JP2008066106A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池が停止した後の余電力を有効に活用することができ、エネルギー効率の高い燃料電池システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る燃料電池システム1は、燃料ガスと酸化剤ガスを反応させて発電を行う燃料電池2と、この燃料電池を収納する燃料電池ケース3と、この燃料電池ケース3の内部を換気する換気ファン18と、燃料電池2に接続されたリレー5a、5bを有するジャンクションボックス5と、を備え、燃料電池2が停止して、ジャンクションボックス5のリレー5a、5bが切断された後に、燃料電池2に残った燃料ガスおよび酸化剤ガスで発電された電力によって、換気ファン18を駆動して燃料電池ケース3の内部を換気することを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関し、特に燃料電池が停止した後の余電力を有効に活用することのできる燃料電池システムに関する。
燃料電池は白金等の触媒を有する燃料極と酸化剤極によって電解質膜を挟み、燃料極に燃料ガス、酸化剤極に酸化剤ガスを供給することによって発電を行う。例えば自動車用途においては電解質膜として、一般的には水素イオン導電性を有する固体高分子電解質膜を利用する場合が多い。また、燃料ガスとして水素、酸化剤ガスとして空気を燃料電池に供給すると、以下のような反応が起こる。
燃料極:2H2 → 4H+ + 4e- ・・・式(1)
酸化剤極:O2 + 4H+ + 4e- → 2H2O ・・・式(2)
したがって燃料電池は副生成物として水しか排出しないため、内燃機関のような二酸化炭素など地球環境に対するダメージを与える物質を放出しないといった利点がある。
このような燃料電池では、運転を停止した後に感電防止や電解質膜等の劣化防止のため燃料電池に残った燃料ガスおよび酸化剤ガスを消費させて電位を下げる必要がある。このため従来の燃料電池システムでは、放電抵抗を燃料電池のプラス極およびマイナス極と並列に接続して、燃料電池が停止した後に発生する余電力を消費するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
また燃料電池を収納する燃料電池ケースには、微量に水素(燃料ガス)が漏れてしまった場合にこの水素を外気で希釈して所定濃度以下にして排出するための換気ファンを備えているが、従来の燃料電池システムでは、燃料電池の運転停止後に燃料電池ケースの換気を行う場合に、燃料電池システムに備えられた二次電池(バッテリー等)から換気ファンに電力を供給して換気を行っていた。
特開2004−296340号公報(第6頁、図2)
しかし従来の燃料電池システムでは(例えば、特許文献1参照)、燃料電池が停止した後に発生する余電力を放電抵抗によって熱として捨ててしまうため、エネルギー効率が低下してしまうという問題点があった。また放電抵抗が常時接続されているため、常に放電抵抗で電力が消費され、全体としての出力が低下するという問題点があった。
さらに、燃料電池の運転停止後に燃料電池ケースを換気するときに、二次電池から換気ファンに電力を供給するため、全体としてのエネルギー効率が低下するという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、燃料電池が停止した後の余電力を有効に活用することができ、エネルギー効率の高い燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスを反応させて発電を行う燃料電池と、この燃料電池を収納する燃料電池ケースと、この燃料電池ケースの内部を換気する換気ファンと、前記燃料電池に接続されたリレーを有するジャンクションボックスと、を備え、前記燃料電池が停止して、前記ジャンクションボックスのリレーが切断された後に、前記燃料電池に残った前記燃料ガスおよび前記酸化剤ガスで発電された電力によって、前記換気ファンを駆動して前記燃料電池ケースの内部を換気することを特徴とするものである。
本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池が停止して、ジャンクションボックスのリレーが切断された後に、燃料電池に残った燃料ガスおよび酸化剤ガスで発電された電力によって、換気ファンを駆動して燃料電池ケースの内部を換気するため、燃料電池停止後の余電力を有効に活用することができ、エネルギー効率を向上させることができる。また、換気ファンに放電抵抗の機能を持たせるため、放電抵抗が必要なく、システムの小型化と出力性能の向上が可能となる。
(実施形態1)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態1に係る燃料電池システムについて説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。本発明の実施形態1に係る燃料電池システム1は、燃料ガスと酸化剤ガスを反応させて発電を行う燃料電池2と、この燃料電池2を収納する燃料電池ケース3を備えている。燃料電池2は、例えば固体高分子電解質膜を燃料極と酸化剤極で挟んで形成される単位セル(図示せず)を複数積層したスタック構造を有しており、燃料ガスとして水素が供給され、酸化剤ガスとして空気が供給される。燃料電池2に燃料ガスとして供給された水素は、燃料極において触媒反応により水素イオンとなり固体高分子電解質膜を通過して空気極まで移動し、空気極に移動した水素イオンが酸化剤ガス(空気)中の酸素と電気化学反応を起こすことにより、燃料電池2において発電が行われる。燃料電池ケース3は、燃料電池2から微量の水素が漏れてしまった場合に安全を確保するため、燃料電池2を密閉状態で収納している。
燃料電池2は、ジャンクションボックス5に設けられたリレー5a、5bと電気的に接続されており、リレー5a、5bが燃料電池2から供給される電力の流れをオン・オフできるようになっている。なおリレー5a、5bは、一方が燃料電池2の正極に接続され、他方が燃料電池2の負極に接続されているものとする。
ジャンクションボックス5のリレー5a、5bにはコンバータ(電力変換装置)6が電気的に接続されており、モータ15、16側または二次電池7側へ電力の流れを切り換えたり、電圧の昇降を行うようになっている。またコンバータ6には、二次電池7のリレー7a、7bが接続されており、燃料電池7で発電された電力のうちモータ15、16等で消費されずに余ったものを二次電池7が蓄電するようになっている。なお本明細書において、単に接続されているという場合には、燃料電池2の正極側と負極側の両方に電気的に接続されている状態をいうものとする。
さらにコンバータ6には、インバータ10、11、DC/DCコンバータ12、13が接続されており、インバータ10、11にはそれぞれモータ15、16が接続されている。インバータ10、11は、コンバータ6を介して燃料電池2から供給される電力を例えば高周波の三相交流にしてモータ15、16に供給する。DC/DCコンバータ12、13は、コンバータ6を介して燃料電池2から供給される電力の電圧を変換して補機類(図示せず)に供給する。例えば燃料電池システム1が燃料電池車両に搭載されている場合には、モータ15、16によって車輪を駆動し、DC/DCコンバータ12、13を介してエアコン等の補機類に電力を供給する。
本実施形態では、燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間に燃料電池ケース3を換気する換気ファン18が燃料電池2に対して並列に接続されている。換気ファン18は、例えば電動モータで駆動されるものであり、燃料電池2から燃料電池ケース3内部に漏れた微量の水素を外気で希釈して排出する機能を有する。
本実施形態において換気ファン18は、燃料電池2が運転中(通常の発電中)にも燃料電池2から電力の供給を受けて燃料電池ケース3内部の換気を行うが、燃料電池2が停止して、ジャンクションボックス5のリレー5a、5bが切断された後にも、燃料電池2に残った燃料ガスおよび酸化剤ガスで発電された電力(余電力)によって燃料電池ケース3内部の換気を行う。なおここで燃料電池2が停止しているとは、モータ15、16、補機類、または二次電池7に供給するための発電が停止していることであり、燃料電池システム1に設けられた燃料タンク(図示せず)やコンプレッサ(図示せず)等から燃料電池2への燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給が停止している状態をいうものとする。
従来の燃料電池システムでは、換気ファン18の代わりに放電抵抗が接続されていたため、燃料電池2が停止した後に発生する余電力を放電抵抗によって熱として消費おり、また放電抵抗が常時接続されているため、常に放電抵抗で電力が消費され、全体としての出力が低下していた。さらに、燃料電池2の運転停止後に燃料電池ケース3を換気するときに、二次電池7からDC/DCコンバータ12、13等に接続された換気ファンに電力を供給していたため、全体としてのエネルギー効率が低下していた。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間に接続された換気ファン18によって、燃料電池2が停止してから、ジャンクションボックス5のリレー5a、5bが切断された後に、燃料電池2に残った燃料ガスおよび酸化剤ガスで発電された電力によって、換気ファン18を駆動して燃料電池ケース3の内部を換気するため、二次電池7からの電力の供給が必要なく、燃料電池2が停止後の余電力を有効に活用することができるため、エネルギー効率を向上させることができる。また燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間に換気ファン18を接続しているため、燃料電池2が停止した後に発生する余電力を換気ファン18が消費し、放電抵抗を接続する必要なくなる。このため、燃料電池2の運転中に無駄な電力が消費されることがなく、また燃料電池システムを小型化することが可能となる。
(実施形態2)
図2は、本発明の実施形態2に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。なお本実施形態に係る燃料電池システム1は、以下に示す点を除いて実施形態1に係る燃料電池システム1と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間に燃料電池ケース3を換気する2つの換気ファン18、19が直列に接続されている。なお、換気ファンを燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間に3つ以上直列に接続するようにしてもよい。
本実施形態では実施形態1と同様に、燃料電池2が運転中にも燃料電池2から電力の供給を受けて燃料電池ケース3内部の換気を行うが、燃料電池2が停止して、ジャンクションボックス5のリレー5a、5bが切断された後にも、燃料電池2に残った燃料ガスおよび酸化剤ガスで発電された電力(余電力)によって燃料電池ケース3内部の換気を行う。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、複数の換気ファン18、19を燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間に直列に接続しているため、一つ当たりの換気ファンにかかる電圧を低く抑えることができる。このため、小型の汎用モータを用いた換気ファンを使用することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。その他の効果については、実施形態1に係る燃料電池システム1と同様である。
(実施形態3)
図3は、本発明の実施形態3に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。なお本実施形態に係る燃料電池システム1は、以下に示す点を除いて実施形態1に係る燃料電池システム1と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、換気ファン18が燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間ではなく、コンバータ6に接続されている。なお図3において、DC/DCコンバータ13は図示していない。また図3では、換気ファン18が燃料電池ケース3から離れた位置に描かれているが、換気ファン18は例えば燃料電池ケース3の内部や外箱などに設置されているものとする。
さらに本実施形態に係る燃料電池システム1は、燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間から分岐し、燃料電池2と換気ファン18を接続するバイパス回路20と、バイパス回路20の途中に設けられたリレー21、22を備えている。
本実施形態では、燃料電池2の運転中はコンバータ6を経由して換気ファン18に電力を供給して、燃料電池ケース3内部の換気を行う。この際コンバータ6は、換気ファン18に供給する電力の電圧制御と、換気ファン2に燃料電池2から電力を供給するかまたは二次電池7から供給するかの切り換えを行う。
また燃料電池2が停止して、ジャンクションボックス5のリレー5a、5bが切断された後は、バイパス回路20の途中に設けられたリレー21、22を切り換えることにより、バイパス回路20を経由して燃料電池2から換気ファン18に電力が供給される。この際換気ファン18は、燃料電池2に残った燃料ガスおよび酸化剤ガスで発電された電力(余電力)によって燃料電池ケース3内部の換気を行う。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、燃料電池2の運転中に換気ファン18に供給される電力の電圧制御および燃料電池2、二次電池7のどちらから電力を供給するかを切り換えることができるため、燃料電池システム1の出力性能を向上させることができる。その他の効果については、実施形態1に係る燃料電池システム1と同様である。
(実施形態4)
図4は、本発明の実施形態4に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。なお本実施形態に係る燃料電池システム1は、以下に示す点を除いて実施形態3に係る燃料電池システム1と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施形態4に係る燃料電池システム1では、コンバータ6に燃料電池ケース3を換気する2つの換気ファン18、19が直列に接続されている。なおコンバータ6に、燃料電池ケース3を換気する換気ファンを3つ以上直列に接続するようにしてもよい。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、複数の換気ファン18、19をコンバータ6に直列に接続しているため、一つ当たりの換気ファンにかかる電圧を低く抑えることができる。このため、小型の汎用モータを用いた換気ファンを使用することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。その他の効果については、実施形態3に係る燃料電池システム1と同様である。
(実施形態5)
図5は、本発明の実施形態5に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。なお本実施形態に係る燃料電池システム1は、以下に示す点を除いて実施形態1に係る燃料電池システム1と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、換気ファン18が燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間ではなく、DC/DCコンバータ13に接続されている。結果的に換気ファン18は、コンバータ6、DC/DCコンバータ13を介して燃料電池2と接続されている。なお図5では、換気ファン18が燃料電池ケース3から離れた位置に描かれているが、換気ファン18は例えば燃料電池ケース3の内部や外箱などに設置されているものとする。
また本実施形態に係る燃料電池システム1は、燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間から分岐し、燃料電池2とDC/DCコンバータ13を接続するバイパス回路20と、バイパス回路20の途中に設けられたリレー21、22を備えている。
本実施形態では、燃料電池2の運転中はコンバータ6およびDC/DCコンバータ13を経由して換気ファン18に電力を供給して、燃料電池ケース3内部の換気を行う。この際コンバータ6は、換気ファン18に供給する電力の電圧制御と、換気ファン2に燃料電池2から電力を供給するかまたは二次電池7から供給するかの切り換えを行い、DC/DCコンバータ13は、換気ファン18に供給する電力の電圧を低く制御する。
また燃料電池2が停止して、ジャンクションボックス5のリレー5a、5bが切断された後は、バイパス回路20の途中に設けられたリレー21、22を切り換えることにより、バイパス回路20およびDC/DCコンバータ13を経由して燃料電池2から換気ファン18に電力が供給される。この際換気ファン18は、燃料電池2に残った燃料ガスおよび酸化剤ガスで発電された電力(余電力)によって燃料電池ケース3内部の換気を行う。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、燃料電池2の運転中に換気ファン18に供給される電力の電圧制御および燃料電池2、二次電池7のどちらから電力を供給するかを切り換えることができるため、燃料電池システム1の出力性能を向上させることができる。またDC/DCコンバータ13によって換気ファン18にかかる電圧を低く抑えることができるため、小型の汎用モータを用いた換気ファンを使用することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。その他の効果については、実施形態1に係る燃料電池システム1と同様である。
(実施形態6)
図6は、本発明の実施形態6に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。なお本実施形態に係る燃料電池システム1は、以下に示す点を除いて実施形態5に係る燃料電池システム1と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、バイパス回路20に放電抵抗24が並列に接続されている。このため放電抵抗24は、燃料電池2が停止して、ジャンクションボックス5のリレー5a、5bが切断された後に換気ファン18とともに放電を行う。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、放電抵抗24において低電圧で放電を行うことによりDC/DCコンバータ13で使用される電圧範囲を狭く設定することができ、DC/DCコンバータ13の小型化とコストの低減が可能となる。また放電抵抗24は従来のものに比べて小さなものでよいため、燃料電池システム1の小型化が可能となる。
(実施形態7)
図7は、本発明の実施形態7に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。なお本実施形態に係る燃料電池システム1は、以下に示す点を除いて実施形態1に係る燃料電池システム1と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、DC/DCコンバータ13の代わりにインバータ25がコンバータ6に接続されている。また、換気ファン18が燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間ではなく、インバータ25に接続されている。結果的に換気ファン18は、コンバータ6、インバータ25を介して燃料電池2と接続されている。なお図7では、換気ファン18が燃料電池ケース3から離れた位置に描かれているが、換気ファン18は例えば燃料電池ケース3の内部や外箱などに設置されているものとする。
また本実施形態に係る燃料電池システム1は、燃料電池2とジャンクションボックス5のリレー5a、5bとの間から分岐し、燃料電池2とインバータ25を接続するバイパス回路20と、バイパス回路20の途中に設けられたリレー21、22を備えている。
本実施形態では、燃料電池2の運転中はコンバータ6およびインバータ25を経由して換気ファン18に電力を供給して、燃料電池ケース3内部の換気を行う。この際コンバータ6は、換気ファン18に供給する電力の電圧制御と、換気ファン2に燃料電池2から電力を供給するかまたは二次電池7から供給するかの切り換えを行う。
また燃料電池2が停止して、ジャンクションボックス5のリレー5a、5bが切断された後は、バイパス回路20の途中に設けられたリレー21、22を切り換えることにより、バイパス回路20およびインバータ25を経由して燃料電池2から換気ファン18に電力が供給される。この際換気ファン18は、燃料電池2に残った燃料ガスおよび酸化剤ガスで発電された電力(余電力)によって燃料電池ケース3内部の換気を行う。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、コンバータ6によって燃料電池2の運転中に換気ファン18に供給される電力の電圧制御および燃料電池2、二次電池7のどちらから電力を供給するかを切り換えることができるため、燃料電池システム1の出力性能を向上させることができる。またインバータ25を経由して換気ファン18に電力を供給するため、効率のよい交流モータを使用することができ、燃料電池システム1の出力性能を向上させることが可能となる。その他の効果については、実施形態1に係る燃料電池システム1と同様である。
(実施形態8)
図8は、本発明の実施形態8に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。なお本実施形態に係る燃料電池システム1は、以下に示す点を除いて実施形態7に係る燃料電池システム1と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、バイパス回路20に放電抵抗24が並列に接続されている。このため放電抵抗24は、燃料電池2が停止して、ジャンクションボックス5のリレー5a、5bが切断された後に換気ファン18とともに放電を行う。
本実施形態に係る燃料電池システム1では、放電抵抗24において低電圧で放電を行うことによりインバータ25で使用される電圧範囲を狭く設定することができ、インバータ25の小型化とコストの低減が可能となる。また放電抵抗24は従来のものに比べて小さなものでよいため、燃料電池システム1の小型化が可能となる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。例えば、燃料電池システム1に備えられるインバータおよびDC/DCコンバータの数は任意であり、また燃料電池システム1のシステム構成は上記の実施形態に示したものに限定されない。
実施形態1に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。 実施形態2に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。 実施形態3に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。 実施形態4に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。 実施形態5に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。 実施形態6に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。 実施形態7に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。 実施形態8に係る燃料電池システムの構成を示したシステム構成図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
2 燃料電池
3 燃料電池ケース
5 ジャンクションボックス
5a、5b リレー
6 コンバータ
7 二次電池
7a、7b リレー
10、11 インバータ
12、13、25 DC/DCコンバータ
15、16 モータ
18、19 換気ファン
20 バイパス回路
21、22 リレー
24、26 放電抵抗

Claims (9)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスを反応させて発電を行う燃料電池と、
    この燃料電池を収納する燃料電池ケースと、
    この燃料電池ケースの内部を換気する換気ファンと、
    前記燃料電池に接続されたリレーを有するジャンクションボックスと、
    を備え、
    前記燃料電池が停止して、前記ジャンクションボックスのリレーが切断された後に、前記燃料電池に残った前記燃料ガスおよび前記酸化剤ガスで発電された電力によって、前記換気ファンを駆動して前記燃料電池ケースの内部を換気することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記換気ファンは、前記燃料電池と前記ジャンクションボックスのリレーとの間に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記換気ファンを複数備え、この複数の換気ファンを直列に接続することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記ジャンクションボックスのリレーに接続されたコンバータと、
    前記燃料電池と前記換気ファンを接続するバイパス回路と、
    このバイパス回路の途中に設けられたリレーと、
    を備え、
    前記コンバータと前記換気ファンは接続されており、前記燃料電池の運転中は、前記コンバータを経由して前記換気ファンに電力が供給され、前記燃料電池が停止して、前記ジャンクションボックスのリレーが切断された後は、前記バイパス回路の途中に設けられたリレーを切り換えることにより、前記バイパス回路を経由して前記換気ファンに電力が供給されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  5. 前記換気ファンを複数備え、この複数の換気ファンを直列に接続することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記ジャンクションボックスのリレーに接続されたコンバータと、
    前記コンバータに接続されたDC/DCコンバータと、
    前記燃料電池と前記DC/DCコンバータを接続するバイパス回路と、
    このバイパス回路の途中に設けられたリレーと、
    を備え、
    前記DC/DCコンバータと前記換気ファンは接続されており、前記燃料電池の運転中は、前記コンバータおよび前記DC/DCコンバータを経由して前記換気ファンに電力が供給され、前記燃料電池が停止して、前記ジャンクションボックスのリレーが切断された後は、前記バイパス回路の途中に設けられたリレーを切り換えることにより、前記バイパス回路および前記DC/DCコンバータを経由して前記換気ファンに電力が供給されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  7. 前記バイパス回路は放電抵抗を有し、前記放電抵抗は前記換気ファンとともに放電を行うことを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記ジャンクションボックスのリレーに接続されたコンバータと、
    前記コンバータに接続されたインバータと、
    前記燃料電池と前記インバータを接続するバイパス回路と、
    このバイパス回路の途中に設けられたリレーと、
    を備え、
    前記インバータと前記換気ファンは接続されており、前記燃料電池の運転中は、前記コンバータおよび前記インバータを経由して前記換気ファンに電力が供給され、前記燃料電池が停止して、前記ジャンクションボックスのリレーが切断された後は、前記バイパス回路の途中に設けられたリレーを切り換えることにより、前記バイパス回路および前記インバータを経由して前記換気ファンに電力が供給されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  9. 前記バイパス回路は放電抵抗を有し、前記放電抵抗は前記換気ファンとともに放電を行うことを特徴とする請求項8に記載の燃料電池システム。
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JP2018502423A (ja) * 2014-12-02 2018-01-25 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 本質安全的なブリードダウン回路、および燃料電池システムのための制御ストラテジー

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