JP2008046978A - 特徴点抽出処理プログラム、特徴点抽出処理装置および特徴点抽出処理方法 - Google Patents

特徴点抽出処理プログラム、特徴点抽出処理装置および特徴点抽出処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一つの視点より撮像した画像から抽出された特徴点について高さ情報を算出すること、また、二以上の視点からなるステレオ視において、互いの視点において死角となる箇所から抽出された特徴点について高さ情報を算出することを課題とする。
【解決手段】車両追跡装置10は、画像上の座標ごとに、当該座標に係る位置で抽出され得る特徴点の基準面に対する高さと、当該特徴点の基準面への正射影から基準線への垂線方向の距離とを対応付けたテーブルを予め記憶し、高さ算出対象特徴点8aの近傍に位置する近傍特徴点8bの移動距離を高さ算出対象特徴点8aの移動距離として算出し、同一の高さ間における移動前後の基準線への垂線方向の距離の差分を高さ算出対象特徴点8aの移動前後による画像上の座標に係るテーブルを用いて算出し、移動距離と同一となる高さを高さ算出対象特徴点8aの高さとする。
【選択図】 図3

Description

この発明は、特徴点抽出処理プログラム、特徴点抽出処理装置および特徴点抽出処理方法に関する。
従来、二以上の視点から撮像した画像を用いて、画像内に存在する物体の三次元位置情報を算出するステレオ視(ステレオマッチング)を利用した研究がなされている。例えば、非特許文献1では、ステレオ視(ステレオマッチング)によって得た画像内の三次元位置情報から、障害物を認識して避けて走行する自律走行車や、画像内の人物などの三次元的な動きを追跡する監視カメラなどの研究が開示されている。
また、ステレオ視(ステレオマッチング)を利用した技術の一つとして以下の車両追跡技術が考案されている。すなわち、道路を二以上の視点から撮像し、画像から車両の特徴点を抽出するとともに当該特徴点の高さ情報を算出し、その高さ情報によって車両の周囲に発生する影や、雨天時の路面水膜上に映った車両の反射像などの特徴点については余計なものとして除去し、車両のみを追跡するものである。なお、この車両追跡技術では、高さ情報の精度を高めるために、視点間の距離を離すことが行われていた。
http://www.ric.titech.ac.jp/saneken/stereocamera.htm
しかしながら、上記した車両追跡技術では、二以上の視点が前提となっており、そもそも、一つの視点より撮像した画像から抽出された特徴点については、高さ情報を算出することができないという問題点があった。また、二以上の視点からなるステレオ視でも、高さ情報の精度を高めるために視点間の距離を離すと、互いの視点において死角となる箇所が生じてしまい、その箇所から抽出された特徴点については高さ情報を算出することができないという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、一つの視点から撮像された画像からも特徴点の高さ情報を算出することが可能な特徴点抽出処理プログラム、特徴点抽出処理装置および特徴点抽出処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、定点に設置された撮像手段によって固定かつ連続に撮像して得られた画像から特徴点を抽出して処理する方法をコンピュータに実行させる特徴点抽出処理プログラムであって、前記撮像手段によって得られる画像上の所定の位置ごとに、当該位置で抽出される特徴点を実空間の任意の基準面へ正射影した際に採り得る当該基準面から前記特徴点への高さと、当該採り得る各高さにおける前記基準面の正射影位置から当該基準面上の任意の基準線への垂線方向の距離とを対応付けて記憶したテーブルを保持するテーブル保持手順と、複数の画像間で同一の特徴点として抽出された所定の特徴点について、前記実空間における基準線からみた当該特徴点の移動距離を算出する移動距離算出手順と、前記複数の画像から前記所定の特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記所定の特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手順によって算出された移動距離と同一となる高さを前記所定の特徴点の高さとして算出する高さ算出手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記撮像手段は、二つ以上の視点から固定かつ連続に撮像して各視点から同時刻の画像を得るものであって、前記移動距離算出手順は、前記同時刻に得られる二つ以上の画像のなかの一つの画像でのみ撮像され、かつ、同一視点から撮像した複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、前記同時刻に得られる二つ以上の画像のなかの二つ以上の画像で撮像され、かつ、前記高さ算出対象特徴点の近傍に位置する近傍特徴点を探索し、当該近傍特徴点を前記同時刻に得られる二つ以上の画像および前記複数の画像間でステレオ視することで、前記実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を前記高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、前記高さ算出手順は、前記複数の画像から前記高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手順によって算出された前記近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを前記高さ算出対象特徴点の高さとして算出することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記移動距離算出手順は、前記複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、前記高さ算出対象特徴点の近傍に位置し、かつ、高さが既知である近傍特徴点を探索し、前記複数の画像から当該近傍特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記高さを用いて前記近傍特徴点の移動前後における距離を取得して差分を算出することで、前記実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を前記高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、前記高さ算出手順は、前記複数の画像から前記高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手順によって算出された前記近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを前記高さ算出対象特徴点の高さとして算出することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記移動距離算出手順は、前記近傍特徴点の探索に際して、前記撮像手段の設置位置から前記近傍特徴点までの実空間の距離が近くなるに従って、前記近傍特徴点の探索範囲を広くすることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記移動距離算出手順は、前記近傍特徴点の探索に際して、前記高さ算出対象特徴点と同一対象物上にある特徴点を探索することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、撮像手段によって得られる画像上の所定の位置ごとに、当該位置で抽出される特徴点を実空間の任意の基準面へ正射影した際に採り得る当該基準面から特徴点への高さと、当該採り得る各高さにおける基準面の正射影位置から当該基準面上の任意の基準線への垂線方向の距離とを対応付けて記憶したテーブルを保持し、複数の画像間で同一の特徴点として抽出された所定の特徴点について、実空間における基準線からみた当該特徴点の移動距離を算出し、複数の画像から所定の特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、テーブルから所定の特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分と算出された移動距離とが同一となる高さを所定の特徴点の高さとして算出するので、一つの視点から撮像された画像からも特徴点の高さを算出することが可能となる。
請求項2の発明によれば、同時刻に得られる二つ以上の画像のなかの一つの画像でのみ撮像され、かつ、同一視点から撮像した複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、同時刻に得られる二つ以上の画像のなかの二つ以上の画像で撮像され、かつ、高さ算出対象特徴点の近傍に位置する近傍特徴点を探索し、当該近傍特徴点を同時刻に得られる二つ以上の画像および複数の画像間でステレオ視することで、実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、複数の画像から高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、テーブルから高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを高さ算出対象特徴点の高さとして算出するので、他方の視点において死角となったところから抽出された特徴点についても高さを算出することが可能となる。また、高さが既知である近傍特徴点の移動前後の距離をテーブルから取得してその差分を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出する手法と比較して、精度のよい高さを算出することが可能となる。つまり、ステレオ視によって移動距離として算出する手法では焦点距離および2台のカメラ間の距離さえ正確に測量すればよく、高さが算出されるまでに関わる測量の誤差が少ないので(もう一つの手法では、テーブルの作成時で測量の誤差が生じる可能性が高く、さらに、高さを算出するために当該テーブルを用いる過程が2回あるため)、精度のよい高さを算出することが可能となる。
請求項3の発明によれば、複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、高さ算出対象特徴点の近傍に位置し、かつ、高さが既知である近傍特徴点を探索し、複数の画像から当該近傍特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、テーブルから高さを用いて近傍特徴点の移動前後における距離を取得して差分を算出することで、実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、複数の画像から高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、テーブルから高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを高さ算出対象特徴点の高さとして算出するので、移動距離が算出できない高さ算出対象特徴点についても近傍の特徴点の移動距離を用いることで高さを算出することが可能となる。また、ステレオ視によって近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出する手法と比較して、ただ一つの視点を備えた撮像手段であっても高さ算出対象特徴点の高さを算出するので、撮像手段の視点が減る分だけ特徴点抽出処理を安価に実現することが可能となる。
請求項4の発明によれば、近傍特徴点の探索に際して、撮像手段の設置位置から近傍特徴点までの実空間の距離が近くなるに従って、近傍特徴点の探索範囲を広くするので、近傍特徴点が見つからない現象や、他の対象物に近傍特徴点を設定してしまう現象を回避することが可能となる。すなわち、画像上において撮像手段の設置位置から対象物までの距離が近い領域に対して探索範囲を狭くしてしまうと、近傍特徴点が見つからない現象が起こり、画像上において撮像手段の設置位置から対象物までの距離が遠い領域に対して探索範囲を広くしてしまうと、他の対象物に近傍特徴点を設定してしまう現象が起こるが、これらの現象を回避することが可能となる。
請求項5の発明によれば、近傍特徴点の探索に際して、高さ算出対象特徴点と同一対象物上にある特徴点を探索するので、確実に同一対象物で近傍特徴点を見つけることができ、他の対象物に近傍特徴点を設定してしまう現象を回避することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る特徴点抽出処理プログラム、特徴点抽出処理装置および特徴点抽出処理方法の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る特徴点抽出処理プログラム、特徴点抽出処理装置および特徴点抽出処理方法を適用した車両追跡装置を実施例1として説明した後に、他の実施例を実施例2として説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係る車両追跡装置の概要および特徴、車両追跡装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[概要および特徴(実施例1)]
図1、図2および図3を用いて、実施例1に係る車両追跡装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る車両追跡装置の概観を示す図であり、図2および図3は、車両追跡装置の概要と特徴を説明するための図である。
まず、実施例1に係る車両追跡装置の概観について説明する。図1に示すように、車両追跡装置10は、道路1bの路側に立てた支柱1cに固定され、支柱1cの上部アーム部に固定された左カメラ20と、同じく道路1bの路側に立てた支柱1dの上部アーム部に固定された右カメラ30とに専用のケーブルで接続される。
そして、左カメラ20および右カメラ30は、道路1bを上方から連続で撮像して左右で同時刻の画像を取得し、車両追跡装置10に当該画像を出力している。車両追跡装置10は、左カメラ20および右カメラ30から受け取った画像を処理することで車両1aなどに対して追跡処理を行う。なお、基準線1eは、図1に示すように道路1bと直交するように定められている。
次に、実施例1に係る車両追跡装置の概要と特徴について説明する。車両追跡装置は、上記した左カメラ20および右カメラ30によって固定かつ連続に撮像して得られた画像から特徴点を抽出して処理することを概要としており、一つの視点から撮像された画像からも特徴点の高さを算出できるようにしている点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について説明すると、車両追跡装置10は、左カメラ20や右カメラ30によって得られる画像上の所定の位置ごとに、当該位置で抽出される特徴点を実空間の任意の基準面へ正射影した際に採り得る当該基準面から特徴点への高さと、当該採り得る各高さにおける基準面の正射影位置から当該基準面上の任意の基準線への垂線方向の距離とを対応付けて記憶したテーブルを保持する。
例えば、図2に示すように、車両追跡装置10は、右カメラ30によって得られる画像2aの位置(400,120)について、以下に説明するようなテーブル2dを保持する。なお、ここでいう位置(x,y)とは画像2aの左上隅を原点(0,0)としたxy平面上の座標であり、画像2aの左上隅の画素の位置を(0,0)とした場合には、当該画素から右方向へx番目(最大値800)、下方向へy番目(最大値400)の画素の位置を表すことができる。
かかるテーブル2dでは、位置(400,120)について、例えば、基準面2bから特徴点3aへの高さ0.9m(基準面2bに対する特徴点3aの正射影4aと特徴点3aとの距離)、基準面2bから特徴点3bへの高さ0.6m(基準面2bに対する特徴点3bの正射影4bと特徴点3bとの距離)、基準面2bから特徴点3cへの高さ0.3m(基準面2bに対する特徴点3cの正射影4cと特徴点3bとの距離)および基準面2bから特徴点3dへの高さ0.0m(基準面2b上に特徴点3dが存在する)と、特徴点3a〜3dの正射影4a〜4c(特徴点3dについては、自身と正射影とが重なるので特徴点3dそのもの)から基準線1eへの垂線方向の距離13.5m、14.0m、14.5mおよび15.0mとをそれぞれ対応付けて保持し、他の全ての位置(全ての画素ごとである必要はなく、何画素おきでもよい)についても同様に、座標と、高さと、基準線1eへの垂線方向の距離とを対応付けて保持する。なお、右カメラ30に関する光学的な直線2c上の点は、全て画像2a上で同位置に見えるので、当該位置で特徴点が採り得る高さの間隔をさらに細かくしてもよい。
そして、車両追跡装置10は、複数の画像間で同一の特徴点として抽出された所定の特徴点について、実空間における基準線からみた当該特徴点の移動距離を算出する。具体的には、車両追跡装置10は、左カメラ20および右カメラ30によって同時刻に得られる二つの画像のなかの一つの画像でのみ撮像され、かつ、同一視点から撮像した複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、左カメラ20および右カメラ30によって同時刻に得られる二つの画像で撮像され、かつ、高さ算出対象特徴点の近傍に位置する近傍特徴点を探索し、当該近傍特徴点を同時刻に得られる二つの画像および複数の画像間でステレオ視することで、実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出する。
例えば、図3に示すように、車両追跡装置10は、左カメラ20および右カメラ30によって同時刻に得られた画像5aおよび画像5bを受け取ると、画像5aでは対象物7から特徴点7a〜7gを抽出し、画像5bでは対象物6から特徴点6a〜6gを抽出し、ステレオ視によって三次元位置を算出する。しかし、画像5bから抽出された特徴点6aについては、画像5aでは死角となっている(一つの視点からしか撮像されていない)ためステレオ視ができないので、車両追跡装置10は、これら特徴点6a〜6gのうち特徴点6aを高さ算出対象特徴点として決定する(特徴点6aを除く特徴点6b〜6gについては、三次元位置、つまり高さが既に算出されている)。なお、画像5aにおける対象物7から抽出された特徴点7aについては、特徴点6aと同様に高さ対象特徴点となるが、ここでは説明を省略する。
ここで、同図に示す画像5cには、説明の便宜上、画像5bに現に写っている対象物6(移動後)に加え、画像5bより以前に右カメラ30によって取得された画像に写っていた対象物6h(移動前)を点線で描いている。車両追跡装置10は、特徴点6aを高さ算出対象特徴点として決定した後に、例えば、画像5cにおいて高さ算出対象特徴点8aの近傍に位置する近傍特徴点8b(画像5bでは、特徴点6g)を探索し、当該近傍特徴点8bの移動前の三次元位置および移動後の三次元位置によって実空間における基準線からみた移動距離を算出し、当該移動距離を高さ算出対象特徴点8aの移動距離とする。なお、高さ算出対象特徴点8aおよび近傍特徴点8bは、画像5c上では移動前後でそれぞれ矢印8cおよび矢印8dのように移動したことになる。
最後に、車両追跡装置10は、複数の画像から高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、テーブルから高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを高さ算出対象特徴点の高さとして算出する。
例えば、図3に示すように、車両追跡装置10は、高さ算出対象特徴点8aの移動前の位置(400,120)と、移動後の位置(400,200)とを取得し、位置(400,120)に対して予め保持しているテーブル9aと位置(400,200)に対して予め保持しているテーブル9bとから、テーブル9cのように同一の高さ間で移動前の基準線への垂線方向の距離と移動後の基準線への垂線方向の距離との差分を算出する。そして、車両追跡装置10は、例えば、近傍特徴点8bの実空間における基準線から見た移動距離が1.4mだったとすれば、テーブル9cより差分1.4mに対応する高さ0.6mを高さ算出対象特徴点8aの高さとして算出する。
このようなことから、実施例1に係る車両追跡装置は、上記した主たる特徴のとおり、一つの視点から撮像された画像からも特徴点の高さを算出することが可能となる。
[車両追跡装置の構成(実施例1)]
次に、図4を用いて、車両追跡装置10の構成を説明する。図4は、車両追跡装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、車両追跡装置10は、記憶部40と、処理部50とから構成され、左カメラ20と右カメラ30とに接続される。なお、左カメラ20および右カメラ30は、特許請求の範囲に記載の「撮像手段」に対応する。
記憶部40は、処理部50による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、図4に示すように、対応テーブル記憶部41と、右方向画像記憶部42aと、右座標記憶部42bと、左方向画像記憶部43aと、左座標記憶部43bと、左右座標記憶部44と、三次元位置情報記憶部45と、グループ情報付三次元位置情報記憶部46と、移動距離記憶部47と、高さ記憶部48と、追跡結果記憶部49とを備え、右方向画像記憶部42aおよび左方向画像記憶部43aは、右カメラ30および左カメラ20にそれぞれ接続される。なお、対応テーブル記憶部41は、特許請求の範囲に記載の「テーブル保持手順」に対応する。
処理部50は、左カメラ20および右カメラ30から受け取った画像に基づいて各処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、図4に示すように、右特徴点抽出部51と、左特徴点抽出部52と、特徴点対応付部53と、三次元位置算出部54と、グルーピング処理部55と、移動距離算出部56と、高さ算出部57と、追跡処理部58と通信部59を備える。なお、移動距離算出部56は、特許請求の範囲に記載の「移動距離算出手順」に対応し、高さ算出部57は、同じく「高さ算出手順」に対応し、追跡処理部58は、同じく「特徴点選別手順」に対応する。
右カメラ30は、定点に設置され、道路を上方から固定かつ連続に撮像して画像を取得し、取得した画像からリアルタイムに右方向画像記憶部42aへ出力する。そして、右方向画像記憶部42aは、右カメラ30を介して受け取った画像を記憶し、受け取った順に時系列で管理する。なお、右カメラ30は、後述する左カメラ20と撮像タイミングを合わせることで左カメラ20と同時刻の画像を取得する。
例えば、図5に示すように、右カメラ30は、画像501〜503を所定の時間内に取得する。ここで、矢印507は、右カメラ30の撮像間隔を視覚的に表現したものであり、右カメラ30は、常時この撮像間隔で連続して画像を取得する。また、矢印508は、時間の流れを示しており、右カメラ30が画像503を取得した後、矢印507の撮像間隔を経て画像502を取得し、さらに、矢印507の撮像間隔を経て画像501を取得することを表現している。右カメラ30は、これら画像501〜503を取得するとともに、取得した画像からリアルタイムに右方向画像記憶部42aへ出力する。
左カメラ20は、右カメラ30と同様、定点に設置され、道路を上方から固定かつ連続に撮像して画像を取得し、取得した画像からリアルタイムに左方向画像記憶部43aに出力する。そして、左方向画像記憶部43aは、右方向画像記憶部42aと同様、左カメラ20を介して受け取った画像を記憶し、受け取った順に時系列で管理する。なお、左カメラ20は、上述した右カメラ30と撮像タイミングを合わせることで右カメラ30と同時刻の画像を取得する。例えば、図5に示すように、左カメラ20は、画像504〜506を所定の時間内に取得する。なお、図5は、右カメラおよび左カメラが取得する画像の例を示す図である。
右特徴点抽出部51は、右カメラ30が取得した画像ごとに特徴点を抽出する。具体的には、右特徴点抽出部51は、右方向画像記憶部42aに画像が格納されると、右方向画像記憶部42aによって管理された時系列に沿って画像を逐次読み込み、読み込んだ画像に対して特徴点を抽出するとともに、特徴点の画像上の座標を割り出し、右座標記憶部42bに出力する。
例えば、図6に示すように、右特徴点抽出部51は、図5に示す画像501を右方向画像記憶部42aから読み込んだ場合には、車両14aの後部左上の特徴点14bや、車両14aの影14cの特徴点14dを抽出する。なお、右特徴点抽出部51は、この他にも車両14aの車体の角、窓の角、ライトの角などの部分から特徴点を抽出する。また、図6は、右特徴点抽出部51および左特徴点抽出部52が特徴点を抽出する例を示す図である。
そして、図7に示すように、右特徴点抽出部51は、例えば図6に示す特徴点14bについて、座標15b(432,80)を割り出す。このようにして、右特徴点抽出部51は、他の特徴点についても同様に座標を割り出し、右座標記憶部42bに出力する。なお、ここでいう座標(x,y)とは、画像501の左上隅を原点15a(0,0)としたxy平面上の座標であり、後述する対応テーブル記憶部41が記憶する座標系と一致し、画像501の左上隅の画素の位置を(0,0)とした場合には、当該画素から右方向へx番目(最大値800)、下方向へy番目(最大値400)の画素の位置を表すことができる。また、図7は、右特徴点抽出部51および左特徴点抽出部52が取得する座標の例を示す図である。
右座標記憶部42bは、上述した右特徴点抽出部51によって抽出された特徴点の座標を記憶する。具体的には、右座標記憶部42bは、右特徴点抽出部51から座標を逐次受け取り、右方向画像記憶部42aが時系列で管理する画像に係るまとまりで各テーブルに分けて記憶し、右方向画像記憶部42aと同様の時系列で管理する。
例えば、図8に示すように、右座標記憶部42bは、図7に示す画像501上で右特徴点抽出部51によって抽出された特徴点の座標をテーブル701として記憶する(同様に図5に示す画像502や、画像503上の特徴点の座標についても、テーブル702およびテーブル703としてそれぞれ記憶する)。なお、図8は、右座標記憶部42bが記憶する情報の例を示す図である。
左特徴点抽出部52は、左カメラ20が取得した画像ごとに特徴点を抽出する。具体的には、左特徴点抽出部52は、右特徴点抽出部51と同様、左方向画像記憶部43aに画像が格納されると、左方向画像記憶部43aによって管理された時系列に沿って画像を逐次読み込み、読み込んだ画像に対して特徴点を抽出するとともに、特徴点の画像上の座標を割り出し、左座標記憶部43bに出力する。
例えば、図6に示すように、左特徴点抽出部52は、図5に示す画像504を左方向画像記憶部43aから読み込んだ場合には、車両14aの後部左上の特徴点14eなどを抽出する。なお、左特徴点抽出部52は、この他にも車両14aの車体の角、窓の角、ライトの角などの部分から特徴点を抽出する。
そして、図7に示すように、左特徴点抽出部52は、例えば図6に示す特徴点14eについて、座標15c(82,52)を割り出す。このようにして、左特徴点抽出部52は、他の特徴点についても同様に座標を割り出し、左座標記憶部43bに出力する。
左座標記憶部43bは、上述した左特徴点抽出部52によって抽出された特徴点の座標を記憶する。具体的には、左座標記憶部43bは、右座標記憶部42bと同様、左特徴点抽出部52から座標を逐次受け取り、左方向画像記憶部43aが時系列で管理する画像に係るまとまりで各テーブルに分けて記憶し、左方向画像記憶部43aと同様の時系列で管理する。
例えば、図9に示すように、左座標記憶部43bは、図7に示す画像504上で左特徴点抽出部52によって抽出された特徴点の座標をテーブル801として記憶する(同様に図5に示す画像505や、画像506上の特徴点の座標についても、テーブル802およびテーブル803としてそれぞれ記憶する)。なお、図9は、左座標記憶部43bが記憶する情報の例を示す図である。
特徴点対応付部53は、同一対象物の同一部分から抽出された特徴点の座標どうしを対応付ける。具体的には、特徴点対応付部53は、同時刻に取得された画像を右方向画像記憶部42aおよび左方向画像記憶部43aから逐次読み込むとともに、当該画像に係るまとまりで格納されたテーブルを右座標記憶部42bおよび左座標記憶部43bから逐次読み込み、当該画像およびテーブル内の座標を解析することで同一対象物の同一部分から抽出された特徴点の座標どうしを対応付け、対応付けた座標を左右座標記憶部44に出力する。また、特徴点対応付部53は、右カメラ30および左カメラ20で互いに死角となり、対応付けができない特徴点の座標についても、同様に左右座標記憶部44に出力する。
例えば、図6や図7に示すように、特徴点対応付部53は、特徴点14bと特徴点14eとが車両14aの後部左上の同一部分から抽出された特徴点として座標15b(432,80)と座標15c(82,52)とを対応付けて左右座標記憶部44に出力する。また、特徴点対応付部53は、車両14aの影14cから抽出された特徴点14dについては、左カメラ20の死角となっており、対応付けられる座標はないが、当該特徴点14dの座標(580,100)についても左右座標記憶部44に出力する。
左右座標記憶部44は、上述した特徴点対応付部53によって出力された座標を記憶する。具体的には、左右座標記憶部44は、特徴点対応付部53から出力された座標を逐次受け取り、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aが時系列で管理する画像に係るまとまりで各テーブルに分けて記憶し、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aと同様の時系列で管理する。
例えば、図10に示すように、左右座標記憶部44は、同時刻に取得された画像501および画像504(図7参照)に係る座標をテーブル901として記憶する(同様に図5に示す画像502および画像505や、画像503および画像506に係る特徴点の座標についても、テーブル902およびテーブル903としてそれぞれ記憶する)。なお、座標(117,125)や、座標(498,138)などは、特徴点対応付部53による対応付けができなかった座標を表しており、後述する移動距離算出部56によって高さ算出対象特徴点の座標として決定される。また、図10は、左右座標記憶部44が記憶する情報の例を示す図である。
三次元位置算出部54は、特徴点の三次元位置を算出する。具体的には、三次元位置算出部54は、左右座標記憶部44からテーブルを逐次読み込み、対応付けられた座標については、記憶部40に予めその値が格納されている右カメラ30および左カメラ20の焦点距離、並びに、右カメラ30と左カメラ20との距離を用いて三次元位置を算出し、対応付けられた左右の座標に対して算出した三次元位置をさらに対応付けて三次元位置情報記憶部45に出力する。また、三次元位置算出部54は、対応付けられていない座標については、そのまま三次元位置情報記憶部45に出力する。
三次元位置情報記憶部45は、上述した三次元位置算出部54によって出力された座標および三次元位置を記憶する。具体的には、三次元位置情報記憶部45は、三次元位置算出部54から出力された座標および三次元位置を逐次受け取り、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aが時系列で管理する画像に係るまとまりで各テーブルに分けて記憶し、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aと同様の時系列で管理する。
例えば、図11に示すように、三次元位置情報記憶部45は、同時刻に取得された画像501および画像504(図7参照)に係る座標および三次元位置をテーブル1001として記憶する(同様に図5に示す画像502および画像505や、画像503および画像506に係る特徴点の座標および三次元位置についても、テーブル1002およびテーブル1003としてそれぞれ記憶する)。なお、図11は、三次元位置情報記憶部45が記憶する情報の例を示す図である。
グルーピング処理部55は、三次元位置情報記憶部45によって記憶されたテーブル内で同一対象物から抽出された特徴点の座標ごとにグルーピングを行うとともに、複数のテーブル間にわたって同様にグルーピングを行う。
具体的には、グルーピング処理部55は、右方向画像記憶部42aおよび左方向画像記憶部43aから画像を逐次読み込むとともに、三次元位置情報記憶部45からテーブルを逐次読み込み、画像をエッジ処理することで特徴点の座標間の連結を解析し、テーブル内で同一対象物から抽出された特徴点の座標ごとにグルーピングを行う。また、グルーピング処理部55は、複数のテーブル間で座標の軌跡を追うことで時間を隔てた特徴点の座標間の連結を解析し、テーブル間にわたって同一対象物から抽出された特徴点の座標ごとにグルーピングを行う。そして、グルーピング処理部55は、対応付けられた左右の座標や三次元位置に対してさらにグループ情報を対応付けてグループ情報付三次元位置情報記憶部46に出力する。なお、グルーピング処理部55は、画像内のエッジの強さに基づいて座標どうしの連結の強さを算出し、各座標にその連結の強さを付与させる。
グループ情報付三次元位置情報記憶部46は、上述したグルーピング処理部55によって出力された座標、三次元位置およびグループ情報を記憶する。具体的には、グループ情報付三次元位置情報記憶部46は、グルーピング処理部55から出力された座標、三次元位置およびグループ情報を逐次受け取り、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aが時系列で管理する画像に係るまとまりで各テーブルに分けて記憶し、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aと同様の時系列で管理する。
例えば、図12に示すように、グループ情報付三次元位置情報記憶部46は、同時刻に取得された画像501および画像504(図7参照)に係る座標、三次元位置およびグループ情報をテーブル1101として記憶する(同様に図5に示す画像502および画像505や、画像503および画像506に係る特徴点の座標、三次元位置およびグループ情報についても、テーブル1102およびテーブル1103としてそれぞれ記憶する)。なお、図12は、グループ情報付三次元位置情報記憶部46が記憶する情報の例を示す図である。
移動距離算出部56は、同時刻に得られる二つの画像のなかの一つの画像でのみ撮像され、かつ、同一視点から撮像した複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、同時刻に得られる二つの画像のなかの二つの画像で撮像され、かつ、高さ算出対象特徴点の近傍に位置する近傍特徴点を探索し、当該近傍特徴点を同時刻に得られる二つの画像および複数の画像間でステレオ視することで、実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出する。なお、移動距離算出部56は、近傍特徴点の探索に際して、高さ算出対象特徴点と同一対象物上にある特徴点を探索する。
具体的には、移動距離算出部56は、グループ情報付三次元位置情報記憶部46からテーブルを逐次読み込み、三次元位置が対応付けられていない座標を高さ算出対象特徴点の座標として決定し、三次元位置が対応付けられた座標であり、かつ、高さ算出対象特徴点の座標と近傍な座標であり、かつ、高さ算出対象特徴点の座標と同じグループ情報が対応付けられた近傍特徴点の座標を探索し、近傍特徴点の座標に対応付けられた三次元位置を目下のテーブルと、直前のテーブル(目下のテーブルから図5に示した矢印507の撮像間隔前の画像に係るテーブル)とから読み出し、読み出した二つの三次元位置に基づいて基準線からみた移動距離を算出し、当該移動距離を高さ算出対象特徴点の座標の移動距離として、高さ算出対象特徴点の座標およびグループ情報に対応付けて移動距離記憶部47に出力する。なお、以下では、高さ算出対象特徴点の座標として決定する対象は、右カメラ30によって取得された画像に係る座標についてのみで説明を進める。
例えば、移動距離算出部56は、図12において座標(580,100)を高さ算出対象特徴点の座標として決定し、近傍特徴点の座標の探索結果が座標(432,80)であった場合には(図7参照)、目下のテーブル1101から三次元位置(30,80,6)を読み出すとともに、直前のテーブル1102から三次元位置(40,80,6)(具体的な数値は図示していない)を読み出す。
そして、図13に示すように、移動距離算出部56は、実空間16aにおける移動後の車両14aの三次元位置16b(30,80,6)および点線で示した移動前の車両14aの三次元位置16c(40,80,6)に基づいて基準線からみた移動距離「0.7」を算出し、座標(580,100)、グループ情報「A」および移動距離「0.7」を移動距離記憶部47に出力する。なお、図13は、移動距離算出部の算出処理を説明するための図である。
移動距離記憶部47は、上述した移動距離算出部56によって出力された座標、グループ情報および移動距離を記憶する。具体的には、移動距離記憶部47は、移動距離算出部56から出力された座標、グループ情報および移動距離を逐次受け取り、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aが時系列で管理する画像に係るまとまりで各テーブルに分けて記憶し、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aと同様の時系列で管理する。
例えば、図14に示すように、移動距離記憶部47は、画像501(図7参照)に係る座標、グループ情報および移動距離をテーブル1201として記憶する(同様に図5に示す画像502や、画像503に係る特徴点の座標、グループ情報および移動距離についても、テーブル1202およびテーブル1203としてそれぞれ記憶する)。なお、図14は、移動距離記憶部47が記憶する情報の例を示す図である。
対応テーブル記憶部41は、左カメラ20および右カメラ30によって得られる画像上の所定の位置ごとに、当該位置で抽出される特徴点を実空間の任意の基準面へ正射影した際に採り得る当該基準面から特徴点への高さと、当該採り得る各高さにおける基準面の正射影位置から当該基準面上の任意の基準線への垂線方向の距離とを対応付けて記憶したテーブルを保持する。
例えば、図15に示すように、対応テーブル記憶部41は、拡大面601(画像602上の小領域603を拡大したもの)のうち画素604の位置を示す座標(577,93)と、高さ0.0mと、基準線への垂線方向の距離15.0mとを対応付けたテーブルを記憶する。また、対応テーブル記憶部41は、当該テーブルにおいて、画像602の他の画素についても同様に、座標と、高さと、基準線への垂線方向の距離とを対応付けて記憶する。なお、図15は、対応テーブル記憶部41が記憶する情報の例を示す図である。
高さ算出部57は、二つの画像から移動前後における高さ算出対象特徴点の座標をそれぞれ取得し、対応テーブル記憶部41が保持するテーブルから高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が移動距離算出部56によって算出された近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを高さ算出対象特徴点の高さとして算出する。
例えば、高さ算出部57は、図14において移動距離記憶部47が記憶するテーブル1201から座標(580,100)を移動前における高さ算出対象特徴点の座標として読み出すとともに、テーブル1202から座標(584,96)(具体的な数値は図示していない)を移動後における高さ算出対象特徴点の座標として読み出す。そして、高さ算出部57は、図15において対応テーブル記憶部41が記憶するテーブルから座標(580,100)および座標(584,96)において採り得る高さおよび基準線への垂線方向の距離を取得し、高さ「0.0m」の高さ間における基準線への垂線方向の距離の差分(14.4−13.7)が移動距離「0.7」と同一であるので、高さ「0.0m」を当該高さ算出対象特徴点の座標の高さとし、座標(580,100)、グループ情報「A」および高さ「0.0m」を高さ記憶部48に出力する。
高さ記憶部48は、上述した高さ算出部57によって出力された座標、グループ情報および高さを記憶する。具体的には、高さ記憶部48は、高さ算出部57から出力された座標、グループ情報および高さを逐次受け取り、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aが時系列で管理する画像に係るまとまりで各テーブルに分けて記憶し、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aと同様の時系列で管理する。
例えば、図16に示すように、高さ記憶部48は、画像501(図7参照)に係る座標、グループ情報および高さをテーブル1301として記憶する(同様に図5に示す画像502や、画像503に係る特徴点の座標、グループ情報および高さについても、テーブル1302およびテーブル1303としてそれぞれ記憶する)。なお、図16は、高さ記憶部48が記憶する情報の例を示す図である。
追跡処理部58は、高さが算出された特徴点の座標のうち、実空間における高さが零または負であるものを除外した上で当該座標に基づいて画像を生成する。具体的には、追跡処理部58は、グループ情報付三次元位置情報記憶部46および高さ記憶部48に格納されるテーブルを逐次読み込み、当該テーブル内の座標のうち、高さが零または負の値と対応付けられた座標を除いた座標に基づいて、左カメラ20や右カメラ30で取得した画像に対して定義した座標系と同じ座標系を定義した画像上に点をプロットし、さらに、グループ情報付三次元位置情報記憶部46が記憶する座標どうしの連結に基づいて強い連結を持つ座標どうしを線で結んで、左右の座標ごとに画像を生成し、当該画像を追跡結果記憶部49に出力する。
例えば、図17に示すように、追跡処理部58は、図5に示す画像501に対して各処理部が行った処理結果に基づいて、図17のAに示すような画像を生成する。なお、追跡処理部58が逐次画像を生成することで、同じく図17のBやCに示すように、図5に示す画像501内の車両の形状または大きさを正確に認識しつつ、追跡する結果が得られる。また、図17は、追跡処理部58が生成する画像の例を示す図である。
追跡結果記憶部49は、上述した追跡処理部58によって生成された画像を逐次記憶し、右方向画像記憶部42aまたは左方向画像記憶部43aと同様の時系列で管理する。
通信部59は、追跡結果記憶部49に格納される画像を逐次読み込み、予め設定された送信先(例えば、VICSセンターや各都道府県交通管制センターなど)に送信する。
[車両追跡装置の処理(実施例1)]
次に、図18を用いて、車両追跡装置10の各種処理を説明する。図18は、車両追跡処理の流れを示すフローチャートである。
図18に示すように、車両追跡装置10において、右方向画像記憶部42aに画像が格納されると(ステップS1801肯定)、右特徴点抽出部51は、右方向画像記憶部42aから画像を読み込み、特徴点を抽出し、当該特徴点の座標を右座標記憶部42bに格納する(ステップS1802)。
一方、左方向画像記憶部43aに画像が格納されると(ステップS1803肯定)、左特徴点抽出部52は、左方向画像記憶部43aから画像を読み込み、特徴点を抽出し、当該特徴点の座標を左座標記憶部43bに格納する(ステップS1804)。
そして、特徴点対応付部53は、右座標記憶部42bおよび左座標記憶部43bから座標を読み込み、左右の特徴点の座標を対応付けて左右座標記憶部44に格納し(ステップS1805)、三次元位置算出部54は、左右座標記憶部44に格納された座標のうち左右で対応付けられた座標について三次元位置を算出し(ステップS1806)、座標に対してさらに三次元位置を対応付けて三次元位置情報記憶部45に格納する(ステップS1807)。
そして、グルーピング処理部55は、三次元位置情報記憶部45に格納された座標のうち同一対象物から抽出された特徴点の座標どうしをグルーピングし(ステップS1808)、座標に対してさらにグループ情報を対応付けてグループ情報付三次元位置情報記憶部46に格納する(ステップS1809)。
そして、移動距離算出部56は、グループ情報付三次元位置情報記憶部46に格納された情報を読み込み、近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し(ステップS1810)、高さ算出特徴点の座標に対しさらに移動距離を対応付けて移動距離記憶部47に格納する(ステップS1811)。
そして、高さ算出部57は、移動距離記憶部47に格納された移動距離と対応テーブル記憶部41に格納されたテーブルとに基づいて算出対象特徴点の高さを算出し(ステップS1812)、高さ算出特徴点の座標に対しさらに高さを対応付けて高さ記憶部48に格納する(ステップS1813)。
そして、追跡処理部58は、グループ情報付三次元位置情報記憶部46および高さ記憶部48に格納された情報によって追跡画像を生成し、追跡結果記憶部49に格納する(ステップS1814)。
最後に通信部59は、追跡結果記憶部49に格納された追跡画像を予め設定された送信先に送信し(ステップS1815)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、左カメラおよび右カメラによって得られる画像上の所定の位置ごとに、当該位置で抽出される特徴点を実空間の任意の基準面へ正射影した際に採り得る当該基準面から特徴点への高さと、当該採り得る各高さにおける基準面の正射影位置から当該基準面上の任意の基準線への垂線方向の距離とを対応付けたテーブルを保持し、複数の画像間で同一の特徴点として抽出された所定の特徴点について、実空間における基準線からみた当該特徴点の移動距離を算出し、複数の画像から所定の特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、予め保持しているテーブルから所定の特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分と、算出された移動距離とが同一となる高さを所定の特徴点の高さとして算出するので、一つの視点から撮像された画像からも特徴点の高さを算出することが可能となる。
また、実施例1によれば、左カメラおよび右カメラは、二つの視点から固定かつ連続に撮像して各視点から同時刻の画像を得るものであって、同時刻に得られる二つの画像のなかの一つの画像でのみ撮像され、かつ、同一視点から撮像した複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、同時刻に得られる二つの画像のなかの二つの画像で撮像され、かつ、高さ算出対象特徴点の近傍に位置する近傍特徴点を探索し、当該近傍特徴点を同時刻に得られる二つ以上の画像および複数の画像間でステレオ視することで、実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、複数の画像から高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、予め保持したテーブルから高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が移動距離算出手順によって算出された近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを高さ算出対象特徴点の高さとして算出するので、他方の視点において死角となったところから抽出された特徴点についても高さを算出することが可能となる。また、高さが既知である近傍特徴点の移動前後の距離をテーブルから取得してその差分を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出する手法と比較して、精度のよい高さを算出することが可能となる。つまり、ステレオ視によって移動距離として算出する手法では焦点距離および2台のカメラ間の距離さえ正確に測量すればよく、高さが算出されるまでに関わる測量の誤差が少ないので(もう一つの手法では、テーブルの作成時で測量の誤差が生じる可能性が高く、さらに、高さを算出するために当該テーブルを用いる過程が2回あるため)、精度のよい高さを算出することが可能となる。
また、実施例1によれば、複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、高さ算出対象特徴点の近傍に位置し、かつ、高さが既知である近傍特徴点を探索し、複数の画像から当該近傍特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、予め保持したテーブルから高さを用いて近傍特徴点の移動前後における距離を取得して差分を算出することで、実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、複数の画像から高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、予め保持されたテーブルから高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が移動距離算出手順によって算出された近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを高さ算出対象特徴点の高さとして算出するので、移動距離が算出できない高さ算出対象特徴点についても近傍の特徴点の移動距離を用いることで高さを算出することが可能となる。また、ステレオ視によって近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出する手法と比較して、ただ一つの視点を備えた撮像手段であっても高さ算出対象特徴点の高さを算出するので、撮像手段の視点が減る分だけ特徴点抽出処理を安価に実現することが可能となる。
また、実施例1によれば、近傍特徴点の探索に際して、高さ算出対象特徴点と同一対象物上にある特徴点を探索することを特徴とするので、確実に同一対象物で近傍特徴点を見つけることができ、他の対象物に近傍特徴点を設定してしまう現象を回避することが可能となる。
また、実施例1によれば、高さが算出された特徴点のうち、実空間における高さが零または負であるものを特徴点から除外するので、対象物の形状または大きさを正確に認識しつつ、当該対象物を追跡することが可能となる。具体的には、対象物の影などから抽出された特徴点は除外されるので、対象物の形状または大きさを正確に認識しつつ、当該対象物を追跡することが可能となる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)〜(6)にそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)移動距離の算出
上記の実施例1では、近傍特徴点の移動距離の算出について、ステレオ視によって算出した三次元位置を用いて移動距離を算出する手法を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、近傍特徴点の高さを何らかの方法で取得し、当該高さを用いて対応テーブル記憶部41が保持するテーブルから移動距離を算出するようにしてもよい。
例えば、図19に示すように、車両追跡装置10は、左カメラ20または右カメラ30から受け取った画像19a上で、特徴点19c(画像19aより以前に受け取った画像19bにおける位置を画像19a上に点線で示している)が矢印19dのように移動し、さらに、特徴点19cの高さ0.6mの値が既知である場合には、移動前の特徴点19cの座標(400,120)および移動後の特徴点19cの座標(400,200)について対応テーブル記憶部41が予め保持するテーブル19eやテーブル19fを参照し、移動前の基準線への垂線方向の距離と、移動後の基準線への垂線方向の距離との差分を求め(式19g参照)、特徴点19cの実空間における移動距離を算出するようにしてもよい。なお、図19は、テーブルを用いて移動距離を算出する手法を説明するための図である。
なお、近傍特徴点の高さを取得する方法としては、例えば、車両は、その一部(特徴点が抽出され得る部分)に発光体を備えておき、車両追跡装置10は、車両と通信することによってその部分の高さに係る情報を受信し、画像上で抽出された特徴点のうち、輝度が高い箇所で抽出された特徴点と、受信した高さとを対応付けるようにしてもよい。
こうすることによって、移動距離が算出できない高さ算出対象特徴点についても近傍の特徴点の移動距離を用いることで高さを算出することが可能となる。また、ステレオ視によって近傍特徴点の移動距離を高さ算出対象特徴点の移動距離として算出する手法と比較して、ただ一つの視点を備えた撮像手段であっても高さ算出対象特徴点の高さを算出するので、撮像手段の視点が減る分だけ特徴点抽出処理を安価に実現することが可能となる。
(2)近傍特徴点の探索
上記の実施例1では、近傍特徴点の探索について、高さ算出対象特徴点の近傍に位置し、かつ、同一対象物から抽出された特徴点から近傍特徴点の探索を行う手法を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、高さ算出対象特徴点の近傍に位置するという条件のみを満たす特徴点から近傍特徴点の探索を行うようにしてもよい。例えば、画像上で高さ算出対象特徴点から最も近いところに位置する特徴点を探索し、最初に見つかった特徴点を近傍特徴点と決定するようにしてもよい。
(3)近傍特徴点の探索範囲
上記の実施例1では、近傍特徴点の探索について、探索範囲を単に近傍とするだけであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像上で探索範囲を区分けして高さ算出対象特徴点に近傍な特徴点から近傍特徴点の探索を行ってもよい。
例えば、図20に示すように、車両追跡装置10は、画像2000を領域2000a〜2000cに分け、領域2000aでは対象物が撮像位置より遠距離に位置することにより小さく写り、抽出される特徴点どうしは密集しているので、近傍特徴点の探索範囲を狭く設定し、領域2000bでは対象物が撮像位置より中距離に位置することにより領域2000aよりはやや大きく写り、抽出される特徴点どうしの距離もやや離れるので、近傍特徴点の探索範囲をやや広く設定し、領域2000cでは対象物が撮像位置から近距離に位置することにより大きく写り、抽出される特徴点どうしは散在しているので、近傍特徴点の探索範囲を広く設定するようにしてもよい。なお、図20は、画像上で探索範囲を区分けする例を示す図である。
こうすることによって、近傍特徴点が見つからない現象や、他の対象物に近傍特徴点を設定してしまう現象を回避することが可能となる。すなわち、画像上において撮像手段の設置位置から対象物までの距離が近い領域に対して探索範囲を狭くしてしまうと、近傍特徴点が見つからない現象が起こり、画像上において撮像手段の設置位置から対象物までの距離が遠い領域に対して探索範囲を広くしてしまうと、他の対象物に近傍特徴点を設定してしまう現象が起こるが、これらの現象を回避することが可能となる。
(4)特徴点の除外
上記の実施例1では、除外する特徴点の対象は、高さが零または負である特徴点のみであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、特徴点の高さを監視し、移動前後で高さが変化する特徴点についても除外するようにしてもよい。
こうすることによって、対象物の形状または大きさを正確に認識しつつ、当該対象物を追跡することが可能となる。例えば、車両は一般的に車高などが変化することはないので、変化がある特徴点を除外することで車両の形状または大きさを正確に認識しつつ、当該対象物を追跡することが可能となる。
(5)システム構成等
また、図示した各装置(車両追跡装置10)の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、特徴点対応付部53と三次元位置算出部54を統合するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、車両追跡処理において、右特徴点抽出部51の処理と、左特徴点抽出部52の処理との順序はどちらが先であってもよい。
(6)車両追跡プログラム
ところで、上記の実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図21を用いて、上記の実施例1に示した車両追跡装置10と同様の機能を有する車両追跡プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図21は、車両追跡プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、コンピュータ210は、左カメラ211、右カメラ212、CPU213、ROM214、HDD215およびRAM216をバス217などで接続して構成される。
ROM214には、上記の実施例1に示した車両追跡装置10と同様の機能を発揮する車両追跡プログラム、つまり、図21に示すように、右特徴点抽出プログラム214aと、左特徴点抽出プログラム214bと、特徴点対応付プログラム214cと、三次元位置算出プログラム214dと、グルーピング処理プログラム214eと、移動距離算出プログラム214fと、高さ算出プログラム214gと、追跡処理プログラム214hと、通信プログラム214iとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム214a〜214iについては、図4に示した車両追跡装置10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU213が、これらのプログラム214a〜214iをROM214から読み出して実行することで、図21に示すように、各プログラム214a〜214iは、右特徴点抽出プロセス213a、左特徴点抽出プロセス213b、特徴点対応付プロセス213c、三次元位置算出プロセス213d、グルーピング処理プロセス213e、移動距離算出プロセス213f、高さ算出プロセス213g、追跡処理プロセス213h、通信プロセス213iとして機能するようになる。なお、各プロセス213a〜213iは、図4に示した右特徴点抽出部51と、左特徴点抽出部52と、特徴点対応付部53と、三次元位置算出部54と、グルーピング処理部55と、移動距離算出部56と、高さ算出部57と、追跡処理部58と、通信部59とにそれぞれ対応する。
また、HDD215には、図21に示すように、対応テーブル215aが設けられる。なお、対応テーブル215aは、図4に示した対応テーブル記憶部41に対応する。
そして、CPU213は、対応テーブル215aを読み出してRAM216に格納し、RAM216に格納された対応データ216aと、右方向画像データ216bと、右座標データ216cと、左方向画像データ216dと、左座標データ216eと、左右座標データ216f、三次元位置データ216gとグループ情報付三次元位置データ216hと、移動距離データ216iと、高さデータ216jと、追跡結果データ216kとに基づいて車両追跡処理を実行する。
なお、上記した各プログラム214a〜214iについては、必ずしも最初からROM214に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ210に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ210の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ210に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ210がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)定点に設置された撮像手段によって固定かつ連続に撮像して得られた画像から特徴点を抽出して処理する方法をコンピュータに実行させる特徴点抽出処理プログラムであって、
前記撮像手段によって得られる画像上の所定の位置ごとに、当該位置で抽出される特徴点を実空間の任意の基準面へ正射影した際に採り得る当該基準面から前記特徴点への高さと、当該採り得る各高さにおける前記基準面の正射影位置から当該基準面上の任意の基準線への垂線方向の距離とを対応付けて記憶したテーブルを保持するテーブル保持手順と、
複数の画像間で同一の特徴点として抽出された所定の特徴点について、前記実空間における基準線からみた当該特徴点の移動距離を算出する移動距離算出手順と、
前記複数の画像から前記所定の特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記所定の特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手順によって算出された移動距離と同一となる高さを前記所定の特徴点の高さとして算出する高さ算出手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする特徴点抽出処理プログラム。
(付記2)前記撮像手段は、二つ以上の視点から固定かつ連続に撮像して各視点から同時刻の画像を得るものであって、
前記移動距離算出手順は、前記同時刻に得られる二つ以上の画像のなかの一つの画像でのみ撮像され、かつ、同一視点から撮像した複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、前記同時刻に得られる二つ以上の画像のなかの二つ以上の画像で撮像され、かつ、前記高さ算出対象特徴点の近傍に位置する近傍特徴点を探索し、当該近傍特徴点を前記同時刻に得られる二つ以上の画像および前記複数の画像間でステレオ視することで、前記実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を前記高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、
前記高さ算出手順は、前記複数の画像から前記高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手順によって算出された前記近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを前記高さ算出対象特徴点の高さとして算出することを特徴とした付記1に記載の特徴点抽出処理プログラム。
(付記3)前記移動距離算出手順は、前記複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、前記高さ算出対象特徴点の近傍に位置し、かつ、高さが既知である近傍特徴点を探索し、前記複数の画像から当該近傍特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記高さを用いて前記近傍特徴点の移動前後における距離を取得して差分を算出することで、前記実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を前記高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、
前記高さ算出手順は、前記複数の画像から前記高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手順によって算出された前記近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを前記高さ算出対象特徴点の高さとして算出することを特徴とした付記1に記載の特徴点抽出処理プログラム。
(付記4)前記移動距離算出手順は、前記近傍特徴点の探索に際して、前記撮像手段の設置位置から前記近傍特徴点までの実空間の距離が近くなるに従って、前記近傍特徴点の探索範囲を広くすることを特徴とする付記2または3に記載の特徴点抽出処理プログラム。
(付記5)前記移動距離算出手順は、前記近傍特徴点の探索に際して、前記高さ算出対象特徴点と同一対象物上にある特徴点を探索することを特徴とする付記2または3に記載の特徴点抽出処理プログラム。
(付記6)前記高さ算出手順によって高さが算出された特徴点のうち、前記実空間における高さが零または負であるものを前記特徴点から除外する特徴点選別手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の特徴点抽出処理プログラム。
(付記7)前記特徴点選別手順は、前記高さ算出手順によって高さが算出された特徴点のうち、前記移動前後で高さが変化するものについても前記特徴点から除外することを特徴とする付記6に記載の特徴点抽出処理プログラム。
(付記8)定点に設置された撮像手段によって固定かつ連続に撮像して得られた画像から特徴点を抽出して処理する特徴点抽出処理装置であって、
前記撮像手段によって得られる画像上の所定の位置ごとに、当該位置で抽出される特徴点を実空間の任意の基準面へ正射影した際に採り得る当該基準面から前記特徴点への高さと、当該採り得る各高さにおける前記基準面の正射影位置から当該基準面上の任意の基準線への垂線方向の距離とを対応付けて記憶したテーブルを保持するテーブル保持手段と、
複数の画像間で同一の特徴点として抽出された所定の特徴点について、前記実空間における基準線からみた当該特徴点の移動距離を算出する移動距離算出手段と、
前記複数の画像から前記所定の特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手段によって保持されたテーブルから前記所定の特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手段によって算出された移動距離と同一となる高さを前記所定の特徴点の高さとして算出する高さ算出手段と、
を備えたことを特徴とする特徴点抽出処理装置。
(付記9)定点に設置された撮像手段によって固定かつ連続に撮像して得られた画像から特徴点を抽出して処理する特徴点抽出処理方法であって、
前記撮像手段によって得られる画像上の所定の位置ごとに、当該位置で抽出される特徴点を実空間の任意の基準面へ正射影した際に採り得る当該基準面から前記特徴点への高さと、当該採り得る各高さにおける前記基準面の正射影位置から当該基準面上の任意の基準線への垂線方向の距離とを対応付けて記憶したテーブルを保持するテーブル保持工程と、
複数の画像間で同一の特徴点として抽出された所定の特徴点について、前記実空間における基準線からみた当該特徴点の移動距離を算出する移動距離算出工程と、
前記複数の画像から前記所定の特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持工程によって保持されたテーブルから前記所定の特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出工程によって算出された移動距離と同一となる高さを前記所定の特徴点の高さとして算出する高さ算出工程と、
を含んだことを特徴とする特徴点抽出処理方法。
以上のように、本発明に係る特徴点抽出処理プログラム、特徴点抽出処理装置および特徴点抽出処理方法は、定点に設置された撮像手段によって固定かつ連続に撮像して得られた画像から特徴点を抽出して処理することに有用であり、特に一つの視点から撮像された画像からも特徴点の高さを算出することに適する。
車両追跡装置の概観を示す図である。 車両追跡装置の概要と特徴を説明するための図である。 車両追跡装置の概要と特徴を説明するための図である。 車両追跡装置の構成を示すブロック図である。 右カメラおよび左カメラが取得する画像の例を示す図である。 右特徴点抽出部および左特徴点抽出部が特徴点を抽出する例を示す図である。 右特徴点抽出部および左特徴点抽出部が取得する座標の例を示す図である。 右座標記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 左座標記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 左右座標記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 三次元位置情報記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 グループ情報付三次元位置情報記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 移動距離算出部の算出処理を説明するための図である。 移動距離記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 対応テーブル記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 高さ記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 追跡処理部が生成する画像の例を示す図である。 車両追跡処理の流れを示すフローチャートである。 テーブルを用いて移動距離を算出する手法を説明するための図である。 画像上で探索範囲を区分けする例を示す図である。 車両追跡プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
1a 車両
1b 道路
1e 基準線
2a 画像
2b 基準面
2c 直線
2d テーブル
3a〜3d 特徴点
4a〜4c 正射影
5a〜5c 画像
6 対象物
6a〜6g 特徴点
6h 対象物
7 対象物
7a〜7g 特徴点
8a 高さ算出対象特徴点
8b 近傍特徴点
8c 矢印
8d 矢印
9a〜9c テーブル
10 車両追跡装置
20 左カメラ
30 右カメラ
40 記憶部
41 対応テーブル記憶部
42a 右方向画像記憶部
42b 右座標記憶部
43a 左方向画像記憶部
43b 左座標記憶部
44 左右座標記憶部
45 三次元位置情報記憶部
46 グループ情報付三次元位置情報記憶部
47 移動距離記憶部
48 高さ記憶部
49 追跡結果記憶部
50 処理部
51 右特徴点抽出部
52 左特徴点抽出部
53 特徴点対応付部
54 三次元位置算出部
55 グルーピング処理部
56 移動距離算出部
57 高さ算出部
58 追跡処理部
59 通信部

Claims (5)

  1. 定点に設置された撮像手段によって固定かつ連続に撮像して得られた画像から特徴点を抽出して処理する方法をコンピュータに実行させる特徴点抽出処理プログラムであって、
    前記撮像手段によって得られる画像上の所定の位置ごとに、当該位置で抽出される特徴点を実空間の任意の基準面へ正射影した際に採り得る当該基準面から前記特徴点への高さと、当該採り得る各高さにおける前記基準面の正射影位置から当該基準面上の任意の基準線への垂線方向の距離とを対応付けて記憶したテーブルを保持するテーブル保持手順と、
    複数の画像間で同一の特徴点として抽出された所定の特徴点について、前記実空間における基準線からみた当該特徴点の移動距離を算出する移動距離算出手順と、
    前記複数の画像から前記所定の特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記所定の特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手順によって算出された移動距離と同一となる高さを前記所定の特徴点の高さとして算出する高さ算出手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする特徴点抽出処理プログラム。
  2. 前記撮像手段は、二つ以上の視点から固定かつ連続に撮像して各視点から同時刻の画像を得るものであって、
    前記移動距離算出手順は、前記同時刻に得られる二つ以上の画像のなかの一つの画像でのみ撮像され、かつ、同一視点から撮像した複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、前記同時刻に得られる二つ以上の画像のなかの二つ以上の画像で撮像され、かつ、前記高さ算出対象特徴点の近傍に位置する近傍特徴点を探索し、当該近傍特徴点を前記同時刻に得られる二つ以上の画像および前記複数の画像間でステレオ視することで、前記実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を前記高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、
    前記高さ算出手順は、前記複数の画像から前記高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手順によって算出された前記近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを前記高さ算出対象特徴点の高さとして算出することを特徴とした請求項1に記載の特徴点抽出処理プログラム。
  3. 前記移動距離算出手順は、前記複数の画像間で同一の特徴点として抽出される所定の特徴点を高さ算出対象特徴点として決定した後に、前記高さ算出対象特徴点の近傍に位置し、かつ、高さが既知である近傍特徴点を探索し、前記複数の画像から当該近傍特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記高さを用いて前記近傍特徴点の移動前後における距離を取得して差分を算出することで、前記実空間における基準線からみた近傍特徴点の移動距離を前記高さ算出対象特徴点の移動距離として算出し、
    前記高さ算出手順は、前記複数の画像から前記高さ算出対象特徴点の移動前後における画像上の位置をそれぞれ取得し、前記テーブル保持手順によって保持されたテーブルから前記高さ算出対象特徴点が移動前後にそれぞれ採り得る前記高さおよび距離を取得し、同一の高さ間で移動前の距離と移動後の距離との差分を算出し、当該差分が前記移動距離算出手順によって算出された前記近傍特徴点の移動距離と同一となる高さを前記高さ算出対象特徴点の高さとして算出することを特徴とした請求項1に記載の特徴点抽出処理プログラム。
  4. 前記移動距離算出手順は、前記近傍特徴点の探索に際して、前記撮像手段の設置位置から前記近傍特徴点までの実空間の距離が近くなるに従って、前記近傍特徴点の探索範囲を広くすることを特徴とする請求項2または3に記載の特徴点抽出処理プログラム。
  5. 前記移動距離算出手順は、前記近傍特徴点の探索に際して、前記高さ算出対象特徴点と同一対象物上にある特徴点を探索することを特徴とする請求項2または3に記載の特徴点抽出処理プログラム。
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