JP2008021101A - 問題解決方法提供システム及び提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な知識レベルを持つ利用者1人1人にとって、最適な問題解決方法を提示する。
【解決手段】利用者から受付けた検索キーワードから、利用者の意図・目的を特定し、それを阻害する問題の原因を特定するための問診と、それに対する利用者からの応答や、問診中に設置した注釈への利用者の閲覧状況の把握を繰り返すことにより、最終的に利用者の得たい解決方法を提示する。この際、利用者から受付けたキーワードと問診への利用者からの応答と問診中に設置した注釈を用いて、利用者の知識レベルを仮定し、その後の問診には、仮定した利用者の知識レベルに沿ったものを用いる。更に、最終的に提示した解決方法への利用者の満足度を判定し、その解決方法のレベル値を基に利用者のレベル値を更新する。そのため、予め知識レベルを定義した用語集と問診集と注釈集と解決方法集を、各々用意しておく。
【選択図】図2
【解決手段】利用者から受付けた検索キーワードから、利用者の意図・目的を特定し、それを阻害する問題の原因を特定するための問診と、それに対する利用者からの応答や、問診中に設置した注釈への利用者の閲覧状況の把握を繰り返すことにより、最終的に利用者の得たい解決方法を提示する。この際、利用者から受付けたキーワードと問診への利用者からの応答と問診中に設置した注釈を用いて、利用者の知識レベルを仮定し、その後の問診には、仮定した利用者の知識レベルに沿ったものを用いる。更に、最終的に提示した解決方法への利用者の満足度を判定し、その解決方法のレベル値を基に利用者のレベル値を更新する。そのため、予め知識レベルを定義した用語集と問診集と注釈集と解決方法集を、各々用意しておく。
【選択図】図2
Description
本発明は、問題解決方法提供システム及び提供方法に係り、特に、製品のサポートサービス等に使用して好適な問題解決方法提供システム及び提供方法に関する。
業務用サーバやその周辺装置、PC等のOA機器製品等において、利用者が何らかの問題により意図した結果が得られない場合、それを解決するために、その利用者に対し種々の形態でサポートサービスが提供されている。このようなサポートサービスは、一般的には、サポートセンタが利用者からの電話やメール等による問合わせを受け付け、サポート担当者が利用者から不具合や質問内容を聴取し、回答を提示するという形態がとられている。また、マイクロソフト社が提供する「サポートオンライン」http://support.microsoft.com/select/?target=hub のように、インターネット等を介して、コンピュータに搭載されたプログラムにより問診を行い、機械的に利用者の問題に対応するという形態も取られている。このようなシステムは、自動化により対応の迅速化や対応コストの削減に寄与しているが、どの利用者に対しても一様な対応をしているため、利用者の知識レベルによっては問診が丁寧すぎたり、簡潔すぎたりする場合があり、様々な知識レベルの利用者の全てにとって、使い勝手の良いものではない。
前述に対して、利用者の知識レベルを回答の提示方法に反映することによって使い勝手の向上を図って、利用者からの質問や要求に対して情報を提示することを可能にしたシステムが、例えば、特許文献1、2等に記載されて知られている。特許文献1に記載された従来技術は、1つの質問に1つの回答が対応付けられているFAQ(Frequently Asked Questions)の形式で情報を保持し、それをユーザが意図したであろう内容に近い順に質問・回答の対を提示するというものである。また、特許文献2に記載の従来技術は、同意語検索システムにおいて、同意語の登録時に、その同意語に利用者のスキルレベルの情報を付与することにより、検索結果として表示する同意語の範囲を利用者のスキルレベルに応じて制限し、様々なスキルレベルの利用者にとって、使い勝手の良いシステムを実現するというものである。
特開2004−5322号公報
特開2000−163433号公報
しかし、前述した従来技術は、いずれも、業務用サーバやその周辺装置、PC等のOA機器製品等において、何らかの問題により意図した結果が得られない場合、1つの問題に対して複数の原因が考えられ、解決方法も複数存在するため、問題の原因を特定するために、問診を行う必要があるが、このような問診を要するシステムを様々な知識レベルの使用者にとって使い勝手の良いものにすることについて考慮されておらず、また、問診の簡潔さ(丁寧さ)をその使用者の知識レベルに対して最適なものにすることについて考慮されていないものである。
本発明の目的は、前述したような従来技術の実情に鑑みて、様々な知識レベルを持つ利用者1人1人にとって、使い勝手の良く、最適な問題解決方法を提示することができる問題解決方法提供システム及び提供方法を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、製品のサポートサービスにおける問題解決方法提供システムにおいて、記憶装置が接続された情報処理装置内に、利用者の知識レベル判定手段と、利用者の意図・目的特定手段と、問診手段と、利用者の知識レベル更新手段と、提示した解決方法に対する利用者の満足度判定手段とを構成し、前記記憶装置内に利用者の知識レベルを示す利用者レベル情報と、用語の難易度を示す用語レベル情報と、利用者の意図・目的の関連キーワードを示す利用者の意図・目的関連キーワード情報と、利用者への質問のためのメッセージである問診メッセージ情報と、提示する解決方法を示す解決方法情報とを有し、前記利用者の知識レベル判定手段は、利用者が入力したキーワードから用語の難易度を示す用語レベル情報を用いてキーワードの用語レベルを取得し、そのキーワードの用語レベルを利用者の知識レベルとして判定し、前記利用者レベル情報に利用者レベル値として保持・更新し、前記問診手段は、判定した利用者の知識レベルに基づいて前記問診メッセージ情報から問診内容を選択して利用者に提示し、利用者の意図・目的特定手段は、問診に対する利用者の応答により前記利用者の意図・目的関連キーワード情報から利用者の応答に対応した利用者の意図・目的を取得し、前記利用者の満足度判定手段は、前記取得した利用者の意図・目的に対応した解決方法を、前記解決方法情報から選択して利用者に提示することにより達成される。
本発明によれば、様々な知識レベルを持つ利用者1人1人にとって、使い勝手の良く、最適な問題解決方法を提示することができる。
以下、本発明による問題解決方法提供システム及び提供方法の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による問題解決方法提供システムの構成を示すブロック図である。図1において、100はサーバ、110はプロセッサ、120はメモリ、130はプログラム、131は利用者レベル判定部、132は利用者の意図・目的特定部、133は問診部、134は第1利用者レベル更新部、135は第2利用者レベル更新部、136は利用者満足度判定部、140はディスクインタフェース、150は通信インタフェース、160は記憶装置、161は利用者レベルテーブル、162はサポートセンタ連絡先テーブル、163は用語レベルテーブル、164は利用者の意図・目的関連キーワードテーブル、165は解決方法テーブル、166は最初の問診メッセージテーブル、167は問診メッセージテーブル、168は設定方法・作業手順等の説明テーブル、170は利用者端末、180はネットワークである。
本発明の実施形態による問題解決方法提供システムは、ハードディスクドライブ等による記憶装置106が接続されてサービスを提供するためのアプリケーション及びデータを保持するサーバ100と複数のPC等による利用者端末170とがネットワーク180を介して接続されて構成される。サーバ100は、情報処理装置であり、プロセッサ110とメモリ120とを有し、通信インタフェース150を介してLAN、WAN等のネットワーク180に接続され、利用者端末170と通信する。また、ディスクインタフェース140を介して記憶装置160と接続されている。
メモリ120に格納されたプログラム130は、利用者レベル判定部131、利用者の意図・目的特定部132、問診部133、第1利用者レベル更新部134、第2利用者レベル更新部135、利用者満足度判定部136を構成する各種プログラムにより構成されており、これらのプログラムをプロセッサ110が実行することにより、利用者レベルの判定、利用者の意図・目的の特定、問診、利用者レベル値更新、利用者満足度判定の各処理を行う。
利用者レベルの判定、利用者の意図・目的の特定、問診、利用者レベル値更新、利用者満足度判定などの各処理は、各プログラムをプロセッサ110で実行することにより実現するが、これらは、各処理を行う処理部として集積回路化する等によりハードウェアで実現することもできる。
記憶装置160には、利用者レベルテーブル161、サポートセンタ連絡先テーブル162、用語レベルテーブル163、利用者の意図・目的関連キーワードテーブル164、解決方法テーブル165、最初の問診メッセージテーブル166、問診メッセージテーブル167、設定方穂・作業手順などの説明テーブル168が格納されている。
なお、図1には示していないが、サポートセンタには、サポート担当者が使用するサーバ100に接続された端末装置が備えられ、サポート担当者は、利用者から問合せを受けたときに、記憶装置160内の各種のテーブルを参照して、問合せに対する対応を行うようにしておくことができる。
図2は本発明の実施形態での処理動作全体の概要を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)ここでの処理が開始されると、利用者レベル判定部131は、利用者の意図・目的を特定するために利用者から受付けるキーワードより、利用者のレベルを判定する(ステップ2010)。
(2)次に、利用者の意図・目的特定部132は、利用者より受付けるキーワードから、利用者の意図・目的を特定する(ステップ2020)。
(3)問診部133は、問題の原因を特定し解決方法を提示するための問診を行い、問診の結果、問題の解決方法の提示が可能であるか否か、あるいは、利用者が問診の途中で、用語や設定方法・作業手順などの注釈をクリックしたかを判定する(ステップ2030、2040)。
(4)ステップ2040の判定で、解決方法の提示が不可能であった場合、サポートセンタの連絡先(電話番号先等)を表示し、利用者にサポート担当者と直接連絡を取るように促して、ここでの処理を終了する(ステップ2050)。
(5)ステップ2040の判定で、解決方法の提示が可能であって、問診部133が問診の結果として解決方法を提示した場合、利用者満足度判定部136が、その解決方法への利用者の満足度を判定し、第2利用者レベル更新部135が解決方法に対する利用者の満足度より利用者の知識レベル値を更新して、ここでの処理を終了する(ステップ2060、2070)。
(6)ステップ2040で、利用者が問診の途中で、用語や設定方法・作業手順等の注釈をクリックしたと判定した場合、その説明項目自体のレベルや利用者の閲覧状況(閲覧の度合い)から利用者のレベル値を更新して、ステップ2030からの処理に戻って処理を繰り返す(ステップ2080)。
なお、利用者の知識レベルを示す利用者レベルは、技術分野によっても異なるものであるが、本発明の実施形態では、説明を簡易化するため、ある1つの分野と仮定して説明を行うこととする。
本発明の実施形態では、記憶装置160内にデータテーブルを8種類を用意することとしており、次に、それらのデータテーブルについて説明する。
図3は利用者レベルテーブル161の構成例を示す図である。利用者レベルテーブル161は、インデックス310、利用者名320、利用者レベル値330からなり、利用者毎にインデックス310と利用者レベル値330とが格納されている。インデックス310は、利用者レベルテーブル161のレコード毎に付与されるユニークな番号であり、利用者名320は、利用者の名前であり、利用者レベル値330は利用者の知識レベルを示す数値である。
図4はサポートセンタ連絡先テーブル162の構成例を示す図である。サポートセンタ連絡先テーブル162は、インデックス410、利用者レベル値420、サポートセンタの連絡先430からなり、利用者のレベル値毎にインデックス410とサポートセンタの連絡先430とが格納されている。インデックス410は、サポートセンタ連絡先テーブル162のレコード毎に付与されるユニークな番号であり、利用者レベル値420は、利用者の知識レベルを示す数値であり、サポートセンタの連絡先430は、利用者へ解決方法の提示が不可能であった場合にサポートセンタのサポート担当者と直接連絡を取ることを利用者に促すために表示するサポートセンタの連絡先(電話番号等)である。
図5は用語レベルテーブル163の構成例を示す図である。用語レベルテーブル163は、インデックス510、キーワード520、キーワードのレベル値530、説明文541、542、543、……からなる。説明文は、説明文1、説明文2、説明文3、……と複数ある。そして、このテーブルには、キーワード毎にインデックス510とキーワードのレベル値530とその説明文541〜543・・が格納されている。インデックス510は、用語レベルテーブル163のレコード毎に付与されるユニークな番号であり、キーワード520は、対象とする用語であり、キーワードのレベル値530は、キーワードの難易度を示す数値であり、また、説明文は、対象とするキーワードの説明文である。説明文(説明文1、説明文2、説明文3、……と複数)は、複数用意されて、説明1→説明2→説明3・・と序々に初心者向けな平易な説明となるように用語レベルテーブル163に格納されている。
図6Aは利用者の意図・目的関連キーワードテーブル164の構成例を示す図である。利用者の意図・目的関連キーワードテーブル164は、インデックス610、利用者の意図・目的の関連キーワード611からなり、利用者の意図・目的の関連キーワード毎にインデックス610が格納されている。インデックス610は、利用者の意図・目的関連キーワードテーブル164のレコード毎に付与されるユニークな番号であり、利用者の意図・目的の関連キーワード611は、利用者から受付けるキーワードから利用者の意図・目的を特定するための関連キーワードである。
図6Bは解決方法テーブル165の構成例を示す図である。解決方法テーブル165は、インデックス620、利用者の意図・目的・関連キーワードインデックス621、解決方法6221、6222、6223、……、解決方法のレベル値623からなる。解決方法は、解決方法1、解決方法2、解決方法3、……と複数ある。このテーブルには、利用者の意図・目的関連キーワードインデックス621が示す利用者の意図・目的関連キーワードテーブル164の利用者の意図・目的の関連キーワード611より推定される利用者の意図・目的に対する複数の解決方法とその解決方法のレベル値623とインデックス620とが格納されている。
インデックス620は、解決方法テーブル164のレコード毎に付与されるユニークな番号であり、利用者の意図・目的と関連キーワードテーブルインデックス621は、利用者の意図・目的関連キーワードテーブル164のインデックス610の値であり、複数の解決方法6221〜6223のそれぞれは、利用者の意図・目的への解決方法を示す。解決方法は、複数ページに分けて少しずつ順々に表示させるために、複数に分割して格納されており、利用者は、複数のページに分割された解決方法を次のページにリンクする箇所をクリックすることにより、解決方法1・解決方法2・・と読み進められる形式とする。これは、その閲覧の度合いを利用者の解決方法への満足度判定、すなわち、利用者満足度判定部136での処理に用いられる。解決方法のレベル値623は、解決方法の難易度を示す数値である。
利用者の知識レベルとその利用者が満足する解決方法のレベル値とは、比例するものと仮定し、解決方法のレベル値623は、利用者がある解決方法に満足した場合に、そのレベル値の高さつまり難易度によって利用者レベル値を更新する処理、すなわち、第2利用者レベル更新部135での処理に用いられる。
図7Aは最初の問診メッセージテーブル166の構成例を示す図である。最初の問診メッセージテーブル166は、利用者レベル値710、最初の問診メッセージのインデックス711からなり、利用者のレベル値毎に最初に表示する問診メッセージのインデックスが格納されている。利用者レベル値710は、利用者の知識レベルを示す数値である。最初の問診メッセージのインデックス711は、最初の問診で表示する問診メッセージへのインデックスであり、具体的には、問診メッセージテーブル167に格納されている問診メッセージのインデックス720である。この最初の問診メッセージテーブル166は、利用者の1つの意図・目的に対して1つ用意される。
図7Bは問診メッセージテーブル167の構成例を示す図である。問診メッセージテーブル167は、インデックス720、利用者レベル値721、問診メッセージ722、問診への利用者の応答723、表示する問診メッセージインデックス724からなり、表示する問診メッセージインデックス724は、利用者のレベル値721毎、さらに、問診に対する利用者の応答(はい725、いいえ726、注釈をクリック727)毎に格納されている。この問診メッセージテーブル167は、利用者の1つの意図・目的に対して1つ用意される。
インデックス720は、問診メッセージテーブル167に格納されている問診メッセージ毎に付与されるユニークな番号であり、利用者レベル値721は、利用者の知識レベルを示す数値であり、問診メッセージ722は、表示する問診メッセージの文言である。問診に対する利用者の応答723は、表示した問診メッセージに対して利用者が選択する応答であり、表示するメッセージのインデックス724は、利用者に対して表示するメッセージのインデックスである。この表示するメッセージのインデックス724は、利用者のレベル値と問診に対する利用者の応答によって異なり、問診に対する利用者の応答が「はい」725または「いいえ」726の場合、問診メッセージテーブル167のインデックス720、または、解決方法テーブル165のインデックス、または、サポートセンタ連絡先テーブル162のインデックス410であり、問診に対する利用者の応答が注釈をクリック727であった場合、用語レベルテーブル163のインデックス510、または、設定方法・作業手順等の説明テーブル168のインデックス810である。この注釈へのリンクを利用者がクリックした場合に表示する説明へのインデックスは、1つの問診メッセージの中に説明を閲覧できる(説明へリンクする)用語等が複数ある場合もあるため、図7Bに示す問診メッセージテーブル167に示すように、複数個用意される。
図8は設定方法・作業手順等の説明テーブル168の構成例を示す図である。設定方法・作業手順等の説明テーブル168は、インデックス810、説明項目820、説明項目のレベル値830、説明文841、842、843、……からなる。説明文は、説明文1、説明文2、説明文3、……と複数ある。このテーブル168には、説明項目毎にインデックス810、説明項目のレベル値830、複数の説明文841、842、843、……が格納されている。インデックス810は、設定方法・作業手順などの説明テーブル168のレコード毎に付与されたユニークな番号であり、説明項目820は、注釈による説明の対象となる項目である。説明項目のレベル値830は、説明する項目の難易度を示す数値であり、複数の説明文のそれぞれは、説明項目の説明の文言である。説明文は、説明1→説明2→説明3・・・と徐々に初心者向けな平易な説明となるように格納されている。
図9は利用者レベル判定部131及び利用者の意図・目的特定部132での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。なお、この処理におけるステップ9100〜9190の処理は、利用者レベル判定部131が利用者レベルを判定する処理であり、ステップ9200〜9220の処理は、利用者の意図・目的特定部132が利用者の質問の意図・目的を特定する処理である。
(1)利用者レベル判定部131は、利用者より利用者名を受付け、その受付けた利用者名を利用者レベルテーブル161の利用者名320から検索し、さらに、利用者の質問の意図・目的を特定するためのキーワード(1つ以上)を受付ける(ステップ9100、9110、9120)。
(2)利用者レベル判定部131は、ステップ9110の検索の結果、登録済みの利用者か否かを判断し、利用者レベルテーブル161に登録済みの利用者であった場合、利用者レベルテーブル161の利用者レベル値330に登録されている値をその利用者のレベル値Xとして保持する(ステップ9130、9140)。
(3)ステップ9130の処理で、登録済みの利用者でないと判断した場合、利用者レベル判定部131は、ステップ9120の処理で受付けたキーワード(1つ以上)を用語レベルテーブル163のキーワード520より検索し、受付けた1つ以上のキーワードの中で用語レベルテーブル163に登録済みのキーワードがあるか否かを判断する(ステップ9150、9160)。
(4)ステップ9160の処理で、登録済みのキーワードがなかったと判断した場合、利用者にキーワードの再入力を促す画面を表示して、ステップ9120からの処理に戻って処理を続ける(ステップ9190)。
(5)ステップ9160の処理で、用語レベルテーブル163に登録済みのキーワードが1つ以上あったと判断した場合、用語レベルテーブル163のキーワードレベル値530から、キーワードレベル値を1つ1つ取得し、最も高いキーワードレベル値を持つキーワードのレベル値をその利用者レベル値Xとして保持する(ステップ9170、9180)。
(6)前述までの処理で利用者レベル判定部131が利用者レベル値Xが保持された後、利用者の意図・目的特定部132の処理となり、利用者の意図・目的特定部132は、利用者の意図・目的関連キーワードテーブル164の利用者の意図・目的の関連キーワード611から、利用者レベル判定部のステップ9120で利用者より受付けたキーワードを検索する(ステップ9200)。
(7)ステップ9200での検索処理で、ヒットしたキーワードがあったか否かを判定し、ヒットした場合、利用者の意図・目的を特定できたと判断し、後述する問診部133での処理に移行する(ステップ9210)。
(8)ステップ9210の処理で、利用者の意図・目的が特定出来なかったと判断した場合は、利用者の意図・目的特定部132は、利用者にキーワードの再入力を促す画面を表示して、ステップ9120からの処理に戻し、利用者レベル判定部131による処理からの処理を続ける(ステップ9220)。
図10は問診部133での問診処理の動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここで、問診とは、利用者の抱える問題の原因を特定し解決方法を提示するために、利用者に質問を行うことを意味する。
(1)問診部133は、利用者の意図・目的特定部132から処理が移されると、最初の問診メッセージテーブル166にある利用者レベル値710がXである最初の問診メッセージインデックス711が示す、問診メッセージテーブル167の問診メッセージ722を表示する(ステップ1010)。
(2)問診部133は、ステップ1010で表示した問診メッセージに対する利用者からの応答を受付け、その応答の種類を判断し、応答が表示したメッセージ中に存在する用語等の説明へリンクする注釈へのクリックであった場合、図12により後述する第1利用者レベル更新部134での処理に移行する(ステップ1020、1030)。
(3)ステップ1030の判断で、ステップ1020で受付けた利用者からの応答が“はい”であった場合、問診部133は、問診メッセージテーブル167の利用者レベル値721がXの問診に対する利用者の応答723が“はい”のインデックスが示すメッセージの内容を表示する(ステップ1040)。
(4)ステップ1030の判断で、ステップ1020で受付けた利用者からの応答が“いいえ”であった場合、問診部133は、問診メッセージテーブル167の利用者レベル値721がXの問診に対する利用者の応答723が“いいえ”のインデックスが示すメッセージの内容を表示する(ステップ1050)。
ここで、ステップ1040とステップ1050との処理で表示される内容は、「問診メッセージ」か、「解決方法1」か、「サポートセンタの連絡先」かの3通りがあり、それぞれのメッセージが格納されているテーブルが異なるため、問診メッセージテーブル167の表示するメッセージのインデックス724は、どのテーブルの何番目のインデックスかという2種類の情報を保持している。
(5)次に、問診部133は、ステップ1040またはステップ1050で表示したインデックスの内容を判断し、内容が問診メッセージであった場合、ステップ1020からの処理に戻って問診の処理を続け、内容が解決方法であった場合、図11により後述する利用者満足度判定部136の処理に移行する(ステップ1060)。
(6)ステップ1060判断で、内容がサポートセンタの連絡先であった場合、サポートセンタ連絡先テーブル162より利用者レベル値420がXのサポートセンタの連絡先430を検索して表示しここでの処理を終了する(ステップ1070、1080)。
前述において、利用者レベル値や利用者の入力したキーワード、これまでに表示した問診に対する利用者の応答内容、用語等の注釈の閲覧状況等を保持しておくことにより、サポートセンタのサポート担当者は、利用者のレベルや問診の経緯を知った上で利用者の問合せに対応することができ、適切な対応を迅速に行うことができる。
図11は利用者満足度判定部136での利用者の満足度判定処理の動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)利用者満足度判定部136は、図10により説明した問診部133でのステップ1040またはステップ1050で表示した「解決方法1」のレベル値を、解決方法テーブル165の解決方法のレベル値623から検索し、解決方法レベル値Yとして保持する(ステップ1120、1125)。
ここで、利用者のある意図・目的に対する解決方法は、解決方法1・解決方法2・解決方法3、・・と、複数に分割されて解決方法テーブル165に格納されている。以下では、解決方法が3つに分割されて格納されているものとして説明を続ける。また、図6Bにより説明した解決方法1の内容を持つ解決方法テーブル165が表示される画面には「次へ」等と書かれたボタンが配置され、利用者は、解決方法1の続きである解決方法2も読みたい場合、そのボタンをクリックすることにより読み進められる仕組みとする。利用者は、自分の意図・目的を達成する解決方法に近いほど、興味を持って「次へ」等と書かれたボタンをクリックし、解決方法を次々に読み進めていくと仮定し、ここでの処理では、複数に分割されて順に表示される解決方法のうちどの程度のページを自らの意思でクリックして閲覧したか、という情報を取得することにより、その表示した解決方法への利用者の満足度を判定する。
(2)利用者満足度判定部136は、ステップ1130で利用者が解決方法2をクリックしたか否かを判断し、クリックしたと判断した(利用者は3つに分割された解決方法のうちの2つを閲覧したい)場合、解決方法テーブル165の解決方法2を表示する(ステップ1130、1135)。
(3)続いて、利用者満足度判定部136は、利用者が解決方法3をクリックしたか否かを判断し、クリックしたと判断した(利用者は3つに分割された解決方法のうちの3つともを閲覧したい)場合、解決方法テーブル165の解決方法3を表示する(ステップ1140、1145)。
(4)ステップ1145の処理で解決方法3を表示した後、あるいは、ステップ1140の判断で、解決方法3がクリックされなかったと判断した場合、すなわち、利用者が解決方法2までしか閲覧しなかった場合、利用者満足度判定部136は、変数Uに閲覧した解決方法のページ数の割合を示す値(3/3=1.0、または、2/3≒0.67)を格納し、図13に示すフローにより後述する第2利用者レベル更新部135での処理に移行する(ステップ1155)。
なお、ここで、利用者が自らの意思で複数に分割された解決方法を読み進めていく割合は、利用者のその解決方法に対する満足度に比例すると仮定し、閲覧した解決方法のページ数の割合を示す変数Uは、利用者のその解決方法への満足度を示す値として扱う。
(5)ステップ1130の判定で、利用者が解決方法2をクリックしなかったと判断した場合、すなわち、利用者は3つに分割された解決方法のうちの1つを閲覧し、2つ目以降は閲覧しようとしなかった場合は、利用者満足度判定部136は、利用者に対しキーワードの再入力を促す画面を表示し、図9に示すフローにより説明したステップ9120からの処理に戻って処理を続ける(ステップ1150)。
図12は第1利用者レベル更新部134での利用者レベル値更新処理1の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。第1利用者レベル更新部134は、利用者に対して表示される問診メッセージからリンクする注釈としての説明の閲覧状況により、利用者の知識レベル値を更新する処理を行う。
(1)第1利用者レベル更新部134は、処理が渡されると、図10に示すフローにより説明したステップ1030で、利用者から問診への応答として、用語の説明へリンクする箇所へのクリックを受けたのか、設定方法や作業手順など用語以外の説明へリンクする箇所へのクリックを受けたのか、どちらなのかを判断する(ステップ12120)。
(2)ステップ12120で、クリックされたものが用語と判断した場合、第1利用者レベル更新部134は、問診部のステップ1030で利用者よりクリックを受けた用語を、用語レベルテーブル163のキーワード520より検索し、それに対応する説明として用語レベルテーブル163の説明文1を表示し、その用語に対応するキーワードレベル値530をキーワードレベル値Zとして保持する(ステップ12130、12140、12150)。
(3)ステップ12120で、クリックされたものが設定方法や作業手順等(用語以外)と判断した場合、第1利用者レベル更新部134は、設定方法・作業手順等の説明テーブル168から利用者がクリックした設定方法・作業手順等を検索し、それに対応する説明として設定方法・作業手順等の説明テーブル168の説明文1を表示し、その設定方法・作業手順等に対応する設定項目のレベル値830を設定方法などのレベル値Zとして保持する(ステップ12160、12170、12180)。
(4)第1利用者レベル更新部134は、ステップ12150またはステップ12180の処理の後、利用者レベル値として保持している値Xとキーワードレベル値または設定方法などのレベル値として保持している値Zとを比較する(ステップ12190)。
(5)ステップ12190での比較の結果、X>Zであった場合、利用者の現状の知識レベルよりも難易度の低い項目の説明を閲覧したと判断し、利用者の現状の知識レベル値Xを下げる処理を行う。ここで、利用者の現状の知識レベル値Xからマイナスすべき値は、Xと解決方法レベル値Yとの差に比例すると仮定し、変数aにXとYとの差(X−Y)を代入し(ステップ12195)、利用者レベル値Xから定数P値にaを乗じた値を引き、得られた値を新しい利用者レベル値Xとする(ステップ12195、12200)。
(6)ステップ12190での比較の結果、X=Zであった場合、利用者の現状の知識レベルと同等のレベルの項目の説明にアクセスしたと判断し、利用者レベル値Xより定数Qを減じて、利用者レベル値Xを下げる。このとき、P*a>Qとなるように、定数P、Qを定める(ステップ12210)。
(7)ステップ12190での比較の結果、X<Zであった場合、利用者の現状の知識レベルよりも難易度の高い項目の説明にアクセスしたと判断し、アクセスして当然であると判断し利用者レベル値Xは更新しない。
(8)ステップ12200、12210の処理後、または、ステップ12190での比較の結果、X<Zであった場合、第1利用者レベル更新部134は、ステップ12140の処理で表示した説明文1をより平易な説明にした用語レベルテーブル163の説明2、または、ステップ12170の処理で表示した説明文1をより平易な説明にした設定方法・作業手順等の説明テーブル168の説明2へリンクする箇所を利用者がクリックしたか否かを判断し、クリックしないと判断した場合、図10に示すフローによるステップ1020からの処理に戻って問診に対する利用者からの応答を受け付ける処理からの処理を続ける(ステップ12220)。
(9)ステップ12220で、クリックしたと判断した場合、用語レベルテーブル163の説明2または設定方法・作業手順等の説明テーブル168の説明2を表示し、利用者レベル値として保持している値Xとキーワードレベル値または設定方法等のレベル値として保持している値Zとを比較する(ステップ12230、12240)。
(10)ステップ12240での比較の結果、X>Zであった場合、ステップ12200での処理の場合と同様に、利用者レベル値Xから定数P値にaを乗じた値を減じて、利用者レベル値Xを下げる(ステップ12250)。
(11)ステップ12240での比較の結果、X=Zであった場合、ステップ12210での処理の場合と同様に、利用者レベル値Xから定数Qを減じて、利用者レベル値Xを下げる。このとき、P*a>Qとなるように、定数P、Qを定める(ステップ12260)。
(12)ステップ12240での比較の結果、X<Zであった場合、利用者の現状の知識レベルよりも難易度の高い項目の説明にアクセスしていると判断し、アクセスして当然であると判断し利用者レベル値Xは更新しない。
(13)ステップ12250、12260の処理後、または、ステップ12240での比較の結果、X<Zであった場合、第1利用者レベル更新部134は、ステップ12230の処理で表示した説明文2をより平易な説明にした用語レベルテーブル163の説明3、または、ステップ12230の処理で表示した説明文2をより平易な説明にした設定方法・作業手順等の説明テーブル168の説明3へリンクする箇所を利用者がクリックしたか否かを判断し、クリックしないと判断した場合、図10に示すフローによるステップ1020からの処理に戻って問診に対する利用者の応答を受け付ける処理からの処理を続ける(ステップ12270)。
(14)ステップ12220で、クリックしたと判断した場合、用語レベルテーブル163の説明3または設定方法・作業手順等の説明テーブル168の説明3を表示し、利用者レベル値として保持している値Xとキーワードレベル値または設定方法等のレベル値として保持している値Zとを比較する(ステップ12280、12290)。
(15)ステップ12290での比較の結果、X<Zであった場合、利用者の現状の知識レベルよりも難易度の高い項目の説明にアクセスしていると判断し、アクセスして当然であると判断し利用者レベル値Xは更新しない。
(16)ステップ12290での比較の結果、X>Zであった場合、ステップ12200、12250での処理の場合と同様に、利用者レベル値Xから定数P値にaを乗じた値を減じて、利用者レベル値Xを下げる(ステップ12300)。
(17)ステップ12240での比較の結果、X=Zであった場合、ステップ12210、12260での処理の場合と同様に、利用者レベル値Xから定数Qを減じて、利用者レベル値Xを下げる。このとき、P*a>Qとなるように、定数P、Qを定める(ステップ12310)。
(18)ステップ12300、12310の処理後、または、ステップ12290での比較の結果、X<Zであった場合、図10に示すフローによるステップ1020からの処理に戻って問診に対する利用者の応答を受け付ける処理からの処理を続ける。
図13は第2利用者レベル更新部135での利用者レベル値更新処理2の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。第2利用者レベル更新部135は、利用者に対して表示される解決方法に対する利用者の満足度により、利用者のレベル値を更新する処理を行う。
(1)第2利用者レベル更新部135は、利用者満足度判定部136のステップ1155での処理を受けて、利用者レベル値Xと解決方法レベル値Yとの値の大小関係を比較する(ステップ1310)。
(2)ステップ1310での比較の結果、X>Yであった場合、第2利用者レベル更新部135は、利用者の現状の知識レベルよりも難易度の低い解決方法にある程度(この例では0.66以上)満足したと判断し、利用者レベル値Xから定数Rに閲覧した解決方法のページ数の割合を示す値Uを乗じた値を減じて、利用者レベル値Xを下げる(ステップ1320)。
(3)ステップ1310での比較の結果、X=Yであった場合、第2利用者レベル更新部135は、利用者の現状の知識レベルと同等の項目の説明にある程度(この例では0.66以上)満足したと判断し、利用者レベル値の更新を行わない。
(4)ステップ1310での比較の結果、X<Yであった場合、第2利用者レベル更新部135は、利用者の現状の知識レベルよりも難易度の高い解決方法にある程度(この例では0.66以上)満足したと判断し、定数SにUを掛けた値を利用者レベル値Xに加えて、利用者レベル値Xを上げる(ステップ1330)。
(5)前記までの処理の終了後、第2利用者レベル更新部135は、表示した解決方法に利用者が満足しなかった場合に再度問診をやり直すことができるようにするために、利用者に意図・目的を特定するためのキーワードの再入力を促す画面を表示し、利用者がキーワードを再入力したか否かを判断する(ステップ1340、1350)。
(6)ステップ1350での判断で、利用者がキーワードを再入力したと判断した場合、図9に示して説明した利用者レベル判定部131での処理におけるステップ1210のキーワード受け付けの処理に戻って処理を続けさせ、利用者がキーワードを再入力しなかったと判断した場合、処理を終了する。
図14は利用者が最初にキーワードを入力する表示画面の構成例を示す図、図15は問診に使用する問診画面の構成例を示す図である。なお、このような表示画面は、利用者が、利用者端末170からサーバ100にアクセスして、本発明の実施形態による問題解決方法提供システムでの処理を行う場合に、処理の開始時、処理の途中等に、サーバ100が持つ図示しない機能により利用者端末170に表示されるものである。
図14に示す利用者がキーワードを入力するために利用する表示画面の例は、検索キーワードの入力領域1410と検索ボタン1420とにより構成される。利用者は、自分の意図・目的を特定するためのキーワードを入力領域1410に入力し、検索ボタン1420を押下する。図示例では、利用者は、「端末からサーバにログインできない」という現象を表現するために、「端末」、「サーバ」、「ログイン不可」というキーワードを入力している。前述までに説明した図5、図6A、図6B、図7A、図7B、図8に説明したテーブルは、前述した現象を例にしてテーブル内のデータの具体例を記述している。
また、図15に示す問診画面の例は、問診メッセージの表示領域と、この領域中に設けられるその問診に対する応答を行うための「はい」ボタン1510及び「いいえ」ボタン1520と、応答に従って、問診メッセージまたは解決方法を示す表示領域1530とにより構成される。図示例において、問診メッセージは、「ifconfigの実行結果に、自分のIPアドレスが表示されますか?」であり、“ifconfig”と“IPアドレス”には用語レベルテーブル163に格納されている説明文へのリンクが張られている。利用者がこの用語をクリックすることにより、その説明が表示される。問診メッセージの下方に設けられる「はい」ボタン1510と、「いいえ」ボタン1520とは、利用者が問診メッセージに対する応答としてどちらかを選択することができ、利用者が選択して押下したボタンによって、前述の表示領域1650に、問診メッセージテーブル167に示したリンク先情報に従って問診メッセージあるいは解決方法が表示される。図示例では、表示領域1650には、“IPアドレスの設定方法”が表示され、その解決方法にリンクするようにされている。
次に、前述した本発明の実施形態の変形例について説明する。以下に説明する変形例は、図1に示す本発明の実施形態の構成に対して、図1には示していないが、サーバ100のプログラムとして、キーワードレベル値更新部を追加して構成される。また、この変形例では、図5に示す用語レベルテーブル163の構成に、蓄積パラメータの項目を加えて構成した図16に示すような用語レベルテーブル163’が使用される。
本発明の変形例において、キーワードレベル値更新部は、最初に利用者が入力したキーワードの中で最もレベル値の高いキーワードをある変数に格納して保持し、さらにそのキーワードのレベル値をhとして保持する。また、図13に示して説明した第2利用者レベル更新部135の利用者レベル値更新2の処理によって更新した利用者のレベル値をjとする。そして、キーワードレベル値更新部は、利用者レベル値更新2の処理によって利用者のレベル値を更新した時点で(j−h)を計算し、その値をkとする。「k=j−h」(kは、プラスの場合とマイナスの場合と両方ある)。用語レベルテーブル163’の蓄積パラメータ1610に、キーワードに対するkの値を、蓄積変数mとして、m=m+kの形で蓄積し、mの値がプラスの閾値を超えた場合、そのキーワードのレベル値を1レベル上げる(h=h+1)。逆に、マイナスの閾値を超えた場合、そのキーワードのレベル値を1下げる(h=h−1)。
前述したように、利用者のレベル値として最終的に確定した値をキーワードレベル値の更新に用いることにより、本発明の実施形態によるシステムを用いる利用者が増加するほど、キーワードレベル値の精度を向上させていくことができる。
前述した本発明の実施形態各での処理は、プログラムにより構成し、本発明の設計装置が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
前述した本発明の実施形態によれば、利用者に対して回答を提示するまでに利用者の知識レベルを判定し、利用者の知識レベルに合わせて、利用者がすでに知っている事柄に関する問診や説明を省略し、または、用語等を簡潔にし、利用者の知らない事柄については詳しく説明することとしているので、様々な知識レベルを持つ利用者1人1人にとって、最適な問題解決の方法を提示することができる。
100 サーバ
110 プロセッサ
120 メモリ
130 プログラム
131 利用者レベル判定部
132 利用者の意図・目的特定部
133 問診部
134 第1利用者レベル更新部
135 第2利用者レベル更新部
136 利用者満足度判定部
140 ディスクインタフェース
150 通信インタフェース
160 記憶装置
161 利用者レベルテーブル
162 サポートセンタ連絡先テーブル
163 用語レベルテーブル
164 利用者の意図・目的関連キーワードテーブル
165 解決方法テーブル
166 最初の問診メッセージテーブル
167 問診メッセージテーブル
168 設定方法・作業手順等の説明テーブル
170 利用者端末
180 ネットワーク
110 プロセッサ
120 メモリ
130 プログラム
131 利用者レベル判定部
132 利用者の意図・目的特定部
133 問診部
134 第1利用者レベル更新部
135 第2利用者レベル更新部
136 利用者満足度判定部
140 ディスクインタフェース
150 通信インタフェース
160 記憶装置
161 利用者レベルテーブル
162 サポートセンタ連絡先テーブル
163 用語レベルテーブル
164 利用者の意図・目的関連キーワードテーブル
165 解決方法テーブル
166 最初の問診メッセージテーブル
167 問診メッセージテーブル
168 設定方法・作業手順等の説明テーブル
170 利用者端末
180 ネットワーク
Claims (8)
- 製品のサポートサービスにおける問題解決方法提供システムにおいて、記憶装置が接続された情報処理装置内に、利用者の知識レベル判定手段と、利用者の意図・目的特定手段と、問診手段と、利用者の知識レベル更新手段と、提示した解決方法に対する利用者の満足度判定手段とを構成し、前記記憶装置内に利用者の知識レベルを示す利用者レベル情報と、用語の難易度を示す用語レベル情報と、利用者の意図・目的の関連キーワードを示す利用者の意図・目的関連キーワード情報と、利用者への質問のためのメッセージである問診メッセージ情報と、提示する解決方法を示す解決方法情報とを有し、
前記利用者の知識レベル判定手段は、利用者が入力したキーワードから用語の難易度を示す用語レベル情報を用いてキーワードの用語レベルを取得し、そのキーワードの用語レベルを利用者の知識レベルとして判定し、前記利用者レベル情報に利用者レベル値として保持・更新し、前記問診手段は、判定した利用者の知識レベルに基づいて前記問診メッセージ情報から問診内容を選択して利用者に提示し、利用者の意図・目的特定手段は、問診に対する利用者の応答により前記利用者の意図・目的関連キーワード情報から利用者の応答に対応した利用者の意図・目的を取得し、前記利用者の満足度判定手段は、前記取得した利用者の意図・目的に対応した解決方法を、前記解決方法情報から選択して利用者に提示することを特徴とする問題解決方法提供システム。 - 前記利用者の知識レベル更新手段は、利用者がクリックによるアクセスにより、用語や設定方法に対する説明を読んだか否かを検知することにより、利用者の説明への閲覧状況を把握し、利用者が読んだ説明の難易度レベルにより利用者レベル値を更新することを特徴とした請求項1記載の問題解決方法提供システム。
- 前記利用者の知識レベル更新手段は、利用者が提示された説明を読んだ後に、その説明内容を異なる難易度レベルの説明内容に変更する機能を有し、変更した説明内容の難易度レベルによって、利用者レベル値を更新することを特徴とする請求項1記載の問題解決方法提供システム。
- 前記利用者の満足度判定手段は、前記問診の結果として提示した解決方法に利用者が満足したか否かを、複数に分割された解決方法を読み進めた割合から判断し、前記利用者の知識レベル更新手段は、この判断結果によって、利用者レベル値を更新することを特徴とする請求項1記載の問題解決方法提供システム。
- 前記利用者の満足度判定手段は、複数ページに分割して利用者に提示した解決方法を、利用者がアクセスしたページ数によって、解決方法に対する利用者の満足の度合いを判断することを特徴とする請求項4記載の問題解決方法提供システム。
- キーワードレベル値更新手段をさらに有し、前記利用者レベル値構成手段は、部利用者が最初に入力したキーワードの中で最もレベル値の高いキーワードに対して、更新した利用者のレベル値とその時点でのそのキーワードのレベル値との差を蓄積していき、前記キーワードレベル値更新手段は、蓄積した差がある閾値を超えたとき、そのキーワードレベル値を更新することを特徴とした請求項5記載の問題解決方法提供システム。
- 製品のサポートサービスにおける問題解決方法提供方法において、記憶装置が接続された情報処理装置内に、利用者の知識レベル判定手段と、利用者の意図・目的特定手段と、問診手段と、利用者の知識レベル更新手段と、提示した解決方法に対する利用者の満足度判定手段とを構成し、前記記憶装置内に利用者の知識レベルを示す利用者レベル情報と、用語の難易度を示す用語レベル情報と、利用者の意図・目的の関連キーワードを示す利用者の意図・目的関連キーワード情報と、利用者への質問のためのメッセージである問診メッセージ情報と、提示する解決方法を示す解決方法情報とを有し、
前記利用者の知識レベル判定手段は、利用者が入力したキーワードから用語の難易度を示す用語レベル情報を用いてキーワードの用語レベルを取得し、そのキーワードの用語レベルを利用者の知識レベルとして判定し、前記利用者レベル情報に利用者レベル値として保持・更新し、前記問診手段は、判定した利用者の知識レベルに基づいて前記問診メッセージ情報から問診内容を選択して利用者に提示し、利用者の意図・目的特定手段は、問診に対する利用者の応答により前記利用者の意図・目的関連キーワード情報から利用者の応答に対応した利用者の意図・目的を取得し、前記利用者の満足度判定手段は、前記取得した利用者の意図・目的に対応した解決方法を、前記解決方法情報から選択して利用者に提示することを特徴とする問題解決方法提供方法。 - 前記利用者の知識レベル更新手段は、利用者がクリックによるアクセスにより、用語や設定方法に対する説明を読んだか否かを検知することにより、利用者の説明への閲覧状況を把握し、利用者が読んだ説明の難易度レベルにより利用者レベル値を更新することを特徴とする請求項7記載の問題解決方法提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006191813A JP2008021101A (ja) | 2006-07-12 | 2006-07-12 | 問題解決方法提供システム及び提供方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006191813A JP2008021101A (ja) | 2006-07-12 | 2006-07-12 | 問題解決方法提供システム及び提供方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008021101A true JP2008021101A (ja) | 2008-01-31 |
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ID=39076988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006191813A Pending JP2008021101A (ja) | 2006-07-12 | 2006-07-12 | 問題解決方法提供システム及び提供方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008021101A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018159224A1 (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-07 | 日本電気株式会社 | 操作支援装置、操作支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
-
2006
- 2006-07-12 JP JP2006191813A patent/JP2008021101A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018159224A1 (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-07 | 日本電気株式会社 | 操作支援装置、操作支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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