JP2008046454A - ミラー制御装置およびミラー制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】補正電圧算出部82は、駆動電圧供給部61および摂動電圧供給部62により駆動電圧および摂動電圧がミラーに対向する電極に供給されたときのミラーの傾斜角に基づいて、ドリフトによるミラーの傾斜角の変化量に対応するドリフト電圧を算出し、このドリフト電圧に基づいて駆動電圧を補正する。これにより、ドリフトの影響を排除してミラーの傾斜角度を適切に制御することができる。
【選択図】 図1
Description
図1に示すように、本実施の形態に係る光スイッチ10は、入力ポート1aと、出力ポート1bと、入力側マイクロミラー装置3aと、出力側マイクロミラー装置3bと、出力光測定装置4と、制御装置5とを備える。
次に、駆動電圧補正部8によるドリフトの補正動作について説明する。
ドリフトは、上述したように電極や電極周辺の絶縁体への電荷の蓄積が発生原因の一つと考えられる。この蓄積された電荷を電極への印加電圧に換算すると、ドリフトが発生した状態とは、駆動電圧に電荷による電圧が印加された状態と見なすことができる。例えば、図2に示すように、ミラー230の傾動角と電極340a〜340dのうちひとつの駆動電圧との関係が、ドリフトが発生することにより曲線aの状態から曲線bの状態に移行した場合、この曲線bの状態とは、曲線aの状態に所定の電圧(以下、「ドリフト電圧」と呼ぶ)αが印加された状態と見なすことができる。そこで、本実施の形態では、ドリフト電圧αを相殺する補正電圧を対応する電極に印加することにより、ドリフトの影響を排除して、ミラーの傾斜角度を適切に制御する。
まず、マイクロミラー装置3a,3bを駆動を開始したり、駆動してから所定の時間が経過したり、出力光のパワー損失が所定の値を超えたり、接続パスを変更したりすると、駆動電圧補正部8の指示部81は、駆動電圧供給部61および摂動電圧供給部62に対して、駆動電圧とともに摂動電圧を供給するように指示を出す。なお、マイクロミラー装置3a,3bの駆動の開始、駆動開始から所定時間の経過、接続パスの変更等は、駆動電圧供給部61の動作を監視することにより検出する。また、出力光のパワー損失は、検出部7を介して得られる出力光測定装置4の測定結果から検出する。
指示部81の指示により摂動電圧の供給が行われると、補正電圧算出部82の算出部82cは、ミラー230の振れ幅に基づいて、電極360a〜360dやこの電極の周囲の絶縁体に蓄積した電荷を推定し、この電荷に対応するドリフト電圧を推定する。
第1の算出方法は、ミラー230の傾動角の直流成分に着目し、この直流成分の変化量からドリフト電圧を算出する。例えば、図3(a)に示すように、ミラー230が電極340a〜340dに対して傾いている状態でドリフトが発生すると、ミラー230を摂動させたときの傾斜角度は、図3(b)に示すように、時間の経過とともに直流成分、すなわちミラー230の回動角の平均値が変化する。言い換えると、ミラー230を摂動させたときの回動角は、振幅の大きさを保った状態で変化する。そこで、補正電圧算出部82の算出部82cは、直流成分の変化量からドリフト電圧を算出する。
第2の算出方法は、ミラー230の傾動角の振幅に着目し、この振幅からドリフト電圧を算出する。例えば、図4(a)に示すように、ミラー230が電極340a〜340dに対して水平な状態でドリフトが発生すると、ミラー230を摂動させたときの傾斜角度は、図3(b)に示すように、時間の経過とともに振幅が増加する。そこで、補正電圧算出部82の算出部82cは、振幅の変化量からドリフト電圧を算出する。
Claims (15)
- 回動自在に支持されたミラーと対向配置された電極に所定の駆動電圧を印加して、前記ミラーの回動角を制御するミラー制御装置において、
前記電極に印加する前記駆動電圧を周期的に変化させ、前記ミラーを摂動させる摂動電圧供給部と、
摂動する前記ミラーの回動角の変化に基づいて前記電極に印加する前記駆動電圧を補正して、前記ミラーの回動角を所定の大きさに維持する駆動電圧補正部と
を有することを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項1記載のミラー装置において、
前記駆動電圧補正部は、
摂動する前記ミラーの回動角の平均値の変動分を相殺する補正電圧を求める第1の補正電圧算出部と、
前記補正電圧により前記駆動電圧を補正して新たな駆動電圧とする駆動電圧更新部と
を備えることを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項2記載のミラー制御装置において、
前記第1の補正電圧算出部は、
前記摂動電圧供給部により前記駆動電圧を変化させたときに、周期的に変化する前記ミラーの回動角の平均値が増大したときには前記駆動電圧を減少させ、前記ミラーの回動角の平均値が減少したときには前記駆動電圧を増大させる
ことを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項2または3記載のミラー制御装置において、
前記第1の補正電圧算出部は、
摂動する前記ミラーの回動角を検出する検出手段と、
前記ミラーの回動角を電圧に変換する角度−電圧変換手段と
を備えることを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項1記載のミラー制御装置において、
前記駆動電圧補正部は、
前記摂動電圧供給部によって一定の大きさで前記駆動電圧を変化させたときに前記ミラーの回動角の振幅を一定とする補正電圧を求める第2の補正電圧算出部と、
前記補正電圧により前記駆動電圧を補正して新たな駆動電圧とする駆動電圧更新部と
を備えることを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項5記載のミラー制御装置において、
前記第2の補正電圧算出部は、
前記摂動部により一定の大きさで前記駆動電圧を変化させたときに、前記ミラーの回動角の振幅が増大したときは前記駆動電圧を減少させ、前記ミラーの回動角の振幅が減少したときは前記駆動電圧を増大させる
ことを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項1乃至6の何れか1項に記載されたミラー制御装置において、
前記摂動電圧供給部は、
前記駆動電圧を正弦波的に変化させる
ことを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項1乃至7の何れか1項に記載されたミラー制御装置において、
前記摂動電圧供給部は、前記ミラーと対向配置された複数の電極にそれぞれ印加する前記駆動電圧を前記電極毎に周期的に変化させ、前記ミラーを摂動させることで電極毎に電圧補正を行う
ことを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項8記載のミラー制御装置において、
前記摂動電圧供給部は、
前記複数の電極にそれぞれ印加する前記駆動電圧に前記電極毎に個別に振幅を与える
ことを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項8記載のミラー制御装置において、
前記摂動電圧供給部は、
前記複数の電極にそれぞれ印加する前記駆動電圧に前記電極毎に時間をずらして変化させる
ことを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項1乃至10の何れか1項に記載のミラー制御装置において、
前記駆動電圧補正部は、
前記ミラーの回動角を、このミラーによって偏向され所定の出力ポートから出力される光のパワーに基づき前記駆動電圧を補正する
ことを特徴とするミラー制御装置。 - 請求項1乃至11の何れか1項に記載のミラー制御装置において、
前記駆動電圧補正部は、前記ミラーの異なる複数の回動角のそれぞれに対して前記駆動電圧を補正する
ことを特徴とするミラー制御装置。 - 回動自在に支持されたミラーと対向配置された電極に所定の駆動電圧を印加して、前記ミラーの回動角を制御するミラー制御方法において、
前記電極に印加する前記駆動電圧を周期的に変化させ、前記ミラーを摂動させる摂動電圧供給ステップと、
摂動する前記ミラーの回動角の変化に基づいて前記電極に印加する前記駆動電圧を補正して、前記ミラーの回動角を所定の大きさに維持する駆動電圧補正ステップと
を有することを特徴とするミラー制御方法。 - 請求項13記載のミラー制御方法において、
前記駆動電圧補正ステップは、
摂動する前記ミラーの回動角の平均値の変動分を相殺する補正電圧を求める第1の補正電圧算出ステップと、
前記補正電圧により前記駆動電圧を補正して新たな駆動電圧とする駆動電圧更新ステップと
を有することを特徴とするミラー制御方法。 - 請求項13記載のミラー制御方法において、
前記駆動電圧補正ステップは、
前記摂動電圧供給部によって一定の大きさで前記駆動電圧を変化させたときに前記ミラーの回動角の振幅を一定とする補正電圧を求める第2の補正電圧算出ステップと、
前記補正電圧により前記駆動電圧を補正して新たな駆動電圧とする駆動電圧更新ステップと
を有することを特徴とするミラー制御方法。
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