JP2008049715A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数列の記録素子または複数のアクチュエータを備えるものにおいて、フレキシブル配線板の配置を工夫することによって、生産効率の向上、装置の小型化を達成し得る記録装置を提供する。
【解決手段】 2個のインクジェットヘッド24は、キャリッジ26の下壁42に位置決め装着される。その2個のインクジェットヘッド24からアクチュエータ側フレキシブル配線板49はそれぞれ外側へ引き回され、キャリッジ26の側壁に設けられる中継回路板ユニット93に接続される。中継回路板ユニット93は、キャリッジ側フレキシブル配線板と接続される。中継回路板ユニット93は、駆動回路を有する一方その駆動回路の熱を放熱する放熱板を有する。2個のインクジェットヘッド24の上方にはインクカートリッジ22が接続される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、用紙上に所定の記録動作を行なう記録装置に関する。
従来より、プリンタなどの記録装置には、用紙上に記録動作を行なうための記録ヘッドが備えられている。このような記録ヘッドは、通常、用紙の幅方向に沿って移動可能に設けられるキャリッジに搭載されており、また、その記録ヘッドを駆動させるためのフレキシブル配線板が接続されている。フレキシブル配線板には、記録装置本体側の回路と接続される配線板が接続されており、本体側からフレキシブル配線板を介して記録ヘッドを制御することにより、所定の印字を行なうようにしている。
このような記録ヘッドとしては、たとえば、インクジェットヘッド、ドットインパクト式ヘッド、熱転写式ヘッドなどが挙げられるが、なかでも、インクジェットヘッドは、比較的構成が簡単で、高速印字、高品質印字が容易な記録ヘッドとして知られている。
この種のインクジェットヘッドは、たとえば、図11に示すように、インクが充填されるインクカートリッジ1が装着されるヘッドホルダ2と、このヘッドホルダ2に取り付けられているマニホールド9およびアクチュエータ8と、を備えている。
インクカートリッジ1は、樹脂からなり、インクが含浸されている多孔質材を収容する多孔質材収容室4と、その多孔質材収容室4と画成されるインク室5とを備えており、インク室5には、インク供給口6が形成されている。ヘッドホルダ2は、樹脂からなり、インクカートリッジ1を収容し、その収容した状態において、インク室5のインク供給口6と対向する位置に、連通孔7が形成されている。
マニホールド9は、樹脂からなり、インクカートリッジ1のインク供給口6に接続されるインク導入路10を有するインク導入部11と、インク導入路10に連続して形成され、アクチュエータ8にインクを供給するインク供給路12を有するインク供給部13とを備えている。
ヘッドホルダ2の連通孔7の内周面には、リング状の弾性材料からなるシール部材14が接着固定されており、インク導入部11が、このシール部材14内に挿入されることにより、そのシール部材12を介して、インク導入路10がインク供給口6に接続されている。
また、ヘッドホルダ2とインク供給部13との間には、金属材料からなるベースプレート15が介在されており、インク供給部13が、このベースプレート15に接着固定されることによって、アクチュエータ8が、このベースプレート15に支持されている。なお、このベースプレート15は、ヘッドホルダ2に接着固定されている。
アクチュエータ8は、圧電セラミック材料などからなり、インクを収容する複数の噴射チャンネル(図示せず)と、各噴射チャンネル内に収容されるインクをノズルから液滴として噴射させるための噴射エネルギ発生部(図示せず)とを備えている。この噴射エネルギ発生部には、アクチュエータ8の駆動を制御するための噴射パルス信号を生成する駆動回路を搭載したCOB(チップ・オン・ボード)基板17がフレキシブル配線板16を介して接続されている。
ヘッドホルダ2がキャリッジ(図示せず)に装着されたとき、COB基板17は、キャリッジ上の配線板と、互いの接点を接触するようにされており、その状態において、ヘッドホルダ2がキャリッジに固定するロック部材により、接点に押圧力を与えて、両者の接点の接触状態を保持するようにしている。キャリッジ上の配線板は、公知のようにフレキシブルなケーブルを介して記録装置本体側の制御回路基板に接続されている。
そして、インクカートリッジ1のインクは、そのインク供給口6から、マニホールド9内のインク導入路10を介してインク供給路12に供給され、さらに、そのインク供給路12から、アクチュエータ8の各噴射チャンネル内に分配供給される。各噴射チャンネルに供給されたインクは、COB基板17からの噴射パルス信号によって、噴射エネルギ発生部が、各噴射チャンネルの容積を変化させることにより、その容積減少時に、ノズルから液滴として噴射され、一方、容積増大時には、インク供給路12から再び噴射チャンネル内に導入され、このような動作が繰り返されることによって、用紙に所定の印字が形成される。
本発明は、複数列の記録素子または複数のアクチュエータを備えるものにおいて、フレキシブル配線板の配置を工夫することによって、生産効率の向上、装置の小型化を達成し得る記録装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、記録媒体上に記録動作を行なう記録素子を複数列有する記録装置において、その記録素子を駆動するためにその記録素子の複数列のうち一部の列の群に一端が接続され他端が遊端とされた第1のフレキシブル配線板と、前記記録素子の複数列の残りの列の群に一端が接続され他端が遊端とされた第2のフレキシブル配線板と、前記記録素子を支持する支持部材とを備え、前記支持部材は、前記記録素子を支持する下壁と左右両側壁とを有するボックス状をなし、前記下壁に支持した前記記録素子から前記第1および第2のフレキシブル配線板がそれぞれ他の記録素子列の群とは反対方向の外側へ引き回され、それぞれの遊端側が前記左右両側壁に沿って立ち上がり前記支持部材側に固定されていることを特徴としている。
このような構成によると、記録素子の一部の列の群に接続された第1のフレキシブル配線板と、残りの群に接続された第2のフレキシブル配線板とがそれぞれ他の記録素子列の群とは反対方向の外側へ引き回され、それぞれの遊端側が前記左右両側壁に沿って立ち上がり前記支持部材側に固定される、つまり左右対称の構成となり、生産効率の向上、装置の小型化を達成することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記記録素子に供給するインクが充填されたインク供給部材をさらに備え、そのインク供給部材が前記支持部材内において前記記録素子に接続してその上方に配置され、前記各フレキシブル配線板の遊端側がそれぞれ前記インク供給部材と前記左右両側壁との間に配置されていることを特徴としている。このような構成によると、インク供給部材が支持部材内において記録素子に接続してその上方に配置され、各フレキシブル配線板の遊端側がそれぞれインク供給部材と左右両側壁との間に配置されることで、装置の小型化を達成することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記各フレキシブル配線板はそれぞれ駆動回路に接続され、その各駆動回路の熱を放熱する各放熱板がそれぞれ前記左右両側壁に沿って配置されていることを特徴としている。このような構成によると、各フレキシブル配線板に接続された各駆動回路の熱はそれぞれ各放熱板によって放熱することができる。また、各放熱板がそれぞれ左右両側壁に沿って配置されていることで、装置の小型化を達成することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明において、
前記フレキシブル配線板の遊端に接続され前記支持部材に固定された中継回路板をさらに備え、前記左右両側壁に沿って立ち上がった前記フレキシブル配線板の遊端側が前記中継回路板に固定されていることを特徴としている。このような構成によると、フレキシブル配線板の遊端側が左右両側壁に沿って立ち上がって支持部材上の中継回路板に固定されていることで、装置の小型化を達成することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の発明において、前記記録素子の一部の列の群を第1のアクチュエータが、残りの列の群を第2のアクチュエータがそれぞれ備え、前記第1のアクチュエータに前記第1のフレキシブル配線板が、前記第2のアクチュエータに前記第2のフレキシブル配線板がそれぞれ接続されていることを特徴としている。このような構成によると、第1のフレキシブル配線板が第1のアクチュエータに、第2のフレキシブル配線板が第2のアクチュエータにそれぞれ接続されることで、生産効率の向上、装置の小型化を達成することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記第1および第2のアクチュエータは、記録媒体上に異なる2色で記録動作を行なう前記記録素子の列をそれぞれ備えていることを特徴としている。このような構成によると、複数色で記録動作を行なう装置の小型化を達成することができる。
請求項7に記載の発明は、記録媒体上に記録動作を行なう記録素子を有する複数のアクチュエータと、その記録素子を駆動するために前記複数のアクチュエータのうち一部のものに一端が接続され他端が遊端とされた第1のフレキシブル配線板と、前記アクチュエータの残りの列の群に一端が接続され他端が遊端とされた第2のフレキシブル配線板と、前記記録素子を支持する支持部材とを備え、前記支持部材は、前記記録素子を支持する下壁と左右両側壁とを有するボックス状をなし、前記下壁に支持した前記各アクチュエータから前記第1および第2のフレキシブル配線板がそれぞれ他のアクチュエータとは反対方向の外側へ引き回され、それぞれの遊端側が前記左右両側壁に沿って立ち上がり前記支持部材側に固定されていることを特徴としている。
このような構成によると、アクチュエータのうち一部のものに接続された第1のフレキシブル配線板と、残りのアクチュエータに接続された第2のフレキシブル配線板とがそれぞれ他のアクチュエータとは反対方向の外側へ引き回され、それぞれの遊端側が前記左右両側壁に沿って立ち上がり前記支持部材側に固定される、つまり左右対称の構成となり、生産効率の向上、装置の小型化を達成することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記アクチュエータに供給するインクが充填されたインク供給部材をさらに備え、そのインク供給部材が前記支持部材内において前記アクチュエータに接続してその上方に配置され、前記各フレキシブル配線板の遊端側がそれぞれ前記インク供給部材と前記左右両側壁との間に配置されていることを特徴としている。このような構成によると、インク供給部材が支持部材内においてアクチュエータに接続してその上方に配置され、各フレキシブル配線板の遊端側がそれぞれインク供給部材と左右両側壁との間に配置されることで、装置の小型化を達成することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の発明において、前記各フレキシブル配線板はそれぞれ駆動回路に接続され、その各駆動回路の熱を放熱する各放熱板がそれぞれ前記左右両側壁に沿って配置されていることを特徴としている。このような構成によると、各フレキシブル配線板に接続された各駆動回路の熱はそれぞれ各放熱板によって放熱することができる。また、各放熱板がそれぞれ左右両側壁に沿って配置されていることで、装置の小型化を達成することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項7から9のいずれかに記載の発明において、前記フレキシブル配線板の遊端に接続され前記支持部材に固定された中継回路板をさらに備え、前記左右両側壁に沿って立ち上がった前記フレキシブル配線板の遊端側が前記中継回路板に固定されていることを特徴としている。このような構成によると、フレキシブル配線板の遊端側が左右両側壁に沿って立ち上がって支持部材上の中継回路板に固定されていることで、装置の小型化を達成することができる。
図1は、本発明の記録装置としてのカラーインクジェットプリンタの一実施形態を示す斜視図である。図1において、このカラーインクジェットプリンタ21は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクがそれぞれ充填されるインク供給部材としてのインクカートリッジ22と、記録媒体としての用紙23に印字するための、記録ヘッドとしてのインクジェットヘッド24と、これらインクカートリッジ22およびインクジェットヘッド24が搭載される支持部材としてのキャリッジ26と、このキャリッジ26を直線方向に往復移動させる駆動ユニット27と、キャリッジ26の往復移動方向に延び、インクジェットヘッド24と対向配置されるプラテンローラ28と、パージ装置29とを備えている。
駆動ユニット27は、キャリッジ26の下端部に配置されプラテンローラ28と平行に延びるキャリッジ軸30と、キャリッジ26の上端部に配置されキャリッジ軸30と平行に延びるガイド板31と、そのキャリッジ軸30とガイド板31との間であって、キャリッジ軸30の両端部に配置される2つのプーリ32および33と、これらプーリ32および33の間に掛け渡されるエンドレスベルト34とを備えている。
キャリッジ26の下端部には、キャリッジ軸30を挿通可能なキャリッジ軸支持部35が設けられるとともに、キャリッジ26の上端部には、ガイド板31に当接可能なガイド板当接部36が設けられている。また、キャリッジ26の後側面には、エンドレスベルト34が接合されている。
そして、一方のプーリ32が、モータ32Aの駆動により正逆回転されると、そのプーリ32の正逆回転に伴って、エンドレスベルト34に接合されているキャリッジ26が、キャリッジ軸30およびガイド板31に沿って、用紙23の幅方向に沿うように直線的に往復移動される。
なお、用紙23は、インクジェットプリンタ21の側方に設けられた図示しない給紙カセットから給紙され、インクジェットヘッド24と、プラテンローラ28との間に導入されて、インクジェットヘッド24から噴出されるインクにより所定の印字がなされ、その後、排紙される。なお、図1においては、これらの用紙23の給紙機構および排紙機構の図示を省略している。
また、パージ装置29は、プラテンローラ28の側方に設けられ、ヘッドユニット25がリセット位置にある時に、インクジェットヘッド24と対向するように配置されている。このパージ装置29は、インクジェットヘッド24のインクの初期導入時におけるインクの滞留や気泡の成長などに起因する噴射不良などを防止するために用いられる。すなわち、このパージ装置29は、インクジェットヘッド24を覆い得る保護キャップ37と、ポンプ38およびカム39と、インク貯留部40とを備えており、ヘッドユニット25がリセット位置にある時に、インクジェットヘッド24を保護キャップ37で覆い、インクジェットヘッド24の内部に溜まる気泡などを含んだ不良インクを、カム39の駆動によりポンプ38によって吸引することにより、インクジェットヘッド24の回復を図るようにしている。なお、吸引された不良インクは、インク貯留部40に貯められる。
図2は、インクジェットヘッドを下から見た分解斜視図、図3は、インクジェットヘッドを上から見た分解斜視図、図4は、インクジェットヘッドの要部側断面図、図5は、図4におけるA−A線断面図、図6は、フレキシブル配線板の接続を説明する斜視図、図7は、キャリッジの要部断面斜視図、図8は、図7においてインクジェットヘッドおよびインクカートリッジが取り付けられた側面図、図9は、図8における正面図、図1010は、図9におけるB−B線断面図である。次に、これら図2ないし図10を参照して、インクジェットヘッド24およびインクジェットヘッド24のキャリッジ26への組み付けについて説明する。
このインクジェットヘッド24は、図2ないし図5に示すように、インクを噴射させるノズル75を有するアクチュエータ70と、このアクチュエータ70にインクカートリッジ22からのインクを供給するための流路形成部材としてのマニホールド71およびジョイントユニット47と、これらアクチュエータ70およびマニホールド71を一方の面に支持するとともに、ジョイントユニット47が他方の面に取り付けられるベースプレート46とを備えている。
ジョイントユニット47は、図2および図3に示すように、樹脂からなるアッパジョイント52とロアジョイント53とを備えている。アッパジョイント52には、図4にも示すように、インクカートリッジ22の装着を案内するためのガイド部54が、その前側端部および後側端部において、上向きにそれぞれ突出形成されるとともに、各インクカートリッジ22からのインクが導入される2つのインク導入口部55が、その後側部において、上向きに形成されている。また、このアッパジョイント52には、ベースプレート46に取り付けるための爪部56が、その前側端部および後側端部において、下向きにそれぞれ突出形成されている。各インク導入口部55には、インクカートリッジ22の供給部66(図8および図9参照)に接続するためのシール部材57が設けられている。また、このアッパジョイント52の下端部には、インクジェットヘッド24が組み付けられた状態においてマニホールド71と対向する四隅に、突部86が、ベースプレート46に向けてそれぞれ突出形成されるとともに、アッパジョイント52の下面には、その長さ方向に沿って、2つの上側流路溝61が形成されている。
ロアジョイント53には、マニホールド71にインクを供給するための2つのインク供給筒部58が、その前側部において、下向きに突出形成されており、また、その上面には、その長さ方向に沿って、2つの下側流路溝62が形成されている。
そして、図4および図5に示すように、アッパジョイント52には、ロアジョイント53と接合するための接合突起59が形成されるとともに、ロアジョイント53には、アッパジョイント52と接合するための接合溝60が形成されており、この接合突起59が接合溝60の底部に超音波溶着されることにより、これらアッパジョイント52とロアジョイント53とが気密に接合され、これによって、アッパジョイント52の下面に形成される2つの上側流路溝61と、ロアジョイント53の上面に形成される2つの下側流路溝62との間で、互いに独立した2つのインク通過路63が形成される。各インク通過路63は、その一端が、アッパジョイント52の各インク導入口部55内のインク導入路64に連通し、その他端が、ロアジョイント53の各インク供給筒部58内のインク供給路65に連通しており、これらインク導入路64、インク通過路63およびインク供給路65によって、ジョイントユニット47には、2つの独立したインク流路が形成されている。
また、各インク通過路63内には、フィルタ82が、インク供給路65の上流側に設けられている。このフィルタ82は、そのフィルタ径が後述するノズル75のノズル径よりも小さく形成されており、インクカートリッジ22の装着時などにおいて生ずるインクの噴射不良の原因となるごみや気泡などを取り除くために設けられている。なお、アッパジョイント52の各インク導入口部55における入口側端部にも、同様にフィルタ94が設けられている。
そして、インクカートリッジ22を、アッパジョイント52のガイド部54に沿って案内しながら装着して、インクカートリッジ22の供給部66(図8および図9参照)とインク導入口部55とをシール部材57を介して接続した後に、インクカートリッジ22から供給されるインクは、ジョイントユニット47において、フィルタ94を通過した後、インク導入口部55内のインク導入路64から導入され、インク通過路63を通過後、フィルタ82を介して、インク供給筒部58のインク供給路65からマニホールド71に向けて供給される。
ベースプレート46は、金属材料、すなわち、冷間圧延鋼板(SPCC、線膨張率9.5×10−6/℃〜10.9×10−6/℃)からなる矩形板状をなし、図3に示すように、後述する2つのインク供給管83を挿通するための挿通開口部67が、ロアジョイント53の2つのインク供給筒部58と対向する位置において、矩形状に開口形成されるとともに、アッパジョイント52の爪部56が係止される係止孔68が、各爪部56と対向する位置にそれぞれ開口形成されている。また、このベースプレート46の前側端部には、後述するキャリッジ26の係止孔44に挿入固定するための係止突起48が形成されるとともに、その両側端部には、フレキシブル配線板としての後述するアクチュエータ側フレキシブル配線板49を引き回すための凹部69が、それぞれ形成されている。
そして、ジョイントユニット47は、アッパジョイント52の爪部56が、ベースプレート46の係止孔68に係止されることにより、ベースプレート46に対して弾性的に取り付けられている。なお、この取り付けにおいては、アッパジョイント52の各突部86がベースプレート46に当接されるので、ベースプレート46は、インクカートリッジ22からの押圧力を、これら突部86を介して、分散して受けるようになる。
アクチュエータ70は、図4および図5に示すように、インクを収容する複数の噴射チャンネル74を形成する溝を一面に有する、2つのチャンネル部材72と、2つのチャンネル部材72の間に介在され、これら複数の溝を覆うようにして各チャンネル部材72の一面に固着されるセンタープレート73とを備えている。
各チャンネル部材72は、矩形状をなし、圧電セラミックなどの変形可能な材料から構成されており、噴射チャンネル74を形成するための複数の溝が、インク噴出方向に並行して形成されている。この溝は、チャンネル部材72とセンタープレート73とが固着されることにより、センタープレート73の側面との間で、記録素子としての噴射チャンネル74を形成するものであり、これによって形成される噴射チャンネル74は、センタープレート73を挟んで対向状に2列として形成される。各噴射チャンネル74は、その一端に、インクが流入されるインク入口端76と、その他端に、インクを噴射するノズル75とを有しており、各噴射チャンネル74内には、インクをノズル75から液滴として噴射させるための噴射エネルギ発生部としての電極(図示せず)が設けられている。
また、各噴射チャンネル74には、それら各噴射チャンネル74を駆動するためのアクチュエータ側フレキシブル配線板49が接続されている。すなわち、このアクチュエータ側フレキシブル配線板49は、図6に示すように、各噴射チャンネル74内に設けられる電極にそれぞれ接続されている各端子91に、アクチュエータ側フレキシブル配線板49の端子92がそれぞれ接続されるようにして、かつ、2列として形成されている噴射チャンネル74の各列毎に、それぞれ接続されている。
センタープレート73は、各チャンネル部材72よりも長い矩形板状をなし、セラミック材料、すなわち、フォルステライト(線膨張係数10.5×10−6/℃)から構成されている。そして、センタープレート73には、各チャンネル部材72が、その噴射チャンネル74のインク入口端76よりもセンタープレート73がベースプレート46に向かって凸状に延長されるような状態で、その両側面にそれぞれ固着されるとともに、そのセンタープレート73の上端面90が、ベースプレート46の下面に接着固定されている。
マニホールド71は、図4および図5に示すように、各チャンネル部材72の上方であって、突出形成されるセンタープレート73の両側において、それぞれ配置されており、ジョイントユニット47から供給されるインクを導入する導入部77と、各噴射チャンネル74のインク入口端76に対し、導入部77から導入されたインクを各噴射チャンネル74に分配供給するための供給部78とを備えている。
また、このマニホールド71には、アクチュエータ70を保持するための保持部81が、その長さ方向両端部において、チャンネル部材72の側面に沿うように突出形成されており、この保持部81とアクチュエータ70とが接着固定されるとともに、供給部78とチャンネル部材72の上端面との間、および、供給部78とセンタープレート73の側面との間がポッティング剤によってシールされている。そして、この供給部78の上端面89が、ベースプレート46の下面に接着固定されている。
また、ベースプレート46の一方の面に接着されるマニホールド71と、他方の面に取り付けられるジョイントユニット47との間には、ジョイントユニット47からマニホールド71にインクを供給するための2つのインク供給管83が、ベースプレート46を介して設けられている。すなわち、このインク供給管83は、ゴムやエラストマーなどの弾性材料からなる筒状をなし、図4に示すように、略L字状に屈曲した状態で、その一端が、ロアジョイント53の各インク供給筒部58に接続されるとともに、その他端が、ベースプレート46の挿通開口部67を介して、各マニホールド71の導入部77に接続されている。
そして、ジョイントユニット47の各インク供給筒部58内のインク供給路65から供給されるインクは、このインク供給管83をそれぞれ介して、各マニホールド71の導入部77内の導入路79に供給される。導入部77内の導入路79に供給されたインクは、その導入路79に連通する供給部78の供給路80から、各噴射チャンネル74のインク入口端76に分配されながら供給される。
そして、各噴射チャンネル74のインク入口端76にインクが供給されると、各噴射チャンネル74は、アクチュエータ側フレキシブル配線板49からの噴射パルス信号によって、その容積を変化させて、供給されたインクを、その容積減少時にノズル75から液滴として噴射し、一方、容積増大時には、再びマニホールド71の供給路80から導入して、このような動作を繰り返すことによって、用紙23に所定の印字を形成するようにしている。
また、このインクジェットヘッド24では、図4および図5に示すように、ベースプレート46に、アクチュエータ70およびマニホールド71を覆うヘッドカバー84が取り付けられている。このヘッドカバー84には、アクチュエータ70におけるノズル75を露出させるためのカバー開口部85が形成されており、アクチュエータ70およびマニホールド71は、ノズル75が下方に向かって露出された状態で、このヘッドカバー84によって被覆されている。
そして、このようなインクジェットヘッド24は、キャリッジ26に対して次のようにして組み付けられている。すなわち、図7に示すように、キャリッジ26は、ボックス状をなし、その下壁42に略矩形状の2つの開口部が開口形成され、その開口部41の周囲に、インクジェットヘッド24を取り付けるための第1の支持部が形成されている。各開口部41の前側端部には、装着手段として、係止溝44を有する係止部材43a、43bが設けられるとともに、それと対向する位置において、装着手段として、板ばね45a、45bが、このキャリッジ26の後壁および側壁に取り付けられるようにして設けられている。
そして、図8に示すように、インクジェットヘッド24のベースプレート46の係止突起48を、キャリッジ26の係止溝44に挿入するとともに、ベースプレート46の後端部および側部を板ばね45a、45bに当接させて、この板ばね45a、45bによってベースプレート46を下壁42と係止部材43a、43bに押し当てることにより、キャリッジ26に、各インクジェットヘッド24が、位置決めされた状態で装着されている。なお、このインクジェットヘッド24は、キャリッジ26に取り付けられた状態において、アクチュエータ70およびマニホールド71が、キャリッジ26から下方に臨み、ジョイントユニット47が、キャリッジ26内においてインクカートリッジ22を着脱自在に装着している。
また、図7に示すように、このキャリッジ26の2つの開口部41は、隣接して開口形成されており、図9に示すように、2つのインクジェットヘッド24が、各開口部41において位置決めされ、互いに隣り合った状態で装着されている。また、各インクジェットヘッド24には、2つのインクカートリッジ22が並行して装着されている。これによって、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4個のインクカートリッジ22が、2個ずつに分かれて、各インクジェットヘッド24にそれぞれ装着される。そして、各インクジェットヘッド24には、上述したように、1つのジョイントユニット47と、2つのマニホールド71と、1つのアクチュエータ70とが備えられており、各インクカートリッジ22から供給されるインクは、ジョイントユニット47においては、それぞれ独立したインク流路を流れた後、各マニホールド71にそれぞれ供給され、各マニホールド71から、1つのアクチュエータ70に2列で形成される噴射チャンネル74にそれぞれに供給され、各噴射チャンネル部材74から、各色毎に独立に噴射される。
このキャリッジ26の両側壁付近において、図7および図9に示すように、アクチュエータ側フレキシブル配線板49と、第2の配線板としてのキャリッジ側フレキシブル配線板50とが接続される。この接続のために、アクチュエータ側フレキシブル配線板49の遊端部には、中継回路板ユニット93が設けられている。
そして、各インクジェットヘッド24において噴射チャンネル74の各列毎に接続されているアクチュエータ側フレキシブル配線板49は、そのユニット93にそれぞれ次のようにして接続されている。
すなわち、まず、各インクジェットヘッド24においては、図5および図6に示すように、噴射チャンネル74の各列毎に接続されているアクチュエータ側フレキシブル配線板49のうち、ユニット93により近い噴射チャンネル74の列(すなわち、センタープレート73を挟んで相対向する2つの噴射チャンネル74の列のうち、キャリッジ26におけるより外側に配置されている噴射チャンネル74の列)に接続されているアクチュエータ側フレキシブル配線板49(図2、図3、図5、図6、図9においては符合49aとしても示されている。以下の説明においては、外側フレキシブル配線板49aとする。)は、ベースプレート46の一方の凹部69を通り、そのままユニット93に向かって引き回されており、また、ユニット93により遠い方の噴射チャンネル74(すなわち、センタープレート73を挟んで相対向する2つの噴射チャンネル74の列のうち、キャリッジ26におけるより内側に配置されている噴射チャンネル74の列)に接続されているアクチュエータ側フレキシブル配線板49(図2、図3、図5、図6、図9においては符合49bとしても示されている。以下の説明においては、内側フレキシブル配線板49bとする。)は、ベースプレート46の他方の凹部69から、一旦、ベースプレート46の上面に掛け回されて、図3に示すように、そのベースプレート46の幅方向に沿って、そのベースプレート46の上面とロアジョイント53の下面との間で挟み込まれた後、外側フレキシブル配線板49aと同じ側に引き回されて、図9に示すように、その外側フレキシブル配線板49aと平行に、ユニット93に向かって引き回されている。
このようにして、アクチュエータ側フレキシブル配線板49を引き回せば、1つのインクジェットヘッド24において噴射チャンネル74の各列毎に接続されている外側フレキシブル配線板49aおよび内側フレキシブル配線板49bを、一緒にして、インクジェットヘッド24の一方の側に向けて引き回し、ユニット93に接続することができる。
そして、このようにして各インクジェットヘッド24にそれぞれ接続されている各アクチュエータ側フレキシブル配線板49(外側フレキシブル配線板49aおよび内側フレキシブル配線板49bを含む)は、図9に示すように、キャリッジ26の中央部に対してそれぞれ外側に向けて引き回されて、キャリッジ26の両側壁にそれぞれ沿っている、2つのキャリッジ側フレキシブル配線板50にそれぞれユニット93を介して接続されている。このように、隣接配置される2つのインクジェットヘッド24に接続された各アクチュエータ側フレキシブル配線板49を、その2つのインクジェットヘッド24の外側にそれぞれ延びるように引き回して、2つのキャリッジ側フレキシブル配線板50にそれぞれ接続するようにすれば、隣接配置される2つのインクジェットヘッド24の間、すなわち、キャリッジ26の中央部を軸として、左右対称の構成とすることができる。そのため、このカラーインクジェットプリンタ21では、各アクチュエータ側フレキシブル配線板49、各中継回路板ユニット93、さらには、各キャリッジ側フレキシブル配線板50などの配線部品として共通の部品が用いられ、生産効率の向上およびコストの低減化が図られている。
また、キャリッジ26の中央部に内側フレキシブル配線板49bを引き回した場合に必要とされる、スペースや、引き回しを案内するガイド部材、さらには、カートリッジ22の装着時に内側フレキシブル配線板49bを保護するためのカバー部材などを設ける必要がなく、このようなアクチュエータ側フレキシブル配線板49の引き回しによって、部品点数およびコストの低減化、装置の小型化を図ることができる。
中継回路板ユニット93は、駆動回路としてのICチップ95を一方の面に搭載した硬質のCOB基板88と、COB基板88の他方の面に設けられる放熱板96と、カバー部材102とを備えている。カバー部材102は、COB基板88と放熱板96を一体に支持している。
COB基板88は、略矩形板状をなし、外側フレキシブル配線板49aが一方の辺(上方側端部)に接続されるとともに、内側フレキシブル配線板49bが他方の辺(下方側端部)に接続されている。また、このCOB基板88には、その表面に、複数の噴射チャンネル74を選択的に駆動するための略矩形状のICチップ95が搭載されるとともに、その裏面には、このICチップ95の熱を放熱するための矩形板状の放熱板96が貼着されている。また、このCOB基板88は、キャリッジ側フレキシブル配線板50の接点97と接続するための接点98が設けられている。この接点98は、図1010にも示すように、その一端が、COB基板88の表面に設けられるICチップ95に延長接続されるとともに、その他端が、このCOB基板88の前側端部において、その厚さ方向を貫通するように延び、COB基板88の裏面に露出するようにして設けられている。また、このCOB基板88には、カバー部材102が取り付けられる。このカバー部材102は、その上側端部および下側端部において、長さ方向に沿って上側条部103および下側条部104がそれぞれ形成されており、これらが後述する挟み込み部材101によって押圧されることにより、COB基板88の表面をICチップ95とともに覆うようにして組み付けられている。
一方、キャリッジ側フレキシブル配線板50は、図7に示すように、キャリッジ26の側壁に沿って支持されている。このフレキシブル配線板50は、本体側に設けられた制御回路(図示せず)に直接あるいは中継基板を介して接続されている。キャリッジ側フレキシブル配線板50の遊端部と、キャリッジ26の側壁との間には、ゴムなどの弾性材料からなる略矩形状のパッド部材99が設けられている。このパッド部材99の表面には、図10に示すように、複数の突起部100が設けられており、キャリッジ側フレキシブル配線板50の遊端部は、その遊端部に設けられる複数の接点97が各突起部100の上に重なるような状態で、このパッド部材99に支持されている。
また、このキャリッジ26の両側壁には、図7および図9に示すように、各パッド部材99の前方において、キャリッジ側フレキシブル配線板50の接点97と、COB基板88の接点98とを押圧によって接続するための押圧手段としての挟み込み部材101がそれぞれ設けられている。
各挟み込み部材101は、上側挟持部材105および下側挟持部材106を備えている。上側挟持部材105は、キャリッジ26の側壁の上端部において、上下方向に回動自在に軸支されており、その下面には、挟持溝107が長さ方向に沿って開口形成されるとともに、その挟持溝107の内側には、カバー部材102の上側条部103を圧接するためのばね部材108が設けられている。また、この上側挟持部材105は、下方に回動した状態(図7における仮想線で示す状態)において、パッド部材99の前側部に対向するように配置されている。
下側挟持部材106は、パッド部材99を挟んで上側挟持部材105と対向するキャリッジ26の側壁の下端部に設けられており、その上面の一端部には、カバー部材102を受け入れて、その下側条部104を係止させるための突条部109が立設されている。
そして、下側条部104を突条部109に係止させると、図9および図10に示すように、パッド部材99に支持されるキャリッジ側フレキシブル配線板50の遊端部に設けられる各接点97に、COB基板88の各接点98が対応するように位置決めされ、上側挟持部材105を下方に回動させて、挟持溝107によって、キャリッジ26の側壁、パッド部材99およびカバー部材102を挟み込み、ばね部材108をカバー部材102の上側条部103に圧接させることによって、キャリッジ側フレキシブル配線板50の各接点97と、COB基板88に設けられる各接点98とを互いに圧接させて、これによって、これら各接点97および各接点98の間を接続するようにしている。
そして、このようなキャリッジ側フレキシブル配線板50とアクチュエータ側フレキシブル配線板49との接続によって、本体側の制御回路からキャリッジ側フレキシブル配線板50を介して送られる制御信号が、COB基板88において、ICチップ95によって各噴射チャンネル74を選択的に駆動するための噴射パルス信号とされ、その信号がアクチュエータ側フレキシブル配線板49を介して、各チャンネル部材72に送られることにより、各噴射チャンネル74が選択的に駆動される。より具体的には、このインクジェットヘッド24は、外側フレキシブル配線板49aおよび内側フレキシブル配線板49bの一端が、COB基板88の各辺にそれぞれ接続されるとともに、他端が、2列として形成される噴射チャンネル74の各列毎のそれぞれに接続されているので、噴射チャンネル74を各列毎に確実に駆動できるように構成されている。
このようにして、キャリッジ側フレキシブル配線板50の各接点97とCOB基板88に設けられる各接点98とを挟み込み部材101によって接続すれば、これら各接点97および各接点98の間を圧接させることにより確実に接続することができる。一方、このカラーインクジェットプリンタ21では、インクジェットヘッド24は、キャリッジ26において、この挟み込み部材101とは独立に設けられている係止部材43a、43bおよび板ばね45a、45bによって、キャリッジ26に位置決め装着されているので、そのような挟み込み部材101による押圧力が、インクジェットヘッド24の位置決めに影響を及ぼすことがない。そのため、インクジェットヘッド24は、そのような押圧力に起因する位置ずれを生じることもなく、正確かつ確実に位置決めされた状態を保つことができ、良好な印字形成を達成することができる。
また、アクチュエータ側フレキシブル配線板49の遊端部には、中継回路板ユニット93が設けられており、この中継回路板ユニット93のCOB基板88に、ICチップ95およびアクチュエータ側フレキシブル配線板49側の接点98が設けられているので、COB基板88においてICチップ95が簡易かつ確実に支持されるとともに、アクチュエータ側フレキシブル配線板49側の接点98がキャリッジ側フレキシブル配線板50の接点97と、簡易な構成によって確実に接続されている。
なお、以上の説明においては、本発明の記録ヘッドを、インクジェットヘッド24を例にとって説明したが、本発明の記録ヘッドは、インクジェットヘッドに限定されるものではなく、たとえば、ドットインパクト式ヘッド、熱転写ヘッドなど公知の記録ヘッドを含むものである。
本発明のインクジェット記録装置としてのカラーインクジェットプリンタの一実施形態を示す斜視図である。 インクジェットヘッドを下から見た分解斜視図である。 インクジェットヘッドを上から見た分解斜視図である。 インクジェットヘッドの要部側断面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 フレキシブル配線板の接続を説明する斜視図である。 キャリッジの要部断面斜視図である。 図7においてインクジェットヘッドおよびインクカートリッジが取り付けられた側面図である。 図8における正面図である。 図9におけるB−B線断面図である。 従来のインクジェットヘッドの要部断面図である。
符号の説明
21 カラーインクジェットプリンタ
22 インクカートリッジ
23 用紙
24 インクジェットヘッド
26 キャリッジ
41 開口部
44 係止溝
45 板ばね
46 ベースプレート
49 アクチュエータ側フレキシブル配線板
49a 外側フレキシブル配線板
49b 内側フレキシブル配線板
50 本体側フレキシブル配線板
51 COB基板
70 アクチュエータ
71 マニホールド
74 噴射チャンネル
75 ノズル
88 硬質回路基板
93 中継回路基板
97 接点(本体側フレキシブル配線板)
98 接点(アクチュエータ側フレキシブル配線板)
95 ICチップ
101 挟み込み部材

Claims (10)

  1. 記録媒体上に記録動作を行なう記録素子を複数列有する記録装置において、
    その記録素子を駆動するためにその記録素子の複数列のうち一部の列の群に一端が接続され他端が遊端とされた第1のフレキシブル配線板と、前記記録素子の複数列の残りの列の群に一端が接続され他端が遊端とされた第2のフレキシブル配線板と、前記記録素子を支持する支持部材とを備え、
    前記支持部材は、前記記録素子を支持する下壁と左右両側壁とを有するボックス状をなし、
    前記下壁に支持した前記記録素子から前記第1および第2のフレキシブル配線板がそれぞれ他の記録素子列の群とは反対方向の外側へ引き回され、それぞれの遊端側が前記左右両側壁に沿って立ち上がり前記支持部材側に固定されていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録素子に供給するインクが充填されたインク供給部材をさらに備え、そのインク供給部材が前記支持部材内において前記記録素子に接続してその上方に配置され、前記各フレキシブル配線板の遊端側がそれぞれ前記インク供給部材と前記左右両側壁との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記各フレキシブル配線板はそれぞれ駆動回路に接続され、その各駆動回路の熱を放熱する各放熱板がそれぞれ前記左右両側壁に沿って配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記フレキシブル配線板の遊端に接続され前記支持部材に固定された中継回路板をさらに備え、
    前記左右両側壁に沿って立ち上がった前記フレキシブル配線板の遊端側が前記中継回路板に固定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記記録素子の一部の列の群を第1のアクチュエータが、残りの列の群を第2のアクチュエータがそれぞれ備え、前記第1のアクチュエータに前記第1のフレキシブル配線板が、前記第2のアクチュエータに前記第2のフレキシブル配線板がそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 前記第1および第2のアクチュエータは、記録媒体上に異なる2色で記録動作を行なう前記記録素子の列をそれぞれ備えていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 記録媒体上に記録動作を行なう記録素子を有する複数のアクチュエータと、その記録素子を駆動するために前記複数のアクチュエータのうち一部のものに一端が接続され他端が遊端とされた第1のフレキシブル配線板と、前記アクチュエータの残りの列の群に一端が接続され他端が遊端とされた第2のフレキシブル配線板と、前記記録素子を支持する支持部材とを備え、
    前記支持部材は、前記記録素子を支持する下壁と左右両側壁とを有するボックス状をなし、
    前記下壁に支持した前記各アクチュエータから前記第1および第2のフレキシブル配線板がそれぞれ他のアクチュエータとは反対方向の外側へ引き回され、それぞれの遊端側が前記左右両側壁に沿って立ち上がり前記支持部材側に固定されていることを特徴とする記録装置。
  8. 前記アクチュエータに供給するインクが充填されたインク供給部材をさらに備え、そのインク供給部材が前記支持部材内において前記アクチュエータに接続してその上方に配置され、前記各フレキシブル配線板の遊端側がそれぞれ前記インク供給部材と前記左右両側壁との間に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記各フレキシブル配線板はそれぞれ駆動回路に接続され、その各駆動回路の熱を放熱する各放熱板がそれぞれ前記左右両側壁に沿って配置されていることを特徴とする請求項7または8に記載の記録装置。
  10. 前記フレキシブル配線板の遊端に接続され前記支持部材に固定された中継回路板をさらに備え、
    前記左右両側壁に沿って立ち上がった前記フレキシブル配線板の遊端側が前記中継回路板に固定されていることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の記録装置。
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