーン信号検出方法。
  2. μlaw形式、Alaw形式等の音声データの無音期間とそれに続く所定周波数の有音期間を1周期としてこれを繰り返す電話用のRBT又はBT等のトーン信号を検出するトーン信号検出装置であって、
    入力する前記音声データについて順次論理積を演算し得られた値が所定の範囲内にあるときを無音状態として検出する第1の処理部と、
    該第1処理部で検出された無音状態の継続時間とそれに続く又はその直前の有音状態の継続時間を検出する有音/無音時間測定部、および該有音/無音時間測定部で測定された有音時間と無音時間がそれぞれ対応した所定の範囲内にあり且つ前記無音状態と前記有音状態が所定回数繰り返されたとき前記入力音声データを前記トーン信号と判定するトーン信号判定部からなる第2の処理部と、
    を備えることを特徴とするトーン信号検出装置。
  3. μlaw形式、Alaw形式等の音声データの無音期間とそれに続く所定周波数の有音期間を1周期としてこれを繰り返す電話用のRBT又はBT等のトーン信号を検出するトーン信号検出方法であって、
    入力する前記音声データについて順次演算した論理積の値が所定の範囲内であるときを無音状態として検出し、該検出された無音状態の継続時間とそれに続く又はその直前の有音状態の継続時間を検出し、該両継続時間がそれぞれ対応した所定の範囲内にあり且つ前記無音状態と前記有音状態が所定回数繰り返されたとき、前記入力音声データを前記トーン信号と仮判定し、該仮判定したトーン信号の前記有音状態の周波数が所定値であるとき真のトーン信号と判定するようにしたことを特徴とするトーン信号検出方法。
  4. μlaw形式、Alaw形式等の音声データの無音期間とそれに続く所定周波数の有音期間を1周期としてこれを繰り返す電話用のRBT又はBT等のトーン信号を検出するトーン信号検出装置であって、
    入力する前記音声データについて順次論理積を演算し得られた値が所定の範囲内にあるときを無音状態として検出する第1の処理部と、
    該第1処理部で検出された無音状態の継続時間とそれに続く又はその直前の有音状態の継続時間を検出する有音/無音時間測定部、該有音/無音時間測定部で測定された有音時間と無音時間がそれぞれ対応した所定の範囲内にあり且つ前記無音状態と前記有音状態が所定回数繰り返されたとき前記入力音声データを前記トーン信号と仮判定するトーン信号仮判定部、および該トーン信号仮判定部で判定されたトーン信号の前記有音状態の周波数が所定値であるとき真のトーン信号と判定する総合トーン信号判定部からなる第2の処理部と、
    を備えることを特徴とするトーン信号検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011082776A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Nec Engineering Ltd 回線自動切断装置
JP2017539189A (ja) * 2014-12-05 2017-12-28 ネックスウィル カンパニー リミテッド 着信端末の状態分析方法および装置、およびこれを実現したプログラム

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JP2011082776A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Nec Engineering Ltd 回線自動切断装置
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