JP2008096269A - 反射型液面計 - Google Patents

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Abstract

【目的】本発明は、液体容器内の液面位置が外光を利用して広角な方向からより明確に目視でき、より簡単に正確な液体量を確認できる反射型液面計を提供することを目的とする。
【構成】本発明は、液体容器2の側面に覗窓6が設けられ、この覗窓内面と前記液体容器内の液中部が接触する透過境界面では前記覗窓外面からの入射光を透過させ、前記覗窓内面と前記液体容器内の気体部が接触する反射境界面では前記入射光を反射させ、液面位置14が前記覗窓6を介して前記液体容器外から視認されるように前記覗窓内面に光学構造を形成した液体容器2の反射型液面計において、前記光学構造が所定方向に連続的で同一断面形状を有する微細構造を周期的に配設した回折格子構造8aである反射型液面計である。
【選択図】 図1

Description

本発明は反射型液面計に関し、更に詳細には、液体容器の側面に覗窓が設けられ、前記液体容器の液中部と気体部の屈折率の違いを利用して外光により液面位置が視認できるように前記覗窓内面に光学構造が形成された反射型液面計に関する。
給水ポットに設けられた液量表示用の透明管、加湿器やスチームオーブン等の給水部などを構成する液体容器には、容器内にある液体の液面位置(水レベルなど)が外部から視認できるように透明な覗窓が容器側面に取り付けられている。しかしながら、単に透明な覗窓を設けるだけでは、透明な液体が容器内ある場合、液面位置を明確に視認することは困難であり、覗窓以外が遮蔽される場合、光量の不足により液面位置を視認することが困難となる。特開2006−230738公報(特許文献1)に記載される給水ポットには、前記液量表示用透明管の下方に発光ダイオード(LED)が設置され、このLEDからの光を前記液面で反射させ、液面位置を明確に視認できるように構成されている。しかし、LEDのような発光部を設けることは、液面計の構造と製造工程を複雑にするものであり、製造コストを増大させていた。
特開平06−43003号公報(特許文献2)に記載のボイラ用液面計は、液面計ガラスと称される覗窓の内面に光学構造として三角形状の溝又は凸部が形成されて複数のプリズムが設けられている。図18は、特許文献2に記載される従来の反射型液面計101の横断面図である。反射型液面計101は、押え部材101aと受け部材101bの間にクッション材101cを介して液面計ガラスからなる覗窓106が挟まれて構成されている。覗窓106(液面計ガラス)の内面には、液体容器部102とプリズム面108が形成され、前記液体容器部102は、連通孔101dを介してボイラの缶体(図示せず)に連通し、このボイラの缶水が記液体容器部102内に流入する。
図19は、従来の反射型液面計のプリズム面116における入射・反射光路を示した拡大断面図である。(19A)に示すように、従来の反射型液面計では、前記覗窓106の表面から垂直に入射し、前記覗窓106の内部を進行する垂直入射光117は、プリズム面116aで反射される。前記プリズム108の断面形状が二等辺三角形であり、頂角θpが90°の場合、前記垂直入射光117の入射角αはα=45°となる。プリズム108はガラス製であり、ガラスの屈折率nをn=1.5とする。前記液体容器部102が水の無い気体部103aである場合、空気の屈折率nをn=1とすると、プリズム面116における臨界角は、スネルの法則から約41.8°となる。上述にように、入射角αはα=45°であるから、垂直入射光117はプリズム面116で全反射される。
一方、(19B)に示すように、前記液体容器部102が水で満たされた液中部103bからなる場合、水の屈折率nをn=1.33とすると、前記プリズム面116における臨界角はスネルの法則から約62.5°となる。全反射の条件は破れ、垂直入射光117は前記プリズム面116で屈折し、透過光122として液中部103b内に入射する。従って、垂直入射光117は、前記気体部103bに接触するプリズム面116で全反射され、前記液中部103aとの境界面では全反射せずに透明化することから、前記液中部103aと前記気体部103bの境界である液体位置が視認され易くなる。
特開2006−230738公報 特開平06−43003号公報
しかしながら、前記気体部103bに接触するプリズム面116での全反射条件は、垂直入射光117もしくは入射角θiが小さな傾斜入射光118に対して成り立っている。即ち、(19A)に示すプリズム面116aでは、プリズム面116aに対する傾斜入射光118の入射角αがα=45°−θiとなるから、臨界角が41.8°であるとすると、前記入射角θiが3.2°より大きな場合には、全反射せずに透過光122が前記気体部103b内に入射する。
また、(19C)に示すように、プリズム面116aに対する傾斜入射光118の入射角αがα>45°となり、臨界角を超える場合、前記傾斜入射光118はプリズム面116aで全反射する。しかし、対向するプリズム面116bの入射角α’は、α’=45°−θiで表され、この入射角θiがθi=3.2°より大きい場合には、前記傾斜入射光118が全反射せずに前記気体部103b内に入射する。従って、前記傾斜入射光118の入射角θiが−3.2°〜の3.2°の範囲に無い場合、全反射の条件は満足されず、覗窓表面106cに対して斜め方向(図18の方向c2)から従来の反射型液面計を視た場合、液体位置の視認性が低減していた。換言すれば、正確な液体残量を確認するためには、覗窓106を目視する方向を調整する必要があり、従来の反射型液面計を用いて簡単により正確な液体残量を確認することは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、液体容器内の液面位置が外光を利用して広角な方向からより明確に目視でき、より簡単に正確な液体量を確認できる反射型液面計を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために提案されたものであって、本発明の第1の形態は、液体容器の側面に覗窓が設けられ、この覗窓内面と前記液体容器内の液中部が接触する透過境界面では前記覗窓外面からの入射光を透過させ、前記覗窓内面と前記液体容器内の気体部が接触する反射境界面では前記入射光を反射させ、液面位置が前記覗窓を介して前記液体容器外から視認されるように前記覗窓内面に光学構造を形成した液体容器の反射型液面計において、前記光学構造が所定方向に連続的で同一断面形状を有する微細構造を周期的に配設した回折格子構造である反射型液面計である。
本発明の第2の形態は、第1の形態において、前記回折格子構造による1次回折光の回折角θR1が可視光に対して0.2°〜10°の範囲にある反射型液面計である。
本発明の第2の形態は、第1又は第2の形態において、前記回折格子構造の周期間隔が0.005mm〜0.1mmである反射型液面計である。
本発明の第3の形態は、第1〜第3のいずれかの形態において、前記反射境界面における入射角に対する前記入射光の反射率分布が1次以上の反射回折光による高次成分を含み、前記反射率分布が前記入射角の増大に伴って前記高次成分を増加させる高次成分増大領域を有し、かつ0次及び高次の反射回折効率の和が十分高く、透明素材の回折格子の液面上部が銀色金属光沢の外観を呈するようになる反射型液面計である。
本発明の第4の形態は、第1〜第4のいずれかの形態において、前記各微細構造の前記断面形状が三角形であり、前記内面側の頂角が60°〜120の範囲にある反射型液面計である。
本発明の第5の形態は、第1〜第5のいずれかの形態において、前記回折格子構造の周期方向が前記液面の平均面に対して平行若しくは略平行又は垂直若しくは略垂直となるように配設される反射型液面計である。
本発明の第6の形態は、第1〜第6のいずれかの形態において、前記覗窓内面に前記回折格子構造が形成されたフィルムを配設して、前記覗窓内面に前記回折格子構造を設ける反射型液面計。
本発明の第6の形態は、第1〜第7のいずれかの形態において、前記回折格子構造が射出成型、金型成型又は切削加工により形成される反射型液面計である。
本発明の第1の形態によれば、前記光学構造が所定方向に連続的で同一断面形状を有する微細構造を周期的に配設した回折格子構造であるから、前記気体部が接触する反射境界面では、1次以上の回折効果により広角な範囲から入射する入射光の反射率を増大させる増強することができる。従来の反射型液面計では、覗窓の外表面に対して鉛直でない方向から前記液面位置を視認することが困難であった。本発明に係る回折格子構造によれば、前記反射境界面において、1次以上の回折光として非鉛直な方向からの入射光も高効率に反射されるから、前記覗窓の外部から目視により気体部と液中部の境界を明確に区別して視認することができる。即ち、回折格子の効果が発現するような周期間隔を有する微細構造を覗窓内面に形成することにより、鉛直方向への全反射を利用した従来のプリズム構造と異なり、外光が前記反射境界面で広角な方向へ反射され、視認可能な角度範囲が格段に向上した反射型液面計を提供することができる。
本発明の第2の形態によれば、前記回折格子構造による1次回折光の回折角θR1が可視光に対して0.2°〜10°の範囲にあるから、1次以上の回折光からなる高次成分を広角に反射させることができ、入射光の反射率を増加させることができる。波長λの光が前記回折格子構造の周期方向に対して入射角θiで入射する場合、反射回折光の回折角θRmは、次の関係を有している。
sinθi±sinθRm=mλ/D (1)
ここで、Dは前記回折格子構造の周期間隔、mは次数であり、m=0,±1,±2,・・・である。入射角θiがθi=0°の場合、その1次の回折角θR1は(1)式から以下の式で表される。
θR1=sin−1(λ/D) (2)
少なくとも可視光の青色側に位置する波長0.4μmの1次回折光が0.2°より大きな回折角θR1を有する必要がある。即ち、可視光における短波長側の回折光が所定の回折角以上に広がることによって、より高次及び/又は長波長側(赤色側)の可視光はより大きな回折角で反射され、入射光を広角な範囲に反射できる所望の反射率分布が実現される。可視光に対してθR1≧0.2°に設定するには、波長λ=0.4μmの場合に、周期間隔Dを約0.115mm以下に設定する必要があることが、上記(2)式から概算することができる。更に、1次回折光が10°より大きくなると、反射角0°近傍に反射光量が著しく低下した反射角領域が形成され得る。従って、覗窓の目視方向を僅かに斜めにずらした場合、好適な量の反射光が目視されず、液面位置が明確に観察されないことが考えられる。可視光に対してθR1≦10°に設定するには、波長λ=0.7μmの場合に、周期間隔Dを約0.004mm以上に設定する必要があることが、上記(2)式から概算することができる。1次回折光の回折角θR1が可視光に対して0.2°〜10°の範囲にすれば、上記の概算から、広角な範囲に反射光が放射され、反射角の増大に伴う反射率の低減が回折光により補われ、斜め方向から覗窓を目視した場合においても、前記回折格子構造と前記気体部との反射境界面から好適な量の反射光が観察されることが分かる。換言すれば、斜め方向から覗窓を目視しても前記透過境界面と反射境界面からの反射光量に明確な差異が生じ、反射型液面計における目視角度依存性を改善することができ、液体位置を明確に視認することができる。
本発明の第3の形態によれば、前記回折格子構造の周期間隔が0.005mm〜0.1mmの範囲にあるから、前記高次成分を広角に拡がることにより、前記覗窓の斜め方向から液体位置を観察しても明確に液体量を確認することができる。前述の概算では、前記回折格子構造の周期間隔が0.004mm〜0.115mmの範囲に設定すべきことが見積もられたが、前記覗窓内面に回折格子構造を形成して種々の回折格子構造パターンに関する実験結果から、本発明者の鋭意研究の結果、反射型液面計における目視角度依存性を改善するために、より好適な周期間隔の範囲が得られている。前記回折格子構造の周期間隔Dが0.1mm以下に設定された場合、回折効果により前記反射境界面における好適な反射率分布を得ることができ、目視角度依存性を改善することが実験的に確認されている。更に、前記周期間隔Dが0.005mm以上に設定された場合、前記反射境界面における好適な反射率分布が得られることが確認されており、0.005mmよりも前記周期間隔Dが小さくなった場合、前記反射境界面における反射率が低下し、液面位置の視認性が低下する結果が得られている。0.005mm以下になると回折による光の分散が大きくなると同時に反射する次数が最大で±18次までの範囲となることから、反射角の波長依存性が顕著になり、視認できる程度に分光されて虹色になる。また、後述のシミュレーション結果において、気体部と接触する反射境界面では、回折格子の反射率が視野角±20°で30%以下になり、気体部による銀色金属光沢を有する反射と液中部による反射のコントラストが不明瞭になって視認性が低下する。従って、前記回折格子構造の周期間隔Dを0.005mm〜0.1mmの範囲に設定することにより、反射型液面計における目視角度依存性を格段に改善することができ、液体位置をより明確に視認することができる。
本発明の第4の形態によれば、前記反射境界面での入射角に対する反射率分布が1次以上の反射回折光による高次成分を含み、この反射率分布が入射角の増大に伴って前記高次成分を増加させる高次成分増大領域を有することから、0次の反射回折光が前記入射角の増大に伴って減少することを補い、入射角に対する好適な反射率分布を前記反射境界面に付与することができる。且つ0次及び高次の反射回折効率の和が十分高く、透明素材の回折格子の液面上が銀色の外観を呈するから、前記透過境界面と反射境界面における反射率に明確な差異が生じ、斜め方向から覗窓を目視しても液体位置を明確に視認することができる。
後に詳述する反射率に関するシミュレーション結果では、前記回折格子構造の周期間隔Dが好適な範囲にある場合、高次成分増大領域において、入射角θが0°から増加するに伴って反射率は顕著に増大する結果が得られている。一方、上記シミュレーション結果において、0次回折の反射率は、入射角0°に鋭いピーク構造を有し、入射角θの増加に伴って急激に減少する。従って、前記高次成分により0次回折の減少が補われ、入射角θが増大しても好適な反射率で反射光が放射される。
本発明の第5の形態によれば、前記各微細構造の前記断面形状が三角形であり、前記内面側の頂角θpが60°〜120°の範囲にあるから、前記覗窓内面と気体部の反射境界面が幾何光学に従う全反射条件もしくは高反射率の条件を満足し易くなり、前記反射境界面において入射光が高反射率で反射される。前述のように、ガラスの屈折率nをn=1.5、空気の屈折率をn=1とすれば、スネルの法則から前記反射境界面の臨界角は約41.8°となり、水の屈折率をn=1.33とすると、前記透過境界面の臨界角は約62.5°となる。前記断面形状が三角形である場合、前記頂角を挟む2面における入射角α、α’は、θp=α+α’の関係を有している。従って、前記頂角θpが60°〜120°の範囲にあれば、前記透過境界面を形成する前記2面では、確実に入射角を臨界角62.5°以下にすることができ、前記反射境界面では、入射角α、α’の両方又は一方を臨界角以上に設定することができる。更に、本発明に係る反射型液面計によれば、全反射条件を満たさない角度から入射する光の反射率を、回折格子構造によって好適な反射率で反射させることができ、液面位置の視認性をより向上させることができる。即ち、前記反射境界面では、高次に回折分散される多色光の混合により、銀色金属的な光沢を有し、液中部にある透過境界面とは明瞭な違いが生じている。
本発明の第6の形態によれば、前記回折格子構造の周期方向が前記液面の平均面に対して平行若しくは略平行又は垂直若しくは略垂直となるように配設されるから、前記液面位置をより確実に視認することができる。前記回折格子構造の周期方向が液面と平行になるように設置される場合、目視方向が覗窓外面に垂直な方向から左右にずれても、回折効果が高効率に作用して左右方向に対する前記反射境界面での反射率を増大させるから、透過境界面との違いを明確に視認することができる。周期方向が液面と平行になるように設置されれば、目視方向が覗窓外面に垂直な方向から上下にずれても、液面位置の視認性の低下が抑制され、より確実に液体量を視認することができる。
本発明の第7の形態によれば、前記覗窓内面に前記回折格子構造が形成されたフィルムを配設して、前記覗窓内面に前記回折格子構造を設けるから、種々の形状の液体容器に本発明に係る反射型液面計を配設することができる。液体容器の大きさや形状に応じて覗窓内面の大きさや形状も変化するが、これに合わせて前記回折格子構造の製造工程を設定せずに、前記フィルムを前記液面容器に応じて加工することができ、本発明に係る反射型液面計の製造コストを低減することができる。
本発明の第8の形態によれば、前記回折格子構造が射出成型、金型成型又は切削加工により形成されるから、従来の製造装置を用いて本発明に係る反射型液面計を製造することができると共に、前記回折格子構造の周期間隔や格子構造を設計に従って高精度に設定することができる。従って、目視角度依存性が改善されて液体位置を明確に視認することができる反射型液面計を高効率に低コストで提供することができる。前記回折格子構造が形成された前記覗窓又は前記フィルムの材料には、各種のガラスや透明樹脂などが用いられ、透明樹脂が用いられる場合、ポリカーボネート、アクリル樹脂、AS、PS、MS、シクロオレフィン系樹脂及びCR39等から適宜選択することができる。
以下、本発明に係る装置の実施の形態を、図1〜図15に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る反射型液面計を具備する液体容器の構成概略図である。(1A)に示すように、液体容器2は、液体容器本体4、覗窓6及びこの覗窓6の内面に配設された回折格子部8から構成され、前記液体容器2内に液体10が貯留されている。従って、この液体容器2の内部は、気体部3aと液中部3bから構成され、液面12を示す液面位置14が矢印bの方向から目視することができる。即ち、後述するように、矢印bの方向から目視した場合、回折格子構造が形成された回折格子部8により、覗窓外面を構成する反射部表面6aと透過部表面6bとが区別され、液面位置14を明瞭に視認することができる。前記反射部表面6aは金属表面の様に視え、透過部表面6bは透明に視えることにより液面位置14が視認される。(1B)は、(1A)に示した回折格子部8の拡大斜視図であり、回折格子部8が覗窓6の内面に密着配置され、その表面には三角形状の回折格子構造8aが形成されている。
図2は、図1に示した液面容器2のA−A線断面概略図である。(2A)に示すように、前記気体部3aと回折格子部8と接触面は反射境界面5となり、方向b1からの入射光が反射部表面から入射し、前記反射境界面5で反射される。一方、方向b2からの入射光は前記透過部表面6bに入射し、前記液中部3bと回折格子部8と接触面である透過反射部7を透過する。従って、前記反射境界面5と透過反射部7における入射光に対する反射率が明確に異なり、液面位置14が視認される。ここで、方向b1及びb2は、前記覗窓外面に対して垂直な方向のみを示すものではなく、垂直な方向からずれて入射する光の方向も包含している。また、(2B)に示すように、覗窓6に回折格子部8を形成し、一体構造の覗窓を製造することもできる。尚、図1で説明した同一符号の部材については、必要でない限り、説明を省略する。
図3は、図1の矢印a方向から見た回折格子部8の拡大図である。図3の回折格子部8は、液面位置14に対して周期方向が直交する配置になっている。反射境界表面5における微小領域(二点破線)のB−B断面を図4(4A)に示し、入射角θiと回折角θRmについて説明する。図4(4A)に示すように、垂線19に対して入射角θiで回折格子部を進行する入射光18aは、格子構造面16aにより反射角θRmで反射されて反射光20aとなる。同様に、入射光18bは隣接する格子構造において反射され、反射光20bとなる。入射光18a、18bの光路差Δ2は、周期間隔Dを用いてD・sin(θi)となり、反射光20a、20bの光路差Δ1は、D・sin(θRm)で表される。従って、反射光20a、20bが回折光として反射されるためには、以下の(1)式を満足する。
sin(θi)+sin(θRm)=mλ/D (1)
ここで、λは波長、m0,±1,±2,・・・は次数を表し、図に示す角度を正の値とし、垂線19に対してθR0方向への角度を負の値としている。従って、0次の反射回折光21(m=0)は、図に示すように、θR0=−θiとなる方向に反射される回折光である。
図5〜図15は、本発明に係る回折格子構造に対して計算された反射率の入射角依存性である。より好適な回折格子構造を設計するため、回折シミュレーションソフト“GOSOLVER Ver.4.12”(Grating Solver Development Company 製)を用いて、回折効率(DE)の計算を行っている。このソフトでは、Rigorous Vector Coupled-Wave Analysis (M. G. Moharam and T. K. Gaylord, "Rigorous Coupled-Wave Analysis of Planar-Grating Diffraction," J. Opt. Soc. Am. Vol. 71, pp. 811-818, 1981)により回折効率(DE)の計算が行われており、単色光に対して精密な数値解を得ることができる。回折効率(DE)は、一般的に以下の式で定義され、その反射成分から反射率を導出することができる。
DE=|RRe(kzm/k1z) (2)
ここで、Rはm次回折波の複素振幅、kzmは回折波の波数ベクトルのz成分、k1zは入射光の波数ベクトルのz成分である。上記ソフトによる数値計算では、回折格子構造を構成する三角形状を図4に示す2等辺三角形とし、頂角θpは、90°としている。更に、図4(4B)に示すように、この三角形状の回折格子構造8aは、周期方向の幅が徐々に狭まるように平板を積層した構造により近似されており、格子構造面16aが積層された階段形状で近似される。前記平板の厚さが入射光の波長より小さくなるように設計され、積層の数を階数(レベル)と呼べば、以下に示すシミュレーションでは、レベル70で計算が行われている。ここで、光の波長はλ=0.7μmに設定され、回折格子構造はガラスから形成されるものとし、ガラスの屈折率nをn=1とし、空気の屈折率nをn=1としている。
図5は、周期間隔(ピッチ)Dが0.01mmの場合のシミュレーション結果をまとめた図表であり、図6はそれらをプロットしたグラフ図である。図5は、0°〜20°の範囲で入射角θiに対して、0次〜±36次回折光の反射率を数値計算したシミュレーション結果である。図5には、0次回折光の反射率(以下、「0次成分」と呼ぶ)、1以上と−1次以下の各反射率を全て足し合わせた高次の反射率(以下、「高次成分」と呼ぶ)及び0次成分と高次成分を足し合わせた全反射率が示されている。図6では、各入射角に対する前記0次成分を白丸(○)で、高次成分を白三角(△)で、全反射率を黒丸(●)で示している。
図5及び図6に示すように、入射角20°に対応する視野角±20°で反射率が35%以上であることがシミュレーション結果から立証されている。反射率に寄与するのは高次成分によるものであり、0次成分の寄与は入射角θi=0°を除いて10%以下である。図示しないが、周期間隔(ピッチ)Dを0.01mmよりも大きくした場合においても、0.1mmまでは、ほぼ同様の結果が得られている。また、高次成分は、θiが大きくなると伴に反射率が増大し、θi=5°に1つ目のピークが存在し、反射率が60%程度まで達している。このような高次成分増加領域がθi>0°の範囲に少なくとも1以上存在することにより、視野角が大きな位置においても好適な反射率が付与される。
図7には、周期間隔(ピッチ)Dが0.01mmの場合に、入射角範囲を0°〜80°まで拡大して計算したシミュレーション結果を示す。(7A)には反射境界面に対する結果を、(7B)には、水の屈折率nをn=1.33とした場合の透過境界面における反射率分布のシミュレーション結果を示す。更に、(7A)の結果を図8に、(7B)の結果を図9にプロットしている。また、図5及び図6と同様に、図8及び図9は、0次成分、高次成分及全反射率を示しており、各入射角に対する0次成分を白丸(○)で、高次成分を白三角(△)で、全反射率を黒丸(●)で示している。以下、図10〜図15においても同様である。
(7A)及び図8に示すように、入射角80°に対応する視野角±80°の場合においても、前記回折格子構造による反射率は低下することがない。即ち、ほぼ全方向から目視しても気体部を形成する空気と接触する反射境界面では、銀色金属光沢有する反射として視認される。(7B)及び図9に示すように、ガラスからなる回折格子構造と水とが接触する透過境界面では、視野角±40°までは、反射率が10%以下であり、視野角±60°においても20%以下である。従って、広い視野角に対して光が透過することが回折シミュレーションの結果からも明らかにされており、前記反射境界面との良好なコントラストが実現される。
図10及び図11には、周期間隔(ピッチ)Dが0.005mmの場合に、0°〜80°の入射角範囲に対して計算されたシミュレーション結果を示す。図10及び図11に示すように、Dが0.01mmの場合に比べ、各入射角に対する反射率が僅かに低下しているが、入射角の増大に伴う0次成分の急激な減少を補うように、高次成分が増強されて広い視野角に対して反射率が保持されている。即ち、反射率分布のピークが入射角0°より大きな範囲にある高次成分増加領域が明確に存在し、周期間隔(ピッチ)Dが0.005mmの場合では、回折効果により斜め方向から液面位置を目視してもコントラストが保持され、明確に液体量を確認することができる。
図12及び図13には、比較例として周期間隔(ピッチ)Dが0.003mmの場合に、0°〜80°の入射角範囲に対して計算されたシミュレーション結果を示す。図12及び図13に示すように、周期間隔(ピッチ)Dが0.01mmより小さくなり、D=0.003mmとなると、各入射角に対する反射率が低下し、高次成分の反射率分布も0°又は0°近傍にピーク位置があり、入射角の増大に伴い反射率も低下している。従って、このシミュレーション結果では、周期間隔(ピッチ)D<0.005mとなり、D=0.003mmとなると、好適な反射境界領域が形成されないことが明らかにされている。
図14及び図15には、比較例として周期間隔(ピッチ)Dが0.001mmの場合に、0°〜80°の入射角範囲に対して計算されたシミュレーション結果を示す。D=0.001mmとなると、各入射角に対して反射率が10%以下となり、特に、入射角0°に近い領域において反射率の著しい低下が見られる。0次成分ですら、入射角0°では反射率が10%以下になっている。図12〜図15の結果は、前記反射境界面において回折効果を利用するために、高次成分として有効な回折次数の数が保持される必要があることを示唆しており、周期間隔(ピッチ)D<0.005mでは、所望の反射率が得られないことを示している。
図16は、本発明に係る反射型液面計の視認性を目視により試験した結果を示す図表である。前記周期間隔が0.001mmから5mmまでの範囲にある各々の回折格子部(フィルム状)を用いて、液面位置の視認性を試験した。各回折格子部には三角形状の回折格子構造が形成されており、頂角は全て90°に設定されている。目視方向を上記回折格子部表面に垂直に設定した場合と、垂直方向から約20°程度ずらした方向(目視方向20°)から液面位置を観察している。観察は空気中で行われ、液体には水を用いている。液面位置の視認性が良好なものを◎、視認可能なものを○、視認が困難であるものを△とした。目視方向0度では、周期間隔が5mm〜0.005mmの範囲において良好な視認性が確認され、0.003mmでは視認可能であり、0.001mmでは視認が困難となっている。目視方向20°では、良好な視認性を有する範囲が狭まり、0.1mm〜0.005mmの範囲で良好な視認性が確認されている。この結果は、上述のシミュレーション結果と良い一致を示すと共に、0.1mm程度から回折格子の効果により目視方向を広げても液体位置が視認できることを実験的に立証するものである。
図17は、本発明に係る反射型液面計を具備するスチームオーブンレンジ用の液体容器2の概略図である。家電製品のスチームオーブンレンジ51は、液体容器2(ここでは、「給水容器2」と呼ぶ)に、ほぼ毎回、料理する前に給水を行う必要がある。水が無い状態で料理すると、料理から水分が失われ、料理の味が損なわれる場合が多い。フタ40付きの給水容器2には、水が入っており、液面に対して周期方向が平行の回折格子部8を覗窓6内面に設けられており、液面位置14を明確に視認することができる。給水容器2を覗窓6が前方に向くように装着部52に配置すれば、常時、水の量を明瞭に確認することができる。
本発明は、上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明に係る反射型液面計によれば、給水ポットに設けられた液量表示用の透明管、加湿器やスチームオーブン等の給水部などを構成する液体容器に用いて、容器内にある液体の液面位置(水レベルなど)を外部からより明確に視認することができる。従って、供給する液体が加熱される場合など、供給水が無くなると熱エネルギーの無駄な消費でるだけでなく、加熱装置自身が危険な温度まで加熱される可能性がある。本発明によれば、反射型液面計における目視角度依存性を改善することができ、液体位置を明確に視認することができるから、液体供給が必要とされる装置を適切な状態で安全かつ効率的に使用することができる。
本発明に係る反射型液面計を具備する液体容器の構成概略図である。 図1に示した液面容器のA−A線断面概略図である。 図1の矢印a方向から見た回折格子部の拡大図である。 図3の反射境界表面における微小領域のB−B断面図である。 周期間隔Dが0.01mmの場合のシミュレーション結果(0°〜20°)を示す図表である。 図5の結果をプロットしたグラフ図である。 周期間隔Dが0.01mmの場合のシミュレーション結果(0°〜80°)を示す図表である。 図7(7A)の結果をプロットしたグラフ図である。 図7(7B)の結果をプロットしたグラフ図である。 周期間隔Dが0.005mmの場合のシミュレーション結果(0°〜80°)を示す図表である。 図10の結果をプロットしたグラフ図である。 比較例である周期間隔Dが0.003mmの場合のシミュレーション結果(0°〜80°)を示す図表である。 比較例である図12の結果をプロットしたグラフ図である。 比較例である周期間隔Dが0.001mmの場合のシミュレーション結果(0°〜80°)を示す図表である。 比較例である図14の結果をプロットしたグラフ図である。 本発明に係る反射型液面計の視認性を目視により試験した結果を示す図表である。 本発明に係る反射型液面計を具備するスチームオーブンレンジ用の液体容器の概略図である。 従来の反射型液面計の横断面図である。 従来の反射型液面計のプリズム面における入射・反射光路を示した拡大断面図である。
符号の説明
2 液体容器
3a 気体部
3b 液中部
4 液体容器本体
5 反射境界面
6 覗窓
6a 反射部表面
6b 透過部表面
7 透過反射部
8 回折格子部
8a 回折格子構造
12 液面
14 液面位置
16a 格子構造面
18a 入射光
18b 入射光
19 垂線
20a 反射光
20b 反射光
21 反射回折光
51 スチームオーブンレンジ
52 装着部
101 反射型液面計
101a 押え部材
101b 受け部材
101c クッション材
101d 連通孔
102 液体容器部
103a 気体部
103b 液中部
106 覗窓
108 プリズム
116 プリズム面
116a プリズム面
116b プリズム面
117 垂直入射光
118 傾斜入射光
122 透過光
θp 頂角
θi 入射角
θRm 回折角
D 周期間隔

Claims (8)

  1. 液体容器の側面に覗窓が設けられ、この覗窓内面と前記液体容器内の液中部が接触する透過境界面では前記覗窓外面からの入射光を透過させ、前記覗窓内面と前記液体容器内の気体部が接触する反射境界面では前記入射光を反射させ、液面位置が前記覗窓を介して前記液体容器外から視認されるように前記覗窓内面に光学構造を形成した液体容器の反射型液面計において、前記光学構造が所定方向に連続的で同一断面形状を有する微細構造を周期的に配設した回折格子構造であることを特徴とする反射型液面計。
  2. 前記回折格子構造による1次回折光の回折角θR1が可視光に対して0.2°〜10°の範囲にある請求項1に記載の反射型液面計。
  3. 前記回折格子構造の周期間隔が0.005mm〜0.1mmである請求項1又は2に記載の反射型液面計。
  4. 前記反射境界面における入射角に対する前記入射光の反射率分布が1次以上の反射回折光による高次成分を含み、前記反射率分布が前記入射角の増大に伴って前記高次成分を増加させる高次成分増大領域を有し、かつ0次及び高次の反射回折効率の和が十分高く、透明素材の回折格子の液面上部が銀色金属光沢の外観を呈するようになる請求項1〜3のいずれかに記載の反射型液面計。
  5. 前記各微細構造の前記断面形状が三角形であり、前記内面側の頂角が60°〜120の範囲にある請求項1〜4のいずれかに記載の反射型液面計。
  6. 前記回折格子構造の周期方向が前記液面の平均面に対して平行若しくは略平行又は垂直若しくは略垂直となるように配設される請求項1〜5のいずれかに記載の反射型液面計。
  7. 前記覗窓内面に前記回折格子構造が形成されたフィルムを配設して、前記覗窓内面に前記回折格子構造を設ける請求項1〜6のいずれかに記載の反射型液面計。
  8. 前記回折格子構造が射出成型、金型成型又は切削加工により形成される請求項1〜7のいずれかに記載の反射型液面計。
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