JP2008090877A - 磁気ヘッド及び磁気記録装置 - Google Patents

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雅重 佐藤
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Abstract

【課題】CPP構造の磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッドに関し、製造プロセスを複雑にすることなく且つリードギャップを広げることなく自由磁化層の磁化方向を安定化しうる磁気ヘッド、並びにこのような磁気ヘッドを有する高性能の磁気記録装置を提供する。
【解決手段】電極層12と、電極層12上に形成され磁化方向が規制された強磁性層18と、強磁性層18上に非磁性層20を介して形成され、外部磁場により磁化方向が変化する強磁性層22とを有する磁気抵抗効果膜と、強磁性層22上に非磁性層24を介して形成され、強磁性層22にスピン偏極した電子を注入するための強磁性層28と、強磁性層28上に形成された電極層30とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆるスピンバルブ膜を用い、センス電流を膜厚方向に流すCPP(Current Perpendicular to Plane)構造を有する磁気抵抗効果素子を用いた磁気ヘッド及び磁気記録装置に関する。
スピンバルブ膜を用いた磁気抵抗効果素子は、非磁性層を介して設けられた二層の磁性層を有し、そのうち一方の磁性層については反強磁性層との間の一方向異方性磁界等により磁化方向を固定し、他方の磁性層については外部磁界に対して容易に磁化方向が変化するように構成したものである。そして、これら磁性層間の磁化方向の相対角度によって素子抵抗が変化するという性質を利用し、素子抵抗の変化に基づいて当該外部磁界の方向を検出する。
スピンバルブ膜を用いた従来の磁気抵抗効果素子としては、スピンバルブ膜の膜面内方向にセンス電流を流して膜面内方向の抵抗変化を検出する、CIP(Current In-Plane)構造の磁気抵抗効果素子が知られている。
一方、より高密度・高感度な磁気抵抗効果素子として、スピンバルブ膜の膜厚方向にセンス電流を流して膜厚方向の抵抗変化を検出する、CPP(Current Perpendicular to Plane)構造の磁気抵抗効果素子が注目されている。CPP構造の磁気抵抗効果素子は、寸法が小さくなるにつれて素子出力が増大する特徴を有しており、高密度磁気記録装置における高感度な再生ヘッドとして有望である。
磁気抵抗効果素子の素子抵抗は、両側の磁性層の磁化角度に依存することが知られている。磁化の相対角度をθとすると面内抵抗又はトンネル抵抗Rは、
R=Rs+0.5ΔR(1−cosθ)
で表される。すなわち、両磁性層の磁化の角度が揃っているとき(θ=0°)には抵抗が小さく、両磁性層の磁化が反対向き(θ=180°)のときには抵抗が大きくなる。この発現機構については、磁性体内のスピン分極した電子がそのスピンの向きに依存した散乱確率又はトンネル確率を有することに起因すると考えられている。
一般的に、スピンバルブ膜を磁気ヘッドとして用いる場合、素子近傍以外からの磁束を検知することを防ぐために、磁気抵抗効果素子の上下に軟磁性材料よりなるシールド層を設けて、その間に磁気抵抗効果素子を配置する。この場合、自由磁化層の磁化の向きは、通常、水平方向を動作点とする。そして、この動作点を安定させるために、磁気抵抗効果素子の両側に強磁性材料よりなるハードバイアス膜が配置される。
しかし、ハードバイアス膜のバイアス効果は加工形状に敏感に依存するため、精密な形状制御が必要になる。しかも、ハードバイアス膜が導体のため、磁気抵抗効果素子との間には絶縁層を配置する必要がある。また、絶縁層にピンホール等が存在すれば、磁気抵抗効果素子の特性は悪化してしまう。
そこで、ハードバイアス膜に換わるバイアス印加手段として、インスタックバイアス構造と呼ばれる構造が提案されている(例えば、非特許文献1及び非特許文献2を参照)。インスタックバイアス構造とは、自由磁化層上に反強磁性層を配置し、この反強磁性層と自由磁化層との間の交換結合によって自由磁化層にバイアス磁界を印加するものである。
特開2005−109240号公報 特開2005−019484号公報 特開2004−214251号公報 特開2000−340859号公報 E. Nakashio et al., "Longitudinal bias method using a long distance exchange coupling field in tunnel magnetoresistance junctions", J. Appl. Phys. vol. 89, pp. 7356-7358, 1 Jun. 2001 Jeffrey R. Childress et al., "Spin-valve and tunnel-valve structures with in situ in-stack bias", IEEE trans. Magn., vol. 38, pp. 2286-2288, Sep. 2002 J.C. Slonczewski, "Current-driven excitation of magnetic multilayers", J. Magn. Mater. vol. 159, pp. L1-L7, 1996 屋上公二郎等、「スピン注入磁化反転の研究動向」、日本応用磁気学会誌、Vol. 28 No. 9, pp.937-948, 2004,
しかしながら、上記従来のインスタックバイアス構造では、自由磁化層上に反強磁性層を配置するため、上部シールド層と下部シールド層との間隔、すなわちリードギャップが広がってしまう。また、反強磁性体を用いる場合、熱処理を行い水平方向に磁化を揃える必要があり、プロセス上の困難を伴うことにもなる。
本発明の目的は、製造プロセスを複雑にすることなく且つリードギャップを広げることなく自由磁化層の磁化方向を安定化しうる磁気ヘッド、並びにこのような磁気ヘッドを有する高性能の磁気記録装置を提供することにある。
本発明の一観点によれば、第1の電極層と、前記第1の電極層上に形成され、磁化方向が規制された第1の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に、第1の非磁性層を介して形成され、外部磁場により磁化方向が変化する第2の強磁性層とを有する磁気抵抗効果膜と、前記第2の強磁性層上に、第2の非磁性層を介して形成され、前記第2の強磁性層にスピン偏極した電子を注入するための第3の強磁性層と、前記第3の強磁性層上に形成された第2の電極層とを有する磁気ヘッドが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体に記録された磁気情報を抵抗値の変化に基づいて検出する上記の磁気ヘッドとを有する磁気記録装置が提供される。
また、本発明の更に他の観点によれば、第1の電極層と、前記第1の電極層上に形成され、磁化方向が規制された第1の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に第1の非磁性層を介して形成され、外部磁場により磁化方向が変化する第2の強磁性層とを有する磁気抵抗効果膜と、前記第2の強磁性層上に第2の非磁性層を介して形成された第3の強磁性層と、前記第3の強磁性層上に形成された第2の電極層とを有する磁気ヘッドの駆動方法であって、前記第1の電極層から前記第2の電極層に向けて電流を流すことにより、前記第3の強磁性層から前記第2の強磁性層にスピン偏極した電子を注入し、前記第2の強磁性層の磁化方向を安定化させる磁気ヘッドの駆動方法が提供される。
本発明によれば、第1の電極層と、第1の電極層上に形成され磁化方向が規制された第1の強磁性層と、第1の強磁性層上に形成された第1の非磁性中間層と、第1の非磁性中間層上に形成され外部磁場により磁化方向が変化する第2の強磁性層と、第2の強磁性層上に形成された第2の電極層とを有する磁気ヘッドにおいて、第2の強磁性層と第2の電極層との間にハーフメタル材料を含む高分極率層を設け、第2の磁性層から第2の電極層側に向かう電流を流すことにより、スピン偏極した伝導電子を高分極率層から第2の磁性層に注入するので、第2の磁性層に流れ込んだ伝導電子のスピントルクによって第2の磁性層の磁化方向を安定化させることができる。また、この高分極率層は、シールド層の一部として構成できるので、リードギャップを広げることなく、第2の磁性層の磁化方向を安定化させることができる。
また、第2の磁性層の磁化方向を安定化するために設ける高分極率層は、反強磁性層ではなく強磁性材料であるハーフメタルを含むものであるため、製造プロセスにおいて水平方向に磁化を揃えるための熱処理を行う必要はない。これにより、製造プロセスを複雑にすることなく、第2の強磁性層の磁化方向を安定化しうる構造を得ることができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による磁気ヘッド及びその製造方法について図1乃至図4を用いて説明する。
図1は本実施形態による磁気ヘッドの構造を示す概略断面図、図2は本実施形態による磁気ヘッドの電気特性を示すグラフ、図3及び図4端本実施形態による磁気ヘッドの製造方法を示す工程断面図である。
はじめに、本実施形態による磁気ヘッドの構造について図1を用いて説明する。
セラミック基板10上には、例えばNiFe等の軟磁性材料よりなる下部シールド層12が形成されている。下部シールド層12は、下部電極層(第1の電極層)を兼ねるものである。
下部シールド層12上には、例えばTa膜とRu膜との積層膜よりなる下地層14が形成されている。
下地層14上には、IrMn等の反強磁性材料よりなる反強磁性層16が形成されている。
反強磁性層16上には、固定磁化層(第1の強磁性層)18が形成されている。固定磁化層18は、例えば図1に示すように、CoFe等の強磁性材料よりなる強磁性層18aと、Ru等の非磁性材料よりなる非磁性中間層18bと、CoFe等の強磁性材料よりなる強磁性層18cとにより構成される積層フェリ構造を有している。
固定磁化層18上には、AlやMgO等の非磁性絶縁材料よりなるバリア層(第1の非磁性層)20が形成されている。
バリア層20上には、例えばCoFe膜22aとNiFe膜22bとの積層膜よりなる自由磁化層(第2の強磁性層)22が形成されている。
自由磁化層22上には、Cu等の非磁性材料よりなる非磁性中間層(第2の非磁性層)24が形成されている。
非磁性中間層24、自由磁化層22、バリア層20、固定磁化層18、反強磁性層16及び下地層14は、メサ状にパターニングされており、メサの側壁部分には絶縁膜26が埋め込まれている。
非磁性中間層24上及び絶縁膜26には、例えばCoFeAl等よりなる高分極率層(第3の強磁性層)28が形成されている。高分極率層28上には、例えばNiFe等の軟磁性材料よりなる上部シールド層30が形成されている。上部シールド層30は、上部電極層(第2の電極層)を兼ねるものである。
このように、本実施形態による磁気ヘッドでは、自由磁化層22と上部シールド層30との間に、非磁性中間層24及び高分極率層28が形成されている。
高分極率層28は、自由磁化層22の磁化方向の安定化のためのバイアスを印加するために用いる層であり、大きなスピン分極率を有する強磁性材料によって構成される。ここで、スピン分極率とは、物質中における上向きスピン電子数と下向きスピン電子数とを比較したときの電子スピンの偏りを表すための指標である。すなわち、スピン分極率Pは、上向きスピン電子数をn、下向きスピン電子数をnとして、
P = (n−n)/(n+n) [%]
と表される。
大きなスピン分極率を有する強磁性材料としては、ハーフメタル材料が挙げられる。ハーフメタルとは、一方の電子スピン(例えばアップスピン)が金属的なバンド構造を有し、他方の電子スピン(例えばダウンスピン)が絶縁体的なバンド構造を有する物質である。ハーフメタルは理想的には分極率が100%の物質を意味するが、本願明細書では、大きなスピン分極率(例えば室温において50%以上)を有する磁性材料を総称してハーフメタルと表現するものとする。
ハーフメタルとしては、例えばホイスラー合金が挙げられる。ホイスラー合金とは、XMnZ(Xは3d,4d,5d金属、Zはs,p元素)や、CoYZ(Yは3d,4d,5d金属、Zはs,p元素)の構造を有する合金である。ホイスラー合金としては、例えば、CoFeAl,CoMnGe,CoMnAl,CoMnSi等が挙げられる。ホイスラー合金の組成比は、完全でなくとも近傍(例えば±10〜20%程度の範囲)の値であれば、同様の効果を得ることができる。また、高分極率層28は、必ずしもホイスラー組成を有する材料である必要はなく、高いスピン分極率を有する強磁性材料であれば他の材料を適用することも可能である。
非磁性中間層24は、自由磁化層22と高分極率層28との間の結合力を制御するための層である。非磁性中間層24の膜厚は、薄すぎると自由磁化層22と高分極率層28との間の結合力が強くなりすぎて自由磁化層22の磁化方向が固定されてしまい、厚すぎると本発明の効果が得られなくなるため、自由磁化層22の磁化方向の安定化しうる範囲で適宜設定する。非磁性中間層24の膜厚は、非磁性中間層24としてCu膜を用いた場合、典型的には2nm以上15nm以下程度である。
非磁性中間層24は、導電性非磁性材料又は絶縁材料により構成することができる。但し、非磁性中間層24を絶縁材料により構成した場合には、素子抵抗が大きくなり、本来検出するべき外部磁場による磁気抵抗変化の検出感度が劣化する虞がある。かかる観点から、非磁性中間層24は、導電性非磁性材料、例えばCu等により形成することが望ましい。
次に、本実施形態による磁気ヘッドの動作について図1を用いて説明する。
図1に示す磁気ヘッドにおいて、下部シールド層12側から上部シールド層30側に向けて電流を流す。これにより、伝導電子は電流とは逆向きに、上部シールド層30側から下部シールド層12側に向けて流れる。
このとき、高分極率層28中にはスピン偏極した伝導電子が存在しており、このスピン偏極した伝導電子が非磁性中間層24を通して自由磁化層22に流れ込み、自由磁化層22中の電子と交換相互作用をする。この結果、自由磁化層22中の電子に対してスピントルクが働き、自由磁化層22の磁化方向が高分極率層28の磁化方向にバイアスされる。これにより、自由磁化層22の磁化方向を安定化することができる。
自由磁化層22に注入されるスピン偏極した伝導電子の割合は、非磁性中間層24の構成材料や膜厚等によって制御することができる。これにより、自由磁化層22中の電子に働くスピントルクを制御することができる。自由磁化層22中の電子に働くスピントルクは、磁気抵抗効果素子による検出対象である外部磁界の検出感度を十分確保しうる範囲で適宜設定する。
外部磁界を検出するときにも、下部シールド層12側から上部シールド層30側に向けて電流を流した状態とする。磁気抵抗効果素子に流す電流は、変化する必要はなく、一定値に保つことができる。
磁気抵抗効果素子に外部磁界が印加されると、自由磁化層22の磁化方向は外部磁界の向きに応じて回転する。このときの自由磁化層22の磁化方向と固定磁化層18の磁化方向との関係に基づく素子抵抗の変化を、素子を流れる電流値により検出することにより、外部磁界の方向を検知することができる。
図2は、本実施形態による磁気ヘッドに用いた磁気抵抗効果素子の電気特性を示すグラフである。図2は、図1に示す磁気ヘッドの下部シールド層12と上部シールド層30との間に電流を流したときの、磁気抵抗効果素子の素子抵抗の変化を示したものである。横軸は、上部シールド層30から下部シールド層12に向かう電流を正方向とし、下部シールド層12から上部シールド層30に向かう電流を負方向としている。
測定に用いた磁気抵抗効果素子の接合サイズは、369nm×157nmである。測定に用いた磁気抵抗効果素子の各層の構成材料や膜厚は、本実施形態による磁気ヘッドの製造方法とともに後述する。
図2に示すように、本実施形態による磁気抵抗効果素子に正方向の電流を流していくと、約4V近傍で急激に抵抗値が増加する。すなわち、自由磁化層22へのスピン注入により自由磁化層22の磁化反転が生じて、固定磁化層18の磁化方向と自由磁化層22の磁化方向とが反平行状態に遷移していることが判る。
また、この状態で負方向に電流を減らしていき、更に負方向の電流を流していくと、約−3V近傍で急激に抵抗値が減少する。すなわち、自由磁化層22へのスピン注入により自由磁化層22の磁化反転が生じて、固定磁化層18の磁化方向と自由磁化層22の磁化方向とが平行状態に戻っていることが判る。
以上の結果から、本実施形態による磁気抵抗効果素子の層厚方向に電流を流すことにより、自由磁化層22に対してスピントルクによるバイアスを印加できることが検証された。
本実施形態による磁気ヘッドの実際の使用態様では、下部シールド層12から上部シールド層30に向かう方向に電流を流す。このときの磁化反転電流密度は、約6.4×10cm−2であった。
磁気抵抗効果素子に流す電流が小さすぎると、自由磁化層22中の電子に加わるスピントルクが小さくなりバイアスの効果が十分に得られない。したがって、磁気抵抗効果素子に流す電流は、磁化反転が生じる電流の約0.5倍程度以上の値に設定することが望ましい。
一方、電流が大きすぎると、スピントルクが大きすぎて磁気センサとしての感度が悪くなる。したがって、磁気抵抗効果素子に流す電流は、磁化反転が生じる電流の約2倍程度以下の値に設定することが望ましい。
本実施形態による磁気ヘッドでは、高分極率層28が、非磁性中間層24上及び絶縁膜26上に形成されている。すなわち、高分極率層28は、実質的に上部シールド層30の一部として機能する。したがって、高分極率層28を設けることによるリードギャップの増加を防止することができる。これにより、媒体の記録密度を低下することなく自由磁化層22の磁化方向を安定化させることができる。但し、高分極率層28を厚くしすぎるとシールドとしての効果が減少するため、高分極率層28の膜厚は5nm以下にすることが望ましい。
また、本実施形態による磁気ヘッドでは、自由磁化層22の磁化方向の制御のためのバイアスを印加するための層として、インスタックバイアス構造に用いるような反強磁性材料を用いていない。したがって、熱処理を行って磁化を水平方向に揃える必要はなく、製造プロセスを複雑にすることもない。
次に、本実施形態による磁気ヘッドの製造方法について図3及び図4を用いて説明する。
まず、セラミック基板10上に、例えば電気めっき法により、例えば膜厚数μmのNiFeを形成し、NiFeよりなる下部シールド層12を形成する。下部シールド層12は、パターニングプロセスを用いて所望の形状に形成される。
次いで、下部シールド層12上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚5nmのTa膜と、例えば膜厚4nmのRu膜とを堆積する。これにより、Ta膜とRu膜との積層膜よりなる下地層14を形成する。
次いで、下地層14上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚10nmのIrMn膜を堆積し、IrMn膜よりなる反強磁性層16を形成する。
次いで、反強磁性層16上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚2nmのCoFe膜を堆積し、CoFe膜よりなる強磁性層18aを形成する。
次いで、強磁性層18a上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚0.8nmのRu膜を堆積し、Ru膜よりなる非磁性中間層18bを形成する。
次いで、非磁性中間層18b上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚2nmのCoFe膜を堆積し、CoFe膜よりなる強磁性層18cを形成する。
こうして、強磁性層18a、非磁性中間層18b及び強磁性層18cの積層膜よりなる積層フェリ構造の固定磁化層18を形成する。
次いで、固定磁化層18上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚0.8nmのMgO膜を堆積し、MgO膜よりなるバリア層20を形成する。
次いで、バリア層20上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚1nmのCoFe膜22aを形成する。
次いで、CoFe膜22a上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚2nmのNiFe膜22bを形成する。
こうして、CoFe膜22aとNiFe膜22bとの積層膜よりなる自由磁化層22を形成する。
次いで、自由磁化層22上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚6nmのCu膜を堆積し、Cu膜よりなる非磁性中間層24を形成する(図3(a))。
次いで、リソグラフィ及びドライエッチングにより、非磁性中間層24、自由磁化層22、バリア層20、固定磁化層18、反強磁性層16及び下地層をメサ形状にパターニングする(図3(b))。
次いで、例えばCVD法により、例えばシリコン酸化膜等の絶縁膜を堆積し、絶縁膜26を形成する。
次いで、例えばCMP法により、非磁性中間層24が露出するまで絶縁膜26を研磨する(図4(a))。
次いで、非磁性中間層24及び絶縁膜26上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚4nmのCoFeAl膜を堆積し、CoFeAl膜よりなる高分極率層28を形成する。
次いで、高分極率層28上に、例えば電気めっき法により、例えば膜厚数μmのNiFeを形成し、NiFeよりなる上部シールド層30を形成する(図4(b))。
こうして、図1に示す本実施形態の磁気ヘッドを完成する。
このように、本実施形態によれば、自由磁化層22と上部シールド層との間に高分極率層28を設け、自由磁化層22から上部シールド層30側に向かう電流を流すことにより、スピン偏極した伝導電子を高分極率層28から自由磁化層22に注入するので、自由磁化層22に流れ込んだ伝導電子のスピントルクによって自由磁化層22の磁化方向を安定化させることができる。また、この高分極率層28は、上部シールド層30の一部として構成できるので、リードギャップを広げることなく、自由磁化層22の磁化方向を安定化させることができる。
また、自由磁化層22の磁化方向を安定化するために設ける高分極率層28は、反強磁性層ではなく強磁性層であるため、製造プロセスにおいて水平方向に磁化を揃えるための熱処理を行う必要はない。これにより、製造プロセスを複雑にすることなく、自由磁化層22の磁化方向を安定化しうる構造を得ることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による磁気ヘッド及び磁気記録装置について図5及び図6を用いて説明する。なお、図1乃至図4に示す第1実施形態による磁気抵抗効果素子及び磁気ヘッドと同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図5は本実施形態による磁気記録装置の構造を示す概略平面図、図6は本実施形態による磁気記録装置の磁気ヘッドの構造を示す正面図である。
はじめに、本実施形態による磁気記録装置の構造について図5を用いて説明する。
本実施形態による磁気記録装置40は、例えば平たい直方体の内部空間を区画する箱形の筐体本体42を備えている。収容空間には、記録媒体としての1枚以上の磁気ディスク44が収容されている。磁気ディスク44は、スピンドルモータ46の回転軸に装着されている。スピンドルモータ46は、例えば7200rpmや10000rpmといった高速度で磁気ディスク44を回転させることができる。筐体本体42には、筐体本体42との間で収容空間を密閉する蓋体すなわちカバー(図示されず)が結合される。
収容空間には、ヘッドアクチュエータ48がさらに収容されている。このヘッドアクチュエータ48は、垂直方向に延びる支軸50に回転自在に連結されている。ヘッドアクチュエータ48は、支軸50から水平方向に延びる複数のアクチュエータアーム52と、各アクチュエータアーム52の先端に取り付けられてアクチュエータアーム52から前方に延びるヘッドサスペンションアセンブリ54とを備えている。アクチュエータアーム52は、磁気ディスク44の表面および裏面ごとに設置されている。
ヘッドサスペンションアセンブリ54は、ロードビーム56を備えている。ロードビーム56は、いわゆる弾性屈曲域でアクチュエータアーム52の前端に連結されている。弾性屈曲域の働きで、ロードビーム56の前端には、磁気ディスク44の表面に向かって所定の押し付け力が作用する。ロードビーム56の前端には、磁気ヘッド58が支持されている。磁気ヘッド58は、ロードビーム56に固定されるジンバル(図示されず)に姿勢変化自在に受け止められている。
磁気ディスク44の回転に基づき磁気ディスク44の表面で気流が生成されると、気流の働きで磁気ヘッド58には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とロードビーム56の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク44の回転中に比較的に高い剛性で磁気ヘッド58は浮上し続けることができる。
アクチュエータアーム52には、例えばボイスコイルモータ(VCM)といった動力源60が接続されている。この動力源60の働きでアクチュエータアーム52は支軸50回りで回転することができる。こうしたアクチュエータアーム52の回転に基づきヘッドサスペンションアセンブリ54の移動は実現される。磁気ヘッド58の浮上中に支軸50回りでアクチュエータアーム52が揺動すると、磁気ヘッド58は径方向に磁気ディスク44の表面を横切ることができる。こうした移動に基づき、磁気ヘッド58を磁気ディスク44上の所望の記録トラックに位置決めすることができる。
次に、本実施形態による磁気記録装置の磁気ヘッド58について図6を用いて詳述する。
図6に示すように、磁気抵抗効果素子よりなる再生ヘッド62と誘導型書き込み素子よりなる記録ヘッドとを有する磁気ヘッド58は、一般的に、ヘッドスライダの基体となるAl23−TiC(アルチック)よりなる平坦な基板10上に、再生ヘッド62、記録ヘッド64の順に積層されて形成され、アルミナ等の絶縁体により覆われている。
再生ヘッド62は、例えば本発明の第1実施形態による磁気抵抗効果素子であり、基板10上に形成された下部電極としての下部シールド層12と、下部シールド層12上に形成された下地層14と、下地層14上に形成された反強磁性層16と、反強磁性層16上に形成された固定磁化層18と、固定磁化層18上に形成されたバリア層20と、バリア層20上に形成された自由磁化層22と、自由磁化層22上に形成された非磁性中間層24と、非磁性中間層24上に形成された高分極率層28と、高分極率層28上に形成された上部電極としての上部シールド層30とを有している。なお、図6では簡略化のため、下地層14から非磁性中間層24までの積層膜を一括して、磁気抵抗効果膜32として表している。
記録ヘッド64は、磁気ディスク44対向面にトラック幅に相当する幅を有する上部磁極66と、非磁性ギャップ層68を挟んで対向する下部磁極70と、上部磁極66と下部磁極70とを接続するヨーク(図示せず)と、ヨークを巻回するコイル(図示せず)などにより構成される。上部磁極66、下部磁極68及びヨークは、軟磁性材料より構成され、記録磁界を確保するために飽和磁束密度の大なる材料、例えば、Ni80Fe20、CoZrNb、FeN、FeSiN、FeCo合金などが好適である。
この磁気ヘッド58を用いた磁気ディスク44への書き込みは、記録ヘッド64により行う。すなわち、上部磁極66と下部磁極70との間より漏洩する磁場により、記録ヘッド64に対向する磁気ディスク44に情報が記録される。
また、磁気ディスク44に書き込まれた情報の再生は、再生ヘッド62により行う。すなわち、磁気ディスク44に記録された情報に基づいて漏洩する磁場を、磁気抵抗効果膜16の抵抗変化として検知することにより、磁気ディスク44に記録された情報を読み出すことができる。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態による磁気ヘッドを用いて磁気記録装置を構成するので、再生ヘッドのリードギャップを微細且つ高精度にできるとともに、その動作を安定化させることができる。これにより、磁気記録装置の記録密度及び歩留まりを向上することができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記第1実施形態では、磁気抵抗効果素子を、固定磁化層18、バリア層20及び自由磁化層22により構成されるトンネル磁気抵抗効果(TMR:Tunnel Magneto-Resistive effect)素子としたが、バリア層20の代わりに非磁性導電性材料を用いた巨大磁気抵抗効果(GMR:Giant Magneto-Resistive effect)素子とした場合にも、本発明を適用することができる。この場合、非磁性導電性材料としては、Cu等の導電性材料を適用することができる。
また、上記第1実施形態では、固定磁化層18を、強磁性層18c/非磁性層18b/強磁性層18aの積層構造により形成して磁化固定力を高める構成としたが、一層の強磁性層によって固定磁化層18を形成するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、自由磁化層22を、CoFe膜とNiFe膜との積層膜としたが、一層の強磁性層や、固定磁化層18と同様の積層フェリ構造としてもよい。
上記実施形態に記載された磁気抵抗効果素子の各層の構成材料は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
以上詳述した通り、本発明の特徴をまとめると以下の通りとなる。
(付記1) 第1の電極層と、
前記第1の電極層上に形成され、磁化方向が規制された第1の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に、第1の非磁性層を介して形成され、外部磁場により磁化方向が変化する第2の強磁性層とを有する磁気抵抗効果膜と、
前記第2の強磁性層上に、第2の非磁性層を介して形成され、前記第2の強磁性層にスピン偏極した電子を注入するための第3の強磁性層と、
前記第3の強磁性層上に形成された第2の電極層と
を有することを特徴とする磁気ヘッド。
(付記2) 付記1記載の磁気ヘッドにおいて、
前記第3の強磁性層を構成する強磁性材料は、ハーフメタルである
ことを特徴とする磁気ヘッド。
(付記3) 付記1又は2記載の磁気ヘッドにおいて、
前記第3の強磁性層を構成する強磁性材料は、ホイスラー組成を有する金属である
ことを特徴とする磁気ヘッド。
(付記4) 付記1乃至3のいずれか1項に記載の磁気ヘッドにおいて、
前記第3の強磁性層の膜厚は、5nm以下である
ことを特徴とする磁気ヘッド。
(付記5) 付記1乃至4のいずれか1項に記載の磁気ヘッドにおいて、
前記第2の非磁性層の膜厚は、2nm以上、15nm以下である
ことを特徴とする磁気ヘッド。
(付記6) 付記1乃至5のいずれか1項に記載の磁気ヘッドにおいて、
前記第2の非磁性層は、導電性の非磁性材料よりなる
ことを特徴とする磁気ヘッド。
(付記7) 付記1乃至6のいずれか1項に記載の磁気ヘッドにおいて、
前記第1の電極層から前記第2の電極層に向けて電流を流す電流印加手段を更に有する
ことを特徴とする磁気ヘッド。
(付記8) 付記1乃至7のいずれか1項に記載の磁気ヘッドにおいて、
前記第1の電極層及び前記第2の電極層は、磁気シールド層を兼ねる
ことを特徴とする磁気ヘッド。
(付記9) 付記8記載の磁気ヘッドにおいて、
前記第3の強磁性層は、前記磁気シールド層の一部をなす
ことを特徴とする磁気ヘッド
(付記10) 磁気記録媒体と、
前記磁気記録媒体に記録された磁気情報を抵抗値の変化に基づいて検出する付記1乃至9のいずれか1項に記載の磁気ヘッドと
を有することを特徴とする磁気記録装置。
(付記11) 第1の電極層と、前記第1の電極層上に形成され、磁化方向が規制された第1の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に第1の非磁性層を介して形成され、外部磁場により磁化方向が変化する第2の強磁性層とを有する磁気抵抗効果膜と、前記第2の強磁性層上に第2の非磁性層を介して形成された第3の強磁性層と、前記第3の強磁性層上に形成された第2の電極層とを有する磁気ヘッドの駆動方法であって、
前記第1の電極層から前記第2の電極層に向けて電流を流すことにより、前記第3の強磁性層から前記第2の強磁性層にスピン偏極した電子を注入し、前記第2の強磁性層の磁化方向を安定化させる
ことを特徴とする磁気ヘッドの駆動方法。
(付記12) 付記11記載の磁気ヘッドの駆動方法において、
前記第1の電極層から前記第2の電極層に向けて流す前記電流の電流値は、前記第2の磁性層の磁化反転に要する電流値を100%として、50%〜200%である
ことを特徴とする磁気ヘッドの駆動方法。
本発明の第1実施形態による磁気ヘッドの構造を示す概略断面図である。 本発明の第1実施形態による磁気ヘッドの電気特性を示すグラフである。 本発明の第1実施形態による磁気ヘッドの製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態による磁気ヘッドの製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第2実施形態による磁気記録装置の構造を示す概略平面図である。 本発明の第2実施形態による磁気記録装置の磁気ヘッドの構造を示す正面図である。
符号の説明
10…セラミック基板
12…下部シールド層
14…下地層
16…反強磁性層
18…固定磁化層
18a,18c…強磁性層
18b,24…非磁性中間層
20…バリア層
22…自由磁化層
22a…CoFe膜
22b…NiFe膜
26…絶縁膜
28…高分極率層
30…上部シールド層
32…磁気抵抗効果膜
40…磁気記録装置
42…筐体本体
44…磁気ディスク
46…スピンドルモータ
48…ヘッドアクチュエータ
50…支軸
52…アクチュエータアーム
54…ヘッドサスペンションアセンブリ
56…ロードビーム
58…磁気ヘッド
60…動力源
62…再生ヘッド
64…記録ヘッド
66…上部磁極
68…非磁性ギャップ層
70…下部磁極

Claims (5)

  1. 第1の電極層と、
    前記第1の電極層上に形成され、磁化方向が規制された第1の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に、第1の非磁性層を介して形成され、外部磁場により磁化方向が変化する第2の強磁性層とを有する磁気抵抗効果膜と、
    前記第2の強磁性層上に、第2の非磁性層を介して形成され、前記第2の強磁性層にスピン偏極した電子を注入するための第3の強磁性層と、
    前記第3の強磁性層上に形成された第2の電極層と
    を有することを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 請求項1記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記第3の強磁性層を構成する強磁性材料は、ホイスラー組成を有する金属である
    ことを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 請求項1又は2記載の磁気ヘッドにおいて、
    前記第1の電極層から前記第2の電極層に向けて電流を流す電流印加手段を更に有する
    ことを特徴とする磁気ヘッド。
  4. 磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体に記録された磁気情報を抵抗値の変化に基づいて検出する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気ヘッドと
    を有することを特徴とする磁気記録装置。
  5. 第1の電極層と、前記第1の電極層上に形成され、磁化方向が規制された第1の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に第1の非磁性層を介して形成され、外部磁場により磁化方向が変化する第2の強磁性層とを有する磁気抵抗効果膜と、前記第2の強磁性層上に第2の非磁性層を介して形成された第3の強磁性層と、前記第3の強磁性層上に形成された第2の電極層とを有する磁気ヘッドの駆動方法であって、
    前記第1の電極層から前記第2の電極層に向けて電流を流すことにより、前記第3の強磁性層から前記第2の強磁性層にスピン偏極した電子を注入し、前記第2の強磁性層の磁化方向を安定化させる
    ことを特徴とする磁気ヘッドの駆動方法。
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