JP2008028881A - 音声通話端末、音声通話端末用プログラム及び音声通信システム - Google Patents

音声通話端末、音声通話端末用プログラム及び音声通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】多対多の通話を、IPネットワークを介して実現する。
【解決手段】音声入力部31から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段22にて得られる音声データを、送信手段23でIPネットワーク50へブロードキャスト送信する。第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信する要求送信手段26と、相互通話要求情報の到来を監視する要求監視手段27を備え、第1または第2のボタンが操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、相互通話要求情報の到来を検出した場合には該情報の送信元情報を夫々、IPネットワーク50から取り込む音声データの送信元情報として取込手段24へ送る。取込手段24は、指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワーク50から取り込むと共に音声データを音声化して音声出力部32から出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、航空管制や放送局内や国際会議等において、1対1、1対多、更には、多対多の音声通話とそのモニタ(傍受)を可能とする音声通話端末、この音声通話端末に適用される音声通話端末用プログラム及び上記音声通話端末を用いて構成した音声通信システムに関するものである。
従来、航空管制等においては、複数者間の通話を多くの回線を占有して行っており、構成が大型で複雑であり、コスト高のものであった。また、複数者間を回線により接続することから固定的であり、拡張性がないものであった。
上記に対し、特許文献1には、IP(Internet Protocol)ネットワークにより複数の端末を接続し、1の端末からマルチキャストによる同報を用いて複数の端末を呼び出し、これに呼び出された複数の端末中の所要端末が応答を返送するようにして1対多の通話を実現したものが示されている。
特開2005−269226号公報
しかしながら、上記特許文献1のものにあっても、また、SIP(Simple Internet Protocol)やITU−T勧告H.323規格などによっても多対多の通話を実現するものはない。そこで本発明の目的は、多対多の通話とそのモニタを、複数回線を用いることなくIPネットワークを介して実現できる音声通話端末、音声通話端末用プログラム及び音声通信システムを提供することである。
本発明の音声通話端末は、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末から送られる音声のモニタを指示する第1のボタンと、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末との相互通話を指示する第2のボタンと、音声を入力するための音声入力部と、音声を出力するための音声出力部と、前記音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段と、音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信する送信手段と、指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、前記第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信する要求送信手段と、相互通話要求情報の到来を監視する要求監視手段と、第1のボタンまたは第2のボタンが操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、前記要求監視手段が相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段とを具備することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、情報を表示する表示部と、与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ第1のボタン及び第2のボタンを表示するボタン表示制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明の音声通話端末では、ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第1のボタンの操作または再操作もしくは第2のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末では、要求送信手段は、前記第2のボタンの再操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信するものであり、要求監視手段は、相互通話終了要求情報の到来監視をも行うものであり、ボタン表示制御手段は、この要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、音声データの送受をUDP/IPプロトコルにより行い、相互通話に係る情報の送受をTCP/IPプロトコルにより行うことを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムは、音声を入力するための音声入力部と、音声を出力するための音声出力部と、IPネットワークを介して通信を行う通信処理部と、情報を表示するための表示部と、プロセッサとを具備する音声通話端末の該プロセッサにより実行されるプログラムであって、
通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末から送られる音声のモニタを指示する第1のボタンと、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末との相互通話を指示する第2のボタンとを、与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ表示するボタン表示制御手段と、前記音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段と、音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信する送信手段と、指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、前記第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信する要求送信手段と、相互通話要求情報の到来を監視する要求監視手段と、第1のボタンまたは第2のボタンが操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、前記要求監視手段が相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段とを実現することを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムでは、ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第1のボタンの操作または再操作もしくは第2のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムは、IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムでは、要求送信手段は、前記第2のボタンの再操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信するものであり、要求監視手段は、相互通話終了要求情報の到来監視をも行うものであり、ボタン表示制御手段は、この要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムは、音声データの送受をUDP/IPプロトコルにより行い、相互通話に係る情報の送受をTCP/IPプロトコルにより行うことを特徴としている。
本発明の音声通話システムは、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の音声通話端末を複数備え、該複数の音声通話端末をIPネットワークに接続したことを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末から送られる音声のモニタを指示する第1のボタンと、音声を出力するための音声出力部と、指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、第1のボタンが操作された場合に該ボタン対応の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段とを具備することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、情報を表示する表示部と、与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ第1のボタンを表示するボタン表示制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第1のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムは、音声を出力するための音声出力部と、IPネットワークを介して通信を行う通信処理部と、情報を表示するための表示部と、プロセッサとを具備する音声通話端末の該プロセッサにより実行されるプログラムであって、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末から送られる音声のモニタを指示する第1のボタンを、与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ表示するボタン表示制御手段と、指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、第1のボタンが操作された場合に該ボタン対応の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段とを実現することを特徴としている。
本発明の音声通話端末用プログラムは、ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第1のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムは、IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末との相互通話を指示する第2のボタンと、音声を入力するための音声入力部と、
音声を出力するための音声出力部と、前記音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段と、音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信する送信手段と、指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、前記第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信する要求送信手段と、相互通話要求情報の到来を監視する要求監視手段と、第2のボタンが操作された場合に該ボタン対応の送信元情報を、前記要求監視手段が相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段とを具備することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、情報を表示する表示部と、与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ第2のボタンを表示するボタン表示制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第2のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末は、要求送信手段は、前記第2のボタンの再操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信するものであり、要求監視手段は、相互通話終了要求情報の到来監視をも行うものであり、ボタン表示制御手段は、この要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムは、音声を入力するための音声入力部と、音声を出力するための音声出力部と、IPネットワークを介して通信を行う通信処理部と、情報を表示するための表示部と、プロセッサとを具備する音声通話端末の該プロセッサにより実行されるプログラムであって、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末との相互通話を指示する第2のボタンを、与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ表示するボタン表示制御手段と、前記音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段と、音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信する送信手段と、指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、前記第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信する要求送信手段と、相互通話要求情報の到来を監視する要求監視手段と、第2のボタンが操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、前記要求監視手段が相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段とを実現することを特徴としている。
本発明の音声通話端末用プログラムは、ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第2のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムは、IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
本発明の音声通話端末用プログラムは、要求送信手段は、前記第2のボタンの再操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信するものであり、要求監視手段は、相互通話終了要求情報の到来監視をも行うものであり、ボタン表示制御手段は、この要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする。
上記の通り本発明では、音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信して、当該端末側からの音声送信を行うと共に、第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信し、また、相互通話要求情報の到来を監視する構成を備え、第1のボタンまたは第2のボタンが操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報をそれぞれ、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として指示するようにし、これを受けて指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込むと共に取り込まれた音声データを音声化して音声出力部から出力させるので、第1のボタンまたは第2のボタンの操作により対応する送信元情報を持つ音声データの取り込みと音声化が行われ、更に、相手端末から相互通話要求情報の到来があった場合にはこの相互通話要求情報の送信元情報を持つ音声データの取り込みと音声化が行われるので、1対1、1対多、更には、多対多の音声通話が可能となる。各通話対象端末に対応させて第1のボタンのみを備えるように構成することにより、多対多の音声通話におけるモニタ(傍受)のみを行える端末を提供できる。また、各通話対象端末に対応させて第2のボタンとのみを備えるように構成することにより、多対多の音声通話におけるモニタ(傍受)を行うことなく相互通話へ移行できる端末を提供できる。
本発明では、1対1、1対多、更には、多対多の音声通話を、音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信する構成と次の構成により実現している。即ち、第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信し、また、相互通話要求情報の到来を監視する構成を備え、第1のボタンまたは第2のボタンが操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報をそれぞれ、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として指示するようにし、これを受けて指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込むと共に取り込まれた音声データを音声化して音声出力部から出力させる構成である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る音声通話端末、音声通話端末用プログラム及び音声通信システムの実施例を説明する。各図において同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1に、本発明に係る音声通話端末の実施例に係る構成図を示す。音声通話端末10は、例えば音声ボードを備えるパーソナルコンピュータにより構成され、IPネットワーク50に接続されている。
音声通話端末10には、音声入出力制御部12が備えられ、音声入出力制御部12には音声を入力するマイクロホンなどの音声入力部31と、音声を出力するスピーカなどの音声出力部32が接続されている。音声入力部31と音声出力部32は、ヘッドセットやハンドセットとして実現することも可能である。
音声通話端末10には、IPネットワーク50を介して通信を行う通信処理部15と、情報を入力するためのキーボードやマウス或いはタッチパネルにより構成される入力部33に接続される入力制御部13と、情報を表示するLCDやCRTなどの表示部34に接続される表示制御部14とが設けられている。
音声通話端末10には、プロセッサにより実行される音声通話端末用プログラムが備えられ、このプログラムが図1に示す各手段を実現している。即ち、音声通話端末10には、ボタン表示制御手段21、音声キャプチャ手段22、送信手段23、取込手段24、出力処理手段25、要求送信手段26、要求監視手段27、送信元指示手段28、検出手段29が備えられている。
また、音声通話端末10には、所望の通話対象端末情報が記憶された通話対象ファイル41が設けられている。上記の通話対象ファイル41は、例えば図2に示すように、自端末に関する情報を含む(通常、システム内の全端末に関する情報を含む)通話対象端末情報として、IPアドレスと通話対象端末(パーソナルコンピュータ)のニックネームが対応付けられて記憶されたものである。この図2の例では、IPアドレス「aaa.bb.cc.01」については、ニックネームが「satelliteJ11」であり、IPアドレス「aaa.bb.cc.02」については、ニックネームが「EQUIUM 5030」であり、IPアドレス「aaa.bb.cc.03」については、ニックネームが「EQUIUM 5090」であり、IPアドレス「aaa.bb.cc.04」については、ニックネームが「EQUIUM 5100」であるものを示している。通話対象ファイル41の情報については、システム内の所定サーバに置いておき、音声通話端末を立ち上げる場合にダウンロードするようにしておくことで、通話対象ファイル41の情報を変更する場合に、上記サーバにおけるファイルを変更するだけで、システムにおける全音声通話端末のファイル内容を変更可能であり、便利である。
上記ボタン表示制御手段21は、通話対象ファイル41内の通話対象端末情報に基づき、第1のボタンと第2のボタンとを表示部34へ表示するものである。第1のボタンは、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末から送られる音声のモニタを指示するためのボタンである。また、第2のボタンは、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末との相互通話を指示するためのボタンである。図3はプログラムの起動時に図2の内容の通話対象ファイル41に基づき、ボタン表示制御手段21が表示部34へ表示したダイアログ画面の一例を示すものである。ここでは、「MONITOR」は第1のボタンであり、「CALL」は第2のボタンである。第1のボタンである「MONITOR」と、第2のボタンである「CALL」は、登録されている各通話対象端末対応のニックネームに対応して表示されている。この場合、自端末に対応するニックネームや第1のボタン及び第2のボタンについては、表示部34へ表示するが、操作が行われても、当該音声通話端末10が有している自端末に関する情報に基づき、操作を無効として処理する。或いは、通話対象ファイル41内の通話対象端末情報と当該音声通話端末10が有している自端末に関する情報が一致するものを検出して、表示部34へ表示しないように構成する。
音声キャプチャ手段22は、音声入力部31から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャスレッドであり、図4に示すように音声の取り込み時間としての例えば10ミリ秒分の音声データをバッファリングするデータバッファが2個分(20ミリ秒分)用いられる。この20ミリ秒分のデータバッファは全体の遅延を20ミリ秒以下とするための値である。音声キャプチャ手段22では、10ミリ秒分の音声データがデータバッファに蓄積される毎にイベント通知を行い、10ミリ秒分のデータバッファをサイクリックに使用する。データバッファに音声データが蓄積される毎にイベント通知を行うことで、タイマなしに10ミリ秒毎のデータを採取できる。20ミリ秒分のデータバッファについては、イベント通知を行うためのバッファのポインタが設定される。イベント通知により該当バッファ領域をロックして、送信用バッファを動的に生成して送信用バッファにキャプチャデータをコピーする。
送信手段23は、音声キャプチャ手段22により得られる音声データをIPネットワーク50へブロードキャスト送信するもので、UDPソケットにより構成され、UDPソケットでブロードキャスト送信を行うものである。また、取込手段24は、指示された送信元情報(IPアドレス)を持つ音声データをIPネットワーク50から受信して取り込むUDPソケットにより構成されるものである。出力処理手段25は、上記の取込手段24により取り込まれた音声データを音声化して上記音声出力部32から出力させる音声再生スレッドにより構成されるものである。音声再生スレッドは、第1のボタンである「MONITOR」または第2のボタンである「CALL」が操作された状態或いは相互通話要求情報を受け取った状態(後に説明する「COMMUNICATION」状態)において生成されるもので、モニタまたは通話する通話対象端末の数分が同時に生成され、同時に複数の通話対象端末対応の音声再生が実現される。
上記の音声再生スレッドでは、図5に示すように30ミリ秒分の再生用音声バッファを用意し、10ミリ秒分の音声データが再生用音声バッファに蓄積される。それぞれ生成された初期状態においては、20ミリ秒分のデータが格納された時点で、再生を開始し、以降は10ミリ秒分のデータをサイクリックに格納することで、途切れなく音声再生できる。30ミリ秒分の再生用音声バッファをサイクリックに使用する。このような処理により、10ミリ秒分の余裕を持ち、音声データの到着が若干遅れても、これ以上の処理遅延が発生しない限り、音が途切れることはない。
要求送信手段26は、第2のボタンである「CALL」の操作に基づき、対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信し、また第2のボタンである「CALL」の再操作に基づき、対応する通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信するTCP/IPソケットにより構成されるものである。要求監視手段27は、音声通話端末用プログラムの起動時に生成されるTCP/IPソケットにより構成され、IPネットワーク50を介して相互通話要求情報また相互通話終了要求の到来を監視するものである。送信元指示手段28は、第1のボタンである「MONITOR」または第2のボタンである「CALL」が操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、また、要求監視手段27が相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報を、IPネットワーク50から取り込む音声データの送信元情報として取込手段24へ指示するものであり、音声再生スレッドにより構成される。既に述べた通り、音声再生スレッドは、第1のボタンである「MONITOR」または第2のボタンである「CALL」が操作された状態或いは相互通話要求情報を受け取った状態(後に説明する「COMMUNICATION」状態)において生成されるもので、モニタまたは通話する通話対象端末の数分が同時に生成される。検出手段29はUDPソケットにより構成され、IPネットワーク50に流れる音声データについて通話対象ファイル41に登録されている通話対象端末情報が送信元情報となっているパケットを検出し、検出結果をボタン表示制御手段21へ送るものである。
以上の通りに構成された音声通話端末にあっては、プロセッサが音声通話端末用プログラムを起動することにより、音声通話端末が図6に示されるフローチャートに対応する動作を行うので、この動作を説明する。音声通話端末用プログラムが起動されると、まず、通話対象ファイル41の読み込みを行い(S11)、図2に示す通話対象端末情報であるIPアドレスと通話対象端末(パーソナルコンピュータ)のニックネーム情報を読み出し、図3に示されるようなダイアログ画面を生成し(S12)表示部34へ表示する。
次に、UDPソケットを生成して(S13)、全ての音声データをIPネットワーク50から受信して、指示された送信元情報を持つ音声データだけを取り込む。更に、TCP/IPサーバソケットを生成して(S14)、IPネットワーク50を介して接続要求の到来を監視する。
更に、音声キャプチャスレッドを生成して(S15)、音声入力部31から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段22としての動作を開始し、音声入力部31から取り込まれた音声信号を音声データ化することからなる音声キャプチャを実行し(S16)、先のステップS13において生成したUDPソケット用いてIPネットワーク50へブロードキャスト送信する(S17)。次に、プログラムの終了操作がなされたかを検出して(S18)、終了操作がなされていなければステップS16へ戻って動作を継続し、ステップS18においてプログラムの終了操作が検出されたときにはエンドとなる。
上記の音声通話端末用プログラムを有する音声通話端末10−1〜10−nがIPネットワーク50に接続されて、音声通信システムが図7に示されるように構成される。この例では、nが6であり、各音声通話端末10−1〜10−6は、通話対象ファイル41−1〜41−6として、図2に示す如き内容のデータが設定されたものを備えている。この音声通信システムにおいて、音声通話端末10−1〜10−nに備えられる音声通話端末用プログラムの音声系仕様を図8に、また通信系仕様を図9に示す。この図9に示した通信方式にあって、UDP/IPは音声データの送信に使用され、TCP/IPは相互通話要求情報と相互通話終了要求情報の送受信に使用される。
本音声通信システムにおいて、例えば、音声通話端末10−1の音声通話端末用プログラムが起動されると、図6を用いて説明した通りに、通話対象ファイル41−1の読み込みを行い(S11)、通話対象ファイル41−1の内容が図2に示すようであると、図2の通話対象端末情報であるIPアドレスと通話対象端末(パーソナルコンピュータ)のニックネーム情報を読み出し、図3に示されるようなダイアログ画面を生成し(S12)、表示部34へ表示する。
この状態で、音声通話端末用プログラムは、第1のボタンである「MONITOR」または第2のボタンである「CALL」の操作及び再操作を検出し、また、図6のステップS13において生成したUDPソケットから構成される取込手段24からの通知、更に、TCP/IPサーバソケットにより構成される要求監視手段27からの通知に基づき、音声通話端末を図10に示す各状態に遷移させ、またボタン表示制御手段21は上記遷移された状態に応じて、表示部34に表示された対応ボタンの色を変更する。即ち、遷移される各状態は、「IDLE」、「READY」、「MONITOR」、「COMMUNICATION」の4状態であり、「IDLE」状態はプログラム起動直後の状態であり、第1のボタンである「MONITOR」と第2のボタンである「CALL」とは、例えばダイアログ画面の背景色とされると共に操作不能な無効状態である。
「READY」状態は、UDPソケットにより通話対象端末の音声が検出された通知がなされた状態であり、第1のボタンである「MONITOR」と第2のボタンである「CALL」とは、例えば緑色とされると共に操作可能な有効状態である。「MONITOR」状態は、通話対象端末の音声を再生している状態であり、第1のボタンである「MONITOR」が例えば赤色とされると共に、第1のボタンである「MONITOR」と第2のボタンである「CALL」とは共に操作可能な有効状態である。「COMMUNICATION」状態は、通話対象端末と相互通話の状態であり、第1のボタンである「MONITOR」と第2のボタンである「CALL」とは共に例えば赤色とされると共に、第1のボタンである「MONITOR」が操作不可能な無効状態である。
図11に、「IDLE」、「READY」、「MONITOR」、「COMMUNICATION」間の状態遷移図を示す。音声通話端末用プログラムが起動されると「IDLE」状態となり、通話対象ファイル41−1に記憶された通話対象端末情報に対応する音声通話端末から音声データを受け取ると、「READY」へ遷移する。他の状態において通話対象端末情報に対応する音声通話端末から1秒間音声データを受信できない場合に、本「IDLE」状態へ遷移する。
「READY」状態にあっては、通話対象端末情報に対応する音声通話端末について再生中である場合には、再生停止フラグをセットし、再生を停止させて音声再生スレッドを終了する。「READY」状態にあっては、第1のボタンである「MONITOR」の操作を受けて「MONITOR」状態へ遷移する。「READY」状態にあっては、第2のボタンである「CALL」の操作を受けて「COMMUNICATION」状態へ遷移する。「READY」状態にあっては、通話対象端末情報に対応する音声通話端末から1秒間音声データを受信できない場合に、「IDLE」状態へ遷移する。
「MONITOR」状態にあっては、第2のボタンである「CALL」の操作を受けて「COMMUNICATION」状態へ遷移する。「MONITOR」状態にあっては、第1のボタンである「MONITOR」の操作(2度の操作をペアとし、第1回目を「操作」第2回目を「再操作」とすれば、「再操作」)を受けて「READY」状態へ遷移する。「MONITOR」状態にあっては、通話対象端末情報に対応する音声通話端末から1秒間音声データを受信できない場合に、「IDLE」状態へ遷移する。
「READY」状態または「MONITOR」状態において、第2のボタンである「CALL」の操作を受けて「COMMUNICATION」状態となる。第2のボタンである「CALL」の操作を受けると、対応通話対象端末へ相互通話要求情報を送信するので、この相互通話要求情報を受信した通話対象端末も、括弧書きにて示すように「READY」状態から「COMMUNICATION」状態へと遷移し、または括弧書きにて示すように「MONITOR」から「COMMUNICATION」状態へ遷移し、相互通話が可能となる。「COMMUNICATION」状態において、再度「CALL」の操作を受けて「READY」状態へ遷移すると共に、通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信し、この相互通話終了要求情報を受信した通話対象端末も、括弧書きにて示すように「COMMUNICATION」状態から「READY」状態へ遷移する。「COMMUNICATION」状態において、通話対象端末情報に対応する音声通話端末から1秒間音声データを受信できない場合に、「IDLE」状態へ遷移する。
図6におけるステップS13においては、通話対象ファイル41−1に記憶された通話対象端末情報に対応するUDPソケットを生成して、音声信号を取り込んで音声データ化してIPネットワーク50へブロードキャスト送信すると共に、指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワーク50から受信して取り込み可能とする。この場合に音声信号取り込んで音声データ化する音声キャプチャ手段22としての処理は、既に図4を用いて説明した。そして、UDPソケットは、音声データの送信に関し、図12に示すフローチャートに対応する動作を行う。通話対象ファイル41−1に記憶された通話対象端末情報に対応してポート番号を指定し、UDPソケットを生成する(S21)。図4において説明したイベント通知を検出し(S22)、イベント通知があるとUDPソケットを用いてIPネットワーク50へブロードキャスト送信する(S23)。斯して、UDPにより送信を行う場合には、通話対象ファイル41−1に記憶された通話対象端末の数がnとしてnセッションを生成すれば良く、TCP/IPにより送信を行う場合のn×nセッションよりも遥かに少ないセッションを生成すれば良く、ネットワークの負荷を小さくすることができる。
UDPソケットは上記の通りの音声データ送信と共に、音声データの受信を行う。この音声データ受信する場合のシーケンス図を図13に示して、動作を説明する。「READY」状態から第1のボタンである「MONITOR」の操作を受けて「MONITOR」状態へ遷移し、「READY」状態から或いは「MONITOR」状態から第2のボタンである「CALL」の操作を受けて「COMMUNICATION」状態へ遷移すると(T11)、ボタン表示制御手段21により第1のボタンである「MONITOR」及び第2のボタンである「CALL」の表示色が赤色へ変化させられる(T12)。そして、音声再生スレッドが生成され(T13)、UDPソケットがIPネットワーク50から受け取った該当通話対象端末の音声データを図4に示したデータバッファへ格納し(T14)、10ミリ秒分の音声データがデータバッファに蓄積される毎にイベント通知を行う(T15)。更に、該当通話対象端末の音声データを図4に示したデータバッファへ格納し(T16)、20ミリ秒分のデータバッファに音声データが蓄積されイベント通知が行われると(T17)、音声再生スレッドによる音声再生が開始される(S18)。これ以降は、該当通話対象端末の音声データをデータバッファへ格納し(T19)、10ミリ秒分の音声データがデータバッファに蓄積される毎にイベント通知を行って(T20)音声再生が継続実行される。
上記の状態から例えば、当該音声通話端末において再度第1のボタンである「MONITOR」または第2のボタンである「CALL」の操作がなされるか、相手の音声通話端末において再度「CALL」の操作がなされ相互通話終了要求情報を受信した場合には、「MONITOR」状態或いは「COMMUNICATION」状態から「READY」状態へ遷移する(T21)。これにより、再生停止フラグをセットする(T22)と共に第1のボタンである「MONITOR」及び第2のボタンである「CALL」の表示色を緑色へ変化させ(T23)、再生を停止させて(T24)音声再生スレッドを終了する(T25)。
上記の音声データ受信のシーケンスを行うために、UDPソケットでは図14に示すフローチャートに基づき動作を行う。所要の通話対象端末に対応して生成されたUDPソケットは、UDP受信イベントを待ち(S31)、イベント発生に応じてUDPソケットを用いて受信し(S32)、「MONITOR」状態或いは「COMMUNICATION」状態の該当通話対象端末からの受信データであるかを検出し(S33)、該当通話対象端末からの受信データである場合には音声データを該当のデータバッファに蓄積して(S34)、10ミリ秒分の音声データがデータバッファに蓄積されると該当する音声再生スレッドに対してイベント通知を行って(S35)、ステップS31へ戻って処理を続ける。
UDPソケットによる上記の如き処理に対し、音声再生スレッドによる音声再生処理は、既に図5を用いて説明した通りであり、図15に示すフローチャートに示すような処理が行われる。まず、30ミリ秒分の再生用音声バッファを生成し(S41)、例えば図8に示す通り再生条件の設定を行う(S42)。次に、データバッファのデータ再生をする場合に、協調(コーポレート)レベルの設定を行い(S43)、10ミリ秒分の音声データがデータバッファに蓄積される毎にUDPソケットによって通知されるイベント通知受付を開始する(S44)。
ステップS44におけるイベント通知受付開始に続いて、受信イベント通知待ちを行い(S45)、受信イベント通知があると2回目以降の通知かを判定し(S46)、一回目である場合にはステップS48へ進み、ステップS48でNOとなるとステップS45へ戻ってイベント通知を待つ。ステップS46において2回目以降の通知到来が検出されると、音声再生を行い(S47)、次に「READY」状態へ遷移することによる再生停止フラグのセット(ON)を監視して(S48)、再生停止フラグのセットがなされない限りステップS45へ戻って処理を行い、再生停止フラグのセットを受けて音声再生スレッドを停止する(S49)。
次に、第2のボタンである「CALL」の操作を受けて「COMMUNICATION」状態へ遷移した場合の通話処理に関するシーケンス図を図16に示して、動作を説明する。送信側の端末において、第2のボタンである「CALL」の操作を受けてTCP/IPソケットが生成され(T31)、該当通話対象端末対応するストリーム型ソケットを生成して(T32)、該当通話対象端末に対して接続要求を送る(T33)。
上記の送信側における処理に対し、受信側の音声通話端末では音声通話端末用プログラムの起動時に生成されたTCP/IPサーバソケットが接続要求待ち(Listen待ち)の状態にあり(T34)、上記接続要求を受信(Accept)して(T35)、TCP/IPソケットが生成される(T36)。
一方、送信側においては接続完了(Connect)を検出すると(T37)、TCP/IPソケットが受信側へ相互通話要求情報を送信し(T38)、これを受信側のTCP/IPソケットが受けて、第1のボタンである「MONITOR」及び第2のボタンである「CALL」の表示色を赤色へ遷移させる(T39)。また、相互通話要求情報を送信した送信側においても第1のボタンである「MONITOR」及び第2のボタンである「CALL」の表示色を赤色へ遷移させる(T40)。これ以降は、相互通話が実行されるが、UDPソケットにより行われるので、ここでは括弧内に記載するに止める。
そして、相互通話の終了のために、例えば送信側においては第2のボタンである「CALL」の再操作が行われて終了要求が出される(T41)と、TCP/IPソケットが受信側へ相互通話終了要求情報を送信し(T42)、これを受信側のTCP/IPソケットが受けて、第1のボタンである「MONITOR」及び第2のボタンである「CALL」の表示色を赤色から緑色へ遷移させる(T43)と共に、TCP/IPソケットを終了する(T44)。
送信側のTCP/IPソケットが受信側へ相互通話終了要求情報を送信してリンクの切断(Close)が確認されると(T45)、TCP/IPソケットを終了する(T46)と共に、第1のボタンである「MONITOR」及び第2のボタンである「CALL」の表示色を赤色から緑色へ遷移させる(T47)。
図16に示した通話処理に関するシーケンスにおいて、処理を行うTCP/IPサーバソケットとTCP/IPクライアントソケットとの動作を図17及び図18のフローチャートに示す。TCP/IPサーバソケットは音声通話端末用プログラムの起動時に生成されるもので、図17に示すように、通話対象端末情報に対応してポート番号を指定したストリーム型ソケットを生成し(S51)、接続要求待ち(Listen)の状態となり(S52)、接続要求の到来を検出する(S53)。
ステップS53において接続要求到来を検出した場合には上記接続要求の受信(Accept)を行って(S54)、TCP/IPソケットを生成して(S55)、再びステップS53へ戻って接続要求の到来を検出する(S53)。
一方、TCP/IPソケットは、上記図17におけるステップS55にてTCP/IPサーバソケットにより生成されるもので、生成されたTCP/IPソケットは、図18に示すように、通話対象端末情報に対応してポート番号を指定したストリーム型ソケットを生成し(S61)、接続完了待ち(Connect)の状態となり(S62)、状態変化を検出して(S63)、状態変化に係る情報が何か(「接続完了」、「クローズ」、「データ受信」のいずれか)を分析して結果を検出する(S64)。
ステップS64において分析結果が「接続完了」であると検出された場合には、相互通話要求情報を送信して(S65)ステップS63へ戻り、ステップS64において分析結果が「データ受信」であると検出された場合には、これを受け取って(Receive(S66))ステップS63へ戻り、ステップS64において分析結果が「クローズ(相互通話終了要求情報)」であると検出された場合には、TCP/IPソケットを終了する(S67)。
本実施例に係る音声通話端末用プログラムは、終了の操作入力を受けて図19に示されるフローチャートの処理を行って終了となるので、その動作を説明する。終了の操作入力に対して、音声再生中のパーソナルコンピュータであれば、その停止フラグをセットし(S71)、各パーソナルコンピュータ(音声通話端末)の登録情報を削除し(S72)、音声キャプチャ停止フラグをセットする(S73)。更に、音声キャプチャスレッドおよび音声再生スレッドを終了するため、約100ミリ秒間スリープして(S74)、プログラム全体を終了する。これにより、ノイズの発生なくプログラムを終了させることが可能である。
以上説明した通りの処理を実現する本実施例に係る音声通話端末用プログラムを備える2台の音声通話端末により、プログラム起動を行って「MONITOR」状態へ遷移し、更に相互通話状態へ遷移し、次に相互通話状態を解除して最終的に音声通話端末用プログラムを終了するまでのシーケンスを図20に示し、これに基づき2台の音声通話端末による処理動作を説明する。ここでは、一方の音声通話端末を「自局」と表現し、他方の音声通話端末を「相手」と表現する。
「自局」の音声通話端末を操作するオペレータ(O1)が音声通話端末用プログラムP1を起動し(T51)、これにより通話対象ファイル41の読み込みが行われて対応する操作ボタンが生成されて図3に示すようなダイアログ画面の生成がなされる(T52)。そして、音声キャプチャが開始され、ブロードキャスト方式により上記キャプチャした音声データをIPネットワーク50へ送信し(T53)、以降、当該プログラムP1が終了するまで音声データが一定間隔にて送信される。これに対し、「相手」の音声通話端末を操作するオペレータ(O2)が音声通話端末用プログラムP2を起動し(T54)、これにより通話対象ファイル41の読み込みが行われて対応する操作ボタンが生成されて図3に示すようなダイアログ画面の生成がなされる(T55)。そして、音声キャプチャが開始され、ブロードキャスト方式により上記キャプチャした音声データをIPネットワーク50へ送信し(T56)、以降においては、当該プログラムP2が終了するまで音声データが一定間隔にて送信される。
「自局」の音声通話端末を操作するオペレータ(O1)が「相手」の音声通話端末に対応する第1のボタンである「MONITOR」の操作を行うことにより(T57)、音声再生がなされて(T58)、「相手」の音声通話端末において入力された音声を「自局」音声通話端末にて聴取することが可能である。「自局」の音声通話端末を操作するオペレータ(O1)が「相手」の音声通話端末に対応する第1のボタンである「MONITOR」の再操作を行うことにより(T59)、上記で再生されていた「相手」の音声通話端末において入力された音声の再生が終了される(T60)。
次に、「自局」の音声通話端末を操作するオペレータ(O1)が「相手」の音声通話端末に対応する第2のボタンである「CALL」の操作を行うと(T61)、相互通話要求情報が「相手」の音声通話端末へ送信され(T62)、これに応じて「相手」の音声通話端末では図15のシーケンス図を用いて説明した処理が行われて音声再生がなされ(T63)、「相手」の音声通話端末において「自局」音声通話端末にて入力された音声を聴取することが可能である。同様に、「自局」音声通話端末でも音声再生がなされて(T64)、「相手」の音声通話端末において入力された音声を当該「自局」音声通話端末にて聴取することが可能であり、「自局」音声通話端末と「相手」の音声通話端末において相互通話がなされる。このような第2のボタンである「CALL」の操作を複数の「相手」の音声通話端末に対応して行うことにより、当該「自局」音声通話端末は1対多の音声通話を行うことができ、更に、この「相手」の音声通話端末において第2のボタンである「CALL」の操作を複数の他の「相手」音声通話端末に対応して行うことにより、当該「相手」の音声通話端末も1対多の音声通話を行うことができる。従って、本実施例の音声通信システム全体においては、多対多の音声通話を行うことができる。
更に、「自局」の音声通話端末を操作するオペレータ(O1)が「相手」の音声通話端末に対応する第2のボタンである「CALL」の再操作を行うことにより(T65)、相互通話要求情報が「相手」の音声通話端末へ送信され(T66)、これに応じて「相手」の音声通話端末では上記で再生していた「自局」の音声通話端末において入力された音声の再生が終了される(T67)。また、第2のボタンである「CALL」の再操作を行った「自局」の音声通話端末において、上記で再生されていた「相手」の音声通話端末において入力された音声の再生が終了される(T68)。この場合にはこれ以降にあっても、「自局」及び「相手」の音声通話端末においてキャプチャした音声データはIPネットワーク50へ送信され続ける(T69、T70)。即ち、「自局」及び「相手」の音声通話端末は共に「IDLE」状態となる。
「自局」の音声通話端末を操作するオペレータ(O1)が音声通話端末用プログラムを終了する操作を行うと(T71)、これにより、既に図19のフローチャートにおいて説明した通りの手順によってプログラムの終了がなされる。これにより、「自局」の音声通話端末からの音声データ送信が終了される(T72)が、「相手」の音声通話端末からは音声データが変わることなく送信され続ける(T73)。
なお、以上の実施例においては、第1のボタンと第2のボタンとを表示部34に表示するものを示したが、これに限定されることなく、通話対象端末に対応させて個別のキーとして設けても良い。また、第1のボタンと第2のボタンとを物理的に異ならせることなく、同一のボタンとして構成しても良い。この場合、例えば、アイドル状態から第1回目のボタン操作が第1のボタン操作となり、第2回目のボタン操作が第2のボタン操作となり、第3回目のボタン操作が第2のボタンの再操作となり、第4回目のボタン操作が第1のボタンの再操作となりアイドル状態へ戻るように構成しても良い。また、通話対象端末に対応させて第1のボタンと第2のボタンとの両方を備えるものを示したが、各通話対象端末に対応させて、第1のボタンと第2のボタンとの少なくとも一方を備えさせるようにしても良い。このようにすると、モニタ(傍受)のみを行える端末を提供でき、また、モニタ(傍受)を行うことなく相互通話のみを行える端末を提供できる。
各通話対象端末に対応して第1のボタンのみを備える実施例では、図1に示されている構成において、音声キャプチャ手段22、送信手段23、取込手段24、出力処理手段25、要求送信手段26、要求監視手段27、音声入力部31は備えられない。ボタン表示制御手段21は、第1のボタンのみを表示する。そして、図11における状態遷移図の「COMMUNICATION」を消去した状態遷移図において遷移を行うように処理が行われる。これ以外は、既に示した実施例における処理が行われる。この実施例により、モニタ(傍受)のみを行える端末を提供できる。
各通話対象端末に対応して第2のボタンのみを備える実施例では、図1に示されている構成において、ボタン表示制御手段21は、第2のボタンのみを表示する。そして、図11における状態遷移図の「MONITOR」を消去した状態遷移図において遷移を行うように処理が行われる。これ以外は、既に示した実施例における処理が行われる。この実施例によると、モニタ(傍受)を行うことなく相互通話のみを行える端末を提供できる。
本発明に係る音声通話端末の一実施例における構成図。 本発明に係る音声通話端末に備えられる通話対象ファイルに記憶される情報の一例を示す図。 本発明に係る音声通話端末においてプログラムの起動時に表示されるダイアログ画面の一例を示す図。 本発明に係る音声通話端末における音声キャプチャ処理に用いられるデータバッファの一例を示す図。 本発明に係る音声通話端末における音声再生処理に用いられるデータバッファの一例を示す図。 本発明に係る音声通話端末において採用されている音声通話端末用プログラムを起動した場合の概略処理を示すフローチャート。 本発明に係る音声通話端末を用いて構成した音声通信システムの一実施例における構成図。 本発明に係る音声通信システムの一実施例において採用される音声通話端末用プログラムの音声系仕様情報を示す図。 本発明に係る音声通信システムの一実施例において採用される音声通話端末用プログラムの通信系仕様情報を示す図。 本発明に係る音声通話端末において実現される4状態を説明するための図。 本発明に係る音声通話端末において実現される4状態間の遷移を説明するための図。 本発明に係る音声通話端末における音声キャプチャ処理された音声データの送信処理を説明するためのフローチャート。 本発明に係る音声通話端末における音声再生処理のシーケンスを示す図。 本発明に係る音声通話端末における音声データ受信処理を説明するためのフローチャート。 本発明に係る音声通話端末における音声再生処理を説明するためのフローチャート。 本発明に係る音声通話端末における相互通話時のシーケンスを示す図。 本発明に係る音声通話端末におけるTCP/IPサーバソケットの処理を説明するためのフローチャート。 本発明に係る音声通話端末におけるTCP/IPクライアントソケットの処理を説明するためのフローチャート。 本発明に係る音声通話端末における音声通話端末用プログラム終了時の処理を説明するためのフローチャート。 本実施例に係る音声通話端末用プログラムを備える2台の音声通話端末による動作シーケンスを示す図。
符号の説明
10 音声通話端末
12 音声入出力制御部
13 入力制御部
14 表示制御部
15 通信処理部
21 ボタン表示制御手段
22 音声キャプチャ手段
23 送信手段
24 取込手段
25 出力処理手段
26 要求送信手段
27 要求監視手段
28 送信元指示手段
29 検出手段
31 音声入力部
32 音声出力部
33 入力部
34 表示部
41 通信対象ファイル
50 IPネットワーク

Claims (28)

  1. 通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末から送られる音声のモニタを指示する第1のボタンと、
    通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末との相互通話を指示する第2のボタンと、
    音声を入力するための音声入力部と、
    音声を出力するための音声出力部と、
    前記音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段と、
    音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信する送信手段と、
    指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、
    この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、
    前記第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信する要求送信手段と、
    相互通話要求情報の到来を監視する要求監視手段と、
    第1のボタンまたは第2のボタンが操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、前記要求監視手段が相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段と
    を具備することを特徴とする音声通話端末。
  2. 情報を表示する表示部と、
    与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ第1のボタン及び第2のボタンを表示するボタン表示制御手段と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の音声通話端末。
  3. ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第1のボタンの操作または再操作もしくは第2のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項2に記載の音声通話端末。
  4. IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、
    ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の音声通話端末。
  5. 要求送信手段は、前記第2のボタンの再操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信するものであり、
    要求監視手段は、相互通話終了要求情報の到来監視をも行うものであり、
    ボタン表示制御手段は、この要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の音声通話端末。
  6. 音声データの送受をUDP/IPプロトコルにより行い、相互通話に係る情報の送受をTCP/IPプロトコルにより行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の音声通話端末。
  7. 音声を入力するための音声入力部と、音声を出力するための音声出力部と、IPネットワークを介して通信を行う通信処理部と、情報を表示するための表示部と、プロセッサとを具備する音声通話端末の該プロセッサにより実行されるプログラムであって、
    通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末から送られる音声のモニタを指示する第1のボタンと、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末との相互通話を指示する第2のボタンとを、与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ表示するボタン表示制御手段と、
    前記音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段と、
    音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信する送信手段と、
    指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、
    この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、
    前記第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信する要求送信手段と、
    相互通話要求情報の到来を監視する要求監視手段と、
    第1のボタンまたは第2のボタンが操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、前記要求監視手段が相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段と
    を実現することを特徴とする音声通話端末用プログラム。
  8. ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第1のボタンの操作または再操作もしくは第2のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項7に記載の音声通話端末用プログラム。
  9. IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、
    ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の音声通話端末用プログラム。
  10. 要求送信手段は、前記第2のボタンの再操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信するものであり、
    要求監視手段は、相互通話終了要求情報の到来監視をも行うものであり、
    ボタン表示制御手段は、この要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の音声通話端末用プログラム。
  11. 音声データの送受をUDP/IPプロトコルにより行い、相互通話に係る情報の送受をTCP/IPプロトコルにより行うことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の音声通話端末用プログラム。
  12. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の音声通話端末を複数備え、該複数の音声通話端末をIPネットワークに接続したことを特徴とする音声通信システム。
  13. 通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末から送られる音声のモニタを指示する第1のボタンと、
    音声を出力するための音声出力部と、
    指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、
    この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、
    第1のボタンが操作された場合に該ボタン対応の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段と
    を具備することを特徴とする音声通話端末。
  14. 情報を表示する表示部と、
    与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ第1のボタンを表示するボタン表示制御手段と
    を具備することを特徴とする請求項13に記載の音声通話端末。
  15. ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第1のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項14に記載の音声通話端末。
  16. IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、
    ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項14または請求項15に記載の音声通話端末。
  17. 音声を出力するための音声出力部と、IPネットワークを介して通信を行う通信処理部と、情報を表示するための表示部と、プロセッサとを具備する音声通話端末の該プロセッサにより実行されるプログラムであって、
    通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末から送られる音声のモニタを指示する第1のボタンを、与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ表示するボタン表示制御手段と、
    指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、
    この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、
    第1のボタンが操作された場合に該ボタン対応の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段と
    を実現することを特徴とする音声通話端末用プログラム。
  18. ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第1のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項17に記載の音声通話端末用プログラム。
  19. IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、
    ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項17または請求項18に記載の音声通話端末用プログラム。
  20. 通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末との相互通話を指示する第2のボタンと、
    音声を入力するための音声入力部と、
    音声を出力するための音声出力部と、
    前記音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段と、
    音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信する送信手段と、
    指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、
    この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、
    前記第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信する要求送信手段と、
    相互通話要求情報の到来を監視する要求監視手段と、
    第2のボタンが操作された場合に該ボタン対応の送信元情報を、前記要求監視手段が相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段と
    を具備することを特徴とする音声通話端末。
  21. 情報を表示する表示部と、
    与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ第2のボタンを表示するボタン表示制御手段と
    を具備することを特徴とする請求項20に記載の音声通話端末。
  22. ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第2のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項21に記載の音声通話端末。
  23. IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、
    ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項21または請求項22に記載の音声通話端末。
  24. 要求送信手段は、前記第2のボタンの再操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信するものであり、
    要求監視手段は、相互通話終了要求情報の到来監視をも行うものであり、
    ボタン表示制御手段は、この要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項21乃至23のいずれか1項に記載の音声通話端末。
  25. 音声を入力するための音声入力部と、音声を出力するための音声出力部と、IPネットワークを介して通信を行う通信処理部と、情報を表示するための表示部と、プロセッサとを具備する音声通話端末の該プロセッサにより実行されるプログラムであって、
    通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末毎に設けられ、通話対象端末との相互通話を指示する第2のボタンを、与えられる通話対象端末情報に基づき、前記表示部へ表示するボタン表示制御手段と、
    前記音声入力部から音声信号を取り込み音声データ化する音声キャプチャ手段と、
    音声キャプチャ手段により得られる音声データをIPネットワークへブロードキャスト送信する送信手段と、
    指示された送信元情報を持つ音声データをIPネットワークから受信して取り込む取込手段と、
    この取込手段により取り込まれた音声データを音声化して前記音声出力部から出力させる出力処理手段と、
    前記第2のボタンの操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話要求情報を送信する要求送信手段と、
    相互通話要求情報の到来を監視する要求監視手段と、
    第2のボタンが操作された場合には該ボタン対応の送信元情報を、前記要求監視手段が相互通話要求情報の到来を検出した場合には該相互通話要求情報の送信元情報を、IPネットワークから取り込む音声データの送信元情報として前記取込手段へ指示する送信元指示手段と
    を実現することを特徴とする音声通話端末用プログラム。
  26. ボタン表示制御手段は、表示部に表示された第2のボタンの操作または再操作に応じて、前記表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項25に記載の音声通話端末用プログラム。
  27. IPネットワークに流れる音声データの送信元情報を検出する検出手段を具備し、
    ボタン表示制御手段は、この検出手段の検出結果及び前記要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項25または請求項26に記載の音声通話端末用プログラム。
  28. 要求送信手段は、前記第2のボタンの再操作に基づき対応する通話対象端末へ相互通話終了要求情報を送信するものであり、
    要求監視手段は、相互通話終了要求情報の到来監視をも行うものであり、
    ボタン表示制御手段は、この要求監視手段による監視結果を受けて表示部に表示された対応ボタンの色を変更することを特徴とする請求項25乃至27のいずれか1項に記載の音声通話端末用プログラム。
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