JP2008073423A - 超音波診断装置、診断パラメータ計測装置及び診断パラメータ計測方法 - Google Patents

超音波診断装置、診断パラメータ計測装置及び診断パラメータ計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 輪郭データの正確な設定により診断パラメータの計測精度を向上させる。
【解決手段】 輪郭データ補間部51は、時系列的な複数枚の画像データの中から選択した基準画像データ(第1の画像データ)の心内膜及び心外膜に対し基準輪郭データを設定し、トラッキング処理部52は、第1の画像データと他の時相における複数の画像データ(第2の画像データ)とのパターンマッチングにより第2の画像データの心内膜及び心外膜に対し輪郭データを設定する。次いで、ノイズ領域設定部53は、ノイズ成分が混入した第2の画像データの心内膜及び心外膜に対しノイズ領域を設定し、前記輪郭データ補間部51は、このノイズ領域に含まれる輪郭データを削除すると共にノイズ領域外に残された輪郭データを補間処理して新たな輪郭データを設定する。そして、パラメータ計測部6は、補間処理後の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検体から収集された画像データにおける臓器の輪郭を抽出することにより種々の診断パラメータの計測を可能とする超音波診断装置、診断パラメータ計測装置及び診断パラメータ計測方法に関する。
医用画像診断は、近年のコンピュータ技術の発展に伴なって実用化されたX線CT装置やMRI装置、更には超音波診断装置等によって急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。超音波診断装置は、複数の振動素子が配列された超音波プローブを用いて被検体の複数方向に対し超音波送受信を行ない、このとき得られた反射波に基づいて生成した画像データをモニタ上に表示するものである。この装置は、超音波プローブを体表に接触させるだけの簡単な操作で体内の2次元画像や3次元画像をリアルタイムで観測することができるため各種臓器の形態診断や機能診断に広く用いられている。
特に心臓などの組織における超音波診断では、その機能を客観的かつ定量的に評価することが極めて重要とされており、心臓組織の運動機能(収縮能及び拡張能)や壁厚変化、心臓壁血流の速度や乱れ、心腔内の面積や容積等の計測結果に基づいて種々の機能診断が行なわれている。これらの計測の1部は、従来、当該臓器の所定方向に対する超音波送受信によって得られたMモードデータを用いて行なわれてきた。又、近年では、時系列的に得られた2次元画像データに対してパターンマッチング法を適用し、拍動時における心壁の移動距離や移動速度、更には移動方向等を広範囲な領域において計測することにより心機能の定量的評価を短時間かつ正確に行なう方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、超音波診断装置により当該被検体から時系列的に得られた複数枚の画像データを用いて心臓壁厚の時間的変化を計測する場合、先ず、複数枚の画像データの中から選択した基準画像データにおける心内膜及び心外膜の位置に基準輪郭線を設定する。次いで、この基準画像データと他の時相における画像データとのパターンマッチングに基づくトラッキング法を適用し、各時相の画像データにおける心内膜及び心外膜に対し輪郭データを自動設定する。そして、前記画像データの各々において設定された心内膜の輪郭データ及び心外膜の輪郭データの位置情報に基づいて心臓壁厚の時間的変化を診断パラメータとして計測する。
特開2004−313291号公報
基準画像データである第1の画像データと他の時相における画像データ(第2の画像データ)とのパターンマッチングにより第2の画像データにおける心内膜及び心外膜に対して輪郭データを設定する場合、心内膜あるいは心外膜の近傍に存在しこれらに対して異なる移動特性を有する他の部位あるいは他の臓器の影響を受け、正確な輪郭データの設定が困難となることがある。例えば、左心室の心内膜あるいは心外膜に対して輪郭データの設定を行なう場合、僧坊弁を開閉するための乳頭筋や腱索等からの反射超音波に起因する成分が第1の画像データあるいは第2の画像データにおける心内膜や心外膜の近傍に存在することにより輪郭データの設定精度は著しく劣化するという問題点を有している。又、心腔内において発生する超音波の多重反射やサイドローブ等に起因するアーチファクト成分、あるいは、電気的なノイズ等に起因する成分も輪郭データの設定精度を劣化させる原因となる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被検体から時系列的に収集された画像データにおいて設定した診断対象部位の輪郭データに基づいて診断パラメータの計測を行なう際、他の臓器や他の部位からの反射超音波等に起因する成分が前記画像データにおける診断対象部位の近傍に存在する場合においても正確な輪郭データの設定を可能とし、更に、この輪郭データに基づいて診断パラメータを精度よく計測することが可能な超音波診断装置、診断パラメータ計測装置及び診断パラメータ計測方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の超音波診断装置は、被検体に対する超音波の送受信によって生成された2次元あるいは3次元の画像データにおける臓器の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測する超音波診断装置において、前記画像データに対しノイズ領域を設定するノイズ領域設定手段と、前記ノイズ領域に含まれた前記輪郭データの一部を削除し、残された前記輪郭データに基づく補間処理により前記画像データに対して新たな輪郭データを設定する輪郭データ補間手段と、補間処理後の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測するパラメータ計測手段とを備えたことを特徴としている。
又、請求項8に係る本発明の診断パラメータ計測装置は、被検体から収集された2次元あるいは3次元の画像データにおける臓器の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測する診断パラメータ計測装置において、前記画像データに対しノイズ領域を設定するノイズ領域設定手段と、前記ノイズ領域に含まれた前記輪郭データの一部を削除し、残された前記輪郭データに基づく補間処理により前記画像データに対して新たな輪郭データを設定する輪郭データ補間手段と、補間処理後の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測するパラメータ計測手段とを備えたことを特徴としている。
一方、請求項9に係る本発明の診断パラメータ計測方法は、被検体に対し2次元あるいは3次元の画像データを生成するステップと、前記画像データにおける臓器の境界に対して輪郭データを設定するステップと、前記画像データに対しノイズ領域を設定するステップと、前記ノイズ領域に含まれた前記輪郭データの一部を削除するステップと、残された前記輪郭データを用いた補間処理により前記画像データに対して新たな輪郭データを設定するステップと、補間処理後の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測するステップとを有することを特徴としている。
又、請求項10に係る本発明の診断パラメータ計測方法は、被検体に対し時系列的な複数の2次元あるいは3次元の画像データを生成するステップと、前記画像データの中から選択した所定時相の第1の画像データに対し基準輪郭データを設定するステップと、前記第1の画像データと他の時相における第2の画像データとのトラッキング処理により、前記第2の画像データに対し輪郭データを設定するステップと、前記第2の画像データに対しノイズ領域を設定するステップと、前記ノイズ領域に含まれた前記輪郭データの一部を削除するステップと、残された前記輪郭データに基づく補間処理により前記第2の画像データに対して新たな輪郭データを設定するステップと、補間処理後の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測するステップとを有することを特徴としている。
本発明によれば、被検体から時系列的に収集された画像データにおいて設定した診断対象部位の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測する際、他の臓器や他の部位からの反射超音波等に起因するノイズ成分が前記画像データにおける診断対象部位の近傍に存在する場合においても正確な輪郭データを設定することができ、この輪郭データに基づいて診断パラメータを精度よく計測することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の第1の実施例における超音波診断装置では、先ず、当該被検体から時系列的に得られた所定期間における複数枚のBモード画像データの中から選択した基準画像データ(第1の画像データ)における心内膜及び心外膜に対し基準輪郭データを設定し、次いで、この第1の画像データと他の心拍時相における複数の画像データ(第2の画像データ)とのパターンマッチングにより第2の画像データにおける心内膜及び心外膜に対し輪郭データを設定する。
次に、他の部位からの反射超音波に起因する成分が混入した第2の画像データの心内膜及び心外膜に対しノイズ領域を設定し、このノイズ領域に含まれる輪郭データを削除すると共にノイズ領域外の輪郭データに基づく補間処理により新たな輪郭データを設定する。そして、補間処理後の輪郭データを用いて各心拍時相における心臓壁厚を計測し、更に、心臓壁厚の時間的変化を診断パラメータとして計測する。
尚、本実施例では、当該被検体の心臓に対して時系列的に収集された複数枚のBモード画像データに基づいて心臓壁厚とその時間的変化を計測する場合について述べるが、診断対象部位は心臓に限定されるものではなく、又、診断パラメータも心臓壁厚の時間的変化に限定されない。
(装置の構成)
本実施例における超音波診断装置の構成につき図1乃至図8を用いて説明する。尚、図1は、超音波診断装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は、この超音波診断装置が備えた送受信部及び画像データ生成部のブロック図である。
図1に示した本実施例の超音波診断装置100は、被検体の所定断面に対し超音波パルス(送信超音波)を送信し、この送信によって得られた超音波反射波(受信超音波)を電気信号(受信信号)に変換する複数個の振動素子が1次元配列された超音波プローブ3と、当該被検体の所定方向に対して超音波パルスを送信するための駆動信号を前記振動素子に供給し、この振動素子から得られた複数チャンネル(Nxチャンネル)の受信信号を整相加算する送受信部2と、整相加算後の受信信号を処理してBモード画像データを生成する画像データ生成部4と、前記Bモード画像データの中から選択された所定期間のBモード画像データにおける心内膜及び心外膜に対し輪郭データを設定する輪郭データ設定部5と、得られた輪郭データに基づいて前記所定期間における心臓壁厚の時間的変化を診断パラメータとして計測するパラメータ計測部6を備えている。
更に、超音波診断装置100は、画像データや輪郭データ、更には、診断パラメータ等を表示する表示部7と、画像データにおける心内膜及び心外膜に対し境界点の指定やノイズ領域の指定、更には、ノイズ領域における輪郭データを削除するための指示等を行なう入力部8と、当該被検体の心拍時相情報を収集する生体信号計測部9と、上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部10を備えている。
超音波プローブ3は、配列されたNx個の図示しない振動素子をその先端部に有し、この先端部を被検体の体表に接触させて超音波の送受信を行なう。そして、超音波プローブ3の振動素子の各々は、図示しないNxチャンネルの多芯ケーブルを介して送受信部2に接続されている。振動素子は電気音響変換素子であり、送信時には電気パルス(駆動信号)を超音波パルス(送信超音波)に変換し、又、受信時には超音波反射波(受信超音波)を電気的な受信信号に変換する機能を有している。
この超音波プローブ3には、セクタ走査対応、リニア走査対応、コンベックス走査対応等があり、操作者は診断部位に応じて任意に選択することが可能である。本実施例では、心臓の超音波検査を目的としたセクタ走査用の超音波プローブ3を用いる場合について述べるが、リニア走査対応やコンベックス走査対応等の超音波プローブであっても構わない。
次に、図2に示す送受信部2は、超音波プローブ3におけるNx個の振動素子に対して駆動信号を供給する送信部21と、前記振動素子から得られたNxチャンネルの受信信号に対して整相加算を行なう受信部22を備えている。
そして、送信部21は、レートパルス発生器211と、送信遅延回路212と、駆動回路213を備え、レートパルス発生器211は、送信超音波の繰り返し周期を決定するレートパルスを生成して送信遅延回路212に供給する。送信遅延回路212は、Nxチャンネルの独立な遅延回路から構成され、送信超音波を所定の深さに集束するための遅延時間と所定の方向に送信するための遅延時間をレートパルスに与え、このレートパルスを駆動回路213に供給する。駆動回路213は、Nxチャンネルの独立な駆動回路を有しており、超音波プローブ3に内蔵されたNx個の振動素子を駆動して被検体の体内に送信超音波を放射する。
一方、受信部22は、Nxチャンネルから構成されるA/D変換器221及び受信遅延回路222と、加算器223を備えており、振動素子から供給されたNxチャンネルの受信信号は、A/D変換器221にてデジタル信号に変換され、受信遅延回路222に送られる。
受信遅延回路222は、所定の深さからの受信超音波を集束するための遅延時間と、所定方向に対して受信指向性を設定するための遅延時間をA/D変換器221から出力されるNxチャンネルの受信信号の各々に与え、加算器223は、受信遅延回路222から出力されるNxチャンネルの受信信号を加算合成する。即ち、受信遅延回路222と加算器223により、所定方向から得られた受信信号は整相加算される。尚、受信遅延回路222及び加算器223は、その遅延時間の制御によって複数方向からの受信超音波を同時に受信する所謂並列同時受信を行なうことも可能である。
次に、図2の画像データ生成部4は、受信部22から出力される整相加算後の受信信号に対し所定の処理を行なってBモードデータを生成する受信信号処理部41と、このBモードデータを超音波の送受信方向に対応させて順次保存しBモード画像データを生成するデータ記憶部42を備えている。そして、受信信号処理部41は、受信部22の加算器223から供給された整相加算後の受信信号を包絡線検波する包絡線検波器411と、包絡線検波された信号の振幅を対数変換してBモードデータを生成する対数変換器412を備えている。
一方、データ記憶部42は、被検体の所定断面における方向θ1乃至θGに対し超音波の送受信を行なって得られたBモードデータを送受信方向に対応させて保存し時系列的な複数枚のBモード画像データを生成する。このとき、後述の生体信号計測部9から供給される当該被検体の心拍時相情報も前記Bモード画像データの付帯情報としてデータ記憶部42に保存される。尚、包絡線検波器411と対数変換器412は順序を入れ替えて構成しても構わない。
図1に戻って、輪郭データ設定部5は、輪郭データ補間部51と、トラッキング処理部52と、ノイズ領域設定部53を備えている。
輪郭データ補間部51は、画像データ生成部4のデータ記憶部42に保存された当該被検体の所定期間における時系列的なBモード画像データA1乃至AN(以下では、データ記憶部42に保存された時系列的なBモード画像データの中から選択された前記所定期間のBモード画像データを画像データと呼び画像データ生成部4が生成したBモード画像データと区別する)の中から基準画像データ(第1の画像データ)を入力部8からの選択信号に従って選択し、この基準画像データにおける心内膜及び心外膜に対して入力部8が指定した複数の境界点を補間処理し基準輪郭データを設定する。
図3は、基準画像データに対する基準輪郭データの設定方法を説明するための図であり、図3(a)は、入力部8における後述の境界指定部81が画像データA1の心内膜に対して指定した境界点Si1乃至SiMと心外膜に対して指定した境界点Se1乃至SeM’を、又、図3(b)は、上述の境界点Si1乃至SiM及び境界点Se1乃至SeM’に対する補間処理によって設定された心内膜の輪郭データCpi及び心外膜の輪郭データCpeを示している。
又、輪郭データ補間部51は、第1の画像データと他の時相における複数枚の画像データ(第2の画像データ)とのパターンマッチング(トラッキング)によって設定された第2の画像データにおける心内膜及び心外膜の輪郭データの一部を入力部8からの指示信号に従って削除し、残された周囲の輪郭データを用いた補間処理によって新たな輪郭データを設定する。
図4は、ノイズ領域における輪郭データの削除と補間処理による新たな輪郭データの設定を説明するための図である。図4(a)は、乳頭筋や腱索等からの反射超音波に起因する成分(以下ではノイズ成分と呼ぶ。)がその近傍に存在する心内膜及び心外膜に対してトラッキング処理部52が設定した輪郭データCpi及びCpeであり、特に、心内膜の輪郭データCpiは、矢印で示すノイズ成分の影響を受けるため真の輪郭を表わしていない。
一方、図4(b)は、上述のノイズが発生している領域に対し入力部8における後述のノイズ領域指定部82が指定したノイズ領域Rを示したものであり、入力部8の輪郭削除指示部83から供給される指示信号に従って輪郭データ補間部51はこのノイズ領域に含まれた輪郭データCpiを削除し、更に、残された輪郭データを用いた保管処理によって新たな輪郭データCpiを設定する。図4(c)は、輪郭データ補間部51によって新たに設定された輪郭データCpiであり、補間処理により正確な輪郭データの設定が可能となる。尚、上述の基準輪郭データ及び輪郭データを設定する際の補間処理として、例えば、公知の技術であるスプライン処理法等が好適である。
図1に戻って、輪郭データ設定部5のトラッキング処理部52は、第2の画像データの各々と心内膜及び心外膜に対する基準輪郭データが設定された第1の画像データとのパターンマッチングにより第2の画像データにおける心内膜及び心外膜に対し輪郭データを設定する。
例えば、第1の画像データの基準輪郭データに対し複数の関心点を所定間隔で設定し、更に、これらの関心点の各々を中心とした2次元の相関領域を設定する。そして、この相関領域における第1の画像データ(テンプレート)を第2の画像データに対して相対的に移動させながら相互相関演算を行ない、相関値が最大となる関心点の移動方向と移動距離を計測することにより輪郭データの追跡(トラッキング)を行なう。このようなトラッキングを第1の画像データの基準輪郭データに設定された関心点の各々に対して行ない、移動後の関心点の位置座標に基づいて第2の画像データの心内膜及び心外膜に対する輪郭データを設定する。
相互相関演算による輪郭データのトラッキングにつき図5を用いて更に詳しく説明する。図5(a)において、第1の画像データA1の基準輪郭データCpに設定された関心点Qpを中心とする所定サイズNo(No=PQ)のテンプレートTpの画素値をf1(p、q)、第2の画像データA2の画素値をf2(p、q)とすれば、相互相関γ12(k、s)を下式(1)によって算出することにより第2の画像データにおける関心点の位置情報を得ることができる。
Figure 2008073423
但し、上記P及びQはテンプレートTpのp方向及びq方向における画素数であり、第1の画像データA1に設定した関心点QpはテンプレートTpの略中央に位置する。この相互相関演算の結果、図5(b)に示すようにk=k1、s=s1(図示せず)においてγ12(k、s)が最大値をもつ場合、第1の画像データA1の基準輪郭データCpにおける関心点Qpは第2の画像データA2においてp方向にk1、q方向にs1だけ移動していることを示す。尚、図5(b)ではパラメータkに対してのみ示しているが、パラメータsに対しても同様にして求めることができる。
そして、第1の画像データA1の基準輪郭データCpに設定された図示しない他の関心点に対しても同様のトラッキングを行ない、移動後におけるこれらの関心点の位置情報に基づいて第2の画像データA2における輪郭データが設定される。
一方、図1の輪郭データ設定部5におけるノイズ領域設定部53は、入力部8から供給される指定信号に基づいて第2の画像データの各々に対しノイズ領域を設定する。
図6は、所定期間における時系列的な画像データA1乃至ANに対して設定されたノイズ領域を模式的に示したものである。但し、ここでは画像データA1を第1の画像データ(基準画像データ)、画像データA2乃至ANを第2の画像データとしているが、画像データA2乃至ANの何れかを第1の画像データとして選択してもよい。
画像データ生成部4のデータ記憶部42に保存されている時系列的なBモード画像データの中から選択された所定期間の画像データA1乃至ANは表示部7において順次表示される。そして、操作者は、最初に表示された図6(a)の画像データA1を観察し、輪郭データ補間部51の補間処理によって設定された心内膜及び心外膜に対する輪郭データの近傍に乳頭筋や腱索等に起因するノイズ成分が存在する場合、後述する入力部8のノイズ領域指定部82においてノイズ領域R1を指定する。
そして、ノイズ領域指定部82からノイズ領域の指定信号を受信したノイズ領域設定部53は、この指定信号に基づいたノイズ領域R1を画像データA1に対して設定する。一方、画像データA1における基準輪郭データの近傍にノイズ成分が存在しない場合、操作者は、トラッキング処理部52によって設定された画像データA2乃至ANの輪郭データを順次観察し、上述のノイズ成分が輪郭データの近傍に存在する画像データに対し同様の手順によってノイズ領域を設定する。
このとき、入力部8のノイズ領域指定部82が画像データA1に対してのみノイズ領域R1を指定した場合、ノイズ領域設定部53は、画像データA2乃至ANに対し同一形状のノイズ領域R2乃至RNを同一位置に設定する。一方、複数の画像データ(例えば、画像データA1及び画像データA3)に対してノイズ領域R1及びR3を指定した場合、これらの画像データの間に存在する画像データA2に対してノイズ領域R2が設定される。但し、画像データA1と画像データA3に設定されたノイズ領域の形状や位置が異なる場合、画像データA2のノイズ領域R2は、ノイズ領域R1及びノイズ領域R3の端部位置情報に基づく線型補間によってその形状と位置が決定される。
例えば、図6(b)に示すように画像データA1と画像データA3に対して異なる形状のノイズ領域R1とノイズ領域R3が設定された場合、画像データA2におけるノイズ領域R2の端部座標(X21、Y21)、(X22,Y22)、(X23,Y23),(X24、Y24)は、ノイズ領域R1の端部座標を(X11、Y11)、(X12,Y12)、(X13,Y13)、(X14、Y14)、ノイズ領域R3の端部座標を(X31,Y31)、(X32,Y32)、(X33,Y33)、(X34、Y34)とすれば、X21=(X11+X31)/2、X22=(X12+X32)/2、X23=(X13+X33)/2、X24=(X14+X34)/2、Y21=(Y11+Y31)/2、Y22=(Y12+Y32)/2、Y23=(Y13+Y33)/2、Y24=(Y14+Y34)/2によって求めることができる。尚、図6(b)では説明を簡単にするために、ノイズ領域R1が設定された画像データA1とノイズ領域R3が設定された画像データA3との間に1枚の画像データA2が存在する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、通常は、更に多くの画像データが存在する。
次に、図1のパラメータ計測部6は、時系列的な画像データA1乃至ANの心内膜及び心外膜に対し新たに設定された輪郭データの位置情報に基づいて心臓壁厚を計測する。そして、画像データA1乃至ANの各々において得られた心臓壁厚の計測データをこれらの画像データに付帯された当該被検体の心拍時相情報に対応させて図形化することにより、心臓壁厚の時間的変化を診断パラメータとして計測する。
図7は、心臓壁厚の具体的な計測方法を示したものであり、心内膜の輪郭データCpi及び心外膜の輪郭データCpeの情報を受信したパラメータ計測部6は、例えば、心内膜に対する輪郭データCpiの中心点Opを検出し、この中心点Opから放射状に設定した補助線D1乃至DKと心内膜の輪郭データCpiとの交点E1乃至EK及び心外膜の輪郭データCpeとの交点F1乃至FKを検出する。そして、補助線D1乃至DKの各々における交点間距離E1−F1,E2−F2、E3−F3・・・、EK−FKを心臓壁厚X1乃至XKとして計測する。即ち、画像データAn(n=1乃至N)の各々において、補助線D1乃至DKと交又する輪郭データの交点座標に基づいて心臓壁厚Xn1乃至XnK(n=1乃至N)が計測される。
次に、図8は、パラメータ計測部6によって計測される診断パラメータを模式的に示したものであり、横軸に画像データA1乃至画像データANに対応した心拍時相を、又、縦軸は心臓壁厚に対応している。そして、上述の補助線D1乃至DKの方向に計測された心臓壁厚Xn1乃至XnK(n=1乃至N)の時間的変化を示す診断パラメータY1乃至YKが計測され、この図8に示した診断パラメータY1乃至YKが表示部7のモニタに表示される。但し、図8の横軸におけるPs及びPdは収縮末期及び拡張末期の心拍時相を示している。
尚、心臓壁厚の時間的変化を計測する替わりに、各心拍時相における心臓壁厚と拡張末期Pdにおける心臓壁厚との差分値の時間的変化を診断パラメータとして計測してもよい。
表示部7は、図示しない表示データ生成回路と変換回路とモニタを備えている。前記表示データ生成回路は、画像データ生成部4が生成した時系列的な画像データA1乃至ANに輪郭データ設定部5の輪郭データ補間部51及びトラッキング処理部52が設定した心内膜及び心外膜に対する輪郭データや輪郭データ設定部5のノイズ領域設定部53が設定したノイズ領域データ等を重畳して表示用データを生成する。又、前記画像データA1乃至ANにパラメータ計測部6が計測した診断パラメータの計測データを重畳して表示用データを生成する。但し、診断パラメータの計測データのみを用いて表示用データを生成してもよい。そして、前記変換回路は、前記表示用データに対してD/A変換とテレビフォーマット変換を行ない前記モニタに表示する。
次に、入力部8は、表示パネルやキーボード、各種スイッチ、選択ボタン、マウス等の入力デバイスを備えたインターラクティブなインターフェースであり、第1の画像データにおける心内膜及び心外膜に対し境界点を指定する境界指定部81と、第2の画像データにおける心内膜及び心外膜の輪郭データに対しノイズ領域を指定するノイズ領域指定部82と、ノイズ領域に含まれた輪郭データの削除を指示する輪郭削除指示部83を備えている。又、入力部8では、被検体情報の入力、画像データ生成条件の設定、基準輪郭データに対する関心点間隔や輪郭データに対する補助線本数の設定、所定期間における画像データA1乃至ANの選択、更には、各種コマンド信号の入力等も上述の入力デバイスや表示パネルを用いて行なわれる。
一方、生体信号計測部9は、被検体の心拍情報を収集するためのものであり、例えば、図示しないECGユニットを有している。そして、被検体の胸部に装着されたECG電極によって検出される心電波形(ECG信号)をデジタル信号に変換して得られた心拍時相情報を画像データ生成部4のデータ記憶部42へ供給する。尚、上述のECGユニットに替わって、心音波形の計測を可能とするPCGユニット等を備えた生体信号計測部9であっても構わない。
システム制御部10は、図示しないCPUと記憶回路を備え、前記記憶回路には画像データ生成部4のデータ記憶部42に保存された時系列的なBモード画像データの中から選択された所定期間の画像データA1乃至ANに関する情報や、入力部8にて入力/設定された上述の被検体情報及び各種条件が保存される。そして、前記CPUは、上述の設定情報に基づいて超音波診断装置100の各ユニットを制御し、時系列的な画像データA1乃至ANの収集と診断パラメータの計測を行なう。
(診断パラメータの計測手順)
次に、本実施例における診断パラメータの計測手順につき図9のフローチャートに沿って説明する。
当該被検体に対する診断パラメータの計測に先立ち、超音波診断装置100の操作者は、入力部8において被検体情報の入力、画像データ収集モードの選択、画像データ生成条件の設定、基準輪郭データに対する関心点間隔の設定、輪郭データに対する補助線本数の設定等を行なう。本実施例では、画像データ収集モードとして「2次元Bモード画像データ」を選択した場合について述べるがこれに限定されない。そして、入力部8にて入力された上述の入力情報、選択情報及び設定情報は、システム制御部10の記憶回路に保存される(図9のステップS1)。
上述の初期設定が終了したならば、操作者は、超音波プローブ3を被検体の体表に接触させた状態で入力部8より画像データの収集開始コマンドを入力し、このコマンド信号がシステム制御部10に供給されることにより、当該被検体に対する時系列的なBモード画像データの生成が開始される。
画像データの収集に際し、図2に示した送信部21のレートパルス発生器211は、システム制御部10から入力された制御信号に従ってレートパルスを生成し送信遅延回路212に供給する。送信遅延回路212は、送信において細いビーム幅を得るために所定の深さに超音波を集束するための遅延時間と、最初の送受信方向θ1に超音波を送信するための遅延時間を前記レートパルスに与え、このレートパルスをNxチャンネルの駆動回路213に供給する。次いで、駆動回路213は、送信遅延回路212から供給されたレートパルスに基づいて所定の遅延時間を有した駆動信号を生成し、この駆動信号を超音波プローブ3におけるNx個の振動素子に供給して被検体の体内に送信超音波を放射する。
放射された送信超音波の一部は、音響インピーダンスの異なる臓器境界面や組織にて反射し、前記振動素子によって受信されてNxチャンネルの電気的な受信信号に変換される。次いで、この受信信号は、受信部22のA/D変換器221においてデジタル信号に変換された後、Nxチャンネルの受信遅延回路222において所定の深さからの受信超音波を収束するための遅延時間と送受信方向θ1からの受信超音波に対し強い受信指向性を設定するための遅延時間が与えられ、加算器223にて整相加算される。
そして、整相加算後の受信信号が供給された画像データ生成部4の受信信号処理部41における包絡線検波器411及び対数変換器412は、この受信信号に対して包絡線検波と対数変換を行なってBモードデータを生成しデータ記憶部42に保存する。
送受信方向θ1に対するBモードデータの生成と保存が終了したならば、方向θ2乃至θGの各々に対し同様の手順で超音波の送受信を行ない、このとき得られたBモードデータもデータ記憶部42に保存される。即ち、データ記憶部42では、方向θ1乃至θGに対する超音波の送受信に基づいて生成されたBモードデータが送受信方向に対応して保存されBモード画像データが生成される。このとき、生体信号計測部9によって計測された当該被検体の心拍時相情報がBモード画像データの付帯情報としてデータ記憶部42に保存される。
更に、方向θ1乃至θGに対する超音波の送受信を繰り返すことにより時系列的なBモード画像データが生成され、これらのBモード画像データは生体信号計測部9から供給された当該被検体の心拍時相情報と共にデータ記憶部42に保存される(図9のステップS2)。
時系列的なBモード画像データの生成と保存が終了したならば、操作者は、これらのBモード画像データの中から所定期間(例えば、1心拍周期)の画像データA1乃至ANを選択する(図9のステップS3)。このとき、選択された画像データA1乃至ANに付加されている心拍時相情報が前記画像データの識別情報としてシステム制御部10の記憶回路に保存され、この識別情報に基づいて後述の各ステップにおける画像データの読み出しが行なわれる。
画像データA1乃至ANの選択が終了したならば、表示部7は、先ず、システム制御部10から供給された画像データの識別情報に基づいて第1の時相における画像データA1を基準画像データ(第1の画像データ)として読み出し、自己のモニタに表示する。そして、画像データA1を観察した操作者は、入力部8の境界指定部81において画像データA1の心内膜及び心外膜に対し複数の境界点を指定する。そして、この境界点の位置情報を境界指定部81から受信した輪郭データ設定部5の輪郭データ補間部51は、これらの境界点に対し補間処理を行なって心内膜及び心外膜に対する基準輪郭データを設定し、この基準輪郭データの情報をトラッキング処理部52に供給する(図9のステップS4)。
次に、画像データA1の心内膜及び心外膜に対する基準輪郭データの情報が輪郭データ補間部51から供給されたトラッキング処理部52は、基準輪郭データに対して所定間隔の関心点を設定し、これらの関心点の各々を中心とした相関領域を設定する。そして、この相関領域における画像データA1のテンプレートを第2の時相における画像データA2に対し相対的に移動させながら相互相関演算を行ない、相関値が最大となる関心点の移動方向及び移動距離をトラッキングする(図5参照)。このような関心点のトラッキングを画像データA1の基準輪郭データにおける関心点の各々に対して行ない、移動した関心点の位置座標に基づいて画像データA2における心内膜及び心外膜の輪郭データを設定する。
更に、画像データA1と画像データA3乃至ANに対し同様の相互相関演算によるパターンマッチング(トラッキング)を適用し、画像データA3乃至ANの心内膜及び心外膜に対する輪郭データを設定する(図9のステップS5)。そして、上述の手順によって設定された輪郭データは、画像データA2乃至ANと共に表示部7に供給されて重畳表示される。
表示部7において輪郭データが重畳表示された画像データA2乃至ANにおいて、輪郭データの近傍に他の臓器や他の部位からの反射超音波等に起因するノイズ成分が存在する場合、操作者は、このノイズ成分の大部分を含むノイズ領域を入力部8のノイズ領域指定部82において指定する。そして、この指定信号を受信した輪郭データ設定部5のノイズ領域設定部53は、画像データA2乃至ANの各々に対しノイズ領域を設定する(図9のステップS6)。
次に、操作者は、表示部7において上述のノイズ領域と輪郭データが表示されている画像データを検索し、輪郭データの一部がノイズ領域に含まれているか否かを判定する(図9のステップS7)。そして、ノイズ領域に輪郭データの1部が含まれている場合、操作者は、入力部8の輪郭削除指示部83においてノイズ領域における輪郭データを削除するための指示信号を入力する。
輪郭削除指示部83から前記指示信号を受信した輪郭データ設定部5の輪郭データ補間部51は、ノイズ領域における輪郭データを削除し、更に、残された周囲の輪郭データを用いた補間処理によって新たな輪郭データを設定する(図9のステップS8)。
このようなノイズ領域における輪郭データの削除と補間処理による新たな輪郭データの設定を輪郭データがノイズ領域含まれた第2の画像データの全てに対して繰り返し行なう(図9のステップS7乃至S8)。
次いで、パラメータ計測部6は、画像データA1(第1の画像データ)における基準輪郭データと新たに設定された輪郭データを含む画像データA2乃至AN(第2の画像データ)における輪郭データに基づいて画像データA1乃至ANにおける心臓壁厚を計測し(図9のステップS9)、更に、画像データA1乃至ANに付帯された心拍時相情報を読み出し、上述の心臓壁厚の計測結果を心拍時相情報に対応させて図形化することにより心臓壁厚の時間的変化を診断パラメータとして計測する(図9のステップS10)。
上述のステップS10において診断パラメータの計測が終了したならば、この計測結果は表示部7に供給され、所定の表示フォーマット(図8参照)によりモニタ上で静止画像あるいは動画像として表示される。但し、診断パラメータは表示部7において単独で表示されてもよいが、心内膜及び心外膜に対する輪郭データや補助線等が重畳された画像データA1乃至AN等と共に表示されてもよく、その表示方法は特に限定されない。
以上述べた本発明の第1の実施例によれば、被検体から時系列的に収集された画像データにおいて設定した心内膜及び心外膜の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測する際、乳頭筋や腱索等の他の臓器や他の部位からの反射超音波に起因する成分やサイドローブ及び多重反射に起因するアーチファクト成分、更には、電気的なノイズ成分等が前記画像データにおける心内膜及び心外膜の近傍に存在する場合においても正確な輪郭データを自動設定することができ、この輪郭データに基づいて診断パラメータを精度よく計測することが可能となる。
特に、ノイズ領域に含まれた輪郭データを削除し、ノイズ領域外に残された輪郭データを用いた補間処理によって新たな輪郭データを設定する際の判断は、超音波診断装置の操作者によって行なわれるため、常に正確な判断が行なわれる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。上述の第1の実施例では、自己の送受信部2、超音波プローブ3及び画像データ生成部4を用いて当該被検体の時系列的なBモード画像データを収集し、このBモード画像データの中から選択した所定期間の画像データに基づいて診断パラメータ(心臓壁厚の時間的変化)を計測する超音波診断装置について述べたが、以下に述べる第2の実施例では、別途設置された画像診断装置から供給される時系列的な画像データに基づいて各種診断パラメータを計測する診断パラメータ計測装置について述べる。
即ち、本実施例における画像データ表示装置では、ネットワーク等を介して画像診断装置から供給される時系列的な画像データの中から所定期間における複数の画像データを選択し、次いで、選択された画像データの中から更に選択した基準画像データ(第1の画像データ)における診断対象部位に対し基準輪郭データを設定する。そして、第1の画像データと他の心拍時相における複数の画像データ(第2の画像データ)とのパターンマッチングにより第2の画像データにおける診断対象部位に対し輪郭データを設定する。
次に、種々のアーチファクト成分やノイズ成分が混入した第2の画像データの診断対象部位に対しノイズ領域を設定し、このノイズ領域に含まれる輪郭データを削除すると共にノイズ領域外の輪郭データに基づく補間処理により新たな輪郭データを設定する。そして、補間処理後の輪郭データを用いて各心拍時相における診断対象部位の位置情報を計測し、更に、この位置情報の時間的変化を診断パラメータとして計測する。
尚、本実施例では、診断対象部位の位置情報の時間的変化を診断パラメータとして計測する場合について述べるが、これに限定されるものではない。
(装置の構成)
本実施例における診断パラメータ計測装置の構成につき図10のブロック図を用いて説明する。
図10に示した本実施例の診断パラメータ計測装置200は、別途設置された画像診断装置からネットワークあるいは記憶媒体を介して供給された当該被検体の時系列的な2次元あるいは3次元の画像データを保管する画像データ記憶部1と、前記画像データの中から選択された所定期間の画像データにおける診断対象部位に対し輪郭データを設定する輪郭データ設定部5aと、この輪郭データに基づいて前記所定期間における診断対象部位の時間的変化を診断パラメータとして計測するパラメータ計測部6aを備えている。
更に、診断パラメータ計測装置200は、画像データや輪郭データ、更には、診断パラメータ等を表示する表示部7aと、画像データにおける診断対象部位に対し境界点の指定やノイズ領域の指定、更には、ノイズ領域における輪郭データを削除するための指示等を行なう入力部8aと、上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部10aを備えている。
輪郭データ設定部5aは、輪郭データ補間部51aと、トラッキング処理部52aと、ノイズ領域設定部53aを備えている。
輪郭データ補間部51aは、画像データ記憶部1に保管されている当該被検体の所定期間における時系列的な画像データA1乃至ANの中から基準画像データ(第1の画像データ)を入力部8aからの選択信号に従って選択し、この基準画像データにおける診断対象部位に対し入力部8aの境界指定部81aが指定した複数の境界点を補間処理して基準輪郭データを設定する。
又、輪郭データ補間部51aは、第1の画像データと他の時相における複数枚の画像データ(第2の画像データ)とのパターンマッチング(トラッキング)によって設定された第2の画像データにおける診断対象部位の輪郭データの一部を入力部8aからの指示信号に従って削除し、残された周囲の輪郭データを用いた補間処理によって新たな輪郭データを設定する。
トラッキング処理部52aは、第2の画像データの各々と診断対象部位に対する基準輪郭データが設定された第1の画像データとのパターンマッチングにより第2の画像データにおける診断対象部位に対し輪郭データを設定する。一方、ノイズ領域設定部53aは、入力部8aのノイズ領域指定部82aから供給される指定信号に基づいて第2の画像データの各々に対しノイズ領域を設定する。
パラメータ計測部6aは、時系列的な画像データA1乃至ANの診断対象部位に対し新たに設定された輪郭データに基づいて診断対象部位の位置情報を計測する。そして、画像データA1乃至ANの各々において得られた診断対象部位の位置情報をこれらの画像データの時相に対応させて図形化することにより、位置情報の時間的変化を診断パラメータとして計測する。
表示部7aは、図示しない表示データ生成回路と変換回路とモニタを備えている。前記表示データ生成回路は、画像データ記憶部1における時系列的な画像データの中から選択された所定期間の画像データA1乃至ANに輪郭データ設定部5aの輪郭データ補間部51a及びトラッキング処理部52aが設定した診断対象部位の輪郭データや輪郭データ設定部5aのノイズ領域設定部53aが設定したノイズ領域データ等を重畳して表示用データを生成する。又、前記画像データA1乃至ANにパラメータ計測部6aが計測した診断パラメータの計測データを重畳して表示用データを生成する。そして、前記変換回路は、前記表示用データに対してD/A変換とテレビフォーマット変換を行ない前記モニタに表示する。
次に、入力部8aは、表示パネルやキーボード、各種スイッチ、選択ボタン、マウス等の入力デバイスを備えたインターラクティブなインターフェースであり、第1の画像データにおける診断対象部位に対し境界点を指定する境界指定部81aと、第2の画像データにおける診断対象部位の輪郭データに対しノイズ領域を指定するノイズ領域指定部82aと、ノイズ領域に含まれた輪郭データの削除を指示する輪郭削除指示部83aを備えている。又、入力部8aでは、基準輪郭データに対する関心点間隔や輪郭データに対する補助線本数の設定、所定期間における画像データA1乃至ANの選択、更には、各種コマンド信号の入力等も上述の入力デバイスや表示パネルを用いて行なわれる。
システム制御部10aは、図示しないCPUと記憶回路を備え、前記記憶回路には画像データ記憶部1に保存された時系列的な画像データの中から選択された所定期間の画像データA1乃至ANに関する情報や、入力部8aにて入力された選択/設定情報が保存される。そして、前記CPUは、上述の情報に基づいて診断パラメータ計測装置200の各ユニットを制御し時系列的な画像データA1乃至ANに基づく診断パラメータの計測を行なう。
尚、本実施例における診断パラメータの計測手順は、図9のフローチャートに示した第1の実施例の計測手順におけるステップS3乃至S10と略同様であるため説明を省略する。
以上述べた本発明の第2の実施例によれば、被検体から時系列的に収集された画像データにおいて設定した診断対象部位の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測する際、種々のアーチファクト成分や電気的なノイズ成分等が前記画像データにおける診断対象部位の近傍に存在する場合においても正確な輪郭データを設定することができ、この輪郭データに基づいて診断パラメータを精度よく計測することが可能となる。
特に、ノイズ領域に含まれた輪郭データを削除し、ノイズ領域外に残された輪郭データを用いた補間処理によって新たな輪郭データを設定する際の判断は、診断パラメータ計測装置の操作者によって行なわれるため、常に正確な判断が行なわれる。
更に、上述の第2の実施例における診断パラメータ計測装置は、別途設置された画像診断装置からネットワーク等を介して供給された時系列的な画像データに基づいて診断パラメータを計測することができるため、操作者は、時間や場所の制約をあまり受けることなく当該被検体に対する診断を効率よく行なうことが可能となる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、変形して実施することが可能である。例えば、上述の第1の実施例では、当該被検体から時系列的に収集されたBモード画像データに基づいて診断パラメータを計測する場合について述べたが、カラードップラ画像データ等の他の画像データに基づいて診断パラメータを計測してもよい。
又、診断パラメータは、心臓壁厚の時間的変化に限定されるものではなく、例えば、心臓壁の捻れ情報や僧坊弁等の運動情報、更には、心腔内面積の時間的変化等であってもよく、診断対象部位は心臓以外の臓器であっても構わない。更に、2次元画像データに設定された輪郭データに基づいて診断パラメータを計測する場合について述べたが、3次元画像データにおける輪郭データを用いても構わない。この場合、3次元画像データの収集は、振動素子が2次元配列された超音波プローブを用いることが望ましい。
一方、所定期間における時系列的な画像データA1乃至ANの中の画像データA1を第1の画像データ(基準画像データ)、画像データA2乃至ANを第2の画像データとしたが、画像データA2乃至ANの何れかを第1の画像データとして選択してもよい。又、診断パラメータは、心内膜及び心外膜に対する輪郭データや補助線等が重畳された画像データと共に表示してもよいが、単独で表示してもよく、その表示方法は特に限定されない。
更に、図4及び図6では、画像データに対して矩形のノイズ領域が設定される場合について述べたが他の形状を有したノイズ領域を設定してもよい。又、画像データA1乃至ANの期間は1心拍周期に限定されるものではなく、通常は、数心拍周期の画像データが用いられる。
一方、上述の第1の実施例及び第2の実施例では、基準画像データに対し入力部8(8a)の境界指定部81(81a)が指定する境界点、第2の画像データにおける輪郭データに対しノイズ領域指定部82(82a)が指定するノイズ領域、更には、このノイズ領域に含まれた輪郭データに対し輪郭削除指示部83(83a)が指示する輪郭データの削除等に関する情報は輪郭データ設定部5(5a)の各ユニットへ直接供給される場合について示したが、システム制御部10(10a)を介しこれらのユニットに供給してもよい。
又、補間処理法としてスプライン処理法を、又、トラッキング法としてパターンマッチング法を適用する場合について述べたが、他の補間処理法やトラッキング法を適用してもよい。
本発明の第1の実施例における超音波診断装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例の超音波診断装置が備える送受信部及び画像データ生成部の構成を示すブロック図。 同実施例の基準画像データに対する基準輪郭データの設定方法を説明するための図。 同実施例のノイズ領域における輪郭データの削除と補間処理による新たな輪郭データの設定を説明するための図。 同実施例における輪郭データのトラッキングを説明するための図。 同実施例の時系列的な画像データに対して設定されたノイズ領域を模式的に示す図。 同実施例における心臓壁厚の計測方法を示す図。 同実施例において計測される診断パラメータを模式的に示す図。 同実施例における診断パラメータの計測手順を示すフローチャート。 本発明の第2の実施例における診断パラメータ計測装置の全体構成を示すブロック図。
符号の説明
1…画像データ記憶部
2…送受信部
21…送信部
22…受信部
3…超音波プローブ
4…画像データ生成部
41…受信信号処理部
42…データ記憶部
5、5a…輪郭データ設定部
51、51a…輪郭データ補間部
52、52a…トラッキング処理部
53、53a…ノイズ領域設定部
6、6a…パラメータ計測部
7、7a…表示部
8、8a…入力部
81、81a…境界指定部
82、82a…ノイズ領域指定部
83、83a…輪郭削除指示部
9…生体信号計測部
10、10a…システム制御部
100…超音波診断装置
200…診断パラメータ計測装置

Claims (10)

  1. 被検体に対する超音波の送受信によって生成された2次元あるいは3次元の画像データにおける臓器の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測する超音波診断装置において、
    前記画像データに対しノイズ領域を設定するノイズ領域設定手段と、
    前記ノイズ領域に含まれた前記輪郭データの一部を削除し、残された前記輪郭データに基づく補間処理により前記画像データに対して新たな輪郭データを設定する輪郭データ補間手段と、
    補間処理後の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測するパラメータ計測手段とを
    備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. ノイズ領域指定手段を備え、前記ノイズ領域設定手段は、前記ノイズ領域指定手段が指定した前記画像データのノイズ成分に対し前記ノイズ領域を設定することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  3. トラッキング処理手段を備え、前記トラッキング処理手段は、前記被検体に対して得られた時系列的な複数の前記画像データの中から選択され基準輪郭データが設定された所定時相における第1の画像データと他の時相における第2の画像データとのトラッキング処理により、前記第2の画像データに対して前記輪郭データを設定することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  4. 前記トラッキング処理手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとのパターンマッチングにより前記第2の画像データに対して前記輪郭データを設定することを特徴とする請求項3記載の超音波診断装置。
  5. 境界指定手段を備え、前記輪郭データ補間手段は、前記第1の画像データにおける臓器の境界に対し前記境界指定手段が指定した複数の境界点を補間処理し前記基準輪郭データを設定することを特徴とする請求項3記載の超音波診断装置。
  6. 輪郭削除指示手段を備え、前記輪郭データ補間手段は、前記輪郭削除指示手段によって指示された前記画像データの前記ノイズ領域に含まれた輪郭データの一部を削除することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  7. 前記パラメータ計測手段は、前記画像データの心内膜及び心外膜に対する前記補間処理後の輪郭データに基づいて心臓壁厚の時間的変化を前記診断パラメータとして計測することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  8. 被検体から収集された2次元あるいは3次元の画像データにおける臓器の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測する診断パラメータ計測装置において、
    前記画像データに対しノイズ領域を設定するノイズ領域設定手段と、
    前記ノイズ領域に含まれた前記輪郭データの一部を削除し、残された前記輪郭データに基づく補間処理により前記画像データに対して新たな輪郭データを設定する輪郭データ補間手段と、
    補間処理後の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測するパラメータ計測手段とを
    備えたことを特徴とする診断パラメータ計測装置。
  9. 被検体に対し2次元あるいは3次元の画像データを生成するステップと、
    前記画像データにおける臓器の境界に対して輪郭データを設定するステップと、
    前記画像データに対しノイズ領域を設定するステップと、
    前記ノイズ領域に含まれた前記輪郭データの一部を削除するステップと、
    残された前記輪郭データを用いた補間処理により前記画像データに対して新たな輪郭データを設定するステップと、
    補間処理後の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測するステップとを
    有することを特徴とする診断パラメータ計測方法。
  10. 被検体に対し時系列的な複数の2次元あるいは3次元の画像データを生成するステップと、
    前記画像データの中から選択した所定時相の第1の画像データに対し基準輪郭データを設定するステップと、
    前記第1の画像データと他の時相における第2の画像データとのトラッキング処理により、前記第2の画像データに対し輪郭データを設定するステップと、
    前記第2の画像データに対しノイズ領域を設定するステップと、
    前記ノイズ領域に含まれた前記輪郭データの一部を削除するステップと、
    残された前記輪郭データに基づく補間処理により前記第2の画像データに対して新たな輪郭データを設定するステップと、
    補間処理後の輪郭データに基づいて診断パラメータを計測するステップとを
    有することを特徴とする診断パラメータ計測方法。
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