JP2008080994A - Operation pedal for walk-in seat - Google Patents
Operation pedal for walk-in seat Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008080994A JP2008080994A JP2006264464A JP2006264464A JP2008080994A JP 2008080994 A JP2008080994 A JP 2008080994A JP 2006264464 A JP2006264464 A JP 2006264464A JP 2006264464 A JP2006264464 A JP 2006264464A JP 2008080994 A JP2008080994 A JP 2008080994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- walk
- lever
- pedal
- operation pedal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、シートバックを倒すとともにシートクッションを前方に移動可能なウォークインシートの操作ペダルに関する。 The present invention relates to an operation pedal for a walk-in seat that can tilt a seat back and move a seat cushion forward.
従来、特許文献1、2に記載されたウォークインシートの操作ペダルが知られている。このウォークインシートの操作ペダルは、押圧することにより、シートバックを倒すとともにシートクッションを前方に移動可能になっている。このウォークインシートの操作ペダルを2ドアタイプのクーペ等に用いれば後部シートに人が乗り易くなり、トラック等に用いればシートの後部に荷物を容易に置くことができる。
しかし、上記特許文献1、2記載のウォークインシートの操作ペダルは通常金属製であり、シート後部に突出しているため、以下のような状況が生じる可能性がある。すなわち、2ドアタイプのクーペ等においては、前部シートの乗員が不用意にシートを後方に移動させると、操作ペダルが後部シートの乗員の足等の体の一部に触れる可能性がある。また、トラック等においては、乗員が不用意にシートを後方に移動させると、操作ペダルが後部に置いた荷物に当るのみならず、操作ペダルが硬い荷物を強打すると操作ペダル自体が破損するおそれもある。
However, since the operation pedal of the walk-in seat described in
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、後部シートの乗員や荷物へ配慮するとともに、操作ペダル自体の破損を防止することのできるウォークインシートの操作ペダルを提供するものである。 The present invention has been made in view of the related problems, and provides an operation pedal for a walk-in seat capable of preventing the operation pedal itself from being damaged while considering the occupant and luggage of the rear seat. is there.
上記の課題を解決するために、請求項1に係るウォークインシートの操作ペダルの特徴は、シートバックを倒すとともにシートクッションを前方に移動可能なウォークインシートの操作ペダルにおいて、回転軸の軸心回りに回転し、シートバックを倒すとともにシートクッションを前方に移動可能とする作動位置と、シートバック及びシートクッションを固定する通常位置とを有する第1部材と、ペダル部を一方向に押圧することにより前記第1部材を前記通常位置から前記作動位置に変更可能であり、他方向に押圧されると前記第1部材に対して相対移動可能に前記第1部材に保持された第2部材と、を備えることである。 In order to solve the above-mentioned problem, the operation pedal of the walk-in seat according to claim 1 is characterized in that in the operation pedal of the walk-in seat capable of moving the seat cushion forward while tilting the seat back, the axis of the rotary shaft A first member having an operating position that rotates around, tilts the seat back and allows the seat cushion to move forward, and a normal position that fixes the seat back and the seat cushion, and presses the pedal portion in one direction The first member can be changed from the normal position to the operating position, and when pressed in the other direction, the second member is held by the first member so as to be relatively movable with respect to the first member; It is to provide.
請求項2に係るウォークインシートの操作ペダルの特徴は、請求項1において、前記第2部材の前記第1部材との相対移動は上下方向であることである。
A feature of the operation pedal of the walk-in seat according to
請求項3に係るウォークインシートの操作ペダルの特徴は、請求項1において、前記第2部材の前記第1部材との相対移動は前後方向であることである。 A feature of the operation pedal of the walk-in seat according to claim 3 is that, in claim 1, the relative movement of the second member with respect to the first member is in the front-rear direction.
請求項4に係るウォークインシートの操作ペダルの特徴は、請求項1において、前記第2部材の前記第1部材に回転可能に保持されていることである。 A feature of the operation pedal of the walk-in seat according to claim 4 is that, in claim 1, it is rotatably held by the first member of the second member.
請求項5に係るウォークインシートの操作ペダルの特徴は、請求項1において、前記第2部材の前記第1部材に摺動可能に保持されていることである。 A feature of the operation pedal of the walk-in seat according to claim 5 is that, in claim 1, it is slidably held by the first member of the second member.
請求項1に係るウォークインシートの操作ペダルにおいては、第2部材のペダル部を一方向に押圧することにより第1部材を通常位置から作動位置に変更可能であり、これによりシートバックを倒すとともにシートクッションを前方に移動させることができる。また、ペダル部を含む第2部材が他方向に押圧されると第1部材に対して相対移動可能に第1部材に保持されているため、第2部材が乗員や荷物に当ると、第2部材は第1部材に対して相対移動する。したがって、このウォークインシートの操作ペダルによれば、接触により乗員の足や荷物にかかる力を緩和し、操作ペダル自体の破損を防止することができる。 In the operation pedal of the walk-in seat according to claim 1, the first member can be changed from the normal position to the operating position by pressing the pedal portion of the second member in one direction. The seat cushion can be moved forward. In addition, when the second member including the pedal portion is pressed in the other direction, the second member is held by the first member so as to be relatively movable with respect to the first member. The member moves relative to the first member. Therefore, according to the operation pedal of this walk-in seat, the force applied to the occupant's feet and luggage by contact can be alleviated, and the operation pedal itself can be prevented from being damaged.
請求項2に係るウォークインシートの操作ペダルにおいては、第2部材の第1部材との相対移動は上下方向であるため、第2部材の下に足や荷物がある場合に特に有効であり、シートクッションを上下移動させるシートリフタ装置が設けられているウォークインシートにおいて特に効果が大きい。
In the operation pedal of the walk-in seat according to
請求項3に係るウォークインシートの操作ペダルにおいては、第2部材の第1部材との相対移動は前後方向であるため、第2部材の後方に足や荷物がある場合に特に有効であり、前部シートの乗員が不用意にシートを後方に移動させた場合に特に効果が大きい。 In the operation pedal of the walk-in seat according to claim 3, since the relative movement of the second member with the first member is in the front-rear direction, it is particularly effective when there are feet and luggage behind the second member, The effect is particularly great when the occupant of the front seat inadvertently moves the seat backward.
請求項4に係るウォークインシートの操作ペダルにおいては、第1部材と第2部材とを相対回転可能に保持する簡素な構成で、第1部材に対する第2部材の相対移動を可能にすることができる。
請求項5に係るウォークインシートの操作ペダルにおいては、第1部材と第2部材とを相対的に摺動可能に保持する簡素な構成で、第1部材に対する第2部材の相対移動を可能にすることができる。
In the operation pedal of the walk-in seat according to the fourth aspect, the second member can be relatively moved with respect to the first member with a simple configuration that holds the first member and the second member in a relatively rotatable manner. it can.
In the operation pedal of the walk-in seat according to claim 5, the first member and the second member can be relatively slidably held, and the second member can be moved relative to the first member. can do.
本発明に係るウォークインシートの操作ペダルを具体化した実施形態1〜3を図面に基づいて以下に説明する。実施形態1のウォークインシートの操作ペダルが用いられているウォークインシートを図1に示す。図1に示すように、ウォークインシート90は、シートクッション91、シートバック92及び操作ペダル10を備えている。操作ペダル10は操作ハンドル11とキックレバー12とを有しており、操作ハンドル11はシートクッション91の一方の側面に設けられ、キックレバー12はシートクッション91の一方の後方に設けられている。
Embodiments 1 to 3 embodying the operation pedal of the walk-in seat according to the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 shows a walk-in seat in which the operation pedal of the walk-in seat according to the first embodiment is used. As shown in FIG. 1, the walk-in
図2により、シートクッション91及びシートバック92を取り外したウォークインシート90の概要を説明する。ウォークインシート90は、スライドレール機構40、一対のロック機構50、一対のリクライニングアーム機構60及び一対のウォークイン機構70を有している。
The outline of the walk-in
スライドレール機構40は、ブラケット41aを介してフロアに固定される一対のロアレール41と、各ロアレール41に対し移動可能に支持されたアッパレール42とを有している。また、ロアレール41の前端とアッパレール42の後端との間にはスプリング43(図3参照)が配設されており、このスプリング43の付勢力によりアッパレール42はロアレール41に対して車両前方向に摺動付勢されている。
The
図3及び図4に示すように、各ロック機構50は、ロアレール41の長手方向に並設された複数のロック孔41bと、アッパレール42の長手方向に伸びるピン55a回りに回動され、ロック孔41bに対し係脱可能なロックレバー56とを有している。アッパレール42には、ロック孔41bと対向し得る透孔42aが形成されている。また、アッパレール42には、ロック孔41bと対向し得る透孔54aが形成された補助プレート54が固定されており、この補助プレート54とともに固定されたブラケット55によりロックレバー56がピン55aにより回動自在に支持されている。ロックレバー56の下部には、透孔54a、42aに挿通されてロック孔41bと係脱可能なロック爪56aが形成されており、ロックレバー56は、ピン55a周りに配設されたスプリング55bにより、ロック爪56aがロック孔41bと係合する方向に付勢されている。また、ロックレバー56の上部には、連動部56bが形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, each
各アッパレール42の垂直壁44のシート幅方向内側には、操作レバー57がピン57aにより回動自在に支持されている。この操作レバー57の後端には、ロックレバー56の連動部56bと対向して押圧部57bが形成されている。また、操作レバー57の前端には保持部57cが形成されており、図2に示すように、この保持部57cには両操作レバー57を同時に操作するためのループハンドル45が嵌合保持されている。図3及び図4に示すように、操作レバー57は、ピン57a周りに配設されたスプリング57dにより、押圧部57bが連動部56bから離れる方向(図3、反時計方向)に付勢されている。
On the inner side in the seat width direction of the
このような構成のロック機構50において、ループハンドル45を操作しない場合、ロックレバー56のロック爪56aがロアレール41のロック孔41bと係合しており、アッパレール42はロアレール41にロックされる。これに対し、ループハンドル45を操作して操作レバー57をスプリング57dの付勢力に抗して回動させると、押圧部57bが連動部56bを押圧し、ロックレバー56のロック爪56aとロアレール41のロック孔41bとの係合が解除される。これにより、アッパレール42がロアレール41に対して摺動可能になり、ウォークインシート90を前後方向に調整することができるようになる。なお、操作ペダル10を操作することによるロック機構50の解除については後述する。
In the
図2及び図5に示すように、各リクライニングアーム機構60は、ロアアーム63、アッパアーム64及び回転軸65を備えている。ロアアーム63は、シートクッション91が固定されるものであり、フレーム61の後端に固定されている。フレーム61はブラケット62に固定され、ブラケット62はアッパレール42の垂直壁44に固定されたている。アッパアーム64は、シートバック92が固定されるものであり、ロアアーム63に回動自在に支持されている。また、ロアアーム63及びアッパアーム64には、両者を貫通する回転軸65が回転自在に支持されている。アッパアーム64には回転軸65を中心とした円弧状のラチェット64aが形成され、ロアアーム63にはラチェット64aと係脱可能なポール63aが摺動自在に支持されている。回転軸65には、回転軸65と一体として回転するとともに、ポール63aと当接可能なカム65aが支持されている。このポール63aとカム65aとの当接により、カム65aがポール63aを押圧してラチェット64aとポール63aとを噛合させている。また、一方の回転軸65には操作ペダル10の操作ハンドル11が固着され、この一方の回転軸65と他方の回転軸65とは連結シャフト65cにより一体回転可能に連結されている。また、ロアアーム63とアッパアーム64との間にはスプリング67が配設されており、アッパアーム64はスプリング67によりロアアーム63に対して車両前方向に回転付勢されている。
As shown in FIGS. 2 and 5, each reclining
このような機構のリクライニングアーム機構60において、操作ペダル10を操作しない場合、ラチェット64aとポール63aとの噛合により、アッパアーム64がロアアーム63に対して回動不能にされ、シートバック92はシートクッション91に対して所定の傾斜角で保持される。これに対し、操作ハンドル11を引き上げるかキックレバー12を押し下げるかして操作ペダル10を操作することにより回転軸65を回転させると、カム65aとポール63aとの当接が解除されてポール63aが摺動し、ラチェット64aとポール63aとの噛合が解除される。これにより、アッパアーム64がロアアーム63に対して回動可能になり、シートバック92のシートクッション91に対する傾斜角を調整することができるようになる。
In the
図6に示すように、各ウォークイン機構70は、リクライニングプレート71、解除レバー72、ロッド73及び保持レバー74を有している。図7に示すように、リクライニングプレート71は、略長方形の板状をなし、回転軸65に回動自在に支持されている。リクライニングプレート71の上端は、アッパアーム64がロアアーム63に対して所定角以上で車両前方向に回転すると、アッパアーム64に固定されたブラケット64aと当接するように配置されている。そのため、アッパアーム64がロアアーム63に対して所定角以上で車両前方向に回転した場合、リクライニングプレート71はブラケット64aにより回転軸65に対して回転するようになっている。また、解除レバー72は、アッパレール42の垂直壁44のシート幅方向外側に、ピン72aにより回動自在に支持されている。図4に示すように、解除レバー72には、アッパレール42の垂直壁44に向かって突出する当接ピン72bが固定されている。また、操作レバー57の押圧部57bは、アッパレール42の垂直壁44に形成された開口44aを挿通して、当接ピン72bと当接可能に対向している。さらに、解除レバー72は、ピン72a回りに配設されたスプリング72cにより、当接ピン72bが押圧部57bから離れる方向に回動付勢されている。図7に示すように、解除レバー72には、係合段部72d及び接触凸部72eが形成されている。また、ロッド73は、解除レバー72の下端とリクライニングプレート71の下端とを連結している。
As shown in FIG. 6, each walk-in
保持レバー74は、アッパレール42の垂直壁44のシート幅方向外側に、ピン74aにより回動自在に支持されている。保持レバー74には、解除レバー72の係合段部72dと係合可能で、かつ接触凸部72eと接触可能な腕部74bが突接されている。保持レバー74は、ピン74a周りに配設された図示しないスプリングにより、腕部74bが係合段部72dと係合する方向に回動付勢されている。また、保持レバー74には、図6に示すロアレール41に固定されたメモリプレート46と係合可能な脚部74dが突接されている。
The holding
このような機構のウォークイン機構70において、操作ハンドル11を引き上げるかキックレバー12を押し下げるかして操作ペダル10を操作することにより、シートバック92をシートクッション91に対して所定角以上前方向に倒すと、アッパアーム64のブラケット64bとリクライニングプレート71とが当接し、リクライニングプレート71が反時計方向(図7参照)に回動する。このリクライニングプレート71の回動によりロッド73が後方向に引かれ、解除レバー72がスプリング72cの付勢力に抗して反時計方向(図7参照)に回動する。これにより、解除レバー72の当接ピン72bが操作レバー57の押圧部57bを押し下げ、押圧部57bがロックレバー56の連動部56bを押し下げる。そして、ロックレバー56がスプリング55bの付勢力に抗して反時計方向(図4参照)に回動され、ロックレバー56のロック爪56aとロアレール41のロック孔41bとの係合が解除される。こうして、スプリング43の付勢力により、アッパレール42がロアレール41に対して車両前方向へ摺動し、ウォークインシート90がフロアに対して車両前方向に移動する。
In the walk-in
この際、保持レバー74は、解除レバー72の回動により腕部74bと接触凸部72eとの接触が解除され、反時計方向(図7参照)に回動する。そして、腕部74bが係合段部72dと係合され、ロックレバー56のロック爪56aとロアレール41のロック孔41bとの係合の解除が維持される。なお、この状態においては、保持レバー74の脚部74dがロアレール41に固定されたメモリプレート46上に配置される。
At this time, the holding
次に、ウォークインシートの操作ペダル10を図8及び図9により説明する。ここで、図8は分解斜視図であり、図9は組立図である。操作ペダル10は、第1部材としての操作ハンドル11と、第2部材としてのキックレバー12とを有している。操作ハンドル11は、略扇形をなす板状のハンドル本体11aと、ハンドル本体11aの円弧部の一端側に一体として突設された板状のハンドル部11bと、ハンドル本体11aの円弧部の他端側に一体として突設された板状の接続部11cとからなっている。ハンドル本体11aの中心部には貫通孔11dが設けられ、貫通孔11dには回転軸65が貫通して固定される。また、接続部11cの先端部には、係合孔11eが設けられるとともに、内側に向かって係合片11fが突設されている。この操作ハンドル11は、アッパアーム64がロアアーム63に対して回動不能にされ、シートバック92及びシートクッション91を固定する通常位置と、回転軸65の軸心回りに時計方向に回転し、シートバック92を倒すとともにシートクッション91を前方に移動可能とする作動位置とを有している。
Next, the
キックレバー12は、ペダル部12aとレバー本体12bとを有している。ペダル部12aは、略長方形の板状をなし、レバー本体12b面とペダル部12a面とが垂直になるようにレバー本体12bの一端に固定されている。また、レバー本体12bの他端側には、係合孔12cが設けられるとともに、係合片11fと係合可能に外側に向かって係合片12d、12eが突設されている。操作ハンドル11とキックレバー12とは、係合孔11e、12cに挿通されたピン13により、回動自在に支持されている。また、キックレバー12は、ピン13周りに配設されたスプリング14により、係合片11fと係合片12dとが係合する方向に付勢されている。
The
この操作ペダル10は、ペダル部12aを一方向である下方に押圧すると、係合片11fと係合片12dとの係合を介して、操作ハンドル11が回転軸65を中心として時計方向に回動される。これにより、操作ハンドル11を通常位置から作動位置に変更可能である。すなわち、ペダル部12aを下方に押圧すると、貫通孔11dに固定された回転軸65が時計方向に回動され、シートバック92を倒すとともにシートクッション91を前方に移動させることができる。また、ペダル部12aが他方向である上方に押圧されると、ピン13周りに配設されたスプリング14の付勢力に抗して、キックレバー12が操作ハンドル11に対して上下方向に相対移動可能にされる。すなわち、ペダル部12aが上方に押圧されると、キックレバー12がピン13を中心に反時計方向に回動される。この際、操作ハンドル11は通常位置に保持される。
When the
実施形態1のウォークインシートの操作ペダル10においては、キックレバー12のペダル部12aを下方に押圧することにより操作ハンドル11を通常位置から作動位置に変更可能であり、これによりシートバック92を倒すとともにシートクッション91を前方に移動させることができる。また、ペダル部12aを含むキックレバー12が上方に押圧されると操作ハンドル11に対して相対移動可能に操作ハンドル11に保持されているため、キックレバー12が乗員や荷物に当ると、キックレバー12は操作ハンドル11に対して相対移動する。したがって、このウォークインシートの操作ペダル10によれば、後部シートの乗員や荷物へ配慮するとともに、操作ペダル10自体の破損を防止することができる。
In the
また、このウォークインシートの操作ペダル10においては、キックレバー12の操作ハンドル11との相対移動は上下方向であるため、キックレバー12の下に足や荷物がある場合に特に有効であり、シートクッション91を上下移動させるシートリフタ装置が設けられているウォークインシートにおいて特に効果が大きい。
Further, in the
さらに、このウォークインシートの操作ペダル10においては、操作ハンドル11とキックレバー12とを相対回転可能に保持する簡素な構成で、操作ハンドル11に対するキックレバー12の相対移動を可能にすることができる。
Further, in the
実施形態2のウォークインシートの操作ペダルが用いられているウォークインシートは、図1〜図7に示す実施形態1のウォークインシートと同様の構成であり、その説明を省略する。ただし、操作ペダル10の代わりに、図10に示す操作ペダル20を用いている。
The walk-in seat in which the operation pedal of the walk-in seat according to the second embodiment is used has the same configuration as the walk-in seat according to the first embodiment shown in FIGS. However, the
図10に示すように、操作ペダル20は、第1部材としての操作ハンドル21と、第2部材としてのキックレバー22とを有している。操作ハンドル21は、略扇形をなす板状のハンドル本体21aと、ハンドル本体21aの円弧部の一端側に一体として突設された板状のハンドル部21bと、ハンドル本体21aの円弧部の他端側に一体として突設された板状の接続部21cとからなっている。ハンドル本体21aの中心部には貫通孔21dが設けられ、貫通孔21dには回転軸65が貫通して固定される。また、接続部21cの先端部には、外側に向かってストッパ21eが突設されている。この操作ハンドル21は、アッパアーム64がロアアーム63に対して回動不能にされ、シートバック92及びシートクッション91を固定する通常位置と、回転軸65の軸心回りに時計方向に回転し、シートバック92を倒すとともにシートクッション91を前方に移動可能とする作動位置とを有している。
As shown in FIG. 10, the
キックレバー22は、ペダル部22aとレバー本体22bとを有している。ペダル部22aは、略長方形の板状をなし、レバー本体22b面とペダル部22a面とが垂直になるようにレバー本体22bの一端に固定されている。また、レバー本体22bの他端側には、貫通孔22cが設けられている。この貫通孔22cには回転軸65が貫通しており、これによりレバー本体22bは回転軸65を中心に回動可能にされている。さらに、レバー本体22bとハンドル本体21aとの間にはテンションスプリング23が配設され、これによりレバー本体22bがストッパ21eと当接する方向に付勢されている。
The
この操作ペダル20は、ペダル部22aを一方向である下方に押圧すると、レバー本体22bとストッパ21eとの当接を介して、操作ハンドル21が回転軸65を中心として時計方向に回動される。これにより、操作ハンドル21を通常位置から作動位置に変更可能である。すなわち、ペダル部22aを下方に押圧すると、貫通孔21dに固定された回転軸65が時計方向に回動され、シートバック92を倒すとともにシートクッション91を前方に移動させることができる。また、ペダル部22aが他方向である上方に押圧されると、レバー本体22bとハンドル本体21aとの間に配設されたテンションスプリング23の付勢力に抗して、キックレバー22が操作ハンドル21に対して上下方向に相対移動可能にされる。すなわち、ペダル部22aが上方に押圧されると、キックレバー22が回転軸65を中心に反時計方向に回動される。この際、操作ハンドル21は通常位置に保持される。
When the
実施形態2のウォークインシートの操作ペダル20においては、キックレバー22のペダル部22aを下方に押圧することにより操作ハンドル21を通常位置から作動位置に変更可能であり、これによりシートバック92を倒すとともにシートクッション91を前方に移動させることができる。また、ペダル部22aを含むキックレバー22が上方に押圧されると操作ハンドル21に対して相対移動可能に操作ハンドル21に保持されているため、キックレバー22が乗員や荷物に当ると、キックレバー22は操作ハンドル21に対して相対移動する。したがって、このウォークインシートの操作ペダル20によっても、実施形態1と同様、
後部シートの乗員や荷物へ配慮するとともに、操作ペダル20自体の破損を防止することができる。
In the
It is possible to prevent the
また、このウォークインシートの操作ペダル20においても、キックレバー22の操作ハンドル21との相対移動は上下方向であるため、キックレバー22の下に足や荷物がある場合に特に有効であり、シートクッション91を上下移動させるシートリフタ装置が設けられているウォークインシートにおいて特に効果が大きい。
Also, in this
さらに、このウォークインシートの操作ペダル20においても、操作ハンドル21とキックレバー22とを相対回転可能に保持する簡素な構成で、操作ハンドル21に対するキックレバー22の相対移動を可能にすることができる。
Furthermore, the
実施形態3のウォークインシートの操作ペダルが用いられているウォークインシートは、図1〜図7に示す実施形態1のウォークインシートと同様の構成であり、その説明を省略する。ただし、操作ペダル10の代わりに、図11及び図12に示す操作ペダル30を用いている。
The walk-in seat in which the operation pedal of the walk-in seat according to the third embodiment is used has the same configuration as the walk-in seat according to the first embodiment shown in FIGS. However, the
図11及び図12に示すように、操作ペダル30は、第1部材としての操作ハンドル31と、第2部材としてのキックレバー32とを有している。操作ハンドル31は、略扇形をなす板状のハンドル本体31aと、ハンドル本体31aの円弧部の一端側に一体として突設された板状のハンドル部31bと、ハンドル本体31aの円弧部の他端側に一体として突設された板状の接続部31cとからなっている。ハンドル本体31aの中心部には貫通孔31dが設けられ、貫通孔31dには回転軸65が貫通して固定される。また、接続部31cには、接続部31cの突出方向に伸びる長孔31eが設けられており、内側に曲げられた2つの支持部31gが設けられている。さらに、接続部31cの先端部には、外側に向かって係止部31fが突設されている。この操作ハンドル31は、アッパアーム64がロアアーム63に対して回動不能にされ、シートバック92及びシートクッション91を固定する通常位置と、回転軸65の軸心回りに時計方向に回転し、シートバック92を倒すとともにシートクッション91を前方に移動可能とする作動位置とを有している。
As shown in FIGS. 11 and 12, the
キックレバー32は、ペダル部32aとレバー本体32bとを有している。ペダル部32aは、略長方形の板状をなし、レバー本体32b面とペダル部32a面とが垂直になるようにレバー本体32bの一端に固定されている。また、レバー本体32bの他端側は接続部31cと支持部31gとの間に摺動自在に嵌入され、レバー本体32bの他端側には、長孔31e内に挿入されるピン32cが突設されている。また、ピン32cと係止部31fとの間にはテンションスプリング33が配設され、これによりレバー本体32bが突出する方向に付勢されている。
The
この操作ペダル30は、ペダル部32aを一方向である下方に押圧すると、レバー本体32bと接続部31cとの嵌合により、操作ハンドル31が回転軸65を中心として時計方向に回動される。これにより、操作ハンドル31を通常位置から作動位置に変更可能である。すなわち、ペダル部32aを下方に押圧すると、貫通孔31dに固定された回転軸65が時計方向に回動され、シートバック92を倒すとともにシートクッション91を前方に移動させることができる。また、ペダル部32aが他方向である前方に押圧されると、ピン32cと係止部31fとの間に配設されたテンションスプリング33の付勢力に抗して、キックレバー32が操作ハンドル31に対して前後方向に相対移動可能にされる。すなわち、ペダル部32aが前方に押圧されると、キックレバー32が接続部31cと支持部31gとの間を摺動して前方に移動される。この際、操作ハンドル31は通常位置に保持される。
When the
実施形態3のウォークインシートの操作ペダル30においては、キックレバー32のペダル部32aを下方に押圧することにより操作ハンドル31を通常位置から作動位置に変更可能であり、これによりシートバック92を倒すとともにシートクッション91を前方に移動させることができる。また、ペダル部32aを含むキックレバー32が前方に押圧されると操作ハンドル31に対して相対移動可能に操作ハンドル31に保持されているため、キックレバー32が乗員や荷物に当ると、キックレバー32は操作ハンドル31に対して相対移動する。したがって、このウォークインシートの操作ペダル30によっても、実施形態1と同様、
後部シートの乗員や荷物へ配慮するとともに、操作ペダル30自体の破損を防止することができる。
In the
It is possible to prevent the
また、このウォークインシートの操作ペダル30においては、キックレバー32の操作ハンドル31との相対移動は前後方向であるため、キックレバー32の後方に足や荷物がある場合に特に有効であり、前部シートの乗員が不用意にシートを後方に移動させた場合に特に効果が大きい。
Further, in the
さらに、このウォークインシートの操作ペダル30においては、操作ハンドル31とキックレバー32とを相対的に摺動可能に保持する簡素な構成で、操作ハンドル31に対するキックレバー32の相対移動を可能にすることができる。
Further, the
なお、実施形態1〜3においては、キックレバー12、22、32と操作ハンドル11、21、31との相対移動は上下方向又は前後方向であるが、これら以外の相対移動であってもよく、例えば、横方向の相対移動であってもよい。 In the first to third embodiments, the relative movement between the kick levers 12, 22, and 32 and the operation handles 11, 21, and 31 is the vertical direction or the front-rear direction. For example, relative movement in the horizontal direction may be used.
以上において、本発明のウォークインシートの操作ペダルを実施形態1〜3に即して説明したが、本発明はこれに制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。 In the above, although the operation pedal of the walk-in seat of this invention was demonstrated according to Embodiment 1-3, this invention is not restrict | limited to this, As long as it is not contrary to the technical idea of this invention, it is suitably Needless to say, it can be changed and applied.
10、20、30…操作ペダル、11、21、31…第1部材(操作ハンドル)、12、22、32…第2部材(キックレバー)、90…ウォークインシート、91…シートクッション、92…シートバック。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
回転軸の軸心回りに回転し、シートバックを倒すとともにシートクッションを前方に移動可能とする作動位置と、シートバック及びシートクッションを固定する通常位置とを有する第1部材と、
ペダル部を一方向に押圧することにより前記第1部材を前記通常位置から前記作動位置に変更可能であり、他方向に押圧されると前記第1部材に対して相対移動可能に前記第1部材に保持された第2部材と、を備えることを特徴とするウォークインシートの操作ペダル。 In the operation pedal of the walk-in seat that can move the seat cushion forward while tilting the seat back,
A first member that rotates around the axis of the rotation shaft, tilts the seat back and allows the seat cushion to move forward, and a normal position that fixes the seat back and the seat cushion;
The first member can be changed from the normal position to the operating position by pressing the pedal portion in one direction, and can be moved relative to the first member when pressed in the other direction. And a second member held on the walk-in seat.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006264464A JP2008080994A (en) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | Operation pedal for walk-in seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006264464A JP2008080994A (en) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | Operation pedal for walk-in seat |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008080994A true JP2008080994A (en) | 2008-04-10 |
Family
ID=39352278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006264464A Pending JP2008080994A (en) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | Operation pedal for walk-in seat |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008080994A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019085013A (en) * | 2017-11-08 | 2019-06-06 | シロキ工業株式会社 | Reclining lock release device of vehicle seat |
-
2006
- 2006-09-28 JP JP2006264464A patent/JP2008080994A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019085013A (en) * | 2017-11-08 | 2019-06-06 | シロキ工業株式会社 | Reclining lock release device of vehicle seat |
JP7016241B2 (en) | 2017-11-08 | 2022-02-04 | シロキ工業株式会社 | Vehicle seat reclining lock release device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4104601B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5125617B2 (en) | Vehicle seat | |
JP4853521B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5276418B2 (en) | Slide seat device for vehicle | |
US20050103968A1 (en) | Seat sliding device | |
JP2003182415A (en) | Seat device | |
JP2009208548A (en) | Vehicular seat | |
JP2011245956A (en) | Seat slide device | |
JP2009067345A (en) | Vehicle seat | |
JP5272724B2 (en) | Vehicle seat | |
JP2008080994A (en) | Operation pedal for walk-in seat | |
WO2016171133A1 (en) | Vehicle seat headrest | |
JP2010052528A (en) | Walk-in device for vehicular seat | |
JP5964649B2 (en) | Parking brake rattling prevention structure and parking brake having the rattling prevention structure | |
JP6711143B2 (en) | Seat device | |
JP2009255811A (en) | Vehicular seat | |
JP4352936B2 (en) | Vehicle storage seat | |
JP2020196391A (en) | Vehicle seat | |
JP2011131675A (en) | Seat for vehicle | |
JP2008017905A (en) | Vehicular seat device | |
JP2010094450A (en) | Locking mechanism of rocking device | |
JP5344387B2 (en) | Sheet | |
JP2008265580A (en) | Seat device | |
JP2009035197A (en) | Vehicular seat | |
JP4608361B2 (en) | Sheet |