JP2008070215A - Detection section of position sensor, and position sensor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コアの変位によって生じる検出コイルのインピーダンス変化を利用したポジションセンサに関するものである。 The present invention relates to a position sensor using a change in impedance of a detection coil caused by a core displacement.
従来から、筒状の検出コイルと、検出コイル内におけるコア(磁性体コア)の物理的変位によって生じる検出コイルのインピーダンス変化に基づき、その物理的変位に対応する電気信号を出力するポジションセンサが提供されており、このようなポジションセンサは、内燃機関や発電設備をはじめとする多くの分野で計測制御に利用されている。 Conventionally, a cylindrical detection coil and a position sensor that outputs an electrical signal corresponding to the physical displacement based on the impedance change of the detection coil caused by the physical displacement of the core (magnetic core) in the detection coil are provided. Such position sensors are used for measurement control in many fields including internal combustion engines and power generation equipment.
ところで、この種のポジションセンサでは、コアの変位以外の外的要因によって検出コイルのインピーダンスに変化が生じると、それが検出精度低下の原因になる。 By the way, in this type of position sensor, if a change occurs in the impedance of the detection coil due to an external factor other than the displacement of the core, this causes a decrease in detection accuracy.
例えば、フェライトや電磁ステンレス等の磁性材料(ないし磁性金属体)を用いて形成されたコアが、検出コイル内を移動する際に、検出コイルの内周面(又は検出コイルが巻装されるコイルボビンの内周面)等に接触して歪や応力等の外力を受けると、ビラリ現象(ビラリ効果ともいう)によって、コアの透磁率が変化してしまい、これが検出精度の悪化の原因となる。したがって、コアが歪や応力を受けないような対策を講じることは、ポジションセンサの動作信頼性の向上にとって重要な課題の1つである。 For example, when a core formed of a magnetic material (or magnetic metal body) such as ferrite or electromagnetic stainless steel moves in the detection coil, the inner peripheral surface of the detection coil (or a coil bobbin around which the detection coil is wound) When an external force such as strain or stress is received in contact with the inner peripheral surface of the core, the permeability of the core changes due to the billiary phenomenon (also referred to as the billy effect), which causes deterioration in detection accuracy. Therefore, taking measures to prevent the core from being strained or stressed is one of the important issues for improving the operational reliability of the position sensor.
例えば、コアをステンレス鋼製のパイプからなる金属円筒の内部に同軸上に配置するとともに、コアの外周と金属円筒との間に、緩衝部材として樹脂を充填した差動トランス式ポジションセンサが提供されている(例えば、特許文献1)。
このようなポジションセンサでは、金属円筒を設けたことによってコア自体の補強効果を得ることができていたが、金属円筒によってコアと検出コイルとの間の距離が増加して、検出コイルから生成される磁束がコアに届く効率が低下し、結果的にポジションセンサの感度が低下してしまうおそれがある。また、金属円筒の外形形状に合わせて検出コイルを大型化する必要が生じ、さらに、コアの検出コイル内への挿入量に対する出力感度の立ち上がりが低下するという問題も生じていた。 In such a position sensor, the reinforcing effect of the core itself can be obtained by providing the metal cylinder. However, the distance between the core and the detection coil is increased by the metal cylinder, and is generated from the detection coil. As a result, the efficiency of the magnetic flux reaching the core decreases, and as a result, the sensitivity of the position sensor may decrease. In addition, it is necessary to increase the size of the detection coil in accordance with the outer shape of the metal cylinder, and there is also a problem that the rise in output sensitivity with respect to the amount of insertion of the core into the detection coil is reduced.
つまり、上述したようなポジションセンサでは、ビラリ現象に起因する検出コイルのインピーダンスの変化によって検出精度が低下することは抑制できていたが、その代わりに感度が低下してしまうという新たな問題が生じていた。 That is, in the position sensor as described above, it was possible to suppress a decrease in detection accuracy due to a change in the impedance of the detection coil caused by the barrier phenomenon, but a new problem that the sensitivity decreased instead occurred. It was.
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、感度の低下を防止できるとともに、検出コイルのインピーダンス変化に起因する検出精度の低下を防止できるポジションセンサ用の検出部、及びポジションセンサを提供することである。 The present invention has been made in view of the above points, and its object is to detect a position sensor that can prevent a decrease in sensitivity and a decrease in detection accuracy due to a change in impedance of a detection coil, And providing a position sensor.
上記の課題を解決するために、請求項1のポジションセンサ用の検出部の発明では、筒状の検出コイルと、検出コイル内に出没自在に設けられ検出コイルに対してその中心軸方向に相対変位するコアと、検出コイルと相対するコアの一端とは反対側の他端に設けられコアと共動するガイド部と、コアが検出コイルに接触せずに前記中心軸方向に移動するようにガイド部を前記中心軸方向に移動自在に保持する保持部と、ガイド部が検出コイル内に入らないようにガイド部の移動を規制するとともに、コアが保持部に接触しないようにコアの移動を規制するストッパ部とを備えていることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problems, in the invention of the detection unit for the position sensor according to
請求項2のポジションセンサ用の検出部の発明では、請求項1の発明において、ガイド部は、コアと一体に形成されていることを特徴とする。 According to a second aspect of the invention of the detection portion for a position sensor, in the first aspect of the invention, the guide portion is formed integrally with the core.
請求項3のポジションセンサ用の検出部の発明では、請求項1又は2の発明において、ストッパ部は、コアとガイド部の少なくとも一方と一体に形成されていることを特徴とする。 According to a third aspect of the invention of the detection portion for the position sensor, in the first or second aspect of the invention, the stopper portion is formed integrally with at least one of the core and the guide portion.
請求項4のポジションセンサの発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポジションセンサ用の検出部と、検出コイルに所定の周波数及び振幅の電流を出力する駆動回路と、前記電流及び検出コイルのインピーダンスにより決まる電圧信号をコアと検出コイルとの位置情報を示す出力信号に変換する信号処理回路とを備えていることを特徴とする。 In a position sensor invention according to a fourth aspect, the position sensor detection unit according to any one of the first to third aspects, a drive circuit that outputs a current having a predetermined frequency and amplitude to a detection coil, and the current And a signal processing circuit for converting a voltage signal determined by the impedance of the detection coil into an output signal indicating positional information between the core and the detection coil.
請求項1のポジションセンサ用の検出部の発明は、コアと共動するガイド部を設けるとともに、コアが検出コイルの内面に接触せずに検出コイルの中心軸方向に移動するように、ガイド部を前記中心軸方向に移動自在に保持する保持部を設けているので、検出コイルに対するコアの変位方向が前記中心軸方向のみに規制されて、コアが前記中心軸方向以外の方向に移動して検出コイルの内面に接触することを確実に防止でき、その結果、コアが歪や応力を受けることがなくなり、ビラリ現象に起因する検出コイルのインピーダンス変化を防止することができて検出コイルのインピーダンス変化に起因する検出精度の低下を防止できるという効果を奏する。また、ガイド部は、検出コイルに相対するコアの一端とは反対側の他端に設けられているから、検出コイルとコアとの間の距離を増加させずに済み、感度の低下を防止できるという効果を奏する。その上、ガイド部が検出コイル内に入らないようにガイド部の移動を規制し、且つコアが保持部に接触しないようにコアの移動を規制するストッパ部を設けているから、ガイド部が検出コイル内に入ることによる検出コイルのインピーダンス変化、及びコアが保持部に接触することによる(すなわち、歪や応力を受けてコアにビラリ現象が生じることによる)検出コイルのインピーダンス変化をともに防止できて、検出コイルのインピーダンス変化に起因する検出精度の低下を防止できるという効果を奏する。
The invention of the detection part for the position sensor according to
請求項2のポジションセンサ用の検出部の発明は、コアがガイド部から外れてしまうことがなくなるという効果を奏し、しかもコアとストッパ部とを別体とする場合に比べて安価に製造できるようになるという効果を奏する。
The invention of the detection part for the position sensor according to
請求項3のポジションセンサ用の検出部の発明は、ストッパ部がコアやガイド部から外れてしまうことがなくなるという効果を奏し、しかもストッパ部とコアやガイド部とを別体とする場合に比べて安価に製造できるという効果を奏する。
The invention of the detection part for the position sensor according to
請求項4のポジションセンサの発明は、感度の低下を防止できるとともに、検出コイルのインピーダンス変化に起因する検出精度の低下を防止できるという効果を奏する。 The invention of the position sensor according to the fourth aspect of the invention has an effect that it is possible to prevent a decrease in sensitivity and a decrease in detection accuracy due to a change in impedance of the detection coil.
以下に、本発明の一実施形態について図1〜図4を用いて説明する。尚、特に断りがない限りは、図1の上方をポジションセンサ用の検出部の上方、図1の下方をポジションセンサ用の検出部の下方とそれぞれ規定する。また尚、図1及び図4では説明の簡略化のために、図2とは縦横の比率を異ならせてある。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Unless otherwise specified, the upper part of FIG. 1 is defined as the upper part of the position sensor detection part, and the lower part of FIG. 1 is defined as the lower part of the position sensor detection part. In FIGS. 1 and 4, the aspect ratio is different from that in FIG.
本実施形態のポジションセンサは、図3に示すように、ポジションセンサ用の検出部1と、駆動回路100と、信号処理回路200とで構成されている。
As shown in FIG. 3, the position sensor according to the present embodiment includes a position
検出部1は、図1及び図2に示すように、筒状の検出コイル2と、検出コイル2内に出没自在に設けられ、検出コイル2に対してその中心軸方向(図1における上下方向)に相対変位するコア3と、検出コイル2と相対するコア3の一端(下端)とは反対側の他端(上端)に設けられコア3と共動するガイド部4と、コア3が検出コイル2の内面に接触せずに前記中心軸方向に移動するようにガイド部4を前記中心軸方向に移動自在に保持する保持部5と、検出コイル2の外周面を覆う磁気シールド用のシールド部材6と、ガイド部4が検出コイル2内に入らないようにガイド部4の移動を規制するとともに、コア3が保持部5に接触しないようにコア3の移動を規制するストッパ部7と、検出コイル2とコア3とガイド部4と保持部5とシールド部材6とストッパ部7とを収納するケース8とを備えている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
検出コイル2は、図1に示すように、円筒状のコイルボビン20に巻装されることで構成されている。したがって、本実施形態では、コイルボビン20の内面が検出コイル2の内面となる。
As shown in FIG. 1, the
コイルボビン20は、例えば熱硬化性樹脂等の合成樹脂材料を用いて形成されており、両端が開口した長尺円筒状の巻胴部20aと、巻胴部20aの上端側に形成される円環状の第1鍔部20bと、巻胴部20aの下端側に巻胴部20aの下端開口を閉塞するように形成される円盤状の第2鍔部20cと、第2鍔部20cの下端側に設けられる円盤状の台部20dとを一体に備えている。また、コイルボビン20は、巻胴部20a、第1鍔部20b、第2鍔部20c、及び台部20dの中心軸が一致するように形成されている。
The
ここで、巻胴部20aは、軸方向(図1における上下方向)の長さがコア3の軸方向(長手方向、図1における上下方向)の長さよりも長く形成されるとともに、内径がコア3の外径よりも大きく形成されており、これによりコア3がコイルボビン20内(すなわち検出コイル2内)に自在に出没できるようになっている。
Here, the
尚、コイルボビン20の内周面(すなわち検出コイル2の内周面)とコア3の外周面との距離は短いほど感度の向上を図ることができるが、コア3がコイルボビン20の内周面に接触してしまうと、ビラリ現象により検出コイル2のインピーダンスが変化して検出精度が変動してしまうため、コイルボビン20の内径は、コア3の外径より若干大きい程度が好ましい。一方、台部20dは、第2鍔部20cよりも大きい外径を有しており、この台部20d上には、シールド部材6が載置される。
Note that the sensitivity can be improved as the distance between the inner peripheral surface of the coil bobbin 20 (that is, the inner peripheral surface of the detection coil 2) and the outer peripheral surface of the
コア3は、例えば、フェライトや電磁ステンレス等の磁性材料(ないし磁性金属体)を用いて長尺の丸棒状に形成されている。
The
ガイド部4は、例えば、非磁性材料を用いてコア3と同じ外径を有する長尺の丸棒状に形成されており、長手方向一端側(下端側)にコア3が連結されるとともに、図示しない長手方向他端側(上端側)に被検出体(図示せず)が連結され、これによりコア3が被検出体と共動するようになっている。尚、ガイド部4を固定し、ケース7に被検出体を連結して保持部5が被検出体と共動するようにしてもかまわない。
The
また、ガイド部4の長手方向一端側(図1における下端側)には、ストッパ部7を取り付けるための溝部4aが周設されている。ここで、溝部4aとガイド部4の下端との間の長さ寸法は、第1鍔部20bの厚み寸法未満となるように設定されている。すなわち、ストッパ部7が第1鍔部20bに当接した状態で、ガイド部4が、検出コイル2内に入らないようにしている。
Further, a
尚、本実施形態では、ガイド部4の下端部にコア3を接着剤等により取り付けるようにしているが、ガイド部4にコア3を取り付ける方法としては、上述したような接着剤を用いる方法に限らず、例えば、ガイド部4の下端部とコア3の上端部とのいずれか一方に、ねじ部を設けるとともに、残る他方にねじ孔を設けることで、コア3をガイド部4に取り付けることができるようにしてもよい。要はコア3がガイド部4と共動できるようにガイド部4にコア3を取り付ければよい。
In this embodiment, the
保持部5は、例えば、摺動性が良好な絶縁性樹脂材料を用いて形成され、図1に示すように、両端が開口した円筒部5aと、円筒部5aの下端部から外方へ突出した環状のフランジ部5bとを一体に備えている。円筒部5aは、内径がガイド部4の外径と同程度に形成されており、これによりガイド部4が軸方向(図1における上下方向)に摺動自在に挿通できるようになっている。また、フランジ部5bの外径は、ケース8の内径と同程度に形成されている。
The holding
シールド部材6は、鉄等の磁性体金属や、磁性材料を用いて、内径がコイルボビン20の両鍔部20b,20cを内包できる程度の大きさに形成されるとともに、外径がコイルボビン20の台部20dの外径と等しくなるように形成されている。また、シールド部材6は、軸方向(上下方向)の長さ寸法をコア3の可動範囲の長さ寸法以上となるようにすることで、コア3の可動範囲全体を覆うように形成されており、これにより、コア3の可動範囲内では、コア3の位置によらずにコア3の外周面を覆うことができるようになっている。
The
ストッパ部7は、図2に示すように、例えば弾性材料を用いて、ガイド部4の外径より大きい外径を有するとともに、ガイド部4の外径と同程度の内径を有する円環状に形成され、その径方向には、ガイド部4をストッパ部7の開口内に嵌入するための通路となる切欠7aが形成されている。この切欠7aの幅は、ガイド部4において溝部4aが設けられた部位の外径よりも大きく形成されている。また、切欠7aの両縁部及びストッパ部7において切欠7aに対向する部位には、ガイド部4の溝部4aに嵌入される突起部7bがそれぞれ一体に突設されている。突起部7bの突出寸法は、ガイド部4の溝部4aに嵌入された際に、その先部が溝部4aの底部に当接するような大きさに設定され、切欠7aの両縁部の突起部7b,7bの先部間の距離寸法が、ガイド部4において溝部4aが設けられた部位の外径よりも小さく設定されている。
As shown in FIG. 2, the
このようなストッパ部7は、ガイド部4において溝部4aが設けられた部位を、切欠7aの両縁部の突起部7b,7bを外方に押し広げるようにして切欠7aを通してストッパ部7の開口内に嵌め込むことによって、ガイド部4に取り付けられるようになっている。
Such a
尚、ストッパ部7を取り付けた際には、切欠7aの両縁部の突起部7b,7bの先部間の距離寸法が、ガイド部4において溝部4aが設けられた部位の外径より小さくなっているため、ストッパ部7がガイド部4から容易に外れないようになっている。
When the
ケース8は、ボディ80と、カバー81とで構成されており、ボディ80及びカバー81はいずれも絶縁性を有する樹脂材料を用いて形成されている。
The
ボディ80は、一面(上面)が開口した有底の長尺円筒状に形成されている。また、ボディ80は、内径がシールド部材6の外径と略等しくなるように形成されるとともに、軸方向(図1における上下方向)の長さ寸法が、コイルボビン20の台部20dの厚みと、シールド部材6の軸方向の長さと、保持部5のフランジ部5bの厚みの合計値に等しい値に設定され、これにより保持部5のフランジ部5bの上面と、ボディ80の上端面とが同一平面上に位置するようにしている。
The
カバー81は、ボディ80の上面開口を閉塞するようにしてボディ80に取り付けられるものであって、ボディ80の外径と同じ大きさの外径を有する円盤状に形成されている。また、カバー81の中央部には、保持部5の円筒部5aが挿通される孔部81aが形成されている。
The
以上述べた検出コイル2、コイルボビン20、コア3、ガイド部4、保持部5、シールド部材6、ケース8、及びストッパ部7により検出部1は構成されており、各部材は次のようにして取り付けられている。
The
コイルボビン20の巻胴部20aには、検出コイル2がコイルボビン20の軸方向を中心軸方向として巻装されている。検出コイル2には、検出コイル2の外周面を覆うようにシールド部材6が被嵌され、この状態では、シールド部材6の内部にコイルボビン20の両鍔部20b,20cが配置され、シールド部材6の下端面が台部20dの上面に当接している。
The
一方、保持部5の円筒部5aには、下端部をフランジ部5bから下方に突出させた状態で、ガイド部4が挿通されるとともに、ガイド部4の下端部には、コア3が取り付けられる。コア3とガイド部4との取り付けは、接着剤等を用いて行われる。また、ガイド部4には、ストッパ部7が、ガイド部4において溝部4aが設けられた部位を、切欠7aを通してストッパ部7の開口内に嵌入することによって取り付けられる。
On the other hand, the
そして、これらは次のようにしてケース8に収納される。シールド部材6が被嵌されたコイルボビン20は、台部20dの下面をボディ80の底面に当接させた状態で、ボディ80に収納され、保持部5は、フランジ部5bの下面を、シールド部材6の上面に当接させるとともに円筒部7aの上端部がボディ80から上方へ突出された状態で、ボディ80に収納される。このようにして検出コイル2、コイルボビン20、コア3、ガイド部4、保持部5、シールド部材6、ストッパ部7とがボディ80に収納される。この後に、カバー81が、孔部81aから保持部5の円筒部5aを突出させた状態でボディ80の上面に被着され、これにより、図1に示す検出部1が得られる。
And these are accommodated in
駆動回路100は、検出コイル2に所定の周波数及び振幅の電流を出力する定電流回路であり、所定の振幅の直流電圧に所定の周波数及び振幅の交流電圧を重畳した定電圧を発生する発振回路101と、発振回路101が出力する定電圧を定電流に変換するV−I回路(電圧−電流変換回路)102とから構成されている。
The
信号処理回路200は、駆動回路100が出力する定電流及び検出コイル2のインピーダンスにより決まる検出コイル2の両端電圧(検出信号)のピーク値V1に応じて、コア3と検出コイル2との位置情報を示す出力信号Voutを出力するものであり、ピークホールド回路201と、AD変換回路202と、レベルシフト部203a、温度補償部203b、及び増幅部203cを有するデジタル演算ブロック203とから構成されている。
The
ピークホールド回路201では、検出コイル2の両端電圧のピーク値V1を抽出し、AD変換回路202では、ピーク値V1をデジタル信号DV1に変換するようになっている。そして、デジタル演算ブロック203では、デジタル信号演算としてレベルシフト部203aで所定のデジタル量を加算してレベルシフトを行ったデジタル信号DV2を出力し、温度補償部203bでは、温度補償を実行する演算をデジタル信号DV2に対して行い、増幅部203cでは、温度補償部203bが出力するデジタル信号を増幅して、デジタル信号の出力信号Voutを出力するようになっている。
The
以上により本実施形態のポジションセンサは構成されており、次に、検出部1の動作について説明する。図1は、コア3が検出コイル2から最も離間した状態を示している。この状態では、ストッパ部8の上面が保持部5のフランジ部5bの下面に当接し、コア3及びガイド部4の上方への移動が規制されることになる。これにより、コア3が保持部5に接触することが防止されている。
The position sensor of the present embodiment is configured as described above. Next, the operation of the
つまり、コア3の可動範囲外でガイド部4を保持部5に支持させているので、保持部5にコア3の移動方向以外の方向の力が作用した際に、ガイド部4に歪や応力が生じることがあっても、コア3が保持部5に当たってコア3に歪や応力が生じてしまうことがない。
That is, since the
この状態から、被検出体の移動に伴ってガイド部4が下方へ移動していくと、ガイド部4の移動に伴ってコア3が下方へと移動し、検出コイル2のコイルボビン20内(検出コイル2内)へと入っていく。
From this state, when the
このとき、ガイド部4は保持部5によってコイルボビン20の中心軸方向(つまりは検出コイル2の中心軸方向)に摺動自在に支持されているので、ガイド部4と保持部5とによりコア3の変位方向(移動方向)が検出コイル2の中心軸方向のみに規制されて、コア3と検出コイル2とが軸ずれしたり、傾いたりすることが防止され、コア3が検出コイル2に対して同一の軌道で相対変位することになる。この点は、被検出体の移動に伴ってシャフト6が上方へ移動する場合においても同様である。
At this time, since the
そして、コア3が下方に移動していくと、やがてストッパ部8の下面が、コイルボビン20の第1鍔部20bの上面に当接し、コア3及びガイド部4の下方への移動が規制されることになり、ガイド部4が検出コイル2内に入ることが防止される。
Then, as the
以上述べた検出部1によれば、コア3と共動するガイド部4を設けるとともに、コア3が検出コイル2の内面に接触せずに検出コイル2の中心軸方向に移動するように、ガイド部4を前記中心軸方向に移動自在に保持する保持部5を設けているので、検出コイル2に対するコア3の変位方向が前記中心軸方向のみに規制されるから、コア3が前記中心軸方向以外の方向に移動して検出コイル2の内面(コイルボビン20の内面)に接触することを確実に防止することができる。
According to the
その結果、コア3が歪や応力を受けることがなくなり、ビラリ現象に起因する検出コイル2のインピーダンス変化を防止することができて検出コイル2のインピーダンス変化に起因する検出精度の低下を防止できるという効果を奏する。
As a result, the
また、ガイド部4は、検出コイル2に相対するコア3の一端とは反対側の他端に設けられているから、検出コイル2とコア3との間の距離を増加させずに済み、感度の低下を防止できるという効果を奏する。
Moreover, since the
その上、ガイド部4が検出コイル2内に入らないようにガイド部4の移動を規制するとともにコア3が保持部5に接触しないようにコア3の移動を規制するストッパ部7を設けているから、ガイド部4が検出コイル2内に入ることによる検出コイル2のインピーダンス変化、及びコア3が保持部5に接触することによる(すなわちコア3が歪や応力を受けてコア3にビラリ現象が生じることによる)検出コイル2のインピーダンス変化を防止できて、検出コイル2のインピーダンス変化に起因する検出精度の低下を防止できるという効果を奏する。
In addition, a
そして、本実施形態のポジションセンサによれば、上述したような検出部1を用いているので、感度の低下を防止できるとともに、検出コイル2のインピーダンス変化に起因する検出精度の低下を防止できるという効果を奏する。
And according to the position sensor of this embodiment, since the
尚、図1及び図2に示す例では、ガイド部4が検出コイル2内に入らないようにガイド部4の移動を規制するとともに、コア3が保持部5に接触しないようにコア3の移動を規制するストッパ部7を、ガイド部4に設けているが、このようなストッパ部7は、コア3に設けるようにしてもよい。或いは、ストッパ部を、コア3に設けられガイド部4が検出コイル2内に入らないようにガイド部4の移動を規制する第1のストッパ(図示せず)と、ガイド部4に設けられコア3が保持部5に接触しないようにコア3の移動を規制する第2のストッパ(図示せず)とで構成する、すなわち複数のストッパを用いて構成するようにしてもよい。また、検出コイル2、コイルボビン20、コア3、ガイド部4、保持部5、シールド部材6、ストッパ部7、及びケース8の形状は、上記の形状に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない程度に変形してもよい。
In the example shown in FIGS. 1 and 2, the movement of the
ところで、図1及び図2に示す例では、コア3とガイド部4とを別体としているが、ガイド部4は、コア3と一体に形成するようにしてもよい。
By the way, in the example shown in FIG. 1 and FIG. 2, the
例えば、図4(a)に示すように、コア3とガイド部4とを一体にした形状の移動体9を用いることができる。移動体9は、例えばフェライトや電磁ステンレス等の磁性材料(ないし磁性金属体)を用いて、コア3と同様の外径を有する長尺の丸棒状に形成されており、下端部9aが実際に検出コイル2に挿入されるコアとして用いられ、下端部9a以外の部位がガイド部として用いられる。また、移動体9には、ストッパ部7を取り付けるために、ガイド部4の溝部4aと同様の溝部9bが形成されている。
For example, as shown in FIG. 4A, a moving body 9 having a shape in which the
このようにガイド部4とコア3とが一体となった移動体9を用いれば、図1及び図2に示すようにコア3とガイド部4を別体に形成する場合とは異なり、コア3がガイド部4から外れてしまうことがなくなるという効果を奏する。また、コア3とガイド部4とを別体に形成する場合とは異なり、安価に製造できるという効果を奏する。
If the moving body 9 in which the
また、図1及び図2に示す例では、ストッパ部7とガイド部4とを別体としているが、ストッパ部7は、ガイド部4と一体に形成するようにしてもよい。
Further, in the example shown in FIGS. 1 and 2, the
例えば、図4(b)に示すように、コア3とガイド部4とストッパ部7とを一体にした形状の移動体90を用いることができる。移動体90は、図4(a)に示す移動体9とストッパ部7とを一体に形成したものであり、例えば、フェライトや電磁ステンレス等の磁性材料(ないし磁性金属体)を用いてコア3と同様の外径を有する長尺の丸棒状の本体部90aと、本体部90aの外周面に周設され外方に突出するフランジ部90bとを一体に備えている。そして、本体部90aの下端部90cがコアとして用いられ、下端部90c以外の部位がガイド部として用いられる。また、フランジ部90がストッパ部として用いられる。
For example, as shown in FIG. 4B, a moving
このようにコア3とガイド部4とストッパ部7とが一体となった移動体90を用いれば、図1及び図2に示すようにコア3とガイド部4とストッパ部7とをそれぞれ別体に形成する場合とは異なり、コアがガイド部から外れてしまうことがなくなるという効果を奏するとともに、ストッパ部がガイド部から外れてしまうことがなくなるという効果を奏する。また、コア3とガイド部4とストッパ部7とをそれぞれ別体に形成する場合に比べて、安価に製造できるという効果を奏する。
If the moving
尚、移動体90の代わりに、ストッパ部7を一体に形成したガイド部4と、コア3とを用いてもよく、このようにすれば、図1及び図2に示すようにガイド部4とストッパ部7とをそれぞれ別体に形成する場合とは異なり、ストッパ部7がガイド部4から外れてしまうことがなくなるという効果を奏し、また、ガイド部4とストッパ部7とを別体に形成する場合に比べて、安価に製造できるという効果を奏する。
Instead of the moving
上述した本実施形態のポジションセンサは、直線型(直線運動タイプ)のポジションセンサであったが、本発明のポジションセンサは、このような直線型のものに限られるものではなく、回転型のポジションセンサにも採用できる。また、状況に応じて検出コイルの数を増やしてもよいし、コイルボビン20を用いなくてもよい。
The position sensor of the present embodiment described above is a linear type (linear motion type) position sensor. However, the position sensor of the present invention is not limited to such a linear type, but a rotational type position sensor. It can also be used for sensors. Further, the number of detection coils may be increased according to the situation, or the
1 検出部
2 検出コイル
3 コア
4 ガイド部
5 保持部
7 ストッパ部
100 駆動回路
200 信号処理回路
DESCRIPTION OF
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006248671A JP2008070215A (en) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | Detection section of position sensor, and position sensor |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2006248671A JP2008070215A (en) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | Detection section of position sensor, and position sensor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008070215A true JP2008070215A (en) | 2008-03-27 |
Family
ID=39291925
Family Applications (1)
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JP2006248671A Withdrawn JP2008070215A (en) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | Detection section of position sensor, and position sensor |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008070215A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014092419A (en) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Panasonic Corp | Position detection sensor and position detector |
-
2006
- 2006-09-13 JP JP2006248671A patent/JP2008070215A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014092419A (en) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Panasonic Corp | Position detection sensor and position detector |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20091201 |