JP2008061171A - 通信方法および無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドオーバーの処理時間を削減可能な通信方法を得ること。
【解決手段】無線メッシュネットワーク通信システムにおいて、無線端末がネットワーク経由で通信を行っている場合の通信方法であって、無線端末に接続された通信装置(接続元装置)が無線端末の無線マルチホップ経路情報を広告するステップと、接続先候補装置が、接続元装置から受信した経路情報に基づき移動により無線端末が自装置に接続される可能性を判断するステップと、接続される可能性があると判断した場合に、当該無線端末に関する仮経路31を設定するステップと、無線端末が接続先候補装置の一つに接続された場合、その装置が設定した仮経路を実経路として設定するステップと、前記無線端末との接続が停止された接続元装置が、当該無線端末に対して設定していた実経路を、仮経路に変更するかまたは削除するステップとを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メッシュネットワークを構成する複数の無線マルチホップ通信装置が無線マルチホップ接続による経路制御を行う場合の通信方法に関するものであり、特に、前記経路制御にて設定された無線マルチホップ経路にて通信中の端末装置が移動に伴ってハンドオーバーを行う場合の通信方法に関するものである。
従来、無線LANにおいては、STA(無線ステーション:無線端末)が接続するAP(無線アクセスポイント)を変える際に瞬断時間の短縮等のためハンドオーバーの高速化が行われている。たとえば、IEEE802.11r(Fast Roaming)等で議論されているようにSTAの移動等により接続されるAPが変更される場合、当該STAは、移動先のAPに対する認証を事前に行い、接続AP変更後の処理時間を減らすことによって、ハンドオーバーの高速化を実現していた(例えば、下記非特許文献1)。
一方、IEEE802.11s(ESS Mesh Networking)などの無線マルチホップ接続では、APにて経路制御を行うが、このような無線マルチホップ接続の構成においては、ハンドオーバーの高速化は想定されていない(例えば、非特許文献2)。
ここで、“IETF(Internet Engineering Task Force) MANET(Mobile Ad-hoc Networks)”のAODV(Ad Hoc On Demand Distance Vector)やIEEE802.11s等のAODVをベースとした従来のマルチホップ接続における経路制御について説明する。
図10は、従来のRREP−Ack(Root Reply Acknowledge)の送信を行う場合のAODVベースの経路制御の動作フローを示す図である。たとえば、第1のSTAから第2のSTA宛てにデータを送信すると、第1のAPは、第2のSTAに対する経路情報を保持していない場合に一旦送信データを保持するとともに、他のすべてのAP(第2のAP,第3のAP…)に対してブロードキャストでRREQ(root request)を送信する。第2のSTAに対する経路情報を保持している第2のAPは、ある基準に応じて経路を選択し(この例では、第1のAP−第2のAP)、その経路経由で第1のAPに対してユニキャストでRREP(Root Reply)を返送する。第1のAPでは、RREPを受信すると、RREP−Ackを第2のAPにユニキャストで返送するとともに、第2のSTAに対する経路設定を行う。
以上のように経路設定が行われ、第1のAPは、保持していた第2のSTA宛ての送信データを、設定された経路に従い転送する。以降、第1のSTAと第2のSTAとの間は設定された経路でデータ転送を行うことができる(下記非特許文献3,4参照)。
IEEE P802.11r/D2.0(Wireless Medium Access Control (MAC) and physical layer (PHY) specifications:Amendment 2: Fast BSS Transition) IEEE P802.11s/D0.01(Wireless Medium Access Control (MAC) and physical layer (PHY) specifications: ESS Mesh Networking) IETF MANET RFC3561:Ad hoc On-Demand Distance Vector (AODV) Routing IETF MANET RFC3626:Optimized Link State Routing Protocol(OLSR)
しかしながら、上記IEEE 802.11r等の従来の無線LANのハンドオーバーの高速化では、APが無線マルチホップ接続による経路制御を行っていることを想定しておらず、また、IEEE 802.11s等の従来の無線マルチホップネットワークでは、STAの移動時に、移動先のAPとの接続後に新たに経路を生成するため、ハンドオーバーにかかる処理時間が大きい、という問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、メッシュネットワークを構成する複数の無線マルチホップ通信装置が無線マルチホップ接続による経路制御を行う場合において、ハンドオーバーの処理時間を削減可能な通信方法および無線通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、メッシュネットワークを構成する複数の無線マルチホップ通信装置および当該無線マルチホップ通信装置配下の無線端末を含み、前記ネットワークを経由した経路制御処理として無線マルチホップ経路制御を採用する無線通信システムにおいて、特定の無線端末が前記ネットワーク経由(実経路)で所望の通信相手と通信を行っている場合の通信方法であって、前記特定の無線端末に接続された無線マルチホップ通信装置(接続元装置)が、当該無線端末とその通信相手との接続経路である無線マルチホップ経路情報をネットワーク内の他の無線マルチホップ通信装置(接続先候補装置)に広告する広告ステップと、前記接続先候補装置が、前記接続元装置から受信した無線マルチホップ経路情報に基づいて、移動により前記特定の無線端末が自装置に接続される可能性の有無を判断する接続判断ステップと、前記接続判断ステップの処理によって前記特定の無線端末が新たに接続される可能性があると判断した場合に、前記接続先候補装置が、前記特定の無線端末に関する無線マルチホップ経路を仮経路として設定する仮経路設定ステップと、前記特定の無線端末が前記接続先候補装置のいずれか一つに接続された場合、前記特定の無線端末に接続された接続先候補装置が設定した前記仮経路を新たな実経路(無線マルチホップ経路)として設定する実経路設定ステップと、前記特定の無線端末との接続が停止された前記接続元装置が、当該無線端末に対して設定していた実経路を、仮経路に変更するかまたは削除する実経路停止ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、無線端末が、移動により接続する無線アクセスポイントを変更する前に、予想される変更後の接続先無線アクセスポイントに変更後の無線マルチホップ経路を仮経路として設定しておくようにしたので、変更時の処理が削減されハンドオーバーの処理時間を短縮することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信方法および無線通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信装置の実施の形態1のネットワーク構成を示す図である。本実施の形態では、無線アクセスポイントを通信装置の例として説明する。図1において、AP1,AP2,AP3,AP4は、無線マルチホップで経路制御が行われているメッシュネットワーク(またはアドホックネットワーク)を構成する無線アクセスポイントであり、STA10,STA11は無線端末である。また、無線エリア21は、AP1に無線接続可能な範囲、無線エリア22は、AP2に無線接続可能な範囲である。STA10は、移動する無線端末であり、移動前には、無線エリア21内にありAP1に接続されており、無線エリア22内に移動するとAP2に接続される。STA11は、AP4に接続されている無線端末である。無線マルチホップ経路30は、STA10が無線エリア21内にあるときのSTA10からSTA11への接続経路を表し、AP1,AP3,AP4経由を経由するものである。また、無線マルチホップ経路31は、STA10が無線エリア22内に移動した後のSTA10からSTA11への接続経路を表す。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。
まず、STA10は、無線エリア21内にありAP1に接続されている。また、STA10は、AP1,AP3,AP4を経由する無線マルチホップ経路30によってSTA11と通信を行っている。このとき、AP1は、隣接APのノード情報や隣接リンク情報,トポロジ情報,GPS等の位置情報,配下の無線端末(図1の例ではSTA10)に関するSTA情報,配下の無線端末の経路情報(配下のSTA10とSTA11との接続経路である無線マルチホップ経路30に関する情報など)などを保持している。AP1は、これら保持している情報の一部または全て(少なくとも配下の無線端末の経路情報を含む)を同一ネットワーク内のAP2,AP3,AP4に広告する。通常は周期的に広告しているが、接続状態が変化したときにも広告を行う。
次に、STA10がAP1に接続されている状態で、AP2は、無線エリア22にSTA10が移動して配下に接続される可能性があると判断した場合には、AP2経由の無線マルチホップ経路31(STA10がAP2に接続してSTA11との通信を行う場合に本ネットワークの無線マルチホップ経路制御に基づき選択される経路)を仮経路として設定する。なお、仮経路は、少なくともSTA10のデータの送信元となるAP1とSTA11からのデータの送信元AP(この場合はAP4)に設定される。また、すべてのAPで経路を保持するOLSRやAODVなどを用いる場合には、仮経路をすべてのAPで設定しておくようにしてもよい。また、これに限らず、仮経路の増大を防ぐために、仮経路上のAPのみが設定するようにしてもよいし、または、通信相手と最も近いAP(この場合はAP4)のみが設定するようにしてもよい。
その後、STA10が実際に無線エリア22内に移動し、AP2に接続された場合、AP2は、仮経路として設定済みの無線マルチホップ経路12を実経路に変更する。接続状態が変化したため、AP2は、前述の隣接APのノード情報や隣接リンク情報,トポロジ情報,GPS等の位置情報,配下の無線端末に関するSTA情報,配下の無線端末の経路情報の一部または全て(少なくとも配下の無線端末の経路情報を含む)を広告する。このとき、AP1は、STA10との接続がなくなるため、実経路として設定していた無線マルチホップ経路30を仮経路に変更するか、または削除する。これ以降は、新たな無線マルチホップ接続により、通信が行われるようになる。
以上のように、本実施の形態においては、たとえば、STA10がAP1との接続からAP2との接続に移行する可能性があると判断された場合、移行前に、予想される移行後の接続先AP2に移行後の無線マルチホップ経路を仮経路として設定しておくこととした。これにより、移行後に経路を生成する従来技術と比較して移行時の処理が削減され、ハンドオーバーの処理時間を短縮することができる。
なお、AP2が、無線エリア22内にSTA10が移動する可能性があると判断する方法として、AP1よりブロードキャストされる前述の情報(隣接APのノード情報や隣接リンク情報,トポロジ情報,GPS等の位置情報,配下のSTAのSTA情報および経路情報、の一部または全て)を用いる方法が考えられる。たとえば、あるAPにおいて、「隣接するAPにSTAが接続された」という情報を取得した場合には、そのSTAは近くに存在するため配下に移動してくる可能性が高いと判断できる。つまり、図1の例では、STA10が接続されているAP1に隣接するAP2,3が、STA10が配下に移動してくる可能性が高いと判断する。そして、それらのAPでは、STA10の経路情報をもとに仮経路を設定しておく。
また、あらかじめ複数のAPで構成されるグループを定義しておき、グループ内のAPに無線端末が接続された場合に、グループ内の他の全てのAPが、そのSTAに関する経路情報をもとに仮経路を設定しておくようにしてもよい。たとえば、図1の例では、AP1,AP2,AP3,AP4でグループを構成しておき、STA10がAP1に接続された場合、AP2,AP3,AP4がSTA10に関する仮経路を設定する。
また、各APは、広告されているGPS情報を用いて他のAPの位置を把握することにより、直接通信を行っていないAPも含めて物理的に近い位置にあるかどうかを判断してもよい。各APでは、物理的に近い位置にあるAPは前述の隣接APと同様に扱い、その隣接APに接続されたSTAに関する仮経路を設定する。
また、AP1は、たとえば、以下に示す手順により、STA10のトラヒックがVoIP(Voice Over Internet Protocol)トラヒックである場合にのみ仮経路を設定することにしてもよい。VoIPトラヒックを含むか否かの判断方法としては、たとえば、SIPメッセージであるかどうか、その他VoIPパケットの特性を有するかどうか等を確認する方法がある。
まず、STA10からのトラヒックがVoIPトラヒックを含むと判断した場合には、AP1は、STA10がVoIP端末である、またはSTA10からのパケットがVoIPトラヒックを含む、ということを示す情報を、STA情報に追記して保持するとともに、そのSTA情報をAP2,AP3,AP4に広告する。
AP2は、前述のとおりSTA10が移動してくる可能性があると判断しているが、広告されたSTA10のSTA情報を用いて、STA10がVoIP端末である場合、またはSTA10からのパケットがVoIPトラヒックを含む場合にのみ、STA10に関する仮経路を設定する。つまり、VoIPトラヒックを含む場合にのみ高速にハンドオーバーが実施され、それ以外の場合には、STAが移動してくると予想される(STAが移動してくる可能性があると判断される)場合でも仮経路が設定されていないので、従来同様、新たなAPに接続後にマルチホップ接続経路が設定される。これによって、仮経路の増大を防ぐことができる。
さらに、各APは、仮経路設定からの経過時間を管理し、一定時間(Life Time)経過してもSTAが配下に移動してこない場合、仮経路を消去するようにしてもよい。Life Timeは、メッセージにより更新可能とすることもできる。また、仮経路消去メッセージまたはLife Timeを強制的に期限切れとするようなLife Timeクリアメッセージなどにより、強制的に、仮経路を削除することもできる。さらに、VoIPの場合に、平均通話時間,最大通話時間などアプリケーション特有のサービス時間に基づいてLife Timeを設定してもよいし、または、過去のサービス時間を元にLife Timeを設定してもよい。
以上のように、本実施の形態のAPは、STAが移動して配下に接続される可能性の有無を判断し、可能性がある場合には、配下に接続された後のマルチホップ接続経路を、当該接続前にあらかじめ仮設定しておくようにした。これにより、接続後に経路を生成する従来技術と比較してハンドオーバーの処理時間を低減することができる。
なお、以上の例では、無線LANについて説明したが、IEEE802.11などの無線LANだけでなく、IEEE802.15あるいは、IEEE802.16,802.16eのWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等、その他の無線マルチホップで接続されるメッシュネットワーク(またはアドホックネットワーク)においても、本実施の形態の仮経路設定方法は適用可能である。さらに、レイヤ2による経路制御でもレイヤ3による経路制御でも、同様の動作が可能であり同様の効果が得られる。このように、本実施の形態は、すべての無線マルチホップの経路制御に適用することができる。
実施の形態2.
図2は、本発明にかかる通信装置の実施の形態2のネットワーク構成を示す図である。実施の形態1と同様のものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、AP1,AP2,AP3,AP4で構成されるメッシュネットワークはGW(ゲートウェイ)40を介して他のネットワーク41に接続される。図2において、GW40は、AP4と他のネットワーク41を接続するゲートウェイである。無線マルチホップ経路32は、移動前におけるSTA10から他のネットワーク41への経路で、AP1,AP3,AP4,GW40を経由する。また、無線マルチホップ経路33は、STA10が移動してAP2に接続された後の、STA10から他のネットワーク41への経路で、AP2,AP4,GW40を経由する。
つづいて、本実施の形態の通信動作について説明する。
まず、STA10は、無線エリア21内にありAP1に接続されている。また、STA10は、AP1,AP3,AP4,GW40を経由する無線マルチホップ経路32によって他のネットワーク41と接続されている。このとき、AP1は、隣接AP(無線アクセスポイント)のノード情報や隣接リンク情報,トポロジ情報,GPS等の位置情報,配下に接続されているSTA(図1の例ではSTA10)に関するSTA情報,配下のSTAの経路情報(配下のSTA10とSTA11との接続経路である無線マルチホップ経路30に関する情報)などを保持している。また、AP1は、これら保持している情報の一部または全てを同一ネットワーク内のAP2,AP3,AP4の各APとGW40に広告する。
次に、STA10がAP1に接続されている間に、AP2は、STA10が移動して配下に接続される可能性があると判断し、AP2経由の無線マルチホップ経路33を仮経路として設定する。配下に接続される可能性の有無の判断は実施の形態1と同様の方法で実施する。
その後、STA10が実際に無線エリア22内に移動してAP2に接続されると、AP2は仮経路として設定済みの無線マルチホップ経路33を実経路に変更する。この時、AP1は、STA10との接続がなくなるため、実経路として設定していた無線マルチホップ経路32を仮経路に変更するか、または削除する。
以上のように本実施の形態のAPは、STAが移動して配下に接続される可能性の有無を判断し、可能性がある場合には配下に接続された後のマルチホップ接続経路を接続前にあらかじめ仮設定しておくようにした。これにより、接続後に経路を生成する従来技術と比較してハンドオーバーの処理時間を低減することができる。
実施の形態3.
図3は、本発明にかかる通信装置の実施の形態3のSTA移動前のメッセージ広告の動作を示す図である。本実施の形態では、各APが、配下のSTAのSTA情報と配下のSTAの経路情報とをメッセージ広告により送信する例を示す。また、メッセージ広告以外の通信動作については実施の形態1と同様である。
本実施の形態のネットワーク構成は、図1と同様である。図3において、実施の形態1と同様の機能のものは、図1と同一の符号を付して説明を省略する。メッセージ50はAP1からAP2へ、メッセージ51はAP1からAP3へ、メッセージ52はAP1からAP4へ送信されるAP間のメッセージである。
STA10は、実施の形態1と同様に、移動前にはAP1に接続されている。このとき、AP1は、保持している配下のSTAのSTA情報と経路情報とをAP2にメッセージ50で広告し、同様に、AP3にメッセージ51で、AP4にメッセージ52で広告する。
つづいて、STA10の移動前のメッセージ広告の動作について図3に基づいて説明する。
各APは、自身の保持している配下のSTAのSTA情報と経路情報をAP間メッセージにより互いに広告しあう。たとえば、AP1では、隣接のAP2とAP3に対して配下のSTAのSTA情報(図3の例ではSTA10の情報)と経路情報(図1の無線マルチホップ経路30)をそれぞれメッセージ50,メッセージ51により周期的に広告する。また、STAの接続状態の変化等、他APに対し情報に変化のあったことを知らせる必要があるときにも、これらのメッセージを広告する。また、隣接でないAP4には、他のAP(図3の例ではAP3)を経由してメッセージ52により広告することとしてもよい。
図4は、STA10の移動後のメッセージ広告の動作を示す図である。メッセージ60は、AP2からAP1に、メッセージ61はAP2からAP4に、メッセージ62はAP2からAP3にそれぞれ送信されるAP間メッセージである。
つづいて、STA10の移動後のメッセージ広告動作について図4に基づいて説明する。
各APは、自身の保持している配下のSTAのSTA情報と経路情報をAP間メッセージにより互いに広告しあう。STA10がAP2の無線エリア22に移動し、AP2に接続されると、AP2は、送信するAP間メッセージに、配下のSTAのSTA情報(この例ではSTA10の情報)と経路情報(この例では無線マルチホップ経路33)を追加する。
AP2は、隣接するAP1とAP4に対して配下のSTAのSTA情報と経路情報を、それぞれメッセージ60,メッセージ61により周期的に広告している。さらに、STAの接続状態の変化等、他APに対し情報に変化のあったことを知らせる必要があるときにも、これらのメッセージを広告する。なお、隣接でないAP3には、他のAP(図4ではAP4)を経由してメッセージ62により広告することとしてもよい。
以上のように本実施の形態のAPは、AP間メッセージにより配下のSTAのSTA情報と経路情報を広告するようにしたので、汎用の手順で仮経路設定処理を行うことができる。
実施の形態4.
図5,6は、本発明にかかる通信装置の実施の形態4の仮経路を示す図である。本実施の形態では、仮経路の設定動作について説明する。仮経路の設定以外の動作については実施の形態1と同様であるため、説明は省略する。
本実施の形態のネットワーク構成は、図1と同様である。図5,6において、実施の形態1と同様の機能のものは、図1と同一の符号を付して説明を省略する。図5,図6に示すように、移動が予想されるSTA10から通信先であるSTA11への経路を無線マルチホップ上り経路31−aとし、逆方向の、STA11からSTA10への経路を無線マルチホップ下り経路31−bとする。
本実施の形態では、仮経路について、アクティブと非アクティブの2つの状態を定義する。仮経路がアクティブな状態では、実経路と同等であり、AP2は、その経路に該当する送信元と送信先との間でパケット送信があると、その経路を使用した転送を行う。これに対し、仮経路が非アクティブな状態では、その経路に該当する送信元と送信先との間でパケット送信があっても、仮経路による送信は行わない。仮経路をアクティブにしておくことにより、STAの移動後に即時に新しい経路で通信が可能になる。一方で、移動STAの通信先(この例ではSTA11)から移動STA(この例ではSTA10)への経路は、仮経路設定と同時にアクティブになると、移動STAの移動前に新しい経路で転送を行ってしまう可能性があるため、仮経路設定時には非アクティブとしておく。
つづいて、仮経路の設定動作について図5を用いて説明する。
まず、AP2は、実施の形態1と同様にAP間の広告情報を用いて、無線マルチホップ上り経路31−aを仮経路として設定する。同時に、仮経路である無線マルチホップ上り経路31−aをアクティブに設定する。一方、上記と同様に、無線マルチホップ下り経路31-bについては仮経路として設定されるが、この経路は非アクティブに設定する。
これによって、STA10がAP2に接続されて、AP2がSTA10からのパケットを受信すれば、AP2は、無線マルチホップ上り経路31−aに従ってパケットの転送が可能となる。さらに、AP2は、STA10がAP2に接続されたことが確認できた後、無線マルチホップ下り経路31-bをアクティブに設定する。
また、図6に示すように、AP2は、仮経路の設定時に、無線マルチホップ上り経路31−aと無線マルチホップ下り経路31−bをともに非アクティブとしてもよい。この場合には、たとえば、STA10がAP2に接続すると同時に、無線マルチホップ上り経路31−aと無線マルチホップ下り経路31−bをアクティブに設定する。
以上のように、本実施の形態では、仮経路にアクティブと非アクティブの2つの状態を定義し、切り替えることができるようにした。これにより、即時に切り替えたい経路と指定により切り替える経路とを設定できるようになり、不適切な経路設定を防止することができる。
実施の形態5.
図7は、本発明にかかる通信装置の実施の形態5の経路制御シーケンスを示す図である。本実施の形態では、IETF MANETのAODVまたはIEEE802.11s等のAODVをベースとした経路制御を適用する。本実施の形態のネットワーク構成は実施の形態1(図1参照)と同様である。また、仮経路動作については、実施の形態4(図5参照)と同様である。実施の形態1または実施の形態4と同様の部分については、説明は省略する。
図7は、RREP−Ack(Root Reply Acknowledge)を使用する場合のAODVをベースとした経路制御シーケンスを示す図である。以下、図7を用いて本実施の形態の経路制御シーケンスを説明する。
AP2は、AP1からの広告により、STA10がAP2に接続される可能性があると判断し(ステップS11)、STA10からSTA11への仮経路設定が必要であると判断する。このとき、AP2は、該当する経路情報または仮経路情報を保持していない場合、ブロードキャストにより擬似RREQ(Root Request)を送信する(ステップS12)。
STA11までの経路を保持しているAP4は経路選択基準に従って経路を選択し(この例では、AP2−AP4)、その選択した経路を用いてAP2にユニキャストでRREP(Root Reply)を返送する(ステップS13)。
AP2は、RREPの通過してきた経路とRREPの情報を用いてSTA10とSTA11(AP4経由)との間の仮経路を設定する(ステップS14)。図5の例では、無線マルチホップ上り経路31−aと無線マルチホップ下り経路31−bを設定し、両方または無線マルチホップ下り経路31−bを非アクティブとする。その後、STA10の移動等によりAP2と接続された場合、またはSTA10とAP2が接続した後にSTA10からデータ送信があった場合(ステップS15)、非アクティブな仮経路をアクティブにするとともに(ステップS16)、AP4にRREP−Ackをユニキャストで返送する(ステップS17)。そして、AP4は、RREP−Ackを受信すると仮経路31−bを用いて通信を開始する。
以上の動作により経路設定が終了し、STA10とSTA11との間で新しい経路による送受信が行われる。
なお、本実施の形態では、実施の形態4と同様に仮経路にアクティブ/非アクティブの状態を定義して切り替えるようにしたが、アクティブ/非アクティブを用いずに、実施の形態1と同様、仮経路と実経路の切り替えのみで仮経路動作の制御を実施してもよい。
以上のように、本実施の形態では、AODVを用いて経路制御を行うようにしたので、汎用の手順で経路制御を行うことができる。
実施の形態6.
図8は、本発明にかかる通信装置の実施の形態6の通信装置の経路制御シーケンスを示す図である。本実施の形態では、IETF MANETのOLSRまたはIEEE802.11s等のOLSRをベースとした経路制御を適用する。本実施の形態のネットワーク構成は実施の形態1(図1参照)と同様である。また、本実施の形態では、メッセージ広告については実施の形態3と同様(図3,4参照)、仮経路動作については実施の形態4(図5参照)と同様である。実施の形態1,実施の形態3,実施の形態4と同様の部分については、説明は省略する。
以下、図8を用いて本実施の形態の経路制御シーケンスを説明する。
AP2は、AP1からの広告メッセージ50によりSTA10がAP2に接続される可能性があると判断し(ステップS21)、STA10からSTA11への仮経路設定が必要であると判断する。このとき、AP2は、該当する経路情報または仮経路情報を保持していない場合、STA10が擬似的にAP2に接続されているという擬似STA情報をメッセージ60,61,62に付加して広告する(ステップS22)。擬似STA情報のメッセージ60,61,62への付加は、たとえば、OLSRで規定されているHelloメッセージまたはTC(Topology Control)メッセージのLink Code上位4bitの一部または全部を用いて拡張するか、もしくは、これらのメッセージにTLV(Type Length Value)形式で拡張された擬似STA情報フィールドを追加することにより実現する。
次に、AP2は、他APから広告されたメッセージ(HelloメッセージまたはTC(Topology Control)メッセージなど)をもとに、経路選択基準に従って経路を選択し(ここでは、AP2−AP4経由)、STA10からSTA11への仮経路を設定する(ステップS23)。図5の例では、無線マルチホップ上り経路31−aと無線マルチホップ下り経路31-bを仮経路として設定し、両方または無線マルチホップ下り経路31-bを非アクティブとする。
次に、STA10が、移動等により実際にAP2と接続された場合、AP2は、STA10のSTA情報をメッセージ60,61,62に付加して広告する(ステップS24)。また、このとき、メッセージ60,61,62には、経路をアクティブにする指示も追加しておく(ステップS25)。経路をアクティブにする指示の追加は、たとえば、メッセージ60,61,62に、OLSRのHelloメッセージまたはTCメッセージのTLV形式で拡張したアクティブ指示フィールドを追加しておくことにより実現する。このようにメッセージ60,61,62を用いて、仮経路をアクティブとすることにより、最短時間で経路設定を行うことができる。
なお、本実施の形態では、実施の形態4と同様に仮経路にアクティブ/非アクティブの状態を定義して切り替えるようにしたが、アクティブ/非アクティブを用いずに、実施の形態1と同様、仮経路と実経路の切り替えのみで仮経路動作の制御を実施してもよい。
以上のように、本実施の形態では、OLSRを用いて経路制御を行うようにしたので、汎用の手順で経路制御を行うことができる。
実施の形態7.
図9は、本発明にかかる通信装置の実施の形態7の実経路から仮経路への変更または消去に関するシーケンスを示す図である。図9は、Route Errorメッセージにより、実経路の仮経路への変更または消去を行う例である。本実施の形態のネットワーク構成は実施の形態1(図1参照)と同様である。また、本実施の形態では、メッセージ広告については実施の形態3と同様(図3,4参照)、仮経路動作については実施の形態4(図5参照)と同様である。
図9および図1を用いて、本実施の形態の実経路から仮経路への変更または消去に関する動作を説明する。図1のネットワーク構成例において、STA10は、実施の形態1と同様に、まず、AP1に接続され、その後、移動によりAP2に接続される。
STA10の移動前は、AP1からの指示により無線マルチホップ経路30が実経路として設定されている。このとき、無線マルチホップ経路30上にあるAPは、AP1からの実経路設定指示に基づいて無線マルチホップ経路30による転送を行っている。
一定時間にわたってSTA10との通信が不通になるか、アソシエーションが切断されるか、またはSTA10の移動先のAP(図1ではAP2)からのSTA情報にSTA10の情報が含まれていることを知ると、AP1は、STA10が配下から移動したと判断する(ステップS31)。
次に、AP1は、ブロードキャスト、または無線マルチホップ経路30上にあるAPへのユニキャストにより、実経路を仮経路に変更するメッセージ、経路消去を指示するメッセージ、または、同等のメッセージを送信する。このとき、送信するメッセージは、たとえば、Route Errorメッセージを拡張して、実経路を仮経路に変更する情報または経路消去を指示する情報を含むようにしたものを使用する。このメッセージの送信により、実経路から仮経路への変更、または、経路消去を強制的に行う。なお、Route Errorメッセージのかわりに、Helloメッセージ,TCメッセージのいずれかを拡張して使用してもよい。
なお、各々のAPは、移動先のAP(この例ではAP2)から広告されるSTA情報(配下のSTA情報)に基づいて、STA(この例ではSTA10)の移動を検知することとしてもよい。各々のAPは、STAの移動の検知後、そのSTAの経路として設定していた実経路を仮経路に変更するか、または経路消去を行う。
以上のように、本実施の形態では、STAの移動前の通信に用いていた経路を、汎用メッセージの拡張により、STA移動に伴って、仮経路に変更するか、またはその経路を削除するようにした。これにより、汎用の処理で仮経路への変更、または経路削除を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる通信方法は、メッシュネットワークを経由した経路制御処理として無線マルチホップ経路制御を採用する無線通信システムに有用であり、特に、無線マルチホップ経路にて通信中の端末装置が移動に伴ってハンドオーバーを行う場合の通信方法として適している。
実施の形態1のネットワーク構成を示す図である。 実施の形態2のネットワーク構成を示す図である。 実施の形態3の無線端末移動前のメッセージ広告の動作を示す図である。 実施の形態3の無線端末移動前のメッセージ広告の動作を示す図である。 実施の形態4の仮経路を示す図である。 実施の形態4の仮経路を示す図である。 実施の形態5の経路制御シーケンスを示す図である。 実施の形態6の経路制御シーケンスを示す図である。 実施の形態7の実経路から仮経路への変更または消去に関するシーケンスを示す図である。 従来の経路制御の動作フローを示す図である。
符号の説明
1,2,3,4 無線アクセスポイント(AP)
10,11 無線端末(STA)
21,22 無線エリア
30,31,32,33,31−a,31−b 無線マルチホップ経路
40 ゲートウェイ
41 他のネットワーク
50,51,52,60,61,62 メッセージ

Claims (16)

  1. メッシュネットワークを構成する複数の無線マルチホップ通信装置および当該無線マルチホップ通信装置配下の無線端末を含み、前記ネットワークを経由した経路制御処理として無線マルチホップ経路制御を採用する無線通信システムにおいて、特定の無線端末が前記ネットワーク経由(実経路)で所望の通信相手と通信を行っている場合の通信方法であって、
    前記特定の無線端末に接続された無線マルチホップ通信装置(接続元装置)が、当該無線端末とその通信相手との接続経路である無線マルチホップ経路情報をネットワーク内の他の無線マルチホップ通信装置(接続先候補装置)に広告する広告ステップと、
    前記接続先候補装置が、前記接続元装置から受信した無線マルチホップ経路情報に基づいて、移動により前記特定の無線端末が自装置に接続される可能性の有無を判断する接続判断ステップと、
    前記接続判断ステップの処理によって前記特定の無線端末が新たに接続される可能性があると判断した場合に、前記接続先候補装置が、前記特定の無線端末に関する無線マルチホップ経路を仮経路として設定する仮経路設定ステップと、
    前記特定の無線端末が前記接続先候補装置のいずれか一つに接続された場合、前記特定の無線端末に接続された接続先候補装置が設定した前記仮経路を新たな実経路(無線マルチホップ経路)として設定する実経路設定ステップと、
    前記特定の無線端末との接続が停止された前記接続元装置が、当該無線端末に対して設定していた実経路を、仮経路に変更するかまたは削除する実経路停止ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  2. 前記接続判断ステップでは、前記接続先候補装置が、予め既知の隣接する他の無線マルチホップ通信装置および前記接続元装置から受信した無線マルチホップ経路情報に基づき、自装置に隣接する無線マルチホップ通信装置の配下に前記無線端末が接続されていることを検知した場合に、自装置の配下に当該無線端末が新たに接続される可能性があると判断することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記ネットワークにおいて、複数の無線マルチホップ通信装置で構成されるグループを設定し、
    前記接続判断ステップでは、前記接続先候補装置が、前記接続元装置から受信した無線マルチホップ経路情報に基づき、同一グループ内の無線マルチホップ通信装置に前記無線端末が接続されていることを検知した場合に、自装置の配下に当該無線端末が新たに接続される可能性があると判断することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  4. 特定のトラヒックまたは特定のトラヒック専用端末を検出するトラヒック検出ステップ
    をさらに含み、
    前記仮経路設定ステップは、前記特定の無線端末が新たに接続される可能性があると判断し、かつ前記トラヒック検出ステップにより特定のトラヒックまたは特定のトラヒック専用端末であることを検出した場合に、仮経路を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の通信方法。
  5. 前記特定のトラヒックをVoIP(Voice over Internet Protocol)トラヒックとすることを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
  6. 仮経路設定から一定時間経過しても対応無線端末が接続されない場合、前記接続先候補装置は、前記仮経路を削除することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信方法。
  7. 前記一定時間は、VoIPトラヒックである場合、通話時間をもとに決定する、または更新することを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記メッシュネットワークは、ゲートウェイを経由して他のネットワークと接続し、
    前記無線マルチホップ経路が前記ゲートウェイを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の通信方法。
  9. 前記無線通信システムとして無線LANを想定し、前記メッシュネットワークを構成する各無線マルチホップ通信装置をAP(アクセスポイント)とした場合、
    前記広告ステップでは、AP間メッセージを用いて広告することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の通信方法。
  10. 前記接続先候補装置が、自装置の配下に前記無線端末が接続された後に、前記仮経路設定ステップにて設定された仮経路を非アクティブからアクティブに変更する仮経路変更ステップをさらに含み、
    前記仮経路設定ステップでは、前記無線端末から送信する方向の仮経路をアクティブとし、当該無線端末が受信する方向の仮経路を非アクティブとすることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の通信方法。
  11. 前記接続先候補装置が、自装置の配下に前記無線端末が接続された後に、前記仮経路設定ステップにて設定された仮経路を非アクティブからアクティブに変更する仮経路変更ステップをさらに含み、
    前記仮経路設定ステップでは、前記無線端末から送信する方向の仮経路および当該無線端末が受信する方向の仮経路の両方を非アクティブとすることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の通信方法。
  12. AODV(Ad Hoc On Demand Distance Vector)をベースとした経路制御を想定する場合、
    前記仮経路設定ステップでは、前記接続先候補装置が、擬似的なRREQ(Root Request)を送信し、通信相手までの仮経路を保持している通信装置から受信したRREP(Root Reply)に基づき、前記無線端末から通信相手までの経路を仮経路として設定することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の通信方法。
  13. RREPを受信した通信装置が、前記無線端末が自装置に接続された後に、さらに、RREP−Ack(Root Reply Acknowledge)をRREPの送信元の通信装置に返送し、
    前記RREP−Ackを受信した通信装置(前記RREP送信元通信装置)が、仮経路を実経路に変更することを特徴とする請求項12に記載の通信方法。
  14. OLSR(Optimized Link State Routing Protocol)をベースとした経路制御を想定する場合、
    前記仮経路設定ステップでは、接続先候補装置が、擬似的に前記無線端末に接続されているという意味を含んだメッセージを広告し、擬似的に接続された無線端末から通信相手までの経路を仮経路として設定することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の通信方法。
  15. 前記実経路停止ステップは、一定時間にわたって前記無線端末との接続が不通になるか、または他の通信装置から広告される無線マルチホップ経路情報に当該無線端末の情報が含まれているときに、Route Errorメッセージ,Helloメッセージ,TCメッセージなどの経路制御のためのAP間メッセージのいずれかを拡張あるいは、同等のメッセージを用いて、当該無線端末に対する実経路を仮経路に変更する、または、消去することを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  16. メッシュネットワークを構成する複数の無線マルチホップ通信装置および当該無線マルチホップ通信装置配下の無線端末を含み、前記ネットワークを経由した経路制御処理として無線マルチホップ経路制御を採用する無線通信システムであって、
    請求項1〜15のいずれか一つに記載の通信方法を実行することを特徴とする無線通信システム。
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