JP2008053846A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】スルー画表示機能とダストリダクション機能を同時に動作させた場合でも、スルー画表示が見苦しくならないようにしたデジタルカメラを提供する。
【解決手段】撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力するCCD221と、このCCD221の前側に配置された防塵フィルタ218に付着した塵埃を除去する除去するための圧電素子220と防塵フィルタ駆動回路216と、CCD221の出力に基づいて被写体の動画像を表示する液晶モニタ26を具備し、液晶モニタ26でスルー画表示中に防塵フィルタ駆動回路216によって防塵フィルタ218を振動させる際には、動画像の表示を固定、もしくは非表示にする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、スルー画表示機能とダストリダクション機能とを有するデジタルカメラに関する。
デジタル一眼レフカメラの中には、可動ミラーを撮影光路から退避させると共にフォーカルプレーンシャッタを全開状態にして被写体像を撮像素子に導き、それによって得られた被写体像を連続的に液晶モニタ等の表示装置に表示するようにしたいわゆるスルー画表示機能(ライブビュー表示機能、電子ファインダ機能とのも言う)を有しているものがある(例えば、特許文献1参照)。また、撮像素子の撮像面に塵埃が付着すると、その影が写り込んで画質の低下を招くため、撮像素子の前面に防塵フィルタを配置し、この防塵フィルタを超音波振動させることによって付着した塵埃を除去する、いわゆるダストリダクション機能を有するものもある(特許文献2参照)。特許文献2に開示されたダストリダクション装置では、防塵フィルタの周縁部に圧電素子を固着し、この圧電素子に交流電圧を印加することで振動させ、それによって防塵フィルタに振動波を発生するようになっている。
特開2002−369222号公報 特開2003−319222号公報
また、塵埃を除去する別の方法として、特許文献3には、手振れ検出センサの出力に応答して撮像素子を撮影光軸に直交する面に沿ってシフトさせることで手振れ補正を行う、いわゆる撮像素子シフト方式の手振れ補正機構を有するカメラにおいて、この撮像素子シフト機構を利用して撮像素子を駆動し、そのときの加速度を利用して、撮像面に付着した塵埃を除去する技術が開示されている。
特開2005−159711号公報
このように撮像面やその近傍の光学素子における塵埃除去(ダストリダクション)は種々の方法があるが、スルー画表示中に塵埃除去を行った場合に、次のような問題が発生する。すなわち、超音波振動を利用した塵埃除去では、超音波振動させるために圧電素子の高電圧を印加するために、昇圧トランスによって発生するノイズが撮像素子の画像信号に重畳して、スルー画表示が見苦しくなる。また、撮像素子シフト機構を利用する塵埃除去では、撮像素子そのものが振動するためにスルー画表示画面が揺れてしまい、見苦しくなってしまう。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、スルー画表示機能とダストリダクション機能を同時に動作させた場合でも、スルー画表示が見苦しくならないようにしたデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わるデジタルカメラは、撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力する撮像手段と、この撮像手段の撮像面またはその前側に配置された光学素子に付着した塵埃を除去する塵埃除去手段と、上記撮像手段の出力に基づいて被写体の動画像を表示する表示手段と、上記表示手段での動画表示中に上記加振手段によって上記防塵フィルタを振動させる際には、上記動画像の表示を固定、もしくは非表示にする制御手段を具備する。
また、第2の発明に係わるデジタルカメラは、上記第1の発明において、上記制御手段は、上記表示手段による動画表示のための画像の更新を停止することにより上記動画像の表示を固定する。
さらに、第3の発明に係わるデジタルカメラは、上記第1の発明において、上記制御手段は、上記表示手段の表示画面上に上記塵埃除去手段により塵埃除去動作がなされていることをメッセージ表示することにより上記動画像の表示を非表示とする。
さらに、第4の発明に係わるデジタルカメラは、上記第1の発明において、上記制御手段は、上記動画像の表示を固定、もしくは非表示にしてから上記塵埃除去手段による塵埃の除去動作を開始する。
さらに、第5の発明に係わるデジタルカメラは、上記第1の発明において、上記制御手段は、上記塵埃除去手段による塵埃の除去動作を停止してから、上記動画像の表示の固定、もしくは非表示を解除する。
さらに、第6の発明に係わるデジタルカメラは、上記第1の発明において、上記塵埃除去手段は、上記光学素子を振動させ、または空気流によって塵埃を吹き払い、または静電気によって集塵し、加速度によって塵埃を払い落とす。
さらに、第7の発明に係わるデジタルカメラは、上記第1の発明において、上記塵埃除去手段による除塵動作を指示する手動操作部材を有し、上記塵埃除去手段は上記手動操作部材の操作に応じて動作を開始する。
上記目的を達成するため第8の発明に係わるデジタルカメラは、撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力する撮像手段と、この撮像手段の撮像面の前側に配置された防塵フィルタと、この防塵フィルタを振動させる加振手段と、上記撮像手段の出力に基づいて被写体の動画像を表示する表示手段を具備し、上記表示手段での動画表示中に上記加振手段によって上記防塵フィルタを振動させる際には、上記動画像の表示を固定、もしくは非表示にする。
本発明によれば、表示手段での動画表示中に塵埃除去動作を行う際には、動画像の表示を固定、もしくは非表示にするようにしたので、スルー画表示機能と塵埃除去機能を同時に動作させた場合でも、スルー画表示が見苦しくならないようにしたデジタルカメラを提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタル一眼レフカメラを用いて好ましい第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るデジタル一眼レフカメラについて背面からみた外観斜視図である。このデジタルカメラは、撮影レンズによって形成される被写体像を撮像素子上に結像させ、この撮像素子の出力に基づいて被写体像観察用として液晶モニタ等の表示装置に動画像を表示する所謂スルー画表示機能を有している。また、撮影者からの撮影指示に応じて静止画像を取得し、記録媒体に記録可能である。さらに、超音波振動を利用した塵埃除去機能(ダストリダクション機能)を有している。
カメラ本体200の上面にはレリーズ釦21、モードダイヤル22、コントロールダイヤル24等が配置されている。レリーズ釦21は、撮影者が半押しするとオンする第1レリーズスイッチと、全押しするとオンする第2レリーズスイッチを有している。この第1レリーズスイッチ(以下、1Rと称する)のオンによりカメラは焦点検出、撮影レンズのピントあわせ、被写体輝度の測光等の撮影準備動作を行い、第2レリーズスイッチ(以下、2Rと称する)のオンにより撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Devices)221(図2参照)の出力に基づいて被写体像の画像データの取り込みを行う撮影動作を実行する。
モードダイヤル22は回転可能に構成された操作部材であり、モードダイヤル22上に設けられた撮影モードを表す絵表示または記号に指標に合致させることにより、フルオート撮影モード(AUTO)、プログラム撮影モード(P)、絞り優先撮影モード(A)、シャッタ撮影優先モード(S)、マニュアル撮影モード(M)、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、マクロ撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード等の各撮影モードを選択することができる。コントロールダイヤル24は回転可能に構成された操作部材であり、情報表示画面等において、コントロールダイヤル24の回転操作により所望の設定値やモード等を選択することができる。
カメラ本体200の背面には、液晶モニタ26、再生釦27、メニュー釦28、アップ用十字釦30U、ダウン用十字釦30D、右用十字釦30R、左用十字釦30L(これらの各十字釦30U、30D、30R、30Lを総称する際には、十字釦30と称する)、OK釦31、表示切換釦34、ホワイトバランス釦37、ISO感度釦38が配置されている。液晶モニタ26は、撮影済みの被写体像を再生表示し、また、撮影条件やメニューを表示するための表示装置である。これらの表示を行うことができるものであれば、液晶に限らない。再生釦27は、撮影後に記録した被写体画像を液晶モニタ26に表示させることを指示するための操作釦である。後述するSDRAM237、記録媒体245にJPEG等の圧縮モードで記憶されている被写体の画像データを伸張して表示する。
十字釦30は液晶モニタ26上で、X方向とY方向の2次元方向にカーソルの移動を指示するための操作部材であり、また、後述するように、記録媒体に記録された被写体像を表示するにあたって、記録媒体の指示にも使用する。なお、アップ、ダウン、左、右用の4つの釦を設ける以外にも、タッチスイッチのように2次元上で操作方向を検出できるスイッチ等の2次元方向に操作できるスイッチに置き換えることも可能である。OK釦31は、十字釦30やコントロールダイヤル24等によって選択された各種項目を確定するための操作部材である。メニュー釦28は、このデジタルカメラの各種モードを設定するためのメニューモードに切換えるための釦であり、このメニュー釦28の操作によってメニューモードを選択すると、液晶モニタ26にメニュー画面が表示される。メニュー画面は複数の階層構造となっており、十字釦30で各種項目を選択し、OK釦31の操作により選択を決定する。
表示切換釦34は、後述するスルー画表示と情報表示とを切り換えるための操作釦であって、スルー画表示は、被写体像記録用のCCD221の出力に基づいて液晶モニタ26に被写体像を観察用に表示するモードであり、情報表示はカメラの撮影情報を表示設定するために液晶モニタ26に表示されるモードである。ホワイトバランス釦37は、ホワイトバランスを設定するための操作釦であり、このホワイトバランス釦37を操作することによって、液晶モニタ26に設定画面が表示され、オート、太陽光、曇天、日陰、電球、蛍光灯1〜3、ワンショット等の各モードが表示され、前述のコントロールダイヤル24の回転操作によって選択し、OK釦31の操作によって決定することができる。
ISO感度釦38は、ISO感度を設定するための操作釦であり、このISO感度釦38を操作するによって、液晶モニタ26に設定画面が表示され、オート、感度100〜1600の各感度を、前述のコントロールダイヤル24の回転操作によって選択し、OK釦31の操作によって決定することができる。カメラ任せにする場合には、オートを選択し、撮影意図がある場合には、感度100〜1600の範囲内で撮影者が任意に設定することができる。除塵釦39は、後述するように、撮像素子としてのCCD221の前側に配置された除塵機構を動作させるための操作釦である。本実施形態では超音波振動を利用した除塵機構を採用し、CCD221の前側の光学素子を超音波振動させることで付着した塵埃を除去している。カメラ本体200の側面には、記録媒体収納蓋40が開閉自在に取り付けられている。この記録媒体収納蓋40を開放すると、この内部に記録媒体245用の装填スロットが設けられており、記録媒体245はカメラ本体200に対して、脱着自在に装填可能となっている。
次に、図2を用いて、デジタル一眼レフカメラの電気系を主とする全体構成を説明する。本実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラは、交換レンズ100とカメラ本体200とから構成される。本実施形態では、交換レンズ100とカメラ本体200は別体で構成され、通信接点300にて電気的に接続されているが、交換レンズ100とカメラ本体200を一体に構成することも可能である。
交換レンズ100の内部には、焦点調節および焦点距離調節用のレンズ101、102と、開口量を調節するための絞り103が配置されている。レンズ101およびレンズ102はレンズ駆動機構107によって駆動され、絞り103は絞り駆動機構109によって駆動されるよう接続されている。レンズ駆動機構107、絞り駆動機構109はそれぞれレンズCPU111に接続されており、このレンズCPU111は通信接点300を介してカメラ本体200に接続されている。レンズCPU111は交換レンズ100内の制御を行うものであり、レンズ駆動機構107を制御してピント合わせや、ズーム駆動を行うとともに、絞り駆動機構109を制御して絞り値制御を行う。
カメラ本体200内には、被写体像を観察光学系に反射するためにレンズ光軸に対して45度傾いた位置と、被写体像を撮像素子(後述のCCD221)に導くために跳ね上がった位置との間で、回動可能な可動反射ミラー201が設けられている。この可動反射ミラー201の上方には、被写体像を結像するためのフォーカシングスクリーン205が配置され、このフォーカシングスクリーン205の上方には、被写体像を左右反転させるためのペンタプリズム207が配置されている。このペンタプリズム207の出射側(図1で右側)には被写体像観察用の接眼レンズ209が配置され、この脇であって被写体像の観察に邪魔にならない位置に測光センサ211が配置されている。この測光センサ211は被写体像を分割して測光する多分割測光素子で構成されている。
上述の可動反射ミラー201の中央付近はハーフミラーで構成されており、この可動反射ミラー201の背面には、ハーフミラー部で透過した被写体光をカメラ本体200の下部に反射するためのサブミラー203が設けられている。このサブミラー203は、可動反射ミラー201に対して回動可能であり、可動反射ミラー201が跳ね上がっているときには、ハーフミラー部を覆う位置に回動し、可動反射ミラー201が被写体像観察位置にあるときには、図示する如く可動反射ミラー201に対して開いた位置にある。この可動反射ミラー201はミラー駆動機構219によって駆動されている。また、サブミラー203の下方には測距用センサを含む測距回路217が配置されており、この回路は、レンズ101、102によって結像される被写体像の焦点ズレ量を測定するための回路である。
可動反射ミラー201の後方には、露光時間制御用のフォーカルプレーンタイプのシャッタ213が配置されており、このシャッタ213はシャッタ駆動機構215によって駆動制御される。シャッタ213の後方には撮像素子としてのCCD221が配置されており、レンズ101、102によって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。なお、本実施形態では撮像素子としてCCDを用いているが、これに限らずCMOS(Complementary Metal Oxide
Semiconductor)等の二次元撮像素子を使用できることはいうまでもない。上述のシャッタ213とCCD221の間には、除塵機構を構成する防塵フィルタ218とこの防塵フィルタ218の周縁部に固着された圧電素子220からなる除塵機構が配置されている。この圧電素子220は防塵フィルタ駆動回路216によって駆動される。この除塵機構の詳細は、図3を用いて後述する。CCD221はCCD駆動回路223に接続され、このCCD駆動回路223によってアナログデジタル変換(AD変換)がなされる。CCD駆動回路223はCCDインターフェース225を介して画像処理回路227に接続されている。この画像処理回路227は色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、白黒・カラーモード処理、スルー画像処理といった各種の画像処理を行う。
画像処理回路227は、ASIC(Application Specific Integrated
Circuit 特定用途向け集積回路)271内のデータバス261に接続されている。このデータバス261には、画像処理回路227の他、後述するシーケンスコントローラ(以下、「ボディCPU」と称す)229、圧縮回路231、フラッシュメモリ制御回路233、SDRAM制御回路236、入出力回路239、通信回路241、記録媒体制御回路243、ビデオ信号出力回路247、スイッチ検出回路253が接続されている。
データバス261に接続されているボディCPU229は、このデジタル一眼レフカメラのフローを制御するものである。またデータバス261に接続されている圧縮回路231はSDRAM237に記憶された画像データをJPEGやTIFFで圧縮し、また伸張するための回路である。なお、画像圧縮はJPEGやTIFFに限らず、他の圧縮方法も適用できる。データバス261に接続されているフラッシュメモリ制御回路233は、フラッシュメモリ(Flash Memory)235に接続され、このフラッシュメモリ235は、一眼レフカメラのフローを制御するためのプログラムが記憶されており、ボディCPU229はこのフラッシュメモリ235に記憶されたプログラムに従ってデジタル一眼レフカメラの制御を行う。なお、フラッシュメモリ235は、電気的に書換可能な不揮発性メモリである。SDRAM237は、SDRAM制御回路236を介してデータバス261に接続されており、このSDRAM237は、画像処理回路227によって画像処理された画像データまたは圧縮回路231によって圧縮された画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリである。
上述の測光センサ211、シャッタ駆動機構215、防塵フィルタ駆動回路216、測距回路217およびミラー駆動機構219に接続される入出力回路239は、データバス261を介してボディCPU229等の各回路とデータの入出力を制御する。レンズCPU111と通信接点300を介して接続された通信回路241は、データバス261に接続され、ボディCPU229等とのデータのやりとりや制御命令の通信を行う。データバス261に接続された記録媒体制御回路243は、記録媒体245に接続され、この記録媒体245への画像データ等の記録の制御を行う。記録媒体245は、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)またはメモリスティック(登録商標)等の書換え可能な記録媒体のいずれかが装填可能となるように構成され、カメラ本体200に対して着脱自在となっている。その他、通信接点を介してハードディスクを接続可能に構成してもよい。
データバス261に接続されたビデオ信号出力回路247は液晶モニタ駆動回路249を介して液晶モニタ26に接続される。ビデオ信号出力回路247は、SDRAM237、記録媒体245に記憶された画像データを、液晶モニタ26に表示するためのビデオ信号に変換するための回路である。液晶モニタ26はカメラ本体200の背面に配置されるが、撮影者が観察できる位置であれば、背面に限らないし、また液晶に限らず他の表示装置でも構わない。シャッタレリーズ釦の第1ストロークや第2ストロークを検出するスイッチ、再生モードを指示するスイッチ、ISO設定モードを指示するスイッチ、ホワイトバランス設定を指示するスイッチ、液晶モニタ26の画面でカーソルの動きを指示するするスイッチ、撮影モードを指示するスイッチ、選択された各モード等を決定するOKスイッチ、表示切換を指示するスイッチ等の各種スイッチ255は、スイッチ検出回路253を介してデータバス261に接続されている。
次に、前述の除塵機構について図3を用いて説明する。被写体像を受光し光電変換するCCD221は、硬質電気回路基板290に半田付けによって固定支持されている。このCCD221の前側〈図中左側を言い、撮影レンズ101側でもある〉には保護ガラス291が一体に構成されている。保護ガラス291の前側には撮影レンズ101、102を透過した被写体光束から高周波成分を取り除くための光学的ローパスフィルタ295が配設されており、保護ガラス291の周縁部には光学的ローパスフィルタ295を受けるためのローパスフィルタ受け部材293が配設されていて、塵埃等が入り込まないよう密封されている。光学フィルタ295の前側には透明なガラスで構成された防塵フィルタ218が配設され、この防塵フィルタ218の周縁部には、防塵フィルタ218に対して所定の振動を加えるための圧電素子220が配設されている。
この圧電素子220は、防塵フィルタ218と撮像素子収納ケース297によってはさみこまれており、不図示の取付け部材にて撮像素子収納ケース297の端部に押圧固定されている。そして撮像素子収納ケース297は硬質電気回路基板290にネジ299によって固定されている。なお、圧電素子220での振動は、撮像素子収納ケース297に伝播されないように遮蔽されている。CCD221や光学フィルタ295等は、防塵フィルタ218、圧電素子220および撮像素子収納ケース297等によって密封されている。圧電素子220は防塵フィルタ駆動回路216によって、防塵フィルタ218が所定の超音波で振動するよう駆動され、その振動を利用して防塵フィルタ218の前面に付着した塵埃を除去する。なお、撮像素子自体もしくは撮像素子の前面側に配設された光学素子に付着した塵埃を除去できるものであれば、本実施形態のような超音波振動を利用したものに限らず、空気ポンプ等を利用して空気流によって吹き飛ばすものや、静電気を利用して塵埃を集塵して除去するもの等、種々の方法に適宜、置き換えても勿論構わない。また、撮像素子ユニット自体を振動駆動し、その際撮像素子ユニットに加わる加速度を利用して、塵埃を除去するようにしても構わない。
次に、図4及び図5を用いて塵埃除去動作を行う防塵フィルタ駆動回路216とその周辺回路について説明する。防塵フィルタ駆動回路216内に配置されたN進カウンタ41は、入出力回路239内のクロックジェネレータ55から出力されるクロックパルス(Sig1)を入力し、また入出力回路239の出力IOポートであるD_Cnt端子から出力されるカウンタ設定値Nを入力する。N進カウンタ41はクロックパルスをカウントしてカウンタ設定値Nとなるとパルス(Sig2)を出力する。このパルスSig2を入力するDフリップフロップから構成される1/2分周回路42は、パルスSig2の立ち上がり信号を入力するたびに出力(Sig3)が反転する分周回路である。
1/2分周回路42の出力端子はインバータ43の入力端子に接続され、このインバータ43の出力端子は、MOSトランジスタ(Q02)44cのゲートに接続される。MOSトランジスタ(Q02)44cのソースはトランス45の一次側の一端に接続され、ドレインは抵抗(R00)46を介して接地されている。また、1/2分周回路42の出力端子はMOSトランジスタ(Q01)44bのゲートに接続され、MOSトランジスタ(Q01)44bのソースはトランス45の一次側の他端に接続され、ドレインはMOSトランジスタ(Q02)44cのドレインに接続されている。
トランス45の一次側中間タップは電源オンオフ用のMOSトランジスタ(Q00)44aのドレインに接続しており、このMOSトランジスタ(Q00)44aのゲートは、入出力回路239のIOポートであるP_PwCont端子に接続され、このトランジスタのソースは、電源回路53aに接続されている。また、トランス45の二次側の一端は、圧電素子220の一端に接続され、圧電素子220の他端は接地されている。圧電素子220はトランス45による昇圧交流電圧(Sig4)を受け、超音波振動を行う。
以上のように、防塵フィルタ駆動回路216とその周辺回路は構成されている。まず、MOSトランジスタ(Q00)44aのゲートに、入出力回路239のP_PwCont端子からLレベル信号が印加されると、トランジスタ44aはpチャネルタイプであることから、導通し、電源回路53aから電源電圧がトランス45の一次側中間タップに印加される。
この状態で、入出力回路239のクロックジェネレータ55からクロックパルス(図5のSig1参照)がN進カウンタ41に出力されると、N進カウンタ41はカウントを開始し、入出力回路239のD_NCntを介して設定された設定値Nまでカウントすると、出力端子からパルス信号Sig2を出力する(図5のSig2参照)。N進カウンタ41からのパルス信号Sig2を入力する1/2分周回路42によって、デューティ比が50%のパルス信号(図5のSig3)に変換され、このパルス信号はMOSトランジスタ(Q01)44bのゲートと、インバータ43を介してMOSトランジスタ(Q02)44cに印加される。
MOSトランジスタ(Q01)44bとMOSトランジスタ(Q02)44cは交互にオン状態となり、トランス45の一次側には中間タップを介して電源回路53aから電源電圧が印加され、トランス45の巻線数比に従って昇圧された電圧(図5のSig4)が二次側から出力され、圧電素子220に印加される。圧電素子220に印加される高圧電圧の周波数は入出力回路239のD_PwCont端子から設定される設定値Nによって変化させることができるので、圧電素子220の共振周波数となるように設定値Nを決めれば効率よく塵埃を除去することができる。なお、入出力回路239から防塵フィルタ駆動回路216に供給される信号は、ボディCPU229の制御によるものである。
次に、図6を用いて、カメラ本体200の表示および動作モードの概略について説明する。
情報表示M100はカメラ本体200の電源スイッチがオンとなったときの初期設定される状態であり、カメラの撮影にあたって基本的な情報の表示を行うものであって、液晶モニタ26に、撮影モード、シャッタスピード、絞り、AFモード、フラッシュ、画素数等の情報表示の画面が表示される。プログラムモード、シャッタ速度優先モードといった撮影モードはモードダイヤル22の回動操作によって設定される。また、感度、シャッタ速度、絞り値、補正値、画素数といった項目は、情報表示画面において十字キー30を操作することによって項目を選択し、コントロールダイヤル24の操作で数値を設定する。
情報表示M100の状態において、レリーズ釦21を半押しすることによって、1Rスイッチがオンとなり、撮影動作A M130に入り、レリーズ釦21から手を離し、半押しが解除されることによって情報表示M100に戻る。この撮影動作準備動作M130では、測光・測距等の撮影のための準備動作を行う。この後、レリーズ釦21を全押しすると、撮影動作A M131を行う。この撮影動作Aにおいて、CCD221から被写体像の光電変換信号を取り込み、画像処理回路227によって画像処理の上、画像データを記録媒体245に記録動作を行う。
また、情報表示モードM100において、表示切換釦34を操作すると、スルー画表示モードM300となる。このスルー画表示モードでは、前述したように被写体像記録用のCCD221の出力を用いて観察用に被写体像を液晶モニタ26に表示する。このスルー画表示モードM300において、レリーズ釦21を半押しした状態では特に動作は何も行われないが、さらにレリーズ釦21を全押しすると、撮影動作B M330が実行される。撮影動作Bでは、CCD221によって取得した被写体画像データを記録媒体245に記録する。撮影動作Bが終了すると、スルー画表示モードに戻る。
次に、前述のスルー画表示モードM300について、図7に示すフローチャートを用いて、その詳細を説明する。
スルー画表示モードに入ると、測光センサ211の出力に基づいて被写体輝度の測定を行い、ここで得た被写体輝度に基づいてシャッタ速度及び/又は絞り値を演算により求める露光量演算を行う(#1)。なお、ここで、求めるシャッタ速度及び/または絞り値は、前述の撮影モードにしたがって行う。この後、CCD221の出力に基づいて被写体像を得るための準備を行う。まず、可動反射ミラー201をアップさせ(#3)、レンズ101、102からの被写体光束をファインダ光学系からCCD221側に導くようにする。可動反射ミラー201が上昇すると、ステップ#5に進み、シャッタ213を開放状態にする。シャッタ213が開放となることにより、CCD221上に被写体像が結像する。
この後、CCD221の駆動にあたっての電子シャッタスピードと感度の条件設定を行うために、ステップ#1で求めた測光・露光量の演算結果を用いてスルー画条件設定1のサブルーチンを実行する(#7)。このサブルーチンの実行によって液晶モニタ26に適切な明るさ(明度)の像を表示することができ、詳細については図8を用いて後述する。スルー画条件設定1が終了すると、これで、スルー画表示の準備ができたので、ステップ#9において、液晶モニタ26に被写体像の表示を開始させる。なお、スルー画表示動作の制御はこの開始指示を受けて画像処理回路227にて行われる。
次に、ステップ#21において、レリーズ釦21が全押しされたか、すなわち2Rがオンか否かの判定を行う。オンの場合には、撮影動作Bを行うための準備動作として、スルー画表示の停止のための一連の動作をステップ#23および#25において行う。まず、CCD221への電源供給を停止し、液晶モニタ26でのスルー画表示を停止させ(#23)、続いて、シャッタ213を閉じる(#25)。シャッタ213の閉じ動作が終了したら、撮影動作B(#27)のルーチンに移行する。このルーチンにおいて、CCD221の出力に基づいて静止画像データを取得し、記録媒体245に静止画像データの記録を行う。撮影動作Bが終わると、ステップ#1に戻り、前述の動作を繰り返す。
ステップ#21に戻り、2Rがオフであった場合には、ステップ#31に進み、表示切換釦34がオンか否かの判定を行う。判定の結果、表示切換釦34が操作されておりオンであった場合には、情報表示モードM100に戻るための準備動作を行う。この準備動作のステップ#33および#35は、前述のステップ#23およびステップ#25と同様の処理なので、詳細は省略する。ステップ#37にて可動反射ミラー201をダウンさせ、被写体光束をCCD221側からファインダ光学系側に切り換える(#27)。これによって、光学式ファインダによって被写体像の観察が可能となる。可動反射ミラー201のダウン完了を検出すると、前述の情報表示モードM100に移行する。
ステップ#31に戻り、判定の結果、表示切換釦34がオフであった場合には、ステップ#39に進み、電源スイッチ〈不図示〉がオフか否かを判定する。判定の結果オフだった場合は、電源オフを行うがその前の準備動作として、ステップ#41からステップ#45を行うがこれらは前述のステップ#33から#37と同様であるので、詳細は省略する。ステップ#45にて可動反射ミラー201がダウンすると電源をオフし、動作を停止する。
ステップ#39に戻り、電源スイッチの判定の結果、オフではなかった場合には、ステップ#47に進み、除塵釦39がオンか否かの判定を行う。除塵釦39が操作され、オンである場合には、ステップ#49に進み、除塵動作中であるか否かの判定を行う。除塵動作は開始すると自動的に1秒間連続して行われるので、除塵動作中であれば、後述するステップ#57にジャンプする。一方、除塵動作中でなければ、ステップ#51に進み、1秒タイマをスタートさせ、続いてステップ#53において、スルー画表示の固定を行う。スルー画表示中は所定時間間隔でフレームを更新しているが、スルー画表示の固定により、このようなフレームの更新を停止する。
スルー画表示を固定しているのは、圧電素子220に超音波で高圧電圧を印加する際に発生するノイズがスルー画表示に重畳して見苦しくなるのを防止するためである。静電気を利用してや、空気ポンプによる空気流を利用して除塵を行う場合には、高電圧によりノイズが発生するおそれがあるが、このような場合にも、本発明を適用すれば、スルー画表示を改善することができる。なお、除塵装置として、撮像素子自体を駆動し、加速度を利用して塵埃除去する場合には、スルー画表示が揺れてしまい、見苦しくなるが、本実施形態のようにスルー画表示を固定することにより、そのような問題も解消することができる。
スルー画表示の固定が終わると、次に、ステップ#55において、除塵動作を行う。除塵動作は、入出力回路239のP_PwCont端子(図4参照)をLレベルとして防塵フィルタ駆動回路216の駆動動作を開始させ、圧電素子220に駆動電圧を印加し超音波で防塵フィルタ218を振動させ、これによって塵埃等を除去する。除塵動作を開始させると、またはステップ#49において除塵動作中であると判定した場合には、ステップ#57に進み、ステップ#51でスタートさせた1秒タイマによって1秒が経過したか否かの判定を行う(#57)。なお、除塵動作を行うのに適切な時間であれば、このタイマの設定時間は適宜変更することができる。除塵動作を開始してから1秒間が経過すると、ステップ#59に進み、1秒タイマをリセットし、入出力回路239のP_PwCont端子をHレベルとして防塵フィルタ駆動回路216の動作を停止させ、除塵動作を停止する。除塵動作を停止させた後、ステップ#61に進み、スルー画表示の再開を行う。すなわち、スルー画表示のためのフレームの更新を再開させる。
スルー画表示の再開を行ってから、またはステップ#47において除塵釦39がオフと判定された場合には、ステップ#65に進み、スルー画条件の設定2を実行した後に、ステップ#21に戻り、前述のステップを繰り返す。ステップ#65におけるスルー画条件の設定2は、液晶モニタ26におけるスルー画表示の明度を適切に保つことを目的とするサブルーチンである。ステップ#7のスルー画条件設定1はスルー画表示前であったので、測光センサ211の出力に基づいて行ったが、スルー画条件設定2では、狙いとする明度と前回撮像結果に基づく画面明度と差分から次回撮像時の電子シャッタスピードと感度を決定する。なお、ここで、明度とは、例えば、CCD221の各画素出力の加重平均値に対応した値である。
次に、「スルー画条件の設定1」と「スルー画条件設定2」について図8を用いて説明する。このサブルーチンは前述したように、液晶モニタ26に被写体画像を表示する際の画像明度の調整を行うためのものである。まず、スルー画条件設定1のサブルーチンに入ると、ステップ#201において、測光センサ211の出力BVsに基づいて次回撮像時の電子シャッタスピードTV1と感度SV1の決定を行う。スルー画表示時における絞り値は開放絞りであるので、この絞り値をAVsとすると、
AVs+TV1=BVs+SV1
の関係があり、
BVs−AVs=TV1−SV1
となる。この式の左辺は既知の値であるので、左辺の値からTV1とSV1を適宜、プログラムラインやテーブルに従って求めればよい。この後、決定された電子シャッタスピードTV1と感度SV1をそれぞれのレジスタに記憶・設定する(#207)。CCD駆動回路223は、ここで設定・記憶されたTV1とSV1に基づいてCCD221の駆動制御を行い、光電変換信号の読み出しを行う。ステップ#207にてTV1およびSV1の設定が終了すると元のフローに戻る。
次に、「スルー画条件設定2」を説明する。設定2のサブルーチンに入ると、まず、狙いの画像明度(所定値)と前回撮像時の画像明度との差ΔEVを算出する(#203)。続いて、画像明度が一定となるように、次回撮像時の電子シャッタスピードTV1と感度SV1を決定する(#205)。この決定にあたっては、次の要素から求める。
・開放絞り値AV0
・前回撮像時の電子シャッタスピードTV0
・前回撮像時の感度SV0
・狙いの画像明度と前回撮像時の画像明度との差ΔEV
まず、露出条件の基本式として
AV0+TV0=BV0+SV0
である。
ここで、BV0は前回の輝度であるが、真の値は分からず、上記基本式では仮の値としている。真の輝度値BV0は、狙いとの差、即ち、ΔEVだけ外れていることから、
BV0=AV0+TV0−SV0+ΔEV
=AV1+TV1−SV1
となり、この関係式からTV1とSV1を求める。ここで、差ΔEVは、例えば、撮像素子の各画素の出力の加重平均と狙いとする値との差から求めればよい。このステップ#205を終了すると、前述したステップ#207に進み、このステップを実行した後、元のフローに戻る。
以上、説明したように本発明の第1実施形態においては、除塵動作を行うにあたって(#55)、スルー画表示の固定を行うようにした(#53)ので、除塵動作に伴って発生するノイズがスルー画表示に重畳して見苦しくなることを防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態を図9および図10を用いて説明する。第1実施形態においては、除塵動作中にスルー画表示が見苦しくなるのを、スルー画表示を固定することによって解決していたが、第2実施形態においては、除塵動作中であることを表示することよりスルー画表示が見苦しくなることを防止している。第2実施形態の構成は、図7におけるスルー画表示モードにおいて、ステップ#53およびステップ#61が、図9に示すようにステップ#153およびステップ#161に置換する以外は同様であり、またスルー画表示形態が図10に示すようにしている以外は同様であることから、相違点のみを説明する。
ステップ#47において、除塵釦39がオンとなっていると判定すると、第1実施形態と同様に、除塵動作が開始される。そして、ステップ#51において1秒タイマをスタートさせると、次に、ステップ#153において除塵動作中であることを示すメッセージを、図10示すように表示する。すなわち、液晶モニタ26の表示画面301上に表示されているスルー画表示303に重畳して「ダストリダクション実行中」というメッセージ表示305を行う。
メッセージの表示あたっては、図10に示すメッセージ文言に限らず、除塵動作中であることが理解できる文言であれば良い。また図10に示すように、メッセージの文言を含む周辺のスルー画が見えなくなるようにしても良いし、スルー画表示に対して文字のみを重畳させても良い。さらに、スルー画表示を全体に彩度を落としたり、明度を変更するようにして、メッセージ文字が目立つようにしても良い。また、メッセージ文字に限らず、除塵動作中であることを表す絵文字や記号を使用しても勿論構わないし、単に表示画面を消灯するだけでも良い。このように、除塵動作中である場合には、メッセージ表示によってスルー画表示を非表示状態とすることにより、ノイズ等によりスルー画表示が見苦しくなることを解消することができる。
ステップ#153のメッセージ重畳表示を行ってから、第1実施形態と同様に、1秒間に亘って除塵動作を行い、除塵動作を停止したら、ステップ#161において除塵動作中であることを示すメッセージの消去を行う。
このように本発明の第2実施形態においては、除塵動作を行うにあたって(#55)、除塵動作中であることを示す表示を行うようにした(#153)ので、除塵動作に伴って発生するノイズがスルー画表示に重畳して見苦しくなることを解消することができる。
以上、説明したように本発明の第1及び第2実施形態においては、除塵動作を行う際に、スルー画表示を固定し、またはメッセージを表示する等、スルー画表示を非表示状態としたので、スルー画表示機能とダストリダクション機能を同時に動作させた場合でも、スルー画表示が見苦しくならないようにすることができる。
なお、除塵動作は除塵釦39が操作されたときのみ実行していたが、これに限らず、例えば、レリーズ釦21が半押しされ撮影準備動作に入るときや、撮影動作が終了した時点等、自動的に除塵動作を行うカメラにおいては、その際、スルー画表示を行っていれば、本実施形態と同様に、メッセージ表示を行う等のスルー画表示の非表示や、スルー画表示の固定を行ってことも本発明に含まれる。
また、本発明の第1及び第2実施形態においては、撮像素子としてはCCD221のみを備えたデジタル一眼レフカメラであったが、これに限らず、複数の撮像素子を備え、これらの撮像素子の出力に基づいてスルー画表示するカメラにも、本発明を適用することができる。
本発明の実施形態の説明にあたっては、デジタル一眼レフカメラを例に挙げたが、これに限らず、ノイズリダクション機能を有すると共に、撮像素子を有し、この撮像素子の出力に基づいてスルー画を表示することのできるデジタルカメラや電子撮像装置であれば適用できることは勿論である。
本発明の第1実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係わる除塵機構の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る防塵フィルタ駆動回路とその周辺回路の回路構成を示す回路図である。 本発明の第1実施形態に係る防塵フィルタ駆動回路とその周辺回路の動作を説明するための図4中の各部における信号波形を表すタイムチャート図である。 本発明の第1実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの表示モードおよびその動作モード・メニューの階層構造を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るスルー画表示モードのフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスルー画条件の設定1とスルー画条件の設定2のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るスルー画表示モードのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るスルー画表示における表示画面を示す図である。
符号の説明
21 レリーズ釦
26 液晶モニタ
39 除塵釦
100 レンズ鏡筒
200 カメラ本体
216 防塵フィルタ駆動回路
218 防塵フィルタ
220 圧電素子
221 CCD
229 ボディCPU
227 画像処理回路

Claims (8)

  1. 撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力する撮像手段と、
    この撮像手段の撮像面またはその前側に配置された光学素子に付着した塵埃を除去する塵埃除去手段と、
    上記撮像手段の出力に基づいて被写体の動画像を表示する表示手段と、
    上記表示手段での動画表示中に上記加振手段によって上記防塵フィルタを振動させる際には、上記動画像の表示を固定、もしくは非表示にする制御手段と
    を具備することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 上記制御手段は、上記表示手段による動画表示のための画像の更新を停止することにより上記動画像の表示を固定することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 上記制御手段は、上記表示手段の表示画面上に上記塵埃除去手段により塵埃除去動作がなされていることをメッセージ表示することにより上記動画像の表示を非表示とすることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  4. 上記制御手段は、上記動画像の表示を固定、もしくは非表示にしてから上記塵埃除去手段による塵埃の除去動作を開始することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  5. 上記制御手段は、上記塵埃除去手段による塵埃の除去動作を停止してから、上記動画像の表示の固定、もしくは非表示を解除することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  6. 上記塵埃除去手段は、上記光学素子を振動させ、または空気流によって塵埃を吹き払い、または静電気によって集塵し、または加速度によって塵埃を払い落とすことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  7. 上記塵埃除去手段による除塵動作を指示する手動操作部材を有し、上記塵埃除去手段は上記手動操作部材の操作に応じて動作を開始することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  8. 撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力する撮像手段と、
    この撮像手段の撮像面の前側に配置された防塵フィルタと、
    この防塵フィルタを振動させる加振手段と、
    上記撮像手段の出力に基づいて被写体の動画像を表示する表示手段と、
    を具備し、
    上記表示手段での動画表示中に上記加振手段によって上記防塵フィルタを振動させる際には、上記動画像の表示を固定、もしくは非表示にするようにしたことを特徴とするデジタルカメラ。
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