JP2008093294A - 医療用トレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で使い捨てが可能であり、常に衛生的な状態で使用することができ、しかも、血液や体液等の水分を吸収でき、血液等の飛散を防止できる極めて実用性に秀れた医療用トレイを提供する。
【解決手段】医療器具,医療補助材若しくは生体組織を収納する医療用トレイは、紙繊維と澱粉系結合材と水との混合物から成る第一吸収体1と、この第一吸収体1の上面に設けられる吸水紙から成る第二吸収体2とを、インサート成形により一体化して成るものであることを特徴とする医療用トレイであって、該医療用トレイの上面には、前記医療器具,医療補助材若しくは生体組織に付着する水分の該医療用トレイ内部への通過を許容する孔3を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用トレイに関するものである。
例えば、手術時に、血液や体液等が付着した医療器具(メス・鉗子など),医療補助材(ガーゼ・脱脂綿など)若しくは生体組織(臓器・皮膚など)を収納する医療用トレイとしては、特許文献1に開示されるような、ステンレス製のトレイが多くを用いるのが一般的である。
特開平6−261914号公報
しかしながら、上記ステンレス製のトレイは、使用後、洗浄・殺菌消毒して何度も使用するものであり、例えば感染症等の問題から血液が残らないように慎重な管理が要求されるが、衛生的に維持するのが難しく、また、洗浄・殺菌消毒を行う看護師の負担が大きい。
また、ステンレス製のトレイは、吸水性がないため、手術器具や臓器をトレイに載置する際、血液等が他の器具やトレイ等に飛散し、清掃の負担が大きいという問題点がある。
本発明は、上述のような問題点を解決すべくなされたもので、安価で使い捨てが可能であり、常に衛生的な状態で使用することができ、しかも、血液や体液等の水分を吸収でき、血液等の飛散を防止できる極めて実用性に秀れた医療用トレイを提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
医療器具,医療補助材若しくは生体組織を収納する医療用トレイであって、この医療用トレイは、紙繊維と澱粉系結合材と水との混合物から成り、この医療用トレイの上面には、前記医療器具,医療補助材若しくは生体組織に付着する水分の該医療用トレイ内部への通過を許容する孔が設けられていることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、請求項1記載の医療用トレイにおいて、前記医療用トレイは、前記紙繊維50〜90部と前記澱粉系結合材10〜50部とを配合した物100部に前記水50〜200部を添加して成る混合物100部に対し、非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩を0.2〜2.0部添加した混練物であることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記澱粉系結合材は、澱粉結合材若しくは該澱粉結合材の10〜50%(重量)をポリビニルアルコールにより置換したものであることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記医療用トレイには、吸水性ポリマーが含有せしめられていることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、医療器具,医療補助材若しくは生体組織を収納する医療用トレイであって、この医療用トレイは、紙繊維と澱粉系結合材と水との混合物から成る第一吸収体1と、この第一吸収体1の上面に設けられる吸水紙から成る第二吸収体2とを、インサート成形により一体化して成るものであることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、請求項5記載の医療用トレイにおいて、前記第一吸収体1の上面には、前記医療器具,医療補助材若しくは生体組織に付着する水分の該第一吸収体内部への通過を許容する孔3が設けられていることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、請求項5,6いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記第二吸収体2として、体積の70%以上の水分を吸収可能な濾紙,吸水シート若しくは保水紙等の吸水紙が採用されていることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、請求項5〜7いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記第一吸収体1は、前記紙繊維50〜90部と前記澱粉系結合材10〜50部とを配合した物100部に前記水50〜200部を添加して成る混合物100部に対し、非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩を0.2〜2.0部添加した混練物を加熱乾燥したものであることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、請求項5〜8いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記第一吸収体1の澱粉系結合材は、澱粉結合材若しくは該澱粉結合材の10〜50%(重量)をポリビニルアルコールにより置換したものであることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、請求項5〜9いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記第一吸収体1には、吸水性ポリマーが含有せしめられていることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
また、請求項1〜10いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記医療用トレイの上面若しくは下面には難燃紙が設けられていることを特徴とする医療用トレイに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、安価で使い捨てが可能で常に衛生的な状態で使用することができ、しかも、血液や体液等の水分を吸収でき、血液等の飛散を防止できる極めて実用性に秀れた医療用トレイとなる。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
紙繊維を主成分とし安価であり、また、焼却も簡易に且つ安全に行うことができるから、使い捨てが可能となる。従って、常に衛生的な状態で使用することができ、看護士の負担も極めて軽減できる。
また、紙繊維と澱粉系結合材と水との混合物を、例えば加熱した金型等に投入して加熱乾燥させると、表皮(表面)に極めて孔が少ないスキン層が形成されて吸水性が低下する一方で、内部の紙繊維層には空隙が形成されるから(多孔質となるから)、良好な吸水性を発揮する。
従って、医療器具が載置される側となる上面に形成された孔を通じて内部に侵入した水分は、該内部の吸水性良好な紙繊維により吸収され、血液等の水分の飛散が防止され、また、吸水性が低い表面(側面及び下面)へは浸透しないため、周囲の汚染の心配もなくなる。
また一方で、繊維と澱粉系結合材と水との混合物から成る第一吸収体1と、この第一吸収体1の上面に設けられる吸水紙から成る第二吸収体2とを、インサート成形により一体化した場合には、吸水紙により水分を吸収しつつ平面方向に広範囲に水分を拡散できるため、更に吸収性が向上する。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、医療器具,医療補助材若しくは生体組織を収納する医療用トレイであって、この医療用トレイは、紙繊維50〜90部と、10〜50%(重量)をポリビニルアルコールにより置換した澱粉系結合材10〜50部とを配合した物100部に、水50〜200部を添加して成る混合物100部に対し、非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩を0.2〜2.0部添加した混練物を加熱乾燥して成る第一吸収体1と、この第一吸収体の上面に設けられる吸水紙から成る第二吸収体2とを、インサート成形により一体化して成り、この第一吸収体1の上面には、前記医療器具,医療補助材若しくは生体組織に付着する水分の該第一吸収体1内部への通過を許容する孔3が設けられているものである。
各部を具体的に説明する。
第一吸収体1は、上記混練物を、市販の押し出し成形機、例えば成形機内に材料を投入するためのホッパーと、投入された材料を攪拌して可塑化せしめ成形機先端側に押し出すスクリューと、成形機の先端に設けられる金型とを具備したものに投入し、加熱された金型内に押し出された混練物を加熱して水分を蒸発させることで乾燥させ、金型から取り出し、冷却・切断することで、所望の形状に形成したものである。尚、押し出し成形機に限らず射出成形機を用いて成形しても良い。
従って、金型の内部(キャビティ)に最初に押し出されて金型に直接接触した混練物は、該金型により急速に加熱されて乾燥し、スキン層4が形成される。このスキン層4は孔がほとんどなく、従って、吸水性をほとんど発揮しない。
また、成形時には第一吸収体1の上面(医療器具等が載置される側の面)には、多数の孔3が並設状態(例えば格子状や千鳥状)に穿設される。この孔3を通じて第一吸収体1の内部5への水分(血液や体液)の通過が許容され、内部5の繊維体により該水分が吸収される。尚、このように第一吸収体1上に吸水紙(第二吸収体2)を設ける場合には、孔3を形成しなくても良い。
また、第一吸収体1は、上記材料に加え、吸水性ポリマーを含む構成としても良い。この場合、一層吸水性が向上する。
更に、第一吸収体1若しくは第二吸収体2に、難燃紙をインサート成形等により一体化せしめて難燃性を付与しても良い。
第一吸収体1は、受け皿状に形成され、この第一吸収体1上に第二吸収体2をインサート成形により熱圧着して密着一体化する。尚、第一吸収体1及び第二吸収体2は共に、紙繊維(パルプ)を主成分とするものであるから、極めて良好に密着し、それだけ薄型化が可能となる。また、分別する必要なくまとめて廃棄処分できる。
具体的には、少なくとも受け皿状の第一吸収体1の内面にして底面1a部分を隠蔽するように第二吸収体2を設ければ、第二吸収体2による水分の吸収は良好に行われるが、本実施例においては、底面1aだけでなく第一吸収体1の内面全体(底面1a及び側周内面1b)を略覆うように第二吸収体2を設けている。従って、それだけ血液等の水分を良好に吸収でき、血液等の飛散を防止できる。
第二吸収体2としては、体積の70%以上の水分を吸収可能なシート状のパルプ材から成る吸水紙が採用されている。具体的には、表面処理を施して表面に適度な隙間を設けた吸水シートが採用されている。尚、吸水紙としては吸水シートに限らず、濾紙や保水紙等を採用しても良い。
従って、吸水性良好な第二吸収体2により良好に水分が吸収され、この水分は水平方向に万遍なく拡散し、第一吸収体1の上面に形成した多数の孔3を通じて第一吸収体1の内部5においても紙繊維に吸収されることになる。この際、第一吸収体1の表面にはスキン層4が形成されるため、第一吸収体内部1で吸収された水分は、表面(下面及び側面)には浸透せず、外部への漏出は阻止される。
尚、本実施例は、上述のように第一吸収体上に第二吸収体を一体化した構成としているが、上記第一吸収体だけで医療用トレイを構成しても良い。この場合には、吸水性ポリマーを含有させたり、体積をやや大きめに設定して可及的に吸水性を高める構成とするのが望ましい。
以下、更に本実施例について詳述する。
紙繊維としては、木材、木綿、亜麻、麻、藁等より得られる製紙用パルプ材の状態、あるいは、使用済み新聞紙、雑誌、段ボール等の紙類、板紙、裁断屑紙、製紙工程で発生する破紙、損紙、落とし紙、使用済み廃紙等のような故紙の状態のものが使用でき、これらを微粉砕したものは、成形材料として配合した場合でも分散し易く、成形体の表面が平滑性に秀れたものとなり、効果的である。
結合材としての澱粉系結合材(若しくは澱粉結合材)は、紙繊維と極めて類似性を有する分子構造になっているので、紙繊維を強固に接着結合することができ、また、成形体の肉厚が薄い場合でも、高強度で高剛性を示して反りが発生し難くなる。
また、ポリビニルアルコールの分子構造は、紙繊維及び澱粉とは異なるものであるが、分子内に澱粉と同じ程度の親水基を有するので、澱粉と相溶して紙繊維を結合させる機能を有し、更に、長鎖状高分子で澱粉のように分岐構造ではないので、靭性が高く、澱粉と混合して結合材に使用すると成形体に靭性を付与することができる。従って、澱粉の10〜50%をポリビニルアルコールにより置換してポリビニルアルコールを複合させた澱粉系結合材を用いると秀れた靭性を示し、ひび割れがない成形体を得ることができる。
材料の主成分となっている紙繊維及び澱粉系結合材は、上述のように水溶性且つ生分解性で無帯電性あるから、成形体も生分解性で無帯電性となる。
非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩としては、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸ストロンチウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸アルミニウム、ラウリン酸ストロンチウムの単独、若しくはそれらを複数混合したものが、紙繊維及び澱粉と均質に混合され易く、粉体状態で秀れた滑性を示し、界面での滑性効果による潤滑性作用及び離型作用により、加工性を向上させることができるから、効果的である。
この非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩を添加することにより、この長鎖脂肪酸の金属塩が内部離型剤として作用するので、材料を混練する工程において、材料が混練機の壁面等に粘着するのを阻止して作業性を向上させることができる。この非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩の作用は、脂肪酸鎖部分に基づく非極性部分と非アルカリ金属部分に基づく極性部分とにより、界面活性機能を有し、水に不溶性で撥水性を有し、その上、溶融及び粉体のいずれの状態でも滑性を有していることに起因するものと考えられる。
また、紙繊維50〜90部と、澱粉結合材の10〜50%(重量)をポリビニルアルコールにより置換した澱粉系結合剤(若しくは澱粉結合材)10〜50部とを配合した物を用いているが、紙繊維が50部以下で澱粉系結合材等の結合材の配合量が50部以上になると、紙繊維の補強効果が弱くなり、機械的強度が高い成形品が得られなくなってしまい好ましくない。一方、紙繊維が90部以上で結合材の配合量が10部以下になると、紙繊維を十分に結合し難くなるので、成形体の表面状態が粗となり、同時に成形体の機械的強度が低下して好ましくない。
また、上記紙繊維と結合材とを配合した物100部に、水50〜200部を添加して混練しているが、水の添加量が50部以下の場合には、混練がスムーズに行われ難くなって混練に負荷がかかり、且つ成形材料が発熱して均質な混練物になり難く、また、混練した成形材料をペレット状若しくはタブレット状としたときに形状を維持させることが困難となり好ましくない。一方、水を200部以上添加して混練した場合には、著しく低粘度で泥状の混練物となって成形に用いるには好ましくないものとなる。
また、上記紙繊維と結合材と水との混合物100部に、非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩0.2〜2.0部添加しているが、非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩を0.2部以下添加した場合には、その滑性効果が少なく、材料の混練工程では混練機壁面に粘着し易くなって作業性が悪くなり、また、ひび割れが発生し易くなって好ましくない。一方、非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩を2.0部以上添加した場合には、材料の混練工程では混練機壁面との摩擦抵抗が減少するので、短時間で均質に混練することが困難となるため好ましくない。
本実施例は上述のように構成したから、紙繊維を主成分とし安価であり、また、焼却も簡易に且つ安全に行うことができるから、使い捨てが可能となる。従って、常に衛生的な状態で使用することができ、看護士の負担も極めて軽減できる。
また、紙繊維と澱粉系結合材と水との混合物を、例えば加熱した金型等に投入して加熱乾燥させると、表皮(表面)に極めて孔が少ないスキン層が形成されて吸水性が低下する一方で、内部の紙繊維層には空隙が形成される(多孔質となる)ことで良好な吸水性を発揮する。
従って、医療器具が載置される側となる上面に形成された孔を通じて内部に侵入した水分は、該内部の吸水性良好な紙繊維により吸収され、血液等の水分の飛散が防止され、また、吸水性が低い表面(側面及び下面)へは浸透しないため、周囲の汚染の心配もなくなる。
また一方で、繊維と澱粉系結合材と水との混合物から成る第一吸収体1と、該第一吸収体1の上面に設けられる吸水紙から成る第二吸収体2とを、インサート成形により一体化した場合には、吸水紙により水分を吸収しつつ平面方向に広範囲に水分を拡散できるため、更に吸収性が向上する。
従って、本実施例は、安価で使い捨てが可能で常に衛生的な状態で使用することができ、しかも、血液や体液等の水分を吸収でき、血液等の飛散を防止できる極めて実用性に秀れたものとなる。
本実施例の一部を切り欠いた概略説明斜視図である。 本実施例の要部の拡大概略説明断面図である。
符号の説明
1 第一吸収体
2 第二吸収体
3 孔

Claims (11)

  1. 医療器具,医療補助材若しくは生体組織を収納する医療用トレイであって、この医療用トレイは、紙繊維と澱粉系結合材と水との混合物から成り、この医療用トレイの上面には、前記医療器具,医療補助材若しくは生体組織に付着する水分の該医療用トレイ内部への通過を許容する孔が設けられていることを特徴とする医療用トレイ。
  2. 請求項1記載の医療用トレイにおいて、前記医療用トレイは、前記紙繊維50〜90部と前記澱粉系結合材10〜50部とを配合した物100部に前記水50〜200部を添加して成る混合物100部に対し、非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩を0.2〜2.0部添加した混練物であることを特徴とする医療用トレイ。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記澱粉系結合材は、澱粉結合材若しくは該澱粉結合材の10〜50%(重量)をポリビニルアルコールにより置換したものであることを特徴とする医療用トレイ。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記医療用トレイには、吸水性ポリマーが含有せしめられていることを特徴とする医療用トレイ。
  5. 医療器具,医療補助材若しくは生体組織を収納する医療用トレイであって、この医療用トレイは、紙繊維と澱粉系結合材と水との混合物から成る第一吸収体と、この第一吸収体の上面に設けられる吸水紙から成る第二吸収体とを、インサート成形により一体化して成るものであることを特徴とする医療用トレイ。
  6. 請求項5記載の医療用トレイにおいて、前記第一吸収体の上面には、前記医療器具,医療補助材若しくは生体組織に付着する水分の該第一吸収体内部への通過を許容する孔が設けられていることを特徴とする医療用トレイ。
  7. 請求項5,6いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記第二吸収体として、体積の70%以上の水分を吸収可能な濾紙,吸水シート若しくは保水紙等の吸水紙が採用されていることを特徴とする医療用トレイ。
  8. 請求項5〜7いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記第一吸収体は、前記紙繊維50〜90部と前記澱粉系結合材10〜50部とを配合した物100部に前記水50〜200部を添加して成る混合物100部に対し、非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩を0.2〜2.0部添加した混練物を加熱乾燥したものであることを特徴とする医療用トレイ。
  9. 請求項5〜8いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記第一吸収体の澱粉系結合材は、澱粉結合材若しくは該澱粉結合材の10〜50%(重量)をポリビニルアルコールにより置換したものであることを特徴とする医療用トレイ。
  10. 請求項5〜9いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記第一吸収体には、吸水性ポリマーが含有せしめられていることを特徴とする医療用トレイ。
  11. 請求項1〜10いずれか1項に記載の医療用トレイにおいて、前記医療用トレイの上面若しくは下面には難燃紙が設けられていることを特徴とする医療用トレイ。
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