JP2008082695A - 製氷装置 - Google Patents

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卓也 東谷
Hideaki Ito
秀明 伊藤
Kazunori Nishikawa
和憲 西川
Shunji Saito
俊二 齋藤
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Abstract

【課題】給水部から製氷皿への給水量を容易に調整することのできる製氷装置を提供すること。
【解決手段】製氷装置では、製氷皿から給水部への給水を制御する給水スイッチ73が構成されている。給水スイッチ73は、リーフ接片731、732を備えたリーフスイッチであり、リーフ接片731は、回転カム体55により駆動される。給水スイッチ73に対しては、そのオン・オフのタイミングを調整する給水量調整機構79が構成されており、入力レバー790を操作すると、リーフ接片732の先端側が変形してリーフ接片731との離間距離を調整することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、給水部から製氷皿への給水を制御する給水スイッチを備えた製氷装置に関するものである。
製氷装置では、駆動ユニットにより掻き出し部材を回転駆動して製氷皿から氷を排出するなどの構造が採用されている。その際、製氷皿と氷との氷着力が大きいと、氷を排出することができないので、製氷皿の近傍にヒータを備えた製氷ユニットを用いた構造が採用される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−143808号公報
このような製氷装置において、製氷皿に対して給水部を構成するとともに、この給水部から製氷皿への給水時間を制御するマイクロスイッチを搭載すれば、給水も自動的に行うことができる。ここで、給水時間を調整すれば、製氷皿に供給する水の量を調整できるので、氷の大きさを任意に設定できる。しかしながら、マイクロスイッチを用いた場合、オン・オフするタイミングを調整するには、マイクロスイッチの搭載位置を変える必要があり、給水時間の調整(給水量)が容易ではないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、給水部から製氷皿への給水量を容易に調整することのできる製氷装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、製氷皿と、前記製氷皿に水を供給する給水部と、該給水部から前記製氷皿への給水を制御する給水スイッチとを有する製氷装置において、前記給水スイッチは、少なくとも一方がカム部材により駆動される一対のリーフ接片を備えたリーフスイッチであり、前記給水スイッチに対しては、前記一対のリーフ接片のうち、少なくとも一方のリーフ接片を変形させて前記給水スイッチがオン・オフするタイミングを調整する操作部材を備えた給水量調整機構が構成されていることを特徴とする。
本発明では、給水スイッチとしてリーフスイッチを用いたため、リーフ接片全体の位置を変更しなくても、リーフ接片を変形させるだけで、オン・オフするタイミングを調整することができる。それ故、給水部から製氷皿への水の供給量を容易に調整することができる。
本発明において、前記一対のリーフ接片は、一方のリーフ接片が固定された状態にあって、他方のリーフ接片のみが前記カム部材により駆動され、前記給水量調整機構は、前記一方のリーフ接片を変形させて前記一対のリーフ接片の離間距離を調整することが好ましい。このように構成すると、給水部から製氷皿への給水量を調整した場合でも、他方のリーフ接片については、カム部材により駆動されるタイミングが変化しないので、給水スイッチは確実に動作する。
本発明において、前記給水量調整機構は、前記一方のリーフ接片の基端側位置を固定したまま、当該一方のリーフ接片の先端側を変形させる構成を採用することができる。
本発明において、前記給水スイッチは、ケース体の内部に配置され、前記操作部材の操作部は、前記ケース体の外側に位置していることが好ましい。このように構成すると、前記操作部材のケース体を開かなくても、外部から給水量の調整を行うことができる。
本発明において、前記操作部材に対しては、操作後の当該操作部材を所定位置に保持するクリック機構が構成されていることが好ましい。このように構成すると、クリック機構によって、操作部材を所定位置に保持することができるとともに、操作した際の感触を高めることができる。
本発明において、前記操作部材は、外部操作により軸線周りに回転可能なピニオン部材と、該ピニオン部材に噛合する歯部を備えた伝達部材とを備え、前記伝達部材は、前記ピニオン部材に対する外部操作を前記リーフ接片に伝達して当該リーフ接片を変形させる構成を採用することができる。
本発明において、前記操作部材に対しては、外部操作時以外の期間中、当該操作部材の変位を阻止するロック機構が構成されていることが好ましい。このように構成すると、操作部材が誤って操作されることがない。
本発明において、前記ロック機構としては、外力により前記ピニオン部材が軸線方向の一方側に変位した際、当該ピニオン部材の回転を許容し、外力の印加が解除されて前記ピニオン部材が軸線方向の他方側に変位した際、当該ピニオン部材の回転を阻止する構成を採用することができる。
本発明において、前記ピニオン部材では、外力が印加される部分は軸線方向の一方側に変位可能な可動部になっており、前記ピニオン部材は、外部からの押圧操作により前記可動部が軸線方向の一方側に変位した際、ケース体側との係合が解除され、この状態で、外部からの回転操作が前記可動部に加えられたときに当該ピニオン部材全体が軸線周りに回転し、前記可動部に対する外力の印加が解除されて前記可動部が軸線方向の他方側に変位した際、ケース体側と係合することが好ましい。このように構成すると、少ない部品点数でロック機構を構成することができる。
本発明において、前記給水スイッチおよび前記操作部材は、ケース体の内部に配置されていることが好ましい。このように構成すると、操作部材がケース体から外に突出しないので、製氷装置の小型化を図ることができる。
本発明において、前記一対のリーフ接片はいずれも、前記ケース体を構成する部材に形成された接片保持部に保持されている構成を採用することができる。
本発明では、給水スイッチとしてリーフスイッチを用いたため、リーフ接片全体の位置を変更しなくても、リーフ接片を変形させるだけで、オン・オフするタイミングを調整することができる。それ故、給水部から製氷皿への水の供給量を容易に調整することができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した製氷装置について説明する。
[全体構成]
図1は、本発明を適用した製氷装置の斜視図である。図2(A)、(B)、(C)は各々、図1に示す製氷装置に用いた掻き出し部材、製氷皿およびガイド部材の斜視図である。図3(A)、(B)、(C)は各々、図1に示す製氷装置を前側からみた正面図、製氷装置の掻き出し部材が原点位置にある状態を示す断面図、および掻き出し部材が原点位置から回転した状態を示す断面図である。
図1、図2(A)、(B)、(C)、および図3(A)、(B)、(C)において、本形態の製氷装置1は、冷蔵庫内あるいは冷凍庫内において氷を連続して製造するとともに、製造した氷を下方の貯氷部1aに自動的に排出するための装置であり、氷を製造するための製氷ユニット2と、氷の掻き出し動作などを制御する駆動ユニット3(駆動制御部)とを有している。駆動ユニット3からは、略L字形状の検氷レバー60が下方の貯氷部1aに向けて延びている。製氷ユニット2は、製氷皿21と、製氷皿21の側方(後側)で製氷皿21に給水するための給水部22と、製氷皿21内で製造された氷を掻き出すための掻き出し部材23と、この掻き出し部材23によって掻き出された氷を製氷皿21の下方に位置する貯氷部1aに導くガイド部材24と、製氷皿21の右側面を構成する端板25とを備えている。
製氷皿21はアルミニウム製であり、コーティングやアルマイト処理などの表面処理が施されている。製氷皿21の上面には、仕切り板218によって複数の製氷溝215(製氷用凹部)が区画形成されており、給水部22から供給された水は、複数の製氷溝215の各々に貯留され、そこで凍結する。製氷皿21の底面には、氷を製氷皿21から排出する際に製氷皿21の底面を加熱するためのヒータ26が配置されており、ヒータ26は、加締めなどの方法により製氷皿21と一体化されている。製氷皿21の左側面部では、ヒータ26に対するゴム製の2つの端子部262が突出しており、2本の端子部262の先端面からは端子261が突出している。製氷皿21において、2つの端子部262で挟まれた領域には、後述するサーモスタットにより、製氷皿21の温度を監視するためのサーモスタットが当接する被検温部219が形成されている。
給水部22は、製氷皿21に対して氷が排出される側(前側)とは反対側(後側)に配置されており、製氷皿21の後壁で開口する給水口221を備えている。給水部22には、ホース228から水が供給されるようになっており、このホースの途中位置には、図3(B)に模式的に示すように、給水バルブ220が設けられている。
掻き出し部材23は、製氷皿21の上方位置で左右方向に延びた回転軸231と、回転軸231から同一方向に爪状に突出する複数の掻き出し部232とを備えており、掻き出し部232は、製氷溝215に対して1対1で対応している。回転軸231の右側端部は、製氷皿21の右側面217の縁部に形成された切り欠き211によって回転可能に支持されているとともに、端板25に形成された軸穴251によって回転可能に支持されている。また、回転軸231は、右側端部に形成されたフランジ部239が端板25の内面に当接し、回転軸231の右側への移動が規制されている。これに対して、回転軸231の他方端はDカット部分230になっており、図3(A)に示すように、駆動ユニット3内に配置された回転カム体55(カム体)に連結されている。
ここで、図3(B)に示す掻き出し部232の位置が原点位置であり、この原点位置において、掻き出し部232は、回転軸231を挟んで給水口221が配置されている側とは反対側に向けて傾いた状態にある。この状態から、回転軸231が矢印Aで示す方向に回転して、図3(C)に示す姿勢に移行する間に、掻き出し部232は、製氷溝215内の氷を製氷皿21から浮き上がらせ、掻き出し部232により製氷皿21から浮き上がった氷は、掻き出し部232およびガイド部材24の上面を摺動して、製氷皿21の前側から貯氷部1aに落下していく。なお、掻き出し部232が、図3(B)に示す状態から図3(C)に示す状態に移行しただけでは、製氷皿21から浮き上がった氷が貯氷部1aに落下しない可能性があるが、掻き出し部232が図3(B)に示す原点位置に戻るまでの間には、製氷皿21から浮き上がった氷は完全に貯氷部1aへと落下する。
[駆動ユニットの概略構成、およびその基本動作]
図4および図5は、図1に示す製氷装置の駆動ユニットの概略構成を示す説明図である。図6は、図1に示す製氷装置の動作を示すタイミングチャート図である。
詳しくは図7および図8(A)などを参照して後述するが、本形態の製氷装置1の駆動ユニット3には、図4(A)に示すように、製氷皿21の温度を監視するサーモスタット91、回転軸231を駆動するためのモータ5、図3(A)に示す回転カム体55の回転動作に連動して開閉動作を行うメインスイッチ72、回転カム体55の回転動作に連動して給水バルブ220を制御する給水スイッチ73、貯氷部1aで氷が不足しているか満杯状態(満氷状態)にあるかを監視する検氷スイッチ71、およびヒューズ1gを備えている。また、製氷装置1は、後述するように、モータ5の回転出力を回転カム体55に伝達する伝達機構、およびこの伝達機構の途中位置に介挿されたトルクリミッタなども備えている。
以下、図6に示すチャートに沿って、製氷装置1での基本動作を説明する。まず、給水口221より製氷皿21に対して水が供給された以降、製氷皿21での製氷が開始される。その間、モータ5およびヒータ26への給電は停止しており、掻き出し部232は、図3(B)に示すように、給水口221とは反対側に傾いた原点位置で停止している。この状態で、図4(A)に示すように、メインスイッチ72は第1の状態にあり、サーモスタット91および給水スイッチ73はオフ状態にある。さらに、検氷スイッチ71は、氷の不足状態(第1の状態)にある。
そして、時間T0において、サーモスタット91での製氷皿21に対する監視結果において、製氷皿21の温度が所定温度以下になって、図4(B)に示すように、サーモスタット91がオン状態になると、モータ5への通電およびヒータ26への通電が開始される。その結果、回転カム体55が回転し、それに伴って、掻き出し部材23は、図3(B)に矢印Aで示す方向に回転を開始するとともに、ヒータ26は製氷皿21に対する加温を開始する。
次に、時間T1において、メインスイッチ72は、図4(C)に示すように、第2の状態に切り換わる。但し、メインスイッチ72が第2の状態に切り替わっても、モータ5への通電、およびヒータ26への通電が継続される。このため、掻き出し部材23は、モータ5により駆動されて、掻き出し部232の先端部は、製氷皿21で製造された氷の上面に当接する。但し、この時点では、製氷皿21の温度が低く、製氷皿21内での氷の氷着力が大きい。このため、掻き出し部材23の回転は、製氷皿21内の氷により阻止され、掻き出し部232の先端部が製氷皿21内の氷の上面に当接した状態で停止する。ここで、モータ5から掻き出し部材23への動力伝達経路の途中位置には、トルクリミッタが介挿されているので、掻き出し部材23の回転が停止している間もモータ5は回転し続け、トルクリミッタ8で制限されたトルクが氷に作用し続ける。
ヒータ26の加熱により氷が製氷皿21から剥離すると、回転カム体55に連結された掻き出し部材23は氷を掻き出す方向に回転を始め、検氷動作に進む。時間T2において、検氷レバー60は、まず、先端部分が貯氷室1aから上方に移動する。その結果、検氷スイッチ71は、一旦、図4(D)に示すように、第1の状態から第2の状態に切り換わる。これに前後して氷の排出が始まり、製氷された氷が全て貯氷室1aに落下した後、次に、時間T3において、検氷レバー60の先端部は、再度、貯氷室1aに向けて下降する。その際、貯氷室1aが氷の不足状態にあれば、検氷レバー60の先端部が下方に移動することができるので、図4(C)に示すように、検氷スイッチ71は、第2の状態から第1の状態に戻る。
次に、時間T4において、サーモスタット91での製氷皿21に対する監視結果において、製氷皿21の温度が所定温度を超えたとき、図5(A)に示すように、サーモスタット91がオフ状態になるので、ヒータ26への通電は停止される。但し、モータ5への通電は継続される。
次に、時間T5で、図5(B)に示すように、給水スイッチ73がオン状態になると、給水バルブ220が開状態になり、給水口221を介して製氷皿21への給水が行われる。その際、ヒータ26は、抵抗値が低いので、給水バルブ220を通電する際、配線の一部として利用される。この時点で、掻き出し部232は、既に給水口221近傍を完全に通過し、給水口221が配置されている側とは反対側に向けて傾いた状態にある。
次に、時間T6で、図5(C)に示すように、給水スイッチ73がオフ状態になると、給水バルブ220が閉状態になり、給水口221を介して製氷皿21への給水が完了する。次に、時間T7で、モータ5への給電が停止し、掻き出し部232は、給水口221とは反対側に傾いた原点位置で停止する。その間に、メインスイッチ72は、図4(A)に示すように、第1の状態に戻る。そして、製氷皿21では、再度の製氷が行われ、以降、上記の動作が繰り返されることになる。
なお、時間T2において、検氷レバー60の先端部分が貯氷室1aから上方に移動した後、時間T3において、貯氷室1aに向けて再度、下降しようとした際、貯氷室1aが満氷状態にあれば、検氷レバー60の先端部分が下方に移動することができないので、検氷スイッチ71は、図4(D)に示すように、第2の状態のままである。但し、この状態でもヒータ26およびモータ5への通電は継続されるので、原点に復帰するまでの動作が行われる。但し、それ以降の動作において、貯氷室1aが満氷状態にあれば、図5(D)に示すように、検氷スイッチ71は、第2の状態のままであるので、製氷皿21の温度が所定温度以下になったとしてサーモスタット91がオン状態になっても、ヒータ26およびモータ6への通電は行われない。それ故、貯氷室1aの氷が減って、検氷スイッチ71が第2の状態から第1の状態に戻った時点でヒータ26およびモータ6への通電が開始されることになる。
以上説明したように、本形態の製氷装置1では、氷を連続して製造するとともに、製造した氷を下方の貯氷部1aに自動的に排出することができる。また、貯氷部1aでも氷量を検出し、満氷状態にあるときは、貯氷部1aへの氷の排出を停止するため、氷が貯氷部1aから溢れることがない。
また、本形態では、駆動ユニット3は、掻き出し部232が給水口221近傍を通過し、さらに、掻き出し部232が回転軸31の直上を通過して、給水口221が配置されている側とは反対側に傾いた時点で給水口221から製氷皿21への給水が行わせる。このため、給水時に掻き出し部232に水がかかり、その水が凍ることにより製氷皿21と掻き出し部232とが氷着してしまうという事態を回避することができる。
また、掻き出し部232の原点位置が、回転軸231を挟んで給水口221が配置されている側とは反対側に設定されているため、原点位置で停止している掻き出し部232の周りには給水部22がない。従って、掻き出し部232を上方から手動で押圧して矢印Aで示す方向に回転させて、掻き出し部材23の動作確認を行う際、給水部22が邪魔にならないので、動作確認を容易に行うことができるという効果も奏する。
また、掻き出し部232の原点位置が回転軸231を挟んで給水口221が配置されている側とは反対側に設定されているので、掻き出し部232を押し下げれば、掻き出し部材23は掻き出し動作と同一の方向(矢印Aで示す方向)に回転するので、動作確認を容易に行うことができる。すなわち、掻き出し部232の原点位置を、例えば、図3(C)に示す位置に設定すると、掻き出し部材23を矢印Aで示す方向に回転させるには、掻き出し部232の間に指を差し込んで掻き出し部232を摘み上げる必要があるが、本形態によれば、このような手間のかかる動作を行わなくてもよい。
[駆動ユニットの詳細構成]
(ケース体の構成および製氷装置の製造方法)
図7は、本形態の製氷装置において、駆動ユニットに用いられた内ケースおよびこの内ケース内に配置された部材の説明図である。図8(A)は、図7に示す回転カム体の側面図である。
図3(A)に示すように、駆動ユニット3はケース体4を備えており、このケース体4の内部に、図4(A)を参照して説明したモータ5、リーフスイッチからなるメインスイッチ72、リーフスイッチからなる給水スイッチ73、リーフスイッチからなる検氷スイッチ71などが配置されている。本形態において、ケース体4は、矩形升状の内ケース41、地板42(第1の隔壁)および矩形升状の外ケース43を備えており、地板42を左右両側より挟むように内ケース41と外ケース43との縁部同士を重ね合わせることによりケース体4が形成される。この状態で、内ケース41と地板42との間に第1の空間46が区画形成される一方、外ケース43と地板42との間に第2の空間47が区画形成される。そして、第1の空間46および第2の空間47は各々、以下の機構などを配置するのに用いられる。
図7に示すように、内ケース41と地板42との間の第1の空間46では、内ケース41の底部にサーモスタット91が固定されている。また、本形態の製氷装置1では、図2(B)に示すように、製氷皿21では、駆動ユニット3に向けてヒータ26のゴム製の端子部262(連結用係合部)が突出しているのに対して、図7に示すように、駆動ユニット3のケース体4では、内ケース41の底部において、サーモスタット91の両側位置には、内ケース41の外面側に向けて開口する凹部411(連結用被係合部)が形成されており、凹部411の奥には貫通穴412が形成されている。また、内ケース41の底部では、貫通穴412内で露出するように接続端子92が配置されている。従って、駆動ユニット3および製氷ユニット2を各々、組み立てた後、内ケース41の凹部411に、製氷皿21から突出する端子部262を嵌合させると、製氷ユニット2と駆動ユニット3とが連結されるとともに、端子部262と凹部411との嵌合箇所でヒータ26の端子261は接続端子92に電気的に接続される。また、内ケース41の底部の外面側には、製氷皿21と当接可能な位置にアース部材45が配置されており、内ケース41においてアース部材45が配置されている箇所と製氷皿21とを金属製のアース接続用のビス等により固定すると、製氷皿21に対する接地処理を行うことができる。この状態で、サーモスタット91は、製氷皿21の被検温部219に当接するので、製氷皿21の温度を監視することができる。さらに、駆動ユニット3と製氷ユニット2とを締結した際、回転軸231のDカット部分230は、ケース体4の内部に配置された回転カム体55のD形状の穴に嵌るので、駆動ユニット3と製氷ユニット2との間での機構的な連結も行われる。
このように本形態の製氷装置1では、製氷ユニット2と駆動ユニット3とを接合する際、電気的に接続を行う必要のある部材は、ヒータ26の端子261と接続端子92のみであって、駆動ユニット3と製氷ユニット2とを締結する際、内ケース41の凹部411(連結用被係合部)に対して、製氷皿21から突出する端子部262(連結用係合部)を嵌め込だけで、駆動ユニット3と製氷ユニット2とを連結できるとともに、ヒータ26の端子261と接続端子92とは自動的に接続される。また、製氷ユニット2と駆動ユニット3とを接合する際、機構的に接続を行う必要のある部材は、回転軸231と回転カム体55のみであり、駆動ユニット3と製氷ユニット2とを締結する際、回転カム体55において入口部分が断面D字形状の連結穴557に回転軸231のDカット部分230が自動的に嵌る。
従って、製氷ユニット2と駆動ユニット3とを別々に組み立てた後、製氷ユニット2と駆動ユニット3とを連結するだけで、製氷装置1を組み立てることができる。それ故、製氷ユニット2に対して、駆動ユニットを構成する部材を幾度かに分けて順次、組み付ける場合と比べて、組み立て工程の簡素化を図ることができる。
また、製氷ユニット2と駆動ユニット3と別々に製作した後、これらのユニット2、3を連結するため、製氷皿21に対して各部材を順次、取り付けて駆動ユニットを完成させた後、製氷皿にヒータを取り付ける方法と違って、製氷ユニット2を構成する製氷皿21に付着するごみや汚れの量を低減させることができるので、製氷装置1における衛生面での品質の向上を図るという効果も奏する。
さらに、駆動ユニット3と製氷皿21とを連結させた後では、加締あるいはインサート成形により、製氷皿21とヒータ26とを一体化させるのは困難であるが、本形態によれば、加締あるいはインサート成形により、製氷皿21とヒータ26とを一体化させた後、製氷ユニット2を組み立て、しかる後に、製氷ユニット2を駆動ユニット3と連結させるという製造方法を採用することができる。
また、本形態の製氷装置1では、内ケース41の外面側には、製氷皿21と当接可能な位置にアース部材45が配置されており、内ケース41においてアース部材45が配置されている部分と製氷皿21とを導電性である金属製のビスにより固定することにより、製氷装置1の接地処理を容易に行うことができる。
(回転軸に対する駆動機構)
図3(A)に示すように、内ケース41と地板42との間に形成された第1の空間46では、内ケース41の底部に回転カム体55が配置されており、回転カム体55の上端側は、地板42に形成された貫通穴421を介して、地板42と外ケース43との間に形成された第2の空間47内に突出している。
また、内ケース41と地板42との間に形成された第1の空間46では、図7に示すように、内ケース41の底部において、回転カム体55の側方位置にモータ5が配置されている。ここで、モータ5は、例えば、AC同期モータである。また、第1の空間46には、モータ5の回転を製氷ユニット2の回転軸231に伝達するための伝達機構50が形成されている。この伝達機構50は、モータ5の固定軸に回転可能に支持されたロータピニオン51と、このロータピニオン51と噛合する大径の外歯歯車502(入力部)を備えたトルクリミッタ8と、トルクリミッタ8の出力部を構成する欠歯歯車503と、この欠歯歯車503に従動する大径の外歯歯車504を備えた歯車体52と、この歯車体52の小径の外歯歯車(図示せず)と噛合する大径の外歯歯車506を備えた歯車体53と、この歯車体53の小径の外歯歯車507に噛み合う大径の外歯歯車54を備えた回転カム体55とを備えている。モータ5の固定軸の先端部は地板42に支持され、トルクリミッタ8、歯車体52、および歯車体53を回転可能に支持する支軸は、モータ5の端板5aと地板42とによって支持されている。また、回転カム体55は、内ケース41の底部と地板42とによって回転可能に支持されている。
図8(A)に示すように、回転カム体55は、外歯歯車54より下方側に向けて延びる円筒部551を備えている。円筒部551には、入口部分が断面D字形状の連結穴557が形成されており、この連結穴557に対して、回転軸231のDカット部分230が嵌ることにより、回転カム体55の回転が回転軸231に伝達される。
(トルクリミッタの詳細構成)
図9(A)、(B)は、それぞれ、本発明を適用した製氷装置が有するトルクリミッタの平面図、および分解斜視図である。
本形態の製氷装置1では、製氷ユニット2の回転軸231に形成された掻き出し部232が製氷皿21に形成された氷を掻き出す際、ヒータ26による加熱を開始した直後は、製氷皿21から氷が離間しない場合がある。このような状態で、回転軸231を回転させ、掻き出し部232で製氷皿21中の氷を掻き出そうとすると、固着している氷により掻き出し部232に負荷が掛かり、回転軸231にモータ5の回転力を伝える伝達機構50には、過大な負荷が掛かってしまい、伝達機構50を構成する歯車が破損してしまうおそれがある。そこで、本形態では、図7に示すように、伝達機構50の前段側には、以下に説明するトルクリミッタ8が構成されている。
図7および図9(A)、(B)に示すように、トルクリミッタ8は、樹脂製の歯車体80(第1の部材)、樹脂製のカップ状の摺動部材84(第2の部材)、およびコイルスプリング85(環状付勢部材)を備えている。歯車体80は、外歯歯車502が形成された大径円板部81を備えており、この大径円板部81の上面では、その中央位置で小径円筒部82が起立しているとともに、この小径円筒部82を囲むように、大径円筒部83が形成されている。歯車体80では、大径円板部81および小径円筒部82を貫通するように軸穴811が形成されており、この軸穴811には、モータ5の端板5aと地板42との間に両端が支持された支軸(図示せず)が嵌っている。このため、歯車体80は、ロータピニオン51に従動して支軸周りに回転可能である。
摺動部材84は、歯車体80に向けて開口するカップ形状を有しており、摺動部材84では、上底部847(底板部)の外周縁から直角に円筒状胴部845が延びている。従って、摺動部材84を歯車体80に被せた状態で、摺動部材84の円筒状胴部845は、歯車体80の大径円筒部83(周面)の周りを囲むように被さる。摺動部材84の上底部847は、大径部841、中径部842、および小径部843がこの順で形成された多段形状になっており、中径部842の側面に欠歯歯車503が形成されている。また、大径部841および中径部842の内側には、歯車体80の小径円筒部82が嵌る穴が形成されているとともに、小径部843には、小径円筒部82を貫通する支軸が嵌る軸穴840が形成されている。このため、摺動部材84も支軸を中心に回転可能である。その際、摺動部材84は、小径円筒部82によって支持される。
ここで、摺動部材84の円筒状胴部845の内径寸法は、歯車体80の大径円筒部83の外径寸法よりやや大きめに設定され、所定のクリアランスが設定されている。摺動部材84の円筒状胴部845には、先端縁から軸線方向に延びた切り欠き84aが等角度間隔に3本形成されており、これらの切り欠き84aによって、円筒状胴部845は、周方向で離間する3枚の舌片状の弾性板部846に分割されている。従って、円筒状胴部845が歯車体80の大径円板部81の周りを囲むように、摺動部材84を歯車体80に被せた状態で円筒状胴部845(弾性板部846)の周りにコイルスプリング85を装着すると、弾性板部846が内側に弾性変形し、大径円板部81の外周面に当接する。それ故、歯車体80が回転した際、摺動部材84に大きな負荷が加わっていない場合には、摺動部材84は、歯車体80とともに回転する。これに対して、歯車体80が回転した場合でも、摺動部材84に大きな負荷が加わっている場合には、弾性板部846と大径円筒部83との間でスリップが発生し、歯車体80の回転は、摺動部材84に伝達されない。
ここで、コイルスプリング85は、円筒状胴部845の下端部(弾性板部846の先端部)のみに装着されている。また、切り欠き84aは、摺動部材84の上底部847において大径部841の根元位置まで延びており、上底部847も、切り欠き84aによって3分割されて、弾性板部846の基部を構成している。従って、摺動部材84において、弾性板部846は、上底部847から直角に折れ曲がった形状を有しており、寸法が長い。それ故、弾性板部846は、周方向では高い剛性を有しているが、半径方向への剛性が低い。
以上説明したように、本形態の製氷装置1では、トルクリミッタ8を伝達機構50の初段(伝達機構50において駆動源に近い側)に構成されているため、トルクリミッタ8に掛かるトルクは小さい。
また、トルクリミッタ8において、摺動部材84では、円筒状胴部845から上底部847まで切り欠き84aが形成されており、弾性板部846は、寸法が長いので、周方向では高い剛性を有しているが、半径方向への剛性が低い。このため、円筒状胴部845の周りにコイルスプリング85を装着した際、弾性板部846が撓みやすい。従って、弾性板部846の剛性は、フリクショントルクに対して大きな影響を及ぼさず、フリクショントルクは、概ね、コイルスプリング85の付勢力のみで規定される。このため、樹脂製の歯車体80、および樹脂製のカップ状の摺動部材84に寸法ばらつきがあった場合や、弾性板部846の剛性が経時的に、あるいは環境温度によって変化を起こした場合でも、フリクショントルクが変動しない。特に、本形態では、冷蔵庫内や冷凍庫内で使用される一方、ヒータ26による加温も行われるため、樹脂製の弾性板部846に剛性変化が起こりやすいが、このような場合でも、トルクリミッタ8は確実に動作する。
さらに、本形態では、コイルスプリング85により、弾性板部846の先端側のみを大径円筒部83の外周面に向けて押圧しているので、その点でも、弾性板部846が変形しやすい。しかも、トルクリミッタ8は、簡素な構成になっているので、部品精度の影響が小さい。また、コイルスプリング85としてはバネ定数が小さいものを用い、大きく弾性変形させせる構成を採用できるので、摺動部材84の部品精度が低くでも確実に動作する。さらに、コイルスプリング85であれば、安定した付勢力を得ることができるので、安定したフリクショントルクを得ることができる。
さらに、本形態では、摺動部材84の上底部847に対して、大径部841、中径部842および小径部843をこの順に重ねた構造を備え、大径部841および中径部842の内側には、歯車体80の小径円筒部82が嵌る穴が形成されている。また、小径部843には、小径円筒部82を貫通する支軸が嵌る軸穴840が形成されている。このため、摺動部材84および歯車体80は、共通の支軸に支持され、かつ、摺動部材84は、歯車体80の小径円筒部82によって支持された状態で回転する。それ故、摺動部材84と歯車体80については同軸状態を確実に保持したまま、回転することになる。
(検氷機構の構成)
図10は、本形態の製氷装置において、駆動ユニットに用いられた地板およびこの地板において外ケースと対向する側に配置された部材の説明図である。
本形態では、図3(A)に示す内ケース41と地板42との間の第1の空間46、および地板42と外ケース43との間の第2の空間47を利用して、図1に示す検氷レバー60を介して貯氷部1a内の氷量を検出する検氷機構6が構成されている。
本形態において、検氷機構6は、概ね、図7に示すように、内ケース41と地板42との間の第1の空間46を利用して構成されたレバー駆動機構65と、図10に示すように、地板42と外ケース43との間の第2の空間47を利用して構成されたレバー位置検出機構75と、地板42と外ケース43との間の第2の空間を利用して構成された検氷スイッチ71とから構成されており、レバー位置検出機構75により、検氷スイッチ71でのオン・オフが行われる。
まず、図7および図8(A)に示すように、レバー駆動機構65は、回転カム体55の下端側に形成された円筒部551の周りに形成されたカム部552と、カム部552のカム面に従動して検氷レバー60を駆動する第1の駆動レバー61と、この第1の駆動レバー61を付勢する捻りコイルバネ66と、検氷レバー60の端部を保持する第2の駆動レバー62とを備えている。
第1の駆動レバー61は、カム部552と当接する爪部611と、軸線方向に延びる円筒状の支軸612と、支軸612に対して爪部611と反対側に位置する伝達部614とを備えており、伝達部614には、U字状の切り欠き613が形成されている。このため、モータ5の回転により回転カム体55が回転してカム部552が回転すると、爪部611がカム部552により押され、第1の駆動レバー61は、捻りコイルバネ66の付勢力に抗して、支軸612を中心として、図7に矢印C1で示す方向に所定の角度範囲だけ回転する。また、カム面の小径部分が爪部611に当接すると、第1の駆動レバー61は、捻りコイルバネ66の付勢力によって、支軸612を中心として、矢印C2で示す方向に逆回転し、元の位置に戻る。
第2の駆動レバー62は、検氷レバー60の端部を保持するスリット621aを備えた円筒部621と、円筒部621の側面より突出する伝達用突起623と、伝達用突起623と略反対側で円筒部621の側面より突出する小突起622とを備えており、伝達用突起623の下面で突出したピン623aが第1の駆動レバー61に形成されたU字状の切り欠き613に嵌っている。このため、第1の駆動レバー61が矢印C1で示す方向に回転すると、第2の駆動レバー62は、円筒部621を中心に矢印D1で示す方向に回転する一方、第1の駆動レバー61が矢印C2で示す方向に回転すると、第2の駆動レバー62は、円筒部621を中心に矢印D2で示す方向に回転する。従って、検氷レバー60を駆動することができる。なお、地板42には、第2の駆動レバー62の突起623が所定以上、矢印D2で示す方向に回転するのを阻止するストッパ629aとD1方向に回転するのを阻止するストッパ629bとが形成されている。
円筒部621の側方位置には板バネ63が配置されており、検氷レバー60を手動操作で上に持ち上げると、第2の駆動レバー62の小突起622が板バネ63の突起63aを乗り越えて検氷レバー60が持ち上がった状態を維持するようになっている。これにより、製氷装置1は、満氷状態と同様な状態になるので、製氷装置1の動作は停止する。
図10に示すように、第2の駆動レバー62は、円筒部621の上半部が地板42を貫通して地板42と外ケース43との間の第2の空間47に位置しており、レバー位置検出機構75は、第2の駆動レバー62(駆動部材)において円筒部621(回転軸)の上端部分の外周面に形成された突起625(係合部)と、地板42上において円筒部621の上端部の周りに装着された従動リング751(従動部材)と、従動リング751の外周面(カム面)から突出する突部752により姿勢が切り替えられる押圧レバー753(伝達部材)とを備えている。押圧レバー753は、地板42に形成された突部に嵌る円筒部753aと、円筒部753aから延びた連結部753bと、連結部753bの先端部から従動リング751の側に突出する第1の突部753cと、連結部753bの先端部から第1の突部753cとは反対側に突出する第2の突部753dとを備えている。
レバー位置検出機構75において、従動リング751の突部752の裏面側、かつ、円筒部621が貫通している穴の内周側には、周方向に延びた切り欠き755(凹部)が形成されており、第2の駆動レバー62の円筒部621に形成された突起625は、切り欠き755の周方向の端部755a、755bに対して一定の遊びをもって切り欠き755の内部に位置している。このため、第2の駆動レバー62と従動リング751との間には、所定の寸法だけ周方向で離間する位置に第2の駆動レバー62の移動を従動リング751に伝達する伝達部が形成されている。
このように構成したレバー位置検出機構75では、第2の駆動レバー62が矢印D1の方向に回転した際(検氷レバー60を上昇させた際)、その動きは、突起625が切り欠き755の周方向の矢印D1で示す側に位置する端部755bに当接することにより伝達され、従動リング751は、第2の駆動レバー62に連動して矢印D1で示す方向に回転することになる。従って、押圧レバー753の第1の突部753cは、従動リング751の外周面のうち、突部752が形成されていない周面(従動部材の低部)が当接している状態から、突部752の斜面752dに当接している状態に移行し、突部752の外周面(従動部材の高部)に当接する直前の状態になるので、押圧レバー753は、円筒部753aを中心に矢印E1で示す方向に回転し、第2の突部753dが検氷スイッチ71にオン・オフ動作を行わせる。
本形態において、検氷スイッチ71はリーフスイッチであり、3枚のリーフ接片711、712、713により構成されている。3枚のリーフ接片711、712、713のうち、2枚のリーフ接片712、713は固定された状態にある一方、リーフ接片711は、押圧レバー753が当接し、変位するようになっている。より具体的には、リーフ接片711は、押圧レバー753の第2の突部753dが非当接状態にあるときは、リーフ接片713において、リーフ接片711に対してリーフ接片712とは反対側まで延びてリーフ接片711に対向する端部713aに当接し、リーフ接片711とリーフ接片713とが接触状態にある。これに対して、リーフ接片711は、押圧レバー753の第2の突部753dに押圧されると、リーフ接片712の側に変形して、リーフ接片713の端部713aから離れ、リーフ接片712と接触状態になる。
このように構成された検氷機構6において、モータ5が回転を開始するまでは、リーフ接片711がリーフ接片713の端部713aに当接している。そして、貯氷部1aの氷量を検出する際、モータ5により回転カム体55が回転し、その回転により、第1の駆動レバー61が矢印C1で示す方向に回転すると、第2の駆動レバー62は、円筒部621を中心に矢印D1で示す方向に回転する。その結果、検氷レバー60は、図3(A)、(B)に矢印F1で示すように回転し、その先端部が上昇する。その際、第2の駆動レバー62は、矢印D1で示す方向に回転し、従動リング751も矢印D1で示す方向に回転するので、従動リング751の突部752は、押圧レバー753の第1の突部753cの下に潜り込んだ状態となる。従って、押圧レバー753が矢印E1で示す方向に回転する結果、リーフ接片711がリーフ接片712に接触した状態となる。また、押圧レバー753が従動リング751の突起752に乗り上げた状態では、リーフ接片711とリーフ接片712とは安定した接触状態となる。
さらに、モータ5の回転により回転カム体55が回転すると、第1の駆動レバー61が矢印C2で示す方向に逆回転し、第2の駆動レバー62は、円筒部621を中心に矢印D2で示す方向に回転しようとする。その結果、検氷レバー60は、図3(A)、(B)に矢印F2で示すように回転し、その先端部が下降しようとする。
その際、貯氷部1aで氷が不足している場合は、検氷レバー60の下降が許容されるので、第2の駆動レバー62の矢印D2で示す方向に回転し、突起625が切り欠き755の端部755aを押圧し、従動リング751が、矢印D2で示す方向に回転することが可能である。従って、押圧レバー753の第1の突部753cが従動リング751の突部752の斜面752aに当接するタイミングで、貯氷部1aで氷が不足状態にあるか、満氷状態にあるかの境界として設定すれば、検氷スイッチ71でのオン・オフ動作により、貯氷部1aの氷量を検出できる。
但し、本形態では、従動リング751は、第2の駆動レバー62に対して遊びをもって従動するので、第2の駆動レバー62が矢印D1で示す方向に回転した後、矢印D2で示す方向に反転しても、突起625が切り欠き755の内部を移動するだけで、従動リング751は従動しない。その代わりに、リーフ接片711は、弾性変形した状態から復帰しようとする付勢力を押圧レバー753に加えているので、第2の駆動レバー62が矢印D2で示す方向に回転した際、押圧レバー753は、従動リング751の突部752に形成されている斜面752aを押圧して従動リング751を矢印D2で示す方向に変位させる。従って、従動リング751が第2の駆動レバー62によって駆動される前に従動リング751が変位することになる。それ故、リーフ接片711は、従動リング751が第2の駆動レバー62によって駆動される前であっても、弾性変形した状態から瞬時に復帰することができ、検氷スイッチ71では、瞬時にリーフ接片711がリーフ接片713の端部713aに接触した状態に戻る。それ故、カム機構を介して動作が検氷スイッチ71に伝達される場合でも、検氷スイッチ71では、リーフ接片711、712、713が接触している状態と、離間した状態とが明確でない不安定領域が発生しないので、電気的障害が発生しない。
なお、貯氷部1aで氷が満杯状態にある場合、検氷レバー60の下降が氷によって阻止されるので、第2の駆動レバー62の矢印D2で示す方向への回転が阻止され、リーフ接片711は、リーフ接片712に接触した状態のままとなる。なお、検氷レバー60の下降が氷によって阻止された以降は、第1の駆動レバー61は矢印C2方向への回転が阻止されているので、第1の駆動レバー61の爪部611は回転カム体55のカム部552にC2方向への従動はしない状態となり、回転カム体55が回転しても検氷レバー60は氷によって規制された位置より下降することはない。
(メインスイッチ72の構成)
図8(B)は、メインスイッチを構成する3枚のリーフ接片の説明図である。本形態では、図3(A)に示す地板42と外ケース43との間の第2の空間47を利用してメインスイッチ72が構成されており、かかるメインスイッチ72を構成するにあたって、第1の空間46から地板42の貫通穴421を介して第2の空間47に突出する回転カム体55の上半分を利用する。すなわち、回転カム体55は、外歯歯車54から上方に向かって、大径部553、この大径部553より小径の中径部554、この中径部554より小径の第1のカム部558、この第1のカム部558より小径の第2のカム部559、およびこの第2のカム部559より小径の小径部555がこの順に形成された多段形状になっており、これらの段部は、第2の空間47の側に位置している。第1のカム部558および第2のカム部559の側面はいずれも、周方向で径が急激に変化する段部558b、559bを備えるカム面になっており、このカム面では、段部558b、559bを起点にして矢印Bで示す方向に向かって径が拡大している。また、第1のカム部558と第2のカム部559とでは、段部558b、559bの位置が周方向でずれており、矢印Bで示す方向において、段部559bは、段部558bより後方に位置している。なお、中径部554には、後述する給水スイッチ73のリーフ接片を動作させる突起556が形成されている。
また、地板42では、図8(A)、(B)に示すように、回転カム体55に向けて、メインスイッチ72(リーフスイッチ)を構成する3枚のリーフ接片721、722、723が延びている。3枚のリーフ接片721、722、723において、リーフ接片723は最も回転カム体55の中心軸線に近い位置に配置され、その外側にリーフ接片722が配置され、さらにその外側にリーフ接片721が配置されている。リーフ接片723の先端部723cは、第2のカム部559の側面に弾性をもって当接している。また、初期状態において、リーフ接片722の先端部722cは、段部559bの低い方に落ち込んだ状態にあり、リーフ接片723に弾性をもって接触している。これに対して、リーフ接片721の先端部721cは、第1のカム部558の側面に弾性をもって当接している。
ここで、リーフ接片723は、基端側から直線的に延びた後、上方に向けて直角に屈曲し、しかる後に、再度水平に延びており、先端部723cの下端縁は第1のカム部558の上面を摺動可能である。
これに対して、リーフ接片721、222は、基端側がリーフ接片723の基端側と同一の高さ位置で直線的に延びた後、先端部721c、722cは上方に向けて幅が拡大された形状を有しており、先端部721c、722cの上端縁は、リーフ接片723の先端部723cの上端縁と同一の高さ位置にある。また、リーフ接片721、222を比較すると、リーフ接片721の先端縁は、リーフ接片722の先端縁よりもわずかに先端側に突出している。このように構成したリーフ接片721、222は、回転カム体55が矢印Bで示す方向に回転すると、先端部721c、722cは、第1のカム部558の側面に沿って移動するとともに、先端部721c、722cの下端縁が中径部554の上面を摺動する。
このように構成したメインスイッチ72において、初期状態では、リーフ接片723は、段部558bの高い方に位置している一方、リーフ接片722は、段部559bの低い方に位置しているため、リーフ接片723に接触している。この状態から、回転カム体55が矢印Bで示す方向に回転すると、リーフ接片723の先端部723cが段部558bの低い方に落ち込み、リーフ接片722とリーフ接片723とが離間する。また、リーフ接片723の先端部723cが段部558bの低い方に落ち込む直前に、リーフ接片721の先端部721cが段部559bの低い方に落ち込むので、リーフ接片721はリーフ接片722に接続した状態になる。そして、回転カム体55が矢印Bで示す方向にさらに回転すると、リーフ接片721、722、723は、段部559b、558bの高い方に位置する状態に以降した後、初期状態に戻る。
(給水スイッチ73の構成)
本形態では、図3(A)に示す地板42と外ケース43との間の第2の空間47を利用して、図10に示す給水スイッチ73(リーフスイッチ)が構成されており、かかる給水スイッチ73を構成するにあたっても、メインスイッチ72と同様、第1の空間46から地板42の貫通穴421を介して第2の空間47に突出する回転カム体55の上半分を利用する。すなわち、中径部554の側面には、突起556が形成されて一方、回転カム体55の中径部554に向けては、2枚のリーフ接片731、732が延びている。
このように構成した給水スイッチ73では、初期状態では、リーフ接片731がリーフ接片732から離れており、オフ状態にある。この状態から、回転カム体55が矢印Bで示す方向に回転して、リーフ接片731が突起556によってリーフ接片732に向けて押圧されると、リーフ接片731とリーフ接片732とが接触してオン状態になる一方、回転カム体55が矢印Bで示す方向にさらに回転して、リーフ接片731が元の位置に戻ると、リーフ接片731がリーフ接片732から離れ、オフ状態に戻る。
(給水量調整機構の構成)
本形態において、地板42上には、給水スイッチ73でのオン・オフのタイミングを調整する給水量調整機構79が構成されている。この給水量調整機構79は、リーフ接片732の位置を調整するための弓形状の入力レバー790(操作部材)を備えており、この入力レバー790は、地板42から突出する支軸が嵌った円筒部791と、先端側でリーフ接片732の先端部に当接する爪部792と、円筒部791に対して爪部792とは反対側でケース体4の外側に突出する操作部793とを備えており、操作部793を地板42の縁に沿って移動させると、矢印G1、G2で示すように、円筒部791を中心に入力レバー790が回転し、爪部792の位置が変化する。従って、入力レバー790を矢印G1で示す方向に回転させると、リーフ接片732の先端側がリーフ接片731から離れる方向に撓むので、給水スイッチ73がオフからオンに切り替わるタイミングが遅れる一方、オンからオフに切り替わるタイミングが早まる。従って、図1を参照して説明した給水部22から製氷皿21への給水時間が短くなるので、製氷皿21への給水量が減少し、その分、小さな氷を製造することができる。これに対して、入力レバー790を矢印G2で示す方向に回転させると、リーフ接片732の先端側がリーフ接片731に接近する方向に撓むので、給水スイッチ73がオフからオンに切り替わるタイミングが早まる一方、オンからオフに切り替わるタイミングが遅くなるので、給水部22から製氷皿21への給水時間が長くなる分、製氷皿21への給水量を増大させることができ、大きな氷を製造することができる。
ここで、入力レバー790は、入力レバー790の操作部793付近が支持板795のU字溝795aに嵌っており、この支持板795は、地板42の端縁に沿ってスライドするように構成されている。また、支持板795には、内側の面に突起795bが形成されている一方、地板42の縁に沿うように起立した板部420には、突起795bが係合する複数の溝420aが形成され、突起795bおよび溝420aによってクリック機構79aが構成されている。このため、入力レバー790を操作すると、支持板795が地板42の端縁に沿ってスライドし、支持板795の突起795bが板部420の溝420aの間を乗り越えていくのでクリック感を得ることができるとともに、突起795bと溝420aとの係合により、入力レバー790は、所定の位置に保持されることになる。
このような給水量調整機構79によれば、リーフ接片732の先端側を変形させてその位置のみを変更するだけで、リーフ接片731、732の離間距離を調整でき、給水スイッチ73がオン・オフするタイミングを調整することができる。従って、製氷皿21への給水量(氷のサイズ)を調整するにあたって、給水スイッチ73としてマイクロスイッチを利用した場合と違って、外部から容易に調整できる。さらに、給水スイッチ73および給水量調整機構79のいずれをも地板42上に搭載したため、組み立てが容易であるとともに、高い位置精度をもって組み立てることができる。また、後述するように、リーフ接片731、732のいずれをも、地板42に構成した接片保持部48で保持するので、組み立ても容易である。
ここで、給水量調整機構79としては、リーフ接片731、732の双方、あるいは回転カム体55によって駆動されるリーフ接片731の変形させる構成を採用することもできる。但し、本形態では、入力レバー790によって、固定された状態にあるリーフ接片732の方を変形させるので、リーフ接片731については、回転カム体55により駆動されるタイミングが変化しないので、給水スイッチ73は確実に動作する。
(駆動ユニットの動作)
図11を参照して、図3〜図5を参照して説明した全体動作と関連させながら、駆動ユニットの動作を簡単に説明する。図11は、駆動ユニットの動作を示す説明図である。
まず、初期状態では、回転カム体55、第1の駆動レバー61、第2の駆動レバー62、押圧レバー753、リーフ接片723、リーフ接片731の位置は、図11(A)に示す通りである。この状態で、検氷レバー60の位置は最下位置にある。また、掻き出し部材23における掻き出し部232は、水平方向に対して約20°の角度をなす位置である。
この状態から、図6に示す時間T0において、サーモスタット91がオン状態になると、モータ5への通電およびヒータ26への通電が開始され、回転カム体55が回転する結果、掻き出し部材23は、矢印Aの方向に回転を開始する。
そして、図6に示す時間T1において、図11(B)に示すように、掻き出し部232が水平方向に対して約10°の角度をなした直度、リーフ接片721が段差558bから落ち込むので、メインスイッチ72が第1の状態から第2の状態に切り替わる。
次に、図6に示す時間T2において、回転カム体55の回転が第1の駆動レバ−61および第2の駆動レバー62を介して検氷レバー60に伝達され、図11(C)に矢印F1で示すように、検氷レバー60が上昇する。
次に、図6に示す時間T3において、回転カム体55の回転が第1の駆動レバ−61および第2の駆動レバー62を介して検氷レバー60に伝達され、図11(D)に示すように、貯氷室1aが氷の不足状態にあれば、矢印F2で示すように、検氷レバー60が下降する。
次に、図6に示す時間T5において、回転カム体55の回転がリーフ接片731に伝達されて、図11(E)、(F)に示す区間中、製氷皿21への給水が行われるとともに、回転カム体55、第1の駆動レバー61、第2の駆動レバー62、押圧レバー753、リーフ接片723、リーフ接片731などが元の位置に戻る。
[リーフ接片の配置構造]
図12は、本形態の製氷装置に用いた外ケースを外面側からみた説明図である。本形態では、検氷スイッチ71、メインスイッチ72および給水スイッチ73を構成するにあたって、金属板を所定形状に加工した短冊状のリーフ接片711、712、721、722、723、731、732が用いられているが、これらのリーフ接片の基端側はいずれも、図8(B)に示すリーフ接片721、722、723のように、幅方向で相対向する辺同士が平行な短冊状であり、かつ、いずれのリーフ接片も基端側の幅寸法が等しい。そこで、本形態では、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732のいずれについても、地板42に台状に形成された平面V字形状の接片保持部48を利用して保持する構造を採用している。より具体的には、接片保持部48には複数の保持溝48aが同一深さおよび同一形状に形成されており、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732の基端側はいずれも、保持溝48aに嵌めこみ固定されている。本形態において、複数の保持溝48aは、深さが全て同一であるため、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732はいずれも、地板42上で同一の高さ位置に保持される。
ここで、リーフ接片721、722の先端部721c、722cと、リーフ接片723の先端部723cは、回転カム体55において地板42からの高さ位置が異なるカム部558、559の側面に当接するが、本形態では、図8(B)を参照して説明したように、リーフ接片723は、基端側から直線的に延びた後、上方に向けて直角に屈曲し、しかる後に、再度水平に延びており、リーフ接片721、222は、基端側がリーフ接片723の基端側と同一の高さ位置で直線的に延びた後、先端部721c、722cは上方に向けて幅が拡大された形状を有している。このため、リーフ接片721、722、723の基端側を地板42上の同一の高さ位置で保持した場合でも、リーフ接片721、722、723の先端部721c、722c、723cは、回転カム体55において地板42からの高さ位置が異なるカム部558、559の側面に好適に当接させることができる。
また、本形態では、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732の基端側には、地板42と対向するように配置された回路基板70が重ねて配置されている。ここで、回路基板70は、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732の基端側で起立する端子部711e、712e、721e、722e、723e、731e、732eがはんだ付けされるランドを備えたPWB(Printed Wiring Board)であり、高い剛性を備えている。さらに、地板42には、図12に示す外ケース43が被せられるが、この外ケース43の内底面には、接片保持部48の外形形状に合致したリブ432が形成されている。従って、内ケース41、地板42および外ケース43を重ねてケース体4を構成した状態において、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732の基端側は、回路基板70によって、その幅方向に押圧され、地板42に向けて押付けられている。
このように本形態では、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732を地板42に搭載するにあたって、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732の基端側を保持溝48a嵌め込むだけで、所定の高さ位置において所定の方向を向くように、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732を地板42に高い位置精度をもって搭載でき、作業性に優れている。また、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732を地板42に搭載した後、位置調整を行う必要がない。
また、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732は、回路基板70を介して外ケース43のリブ432により押圧されるので、リーフ接片の初期位置からの位置ずれや、保持溝48aからの脱落などが発生することがない。また、回路基板70は、フレキシブル配線基板と違って、高い剛性を備えているので、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732の固定を確実に行うことができる。
さらに、回路基板70は片面基板であり、下面には配線パターンが形成されていないので、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732に対する絶縁も確実に確保することができる。
さらにまた、外ケース43によって、リーフ接片711、712、721、722、723、731、732を直接、押圧しようとすると、外ケース43として金属製ものが使用できず、かつ、外ケース43に高い剛性や耐電性が求められるなど、外ケース43に対する材質的な制約が大きくなるが、本形態のように、回路基板70を介してリーフ接片711、712、721、722、723、731、732を押圧する構成を採用すれば、外ケース43に対する材質的な制約を緩和することができる。
[ケース体4内部での結露対策]
本形態の製氷装置1では、製氷皿21が製氷のための冷却と、氷の掻き出しのための加熱とが行われるので、それに伴って、ケース体4の内部で急激な温度変化が発生すると、結露が起こる。また、製氷装置1を配置した冷蔵庫あるいは冷凍庫において扉を開閉した際も、温度変化が発生し、結露が起こる。そこで、本形態の製氷装置1では、以下に説明する結露対策が施されている。
まず、本形態の製氷装置1では、図3(A)に示すように、内ケース41と地板42とによって構成された第1の空間46内には、前記したモータ5、伝達機構50、レバー駆動機構65、サーモスタット91等が配置され、外ケース43と地板42とによって構成された第2の空間47内には、回転カム体55の上半部分(リーフスイッチに対するカム面)、検氷スイッチ71、メインスイッチ72、給水スイッチ73、および回路基板70など配置される。また、地板42には、貫通穴421が形成されているが、貫通穴421には回転カム体55が嵌合するため、貫通穴421による空隙は塞がれる。地板42にはスリット425が形成されているが、かかるスリット425は、モータ5の上面より外ケース43に向かって延びる平板状の端子5b(給電部材)が嵌っている。このため、第1の空間46と第2の空間47とは地板42により略完全に区画されている。従って、第1の空間46の側(内ケース41の側)に製氷皿21(製氷ユニット2)を当接させた場合でも、第2の空間47では、急激な温度変化が起こらないので、結露などが発生しない。
また、図12に示す外ケース43の底板部では、その外壁435よりわずかに低い高さでリブ431(第2の隔壁)が形成されている。従って、地板42と外ケース43とを重ね合わせると、第2の空間47の内部は、さらに2つの空間(第1の小空間471、第2の小空間472)に区画され、第1の小空間471は、リブ431と外壁435とによって周囲から隔絶されている。また、リブ431は、外ケース43の外壁435と対向して第1の小空間471を2重に囲む対向部分431aを備えている。
ここで、回転カム体55の上半部分、検氷スイッチ71、メインスイッチ72、給水スイッチ73、および回路基板70などは、第1の小空間471内に配置され、入力レバー790の操作部793を外部に引き出す必要のある入力レバー790などは第2の小空間472の側に位置する。しかも、内ケース41の側に製氷皿21を当接させた場合、製氷皿21は、第2の空間47のうち、第2の小空間472の側に位置し、第1の小空間471は、第2の小空間472より、製氷皿21(ヒータ26)から離れている。従って、第2の空間47の内部でも、検氷スイッチ71、メインスイッチ72、給水スイッチ73、および回路基板70などが配置された第1の小空間471での結露を確実に防止することができる。
このように本形態では、検氷スイッチ71、メインスイッチ72、給水スイッチ73、および回路基板70が配置された空間471には、上記の2重の結露対策が施されているので、外部で温度変化が発生した場合でも、第1の小空間471では結露が発生しないので、検氷スイッチ71、メインスイッチ72、給水スイッチ73として安価なリーフスイッチを用いた場合でも、氷結に起因する誤作動が発生しない。
(給水量調整機構の別の構成例)
給水スイッチ73でのオン・オフのタイミングを調整する給水量調整機構としては、図13〜図16を参照して以下に説明する構成を採用してもよい。なお、本形態の基本的構成は、図1〜図12を参照して説明した製氷装置と同一であるので、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図13(A)、(B)は、本形態の製氷装置をケース体の側からみたときの説明図、および外ケースを外した状態の説明図である。図14(A)、(B)は、本形態の給水量調整機構において外部操作が行われていない状態の説明図、および外部操作を行う際の説明図である。図15(A)、(B)は、本形態の給水量調整機構に用いた操作部材のピニオン部材の支持構造を示す説明図、およびピニオン部材を斜め下方からみたときの斜視図である。図16(A)、(B)、(C)は各々、本形態の給水量調整機構に用いた操作部材のピニオン部材の平面図、側面図、および断面図である。
図13(A)、(B)、図14(A)および図15(A)に示すように、本形態の製氷装置では、ケース体4の内部において、外ケース43と地板42との間を利用して、給水スイッチ73でのオン・オフのタイミングを調整する給水量調整機構79が構成されている。本形態の給水量調整機構79において、リーフ接片732の位置を調整するための操作部材78は、地板42から起立した支軸426に回転可能に支持されたピニオン部材76と、このピニオン部材76の外歯760に噛合するラック状の歯部770を備えたレバー状の伝達部材77とを備えており、伝達部材77は、ピニオン部材76に対する外部操作をリーフ接片732に伝達する。
給水スイッチ73および操作部材78(ピニオン部材76および伝達部材77)はいずれも、ケース体4内に配置されているが、外ケース43には、ピニオン部材76の頭部764の上端面765と重なる位置に円形窓430が形成されている。このため、ピニオン部材76の頭部764の上端面765は、円形窓430を介して外部に露出した状態にある。頭部764の上端面765には溝766が形成されている。また、伝達部材77は、地板42から突出する支軸が嵌った円筒部791と、先端側でリーフ接片732の先端部に当接する爪部792とを備えている。
従って、給水量調整機構79においては、外ケース43の外部からピニオン部材76の頭部764に形成されている溝766にマイナスドライバー(図示せず)などを差し込んでマイナスドライバーを回転すれば、ピニオン部材76が回転し、伝達部材77は、矢印G1、G2で示すように、円筒部791を中心に回転し、爪部792の位置が変化する。その際、伝達部材77を矢印G1で示す方向に回転すると、リーフ接片732の先端側がリーフ接片731から離れる方向に撓むので、給水スイッチ73がオフからオンに切り替わるタイミングが遅れる一方、オンからオフに切り替わるタイミングが早まる。従って、図1を参照して説明した給水部22から製氷皿21への給水時間が短くなるので、製氷皿21への給水量が減少し、その分、小さな氷を製造することができる。これに対して、伝達部材77が矢印G2で示す方向に回転すると、リーフ接片732の先端側がリーフ接片731に接近する方向に撓むので、給水スイッチ73がオフからオンに切り替わるタイミングが早まる一方、オンからオフに切り替わるタイミングが遅くなるので、給水部22から製氷皿21への給水時間が長くなる分、製氷皿21への給水量を増大させることができ、大きな氷を製造することができる。
このような構成の給水量調整機構79を構成するにあたって、地板42には、支軸426の周りに環状突起427が形成されているとともに、支軸426と環状突起427との間には円弧状突起428が形成されている。環状突起427および円弧状突起428は支軸426に対して同心状であり、円弧状突起428は、支軸426を中心とする約90度の角度範囲にわたって形成されている。
図14(A)、図15(A)、(B)および図16(A)、(B)、(C)に示すように、ピニオン部材76は、下端側から上方に向かって、大径の円板部761、この円板部761より小径の中径部762、この中径部762より小径の小径部763、およびこの小径部763より小径の頭部764を備えている。また、ピニオン部材76には、地板42の支軸426が嵌る有底の軸穴76aが軸線方向Lに延びるように形成され、中径部762の外周面には外歯760が形成されている。小径部763の上面には、後述するロック機構78aを構成するための係合部分として、半径方向へ延びた複数の三角状の歯767が形成されている。
円板部761には、軸穴76aを挟んで相対向する2箇所に腕部761bを残すように2本の円弧状開口部761aが形成されており、かかる円弧状開口部761aは円板部761を貫通している。このため、ピニオン部材76において、円弧状開口部761aより内側に位置する中径部762、小径部763、および頭部764は、頭部764が軸線方向Lの一方側L1に押圧されたとき、円板部761において円弧状開口部761aより外側に位置する円環枠部分76dに対して軸線方向Lの一方側L1に変位する可動部76cになっている。
また、円板部761の下端面において、円環枠部分76dには、軸穴76aを挟んで相対向する2箇所に支持突起769が形成され、円弧状開口部761aより内側には、軸穴76aを中心とする約90°の角度範囲にわたって円弧状突起768が形成されている。ここで、支持突起769は、腕部761bに対して周方向に90°ずれた角度位置に形成されている。
外ケース43において、円形窓430が形成されている部分には、ピニオン部材76に向けて突出する円筒部436になっており、円筒部436の端面には、後述するロック機構78aを構成するための係合部分として、半径方向へ延びた複数の三角形状の歯437が形成されている、ここで、外ケース43の側に形成された歯437の周方向におけるピッチと、ピニオン部材76に形成された三角形状の歯767の周方向におけるピッチと等しい。このため、図14(a)に示すように、外ケース43の三角形状の歯437と、ピニオン部材76の三角形状の歯767とは、互いに係合して、ピニオン部材76の回転を不能とするロック機構78aを構成している。すなわち、ピニオン部材76は組込み時、可動部76cが撓んだ状態となり、それによってL2方向に戻り力が発生するため、外ケース43と操作部材78とが確実に噛み合うことにより、ロック機構78aを構成している。このように構成したロック機構78aによれば、ピニオン部材76において歯767が形成されている小径部763の上面は、外ケース43において歯437が形成されている円筒部436の端面に付勢されているので、振動などが加わっても、外力により頭部764が押圧されない限り、外ケース43の歯437とピニオン部材76の767とは、互いに係合し続け、ピニオン部材76の回転を不能とする。
このように構成した操作部材78を用いて給水量調整機構79を組み立てるには、伝達部材77を地板42上に搭載するとともに、ピニオン部材76の軸穴76aに地板42の支軸426を嵌めると、ピニオン部材76の外歯760と伝達部材77の歯部770とが噛合する。また、ピニオン部材76の支持突起769は地板42の環状突起427の上面上に当接し、ピニオン部材76の円弧状突起768は地板42の円弧状突起428からずれた位置に配置される。この状態において、地板42を覆うように外ケース43を取り付けると、外ケース43の円筒部436の端面は、ピニオン部材76の小径部763の上面を押圧する。その結果、ピニオン部材76は、可動部76cが下方に向けて変位した状態で地板42と外ケース43との間に配置される。このため、ピニオン部材76の形状復帰力によって、ピニオン部材76において歯767が形成されている小径部763の上面は、外ケース43において歯437が形成されている円筒部436の端面に付勢される。それ故、外ケース43の三角形状の歯437とピニオン部材76の三角形状の歯767とが係合し、ロック機構78aは、ピニオン部材76の回転を阻止する。
この状態で、給水量を調整するには、外ケース43の外部からピニオン部材76の溝766にマイナスドライバーなどを差し込んで頭部764を押し込むと、図14(B)に示すように、ピニオン部材76は軸線方向Lの一方側L1に変位し、ロック機構78aが外れる。すなわち、ピニオン部材76の頭部764が押圧されると、腕部761dが撓んで可動部76cのみが軸線方向Lの一方側L1に変位し、ロック機構78aでは、外ケース43の歯437とピニオン部材76の歯767との係合が解除される。この状態では、ピニオン部材76の回転が許容された状態にあるので、マイナスドライバーを回転させれば、ピニオン部材76が回転し、かかる回転は伝達部材77を介してリーフ接片732に伝達される。その際、ピニオン部材76の回転範囲は、ピニオン部材76の円弧状突起768と地板42の円弧状突起428との干渉により90°に制限される。それ故、リーフ接片732を過度に変形させることがないなどの利点がある。
このようにして給水量を調整した後、マイナスドライバーを外すと、腕部761dの形状復帰力によって、ピニオン部材76の可動部76cが軸線方向Lの他方側L2に変位し、外ケース43の歯437とピニオン部材76の歯767とが係合し、ピニオン部材76の回転が阻止される。
このような給水量調整機構79によれば、リーフ接片732の先端側を変形させてその位置のみを変更するだけで、リーフ接片731、732の離間距離を調整でき、給水スイッチ73がオン・オフするタイミングを調整することができる。従って、製氷皿21への給水量(氷のサイズ)の調整を外部から容易に行なうことができる。
また、給水スイッチおよび操作部材78は、全体がケース体4の内部に収納されており、操作部材78がケース体4から外に突出していない。それ故、製氷装置1の小型化を図ることができる。
また、操作部材78に対しては、外部操作時以外の期間中、操作部材78の変位を阻止するロック機構78aが構成されているため、操作部材78が誤って操作されることがない。さらに、ロック機構78aを構成するにあたって、ピニオン部材76の一部を変位可能な可動部76cにしたので、少ない部品点数でロック機構78aを構成することができる。
なお、操作部材78に対するロック機構78aを構成するにあたっては、ピニオン部材76全体が軸線方向Lに移動することにより、操作部材78の回転の阻止および回転の許容を行なうように構成してもよい。また、操作部材78に対するロック機構78aを構成するにあたっては、伝達部材77の変位を許容および阻止する構成を採用してもよい。
本発明を適用した製氷装置の斜視図である。 (A)、(B)、(C)は各々、図1に示す製氷装置に用いた掻き出し部材、製氷皿、およびガイド部材の斜視図である。 (A)、(B)、(C)は各々、図1に示す製氷装置の正面図、製氷装置の掻き出し部材が原点位置にある状態を示す断面図、および掻き出し部材が原点位置から回転した状態を示す断面図である。 図1に示す製氷装置の駆動ユニットの概略構成を示す説明図である。 図1に示す製氷装置の駆動ユニットの概略構成を示す説明図である。 図1に示す製氷装置の動作を示すタイミングチャート図である。 図1に示す製氷装置において、駆動ユニットに用いられた内ケースおよびこの内ケース内に配置された部材の説明図である。 (A)、(B)は各々、図1に示す製氷装置に用いた回転カム体の側面図、およびメインスイッチを構成する3枚のリーフ接片の説明図である。 (A)、(B)は、それぞれ、本発明を適用した製氷装置が有するトルクリミッタの平面図、および分解斜視図である。 図1に示す製氷装置において、駆動ユニットに用いられた地板およびこの地板において外ケースと対向する側に配置された部材の説明図である。 図1に示す製氷装置に構成した駆動ユニットの動作を示す説明図である。 図1に示す製氷装置に用いた外ケースを外面側からみた説明図である。 (A)、(B)は、本発明を適用した別の製氷装置をケース体の側からみたときの説明図、および外ケースを外した状態の説明図である。 (A)、(B)は、図13に示す製氷装置に構成した給水量調整機構において外部操作が行われていない状態の説明図、および外部操作を行う際の説明図である。 (A)、(B)は、図13に示す製氷装置に構成した給水量調整機構に用いた操作部材のピニオン部材の支持構造を示す説明図、およびピニオン部材を斜め下方からみたときの斜視図である。 (A)、(B)、(C)は各々、本形態の給水量調整機構に用いた操作部材のピニオン部材の平面図、側面図、および断面図である。
符号の説明
1 製氷装置
2 製氷ユニット
3 駆動ユニット(駆動制御部)
4 ケース体
5 モータ(駆動源)
21 製氷皿
23 掻き出し部材
26 ヒータ
50 伝達機構
41 内ケース
42 地板(第1の隔壁)
43 外ケース
55 回転カム体
73 給水スイッチ(リーフスイッチ)
76 ピニオン部材
76c 可動部
77 伝達部材
78 操作部材
78a ロック機構
79 給水量調整機構
79a クリック機構
790 入力レバー(操作部材)
793 操作部

Claims (11)

  1. 製氷皿と、前記製氷皿に水を供給する給水部と、該給水部から前記製氷皿への給水を制御する給水スイッチとを有する製氷装置において、
    前記給水スイッチは、少なくとも一方がカム部材により駆動される一対のリーフ接片を備えたリーフスイッチであり、
    前記給水スイッチに対しては、前記一対のリーフ接片のうち、少なくとも一方のリーフ接片を変形させて前記給水スイッチがオン・オフするタイミングを調整する操作部材を備えた給水量調整機構が構成されていることを特徴とする製氷装置。
  2. 前記一対のリーフ接片は、一方のリーフ接片が固定された状態にあって、他方のリーフ接片のみが前記カム部材により駆動され、
    前記給水量調整機構は、前記一方のリーフ接片を変形させて前記一対のリーフ接片の離間距離を調整することを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
  3. 前記給水量調整機構は、前記一方のリーフ接片の基端側位置を固定したまま、当該一方のリーフ接片の先端側を変形させることを特徴とする請求項2に記載の製氷装置。
  4. 前記給水スイッチは、ケース体の内部に配置され、
    前記操作部材の操作部は、前記ケース体の外側に位置していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の製氷装置。
  5. 前記操作部材に対しては、操作後の当該操作部材を所定位置に保持するクリック機構が構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の製氷装置。
  6. 前記操作部材は、外部操作により軸線周りに回転可能なピニオン部材と、該ピニオン部材に噛合する歯部を備えた伝達部材とを備え、
    前記伝達部材は、前記ピニオン部材に対する外部操作を前記リーフ接片に伝達して当該リーフ接片を変形させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の製氷装置。
  7. 前記操作部材に対しては、外部操作時以外の期間中、当該操作部材の変位を阻止するロック機構が構成されていることを特徴とする請求項6に記載の製氷装置。
  8. 前記ロック機構は、外力により前記ピニオン部材が軸線方向の一方側に変位した際、当該ピニオン部材の回転を許容し、外力の印加が解除されて前記ピニオン部材が軸線方向の他方側に変位した際、当該ピニオン部材の回転を阻止することを特徴とする請求項7に記載の製氷装置。
  9. 前記ピニオン部材において、外力が印加される部分は軸線方向の一方側に変位可能な可動部になっており、
    前記ピニオン部材は、外部からの押圧操作により前記可動部が軸線方向の一方側に変位した際、ケース体側との係合が解除され、この状態で、外部からの回転操作が前記可動部に加えられたときに当該ピニオン部材全体が軸線周りに回転し、前記可動部に対する外力の印加が解除されて前記可動部が軸線方向の他方側に変位した際、ケース体側と係合することを特徴とする請求項8に記載の製氷装置。
  10. 前記給水スイッチおよび前記操作部材は、ケース体の内部に配置されていることを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項に記載の製氷装置。
  11. 前記一対のリーフ接片はいずれも、ケース体を構成する部材に形成された接片保持部に保持されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の製氷装置。
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