JP2008097299A - 電子機器および接続検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 少ない構成で電子機器の接続状態を検知することが可能な、新規かつ改良された電子機器および接続検出方法を提供すること。
【解決手段】 他の装置と接続可能な電子機器であって、2本の信号線を含み、他の装置を接続可能に構成される接続部と、2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータを受信する受信部と、受信部で受信信号の立ち上がりを検知した場合に他の機器の接続を検知する検知部と、を含むことを特徴とする、電子機器が提供される。その結果、2本の信号線を用いて、開始状態と終了状態が対応しているデータ列、例えばUART規格に準拠するデータ列の受信によって電子機器の接続状態を検知することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子機器および接続検出方法に関する。
携帯型音楽プレーヤー等の電子機器は、ヘッドホンやスピーカー、リモコン等の外部機器(以下これらの他の機器を「アクセサリ」とも称する)が接続可能に構成されている。アクセサリを電子機器に接続することで、電子機器の操作をより便利にしたり、電子機器に内蔵されたバッテリの充電を行ったりすることができる。
このようなアクセサリが接続可能な電子機器においては、接続されたアクセサリが何であるかによって電子機器の内部状態を変更し、アクセサリが取り外された場合には電子機器の内部状態を何も接続されていない状態に素早く戻す必要がある。そのためには、アクセサリの接続および切断状態を素早くかつ正確に検知する必要がある。特許文献1には、USB(Universal Serial Bus)機器の接続を検出したときに、動作モードを選択する技術が開示されている。
特開2005−339067号公報
このようなアクセサリの接続および切断状態を検知する仕組みは、電子機器の内部で専用の回路を設けることで可能である。しかし、このような検知用の回路を電子機器の内部に設けると、電子機器本体のサイズが増加し、またコストも増加する問題がある。検知する仕組みを少ない回路構成、少ないピンやポートで行うことで、電子機器本体のサイズダウンやコストダウンに大きく寄与することとなる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、少ない構成で電子機器の接続状態を検知することが可能な、新規かつ改良された電子機器および接続検出方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、他の装置と接続可能な電子機器であって、2本の信号線を含み、他の装置を接続可能に構成される接続部と、2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信する受信部と、受信部で受信信号の立ち上がりを検知した場合に他の機器の接続を検知する検知部と、を含むことを特徴とする、電子機器が提供される。
かかる構成によれば、接続部は2本の信号線を含んで、他の装置を接続可能に構成され、受信部は接続部の2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータを受信し、検知部は受信部で受信信号の立ち上がりを検知した場合に他の機器の接続を検知する。その結果、2本の信号線を用いて受信信号の立ち上がりを検知することで、他の機器が接続部に接続されたことを知ることができる。
上記電子機器は、消費電力の少ないモードであるスリープモードと、通常動作モードであるアクティブモードとを備え、スリープ状態において検知部で他の機器の接続を検知した際にはスリープ状態からアクティブ状態に変更してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、他の装置と接続可能な電子機器であって、2本の信号線を含み、他の装置を接続可能に構成される接続部と、2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信する受信部と、受信部で終了状態のデータを受信出来なかった場合に発生する割り込みによって他の機器の切断を検知する検知部と、を含むことを特徴とする、電子機器が提供される。
かかる構成によれば、接続部は2本の信号線を含んで、他の装置を接続可能に構成され、受信部は接続部の2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信し、検知部は受信部で終了状態のデータを受信出来なかった場合に発生する割り込みによって他の機器の切断を検知する。その結果、2本の信号線を用いて終了状態のデータを受信出来なかった場合に発生する割り込みを検知することで、他の機器が接続部から取り外されたことを知ることができる。
検知部による検知は、受信信号の立下りを検出できないことによって行ってもよい。
開始状態と終了状態が対応しているデータ列はUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)規格に準拠するものであり、検知部は、UART規格においてスタートビットを検出した後にストップビットが検出されたなったことにより他の機器の切断を検知するようにしてもよい。
検知部による終了状態の検知は、所定時間繰り返して行ってもよい。かかる構成によれば、検知部は終了状態の検知を所定時間繰り返して行う。その結果、単なる通信エラーによる割り込みなのか、接続部から機器が外されたことによる割り込みなのかを判別することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、他の装置と接続可能な電子機器の接続検出方法であって、2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信する受信ステップと、受信ステップで受信信号の立ち上がりを検知した場合に他の機器の接続を検知する検知ステップと、を含むことを特徴とする、接続検出方法が提供される。
かかる方法によれば、受信ステップは2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信し、検知ステップは受信ステップで受信信号の立ち上がりを検知した場合に他の機器の接続を検知する。その結果、2本の信号線を用いて受信信号の立ち上がりを検知することで、他の機器が接続されたことを知ることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、他の装置と接続可能な電子機器の接続検出方法であって、2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信する受信ステップと、受信ステップで終了状態のデータを受信出来なかった場合に発生する割り込みによって他の機器の切断を検知する検知ステップと、を含むことを特徴とする、接続検出方法が提供される。
かかる方法によれば、受信ステップは2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信し、検知ステップでは受信ステップで終了状態のデータを受信出来なかった場合に発生する割り込みによって他の機器の切断を検知する。その結果、2本の信号線を用いて終了状態のデータを受信出来なかった場合に発生する割り込みを検知することで、他の機器が取り外されたことを知ることができる。
以上説明したように本発明によれば、2本の信号線を用いて、開始状態と終了状態が対応しているデータ列、例えばUART規格のデータ列の受信によって電子機器の接続状態を検知することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの形状について説明する。本発明の一実施形態にかかる電子機器は、携帯型音楽再生装置のようにコネクタを介して他の機器と接続可能な構成を有する。
図1〜図3は、本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの形状について説明する説明図である。以下、図1〜図3を用いて本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの形状について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの形状について説明する正面斜視図である。図2は、本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの形状について説明する背面斜視図である。図3は、本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの接続部分について説明するためのコネクタの正面図である。
図1〜図3に示したように、本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタ102は、22本のピンを有しており、他の機器との接続が可能であるように構成されている。
以上、本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの形状について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる、電子機器と接続可能なアクセサリのコネクタの形状について説明する。
図4〜図6は、本発明の一実施形態にかかるアクセサリのコネクタの形状について説明する説明図である。以下、図4〜図6を用いて本発明の一実施形態にかかるアクセサリのコネクタの形状について説明する。
図4は、本発明の一実施形態にかかるアクセサリのコネクタの形状について説明する正面斜視図である。図5は、本発明の一実施形態にかかるアクセサリのコネクタの形状について説明する背面斜視図である。図6は、本発明の一実施形態にかかるアクセサリのコネクタの接続部分について説明するためのコネクタの正面図である。
図4〜図6に示したように、本発明の一実施形態にかかるコネクタ12は、22本のピンを有している。そして、図1〜図3に示したような電子機器のコネクタ102との接続が可能であるように構成されている。従って、図4〜図6に示したようなコネクタを有する機器は、全て電子機器のコネクタ102と接続することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態にかかるアクセサリのコネクタの形状について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる電子機器の構成について説明する。
図7および図8は、本発明の一実施形態にかかる電子機器のブロック構成について説明する説明図である。以下、図7および図8を用いて本発明の一実施形態にかかる電子機器のブロック構成について説明する。
図7に示したように、本発明の一実施形態に係る電子機器100は、コネクタ102と、バッテリ104と、電源IC106aと、システムLSI108と、操作スイッチ110と、表示装置112と、メモリ114と、フラッシュメモリ116と、セレクタ118と、ヘッドホンジャック120と、を含んで構成される。
コネクタ102は、他の機器との接続を行うものである。コネクタ102は、図1〜図3に示したように、22本のピンを含んでいる。22本のピンはそれぞれ異なる役割を有している。
本発明の一実施形態にかかる電子機器100においては、22本のピンはそれぞれ以下の役割を有している。1番ピンはグランドに接続されている。2番ピンは予備として確保しているピンである。3番ピンと4番ピンはUSB(Universal Serial Bus)通信の際のディジタル入出力の役割を有しており、3番ピンはUSBのD+信号線の、4番ピンはUSBのD−の信号線の入出力機能をそれぞれ有している。5番ピンはグランドに接続されている。6番ピンは予備として確保されている。7番ピンは電源入力の役割を有し、本体への電源供給の機能を有する。8番ピンはディジタル入力の役割を有し、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)における受信信号(RxD)およびWAKE信号を受信する機能を有する。9番ピンはアナログ入力の役割を有し、9番ピンを介してコネクタに接続された相手を識別する機能を有する。10番ピンはディジタル入力の役割を有し、UARTにおける送信(TxD)信号およびSLEEP信号を送信する機能を有する。11番ピンはディジタル入力の役割を有し、USB接続の検出信号を受信する機能を有する。12番ピンは電源出力の役割を有し、コネクタに接続されたアクセサリが電源を必要とする機器である場合に、そのアクセサリに対して電源を供給する機能を有する。13番ピンはアナログ入力の役割を有し、音声の左チャンネルの入力の機能を有する。14番ピンはアナログ出力の役割を有し、音声の左チャンネルの出力の機能を有する。15番ピンは音声用のグランドに接続されている。16番ピンはアナログ入力の役割を有し、音声の右チャンネルの入力の機能を有する。17番ピンはアナログ出力の役割を有し、音声の右チャンネルの出力の機能を有する。18番ピンは映像用のグランドに接続されている。19番はアナログの入出力の機能を有し、ビデオ信号の入出力の機能を有する。20番ピンは電源入力の役割を有し、本体への電源供給の機能を有する。21番ピンはディジタル出力の役割を有し、SPDIF(Sony Philips Digital InterFace)規格に適合する信号を出力する機能を有する。22番ピンはグランドに接続されている。
なお、これらのピン構成は本発明の一例であり、ピンの位置とそのピンが有する機能の組は上記の例に限られない。
図7に示した電子機器100のブロック構成においては、コネクタ102に接続されている22本の信号線の中から、便宜上、V IN(7番ピン、電源入力)、DC IN(20番ピン、電源入力)、Rx(8番ピン、ディジタル入力)、Tx(10番ピン、ディジタル出力)、AD(9番ピン、アナログ入力)、USB DET(11番ピン、ディジタル入力)、USB D+(3番ピン、ディジタル入力)、USB D−(4番ピン、ディジタル入力)、Audio OUT(14番ピンおよび17番ピン、アナログ出力)の9本の信号線を抜き出して示しているものである。図7には示していないが、他の信号線もコネクタ102に接続されている。
バッテリ104は電子機器100の各部に電源を供給するものである。バッテリ104からの電源供給によって、電子機器100はコンセント等からの電源の供給が無くても動作する。バッテリ104は、電源IC106aを経由した外部からの電源供給によって充電が行われる。図7に示した電子機器においては、電源IC106aは電源が1系統の電源ICを用いている。
システムLSI108は、電子機器100の各部の制御を行うものである。システムLSI108には、演算処理を実行するマイクロプロセッサや、音声や映像の処理を行うチップ等を含んでいてもよい。本実施形態においては、システムLSIにはCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が含まれているものとする。
操作スイッチ110は、電子機器100の操作を行うものである。操作スイッチ110として、電源スイッチや、電子機器100の機能の選択や音量を調節するスイッチやボタン類が配置されていてもよい。
表示装置112は、電子機器100の状態の表示を行うものである。電子機器100の状態として、再生中の曲の曲名や歌手名、曲の音量を表示してもよい。それ以外にも、電子機器100の機能を示すアイコン等を表示してもよい。
メモリ114は、データやコンピュータプログラムを記憶しておくものであり、本実施形態においては、電子機器100を制御するためのコンピュータプログラムが格納されている記憶媒体である。メモリ114からコンピュータプログラムが読み出され、システムLSI108で実行することで、電子機器100の各機能が実現される。
フラッシュメモリ116は、データの書き込み、消去を自由に行うことができるメモリであり、本実施形態においては、電子機器100に曲等の音声データや動画データ等を保存するものである。フラッシュメモリ116に保存された音声データや動画データ等を読み出すことで、電子機器100で楽曲や動画を楽しむことができる。
セレクタ118は、音声出力の出力先を選択するものである。音声出力の出力先としてはコネクタ102かヘッドホンジャック120のどちらか一方、または両方を選択することができる。本実施形態においては、音声の出力先としてコネクタ102かヘッドホンジャック120のどちらか一方を選択する。セレクタ118として、スイッチング素子等を用いることができ、スイッチング素子として、例えばMOSFET(Metal Oxide Semi−conductor Field Effect Transistor)等を用いてもよい。
ヘッドホンジャック120は、音声を出力するものであり、ヘッドホンジャックにヘッドホンやイヤホンの端子を接続することで、ヘッドホンやイヤホンで音声を聴くことができる。
図7では、電源が1系統である電源IC106aを使用した電子機器100の構成について説明した。電源ICは、電源が2系統のものを使用することもできる。図8は、本発明の一実施形態にかかる電子機器100の変更例について説明する説明図である。図8に示した電子機器100は、図7と比べて電源ICだけが異なっており、図8に示した電子機器100では、電源ICとして電源が2系統の電源IC106bを使用している。
以上、本発明の一実施形態にかかる電子機器のブロック構成について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる電子機器の接続機器識別方法について説明する。
図9は、本発明の一実施形態にかかる接続機器を識別する際の電子機器とアクセサリとの接続について模式的に説明する説明図である。図10は本発明の一実施形態にかかる接続機器識別方法について説明する流れ図である。以下、図9および図10を用いて本発明の一実施形態にかかる電子機器とアクセサリとの接続機器識別について説明する。
図9に示したように、本発明の一実施形態にかかる電子機器は、コネクタ102の中のADポートに接続された信号線によって、コネクタ102に接続されたアクセサリが何であるかの識別を行う。
電子機器側では、抵抗122を経由してADポートのリファレンス電圧VREFに接続する。また、ADポートからはシステムLSI108へ信号線が伸びており、システムLSI108の内部にはADポートからの信号線上に抵抗126が設けられている。一方、アクセサリ側は抵抗124を用いてグランドにプルダウンする。ここで、アクセサリ側に用いる抵抗124の抵抗値を、接続するアクセサリの種類によって変化させることで、電子機器100でコネクタに接続された機器の識別を行うことができる。
具体的には、電子機器側の抵抗122と、アクセサリ側の抵抗124との抵抗の分圧比による電位をAD変換にて読み取る。そして、AD変換で読み取った電位の値によって、電子機器100のコネクタに接続されたアクセサリの識別を行う。
図10を用いて本発明の一実施形態に係る電子機器の接続機器識別方法について説明する。まず、電子機器100のコネクタ102にアクセサリのコネクタ12が接続されると、電子機器100のシステムLSI108がコネクタのRXDポートを経由した送信信号によってINT(RxDの立ち上がりエッジによる割り込み)をCPU109で検出する(ステップS110)。INTを検出すると、AD変換による電位を読み取る前に、電位の値が安定するまで所定の時間待機する(ステップS120)。そして所定の時間待機した後に、電子機器側の抵抗122と、アクセサリ側の抵抗124との抵抗の分圧比による電位の値をAD変換にて読みとる(ステップS130)。そして、AD変換にて読み取って得られた電位の値に対応した、電子機器100の状態変更を行う(ステップS140)。
このように、アクセサリのコネクタに抵抗を設けるだけで、電子機器において抵抗の分圧比による電位の値を読み取ることができ、その電位の値に応じて電子機器の内部の状態を変更することができる。
図11は、本発明の一実施形態に係る電子機器の状態の一覧について説明する説明図である。本実施形態においては、抵抗の分圧比によって12通りのパターンが用意されており、上記ステップS130によって読み取った電位の値がどのパターンに該当するかが対応付けられている。以下、図11を用いて本発明の一実施形態に係る電子機器の各状態について説明する。
パターン1は、音声の出力先がヘッドホンジャック(HPJ)120、音量が電子機器100で調節可能(Variable)であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流(DCIN Current)が500mAで、コネクタへの音声入力を持たない(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用可能にする)周辺機器(Internal)であることを示している。パターン1に該当する機器としては、例えば乾電池から電源の供給を受けて電子機器100を動作させるための乾電池アダプタがある。
パターン2は、音声の出力先がコネクタ102、音量は固定(Fixed。最大出力に固定し、電子機器100で調節不可)であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が800mAで、コネクタへの音声入力を持たない(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用可能にする)周辺機器であることを示している。パターン2に該当する機器としては、例えば電子機器100で再生する楽曲の音を発する外部スピーカーがある。
パターン3は、音声の出力先がコネクタ102、音量が電子機器100で調節可能であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が800mAで、コネクタへの音声入力を持たない(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用可能にする)周辺機器であることを示している。パターン3に該当する機器としては例えば電子機器100を制御するためのリモコンがある。
パターン4は、音声の出力先がコネクタ102、音量が電子機器100で調節可能であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が800mAで、コネクタへの音声入力を持つ(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用不可能にする)周辺機器(External)であることを示している。
パターン5は、音声の出力先がコネクタ102、音量は固定(最大出力に固定し、電子機器100で調節不可)であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が800mAで、コネクタへの音声入力を持つ(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用不可能にする)周辺機器であることを示している。パターン5に該当する機器としては例えば、録音機能を有するクレードルがある。
パターン6は、音声の出力先がコネクタ102、音量が電子機器100で調節可能であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が500mAで、コネクタへの音声入力を持たない(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用可能にする)周辺機器であることを示している。
パターン7は、音声の出力先がコネクタ102、音量は固定(最大出力に固定し、電子機器100で調節不可)であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が500mAで、コネクタへの音声入力を持つ(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用不可能にする)周辺機器であることを示している。
パターン8は、音声の出力先がヘッドホンジャック120、音量は電子機器100で調節可能であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が500mAで、コネクタへの音声入力を持つ(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用不可能にする)周辺機器であることを示している。
パターン9は、音声の出力先がコネクタ102、音量は電子機器100で調節可能であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が500mAで、コネクタへの音声入力を持つ(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用不可能にする)周辺機器であることを示している。
パターン10は、音声の出力先がヘッドホンジャック120、音量は電子機器100で調節可能であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が800mAで、コネクタへの音声入力を持つ(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用不可能にする)周辺機器であることを示している。パターン10に該当する機器としては例えば、外付けのマイクや、録音を行うための外部入力録音アダプタ等がある。
パターン11は、音声の出力先がコネクタ102、音量は固定(最大出力に固定し、電子機器100で調節不可)であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が500mAで、コネクタへの音声入力を持つ(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用不可能にする)周辺機器であることを示している。
パターン12は、音声の出力先がヘッドホンジャック120、音量は電子機器100で調節可能であることを示し、電源端子(DCIN)から供給する電源の許容電流が800mAで、コネクタへの音声入力を持たない(電子機器に内蔵マイクを搭載した場合、内蔵マイクを使用可能にする)周辺機器であることを示している。パターン12に該当する機器としては例えば、電子機器100に電源の供給を行うACアダプタがある。
なお、上記の各パターンにおいて、音量が固定、つまり、電子機器100において音量は最大出力に固定し、電子機器100で音量の調節が不可であった場合には、電子機器100において、表示部に音量表示を出さないようにしたり、操作スイッチの操作に応じたビープ音の発生を行わないようにしたりしてもよい。
そして、コネクタ102からアクセサリ10が抜かれた場合には、電子機器100の挙動をコネクタ102に何も接続されていない状態(デフォルト状態)に戻す。
このように、電子機器とアクセサリの抵抗の分圧比に応じて電子機器の状態を変化させるために、アクセサリのコネクタ部分に抵抗を設けることで、1本のポートのみで、コネクタに接続されたアクセサリが何であるかを、電子機器本体側で検知することが可能となる。また、電子機器側ではアクセサリの検出のための回路を別途設ける必要が無いため、電子機器のサイズダウンやコストダウンに大きく寄与し、アクセサリ側においてもアクセサリの検出のために抵抗以外の部品を設ける必要が無いため、アクセサリを製造する上でサイズやコストが抑えられるという利点も有する。
以上、図11を用いて本発明の一実施形態に係る電子機器の各状態について説明したが、本発明においては電子機器の状態のパターンの数や、各状態の組み合わせは図11に示した例に限られないことは言うまでもない。また、上記実施形態においては音量が固定の場合は電子機器100側で最大音量に固定して出力しているが、本発明においては電子機器で出力する音量は最大に限られない。
以上、本発明の一実施形態にかかる電子機器の接続機器識別方法について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる電子機器の接続状態検出方法について説明する。
アクセサリが接続可能な電子機器においては、電子機器のコネクタに接続されたアクセサリが取り外されたタイミングで、電子機器の状態を何も接続されていないデフォルトの状態に戻す必要がある。そのため、電子機器側では、コネクタからアクセサリが取り外された状態を速やかに検知する仕組みが必要となる。この検知する仕組みは、なるべく少ない回路構成、少ないピン、少ないポートで行うことで、電子機器本体のサイズダウンやコストダウンに大きく寄与することとなる。
そこで、以下においては、コネクタからアクセサリが取り外された状態を、2つのポートのみを用いて検知する電子機器および接続状態検出方法について説明する。
図12および図13は、本発明の一実施形態にかかる、接続状態を検出する際の電子機器とアクセサリとの接続例について説明する説明図である。以下、図12および図13を用いて本発明の一実施形態にかかる電子機器とアクセサリとの接続例について説明する。
なお、図12は、電子機器とアクセサリの両方にCPUが搭載されている場合の接続例を示し、図13は電子機器にのみCPUが搭載されている場合の接続例を示している。CPUが搭載されているアクセサリの例として、例えば電子機器の充電を行うクレードルや、電子機器の制御を行うリモコン等があり、CPUが搭載されていないアクセサリの例としてはヘッドホン等がある。
図12に示した構成においては、電子機器とアクセサリがTxDポートおよびRxDポートで接続されており、電子機器100のCPU109のTxDがTxDポートを介してアクセサリのCPU18のRxに接続されている。また、電子機器のCPU109のRxDがRxDポートを介してアクセサリのCPU18のTxに接続されている。電子機器100には、CPU109とコネクタのTxDポートとの信号線の途中には抵抗132が直列に設けられている。また、CPU109とコネクタのRxDポートとの信号線の途中には抵抗134並びに抵抗136およびキャパシタ138が並列に接続されている。同様に、アクセサリ側にも同様に、CPU18とコネクタのRxDポートとの信号線の途中には抵抗142が設けられており、CPU18とコネクタのTxDポートとの信号線の途中には抵抗144並びに抵抗146およびキャパシタ148が並列に接続されている。
電子機器100の抵抗134はグランドに接続されている。この抵抗134により、コネクタにアクセサリが接続されていない状態ではCPU109のRxDがLOW状態(プルダウン)になるようにしている。また、抵抗136とキャパシタ138によって、RxDの立ち上がりエッジでウェークアップ割り込みがかかるように対応している。電子機器100がスリープ状態にあるときに、このウェークアップ割り込みによって、電子機器100はウェークアップしてスリープ状態から脱し、シリアル通信が可能となる。また、電子機器100のウェークアップのタイミングでADポートによってAD値を読み取り、接続された機器の判別を行って、その判別の結果、電子機器100の状態を適切な状態に設定する。そして、電子機器100の状態を適切な状態に設定すると、RxDの立ち上がりエッジでのウェークアップ割り込みを受け付けないようにする。ここでスリープ状態とは、電子機器100が何も動作を行わずに電力をほとんど消費しない状態のことを指す。
アクセサリ10の抵抗144も電子機器100の抵抗134と同様にグランドに接続されており、コネクタに電子機器100が接続されていない状態でCPU18のRxDがLOW状態になるようにしている。アクセサリ10をスリープ状態にする際には、CPU109からTxDポートにLOW出力をすることによって行う。アクセサリ10のスリープ状態を解除するにはCPU109からHI出力を行う。また、抵抗146とキャパシタ148によって、RxDの立ち上がりエッジでウェークアップ割り込みがかかるように対応している。アクセサリ10がスリープ状態にあるときに、このウェークアップ割り込みによって、アクセサリ10はスリープ状態から脱し、シリアル通信が可能となる。
アクセサリ10から電子機器100をウェークアップさせたい場合には、アクセサリ10のCPU18のTXからRxDポートに向けてHI信号を出力する。電子機器100はアクセサリ10からのHI信号を検知してスリープ状態からウェークアップする。また、アクセサリ10から電子機器100をスリープ状態にする場合には、アクセサリ10のCPU18のTXからRxDポートに対してROW信号またはHi−Z(ハイインピーダンス)出力を行う。このROW信号またはHi−Z出力によって、電子機器100の抵抗134でのプルダウンで、電子機器100はスリープ状態となる。
図12は電子機器とアクセサリの両方にCPUが搭載されている場合の接続例について説明したが、電子機器に接続されるアクセサリの中には、ヘッドホンのようにCPUが搭載されていない単純な構成を有するものもある。図13はそのようなCPUが搭載されていないアクセサリと電子機器との接続例を示した説明図である。CPUが搭載されていないアクセサリと接続する場合には、TxDポートとRxDポートを直接接続する。
以上、本発明の一実施形態にかかる電子機器とアクセサリとの接続について説明した。次に、本発明の一実施形態に係る電子機器の接続状態検出方法について説明する。
図14は、電子機器の接続状態の検出に用いるUART(調歩同期)のデータ列の例について説明する説明図である。図14の(a)は、通常のUARTにおけるデータ列の例について説明する説明図である。図14の(a)に示したように、UARTにおいては、1つのデータ列において最初にスタートビット152が設けられ、スタートビット152に続いて所定の数のビット154a・・・154m、154nが付加される。そして、1つのデータ列の最後に必ずストップビット156が設けられる。ストップビット156は1ビットまたは複数のビットで構成されている。そして、ストップビット156の値は必ず1(HI)である。このように、UARTにおいてデータの通信を行う際には、1つのデータ列においてスタートビット152に対応するストップビット156の存在によって、データ列が正しく受信できたかどうかを判断することができる。
しかし、接続が切断された場合にはストップビットが存在しないデータ列となる。この場合にはエラー割り込み(ストップビットエラーともいう)が発生する。本発明は、このエラー割り込みを検知することで、通信に用いる2本のピンのみを用いて電子機器が切断されたかどうかの判断を行うことを特徴とするものである。
図14の(b)は、1つのデータ列の転送中に通信が切断され、ストップビットが検出されなかった場合のデータ列の例について説明する説明図である。図14の(b)に示したデータ列においては、最初にスタートビット152が伝送されるが、その後コネクタからアクセサリが外された場合にはそこで通信が切断され、送信されるべきストップビットが送信されない状態になり、エラー割り込み(ストップビットエラー)158が発生する。このエラー割り込みを検知することで、電子機器はコネクタからアクセサリが取り外されたかどうかを判断することができる。UARTの割り込み信号を利用した電子機器の接続状態検出方法について、以下にさらに詳細に述べる。
図15は、本発明の一実施形態にかかる電子機器の接続状態検出方法について説明する流れ図である。以下、図15を用いて本発明の一実施形態に係る電子機器の接続状態検出方法について詳細に説明する。
まず、ストップビットエラーが発生し、CPU109で割り込み信号を検知する(ステップS210)。割り込み信号を検知したとき、RxDの値がLOWかどうかを判断する(ステップS220)。RxDの値がLOWであった場合には、単にシリアル通信の通信エラーなのか、コネクタからアクセサリが外されたことによるエラーなのかを判断するために、所定時間待機する。所定時間は、例えば500ミリ秒程度の時間であることが望ましい。所定時間が経過したかどうかを判断し(ステップS230)、所定時間が経過していなければ再び上記ステップS220のRxDの値の判別処理に移る。ステップS230で所定時間が経過していた場合には、電子機器100の状態を、コネクタに何も接続されていない状態に設定する。
コネクタ102からアクセサリが取り外された、もしくはアクセサリの電源がオフになった際に、電子機器100で曲の再生中であった場合には、曲の再生を停止したり、一時停止したりしてもよい。アクセサリ側の電源がオフになった場合には、アクセサリに繋がっていた電子機器をスリープさせることが望ましいからである。
このように、ストップビットエラーが発生して割り込み信号が発生したときに、その割り込み信号を検知し、ノイズ等による単なる通信エラーによって発生した割り込みなのかコネクタからアクセサリが外されたことによって発生した割り込みなのかを判断することで、コネクタからアクセサリが切断された状態を検出することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、所定時間を経過したかどうかでコネクタからアクセサリが外されたかどうかの判別を行っていたが、この判別は1度だけでなく、所定時間の間に複数回行うようにしてもよい。所定時間の間複数回行うことによって、ノイズ等によって生じる単なる通信エラーによる割り込みかどうかの判別を、より正確に行うことができるからである。
かかる電子機器の接続状態検出方法は、図12に示したような、アクセサリにCPUが搭載されている場合のみならず、図13に示したような、アクセサリにCPUが搭載されていない場合においても適用可能である。電子機器とアクセサリが切り離されることでTxDポートとRxDポートとの間の接続が切断され、ストップビットエラーが発生し、割り込みが生じる。その割り込みをCPU109で検知することで、CPUが搭載されていないアクセサリであっても、そのアクセサリが電子機器100のコネクタ102から外れたのかどうかを検出することが可能となる。
以上のように、本発明の一実施形態に係る電子機器の接続状態検出方法によれば、2本の信号線のみを用いて、UARTのように開始状態と終了状態とが対応しているデータ列の受信エラー時に発生する割り込み信号を検知することにより、接続の切断を検知する回路を別途設けることなく、コネクタからアクセサリが取り外されたのかどうかを検出することができる。また、割り込みで検知することによってCPUに対する負荷が小さくて済み、アクセサリがマイコンを搭載していない機器であっても容易にコネクタへの接続およびコネクタからの切断の検知を行うことができる。かかる本発明の電子機器の接続状態検出方法により、電子機器本体のサイズダウンおよびコストダウンに大きく寄与することができる。
以上、本発明の一実施形態にかかる電子機器の接続状態検出方法について説明した。次に、本発明の一実施形態に係る充電電源選択方法について説明する。
携帯型音楽プレーヤーのような小型の電子機器は、機器を動作させるためにバッテリが内蔵されている。そして、このような電子機器は、パーソナルコンピュータのUSBポートから電源の供給を受けて、電源ICに電源を供給することで、内蔵のバッテリを充電することができる。しかし、パーソナルコンピュータが無い場合、またはパーソナルコンピュータを所有していても、旅行先等パーソナルコンピュータを持ち運ぶことが出来ない場合では、USBポートからの電源供給の代わりにACアダプタからの電源供給を受ける必要がある。
このように、電子機器において2通りの電源供給を受ける場合、電源からの電流が異なるなど、電源の供給元によって制約事項が異なる。このような電子機器では、ポートと電源供給路を2本用意し、別々のポートから電源の供給を受けるのが一般的である。しかし、電源の入力が1系統しかない電源ICを電子機器で用いた場合には、電子機器側でどの電源から入力されたものなのかを判断する回路が必要となる。従って、電子機器にその回路を設ける分、電子機器の製造コストが上がり、また回路のサイズが大きくなり、結果的に電子機器全体のサイズも大きくなってしまう。
これに対して本発明の一実施形態にかかる電子機器においては、電子機器に電源の供給を行うアクセサリ側で、どの電源から入力されたものなのかを判断することで、電子機器の製造コストや回路のサイズを抑えることが可能となる。
図16は、本発明の一実施形態にかかる、電子機器充電時の電子機器とアクセサリとの接続について説明する説明図である。以下、図16を用いて本発明の一実施形態にかかる充電電源選択方法について説明する。
図16に示したように、電子機器の充電時には、電子機器100とアクセサリ10とをVINポートとDCINポートで接続して充電を行う。図16に示したアクセサリ10は、USBからの電源供給機能とACアダプタ等の商用電源からの電源供給(DC−in)機能の両方を有する機器であり、例えばクレードルのようにUSBおよびACアダプタからの両方から電子機器100に電源を供給することができる機器である。
VINポートとDCINポートは、ともにアクセサリから電子機器へ電源を供給するポートである。VINポートはUSBによる電子機器への電源供給を行うものである。VBUSから電源が供給され、保護素子164を介して電子機器100の電源IC106aに電源が供給される。
一方、DCINポートはACアダプタからのDC電源の供給を受けるものであり、DCINポートからの入力は、電子機器100側の抵抗166および168による抵抗分割でレベル変換し、CPU109のDC_DETポートに入力することで検出信号として使用することができる。そして、図16に示したアクセサリ10のように、USBおよびACアダプタからの両方から電子機器100に電源を供給することができる電子機器では、DC−inからの供給の有無により、スイッチ162で切り替えて電子機器100の電源IC106aに電源の供給を行う。
DC−inからの供給が無い場合、例えばACアダプタからの電源の供給が無い場合には、スイッチ162はVBUS側に選択される。スイッチ162がVBUS側に選択されることで、VBUSから電子機器100に対して電源の供給を行う。
ここで、DC−inからの電源の供給、例えばACアダプタからの電源の供給が開始されると、DC−inからの電源に反応してスイッチ162がVBUS側からDC−in側に切り替わる。ここでスイッチ162の切り換えには例えば電磁石を用いることができる。電磁石を用いた場合には、DC−inからの電流によって電磁石に磁界が発生し、その磁界によってスイッチ162を切り換えることで、DC−inから電源が供給されたタイミングで、電源の供給元を、例えばUSBからACアダプタに切り換えることができる。そして、ACアダプタがコンセントから取り外される等してDC−inからの電源の供給が途絶えると、スイッチ162はVBUS側に切り換わり、USBからの電源を電子機器100に供給することになる。
このように、電源ICの供給が1系統の場合に、アクセサリ側で電源の供給元を切り換えることで、電子機器本体側にポートを切り換えるための回路を設けることなく、USBからの電源供給とACアダプタからの電源供給を選択的に電子機器の電源ICに入力することができる。そして、電子機器本体側にポートを切り換えるための回路を設けずに済むことで、電子機器のサイズダウンおよびコストダウンに大きく寄与することができる。
本実施形態においては、電源ICとして入力が1系統の電源IC106aを用いて説明したが、入力が2系統の電源ICを用いてもよい。入力が2系統の電源ICを用いると、USBからの電源供給の場合はVINポートから電流が入力され、ACアダプタからの電源供給の場合はVINポートとDCINポートの両方から電流が入力される。また、本実施形態においてはスイッチ162の切り換えに電磁石を用いたが、本発明はこれに限られず、電磁石以外にもメカニカルリレーやフォトリレーその他のスイッチング装置を用いてもよい。
なお、本実施形態においては電源の供給はUSBとACアダプタの2種類で説明したが、本発明はこれに限られず、3種類以上の電源供給元から電源を供給するようにしてもよい。また、本実施形態においては、ポートの切り換えをアクセサリ側で行ったが、本発明をはかかる例に限られず、ポートの切り換えを電子機器本体側で行うようにしてもよい。
以上、本発明の一実施形態に係る電子機器の充電電源選択方法について説明した。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態においては電子機器として携帯型音楽プレーヤーを想定して説明したが、本発明の適用は携帯型音楽プレーヤーに限られず、その他の電子機器、例えばパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話等に用いてもよい。
本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの形状について説明する斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの形状について説明する斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる電子機器のコネクタの接続部分について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかるアクセサリのコネクタの形状について説明する斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるアクセサリのコネクタの形状について説明する斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるアクセサリのコネクタの接続部分について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる電子機器のブロック構成について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる電子機器のブロック構成について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる接続機器を識別する際の電子機器とアクセサリとの接続について模式的に説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる接続機器識別方法について説明する流れ図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器の各状態について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる、接続状態を検出する際の電子機器とアクセサリとの接続例について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる、接続状態を検出する際の電子機器とアクセサリとの接続例について説明する説明図である。 電子機器の接続状態の検出に用いるUARTのデータ列の例について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる電子機器の接続状態検出方法について説明する流れ図である。 本発明の一実施形態にかかる、電子機器充電時の電子機器とアクセサリとの接続について説明する説明図である。
符号の説明
10 アクセサリ
12 コネクタ
18 CPU
100 電子機器
102 コネクタ
104 バッテリ
106a、106b 電源IC
108 システムLSI
109 CPU
110 操作スイッチ
112 表示装置
114 メモリ
116 フラッシュメモリ
118 セレクタ
120 ヘッドホンジャック
122、124、126、132、134、136、142、144、146、166 抵抗
162 スイッチ

Claims (8)

  1. 他の装置と接続可能な電子機器であって:
    2本の信号線を含み、前記他の装置を接続可能に構成される接続部と;
    前記2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信する受信部と;
    前記受信部で受信信号の立ち上がりを検知した場合に前記他の機器の接続を検知する検知部と;
    を含むことを特徴とする、電子機器。
  2. 消費電力の少ないモードであるスリープモードと、通常動作モードであるアクティブモードとを備え、
    前記スリープ状態において前記検知部で前記他の機器の接続を検知した際にはスリープ状態からアクティブ状態に変更することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  3. 他の装置と接続可能な電子機器であって:
    2本の信号線を含み、前記他の装置を接続可能に構成される接続部と;
    前記2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信する受信部と;
    前記受信部で前記終了状態のデータを受信出来なかった場合に発生する割り込みによって前記他の機器の切断を検知する検知部と;
    を含むことを特徴とする、電子機器。
  4. 前記検知部による前記検知は、受信信号の立下りを検出できないことによって行うことを特徴とする、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記開始状態と終了状態が対応しているデータはUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)規格に準拠するものであり、
    前記検知部は、前記UART規格においてスタートビットを検出した後にストップビットが検出されたなったことにより前記他の機器の切断を検知することを特徴とする、請求項3に記載の電子機器。
  6. 前記検知部による前記終了状態の検知は、所定時間繰り返して行うことを特徴とする、請求項3に記載の電子機器。
  7. 他の装置と接続可能な電子機器の接続検出方法であって:
    2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信する受信ステップと;
    前記受信ステップで受信信号の立ち上がりを検知した場合に前記他の機器の接続を検知する検知ステップと;
    を含むことを特徴とする、接続検出方法。
  8. 他の装置と接続可能な電子機器の接続検出方法であって:
    2本の信号線によって開始状態と終了状態が対応しているデータ列を受信する受信ステップと;
    前記受信ステップで前記終了状態のデータを受信出来なかった場合に発生する割り込みによって前記他の機器の切断を検知する検知ステップと;
    を含むことを特徴とする、接続検出方法。
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