JP2008038687A - エンジンブロワ - Google Patents

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真一 和田
Ryoji Zama
亮二 座間
Takashige Miyazawa
孝重 宮澤
Junichi Yoshino
潤一 吉野
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Abstract

【課題】排ガス温度をより確実に低減できるエンジンブロワを提供すること。
【解決手段】エンジンブロワは、エンジンに設けられたマフラー9と、エンジンによって駆動されるファンが収容されたボリュートケース31とを備え、マフラー9のマフラー本体10には、排ガス送出用の送出口を覆う排ガス案内部材21と、この排ガス案内部材21の排出口側を覆うカバーフード22とが設けられているとともに、排ガス案内部材21およびカバーフード22の間には、エゼクターの作用により外気をカバーフード22内に導入する外気導入用隙間23が形成され、この外気導入用隙間23の略後方側の位置にのみ、ボリュートケース31内の圧送空気の一部を当該外気導入用隙間23側に向けて吹き出させる吹出口32が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンブロワに係り、特には、エンジンから排出される排ガスの冷却構造の改良に関する。
従来、落ち葉や剪定された枝葉を吹き集めるエンジンブロワが知られている。このようなエンジンブロワは、作業者に携帯されて使用されるうえ、周囲の環境に配慮する必要から、マフラーから排出される排ガスの温度が規制される場合があり、より低い温度での排出が望まれている。
排ガス温度を下げる方法としては、例えば、排ガスの噴流によって外気を取り入れ、排ガスと外気とを混合させて温度を低減させることが提案されている。具体的に、マフラー本体表面には、このマフラー本体からの排ガスを所定方向に排出するための排ガス案内部材が設けられ、排ガス案内部材はカバーフードに覆われている。排ガス案内部材から排出された排ガスのエゼクター効果により、カバーフード内に外気が取り入れられ、外気と排ガスとが混ざり合って排ガス温度を低減する。
さらには、そのようなエゼクター効果を利用した排ガス低減方法に加えて、マフラー全体に外気を吹き付け、マフラーの表面を効果的に冷却することで、排出される排ガスの温度をより低減させることも提案されている(特許文献1)。すなわち、エンジンブロワを構成するファン収容用のボリュートケースにおいて、マフラーの外周に沿った位置に対応させて複数の吹出口を穿設しておき、ファンの回転によって生じる圧送空気の一部を冷却空気として前記吹出口からマフラー側に吹き出させ、よってマフラーを冷却して排気温度を低減する。
特許第3594810号公報
しかしながら、特許文献1の技術によれば、吹出口からの冷却空気にてマフラー表面を冷却するため、マフラーの内面に沿って流れる排ガスについては、温度を効果的に低減できるのであるが、他の大部分の排ガスに関しては、その温度を十分に低減させることができず、結果として排ガス温度が思うように下がらないという問題がある。そればかりか、冷却空気は先ず、マフラー全体に吹き付けられることで温度が上昇するため、温度が上昇した冷却空気がエゼクター効果によって排ガスと混ざり合った場合、排ガス温度の低減が良好に促進されない可能性がある。
本発明の目的は、排ガス温度をより確実に低減できるエンジンブロワを提供することにある。
本発明の請求項1に係るエンジンブロワは、エンジンに設けられたマフラーと、エンジンによって駆動されるファンが収容されたボリュートケースとを備え、前記マフラーのマフラー本体には、排ガス送出用の送出口を覆う排ガス案内部材と、この排ガス案内部材の排出口側を覆うカバーフードとが設けられているとともに、排ガス案内部材およびカバーフードの間には、エゼクターの作用により外気をカバーフード内に導入する外気導入用隙間が形成され、この外気導入用隙間の略後方側の位置にのみ、前記ボリュートケース内の圧送空気の一部を当該外気導入用隙間側に向けて吹き出させる吹出口が設けられていることを特徴とする。
ここで、「略後方側の位置」とは、排ガスの排気方向に対して後方側の位置であって、吹出口からの圧送空気が直接的に外気導入用隙間に向かって流れる範囲であれば、真の後方位置から僅かにずれている位置をも含む。
本発明の請求項2に係るエンジンブロワは、請求項1に記載のエンジンブロワにおいて、前記吹出口は、前記ボリュートケースの開口部側から前記外気導入用隙間側に延びた案内部の先端に設けられていることを特徴とする。
以上において、請求項1の発明によれば、エゼクター効果を発揮させるために設けられた外気導入用隙間に対しては、この略後方側にのみ設けられた吹出口からだけ冷却用の空気が入り込むようになるため、多量の冷却空気を外気導入用隙間からカバーフード内に積極的に導入させることができる。従って、カバーフード内では、低温でかつ多量の冷却空気と排ガスとを効果的に混合させることができ、排ガス温度を格段に低減させることができる。
請求項2の発明によれば、吹出口が案内部の先端に設けられているので、吹出口から吹き出す冷却空気を案内部によって外気導入用隙間に向けて確実に案内でき、カバーフード内に導入される空気量を大幅に増量でき、エゼクター効果を一層向上させて排ガス温度の低減をさらに促進させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るエンジンブロワ1の全体を一部分解して示す斜視図である。 図1において、エンジンブロワ1は、水平な載置部2Aおよび鉛直な背当て部2Bを有した合成樹脂製のL字状のフレーム2を備えており、このフレーム2の載置部2A上には、ゴムマウント3Aを介してブロワ3が左右2箇所(1箇所のみ図示)で支持されている。また、ブロワ3は、図示しない連結部材を介して背当て部2Bにも連結されている。
さらに、載置部2A上には、燃料タンク4が載置されており、燃料タンク4からの燃料がブロワ3のボリュートケース31正面に取り付けられたエンジン6に供給される。このエンジン6により、ボリュートケース31内に収容された図示略のファンが回転駆動される。ファンの回転によって発生した圧送空気は、ボリュートケース31に接続される風管先端の噴き出し口から噴出される。
エンジン6は、リコイルスタータ7によるクランキング操作で始動するように構成されており、燃料タンク4からの燃料と吸入される吸気とにより混合気を生成するキャブレタ8、およびエンジン音を消音しながら排ガスを排出するマフラー9を備えている。そして、このようなエンジン6は通常、ボリュートケース31にねじ止めされるエンジンカバー5で覆われる。
エンジン6の中でもマフラー9は、図2に示されるように、内部に膨張室が形成された箱状のマフラー本体10と、マフラー本体10の表面に取り付けられたアタッチメント20とで構成されている。マフラー本体10裏面側(エンジン6への取付面側)の導入口11から膨張室内に導入された排ガスは、表面側の送出口12およびこれを覆うアタッチメント20を通って排気される。
ここで、アタッチメント20は、マフラー本体10の送出口12に対応した排ガス案内部材21と、この排ガス案内部材21を覆うカバーフード22とが一体に設けられた構成である。具体的には、カバーフード22は、排ガス案内部材21の排出口21A側を覆っているとともに、カバーフード22と排ガス案内部材21との間には、外気をエゼクターの作用によってカバーフード22内に取り入れる外気導入用隙間23が形成されている。
マフラー本体10の送出口12からの排ガスが排ガス案内部材21によって方向が変換され、排出口21Aから勢いよく噴出すると、この勢いによって外気導入用隙間23から外気が導入され、カバーフード22内にて排ガスと外気とが混ざり合い、排ガス温度が低減される。外気と混ざり合って温度が低減した排ガスは、カバーフード22の排気口22Aから排気され、さらに、エンジンカバー5の開口部5Aを通って外部に排気される。
以下には、図3を参照して本実施形態での最も特徴的な構成について説明する。ボリュートケース31には、アタッチメント20に形成された外気導入用隙間23の略後方側(排ガスの排気方向に対して後方側)の位置にのみ吹出口32が設けられている。このような吹出口32は一つ設けられており、他には存在しない。この吹出口32からは、ボリュートケース31内の圧送空気の一部が冷却空気として吹き出し、略直接的に外気導入用隙間23内に入り込む。
吹出口32は、ボリュートケース31の開口部34周りからアタッチメント20側に突出した円筒状の案内部33の先端に設けられており、この案内部33によっても、吹出口32から吹き出した冷却空気が良好に案内され、外気導入用隙間23内に確実に向かうようになっている(図3中の矢印参照)。
つまり、本実施形態では、吹出口32から吹き出した冷却空気は専ら、マフラー本体10の外表面を冷却するのではなく、エゼクター効果を促進させるために外気導入用隙間23に積極的に導入される。この結果、排ガスと多量の外気とが混ぜられ、排ガス温度を飛躍的に低減させることができるのである。
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、案内部33の先端側に吹出口32が設けられていたが、ボリュートケース31に直に吹出口32が開けられている場合でも、本発明に含まれる。つまり、案内部33が存在せず、吹出口31と開口部34が実質的に同じ場合でも、そのような吹出口32が外気導入用隙間23の略真後ろに位置していることで、冷却用の外気を外気導入用隙間23からカバーフード22内に積極的に導入させることができ、やはり多量の外気で排ガス温度を効果的に低減できる。ただし、案内部33が設けられている方が、冷却空気が分散し難いので、より効果的である。
また、図4に示すような構造でも、本発明に含まれる。
図4において、ボリュートケース31には、外気導入用隙間23の後方位置から上側にずれた位置に開口部34が穿設されている。この開口部34周りには、円筒状の突出部35が設けられ、この突出部35にはチューブ状の案内部33が取り付けられている。案内部33は適宜な形状に湾曲しており、その先端に設けられた吹出口32が丁度、外気導入用隙間23の真後ろに位置している。
このような案内部33は、マフラー本体10側に延びて近接配置されるため、マフラー本体10からの熱影響を受け易い。そこで、そのような案内部33をボリュートケース31と別部材として、ボリュートケース31よりも耐熱性に優れた素材で形成している。このような構造では、ボリュートケース31に対して別体とされた案内部33を用いるので、開口部34を任意な位置に設けることができ、設計の自由度が増す。
なお、そのような別体の案内部33を金属製としてマフラー本体10やアタッチメント20と一体に設けてもよい。このような場合、案内部33の基端側が突出部35に直に取り付けられると、突出部35が熱変形する可能性があるため、突出部35と案内部33の基端側とを若干離間させるなど、両者間で断熱させることが望ましい。
さらに、本発明は、外気導入用隙間の略後方の位置にのみ吹出口を設けることを特徴とするため、略後方の該当位置にのみ複数の吹出口を集約して設けた場合でも、本発明に含まれる。
本発明は、単に圧送空気を噴き出させるエンジンブロワに限らず、農薬散布等に用いられるエンジンブロワにも利用可能である。
本発明の一実施形態に係るエンジンブロワの全体を一部分解して示す斜視図。 前記実施形態でのマフラーを示す全体斜視図。 前記実施形態の要部を一部断面して示す側面図。 本発明の変形例を示す側面図。
符号の説明
1…エンジンブロワ、6…エンジン、9…マフラー、10…マフラー本体、12…送出口、21…排ガス案内部材、21A…排出口、22…カバーフード、23…外気導入用隙間、31…ボリュートケース、32…吹出口。

Claims (2)

  1. エンジンに設けられたマフラーと、
    エンジンによって駆動されるファンが収容されたボリュートケースとを備え、
    前記マフラーのマフラー本体には、排ガス送出用の送出口を覆う排ガス案内部材と、この排ガス案内部材の排出口側を覆うカバーフードとが設けられているとともに、
    排ガス案内部材およびカバーフードの間には、エゼクターの作用により外気をカバーフード内に導入する外気導入用隙間が形成され、
    この外気導入用隙間の略後方側の位置にのみ、前記ボリュートケース内の圧送空気の一部を当該外気導入用隙間側に向けて吹き出させる吹出口が設けられている
    ことを特徴とするエンジンブロワ。
  2. 請求項1に記載のエンジンブロワにおいて、
    前記吹出口は、前記ボリュートケースの開口部側から前記外気導入用隙間側に延びた案内部の先端に設けられている
    ことを特徴とするエンジンブロワ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108266273A (zh) * 2018-03-07 2018-07-10 天津曙光天成科技有限公司 一种发动机散热装置及无人机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63285215A (ja) * 1987-05-15 1988-11-22 Kioritz Corp 作業機械

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