JP2008097093A - Processor system and communication device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、プロセッサーシステム及び通信装置に関するものであり、特に、プロセッサーの負荷状態監視機能を有するプロセッサーシステム及び通信装置に関する。 The present invention relates to a processor system and a communication device, and more particularly to a processor system and a communication device having a processor load state monitoring function.
一般に、マスタープロセッサー及びスレーブプロセッサーを有するプロセッサーシステムを搭載した通信装置においては、マスタープロセッサーがスレーブプロセッサーを通信にて操作する。マルチタスクオペレーティングシステム(以下、マルチタスクOSと略す)を使用したプログラム制御では、例えば、通信制御タスクや電源制御タスクというように機能毎にタスクを分け、それぞれに優先順位をつけてプログラムを制御している場合が多い。この場合、複数のタスクが一括して動作するときは、優先順位の高いタスクから順にタスクが実行されることになり、CPUの負荷が高くなる。そのため、通信制御タスクの優先順位より高いタスクが起動されているときは、マスタープロセッサーからの要求に対して通信制御が行なえなくなる状態(マスタープロセッサーに対して応答を返すことができない状態)になる。この問題点を解決するためには、スレーブプロセッサーからマスタープロセッサーに対して、状態を通知する手段が必要となるが、従来の方法では、通信可能状態を示す端子を備えたマスタープロセッサーとスレーブプロセッサーの接続を実現することにより、マスタープロセッサーがスレーブプロセッサーの状態を知ることが多い。 Generally, in a communication apparatus equipped with a processor system having a master processor and a slave processor, the master processor operates the slave processor by communication. In program control using a multitasking operating system (hereinafter abbreviated as multitasking OS), for example, tasks are divided into functions such as communication control tasks and power control tasks, and programs are controlled with priorities assigned to them. There are many cases. In this case, when a plurality of tasks operate collectively, the tasks are executed in order from the task with the highest priority, and the load on the CPU increases. Therefore, when a task having a higher priority than the communication control task is activated, communication control cannot be performed in response to a request from the master processor (response cannot be returned to the master processor). In order to solve this problem, a means to notify the status from the slave processor to the master processor is required. However, in the conventional method, the master processor and the slave processor having terminals indicating the communicable status are connected. By realizing the connection, the master processor often knows the status of the slave processor.
以下、図8、図9、図10及び図11を用いて、特許文献1の従来技術について説明する。
Hereinafter, the prior art of
最初に、図8を用いて、当該従来技術にかかる通信装置の構成について説明する。 Initially, the structure of the communication apparatus concerning the said prior art is demonstrated using FIG.
マスタープロセッサー81、スレーブプロセッサー82及びスレーブプロセッサー83は、共通バス84に備えられたマスターレディー線84b及びスレーブレディー線84cにより、相互に接続されており、マスタープロセッサー81は、マスターレディー線84bに自己の動作状態(マスター動作状態)を与える。一方、スレーブプロセッサー82及びスレーブプロセッサー83は、スレーブレディー線に自己の動作状態(スレーブ動作状態)を与える。マスタープロセッサー81では、スレーブレディー線84cを監視することによりスレーブプロセッサーの動作状態を知り、スレーブプロセッサー82及びスレーブプロセッサー83では、マスターレディー線84b及びスレーブレディー線84cを監視することにより、マスタープロセッサー81及び他のスレーブプロセッサーの動作状態を知る。
The
次に、当該従来技術にかかる通信装置における処理について説明する。 Next, processing in the communication apparatus according to the related art will be described.
電源投入時、マスタープロセッサー81上のマイクロプロセッサー(MPU)81aはイニシャライズ信号でマスターフリップフロップ(MF/F)81bをリセットする。このリセットによって、マスターフリップフロップ81bからマスターインアクティブ信号が送信され、ドライバー81cはマスターレディー線84bをインアクティブにドライブする。
When the power is turned on, the microprocessor (MPU) 81a on the
同様にして、スレーブプロセッサー82及びスレーブプロセッサー83では、電源投入によって、マイクロプロセッサー82a及びマイクロプロセッサー83aがそれぞれスレーブフリップフロップ(SF/F)82b及びスレーブフリップフロップ(SF/F)83bをリセットする。このリセットによって、スレーブフリップフロップ82b及びスレーブフリップフロップ83bからそれぞれ第1及び第2のスレーブインアクティブ信号が送信され、ドライバー82c及びドライバー83cはスレーブレディー線84cをインアクティブにドライブする。
Similarly, in the
スレーブプロセッサー82及びスレーブプロセッサー83において、それぞれレシーバ82d及びレシーバ83dによってマスターレディー線84cがインアクティブであることを認識しており、電源投入後、マイクロプロセッサー82a及びマイクロプロセッサー83aはマスターレディー線84cがアクティブになるのを待機している。つまり、待機状態にある。
The
一方、マスタープロセッサー81では、マイクロプロセッサー81aがマスターフリップフロップ81bをセット状態とする。この結果、マスターフリップフロップ81bはマスターアクティブ信号を送信し、ドライバー81cはマスターレディー線84bをアクティブにドライブする。
On the other hand, in the
スレーブプロセッサー82において、マイクロプロセッサー82aがレシーバー82dを介してマスターレディー線84bがアクティブであることを認識すると、スレーブプロセッサー82では、処理を開始する。同様に、スレーブプロセッサー83は、レシーバー83dを介してマイクロプロセッサー83aにマスターレディー線84bがアクティブであることが通知され、処理を開始する。
In the
スレーブプロセッサー82及びスレーブプロセッサー83の処理が完了すると、マイクロプロセッサー82a及びマイクロプロセッサー83aがスレーブフリップフロップ82b及びスレーブフリップフロップ83bをセット状態とする。これにより、スレーブフリップフロップ82b及び83bはアクティブ信号を送信し、ドライバー82c及び83cはスレーブレディー線84cをアクティブにドライブする。しかし、どちらか一方が処理中である場合、処理中である方のドライバー82c又はドライバー83cがスレーブレディー線84cをインアクティブにドライブしている。したがって、全てのスレーブプロセッサーが処理を完了するまで、スレーブレディー線84cはインアクティブ状態となったままであり、マスタープロセッサー81ではレシーバー81dによってマイクロプロセッサー81aがスレーブレディー線84cがインアクティブであると認識しており、スレーブプロセッサー82は他のプロセッサーに対してアクセスを実行しない。
When the processing of the
全てのスレーブプロセッサーが処理を完了すると、マスタープロセッサー81でレシーバー81dによってスレーブレディー線84cがアクティブになったことを認識する。同様に、スレーブプロセッサー82及びスレーブプロセッサー83では、レシーバー82e及びレシーバー83eによって、スレーブレディー線84cがアクティブになったことを認識することになり、他のプロセッサーに対するアクセスが可能となる。
When all the slave processors complete the processing, the
動作中に、例えば、スレーブプロセッサーに障害が発生すると、マイクロプロセッサー82a及びマイクロプロセッサー83aは、スレーブフリップフロップ82b及びスレーブフリップフロップ83bをリセット状態とする。これにより、スレーブフリップフロップ82b及び83bはインアクティブ信号を送信し、ドライバー82c及びドライバー83cがスレーブレディー線84cをインアクティブにドライブする。この結果、マスタープロセッサー81は、レシーバー81dによってマイクロプロセッサー81aがスレーブレディー線84cがインアクティブ状態になったことを認識する。つまり、スレーブプロセッサー82又はスレーブプロセッサー83で障害が発生したことが認識される。
During operation, for example, when a failure occurs in the slave processor, the
続いて、当該従来技術にかかる通信装置の問題点について説明する。 Next, problems of the communication apparatus according to the related art will be described.
上述のように、マスタープロセッサーは、スレーブレディー信号によって、スレーブプロセッサーに対して制御を行なうが、スレーブプロセッサーがマルチタスクOSを使用した場合には、スレーブフリップフロップ(以下、SF/Fと略す)出力を制御するタイミングが、本来の制御を行なうタイミングと異なることがあり、マスタープロセッサーはスレーブレディー線のみで、スレーブプロセッサーの状態を知ることが困難になる。 As described above, the master processor controls the slave processor according to the slave ready signal. When the slave processor uses a multitask OS, the slave flip-flop (hereinafter abbreviated as SF / F) output. The timing at which the master processor is controlled may be different from the timing at which the original control is performed, and it becomes difficult for the master processor to know the state of the slave processor only by the slave ready line.
以下、図9、図10及び図11を用いて、当該従来技術の問題点が発生するメカニズムを説明する。 Hereinafter, a mechanism for causing the problems of the related art will be described with reference to FIGS. 9, 10, and 11.
図9はマルチタスクOSを使用した構成図であり、図10はスレーブフリップフロップ制御タスクの処理を表したフローチャートであり、図11はSF/F制御タスク以外のタスクが間に実行されることを示すシーケンス図である。 9 is a configuration diagram using a multitask OS, FIG. 10 is a flowchart showing processing of a slave flip-flop control task, and FIG. 11 shows that tasks other than the SF / F control task are executed in between. FIG.
図9に示されるように、マルチタスクOSを使用した構成では複数のタスクが存在し、それぞれ優先順位が決定されている。ここでは説明のために、タスクA、タスクB、SF/F制御タスクが存在し、優先順位は、タスクA、タスクB、SF/F制御タスクの順で高いものとする。 As shown in FIG. 9, there are a plurality of tasks in the configuration using the multitask OS, and the priority order is determined for each. Here, for the sake of explanation, there are task A, task B, and SF / F control task, and the priority order is higher in the order of task A, task B, and SF / F control task.
タスクAが実行されるイベントが発生した場合、マルチタスクOSがタスクAを実行する。このとき、他のタスクB若しくはSF/F制御タスクが実行されている場合は、その実行されているタスクの処理を中断し、タスクAを実行する(以下、この動作を実行権が移るという)。 When an event for executing task A occurs, the multitask OS executes task A. At this time, if another task B or SF / F control task is being executed, the processing of the task being executed is interrupted, and task A is executed (hereinafter, the right to execute this operation is transferred). .
実行権が移るのは、優先順位の低いタスクから高いタスクに対してのみ発生する。 The execution right is transferred only to a task having a low priority to a high task.
図10のように、SF/F制御タスクの処理が、SF/F出力前処理とSF/F出力とSF/F出力後処理とに分かれている場合に、SF/F制御タスクより優先順位の高いタスクが起動された場合、図11のように処理が実行される。 As shown in FIG. 10, when the SF / F control task processing is divided into SF / F output pre-processing, SF / F output, and SF / F post-processing, priority is given to the SF / F control task. When a high task is activated, processing is executed as shown in FIG.
ここでは、SF/F制御タスクのSF/F制御前処理実行中に、タスクA、タスクBが実行された場合を説明する。 Here, a case where task A and task B are executed during execution of SF / F control pre-processing of the SF / F control task will be described.
図11の1101においてSF/F制御タスクが実行されており、SF/F制御前処理実行中にタスクA、タスクBの起動イベントが発生した場合、マルチタスクOSは、SF/F制御タスクのSF/F制御前処理を中断し、最初に優先順位の高いタスクAに実行権を移す(S301)。実行権が移ったタスクAにてタスクA処理を実行する。タスクA処理が終了した後に、マルチタスクOSがタスクBに対して実行権を移す(S302)。タスクAと同様にタスクB処理を実行し、終了した後に、マルチタスクOSが中断されていたSF/F制御タスクへ実行権を移す(S303)。 When the SF / F control task is executed at 1101 in FIG. 11 and an activation event of task A or task B occurs during the execution of the SF / F control pre-process, the multitasking OS determines the SF of the SF / F control task. / F control pre-processing is interrupted, and the execution right is first transferred to task A having a higher priority (S301). Task A processing is executed in task A to which the execution right has been transferred. After the task A process is completed, the multitask OS transfers the execution right to the task B (S302). The task B process is executed in the same manner as the task A, and after the completion, the execution right is transferred to the SF / F control task in which the multitask OS is suspended (S303).
したがって、本来図10に示されるようにSF/F制御前処理、SF/F出力、SF/F制御後処理の順で処理を実行するタスク処理が、タスクA、タスクBの処理が間に入ることにより、処理時間が異なってしまう。つまり、スレーブレディー信号のアクティブ/インアクティブの切り替えタイミングが本来制御されているタイミングではなくなり、マスタープロセッサーがスレーブレディー信号により制御できなくなる問題が発生する。
上述の通信可能状態を示す端子を備えたマスタープロセッサーとスレーブプロセッサーの接続を実現する従来の方法では、スレーブレディー信号を制御するが、優先順位の高いタスクの処理が終了するまで、スレーブレディー信号が保持されてしまうため、マスタープロセッサーがスレーブレディー信号によりスレーブプロセッサーの状態を知ることが困難になっていた。さらに、上記で説明したような状況により、スレーブレディー信号はいくらでも遅延する可能性がある。このような場合、マスタープロセッサーは、スレーブプロセッサーに対する制御に多大な時間を要したり、あるいは、スレーブプロセッサーは正常に動作しているにもかかわらず、処理が無限ループ等に陥った(このような状態を「デッドロック状態」とも呼ばれる)ものとして異常時処理等の特別な処理を実行してしまうこともある。 In the conventional method for realizing the connection between the master processor and the slave processor having the terminal indicating the communication enable state as described above, the slave ready signal is controlled, but the slave ready signal is not processed until the processing of the task having the higher priority is completed. Therefore, it is difficult for the master processor to know the state of the slave processor by the slave ready signal. In addition, the slave ready signal can be delayed by any number of situations as described above. In such a case, the master processor takes a long time to control the slave processor, or the process falls into an infinite loop or the like even though the slave processor is operating normally (such as A special process such as an abnormal process may be executed assuming that the state is also called a “deadlock state”.
本発明にかかるプロセッサーシステムは、タスク起動状態を示すタスク起動状態信号を出力するスレーブプロセッサーと、前記スレーブプロセッサーから入力したタスク起動状態信号を積分し、積分結果信号を出力する積分回路と、当該スレーブプロセッサー及び前記積分回路と接続され、前記積分結果信号に基づいてタスク起動状況を判断するマスタープロセッサーとを備えたものである。このような構成により、マスタープロセッサーは、スレーブプロセッサーのタスク起動状況を知ることができる。 A processor system according to the present invention includes a slave processor that outputs a task activation state signal indicating a task activation state, an integration circuit that integrates a task activation state signal input from the slave processor and outputs an integration result signal, and the slave And a master processor connected to the processor and the integration circuit for determining a task activation state based on the integration result signal. With such a configuration, the master processor can know the task activation status of the slave processor.
本発明によれば、マスタープロセッサーがスレーブプロセッサーの状態を知ることが可能なプロセッサーシステム及び通信装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the processor system and communication apparatus which a master processor can know the state of a slave processor can be provided.
発明の実施の形態1.
最初に、図1、図3及び図7を用いて、本発明の実施の形態1にかかる通信装置の構成について説明する。
First, the configuration of the communication apparatus according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. 1, FIG. 3, and FIG.
この通信装置は、スレーブプロセッサー11、積分回路12、マスタープロセッサー13、通信線14、通信線15及び通信線16を備えている。
This communication apparatus includes a
スレーブプロセッサー11はポート(PORT)端子11a、積分回路12は入力(IN)端子12aと出力(OUT)端子12b、マスタープロセッサー13はA/D端子13aをそれぞれ備えている。スレーブプロセッサー11は、通信線14により積分回路12に、通信線16によりマスタープロセッサー13にそれぞれ接続されている。そして、積分回路12は通信線15によりマスタープロセッサー13に接続されている。
The
スレーブプロセッサー11は、図3に示されるように、マルチタスクOSを使用することができる。本例では、スレーブプロセッサー11は、タスクA31、タスクB32、通信制御タスク33を実行することができ、優先順位は、タスクA、タスクB、通信制御タスクの順で高いものとする。また、スレーブプロセッサー11は、図1に示すPORT端子11aを有し、PORT端子11aからは本発明の特徴であるスレーブプロセッサー11のタスク起動状況を示すポート出力信号が出力される。ポート出力信号には、スレーブプロセッサー11で起動されたタスクが、PORT出力タスクであるかどうかの判断に基づいた値が出力される。PORT出力タスクの詳細については後述する。
The
図7は、スレーブプロセッサー11のCPUの構成図である。スレーブプロセッサー11のCPUは、RAM71、PORT I/O72、CPUコア74、バスブリッジ75、内部バス73及び通信線16を備えている。RAM71、PORT I/O72、CPUコア74及びバスブリッジ75は、通信線73によりそれぞれ相互に接続されている。
FIG. 7 is a configuration diagram of the CPU of the
RAM71は、一時的にデータを格納する記憶部として機能する。PORT I/O72は、積分回路12等の外部機器とタスク起動状態信号等の信号を送受信する。内部バス73は、RAM71、PORT I/O72、CPUコア74、バスブリッジ75のデータを送受信するための伝送路である。CPUコア74は、中央処理演算装置の内部回路のうち、中心的な演算部分を有し、RAM71等に展開されたアプリケーションプログラム、一時的に格納されたデータ等に基づき演算処理を実行する。バスブリッジ75は、通信線16と内部バス73間の信号を送受信する。通信線16は、バスブリッジ75とマスタープロセッサー13間の信号を送受信するための伝送路である。
The
次に、本発明の実施の形態1にかかる通信装置における処理について説明する。 Next, processing in the communication apparatus according to the first exemplary embodiment of the present invention will be described.
図1に示されるように、スレーブプロセッサー11のスケジュール処理において、PORT端子11aから出力されたポート出力信号は、通信線14を介して積分回路12のIN端子12aに入力される。図2の上段にポート出力信号の信号波形例を示す。図に示されるように、ポート出力信号21は、デジタル信号であるから、複数の矩形波を含む。
As shown in FIG. 1, in the schedule process of the
図4及び図5を用いて、PORT出力タスクと、スレーブプロセッサー11のCPUコア74とPORT I/O72の基本的な動作について説明する。PORT出力タスクは、スレーブプロセッサー11が処理するタスクの中で、優先度の低いタスクに対して設定されるのが望ましい。一例として、IDLEタスクがあげられる。このIDLEタスクとは、CPUコア74で実行されるスケジュール処理において、どのタスクも起動されていないときに起動されるタスクである。スケジュール処理については、従来技術で説明したものと同様である。IDLEタスクは言うまでもなく優先度の低いタスクであり、IDLEタスクが起動されている状態で、他のタスクが起動されるとスケジュール処理により、スレーブプロセッサーは他のタスクの処理に移る。また、PORT出力タスクとしてはIDLEタスクに限らず任意のタスクを設定することが可能である。本例では一例として、通信制御タスクをPORT出力タスクとする。
The basic operation of the PORT output task and the
スレーブプロセッサー11は、タスクを起動する場合、スケジュール処理が起動される。このスケジュール処理は、マルチタスクOSで決定されているタスクの優先順位が、現在起動中のタスクの優先順位より高いときに起動される。CPUコア74は、まずタスク起動前処理(S101)を実行し、どのタスクを起動するか決定する。次に、起動されたタスクがPORT出力タスクであるかどうかを判断し(S102)、その結果に基づいてPORT I/O72に対してポート出力信号を出力するように指示をする。具体的には、起動されたタスクがPORT出力タスクである場合はローレベルの値を出力し、PORT出力タスクでない場合はハイレベルの値を出力する。図5は動作の一例を説明したものであり、CPUコア74において、IDLEタスク→タスクA→IDLEタスク→PORT出力タスク(通信制御タスク)→タスクA→タスクB→PORT出力タスク(通信制御タスク)、とタスクが次々と起動された場合に、PORT端子11aに出力されるポート出力信号を示している。PORT出力タスクであるIDLEタスク、通信制御タスクが起動されたときにはローレベル、PORT出力タスクではないタスクA、タスクBが起動されたときはハイレベルの値が出力されていることがわかる。
When the
積分回路12のIN端子12aに入力されたポート出力信号は、積分回路12において積分され、積分回路12のOUT端子12bから積分結果信号として出力される。図2の下段に、同上段に示されるポート出力信号21を積分することによって得られた積分結果信号22の例を示す。図に示されるように、ポート出力信号がハイレベルの期間が長くなると、積分結果信号22の出力レベルが高くなる。
The port output signal input to the
積分回路12のOUT端子12bから出力された積分結果信号は、通信線15によりマスタープロセッサー13のA/D端子13aに入力される。
The integration result signal output from the
以下のように、マスタープロセッサー13のA/D端子13aに入力された値から、マスタープロセッサー13はスレーブプロセッサー11のタスク起動状態を知ることができる。
As described below, the
スレーブプロセッサー11のスケジュール処理で、通信制御タスクの優先順位より高いタスクが起動されている場合は、スレーブプロセッサー11のPORT端子11aから出力される値はハイレベルとなり、マスタープロセッサー13のA/D端子13aに入力された値も上限に近くなる。この場合、マスタープロセッサー13は、スレーブプロセッサー11が通信制御タスク以外のタスク処理でビジー状態であることがわかる。また、マスタープロセッサー13は、この積分結果信号が所定の時間、所定の値以上となるようであれば、スレーブプロセッサー11がデッドロック状態であると判断して異常時処理等を行うとしてもよい。
In the schedule processing of the
それに対して、通信制御タスクが起動されている場合は、スレーブプロセッサー11のPORT端子11aから出力される値はローレベルとなり、マスタープロセッサー13のA/D端子13aに入力される値は下限に近くなる。この場合は、マスタープロセッサー13は、スレーブプロセッサー11が通信制御タスク以外のタスク処理でビジーではない状態であることがわかる。
On the other hand, when the communication control task is activated, the value output from the PORT terminal 11a of the
以上、説明したように、本発明の実施の形態1にかかる通信装置では、マスタープロセッサーのA/D端子に入力された値から、マスタープロセッサーはスレーブプロセッサーのタスク起動状態を知ることができる。 As described above, in the communication device according to the first embodiment of the present invention, the master processor can know the task activation state of the slave processor from the value input to the A / D terminal of the master processor.
発明の実施の形態2.
続いて、図6を用いて、本発明の実施の形態2にかかる通信装置の構成及び本発明の実施の形態2にかかる通信装置における処理について説明する。
Embodiment 2 of the Invention
Next, the configuration of the communication apparatus according to the second embodiment of the present invention and the processing in the communication apparatus according to the second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
最初に、本発明の実施の形態2にかかる通信装置の構成について説明する。 Initially, the structure of the communication apparatus concerning Embodiment 2 of this invention is demonstrated.
この通信装置は、スレーブプロセッサー11、積分回路12、コンパレータ61、マスタープロセッサー13、通信線14、通信線15、通信線16及び通信線62を備えている。
The communication apparatus includes a
スレーブプロセッサー11はPORT端子11aを、積分回路12はIN端子12aとOUT端子12bを、マスタープロセッサー13はINT端子13bをそれぞれ備えている。スレーブプロセッサー11は、通信線14により積分回路12に、通信線16によりマスタープロセッサー13にそれぞれ接続されている。積分回路12は通信線15によりコンパレータ61に接続されている。そして、コンパレータ61は通信線62によりマスタープロセッサー13に接続されている。
The
次に、本発明の実施の形態2にかかる通信装置における処理について説明する。なお、積分回路12のOUT端子12bに値が出力される実施の形態までは、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
Next, processing in the communication apparatus according to the second exemplary embodiment of the present invention will be described. Note that the steps up to the embodiment in which a value is output to the OUT terminal 12b of the integrating
積分回路12のOUT端子12bに出力される値に対して、スレッシュホールド電圧を設定し、スレッシュホールド電圧より高い状態となれば、コンパレータ61の出力が変化する。マスタープロセッサー13は、コンパレータ61の出力の変化により、外部割込みとしてスレーブプロセッサー11の状態を知ることができる。
If the threshold voltage is set with respect to the value output to the OUT terminal 12b of the integrating
以上、説明したように、本発明の実施の形態2にかかる通信装置においても、発明の実施の形態1にかかる通信装置と同様に、マスタープロセッサーはスレーブプロセッサーのタスク起動状態を知ることができる。 As described above, also in the communication apparatus according to the second embodiment of the present invention, the master processor can know the task activation state of the slave processor as in the communication apparatus according to the first embodiment of the present invention.
11 スレーブプロセッサー
12 積分回路
13 マスタープロセッサー
14 通信線
15 通信線
61 コンパレータ
62 通信線
11
Claims (8)
前記スレーブプロセッサーから入力したタスク起動状態信号を積分し、積分結果信号を出力する積分回路と、
当該スレーブプロセッサー及び前記積分回路と接続され、前記積分結果信号に基づいてタスク起動状況を判断するマスタープロセッサーとを備えたプロセッサーシステム。 A slave processor that outputs a task start state signal indicating a task start state;
An integration circuit that integrates the task activation state signal input from the slave processor and outputs an integration result signal;
A processor system comprising: a master processor connected to the slave processor and the integration circuit, and determining a task activation status based on the integration result signal.
前記マスタープロセッサーは、前記比較結果信号に基づいてタスク起動状況を判断することを特徴とする請求項1記載のプロセッサーシステム。 The processor system further includes a comparator that performs a comparison process on the integration result signal output from the integration circuit and outputs a comparison result signal.
The processor system according to claim 1, wherein the master processor determines a task activation status based on the comparison result signal.
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2006
- 2006-10-06 JP JP2006275004A patent/JP2008097093A/en active Pending
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