JP2008065871A - クロック生成回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力信号と同期する同期クロックを高い精度で且つ素早く生成する。
【解決手段】CD−ROM50のピット/ランドに対応するパルス列からなるSU信号において複数のハイレベル区間及びローレベル区間が連続した連続区間における再生クロックのクロック数を、連続区間におけるハイレベル区間及びローレベル区間の合計数で除して平均クロック数を算出する。所定の基準周波数に平均クロック数に対する最小クロック数の比を乗じて中間周波数を算出する。再生クロックのクロック数が最小クロック数未満となるハイレベル区間又はローレベル区間であるショート区間が検出されなくなるように、中間周波数を補正して再生クロックの新たな周波数とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力信号に同期する同期クロックを生成するクロック生成回路に関する。
光学記録媒体の1つとして知られるCD−ROMの表面には、凸部であるピットと凹部であるランドとが周方向に沿って交互に配列されている。ピット/ランドの配列パターンはEFM(Eight to Fourteen Modulation)で変調されたデータに基づいて形成されている。CD−ROMドライブにおいては、ピット/ランドの配列方向に沿って半導体レーザを線速度一定で照射するとともに、ピット/ランドからの反射光を読み取り、反射光の位相変化などに基づいて再生信号を生成する。さらに、この再生信号をピット/ランドの配列パターンに対応するパルス列からなる2値化信号に変換する。ピット/ランドの配列パターンがEFMで変調されたデータに基づいて形成されているため、この2値化信号は、ハイレベル区間及びローレベル区間のそれぞれが基本周期をTとしたときに、3T〜11Tの範囲で決定されている。
このような2値化信号を読み出すために、2値化信号と同期、即ち、基本周期Tと同期するような再生クロック(同期クロック)を用いる。2値化信号と同期するように再生クロックを粗調整するために、2値化信号におけるハイレベル区間及びローレベル区間を粗調整前の再生クロックのパルス数でカウントすることによって、11Tのハイレベル区間又はローレベル区間を検出し、この11Tのハイレベル区間又はローレベル区間における再生クロックのパルス数が11になるように、再生クロックの周波数を調整する。さらに、2値化信号におけるハイレベル区間及びローレベル区間を周波数調整後の再生クロックのパルス数でカウントすることによって、3Tのハイレベル区間又はローレベル区間を検出し、この3Tのハイレベル区間又はローレベル区間における再生クロックの立ち上がり及び立ち下がりが一致するように、再生クロックの位相を調整する技術が知られている(特許文献1)。
特開平6−288840号公報
上述した技術においては、2値化信号における最長区間である11Tのハイレベル区間又はローレベル区間を基準にして再生クロックの周波数を粗調整しているが、一般に、規格上最長のピット/ランド、即ち、この場合11Tのハイレベル区間又はローレベル区間の発生頻度が低い。このため、11Tのハイレベル区間又はローレベル区間の検出に時間がかかる。また、CD−ROMの表面に形成された傷等の影響で最長のハイレベル区間又はローレベル区間を誤検出する可能性があり、再生クロックの周波数を正確に決定することができなくなる可能性もある。他の方法として、光ピックアップの位置情報に基づく調整方法が挙げられるが、光ピックアップの位置のような機械的な位置は精度が低いため、再生クロックの周波数を正確に決定することは難しい。
そこで、本発明は、入力信号と同期する同期クロックを高い精度で且つ素早く生成することができるパルス生成回路を提供することを目的とする。
本発明のパルス生成回路は、同期クロックを生成するクロック生成手段と、外部からの入力信号の振幅を2値化して、立ち上がりエッジから次の立ち下がりエッジまでのハイレベル区間、及び、立ち下がりエッジから次の立ち上がりエッジまでのローレベル区間の長さが、所定の周期のi〜j倍(i<j:i、jは正の自然数)となり得る2値化波形を生成する2値化波形生成手段と、前記2値化波形における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間が交互に複数連続した連続区間中における、前記同期クロックの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジの数であるクロック数をカウントするクロック数カウント手段とを備えている。さらに、前記2値化波形における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間のうち、前記同期クロックのクロック数が、前記周期のi倍の長さに割り当てられた所定の最小クロック数未満となる前記ハイレベル区間又は前記ローレベル区間であるショート区間を検出する検出手段と、前記クロック数カウント手段がカウントしたクロック数を前記連続区間における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間の合計数で除した平均クロック数を算出し、前記平均クロック数が前記最小クロック数となる前記同期クロックの周波数である所定の基準周波数に、前記平均クロック数に対する前記最小クロック数の比を乗じた中間周波数を算出し、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検出手段が前記ショート区間を検出しなくなるように、前記中間周波数の値を補正することによって、前記同期クロックの新たな周波数を算出する同期周波数算出手段とを備えている。
別の観点から見て本発明のパルス生成回路は、同期クロックを生成するクロック生成手段と、外部からの入力信号の振幅を2値化して、立ち上がりエッジから次の立ち下がりエッジまでのハイレベル区間、及び、立ち下がりエッジから次の立ち上がりエッジまでのローレベル区間の長さが、所定の周期のi〜j倍(i<j:i、jは正の自然数)となり得る2値化波形を生成する2値化波形生成手段と、前記2値化波形における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間が交互に複数連続した連続区間中における、前記同期クロックの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジの数であるクロック数をカウントするクロック数カウント手段とを備えている。さらに、前記2値化波形における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間のうち、前記同期クロックのクロック数が、前記周期のi倍の長さに割り当てられた所定の最小クロック数未満となる前記ハイレベル区間又は前記ローレベル区間であるショート区間を検出する検出手段と、前記クロック数カウント手段がカウントしたクロック数を前記連続区間における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間の合計数で除した平均クロック数を算出し、前記平均クロック数が前記最小クロック数となる前記同期クロックの周波数である所定の基準周波数に、前記平均クロック数に対する前記最小クロック数の比を乗じて前記同期クロックの新たな周波数を算出するとき、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検出手段が前記ショート区間を検出しなくなるように、前記平均クロック数、及び、前記連続区間における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間の数の少なくともいずれかを補正する周波数算出手段とを備えている。
これら本発明によると、周波数算出手段が、入力信号が2値化された2値化波形における一部の区間である連続区間の複数のハイレベル区間及びローレベル区間に基づいて同期クロックの周波数を算出するため、同期クロックの周波数の粗調整を素早く行うことができる。また、入力信号の1部に瑕疵があっても、連続区間を長くすることで周波数算出時における当該瑕疵の影響を抑制することができるため、同期クロックの周波数の粗調整を高い精度で行うことができる。これにより、入力信号と同期する同期クロックを高い精度で且つ素早く生成することができる。
本発明においては、前記検出手段が、検出した前記ショート区間の数を積算した結果を検出結果として出力することが好ましい。これによると、検出手段がショート区間の検出を一括して行うことができるため、同期クロックの周波数の粗調整をさらに素早く行うことができる。
また、本発明においては、前記同期周波数算出手段が算出した新たな周波数を有する前記同期クロックを前記クロック生成手段が生成し、次に、当該同期クロックに関して、前記同期周波数算出手段が新たな周波数を算出する、という動作を、前記検出手段が、前記ショート区間を検出しなくなるまで、継続することが好ましい。これによると、検出手段がショート区間を確実に検出しなくなるまで、同期クロックの粗調整が繰り返されるため、同期クロックの周波数の粗調整をより高い精度で行うことができる。
さらに、本発明においては、円盤形状を有していると共にレーザ光を照射したときの反射光の状態が互いに異なる第1反射領域及び第2反射領域が表面の周方向に沿って交互に配列された光学記録媒体において、前記周方向に沿って前記第1反射領域及び前記第2反射領域に前記レーザ光を照射したときの反射光に基づいて生成される前記入力信号が入力されたとき、前記ハイレベル区間の長さが前記第1反射領域の前記周方向に関する長さに、前記ローレベル区間の長さが前記第2反射領域の前記周方向に関する長さに対応するような前記2値化波形を前記2値化波形生成手段が生成することがより好ましい。これによると、光学記録媒体に対応する同期クロックの周波数の粗調整を高い精度で且つ素早く行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態であるクロック生成回路を含むCD−ROMドライブの機能ブロック図である。図2は、CD−ROM50に記録されたデータと、CD−ROMドライブ1の各機能部における信号との関係を示した模式図である。なお、図2においては、図2(d)に示す再生クロックと図2(b)に示す入力信号とが同期した状態を示している。CD−ROMドライブ1は、CD−ROM50に記録されたデータを読み出すものである。CD−ROM50は、円盤形状を有する光学記録媒体であり、図2(a)に示すように、CD−ROM50の表面の周方向に沿って、凸部であるピット(第1反射領域)と凹部であるランド(第2反射領域)とが交互に配列されている。ピット/ランドの配列パターンは、EFM(Eight to Fourteen Modulation)で変調されたデータに基づいて形成されており、ピットの周方向に関する長さ及びランドの周方向に関する長さが、基本周期をTとしたときに、3(i)T〜11(j)Tの範囲となっている。
図1に示すように、CD−ROMドライブ1は、光ヘッド2と、RF信号生成回路3と、クロック生成回路4と、スピンドルモータ5とを有している。光ヘッド2は、CD−ROM50のピット/ランドを読み出すものであり、CD−ROM50のピット/ランドに780nmの波長を有するレーザ光を照射する半導体レーザと、ピット/ランドからの反射光を受光する光ディテクタとを有している(図示せず)。スピンドルモータ5は、光ヘッド2から照射されたレーザ光がピット/ランドの配列方向に沿って線速度一定で照射されるようにCD−ROM50を回転させる。RF信号生成回路3は、図2(b)に示すように、光ヘッド2の半導体レーザから照射されたレーザ光と、光ディテクタが受光した反射光との位相差や光量差(反射光の状態の差)に基づいて、ピット/ランドの形状変化に対応して振幅が変化するRF信号(入力信号)を生成する。生成されたRF信号はクロック生成回路4に入力される。
クロック生成回路4は、RF信号生成回路3から入力されたRF信号と同期するように粗調整された図2(d)に示すような再生クロック(同期クロック)を出力するものである。再生クロックは、クロック生成回路4によって粗調整された後、さらにRF信号と精密に同期するように完全に調整される。完全に調整された再生クロックは、図示しない回路においてRF信号の読み取りに用いられる。また、クロック生成回路4は、2値化波形生成部(2値化波形生成手段)11と、再生クロック生成部(以下、VCO:クロック生成手段)12と、連続区間クロック数カウント部(クロック数カウント手段)13と、ショート区間検出部(検出手段)14と、同期周波数算出部(同期周波数算出手段)17とを有している。
2値化波形生成部11は、RF信号生成回路3から入力されたRF信号の振幅が2値化されたパルス列からなるSU信号(2値化波形)を生成するものである。また、2値化波形生成部11は、図2(b)及び図2(c)に示すように、立ち上がりエッジから次の立ち下がりエッジまでのハイレベル区間(H)の長さがピットの周方向に関する長さに、立ち下がりエッジから次の立ち上がりエッジまでのローレベル区間(L)の長さがランドの周方向に関する長さに対応するようなSU信号が生成されるように2値化の閾値を決定している。したがって、上述したように、ピット/ランドの周方向に関する長さがEFMにより3T〜11Tの範囲となっているため、ハイレベル区間及びローレベル区間の長さも3T〜11Tの範囲となる。VCO12は、任意の周波数を有するパルス列から成る再生クロックを生成するものである。
連続区間クロック数カウント部13は、SU信号における任意の数のハイレベル区間及びローレベル区間が交互に連続した連続区間中において、再生クロックの立ち上がりエッジの数であるクロック数をカウントするものである。なお、クロック数は、立ち下がりエッジの数であってもよい。ショート区間検出部14は、SU信号におけるハイレベル区間及びローレベル区間のうち、再生クロックのクロック数が、3Tの長さに割り当てられた所定の最小クロック数(本実施形態においては3)未満となるショート区間を検出するものであり、ショート区間検知部15と、積算器16とを有している。ショート区間検知部15は、ショート区間を検知するものであり、積算器16は、ショート区間検知部15が検知したショート区間の数を積算した結果を検出結果として同期周波数算出部17に出力するものである。
同期周波数算出部17は、RF信号生成回路3から入力されたRF信号と同期するような再生クロックの新たな周波数(f)を算出するものである。この新たな周波数を算出するときに用いられる数式を次に示す。
f=k×3/B/M+m×H
具体的には、連続区間クロック数カウント部13がカウントしたクロック数(B)を連続区間におけるハイレベル区間及びローレベル区間の合計数(M)で除した平均クロック数(B/M)を算出する。そして、算出した平均クロック数が最小クロック数(3)となるときの再生クロックの周波数である所定の基準周波数(k)に平均クロック数に対する最小クロック数の比を乗じた中間周波数(k×3/B/M)を算出する。このとき、平均クロック数は必ず最小クロック数より大きくなるため、中間周波数は確実に基準周波数より低くなる。また、基準周波数は、平均クロック数が最小クロック数となるときの再生クロックの周波数であるため、算出すべき新たな周波数より確実に低い。したがって、中間周波数は同期したときの周波数より低くなる。ここで、再生クロックがRF信号と同期しているときは、ショート区間が発生することはない。一方、再生クロックの周波数が同期したときの周波数より低くなるに伴って、ショート区間の発生頻度が高くなる。そこで、ショート区間検出部14の検出結果(H)に基づいて、ショート区間検出部14がショート区間を検出しなくなるように、周波数が高くなる方向に中間周波数を補正(m×H:mは補正係数)する。この補正結果を再生クロックの新たな周波数とする。
同期周波数算出部17が再生クロックの新たな周波数を算出したとき、VCO12が、算出された新たな周波数を有する新たな再生クロックを生成する。さらに、この新たな再生クロックに関して、ショート区間検出部14がショート区間を検出したとき、同期周波数算出部17が、再び新たな周波数を算出する。このような再生クロックの周波数の調整を、ショート区間検出部14がショート区間を検出しなくなるまで繰り返す。ショート区間検出部14がショート区間を検出しなくなると、周波数の粗調整を完了する。
以上、説明した本実施形態によると、RF信号が2値化されたSU信号における一部の区間である連続区間の複数のハイレベル区間及びローレベル区間に基づいて再生クロックの周波数を算出するため、発生頻度の低い11Tのパルスを使用する従来技術に比較して、再生クロックの周波数の粗調整を素早く行うことができる。また、CD−ROMの表面に傷が入るなどしてRF信号の1部に瑕疵があってBの値が乱れても、連続区間を長くすることでMの値が増加するため、新たな周波数算出時において、平均クロック数(B/M)算出に対する当該瑕疵の影響を抑制することができる。つまり、連続区間におけるハイレベル区間及びローレベル区間の数が大きくなるほど当該瑕疵の影響は相対的に小さくなる。このように、RF信号と同期する再生クロックを高い精度で且つ素早く生成することができる。
さらに、同期周波数算出部17が、ショート区間検出部14がショート区間を検出しなくなるまで周波数の算出(調整)を繰り返すため、再生クロックの周波数の粗調整をより高い精度で行うことができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について図3を参照しつつ説明する。図3は、本発明に係る第2実施形態であるクロック生成回路を含むCD−ROMドライブ101の機能ブロック図である。本実施形態においては、クロック生成回路104のみが第1実施形態と異なっているため、以下、クロック生成回路104について重点的に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の機能有する機能部については、同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、クロック生成回路104は、RF信号生成回路3から入力されたRF信号と同期するように粗調整された再生クロック(同期クロック)を出力するものである。クロック生成回路4は、2値化波形生成部11と、VCO12と、連続区間クロック数カウント部13と、ショート区間検出部14と、同期周波数算出部(同期周波数算出手段)117とを有している。
同期周波数算出部117は、RF信号生成回路3から入力されたRF信号と同期する再生クロックの新たな周波数(f)を算出するものである。新たな周波数を算出するときに用いられる数式を次に示す。
f=k×3/B/(M−n×H)
具体的には、連続区間クロック数カウント部13がカウントしたクロック数(B)を連続区間におけるハイレベル区間及びローレベル区間の合計数(M)で除した平均クロック数(B/M)を算出する。そして、算出した平均クロック数が最小クロック数(3)となるときの再生クロックの周波数である所定の基準周波数(k)に平均クロック数に対する最小クロック数の比を乗じて再生クロックの新たな周波数を算出する。このとき、ショート区間検出部14の検出結果(H)に基づいて、ショート区間検出部14がショート区間を検出しなくなるように、連続区間におけるハイレベル区間及びローレベル区間の合計数を少なくする方向に補正(n×H:nは補正係数)する。この補正結果を用いて再生クロックの新たな周波数を算出する。
なお、本実施形態においては、ショート区間検出部14がショート区間を検出しなくなるように、連続区間におけるハイレベル区間及びローレベル区間の合計数を少なくする方向に補正したが、連続区間クロック数カウント部13がカウントしたクロック数を大きくする方向に補正してもよい。
同期周波数算出部117が再生クロックの新たな周波数を算出したとき、VCO12が、算出された新たな周波数を有する新たな再生クロックを生成する。さらに、この新たな再生クロックに関して、ショート区間検出部14がショート区間を検出したとき、同期周波数算出部117が、再び新たな周波数を算出する。このような再生クロックの周波数の調整を、ショート区間検出部14がショート区間を検出しなくなるまで繰り返す。ショート区間検出部14がショート区間を検出しなくなると、周波数の粗調整を完了する。
以上、説明した本実施形態によると、RF信号が2値化されたSU信号における一部の区間である連続区間の複数のハイレベル区間及びローレベル区間に基づいて再生クロックの周波数を算出するため、再生クロックの周波数の粗調整を素早く行うことができる。また、CD−ROMの表面に傷が入るなどしてRF信号の1部に瑕疵があっても、連続区間を長くすることで新たな周波数算出時における当該瑕疵の影響を抑制することができる。このように、RF信号と同期する再生クロックを高い精度で且つ素早く生成することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述した第1及び第2実施形態においては、ショート区間検出部14の積算器16が、ショート区間検知部15が検知したショート区間の数を積算した結果を検出結果として同期周波数算出部17に出力する構成であるが、ショート区間検知部15がショート区間を検知する毎に検出結果を出力する構成であってもよい。
また、上述した第1及び第2実施形態においては、同期周波数算出部17、117が、ショート区間検出部14がショート区間を検出しなくなるまで周波数の算出(調整)を繰り返す構成となっているが、周波数の調整を一回のみ行う構成であってもよい。このとき、ショート区間の検出範囲を広げることによって周波数の補正精度を高めることが好ましい。
さらに、上述した第1及び第2実施形態においては、最小のピット/ランド長である3Tに割り当てられた最小クロック数3に基づいて再生クロックの粗調整を行う構成であるが、3Tに割り当てられる最小クロック数は3の整数倍であれば任意の数であってもよい。また、CD−ROMに記録された最小のピット/ランド長が2T、4Tなど3T以外の長さである場合には、最小クロック数は、2の倍数や4の倍数など各最小のピット/ランド長に対応する数であればよい。
加えて、上述した第1及び第2実施形態においては、スピンドルモータ5が、光ヘッド2から照射されたレーザ光がピット/ランドの配列方向に沿って線速度一定で照射されるようにCD−ROM50を回転させる構成であるが、スピンドルモータがCD−ROM50を角速度一定で回転させる構成であってもよい。
上述した第1及び第2実施形態においては、CD−ROMドライブに本発明を適用した例について説明したが、DVDドライブなど、他の光学記録媒体のドライブに対しても本発明は適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るCD−ROMドライブの概略構成図である。 図1に示すCD−ROMに記録されたデータと、CD−ROMドライブの各機能部における信号との関係を示した模式図である。 本発明の第2実施形態に係るCD−ROMドライブの概略構成図である。
符号の説明
1、101 CR−ROMドライブ
2 光ヘッド
3 信号生成回路
4、104 クロック生成回路
5 スピンドルモータ
11 2値化波形生成部
12 VCO
13 連続区間クロック数カウント部
14 ショート区間検出部
15 ショート区間検知部
16 積算器
17、117 同期周波数算出部

Claims (5)

  1. 同期クロックを生成するクロック生成手段と、
    外部からの入力信号の振幅を2値化して、立ち上がりエッジから次の立ち下がりエッジまでのハイレベル区間、及び、立ち下がりエッジから次の立ち上がりエッジまでのローレベル区間の長さが、所定の周期のi〜j倍(i<j:i、jは正の自然数)となり得る2値化波形を生成する2値化波形生成手段と、
    前記2値化波形における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間が交互に複数連続した連続区間中における、前記同期クロックの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジの数であるクロック数をカウントするクロック数カウント手段と、
    前記2値化波形における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間のうち、前記同期クロックのクロック数が、前記周期のi倍の長さに割り当てられた所定の最小クロック数未満となる前記ハイレベル区間又は前記ローレベル区間であるショート区間を検出する検出手段と、
    前記クロック数カウント手段がカウントしたクロック数を前記連続区間における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間の合計数で除した平均クロック数を算出し、前記平均クロック数が前記最小クロック数となる前記同期クロックの周波数である所定の基準周波数に、前記平均クロック数に対する前記最小クロック数の比を乗じた中間周波数を算出し、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検出手段が前記ショート区間を検出しなくなるように、前記中間周波数の値を補正することによって、前記同期クロックの新たな周波数を算出する同期周波数算出手段とを備えていることを特徴とするクロック生成回路。
  2. 同期クロックを生成するクロック生成手段と、
    外部からの入力信号の振幅を2値化して、立ち上がりエッジから次の立ち下がりエッジまでのハイレベル区間、及び、立ち下がりエッジから次の立ち上がりエッジまでのローレベル区間の長さが、所定の周期のi〜j倍(i<j:i、jは正の自然数)となり得る2値化波形を生成する2値化波形生成手段と、
    前記2値化波形における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間が交互に複数連続した連続区間中における、前記同期クロックの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジの数であるクロック数をカウントするクロック数カウント手段と、
    前記2値化波形における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間のうち、前記同期クロックのクロック数が、前記周期のi倍の長さに割り当てられた所定の最小クロック数未満となる前記ハイレベル区間又は前記ローレベル区間であるショート区間を検出する検出手段と、
    前記クロック数カウント手段がカウントしたクロック数を前記連続区間における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間の合計数で除した平均クロック数を算出し、前記平均クロック数が前記最小クロック数となる前記同期クロックの周波数である所定の基準周波数に、前記平均クロック数に対する前記最小クロック数の比を乗じて前記同期クロックの新たな周波数を算出するとき、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検出手段が前記ショート区間を検出しなくなるように、前記平均クロック数、及び、前記連続区間における前記ハイレベル区間及び前記ローレベル区間の数の少なくともいずれかを補正する周波数算出手段とを備えていることを特徴とするクロック生成回路。
  3. 前記検出手段が、検出した前記ショート区間の数を積算した結果を検出結果として出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のクロック生成回路。
  4. 前記検出手段が、前記ショート区間を検出しなくなるまで、前記同期周波数算出手段が算出した新たな周波数を有する前記同期クロックを前記クロック生成手段が生成し、前記同期周波数算出手段が当該同期クロックに関して新たな周波数を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクロック生成回路。
  5. 円盤形状を有していると共にレーザ光を照射したときの反射光の状態が互いに異なる第1反射領域及び第2反射領域が表面の周方向に沿って交互に配列された光学記録媒体において、前記周方向に沿って前記第1反射領域及び前記第2反射領域に前記レーザ光を照射したときの反射光に基づいて生成される前記入力信号が入力されたとき、前記ハイレベル区間の長さが前記第1反射領域の前記周方向に関する長さに、前記ローレベル区間の長さが前記第2反射領域の前記周方向に関する長さに対応するような前記2値化波形を前記2値化波形生成手段が生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のクロック生成回路。
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