JP2008042592A - 通信端末、通信システム、通信方法、および通信プログラム - Google Patents

通信端末、通信システム、通信方法、および通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】半二重通信において、複数のユーザが互いに会話する状態に近い状態を実現する。
【解決手段】本発明に係る通信端末は、音声データを送信する送信部と、音声データを受信する受信部と、受信モードと送信モードとを切り換える自己ステータス切換部と、自己ステータス切換部が受信モードに設定しており、通信相手が送信モードに設定されている場合に、通信相手のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成するステータス制御信号生成部と、ステータス制御信号を通信相手に送信することにより、通信相手のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせる相手ステータス切換制御部と、自己ステータス切換部に受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせる自己ステータス切換制御部とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信端末、通信システム、通信方法、および通信プログラムに関する。特に、本発明は、音声データの半二重通信を行う通信端末、通信システム、通信方法、および通信プログラムに関する。
特許文献1には、ユーザがPush−To−Talk(P2T)キーを押した状態を維持する時間によって優先順位を付与して、決定した優先順位によって発言権を与えるP2Tサービスを提供するグループ通信システムの発言権付与方法が提案されている。また、特許文献2には、ユーザが発する音声を検知して、P2T機能を用いた会話を開始できる携帯端末装置が提案されている。
特開2006−042355号公報 特開2006−101048号公報
ここで、特許文献1および特許文献2に開示されている発明においては、P2T方式で会話するときには1つのボタンの押す・放すという操作により通話する。係る操作は、例えば、アマチュア無線等の無線通信のユーザにとっては自然に理解しうる操作であるが、リアルタイムの全二重通話である携帯電話等の通信端末に慣れたユーザにとっては、使用しづらい場合がある。すなわち、複数のユーザ間で会話をする場合には、互いの発言のタイミングを取ることが望ましいが、特許文献1および特許文献2に開示されている発明においては、通話している複数のユーザが互いの発言のタイミングを取ることが困難な場合がある。したがって、複数のユーザの間で自然な会話が成立しない場合がある。
そこで本発明は、上記課題を解決することができる通信端末、通信システム、通信方法、および通信プログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、音声データの半二重通信を行う通信端末であって、半二重通信の通信相手の通信端末に音声データを送信する送信部と、通信相手の通信端末が送信した音声データを受信する受信部と、受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードと、送信部が通信相手の通信端末に音声データを送信する送信モードとを切り換える自己ステータス切換部と、自己ステータス切換部が受信モードに設定しており、通信相手の通信端末が送信モードに設定されている場合に、通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成するステータス制御信号生成部と、ステータス制御信号生成部が生成したステータス制御信号を、送信部を介して通信相手の通信端末に送信することにより、通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせる相手ステータス切換制御部と、相手ステータス切換制御部が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、自己ステータス切換部に受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせる自己ステータス切換制御部とを備える。また、自己ステータス切換部が受信モードに設定しており、通信相手の通信端末が送信モードに設定されている場合に、ステータス制御信号生成部にステータス制御信号を生成させる指示をユーザに入力させる指示入力部をさらに備え、ステータス制御信号生成部は、指示入力部を介してユーザから指示が入力された場合に、ステータス制御信号を生成してもよい。
また、自己ステータス切換部は、受信モードと、送信モードと、受信部が音声データを受信せず、かつ、送信部が音声データを送信せず、受信モードまたは送信モードへの移行指示を待つ待機モードとを切り換え、指示入力部は、自己ステータス切換部が待機モードに設定しており、通信相手の通信端末が待機モードに設定されている場合に、ステータス制御信号生成部に、通信相手の通信端末のステータスを待機モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号の生成をさせる指示をユーザに入力させるプッシュ指示入力部と、自己ステータス切換部が受信モードに設定しており、通信相手の通信端末が送信モードに設定されている場合に、ステータス制御信号生成部に、通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号の生成をさせる指示をユーザに入力させるインタラプト指示入力部とを有し、ステータス制御信号生成部は、プッシュ指示入力部を介してユーザから指示が入力された場合、通信相手の通信端末のステータスを待機モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成し、インタラプト指示入力部を介してユーザから指示が入力された場合、通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成し、相手ステータス切換制御部は、ステータス制御信号生成部が生成したステータス制御信号を、送信部を介して通信相手の通信端末に送信することにより、通信相手の通信端末のステータスを待機モードまたは送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせ、自己ステータス切換制御部は、相手ステータス切換制御部が通信相手の通信端末のステータスを待機モードから受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、自己ステータス切換部に待機モードから送信モードに強制的に切り換えさせ、相手ステータス切換制御部が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、自己ステータス切換部に受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせてもよい。
さらに、指示入力部を介してユーザから入力されたステータス制御信号の生成の指示の、単位時間当たりの指示回数を計測する指示回数計測部と、指示回数計測部が計測した指示回数が予め定められた指示回数を超えた場合に、予め定められた期間、相手ステータス切換制御部が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えることを禁止する相手ステータス切換禁止部を備えてもよい。そして、少なくとも1つの通信相手の通信端末のそれぞれに対応づけて、相手ステータス切換制御部が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせることが許可されているか否かを示す許可/不許可情報を格納するヒエラルキ格納部と、ヒエラルキ格納部が格納している許可/不許可情報に基づいて、相手ステータス切換制御部が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えることを禁止する相手ステータス切換禁止部とをさらに備えてもよい。
また、通信相手の通信端末に通信接続の要求を行うこと、または通信相手の通信端末からの通信接続の要求が行われることによって、通信相手の通信端末との通信を開始する通信開始制御部をさらに備え、ヒエラルキ格納部は、通信開始制御部が通信接続の要求を行うことによって通信を開始した通信相手の通信端末に対応づけて、相手ステータス切換制御部が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていることを示す許可情報を格納してもよい。
また、通信相手の通信端末に通信接続の要求を行うこと、または通信相手の通信端末からの通信接続の要求が行われることによって、通信相手の通信端末との通信を開始する通信開始制御部をさらに備え、ヒエラルキ格納部は、通信開始制御部が通信接続の要求が行われることによって通信を開始した通信相手の通信端末に対応づけて、相手ステータス切換制御部が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていないことを示す不許可情報を格納してもよい。また、相手ステータス切換制御部がステータス制御信号を通信相手の通信端末に送信した後、通信相手の通信端末のステータスが送信モードから受信モードに切り換えられたことを示すステータス確認信号を受信するステータス確認信号受信部をさらに備え、自己ステータス切換制御部は、ステータス確認信号受信部がステータス確認信号を受信した場合に、自己ステータス切換部に受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせてもよい。
また、本発明の第2の形態においては、音声データの半二重通信を行う第1通信端末における通信方法であって、第1通信端末は、半二重通信の通信相手である第2通信端末に音声データを送信する送信部と、第2通信端末が送信した音声データを受信する受信部とを備え、第1通信端末が、受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードに設定されており、第2通信端末が、送信部が第2通信端末に音声データを送信する送信モードに設定されている場合に、第2通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成するステータス制御信号生成段階と、ステータス制御信号生成段階において生成されたステータス制御信号を、送信部を介して第2通信端末に送信する段階と、送信する段階において第2通信端末に送信したステータス制御信号に応じて、第2通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせる相手ステータス切換制御段階と、相手ステータス切換制御段階において第2通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、第1通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせる自己ステータス切換制御段階とを備える。
また、本発明の第3の形態においては、音声データの半二重通信を行う通信端末用の通信プログラムであって、通信端末を、半二重通信の通信相手の通信端末に音声データを送信する送信部、通信相手の通信端末が送信した音声データを受信する受信部、受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードと、送信部が通信相手の通信端末に音声データを送信する送信モードとを切り換える自己ステータス切換部、自己ステータス切換部が受信モードに設定しており、通信相手の通信端末が送信モードに設定されている場合に、通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成するステータス制御信号生成部、ステータス制御信号生成部が生成したステータス制御信号を、送信部を介して通信相手の通信端末に送信することにより、通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせる相手ステータス切換制御部、および相手ステータス切換制御部が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、自己ステータス切換部に受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせる自己ステータス切換制御部として機能させる。
また、本発明の第4の形態においては、音声データの半二重通信を行う第1通信端末および第2通信端末を備える通信システムであって、第1通信端末は、半二重通信の通信相手の第2通信端末に音声データを送信する第1送信部と、第2通信端末が送信した音声データを受信する第1受信部と、第1受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードと、第1送信部が第2通信端末に音声データを送信する送信モードとを切り換える第1自己ステータス切換部と、第1自己ステータス切換部が受信モードに設定しており、第2通信端末が送信モードに設定されている場合に、第2通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成する第1ステータス制御信号生成部と、第1ステータス制御信号生成部が生成したステータス制御信号を、第1送信部を介して第2通信端末に送信することにより、第2通信端末のうちの1つのステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせる第1相手ステータス切換制御部と、第1相手ステータス切換制御部が第2通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、第1自己ステータス切換部に受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせる第1自己ステータス切換制御部とを有する。
また、第2通信端末は、半二重通信の通信相手の第1通信端末に音声データを送信する第2送信部と、第1通信端末が送信した音声データを受信する第2受信部と、第1通信端末から送信されたステータス制御信号に応じて、第2送信部が第2通信端末に音声データを送信する送信モードから、第2受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードに強制的に切り換える第2自己ステータス切換部とを有してもよい。さらに、第2通信端末は、第2自己ステータス切換部が送信モードから受信モードに強制的に切り換えたことをユーザに通知するステータス切換通知部を有していてもよい。
また、第2通信端末は、第2自己ステータス切換部が送信モードから受信モードに切り換えた場合に、第2通信端末のステータスが送信モードから受信モードに切り換えられたことを示すステータス確認信号を第1通信端末に送信する第2ステータス確認信号送信部をさらに有し、第1通信端末は、第2通信端末のステータスが送信モードから受信モードに切り換えられたことを示すステータス確認信号を第2通信端末から受信する第1ステータス確認信号受信部をさらに有し、第1自己ステータス切換制御部は、第1ステータス確認信号受信部がステータス確認信号を受信した場合に、第1自己ステータス切換部に受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせてもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、半二重通信において、複数のユーザが互いに会話する状態に近い状態を実現することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信端末10における通信の概要を示す。また、図2は、本実施形態に係る通信端末10におけるインタラプト操作の概要を示す。さらに、図3は、本実施形態に係る通信端末10におけるプル操作の概要を示す。通信端末10は、半二重通信ができる携帯電話であり、例えば、Push−To−Talk(P2T)方式による通信ができる携帯電話である。また、通信端末10は、P2T方式による半二重通信ができるPDA等の携帯情報端末およびパーソナルコンピュータ等であってもよい。本実施形態に係る通信端末10は、半二重通信において、複数のユーザが互いに会話する状態に近い状態を実現することを目的とする。
本実施形態に係る通信端末10は、まず、ネットワーク750を介してSIPサーバ700に、通信相手の複数の通信端末10とのセッション確立のリクエストを要求する。SIPサーバ700は、通信端末10からリクエストを受信して、複数の通信端末10の間におけるセッションを確立する。SIPサーバ700によるセッション確立の後に、通信端末10は、他の通信端末10とネットワーク750を介して音声データの送受信をする。例えば、ユーザ800は、通信端末10(A)から通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)のそれぞれに音声データを送信できる。同様にして、ユーザ810は、通信端末10(B)から通信端末10(A)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)のそれぞれに音声データを送信できる。
具体的には、ユーザ800は、通信端末10(A)を用いてプッシュ操作をして、通信相手の複数の通信端末10に音声データを送信する。なお、プッシュ操作とは、通信端末10(A)を、通信相手の複数の通信端末10に音声データを送信することができる送信モードにする操作をいう。ユーザ800は、プッシュ操作をしている間に音声データを送信できる。なお、通信端末10において音声データを送信できるのは、原則として、予め定められた時間(例えば、30秒間等)である。
そして、ユーザ800が送信した音声データは、通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)のそれぞれから音声として出力される。ここで、いずれかの通信端末10が送信モードである場合には、他の通信端末10は、原則として、音声データを送信できない。例えば、ユーザ800が通信端末10(A)から他の通信端末10に音声データを送信している間は、他の複数の通信端末10は通信端末10(A)からの音声データを受信するだけであり、通信端末10(A)が音声データを送信し終わるか、または、予め定められた時間が経過するまでは、他の複数の通信端末10は音声データを送信できないのが原則である。
ここで、図2に示すように、例えば、ユーザ800からユーザ810に通話する通話状態950の途中で、ユーザ810が通話に割り込む場合を考える。係る場合には、ユーザ810は、通信端末10(B)を用いてインタラプト操作をする。インタラプト操作とは、通信相手の通信端末10(例えば、通信端末10(A))が送信モードである場合に、通信端末10(A)を、強制的に音声データを受信して音声として出力する、受信モードに切り換える操作をいう。
例えば、通話状態950の途中で、矢印900で示すように、ユーザ810は通信端末10(B)を用いてインタラプト操作をする。ユーザ810がインタラプト操作をすると、通信端末10(A)が音声データを送信する送信モードあっても、通信端末10(B)は通信端末10(A)を強制的に受信モードに切り換えることができる。続いて、受信モードである通信端末10(B)は、ユーザ810のインタラプト操作を契機として、自身を送信モードに切り換える。そして、通信端末10(B)は、ユーザ810からユーザ800に通話する通話状態954を実現する。
同様にして、通話状態954の途中で、矢印910で示すように、ユーザ800は通信端末10(A)を用いてインタラプト操作をすることにより、ユーザ800からユーザ810に通話する通話状態956を実現できる。さらに、通話状態956の途中で、矢印920で示すように、ユーザ810は通信端末10(B)を用いてインタラプト操作をすることにより、ユーザ810からユーザ800に通話する通話状態958を実現できる。
一方、図3に示すように、例えば、ユーザ800からユーザ810に通話する通話状態950の途中で、ユーザ800がユーザ810に発言させる場合を考える。係る場合には、ユーザ800は通信端末10(A)を用いてプル操作をする。プル操作とは、通信相手の通信端末10(例えば、通信端末10(B))が受信モードである場合に、通信端末10(B)を、強制的に音声データを送信する送信モードに切り換える操作をいう。
例えば、通話状態950の途中で、矢印900に示すように、ユーザ800は通信端末10(A)を用いてプル操作をする。ユーザ800がプル操作をすると、通信端末10(B)が音声データを受信する受信モードであっても、通信端末10(A)は通信端末10(B)を強制的に送信モードに切り換えることができる。続いて、送信モードである通信端末10(A)は、ユーザ800のプル操作を契機として、自身を受信モードに切り換える。そして、通信端末10(A)は、ユーザ810からユーザ800に通話する通話状態954を実現する。
同様にして、通話状態954の途中で、矢印910で示すように、ユーザ810は通信端末10(B)を用いてプル操作をすることにより、ユーザ800からユーザ810に通話する通話状態956を実現できる。さらに、通話状態956の途中で、矢印920で示すように、ユーザ800は通信端末10(A)を用いてプル操作をすることにより、ユーザ810からユーザ800に通話する通話状態958を実現できる。
本実施形態に係る通信端末10によれば、複数のユーザが互いに半二重通信で通信しているときに、音声を聞いている側のユーザが、通信相手のユーザの発言に割り込むことができる。また、ユーザ自身が発言中に、当該ユーザが任意の通信相手のユーザに発言させることができる。これにより、これまでのように、予め定められた時間が経過するか、または、通信相手のユーザが発言し終わるまでは他のユーザは通信相手のユーザに対して発言できないという、通話の不自然さを解消することができる。
図4は、本実施形態に係る通信端末10の機能構成の一例を示す。通信端末10は、音声データの半二重通信を行う。通信端末10は、送信部100、ステータス確認信号送信部102、受信部104、ステータス確認信号受信部106、自己ステータス切換部110、自己ステータス切換制御部112、ステータス切換通知部114、ステータス制御信号生成部120、相手ステータス切換制御部130、指示入力部140、指示回数計測部150、相手ステータス切換禁止部160、通信開始制御部170、ヒエラルキ格納部180、通信相手選択部190、通信相手格納部192、RFインターフェイス194、およびアンテナ195を備える。また、指示入力部140は、プッシュ指示入力部142、インタラプト指示入力部144、およびプル指示入力部146を有する。なお、請求項に記載の第1通信端末および第2通信端末は、通信端末10の一例である。また、第1通信端末または第2通信端末は、通信端末10の通信相手の通信端末であってよい。
送信部100は、半二重通信の通信相手の通信端末に音声データを送信する。通信端末10が、例えば、携帯電話、PDA、およびノートパソコンのように無線通信端末である場合は、送信部100は、通信端末10が送受信する電磁波を制御するRFインターフェイス194と接続しているアンテナ195を介して、半二重通信の通信相手の通信端末に音声データを送信する。通信端末10が、例えば、パーソナルコンピュータである場合は、送信部100は、有線で半二重通信の通信相手の通信端末に音声データを送信してよい。また、送信部100は、相手ステータス切換制御部130の制御に基づいて、ステータス制御信号を通信相手の通信端末に送信する。なお、請求項に記載の第1送信部および第2送信部は、送信部100の一例である。
受信部104は、通信相手の通信端末が送信した音声データを受信する。通信端末10が、例えば、無線通信端末である場合は、受信部104は、RFインターフェイス194と接続しているアンテナ195を介して、半二重通信の通信相手の通信端末から音声データを受信する。通信端末10が、例えば、パーソナルコンピュータである場合は、受信部104は、有線で半二重通信の通信相手の通信端末から音声データを受信してよい。ここで、通信端末10は、受信部104が受信した音声データから音声を生成する音声生成部および音声生成部が生成した音声を出力するスピーカをさらに備えていてよい。受信部104は、受信した音声データを音声生成部に供給する。なお、請求項に記載の第1受信部および第2受信部は、受信部104の一例である。
自己ステータス切換部110は、受信部104が受信した音声データを音声出力する受信モードと、送信部100が通信相手の通信端末に音声データを送信する送信モードと、受信部104が音声データを受信せず、かつ、送信部100が音声データを送信せず、受信モードまたは送信モードへの移行指示を待つ待機モードを切り換える。また、自己ステータス切換部110は、自己ステータス切換制御部112の制御に基づいて、受信モードから送信モード、送信モードから受信モード、若しくは待機モードから受信モードまたは送信モードに強制的に切り換える。すなわち、自己ステータス切換部110は、送信部100および受信部104に働きかけて、通信端末10のステータスを、受信モード、送信モード、および待機モードのいずれかに切り換える。
なお、請求項に記載の第1自己ステータス切換部および第2自己ステータス切換部は、自己ステータス切換部110の一例である。そして、自己ステータス切換部110は、通信相手の通信端末から送信されたステータス切換信号に応じて、送信モードから受信モード、または、受信モードから送信モードに強制的に切り換えてもよい。自己ステータス切換部110は、受信モード、送信モード、および待機モードのいずれのステータスに切り換えたかを示す切換情報を、ステータス確認信号送信部102およびステータス制御信号生成部120に供給する。
ステータス確認信号送信部102は、自己ステータス切換部110が送信モードから受信モードに切り換えた場合に、通信端末10のステータスが送信モードから受信モードに切り換えられたことを示すステータス確認信号を、通信相手の通信端末に送信する。また、ステータス確認信号送信部102は、自己ステータス切換部110が受信モードから送信モードに切り換えた場合に、通信端末10のステータスが受信モードから送信モードに切り換えられたことを示すステータス確認信号を、通信相手の通信端末に送信する。なお、請求項に記載の第2ステータス確認信号送信部は、ステータス確認信号送信部102の一例である。
指示入力部140は、自己ステータス切換部110が受信モードに設定しており、通信相手の通信端末が送信モードに設定されている場合に、ステータス制御信号生成部120にステータス制御信号を生成させる指示をユーザに入力させる。また、指示入力部140は、自己ステータス切換部110が送信モードに設定しており、通信相手の通信端末が受信モードに設定されている場合にも、ステータス制御信号生成部120にステータス制御信号を生成させる指示をユーザに入力させる。
具体的には、指示入力部140は、プッシュ指示入力部142、インタラプト指示入力部144、およびプル指示入力部146を有する。プッシュ指示入力部142は、自己ステータス切換部110が待機モードに設定しており、通信相手の通信端末が待機モードに設定されている場合に、ステータス制御信号生成部120に通信相手の通信端末のステータスを待機モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号の生成をさせる指示をユーザに入力させる。
インタラプト指示入力部144は、自己ステータス切換部110が受信モードに設定しており、通信相手の通信端末が送信モードに設定されている場合に、ステータス制御信号生成部120に、通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号の生成をさせる指示をユーザに入力させる。また、プル指示入力部146は、自己ステータス切換部110が送信モードに設定しており、通信相手の通信端末が受信モードに設定されている場合に、ステータス制御信号生成部120に、通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号の生成をさせる指示をユーザに入力させる。
指示入力部140は、プッシュ指示入力部142、インタラプト指示入力部144、またはプル指示入力部146にユーザが入力したステータス制御信号の生成をさせる指示を示す情報を、ステータス制御信号生成部120に供給する。また、指示入力部140は、ユーザがプッシュ指示入力部142、インタラプト指示入力部144、またはプル指示入力部146にステータス制御信号の生成をさせる指示を入力した単位時間当たりの回数を示す情報を指示回数計測部150に供給する。なお、指示入力部140は、自己ステータス切換部110が受信モードまたは送信モードに設定している場合に、ステータス制御信号生成部120に、通信端末10を待機モードにするステータス制御信号を生成させる指示、すなわち、リリースの指示をユーザに入力させてもよい。
また、指示入力部140は、自己ステータス切換部110が受信モードに設定しており、通信相手の通信端末が送信モードに設定されている場合に、ステータス制御信号生成部120に、通信相手の通信端末から送信される音声データの受信を拒否する拒絶モードに、通信端末10のステータスを受信モードから切り換える指示をユーザに入力させてもよい。さらに、指示入力部140は、自己ステータス切換部110が受信モードに設定しており、通信相手の通信端末が送信モードに設定されている場合に、ステータス制御信号生成部120に、通信相手の通信端末に嘆き、歓声、同意、および抗議等を示す音声データを送信するモードに、通信端末10のステータスを切り換える指示をユーザに入力させてもよい。
ステータス制御信号生成部120は、自己ステータス切換部110が受信モードに設定しており、通信相手の通信端末が送信モードに設定されている場合に、通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成する。また、ステータス制御信号生成部120は、自己ステータス切換部110が送信モードに設定しており、通信相手の通信端末が受信モードに設定されている場合に、通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成する。より具体的には、ステータス制御信号生成部120は、指示入力部140を介してユーザからステータス制御信号の生成をさせる指示が入力された場合に、ステータス制御信号を生成する。
例えば、ステータス制御信号生成部120は、プッシュ指示入力部142を介してユーザからステータス制御信号の生成をさせる指示が入力された場合、通信相手の通信端末のステータスを待機モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成する。また、ステータス制御信号生成部120は、インタラプト指示入力部144を介してユーザからステータス制御信号の生成をさせる指示が入力された場合、通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成する。
さらに、ステータス制御信号生成部120は、プル指示入力部146を介してユーザからステータス制御信号の生成をさせる指示が入力された場合、通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成する。ステータス制御信号生成部120は、生成したステータス制御信号を、相手ステータス切換制御部130に供給する。なお、請求項に記載の第1ステータス制御信号生成部は、ステータス制御信号生成部120の一例である。
通信相手格納部192は、通信相手の通信端末を一意に識別する通信端末識別子に対応づけて、通信相手を示す通信相手情報を格納する。通信相手情報は、例えば、通信相手の名前である。また、通信相手格納部192は、予め定められたグループごとに少なくとも一つの通信相手情報を格納する。例えば、通信相手格納部192は、家族、友人、学校関係、および会社関係等の複数のグループに対応づけて、各グループごとに通信相手情報を格納してよい。通信相手格納部192は、通信相手選択部190の制御に基づいて、通信相手情報を通信相手選択部190に供給する。
通信相手選択部190は、複数の通信相手の通信端末と音声データの半二重通信を行っている場合に、複数の通信相手の通信端末のいずれかをユーザに選択させる。具体的には、通信端末10は、複数の通信相手の通信端末を示す情報を表示する表示部をさらに備える。通信相手選択部190は、表示部に通信相手格納部192が格納している複数の通信相手情報を表示させる。そして、通信相手選択部190は、ユーザに複数の通信相手情報のうちから通信相手を選択させる。例えば、通信相手選択部190は、通信端末10を使用するユーザが発言をさせたい通信相手の通信端末を選択させてよい。通信相手選択部190は、ユーザが選択した通信相手の通信端末を識別する通信端末識別子を、相手ステータス切換制御部130に供給する。
相手ステータス切換制御部130は、ステータス制御信号生成部120から通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるステータス制御信号を受け取った場合に、送信部100を介して通信相手の通信端末に当該ステータス制御信号を送信する。そして、相手ステータス切換制御部130は、通信相手の通信端末のステータスを待機モードまたは送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせる。また、相手ステータス切換制御部130は、ステータス制御信号生成部120から通信相手の通信端末のステータスを待機モードまたは受信モードから送信モードに切り換えさせるステータス制御信号を受け取った場合に、送信部100を介して通信相手の通信端末に当該ステータス制御信号を送信する。そして、相手ステータス切換制御部130は、通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせる。
また、相手ステータス切換制御部130は、ステータス制御信号生成部120が生成した、通信相手の通信端末を送信モードから受信モードに切り換えさせるステータス制御信号を、通信相手選択部190を介してユーザが選択した通信相手の通信端末に送信する。そして、相手ステータス切換制御部130は、ユーザが選択した通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせる。相手ステータス切換制御部130は、通信相手のステータスを受信モードまたは送信モードに強制的に切り換えさせた旨を示す情報を、自己ステータス切換制御部112に供給する。なお、請求項に記載の第1相手ステータス切換制御部は、相手ステータス切換制御部130の一例である。
ステータス確認信号受信部106は、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに切り換えさせるステータス制御信号を通信相手の通信端末に送信した後、通信相手の通信端末のステータスが送信モードから受信モードに切り換えられたことを示すステータス確認信号を受信する。また、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに切り換えさせるステータス制御信号を通信相手の通信端末に送信した後、通信相手の通信端末のステータスが受信モードから送信モードに切り換えられたことを示すステータス確認信号を受信する。
ステータス確認信号受信部106は、通信端末10が無線通信をする場合には、通信端末10が送受信する電磁波を制御するRFインターフェイス194と接続しているアンテナ195を介してステータス確認信号を受信する。また、ステータス確認信号受信部106は、通信端末10が有線通信をする場合には、有線を介してステータス確認信号を受信する。ステータス確認信号受信部106は、受信したステータス確認信号を、自己ステータス切換制御部112に供給する。なお、請求項に記載の第1ステータス確認信号受信部は、ステータス確認信号受信部106の一例である。
自己ステータス切換制御部112は、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを待機モードから受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、自己ステータス切換部110に通信端末10のステータスを待機モードから送信モードに強制的に切り換えさせる。また、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、自己ステータス切換部110に、通信端末10のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせる。
また、自己ステータス切換制御部112は、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを待機モードから送信モードに強制的に切り換えさせるとともに、自己ステータス切換部110に通信端末10のステータスを待機モードから受信モードに強制的に切り換えさせる。また、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせるとともに、自己ステータス切換部110に、通信端末10のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせる。
また、自己ステータス切換制御部112は、ステータス確認信号受信部106からステータス確認信号を受け取った場合に、自己ステータス切換部110にステータスを強制的に切換させる。具体的には、自己ステータス切換制御部112は、ステータス確認信号受信部106から受け取ったステータス確認信号が、通信相手の通信端末が送信モードから受信モードに強制的に切り換った旨を示す情報である場合に、自己ステータス切換部110に受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせる。
一方、自己ステータス切換制御部112は、ステータス確認信号受信部106から受け取ったステータス確認信号が、通信相手の通信端末が受信モードから送信モードに強制的に切り換った旨を示す情報である場合に、自己ステータス切換部110に送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせる。自己ステータス切換制御部112は、通信端末10のステータスを強制的に切り換えたことを示す情報を、ステータス切換通知部114に供給する。なお、請求項に記載の第1自己ステータス切換制御部は、自己ステータス切換制御部112の一例である。
ステータス切換通知部114は、自己ステータス切換部110が自己ステータス切換制御部112の制御に基づいて、通信端末10のステータスを切り換えたことをユーザに通知する。具体的には、ステータス切換通知部114は、自己ステータス切換制御部112から、待機モードまたは送信モードから受信モードに強制的に切り換えた旨を示す情報、若しくは、待機モードまたは受信モードから送信モードに強制的に切り換えた旨を示す情報を受け取った場合に、通信端末10のユーザに、通信端末10のステータスを通知する。例えば、ステータス切換通知部114は、表示部に通信端末10のステータスを示す図形および文字列を表示する。また、ステータス切換通知部114は、スピーカから通信端末10のステータスに予め対応づけた音声を出力させてもよい。
指示回数計測部150は、指示入力部140を介してユーザから入力されたステータス制御信号の生成の指示の、単位時間当たりの指示回数を計測する。指示回数計測部150は、プッシュ指示入力部142、インタラプト指示入力部144、およびプル指示入力部146のそれぞれを介してユーザから入力されたステータス制御信号の生成の指示の、単位時間当たりの指示回数をそれぞれ計測する。指示回数計測部150は、計測した単位時間当たりの指示回数を相手ステータス切換禁止部160に供給する。例えば、指示回数計測部150は、プッシュの指示、インタラプトの指示、およびプルの指示のそれぞれを示すステータス制御信号の生成の指示に対応づけて、計測した単位時間当たりの指示回数を相手ステータス切換禁止部160に供給する。
通信開始制御部170は、通信相手の通信端末に通信接続の要求を行うこと、または通信相手の通信端末からの通信接続の要求が行われることによって、通信相手の通信端末との通信を開始する。具体的には、通信開始制御部170は、ユーザの指示に従って、通信相手の通信端末に通信接続の要求を行う旨を示す情報を、送信部100から送信する。例えば、通信開始制御部170は、送信部100からSIPサーバ700にリクエストする。そして、通信開始制御部170の制御に基づいて送信部100から送信されたリクエストに応じて、SIPサーバ700は複数の通信端末間でのセッションを確立する。
通信開始制御部170は、通信接続の要求を行った場合には、通信接続の要求を行った旨を示す情報を、通信を開始した通信相手の通信端末を識別する通信端末識別子に対応づけて、ヒエラルキ格納部180に格納する。また、通信開始制御部170は、通信接続の要求が通信相手の通信端末により行われた場合には、通信接続の要求が行われた旨を示す情報を、通信の開始を要求した通信相手の通信端末を識別する通信端末識別子に対応づけて、ヒエラルキ格納部180に格納する。
ヒエラルキ格納部180は、少なくとも1つの通信相手の通信端末のそれぞれに対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせること、すなわちインタラプト操作が許可されているか否かを示す許可/不許可情報を格納する。また、ヒエラルキ格納部180は、少なくとも1つの通信相手の通信端末のそれぞれに対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせること、すなわちプル操作が許可されているか否かを示す許可/不許可情報を格納する。なお、ヒエラルキ格納部180は、複数の通信相手の通信端末のそれぞれに予め優先順位を定めて、インタラプト操作およびプル操作が許可されていることを示す許可情報を格納してもよい。
また、ヒエラルキ格納部180は、通信開始制御部170が通信接続の要求を行うことによって通信を開始した通信相手の通信端末の通信端末識別子に対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていることを示す許可情報を格納する。一方、ヒエラルキ格納部180は、通信開始制御部170が通信接続の要求が行われることによって通信を開始した通信相手の通信端末の通信端末識別子に対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていないことを示す不許可情報を格納する。
また、ヒエラルキ格納部180は、通信開始制御部170が通信接続の要求を行うことによって通信を開始した通信相手の通信端末の通信端末識別子に対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていることを示す許可情報を格納する。一方、ヒエラルキ格納部180は、通信開始制御部170が通信接続の要求が行われることによって通信を開始した通信相手の通信端末の通信端末識別子に対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていないことを示す不許可情報を格納する。ヒエラルキ格納部180は、相手ステータス切換禁止部160の制御に基づいて、許可/不許可情報を相手ステータス切換禁止部160に供給する。
相手ステータス切換禁止部160は、指示回数計測部150が計測した指示回数が予め定められた指示回数を超えた場合に、予め定められた期間、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えることを禁止する。例えば、指示回数計測部150がインタラプト指示入力部144を介してユーザに入力されたインタラプト操作の単位時間当たりの指示回数が、予め定められた指示回数を超えた場合に、予め定められた期間、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えることを禁止する。
また、相手ステータス切換禁止部160は、指示回数計測部150が計測した指示回数が予め定められた指示回数を超えた場合に、予め定められた期間、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えることを禁止する。例えば、指示回数計測部150がプル指示入力部146を介してユーザに入力されたプル操作の単位時間当たりの指示回数が、予め定められた指示回数を超えた場合に、予め定められた期間、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えることを禁止する。
さらに、相手ステータス切換禁止部160は、ヒエラルキ格納部180が格納している許可/不許可情報に基づいて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えることを禁止する。また、相手ステータス切換禁止部160は、ヒエラルキ格納部180が格納している許可/不許可情報に基づいて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えることを禁止する。
本実施形態に係る通信端末10によれば、通信相手の通信端末が送信モードである場合に、通信相手の通信端末を強制的に受信モードに切り換え、受信モードである通信端末10を強制的に送信モードに切り換えることができる。これにより、通信端末10を使用するユーザは、通信相手の発言に強制的に割り込むことができるので、自然な会話に近い状態で互いに通信することができる。
また、本実施形態に係る通信端末10によれば、通信相手の通信端末が受信モードである場合に、任意の通信相手の通信端末を選択して、選択した通信相手の通信端末を強制的に送信モードに切り換え、送信モードである通信端末10を強制的に受信モードに切り換えることができる。これにより、通信端末10を使用するユーザは、所望の通信相手に発言を促すことができるので、例えば、操作に不慣れなユーザが通信相手の通信端末を使用している場合に、通信端末10を使用するユーザの主導により会話をすることができる。
例えば、第1ユーザが通信端末10を使用して、第2ユーザが通信相手の通信端末を使用する場合であって、第2ユーザが通信端末の操作に不慣れな場合を考える。係る場合においては、第1ユーザが通信端末10を使用してプル操作をすることにより第2ユーザに発言させることができる。そして、第1ユーザが通信端末10を使用してインタラプト操作をすることにより、第2ユーザに対して第1ユーザが発言することができる。したがって、第2ユーザは実質的になんら操作をしなくても、第1ユーザと自由に会話をすることができる。
さらに、本実施形態に係る通信端末10によれば、通信端末10、SIPサーバ700、およびネットワーク750を備えるだけで複数の通信端末10巻で半二重通信をすることができる。したがって、これまでのようにPoCサーバを設置する場合に比べてネットワークに関する制約が少ないので、インターネット、WIFI、およびWIMAX等の様々なフィールドに、通信端末10を用いた通信を容易に実現できる。
図5は、本実施形態に係る指示入力部140の一例を示す。指示入力部140は、ステータス制御信号生成部120にステータス制御信号を生成させる指示をユーザに入力させる。具体的には、指示入力部140を通信端末10にソフトウエアで実装する場合には、表示部に複数のステータスを選択するアイコン等を表示させる。例えば、指示入力部140(A)は、通信端末10が待機モードにおいて、表示部にプッシュ指示入力部142(Push)およびプル指示入力部146(Pull)を表示させる。ユーザは、Pushを選択することによりプッシュ操作でき、通信端末10から通信相手の通信端末に対して発言できる。そして、ユーザは、Pullを選択することによりプル操作でき、通信相手の通信端末を送信モードに強制的に切り換えることができる。
また、指示入力部140(B)は、通信端末10が受信モードにおいて、表示部にインタラプト指示入力部144(Push_Interrupt)およびプル指示入力部146(Pull)を表示させる。ユーザは、Push_Interruptを選択してインタラプト操作することにより、通信端末10の通信相手の通信端末を強制的に送信モードから受信モードに切り換えるとともに、通信端末10のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えることができる。また、通信端末10が待機モードである場合には、指示入力部140(A)、指示入力部140(B)は、Neutral(ニュートラル148)を表示する。なお、指示入力部140は、表示部に、プッシュ操作、インタラプト操作、およびプル操作用のアイコンだけでなく、その他の複数のステータスに切り換えることができるアイコンを表示してもよい。
なお、指示入力部140は、ステータス制御信号生成部120にステータス制御信号を生成させる指示をユーザに入力させる場合に、ユーザにアイコンをカーソルで選択させて入力させてよい。また、タッチパネル式の表示部を通信端末10が備える場合には、指示入力部140は、アイコンに触れさせることにより、ステータス制御信号を生成させる指示をユーザに入力させてもよい。
図6は、本実施形態に係る指示入力部140の一例を示す。指示入力部140を通信端末10に機械的に実装する場合には、機械的なスイッチを実装できる。例えば、プッシュ(インタラプト)操作およびプル操作を選択できるスイッチを通信端末10に実装する。通信端末10が待機モードのときにニュートラル148からプッシュ指示入力部142にスイッチを入れることにより、ユーザはプッシュ操作できる。また、通信端末10が送信モードのときにニュートラル148からプル指示入力部146にスイッチを入れることにより、ユーザはプル操作できる。さらに、通信端末10が受信モードのときにインタラプト指示入力部144にスイッチを入れることにより、ユーザはインタラプト操作できる。なお、スイッチは、例えば、ジョグダイヤル、ジョイスティック、およびトグルスイッチ等である。なお、スイッチがジョイスティック型の場合には、スイッチの中心(例えば、ニュートラル位置)に自動的に戻るスイッチであってもよい。
図7は、本実施形態に係るヒエラルキ格納部180のデータ構造の一例である。ヒエラルキ格納部180は、少なくとも1つの通信相手の通信端末のそれぞれに対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モードに強制的に切り換えさせることが許可されているか否かを示す許可/不許可情報を格納する。また、ヒエラルキ格納部180は、少なくとも1つの通信相手の通信端末のそれぞれに対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせることが許可されているか否かを示す許可/不許可情報を格納する。
具体的には、ヒエラルキ格納部180は、通信端末を識別する通信端末識別子に対応づけて、通信相手の通信端末に対してインタラプト操作およびプル操作を強制的にすることができるか否かを示す許可/不許可情報を予め格納する。例えば、通信端末識別子10000に対応づけて、通信端末識別子10100で識別される通信端末Bに対して、通信端末Aはインタラプト操作およびプル操作のいずれも許可されている旨を示す情報を格納する。一方、通信端末識別子10000に対応づけて、通信端末識別子10200で識別される通信端末Cに対して、通信端末Aはインタラプト操作およびプル操作のいずれも不許可である旨を示す情報を格納する。
同様にして、通信端末識別子10100に対応づけて、通信端末識別子10000で識別される通信端末Aに対してはインタラプト操作およびプル操作のいずれも不許可である旨を示す情報を格納する一方で、通信端末識別子10200で識別される通信端末Cに対してはインタラプト操作およびプル操作のいずれもが許可されている旨を示す情報を格納する。また、通信端末識別子10200に対応づけて、通信端末識別子10000で識別される通信端末Aに対してはインタラプト操作およびプル操作のいずれも許可されている旨を示す情報を格納する一方で、通信端末識別子10100で識別される通信端末Bに対してはインタラプト操作およびプル操作のいずれもが不許可である旨を示す情報を格納する。
これにより、インタラプト操作およびプル操作をすることができる通信端末に優先順位を予め設定することができるので、複数のユーザが複数の通信端末10を用いて互いに通信をする場合、例えば、複数のユーザによる会議において、特定のユーザが一方的に音声データを他のユーザの通信端末に送信することを防止できる。また、通信端末に、予めインタラプト操作およびプル操作をすることができる優先順位を設定することにより、例えば、いずれの通信端末に対してもインタラプト操作およびプル操作をすることができる会議の司会用の通信端末を予め設定できるので、複数の通信端末を用いた円滑な会議の運営を図ることができる。
図8は、本実施形態に係るヒエラルキ格納部180のデータ構造の一例である。ヒエラルキ格納部180は、通信開始制御部170が通信接続の要求を行うことによって通信を開始した通信相手の通信端末の通信端末識別子に対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モード、または受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていることを示す許可情報を格納する。一方、ヒエラルキ格納部180は、通信開始制御部170が通信接続の要求が行われることによって通信を開始した通信相手の通信端末の通信端末識別子に対応づけて、相手ステータス切換制御部130が通信相手の通信端末のステータスを送信モードから受信モード、または受信モードから送信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていないことを示す不許可情報を格納する。
例えば、通信端末識別子10000で識別される通信端末Aが、通信相手の通信端末(例えば、通信端末識別子10100で識別される通信端末B)に対して通信の接続要求を行った場合を考える。係る場合において、通信端末Aが備えるヒエラルキ格納部180は、通信端末識別子10100に対応づけて、インタラプト操作およびプル操作のいずれもが許可されている旨を示す情報を格納する。
これにより、複数の通信端末が存在する場合において、最初に通信相手の通信端末に対して通信の接続要求をした通信端末(例えば、通信端末A)だけが、他の通信端末(例えば、通信端末B)に優先して、インタラプト操作およびプル操作をすることができる。
図9は、本実施形態に係る通信相手格納部192のデータ構造の一例である。通信相手格納部192は、通信相手の通信端末を一意に識別する通信端末識別子に対応づけて、通信相手を示す通信相手情報を格納する。通信相手情報は、例えば、通信相手の名前であり、ニックネーム、顔画像、アバター、電話番号、およびメールアドレス等の通信相手を識別できる情報であってよい。また、通信相手格納部192は、予め定められたグループごとに少なくとも一つの通信相手情報を格納する。例えば、通信相手格納部192は、家族、友人、学校関係、および会社関係等の複数のグループに対応づけて、各グループごとに通信相手情報を格納してよい。
図10は、本実施形態に係る通信端末10のステータス情報交換手段の一例を示す。まず、通信端末10(A)が通話を開始する(S700)。具体的には、SIPサーバ700にセッション確立をリクエストする。そして、SIPサーバ700は、通信端末10(A)および通信端末10(B)との間でセッションを確立して、通信端末10(A)および通信端末10(B)の電話番号、並びに通信端末10(A)および通信端末10(B)のIPアドレスを含む初期メッセージを交換させる(S702)。続いて、通信端末10(A)は通信端末10(B)へ、SIPサーバ700を介してアドレスの通知およびステータスの要求等を実行する(reInvite:S704およびS706)。そして、通信端末10(B)は、ステータスが一致するか否か判断する(S708)。例えば、通信端末10(A)が通信端末10(B)のステータスが受信モードであるか否か、送信モードであるか否か等を問い合わせた場合に、通信端末10(B)のステータスが通信端末10(A)が所望するステータスであるか否かを判断する。
ステータスが一致する場合には(S708:Yes)、通信端末10(B)は、ackを通信端末10(A)に送信する(S710、S712)。ステータスが一致しない場合には(S708:No)、例えば、通信端末10(B)は通信端末10(A)が所望するステータスに自己のステータスを修正する旨を示す修正メッセージを生成する(S714)。そして、通信端末10(B)は、生成した修正メッセージを通信端末10(A)に送信するとともに(S716、S718)、自己のステータスを修正する(S720)。
例えば、通信端末10(B)は、通信端末10(A)が通信端末10(B)に対して受信モードに切り換える旨を示す情報を送信していた場合に、自己のステータスを受信モードに切り換える。通信端末10(A)は、通信端末10(B)にOKメッセージを送信して(S722、S724)、通信端末10(A)と通信端末10(B)との間で通信が確立される。そして、通信端末10(A)または通信端末10(B)のいずれかが通話終了メッセージをSIPサーバ700に送信することにより、通信は自動的に終了する(S726)。
図11は、本実施形態に係る通信端末10のステータス情報交換手段の一例を示す。まず、通信端末10(A)が通話を開始する(S700)。具体的には、SIPサーバ700にセッション確立をリクエストする。そして、SIPサーバ700は、通信端末10(A)および通信端末10(B)との間でセッションを確立して、初期メッセージを交換させる(S702)。続いて、通信端末10(A)は通信端末10(B)へ、SIPサーバ700を介してアドレスの通知およびステータスの要求等を実行する(Info:S730およびS732)。そして、通信端末10(B)は、ステータスが一致するか否か判断する(S734)。
ステータスが一致する場合には(S734:Yes)、通信端末10(B)は、okメッセージを通信端末10(A)に送信する(S736、S738)。ステータスが一致しない場合には(S734:No)、修正メッセージを生成する(S740)。そして、通信端末10(B)は、生成した修正メッセージを通信端末10(A)に送信するとともに(S742、S744)、自己のステータスを修正する(S746)。通信端末10(B)は、通信端末10(A)にOKメッセージを送信して(S748、S750)、通信端末10(A)と通信端末10(B)との間で通信が確立される。そして、通信端末10(A)または通信端末10(B)のいずれかが通話終了メッセージをSIPサーバ700に送信することにより、通信は自動的に終了する(S752)。
図12は、本実施形態に係る通信端末10のステータス情報交換手段の一例を示す。まず、通信端末10(A)が通話を開始する(S800)。具体的には、SIPサーバ700にセッション確立をリクエストする。そして、SIPサーバ700は、通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(C)との間でセッションを確立して、初期メッセージを交換させる(S802)。続いて、通信端末10(A)は通信端末10(B)へ、SIPサーバ700を介してアドレスの通知およびステータスの要求等を実行する(Info:S804およびS806)。同様にして、通信端末10(A)は通信端末10(C)へ、SIPサーバ700を介してアドレスの通知およびステータスの要求等を実行する(Info:S808およびS810)。
そして、通信端末10(B)は、ステータスが一致するか否か判断する(S812)。ステータスが一致する場合には(S812:Yes)、通信端末10(B)は、okメッセージを通信端末10(A)に送信する(S814、S816)。ステータスが一致しない場合には(S812:No)、修正メッセージを生成する(S818)。そして、通信端末10(B)は、生成した修正メッセージを通信端末10(A)に送信するとともに(S820、S822)、自己のステータスを修正する(S824)。通信端末10(B)は、通信端末10(A)にOKメッセージを送信して(S826、S828)、通信端末10(A)と通信端末10(B)との間で通信が確立される。
同様にして、通信端末10(C)は、ステータスが一致するか否か判断する(S830)。ステータスが一致する場合には(S830:Yes)、通信端末10(C)は、okメッセージを通信端末10(A)に送信する(S832、S834)。ステータスが一致しない場合には(S830:No)、修正メッセージを生成する(S836)。そして、通信端末10(C)は、生成した修正メッセージを通信端末10(A)に送信するとともに(S838、S840)、自己のステータスを修正する(S842)。通信端末10(C)は、通信端末10(A)にOKメッセージを送信して(S844、S846)、通信端末10(A)と通信端末10(C)との間で通信が確立される。そして、通信端末10(A)、通信端末10(B)、または通信端末10(C)のいずれかが通話終了メッセージをSIPサーバ700に送信することにより、通信は自動的に終了する(S850)。
図13は、本実施形態に係る2つの通信端末10の間の状態遷移図の一例を示す。すなわち、2つの通信端末10が1対1で通信する場合の状態遷移図の一例を示す。ここで、状態1000は、通信端末10(A)および通信端末10(B)の双方が待機モード(ニュートラル)であることを示す。また、状態1100は、通信端末10(B)が送信モードであり、通信端末10(A)が受信モードであることを示す。同様に、状態1200は、通信端末10(A)が送信モードであり、通信端末10(B)が受信モードであることを示す。図13は、通信端末10が待機モード、受信モード、および送信モードである状態において、ユーザが通信端末10に所定の操作をした場合の、通信端末10の状態が遷移する様子を示す。
まず、状態1000の場合に、通信端末10(A)においてプッシュ操作がなされると(1008)、状態1000から状態1200に遷移する。これにより、通信端末10(A)を使用するユーザが、通信端末10(B)に対して音声データを送信できる。また、状態1000の場合に、通信端末10(A)においてプル操作がなされると(1006)、状態1000から状態1100に遷移する。これにより、通信端末10(B)を使用するユーザが、通信端末10(A)に対して音声データを送信できる。
また、状態1000の場合に、通信端末10(B)においてプッシュ操作がなされると(1002)、状態1000から状態1100に遷移する。これにより、通信端末10(B)を使用するユーザが、通信端末10(A)に対して音声データを送信できる。また、状態1000の場合に、通信端末10(B)においてプル操作がなされると(1004)、状態1000から状態1200に遷移する。これにより、通信端末10(A)を使用するユーザが、通信端末10(B)に対して音声データを送信できる。
状態1100の場合に、通信端末10(A)においてインタラプト操作(プッシュインタラプト)がなされると(1012)、状態1100から状態1200に遷移する。これにより、通信端末10(A)を使用するユーザが、通信端末10(B)を送信モードから受信モードに強制的に切り換えて、通信端末10(A)から通信端末10(B)に音声データを送信できる。一方、状態1100の場合に、通信端末10(B)においてプル操作(プルインタラプト)がなされると(1024)、状態1100から状態1200に遷移する。
これにより、通信端末10(B)を使用するユーザが、通信端末10(A)を受信モードから送信モードに強制的に切り換えて、通信端末10(A)を使用するユーザに発言させることができる。なお、状態1100において予め定められた時間が経過した場合には、通信端末10(B)はタイムアウトとなり(1018)、状態1100から状態1000に遷移する。また、通信端末10(B)を使用するユーザがリリース操作をすると(1020)、状態1100から状態1000に遷移して、通信端末(A)および通信端末(B)は待機モードとなる。
状態1200の場合に、通信端末10(B)においてインタラプト操作(プッシュインタラプト)がなされると(1022)、状態1200から状態1100に遷移する。これにより、通信端末10(B)を使用するユーザが、通信端末10(A)を送信モードから受信モードに強制的に切り換えて、通信端末10(B)から通信端末10(A)に音声データを送信できる。一方、状態1200の場合に、通信端末10(A)においてプル操作(プルインタラプト)がなされると(1014)、状態1200から状態1100に遷移する。
これにより、通信端末10(A)を使用するユーザが、通信端末10(B)を受信モードから送信モードに強制的に切り換えて、通信端末10(B)を使用するユーザに発言させることができる。なお、状態1200において予め定められた時間が経過した場合には、通信端末10(A)はタイムアウトとなり(1016)、状態1200から状態1000に遷移する。また、通信端末10(A)を使用するユーザがリリース操作をすると(1010)、状態1200から状態1000に遷移して、通信端末(A)および通信端末(B)は待機モードとなる。
図14は、本実施形態に係る2つの通信端末10の間の状態遷移表の一例を示す。すなわち、2つの通信端末10が1対1で通信する場合の状態遷移表の一例を示す。状態遷移表中の数値は、通信端末10(A)または通信端末10(B)において所定の操作をした場合に、通信端末10(A)および通信端末10(B)の遷移するモードを示す。具体的には、数値"0"は、通信端末10(A)および通信端末10(B)の双方が待機モードであり(ステート0)、数値"1"は、通信端末10(A)から通信端末10(B)に音声データを送信するモードであり(ステート1)、数値"2"は、通信端末10(B)から通信端末10(A)に音声データを送信するモード(ステート2)であることを示す。なお、状態遷移表の中の"×"は、モードに変化が生じないことを示す。
例えば、通信端末10(A)から通信端末10(B)に音声データを送信中に(ステート1)、通信端末10(A)においてリリース操作がなされると、通信端末10(A)および通信端末10(B)はニュートラル(ステート0)、すなわち待機モードに遷移することを示す。一方、通信端末10(A)から通信端末10(B)に音声データを送信中に(ステート1)、通信端末10(B)においてリリース操作がなされてもモードに変化は生じないことを示す。同様にして、通信端末10(B)から通信端末10(A)に音声データを送信中に(ステート2)、通信端末10(B)においてリリース操作がなされると、通信端末10(A)および通信端末10(B)はニュートラル(ステート0)に遷移することを示す。一方、通信端末10(B)から通信端末10(A)に音声データを送信中に(ステート2)、通信端末10(A)においてリリース操作がなされてもモードに変化は生じないことを示す。
また、ステート1で通信端末10(A)がタイムアウトした場合、およびステート2で通信端末10(B)がタイムアウトした場合は、通信端末10(A)および通信端末10(B)はステート0に遷移することを示す。そして、通信端末10(A)および通信端末10(B)がステート0のときに、通信端末10(A)においてプッシュ操作がなされるとステート1に、通信端末10(B)においてプッシュ操作がなされるとステート2に遷移することを示す。また、ステート2で通信端末10(A)においてインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)がなされると、ステート1に遷移する。一方、ステート1で通信端末10(B)においてインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)がなされると、ステート2に遷移する。さらに、ステート0において通信端末10(A)においてプル操作がなされると、ステート2に、ステート0において通信端末10(B)においてプル操作がなされると、ステート1に遷移する。
図15は、本実施形態に係る3つの通信端末10の間の状態遷移図の一例を示す。すなわち、3つの通信端末10が1対2で通信する場合の状態遷移図の一例を示す。ここで、状態1000は、通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(C)のそれぞれが待機モード(ニュートラル)であることを示す。また、状態1100は、通信端末10(B)が送信モードであり、通信端末10(A)および通信端末10(C)が受信モードであることを示す。そして、状態1200は、通信端末10(A)が送信モードであり、通信端末10(B)および通信端末10(C)が受信モードであることを示す。さらに、状態1300は、通信端末10(C)が送信モードであり、通信端末10(A)および通信端末10(B)が受信モードであることを示す。図15は、通信端末10が待機モード、受信モード、および送信モードである状態において、ユーザが通信端末10に所定の操作をした場合の、通信端末10の状態が遷移する様子を示す。
まず、状態1000の場合に、通信端末10(A)においてプッシュ操作がなされると(1124)、状態1000から状態1200に遷移する。また、状態1000の場合に、通信端末10(B)においてプッシュ操作がなされると(1122)、状態1000から状態1100に遷移する。また、状態1000の場合に、通信端末10(C)においてプッシュ操作がなされると(1120)、状態1000から状態1300に遷移する。
一方、状態1000の場合に、通信端末10(A)または通信端末10(B)において通信端末10(C)に対してプル操作がなされると(1110)、状態1000から状態1300に遷移する。また、状態1000の場合に、通信端末10(A)または通信端末10(C)において通信端末10(B)に対してプル操作がなされると(1108)、状態1000から状態1100に遷移する。また、状態1000の場合に、通信端末10(B)または通信端末10(C)において通信端末10(A)に対してプル操作がなされると(1106)、状態1000から状態1200に遷移する。
また、状態1200で通信端末10(A)においてリリースした場合(1102)または通信端末10(A)がタイムアウトした場合(1104)、状態1100で通信端末10(B)においてリリースした場合(1112)または通信端末10(B)がタイムアウトした場合(1114)、並びに状態1300で通信端末10(C)においてリリースした場合(1116)または通信端末10(C)がタイムアウトした場合には、状態1200、状態1100、および状態1300はそれぞれ状態1000に遷移する。
さらに、状態1200の通信端末10(A)または状態1100の通信端末10(B)において、通信端末10(C)に対してプル操作がなされると(1136)、状態1200または状態1100は状態1300にそれぞれ遷移する。また、状態1200または状態1100で、通信端末10(C)においてインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)がなされると(1134)、状態1100または状態1200は状態1300に強制的に遷移する。
また、状態1200の通信端末10(A)または状態1300の通信端末10(C)において、通信端末10(B)に対してプル操作がなされると(1132)、状態1200または状態1300は状態1100にそれぞれ遷移する。また、状態1200または状態1300で、通信端末10(B)においてインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)がなされると(1130)、状態1200または状態1300は状態1100に強制的に遷移する。
そして、状態1100の通信端末10(B)または状態1300の通信端末10(C)において、通信端末10(A)に対してプル操作がなされると(1128)、状態1100または状態1300は状態1200にそれぞれ遷移する。また、状態1100または状態1300で、通信端末10(A)においてインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)がなされると(1126)、状態1100または状態1300は状態1200に強制的に遷移する。
図16は、本実施形態に係る3つの通信端末10の間の状態遷移表の一例を示す。すなわち、3つの通信端末10が1対2で通信する場合の状態遷移表の一例を示す。状態遷移表中の数値は、通信端末10(A)、通信端末10(B)、または通信端末10(C)において所定の操作をした場合に、通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(C)の遷移するモードを示す。具体的には、数値"0"は、通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(C)のいずれもが待機モードであり(ステート0)、数値"1"は、通信端末10(A)から通信端末10(B)および通信端末10(C)に音声データを送信するモードであり(ステート1)、数値"2"は、通信端末10(B)から通信端末10(A)および通信端末10(C)に音声データを送信するモード(ステート2)であることを示す。さらに、数値"3"は、通信端末10(C)から通信端末10(A)および通信端末10(B)に音声データを送信するモード(ステート3)であることを示す。なお、状態遷移表の中の"×"は、モードに変化が生じないことを示す。
例えば、ステート1で通信端末10(A)においてリリース操作がなされると、ステート0に遷移する。同様にして、ステート2で通信端末10(B)においてリリース操作がなされるか、またはステート3で通信端末10(C)においてリリース操作がなされると、ステート2またはステート3はステート0にそれぞれ遷移する。また、ステート1において通信端末10(A)がタイムアウトするか、ステート2において通信端末10(B)がタイムアウトするか、または、ステート3において通信端末10(C)がタイムアウトすると、ステート1、ステート2、またはステート3のそれぞれは、ステート0に遷移する。
さらに、通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(C)のそれぞれがステート0で、通信端末10(A)がプッシュ操作をした場合には、ステート0はステート1に遷移する。また、通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(C)のそれぞれがステート0で、通信端末10(B)がプッシュ操作をした場合には、ステート0はステート2に遷移する。一方、通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(C)のそれぞれがステート0で、通信端末10(C)がプッシュ操作をした場合には、ステート0はステート3に遷移する。
また、ステート1で通信端末10(B)がインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)をすると、ステート2に遷移する。そして、ステート1で通信端末10(C)がインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)をすると、ステート3に遷移する。なお、ステート1で通信端末10(A)がインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)をしても、ステート1のままである。また、ステート2で通信端末10(A)がインタラプト操作をすると、ステート1に遷移する。ステート2で通信端末10(C)がインタラプト操作をした場合には、ステート3に遷移する。そして、ステート3で通信端末10(A)がインタラプト操作をすると、ステート1に遷移する。また、ステート3で通信端末10(B)がインタラプト操作をすると、ステート2に遷移する。
また、ステート0で通信端末10(A)が通信端末10(B)に対してプル操作をするとステート2に遷移する。ステート0で通信端末10(A)が通信端末10(C)に対してプル操作をするとステート3に遷移する。ステート0で通信端末10(B)が通信端末10(A)に対してプル操作をするとステート1に遷移する。ステート0で通信端末10(B)が通信端末10(C)に対してプル操作をするとステート3に遷移する。ステート0で通信端末10(C)が通信端末10(A)に対してプル操作をするとステート1に遷移する。そして、ステート0で通信端末10(C)が通信端末10(B)に対してプル操作をするとステート2に遷移する。
図17は、本実施形態に係る4つの通信端末10の間の状態遷移図の一例を示す。すなわち、4つの通信端末10が1対3で通信する場合の状態遷移図の一例を示す。ここで、状態1000は、通信端末10(A)、通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)のそれぞれが待機モード(ニュートラル)であることを示す。図17は、通信端末10が待機モード、受信モード、および送信モードである状態において、ユーザが通信端末10に所定の操作をした場合の、通信端末10の状態が遷移する様子を示す。
状態1200は、通信端末10(A)が送信モードであり、通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)が受信モードであることを示す。状態1300は、通信端末10(B)が送信モードであり、通信端末10(A)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)が受信モードであることを示す。状態1400は、通信端末10(C)が送信モードであり、通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(D)が受信モードであることを示す。そして、状態1500は、通信端末10(D)が送信モードであり、通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(C)が受信モードであることを示す。
状態1000で通信端末10(A)がプッシュ操作をすると(1224)、状態1000は状態1200に遷移する。状態1000で通信端末10(B)がプッシュ操作をすると(1222)、状態1000は状態1300に遷移する。状態1000で通信端末10(C)がプッシュ操作をすると(1220)、状態1000は状態1400に遷移する。状態1000で通信端末10(D)がプッシュ操作をすると(1218)、状態1000は状態1500に遷移する。
状態1200で通信端末10(A)においてリリース操作をした場合(1202)および通信端末10(A)がタイムアウトした場合(1204)、状態1300で通信端末10(B)においてリリース操作をした場合(1206)および通信端末10(B)がタイムアウトした場合(1208)、状態1400で通信端末10(C)においてリリース操作をした場合(1210)および通信端末10(C)がタイムアウトした場合(1212)、並びに、状態1500で通信端末10(D)においてリリース操作をした場合(1214)および通信端末10(D)がタイムアウトした場合(1216)には、状態1200、状態1300、状態1400、および状態1500はそれぞれ状態1000に遷移する。
また、状態1300、状態1400、および状態1500で、通信端末10(A)においてインタラプト操作(プッシュインタラプト)した場合には(1232)、状態1300、状態1400、または状態1500のそれぞれは状態1200に遷移する。また、状態1200、状態1400、および状態1500で、通信端末10(B)においてインタラプト操作(プッシュインタラプト)した場合には(1230)、状態1200、状態1400、または状態1500のそれぞれは状態1300に遷移する。
また、状態1200、状態1300、および状態1500で、通信端末10(C)においてインタラプト操作(プッシュインタラプト)した場合には(1228)、状態1200、状態1300、または状態1500のそれぞれは状態1400に遷移する。そして、状態1200、状態1300、および状態1400で、通信端末10(D)においてインタラプト操作(プッシュインタラプト)した場合には(1226)、状態1200、状態1300、または状態1400のそれぞれは状態1500に遷移する。
図18は、本実施形態に係る4つの通信端末10の間の状態遷移表の一例を示す。すなわち、4つの通信端末10が1対3で通信する場合の状態遷移表の一例を示す。状態遷移表中の数値は、通信端末10(A)、通信端末10(B)、通信端末10(C)、または通信端末10(D)において所定の操作をした場合に、通信端末10(A)、通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)の遷移するモードを示す。具体的には、数値"0"は、通信端末10(A)、通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)のいずれもが待機モードであり(ステート0)、数値"1"は、通信端末10(A)から通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)に音声データを送信するモード(ステート1)であることを示す。
また、数値"2"は、通信端末10(B)から通信端末10(A)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)に音声データを送信するモード(ステート2)であることを示す。さらに、数値"3"は、通信端末10(C)から通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(D)に音声データを送信するモード(ステート3)であり、数値"4"は、通信端末10(D)から通信端末10(A)、通信端末10(B)、および通信端末10(C)に音声データを送信するモード(ステート4)であることを示す。なお、状態遷移表の中の"×"は、モードに変化が生じないことを示す。
例えば、ステート1において通信端末10(A)でリリース操作をすると、ステート1はステート0に遷移する。ステート2において通信端末10(B)でリリース操作をすると、ステート2はステート0に遷移する。ステート3において通信端末10(C)でリリース操作をすると、ステート3はステート0に遷移する。同様に、ステート4において通信端末10(D)でリリース操作をすると、ステート4はステート0に遷移する。また、ステート1、ステート2、ステート3、およびステート4のそれぞれにおいて、通信端末10(A)、通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)のそれぞれがタイムアウトした場合にも、ステート1、ステート2、ステート3、およびステート4のそれぞれはステート0に遷移する。
また、ステート0において、通信端末10(A)でプッシュ操作をすると、ステート1に遷移する。ステート0において、通信端末10(B)でプッシュ操作をすると、ステート2に遷移する。また、ステート0において、通信端末10(C)でプッシュ操作をすると、ステート3に遷移する。そして、ステート0において、通信端末10(D)でプッシュ操作をすると、ステート4に遷移する。さらに、ステート1において通信端末10(B)がインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)をした場合には、ステート2に遷移する。ステート1において通信端末10(C)がインタラプト操作をした場合にはステート3に遷移して、通信端末10(D)がインタラプト操作をした場合にはステート4に遷移する。
また、ステート2において通信端末10(A)がインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)をした場合には、ステート1に遷移する。ステート2において通信端末10(C)がインタラプト操作をした場合にはステート3に遷移して、通信端末10(D)がインタラプト操作をした場合にはステート4に遷移する。同様に、ステート3において通信端末10(A)がインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)をした場合には、ステート1に遷移する。ステート3において通信端末10(B)がインタラプト操作をした場合にはステート2に遷移して、通信端末10(D)がインタラプト操作をした場合にはステート4に遷移する。そして、ステート4において通信端末10(A)がインタラプト操作(プッシュ_インタラプト)をした場合には、ステート1に遷移する。ステート4において通信端末10(B)がインタラプト操作をした場合にはステート2に遷移して、通信端末10(C)がインタラプト操作をした場合にはステート3に遷移する。
また、ステート0において、通信端末10(B)、通信端末10(C)、または通信端末10(D)のいずれかが、通信端末10(A)に対してプル操作をした場合には、ステート0からステート1に遷移する。また、ステート0において、通信端末10(A)、通信端末10(C)、または通信端末10(D)のいずれかが、通信端末10(B)に対してプル操作をした場合には、ステート0からステート2に遷移する。ステート0において、通信端末10(A)、通信端末10(B)、または通信端末10(D)のいずれかが、通信端末10(C)に対してプル操作をした場合には、ステート0からステート3に遷移する。さらに、ステート0において、通信端末10(A)、通信端末10(B)、または通信端末10(C)のいずれかが、通信端末10(D)に対してプル操作をした場合には、ステート0からステート4に遷移する。
図19は、本実施形態に係る相手ステータス切換禁止部160の動作を含む状態遷移図の一例である。図19は、2つの通信端末10が1対1で通信する場合であって、相手ステータス切換禁止部160の動作を含む状態遷移図の一例を示す。ここで、状態1000は、通信端末10(A)および通信端末10(B)の双方が待機モード(ニュートラル)であることを示す。また、状態1100は、通信端末10(B)が送信モードであり、通信端末10(A)が受信モードであることを示す。同様に、状態1200は、通信端末10(A)が送信モードであり、通信端末10(B)が受信モードであることを示す。なお、状態1000での通信端末10(A)および通信端末10(B)のプル操作(2014、2024)、プッシュ操作(2002、2020)、リリース操作(2008、2018)、およびタイムアウト(2004、2022)は図13における上記説明と略同一の動作をするので、詳細な説明は省略する。
状態1200で、通信端末10(B)がインタラプト操作(プッシュインタラプト)をした場合(2030)、状態1200は状態1100に遷移する。係る場合において、通信端末10(B)が備える指示回数計測部150は、インタラプト指示入力部144にユーザが入力したインタラプト操作の指示の単位時間当たりの回数を計測する。ここで、指示回数計測部150が単位時間当たりに計測した回数が、予め定められた回数を超えた場合に、相手ステータス切換禁止部160は、通信端末10(B)が送信モードに切り換わることを所定期間禁止する(切換管理:2016)。
同様に、状態1100で、通信端末10(A)がインタラプト操作をした場合(2000)、状態1100は状態1200に遷移する。係る場合において、通信端末10(A)が備える指示回数計測部150は、インタラプト指示入力部144にユーザが入力したインタラプト操作の指示の単位時間当たりの回数を計測する。ここで、指示回数計測部150が単位時間当たりに計測した回数が、予め定められた回数を超えた場合に、相手ステータス切換禁止部160は、通信端末10(A)が送信モードに切り換わることを所定期間禁止する(切換管理:2006)。
なお、相手ステータス切換禁止部160は、ステータスの切り換えを所定期間禁止した旨を示す文字列を、通信端末10の表示部に表示する。相手ステータス切換禁止部160は、ステータスの切り換えを所定期間禁止した旨を示す音声を出力してもよい。
これにより、通信端末10(A)を使用するユーザと通信端末10(B)を使用するユーザとの間で一定期間に頻繁に発言への割り込みが生じた場合には、ステータスの切り換えを一定期間禁止できるので、音声データの音声パケットが途切れることによる音声品質の低下を抑制できる。また、通信端末10(A)を使用するユーザと通信端末10(B)を使用するユーザを落ち着かせることができる。
また、状態1100で通信端末10(B)がプル操作(プルインタラプト)をした場合(2026)、状態1100は状態1200に遷移する。係る場合においても、通信端末10(B)が備える指示回数計測部150は、プル指示入力部146にユーザが入力したプル操作の指示の単位時間当たりの回数を計測する。ここで、指示回数計測部150が単位時間当たりに計測した回数が、予め定められた回数を超えた場合に、相手ステータス切換禁止部160は、通信端末10(B)が受信モードに切り換わることを所定期間禁止する(切換管理:2028)。
同様に、状態1200で通信端末10(A)がプル操作をした場合(2010)、状態1200は状態1100に遷移する。係る場合においても、通信端末10(A)が備える指示回数計測部150は、プル指示入力部146にユーザが入力したプル操作の指示の単位時間当たりの回数を計測する。ここで、指示回数計測部150が単位時間当たりに計測した回数が、予め定められた回数を超えた場合に、相手ステータス切換禁止部160は、通信端末10(A)が受信モードに切り換わることを所定期間禁止する(切換管理:2012)。
図20は、本実施形態に係る通信端末10のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係る通信端末10は、ホストコントローラ4082により相互に接続されるCPU4000、RAM4020、グラフィックコントローラ4075、および表示装置4080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ4084によりホストコントローラ4082に接続される通信インターフェイス4030およびROM4010を有する入出力部とを備える。ここで、通信端末10は、例えば、携帯電話である。また、通信端末10は、通信機能を有したPDAまたはデジタルカメラであってよく、また、パーソナルコンピュータであってもよい。なお、通信端末10がパーソナルコンピュータである場合は、入出力部は、ハードディスクドライブ、およびCD−ROMドライブをさらに有する。さらに、入出力コントローラ4084には、フレキシブルディスクドライブ、および入出力チップを有するレガシー入出力部がさらに接続されてよい。
ホストコントローラ4082は、RAM4020と、高い転送レートでRAM4020をアクセスするCPU4000およびグラフィックコントローラ4075とを接続する。CPU4000は、ROM4010およびRAM4020に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部を制御する。グラフィックコントローラ4075は、CPU4000等がRAM4020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示装置4080上に表示させる。これに代えて、グラフィックコントローラ4075は、CPU4000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ4084は、ホストコントローラ4082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス4030、ハードディスクドライブ、CD−ROMドライブを接続する。通信インターフェイス4030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブは、通信端末10内のCPU4000が使用するプログラムおよびデータを格納する。CD−ROMドライブは、CD−ROMからプログラムまたはデータを読み取り、RAM4020を介してハードディスクドライブに提供する。
また、入出力コントローラ4084には、ROM4010と、フレキシブルディスクドライブ、および入出力チップの比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM4010は、通信端末10が起動時に実行するブート・プログラム、通信端末10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスクドライブは、フレキシブルディスクからプログラムまたはデータを読み取り、RAM4020を介してハードディスクドライブに提供する。入出力チップは、フレキシブルディスクドライブ、例えば、パラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
RAM4020を介してハードディスクドライブに提供される通信プログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。通信プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM4020を介して通信端末10内のハードディスクドライブにインストールされ、CPU4000において実行される。通信端末10にインストールされて実行される通信プログラムは、CPU4000等に働きかけて、通信端末10を、図1から図19にかけて説明した送信部100、ステータス確認信号送信部102、受信部104、ステータス確認信号受信部106、自己ステータス切換部110、自己ステータス切換制御部112、ステータス切換通知部114、ステータス制御信号生成部120、相手ステータス切換制御部130、指示入力部140、プッシュ指示入力部142、インタラプト指示入力部144、プル指示入力部146、指示回数計測部150、相手ステータス切換禁止部160、通信開始制御部170、ヒエラルキ格納部180、通信相手選択部190、および通信相手格納部192として機能させる。
図21は、本発明の他の実施形態に係る通信システムの概要を示す。通信システムは、SIPサーバ700、PoC(Push−to−talk−over−Cellular)サーバ710、ネットワーク750、および複数の通信端末10(例えば、通信端末10(A)、通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D))を備える。本実施形態に係る通信システムにおいては、複数の通信端末10間の通信の確立をSIPサーバ700が管理する。そして、複数の通信端末10間の音声データの送受信をPoCサーバ710が管理する。なお、図1から図20における上記説明における通信端末10と、本実施形態に係る通信システムが備える通信端末10とは略同一の機能を奏するので詳細な説明は省略する。
また、本実施形態に係る通信システムにおいては、PoCサーバ710が通信端末10のステータスの制御、および通信端末10が送受信する音声データの制御をする。例えば、PoCサーバ710は、図1から図20の上記説明における通信端末10が備える送信部100、ステータス確認信号送信部102、受信部104、ステータス確認信号受信部106、自己ステータス切換部110、自己ステータス切換制御部112、ステータス制御信号生成部120、相手ステータス切換制御部130、相手ステータス切換禁止部160、およびヒエラルキ格納部180の機能の全部または一部を備えていてよい。
本実施形態に係る通信システムにおいて、通信端末10は、まず、ネットワーク750を介してSIPサーバ700に、通信相手の複数の通信端末10とのセッション確立のリクエストを要求する。SIPサーバ700は、通信端末10からリクエストを受信して、複数の通信端末10の間におけるセッションを確立する。SIPサーバ700によるセッション確立の後に、通信端末10は、他の通信端末10とPoCサーバ710およびネットワーク750を介して音声データの送受信をする。
例えば、ユーザ800は、通信端末10(A)から通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)のそれぞれにPoCサーバ710を介して音声データを送信できる。同様にして、ユーザ810は、通信端末10(B)から通信端末10(A)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)のそれぞれにPoCサーバ710を介して音声データを送信できる。具体的には、ユーザ800は、通信端末10(A)を用いてプッシュ操作をして、通信相手の複数の通信端末10に音声データをPoCサーバ710を介して送信する。そして、ユーザ800が送信した音声データは、通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D)のそれぞれから音声として出力される。
また、PoCサーバ710は、複数の通信端末10のステータスを管理する。例えば、通信端末10(A)が送信モードである場合には、他の通信端末10(例えば、通信端末10(B)、通信端末10(C)、および通信端末10(D))のそれぞれを受信モードに制御する。さらに、通信端末10がプッシュ操作、インタラプト操作、プル操作、およびリリース操作等をした場合に、PoCサーバ710は、ユーザが入力した指示に応じて複数の通信端末10のそれぞれのステータスを制御する。
例えば、通信端末10(A)が送信モードである場合において、通信端末10(B)にインタラプト操作がなされた場合には、通信端末10(B)からPoCサーバ710へ、通信端末10(B)にインタラプト操作がなされた旨の情報が送信される。PoCサーバ710は、当該情報を受信して、通信端末10(A)のステータスを送信モードから受信モードに切り換える制御情報を生成する。そして、PoCサーバ710は生成した制御情報を通信端末10(A)に送信して、通信端末10(A)のステータスを受信モードに切り換えさせる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
通信端末10における通信の概要図である。 通信端末10におけるインタラプト操作の概念図である。 通信端末10におけるプル操作の概念図である。 通信端末10の機能構成を示すブロック図である。 指示入力部140を示す図である。 指示入力部140を示す図である。 ヒエラルキ格納部180のデータ構造を示す図である。 ヒエラルキ格納部180のデータ構造を示す図である。 通信相手格納部192のデータ構造を示す図である。 通信端末10のステータス情報交換手段を示す図である。 通信端末10のステータス情報交換手段を示す図である。 通信端末10のステータス情報交換手段を示す図である。 2つの通信端末10の間の状態遷移図を示す。 2つの通信端末10の間の状態遷移表を示す。 3つの通信端末10の間の状態遷移図を示す。 3つの通信端末10の間の状態遷移表を示す。 4つの通信端末10の間の状態遷移図を示す。 4つの通信端末10の間の状態遷移表を示す。 相手ステータス切換禁止部160の動作を含む状態遷移図を示す。 通信端末10のハードウェア構成を示すブロック図である。 通信システムの概要図である。
符号の説明
10 通信端末
100 送信部
102 ステータス確認信号送信部
104 受信部
106 ステータス確認信号受信部
110 自己ステータス切換部
112 自己ステータス切換制御部
114 ステータス切換通知部
120 ステータス制御信号生成部
130 相手ステータス切換制御部
140 指示入力部
142 プッシュ指示入力部
144 インタラプト指示入力部
146 プル指示入力部
148 ニュートラル
150 指示回数計測部
160 相手ステータス切換禁止部
170 通信開始制御部
180 ヒエラルキ格納部
190 通信相手選択部
192 通信相手格納部
194 RFインターフェイス
195 アンテナ
700 SIPサーバ
710 PoCサーバ
750 ネットワーク
800、810 ユーザ
900、910、920 矢印
950、954、956、958 通話状態
1000、1100、1200、1300、1400、1500 状態
4000 CPU
4010 ROM
4020 RAM
4030 通信インターフェイス
4075 グラフィックコントローラ
4080 表示装置
4082 ホストコントローラ
4084 入出力コントローラ
10000、10100、10200 通信端末識別子

Claims (14)

  1. 音声データの半二重通信を行う通信端末であって、
    半二重通信の通信相手の通信端末に音声データを送信する送信部と、
    前記通信相手の通信端末が送信した音声データを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードと、前記送信部が前記通信相手の通信端末に音声データを送信する送信モードとを切り換える自己ステータス切換部と、
    前記自己ステータス切換部が前記受信モードに設定しており、前記通信相手の通信端末が前記送信モードに設定されている場合に、前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成するステータス制御信号生成部と、
    前記ステータス制御信号生成部が生成したステータス制御信号を、前記送信部を介して前記通信相手の通信端末に送信することにより、前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせる相手ステータス切換制御部と、
    前記相手ステータス切換制御部が前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、前記自己ステータス切換部に前記受信モードから前記送信モードに強制的に切り換えさせる自己ステータス切換制御部と
    を備える通信端末。
  2. 前記自己ステータス切換部が前記受信モードに設定しており、前記通信相手の通信端末が前記送信モードに設定されている場合に、前記ステータス制御信号生成部に前記ステータス制御信号を生成させる指示をユーザに入力させる指示入力部
    をさらに備え、
    前記ステータス制御信号生成部は、前記指示入力部を介してユーザから指示が入力された場合に、前記ステータス制御信号を生成する
    請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記自己ステータス切換部は、前記受信モードと、前記送信モードと、前記受信部が音声データを受信せず、かつ、前記送信部が音声データを送信せず、前記受信モードまたは前記送信モードへの移行指示を待つ待機モードとを切り換え、
    前記指示入力部は、
    前記自己ステータス切換部が前記待機モードに設定しており、前記通信相手の通信端末が前記待機モードに設定されている場合に、前記ステータス制御信号生成部に、前記通信相手の通信端末のステータスを前記待機モードから前記受信モードに切り換えさせるための前記ステータス制御信号の生成をさせる指示をユーザに入力させるプッシュ指示入力部と、
    前記自己ステータス切換部が前記受信モードに設定しており、前記通信相手の通信端末が前記送信モードに設定されている場合に、前記ステータス制御信号生成部に、前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに切り換えさせるための前記ステータス制御信号の生成をさせる指示をユーザに入力させるインタラプト指示入力部と
    を有し、
    前記ステータス制御信号生成部は、前記プッシュ指示入力部を介してユーザから指示が入力された場合、前記通信相手の通信端末のステータスを前記待機モードから前記受信モードに切り換えさせるための前記ステータス制御信号を生成し、前記インタラプト指示入力部を介してユーザから指示が入力された場合、前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに切り換えさせるための前記ステータス制御信号を生成し、
    前記相手ステータス切換制御部は、前記ステータス制御信号生成部が生成した前記ステータス制御信号を、前記送信部を介して前記通信相手の通信端末に送信することにより、前記通信相手の通信端末のステータスを前記待機モードまたは前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせ、
    前記自己ステータス切換制御部は、前記相手ステータス切換制御部が前記通信相手の通信端末のステータスを前記待機モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、前記自己ステータス切換部に前記待機モードから前記送信モードに強制的に切り換えさせ、前記相手ステータス切換制御部が前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、前記自己ステータス切換部に前記受信モードから前記送信モードに強制的に切り換えさせる
    請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記指示入力部を介してユーザから入力された前記ステータス制御信号の生成の指示の、単位時間当たりの指示回数を計測する指示回数計測部と、
    前記指示回数計測部が計測した指示回数が予め定められた指示回数を超えた場合に、予め定められた期間、前記相手ステータス切換制御部が前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えることを禁止する相手ステータス切換禁止部と
    をさらに備える請求項2に記載の通信端末。
  5. 少なくとも1つの前記通信相手の通信端末のそれぞれに対応づけて、前記相手ステータス切換制御部が前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせることが許可されているか否かを示す許可/不許可情報を格納するヒエラルキ格納部と、
    前記ヒエラルキ格納部が格納している許可/不許可情報に基づいて、前記相手ステータス切換制御部が前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えることを禁止する相手ステータス切換禁止部と
    をさらに備える請求項1に記載の通信端末。
  6. 前記通信相手の通信端末に通信接続の要求を行うこと、または前記通信相手の通信端末からの通信接続の要求が行われることによって、前記通信相手の通信端末との通信を開始する通信開始制御部
    をさらに備え、
    前記ヒエラルキ格納部は、前記通信開始制御部が通信接続の要求を行うことによって通信を開始した前記通信相手の通信端末に対応づけて、前記相手ステータス切換制御部が前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていることを示す許可情報を格納する
    請求項5に記載の通信端末。
  7. 前記通信相手の通信端末に通信接続の要求を行うこと、または前記通信相手の通信端末からの通信接続の要求が行われることによって、前記通信相手の通信端末との通信を開始する通信開始制御部
    をさらに備え、
    前記ヒエラルキ格納部は、前記通信開始制御部が通信接続の要求が行われることによって通信を開始した前記通信相手の通信端末に対応づけて、前記相手ステータス切換制御部が前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせることを許可されていないことを示す不許可情報を格納する
    請求項5に記載の通信端末。
  8. 前記相手ステータス切換制御部が前記ステータス制御信号を前記通信相手の通信端末に送信した後、前記通信相手の通信端末のステータスが前記送信モードから前記受信モードに切り換えられたことを示すステータス確認信号を受信するステータス確認信号受信部
    をさらに備え、
    前記自己ステータス切換制御部は、前記ステータス確認信号受信部が前記ステータス確認信号を受信した場合に、前記自己ステータス切換部に前記受信モードから前記送信モードに強制的に切り換えさせる
    請求項1に記載の通信端末。
  9. 音声データの半二重通信を行う第1通信端末における通信方法であって、前記第1通信端末は、半二重通信の通信相手である第2通信端末に音声データを送信する送信部と、前記第2通信端末が送信した音声データを受信する受信部とを備え、
    前記第1通信端末が、前記受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードに設定されており、前記第2通信端末が、前記送信部が前記第2通信端末に音声データを送信する送信モードに設定されている場合に、前記第2通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成するステータス制御信号生成段階と、
    前記ステータス制御信号生成段階において生成されたステータス制御信号を、前記送信部を介して前記第2通信端末に送信する段階と、
    前記送信する段階において前記第2通信端末に送信した前記ステータス制御信号に応じて、前記第2通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせる相手ステータス切換制御段階と、
    前記相手ステータス切換制御段階において前記第2通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、前記第1通信端末のステータスを前記受信モードから前記送信モードに強制的に切り換えさせる自己ステータス切換制御段階と
    を備える通信方法。
  10. 音声データの半二重通信を行う通信端末用の通信プログラムであって、前記通信端末を、
    半二重通信の通信相手の通信端末に音声データを送信する送信部、
    前記通信相手の通信端末が送信した音声データを受信する受信部、
    前記受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードと、前記送信部が前記通信相手の通信端末に音声データを送信する送信モードとを切り換える自己ステータス切換部、
    前記自己ステータス切換部が前記受信モードに設定しており、前記通信相手の通信端末が前記送信モードに設定されている場合に、前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成するステータス制御信号生成部、
    前記ステータス制御信号生成部が生成したステータス制御信号を、前記送信部を介して前記通信相手の通信端末に送信することにより、前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせる相手ステータス切換制御部、および
    前記相手ステータス切換制御部が前記通信相手の通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、前記自己ステータス切換部に前記受信モードから前記送信モードに強制的に切り換えさせる自己ステータス切換制御部
    として機能させる通信プログラム。
  11. 音声データの半二重通信を行う第1通信端末および第2通信端末を備える通信システムであって、
    前記第1通信端末は、
    半二重通信の通信相手の前記第2通信端末に音声データを送信する第1送信部と、
    前記第2通信端末が送信した音声データを受信する第1受信部と、
    前記第1受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードと、前記第1送信部が前記第2通信端末に音声データを送信する送信モードとを切り換える第1自己ステータス切換部と、
    前記第1自己ステータス切換部が前記受信モードに設定しており、前記第2通信端末が前記送信モードに設定されている場合に、前記第2通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに切り換えさせるためのステータス制御信号を生成する第1ステータス制御信号生成部と、
    前記第1ステータス制御信号生成部が生成したステータス制御信号を、前記第1送信部を介して前記第2通信端末に送信することにより、前記第2通信端末のうちの1つのステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせる第1相手ステータス切換制御部と、
    前記第1相手ステータス切換制御部が前記第2通信端末のステータスを前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えさせるとともに、前記第1自己ステータス切換部に前記受信モードから前記送信モードに強制的に切り換えさせる第1自己ステータス切換制御部と
    を有する通信システム。
  12. 前記第2通信端末は、
    半二重通信の通信相手の前記第1通信端末に音声データを送信する第2送信部と、
    前記第1通信端末が送信した音声データを受信する第2受信部と、
    前記第1通信端末から送信された前記ステータス制御信号に応じて、前記第2送信部が前記第2通信端末に音声データを送信する送信モードから、前記第2受信部が受信した音声データを音声出力する受信モードに強制的に切り換える第2自己ステータス切換部と
    を有する請求項11に記載の通信システム。
  13. 前記第2通信端末は、
    前記第2自己ステータス切換部が前記送信モードから前記受信モードに強制的に切り換えたことをユーザに通知するステータス切換通知部
    をさらに有する請求項12に記載の通信システム。
  14. 前記第2通信端末は、
    前記第2自己ステータス切換部が前記送信モードから前記受信モードに切り換えた場合に、前記第2通信端末のステータスが前記送信モードから前記受信モードに切り換えられたことを示すステータス確認信号を前記第1通信端末に送信する第2ステータス確認信号送信部
    をさらに有し、
    前記第1通信端末は、
    前記第2通信端末のステータスが前記送信モードから前記受信モードに切り換えられたことを示す前記ステータス確認信号を前記第2通信端末から受信する第1ステータス確認信号受信部
    をさらに有し、
    前記第1自己ステータス切換制御部は、前記第1ステータス確認信号受信部が前記ステータス確認信号を受信した場合に、前記第1自己ステータス切換部に前記受信モードから前記送信モードに強制的に切り換えさせる
    請求項12に記載の通信システム。
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