JP2008093226A - スノーボードにおけるバインディングの設定方法、取り付け方法及びそのスノーボードのレンタル方法 - Google Patents

スノーボードにおけるバインディングの設定方法、取り付け方法及びそのスノーボードのレンタル方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スノーボードの利用者の股関節の旋回動作能力の平均値や、利用者の経験値に基づく論理的なバインディングの設定方法の提供。
【解決手段】スタンサーによるバインディングの設定方法であって、次の手順を特徴とする方法。
(1) 利用者の身長・体重・年齢・性別等の個人情報を情報処理手段に入力する。
(2) 利用者の股関節の可動範囲を複数回測定した測定値の平均値並びに利用者の経験値に基づき最適のセッティングスタイルを決定して前記情報処理手段に入力する。
(3) 前記(1)のデータに基づいて、前記情報処理手段におけるデータ処理手段において利用者に最適のスタンス巾、センター角度、セッティングスタンス角度もしくは前後脚の角度等を前記情報処理手段により出力する。
(4) 前記(1)〜(3)の結果に基づいてバインディングを取り付ける。
【選択図】図3

Description

この発明は、スノーボードを購入し、もしくは貸与を受けて利用する利用者自身の年齢、性別や体格等の個人情報に適合した最適なバインディングの設定方法等の技術分野に属するものである。
ウインタースポーツの一種として人気の高いスノーボードの利用者は増加し続けている一方、利用者の未熟な使用技術や、スノーボードの選定ミス等の要因から不慮の事故の発生も懸念されている。
一般的にスノーボードスポーツにおいて、利用者に適合するスノーボードの選定に際しては、利用者自身がインストラクターや運動用具店の相談員からアドバイスを受け、スノーボードを試用して利用者自身の体感度や好み等から概ね感能的に評価し、選定を決断しており、利用者自身の特性、例えば身体的特徴、運動技能度等を考慮して科学的な観点で選定されてはいないのが実情であった。
又、スノーボードの選定と同様に重要なバインディングの設置に当たっても、前記と同様にインストラクターや相談員のアドバイスによって実施されており、必ずしも科学的でも理論的でもなかった。
(従来手法)
例えば、従来手法としては、自己のスノーボードにバインディングを装備させる場合や、レンタルショップで貸与を受ける場合等は、通常次のような手順でスタンスを決定していた。
即ち、
・ 利用者が後ろから他人に背中を押してもらい、先に出た側の足をスノーボードの前足とする。
・ 利用者に滑り易い廊下を歩くようにすり足で歩かせ、その時の前足をスノーボードの前足とする。
・ 利用者が両足を閉じてジャンプし、足が地面につく瞬間に無意識に足を前後させ、その時の前足をスノーボードの前足にする。
等があるが、無意識的にこれを実施することは必ずしも容易ではなく、客観的な前足の決定は保障し難いものであった。
更に、左足の足のセッティング角度を決定するには、現状では利用者の個体差を無視して使用者の体感を主体として、例えば、左足15度、右足0度とか、左足21度、右足9度というように格別の根拠もなく決定されている。
このため、未熟練者にはスノーボードの使用による疲労感が大きく、更には怪我の原因ともなり、又、経験者にとっては技能の向上に支障を来たすおそれがあった。
又、レンタルショップで貸与を受ける使用者の場合には、ビギナーが大半を占めているため、予め平均的にスノーボードに取り付けられたバインディングのスタンス巾等に対して疑念も持たずにこれを使用することとなり、不適合による重大な負傷等の事故のおそれがあった。
利用者がスノーボードをレンタル(貸与)する場合には、一般的には次のX1〜X4の手順が行われていた。
X1… 申込書に身長、体重、ブーツのサイズ、技術レベル(初、中、上)の申告をする。
X2… レンタル業者が経験的に身長から10cm〜15cm短い長さのスノーボードを選定。
X3… ・ 利用者のヒアリングでレギュラーもしくはグッフィの形式を決定する。
・ 業者の経験により、バインディング角度の決定。
X4… 貸し出し。
この場合、殆どレンタル業者の経験と利用者の好みによって決定されるため、科学的でも理論的でもないのが実状であった。
特開2005−13550号公報 このような実状に対応するため、特開2005−13550号公報で開示した発明(先行発明)が提案されている。
即ち、この先行発明によれば、利用者の股関節の可動範囲等の身体特性に科学的に適合するようにスノーボードにバインディングを設置できるものである。
従って、利用者は、安全にスノーボードスポーツを楽しめるだけなく、その操作技術を急速に向上させることができるものである。
しかしながら、現実に先行発明を実施した場合に更なる改善すべき次の点が明らかになった。
・ 改善点1
利用者の股関節の可動範囲にあっては、都度微妙に測定誤差が発生し、その数値に基づいて算出されるセッティングスタイル他にもバラツキが見られるため、利用者の信頼性の点で不安である。
・ 改善点2
利用者の経験的な技術力を無視して現実の個人情報のみに基づいてセッティングスタイル等を決定すると、経験的に身体に覚え込んだセッティングスタイル等との違和感がつきまとい、却って技術力の向上を阻害し、又、怪我の発生の要因ともなっていた。
この発明によって解決しようとする各問題点は次の通りである。
この発明が解決しようとする第1の課題点は、利用者の体格等の身体的特徴や年齢、性別等の条件に加えて利用者の経験年数や経験回数等の経験値による技術力を加味した最適の状態でスノーボード上にバインディングを設定しうる方法を提供することである。
この発明が解決しようとする第2の課題点は、利用者のセッティングスタイル、センター角度、スタンス巾、セッティングスタンス角度もしくは前後足の角度を決定してスノーボード上にバインディングを複数回の測定値の平均値から最適状態に装備させうるものを提供することである。
この発明が解決しようとする第3の課題点は、利用者に最適な状態にスノーボード上にバインディングを装備させて、快適で怪我のおそれがなく、スノーボーディング技能を効果的に向上させることができるものを提供することである。
前記の課題を解決する手段として次の発明が挙げられる。
(1) スノーボートの利用者の左右両脚の股関節の旋回動作能力を測定してバインディングの取り付け条件を設定可能とした装置において、基台上に利用者の左右両脚を個別的に搭乗可能とした一組の回転ディスクを設け、この回転ディスクの旋回量を検知する角度センサを配設し、操作指令部によって指令される情報処理手段に前記旋回量を報知し、情報処理手段に装備させたデータ処理手段によってバインディングの設定状況を決定可能としたスタンサーによるバインディングの設定方法であって、次の手順を特徴とする方法。
(1)-1.利用者の身長・体重・年齢・性別等の個人情報を情報処理手段に入力する。
(1)-2.利用者の股関節の可動範囲を複数回測定した測定値の平均値並びに利用者の経験値に基づき最適のセッティングスタイルを決定して前記情報処理手段に入力する。
(1)-3.前記(1)-1のデータに基づいて、前記情報処理手段におけるデータ処理手段において利用者に最適のスタンス巾、センター角度、セッティングスタンス角度もしくは前後脚の角度等を前記情報処理手段により出力する。
(1)-4.前記(1)-1〜(1)-3の結果に基づいてバインディングを取り付ける。
前記(1)の(1)-1乃至(1)-4の手順による設定方法によりスノーボードにバインディングを取り付けるバインディングの取り付け方法。
前記(1)によって、利用者の個体特性に適合したバインディングを装備させたスノーボードのレンタル方法であって、前記(1)の(1)-1乃至(1)-4の手順を行った後、このスノーボードを利用者に貸与するレンタル方法。
以上の如き解決手段によれば、前記の課題を解決できるばかりでなく、有効に発明の効果をも達成できるものである。
以上説明したこの発明による特有の効果は次の如くである。
(1) スノーボード上に利用者の身体的特性や経験値に適合したバインディングの設置ができる。
(2) スノーボード上に利用者の性別、もしくは年齢又は性別に芳しいバインディングの設定ができる。
(3) 利用者の体質に応じたスノーボードのライディングスタイルを選定できる。
(4) 利用者に適合したスノーボーディングが行えるため、身体上に無理な負担が与えられることがなく、怪我や事故の発生を未然防止できる。
(5) 利用者に適合したスノーボーディングが行えるため、そのスノーボーディング技能が飛躍的に向上できる。
(6) 利用者の経験値を加味したバインディングの設定ができるため、スノーボーディングを楽しめる。
この発明の内容を図面を参照して次の手順で説明する。
1.股関節の旋回機能測定装置(スタンサー)。
2.バインディングの取り付け方法。
3.スノーボードのレンタル方法。
4.本発明の論拠の説明。
1.股関節の運動機能測定装置100(スンタンサー)
図1及び図2に示すスタンサー100は、基台110上に利用者が横向きで左右両足を搭乗させることができる一組の回転ディスク120、130の支持軸121、131を図2の矢印A、B方向に自由に回転可能に取り付けている。
又、この支持軸121、131の旋回角度を検出しうる角度センサ140、150が基台110に配備されている。
更に、前記角度センサ140、150は、その角度情報をコンピュータ等の情報処理手段(C.P.U)160に伝送しうるように連係されている。
又、前記C.P.U160には股関節の可動範囲並びにその平均値の計算を実行するばかりでなく、その可動中心位置を決定する機能を有する特定手順のデータ処理手段を内蔵しており、その情報をプリンタ170によりプリントアウトできるように構成されている。
尚、図1において180は、身長等、利用者の個体の特徴を入力する身体データ入力部190は操作指令部である。
このスタンサー100の機能については4項で後述する。
2.バインディングの設定方法
以上説明した装置を利用してバインディングを適切に取り付ける通常の方法について、スノーボードを購入する場合を例にとって図1〜図2を参照して説明する。
スノーボード購入の際には、利用者は事前に自己の個体特性に適合するバインディングの設定(セッティング)の情報を次の手順によって販売店(ショップ)で係員の指示に従って確認し、係員は操作指令部190から所望の出力を要求するようC.P.U160にオーダーする
A.スタンサー100による股関節の旋回能力に応じたバインディングのセッティング条件を次のS1〜S5の手順により決定
S1… 利用者は、スタンサー100の回転ディスク120、130上に横向き(スタンサー100の短手方向)に両足で起立する(旋回角度=0)。
S2… 操作指令部190でC.P.U160に指示した後、左右の足を図2における矢印A、B方向に自力で無理をしない程度に旋回させ、角度センサ140、150により股関節の最大回転角度を計測する。
S3… S2によって計測された角度データをC.P.U160に伝送すると、内蔵されたデータ処理手段により股関節の平均可動角度と、その中心位置が決定される。
図2の図示例の場合では、左足の可動角度は20度プラス10度で合計30度であり、左足については10度で合計20度であるため、左足を前足とするのが望ましい。
又、可動中心位置は、左足が反時計方向に10度、右足については0度(短手方向正面)であることが判明する。
S4… これによって、可動角度の大きい側の足をスノーボードを横乗り(サイドウェスタンス)の際の前足とする(詳細は4項で後述する)。
即ち、右足が左足よりセンター位置が外の場合には、スタンスは「レギュラー」形式が望ましく、右足がセンター角度の外となる場合には、スタンスとしては「グーフィー」形式が望ましい。
S5… 次いで、利用者の身長や体重等の個体情報を身体データ入力部180からC.P.U160に入力することにより、左足の足の間隔(スタンス巾)が決定され、プリンタ170によりプリントアウトされる。
以上の手順によって、スノーボードの短手方向に関するバインディングの適切なセッティング角度が得られ、又、スタンス巾も決定されるので、これによって利用者の個体特性に適合したバインディングのセッティングができるものである。
C.P.U160に内蔵するデータ処理手段については4項で後述する。
3.スノーボードのレンタル方法
(1) 貸与手順
従来手法の項において説明した通常のレンタル手順(「0006」〜「0007」)を改善した後述するレンタル手順をT1〜T7により説明するが、前項で説明した購入の際の手順と共通している部分については、その旨表示するに止めて以下に説明する。
T1… 利用者は、レンタル業者に少なくとも、身長、体重、ブーツサイズ及び技術レベルを申告する。
T2… レンタル業者は、T1のデータをコンピュータ等の情報処理手段(C.P.U)160に入力する。
T3… レンタル業者はスタンサーにより、利用者のスタンスの測定を行い(前記の手順S1〜S3)操作指令部190からC.P.U160に入力する。
T4… C.P.U160では、内蔵するデータ処理手段により、利用者に最適のスタンスを決定し、そのデータをプリンタ170によりプリントアウトする。
T5… 前記のデータに基づいて業者は最適のボードを選定する。
T6… 選定されたボードに前記のデータに整合するスタンスの種類、セッティング角度、スタンス巾等でバインディングをボードに取り付ける。
T7… 用具一式を利用者に貸与する。
4.本発明の論拠の説明
次に、以上説明したこのスタンサー100による本発明の機能について図3〜図7を参照して説明すると次の通りである。
(A1).図3に示すように予め利用者に身長、体重、年齢、性別及び好みのライディングスタイル(スノーボードの乗り方)等の個人情報について自己申告させ、必要に応じてはオペレータにより計測してそのデータをC.P.U160に入力する。
[1] セッティングスタイルST(スノーボードに搭乗する乗り方)を手順K1〜K9により決定(図3)
統計データに基づけば、セッティングスタイルSTは利用者の左右足の外転角の比較によることが判明したので、前記手順A1に続いて次の手順でこれを決定した。
尚、経験レベルについては、統計値から次のように決定した。
・ ビギナー … 未経験又は3回未満
・ ミドルランカー … 3回〜10回未満
・ エキスパート … 10回以上
又、経験値スタイルについては、次のように決定した。
・ レギューラースタイル=左足外転角>右足外転角
・ グーフィースタイル=左足外転角<右足外転角
・ マルチスタイル=左足外転角=右足外転角
(K1)… スタンサー100により利用者の左右の足の内転(内向き)角、及び外転(外向き)角を複数回測定してC.P.U160に入力する。
(K2)… C.P.U160にて前記測定値の平均値を算出する。
(K3)… 次いで、利用者の申告により、ビギナーであるか否かを入力し、ビギナーであればK4のステップに進む。
(K4)… 左右足の外転角度を比較する。
(K5)… 前記比較結果に基づいてセッティングスタイルを決定し、終了する。
(K6)… 前記手順K3でNの場合は、手順K6に進みミドルランカーか否かを判定する。
(K7)… 手順K6でミドルランカーの場合にマルチスタイルか否かを判定し、マルチスタイルでない場合には、前記手順K4に進み、マルチスタイルの場合には手順K9に進み、経験値スタイルに決定し、終了する。
(K8)… 手順K6において、Nの場合には、エキスパートか否かを判定し、Nの場合には、手順K3に戻って再判定するが、エキスパートの場合には、K9に進んで経験値スタイルに決定し、終了する。
[2] スタンス巾SS(左右の足の間隔)を手順L1〜L7で決定(図4)
好適なスタンス巾SSについては、利用者の体重PWと身長PHとが関係することが実測もしくは申告されているので(A1)、この経験に基づいて次の手順でこれを決定した。
(L1).利用者の体重Wと標準体重SWとをC.P.U160で比較式で比較し、標準体重SW以下の場合は体重補正値αを零とし、それ以上の場合には実験式に基づいて体重補正値αをC.P.U160において算出する。
例えば、
α=W−SW/A1(A1は2以上で8以下)
の式によって体重補正値αを算出する。
(L2).この場合、標準体重SWを60kgとして好ましい結果が得られた。
(L3).次に身長PHについてみれば、基準身長SHと利用者の身長PHとの関係は実験的に次のことが明らかである。
PH≦SH…SS=B1+α(B1は25cm以上)
150≦PH…SS=PH−B2+α(B2は115cm以上で125cm以下)
この場合、身長補正値βは次の数式による。
β=−120+B3
但し、B3はPHが10cm増える毎に1.01B1、1.02B2のように等差状に増大。
(L4).これにより、身長補正値βが仮決定される。
従って、例えば次の如くとなる。
150≦PH≦152…SS=PH−120+α
153≦PH≦155…SS=PH−122+α
187≦PH…SS=PH−146+α
(L5).次に、C.P.U160において入力済みの利用者の年齢yに応じてスタンス巾Wの年齢補正値γを算出する。
例えば、
y≦29 … γ=C1
30≦y≦39 … γ=C1+1cm
40≦y≦49 … γ=C1+2cm
50≦y … γ=C1+3cm
とする。
この場合、C1は0以上5以下である。
(L6).C.P.U160のデータ処理手段において、この年齢補正値γをL1で算出済みの体重補正値α並びに身長補正値βを加味して、最終的にスタンス巾SSを決定する(L7)。
[3] センター角度CA(身体の正面と左右の足の中心との間の角度)を手順M1、M2で決定(図5)
利用者の左右の足の長手方向に指向するセンター角度CAは利用者の性別によって一定の法則が経験的に実証されているので(A1)、次の手順によってこれを決定した。
(M1).入力済みの利用者の性別(MM、WM)データを採用し、男性、女性のセンター角度CAを実験式に基づいてC.P.U160により算出する。
例えば、男性の場合には、次の式となる。
左足センター角度=左足外転角−(左足外転角+左足内転角)×D1
右足センター角度=右足外転角−(右足外転角+右足内転角)×D1
但し、D1は0.5以上で、0.6以下であり、女性の場合は0.55以上で、0.65以下である。
(M2).これによりセンター角度CAを決定する。
[4] セッティングスタンス角度SA(左右の足の相関角度)を手順N1、N2で決定(図6)
セッティングスタンス角度SAについては、センター角度が決定されると共に、セッティングスタイルが決まった後に利用者の両足のスタンス角度を相関的に決めるものであって、前記セッティングスタイルに関連することが実証されているので、次のようにしてこれを決定した。
(N1).ライディングスタイルがレギュラー又はマルチの場合と、グーフィーの場合について、C.P.U160においてセンター角度CAに基づいて、セッティングスタンス角度SAを算出する。
例えば、レギュラー又はマルチスタイルの場合には、
前足=左足のセンター角度
後足=(マイナス)−右足のセンター角度
又、グーフィースタイルの場合は、
前足=右足のセンター角度
後足=(マイナス)−左足のセンター角度
(N2).以上に準じて前記のセッティングスタンス角度SAを決定する。
[5] 前後足の角度AGを手順P1、P2で決定(図7)
(P1).ライディングスタイルがフリースタイルの場合か否かで次のように決定される。
例えば、ライディングスタイルがフリースタイルの場合には、
前足角度<10度…後足角度=後足センター位置
前足角度≧10度…後足角度=後足センター位置+E1
フリースタイル以外であれば、
後足角度<40度…前足角度=前足センター位置+E2
後足角度≧40度…前足角度=前足センター位置+E3
の如くにC.P.U160で算出する。
この場合、E1は5度以上で10度以上、E2は30度以上で45度以下、E3は45度以上で55度以下が望ましい。
(P2).これに準じて前記の両足の角度AGを決定する。
以上の手順により、算出されたセッティングスタイルST、スタンス巾SS、センター角度CA、セッティングスタンス角度SA等は、プリンタ170によりプリントアウトできるものである。
尚、前記した各手順については、操作指令部190によって、シーケンシャルに順次決定し、その結果を一括してプリントアウトすることにより、利用者に最適のバインディングの取り付け条件が一挙にプリントアウトされ、効率的に購入又はレンタルできるものであるが、操作指令部190により、スタンス巾SS、スタンス角度SA等を個別的に出力して利用者の望む最適な条件を適宜決定できることは設計上、可能であることは言うまでもないことである。
以上のように、科学的、理論的にセッティングされたスノーボードスポーツにあっては、利用者による怪我の発生は殆ど報告されておらず、更には、利用者のスノーボーディング能力レベルは飛躍的に向上されることが各種検定結果において実証されている。
スノーボードの販売やレンタルに当たって、例えば課外授業、修学旅行、その他大・小各種のグループ毎に利用する際には、予め前記したスタンサーによって利用者の身体特性やバランス能力を測定しておけば、販売やレンタルショップで効率的に購入し、貸与を受けることができるものであって、産業上の利用可能性が高い。
スタンサーの機能ブロック図。 図1のスタンサーの平面図。 セッティングスタイル決定のフローチャート。 スタンス巾決定のフローチャート。 センター角度決定のフローチャート。 セッティングスタンス角度決定のフローチャート。 前後足の角度決定のフローチャート。
符号の説明
100 スタンサー
110 基台
120、130 回転ディスク
160 情報処理手段(C.P.U)






Claims (3)

  1. スノーボートの利用者の左右両脚の股関節の旋回動作能力を測定してバインディングの取り付け条件を設定可能とした装置において、基台上に利用者の左右両脚を個別的に搭乗可能とした一組の回転ディスクを設け、この回転ディスクの旋回量を検知する角度センサを配設し、操作指令部によって指令される情報処理手段に前記旋回量を報知し、情報処理手段に装備させたデータ処理手段によってバインディングの設定状況を決定可能としたスタンサーによるバインディングの設定方法であって、次の手順を特徴とする方法。
    (1) 利用者の身長・体重・年齢・性別等の個人情報を情報処理手段に入力する。
    (2) 利用者の股関節の可動範囲を複数回測定した測定値の平均値並びに利用者の経験値に基づき最適のセッティングスタイルを決定して前記情報処理手段に入力する。
    (3) 前記(1)のデータに基づいて、前記情報処理手段におけるデータ処理手段において利用者に最適のスタンス巾、センター角度、セッティングスタンス角度もしくは前後脚の角度等を前記情報処理手段により出力する。
    (4) 前記(1)〜(3)の結果に基づいてバインディングを取り付ける。
  2. 請求項1の(1)乃至(4)の手順による設定方法によりスノーボードにバインディングを取り付けるバインディングの取り付け方法。
  3. 請求項1によって、利用者の個体特性に適合したバインディングを装備させたスノーボードのレンタル方法であって、請求項1の(1)乃至(4)の手順を行った後、このスノーボードを利用者に貸与するレンタル方法。

















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KR102474966B1 (ko) * 2021-11-19 2022-12-06 주식회사 버브이엑스 소비자 개인 맞춤형 서핑보드의 주문 및 제조 방법, 장치 및 시스템

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