JP2008072677A - 携帯通信端末 - Google Patents
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【課題】 音漏れを軽減した携帯通信端末を提供する。
【解決手段】 携帯電話機は、スピーカ11,12から音を出力する音声出力部51と、マイクロフォン13が集音した音声が入力される音声入力部55と、マイクロフォン13で集音した音とスピーカ11,12から出力した音とが類似しているか否かを判断する類似判断部53と、類似判断部53により類似していると判断された場合、スピーカ11,12から出力する音の音量を低減させる音量調整部57とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】 携帯電話機は、スピーカ11,12から音を出力する音声出力部51と、マイクロフォン13が集音した音声が入力される音声入力部55と、マイクロフォン13で集音した音とスピーカ11,12から出力した音とが類似しているか否かを判断する類似判断部53と、類似判断部53により類似していると判断された場合、スピーカ11,12から出力する音の音量を低減させる音量調整部57とを備える。
【選択図】 図3
Description
この発明は、携帯通信端末に関し、特にスピーカから出力される音が漏れるのを防止した携帯通信端末に関する。
携帯電話機は、通話の際に用いられるスピーカを備えている。携帯電話機で通話したり、ダウンロードした楽曲やラジオ音声などを聞いたりする場合に、このスピーカから音が出力される。また、通話の際に用いられるスピーカとは別に設けられたスピーカを備える携帯電話機があり、この別に設けられたスピーカから音を出力する場合もある。電車の車両内などの公共の場所でこの携帯電話機を用いて、通話したり、楽曲の再生またはラジオの音声を聞いたりする場合、耳にスピーカを押し当てれば耳とスピーカとの間から漏れる音量は小さくなり、周囲に音が聞こえないようにすることができる。音が漏れたとしても少量なので、周囲に与える影響が小さい。しかしながら、スピーカを耳から離して間隔が空くと、そこから漏れる音量が大きくなってしまう。一方、携帯電話機にイヤホンを接続すれば、スピーカに代えてそのイヤホンで音を聞くことができ、音漏れを防止することができるが、イヤホンを持ち歩かなければならず煩わしい。
さらに、特開平6−6156号公報(特許文献1)には、環境雑音のレベルに応じて音量を自動調整する技術が知られている。しかしながら、周囲の音に、スピーカから出力される音が含まれる場合があり、スピーカから出る音によって音量が自動調整されてしまうといった問題がある。
特開平6−6156号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、音漏れを軽減した携帯通信端末を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、携帯通信端末は、スピーカから音を出力する出力手段と、音を集音するマイクロフォンと、マイクロフォンで集音した音とスピーカから出力した音とが類似しているか否かを判断する類似判断手段と、類似判断手段により類似していると判断された場合、スピーカから出力する音の音量を低減させる音量制御手段とを備える。
この局面に従えば、マイクロフォンで集音した音と、スピーカから出力した音が類似している場合、スピーカから出力する音の音量が低減される。スピーカから出力された音がマイクロフォンで集音されない間は音量が低減されないが、スピーカから出力された音がマイクロフォンで集音されると音量が低減される。このため、スピーカを耳に押し当てている間は、音が漏れないので所定の音量で音を聞くことができ、スピーカを耳から離すとスピーカから出力する音の音量を低減することができる。その結果、音漏れを軽減した携帯通信端末を提供することができる。
好ましくは、類似判断手段は、マイクロフォンで集音した音の所定周波数の音量と、スピーカから出力した音の所定周波数の音量とを、所定時間比較する比較手段を含む。
好ましくは、類似判断手段は、マイクロフォンで集音した所定の周波数帯の音量が第1のしきい値を超える場合に真を出力し、第2のしきい値以下の場合に偽を出力する第1判定手段と、スピーカから出力した所定の周波数帯の音量が第2のしきい値を超える場合に真を出力し、第2のしきい値以下の場合に偽をする第2判定手段と、第1判定手段の出力と第2判定手段の出力との排他的論理和を出力する排他的論理和算出手段と、排他的論理和算出手段が所定時間当たりに真を出力する時間の割合が、所定の値以下ならばマイクロフォンで集音した音とスピーカから出力した音とが類似していると判断する期間類似判断手段とを含む。
この局面に従えば、マイクロフォンで集音した所定の周波数帯の音量が第1のしきい値を超えるが、スピーカから出力した所定の周波数帯の音量が第2のしきい値を超えない時と、マイクロフォンで集音した所定の周波数帯の音量が第1のしきい値を超えないが、スピーカから出力した所定の周波数帯の音量が第2のしきい値を超える時との所定期間に占める割合が、所定の値以下ならば、2つの音が類似していると判断する。このため、2つの音の音量だけから類似しているか否かを判断するので、スピーカから出力された音がマイクロフォンで集音されたか否かを容易に判断することができる。
好ましくは、類似判断手段は、マイクロフォンで集音した音の音量とスピーカから出力した音の音量とを複数の周波数帯それぞれで判断する複数の周波数帯別比較手段と、複数の周波数帯別比較手段による複数の比較結果に基づいて、マイクロフォンで集音した音とスピーカから出力した音とが全体として類似しているか否かを判断する全体判断手段と、を含む。
好ましくは、類似判断手段は、マイクロフォンで集音した音とスピーカから出力した音とが類似しているか否かを複数の周波数帯それぞれで判断する複数の周波数帯別比較手段と、複数の周波数帯別比較手段のうちの所定数においてマイクロフォンで集音した音とスピーカから出力した音とが類似していると判断された場合に、マイクロフォンで集音した音とスピーカから出力した音とが全体として類似していると判断する全体判断手段とを含み、複数の周波数帯別比較手段それぞれは、マイクロフォンで集音した複数の周波数帯のうちの比較対象周波数帯の音量が第1のしきい値を超える場合に真を出力し、第1のしきい値以下の場合に偽を出力する第1判定手段と、スピーカから出力した比較対象周波数帯の音量が第2のしきい値を超える場合に真を出力し、第2のしきい値以下の場合に偽を出力する第2判定手段と、第1判定手段の出力と第2判定手段との否定排他的論理和を出力する否定排他的論理和算出手段とを含み、全体判断手段は、複数の周波数帯別比較手段それぞれの排他的論理和算出手段が真を出力する場合、比較対象周波数帯においてマイクロフォンで集音した音とスピーカから出力した音とが類似していると判断する。
この局面に従えば、マイクロフォンで集音した比較対象周波数帯の音量が第1のしきい値を超え、かつ、スピーカから出力した比較対象周波数帯の音量が第2のしきい値を超える場合、または、マイクロフォンで集音した比較対象周波数帯の音量が第1のしきい値を超えることなく、かつ、スピーカから出力した比較対象周波数帯の音量が第2のしきい値を超えない場合、比較対象周波数帯において2つの音が類似していると判断する。そして、2つの音が類似していると判断された比較対象周波数帯が所定数を超えると、2つの音が全体として類似していると判断する。このため、2つの音を比較する時点で、2つの音が類似していると判断することができる。
好ましくは、類似判断手段は、マイクロフォンで集音した音およびスピーカから出力した音それぞれの音量の周波数分布を比較する周波数分布比較手段を含む。
この発明に従えば、マイクロフォンで集音した音およびスピーカから出力した音それぞれの音量の周波数分布を比較するので、2つの音が類似しているか否かを正確に判断することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の一つにおける携帯電話の外観を示す斜視図である。図1(A)は、オープンスタイルの状態にある携帯電話の外観を示し、図1(B)はクローズスタイルの状態にある携帯電話の外観を示す。図1(A)および図1(B)を参照して、携帯電話機1は、操作側部3と、表示側部2とを含む。操作側部3は、テンキーおよび通話キー等を含む操作キー14と、マイクロフォン13とが内側面に配置される。表示側部2は、液晶表示装置(LCD)15と、レシーバを構成する第1スピーカ11と、カメラ24とが内側面に配置され、第2スピーカ12が外側面に配置される。なお、ここでは携帯電話機1がLCD15を備える例を示すが、LCD15に代えて、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイを用いてもよい。操作側部3と表示側部2とは、ヒンジ機構で回転可能に連結され、操作側部3と表示側部2とは開閉自在である。携帯電話機1を折りたたんで、操作側部3と表示側部2とが閉状態にあるときの携帯電話機1の状態がクローズスタイルであり、携帯電話機1を開いて、操作側部3と表示側部2とが開状態にあるときの携帯電話機1の状態がオープンスタイルである。
本実施の形態における携帯電話機1は、オープンスタイルまたはクローズスタイルのいずれにおいても、通話または音楽の再生が可能である。オープンスタイルの場合、第1スピーカ11から音を出力し、クローズスタイルの場合、第2スピーカ12から音を出力する。なお、オープンスタイルの状態で、第2スピーカ12から音を出力することも可能である。第1スピーカ11および第2スピーカ12の大きさは、それに耳を押し当てて携帯電話機1を使用する場合、音漏れがしないように調整される。
図2は、本実施の形態における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。図2を参照して、携帯電話機1は、携帯電話機1の全体を制御するための制御部21と、アンテナ22Aと接続された無線回路22と、音声データを符号化または復号するためのコーデック部23と、音声データを処理し音量を制御するための音量制御部28と、音量制御部28の出力を第1スピーカ11および第2スピーカ12のいずれかに切換えるための切換部29と、カメラ24と、ユーザの操作の入力を受付ける操作部25と、振動部26と、LCD15の表示を制御するための表示制御部30と、制御部21で実行するプログラム等を記憶するためのフラッシュROM(Read Only Memory)31と、制御部21の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)32と、カードインターフェース(I/F)27と、を含む。
無線回路22は、制御部21により制御され、無線基地局と通信する。具体的には、アンテナ22Aにより受信された無線信号が入力され、無線信号を復調した音声信号をコーデック部23に出力する。また、無線回路22は、コーデック部23から音声信号が入力され、音声信号を変調した無線信号をアンテナ22Aに出力する。コーデック部23は、無線回路22から入力される音声信号を復号し、復号したデジタルの音声信号をアナログに変換し、音量制御部28に出力する。また、コーデック部23は、音量制御部28からアナログの音声信号が入力され、音声信号をデジタルに変換し、符号化し、そして符号化した音声信号を無線回路22に出力する。また、無線回路22は、インターネットに接続されたコンピュータと通信可能である。
操作部25は、操作キー14を含む。操作キー14は、ユーザによる操作の入力を受け付け、受け付けた操作を制御部21に出力する。
制御部21は、無線回路22を介してインターネットに接続されたコンピュータからプログラムまたは音楽データをダウンロードすることが可能であり、ダウンロードしたプログラムまたは音楽データを、フラッシュROM31に記憶する。また、制御部21は、音楽データを再生するプログラムをフラッシュROM31から読み出し、実行することにより、音楽データを再生し、音声信号を音量制御部28に出力する。
音量制御部28は、マイクロフォン13と接続され、マイクロフォン13が集音して出力するアナログの音声信号が入力される。音量制御部28は、制御部21が音楽データを再生する場合、制御部21から音声信号が入力され,制御部21から入力される音声信号を、切換部29に出力する。また、音量制御部28は、携帯電話機1が通話状態にあるとき、コーデック部23から音声データが入力され,制御部21から入力される音楽データを、切換部29に出力し、マイクロフォン13から入力される音声信号をコーデック部23に出力する。
切換部29は、制御部21により制御され、音量制御部28から入力される音声信号を第1スピーカ11および第2スピーカ12のいずれかに出力する。制御部21が音楽データを再生している場合、制御部21は、ユーザにより操作部25の操作キー14に入力される切換指示に従って、切換部29を第1スピーカ11または第2スピーカ12のいずれかに切り換える。また、携帯電話機1が通話状態にあるとき、音量制御部28には、コーデック部23から音声信号が入力される。携帯電話機1が通話状態にあり、かつ、ハンズフリーモードであれば、切換部29は、音量制御部28から受け付けた音声信号を第2スピーカ12に出力し、携帯電話機1がハンズフリーモードでなければ、音量制御部28から受け付けた音声信号を第1スピーカ11に出力する。ユーザにより操作部25の操作キー14に入力されるハンズフリーモードの設定指示に従って、携帯電話機1がハンズフリーモードに設定される。また、携帯電話機1がオープンスタイルで通話状態のときハンズフリーモードに設定されていなくても、携帯電話機1の状態がクローズスタイルに変化すると、制御部21は、ハンズフリーモードに設定する。このため、切換部29は、携帯電話機1がオープンスタイルで通話状態のときハンズフリーモードに設定されていなければ、音量制御部28から受け付けた音声信号を第1スピーカ11に出力するが、携帯電話機1の状態がクローズスタイルに変化すると音量制御部28から受け付けた音声信号を第2スピーカ12に出力する。
音量制御部28は、切換部29を介して第1スピーカ11および第2スピーカ12のいずれかと接続され、第1スピーカ11または第2スピーカ12に出力する音声信号の音量を制御する。音量制御部28は、ユーザにより操作部25の操作キー14に入力される音量設定に従って定まる音量の音声信号を、切換部29を介して第1スピーカ11または第2スピーカ12に出力するが、音量制御部28が切換部29に出力する音声信号の音量と、マイクロフォン13から入力される音声信号の音量とに基づいて、音量制御部28が切換部29に出力する音声信号の音量を制御する。これについては、後で詳細に説明する。
表示制御部30は、制御部21により制御され、制御部21から入力される指示に従ってLCD16を制御して、LCD16に画像を表示させる。LCD16に表示させる画像は、動画像と静止画像とを含む。
カードI/F27には、着脱可能なフラッシュメモリ27Aが装着される。制御部21は、カードI/F27を介して、フラッシュメモリ27Aにアクセスが可能である。なお、ここでは制御部21で実行するための音漏防止プログラムをフラッシュROM31に記憶しておく例を説明するが、音漏防止プログラムをフラッシュメモリ27Aに記憶しておき、フラッシュメモリ27Aから音漏防止プログラムを読み出して、制御部21で実行するようにしてもよい。音漏防止プログラムを記憶する記録媒体としては、フラッシュメモリ27Aに限らず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−ROM)/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ等でもよい。また、制御部21が、無線回路22を介してインターネットに接続されたコンピュータから音漏防止プログラムをダウンロードし、その音漏防止プログラムを実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、制御部21により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
カメラ24は、レンズおよびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の光電変換素子を備え、レンズで集光した光をCMOSセンサに結像し、CMOSセンサは受光した光を光電変換して画像データを制御部21に出力する。カメラ24は、制御部21により制御され、制御部21からの指示により撮像を開始して、得られる静止画データまたは動画データを制御部21に出力する。制御部21は、カメラ24が出力する静止画データまたは動画データを表示制御部30に出力し、LCD16に表示させる、または、圧縮符号化方式で静止画データまたは動画データを符号化して、フラッシュROM31またはカードI/F27に装着されたフラッシュメモリ27Aに記憶する。
図3は、音量制御部の機能の概要を示す機能ブロック図である。図3を参照して、音量制御部28は、コーデック部23または制御部21と接続された音声出力部51と、マイクロフォン13と接続された音声入力部55と、類似判断部53と、音声出力部51および切換部29と接続された音量調整部57とを含む。
音声出力部51は、コーデック部23または制御部21から音声信号が入力され、入力された音声信号を増幅して音量調整部57および類似判断部53に出力する。音声出力部51は、制御部21からの指示に従って、ユーザにより設定された音量に音声信号を増幅する。音声入力部55は、マイクロフォン13から音声信号が入力され、マイクロフォン13から入力された音声信号を類似判断部53に出力する。なお、携帯電話機1が通話状態にあるとき、音声入力部55は、マイクロフォン13から入力された音声信号をコーデック部23にも出力する。
類似判断部53は、音声出力部51から入力される音声信号と音声入力部55から入力される音声信号とが類似するか否かを判断する。類似判断部53は、音声出力部51から入力される音声信号と音声入力部55から入力される音声信号とが類似すると判断した場合、音量調整部57に音量を減少させるための制御信号を出力する。
音量調整部57は、切換部29を介して第1スピーカ11または第2スピーカ12と接続され、音声出力部51から入力される音声信号の音量を調整する。音量調整部57は、類似判断部53から制御信号が入力される前の段階では、音声出力部51から入力される音声信号を第1スピーカ11または第2スピーカ12に出力する。その後、音量調整部57は、類似判断部53から音量を減少させるための制御信号が入力されると、切換部29を介して第1スピーカ11または第2スピーカ12に出力する音声信号の音量を減少させる。音量調整部57は、制御信号が入力されると、音声出力部51から入力される音声信号の音量を予め定められた音量に下げて、切換部29を介して第1スピーカ11または第2スピーカ12に出力する。また、複数の音量レベルを予め設定しておき、制御信号が入力されるごとに、1段階ずつ音量レベルを下げるようにしてもよい。
図4は、類似判断部の詳細な機能を示す機能ブロック図である。類似判断部53は、音声出力部51から音声信号が入力される第1判定部61と、音声入力部55から音声信号が入力される第2判定部62と、第1判定部61の出力と第2判定部62の出力との排他的論理和を演算する排他的論理和演算部63と、排他的論理和演算部63の出力に基づいて音声出力部51から入力される音声信号と音声入力部55から入力される音声信号とが類似しているか否かを判断する期間類似判断部64とを含む。
第1判定部61は、音声出力部51から音声信号が入力される。換言すれば、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号が入力される。第1判定部61は、音声出力部51から入力される音声信号の所定の周波数帯の音量を、予め定めた第1しきい値と比較し、音量が第1しきい値を超えるならば真「1」となり、音量が第1しきい値を超えなければ偽「0」となる第1論理信号を排他的論理和演算部63に出力する。所定の周波数帯は、音声入力部55から入力される音声信号の周波数分布でピーク値となる周波数成分とすればよい。
第2判定部62は、音声入力部55から音声信号が入力される。換言すれば、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号が入力される。第2判定部62は、音声入力部55から入力される音声信号の所定の周波数帯の音量を、予め定めた第2しきい値と比較し、音量が第2しきい値を超えるならば真「1」となり、音量が第2しきい値を超えなければ偽「0」となる第2論理信号を排他的論理和演算部63に出力する。第2判定部62が処理対象とする音声信号の所定の周波数帯は、第1判定部62が処理対象とした周波数帯と同じである。
排他的論理和演算部63は、第1判定部61から入力される第1論理信号と第2判定部62から入力される第2論理信号との排他的論理和を演算し、論理信号を期間類似判断部64に出力する。
期間類似判断部64は、排他的論理和演算部63が出力する論理信号を所定期間記憶し、所定期間において排他的論理和の論理信号が真「1」となる期間の割合を求める。期間類似判断部64は、所定期間において排他的論理和の論理信号が真「1」となる期間の割合が、予め定めた所定の値以下ならば、音量を減少させるための制御信号を出力する。排他的論理和が真「1」の場合、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号とが、所定の周波数で異なる確率が高い。換言すれば、スピーカ11またはスピーカ12から出力された音声が、マイクロフォン13で集音されていない確率が高い。このため、期間類似判断部64は、所定期間において、2つの音声信号が異なる期間の割合(排他的論理和の論理信号が真「1」となる期間の割合)が所定の値よりも小さくなれば、スピーカ11またはスピーカ12から出力された音声が、マイクロフォン13で集音していると判断し、音量を減少させるための制御信号を出力する。
図5(A)は、第1判定部が出力する論理信号の一例を示す第1の図である。図5(B)は、第2判定部が出力する論理信号の一例を示す第1の図である。ここでは、マイクロフォン13がスピーカ11またはスピーカ12から出力された音を集音しない場合における例を示している。図5(C)は、排他的論理和演算部が出力する論理信号の一例を示す第1の図である。期間Tにおいて、排他的論理和演算部63が出力する論理信号が真「1」となる期間の割合は、約70%となっている。
図6(A)は、第1判定部が出力する論理信号の一例を示す第2の図である。図6(A)に示す論理信号は、図5(A)に示す論理信号と同じである。図6(B)は、第2判定部が出力する論理信号の一例を示す第2の図である。ここでは、マイクロフォン13がスピーカ11またはスピーカ12から出力された音を集音する場合における例を示している。図5(C)は、排他的論理和演算部が出力する論理信号の一例を示す第2の図である。期間Tにおいて、排他的論理和演算部63が出力する論理信号が真「1」となる期間の割合は、約20%となっている。
このように、排他的論理和演算部63が出力する論理信号が真「1」となる期間の割合は、マイクロフォン13がスピーカ11またはスピーカ12から出力された音を集音しない場合と、集音する場合とで、大きな違いがある。この違いを検出することにより、マイクロフォン13がスピーカ11またはスピーカ12から出力された音を集音しているか否かを判断することができる。
以上説明したように、本実施の形態における携帯電話機1は、マイクロフォン13が、スピーカ11またはスピーカ12から出力された音を集音していると判断すると、スピーカ11またはスピーカ12から出力する音量を低下させるので、音漏れを防止することができる。
<類似判断部の第1の変形例>
第1の変形例における類似判断部53Aは、第1〜第N(Nは2以上の整数)のN個の周波数帯それぞれにおいて、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号とが類似しているか否かを判断する。
第1の変形例における類似判断部53Aは、第1〜第N(Nは2以上の整数)のN個の周波数帯それぞれにおいて、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号とが類似しているか否かを判断する。
図7は、第1の変形例における類似判断部の詳細な機能を示す機能ブロック部である。図7を参照して、第1の変形例における類似判断部53Aは、第1周波数帯で2つの音声信号を比較するための第1周波数帯比較部71−1と、第2周波数帯で2つの音声信号を比較するための第2周波数帯比較部71−2と、…、第N周波数帯で2つの音声信号を比較するための第2周波数帯比較部71−Nと、全体類似判断部72とを含む。
第1〜第N周波数帯比較部71−1〜71−Nは、処理対象とする周波数帯が異なるのみで、その機能は同じなので、ここでは、第1周波数帯比較部71−1を例に説明する。図8は、第1周波数帯比較部の機能を示す機能ブロック部である。図8を参照して、第1周波数帯比較部71−1は、音声出力部51から音声信号が入力される第1周波数帯別判定部61Aと、音声入力部55から音声信号が入力される第2周波数帯別判定部62Aと、第1周波数帯別判定部61Aの出力と第2周波数帯別判定部62Aの出力との否定排他的論理和を演算する否定排他的論理和演算部81と、を含む。
第1周波数帯別判定部61Aは、音声出力部51から音声信号が入力される。換言すれば、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号が入力される。第1周波数帯別判定部61Aは、音声出力部51から入力される音声信号の第1周波数帯の音量を、予め定めた第1しきい値と比較し、音量が第1しきい値を超えるならば真「1」となり、音量が第1しきい値を超えなければ偽「0」となる論理信号を否定排他的論理和演算部81に出力する。
第2周波数帯別判定部62Aは、音声入力部55から音声信号が入力される。換言すれば、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号が入力される。第2周波数帯別判定部62Aは、音声入力部55から入力される音声信号の第1周波数帯の音量を、予め定めた第2しきい値と比較し、音量が第2しきい値を超えるならば真「1」となり、音量が第2しきい値を超えなければ偽「0」となる論理信号を排他的論理和演算部63に出力する。
否定排他的論理和演算部81は、第1周波数帯別判定部61Aから入力される論理信号と第2周波数帯別判定部62Aから入力される論理信号との否定排他的論理和を演算し、論理信号を全体類似判断部72に出力する。
否定排他的論理和演算部81が出力する論理信号が真「1」となる場合、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号との間で、第1周波数帯において類似している確率が高い。
図7に戻って、全体類似判断部72は、第1〜第N周波数帯比較部71−1〜71−Nそれぞれの否定排他的論理和演算部81から論理信号が入力される。全体類似判断部72は、第1〜第N周波数帯比較部71−1〜71−Nの所定数から論理信号が「1」が入力される場合、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号とが類似していると判断し、音量を減少させるための制御信号を音量調整部57に出力する。
上述した類似判断部53に比較して、複数の周波数帯においてスピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号とが類似しているか否かを判断するので、より正確に判断することができる。
<類似判断部の第2の変形例>
図9は、第2の変形例における類似判断部53の機能の概要を示す機能ブロック図である。第2の変形例における類似判断部53Bは、図7に示した第1の変形例における類似判断部53Aにおいて、第1〜第N周波数帯比較部71−1〜71−Nを変形したものである。図9を参照して、第2の変形例における類似判断部53Bは、第1周波数帯で2つの音声信号を比較するための第1周波数帯比較部71A−1と、第2周波数帯で2つの音声信号を比較するための第2周波数帯比較部71A−2と、…、第N周波数帯で2つの音声信号を比較するための第2周波数帯比較部71A−Nと、全体類似判断部72Aとを含む。
図9は、第2の変形例における類似判断部53の機能の概要を示す機能ブロック図である。第2の変形例における類似判断部53Bは、図7に示した第1の変形例における類似判断部53Aにおいて、第1〜第N周波数帯比較部71−1〜71−Nを変形したものである。図9を参照して、第2の変形例における類似判断部53Bは、第1周波数帯で2つの音声信号を比較するための第1周波数帯比較部71A−1と、第2周波数帯で2つの音声信号を比較するための第2周波数帯比較部71A−2と、…、第N周波数帯で2つの音声信号を比較するための第2周波数帯比較部71A−Nと、全体類似判断部72Aとを含む。
第1〜第N周波数帯比較部71A−1〜71A−Nは、処理対象とする周波数帯が異なるのみで、その機能は同じなので、ここでは、第1周波数帯比較部71A−1を例に説明する。図10は、第2の変形例における第1周波数帯比較部の機能を示す機能ブロック部である。図10を参照して、第2の変形例における第1周波数帯比較部71A−1は、音声出力部51から音声信号が入力される第1周波数帯別判定部61Aと、音声入力部55から音声信号が入力される第2周波数帯別判定部62Aと、第1周波数帯別判定部61Aの出力と第2周波数帯別判定部62Aの出力との排他的論理和を演算する排他的論理和演算部63と、期間類似判断部64Aと、を含む。
期間類似判断部64Aは、排他的論理和演算部63が出力する論理信号を所定期間記憶し、所定期間において排他的論理和の論理信号が真「1」となる期間の割合を求める。期間類似判断部64Aは、所定期間において排他的論理和の論理信号が真「1」となる期間の割合が、予め定めた所定の値以下ならば真「1」を出力し、そうでなければ偽「0」を出力する。排他的論理和が真「1」の場合、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号とが第1周波数帯において異なる可能性が高い。このため、期間類似判断部64Aが真「1」を出力する場合は、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号とが、第1周波数帯において類似していることを示す。
全体類似判断部72Aは、第1〜第N周波数帯比較部71A−1〜71A−Nそれぞれの期間類似判断部64Aから論理信号が入力される。全体類似判断部72Aは、第1〜第N周波数帯比較部71A−1〜71A−Nの所定数から論理信号が「1」が入力される場合、換言すれば、第1〜第N周波数帯比較部71A−1〜71−A−Nのうちの論理信号が「1」を出力するものが所定の割合である場合、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号とが類似していると判断し、音量を減少させるための制御信号を音量調整部57に出力する。
上述した第1の変形例における類似判断部53Aに比較して、音量の時間的な変化が判断されるので、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号とが類似しているか否かをより正確に判断することができる。
<類似判断部の第3の変形例>
第3の変形例における類似判断部53Cは、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号の周波数分布と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号の周波数分布とを比較し、両者が類似するか否かを判断し、両者が類似すれば音量を減少させるための制御信号を音量調整部57に出力する。類似するか否かの判断は、例えば、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号に対して基準となる音量を定めておき、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号の複数の周波数毎の音量の基準となる音量に対する比率を算出しておく。次に、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号に対して基準となる音量を定めておき、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号の複数の周波数毎の音量の基準となる音量に対する比率を算出する。そして、両音声信号間で、複数の周波数毎に基準となる音量からの比率が近似しているか否かを判断する。複数の周波数のうち所定の割合の周波数で、比率が近似していれば、両者が類似していると判断する。
第3の変形例における類似判断部53Cは、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号の周波数分布と、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号の周波数分布とを比較し、両者が類似するか否かを判断し、両者が類似すれば音量を減少させるための制御信号を音量調整部57に出力する。類似するか否かの判断は、例えば、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号に対して基準となる音量を定めておき、スピーカ11またはスピーカ12から出力するための音声信号の複数の周波数毎の音量の基準となる音量に対する比率を算出しておく。次に、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号に対して基準となる音量を定めておき、マイクロフォン13が集音して出力する音声信号の複数の周波数毎の音量の基準となる音量に対する比率を算出する。そして、両音声信号間で、複数の周波数毎に基準となる音量からの比率が近似しているか否かを判断する。複数の周波数のうち所定の割合の周波数で、比率が近似していれば、両者が類似していると判断する。
なお、上述した実施の形態においては、携帯通信端末の一例として携帯電話機1を説明したが、携帯電話機1の制御部21に図3、図4、図7〜図10に示した機能を実行させるための音漏防止方法または音漏防止プログラムとして発明を捉えることができるのは、言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記判断手段は、前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似しているか否かを複数の周波数帯それぞれで判断する複数の周波数帯別比較手段と、
前記複数の周波数帯別比較手段のうちの所定数において前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似していると判断された場合に、前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが全体として類似していると判断する全体判断手段とを含み、
前記複数の周波数帯別比較手段それぞれは、前記マイクロフォンで集音した所定の周波数帯の音量が第1のしきい値を超える場合に真を出力する第1判定手段と、
前記スピーカから出力した前記所定の周波数帯の音量が第2のしきい値を超える場合に真を出力する第2判定手段と、
前記第1判定手段の出力と第2判定手段の出力との排他的論理和を出力する排他的論理和算出手段と、
前記排他的論理和算出手段が所定時間当たりに真を出力する時間の割合が、所定の値以下ならば前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似していると判断する期間類似判断手段とを含む、請求項1に記載の携帯通信端末。
(2) 携帯通信端末で実行される音漏防止方法であって、
前記マイクロフォンで集音した音と、前記スピーカから出力した音が類似しているか否かを判断するステップと、
前記判断ステップにより類似していると判断された場合、前記スピーカから出力する音の音量を低減させるステップと、を携帯通信端末に実行させる音漏防止方法。
(3) 携帯通信端末で実行される音漏防止プログラムであって、
前記マイクロフォンで集音した音と、前記スピーカから出力した音が類似しているか否かを判断するステップと、
前記判断ステップにより類似していると判断された場合、前記スピーカから出力する音の音量を低減させるステップと、を携帯通信端末に実行させる音漏防止プログラム。
(1) 前記判断手段は、前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似しているか否かを複数の周波数帯それぞれで判断する複数の周波数帯別比較手段と、
前記複数の周波数帯別比較手段のうちの所定数において前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似していると判断された場合に、前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが全体として類似していると判断する全体判断手段とを含み、
前記複数の周波数帯別比較手段それぞれは、前記マイクロフォンで集音した所定の周波数帯の音量が第1のしきい値を超える場合に真を出力する第1判定手段と、
前記スピーカから出力した前記所定の周波数帯の音量が第2のしきい値を超える場合に真を出力する第2判定手段と、
前記第1判定手段の出力と第2判定手段の出力との排他的論理和を出力する排他的論理和算出手段と、
前記排他的論理和算出手段が所定時間当たりに真を出力する時間の割合が、所定の値以下ならば前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似していると判断する期間類似判断手段とを含む、請求項1に記載の携帯通信端末。
(2) 携帯通信端末で実行される音漏防止方法であって、
前記マイクロフォンで集音した音と、前記スピーカから出力した音が類似しているか否かを判断するステップと、
前記判断ステップにより類似していると判断された場合、前記スピーカから出力する音の音量を低減させるステップと、を携帯通信端末に実行させる音漏防止方法。
(3) 携帯通信端末で実行される音漏防止プログラムであって、
前記マイクロフォンで集音した音と、前記スピーカから出力した音が類似しているか否かを判断するステップと、
前記判断ステップにより類似していると判断された場合、前記スピーカから出力する音の音量を低減させるステップと、を携帯通信端末に実行させる音漏防止プログラム。
1 携帯電話機、2 表示側部、3 操作側部、11 第1スピーカ、12 第2スピーカ、13 マイクロフォン、14 操作キー、21 制御部、22 無線回路、22A アンテナ、23 コーデック部、24 カメラ、25 操作部、26 振動部、27 カードI/F、27A フラッシュメモリ、28 音量制御部、29 切換部、30 表示制御部、31 フラッシュROM、32 RAM、51 音声出力部、53,53A 類似判断部、55 音声入力部、57 音量調整部、61,61A 第1判定部、62,62A 第2判定部、63 排他的論理和演算部、64 期間類似判断部、71 周波数帯比較部、72 全体類似判断部、81 否定排他的論理和演算部。
Claims (6)
- スピーカから音を出力する出力手段と、
音を集音するマイクロフォンと、
前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似しているか否かを判断する類似判断手段と、
前記類似判断手段により類似していると判断された場合、前記スピーカから出力する音の音量を低減させる音量制御手段とを備えた、携帯通信端末。 - 前記類似判断手段は、前記マイクロフォンで集音した音の所定周波数の音量と、前記スピーカから出力した音の所定周波数の音量とを、所定時間比較する比較手段を含む、請求項1に記載の携帯通信端端末。
- 前記類似判断手段は、前記マイクロフォンで集音した所定の周波数帯の音量が第1のしきい値を超える場合に真を出力し、前記第1のしきい値以下の場合に偽を出力する第1判定手段と、
前記スピーカから出力した前記所定の周波数帯の音量が第2のしきい値を超える場合に真を出力し、前記第2のしきい値以下の場合に偽をする第2判定手段と、
前記第1判定手段の出力と第2判定手段の出力との排他的論理和を出力する排他的論理和算出手段と、
前記排他的論理和算出手段が所定時間当たりに真を出力する時間の割合が、所定の値以下ならば前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似していると判断する期間類似判断手段とを含む、請求項1に記載の携帯通信端末。 - 前記類似判断手段は、前記マイクロフォンで集音した音の音量と前記スピーカから出力した音の音量とを複数の周波数帯それぞれで判断する複数の周波数帯別比較手段と、
前記複数の周波数帯別比較手段による複数の比較結果に基づいて、前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが全体として類似しているか否かを判断する全体判断手段と、を含む請求項1に記載の携帯通信端末。 - 前記類似判断手段は、前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似しているか否かを複数の周波数帯それぞれで判断する複数の周波数帯別比較手段と、
前記複数の周波数帯別比較手段のうちの所定数において前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似していると判断された場合に、前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが全体として類似していると判断する全体判断手段とを含み、
前記複数の周波数帯別比較手段それぞれは、前記マイクロフォンで集音した前記複数の周波数帯のうちの比較対象周波数帯の音量が第1のしきい値を超える場合に真を出力し、前記第1のしきい値以下の場合に偽を出力する第1判定手段と、
前記スピーカから出力した前記比較対象周波数帯の音量が第2のしきい値を超える場合に真を出力し、前記第2のしきい値以下の場合に偽を出力する第2判定手段と、
前記第1判定手段の出力と前記第2判定手段の出力との否定排他的論理和を出力する否定排他的論理和算出手段とを含み、
前記全体判断手段は、前記複数の周波数帯別比較手段それぞれの前記排他的論理和算出手段が真を出力する場合、前記比較対象周波数帯において前記マイクロフォンで集音した音と前記スピーカから出力した音とが類似していると判断する、請求項1に記載の携帯通信端末。 - 前記類似判断手段は、前記マイクロフォンで集音した音および前記スピーカから出力した音それぞれの音量の周波数分布を比較する周波数分布比較手段を含む、請求項1に記載の携帯通信端末。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
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