JP2008045473A - 可変容量ターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】タービン側を可変容量化しても、部品点数の増加の抑制、機構の単純化、コストの増加の抑制の少なくともいずれかを図ることができる可変容量ターボチャージャを提供すること。
【解決手段】可変容量ターボチャージャ1−1において、排気ガス流路24を通過する排気ガスにより回転するタービンホイール3と、タービンホール3と連結するロータシャフト4と、ロータシャフト4に連結され、かつ吸入空気流路27内の吸入空気を過給するコンプレッサインペラ5と、タービンホイール3と排気ガス流路24のうちタービンホイール3よりも上流側である第1排気ガス流路24aとの間に配置され、タービン側のスロート面積を軸方向にスライドすることで変更する可動ガイド部材6と、コンプレッサインペラ5により吸入空気が過給されることで発生する過給圧により、この可動ガイド部材6をスライドさせるガイド駆動装置7と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可変容量ターボチャージャに関し、さらに詳しくは、タービン側を可変容量化した可変容量ターボチャージャに関するものである。
一般的に、ターボチャージャは、タービンホイールと、コンプレッサインペラとをロータシャフトにより連結し、これらをハウジング内に収納することで構成されている。この従来のターボチャージャは、タービンハウジングに形成された排気ガス流路を通過する排気ガスによりタービンホイールが回転し、ロータシャフトを介してコンプレッサインペラが回転し、コンプレッサハウジングに形成された吸入空気流路内の吸入空気を過給、すなわち圧縮して吐出するものである。
従来のターボチャージャには、タービン側を可変容量化した可変容量ターボチャージャがある。例えば、特許文献1に示すような、タービンハウジングの排気ガス流路に可動ベーンを備えた可変容量ターボチャージャが提案されている。この可動ベーンを用いた可変容量ターボチャージャは、例えば、内燃機関の低回転時にこの可動ベーンを絞ることで、タービン側のスロート面積を減少させ、タービンホイールを回転させる排気ガスの流速を増加するものである。
特開2003−74360号公報
しかしながら、従来の可動ベーンを用いた可変容量ターボチャージャは、複数個の可動ベーン、これらの可動ベーンに駆動力を伝達するリンク機構、これらの可動ベーンを駆動する駆動源など、タービン側を可変容量化するために、多くの部品を必要とし、機構が複雑となるという問題があった。また、可動ベーンは、高温である排気ガスに直接接触するものであるため、高温下における熱歪みや熱疲労などから熱破損する虞があった。従って、可動ベーンを用いる可変容量ターボチャージャを排気ガスの温度がディーゼルエンジンよりも高くなるガソリンエンジンに適用するためには、複数個の可動ベーンの材料として耐熱性の高い材料を用いなければならず、コストが増加するという問題もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タービン側を可変容量化しても、部品点数の増加の抑制、機構の単純化、コストの増加の抑制の少なくともいずれかを図ることができる可変容量ターボチャージャを提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる可変容量ターボチャージャでは、排気ガス流路が形成されたタービンハウジングと、前記排気ガス流路内に配置され、前記排気ガス流路を通過する排気ガスにより回転するタービンホイールと、前記タービンホールと連結するロータシャフトと、前記ロータシャフトを回転自在に支持するセンターハウジングと、吸入空気流路が形成されたコンプレッサハウジングと、前記ロータシャフトに連結され、かつ前記吸入空気流路内に配置され、当該吸入空気流路内の吸入空気を過給するコンプレッサインペラと、前記タービンホイールと前記排気ガス流路のうち当該タービンホイールよりも上流側との間に配置され、前記タービン側のスロート面積を軸方向にスライドすることで変更する可動ガイド部材と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、1つの可動ガイド部材が軸方向にスライドすることにより、前記タービン側のスロート面積、すなわち排気ガス流路の断面積を変更することができるので、タービン側を可変容量化することができる。従って、複数個の可動ベーンを用いる可変容量ターボチャージャと比較して、部品点数の増加を抑制することができる。また、複数個の可動ベーンにリンク機構で駆動源の駆動力を伝達する可変容量ターボチャージャと比較して、機構の単純化を図ることができる。さらに、耐熱性の高い材料により複数個の可動ベーンを形成する可変容量ターボチャージャと比較して、コストの増加を抑制することができる。
また、この発明では、上記可変容量ターボチャージャにおいて、前記可動ガイド部材は、前記タービンハウジングの前記タービンホイールと対向するシュラウド部に沿って形成されていることを特徴とする。
可動ガイド部材によりタービン側のスロート面積が減少することで、前記排気ガス流路のうちこの可動ガイド部材よりも上流側の排気ガスの流れが滞る。しかしながら、この発明によれば、タービンハウジングのシュラウド部に沿って可動ガイド部材が形成されているため、このシュラウド部と可動ガイド部材との間から排気ガスが漏れることを抑制することができる。
また、この発明では、上記可変容量ターボチャージャにおいて、前記可動ガイド部材は、前記タービンホイールに前記軸方向にスライド自在に支持されていることを特徴とする。
この発明によれば、可動ガイド部材は、タービンホイールに対して軸方向にスライドする。従って、可動ガイド部材がスライドしても、可動ガイド部材は、タービンホイールに対して径方向における位置は変化しない。これにより、可動ガイド部材とタービンホイールとのクリアランスを確保することができる。
また、この発明では、上記可変容量ターボチャージャにおいて、前記コンプレッサインペラにより吸入空気が過給されることで発生する過給圧により、前記可動ガイド部材をスライドさせるガイド駆動手段をさらに備えることを特徴とする。
この発明によれば、ガイド駆動手段は、過給圧に応じて可動ガイド部材のスライド量を変更することができる。例えば、吸入空気量が増加し、過給圧が増加すると、可動ガイド部材のスライド量が増加して、タービン側のスロート面積が増加することができ、ターボ回転数を上昇させることができる。従って、内燃機関の運転状況、例えば回転数や負荷に応じてレスポンスを向上することができる。また、可動ガイド部材をスライドさせる駆動源を別個備えることがないため、部品点数の増加をさらに抑制することができる。
また、この発明では、上記可変容量ターボチャージャにおいて、前記ガイド駆動手段は、前記タービンホイールに取り付けられており、前記タービンホイールには、前記ガイド駆動手段と連通するタービン側連通通路が形成され、前記ロータシャフトには、前記タービンホイールと連通するシャフト側連通通路が形成され、前記コンプレッサインペラには、当該コンプレッサインペラの外周面に開口し、かつ前記シャフト側連通通路と連通するコンプレッサ側連通通路が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、コンプレッサインペラのコンプレッサ側連通通路、このコンプレッサインペラと一体回転するロータシャフトのシャフト側連通通路およびこのローラシャフトと一体回転するタービンホイールのタービン側連通通路を介して、タービンホイールに取り付けられたガイド駆動手段に、過給圧が導入される。つまり、ガイド駆動手段は、このガイド駆動手段、タービン側連通通路、コンプレッサ側連通通路およびシャフト側連通通路が一体回転した状態で、過給圧が導入される。従って、ガイド駆動手段に過給圧を直接導入することができる。これにより、ガイド駆動手段を安定して駆動することができる。
また、この発明では、上記可変容量ターボチャージャにおいて、前記コンプレッサ側連通通路は、前記コンプレッサインペラの外周面のうち、吸入空気の出口側に開口していることを特徴とする。
コンプレッサインペラは、吸入空気入口側から吸入空気の出口側に向かって吸入空気が流れることで、吸入空気流路内の吸入空気の過給を行う。従って、過給圧は、コンプレッサインペラの吸入空気の入口側よりも出口側が高くなる。この発明によれば、コンプレッサ側連通通路が吸入空気の出口側に開口しているので、ガイド駆動手段に高い過給圧を導入することができる。従って、ガイド駆動手段により可動ガイド部材を軸方向にスライドする駆動力を確保することができる。
また、この発明では、上記可変容量ターボチャージャにおいて、前記可動ガイド部材は、前記軸方向にスライドしても、前記排気ガス流路を遮断しないことを特徴とする。
この発明によれば、可動ガイド部材が軸方向にスライドしても、タービン側のスロート面積はゼロとはならず、最も絞られた状態となる。従って、内燃機関が低回転時に、タービン側のスロート面積を最も絞ることで、過給圧を向上することができる。
この発明にかかる可変容量ターボチャージャは、1つの可動ガイド部材が軸方向にスライドすることにより、前記タービン側のスロート面積、すなわち排気ガス流路の断面積を変更することができるので、タービン側を可変容量化することができるとともに、部品点数の増加を抑制することができる。また、機構の単純化を図ることができる。さらに、コストの増加を抑制することができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施例により、この発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施例1にかかる可変容量ターボチャージャの構成例を示す図である。また、図2は、図1のA−A断面図である。図3は、可動ガイド部材の構成例を示す図である。図4は、実施例1にかかる可変容量ターボチャージャの動作説明図である。図1に示すように、可変容量ターボチャージャ1−1は、ハウジング2と、タービンホイール3と、ロータシャフト4と、コンプレッサインペラ5と、可動ガイド部材6と、ガイド駆動装置7とにより構成されている。ここで、可変容量ターボチャージャのハウジング2は、タービンハウジング21と、センターハウジング22と、コンプレッサハウジング23とにより構成されている。
タービンハウジング21は、図示しない内燃機関の排気経路に排気された排気ガスが流入する排気ガス流路24が形成されている。このタービンハウジング21は、センターハウジング22の軸方向における両端部のうち、一方の端部に固定されている。なお、この排気ガス流路24は、タービンホイール3よりも上流側の第1排気ガス流路24aと、このタービンホイール3から下流側の第2排気ガス流路24bとにより構成されている。この第2排気ガス流路24bは、タービンハウジング21のシュラウド部21aによって形成されている。このシュラウド部21aは、タービンハウジング2内に収納されるタービンホイール3の回転時における外周面に沿って、タービンハウジング21の軸方向に形成されている。
センターハウジング22は、ロータシャフト4を回転自在に支持するものである。このセンターハウジング22の中央部には、軸方向に延在する空間部25が形成されている。この空間部25には、オイル供給通路26を介して、図示しないオイル供給装置からオイルが供給される。
コンプレッサハウジング23は、図示しない内燃機関の吸気経路に吸気された吸入空気が流入する吸入空気流路27が形成されている。このコンプレッサハウジング23は、コンプレッサハウジング23の軸方向における両端部のうち、他方の端部に固定されている。なお、この吸入空気流路27は、コンプレッサインペラ5から上流側の第1吸入空気流路27aと、このコンプレッサインペラ5よりも下流側の第2吸入空気流路27bとにより構成されている。
タービンホイール3は、タービンハウジング22内に収納されている。このタービンホイール3は、排気ガス流路24内に配置されており、ロータシャフト4に固定されている。タービンホイール3は、排気ガス流路24を通過、すなわち第1排気ガス流路24aから第2排気ガス流路24bへと流出する排気ガスにより回転するものである。このタービンホイール3には、その回転中心に軸方向に延在するタービン側連通通路31が形成されている。このタービン側連通通路31の軸方向における両端部は、タービンホイール3の軸方向における両端面にそれぞれ開口している。
ロータシャフト4は、センターハウジング22に回転自在に支持されている。この実施例では、ロータシャフト4は、センターハウジング22の空間部25に挿入されており、この空間部25に供給されるオイルにより、このセンターハウジング22に回転自在に支持されている。このロータシャフト4は、軸方向における両端部のうち、一方の端部にタービンホイール3が固定されており、他方の端部にコンプレッサインペラ5が固定されている。つまり、ロータシャフト4には、タービンホイール3とコンプレッサインペラ5とが連結され、これらと一体回転する。ロータシャフト4には、その回転中心に軸方向に延在するシャフト側連通通路41が形成されている。このシャフト側連通通路41の軸方向における一方の端部、すなわちタービン側の端部は、ロータシャフト4の軸方向における一方の端面に開口しており、上記タービンホイール3のタービン側連通通路31と連通している。また、このシャフト側連通通路41の軸方向における他方の端部、すなわちコンプレッサ側の端部は、図2に示すように、ロータシャフト4の軸方向における他方の端面に開口しておらず、その端部にロータシャフト4の外周面に開口する分岐部42が複数形成されている。この分岐部42は、この実施例1では、等間隔に周方向に4つ形成されている。
コンプレッサインペラ5は、図1に示すように、コンプレッサハウジング23内に収納されている。このコンプレッサインペラ5は、吸入空気流路27内に配置されており、固定部材8により、ロータシャフト4に固定されている。コンプレッサインペラ5は、吸入空気流路27内の吸入空気を過給、すなわち第1吸入空気流路27a内の吸入空気を圧縮し、この圧縮した吸入空気を第2吸入空気流路27bに吐出するものである。なお、吐出された吸入空気は、図示しない内燃機関の各気筒に吸気される。このコンプレッサインペラ5には、図2に示すように、その回転中心から外周面に向かって径方向に延在するコンプレッサ側連通通路51が形成されている。このコンプレッサ側連通通路51は、この実施例1では、等間隔に周方向に4つ形成されている。各コンプレッサ側連通通路51の径方向における一方の端部(径方向外側端部)は、コンプレッサインペラ5の外周面に開口している。また、各コンプレッサ側連通通路51の径方向における他方の端部(径方向内側端部)は、ロータシャフト4が挿入される内周面に開口しており、上記ロータシャフト4の各分岐部42にそれぞれ連通している。
ここで、各コンプレッサ側連通通路51は、図1に示すように、コンプレッサインペラ5の外周面のうち、吸入空気の出口側、すなわち第2吸入空気流路27bの近傍に開口していることが好ましい。コンプレッサインペラ5は、吸入空気の入口側から出口側に向かって、すなわち第1吸入空気流路27aから第2吸入空気流路27bに向かって吸入空気が流れることで、吸入空気流路27内の吸入空気の過給を行う。従って、コンプレッサインペラ5により圧縮された吸入空気の圧力、すなわち過給圧は、コンプレッサインペラ5の吸入空気の入口側よりも出口側が高くなる。従って、各コンプレッサ側連通通路51が吸入空気の出口側に開口している実施例1にかかる可変容量ターボチャージャ1−1では、ガイド駆動装置7に高い過給圧を導入することができる。これにより、ガイド駆動装置7により可動ガイド部材6を軸方向にスライドする駆動力を確保することができる。
可動ガイド部材6は、タービンホイール3と排気ガス流路24のうちタービンホイール3よりも上流側、この実施例1ではすなわち第1排気ガス流路24aとの間に配置されるものである。この可動ガイド部材6は、ガイド駆動装置7を介してタービンホイール3に取り付けられている。また、可動ガイド部材6は、このガイド駆動装置7により、軸方向にスライド自在に支持されている。つまり、可動ガイド部材6は、ガイド駆動装置7により、タービンホイール3に対して軸方向にスライド自在に支持されている。従って、可動ガイド部材6は、タービンホイール3に対して軸方向にスライドすることができるため、軸方向にスライドしても、タービンホイール3に対して径方向における位置は変化しない。これにより、可動ガイド部材6とタービンホイール3とのクリアランスを確保することができ、可変容量ターボチャージャ1−1の回転時に、可動ガイド部材6とタービンホイール3とが接触することを抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、可動ガイド部材6は、軸方向の両端部が開口している円筒形状であり、その内部に空間部61が形成されている。この可動ガイド部材6の軸方向における一方の端部、すなわちタービン側の端部には、その中央部(軸心)に、複数のリブ63を介して固定部62が形成されている。この固定部62には、可動ガイド装置7の後述するピストン73の突出部73aが挿入される挿入孔62aが形成されている。また、可動ガイド部材6の軸方向における他方の端部、すなわちコンプレッサ側の端部には、ガイド部64が形成されている。このガイド部材64は、リング状であり、可動ガイド部材6が軸方向、この実施例1では、コンプレッサ側にスライドすることで、第1排気ガス流路24aをその断面方向である軸方向に覆うものである。つまり、可動ガイド部材6は、軸方向のうちコンプレッサ側にスライドすることで、タービン側のスロート面積を減少させるものである。また、可動ガイド部材6は、軸方向のうちタービン側にスライドすることで、タービン側のスロート面積が増加する。従って、可動ガイド部材6は、軸方向にスライドすることで、タービン側のスロート面積を変更するものである。なお、可動ガイド部材6が最もタービン側にスライドすると、ガイド部64は、第1排気ガス流路24aを軸方向に覆わなくなり、タービン側のスロート面積が最大となる。
ここで、この可動ガイド部材6は、その外周面がタービンハウジング21のタービンホイール3と対向するシュラウド部21aに沿って形成されている。可動ガイド部材6によりタービン側のスロート面積が減少すると第1排気ガス流路24aの排気ガスの流れが滞る。しかし、可動ガイド部材6がシュラウド部21aに沿って形成されているため、第1排気ガス流路24aの排気ガスが、タービンホイール3を介さずに、このシュラウド部21aと可動ガイド部材6との間から第2排気ガス流路24bに流出することを抑制することができる。従って、この実施例1にかかる可変容量ターボチャージャ1−1では、シュラウド部21aと可動ガイド部材6との間から排気ガスが漏れることを抑制することができる。なお、可動ガイド部材6は、その内周面がタービンホイール3の回転時における外周面に沿って形成されていることが好ましい。これにより、第1排気ガス流路24aの排気ガスが、タービンホイール3を介さずに、第2排気ガス流路24bに流出することを抑制することができる。
ガイド駆動装置7は、ガイド駆動手段であり、コンプレッサインペラ5により過給された吸入空気の圧力により、可動ガイド部材6を軸方向にスライドさせるものである。このガイド駆動装置7は、本体部71と、取付部72と、ピストン73と、弾性部材74と、ガイド固定部材75,76とにより構成されている。
本体部71は、円筒形状であり、その内部に空間部77が形成されている。この空間部77には、ピストン73が軸方向に摺動自在に支持されている。この本体部71の他方の端部、すなわちコンプレッサ側の端部には、取付部72が形成されている。この実施例1では、取付部72は、本体部71と一体に形成されている。ここで、空間部77のうち、ピストン73よりもコンプレッサ側の空間部をシリンダ室Sとする。
取付部72は、ガイド駆動装置7をタービンホイール3に取り付けるものである。この実施例1では、ガイド駆動装置7は、取付部72がタービンホイール3の一方の端部、すなわちタービン側の端部にねじ込まれることで、タービンホイール3に取り付けられている。この取付部72は、取付部連通通路72aが形成されている。この取付部連通通路72aの一方の端部、すなわちタービン側の端部は、空間部77、ここではシリンダ室Sと連通している。また、取付部連通通路72aの他方の端部、すなわちコンプレッサ側の端部は、タービン側連通通路31と連通している。つまり、ガイド駆動装置7のシリンダ室Sは、取付部連通通路72a、コンプレッサ側連通通路51、シャフト側連通通路41およびタービン側連通通路31を介して、コンプレッサハウジング23の吸入空気流路27に解放されている。従って、ガイド駆動装置7には、このガイド駆動装置7、タービン側連通通路31、コンプレッサ側連通通路51およびシャフト側連通通路41が一体回転した状態で、過給圧が導入される。これにより、ガイド駆動装置7に過給圧を直接導入することができ、ガイド駆動装置7を安定して駆動することができ、可動ガイド部材6を安定してスライドすることができる。
ピストン73は、シリンダ室Sに導入された過給圧を可動ガイド部材6を軸方向にスライドさせる駆動力に変換する。このピストン73の一方の端面、すなわちタービン側の端面にこのタービン側に突出する突出部73aが形成されている。この突出部73aは、その先端部が本体部71に形成された図示しない孔から外部に突出している。また、突出部73aの先端部には、可動ガイド部材6の挿入孔62aが挿入され、この可動ガイド部材6が固定部材75,76により固定されている。つまり、可動ガイド部材6は、ピストン73とともに軸方向にスライドすることができる。
ここで、可動ガイド部材6のガイド部64は、ピストン73が最もコンプレッサ側に移動し、軸方向のうち最もコンプレッサ側にスライドしても、第1排気ガス流路24aを軸方向に完全に覆わず、タービン側のスロート面積が最小となる。つまり、可動ガイド部材6は、軸方向にスライドしても、第1排気ガス流路24aと接触せず、排気ガス流路24を完全に遮断しない。従って、タービン側のスロート面積は0とならず、最も絞られた状態となる。これにより、図示しない内燃機関が低回転時に、タービン側のスロート面積を最も絞った状態とすることができるので、過給圧を向上することができる。
弾性部材74は、ピストン73をコンプレッサ側に押圧するものである。この弾性部材74は、本体部71の空間部77のうち、ピストン73よりもタービン側空間部に配置されている。また、弾性部材74は、本体部71の内周面とピストン73との間に、付勢された状態で配置されている。従って、ピストン73には、弾性部材74により軸方向のうちコンプレッサ側の弾性押圧力が作用している。つまり、ピストン73は、シリンダ室Sに導入された過給圧によりこのピストン73に作用する軸方向のうちタービン側の過給圧押圧力が上記弾性押圧力を超えることで、軸方向のうちタービン側に移動することができ、可動ガイド部材6が軸方向のうちタービン側にスライドすることができる。
次に、この実施例1にかかる可変容量ターボチャージャ1−1の動作について説明する。ここで、この可変容量ターボチャージャ1−1が回転していない状態では、図1に示すように、可動ガイド部材6は、軸方向のうち最もコンプレッサ側にスライドしており、タービン側のスロート面積は最小となる。図示しない内燃機関が運転されると、この内燃機関の排気経路に排気された排気ガスがタービンハウジング21の排気ガス流路24に流入する。第1排気ガス流路24aに流入した排気ガスは、第1排気ガス流路24aの大部分を覆う可動ガイド部材6のガイド部64により流速が早められる。そして、この流速が早められた排気ガスは、同図矢印Bに示すように、タービンホイール3に導入され、第2排気ガス流路24bに流出する。これにより、タービンホイール3は、排気ガスにより回転する。
タービンホイール3が排気ガスにより回転すると、このタービンホイール3に連結されたロータシャフト4が回転し、このロータシャフト4に連結されたコンプレッサインペラ5が回転する。なお、タービンホイール3が排気ガスにより回転すると、可動ガイド部材6およびガイド駆動装置7の一体で回転する。コンプレッサインペラ5が回転すると、吸入空気流路27の第1吸入空気流路27a内の図示しない内燃機関の吸気経路に吸気された吸入空気がこのコンプレッサインペラ5に吸引され、圧縮される。そして、この圧縮された吸入空気は、同図矢印Cに示すように、第2吸入空気流路27bに吐出される。これにより、可変容量ターボチャージャ1−1により吸入空気が過給される。
このとき、コンプレッサインペラ5により吸入空気が過給されることで発生する過給圧は、矢印Dに示すように、コンプレッサ側連通通路51、シャフト側連通通路41、タービン側連通通路31および取付部連通通路72aを介して、シリンダ室Sに導入される。このシリンダ室Sに導入された過給圧によりこのピストン73に作用する軸方向のうちタービン側の過給圧押圧力が上記弾性押圧力を超えると、図4に示すように、ピストン73が軸方向のうちタービン側に移動する。そして、このピストン73に固定されている可動ガイド部材6が軸方向のうちタービン側にスライドする。従って、可動ガイド部材6のガイド部64が第1排気ガス流路24aを覆う面積が減少するため、タービン側のスロート面積が増加し、第1排気ガス流路24aからターボチャージャ3に挿入される排気ガスの流量が増加する。これにより、ターボチャージャ3が速く回転し、可変容量ターボチャージャ1−1のターボ回転数が増加するため、過給圧が増加することとなる。
以上のように、実施例1にかかる可変容量ターボチャージャ1−1では、ガイド駆動装置7がコンプレッサインペラ3により吸入空気が過給されることで発生する過給圧により、可動ガイド部材6をスライドさせる。つまり、ガイド駆動装置7は、過給圧に応じて可動ガイド部材6のスライド量を変更することができる。従って、1つの可動ガイド部材6が軸方向にスライドすることにより、タービン側のスロート面積、すなわち排気ガス流路24(第1排気ガス流路24a)の断面積を変更することができるので、タービン側を可変容量化することができる。また、複数個の可動ベーンを用いる従来の可変容量ターボチャージャと比較して、部品点数の増加を抑制することができる。また、複数個の可動ベーンにリンク機構で駆動源の駆動力を伝達する従来の可変容量ターボチャージャと比較して、機構の単純化を図ることができる。さらに、排気ガスの温度がディーゼルエンジンよりも高くなるガソリンエンジンに用いるために、耐熱性の高い材料により複数個の可動ベーンを形成する可変容量ターボチャージャと比較して、コストの増加を抑制することができる。
また、図示しない内燃機関の吸気経路に吸気された吸入空気量が増加した場合も、過給圧が増加するため、可動ガイド部材6のスライド量が増加して、タービン側のスロート面積が増加することができ、可変容量ターボチャージャ1−1のターボ回転数を上昇させることができる。従って、内燃機関の運転状況、例えば回転数や負荷に応じてレスポンスを向上することができる。また、可動ガイド部材6をスライドさせる駆動源を別個備えることがないため、部品点数の増加をさらに抑制することができる。
なお、上記実施例1では、排気ガス流路24を遮断しないために、可動ガイド部材6のスライド量を規制するがこの発明はこれに限定されるものではない。図5および図6は、可動ガイド部材の他の構成例を示す図である。図5および図6に示すように、可動ガイド部材6が軸方向のうち最もコンプレッサ側にスライドした場合に、ガイド部64の軸方向長さLを長くして、このガイド部材64の先端部(可動ガイド部材6のコンプレッサ側の端部)が第1排気ガス流路24aと接触するようにしても良い。この場合、ガイド部材64が排気ガス流路24を完全に遮断しないように、図5に示す切欠部65や、図6に示すスリット66などをガイド部材64に1以上形成する。これにより、可動ガイド部材6が軸方向のうち最もコンプレッサ側にスライドして、ガイド部材64が第1排気ガス流路24aと接触しても、タービン側のスロート面積は0とならず、最も絞られた状態とすることができる。
次に、実施例2にかかる可変容量ターボチャージャ1−2について説明する。図7は、実施例2にかかる可変容量ターボチャージャの構成例を示す図である。図8は、実施例2にかかる可変容量ターボチャージャの動作説明図である。実施例2にかかる可変容量ターボチャージャ1−2が、実施例1にかかる可変容量ターボチャージャ1−1と異なる点は、タービンホイール3を回転させる排気ガスをこのタービンホイール3に導入する流路が2つある点である。なお、実施例2にかかる可変容量ターボチャージャ1−2の基本的構成は、実施例1にかかる可変容量ターボチャージャ1−1の基本的構成とほぼ同一であるため、同一部分はその説明を省略する。
この実施例2にかかる可変容量ターボチャージャ1−2は、タービンハウジング21は、図示しない内燃機関の排気経路に排気された排気ガスが流入する排気ガス流路28が形成されている。この排気ガス流路28は、タービンホイール3よりも上流側の第1排気ガス流路28aと、このタービンホイール3から下流側の第2排気ガス流路28bとにより構成されている。この第1排気ガス流路28aは、タービンホイール3近傍が低回転側排気ガス流路28cと、高回転側排気ガス流路28dとに分岐されている。つまり、タービンホイール3には、第1排気ガス流路28aの排気ガスがこの2つの流路である低回転側排気ガス流路28cと、高回転側排気ガス流路28dとから導入される。なお、低回転側排気ガス流路28cおよび高回転側排気ガス流路28dには、図示しないノズルがそれぞれ設けられている。
また、可動ガイド部材6は、タービンホイール3と排気ガス流路28のうちタービンホイール3よりも上流側、この実施例2では第1排気ガス流路28aの高回転側排気ガス流路28dとの間に配置されるものである。この可動ガイド部材6は、上記実施例1と同様に、固定部62が固定部材75,76によりピストン73に固定されることで、ガイド駆動装置7により、タービンホイール3に対して軸方向にスライド自在に支持されている。従って、可動ガイド部材6とタービンホイール3とのクリアランスを確保することができ、可変容量ターボチャージャ1−1の回転時に、可動ガイド部材6とタービンホイール3とが接触することを抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、可動ガイド部材6のガイド部64は、リング状であり、可動ガイド部材6が軸方向、この実施例2では、コンプレッサ側にスライドすることで、第1排気ガス流路24aの高回転側排気ガス流路28dをその断面方向である軸方向に覆うものである。可動ガイド部材6は、軸方向のうちコンプレッサ側にスライドすることで、タービン側のスロート面積を減少させ、タービン側にスライドすることでタービン側のスローと面積を増加するものである。なお、ガイド部64は、可動ガイド部材6が最もコンプレッサ側にスライドすると、その先端部(可動ガイド部材6のコンプレッサ側の端部)が第1排気ガス流路28aの高回転側排気ガス流路28dに接触し、この高回転側排気ガス流路28dを遮断する。ここで、高回転側排気ガス流路28dが軸方向にスライドすることで、可動ガイド部材6により遮断されても、低回転側排気ガス流路28cは常に遮断されない。従って、実施例2にかかる可変容量ターボチャージャ1−2において、可動ガイド部材6は、軸方向にスライドしても、排気ガス流路28を完全に遮断しない。従って、タービン側のスロート面積は0とならず、最も絞られた状態となる。これにより、図示しない内燃機関が低回転時に、タービン側のスロート面積を最も絞った状態とすることができるので、過給圧を向上することができる。
次に、実施例2にかかる可変容量ターボチャージャ1−2の動作について説明する。なお、実施例2にかかる可変容量ターボチャージャ1−2の動作は、実施例1にかかるベルト式無段変速機1−1の動作と基本的に同様であるため、簡略化して説明する。
可変容量ターボチャージャ1−2が回転していない状態では、図7に示すように、可動ガイド部材6は、軸方向のうち最もコンプレッサ側にスライドしており、高回転側排気ガス流路28dを遮断する。従って、排気ガス流路28は、常に遮断されない第1排気ガス流路28の低回転側排気ガス流路28cのみから排気ガスがタービンホイール3に導入される状態、すなわちタービン側のスロート面積が最小となる。図示しない内燃機関が運転されると、第1排気ガス流路28aに流入した排気ガスは、低回転側排気ガス流路28cに流入し、この低回転側排気ガス流路28cの図示しないノズルにより流速が早められる。そして、この流速が早められた排気ガスは、同図矢印Eに示すように、この低回転側排気ガス流路28cからタービンホイール3に導入され、第2排気ガス流路28bに流出する。これにより、タービンホイール3は、排気ガスにより回転する。
タービンホイール3が排気ガスにより回転すると、コンプレッサインペラ5が回転する。コンプレッサインペラ5が回転すると、同図矢印Cに示すように、このコンプレッサインペラ5により圧縮された吸入空気が第2吸入空気流路27bに吐出される。これにより、可変容量ターボチャージャ1−2により吸入空気が過給される。
このとき、コンプレッサインペラ5により吸入空気が過給されることで発生する過給圧は、矢印Dに示すように、コンプレッサ側連通通路51、シャフト側連通通路41、タービン側連通通路31および取付部連通通路72aを介して、シリンダ室Sに導入される。このシリンダ室Sに導入された過給圧によりこのピストン73に作用する軸方向のうちタービン側の過給圧押圧力が上記弾性押圧力を超えると、図8に示すように、ピストン73が軸方向のうちタービン側に移動する。そして、このピストン73に固定されている可動ガイド部材6が軸方向のうちタービン側にスライドする。従って、可動ガイド部材6のガイド部材64が高回転側排気ガス流路28dを遮断しなくなり、第1排気ガス流路28aに流入した排気ガスは、高回転側排気ガス流路28dに流入し、この高回転側排気ガス流路28dの図示しないノズルにより流速が早められる。そして、この流速が早められた排気ガスは、同図矢印Fに示すように、この高回転側排気ガス流路28dから第2排気ガス流路28bに流出する。つまり、可動ガイド部材6のガイド部64がこの高回転側排気ガス流路28dを覆う面積が減少するため、タービン側のスロート面積が増加し、低回転側排気ガス流路28cのみならず高回転側排気ガス流路28dからターボチャージャ3に導入される排気ガスの流量が増加する。これにより、ターボチャージャ3が速く回転し、可変容量ターボチャージャ1−2のターボ回転数が増加するため、過給圧が増加することとなる。
以上のように、実施例2にかかる可変容量ターボチャージャ1−2では、ガイド駆動装置7がコンプレッサインペラ3により吸入空気が過給されることで発生する過給圧により、可動ガイド部材6をスライドさせる。つまり、ガイド駆動装置7は、過給圧に応じて可動ガイド部材6のスライド量を変更することができる。従って、上記実施例1と同様に、タービン側を可変容量化することができ、部品点数の増加を抑制することができ機構の単純化を図ることができ、コストの増加を抑制することができる。
また、図示しない内燃機関の吸気経路に吸気された吸入空気量が増加した場合も、過給圧が増加するため、可動ガイド部材6のスライド量が増加して、タービン側のスロート面積が増加することができ、可変容量ターボチャージャ1−2のターボ回転数を上昇させることができる。従って、内燃機関の運転状況、例えば回転数や負荷に応じてレスポンスを向上することができる。また、可動ガイド部材6をスライドさせる駆動源を別個備えることがないため、部品点数の増加をさらに抑制することができる。
以上のように、この発明にかかる可変容量ターボチャージャは、タービン側を可変容量化する可変容量ターボチャージャに有用であり、特に、部品点数の増加の抑制、機構の単純化、コストの増加の抑制の少なくともいずれかを図るのに適している。
実施例1にかかる可変容量ターボチャージャの構成例を示す図である。 図1のA−A断面図である。 可動ガイド部材の構成例を示す図である。 実施例1にかかる可変容量ターボチャージャの動作説明図である。 可動ガイド部材の他の構成例を示す図である。 可動ガイド部材の他の構成例を示す図である。 実施例2にかかる可変容量ターボチャージャの構成例を示す図である。 実施例2にかかる可変容量ターボチャージャの動作説明図である。
符号の説明
1−1,1−2 可変容量ターボチャージャ
2 ハウジング
21 タービンハウジング
22 センターハウジング
23 コンプレッサハウジング
24 排気ガス流路
24a 第1排気ガス流路
24b 第2排気ガス流路
25 空間部
26 オイル供給通路
27 吸入空気流路
27a 第1吸入空気流路
27b 第2吸入空気流路
28 排気ガス流路
28a 第1排気ガス流路
28b 第2排気ガス流路
28c 低回転側排気ガス流路
28d 高回転側排気ガス流路
3 タービンホイール
31 タービン側連通通路
4 ロータシャフト
41 シャフト側連通通路
42 分岐部
5 コンプレッサインペラ
51 コンプレッサ側連通通路
6 可動ガイド部材
61 空間部
62 固定部
62a 挿入孔
63 リブ
64 ガイド部
7 ガイド駆動装置(ガイド駆動手段)
71 本体部
72 取付部
72a 取付部連通通路
73 ピストン
73a 突出部
74 弾性部材
75,76 固定部材
77 空間部
8 固定部材
S シリンダ室

Claims (7)

  1. 排気ガス流路が形成されたタービンハウジングと、
    前記排気ガス流路内に配置され、前記排気ガス流路を通過する排気ガスにより回転するタービンホイールと、
    前記タービンホールと連結するロータシャフトと、
    前記ロータシャフトを回転自在に支持するセンターハウジングと、
    吸入空気流路が形成されたコンプレッサハウジングと、
    前記ロータシャフトに連結され、かつ前記吸入空気流路内に配置され、当該吸入空気流路内の吸入空気を過給するコンプレッサインペラと、
    前記タービンホイールと前記排気ガス流路のうち当該タービンホイールよりも上流側との間に配置され、タービン側のスロート面積を軸方向にスライドすることで変更する可動ガイド部材と、
    を備えることを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  2. 前記可動ガイド部材は、前記タービンハウジングの前記タービンホイールと対向するシュラウド部に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量ターボチャージャ。
  3. 前記可動ガイド部材は、前記タービンホイールに前記軸方向にスライド自在に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の可変容量ターボチャージャ。
  4. 前記コンプレッサインペラにより吸入空気が過給されることで発生する過給圧により、前記可動ガイド部材をスライドさせるガイド駆動手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の可変容量ターボチャージャ。
  5. 前記ガイド駆動手段は、前記タービンホイールに取り付けられており、
    前記タービンホイールには、前記ガイド駆動手段と連通するタービン側連通通路が形成され、
    前記ロータシャフトには、前記タービンホイールと連通するシャフト側連通通路が形成され、
    前記コンプレッサインペラには、当該コンプレッサインペラの外周面に開口し、かつ前記シャフト側連通通路と連通するコンプレッサ側連通通路が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の可変容量ターボチャージャ。
  6. 前記コンプレッサ側連通通路は、前記コンプレッサインペラの外周面のうち、吸入空気の出口側に開口していることを特徴とする請求項5に記載の可変容量ターボチャージャ。
  7. 前記可動ガイド部材は、前記軸方向にスライドしても、前記排気ガス流路を遮断しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の可変容量ターボチャージャ。
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