JP2008092399A - 現像処理装置、印刷装置、現像処理方法、コンピュータプログラム、および記憶媒体 - Google Patents

現像処理装置、印刷装置、現像処理方法、コンピュータプログラム、および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】滑らかなグラデーションを表現する画像を印刷する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】印刷装置において画像印刷を行うために、RAW画像データに現像処理を施す現像処理装置であって、前記RAW画像データに所定の処理を施して導き出されるデータに、前記印刷装置のガンマ特性に起因する影響を緩和するよう、階調補正を施す階調補正部を備える現像処理装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置において画像印刷を行うために、RAW画像データに現像処理を施す技術に関する。
デジタルカメラでは、従来、デジタルカメラのイメージセンサ(CCD、CMOS等)から出力されたアナログ信号を、デジタル信号に変換した後(このデジタル信号を、RAW画像データともいう。)、画素補間処理、色再現処理、階調補正処理等の現像処理を施して、JPEG圧縮処理を施した後、JPEG形式の画像データ(JPEG画像データともいう)として、記録メディアに保存している。この現像処理では、デジタルカメラから出力されたJPEG画像データを、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどの表示デバイスに入力して表示するために、表示デバイスの代表的なガンマ特性に合わせて、画像データに階調補正を施している。
表示デバイスのガンマ特性とは、入力データ(画素値)に対する、表示デバイスの出力輝度の特性をいう。表示デバイスのガンマ特性は、xを入力データ(画素値)、yを出力輝度とすると、基本的には、「y=x^γ」という数式で表される。なお、xの値は、入力データの最高階調値(例えば、256階調の場合、255)を1とし、yの値は、出力輝度の最高値を1としている。一方、画像データのガンマ特性とは、被写体の明度に対する画素値(階調値)の特性をいう。画像データの理想的なガンマ特性は、被写体の明度(明度の最高値を1として)をxにとり、画素値(例えば、256階調の場合、255を1として)をyにとると、「y=x」という数式(すなわち、γ=1)で表される。以下、このような画像データを、「線形のガンマ特性を有する画像データ」とも表現する。
画像データに対して、補正前の画素値をx、補正後の画素値をyとして、「y=x^γ」となるような補正を施すことを、階調補正(ガンマ補正ともいう)という。例えば、y=x^2.2というガンマ特性の表示デバイス(以下、γ=2.2のガンマ特性を有する表示デバイスと表現する。)に、線形のガンマ特性を有する画像データを表示させる場合、表示デバイスのγ値の逆数を階調補正のγ値として、その画像データにγ=(1/2.2)の階調補正を行って、表示デバイスに入力することにより、表示デバイスのガンマ特性の影響が緩和され、被写体の明るさを、表示デバイス上に、正確に再現することができる。すなわち、デジタルカメラでは、従来、表示デバイスの代表的なガンマ特性(γ=2.2)に合わせて、画像データに対して、γ=(1/2.2)の階調補正を施している。
また、近年、デジタルカメラの中には、RAW画像データをそのまま記録メディアに保存することが可能なものがある(例えば、特許文献1〜6参照)。RAW画像データは、上記したように、現像処理を施していないデジタル信号であるため、現像処理を施さないと、表示デバイスに表示したり、プリンタで印刷したりして視認することができない。そのため、一般に、ユーザは、コンピュータ等で、現像処理用のソフトウェアを用いて、デジタルカメラから出力されたRAW画像データに対して現像処理を施した後、現像済みの画像データを表示デバイスに表示したり、印刷したりして、画像を確認している。そのため、コンピュータでRAW画像データに現像処理を施すためのソフトウェアでは、一般的に、表示デバイス上に、被写体の明度を正確に再現するために、デジタルカメラ内部で行われる現像処理と同様に、表示デバイスの代表的なガンマ特性(γ=2.2)に合わせて、画像データにγ=(1/2.2)の階調補正を施すようにしている。
特開2001−223979号公報 特開2004−128809号公報 特開2005−63128号公報 特開2005−33255号公報 特開2003−250053号公報 特開2005−175978号公報
ところで、デジタルカメラ内で現像される画像データも、コンピュータで現像される画像データも、従来、RGBの色空間で定義されているため、プリンタで印刷する場合には、プリンタドライバ等で、色変換LUT(Look Up Table)を用いて、RGBの各画素値を、CMYKの各画素値に変換して、そのデータに基づいて印刷を行っている。この色変換処理では、RGBの各画素値からCMYKの各画素値に変換されると共に、γ=1.8の階調変換(ガンマ変換ともいう)が行われている。すなわち、この色変換LUTを用いて色変換処理を行うと、RGBの各画素値に対して、色空間の変換処理を施してCMYKの各画素値に変換し、そのCMYKの各画素値に対してy=x^1.8(γ=1.8)の演算処理を施すことによって得られたCMYKの各画素値に変換される。なお、x、y共に、最高階調値(例えば、256階調の場合、255)を1としている。なお、色変換LUTでは、上記した色空間変換処理、階調変換処理の他、さらに、印刷された画像の明るさを目標とする画像の明るさにするための補正を施しているものもある。一般に、この色変換LUTに含まれる階調変換のγの値を用いて、「プリンタのガンマ特性はγ=1.8」、「プリンタはγ=1.8のガンマ特性を有する」等と表現している。
上記のように、プリンタは、一般に、γ=1.8のガンマ特性を有するため、γ=(1/2.2)の階調補正を施された画像データについてプリンタで印刷する場合に、プリンタドライバ等でその画像データについてそのまま色変換LUTを用いて色変換すると、プリンタのガンマ特性の影響により、印刷された画像は被写体の明るさを正確に表現することができない。したがって、プリンタで被写体の明るさを正確に表現する画像を印刷するために、従来のプリンタドライバ等では、プリンタのガンマ特性の影響を緩和するように、γ=(1/2.2)のガンマ特性を有する画像データに対して、γ=(1/1.8)となるような階調補正を施して、プリンタに印刷データを転送して印刷を実行している。
なお、ダイレクトプリントが可能なプリンタの場合も、プリンタ内で、上記したプリンタドライバによって行われるような色変換処理、階調補正処理を行っている。
しかしながら、一般に、階調補正を施す場合は、階調数(例えば、8bitで表現される画像データの場合、256)に合わせて、階調補正の演算結果について、その端数を切り捨てたり(丸める)、四捨五入しなければならず、補正後の画素値に誤差が生じる。そのため、例えば、上記のように、デジタルカメラ内部で、RAW画像データに現像処理を施すなかでγ=(1/2.2)の階調補正を行い、8bitの画像データとして出力し、その後、デジタルカメラから出力された画像データに対して、γ=(1/1.8)となるような階調補正を施して、8bitの画像データとすると、階調補正を行う度に画素値の誤差が生じるため、階調補正を2回繰り返すことにより、画素値の誤差が大きくなる。また、デジタルカメラから出力されたRAW画像データに、コンピュータで現像処理(γ=(1/2.2))を施した場合も、現像処理後の画像データに対してγ=(1/1.8)となるような階調補正を施して、8bitの画像データとするため、同様に、画素値の誤差が大きくなる。
したがって、例えば、空の写真のように微妙なグラデーションを表現したい場合に、空の写真のRAW画像データに対して、階調補正を2度施した画像データに基づいて、印刷処理を実行すると、階調補正によって補正後の画素値の誤差が大きくなっているため、印刷された画像のグラデーション部分に、階調の連続性がなくなり、部分的に境界ができることによって、縞模様が見えてしまうことがある(いわゆる、階調ジャンプが生じる)。
そこで、滑らかなグラデーションを表現する画像を印刷する技術を提供することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の現像処理装置は、
印刷装置において画像印刷を行うために、RAW画像データに現像処理を施す現像処理装置であって、
前記RAW画像データに所定の処理を施して導き出されるデータに、前記印刷装置のガンマ特性に起因する影響を緩和するよう、階調補正を施す階調補正部を備えることを要旨とする。
本明細書中において、印刷装置のガンマ特性とは、例えば、RGBの各画素値をCMYKの各画素値に変換する色変換の際に、色空間の変換と共に行われる階調変換(ガンマ変換)のガンマ特性をいう。なお、この色変換は、プリンタドライバによって行われるもの、印刷装置の内部で行われるものを含む。
従来は、RAW画像データに現像処理を施す際に、表示デバイスのガンマ特性に起因する影響を緩和するように階調補正が施され、その後、その現像処理済みの画像データに対して、印刷装置のガンマ特性に起因する影響が緩和されるように、階調補正が施されていた。すなわち、RAW画像データを基準にすると、階調補正を2度行っていたことになる。
一般に、画像データに対して階調補正を施す場合は、演算処理による端数を切り捨てる等の処理を行うことにより、補正後の画素値に誤差が生じる。そのため、補正処理を2度行っていると、その誤差が大きくなるため、従来は、グラデーションのついた画像を印刷する場合に、印刷された画像のグラデーション部分に階調ジャンプが生じることがあった。
本発明の現像処理装置では、RAW画像データに現像処理を施す際に、印刷装置のガンマ特性に起因する影響が緩和されるように、階調補正処理を施しているため、現像処理済みの画像データに対して階調補正処理を施す必要がなくなる。すなわち、RAW画像データに基づいて、階調補正処理を1度しか施さないため、画像データの画素値の誤差を小さくおさえることができる。したがって、本発明の現像処理装置により現像処理を施された画像データに基づいて、印刷を実行すると、連続した階調を表現する画像を提供することができる。
上記の現像処理装置において、
前記階調補正処理は、
前記階調補正部は、ルックアップテーブルを参照して、前記階調補正を施すようにすることが好ましい。
このようにすることによって、画素ごとに演算をする場合と比べると、処理が容易になり、階調補正処理を高速化することができる。
この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷装置、現像処理方法、これらの装置の機能または方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて、以下の順序で説明する。
A1.実施例の構成:
A2.実施例の動作:
B.変形例:
A1.実施例の構成:
図1は、本実施例におけるプリンタ100を示す説明図である。このプリンタ100は、ダイレクト印刷機能を備えたカラーインクジェットプリンタである。ダイレクト印刷機能とは、デジタルカメラをUSBケーブル等を介してプリンタに接続したり、デジタルカメラのメモリカードをプリンタのメモリスロットに挿入することによって、メモリカード内の画像データを用いて印刷を行う機能をいう。特に、本実施例のプリンタ100は、JPEG画像データを用いて印刷を行う「JPEG印刷モード」と、RAW画像データを用いて印刷を行う「RAW印刷モード」とを備えている。なお、デジタルカメラにおいて、RAW画像データがリムーバブルメモリに保存される場合は、RAW画像ファイルとして保存される。このRAW画像ファイルは、Exif(Exchangeable Image File Format)形式と類似のデータ形式で作成されており、ヘッダ部とデータ部とを含んでいる。そして、ヘッダ部には、RAW画像ファイルを作成したデジタルカメラのメーカ名および型番、撮影条件、撮影日時などの付加情報が記述されている。なお、撮影条件には、例えば、撮影時のシャッタスピードや、絞り値、ホワイトバランスの設定値などが含まれている。
プリンタ100は、コンピュータプログラムに従って種々の処理や制御を行うためのCPU102と、ROMやRAMなどの内部記憶装置104と、デジタルカメラやHDD、CD等のドライブ等のUSB機器200と通信するためのUSBコントローラ108、リムーバブルメモリ300に格納されたデータを読み出すための外部メモリコントローラ110、メニューや画像を表示するためのLCD等で構成される表示パネル112、メニューを操作するための十字ボタンや印刷指示ボタン等の種々の押しボタン(図示しない)を備える操作パネル114、CPU102からの指示に従って、印刷用紙に画像等の印刷を行うプリンタ機構部116、これらの構成要素をつなぐバス120を備えている。
内部記憶装置104には、画像処理部142として機能するコンピュータプログラムが格納されている。なお、画像処理部142の機能は、CPU102がコンピュータプログラムを実行することによって実現される。このコンピュータプログラムは、ROMのチップ(図示せず)に記録された形態で提供される。また、このようなROMを用いる代わりに、プリンタ用のコンピュータプログラムをCD−ROMドライブ装置(図示せず)によって読み取って、ネットワーク等(図示せず)を介してプリンタ100に転送し、不揮発性のRAM(図示せず)に書き込むようにしてもよい。
画像処理部142は、現像処理部144と、印刷制御部148と、表示制御部156と、を備えている。現像処理部144は、RAW画像データを用いた印刷が実行される場合に利用され、RAW画像データに対して現像処理を施してRAW現像画像データを生成する。印刷制御部148は、JPEG画像データを用いた印刷が実行される場合には、入力されたJPEG画像データを用いて印刷データを生成し、RAW画像データを用いた印刷が実行される場合には、現像処理部144で生成されたRAW現像画像データを用いて印刷データを生成する。なお、現像処理部144が、本請求項における現像処理装置に対応し、階調補正処理部172が、本請求項における階調補正部に、階調補正LUT146が、本請求項におけるルックアップテーブルに対応している。
印刷制御部148は、周知のように、解像度変換処理と、色変換処理と、ハーフトーン処理と、を実行し、ドットの形成状態を示すドットデータ(印刷データ)を生成する。また、印刷データを生成する際には、例えば、明るさを補正する処理や、被写体の人物の顔を検出して色を補正する処理などを行ってもよい。
A2.実施例の動作:
それでは、本実施例の動作について説明する。図2は、印刷データを生成する処理を概念的に示す説明図である。図3は、プリンタ100内でのRAW画像データに基づく現像処理の流れを示すフローチャートである。
プリンタ100が起動している場合に、ユーザがRAW画像データとJPEG画像データが格納されているリムーバブルメモリ300を、プリンタ100のカードスロット(図示しない)に挿入し、操作パネル114の操作ボタンを操作して、RAW印刷モードを選択する。そして、ユーザが、表示パネル112に表示された画像を確認して、印刷を希望するRAW画像データを選択し、印刷の指示をすると、現像処理部144は、外部メモリコントローラ110を介してリムーバブルメモリ300から、ユーザが指定したRAW画像ファイルを画像処理部142に転送し、現像処理を開始する。
一方、ユーザがJPEG印刷モードを選択した場合は、ユーザが、RAW印刷モードにおいてRAW画像データを選択した場合と同様に、印刷を希望するJPEG画像データを選択し、印刷の指示をすると、印刷制御部148は、外部メモリコントローラ110を介してリムーバブルメモリ300から、ユーザが指定したJPEG画像ファイルを画像処理部142に転送し、印刷処理を開始する。以下に、RAW印刷モードを選択した場合、およびJPEG印刷モードを選択した場合のそれぞれについて、図2および図3に基づいて、印刷が実行されるまでの処理の流れを説明する。
まず、RAW印刷モードを選択した場合の、プリンタ100における処理について、図2および図3に基づいて説明する。
RAW印刷モードでは、図2に示すように、デジタルカメラから出力されたRAW画像データRDに対して、プリンタ100の現像処理部144において、現像処理P102を施した後、印刷制御部148において、色変換処理P104等を施して、印刷データPDを生成する。
現像処理P102では、図3に示す種々の画像処理を、RAW画像データRDに対して施す。具体的には、図3に示すように、まず、オプティカルブラック補正処理部162が、オプティカルブラック補正処理を実行する(ステップS202)。カメラのイメージセンサは、入射光の強度がゼロのときに検出値がゼロとならないため、オプティカルブラック補正処理によって、入射光がゼロのときに検出値をゼロとする補正をする。
なお、オプティカルブラック補正処理(ステップS202)は、例えば、RAW画像ファイル内のヘッダ部に記述されたデジタルカメラのメーカ名および機種名に応じて行われる。具体的には、オプティカルブラック補正処理部162は、RAW画像ファイル内のヘッダ部を解析し、デジタルカメラのメーカ名および機種名を抽出する。現像処理部144は、メーカ名および機種名と処理条件とが複数組登録されたLUT(Look Up Table)を備えている。オプティカルブラック補正処理部162は、抽出されたメーカ名および機種名から、LUTを参照して、処理条件を選択する。そして、オプティカルブラック補正処理部162は、選択された処理条件を利用して、オプティカルブラック補正処理(ステップS202)を実行する。なお、ヘッダ部に処理条件が記述されている場合には、その処理条件が利用されてもよい。
続いて、ホワイトバランス補正処理部164は、ホワイトバランス(色温度)を補正するためのホワイトバランス補正処理を実行する(ステップS204)。この処理では、オプティカルブラック補正処理(ステップS202)が施されたRAW画像データを構成するR,G,B画像データ毎に、各画素の階調値に、RAW画像ファイル内のヘッダ部に記述されたホワイトバランスに応じた係数が乗じられる。
なお、ホワイトバランス補正処理(ステップS204)は、例えば、ユーザが表示パネル112を介してホワイトバランス補正の補正量を設定した場合は、その補正量に応じて実行されてもよい。このようにすることによって、現像処理をする時点で、ユーザ好みの画像を生成することができる。
その後、露出補正処理部166は、露出を補正するための露出補正処理を実行する(ステップS206)。この処理では、ホワイトバランス補正処理(ステップS204)が施された画像データに含まれる各画素の階調値に、RAW画像ファイル内のヘッダ部に記述された露出の補正量に応じた係数が乗じられる。例えば、露出の補正量としては、ユーザが、撮影時にデジタルカメラにおいて設定した値が記述されている。また、ユーザが表示パネル112を介して露出補正の補正量を設定した場合は、その補正量に応じて実行されてもよい。ただし、「補正なし」に設定された場合には、ステップS206の処理は省略される。
次に、画素補間処理部168は、画素補間処理(すなわちデモザイク処理)を実行する(ステップS208)。この画素補間処理は、カメラのイメージセンサ内部の複数のセンサ素子の配列に起因して欠落している画素を補間するための処理である。この処理では、露出補正処理(ステップS206)が施された画像データを構成するR,G,B画像データ毎に、補間対象の画素(欠落している画素)の階調値が決定される。
なお、画素補間処理(ステップS208)は、ステップS202と同様に、例えば、RAW画像ファイル内のヘッダ部に記述されたメーカ名および機種名に応じて行われてもよいし、ヘッダ部に記述された処理条件を利用して行われてもよい。
続いて、色再現処理部170は、色再現処理を実行する(ステップS210)。一般に、各デバイスにおいて、色空間内で表現可能な色再現領域(ガマット)は、互いに異なっている。このため、ステップS210では、色再現処理を実行することにより、デジタルカメラの色再現領域(cRGBともいう)で定義された画像データを、プリンタの色再現領域(pRGBともいう)に合わせる処理を行う。なお、この処理は、マトリクスを用いる演算によって行われる。
次に、階調補正処理部172は、上記の画像処理(ステップS202〜ステップS208)を施した後の画像データ(以下、画素補間処理後画像データともいう。)のガンマ特性を、プリンタ100のガンマ特性の影響を緩和するように補正するための、階調補正処理(ガンマ補正処理ともいう)を実行する(ステップS212)。本実施例において、RAW画像データは、被写体の明度に対して線形(γ=1)のガンマ特性を有するものとすると、画素補間処理後画像データの各画素値(階調値)も、被写体の明度に対して線形(γ=1)のガンマ特性を有することになる。
プリンタ100のガンマ特性とは、実際には、印刷制御部148(図1)によって色変換処理P104(図2)を実行する際に使用する色変換LUT150に含まれる階調変換のガンマ特性をいう。本実施例において、色変換LUT150は、RGBの色空間(色再現領域は、pRGB)で定義された画像データを、CMYKの色空間の画像データに変換する際のpRGBデータとCMYKデータとの関係を示すテーブルである。具体的には、pRGBデータを色空間の変換処理によってCMYKデータに変換した後、そのCMYKデータを入力値xとして、y=x^1.8という演算処理を施した出力値yを、色変換後のCMYKデータとしている。なお、x、y共に、各画像データの採りうる最大階調値(例えば、256階調における255)を、1.0としている。以下、プリンタ100(色変換LUT150)は、γ=1.8のガンマ特性を有すると表現する。
すなわち、プリンタ100のガンマ特性の影響を緩和するように補正するということは、補正前の画像データに対して、プリンタ100のガンマ特性を示すγ値(γ=1.8)の逆数である(1/1.8)が、補正後の画像データのガンマ特性を示すγ値となるように補正をすることである。具体的には、階調補正処理部172は、階調補正LUT146に基づいて、補正前の画像データに対して階調補正処理を施す。このように階調補正処理を施すことによって、階調補正処理後の画像データ(RAW現像画像データ)は、被写体の明度に対して、γ=(1/1.8)のガンマ特性を有する。
なお、現像処理部144は、図3に示すステップS202〜S212の他に、ノイズ除去処理などの他の処理も実行する。
上記の通り、RAW画像データRDに現像処理P102を施すことにより、RAW現像画像データRDDが生成されると、RAW現像画像データRDDに対して、色変換処理P104が施される。図2に示す色変換処理P104では、印刷制御部148は、RGBの色空間(色再現領域はpRGB)で定義されたRAW現像画像データRDDを、色変換LUT150に基づいて、CMYKの色空間で定義された画像データに変換すると共に、γ=1.8の階調変換を施す。RAW現像画像データRDDは、γ=(1/1.8)のガンマ特性を有しているため、この色変換LUT150に基づいて、色変換処理P104を施すと、被写体の明度に対して線形(γ=1)のガンマ特性を有するCMYKの画像データに変換される。
なお、印刷制御部148は、その他に、解像度変換処理、ハーフトーン処理等を実行して、印刷データPDを生成する。
そして、印刷制御部148が印刷データPDをプリンタ機構部116に出力すると、プリンタ機構部116によって、印刷用紙に、選択されたRAW画像データRDに基づく画像が印刷される。CMYK画像データは、被写体の明度に対して線形のガンマ特性を有するため、印刷された画像は、被写体の明度を正確に表現している。
このように、RAW画像データRDが、プリンタ100に入力された場合には、プリンタ内部で現像処理P102(図2)を施す際に、プリンタ100のガンマ特性の影響を緩和するように階調補正処理(ステップS212:図3)が行われる。
一方、JPEG印刷モードを選択した場合の、プリンタにおける処理について、図2に基づいて説明する。
JPEG印刷モードでは、図2に示すように、デジタルカメラから出力されたJPEG画像データJDに対して、プリンタ100の印刷制御部148において、色再現処理P108、階調補正処理P110を施した後、色変換処理P104等を施して、印刷データPDを生成する。
デジタルカメラの内部では、図2に示すように、RAW画像データRDに対して現像処理P106が施され、JPEG画像データJDとして出力される。具体的には、現像処理P106では、現像処理P102と同様に、オプティカルブラック補正処理、ホワイトバランス補正処理、露出補正処理、画素補間処理、色再現処理、階調補正処理が行われる。なお、デジタルカメラ内部で行われる現像処理P106では、上記したプリンタ内部で行われる現像処理P102と異なり、色再現処理では、デジタルカメラの色再現領域(cRGB)で定義された画像データを、表示デバイスの代表的な色再現領域(sRGB)に合わせる処理を行う。
その後、階調補正処理では、色再現処理後の画像データに対して、表示デバイスのガンマ特性の影響を緩和するために、表示デバイスの代表的なガンマ特性(γ=2.2)に合わせて、階調補正処理後画像データがγ=(1/2.2)のガンマ特性を有するように、補正を行う。従って、上記したように、RAW画像データRDに対してオプティカルブラック補正処理、ホワイトバランス補正処理、露出補正処理、画素補間処理を施した後の画像データが、被写体の明度に対して線形(γ=1)のガンマ特性を有すると、デジタルカメラから出力されるJPEG画像データJDは、被写体の明度に対して、γ=(1/2.2)のガンマ特性を有する。
プリンタ100では、デジタルカメラから出力されたJPEG画像データPDに対して、以下の処理を施す。図2に示すように、色再現処理P108では、印刷制御部148は、表示デバイスの色空間sRGBの色再現領域で定義されたJPEG画像データJDを、プリンタの色再現領域pRGBに合わせる処理を行う。なお、この処理は、マトリクスを用いる演算によって行われる。
階調補正処理P110では、印刷制御部148は、プリンタ100のガンマ特性の影響を緩和するために、色再現処理P108を施した後の画像データに、被写体の明度に対してγ=(1/1.8)のガンマ特性を有するように、階調補正を施す(図2のガンマ特性図G1)。なお、この処理は、階調補正LUT152に基づいて行われる。階調補正LUT152は、γ=(1/2.2)のガンマ特性を有する画像データとγ=(1/1.8)のガンマ特性を有する画像データとの関係を示すテーブルである。
色変換処理P104では、印刷制御部148は、階調補正処理P110が施されたRGB画像データを、色変換LUT150に基づいて、CMYK画像データに変換すると共に、γ=1.8のガンマ変換を行う(ガンマ特性図L1)。色変換処理を施す前の画像データは、被写体の明度に対してγ=(1/1.8)のガンマ特性を有しているため、色変換LUT150に基づいて色変換処理を施すと、変換後のCMYK画像データは、被写体の明度に対して線形(γ=1)のガンマ特性を有する。
なお、印刷制御部148は、その他に、解像度変換処理、ハーフトーン処理等を実行して、印刷データPDを生成する。
そして、印刷制御部148が印刷データPDをプリンタ機構部116に出力すると、プリンタ機構部116によって、印刷用紙に、選択されたJPEG画像データJDに基づく画像が印刷される。CMYK画像データは、被写体の明度に対して線形のガンマ特性を有するため、印刷された画像は、プリンタ100内でRAW画像データRDに現像処理を施して印刷した場合と同様に、被写体の明度を正確に表現している。
このように、JPEG画像データJDがプリンタ100に入力された場合には、プリンタ100において、プリンタ100のガンマ特性の影響を緩和するように階調補正を行っているが、JPEG画像データJDは、プリンタ100に入力される前に、デジタルカメラにおいて、既に、RAW画像データRDに対して表示デバイスのガンマ特性の影響を緩和するような階調補正処理(γ=(1/2.2))が行われているため、RAW画像データRDを基準に考えると、色変換処理P104を行う前に、2度、階調補正が行われていることになる(図2におけるP106とP110)。階調補正処理を施す場合には、上記の通り、LUTを用いて補正を行うため、一部の画素値(階調値)では、演算丸め誤差が生じる。したがって、2度、階調補正処理を施していると、その誤差が大きくなり、例えば、空の写真の画像を印刷した場合には、印刷された画像のグラデーション部分に、階調ジャンプが見られることがある。
以上説明したように、本実施例のプリンタ100によれば、RAW画像データRDが入力された場合には、RAW画像データRDに対して、現像処理P102を施す際に、表示デバイスのガンマ特性の影響を緩和するような階調補正を施すことなく、プリンタのガンマ特性の影響を緩和するように、階調補正を行っている。すなわち、RAW画像データRDに対して、階調補正を1度しか実施していないため、JPEG画像データに基づいて印刷する場合に比べて、階調補正に伴う画素値(階調値)の誤差が小さくなる。従って、例えば、空の写真の画像を印刷した場合にも、印刷された画像のグラデーション部分に、階調ジャンプが生じにくくなり、滑らかな階調の美しい画像を提供することができる。
また、上記の通り、RAW画像データRDに基づいて印刷する場合に、プリンタ100において、階調補正処理を1度しか施していないため、例えば、表示デバイスに表示させるために、表示デバイスのガンマ特性に合わせて階調補正を施した後に、プリンタ100の階調補正に合わせて階調補正を施す場合に比べて、処理時間を短縮することができる。したがって、ユーザが、プリンタにRAW画像データを入力して、印刷を実行する際に、印刷用紙に画像を印刷し始めるまでの待ち時間を短くすることができるため、プリンタにおけるRAW画像データに基づく印刷の実用化に寄与することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記した実施例では、説明を明瞭にするために、色変換LUT150に基づいて色変換処理を施された処理後のCMYKデータが、被写体の明度に対して線形のガンマ特性を有するものを示したが、色変換処理後のCMYKデータが、被写体の明度に対して非線形のガンマ特性を有するようにしてもよい。例えば、被写体の明るさをそのまま表現するよりも、人間が美しいと感じるようなCMYK画像データのガンマ特性を目標値として予め定めておいて、そのガンマ特性に適するように色変換処理を施してもよい。この場合、現像処理においては、RAW現像画像データRDDに色変換処理を施した結果、色変換処理後のCMYKデータが目標のガンマ特性を有するように、階調補正を行う。また、プリンタのガンマ特性のγの値は、上記した実施例の値に限定されるものではない。
(2)上記した実施例では、説明の便宜上、JPEG画像データとRAW画像データとを用いて印刷を実行する場合について説明したが、これに加えて、BMP形式などの他の形式の現像済みの画像データを用いて印刷が実行されてもよい。
(3)上記した実施例において、現像処理P102における階調補正処理(ステップS212)で使用される階調補正処理用のLUTを、1つ備える場合について説明したが、複数のLUTを備えるようにしてもよい。例えば、色変換処理P104に用いる色変換LUTが、印刷用紙の種類に応じて、複数用意されている場合に、各々の色変換LUTのγの値に応じて階調補正処理用のLUTを複数備えるようにしてもよい。この場合は、階調補正処理において、階調補正処理部172は、ユーザが指定した用紙種類に基づいて、階調補正用のLUTを選択して、そのLUTに基づいて階調補正処理を施す。従って、用紙の種類に応じて、より正確な階調補正を施すことができるため、用紙の種類による影響を軽減して、種々の用紙に対して滑らかな階調を有する画像を印刷することが可能となる。
(4)上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えてもよい。
(5)上記実施例では、プリンタ100に本発明が適用される場合について説明したが、これに代えて、パーソナルコンピュータ、カメラ等にも適用可能である。
本実施例におけるプリンタ100を示す説明図である。 印刷データを生成する処理を概念的に示す説明図である。 プリンタ100内でのRAW画像データに基づく現像処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100…プリンタ
102…CPU
104…内部記憶装置
110…外部メモリコントローラ
112…表示パネル
114…操作パネル
116…プリンタ機構部
120…バス
142…画像処理部
144…現像処理部
148…印刷制御部
156…表示制御部
162…オプティカルブラック補正処理部
164…ホワイトバランス補正処理部
166…露出補正処理部
168…画素補間処理部
170…色再現処理部
172…階調補正処理部
300…リムーバブルメモリ
146…階調補正LUT
150…色変換LUT
152…階調補正LUT
G1…ガンマ特性図
L1…ガンマ特性図
JD…JPEG画像データ
PD…印刷データ
RD…RAW画像データ
RDD…RAW現像画像データ

Claims (6)

  1. 印刷装置において画像印刷を行うために、RAW画像データに現像処理を施す現像処理装置であって、
    前記RAW画像データに所定の処理を施して導き出されるデータに、前記印刷装置のガンマ特性に起因する影響を緩和するよう、階調補正を施す階調補正部を備える現像処理装置。
  2. 請求項1に記載の現像処理装置であって、
    前記階調補正部は、ルックアップテーブルを参照して、前記階調補正を施すことを特徴とする現像処理装置。
  3. 画像印刷を行う印刷装置であって、
    請求項1または請求項2に記載の現像処理装置を備える印刷装置。
  4. 印刷装置において画像印刷を行うために、RAW画像データに現像処理を施す方法であって、
    前記RAW画像データに所定の処理を施して導き出されるデータに、前記印刷装置のガンマ特性に起因する影響を緩和するよう、階調補正を施す工程を備えることを特徴とする現像処理方法。
  5. 印刷装置において画像印刷を行うために、現像処理装置に、RAW画像データに基づく現像処理を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記RAW画像データに所定の処理を施して導き出されるデータに、前記印刷装置のガンマ特性に起因する影響を緩和するよう、階調補正を施す機能を前記現像処理装置に実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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