JP2008097494A - 座標入力装置および座標検出方法 - Google Patents

座標入力装置および座標検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 消費電力を低減できるようにした座標入力装置および座標検出方法を提供する。
【解決手段】 座標入力装置1は、操作面10Aの裏に導電層体11を有する電極シート10と、表面に抵抗体33が形成された抵抗体基板30と、前記電極シート10と抵抗体基板30との間に設けられたスペーサ20とを有し、抵抗体33の一端が電源50の電圧Vccに接続され、前記導電層体11が基準抵抗40を介して接地電位に接続されている。押下時に導電層体11と抵抗体33とが接触して出力電圧Voが出力されるが、非押下時は導電層体11と抵抗体33とが離れている。これにより、非押下時における消費電力の低減が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、指示体の座標位置をXY平面座標上で検出する座標入力装置に係わり、特に抵抗体を用いて座標検出を行う座標入力装置および座標検出方法に関する。
従来より、ノートパソコンなどの携帯型のコンピュータ端末装置には、タッチパッドと呼ばれる座標入力装置が搭載されている。このタッチパッドは、マウスなどと同様に端末装置の画面上に表示されたカーソルやポインタを操作するポインティングデバイスであり、ユーザの指やペン先などで操作面に触れたときに、その接触点をセンサで検知し、その接触点の座標値又は接触点の移動により座標値の変位に応じてカーソルやポインタを操作するものである。
以下の特許文献には、抵抗体をジグザグ状(蛇行状)または櫛状などに配線した抵抗体シートと、前記抵抗体と対向する面側に導電膜が設けられた導電シートとから構成される座標入力装置が開示されている。
実開平1−68541号公報 特開昭59−105185号公報 特開昭61−292730号公報 特開2004−70771号公報
しかしながら、上記いずれ引用文献に記載された座標入力装置では、常に抵抗体に対して所定の電圧または電流を与えておくことが必要である。したがって、常に抵抗体では電力が消費されていることになるので、消費電力を低減しにくいという問題がある。このため、バッテリーで駆動される、モバイル型ノートパソコンなどの携帯型のコンピュータ端末装置には不向きであるという問題がある。
また上記いずれ引用文献に記載された座標入力装置は、押圧された1点の座標を検出するものであり、2点が同時に押圧されたとき2点の座標をそれぞれ検出することは不可能であった。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、未使用には電源ラインから切り離されるようにして消費電力を低減できるようにした座標入力装置を提供することを目的としている。
また本発明は、2点が同時に押圧された場合であっても、2点の座標をそれぞれ検出することを可能とした座標検出方法を提供することを目的としている。
本発明は、所定の平面領域を有する基板上に、互いに重なることなく一定の間隔を置いて配線された少なくとも一本以上の直線または曲線で形成された抵抗体が設けられた抵抗体基板と、可撓性を有するシートの一面に形成された導電体層を有するとともに前記導電体層が前記抵抗体に対向配置された電極シートと、一端が前記導電体層に接続された基準抵抗と、前記抵抗体基板と前記電極シートとの間に設けられ、非押下時には前記抵抗体と前記導電体層との間に所定の間隔を形成して絶縁状態を保持するとともに、押下時には前記導電体層と前記抵抗体との導通状態を許容するスペーサと、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、押下時(操作時)のみに導電体層と抵抗体とが接触し、非押下時(非操作時)には導電体層と抵抗体とは接触することがないため、座標入力装置全体の消費電力を低減することができる。
上記においては、例えば、前記抵抗体が、ジグザグ状に形成された一本の抵抗線の両端に折り返し部が設けられており、一方の端部の折り返し部と他方の端部の折り返し部との間に設けられたすべての抵抗線が同じ抵抗値で形成され、且つ前記折り返し部が導体で形成されているものである。
上記手段によれば、抵抗体を用いた平面型の座標入力装置を構成することができる。しかも折り返し部を導体で形成したことから、折り返し部の抵抗値が局部的に大きくまたは小さく形成されることがない。よって、抵抗体の長さに対する抵抗値の直線性を良くすることができる。このため、このような抵抗体を用いて求めた出力電圧の検出精度を高めることができる。
または、前記抵抗体が、半径の異なる複数の円弧状の抵抗線を、円の中心と外周との間に所定のピッチで同心円状に配置したものであり、前記抵抗線の一端を先端とし、他端を終端としたときに、内側の抵抗線の先端とその外側に位置する直近の抵抗線の終端とが導電性の連結線を介して連結されるものである。
このような構成でも、抵抗体を用いた平面型の座標入力装置を構成することができる。
あるいは、前記抵抗体が、所定の間隔で並ぶ複数の抵抗線と、前記抵抗線の一端を先端とし、他端を終端としたときに、隣り合う抵抗線の前記先端どうしが所定の抵抗値を有する連結線で連結されるものである。この場合には、すべての前記抵抗線とすべての前記連結線とが同じ抵抗値で形成されるものが好ましい。
上記手段では、櫛状の抵抗体を用いた場合であっても、ジグザグ状の抵抗体同様に、検出精度の高い平面型の座標入力装置とすることができる。
さらには、前記抵抗体が、半径の異なる複数の円弧状の抵抗線を、円の中心と外周との間に所定のピッチで同心円状に配置したものであり、前記抵抗線の一端を先端とし、他端を終端としたときに、内側の抵抗線の先端とその外側に位置する直近の抵抗線の先端とが所定の抵抗値を有する連結線を介して連結されるものである。この場合には、前記連結線の抵抗値が、その連結線の外周側に位置する直近の抵抗線と同じ抵抗値に設定されるものが好ましい。
このように、抵抗体を同心円状に形成しても、抵抗体を用いた平面型の座標入力装置を構成することができる。
また上記においては、前記スペーサが枠状に形成されるものである。
上記手段では、抵抗体と導電体層との間を、非押圧時には絶縁状態に確実に設定し、押圧時には導通接触状態に確実に設定することができる。
あるいは、前記スペーサが絶縁シートで形成されており、この絶縁シートには、前記電極シートが撓み変形させられたときに、前記抵抗体と導電体層とを接続せしめる開口穴が形成されているものである。
上記手段によれば、抵抗体と導電体層とは、予め定めた開口穴を介してのみ接触することができ、抵抗体と導電体層との接触位置を限定することができる。よって、消費電力の低減および動作処理の高速化などを図ることができる。
また本発明は、前記いずれかに記載の座標入力装置を用いた座標検出方法であって、
前記抵抗体の一方の端部を始端、他方の端部を終端および前記基準抵抗の他方の端部を接地電位としたときに、
(a)所定の電圧を、前記抵抗体の始端に印加し、前記接地電位に対する前記基準抵抗の一端の電位を第1の電圧として検出する工程と、
(b)所定の電圧を、前記抵抗体の終端に印加し、前記接地電位に対する前記基準抵抗の一端の電位を第2の電圧として検出する工程と、
(c)前記第1の電圧から第1の接触点の座標を求め、前記第2の電圧から第2の接触点の座標を求める工程と、
を有することを特徴とするものである。
上記手段によれば、操作面に対して同時に接触した2点の座標位置を検出することができる。このため、様々なアプリケーションも用いることができる。
本発明の座標入力装置によれば、非押圧時には電極シート側の導電体層と抵抗体基板側の抵抗体とが離れており、押圧時のみに接触する構成であるので、消費電力することができる。
また本発明の座標検出方法によれば、操作面に対して2点が同時に押圧された操作が行われた場合でも、2点の座標をそれぞれ検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る座標入力装置の全体の構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、本発明の座標入力装置1は、主にユーザの指やペン先などのような指示体2により操作される操作面を有している電極シート10と、この電極シート10に対して対向配置された抵抗体基板30とを有し、前記電極シート10と抵抗体基板30との間に設けられたスペーサ20とから構成されている。このような、座標入力装置1は、例えばノート型コンピュータ(ノートPC)の操作面にキーボートとともに併設されている。
電極シート10は、例えばPETなど可撓性のフィルムシートを母材としており、その表面(Z1側の面)には操作面10Aが設けられている。電極シート10の下面(Z2側の面)には金、銀または銅、あるいはこれらを含む合金などを薄膜状に成膜して、あるいは樹脂と混合して形成した導電体層11が所定の面積で形成されている。この導電体層11は電極として機能するものであり、電極を形成する導電体層11のほぼ一面すべてが同電位に形成されている。
抵抗体基板30は、例えばガラスエポキシ樹脂など絶縁性の基板31を有しており、この基板31の表面(対向面)32の所定の平面領域内には抵抗体33が露出された状態で形成されている。なお、抵抗体33の詳細については各実施の形態として後述する。
スペーサ20は絶縁材料で形成されており、抵抗体33が形成された抵抗体基板30の対向面(上面)と、導電体層11が形成された電極シートの対向面(下面)との間に設けられている。図1に示す実施の形態のスペーサ20は枠形状をしており、その内側は板厚方向に貫通する開口部20aが形成されている。抵抗体33と導電体層11とは開口部20aを介して対向するとともに、一定(スペーサ20の板厚寸法分)の間隔が保持されている。
このため、非押下時には前記間隔が保持されるため、導電体層11と抵抗体33との間の絶縁状態が維持される。一方、電極シート10の操作面10AをZ2方向に押下した押下時には、前記電極シート10が撓み変形させられるため、前記導電体層11が抵抗体33の表面に接触し導通する。なお、以下においては、電極シート10の操作面10Aに対する押下点をP0とし、導電体層11と抵抗体33との接触点をP1、あるいはP2として説明する。
電極シート10には、所定の抵抗値Rdを有する基準抵抗40の一端41側が接続されている。前記抵抗体33の一端は電圧Vccからなる電源50の+端子51に接続されている。なお、この実施の形態では前記基準抵抗40の他端42と前記電源50の−端子(図示せず)はともにGNDに接続されており、基準となる接地電位(0[v])に保持されている。そして、前記基準抵抗40の一端41に、この座標入力装置1の出力端子Tが接続されており、この出力端子Tから出力電圧Voが出力される。
非押下時では、導電体層11と抵抗体33とが非接触状態にある。このため、前記抵抗体33および基準抵抗40には電圧は印加されず、したがって電流も流れないため、消費電力をほぼ0とすることができる。このとき、出力端子Tは前記基準抵抗40を介して接地電位に接続されているため、座標入力装置1の出力電圧Voの出力はほぼ0[v]である。
一方、押下時では、導電体層11と抵抗体33とが接触点P1で接触する。このとき、抵抗体33と基準抵抗40の両端に電圧Vccが印加されて電流が流れるため、抵抗体33と基準抵抗40において電力が消費される。
前記抵抗体33の一方の端部(始端)33A1と前記接触点P1までの抵抗値をRsとすると、前記座標入力装置の出力電圧Voは、基準抵抗40の抵抗値Rdと抵抗体33Aの抵抗値Rsとによる抵抗分割比Rd/(Rs+Rd)により、Vo=Rd/(Rs+Rd)・Vccに決定される。
このように、本願発明では、電流は非押下時には流れず、押下時のみに流れるようになるため、座標入力装置1の消費電力を低減することができる。よって、座標入力装置1を搭載したモバイルPCなどにおいては、バッテリー寿命を長持ちさせることが可能となる。
次に、抵抗体33の具体的な実施形態について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態に係る抵抗体を示す平面図、図3Aは接触点P1のX方向における位置と出力電圧Voとの関係を示すグラフ、図3Bは接触点P1のX方向の位置とY方向の位置との関係を示すグラフである。また図4は第1の実施の形態の変形例を示す抵抗体の平面図である。
図2に第1の実施の形態として示す抵抗体33Aは、一本の抵抗線33aが複数の折り返し部33bでジグザグ状(または蛇行状)に折り返されるとともに、互いに重なることなく一定の間隔を置いて形成されたものである。
ここで、抵抗線33aが延びる方向がY方向であり、折り返された抵抗線33aが重なった状態で延びる方向がX方向である。なお、前記複数の折り返し部33bはY方向の両端に設けられている。また最も右側に位置する抵抗線33aの先端が、抵抗体33Aの始端33A1であり、最も左側に位置する抵抗線33aの末端が、抵抗体33Aの終端33A2である。
前記抵抗線33aは、例えば銀・カーボンンと樹脂とを混合する、あるいはインジウム錫酸化物を蒸着するなどして形成されている。抵抗線33aの幅寸法は、例えば100μm程度であり、図示X方向のパターン幅(ピッチ寸法)は100μm程度である。したがって、前記基板31の表面(対向面)32には、多数のジグザグ線からなる抵抗線33aが密集する状態で配線されている。
ここで、横軸を接触点P1のX方向における位置、縦軸を出力端子Tにおける出力電圧Voとすると、両者の関係は図3Aに示すような関係になる。なお、図3A中に示す符号A,B,C,・・・Jは、図2にてY方向の一方の折り返し部33bと他方の折り返し部33bとの間に設けられる10の各抵抗線33aを示しており、符号Aが最も始端33A1側に位置する抵抗線33aであり、この隣の抵抗線33aが符号Bである。そして、符号Jが最も終端33A2側の抵抗線33aを示しているが、なお、前記符号はAないしJの10個に限られるものではなく、これよりも多くても良いし少なくてもよい。
図3Aに示すように、指示体2を操作面10A上でY方向に滑らせると、すなわち押下点P0(接触点P1)を抵抗体33Aの始端33A1から終端33A2に向かって抵抗線33aに沿って移動させると、それに逆比例して前記出力電圧Voが小さくなる。これは、始端33A1と接触点P1との間の抵抗値Rsが、指示体2の移動距離に比例して増大し、前記抵抗分割比Rd/(Rs+Rd)が比例して減少するからである。したがって、図3Aの縦軸はY方向の座標位置をも示している。
なお、図3A中の白丸印は、Y方向の座標をY0ないしY10で10等分(図1参照)し、指示体2を一定の座標Y5に一致させた状態でX1方向に順に移動させたときに、符号A,B,C,・・・Jで示す各抵抗線33aと支持体2との各接触点P1における出力電圧Voをそれぞれ示している。
一方、接触点P1のX方向の位置とY方向の位置との関係は、図3Bに示すようになる。例えば、接触点P1がAを、始端33A1から最初の折り返し部33bまでY10の方向に抵抗線33a上を移動させたときには、接触点P1のX方向の座標位置は変わらないがY方向の座標位置はY0からY10まで正の傾き(右肩上がり)で変化する。同様に、接触点P1が、Bの抵抗線33a上を最初の折り返し部33bから次の折り返し部33bまでY0方向に移動するときには、接触点P1のX方向の座標位置は一定(Bのまま)であるが、Y方向の座標位置は座標Y10からY0まで負の傾き(右肩下がり)で移動する。以下同様に、符号C,E,G,Iの範囲では接触点P1がAの抵抗線33a上を移動する場合と同様右肩上がりとなり、符号D,F,H,Jの範囲では接触点P1がBの抵抗線33a上を移動する場合と同様右肩下がりとなる。
そして、図3Aに示すように、接触点P1のX座標と、出力電圧VoおよびY座標とは一対一で対応する。このため、座標入力措置の出力電圧Voから、接触点P1の位置、すなわち指示体2の操作面10A上での座標を特定することができる。
ところで、ジグザグ線からなる抵抗線33aを形成する両端の折り返し部33bは、ほぼ180度の角度で折り返すように配線されており、この部分では抵抗体33Aの線形性が崩れ抵抗値Rsの大きさが局部的に大きくまたは小さく形成される場合がある。このため、実際の接触点P1の位置と出力電圧Voとの関係は、図3Aに示すような直線にはならず、座標入力装置の精度が低下することがある。
そこで、図4に示す実施の形態はこの点を改良したものである。図4に示す実施の形態では、前記折り返し部33bの代わりに、抵抗体33Aの端部に金、銀または銅等からなる、あるいはこれら金属と樹脂を混合した、十分低抵抗である導体性連結線(連結線)34を形成し、隣り合う抵抗線33aの間を前記導体性連結線34で連結している。このようにすると、抵抗体33Aの抵抗値Rsの大きさが局部的に大きくまたは小さく形成されることなく安定させることができる。よって、接触点P1の位置と出力電圧Voとの関係を、図3Aに示すような直線に近づけることが可能となり、より精度の高い座標入力装置とすることができる。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る抵抗体を示す平面図、図6は第2の実施の形態に係る抵抗体を用いた場合の接触点P1のX方向位置と出力電圧Voとの関係を示すグラフである。
第2の実施の形態に示す抵抗体33Bは櫛状または簾状をしている。すなわち、Y方向に直線状に形成された複数の抵抗線33aがX方向に所定のパターン間隔(ピッチ)で並べられている。各抵抗線33aはすべて同じ長さおよび同じ幅寸法で形成されており、したがって個々の抵抗線33aの全長の抵抗値はすべて同じ一定の抵抗値Ra(ただし、10・Ra=Rs)を有している。
X方向において隣り合う抵抗線33aと抵抗線33aとの間は一方の端部のみが抵抗性連結線(連結線)35を介して接続されており、他方の端部は開放端で形成されている。そして、前記抵抗性連結線35は、前記各抵抗線33aと同じ大きさの抵抗(抵抗値Ra)で形成されている。
指示体2による接触点P1の位置を符号Aの抵抗線33aに沿って、Y0側の始端33A1からY10側の他方の開放端まで移動させると、Aの抵抗線33aの抵抗値を直線的に変化させることができる。同様に、接触点P1を符号Bの抵抗線33aに沿って、Y0側の一方の端部からY10側の開放端まで移動させると、Bの抵抗線33aの抵抗値を直線的に変化させることができ、その他の抵抗線においても同様である。
ここで、抵抗性連結線35を、仮に銅などの低抵抗の導電材料で形成した場合、前記接触点P1のX方向位置と出力電圧Voとの関係は図6の一点鎖線のような非連続的なグラフとなるため、指示体2(接触点P1)の位置を特定することが不可能である。
そこで、第2の実施の形態では、前記抵抗性連結線35を低抵抗の導電材料よりも大きな抵抗値を有する抵抗材料で形成し、しかもその抵抗値の大きさを前記各抵抗線33aの全長の抵抗値と同じ値Raに設定している。
このため、符号Aの抵抗線33aの開放端の位置における電圧と、Bの抵抗線33aのY0側の先端の位置での電圧とが一致する。よって、接触点P1をAの抵抗線33aの先端からBの抵抗線33aの先端に移動させた場合、それはあたかも接触点P1をAの抵抗線33aの先端からその開放端まで移動させた場合と同様の結果となる。すなわち、電気的にはAの抵抗線33aの開放端とBの先端とは等価となり、これはその他の抵抗線においても同様である。すなわち、第2の実施の形態に示す抵抗体33Bでは、始端33A1側の位置する抵抗線33aの開放端の電位と、これに隣接する終端側の抵抗線33aの先端の電位とが同じであるため、各抵抗線33aがジグザグ線の場合同様に連続的に配線されているものと見なすことができる。したがって、接触点P1のX方向位置と出力電圧Voとの関係は、図6中の実線(図3Aと同様)で示すような連続的なものとすることができる。よって、出力電圧Voから接触点P1のX、Yの座標を特定することが可能である。
なお、第2の実施の形態に示す抵抗体33Bを用いた場合には、接触点P1のY方向の移動については、Y方向に延びしろを有するAないしJの抵抗線33aで細かく検知し、X方向の移動については各抵抗線33a間に設けた抵抗性連結線35を用いて検知することができる。よって、第2の実施の形態に示す抵抗体33Bを用いた場合においても、第1の実施の形態同様に精度の高い座標入力装置とすることが可能である。
図7は本発明の第3の実施の形態を示すに係る抵抗体を示す平面図、図8Aは第3の実施の形態に係る抵抗体を用いた場合の接触点P1の周方向の位置と出力電圧Voとの関係を示すグラフ、図8Bは接触点P1の周方向の位置と角度位置との関係を示すグラフである。
第3の実施の形態に示す抵抗体60Aは、半径方向に一定のピッチで略同心円状に形成された複数の円弧状の抵抗線61により形成されている。このような抵抗体60Aが、前記抵抗体基板30を形成する基板31の表面に露出する状態で形成されている。
なお、本実施の形態に示す抵抗体60Aは、最外周側に設けられた抵抗線61を符号Aの抵抗線61とし、順に符号B,C,・・・・Jと10本の抵抗線61で形成した場合を示しているが、抵抗線61の数は、これよりも多くてもよいし少なくともよい。
AないしJの抵抗線61は、上記同様例えば銀・カーボンと樹脂を混合する、あるいはインジウム錫酸化物を蒸着するなどして形成されている。抵抗線61の幅寸法は、例えば100μm程度であり、図示半径方向のパターン幅(ピッチ寸法)は100μm程度である。
1本の抵抗線61は、1つの円の一部に欠損部64を有する円弧状である。前記欠損部64を挟んで、1本の抵抗線61の図示右側に位置する端部を先端62、図示左側に位置する端部を末端63とする。
1本の抵抗線61は先端62から末端63までの長さ(全長)を有しており、これら全長は最外周側のAの抵抗線61が最も長く、中心のJの抵抗線61が最も短い。このため、AないしJの各抵抗線61の抵抗値は、最外周側のAの抵抗線61が最大であり、内周に向かうにしたがって順に小さくなり、中心のJの抵抗線61が最小である。
外周側の抵抗線61の末端63と、その内側に隣接する直近の抵抗線61の先端62とは金、銀又は銅等からなる、あるいはこれら金属と樹脂を混合した、十分低抵抗である導体性連結線65でそれぞれ連結されている。すなわち、抵抗体60Aは、最外周側のAの抵抗線61の先端62から中心側のAの抵抗線61の末端63まで、その間に位置するBないしIの抵抗線61を含んで全体として直列に接続されている。
そして、最外周側のAの抵抗線61の先端62を、特に始端62aと呼び、最内周側のJの抵抗線61の末端63を、特に終端63aと呼ぶことにすると、前記始端62aは電源50の+端子51に接続されているが、前記終端63aはいずれにも接続されておらず電気的には浮いた状態にある。
このような抵抗体60Aを有する座標入力装置1において、指などの指示体2で操作面10Aを押圧して移動させると、電極シート10と抵抗体60Aとがいずれかの接触点P1を介して接触する。このため、上記同様に記抵抗体60Aの始端62aと前記接触点P1までの抵抗値Rsと基準抵抗40の抵抗値Rdとの抵抗分割比Rd/(Rs+Rd)により、前記座標入力装置の出力電圧VoをVo=Rd/(Rs+Rd)・Vccとして出力される。
このため、指示体2を動かして接触点P1を、Aの抵抗線61の先端(始端62a)からJの抵抗線61の末端(終端63a)に向かって周方向に移動させると、接触点P1の周方向の位置と出力電圧Voとの関係は図8Aのグラフとして示される。同時に、接触点P1の半径方向の位置と角度位置との関係は図8Bのグラフとして示される。
なお、図8Aおよび図8Bの横軸は接触点P1の周方向の位置、すなわち接触点P1を、Aの抵抗線61の先端(始端62a)からJの抵抗線61の末端(終端63a)に向かって周方向右回りに移動させた場合として示している。したがって、横軸中の符号A,B、C・・・Jは、各AないしJの抵抗線61の長さ(全長)に相当する。また図8Bでは、便宜上、角度位置を先端62が並ぶ方向を0度の方向とし、且つ末端63が並ぶ半径方向を360度の方向としている。0度と360度との間を周方向において均等に4分割した90度ごとの方向がそれぞれX(+)、X(−)、Y(+)、Y2(−)の各方向である(図7参照)。
図8Aに示すように、接触点P1の周方向の位置と出力電圧Voとは一対一で対応する。このため、上記同様この座標入力装置では出力電圧Voを得ることにより、接触点P1の位置、すなわち指示部の操作面10A上での位置を検出し、これから座標位置を特定することができる。
図9は本発明の第4の実施の形態に係る抵抗体の平面図である。第4の実施の形態に示す抵抗体60Bは、図5に示す第2の実施の抵抗体33Bの変形例であるとともに、図7に示す図第3の実施の形態に示す抵抗体60Aの変形例でもある。
すなわち、図7同様に複数の円弧状の抵抗線61が同心円状に設けられている。ただし、各抵抗線61の末端63は図5同様の開放端で形成されている。一方、半径方向に隣り合う先端62どうしは、所定の抵抗値からなる抵抗性連結線65a,65b,65c,65d,65e,65f,65g,65h,65iを介して接続されている。
前記抵抗性連結線65aないし抵抗性連結線65iの各抵抗値の大きさは異なる。すなわち、抵抗性連結線65aは前記Aの抵抗線61と同じ大きさの抵抗で形成され、抵抗性連結線65bは前記Bの抵抗線61と同じ大きさの抵抗で形成され、抵抗性連結線65cは前記Cの抵抗線61と同じ大きさの抵抗で形成されるというように、各抵抗性連結線65aないし54Jの抵抗値はその外周に位置する直近の抵抗線61と同じ値に設定されている。
このため、第2の実施の形態同様に、Aの抵抗線61の末端63とBの抵抗線61の先端62とが同じ電圧となり、以下同様にIの抵抗線61の末端63とJの抵抗線61の先端62とが同じ電圧となる。
よって、例えば接触点P1をAの抵抗線61の始端62aからBの抵抗線61の先端62に半径方向に移動させた場合には、それはあたかも接触点P1をAの抵抗線61の始端62aから周方向右回りにAの抵抗線61の末端63まで移動させた場合と等価となり、これはその他の抵抗線でも同様である。すなわち、電気的には、外周側に位置する抵抗線61の末端63とその内側に位置する直近の抵抗線61の先端62とが接続されているのと等価と見なせることになる。
この結果、第4の実施の形態に示す抵抗体60Bを用いた場合でも、接触点P1の周方向の位置と出力電圧Voとの関係は図8Aと同様となり、接触点P1の周方向の位置と角度位置との関係は図8Bと同様となる。よって、上記同様この座標入力装置1でも出力電圧Voを得ることにより、接触点P1の位置、すなわち指示部の操作面10A上での押下点P0を検出し、その座標位置を求めることが可能である。
次に、操作面で任意の2点が同時に押下された場合において、前記2点の座標位置を検出する方法を図10、図11Aおよび図11Bを用いて説明する。
図10は本発明の座標検出方法を示す説明図、図11Aは第1の工程における接触点P1のX方向における位置と出力電圧(第1の電圧)Voとの関係を示すグラフ、図11Bは第2の工程における接触点P2のX方向における位置と出力電圧(第2の電圧)Voとの関係を示すグラフである。なお、図11Aの内容は上記図3Aと同様である。
以下においては、第1の実施の形態に係る抵抗体を用いて説明するが、その他第2ないし第4の実施の形態やこれらの変形例を用いた場合も同様に適用可能である。また図10に示すように、任意の2点の接触点P1,P2のうち、抵抗体33Aの始端33A1に近い方の接触点をP1とし、終端33A2側に近い方の接触点をP2とする。
この検出方法では、電源50の電圧Vccが抵抗体33Aの始端33A1と終端33A2に対して切り換えられて印加される。切り換えは、例えば電源50と始端33A1および終端33A2との間に設けられた切換部材52などを用いることにより実現できる。
まず第1の工程では、切換部材52を抵抗体33Aの始端33A1側(a側)に設定する。そして、抵抗体33Aの始端33A1と基準抵抗40の他端42との間に、基準抵抗40の他端42を接地電位(0基準)とする電圧Vccを印加し、このとき接地電位(0基準)に対する接触点P1の電位を検出する。
次に第2の工程では、切換部材52を抵抗体33Aの終端33A2側(b側)に切り換える。そして、抵抗体33Aの終端33A2と基準抵抗40の他端42との間に、基準抵抗40の他端42を接地電位(0基準)とする電圧Vccを印加し、このとき接地電位(0基準)に対する接触点P2の電位を検出する。
ここで、始端33A1から接触点P1までの抵抗値r1と、始端33A1から接触点P2までの抵抗値r2とを比較すると、接触点P1の方が始端33A1に近いため前者の方が小さい(r1<r2)。よって、第1の工程で検出される出力電圧Voは、前者(始端33A1から接触点P1まで)の抵抗値r1と基準抵抗40の抵抗値Rdとの抵抗分割比(r1/(r1+Rd))により定まる。このため、第1の工程における接触点P1のX方向における位置と出力電圧(第1の電圧)Voとの関係は、上記図3Aと同じ特性を示す図11Aとなる。
一方、終端33A2から接触点P1までの抵抗値r1’と、終端33A2から接触点P2までの抵抗値r2’とを比較すると、接触点P2の方が終端33A2に近いため後者の方が小さい(r1’>r2’)。よって、第2の工程で検出される出力電圧Voは、後者(終端33A2から接触点P2まで)の抵抗値r2’と基準抵抗40の抵抗値Rdとの抵抗分割比(r2’/(r2’+Rd))により定まる。このため、第2の工程における接触点P2のX方向における位置と出力電圧(第2の電圧)Voとの関係は図11Bに示すグラフとなる。
なお、図11Aと図11Bのグラフは、第1の工程および第2の工程において、抵抗体33Aに対する電圧Vccの方向が異なるだけ(始端側に印加するか終端側に印加するか)である。このため、両グラフは基本的には右肩上がりか、または右肩下がりかの違いしかない。
第3の工程では、第1の工程で検出された出力電圧(第1の電圧)Voから接触点P1の座標を求め、且つ第2の工程で検出された出力電圧(第2の電圧)Voから接触点P2の座標を求めることにより、2つの接触点P1,P2をほぼ同時に求められる。
上記において、検出された出力電圧(第1の電圧)Voまたは出力電圧(第2の電圧)Voから2つの接触点P1,P2の各座標を求めるには、例えば図12に示すような制御手段が使用される。図12は出力電圧Voから接触点P1,P2の各座標を求める制御手段の構成を示すブロック図である。
図12に示すように、制御手段80は、出力電圧VoからデジタルデータDaに変換するA/D変換部材81、デジタルデータDaと各座標とを対応付けたテーブルを記憶したメモリ82と、このメモリ82にアクセスして出力電圧VoのデジタルデータDaから対応する座標を特定する制御部83などを有するものとして構成されている。
ところで、上記の各実施の形態においては、電極シート10の下面に設けられた前記導電体層11が、抵抗体33A,33B、60Aあるいは60Bなどに対して任意の位置で接触することができる構成である。このため、前記メモリ82内のテーブル数が増えると、メモリ82の容量も増大するとともに制御部83の負担も大きくなるため、結果として処理動作に時間がかかり消費電力の増大、あるいは検出精度が低くなるなどの弊害を招く。
そこで、このような弊害を防止するには、前記電極シート10の導電体層11と抵抗体33A,33B、60Aあるいは60Bとの接触位置を制限することが有効である。
図13は接触位置を制限するための実施の形態としてスペーサの平面図を示しAはスペーサの第1例、Bはスペーサの第2例である。なお、図13のAに示す四角形状のスペーサ20Aが、図2、図5、図4に示した抵抗体33A,33B用であり、図13のBに示す円形状のスペーサ20Bが上記図7、図9に示した抵抗体60A,60B用である。
図13のA,Bに示すスペーサ20A,Bは、ともにフィルム状の絶縁シート21が用意され、前記絶縁シート21上の予め定めた複数の接触位置に開口穴21aを形成したものである。
このため、操作面10A上の押下点P0が、前記いずれかの開口穴21aに対応するものである場合には、前記電極シート10の導電体層11と抵抗体33A,33B、60Aあるいは60Bとの間が前記開口穴21aを介して導通され、前記押下点P0に対する接触位置の出力電圧Voが出力される。
一方、操作面10A上の押下点P0が、前記いずれかの開口穴21aにも対応するものでない場合には、前記電極シート10の導電体層11と抵抗体33A,33B、60Aあるいは60Bとの間が非導通状態となるため、出力電圧Voは0[v]が維持される。
よって、予め定めた所定の接触位置に対応する押下点P0が操作された場合に限り、その座標を検出することができる。
このように、上記実施の形態では、接触位置を制限し、接触位置に対応する押下点P0が押された場合に限り出力電圧Voが出力され、それ以外の場合には検出されないため、消費電力を低減することができ、さらには検出精度や検出速度を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る座標入力装置の全体の構成を示す概略構成図、 本発明の第1の実施の形態に係る抵抗体を示す平面図、 接触点P1のX方向における位置と出力電圧Voとの関係を示すグラフ、 接触点P1のX方向の位置とY方向の位置との関係を示すグラフ、 第1の実施の形態の変形例を示す抵抗体の平面図、 本発明の第2の実施の形態に係る抵抗体を示す平面図、 第2の実施の形態に係る抵抗体を用いた場合の接触点P1のX方向位置と出力電圧Voとの関係を示すグラフ、 本発明の第3の実施の形態を示すに係る抵抗体を示す平面図、 第3の実施の形態に係る抵抗体を用いた場合の接触点P1の周方向の位置と出力電圧Voとの関係を示すグラフ、 接触点P1の周方向の位置と角度位置との関係を示すグラフ、 本発明の第4の実施の形態に係る抵抗体の平面図、 第2の工程における接触点P2のX方向における位置と出力電圧(第2の電圧)Voとの関係を示すグラフ、 第1の工程における接触点P1のX方向における位置と出力電圧(第1の電圧)Voとの関係を示すグラフ、 第2の工程における接触点P2のX方向における位置と出力電圧(第2の電圧)Voとの関係を示すグラフ、 出力電圧Voから接触点P1,P2の各座標を求める制御手段の構成を示すブロック図、 接触位置を制限するための実施の形態としてスペーサの平面図、
符号の説明
1 座標入力装置
10 電極シート
11 導電体層
20 スペーサ
21a 開口穴
30 抵抗体基板
31 基板
33,33A,33B,60,70 抵抗体
34 導体性連結線(連結線)
35 抵抗性連結線(連結線)
40 基準抵抗
50 電源
65 導体性連結線
65a〜65i 抵抗性連結線
80 制御手段
81 A/D変換部材
82 メモリ
83 制御部
Rs 抵抗体の抵抗値
Rd 基準抵抗の抵抗値

Claims (10)

  1. 所定の平面領域を有する基板上に、互いに重なることなく一定の間隔を置いて配線された少なくとも一本以上の直線または曲線で形成された抵抗体が設けられた抵抗体基板と、可撓性を有するシートの一面に形成された導電体層を有するとともに前記導電体層が前記抵抗体に対向配置された電極シートと、一端が前記導電体層に接続された基準抵抗と、前記抵抗体基板と前記電極シートとの間に設けられ、非押下時には前記抵抗体と前記導電体層との間に所定の間隔を形成して絶縁状態を保持するとともに、押下時には前記導電体層と前記抵抗体との導通状態を許容するスペーサと、を有することを特徴とする座標入力装置。
  2. 前記抵抗体が、ジグザグ状に形成された一本の抵抗線の両端に折り返し部が設けられており、一方の端部の折り返し部と他方の端部の折り返し部との間に設けられたすべての抵抗線が同じ抵抗値で形成され、且つ前記折り返し部が導体で形成されている請求項1記載の座標入力装置。
  3. 前記抵抗体が、半径の異なる複数の円弧状の抵抗線を、円の中心と外周との間に所定のピッチで同心円状に配置したものであり、前記抵抗線の一端を先端とし、他端を終端としたときに、内側の抵抗線の先端とその外側に位置する直近の抵抗線の終端とが導電性の連結線を介して連結される請求項1記載の座標入力装置。
  4. 前記抵抗体が、所定の間隔で並ぶ複数の抵抗線と、前記抵抗線の一端を先端とし、他端を終端としたときに、隣り合う抵抗線の前記先端どうしが所定の抵抗値を有する連結線で連結される請求項1記載の座標入力装置。
  5. すべての前記抵抗線とすべての前記連結線とが同じ抵抗値で形成される請求項4記載の座標入力装置。
  6. 前記抵抗体が、半径の異なる複数の円弧状の抵抗線を、円の中心と外周との間に所定のピッチで同心円状に配置したものであり、前記抵抗線の一端を先端とし、他端を終端としたときに、内側の抵抗線の先端とその外側に位置する直近の抵抗線の先端とが所定の抵抗値を有する連結線を介して連結される請求項1記載の座標入力装置。
  7. 前記連結線の抵抗値が、その連結線の外周側に位置する直近の抵抗線と同じ抵抗値に設定される請求項6記載の座標入力装置。
  8. 前記スペーサが枠状に形成される請求項1ないし7のいずれかに記載の座標入力装置。
  9. 前記スペーサが絶縁シートで形成されており、この絶縁シートには、前記電極シートが撓み変形させられたときに、前記抵抗体と導電体層とを接続せしめる開口穴が形成されている請求項1ないし8のいずれかに記載の座標入力装置。
  10. 前記請求項1ないし9のいずれかに記載の座標入力装置を用いた座標検出方法であって、
    前記抵抗体の一方の端部を始端、他方の端部を終端および前記基準抵抗の他方の端部を接地電位としたときに、
    (a)所定の電圧を、前記抵抗体の始端に印加し、前記接地電位に対する前記基準抵抗の一端の電位を第1の電圧として検出する工程と、
    (b)所定の電圧を、前記抵抗体の終端に印加し、前記接地電位に対する前記基準抵抗の一端の電位を第2の電圧として検出する工程と、
    (c)前記第1の電圧から第1の接触点の座標を求め、前記第2の電圧から第2の接触点の座標を求める工程と、
    を有することを特徴とする座標検出方法。
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