JP2008022523A - 光ネットワーク設計方法、光ネットワークおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】与えられたSONET/SDH網パス情報を元に適合するリング経路をネットワークトポロジー情報から所定の条件で選定し、その選定されたリング経路を基にSONET/SDH網パスを収容する伝送特性上最適な波長リングを設計することにより、光ネットワークへのSONET/SDH網パスの収容設計を効率的に行う。
【選択図】図7
Description
and Formats)信号やSDH(ITU−T勧告G.803:Architecture of Transport Networks Based on The Synchronous Digital Hierarchy)信号、GbEthernet(登録商標)信号、10GbEthernet(登録商標)信号、Fiber Channel信号等が上げられる。
WDM網上にSONET/SDH網を構築する場合は,WDM信号伝送用のWDM伝送装置とSONET/SDH信号用のSONET/SDH ADM(Add−Drop Multiplexer)装置を個別に準備して、その両方を用いて構成していた。また、そのネットワーク設計手法もWDM網レイヤとSONET/SDH網レイヤのそれぞれにおいて独立に設計を行っていた。
また、SONET信号のパスを実際にリング経路に収容するためには、個々のトラフィックが通過する経路を束ねる単位となる所定の帯域の波長リング(例えば、10Gbpsの波長リング)を上記のリング経路に割り付ける必要がある。
そして、その割り付けた波長リングに対して、個々のクライアント信号パスをその信号帯域を考慮しながら収容していく。従って、一つのリング経路に対して複数の波長リングが割り当てられることもある。
WDM網上の波長リングの割り当ての際には、上記のようにして探索して保持されたリング経路の中から、設計者の判断により最適と思われるリング経路を選択して、その選択したリング経路上にSONET網のリング経路を収容するための波長リングを割り当てる。つまり、各クライアント信号パス情報に含まれる送信端ノードおよび受信端ノード、信号帯域などの情報を元にWDM網の波長リング数が最小になり、かつ、クライアント信号パスを収容するために必要な各ノードに実装される光送受信カードの総量が最小となるように収容設計を行う。
また、クライアント信号パスを収容する波長リングの経路長を極力少なくするなどの、伝送特性を考慮した最適化も必要となり、それに適合したリング経路を大量のリング経路の候補の中から設計者の判断を介して選択する必要がある。
リングプロテクションを含むネットワークの伝送経路を自動設計する技術については、特許文献1に開示されている。
(1)ネットワークトポロジーが複雑になった場合に、全てのリング経路を探索する時間が莫大となる
(2)ネットワークの規模が大きく全リング経路数が多くなった場合、ある1つのSONET/SDHのパスを収容可能なリング経路が複数存在することになる。その際は、そのSONET/SDHのパスをどのリング経路へ収容するのが最適であるかを判定して収容設計する必要が生じるが、その判定を行うために要する時間が大となり、効率的な設計の阻害要因となる。
またトポロジーの複雑化とリングネットワークあたりの容量の増加に伴い、より多くのクライアント信号パスを収容するために、より大きなリング経路が設計されるようになるが、リング経路があまりに大きいと、例えば、機器と機器の間を光のまま伝送できず、途中に再生中継器を置く必要が生じてしまい、結果的に再生中継器の分だけコスト増を招いてしまうという問題がある。
これによれば、あるクライアント信号パスの集合を収容可能なリング経路が与えられている場合に、そのクライアント信号パスの集合を拡大すると同時に、与えられたリング経路を、その拡大されたクライアント信号パスの集合を収容可能でかつ所定の条件を満たすように補正することができる。
所定の条件としては、例えば、光ネットワークの各ノード間の接続リンクに重み付けを行いその重み付けに基づいて算出されたリング経路の距離が最小になること、リング経路の総ホップ数が最小になること、リング経路のOSNR(Optical Signal−Noise Ratio)が最大となること、などとすることができる。
これによれば、光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの全体集合の中から、クライアント信号パスを一つ指定することにより、その指定したクライアント信号パスを含み、かつ、所定の条件のリング経路に収容できる最大のクライアント信号パスの集合(拡大サブクライアント信号パス集合)と、それを収容可能な所定の条件を満たすリング経路(拡大リング経路)を同時に求めることができる。
これによれば、クライアント信号パスを収容する波長リングが通過する経路を伝送距離等の伝送特性を考慮して補正し最適化することができる。
例えば、前記隣接端ノード集合に含まれる各端ノードについて、第1のリング経路に含まれるノードの中で前記端ノードからの経路コストが最も小さくなるノードまでの経路コストである最小経路コストを求め、前記隣接端ノード集合から前記最小経路コストが最も小さい端ノードを選択することを経路コスト条件とすることができる。
また、前記隣接端ノード集合に含まれる各端ノードについて、前記隣接端ノード集合に含まれる端ノードと第1のサブクライアント信号パス集合に含まれるクライアント信号パスの全ての端ノードとを含む拡大されたリング経路を所定の条件で探索して前記拡大されたリング経路の一周のコストである拡大リング経路コストを求め、前記隣接端ノード集合に含まれる端ノードの中から前記拡大リング経路コストが最も小さくなる端ノードを選択することを経路コスト条件としてもよい。
ノード101−109の9個のノードの接続関係を示している。ここで説明を分かり易くするために、9個のノード101−109は、それぞれ、A−Iのアルファベット大文字が付与されており、以降の記述ではこのアルファベット文字を用いて各ノードを表示する。
与えられたネットワークリングトポロジー情報を基にリング経路を探索する方法としては、リング経路がどこを通るかによってリングネットワークの収容効率が変わるため、ネットワークトポロジー上でリング経路としてとり得る全ての経路を数え上げる方法や、とり得るリング経路の中で、両方の端ノードが含まれるクライアント信号パスが1本もないものを除いて、全てを数え上げる方法がある。例えば最も簡単な方法は、ツリーを作っていくことで、トポロジ上のノードの数に1を加えた値の段数だけツリーを作ればよい。ただし、この方法で得られるのはツリーのルートに選んだノードを通るリング経路のみなので、他のノードをルートにして、同じことを行う必要がある。
ネットワークトポロジー情報は、光ネットワークのノード間の接続関係を定義する情報で、各ノード毎にそのノードと光ファイバ等により接続されるノードとの対応付けを定義している。
ネットワークトポロジー情報記憶部10には、例えば、各ノードの識別情報とそのノードと接続されるノード群の接続情報を格納するレコードの集まりとして構成される。
レコード100は接続元となるノードの識別情報110とその接続先となるノードに関する接続情報120で構成される。ここでは、接続元となるノードAの識別情報110と、ノードAの接続先となるノードB、C、D、Eについての接続情報120を例示している。
例えば、クライアント信号パスリスト40のエントリ201は端ノードAとBの間のクライアント信号パスD01で、そのトラフィック量はOC―48が2本に相当することを示している。ここで、OC−48はSONETにおける多重化のレベルの一つで、“Optical Carrier Level 48”の略であり、ビットレート2.48832Gbpsのトラフィック量に相当する。
上記図4に示したクライアント信号パスD01−D06との対応を分かり易くするために、ここではクライアント信号パスD01−D06を、それぞれD01−D06の参照記号を付与した点線矢印で示している。ここで、クライアント信号パスD03を示す点線矢印D03で分かるように、クライアント信号パス情報はあくまでもトラフィックを受け渡す端ノード(ここでは、ノードB、D)のペアを示しているだけであり、そのトラフィックが実際に通過する経路については何も示していない。従って、あるクライアント信号パスを実現するトラフィック経路は一般的には複数個存在しえるが、その経路は収容段階で決定される。
クライアント信号パスリスト40内の処理済フラグ405、収容不可フラグ406の領域を初期化(例えば“0”を設定)しておく。
この拡大リング経路の選定処理において処理されたエントリは、その処理済フラグ405がON(“1”)に設定され、以後の拡大リング経路の選定処理からはずされる。
(a)光ネットワークの各ノード間の接続リンクに重み付けを行い、その重み付けに基づいて算出されたリング経路の距離が最小になること。
(b)リング経路の総ホップ数が最小になること。
(c)リング経路のOSNRが最大となること。
上記第2のクライアント信号パス情報が見つかれば(YES)それを取り出して次のステップS305に移行し、上記第2のクライアント信号パス情報が見つからない場合は(NO)処理を終了する。
(1)まず、第1のクライアント信号パス情報として、クライアント信号パスリスト40のクライアント信号パスD01を選定し、その端ノードA、Bを含むリング経路をネットワークトポロジー情報記憶部10を基に所定の条件で探索すると、リング経路310が探索され、クライアント信号パスD01の処理済フラグ405がON(“1”)に設定される。このとき、端ノードA、Bを含むリング経路の探索アルゴリズムとしては下記の文献に示される方法が適用できる。
(2)次に、リング経路310に含まれるクライアント信号パスD01の端ノードA、Bのいずれかと一致する端ノードを含むクライアント信号パス情報(第2のクライアント信号パス情報)をクライアント信号パスリスト40から、例えば先頭から順にサーチして探し出す。この場合は、エントリ203の端ノードB、Dの内、ノードBがリング経路310にも含まれるためクライアント信号パスD03が該当する。
(3)リング経路310に含まれるクライアント信号パスD01の端ノードA、Bと、クライアント信号パスD03の端ノードB、Dを含む、すなわちノードA、B、Dを含むリング経路を所定の条件でネットワークトポロジー情報記憶部10から探索し、リング経路311を得る。ここで、同時にクライアント信号パスD03の処理済フラグ405をON(“1”)に設定する。
(4)上記(3)の処理でリング経路311が探索されたため、さらにリング経路311に含まれるクライアント信号パスD01とD03の端ノードA、B、Dのいずれかと一致する端ノードを含むクライアント信号パス情報(第2のクライアント信号パス情報)をクライアント信号パスリスト40内の未処理エントリから探し出す。
(5)ここでは、クライアント信号パスD02(端ノード:D、E)が該当するため、さらに、リング経路311に含まれるクライアント信号パスD01とD03の端ノードA、B、Dと、クライアント信号パスD03の端ノードD、Eを含むリング経路を所定の条件でネットワークトポロジー情報記憶部10から探索し、リング経路312を得る。ここで、同時にクライアント信号パスD02の処理済フラグをON(“1”)に設定する。
(6)上記(5)の処理でリング経路312が存在したため、さらにリング経路312に含まれるクライアント信号パスD01、D02、D03のノードA、B、D、Eのいずれかと一致する端ノードを含むクライアント信号パス情報(第2のクライアント信号パス情報)をクライアント信号パスリスト40の未処理エントリから探し出す。
(7)上記(6)の処理でリング経路312が探索されため、さらにリング経路312に含まれるクライアント信号パスD01、D02、D03、D06の端ノードA、B、C、D、Eのいずれかと一致する端ノードを含むクライアント信号パス(第2のクライアント信号パス)をクライアント信号パスリスト40の未処理エントリから探し出す。
(8)次に、クライアント信号パスリスト40に未処理エントリがあるか否かを判定する。この場合は、未処理エントリ(エントリ204、205)がまだあるため、クライアント信号パスリストの中の先頭の未処理エントリ(エントリ204)のクライアント信号パスD04を第1のクライアント信号パスとして、拡大リング経路の選定処理を行う。この結果、クライアント信号パスD04の端ノードG、Fを含む所定の条件を満足するリング経路320がネットワークトポロジー情報記憶部10から探索され、同時にエントリ204の処理済フラグがON(“1”)に設定される。
また、拡大リング経路320の経路中に存在する全ノードC、D、E、F、Gと、拡大リング経路320に含まれるクライアント信号パスD04の端ノードG、Fを比較すると、両者に共通するノードはG、Fのみである。
拡大リング経路320に存在する全ノードC、D、E、F、Gのいずれかのノードを端ノードとして含む未処理のクライアント信号パス(第2のクライアント信号パス)は存在しないため、クライアント信号パスD04のみを要素とする拡大サブクライアント信号パス集合と、拡大リング経路320が求められたことになる。
(9)次に、さらにクライアント信号パスリスト40内の未処理エントリの先頭エントリのクライアント信号パス(第1のクライアント信号パス)を選択する。
(10)クライアント信号パスリスト40に未処理エントリは残っていないため、次の第2のクライアント信号パスは存在しないため、リング経路の探索処理を一旦終了する。
この時点で、クライアント信号パスD05のみを要素とする拡大サブクライアント信号パス集合と、拡大リング経路330が求められたことになる。
(11)以上の処理により、クライアント信号パスリスト40内の全てのエントリ、つまりクライアント信号パス情報が処理されたことになり、処理を終了する。
拡大リング経路312はA−B−C−D−E−Aのリング経路であり、拡大リング経路320はC−G−F−E−D−Cのリング経路であり、拡大リング経路330はF−I−Hのリング経路となっている。また、拡大リング経路312に収容されうるクライアント信号パスはD01、D02、D03、D06の4つであり、拡大リング経路320に収容されうるクライアント信号パスはD04の1つであり、拡大リング経路330に収容されうるクライアント信号パスはD05の1つである。
前記図4のクライアント信号パスリスト40に示される各クライアント信号パスを、上記図9に示した拡大リング経路を通過する所定帯域の波長リングに割り当てて収容する方法を示している。
ここでは、波長リングは所定の10Gbpsの帯域を持つものとし、上記図9に示した拡大リング経路の内、拡大リング経路312を代表例として説明する。
また、実線矢印T01、T02、T03、T06は通常時のトラフィックフローを示し、点線矢印P01、P02、P03、P06は、それぞれ、通常時のトラフィックフローT01、T02、T03、T06に対応するプロテクションモード時のトラフィックフローを示している。ここでは、説明の便宜上、SONETリングのUPSR(uni−directional path switched ring)の場合を想定して説明する。
図10(a)は、クライアント信号パスD01に対応する通常時のトラフィックフローT01とプロテクション動作時のトラフィックフローP01を示している。本図のトラフィックフローからも分かるように、クライアント信号パスD01を収容するためにはそのトラフィック量に相当するパス(OC−48×2)をリング状に収容する必要がある。
しかしながら、上記のクライアント信号パスD01、D02、D03、D06を全て収容するためには、合計のトラフィック量がOC−48×5に相当するため10Gbpsを超えてしまうことが分かる。このため、10Gbpsの波長リング1個には全体を収容できず、2個の波長リングが必要となる。
この場合は、波長リング312aは前記図8で求めた拡大リング経路312を通過するように割り当てており、クライアント信号パスD01の端ノードはA、Bであり、クライアント信号パスD02の端ノードはD、Eであり、クライアント信号パスD03の端ノードはB、Dである。
従って、波長リング312a含まれる端ノードは、A、B、C、D、Eとなり、これらの端ノードを含む波長リングの経路をネットワークトポロジー情報10を基に所定の条件で探索してもこれ以上リング経路を補正して小さくすることは不可能で、拡大リング経路として選定されたリング経路312が最適リング経路となる。この最適リング経路312を通過する波長リング312aに対してクライアント信号パスD01、D02、D03を収容する。
図12(a)の波長リング312bは、前記図10(d)に示したトラフィックフローT06、P06を収容するための波長リングである。ここでは、プロテクションモード時のトラフィックP06の表記を省略している。
この段階の波長リング312bは、前記図9で示した拡大リング経路312を通過する波長リングと成っている。
前記図1に示したネットワークトポロジーにおいて、前記図4のクライアント信号パスリスト40に示したクライアント信号パス集合はサブクライアント信号パス集合に分割され、クライアント信号パスD01、D02、D03、D06からなるサブクライアント信号パス集合は、波長リング312a及び313aの二つの波長リングに収容され、クライアント信号パスD04からなるサブクライアント信号パス集合は波長リング320aに収容され、クライアント信号パスD05から成るサブクライアント信号パス集合は330aに収容される。そして、各波長リングは前記所定の条件を満たす最適なリング経路を通過するように選択される。
また、光ネットワークとしてWDM網を、クライアント信号としてSONET信号を代表例として説明したが、WDM網以外の光ネットワーク、SONET信号以外のクライアント信号の場合でも本発明の本質は影響をされず、同様に適用可能である。
本発明の第2の実施形態では、ノード間の各通信リンクに所定のコストを割当てておき、このコスト情報を基にリング経路の探索をより効率的に行うものである。
前記図18に示したクライアント信号パスリスト40aを例にして、所定の経路コスト条件を満たす拡大リング経路を選定する過程を説明する。
(a)光ネットワークの各ノード間の接続リンクに重み付けを行い、その重み付けに基づいて算出されたリング経路の距離が最小になること。
(b)リング経路の総ホップ数が最小になること。
(c)リング経路のOSNRが最大となること。
つまり、端ノードの一方が第1のリング経路に含まれ、かつもう一方の端ノードが第1のリング経路に含まれないようなクライアント信号パスが存在するか否かを判定し、存在する場合は(YES)次のステップS4102へ進み、存在しない場合は(NO)処理を終了する。
前記図18の例では、第1のリング経路(A−B−C−D−A)に対してクライアント信号パスD03、D04、D05が該当するため、次のステップS4102に進む。
同様にFについても行い、最小コストの経路はF−Cで最小経路コストとなる距離は50km、同様にEについても行い、最小コストの経路はE−Dで最小経路コストとなる距離は30kmとなる。Eの場合はE−Cも同じく30kmであり、どちらをとってもよいが、ここではE−Dを選ぶことにする。
前記図18のケース例では、図22の502のリング経路が拡大されたリング経路として探索されるので、本条件判断はYESとなり、次のステップS4016へ進む。
上記のような処理手順により、リング経路コスト、つまり、リングの一周のコストが予め指定された値を超えないように、リング経路を順次拡大していくことができる。
前記図18の例では、第1のリング経路(A−B−C−D−A)に対してクライアント信号パスD03、D04、D05が該当するため、次のステップS4202に進む。
例えば前記図18の例では、D03の場合、端ノードはBとHであるが、端ノードBは第1のリング経路に含まれ、Hは第1のリング経路に含まれないので、Hを隣接端ノード集合に入れる。同様にD04の場合はF、D05の場合はEを隣接端ノード集合に入れる。その結果、隣接端ノード集合にはH、F、Eが含まれる。
例えば前記図20のリング経路501を第1のリング経路とする例で説明する。端ノード集合はH、F、Eであり、第1のサブクライアント信号パス(図18のD01、D02)に含まれるクライアント信号パスの全ての端ノードとはA、B、Dなので、H、A、B、Dを含む拡大したリング経路、F、A、B、Dを含む拡大したリング経路、E、A、B、Dを含む拡大したリング経路をそれぞれ探索する。探索した結果は、それぞれ、図24のリング経路503、図25のリング経路504、図22のリング経路502となる。
例えば、前記図14のネットワークトポロジーにおいて、H、A、B、Dを含む拡大したリング経路の一周の距離は340km、F、A、B、Dを含む拡大したリング経路の一周の距離は270km、E、A、B、Dを含む拡大したリング経路の一周の距離は150kmである。従ってこの場合は、E、A、B、Dを含む拡大したリング経路がリング経路コストが最も小さいリング経路として選択される。
前記図18のケースでは、図22のリング経路502がリング経路コストが最も小さい拡大したリング経路として選択されるので、本条件判断はYESとなり、次のステップS4206へ進む。
上記のような処理手順により、リング経路の拡大による経路コストの増加を最小限にしながら、リング経路を順次拡大していくことができる。
つまり、端ノードの一方が第1のリング経路に含まれ、かつもう一方の端ノードが第1のリング経路に含まれないようなクライアント信号パスが存在するか否かを判定し、存在する場合は(YES)次のステップS4302へ進み、存在しない場合は(NO)ステップS4309へ移行する。
そして、隣接端ノード集合の各端ノードから第1のリング経路への最小コストの経路を探索し、その経路コストを求める
S4303. 上記ステップS4302で求めた隣接端ノード集合内の各ノードから第1のリング経路への最小経路コストの昇順に、隣接端ノード集合内の各端ノードをソートする。
(付記1)光ネットワークに対するクライアント信号パスの収容設計を行う光ネットワーク設計方法において、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれず、かつ、前記第1のリング経路の少なくとも1つのノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを前記第第1のサブクライアント信号パス集合に追加することにより前記第1のサブクライアント信号パス集合を拡大して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第1のリング経路のノードと前記追加したクライアント信号パス情報の端ノードとを含むリング経路を前記ネットワークトポロジー情報を所定の条件で探索して第2のリング経路とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記2)付記1に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記クライアント信号パス集合の中から所定の方法でクライアント信号パスを1個選定し、
前記選定した1個のクライアント信号パスから成るクライアント信号パスの集合を前記第1のサブクライアント信号パス集合とし、
前記選定した1個のクライアント信号パスの端ノードを含むリング経路を、前記ネットワークトポロジー情報を前記所定の条件で探索することにより選定して前記第1のリング経路とし、
前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を基に得られる前記第2のサブクライアント信号パス集合及び前記第2のリング経路を、それぞれ、次の新しい前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路と見なして、次の前記第2のサブクライアント信号パス集合及び前記第2のリング経路を求めることによりクライアント信号パスの集合と対応するリング経路を順次拡大していくクライアント信号パスリング経路拡大処理を行い、
前記クライアント信号パスリング経路拡大処理を前記第2のサブクライアント信号パス集合ができなくなるか、または、前記第2のリング経路の選定ができなくなるまで繰り返し行った時点の前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を、それぞれ、拡大サブクライアント信号パス集合、拡大リング経路とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記3)付記2に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記拡大リング経路に対して所定の帯域を有する1以上の波長リングを割り当て、
前記波長リングに対して前記拡大サブクライアント信号パス集合のクライアント信号パスの収容を行う
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記4)付記3に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記波長リングに収容された端ノードを含むリング経路を、前記所定の条件で前記ネットワークトポロジー情報を探索することにより選定して補正リング経路とし、
前記波長リングが通過する経路を前記補正リング経路に補正する、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記5)付記2に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記選定した1個のクライアント信号パス情報の端ノードを含むリング経路を選定できなかった場合は、前記選定した1個のクライアント信号パス情報が示すクライアント信号パスは収容不可である旨を通知する、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記6)付記2に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記クライアント信号パス集合から前記拡大サブクライアント信号パス集合を除いたクライアント信号パスの集合を新たなクライアント信号パス集合と見なして、前記新たなクライアント信号パス集合に対して前記拡大サブクライアント信号パス集合及び拡大リング経路を求める第2のクライアント信号パスリング経路拡大処理を行い、
前記第2のクライアント信号パスリング経路選定処理を前記新たなクライアント信号パス集合が定義できなくなるまで繰り返し行う、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記7)付記1に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記ネットワークトポロジー情報を探索する際は、前記ネットワークトポロジー情報に含まれる前記光ネットワーク内の経路の重み付け情報を基に、前記重み付けされた経路長が最小にすることを所定の条件とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記8)付記1に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記ネットワークトポロジー情報を探索する際は、前記ネットワークトポロジー情報に含まれる経路のホップ数の情報を基に探索対象となるリング経路のホップ数を最小とすることを所定の条件とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記9)付記1に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記ネットワークトポロジー情報を探索する際は、前記ネットワークトポロジー情報に含まれるOSNR情報を基に探索対象となるリング経路のOSNRを最大とすることを所定の条件とする
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記10)光ネットワークに対するクライアント信号パスの収容設計を行う光ネットワーク設計方法において、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
クライアント信号パス集合に含まれ、かつ第1のサブクライアント信号パス集合に含まれないクライアント信号パスの中から、端ノードのいずれか一方だけが第1のリング経路に含まれるものを集めて隣接サブクライアント信号パス集合とし、隣接サブクライアント信号パス集合に含まれるクライアント信号パスの端ノードのうち、第1のリング経路に含まれないほうの端ノードを集めて隣接端ノード集合とし、
前記隣接端ノード集合の中から経路コスト条件に基づいて1つの端ノードを選択し、
前記隣接端ノード集合の中から選択した端ノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを第1のサブクライアント信号パス集合に追加して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第2のサブクライアント信号パス集合のクライアント信号パスの全ての端ノードを含む拡大リング経路を所定の条件で探索して第2のリング経路とする
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記11)付記10に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記隣接端ノード集合に含まれる各端ノードについて、第1のリング経路に含まれるノードの中で前記端ノードからの経路コストが最も小さくなるノードまでの経路コストである最小経路コストを求め、前記隣接端ノード集合から前記最小経路コストが最も小さい端ノードを選択することを経路コスト条件とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記12)付記10に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記隣接端ノード集合に含まれる各端ノードについて、前記隣接端ノード集合に含まれる端ノードと第1のサブクライアント信号パス集合に含まれるクライアント信号パスの全ての端ノードとを含む拡大されたリング経路を所定の条件で探索して前記拡大されたリング経路の一周のコストである拡大リング経路コストを求め、前記隣接端ノード集合に含まれる端ノードの中から前記拡大リング経路コストが最も小さくなる端ノードを選択することを経路コスト条件とする
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記13)付記10に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記クライアント信号パス集合の中から所定の方法でクライアント信号パスを1個選定し、
前記選定した1個のクライアント信号パスから成るクライアント信号パスの集合を前記第1のサブクライアント信号パス集合とし、
前記選定した1個のクライアント信号パスの端ノードを含むリング経路を、前記ネットワークトポロジー情報を前記所定の条件で探索することにより選定して前記第1のリング経路とし、
前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を基に得られる前記第2のサブクライアント信号パス集合及び前記第2のリング経路を、それぞれ、次の新しい第1のサブクライアント信号パス集合及び第1のリング経路と見なして、次の第2のサブクライアント信号パス集合及び第2のリング経路を求めることによりクライアント信号パスの集合と対応するリング経路を順次拡大していくクライアント信号パスリング経路拡大処理を行い、
前記クライアント信号パスリング経路拡大処理を前記隣接サブクライアント信号パス集合が空集合になるか、前記第2のリング経路の一周の距離が所定の経路コストを超えるまで行った時点の前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を、それぞれ、拡大サブクライアント信号パス集合、拡大リング経路とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。
(付記14)クライアント信号パスを収容する光ネットワークであって、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
前記クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれず、かつ、前記第1のリング経路の少なくとも1つのノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを前記第第1のサブクライアント信号パス集合に追加することにより前記第1のサブクライアント信号パス集合を拡大して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第1のリング経路のノードと前記追加したクライアント信号パス情報の端ノードとを含むリング経路を前記ネットワークトポロジー情報を所定の条件で探索して第2のリング経路とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法によりクライアント信号パスの収容を行って構成される光ネットワーク。
(付記15)付記14に記載の光ネットワークにおいて、
前記クライアント信号パス集合の中から所定の方法でクライアント信号パスを1個選定し、
前記選定した1個のクライアント信号パスから成るクライアント信号パスの集合を前記第1のサブクライアント信号パス集合とし、
前記選定した1個のクライアント信号パスの端ノードを含むリング経路を、前記ネットワークトポロジー情報を前記所定の条件で探索することにより選定して前記第1のリング経路とし、
前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を基に得られる前記第2のサブクライアント信号パス集合及び前記第2のリング経路を、それぞれ、次の新しい前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路と見なして、次の前記第2のサブクライアント信号パス集合及び前記第2のリング経路を求めることによりクライアント信号パスの集合と対応するリング経路を順次拡大していくクライアント信号パスリング経路拡大処理を行い、
前記クライアント信号パスリング経路拡大処理を前記第2のサブクライアント信号パス集合ができなくなるか、または、前記第2のリング経路の選定ができなくなるまで繰り返し行った時点の前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を、それぞれ、拡大サブクライアント信号パス集合、拡大リング経路とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法によりクライアント信号パスの収容を行って構成される光ネットワーク。
(付記16)クライアント信号パスを収容する光ネットワークであって、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
クライアント信号パス集合に含まれ、かつ第1のサブクライアント信号パス集合に含まれないクライアント信号パスの中から、端ノードのいずれか一方だけが第1のリング経路に含まれるものを集めて隣接サブクライアント信号パス集合とし、隣接サブクライアント信号パス集合に含まれるクライアント信号パスの端ノードのうち、第1のリング経路に含まれないほうの端ノードを集めて隣接端ノード集合とし、
前記隣接端ノード集合の中から経路コスト条件に基づいて1つの端ノードを選択し、
前記隣接端ノード集合の中から選択した端ノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを第1のサブクライアント信号パス集合に追加して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第2のサブクライアント信号パス集合のクライアント信号パスの全ての端ノードを含む拡大リング経路を所定の条件で探索して第2のリング経路とする
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法によりクライアント信号パスの収容を行って構成される光ネットワーク。
(付記17)光ネットワークに対するクライアント信号パスの収容設計を行う光ネットワーク設計方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスに対するトラフィックフローの始端または終端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれず、かつ、前記第1のリング経路の少なくとも1つのノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを前記第第1のサブクライアント信号パス集合に追加することにより前記第1のサブクライアント信号パス集合を拡大して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第1のリング経路のノードと前記追加したクライアント信号パス情報の端ノードとを含むリング経路を前記ネットワークトポロジー情報を所定の条件で探索して第2のリング経路とする、
ことを特徴とするプログラムが記録されたコンピュータ読み取りが可能な記録媒体。
(付記18)付記17に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記クライアント信号パス集合の中から所定の方法でクライアント信号パスを1個選定し、
前記選定した1個のクライアント信号パスから成るクライアント信号パスの集合を前記第1のサブクライアント信号パス集合とし、
前記選定した1個のクライアント信号パスの端ノードを含むリング経路を、前記ネットワークトポロジー情報を前記所定の条件で探索することにより選定して前記第1のリング経路とし、
前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を基に得られる前記第2のサブクライアント信号パス集合及び前記第2のリング経路を、それぞれ、次の新しい前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路と見なして、次の前記第2のサブクライアント信号パス集合及び前記第2のリング経路を求めることによりクライアント信号パスの集合と対応するリング経路を順次拡大していくクライアント信号パスリング経路拡大処理を行い、
前記クライアント信号パスリング経路拡大処理を前記第2のサブクライアント信号パス集合ができなくなるか、または、前記第2のリング経路の選定ができなくなるまで繰り返し行った時点の前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を、それぞれ、拡大サブクライアント信号パス集合、拡大リング経路とする、
ことを特徴とするプログラムが記録されたコンピュータ読み取りが可能な記録媒体。
(付記19)光ネットワークに対するクライアント信号パスの収容設計を行う光ネットワーク設計方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
クライアント信号パス集合に含まれ、かつ第1のサブクライアント信号パス集合に含まれないクライアント信号パスの中から、端ノードのいずれか一方だけが第1のリング経路に含まれるものを集めて隣接サブクライアント信号パス集合とし、隣接サブクライアント信号パス集合に含まれるクライアント信号パスの端ノードのうち、第1のリング経路に含まれないほうの端ノードを集めて隣接端ノード集合とし、
前記隣接端ノード集合の中から経路コスト条件に基づいて1つの端ノードを選択し、
前記隣接端ノード集合の中から選択した端ノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを第1のサブクライアント信号パス集合に追加して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第2のサブクライアント信号パス集合のクライアント信号パスの全ての端ノードを含む拡大リング経路を所定の条件で探索して第2のリング経路とする
ことを特徴とするプログラムが記録されたコンピュータ読み取りが可能な記録媒体。
20 リング経路情報記憶部
40、40a クライアント信号パス情報記憶部
101 ノードA
102 ノードB
103 ノードC
104 ノードD
105 ノードE
106 ノードF
107 ノードG
108 ノードH
109 ノードI
110、120、130 ネットワークトポロジー情報記憶部のレコード
111、121、131 接続元ノードの識別情報
112、122、132 接続先ノード情報
201 クライアント信号パスD01
202 クライアント信号パスD02
203 クライアント信号パスD03
204 クライアント信号パスD04
205 クライアント信号パスD05
206 クライアント信号パスD06
310、311、312、313,320、330 リング経路
312a、312b,313a,320a、330a 波長リング
401 クライアント信号パスのNo
402、403 端ノード
404 トラフィック量
405 処理済フラグ
406 収容不可フラグ
501、502、503、504 リング経路
901、901 ツリー構造
Claims (10)
- 光ネットワークに対するクライアント信号のパスの収容設計を行う光ネットワーク設計方法において、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれず、かつ、前記第1のリング経路の少なくとも1つのノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを前記第1のサブクライアント信号パス集合に追加することにより前記第1のサブクライアント信号パス集合を拡大して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第1のリング経路のノードと前記追加したクライアント信号パスの端ノードとを含むリング経路を前記ネットワークトポロジー情報に対して所定の条件で探索して第2のリング経路とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。 - 請求項1に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記クライアント信号パス集合の中から所定の方法でクライアント信号パスを1個選定し、
前記選定した1個のクライアント信号パスから成るクライアント信号パスの集合を前記第1のサブクライアント信号パス集合とし、
前記選定した1個のクライアント信号パスの端ノードを含むリング経路を、前記ネットワークトポロジー情報を前記所定の条件で探索することにより選定して前記第1のリング経路とし、
前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を基に得られる前記第2のサブクライアント信号パス集合及び前記第2のリング経路を、それぞれ、次の新しい前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路と見なして、次の前記第2のサブクライアント信号パス集合及び前記第2のリング経路を求めることによりクライアント信号パスの集合と対応するリング経路を順次拡大していくリング経路拡大処理を行い、
前記リング経路拡大処理を前記第2のサブクライアント信号パス集合ができなくなるか、または、前記第2のリング経路の選定ができなくなるまで繰り返し行った時点の前記第1のサブクライアント信号パス集合及び前記第1のリング経路を、それぞれ、拡大サブクライアント信号パス集合、拡大リング経路とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。 - 請求項2に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記拡大リング経路に対して所定の信号帯域を有する1以上の波長リングを割り当て、
前記波長リングに対して前記拡大サブクライアント信号パス集合に含まれる各クライアント信号パスの収容を行い、
前記波長リングに収容された端ノードを含むリング経路を、前記所定の条件で前記ネットワークトポロジー情報を探索することにより選定して補正リング経路とし、
前記波長リングが通過する経路を前記補正リング経路に補正する、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。 - 光ネットワークに対するクライアント信号パスの収容設計を行う光ネットワーク設計方法において、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
クライアント信号パス集合に含まれ、かつ第1のサブクライアント信号パス集合に含まれないクライアント信号パスの中から、端ノードのいずれか一方だけが第1のリング経路に含まれるものを集めて隣接サブクライアント信号パス集合とし、隣接サブクライアント信号パス集合に含まれるクライアント信号パスの端ノードのうち、第1のリング経路に含まれないほうの端ノードを集めて隣接端ノード集合とし、
前記隣接端ノード集合の中から経路コスト条件に基づいて1つの端ノードを選択し、
前記隣接端ノード集合の中から選択した端ノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを第1のサブクライアント信号パス集合に追加して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第2のサブクライアント信号パス集合のクライアント信号パスの全ての端ノードを含む拡大リング経路を所定の条件で探索して第2のリング経路とする
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。 - 請求項4に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記隣接端ノード集合に含まれる各端ノードについて、第1のリング経路に含まれるノードの中で前記端ノードからの経路コストが最も小さくなるノードまでの経路コストである最小経路コストを求め、前記隣接端ノード集合から前記最小経路コストが最も小さい端ノードを選択することを経路コスト条件とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。 - 請求項4に記載の光ネットワーク設計方法において、
前記隣接端ノード集合に含まれる各端ノードについて、前記隣接端ノード集合に含まれる端ノードと第1のサブクライアント信号パス集合に含まれるクライアント信号パスの全ての端ノードとを含む拡大されたリング経路を所定の条件で探索して前記拡大されたリング経路の一周のコストである拡大リング経路コストを求め、前記隣接端ノード集合に含まれる端ノードの中から前記拡大リング経路コストが最も小さくなる端ノードを選択することを経路コスト条件とする
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法。 - クライアント信号パスの収容を行う光ネットワークであって、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれず、かつ、前記第1のリング経路の少なくとも1つのノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを前記第第1のサブクライアント信号パス集合に追加することにより前記第1のサブクライアント信号パス集合を拡大して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第1のリング経路のノードと前記追加したクライアント信号パスの端ノードとを含むリング経路を前記ネットワークトポロジー情報に対して所定の条件で探索して第2のリング経路とする、
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法によりクライアント信号パスの収容を行って構成される光ネットワーク。 - クライアント信号パスを収容する光ネットワークであって、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
クライアント信号パス集合に含まれ、かつ第1のサブクライアント信号パス集合に含まれないクライアント信号パスの中から、端ノードのいずれか一方だけが第1のリング経路に含まれるものを集めて隣接サブクライアント信号パス集合とし、隣接サブクライアント信号パス集合に含まれるクライアント信号パスの端ノードのうち、第1のリング経路に含まれないほうの端ノードを集めて隣接端ノード集合とし、
前記隣接端ノード集合の中から経路コスト条件に基づいて1つの端ノードを選択し、
前記隣接端ノード集合の中から選択した端ノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを第1のサブクライアント信号パス集合に追加して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第2のサブクライアント信号パス集合のクライアント信号パスの全ての端ノードを含む拡大リング経路を所定の条件で探索して第2のリング経路とする
ことを特徴とする光ネットワーク設計方法によりクライアント信号パスの収容を行って構成される光ネットワーク。 - 光ネットワークに対するクライアント信号パスの収容設計を行う光ネットワーク設計方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれず、かつ、前記第1のリング経路の少なくとも1つのノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを前記第第1のサブクライアント信号パス集合に追加することにより前記第1のサブクライアント信号パス集合を拡大して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第1のリング経路のノードと前記追加したクライアント信号パスの端ノードとを含むリング経路を前記ネットワークトポロジー情報に対して所定の条件で探索して第2のリング経路とする、
ことを特徴とするプログラムが記録されたコンピュータ読み取りが可能な記録媒体。 - 光ネットワークに対するクライアント信号パスの収容設計を行う光ネットワーク設計方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記光ネットワークのノード間の接続関係を定義したネットワークトポロジー情報を保持し、
クライアント信号パスの送信端または受信端となる二つのノードを端ノードとし、各クライアント信号パスに対応して前記端ノードの識別情報と前記端ノード間の信号帯域とを含むクライアント信号パス情報を保持し、
前記光ネットワークに収容すべきクライアント信号パスの集合であるクライアント信号パス集合に対して、前記クライアント信号パス集合の部分集合となる第1のサブクライアント信号パス集合と、前記第1のサブクライアント信号パス集合に含まれる全てのクライアント信号パスの端ノードを含む第1のリング経路とが与えられた場合に、
クライアント信号パス集合に含まれ、かつ第1のサブクライアント信号パス集合に含まれないクライアント信号パスの中から、端ノードのいずれか一方だけが第1のリング経路に含まれるものを集めて隣接サブクライアント信号パス集合とし、隣接サブクライアント信号パス集合に含まれるクライアント信号パスの端ノードのうち、第1のリング経路に含まれないほうの端ノードを集めて隣接端ノード集合とし、
前記隣接端ノード集合の中から経路コスト条件に基づいて1つの端ノードを選択し、
前記隣接端ノード集合の中から選択した端ノードを端ノードとして含むクライアント信号パスを第1のサブクライアント信号パス集合に追加して第2のサブクライアント信号パス集合とし、
前記第2のサブクライアント信号パス集合のクライアント信号パスの全ての端ノードを含む拡大リング経路を所定の条件で探索して第2のリング経路とする
ことを特徴とするプログラムが記録されたコンピュータ読み取りが可能な記録媒体。
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