JP2008027270A - 非接触リーダライタおよび情報記録担体 - Google Patents

非接触リーダライタおよび情報記録担体 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の非接触リーダライタなど無線通信機器は、電波伝搬路の伝搬特性を算出するために、推定するため専用のデータのやりとりを行ったり、あらかじめ想定される伝播特性をパラメータとしてメモリ等に保持しておく、といった手段により、伝搬路による歪みの低減をはかっていた。これらの手法によると、実質的通信速度の低下や予め記憶しておくパラメータの増大といったデメリットがある。
【解決手段】本発明は、電波伝搬路の伝搬特性の推定に適応信号処理を用いることによって伝搬中に重畳される歪みを低減する非接触リーダライタを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は無線通信システムに関連し、特にRFIDシステムにおける伝搬路歪みの補正に関する。
近年、SCM等の分野でRFIDが活用されつつある。なかでもUHF帯を利用したRFIDは、世界標準化と連動して広く利用されようとしている。
また一方で、無線通信システムにおいて、電波伝搬路における歪みによる通信エラーの発生が問題となっている。この通信エラーを低減するために携帯電話などでは、等化処理により信号波形を等化し通信エラーを低減する方法が用いられている。
特に、(特許文献1)では、基地局は、予め想定される複数の異なる伝搬特性に対してそれぞれ最適な複数の等化処理用パラメータを記憶しておく。基地局は、等化処理時にこれら複数のパラメータを順次設定して最適なパラメータを検索し、決定することで通信エラーを低減している。
また、(特許文献2)では、移動局は、基地局に対して教示信号を高速で送信する。教示信号を受信した基地局は、その結果求められる等化処理用パラメータを移動局に低速で送信する。等化処理用パラメータを受信した移動局は、等化器に該パラメータを設定することで通信エラーを低減している。
特開2004−128635号公報 特許第2788788号公報
しかし、(特許文献1)の方法によると、RFIDシステムのように1台の非接触リーダライタと100枚や1000枚といった複数枚のRFIDタグとの間で通信を行う場合、予め記憶しておくパラメータが膨大になってしまう。
また、(特許文献2)の方法によると、データの送受信の前にトレーニング専用の送受信が必要となり、実質的な通信速度が低下してしまう。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1は、情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記情報記録担体に格納され前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号に付加される所定の情報と対応する情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記情報記録担体から前記非接触リーダライタへの信号を復調した復調信号とを比較する比較部と、前記比較部における比較結果に基づき前記情報記録担体へ送信する送信信号を変調する変調部とから構成される。
この構成によれば、比較部にて算出した電波伝搬路特性を以って変調部は、非接触リーダライタから情報記録担体へ送信する送信信号が、電波伝搬路を経由して情報記録担体へ達した時点で正しく復調されるように変調する。
これにより、非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号に含まれる歪みが低減され、従来前記歪みにより非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号が情報記録担体にて正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、本発明の請求項2は、情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記情報記録担体に格納され前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号に付加される所定の情報と同一の情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記情報記録担体から前記非接触リーダライタへの信号を復調した復調信号とを比較する比較部と、前記比較部における比較結果に基づき情報記録担体から非接触リーダライタへの信号を復調した復調信号をフィルタリングするフィルタとから構成される。
この構成によれば、比較部にて算出した電波伝搬路特性を以ってフィルタは、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号から電波伝搬路による歪みを取り除くように係数を更新し、フィルタリングを行う。
これにより、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号に含まれる歪みが低減され、従来前記歪みにより情報記録担体から非接触リーダライタへの信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項3は、情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記情報記録担体に格納され前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号に付加される所定の情報と同一の情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記情報記録担体から前記非接触リーダライタへの信号を復調した復調信号とを比較する比較部と、前記比較部における比較結果に基づき情報記録担体から非接触リーダライタへの信号を復調した復調信号をフィルタリングするフィルタと、前記比較部における比較結果に基づき前記情報記録担体へ送信する送信信号を変調する変調部とから構成される。
この構成によれば、比較部にて算出した電波伝搬路特性を以って、フィルタは、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号から電波伝搬路による歪みを取り除くように係数を更新しフィルタリングを行うと共に、変調部は、非接触リーダライタから情報記録担体へ送信する送信信号が、電波伝搬路を経由して情報記録担体へ達した時点で正しく復調されるように変調する。
これにより、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号に含まれる歪みが低減されると共に非接触リーダライタから情報記録担体への信号に含まれる歪みも低減され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項4は、非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタ内に格納され前記送信信号に付加される情報と同一の情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記送信信号に付加された情報とを比較する比較部と、前記比較部における比較結果に基づき前記情報記録担体へ送信する送信信号を変調する変調部とから構成される。
この構成によれば、比較部にて算出した電波伝搬路特性を以って、変調部は、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号が、電波伝搬路を経由して非接触リーダライタへ達した時点で正しく復調されるように変調する。
これにより、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号に含まれる歪みが低減され、従来前記歪みにより情報記録担体から非接触リーダライタへの信号が非接触リーダライタにて正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項5は、非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタ内に格納され前記送信信号に付加される情報と同一の情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記送信信号に付加された情報とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づき前記送信信号をフィルタリングするフィルタとから構成される。
この構成によれば、比較部にて算出した電波伝搬路特性を以って、フィルタは、非接触リーダライタから情報記録担体への信号から電波伝搬路による歪みを取り除くように係数を更新し、フィルタリングを行う。
これにより、非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号に含まれる歪みが低減され、従来前記歪みにより非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号が正しく復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項6は、非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタ内に格納され前記送信信号に付加される情報と同一の情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記送信信号に付加された情報とを比較する比較部と、前記比較部における比較結果に基づき前記情報記録担体へ送信する送信信号を変調する変調部と、前記比較部の比較結果に基づき前記送信信号をフィルタリングするフィルタとから構成される。
この構成によれば、比較部にて算出した電波伝搬路特性を以って、フィルタは、非接触リーダライタから情報記録担体への信号から電波伝搬路による歪みを取り除くように係数を更新し、フィルタリングすると共に、変調部は、情報記録担体から非接触リーダライタへ送信する送信信号が、電波伝搬路を経由して非接触リーダライタへ達した時点で正しく復調されるように変調する。
これにより、非接触リーダライタから情報記録担体への信号に含まれる歪みがフィルタにて低減されると共に情報記録担体から非接触リーダライタからへの信号に含まれる歪みも変調部にて低減され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項7は、情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づき前記情報記録担体へ送信する送信信号を変調する変調部とから構成される。
この構成によれば、算出部にて算出した電波伝搬路特性を以って変調部は、非接触リーダライタから情報記録担体へ送信する信号が、電波伝搬路を経由して情報記録担体へ達した時点で正しく復調されるように変調する。
これにより、構成が比較的簡単になり、かつ非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号に含まれる歪みが低減され、従来前記歪みにより非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号が情報記録担体にて正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項8は、情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部における算出結果に基づき情報記録担体から非接触リーダライタへの信号を復調した復調信号をフィルタリングするフィルタとから構成される。
この構成によれば、算出部にて算出した電波伝搬路特性を以ってフィルタは、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号から電波伝搬路による歪みを取り除くように係数を更新し、フィルタリングを行う。
これにより、構成が比較的簡単になり、かつ情報記録担体から非接触リーダライタへの送信信号に含まれる歪みが低減され、従来前記歪みにより情報記録担体から非接触リーダライタへの送信信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項9は、情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部における算出結果に基づき情報記録担体から非接触リーダライタへの信号を復調した復調信号をフィルタリングするフィルタと、前記算出部の算出結果に基づき前記情報記録担体へ送信する送信信号を変調する変調部とから構成される。
この構成によれば、算出部にて算出した電波伝搬路特性を以って変調部は、非接触リーダライタから情報記録担体へ送信する信号が、電波伝搬路を経由して情報記録担体へ達した時点で正しく復調されるように変調すると共に、フィルタは、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号から電波伝搬路による歪みを取り除くように係数を更新し、フィルタリングを行う。
これにより、構成が比較的簡単になり、かつ情報記録担体から非接触リーダライタへの信号に含まれる歪みが低減されると共に非接触リーダライタから情報記録担体への信号に含まれる歪みも低減され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項10は、非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部における算出結果に基づき前記非接触リーダライタへ送信する送信信号を変調する変調部とから構成される。
この構成によれば、算出部にて算出した電波伝搬路特性を以って、変調部は、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号が、電波伝搬路を経由して非接触リーダライタへ達した時点で正しく復調されるように変調する。
これにより、構成が比較的簡単になり、かつ情報記録担体から非接触リーダライタへの信号に含まれる歪みが低減され、従来前記歪みにより情報記録担体から非接触リーダライタへの信号が非接触リーダライタにて正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項11は、非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づき前記送信信号をフィルタリングするフィルタとから構成される。
この構成によれば、算出部にて算出した電波伝搬路特性を以って、フィルタは、非接触リーダライタから情報記録担体への信号から電波伝搬路による歪みを取り除くように係数を更新し、フィルタリングを行う。
これにより、構成が比較的簡単になり、かつ非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号に含まれる歪みが低減され、従来前記歪みにより非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号が正しく復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
また、請求項12は、非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部における算出結果に基づき前記非接触リーダライタへ送信する送信信号を変調する変調部と、前記算出部の算出結果に基づき前記送信信号をフィルタリングするフィルタとから構成される。
この構成によれば、算出部にて算出した電波伝搬路特性を以って、フィルタは、非接触リーダライタから情報記録担体への信号から電波伝搬路による歪みを取り除くように係数を更新し、フィルタリングすると共に、変調部は、情報記録担体から非接触リーダライタへ送信する送信信号が、電波伝搬路を経由して非接触リーダライタへ達した時点で正しく復調されるように変調する。
これにより、構成が比較的簡単になり、かつ非接触リーダライタから情報記録担体への信号に含まれる歪みがフィルタにて低減されると共に情報記録担体から非接触リーダライタからへの信号に含まれる歪みも変調部にて低減され、通信性能が向上し、通信エリアが拡大する。
以上のように、RFIDシステムに適応等化器を適用することにより電波伝搬路における歪みを低減でき、また前記歪みに伴って発生する通信エラーを低減することができる。この結果、従来通信ができなかったエリアが通信可能エリアとすることができる。
以下、本発明を実施するための第1の最良の形態について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施の形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図である。
図1において、101は本発明の非接触リーダライタ、102は情報記録担体であり、103はホストコンピュータとの通信などを処理するメイン処理部、104は情報記録担体への情報を符号化する符号化部、105は前記符号化部104によって符号化された信号を変調する変調部、106は前記変調部105にて変調された信号を情報記録担体へ送信する送信部、107は情報記録担体からの信号を受信する受信部、108は前記受信部107で受信した信号を復調する復調部、109は前記情報記録担体からの信号に付加される所定の情報と同一の情報を格納するメモリ、110は前記復調部108にて復調された信号と前記メモリ109の信号を比較する比較部、111は前記復調部108の出力信号を復号する復号化部である。
以上のように構成された非接触リーダライタについてその処理を図13を用いて説明する。
メイン処理部103は、ホストコンピュータからの指示などにより情報記録担体102への命令信号を生成する。メイン処理部103は、前記命令信号を符号化部104に出力する(S101)。符号化部104は、前記命令信号を符号化し、該符号化信号を変調部105に出力する(S102)。変調部105は、前記符号化信号を変調し、前記変調信号を送信部106に出力する(S103)。送信部106は、前記変調信号を情報記録担体に送信する(S104)。情報記録担体102は、前記変調信号を復調、処理し、応答信号を非接触リーダライタ101に送信する(S105)。受信部107は、前記情報記録担体102からの応答信号を受信し、復調部108へ出力する(S106)。復調部108は、前記受信信号を復調し、該復調信号を復号化部111と、比較部110へ出力する(S107)。復号化部111は、前記復調信号を復号し、該復号信号をメイン処理部103へ出力する(S108)。比較部110は、前記復調部108で復調した信号とメモリ109に格納されている信号とを比較し(S109)、電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出した伝搬特性を変調部105へ出力する(S110)。変調部105は、前記算出した伝搬特性を基に情報記録担体102へ送信する信号を変調する際に該送信信号が情報記録担体102へ達する時点で正しく復調されるように変調する。
ここで、比較部110は、前記復調信号とメモリ109に格納されている信号とより電波伝搬路の伝搬特性を算出する方法として、前記復調信号をバッファリングして全情報を一括で処理しても良いし、復調信号の各サンプル毎の情報よりLMSアルゴリズムのような適応アルゴリズムを用いても良いし、数サンプルをブロック化しBLMSアルゴリズムのような適応アルゴリズムを用いても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、比較部110にて電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出結果を情報記録担体への信号の変調に反映させることによって、非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号に含まれる歪みを低減でき、従来前記歪みにより非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
次に本発明を実施するための第2の最良の形態について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図であり、図1に示す構成と異なるのは、復調信号をフィルタリングするフィルタ212を備えていることである。
次に図2のように構成された非接触リーダライタについてその処理について図14を用いて述べる。
メイン処理部103は、ホストコンピュータからの指示などにより情報記録担体102への命令信号を生成する。メイン処理部103は、前記命令信号を符号化部104に出力する(S201)。符号化部104は、前記命令信号を符号化し、該符号化信号を変調部105に出力する(S202)。変調部105は、前記符号化信号を変調し、前記変調信号を送信部106に出力する(S203)。送信部106は、前記変調信号を情報記録担体102に送信する(S204)。情報記録担体102は、前記変調信号を復調、処理し、応答信号を非接触リーダライタ101に送信する(S205)。受信部107は、前記情報記録担体102からの応答信号を受信し、復調部108へ出力する(S206)。復調部108は、前記受信信号を復調し、該復調信号をフィルタ212と、比較部110へ出力する(S207)。フィルタ212は、前記復調信号を保持しているフィルタ係数によりフィルタリングし、該フィルタリング結果を復号化部111へ出力する(S208)。復号化部111は、前記フィルタリング結果を復号し、該復号信号をメイン処理部103へ出力する(S209)。比較部110は、前記復調部108で復調した信号とメモリ109に格納されている信号とを比較し(S210)、電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出した伝搬特性をフィルタ212へ逐次出力する(S211)。フィルタ212は、前記算出された伝搬特性により求められる電波伝搬路における歪み成分を取り除くようにフィルタ係数を更新し(S212)、該フィルタ係数を以ってフィルタリング処理する。
ここで、比較部110は、前記復調信号とメモリ109に格納されている信号とより電波伝搬路の伝搬特性を算出する方法として、前記復調信号をバッファリングして全情報を一括で処理しても良いし、復調信号の各サンプル毎の情報よりLMSアルゴリズムのような適応アルゴリズムを用いても良いし、数サンプルをブロック化しBLMSアルゴリズムのような適応アルゴリズムを用いても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、比較部110にて電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出結果をフィルタ212の係数に反映させることによって、情報記録担体102から非接触リーダライタへの応答信号に含まれる歪みを低減でき、その結果、従来前記歪みにより情報記録担体102から非接触リーダライタへの信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
また、比較部110は、図3に示すように上記算出した電波伝搬路の伝搬特性を変調部105へ出力するようにしてもよい。
このように、比較部110にて算出した電波伝搬路の伝搬特性をフィルタ212と変調部105の両方に出力することによって、情報記録担体から非接触リーダライタへの応答信号に含まれる歪みを低減できるとともに、非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号に含まれる歪みも低減でき、従来前記歪みにより非接触リーダライタと情報記録担体との間の信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
次に本発明を実施するための第3の最良の形態について、図4を用いて説明する。
図4は、本実施の形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図である。
図4において、101は非接触リーダライタ、102は本発明の情報記録担体、413は非接触リーダライタ101からの信号を受信する受信部、414は前記受信部413で受信した信号を復調する復調部、415は前記復調部414で復調した信号を復号する復号化部、416は前記復号化部415にて復号された信号を基に応答信号を生成するメイン処理部、417は前記メイン処理部416で生成された応答信号を符号化する符号化部、418は前記符号化部417で符号化した信号を変調する変調部、419は前記変調部418にて変調した信号を非接触リーダライタ101へ送信する送信部、420は前記非接触リーダライタ101からの信号に付加される所定の情報と同一の情報を格納するメモリ、421は前記復調部414にて復調された信号と前記メモリ420の信号を比較する比較部である。
以上のように構成された情報記録担体についてその処理を図15を用いて説明する。
非接触リーダライタ101は、情報記録担体102に対して信号を送信する。受信部413は、前記信号を受信し復調部414へ出力する(S301)。復調部414は、前記受信信号を復調し、復調信号を復号化部415と比較部421へ出力する(S302)。復号化部415は、前記復調信号を復号し、該復号信号をメイン処理部416へ出力する(S303)。メイン処理部416は、前記復号信号を基に応答信号を生成し、該応答信号を符号化部417へ出力する(S304)。符号化部417は、前記応答信号を符号化し、該符号化信号を変調部418へ出力する(S305)。変調部418は、前記符号化信号を変調し、送信部419へ出力する(S306)。送信部419は、前記変調信号を非接触リーダライタ101へ送信する(S307)。比較部421は、前記復調部414で復調された信号とメモリ420に格納されている信号とを比較し(S308)、電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出された伝搬特性を変調部418へ出力する(S309)。変調部418は、前記算出した伝搬特性を基に非接触リーダライタ101へ送信する信号を変調する際に該送信信号が非接触リーダライタ101へ達する時点で正しく復調されるように変調する。
以上のように、本実施の形態によれば、比較部421にて電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該結果を非接触リーダライタへの信号の変調に反映させることによって、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号に含まれる歪みを低減でき、その結果、従来前記歪みにより情報記録担体から非接触リーダライタへの信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
次に本発明を実施するための第4の最良の形態について、図5を用いて説明する。
図5は、本実施の形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図であり、図4に示す構成と異なるのは、復調信号をフィルタリングするフィルタ522を備えていることである。
次にその処理について図16を用いて、述べる。
非接触リーダライタは、情報記録担体に対して信号を送信する。受信部413は、前記信号を受信し復調部414へ出力する(S401)。復調部414は、前記受信信号を復調し、該復調信号をフィルタ522と比較部421へ出力する(S402)。フィルタ522は、前記復調信号を保持しているフィルタ係数によりフィルタリングし、該フィルタリング結果を復号化部415へ出力する(S403)。復号化部415は、前記復調信号を復号し、該復号信号をメイン処理部416へ出力する(S404)。メイン処理部416は、前記復号信号を基に応答信号を生成し、該応答信号を符号化部417へ出力する(S405)。符号化部417は、前記応答信号を符号化し、該符号化信号を変調部418へ出力する(S406)。変調部418は、前記符号化信号を変調し、該変調信号を送信部419へ出力する(S407)。送信部419は、前記変調信号を非接触リーダライタ101へ送信する(S408)。比較部421は、前記復調部414で復調された信号とメモリ420に格納されている信号とを比較し(S409)、電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出された伝搬特性をフィルタ522へ逐次出力する(S410)。フィルタ522は、前記算出された伝搬特性により求められた電波伝搬路における歪み成分を取り除くようにフィルタ係数を更新し(S411)、該フィルタ係数を以ってフィルタリング処理する。
以上のように、本実施の形態によれば、比較部421にて電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該結果をフィルタ522の係数に反映させることによって、非接触リーダライタから情報記録担体への信号に含まれる歪みを低減でき、その結果、従来前記歪みにより非接触リーダライタから情報記録担体への信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
また、比較部421は、図6に示すように上記算出した電波伝搬路の伝搬特性を変調部418へ出力するようにしてもよい。
このように、比較部421にて算出した電波伝搬路の伝搬特性をフィルタ522と変調部418の両方に出力することによって、情報記録担体から非接触リーダライタへの信号に含まれる歪みを低減できるとともに、非接触リーダライタから情報記録担体への信号に含まれる歪みも低減でき、従来前記歪みにより非接触リーダライタと情報記録担体との間の信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
次に本発明を実施するための第5の最良の形態について、図7を用いて説明する。
図7は、本実施の形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図である。
図7において、101は本発明の非接触リーダライタ、102は情報記録担体であり、103はホストコンピュータとの通信などを処理するメイン処理部、104は情報記録担体102への情報を符号化する符号化部、105は前記符号化部104によって符号化された信号を変調する変調部、106は前記変調部105にて変調された信号を情報記録担体102へ送信する送信部、107は情報記録担体102からの信号を受信する受信部、108は前記受信部107で受信した信号を復調する復調部、723は前記復調部108の出力信号より電波伝搬路の伝搬特性を算出する算出部、111は前記復調部108の出力信号を復号する復号化部である。
以上のように構成された非接触リーダライタについてその処理を図17を用いて、説明する。
メイン処理部103は、ホストコンピュータからの指示により情報記録担体102への命令信号を生成する。メイン処理部103は、前記命令信号を符号化部104に出力する(S501)。符号化部104は、前記命令信号を符号化し、該符号化信号を変調部105に出力する(S502)。変調部105は、前記符号化信号を変調し、該変調信号を送信部106に出力する(S503)。送信部106は、前記変調信号を情報記録担体102に送信する(S504)。情報記録担体102は、前記変調信号を復調・処理し、応答信号を非接触リーダライタ101に送信する(S505)。受信部107は、前記情報記録担体102からの信号を受信し、復調部108へ出力する(S506)。復調部108は、前記受信信号を復調し、該復調信号を復号化部111と算出部723へ出力する(S507)。復号化部111は、前記復調信号を復号し、該復号信号をメイン処理部103へ出力する(S508)。算出部723は、前記復調部108の出力結果より電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出された伝搬特性を変調部105へ出力する(S509)。変調部105は、前記算出した伝搬特性を基に情報記録担体102へ送信する信号を変調する際に該送信信号が情報記録担体102へ達する時点で正しく復調されるように変調する。
ここで、算出部723は、前記復調信号のみから電波伝搬路の伝搬特性を算出する方法として、ブラインド適応アルゴリズムなどを使用する。
以上のように、本実施の形態によれば、復調部108で復調された信号のみを用いて算出部723にて電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出結果を次の情報記録担体への信号の変調に反映させることによって、構成が比較的簡単になり、かつ非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号に含まれる歪みを低減でき、従来前記歪みにより非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
次に本発明を実施するための第6の最良の形態について、図8を用いて説明する。
図8は、本実施の形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図であり、図7に示す構成と異なるのは、復調信号をフィルタリングするフィルタ212を備えていることである。
次にその処理について図18を用いて、述べる。
メイン処理部103は、ホストコンピュータからの指示により情報記録担体102への命令信号を生成する。メイン処理部103は、前記命令信号を符号化部104に出力する(S601)。符号化部104は、前記命令信号を符号化し、該符号化信号を変調部105に出力する(S602)。変調部105は、前記符号化信号を変調し、送信部106に出力する(S603)。送信部106は、前記変調信号を情報記録担体102に送信する(S604)。情報記録担体102は、前記変調信号を復調、処理し、応答信号を非接触リーダライタ101に送信する(S605)。受信部107は、前記情報記録担体102からの信号を受信し、復調部108へ出力する(S606)。復調部108は、前記受信信号を復調し、該復調信号をフィルタ212と算出部723へ出力する(S607)。フィルタ212は、前記復調信号を保持しているフィルタ係数によりフィルタリングし、該フィルタリング結果を復号化部111へ出力する(S608)。復号化部111は、前記フィルタリング結果を復号処理し、該復号信号をメイン処理部103へ出力する(S609)。算出部723は、前記復調部108で復調した信号より電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出した伝搬特性をフィルタ212へ逐次出力する(S610)。フィルタ212は、前記算出された伝搬特性により求められる電波伝搬路における歪み成分を取り除くようにフィルタ係数を更新し(S611)、該フィルタ係数を以ってフィルタリング処理する。
以上のように、本実施の形態によれば、復調部108で復調された信号のみを用いて算出部723にて電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出結果をフィルタ212の係数に反映させることによって、構成が比較的簡単になり、かつ情報記録担体から非接触リーダライタへの応答信号に含まれる歪みを低減でき、その結果、従来前記歪みにより情報記録担体から非接触リーダライタへの信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
また、算出部723は、図9に示すように上記算出した電波伝搬路の伝搬特性を変調部105へ出力するようにしてもよい。
このように、算出部723にて算出した電波伝搬路の伝搬特性をフィルタ212と変調部105の両方に出力することによって、構成が比較的簡単になり、かつ情報記録担体から非接触リーダライタへの応答信号に含まれる歪みを低減できるとともに、非接触リーダライタから情報記録担体への送信信号に含まれる歪みも低減でき、従来前記歪みにより非接触リーダライタと情報記録担体との間の信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
次に本発明を実施するための第7の最良の形態について、図10を用いて説明する。
図10は、本実施の形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図である。
図10において、101は非接触リーダライタ、102は、本発明の情報記録担体、413は非接触リーダライタ101からの信号を受信する受信部、414は前記受信部413で受信した信号を復調する復調部、415は前記復調部414で復調した信号を復号する復号化部、416は前記復号化部415にて復号された信号を基に応答信号を生成するメイン処理部、417は前記メイン処理部416で生成された応答信号を符号化する符号化部、418は前記符号化部417で符号化した信号を変調する変調部、419は前記変調部418にて変調した信号を非接触リーダライタ101へ送信する送信部、1024は前記復調部414にて復調された信号から電波伝搬路の伝搬特性を算出する算出部である。
以上のように構成された非接触リーダライタについてその処理を図19を用いて説明する。
非接触リーダライタ101は、情報記録担体102に対して信号を送信する。受信部413は、前記信号を受信し復調部414へ出力する(S701)。復調部414は、前記受信信号を復調し、該復調信号を復号化部415と算出部1024へ出力する(S702)。復号化部415は、前記復調信号を復号し、該復号信号をメイン処理部416へ出力する(S703)。メイン処理部416は、前記復号信号を基に応答信号を生成し、該応答信号を符号化部417へ出力する(S704)。符号化部417は、前記応答信号を符号化し、該符号化信号を変調部418へ出力する(S705)。変調部418は、前記符号化信号を変調し、該変調信号を送信部419へ出力する(S706)。送信部419は、前記変調信号を非接触リーダライタ101へ送信する(S707)。算出部1024は、前記復調部414の出力結果より電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出された伝搬特性を変調部418へ出力する(S708)。変調部418は、前記算出した伝搬特性を基に非接触リーダライタ101へ送信する信号を変調する際に該送信信号が非接触リーダライタ101へ達する時点で正しく復調されるように変調する。
以上のように本実施の形態によれば、復調部414で復調された信号のみを用いて算出部1024にて電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出結果を非接触リーダライタへの信号の変調に反映させることによって、構成が比較的簡単になり、かつ情報記録担体から非接触リーダライタへの信号に含まれる歪みを低減でき、その結果、従来前記歪みにより情報記録担体から非接触リーダライタからへの信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
次に本発明を実施するための第8の最良の形態について、図11を用いて説明する。
図11は、本実施の形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図であり、図10に示す構成とことなるのは、復調信号をフィルタリングするフィルタ522を備えていることである。
次にその処理について図20を用いて、説明する。
非接触リーダライタ101は、情報記録担体102に対して信号を送信する。受信部413は、前記信号を受信し復調部414へ出力する(S801)。復調部414は、前記受信信号を復調し、該復調信号をフィルタ522と算出部1024へ出力する(S802)。フィルタ522は、前記復調信号を保持しているフィルタ係数によりフィルタリングし、該フィルタリング結果を復号化部415へ出力する(S803)。復号化部415は、前記フィルタリング結果を復号し、該復号信号をメイン処理部416へ出力する(S804)。メイン処理部416は、前記復号信号を基に応答信号を生成し、該応答信号を符号化部417へ出力する(S805)。符号化部417は、前記応答信号を符号化し、該符号化信号を変調部418へ出力する(S806)。変調部418は、前記符号化信号を変調し、該変調信号を送信部419へ出力する(S807)。送信部419は、前記変調信号を非接触リーダライタ101へ送信する(S808)。算出部1024は、前記復調部414の出力結果より電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出された伝搬特性をフィルタ522へ逐次出力する(S809)。フィルタ522は、前記算出された伝搬特性により求められた電波伝搬路における歪み成分を取り除くようにフィルタ係数を更新し(S810)、該フィルタ係数を以ってフィルタリング処理する。
以上のように本実施の形態によれば、復調部414で復調された信号のみを用いて算出部1024にて電波伝搬路の伝搬特性を算出し、該算出結果をフィルタ522の係数に反映させることによって、構成が比較的簡単になり、かつ非接触リーダライタから情報記録担体への信号に含まれる歪みを低減でき、その結果、従来前記歪みにより非接触リーダライタから情報記録担体への信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
また、算出部1024は、図12に示すように上記算出した電波伝搬路の伝搬特性を変調部418へ出力するようにしてもよい。
このように、算出部1024にて算出した電波伝搬路の伝搬特性をフィルタ522と変調部418の両方に出力することによって、構成が比較的簡単であり、かつ情報記録担体から非接触リーダライタへの信号に含まれる歪みを低減できるとともに、非接触リーダライタから情報記録担体への信号に含まれる歪みも低減でき、従来前記歪みにより非接触リーダライタと情報記録担体との間の信号が正しく復調・復号されなかったために発生していた通信エラーが解消され、通信性能が向上し、結果として通信エリアを拡大することができる。
本発明の非接触リーダライタおよび情報記録担体は、従来通信不能であったエリアを通信可能とすることができ、RFIDシステムに代表される無線通信システムに産業上有用である。
本発明の非接触リーダライタの実施の形態1におけるブロック構成図 本発明の非接触リーダライタの実施の形態2におけるブロック構成図 本発明の実施の形態1及び2の特長を合わせ持つ非接触リーダライタのブロック図 本発明の非接触リーダライタの実施の形態3におけるブロック構成図 本発明の非接触リーダライタの実施の形態4におけるブロック構成図 本発明の実施の形態3及び4の特長を合わせ持つ非接触リーダライタのブロック図 本発明の非接触リーダライタの実施の形態5におけるブロック構成図 本発明の非接触リーダライタの実施の形態6におけるブロック構成図 本発明の実施の形態5及び6の特長を合わせ持つ非接触リーダライタのブロック図 本発明の非接触リーダライタの実施の形態7におけるブロック構成図 本発明の非接触リーダライタの実施の形態8におけるブロック構成図 本発明の実施の形態7及び8の特長を合わせ持つ非接触リーダライタのブロック図 実施の形態1における処理フローチャート 実施の形態2における処理フローチャート 実施の形態3における処理フローチャート 実施の形態4における処理フローチャート 実施の形態5における処理フローチャート 実施の形態6における処理フローチャート 実施の形態7における処理フローチャート 実施の形態8における処理フローチャート
符号の説明
101 非接触リーダライタ
102 情報記録担体
103 メイン処理部
104 符号化部
105 変調部
106 送信部
107 受信部
108 復調部
109 メモリ
110 比較部
111 復号化部
212 フィルタ
413 受信部
414 復調部
415 復号化部
416 メイン処理部
417 符号化部
418 変調部
419 送信部
420 メモリ
421 比較部
522 フィルタ
723 算出部
1024 算出部

Claims (12)

  1. 情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記情報記録担体に格納され、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号に付加される所定の情報と対応する情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記応答信号に付加された情報とを比較する比較部と、前記比較部における比較結果に基づき前記情報記録担体へ送信する送信信号を変調する変調部とからなる非接触リーダライタ。
  2. 情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記情報記録担体に格納され、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号に付加される所定の情報と同一の情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記応答信号に付加された情報とを比較する比較部と、前記比較部における比較結果に基づいて前記応答信号をフィルタリングするフィルタとからなる非接触リーダライタ。
  3. 情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記請求項1と請求項2の両方の機能をあわせ持つ非接触リーダライタ。
  4. 非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタ内に格納され前記送信信号に付加される情報と同一の情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記送信信号に付加された情報とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づき前記送信信号に対する応答信号を変調する変調部とを有する情報記録担体。
  5. 非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタ内に格納され前記送信信号に付加される情報と同一の情報を格納するメモリと、前記メモリに格納された情報と前記送信信号に付加された情報とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づき前記送信信号をフィルタリングするフィルタとを有する情報記録担体。
  6. 非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、前記請求項4と請求項5の両方の機能をあわせ持つ情報記録担体。
  7. 情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づき前記情報記録担体へ送信する送信信号を変調する変調部とからなる非接触リーダライタ。
  8. 情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記非接触リーダライタからの送信信号に対する応答信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づき前記応答信号をフィルタリングするフィルタとからなる非接触リーダライタ。
  9. 情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタにおいて、前記非接触リーダライタは、前記請求項8と請求項9の機能をあわせ持つ非接触リーダライタ。
  10. 非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタからの送信信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づき前記送信信号に対する応答信号を変調する変調部とを有する情報記録担体。
  11. 情報記録担体との間で非接触で情報の読み書きをする非接触リーダライタからの送信信号を受信する受信部と、前記非接触リーダライタからの送信信号から電波伝搬路を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づき前記送信信号をフィルタリングするフィルタとを有する情報記録担体。
  12. 非接触リーダライタとの間で非接触で情報の読み書きをする情報記録担体において、前記情報記録担体は、前記請求項10と請求項11の両方の機能をあわせ持つ情報記録担体。
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