JP2008028772A - 録画再生機管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分散録画されたコンテンツを安定して再生することが可能な分散配置システムを提供する。
【解決手段】ネットワークを介して接続された複数の録画再生機を管理する録画再生機管理機1であって、前記各録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機に移動させる移動制御部58を備える。録画再生機管理機1は、さらに、コンテンツごとの、当該コンテンツを記憶している録画再生機と、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機とを含む機器情報26aを取得する録画情報取得部44を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークに相互に接続された複数の録画再生機を管理する録画再生機管理装置に関し、特に、コンテンツを分散して記憶している複数の録画再生機の管理に関するものである。
例えば宅内に設置される複数の録画再生機のように、ネットワークに複数の録画再生機が接続された環境下で、1つの放送コンテンツを録画再生機に予約録画する場合、予約録画をした録画再生機が備える記憶媒体の空き容量が不十分な時には、別の録画再生機にも予約録画することにより、1つの放送コンテンツを複数の録画再生機に分散して録画する方法がある(例えば、特許文献1参照)。ここで、1つの放送コンテンツとは、1つの番組や、1つのタイトルの映画などである。特許文献1に記載の技術は、予約機器に録画できない場合には、予約機器がコンテンツの一部を録画し、別の録画再生機が予約機器が録画できないコンテンツの残部を録画する。
特開2001−318881号公報
しかしながら、従来の技術では、分散して録画されたコンテンツを再生する場合、再生している録画再生機が録画していないコンテンツは、ネットワークを経由して再生される。そのため、従来の技術では、帯域不足や分散録画先のネットワークの帯域不安定等により、連続再生ができない場合が生じるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するため、分散録画されたコンテンツを安定して再生することが可能な分散配置システムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る録画再生機管理装置は、ネットワークを介して接続された複数の録画再生機を管理する録画再生機管理装置であって、前記各録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機に移動させる移動制御手段を備える。
このように、録画されたコンテンツを録画予約が登録されている録画再生機に移動する。ユーザは録画予約を登録した録画再生機を利用してコンテンツを視聴する可能性が高い。そのため、これにより、ユーザが視聴するときにネットワークの影響を受けることが減少し、より安定してコンテンツを視聴することが可能となる。
好ましくは、さらに、コンテンツごとの、当該コンテンツを記憶している録画再生機と、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機とを含む機器情報を取得する機器情報取得手段を備える。
このような機器情報を取得することにより、録画予約を受け付けた録画再生機と録画した録画再生機を自動的に判断することができ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
さらに好ましくは、さらに、前記ネットワークの利用状況を内容とする利用情報を取得する利用情報取得手段と、ネットワークの利用が少ない時間帯を前記利用情報から決定する時間帯決定手段とを備え、前記移動制御手段は、前記判定された時間帯に、録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機に移動させる。
このように、ネットワークの利用が少ない時間帯にコンテンツを移動させる。これにより、コンテンツ移動時のネットワークの負荷による他の処理への影響を軽減することが可能となる。
さらに好ましくは、前記機器情報は、さらに、前記各録画再生機が備える記憶媒体の空き容量を含み、さらに、前記機器情報に含まれる空き容量と前記移動対象となるコンテンツの容量とから、当該コンテンツを移動した後の記憶媒体の空き容量が0以上である場合に、当該記憶媒体を備える録画再生機への移動が可能と判断する移動可否判断手段を備え、前記移動制御手段は、録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機のうち、当該コンテンツの移動が可能と判断された録画再生機に移動させる。
このように、コンテンツを移動した場合の各録画再生機の空き容量から移動の可否を判断する。これにより、コンテンツ移動の途中で移動先の録画再生装置の記憶媒体の空き容量が不足するために中断せざるを得なくなることを防止できる。したがって、コンテンツを途中まで移動させるというネットワークの帯域の無駄な利用やコンテンツの送受信に要する各録画再生機の無駄な負荷をなくすことが可能となり、ネットワークや各録画再生機の機能の有効な活用が可能となる。
さらに好ましくは、さらに、前記各録画再生機のネットワークへの接続状況を取得する接続情報取得手段と、前記録画予約が登録されている録画再生機が複数ある場合に、前記接続状況が最も良好な録画再生機を移動先と決定する移動先決定手段とを備え、前記移動制御手段は、前記録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機のうち、前記移動先と決定された録画再生機に移動させる。
このように、コンテンツの移動先の候補が複数ある場合に、接続状態が良好な録画再生機を移動先とする。これにより、コンテンツ移動時のネットワークの負荷による他の処理への影響を軽減することが可能となる。
さらに好ましくは、前記機器情報は、さらに、前記各録画再生機が備える記憶媒体の空き容量を含み、前記移動先決定手段は、前記録画予約が登録されている録画再生機が複数あり、かつ、当該機器情報群の空き容量の差に関連する値が閾値以上の場合に、前記空き容量が大きい録画再生機を移動先と決定する。
このように、コンテンツの移動先の候補が複数ある場合に、録画再生機が備える記憶部により余裕のある録画再生機をコンテンツの移動先とする。これにより、各録画再生機が備える記憶資源の消費を均等化することが可能となる。
さらに好ましくは、さらに、前記各録画再生機においてコンテンツが視聴されたことを示す視聴情報を取得する視聴情報取得手段と、前記視聴情報に含まれるコンテンツに対応付けられた録画再生機の録画予約の登録を前記機器情報から削除する予約登録削除手段とを備える。
また、さらに、ユーザによる録画予約を受け付けた前記各録画再生機から当該録画予約を受け付けたことを示す録画予約情報を受信し、また、ユーザによる前記録画予約の解除を受け付けた前記各録画再生機から当該録画予約の解除を受け付けたことを示す録画予約解除情報を受信する録画予約情報受信手段と、前記録画予約情報受信手段が前記予約情報を受信した場合に、前記予約情報に含まれる録画予約を前記機器情報に登録する予約登録手段とを備え、前記予約登録削除手段は、さらに、前記録画予約情報受信手段が前記予約解除情報を受信した場合に、当該予約解除情報に対応する録画予約の登録を前記機器情報から削除する。
さらに、さらに、前記各録画再生機が予約録画した場合に、予約録画をしたことを示す予約録画情報を当該録画再生機から受信する予約録画情報受信手段と、前記予約録画情報受信手段が前記予約録画情報を受信した場合に、前記予約録画情報に含まれる情報を前記機器情報に登録する予約録画情報登録手段とを備える。
このように、視聴情報により、録画予約情報により、または、予約録画情報により機器情報を管理する。これにより、録画再生機管理装置は、録画予約に関連する各録画再生機の現状を正確に把握でき、適切なコンテンツの移動先を選択することが可能となり、したがって、ユーザがコンテンツを視聴する可能性が高い録画再生機をより適切に選択することが可能となる。そのため、これにより、ユーザが視聴するときにネットワークの影響を受けることが減少し、より安定してコンテンツを視聴することが可能となる。
なお、本発明は、このような特徴的な手段を備える録画再生機管理装置として実現することができるだけでなく、録画再生機管理装置に含まれる特徴的な手段をステップとする録画再生機管理方法として実現し、また、その録画再生機管理方法に含まれる特徴的な方法をコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができる。
本発明の分散配置システムにより、録画時には複数の録画再生機に分散されたコンテンツを、ユーザはネットワークの帯域の安定性の影響を受けることが減少し、安定的に視聴することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の録画再生機管理システムの構成の例を示す図である。図1は、1台の管理録画再生機1と4台の録画再生機2〜5とにより構成され、各機器は、同軸ネットワーク10を介して相互に接続されている例を示す。
管理録画再生機1は、同軸ネットワーク10に接続された全ての録画再生機2〜5の情報を管理する録画再生機であり、本実施の形態では、同軸ネットワーク10に接続される録画再生機同士のデータの送受信を制御する親機能を担当している録画再生機である。
管理録画再生機1および録画再生機2〜5は、具体的には例えば、STB(Set−Top−Box)等により実現される。本実施の形態に係る各機器をSTBにより実現する場合、そのSTBは、例えば、コンテンツを記憶するためのHDD(Hard Disc Drive)等の記憶媒体が搭載された録画再生機機能と、ネットワーク機能と、ネットワークに接続される他のSTBの情報や、他のSTBがもつ録画コンテンツを移動させる機能とを備える。
このように各録画再生機1〜5がネットワークを介して接続されることにより、分散して録画されたコンテンツを、ユーザがコンテンツを閲覧するために利用する可能性が高い録画再生機に移動することが可能となる。また、これにより、コンテンツを閲覧するとき、コンテンツはネットワークを経由することがなくなるため、ユーザはネットワークの帯域の安定性の影響を受けることが減少し、安定的に視聴することが可能となる。
図2は、本発明の実施の形態1の管理録画再生機1が備える構成を示すブロック図である。管理録画再生機1には、外部に入力部22と出力部24とが接続されており、また、管理録画再生機1は、記憶部26と、放送受信部28と、録画再生制御部30と、予約取得部32と、通信制御部34と、記憶制御部50と、時間帯判定部52と、移動パターン作成部54と、移動可否判断部56と、移動制御部58とを備える。
入力部22はユーザが管理録画再生機1に入力するために利用するキーボードやマウス等であり、出力部24はユーザがコンテンツや情報を閲覧するためのディスプレイ等である。
記憶部26は、機器情報26aと、コンテンツ26bと、予約情報26cとを記憶している記憶媒体である。機器情報26aは管理録画再生機1を含む各録画再生機1〜5の録画に関連する情報であり、空き容量情報と、接続情報と、利用情報と、録画情報とである。機器情報26aに含まれる各情報の詳細は後述する。コンテンツ26bは放送コンテンツおよびそれを特定するための情報である。予約情報26cは管理録画再生機1自身が予約を受け付けた録画予約に関する情報であり、例えば、録画予約されたコンテンツの時間、チャンネルなどである。
ここで機器情報26aの詳細について図を参照して説明する。
図3は、機器情報26aに含まれる空き容量情報の一例を示す図である。「空き容量情報」とは、管理録画再生機1が備える記憶部26および、後述する録画再生機2〜5が備える記憶部の空き容量を示す情報である。本図は、例えば、録画再生機1〜5の記憶部の空き容量は、管理録画再生機1につきv、録画再生機2につきw、録画再生機3につきx、録画再生機4につきy、録画再生機5につきzであることを示す。この空き容量は録画予約が完了した時点での記憶部の空き容量である。
図4は、機器情報26aに含まれる接続情報の一例を示す図である。「接続情報」とは、管理録画再生機1および録画再生機2〜5(以下、「全録画再生機」という。)のそれぞれが相互に接続される同軸ネットワーク10における伝送路の状況を示す情報であり、例えば、接続される管理録画再生機1と録画再生機2〜5の物理接続速度や受信電力などである。本図は、接続物理速度の例を示しており、例えば、録画再生機2が管理録画再生機1と200Mbpsで接続され、録画再生機3と250Mbpsで接続されていることを示す。この情報は、例えば、各録画再生機間の24時間の平均接続速度である。
図5は、機器情報26aに含まれる利用情報の一例を示す図である。「利用情報」とは、ネットワーク10の利用状況を示す情報であり、例えば、全録画再生機1〜5が送受信した予め定めた時間帯毎のデータ数を示す情報である。本図は、ネットワーク10内における2時間毎のデータの総数とした場合の例を示しており、例えば、「0時〜2時」のデータ総数は「3245」パケットである。
これにより、管理録画再生機1はネットワーク10の帯域に比較的余裕のある時間帯を割り出すことができる。そのため、コンテンツをその時間帯に移動させることで、ネットワーク10の帯域を有効に活用することが可能となる。
図6は、機器情報26aに含まれる録画情報の一例を示す図である。「録画情報」は、予約録画に関連する情報であり、具体的には、録画予約情報と、予約録画情報と、移動済録画情報とを含む。
「録画予約情報」は、全録画再生機1〜5の重複録画予約を検知するための情報であり、例えば、録画予約されたコンテンツの時間、チャンネルなどのような管理録画再生機1および録画再生機2〜5に録画予約されたコンテンツを示す情報である。
本図に示す「予」は、各コンテンツが全録画再生機1〜5のいずれに録画予約されたかを示しており、録画予約情報の一例である。「予」は、管理録画再生機1または録画再生機2〜5により、自身が録画予約したコンテンツを視聴された場合、コンテンツの移動元となった場合、または、重複予約が発生していないコンテンツを移動した場合に削除される。
「予約録画情報」は、管理録画再生機1または録画再生機2〜5が予約録画したコンテンツを示す情報であり、例えば、予約録画したコンテンツの時間、チャンネル、容量などである。さらに、予約録画情報には、全録画再生機1〜5のいずれが予約録画したコンテンツの予約録画を担当したのかを判別できる情報も含まれる。
本図に示す「録」は、各コンテンツを予約録画した管理録画再生機1または録画再生機2〜5を示しており、予約録画情報の一例である。「録」は、コンテンツ移動を行った場合に削除される。
「移動済録画情報」は、移動済録画情報とは、重複録画予約が発生した場合において、コンテンツの移動を行ったが、まだ録画予約を行った録画再生機が存在することを示す情報である。これは、コンテンツを録画予約した録画再生機にコンテンツが移動し、まだ重複した録画予約をした録画再生機がそのコンテンツを未視聴または未削除である場合に管理される情報である。
本図に示す「移動済」は、重複予約が発生しているコンテンツに対してコンテンツ移動をしたことを示しており、移動済録画情報の一例である。「移済録」は、重複予約をしている他の管理録画再生機または録画再生機から、後述する視聴済情報を受信したら削除される。
本図は、例えばコンテンツAに関しては、録画に要する記憶媒体の容量はaであり、管理録画再生機1、録画再生機3および録画再生機4が録画予約し、録画再生機3が予約録画したことを示す。この場合は、重複した録画予約が発生していることがわかる。
また、コンテンツDに関しては、録画に要する記憶部の容量はdであり、コンテンツ移動した先が録画再生機2で、管理録画再生機1が重複予約を行っており、管理録画再生機1では、コンテンツDを未視聴の状態であることがわかる。
以上のような機器情報26aにより、全録画再生機1〜5のいずれがどのコンテンツを録画予約し、また、予約録画を担当したのかを判別することが可能となる。
ここから、図2の説明に戻る。
放送受信部28は、TV放送波を受信する。録画再生制御部30は、コンテンツを録画し、また、再生するための制御をする。予約取得部32は、コンテンツの時間、チャンネルなど、ユーザが録画予約するコンテンツを示す情報を入力部22から取得する。
通信制御部34は、録画再生機2〜5との通信を制御する処理部であり、ネットワーク情報管理部36と、ネットワーク情報取得部38と、視聴情報取得部40と、空き容量取得部42と、録画情報取得部44と、コンテンツ送受信部46と、予約送受信部48とを有する。
ネットワーク情報管理部36は、管理録画再生機1が接続されたネットワーク10に関する情報であるネットワーク情報を管理する。ここで、「ネットワーク情報」は、「接続情報」と「利用情報」とを含む。
ネットワーク情報取得部38は、ネットワーク情報管理部36および録画再生機2〜5から、管理録画再生機1および各録画再生機2〜5のネットワーク情報を取得する。
視聴情報取得部40は、録画再生機2〜5から、各録画再生機2〜5の視聴情報を取得する。ここで、「視聴情報」とは、録画予約をしたコンテンツをその録画予約がなされた録画再生機により視聴されたことを示す情報である。無駄なコンテンツ移動を防ぐために利用される。
視聴情報を管理録画再生機1が受信すると、管理録画再生機1は送信してきた録画再生機の該当コンテンツに関する録画予約情報が削除される。また、管理録画再生機1により自身が録画予約したコンテンツを視聴された場合、管理録画再生機1は自身の録画予約情報を削除する。さらに、録画予約をしている全録画再生機1〜5が視聴済みであった場合、管理録画再生機1はそのコンテンツの予約録画情報または移動済み録画情報を削除する。
空き容量取得部42は、録画再生機2〜5から、各録画再生機2〜5の空き容量情報を取得する。録画情報取得部44は、録画再生機2〜5から、各録画再生機2〜5の録画情報を取得する。コンテンツ送受信部46は、録画再生機2〜5との間でコンテンツを送受信する。予約送受信部48は、録画再生機2〜5から各録画再生機2〜5になされた録画予約を受信し、また、録画再生機1になされた録画予約を送信する。
記憶制御部50は、記憶部26を制御する。記憶制御部50は、具体的には、記憶部26が記憶している情報を読出し、記憶部26に情報を格納し、空き容量など記憶部26の状態を取得する。
時間帯判定部52は、コンテンツを移動させる時間帯を判定する。移動パターン作成部54は、全録画再生機1〜5間でのコンテンツの移動パターンを作成し、移動パターンが複数ある場合には各移動パターンの優先度をも作成する。移動可否判断部56は、移動パターン作成部54が作成した移動パターンによる移動が可能か否かを判断する。移動制御部58は、時間帯判定部52の判定、移動可否判断部56の判断に基づき、全録画再生機1〜5間でコンテンツを移動させる。
図7は、本発明の実施の形態1の録画再生機2(3、4、5)が備える構成を示すブロック図である。以下では、録画再生機2について説明する。他の録画再生機3〜5が備える構成も同様であるため、ここでの説明は省略する。
録画再生機2には、外部に入力部22と出力部24とが接続されており、また、録画再生機2は、放送受信部28と、録画再生制御部30と、予約取得部32と、記憶部126と、通信制御部134と、記憶制御部150とを備える。管理録画再生機1と同一の機能を備える部位には、同一の参照符号を付しており、これらの部位に関するここでの説明は省略する。
記憶部126は、コンテンツ126aと、予約情報126bとを記憶している記憶媒体である。コンテンツ126aは、コンテンツ26aと同様に、放送コンテンツおよびそれを特定するための情報である。予約情報26bは、コンテンツ26bと同様に、録画再生機2自身が予約を受け付けた録画予約に関する情報であり、例えば、録画予約されたコンテンツの時間、チャンネルなどである。
通信制御部134は、管理録画再生機1および録画再生機3〜5との通信を制御する処理部であり、ネットワーク情報管理部136と、ネットワーク情報取得部138と、視聴情報取得部140と、空き容量取得部142と、録画情報取得部144と、コンテンツ送受信部146と、予約送受信部148とを有する。
ネットワーク情報管理部136は、録画再生機2が接続されたネットワーク10に関する情報であるネットワーク情報を管理する。ネットワーク情報送信部138は、管理録画再生機1にネットワーク情報を送信する。視聴情報送信部140は、管理録画再生機1に視聴情報を送信する。空き容量送信部142は、管理録画再生機1に空き容量情報を送信する。録画情報取得部144は、管理録画再生機1に録画情報を送信する。
コンテンツ送受信部146は、管理録画再生機1または録画再生機3〜5との間でコンテンツを送受信する。予約送受信部148は、管理録画再生機1または録画再生機3〜5との間で録画予約を送受信する。
記憶制御部150は記憶部126を制御する。記憶制御部150は、具体的には、記憶部126が記憶している情報を読出し、記憶部126に情報を格納し、空き容量など記憶部126の状態を取得する。
以上の機能を備える管理録画再生機1および録画再生機2〜5がネットワーク10を介して接続されることにより、分散して録画されたコンテンツを、ユーザから録画予約を受け付けた管理録画再生機1または録画再生機2〜5に移動することができ、ユーザはネットワークの帯域の安定性の影響を受けることが減少し、安定的に視聴することが可能となる。
次に、管理録画再生機1が実行する処理について図を参照して説明する。図8は、本発明の実施の形態1の管理録画再生機1が実行する処理のフローチャートである。
時間帯判定部52は、機器情報26aに含まれる利用情報を取得し(S1)、ネットワーク内のデータ量が最も少ない時間帯を判断することにより、コンテンツを移動させる時間帯を決定する(S2)。ここで、図5に示す利用情報の場合、コンテンツを移動させる時間帯は、ネットワーク10内のデータ数が最も少ない「2時〜4時」と決定する。これにより、コンテンツ移動によるユーザへの影響を抑制することが可能となり、また、ネットワーク10の帯域の有効活用が可能となる。
移動制御部58は、自身が、または、管理録画再生機1が備える計時部(図示していない)を参照して、時間帯判定部52が決定した時間帯であるか否かを判断する(S3)。時間帯判定部52が決定した時間帯でない場合(S3でNo)、移動制御部58は待機する。
時間帯判定部52が決定した時間帯である場合(S3でYes)、移動パターン作成部54は機器情報26aに含まれる録画情報と接続情報とを取得し(S4)、また、移動可否判断部56は機器情報26aに含まれる空き容量情報を取得する(S5)。
移動パターン作成部54は、取得した録画情報と接続情報とに基づいて、コンテンツの移動パターンの作成の可否を判断し、作成不可能な場合は処理を終了し(S6でNo)、作成可能な場合は移動パターンを作成する(S6でYes)。移動可否判断部56は、移動パターン作成部54が作成した移動パターンと、自身が取得した空き容量情報とに基づいて、移動の可否を判断する(S7)。これらの移動パターン作成処理(S6)および移動可否判断処理(S7)の詳細は後述する。
移動できないと判断した場合(S7でNo)、移動パターンを作成処理(S6)に戻る。移動できると判断した場合(S7でYes)、移動制御部58は、その移動可能と判断した移動パターンに従ってコンテンツの移動先を決定し(S8)、その移動パターンに関連する管理録画再生機1または録画再生機2〜5にコンテンツの送受信を指示することにより、管理録画再生機1または録画再生機2〜5間でコンテンツを移動させる(S9)。
続けて、記憶制御部50は、移動制御部58から管理録画再生機1または録画再生機2〜5への指示の内容に従って、機器情報26aを更新する(S10)。
以上が、管理録画再生機1が実行する処理である。続けて、移動パターン作成処理(S6)および移動可否判断処理(S7)の詳細を、具体例により説明する。
ここで、図9は、本発明の実施の形態1の録画情報の取得処理(S4)と、空き容量情報の取得処理(S5)とで取得される機器情報26aの例を示す図である。本図に示す機器情報26aは、例えば、管理録画再生機1の記憶部26の空き容量がvである空き容量情報を含む。また、本図に示す機器情報26aは、例えばコンテンツAにつき、容量がaであり、録画再生機3が録画したことを示す予約録画情報、および、管理録画再生機1がユーザの予約を受け付けたことを示す録画予約情報を含む録画情報を含む。
本実施の形態では、本図に示すように、録画コンテンツの重複予約が発生していない機器情報26aを取得した場合を例に、移動パターン作成処理(S6)以降の処理の詳細を説明する。
移動パターン作成部54は、録画予約情報と予約録画情報との関係から、予約録画された各コンテンツが、どの録画再生機により録画予約されたものかを判断し、移動パターンを作成する(S6)。
例えば、図9に示す機器情報26aの場合、移動パターン作成部54は、コンテンツAは管理録画再生機1により録画予約され、録画再生機3が予約録画し、またコンテンツBは録画再生機2により録画予約され、録画再生機4が予約録画し、またコンテンツCは、録画再生機3により録画予約され、録画再生機5が予約録画したと判断する。
次に、移動パターン作成部54は、図10に示す移動パターンを作成する。移動パターンは、録画予約した録画再生機に他録画再生機が予約録画したコンテンツを移動させる為に作成される。図10は、本発明の実施の形態1の移動パターンの例を示す図である。本図は例えば、コンテンツAについて、管理録画再生機1が録画予約したコンテンツであるため、録画再生機3から管理録画再生機1に移動させる移動パターンが作成され、コンテンツBについて、録画再生機2が録画予約したコンテンツであるため、録画再生機4から録画再生機2に移動させる移動パターンが作成され、コンテンツCについて、録画再生機3が録画予約したコンテンツであるため、録画再生機5から録画再生機3に移動させる移動パターンが作成された例を示す。
ここで、優先度は、各パターンの可否を判断する優先順位を示す情報であり、本実施の形態では、録画コンテンツの重複予約が発生しておらず、録画予約元と予約録画先との関係から作成される移動パターンが1つであるため、作成された移動パターンの優先度を「1」としている。
続けて、移動可否判断部56は、作成された移動パターンに従ってコンテンツを移動した場合に管理録画再生機1および録画再生機2〜5の各々が備える記憶部の空き容量が0以上であるか否かにより、移動の可否を判断する。このような、コンテンツ移動後の各記憶部の空き容量を示す情報を、以下、「移動基準情報」という。すなわち、移動可否判断部56は、全ての移動基準情報が0より大きい場合、その移動パターンに従った移動が可能であると判断し、全ての移動基準情報が0以下である場合、その移動パターンに従った移動が不可能であると判断する(S7)。
図11は、本発明の実施の形態1の移動基準情報の例を示す図である。本図は、例えば、管理録画再生機1につき、空き容量vに対してコンテンツAが録画再生機3から移動するため、管理録画再生機1の移動基準情報はv−aになることを示す。また、録画再生機2につき、空き容量wに対してコンテンツBが録画再生機4から移動するため、録画再生機2の移動基準情報はw−bになることを示す。また、録画再生機3につき、空き容量xに対してコンテンツCが録画再生機5から移動し、またコンテンツAを録画再生機1へ移動するため、録画再生機3の移動基準情報はx+a―cになることを示す。また、録画再生機4と、録画再生機5とにつき、それぞれはコンテンツBと、コンテンツCとを移動するため、それぞれの移動基準情報はy+bと、z+cとなる。
そして、移動可否判断部56は、1つの移動パターンに含まれる各移動基準情報が0より大きいか否かにより移動の可否を判断する。つまり、図11に示す移動パターンに含まれる各録画再生機1〜5の移動基準情報が、v−a>0、w−b>0、x+a−c>0を満たすかどうかを評価する。
もし条件を満たす場合(S7でYes)、管理録画再生機1が録画予約したコンテンツAを録画再生機3から移動させることが可能であり、また、録画再生機2が録画予約したコンテンツBを録画再生機4から移動させることが可能であり、また、録画再生機3が録画予約したコンテンツCを録画再生機5から移動させることが可能であるため、移動パターンに従ったコンテンツの移動が可能であると判断される。もし、全ての移動パターンに従ったコンテンツの移動が可能であると判断された場合、その移動パターンに従ってコンテンツの移動先を決定し(S8)、移動制御部58は、録画再生機3〜5に対して、コンテンツA、B、Cの移動要求を送信する(S9)。
そして、移動要求を送信した管理録画再生機1の記憶制御部50は、移動したコンテンツの予約録画情報、録画予約情報を削除する(S10)。移動要求を受信した各録画再生機3〜5は移動要求の内容に従い、管理録画再生機1と録画再生機2〜3とにコンテンツを移動させる。
もし条件を満たさない場合(S7でNo)、管理録画再生機1と録画再生機2〜5が1つのコンテンツのみ録画予約をしており、本実施の形態のように重複予約が無い場合には、条件を満たさない録画再生機への移動は行わない。また移動できなかった録画予約、予約録画情報は削除せず、次回に移動する際に利用する。
以上のように、最も視聴する可能性の高い録画再生機である、録画予約を行った録画再生機へ録画コンテンツを移動することにより、ネットワークを介したコンテンツ再生を回避できる。そのため、ユーザが視聴するときにネットワークの影響を受けることが減少し、より安定してコンテンツを視聴することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1では重複予約が無い場合について説明したが、本実施の形態では重複予約がある場合のコンテンツの移動について説明する。
本発明の実施の形態2の録画再生機管理システムの構成、管理録画再生機が備える構成、録画再生機が備える構成、および、管理録画再生機が実行する処理は、実施の形態1と同様である。そのため、これらに関するここでの説明は省略する。
また、管理録画再生機1が備える記憶部26が記憶している機器情報26aの内容も、録画情報を除いて同様である。すなわち、空き容量情報は図3に、接続情報は図4に、利用情報は図5に示す内容とする。そのため、ここでは録画情報を除く機器情報26aの詳しい説明は省略する。
図12は、本発明の実施の形態2の録画情報の取得処理(S4)と、空き容量情報の取得処理(S5)とで取得される機器情報26aの例を示す図である。本図に示す機器情報26aは、例えば、管理録画再生機1の記憶部26の空き容量がvである空き容量情報を含む。また、本図に示す機器情報26aは、例えば、コンテンツBにつき、容量がbであり、録画再生機3が録画したことを示す予約録画情報、および、管理録画再生機1と録画再生機4とがユーザの予約を受け付けたことを示す録画予約情報を含む録画情報を含む。
このように、本実施の形態では、コンテンツBにつき、管理録画再生機1と録画再生機4とで重複予約が生じている。
また、本実施の形態では、管理録画再生機1と録画再生機4とが備える各記憶部の空き容量の割合は、10%以上の差があり、管理録画再生機1の記憶部10の空き容量の方が大きいとする。
このような前提で、実施の形態1とは異なるところ、すなわち、図8に示す管理録画再生装置1が実行する処理のうち、本実施の形態での移動パターン作成処理(S6)以降の処理の詳細を、具体例により説明する。
実施の形態1と同様に、まず、移動パターン作成部54は、録画予約情報と予約録画情報との関係から、予約録画された各コンテンツが、どの録画再生機により録画予約されたものかを判断し、移動パターンを作成する(S6)。
例えば、図12に示す機器情報26aの場合、移動パターン作成部54は、コンテンツAは録画再生機2により録画予約され、録画再生機4が予約録画し、またコンテンツBは管理録画再生機1および録画再生機4により録画予約され、録画再生機3が予約録画し、またコンテンツCは録画再生機3により録画予約され、録画再生機5が予約録画したと判断する。つまり、移動パターン作成部54は、コンテンツBに重複録画予約が発生していることを把握する。
次に、移動パターン作成部54は、録画予約された録画再生機に他録画再生機が予約録画したコンテンツを移動させるために、図13に示す移動パターンを作成する。図13は、本発明の実施の形態2の移動パターンの例を示す図である。本図は、コンテンツAおよびコンテンツCについては、重複予約が発生していないため、実施の形態1と同様に、優先度1の移動パターンのみが作成される例を示す。すなわち、コンテンツAについて、録画再生機2が録画予約したコンテンツであるため、録画再生機4から録画再生機2に移動させる移動パターンが作成され、コンテンツCについて、録画再生機3が録画予約したコンテンツのため、録画再生機5から録画再生機3に移動させる移動パターンが作成された例を示す。
また、コンテンツBについては、実施の形態1で説明したように、管理録画再生機1と録画再生機4が視聴済みであれば、視聴済情報が送受信され、予約情報は削除されるため、この時点では双方共に未視聴のコンテンツであると判断できる。そこで、コンテンツBについては、どちらの録画再生機に優先的に移動させるかを移動パターン作成部54が判断する。本実施の形態の移動パターン作成部54は、管理録画再生機1と録画再生機4のそれぞれの記憶部の空き容量の差により、どちらに優先的に移動させるか判断する。
本実施の形態では、例えば10%以上の空き容量の差があれば、空き容量の大きい方に優先的にコンテンツを移動させる移動パターンを作成する。本実施の形態では上記のように管理録画再生機1の記憶部10の空き容量が録画再生機4の記憶部の空き容量より10%以上大きいため、移動パターン作成部54は、録画再生機4より管理録画再生機1に優先的に移動させると判断する。本図は、コンテンツBについて、このような判断により、管理録画再生機1を優先度1とし、録画再生機4を優先度2とする移動パターンが作成された例を示す。
もし、管理録画再生機1と録画再生機4とのそれぞれの記憶部の空き容量に10%以上の差がない場合、移動パターン作成部54は、図4に示すような接続情報から、予約録画をした録画再生機3とのネットワーク接続状況が良好な方を優先度1の移動先とする移動パターンを作成する。つまり、接続情報が図4に示す内容である場合、録画再生機3との接続状況は、録画再生機4の方が管理録画再生機1より物理速度が出ているため、録画再生機4を優先度1とする移動パターンを作成する。
もし、空き容量の差が10%なく、ネットワーク状態も同じである場合、移動パターン作成部54は、記憶部の容量が大きい方を優先度1とする移動パターンを作成する。もし、重複予約が発生してそのコンテンツを録画した録画再生機が録画予約をしていた場合、移動パターン作成部54は、その録画再生機を優先度1の移動先とする移動パターンを作成する。
続けて、移動可否判断部56は、作成された移動パターンに従って移動基準情報を作成するとともに、その移動基準情報からコンテンツの移動が可能か判断する。移動パターンが複数あるコンテンツについては、移動可否判断部56は、まず優先度が高い順番で移動基準を作成し、移動の可否を判断する。つまり、移動可否判断部56は、コンテンツBにつき、まず優先度1である録画再生機1へ移動する移動パターン1の移動先基準情報を作成するとともにその移動の可否を判断し、次に優先度2である録画再生機4へ移動するパターン2の移動先基準情報を作成するとともにその移動の可否を判断する。
図14は、本発明の実施の形態2の移動基準情報の例を示す図である。
本図は、移動パターン1に従った移動先基準について、管理録画再生機1の空き容量vに対して録画コンテンツBが録画再生機3から移動するため、コンテンツB移動後の管理録画再生機1の記憶部の空き容量はv−bになることを示す。また、本図は、録画再生機2の空き容量wに対して録画コンテンツAが録画再生機4から移動するためコンテンツA移動後の録画再生機2の記憶部の空き容量はw−aになることを示す。また、本図は、録画再生機3の空き容量xに対して録画コンテンツCが録画再生機5から移動され、またコンテンツBを録画再生機1へ移動するため、コンテンツBとコンテンツC移動後の録画再生機3の記憶装置の空き容量はx+b―cになることを示す。また、本図は、録画再生機4と録画再生機5とはそれぞれ予約録画コンテンツAとコンテンツCとを移動するため移動後の空き容量がそれぞれy+a、z+cとなることを示す。
また、本図は、移動パターン2に従った移動先基準について、管理録画再生機1の空き容量はvのままであることを示す。また、本図は、録画再生機2の空き容量wに対して録画コンテンツAが録画再生機4から移動するため、コンテンツA移動後の録画再生機2の記憶装置の空き容量はw−aになることを示す。また、本図は、録画再生機3の空き容量xに対して録画コンテンツCが録画再生機5から移動され、またコンテンツBを録画再生機1へ移動するため、コンテンツBとコンテンツC移動後の録画再生機3の記憶装置の空き容量はx+b―cになることを示す。また、本図は、録画再生機4の空き容量yに対して、予約録画コンテンツAを録画再生機2へ移動し、また録画コンテンツBが録画再生機3から移動するため、コンテンツB移動後の録画再生機4の記憶装置の空き容量は、y−b+aとなることを示す。また、本図は、録画再生機4と録画再生機5とは、録画コンテンツAとCを移動するため、移動後の空き容量はそれぞれy+a、z+cとなることを示す。
そして、移動可否判断部56は、優先度の高い移動パターンから順に、各移動パターンに含まれる各移動基準情報が0より大きいか否かにより移動の可否を判断する。つまり、移動可否判断部56は、まず、図14に示す移動パターン1に含まれる各録画再生機1〜5の移動基準情報が0より大きいか、すなわち、v−b>0、w−a>0、x+b−c>0を満たすかどうかを評価する。
条件を満たす場合(S7でYes)、管理録画再生機1が録画予約したコンテンツBを録画再生機3から移動させることが可能であり、また、録画再生機2が録画予約したコンテンツAを録画再生機4から移動させることが可能であり、また、録画再生機3が録画予約したコンテンツCを録画再生機5から移動させることが可能であると判断される。もし、全ての移動パターン1に従ったコンテンツの移動が可能であると判断された場合、移動パターン1に従ってコンテンツの移動先を決定し(S8)、移動制御部58は、録画再生機3〜5に対して、コンテンツA、B、Cの移動要求を送信する(S9)。
そして、移動要求を送信した管理録画再生機1の記憶制御部50は、重複予約の発生していないコンテンツAおよびコンテンツCの予約録画情報と、録画予約情報とを削除する(S10)。移動要求を受信した各録画再生機3〜5は移動要求の内容に従い、管理録画再生機1と録画再生機2〜3とにコンテンツを移動させる。
ここで、重複録画予約が発生しているコンテンツBに対しては、コンテンツを移動したとしても予約録画情報または録画予約情報は完全には削除されない。図15に示すように、例えばパターン1の条件で移動した場合、コンテンツBが移動してきた録画再生機1の予約録画情報は移動済録画情報として更新される。もし、上記状態で録画再生機4がコンテンツBをネットワークを介して視聴した場合、コンテンツBの移動が必要なくなるため、録画再生機4は視聴済情報を管理録画再生機に送信する。視聴済情報を受信した管理録画再生機1は、録画再生機1の移動済録画情報を削除する。もし、管理録画再生機1を利用して視聴された場合、図16に示されるように、コンテンツBに関する管理録画再生機1の移動済録画情報は録画情報に更新され、次回の移動の候補となる。
また、重複予約のないコンテンツについて条件を満たさない場合(S7でNo)、実施の形態1と同様に録画再生機への移動は行わない。また移動できなかった録画予約情報または予約録画情報は削除せず、次回に移動する際に利用する。また、コンテンツBのような重複予約があるコンテンツについて条件を満たさない場合(S7でNo)、管理録画再生機1は移動パターン2に含まれる各録画再生機1〜5の移動基準情報を評価する。つまり、コンテンツAの移動先を録画再生機1から録画再生機4へ変更した移動パターン2に従った移動基準情報について、w−a>0、x+b−c>0、y−b+a>0を満たすかどうかを評価する。もし、全ての移動パターン2に従ったコンテンツの移動が可能であると判断された場合、移動パターン2に従ってコンテンツの移動先を決定し(S8)、移動制御部58は、録画再生機3〜5に対して、コンテンツA、B、Cの移動要求を送信する(S9)。
以上のように、コンテンツの移動先を録画予約を受け付けた全録画再生機1〜5のいずれかに決定し、また、録画予約が重複するコンテンツの移動先を記憶部の空き容量が大きい方に決定する。これにより、視聴する可能性の高い録画再生機へ録画コンテンツを移動することができるため、ネットワークを介したコンテンツ再生を回避できる。そのため、ユーザが視聴するときにネットワークの影響を受けることが減少し、より安定してコンテンツを視聴することが可能となる。また、各録画再生機が備える記憶資源の消費を均等化することが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態2では1つのコンテンツにつき重複予約がある場合について説明したが、本実施の形態では複数のコンテンツにつき重複予約がある場合のコンテンツの移動について説明する。
本発明の実施の形態3の録画再生機管理システムの構成、管理録画再生機が備える構成、録画再生機が備える構成、および、管理録画再生機が実行する処理は、実施の形態1と同様である。そのため、これらに関するここでの説明は省略する。
また、管理録画再生機1が備える記憶部26が記憶している機器情報26aの内容も、録画情報を除いて同様である。すなわち、空き容量情報は図3に、接続情報は図4に、利用情報は図5に示す内容とする。そのため、ここでは録画情報を除く機器情報26aの詳しい説明は省略する。
図17は、本発明の実施の形態3の録画情報の取得処理(S4)と、空き容量情報の取得処理(S5)とで取得される機器情報26aの例を示す図である。本図に示す機器情報26aは、例えば、管理録画再生機1の記憶部26の空き容量がvである空き容量情報を含む。また、本図に示す機器情報26aは、例えば、コンテンツBにつき、容量がbであり、録画再生機3が録画したことを示す予約録画情報、および、録画再生機3と録画再生機4とがユーザの予約を受け付けたことを示す録画予約情報を含む録画情報を含む。また、本図に示す機器情報26aは、例えば、コンテンツCにつき、容量がcであり、録画再生機5が録画したことを示す予約録画情報、および、管理録画再生機1と録画再生機3と録画再生機4とがユーザの予約を受け付けたことを示す録画予約情報を含む録画情報を含む。
このように、本実施の形態では、コンテンツBにつき録画再生機3と録画再生機4とで重複予約が生じており、コンテンツCにつき管理録画再生機1と録画再生機3と録画再生機4とで重複予約が生じている。
また、本実施の形態では、管理録画再生機1が備える記憶部の空き容量の割合と、録画再生機3および録画再生機4が備える各記憶部の空き容量の割合とは10%以上の差があり、管理録画再生機1の記憶部10の空き容量の方が、録画再生機3および録画再生機4の記憶部の空き容量より大きいとする。また、録画再生機3および録画再生機4が備える各記憶部の空き容量の割合の差は10%未満であるとする。
このような前提で、実施の形態1および実施の形態2とは異なるところ、すなわち、図8に示す管理録画再生装置1が実行する処理のうち、本実施の形態での移動パターン作成処理(S6)以降の処理の詳細を、具体例により説明する。
実施の形態1と同様に、まず、移動パターン作成部54は、録画予約情報と予約録画情報との関係から、予約録画された各コンテンツが、どの録画再生機により録画予約されたものかを判断し、移動パターンを作成する(S6)。
例えば、図17に示す機器情報26aの場合、移動パターン作成部54は、コンテンツAは、管理録画再生機2により録画予約され、録画再生機4が予約録画し、またコンテンツBは録画再生機3および録画再生機4により録画予約され、録画再生機3が予約録画し、またコンテンツCは録画再生機1、録画再生機3および録画再生機4により録画予約され、録画再生機5が予約録画したと判断する。つまり、移動パターン作成部54は、コンテンツBおよびコンテンツCに重複録画予約が発生していることを把握する。
次に、移動パターン作成部54は、録画予約した録画再生機に他録画再生機が予約録画したコンテンツを移動させるために、図18に示す移動パターンを作成する。図18は、本発明の実施の形態3の移動パターンの例を示す図である。本図は、コンテンツAについては、重複予約が発生していないため、実施の形態1と同様に、優先度1の移動パターンのみが作成される例を示す。すなわち、コンテンツAについて、録画再生機2が録画予約したコンテンツであるため、録画再生機4から録画再生機2に移動させる移動パターンが作成された例を示す。
また、コンテンツBについては、実施の形態1で説明したように、録画再生機3と録画再生機4とのそれぞれを利用して視聴済みであれば、視聴済情報が送受信され、録画予約情報は削除されるため、この時点では双方共に未視聴のコンテンツであると判断できる。そこで、コンテンツBについて、どちらの録画再生機に優先的に移動させるかを移動パターン作成部54が判断する。本実施の形態の移動パターン作成部54は、コンテンツBのように、予約された録画再生機と録画した録画再生機とが同一の録画再生機である場合、その録画再生機の優先度を最も高くする。本図は、コンテンツBについて、このような判断により、録画再生機3を優先度1とし、録画再生機4を優先度2とする移動パターンが作成された例を示す。
また、コンテンツCについては、予約情報が残っている録画再生機が録画再生機1と、録画再生機3と、録画再生機4との3つであるため、いずれの録画再生機に優先的に移動させるかを移動パターン作成部54が判断する。
本実施の形態では、まず、移動パターン作成部54は、管理録画再生機1と、録画再生機3と、録画再生機4とのそれぞれの記憶部の空き容量の差により、どちらに優先的に移動させるか判断する。本実施の形態では、例えば10%以上の空き容量の差があれば、空き容量の大きい方に優先的にコンテンツを移動させる移動パターンを作成する。本実施の形態では上記のように管理録画再生機1の記憶部10の空き容量が、録画再生機3および録画再生機4の各記憶部の空き容量より10%以上大きいため、移動パターン作成部54は、録画再生機3および録画再生機4よりも管理録画再生機1に優先的に移動させると判断する。本図は、コンテンツCについて、このような判断により、管理録画再生機1を優先度1とする移動パターンが作成された例を示す。
次に、上記のように、録画再生機3と、録画再生機4とのそれぞれの記憶部の空き容量の差は10%未満であるため、移動パターン作成部54は、接続状態により、どちらに優先的に移動させるか判断する。本実施の形態では、例えば、移動対象であるコンテンツを記憶している録画再生機との接続状態が良好な方に優先的にコンテンツを移動させる移動パターンを作成する。本実施の形態では図4に示すように、録画再生機5との接続状態は録画再生機3の方が録画再生機4より良好であるため、移動パターン作成部54は、録画再生機4より録画再生機3に優先的に移動させると判断する。本図は、コンテンツCについて、このような判断により、録画再生機3を優先度2とし、録画再生機4を優先度3とする移動パターンが作成された例を示す。
続けて、移動可否判断部56は、作成された移動パターンに従って移動基準情報を作成するとともに、その移動基準情報からコンテンツの移動が可能か判断する。移動パターンが複数あるコンテンツについては、移動可否判断部56は、まず、重複予約が多いコンテンツについて、優先度が高い順番で移動基準を作成し、移動の可否を判断する。つまり、移動可否判断部56は、コンテンツCにつき、優先度1である録画再生機1へ移動する移動パターン1の移動先基準情報を作成するとともにその移動の可否を判断し、コンテンツBにつき、優先度1である録画再生機3へ移動する移動パターン1の移動先基準情報を作成するとともにその移動の可否を判断し、コンテンツAにつき、優先度1である録画再生機2へ移動する移動パターン1の移動先基準情報を作成するとともにその移動の可否を判断する。移動可否判断部56は、同様に順次、コンテンツCにつき優先度2である録画再生機3へ、コンテンツBにつき優先度1である録画再生機3へ、コンテンツCにつき優先度1である録画再生機2へ移動する移動パターン2の移動先基準情報を作成するとともにその移動の可否を判断する。さらに、コンテンツCにつき優先度3である録画再生機4へ、コンテンツBにつき優先度1である録画再生機3へ、コンテンツCにつき優先度1である録画再生機2へ移動する移動パターン2の移動先基準情報を作成するとともにその移動の可否を判断する。図19は、このようにして作成された、本発明の実施の形態3の移動基準情報の第1の例を示す図である。
本図は、移動パターン1に従った移動先基準について、コンテンツA、コンテンツBおよびコンテンツCが移動した後にそれぞれの録画再生機の記憶装置の空き容量は、管理録画再生機1がv−c、録画再生機2がw−a、録画再生機3がx、録画再生機4がy+a、録画再生機5がz+cであることを示す。
また、本図は、移動パターン2に従った移動先基準について、コンテンツA、コンテンツBおよびコンテンツCが移動した場合にそれぞれの録画再生機の記憶装置の空き容量は、管理録画再生機1がv、録画再生機2がw−a、録画再生機3がx−c、録画再生機4がy+a、録画再生機5がz+cであることを示す。
ここで、移動パターン2の移動先基準情報を作成する移動可否判断部56が実行する処理について説明する。まず移動可否判断部56は、移動先の候補が一番多いコンテンツCに関する移動先基準情報を作成する。つまり、コンテンツCを優先度2の録画再生機3へ移動した場合の移動先基準情報を作成する。次に移動可否判断部56は、他のコンテンツについては優先度1のままで移動先基準情報を作成する。
また、本図は、移動パターン3に従った移動先基準について、コンテンツA、コンテンツBおよびコンテンツCが移動した場合にそれぞれの録画再生機の記憶装置の空き容量は、管理録画再生機1がv、録画再生機2がw−a、録画再生機3がx、録画再生機4がy+a−c、録画再生機5がz+cであることを示す。
ここで、移動パターン2の移動先基準情報を作成する移動可否判断部56が実行する処理について説明する。まず移動可否判断部56はコンテンツCに関する移動先基準情報を作成する。つまり、コンテンツCを優先度3の録画再生機4へ移動した場合の移動先基準情報を作成する。次に移動可否判断部56は、他のコンテンツについては優先度1のままで移動先基準情報を作成する。
そして、移動可否判断部56は、優先度の高い移動パターンから順に、各移動パターンに含まれる各移動基準情報が0より大きいか否かにより移動の可否を判断する。つまり、移動可否判断部56は、まず、図19に示す移動パターン1に含まれる各録画再生機1〜5の移動基準情報が0より大きいか、すなわち、v−c>0、w−a>0、x>0、y+a>0、z+c>0を全て満たすかどうかを評価する。
全ての条件を満たす場合(S7でYes)、コンテンツAを予約録画した録画再生機4から録画予約した録画再生機2へ移動させることが可能であり、コンテンツBを予約録画した録画再生機3から、重複録画予約をしている録画再生機3および録画再生機4のうち、録画再生機3にそのまま残すことが可能であり、コンテンツCを予約録画した録画再生機5から、重複録画予約をしている管理録画再生機1、録画再生機3および録画再生機4のうち、管理録画再生機1へ移動させることが可能であると判断される。もし、全ての移動パターン1に従ったコンテンツの移動が可能であると判断された場合、移動パターン1に従ってコンテンツの移動先を決定し(S8)、移動制御部58は、録画再生機3〜5に対して、コンテンツA、B、Cの移動要求を送信する(S9)。
そして、移動要求を送信した管理録画再生機1の記憶制御部50は、録画情報に含まれる録画予約情報または録画予約情報を更新する(S10)。移動要求を受信した各録画再生機3〜5は移動要求の内容に従い、管理録画再生機1と録画再生機2〜3とにコンテンツを移動させる。
ここで、図20は、本発明の実施の形態3においてパターン1に従って更新された録画情報の例を示す図である。移動要求を送信した管理録画再生機1は、本図に示すように重複予約の発生していないコンテンツAに関する予約録画情報と録画予約情報とを削除する。
重複録画予約が発生しているコンテンツB、Cに対しては、コンテンツを移動しても予約録画または録画予約情報は削除せずに、本図に示すように、例えば移動パターン1で移動した場合は、コンテンツBについては録画再生機3の情報が移動済み録画情報として更新され、コンテンツCについてはコンテンツCが移動してきた管理録画再生機1の情報が移動済録画情報として更新される。
ここでもし、上記状態で録画再生機4を利用してコンテンツBをネットワークを介して視聴した場合、コンテンツBの移動が必要なくなるため、録画再生機4は視聴済情報を管理録画再生機1に送信する。視聴済情報を受信した管理録画再生機1は、コンテンツBに関する録画予約情報を削除する。もし、管理録画再生機1を利用して視聴された場合は、図21に示されるように録画情報として更新され、次回の移動の候補となる。
次に、図19に示される全ての移動パターンの移動基準情報が条件を満たさない場合、移動可否判断部56は、コンテンツCの移動を行わずに、次は移動先がコンテンツCの次に移動先が多いコンテンツBを基準とした移動パターンを作成するとともに、その移動基準情報からコンテンツの移動が可能か判断する。移動可否判断部56は、まず、コンテンツBにおける優先度が高い順で移動基準情報を作成する。つまり、移動可否判断部56は、まず、コンテンツBにつき優先度1である録画再生機3へ移動し、コンテンツAにつき優先度1である録画再生機2へ移動する移動パターン1の移動基準情報を作成するとともにその移動の可否を判断する。移動可否判断部56は、同様に順次、コンテンツBにつき優先度2である録画再生機4へ移動し、コンテンツAにつき優先度1である録画再生機2へ移動する移動パターン2の移動先基準情報を作成するとともにその移動の可否を判断する。図22は、このようにして作成された、本発明の実施の形態3の移動基準情報の第2の例を示す図である。ここで移動パターン2でのコンテンツAについては、移動パターン1と同様に優先度1の移動先としている。
本図は、移動パターン1に従った移動先基準について、コンテンツAおよびコンテンツBが移動した後にそれぞれの録画再生機の記憶部の空き容量は、管理録画再生機1がv、録画再生機2がw−a、録画再生機3がx、録画再生機4がy+a、録画再生機5がzであることを示す。
また、本図は、移動パターン2に従った移動先基準について、コンテンツAおよびコンテンツBが移動した後にそれぞれの録画再生機の記憶部の空き容量は、管理録画再生機1がv、録画再生機2がw−a、録画再生機3がx+b、録画再生機4がy+a−b、録画再生機5がzであることを示す。
このようにして作成されたコンテンツBを基準とした移動基準情報を評価し、コンテンツCの移動先を決定したときと同様の方法により、移動可否判断部56はコンテンツAおよびコンテンツBの移動先を決定する。
ここでもし、図22に示される全ての移動パターンの移動基準情報が条件を満たさない場合、移動可否判断部56は、さらに、コンテンツBの移動を行わずに、コンテンツBの次に移動先が多いコンテンツAを基準とした移動パターンを作成するとともに、その移動基準情報からコンテンツの移動が可能か判断する。移動可否判断部56は、コンテンツAにおける優先度が高い順番で移動基準情報を作成する。つまり、移動可否判断部56は、コンテンツAにつき、優先度1である録画再生機2へ移動する移動パターンを作成するとともにその移動の可否を判断する。図23は、このようにして作成された、本発明の実施の形態3の移動基準情報の第3の例を示す図である。
本図は、移動パターン1に従った移動基準情報について、コンテンツAが移動した後にそれぞれの録画再生機の記憶装置の空き容量は、管理録画再生機1がv、録画再生機2がw−a、録画再生機3がx、録画再生機4がy+a、録画再生機5がzであることを示す。コンテンツAは重複予約が発生していないため、以上で移動基準情報の作成は終了する。
このようにして作成されたコンテンツAを基準とした移動基準情報を評価し、コンテンツCの移動先を決定したときと同様の方法により、移動可否判断部56はコンテンツAの移動先を決定する。
もし、図23に示される全ての移動パターンの移動基準情報が条件を満たさない場合、コンテンツA,B、Cは移動することは不可能であり、本タイミングでは移動しない。次回の移動タイミングで再度試行する。次回タイミングまでに空き容量ができる可能性もあるし、また視聴する可能性もあるためである。
以上のように、コンテンツの移動先を録画予約を受け付けた全録画再生機1〜5のいずれかに決定し、また、録画予約が重複するコンテンツの移動先を記憶部の空き容量が大きい方に決定し、さらに、接続状態が良好な方に決定する。これにより、視聴する可能性の高い録画再生機へ録画コンテンツを移動することができるため、ネットワークを介したコンテンツ再生を回避できる。そのため、ユーザが視聴するときにネットワークの影響を受けることが減少し、より安定してコンテンツを視聴することが可能となる。また、各録画再生機が備える記憶資源の消費を均等化することが可能となる。さらに、コンテンツ移動時のネットワークの負荷による他の処理への影響を軽減することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態1から実施の形態3に係る録画再生機管理システムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、各実施の形態では録画再生機2〜5を接続するネットワーク10を同軸ケーブルとしたが、接続形態は、Ethernet(登録商標)ケーブルや、無線、同軸ケーブル、電力線など接続形態は問わないことは言うまでもない。また、ネットワーク10に接続される録画再生機の数を4台としたが数に制限が無いことは言うまでもない。
また例えば、ネットワークに接続された録画再生機のうち、管理録画再生機を決定する基準は、各接続媒体の基準を利用してもよいし、ランダムに決定してもよい。
さらに例えば、空き容量情報は、管理録画再生機1が定期的に各録画再生機2〜5に取得してもよいし、各録画再生機2〜5から自身の記憶装置10の空き容量に変化があったときに管理録画再生機1に送信してもよい。
さらに例えば、接続情報について各実施の形態では、24時間平均の物理速度としたが各録画再生機同士の接続状況がわかるものであればよい。この情報は、管理録画再生機1が定期的に各録画再生機2〜5に取得してもよいし、各録画再生機2〜5から定期的に管理録画再生機1に送信してもよい。
さらに例えば、利用情報または録画情報は、管理録画再生機1が定期的に各録画再生機2〜5に取得してもよいし、各録画再生機2〜5から自身に録画予約が支持された場合に管理録画再生機1に送信してもよいし、定期的に録画再生機2〜5が定期的に録画予約情報を管理録画再生機1に送信してもよい。
さらに例えば、実施の形態2および実施の形態3では、記憶部の空き容量の割合に10%以上の差がある場合に異なる優先度とすることにしたが、これは10%に限られない。また、空き容量の割合ではなく、空き容量自体の差が閾値以上である場合に異なる優先度としてもよい。
本発明は、録画再生機を管理するシステムまたは装置に適用でき、特に、放送や通信により配信されるコンテンツを分散して記憶している録画再生機を管理するシステムまたは装置等に適用できる。
本発明の実施の形態1の録画再生機管理システムの構成の例を示す図である。 本発明の実施の形態1の管理録画再生機が備える構成を示すブロック図である。 機器情報26aに含まれる空き容量情報の一例を示す図である。 機器情報26aに含まれる接続情報の一例を示す図である。 機器情報26aに含まれる利用情報の一例を示す図である。 機器情報26aに含まれる録画情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1の録画再生機が備える構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の管理録画再生機が実行する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1の録画情報の取得処理S4と、空き容量情報の取得処理S5とで取得される機器情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態1の移動パターンの例を示す図である。 本発明の実施の形態1の移動基準情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態2の録画情報の取得処理S4と、空き容量情報の取得処理S5とで取得される機器情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態2の移動パターンの例を示す図である。 本発明の実施の形態2の移動基準情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態2でのコンテンツ移動後の録画情報の第1の例を示す図である。 本発明の実施の形態2でのコンテンツ移動後の録画情報の第2の例を示す図である。 本発明の実施の形態3の録画情報の取得処理S4と、空き容量情報の取得処理S5とで取得される機器情報26aの例を示す図である。 本発明の実施の形態3の移動パターンの例を示す図である。 本発明の実施の形態3の移動基準情報の第1の例を示す図である。 本発明の実施の形態3において移動パターン1に従って更新された録画情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態3でのコンテンツ移動後の録画情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態3の移動基準情報の第2の例を示す図である。 本発明の実施の形態3の移動基準情報の第3の例を示す図である。
符号の説明
1 管理録画再生機
2、3、4、5 録画再生機
10 ホームネットワーク
22 入力部
24 出力部
26 記憶部
28 放送受信部
30 録画再生制御部
32 予約取得部
34 通信制御部
50 記憶制御部
52 時間帯判定部
54 移動パターン作成部
56 移動可否判断部
58 移動制御部

Claims (12)

  1. ネットワークを介して接続された複数の録画再生機を管理する録画再生機管理装置であって、
    前記各録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機に移動させる移動制御手段を備える
    ことを特徴とする録画再生機管理装置。
  2. さらに、コンテンツごとの、当該コンテンツを記憶している録画再生機と、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機とを含む機器情報を取得する機器情報取得手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の録画再生機管理装置。
  3. さらに、前記ネットワークの利用状況を内容とする利用情報を取得する利用情報取得手段と、
    ネットワークの利用が少ない時間帯を前記利用情報から決定する時間帯決定手段とを備え、
    前記移動制御手段は、前記判定された時間帯に、録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機に移動させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の録画再生機管理装置。
  4. 前記機器情報は、さらに、前記各録画再生機が備える記憶媒体の空き容量を含み、
    さらに、前記機器情報に含まれる空き容量と前記移動対象となるコンテンツの容量とから、当該コンテンツを移動した後の記憶媒体の空き容量が0以上である場合に、当該記憶媒体を備える録画再生機への移動が可能と判断する移動可否判断手段を備え、
    前記移動制御手段は、録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機のうち、当該コンテンツの移動が可能と判断された録画再生機に移動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の録画再生機管理装置。
  5. さらに、前記各録画再生機のネットワークへの接続状況を取得する接続情報取得手段と、
    前記録画予約が登録されている録画再生機が複数ある場合に、前記接続状況が最も良好な録画再生機を移動先と決定する移動先決定手段とを備え、
    前記移動制御手段は、前記録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機のうち、前記移動先と決定された録画再生機に移動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の録画再生機管理装置。
  6. 前記機器情報は、さらに、前記各録画再生機が備える記憶媒体の空き容量を含み、
    前記移動先決定手段は、前記録画予約が登録されている録画再生機が複数あり、かつ、当該機器情報群に含まれる空き容量の差に関連する値が閾値より小さい場合に、前記接続状況が最も良好な録画再生機を移動先と決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の録画再生機管理装置。
  7. 前記機器情報は、さらに、前記各録画再生機が備える記憶媒体の空き容量を含み、
    前記移動先決定手段は、前記録画予約が登録されている録画再生機が複数あり、かつ、当該機器情報群の空き容量の差に関連する値が閾値以上の場合に、前記空き容量が大きい録画再生機を移動先と決定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の録画再生機管理装置。
  8. さらに、前記各録画再生機においてコンテンツが視聴されたことを示す視聴情報を取得する視聴情報取得手段と、
    前記視聴情報に含まれるコンテンツに対応付けられた録画再生機の録画予約の登録を前記機器情報から削除する予約登録削除手段とを備える
    ことを特徴とする請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載の録画再生機管理装置。
  9. さらに、ユーザによる録画予約を受け付けた前記各録画再生機から当該録画予約を受け付けたことを示す録画予約情報を受信し、また、ユーザによる前記録画予約の解除を受け付けた前記各録画再生機から当該録画予約の解除を受け付けたことを示す録画予約解除情報を受信する録画予約情報受信手段と、
    前記録画予約情報受信手段が前記予約情報を受信した場合に、前記予約情報に含まれる録画予約を前記機器情報に登録する予約登録手段とを備え、
    前記予約登録削除手段は、さらに、前記録画予約情報受信手段が前記予約解除情報を受信した場合に、当該予約解除情報に対応する録画予約の登録を前記機器情報から削除する
    ことを特徴とする請求項8に記載の録画再生機管理装置。
  10. さらに、前記各録画再生機が予約録画した場合に、予約録画をしたことを示す予約録画情報を当該録画再生機から受信する予約録画情報受信手段と、
    前記予約録画情報受信手段が前記予約録画情報を受信した場合に、前記予約録画情報に含まれる情報を前記機器情報に登録する予約録画情報登録手段とを備える
    ことを特徴とする請求項2から請求項9のいずれか1項に記載の録画再生機管理装置。
  11. ネットワークを介して接続された複数の録画再生機を管理する録画再生機管理方法であって、
    前記各録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機に移動させる移動制御ステップを含む
    ことを特徴とする録画再生機管理方法。
  12. ネットワークを介して接続された複数の録画再生機を管理する録画再生機管理プログラムであって、
    前記各録画再生機が記憶しているコンテンツを、当該コンテンツの録画予約が登録されている録画再生機に移動させる移動制御ステップをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする録画再生機管理プログラム。
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