JP2008077118A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙サイズに拘らず用紙が通過する通紙部と用紙が通過しない非通紙部との温度差があり、定着性が低い。そのため、温度差が少なくなるようにした定着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】印刷可能な用紙サイズの最大幅と同等以上の幅を有する熱伝導性の良好な部材12を、フィルム状のパイプ部材7を介して加熱ローラ1の外周に係合する凹面を有する加圧手段2に設けることにより、定着する用紙の幅が異なっても加熱ロ−ラの通紙部と非通紙部との温度差を少なくすることができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は複写機、電子写真プリンタ等に用いられる定着装置に関する。
従来、複写機、電子写真プリンタ等に用いられる定着装置には、フィルム状のパイプ部材内側から加圧手段によりパイプ部材を加熱ロ−ラに圧接してパイプ部材を加熱ロ−ラと連れ回りさせ、トナ−を付着した用紙を加熱ロ−ラとパイプ部材との圧接部を通過させてトナ−を用紙に融着させるものがある。
ところで、このような構成の装置では発熱体として加熱ロ−ラ内に配設されるハロゲンランプを点灯してから加熱ロ−ラの表面温度が所定温度に達して、定着可 能となるまでの立ち上がり時間が長く、また印字待機中でも加熱ロ−ラを高い温度に保持加熱しておかなければならず、対策として、加熱ロ−ラを薄肉化して熱容量を低減している(例えば特許文献1)。
特開平08−137306
従来の定着装置にあっては、加熱ロ−ラを薄肉化すると温度分布が不均一になりやすく、特に幅の狭い用紙を用いたときに通紙部の温度が大きく下降してしまうので、非通紙部の温度を上げて通紙部の温度を上げる必要があり、定着装置の耐熱性の点と、幅の狭い用紙の後に幅の広い用紙を使用する際に温度上昇によるオフセット(加熱ロ−ラへのトナ−の付着)が発生するという問題点があった。言わば、トナーの定着性が低下しているという問題点があった。本発明はトナーの定着性が向上するようにした定着装置を提供することを目 的としている。
上記目的を解決するために本発明の定着装置は、所定の経路に沿って回転する回転部材と、前記回転部材をガイドするガイド部材と、前記回転部材を介して前記ガイド部材に圧接し、該ガイド部材と共に前記回転部材を挟むニップ部を形成し、発熱源を備える加熱回転体と、を有する定着装置であって、前記ガイド部材は、前記回転部材を前記加熱回転体に対して圧接しつつ回転する圧接回転体と、前記回転部材の内側で前記圧接回転体に併設され、前記回転部材に加圧する加圧面を有し、前記加熱回転体に対して前記回転部材を加圧部材と、を有し、前記加圧部材は、軸方向に沿って、前記ニップ部に搬入される用紙の最大サイズ幅よりも外側の位置まで延在して配置されることを特徴とする定着装置。
本発明は、以上説明したように構成されているので以下に記載される効果を奏する。加熱ロ−ラ、加圧手段およびフィルム状部材の幅方向が印刷可能な用紙サイズの最大幅Lと同等の長さにできるので、装置を小型化できる。また、フィルム状部材と加熱ロ−ラとの接触幅が増大することにより加熱ロ−ラへの用紙接触時間が長くなり、かつフィルム状部材と圧接ロ−ラとの接触面積 が小さくなることから圧接ロ−ラが加熱ロ−ラから奪う熱量を減少するので、トナ−の定着性が向上する。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付す。
第1の実施の形態
図1は第1の実施の形態による定着装置の斜視図、図2は図1に示した定着装置のA−A断面矢視図、図3は図1に示した定着装置のB−B断面矢視図である。
加熱ロ−ラ1は、薄肉化された厚さ0.5〜0.8mm程度の熱伝導性に優れたアルミパイプの表面に耐熱性および離形性に優れたフッ素樹脂コ−ティングが施され、中心部には発熱体であるハロゲンランプ2が軸方向に延在して設けてある。
加熱ロ−ラ1は、端部の外周をそれぞれ図示せぬサイドフレ−ムに設けた軸受に支持されており、一端部の外周に固着したギヤ9によりハロゲンランプ2を中心に回転する。
加圧手段3はガラスフィラとPPS(ポリフェニレンサルフィド)樹脂との複合材料よりなり、加熱ロ−ラ1との圧接部に加熱ロ−ラ1の外周に略合致する凹面 を有し、熱伝導性の良好な、例えばアルミ等の均熱部材12を印刷可能な用紙サイズの最大幅と同等以上の幅に渡って埋め込んでいる。
加圧手段3は高い剛性を得るために金属シャフト4をベース部として固定配設し、金属シャフト4の両端部を加圧バネ6の付勢力により付勢された軸受5により支持されている。
フィルム状のパイプ部材7は、薄い金属パイプ(例えば、厚さ40μm程度のニッケル製パイプ)の表面に耐熱性の高いシリコンゴム(0.1〜1mm厚)等を皮膜形成し、可撓性を有し、かつ弾性を有して加圧手段3により加熱ロ−ラ1に圧接している。パイプ部材7は加圧手段3の凹面に沿って変形し、加熱ロ−ラ1の外周に圧接しているので十分なニップ幅を持っている。
また、加圧手段3の幅方向の長さは、印刷可能な最大用紙幅よりも広く設定され、パイプ部材7の幅方向の長さは加圧手段と同一の長さに設定されている。
加熱ロ−ラ1は、加熱ロ−ラ1の軸上に設けられたギヤ9に図示しない駆動源よりギヤを介して駆動力を得て回転する。パイプ部材7は加熱ロ−ラ1との圧接部に作用する摩擦力により、加熱ロ−ラ1と連れ回りで回転する。
次に動作について説明する。複写機等の図示せぬ電源スイッチがオンにされると、先ず立ち上げ動作を行い、立ち上げ後、ハロゲンランプ2が点灯する。ハロゲンランプ2の放射する赤外線を吸収して加熱ロ−ラ1の表面温度が急激に上昇し、図示しない温度検出素子により所定温度になるように図示しない制御部がハロゲンランプ2を制御する。
加熱ロ−ラ1の表面温度が所定温度に達すると、制御部の指令により加熱ロ−ラ1が回転を始め、パイプ部材7も連れ回りで同時に回転を始める。
加熱ロ−ラ1の表面温度が所定温度に達したことを加熱ロ−ラ1のロ−ラ面に圧接した温度検出素子が検出すると、制御部は図示せぬ表示部に印刷可能であることを表示する。
ここで、オペレ−タは印刷用紙のサイズを選択し、コピ−すべき用紙をセットして図示せぬ印刷ボタンを押下する。画像が形成され、トナ−画像を付着させた印刷用紙が、図3に示すように、加熱ロ−ラ1と加圧手段3との圧接部に搬送されてくる。
印刷用紙8がパイプ部材7に突き当たると印刷用紙8はパイプ部材7との摩擦力で加熱ロ−ラ1と加圧手段3との当接部に案内され、加熱ロ−ラ1と加圧手段3 との間を通過する。この時、印刷用紙8に付着しているトナ−は加圧、加熱されて溶融し、印刷用紙8に定着されて排紙される。
ここで、本装置に幅の狭い記録紙を通過させた場合の効果について、図4を用いて説明する。一般的に温度検出素子を左端部において加熱ロ−ラ1の表面温度を制御し、幅の狭い用紙を通紙させると加熱ロ−ラ1の通紙部の温度が極端に下がる。
この通紙部と非通紙部の温度差は、加熱ロ−ラ1の肉厚を薄肉化することにより拡大されてくる。例えば均熱部材12が無い状態でA6サイズ(105mm (幅)×148mm(長さ))の用紙を用い、連続通紙後の通紙部と非通紙部との温度差を肉厚1.6mmの加熱ロ−ラと肉厚0.5mmの加熱ロ−ラ1とで比較すると、肉厚1.6mmの加熱ロ−ラでは約20℃程度の温度差があり、肉厚0.5mmの加熱ロ−ラ1では約40℃の温度差となる。
一方、加圧部材3に均熱部材12を実装し、肉厚0.5mmの加熱ロ−ラ1について同様の実験を行ったところ、その温度差を約25℃程度に減少させることが できた。この結果は通紙部と非通紙部とで異なる放熱量の違いによる幅方向の温度差を薄肉化した加熱ロ−ラ1の熱伝導だけでは吸収しきれず、この分を均熱部 材12の熱伝導で効果的に補えることを示している。
更に加圧手段3上に熱伝導性の良好な均熱部材12を配したことによりバックアップ側からも紙へ熱の供給を効果的に補うことが可能となり、非通紙部での温度を上げずに定着性を保つことが可能となった。
第1の実施の形態によれば、加圧手段の圧接部に熱伝導性の良好な均熱部材を備えることにより、加熱ロ−ラの通紙部と非通紙部との温度差を少なくすることができる。
更にバックアップ側からも紙へ熱の供給を効果的に補うことが可能となり、非通紙部での温度を上げずに定着性を保つことができる。これにより加熱ロ−ラの薄肉化が可能となり、印字待機中の温度設定を低く設定することができて印字待機時の節電を実現できるのに加えて、定着可能となるまでの立ち上がり時間を短縮 することができ、クイックスタ−トが期待できる。
第2の実施の形態
図5は第2の実施の形態による定着装置の斜視図である。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なるところは、均熱部材として加圧手段3の圧接部に印刷可能な最 小用紙幅(例えば、A6サイズ縦)と同等以上の幅を有した正特性(PTC: Positive Temperature Coefficient)サ−ミスタヒ−タ13を備えた点である。
サ−ミスタヒ−タ13は加熱ロ−ラ1の外周に略合致する凹面を有しているので、パイプ部材7を介して十分なニップ幅を持ち圧接する。PTCサ−ミスタヒ−タ13の側部にはPTCサ−ミスタヒ−タ13全体に渡って電極14,15が固着されている。
電極14,15は高温半田によりPTCサ−ミスタヒ−タ13に接続され、各電極14,15の一端はPTCサ−ミスタヒ−タ13から突出しており、この一端に図示しないリ−ド線が接続されており、通電できるようになっている。
次に動作について説明する。複写機等の図示せぬ電源スイッチがオンにされると、先ず立ち上げ動作を行い、立ち上げ後、ハロゲンランプ2が点灯する。ハロゲ ンランプ2の放射する赤外線を吸収して加熱ロ−ラ1の表面温度が急激に上昇し、図示しない温度検出素子により所定温度になるように図示しない制御部がハロ ゲンランプ2を制御する。
加熱ロ−ラ1の表面温度が所定温度に達すると同時に図示しない電源からPTCサ−ミスタヒ−タ13の電極14,15に通電され、PTCサ−ミスタヒ−タ13が発熱する。本実施の形態ではキュリ−温度が150℃となるPTCサ−ミスタヒ−タ13を用いた。本実施例の場合150℃のPTCサ−ミスタヒ−タ13としたが、これは種々条件により変わるものである。
次に制御部の指令により加熱ロ−ラ1が回転を始め、パイプ部材7も連れ回りで同時に回転を始める。
加熱ロ−ラ1の表面温度が所定温度に達したことを加熱ロ−ラ1のロ−ラ面に圧接した温度検出素子が検出すると、制御部は図示せぬ表示部に印刷可能を表示する。
ここでオペレ−タが、幅が狭い印刷用紙を選択し、コピ−すべき用紙をセットして印刷ボタンを押下する。画像が形成され、トナ−画像を付着させた印刷用紙が加熱ロ−ラ1と加圧手段3との圧接部に搬送されてくる。
印刷用紙8がパイプ部材7に突き当たると印刷用紙8はパイプ部材7との摩擦力で加熱ロ−ラ1と加圧手段3との当接部に案内され、加熱ロ−ラ1と加圧手段3 との間を通過する。この時、印刷用紙8に付着しているトナ−は加圧、加熱されて溶融し、印刷用紙8に定着されて排紙される。
本実施の形態において第1の実施の形態と同様の実験を行ったところ図6に示すように、第1の実施の形態よりも更に効果が得られ、加熱ロ−ラの通紙部と非通紙部との温度差を約15℃程度に減少させることが出来た。
この結果は通紙部と非通紙部とで異なる放熱量の違いによる幅方向の温度差を薄肉化した加熱ロ−ラの熱伝導だけでは吸収しきれず、この分をPTCサ−ミスタヒ−タ13の熱伝導で効果的に補えることを示している。
更に加圧手段3上にPTCサ−ミスタヒ−タ13を配したことによりバックアップ側からも紙へ熱の供給を効果的に補うことが可能となり、非通紙部での温度を上げずに定着性を保つことが可能となった。
第2の実施の形態によれば、加圧手段の圧接部にPTCサ−ミスタヒ−タを備えることにより、加熱ロ−ラの表面温度を通紙部と非通紙部とにおいて温度差を少なくすることができる。
更にバックアップ側からも紙へ熱の供給を効果的に補うことが可能となり、非通紙部での温度を上げずに定着性を保つことができる。これにより加熱ロ−ラの薄 肉化が可能となり、印字待機中の温度設定を低く設定することができて印字待機時の節電を実現できるのに加えて、定着可能となるまでの立ち上がり時間を短縮 することができ、クイックスタ−トが期待できる。
また、低温低湿下で定着部が冷えた状態で印字を行うと、初期枚数で印字媒体の裏にトナ−が付着する(以下、裏汚れと呼ぶ)が、これはバックアップ側の温度に起因し、バックアップ側の温度が120℃以上であれば裏汚れは発生しない。 本実施の形態に用いるバックアップ側のパイプ部材は、薄い金属パイプの表面に0.1〜1mm程度のシリコンゴムを皮膜形成されたものなので、PTCサ−ミスタヒ−タのキュリ−温度が120℃以上のPTCサ−ミスタヒ−タを用いれば、容易にパイプ部材の表面温度を120℃以上に温度上昇させることができるので、裏汚れは発生しないという効果も併せ持つ。
第3の実施の形態
第1及び第2の実施の形態においては、加圧手段3によりフィルム状のパイプ部材7を加熱ロ−ラ1に圧接してパイプ部材7を加熱ロ−ラ1と連れ回りさせている。パイプ部材7は、連れ回りされるにあたって、印刷 用紙の搬入側では加圧手段3の外周に強く擦り付けられることになり、大きな摩擦力が作用している。加熱ロ−ラ1は、この摩擦力に抗してパイプ部材7を連れ 回りするとともに印刷用紙を搬送するために、加圧手段3およびパイプ部材7とともに幅方向が印刷可能な用紙サイズの最大幅(L+α)必要としていた。
図7は図2に示したA−A断面矢視図に相当する第3の実施の形態による定着装置の断面図(1)である。図8は図3に示したB−B断面矢視図に相当する第3の実施の形態による定着装置の断面図(2)であり、紙面に向かって左側が印刷用紙の搬入側である。尚、断面図(2)では途中を省略して補助ロ−ラ10bに圧接する加熱ロ−ラ1の断面も表している。
加圧手段3に形成された加熱ロ−ラ1の外周に略合致する凹面に印刷用紙の搬送側で接し、かつ加圧手段3の外周面(a部)よりも突出した位置に耐熱性ゴム、例えばシリコンゴムにより成形された圧接ロ−ラ10aを加圧手段3に回転自在に支持された軸10cに固着し、図7に示すように、3箇所(左端、中央、右端)回転自在に設ける。
フィルム状のパイプ部材7は加圧手段3及び圧接ロ−ラ10aを介して加熱ロ−ラ1に圧接され、加圧手段3の外周面(a部)におけるパイプ部材7の内周面は、圧接ロ−ラ10aの外周面に接し、加圧手段3の外周面(a部)に接することはない。
また、圧接ロ−ラの軸10c上において、印刷可能な用紙サイズの最大幅Lより外側の位置に耐熱性ゴムにより成形された補助ロ−ラ10bが配設され、加熱ロ−ラ1の外周面に圧接している。
よって、加熱ロ−ラ1の回転駆動が補助ロ−ラ10bを介して軸10c上にある圧接ロ−ラ10aに伝達される。圧接ロ−ラ10aはパイプ部材7を介して加熱 ロ−ラ1に圧接しているので、圧接ロ−ラ10aの回転がパイプ部材7をフィ−ドする補助的なフィ−ド力となる。
次に本実施の形態による動作について説明する。パイプ部材7は、連れ回りされるにあたって、印刷用紙の搬入側では圧接ロ−ラ10aの外周に擦り付けられるので接触面積が小さくなり、作用する摩擦力 が小さくなる上に、補助ロ−ラ10bから加熱ロ−ラ1と連れ回りする方向に回転しようとする力が作用するので、加熱ロ−ラ1、加圧手段3およびパイプ部材7の幅方向が印刷可能な用紙サイズの最大幅Lと同等の長さにしても、パイプ部材7は十分に安定して加熱ロ−ラ1と連れ回りで回転動作を行うことができる。
尚、本実施の形態では、圧接ロ−ラ10aを加圧手段3に回転自在に支持された軸10cに固着したが、軸10cの両端部を図示せぬサイドフレ−ムに回転自在に支持するようにしてもよい。
第3の実施の形態によれば、加熱ロ−ラ1、加圧手段3およびパイプ部材7の幅方向が印刷可能な用紙サイズの最大幅Lと同等の長さにできるので、装置を小型 化できる。また、パイプ部材と加熱ロ−ラとの接触幅が増大することにより加熱ロ−ラへの用紙接触時間が長くなり、かつパイプ部材と圧接ロ−ラとの接触面積 が小さくなることから圧接ロ−ラが加熱ロ−ラから奪う熱量を減少するので、トナ−の定着性が向上する。
第4の実施の形態
第3の実施の形態においてはウォ−ミングアップ時間の低下を防ぐために、加圧手段3に実装する圧接ロ−ラ10aを複数とし、加熱ロ−ラ1との接触面積を少な くして、圧接ロ−ラ10aが加熱ロ−ラ1から熱を奪うのを抑制したが、パイプ部材7の内周面における圧接ロ−ラ10aの有/無の場所により、パイプ部材7の送り量が異なり、用紙上にシワを発生させる恐れがあった。
図9は図2に示したA−A断面矢視図に相当する第4の実施の形態による定着装置の断面図(1)である。図10は図3の示したB−B断面矢視図に相当する第4の実施の形態による定着装置の断面図(2)であり、紙面に向かって左側が印刷用紙の搬入側である。尚、断面図(2)では途中を省略して補助ロ−ラ10bに圧接する加熱ロ−ラ1の断面も表している。
加圧手段3に形成された加熱ロ−ラ1の外周に略合致する凹面に印刷用紙の搬送側で接し、かつ加圧手段3の外周面(a部)よりも突出した位置に耐熱性ゴムに より成形され、幅方向の長さが印刷可能な用紙サイズの幅と同一の長さを有する圧接ロ−ラ10aを回転自在に設ける。
従って、第4の実施の形態によれば、印刷用紙のシワも除去でき安定した媒体の搬送が可能となる。
第5の実施の形態
第3及び第4の実施の形態においては、パイプ部材7の内周面に配した圧接ロ−ラ10aの駆動手段として同軸上に配した補助ロ−ラ10bを加熱ロ−ラ1に当接させ回転駆動させていたが、印刷用紙が厚くなると圧接力が小さくなって加熱ロ−ラ1と補助ロ−ラ10bとの圧接部で滑りが発生し、パイプ部材7の内周面に配した圧接ロ−ラが回転不良を起こすことが懸念される。
また環境、経年変化等により補助ロ−ラ10bの表面摩擦係数が下がり、上述と同様のことが発生する可能性がある。
図11は図2に示したA−A断面矢視図に相当する第5の実施の形態による定着装置の断面図(1)である。図12は図3の示したB−B断面矢視図に相当する第5の実施の形態による定着装置の断面図(2)であり、紙面に向かって左側が印刷用紙の搬入側である。尚、断面図(2)では途中を省略して補助ギヤ11に噛み合う加熱ロ−ラ1の外周に固着されるギヤ9も表している。
圧接ロ−ラ10aの軸上に設けられたギヤ11は加熱ロ−ラ1の外周に固着されたギヤ9と噛み合い、加熱ロ−ラ1の回転駆動が圧接ロ−ラ10aへ伝達される構造となっている。
この圧接ロ−ラ10aの周速度は、概ね加熱ロ−ラ1の周速度と同等になるようにギヤ比、ロ−ラ径が設定される。以上の構成により、圧接ロ−ラ10aはギヤ9、ギヤ11を介して回転する。
第5の実施の形態によれば、紙厚、環境、経年変化等による補助ロ−ラの回転不良の影響を排除することができ、パイプ部材の内周面に配した圧接ロ−ラは安定して回転することができるので、パイプ部材は安定して加熱ロ−ラと連れ回りで回転することができる。
第1の実施の形態による定着装置の斜視図である。 図1に示した定着装置のA−A断面矢視図である。 図1に示した定着装置のB−B断面矢視図である。 第1の実施の形態による定着装置の効果を示す説明図である。 第2の実施の形態による定着装置の斜視図である。 第2の実施の形態による定着装置の効果を示す説明図である。 第3の実施の形態による定着装置の断面図(1)である。 第3の実施の形態による定着装置の断面図(2)である。 第4の実施の形態による定着装置の断面図(1)である。 第4の実施の形態による定着装置の断面図(2)である。 第5の実施の形態による定着装置の断面図(1)である。 第5の実施の形態による定着装置の断面図(2)である。
符号の説明
1 加熱ロ−ラ
3 加圧手段
7 パイプ部材
12 均熱部材
10a 圧接ロ−ラ
10b 補助ロ−ラ

Claims (6)

  1. 所定の経路に沿って回転する回転部材と、前記回転部材をガイドするガイド部材と、
    前記回転部材を介して前記ガイド部材に圧接し、該ガイド部材と共に前記回転部材を挟むニップ部を形成し、発熱源を備える加熱回転体と、を有する定着装置であって、
    前記ガイド部材は、前記回転部材を前記加熱回転体に対して圧接しつつ回転する圧接回転体と、前記回転部材の内側で前記圧接回転体に併設され、前記回転部材に加圧する加圧面を有し、前記加熱回転体に対して前記回転部材を加圧部材と、を有し、前記加圧部材は、軸方向に沿って、前記ニップ部に搬入される用紙の最大サイズ幅よりも外側の位置まで延在して配置されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記回転部材の内側で、該回転部材の内面を緩やかに保持しながらガイドすることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記加圧部材は熱伝導性の良好な部材であることを特徴とする請求項1〜請求項3までの何れか1項に記載の定着装置。
  4. 前記熱伝導性の良好な部材は金属であることを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 前記圧接回転体は、前記ニップ部に搬入される用紙の最大サイズ幅よりも外側の位置で前記加熱回転体に圧接した補助回転体を同軸に有し、前記加熱回転体の回転により前記補助回転体を介して前記回転部材の内周面と連れ回りする請求項1記載の定着装置。
  6. 前記圧接回転体は、前記加熱回転体に固着したギヤと噛み合う補助ギヤを同軸に設けた請求項1記載の定着装置。
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