JP2008018039A - 情報提供機能付き手乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本体機器が作動する待ち時間を利用して、利用者に対して条件に合った適切な情報を提供する。
【解決手段】 情報提供機能付き手乾燥装置において、手の挿入を検出して前記手を乾燥させるようにモーターを駆動するとともに、広告情報を提供するモニター装置が設定された手乾燥装置において、本体に取り付けられたモニターと、前記手乾燥装置本体に対して着脱自在に設けられ、内部に広告の情報媒体を格納する記憶手段と、この記憶手段に格納された情報媒体を読み込み、上記モニターに表示させる制御手段を備え、この制御手段は、予め広告情報に関連付けられた識別情報を読み込み、現在提供すべき識別情報に適合する広告情報を抽出して提供するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 情報提供機能付き手乾燥装置において、手の挿入を検出して前記手を乾燥させるようにモーターを駆動するとともに、広告情報を提供するモニター装置が設定された手乾燥装置において、本体に取り付けられたモニターと、前記手乾燥装置本体に対して着脱自在に設けられ、内部に広告の情報媒体を格納する記憶手段と、この記憶手段に格納された情報媒体を読み込み、上記モニターに表示させる制御手段を備え、この制御手段は、予め広告情報に関連付けられた識別情報を読み込み、現在提供すべき識別情報に適合する広告情報を抽出して提供するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、従来の手乾燥装置に広告機能を付加した手乾燥装置に関する。
近年、デパートやオフィス、公共施設などのトイレや洗面空間においては、多少の電気代は必要とするが、紙ごみの削減につながるなど、経済性やエコロジーの観点から、従来のペーパータオルに代わってハンドドライヤーの採用が増加している。しかし、当初のペーパータオルの代替えという観点からして該手乾燥装置は、手乾燥機能のみの単機能で使われるのが通例であった。
そこで手乾燥装置に機能を追加して、用途拡大を図るために、手を乾燥させるための温風を吹き出すファンモーターを内蔵し、トイレの壁面等に設置されるハンドドライヤーに、前記ファンモーターの作動時に使用者に対して機器の使用法、ニュース、天気予報、占いなどの情報を表示するディスプレイを設ける構成により人体検知で広告をスタートさせる技術が開示されている。(特許文献1)
また、本体機器に組み込まれた表示器を駆動するマイクロコンピューターにおいて、取り出し可能なメモリーに広告等の情報を入れて更新可能とし、前記本体機器の作動開始によって前記表示器の表示を開始する情報伝達表示装置が提案されている。(特許文献2)
更に、熱風を吹き出す吹き出し口からの熱風の吹き出しを所定の条件で制御する制御手段を有するドライヤー本体と、所望の情報を電子的に表示可能な電子式表示手段と、この電子式表示手段に表示するための情報を貯蔵可能な情報貯蔵手段とを備え、ドライヤー本体による熱風の吹き出しに連動させて情報貯蔵手段の貯蔵情報を電子式表示手段に表示する設置形ドライヤーが提案されている。(特許文献3)
また、手乾燥装置に人体検知センサーとして、水栓を使用する者を検出する使用者検出手段を設け、この検出手段の検出信号に基づいて、音及び/又は光により温風乾燥機の使用を水栓使用者に喚起する乾燥喚起手段とを備えた温風乾燥機の技術が開示されている。(特許文献4)
更に、キャビネット内に送風機と電熱ヒーターとセンサーが内蔵され、該キャビネットの下側に開口した吹出口に手を近づけることにより、熱風が吹き出すように構成し、該キャビネットの前面にシート状の発光板を配置するとともに、該発光板の前面に遮光性インクにより広告文字、絵柄等の所要の表示が印刷された透光性シートを重合した広告看板付きエアータオルが提案されている。(特許文献5)
また、キャビネット内にスピーカーを設け、前記スピーカーを館内有線放送のケーブルに接続し、音声を再生するとともに、その再生音量を調整する音量調整ノブを前記キャビネットの外側面に設けることにより、手乾燥装置に広告表示と音声広告機能を備えた構造としたエアータオルが提案されている。(特許文献6)
更に、受信したデーターに基づいて表示手段に情報を表示させる表示制御手段として、通常の場合は、前記受信したデーターに基づいて前記表示手段に所定の情報を表示させ、緊急事態が発生した場合は、前記注意喚起手段を発動させると共に前記表示手段に緊急用の情報を表示させ、前記緊急用の情報は、前記便器の設置位置及び前記緊急事態の種類に応じて、表示内容が設定されているトイレ用情報表示装置が提案されている。(特許文献7)
また、各トイレの近傍に設置されたモニターに広告を表示する際の広告料金を決定する広告料金決定システムにおいて、前記各トイレの利用開始と終了を検知する検知手段と、前記検知手段に基づいて、前記各トイレの利用者数と利用時間を算出する算出手段と、前記利用者数と利用時間とによって、前記各トイレの利用状況を数値化する利用状況数値化手段と、前記各トイレの設置環境を、該設置環境をランク付けしたテーブルに基づき数値化する設置環境数値化手段と、前記数値化した利用状況および設置環境とに基づき、前記各トイレの広告価値を数値化する広告価値数値化手段と、前記数値化した広告価値に基づいて、広告料金を決定する広告料金決定手段とを有する広告料金決定システムが提案されている。(特許文献8)
実開平4−136196号公報
特開平5−323894号公報
特開平7−171016号公報
特開平10−328072号公報
実用新案登録第3047618号公報
実用新案登録第3082723号公報
特開2004−141417号公報
特開2004−152180号公報
上記において、特許文献1では、ハンドドライヤーのファンモーターの作動時に、使用者に対してディスプレイ上に広告等の情報を見せるだけで、数ある提供すべき広告等の情報の中から、提供すべき情報を選別抽出して提供できるようにすることについては何ら開示も示唆も無い。
また特許文献2では、情報の表示タイミングについては、情報伝達表示装置の本体機器の作動開始によって前記情報伝達表示装置の表示を開始するとあり、メインテナンスユニットによりマイクロコンピューターのメモリー装置に記憶されている伝達情報の内容を書き換えて更新することにより、表示データーを任意に書き換えることが出来るという記載はあるが、数ある提供すべき広告等の情報の中から、提供すべき情報を選別抽出して提供できるようにすることについては開示も示唆も無い。
更に特許文献3では、磁気テープや光ディスクなどの情報貯蔵手段を使い、手の乾燥時間を活用してミニ知識や商品情報などを利用者に提供する記載はあるが、数ある提供すべき広告等の情報の中から、提供すべき情報を選別抽出して提供できるようにすることについては開示も示唆も無い。
また特許文献4では、ケーシング1の表面に表裏で色の異なる複数のフラップを回転自在に設け、第1センサーの検出信号により、各フラップが反転して色が変化する構成とすることにより、センサーで水栓使用者を検知した後に、手乾燥の使用を喚起する構成の開示がある、数ある提供すべき広告等の情報の中から、提供すべき情報を選別抽出して提供できるようにすることについては開示も示唆も無い。
更に特許文献5では、キャビネット前面に配置したシート状の発光板の前面に遮光性インクで印刷した透光性シートを重合して、エアータオル利用者の目前に宣伝や広告、或いは公共案内などのデータを発光状態にして提示するものの、数ある提供すべき広告等の情報の中から、提供すべき情報を選別抽出して提供できるようにすることについては開示も示唆も無い。
また特許文献6では、公共トイレ設置用エアータオルのキャビネット内に送風機と電熱ヒーターとセンサーとスピーカーとを内蔵し、前記キャビネット前面に広告文字、絵柄などのデータを表示する液晶表示ディスプレイを設ける記載しか無く、数ある提供すべき広告等の情報の中から、提供すべき情報を選別抽出して提供できるようにすることについては開示も示唆も無い。
更に、特許文献7では、表示手段は、通常の場合は、受信したデーターに基づいて表示手段に所定の情報を表示させ、緊急事態が発生した場合は、注意喚起手段を発動させると共に表示手段に緊急用の情報を表示させる記載はあるが、データー受信するためには、常時ネットワークと接続しておく必要があり、汎用性という観点からすると不便であるだけでなく、数ある提供すべき広告等の情報の中から、提供すべき情報を選別抽出して提供できるようにすることについては開示も示唆も無い。
また特許文献8では、トイレの個室毎に利用者数と利用時間を算出する際に、トイレの男女区分、ビルの所在エリア、ビルの種別、フロアー階数、曜日による設置環境の計数を掛けてランク値を計算する記載はあるが、各個室で閲覧する広告内容は広告主からの申し込みで決定されるという記載があるだけで、数ある提供すべき広告等の情報の中から、提供すべき情報を選別抽出して提供できるようにすることについては開示も示唆も無い。
上記の課題を解決するために、手の挿入を検出するセンサーと、センサーの検出信号によって駆動する送風機用モーターと、広告情報を提供するモニター装置とが設けられた手乾燥装置であって、この手乾燥装置は広告の情報媒体を格納する記憶手段を着脱自在とした装着部と、前記記憶手段に格納された情報媒体を読み込み、前記モニターに表示する制御手段を備え、更に前記制御手段は、予め広告情報に関連付けられた識別情報を読み込み、現在提供すべき識別情報に適合する広告情報を選別抽出して提供するようにした。
これによって、男女のトイレ別、またはデパート等の各階毎に容易に提供する広告情報を変更できるようにしたものである。詳細には、例えば男性用のトイレでは男性に則した広告を、女性用のトイレでは女性に則した広告を、またデパート等では各階毎に売るものを変えているためその売り場に則した広告を提供したいものである。しかし、これを実現しようとした場合、メモリーカード内に入れる広告を作る際に作成者が登録する情報を変えて登録し、また、手乾燥装置に入れる際に間違えないようにカードを差し込む必要があり、非常に煩わしいだけでなく、神経を使う作業になるが、本件発明においては、ベース広告については、メモリーカードに登録する情報を変更する等の煩わしい作業を一切する必要なく、また、どのメモリーカードをどの手乾燥装置に差し込む等の神経を使うことなく、その場所の手乾燥装置に提供したい広告情報をTPOに合わせて的確に提供させることが可能となり、広告情報の提供者から見れば広告効果を非常に高められ、広告作成者から見れば煩わしさがないため広告料等を軽減できるなど様々な実用的な効果を奏することができるものである。
また、前記情報提供機能付き手乾燥装置において、前記関連付けられた識別情報としては、曜日と時間帯、男性用トイレと女性用トイレの識別情報、設置位置もしくはフロアー階層の識別情報などが挙げられる。
更に、情報提供機能付き手乾燥装置本体には、予め男性用トイレと女性用トイレの切替スイッチが取付けられ、該スイッチの設定に基づいて前記情報提供機能付き手乾燥装置に備えられたメモリー内に格納された該当する情報媒体が抽出される構成としてもよい。
また、装置本体には、予め設定位置を特定する切替スイッチを設け、該スイッチの設定に基づいてメモリー内に格納された該当する情報媒体が抽出される構成としてもよい。
更に、予め設定された操作によってソフトウェアのパラメーターが変更され、設置場所に応じた設定登録をする構成としてもよい。
また、手の挿入位置が挿入センサーで判断され、挿入位置が低い場合には低い挿入位置用の情報を、挿入位置が高い場合には高い挿入位置用の情報を抽出して提供する構成としてもよい。
これによって、背の高い大人には大人用の広告情報を提供し、背の低い子供には子供用の広告情報を提供でき、使用者の属性に合った最適な広告情報を最適なタイミングで提供できる。
更に、メモリー内に格納された情報の中から、関連付けに該当する情報が抽出され、予め設けられた内部メモリーに登録される構成としてもよい。
これによって、レスポンスの遅いメモリーカードから都度読み込む必要がなく応答性を高めることができる。更に、高価な着脱自在なメモリーカードを手乾燥装置に挿入したままの状態にする必要が回避でき、盗難の観点から有利となる。更に、複数の手乾燥装置に対して広告情報を提供させようとした場合に、手乾燥装置分だけ高価なメモリーカードを用意する必要があるが、本件発明においては最低1枚準備すれば、それを順番に差し込むことで必要な広告を提供できるようになるためコスト面のみならず、広告情報の作成を一層簡略化できる。
また、温風モード又は高速送風の際には情報提供時間が短い情報を抽出する構成としてもよい。
これによれば、温風モードや高速送風モードでは、手の乾燥時間が早くなるため使用者が手乾燥装置から離れる時間が早くなるが、自動的に情報提供時間が短く作られた広告情報を抽出して提供するため、広告情報を全て使用者に提供することなく使用者が離れてしまったり、広告の提供が中断されてしまって広告効果が低下してしまうという問題を無理なく解消できる。
更に、抽出された情報は、前記設定モードに応じて提供時間が補正される構成としてもよい。
これによれば、例えば温風モードや高速送風モードでは、手の乾燥時間が早くなるため使用者が手乾燥装置から離れる時間が早くなるが、この例であれば本件発明では抽出された広告情報を設定モードに応じて、自動的に情報提供時間が短くなるように提供スピードを補正する等の対応で広告情報が提供されるため、広告の途中であるにも関わらず手の乾燥操作の終了に伴って使用者が離れたり、広告が途中で中断されてしまって広告効果が低下してしまうという問題を無理なく解消できる。
また、関連付けに該当する情報が存在しない場合は、予め登録された第1情報が提供される構成としてもよい。
これによれば、例えば時間等で識別して広告情報を提供するようにした場合、深夜等のトイレブースそのものの使用頻度が低い時間帯では広告提供者も広告を提供しないことが十分に考えられ、その場合は識別情報に該当する提供すべき広告が存在しないことになる。しかし、そのような場合でも、予め提供すべきが情報がない場合に提供する第1情報を登録するようにしているので、何も広告等の情報を提供しないという状態を回避できる。
本発明の情報提供機能付き手乾燥装置は、広告等の情報を提供するモニター装置が設けられた手乾燥装置において、予め広告情報に関連付けられた識別情報を読込み、TPO(場所、曜日、時間帯、男女別トイレ、売り場などフロアー別など)に応じた最適な情報を煩わしさや、神経を使うことなく確実に提供できるという実用上優れた効果を奏することができるものである。
また、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置においては、関連付けられた識別情報は、曜日と時間帯のうち少なくとも一方としたので、曜日と時間帯のうち少なくとも一方に合わせた広告情報を提供できる。
更に、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置においては、関連付けられた識別情報を、男性用トイレと女性用トイレの識別情報としたので、内容的に男性あるいは女性に適した広告情報を提供することができる。
また、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置は、関連付けられた識別情報を、設置位置もしくはフロアー階層の識別情報とすることにより、設置するフロアーに最適な広告を提供することができる。
更に、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置の本体には、予め男性用トイレと女性用トイレの切替スイッチが取付られ、該スイッチの設定に基づいて前記情報提供機能付き手乾燥装置に備えられたメモリー内に格納された該当する情報媒体を抽出するようにしたので、装置の設置変更の必要がある場合にも簡単に設置場所の変更ができる。
また、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置本体には、予め設定位置を特定する切替スイッチを設け、該スイッチの設定に基づいてメモリー内に格納された該当する情報媒体を抽出するようにしたので、設置後にあっても設定を変更するだけで適切な広告を表示することができる。
更に、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置は、予め設定された操作によってソフトウェアのパラメーターを変更し、設置場所に応じた設定登録をするようにしたので、簡単にパラメーターを変更して適切な広告情報を提供することができる。
また、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置は、手の挿入位置を挿入センサーで判断し、挿入位置が低い場合には低い挿入位置用の情報を、挿入位置が高い場合には高い挿入位置用の情報を抽出して提供するようにしたので、手の挿入位置の検出だけで自動的に適切な広告情報の提供ができる。
更に、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置は、メモリー内に格納された情報の中から、関連付けに該当する情報を抽出し、予め設けられた内部メモリーに登録するようにしたので、様々な条件に合わせた広告情報をタイミング良く提供することができる。
また、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置において、温風モード又は高速送風の際には情報提供時間が短い情報を抽出するようにしたので、短い時間しか動作しなくとも動作時間に合わせた広告情報を提供することができる。
更に、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置は、抽出した情報を、前記設定モードに応じて提供時間を補正するようにしたので、同じデーターを適切な提供時間で提供することができる。
また、本発明の情報提供機能付き手乾燥装置は、関連付けに該当する情報が存在しない場合は、予め登録された第1情報を提供するようにしたので、第2広告情報が何らかの理由で提供されなくとも、広告提供動作を停止することなく適切に広告情報を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一機能を有するものは同一の符号とし、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明に係る情報提供機能付き手乾燥装置の斜視図である。本発明による情報提供機能付き手乾燥装置1は、従来の手乾燥装置に較べると、外観的な特徴として、情報提供機能としてのモニター5、スピーカー13を備えている。
手乾燥装置1は、本体ケーシング2を備え、本体ケーシング2の下部前面には、開口部3があり、本体ケーシング2の開口部3の奥には、手を挿入して乾燥するための手乾燥室4が備えられている。手乾燥室4の上方にはモニター5が設けられ、その内側にはヒーター6及びモーター7によって回転せしめられる送風機8が内蔵されている。この送風機8から送給される空気流は手乾燥室4内から下方に吹き出し、手乾燥室4に挿入された手にヒーター6からの熱風を吹き付けるためのノズル9が手乾燥室4の天井部に配置されている。また、手乾燥室4の天井部には、手乾燥室4に差し込まれた手を検知するセンサー10が配置され、手乾燥室4の底部には、水受け部11と、排水口12とが設けられる。
手乾燥室4内に手が差し込まれると、センサー10がそれを検知して自動的に送風機8が作動し、手乾燥室4内に挿入された手に向かって空気を吹き付け、手の表面の水を吹き飛ばしたり、蒸発させたりすることによって手を乾燥する。そして、手乾燥室4から手を抜き去ると、センサー10によって手乾燥室4内に手の無いことを検知して自動的に送風機8を停止する。手から吹き飛ばされた水は、水受け部11で受けて、排水口12から回収される。
また、手乾燥装置1の本体ケーシング2内にはモニター5が、側面にはスピーカー13が取付けられていて、モニター5に映像を映し出すと同時に、スピーカー13から音楽や音声を流すようになっている。また、本体ケーシング2の側面にはメモリーカードを装脱自在としたスロット14,15が設けられている。
モニター5の仕様としては、スペース的な観点からフラットパネルディスプレイが望ましく、その中でも防滴性、例えばJIS防水保護等級6耐水形相当以上の防水特性を持つものが望ましい。特に、画像の解像度や市場価格などを考えると、例えばTFTアクティブマトリックス駆動方式の液晶ディスプレイを採用することが考えられる。基本構成としては、LCDバックライトユニットを使うことが考えられるが、フロントライトユニット方式の液晶装置を使うことも考えられる。
また、前記スピーカー13には、防滴形のスピーカーが望ましく、例えばスピーカー表面が防滴処理された防滴スピーカーやセラミックスピーカーなどが使える。
図2は、本発明による情報提供機能付き手乾燥装置を下から見た図である。手乾燥装置1の背面側にはフィルター17が設けられ、底面には風量切替スイッチ18、ヒーター入切スイッチ19及び主電源スイッチ20を設けている。この部分にスイッチを集中させたのは、正面から見えにくい構造とすることでデーターが改竄されることを防止するためである。
装置を操作する手順としては、まず主電源スイッチ20をONにしてシステムに電源を投入する。次に、外気温度によって、外気が低い場合には、ヒーター入切スイッチ19をONとする。更に、風量がデフォルトでは強い又は弱い場合に、風量切替スイッチ18を調整して最適な風量に設定する。
以上において、濡れた手が開口部3に挿入され、センサー10によって検知されると、送風機8が動作し、フィルター17から手乾燥機本体に吸い込まれた空気が送風機8のファンからヒーター6に誘導され、ヒーター6で加熱された温風がノズル9から吹き出されて前記濡れた手に当たる。
図3は、本発明による情報提供機能付き手乾燥装置のシステム例である。このシステム全体はCPU21によって制御され、CPU21には電源投入時に使われるシステムファイルなどのファームウェアなどを格納するROM(Read−Only−Memory)22と、書き換え可能で、電源が落ちても記憶内容を保持できるRAM(Ramdom−Access−Memory)23が接続されている。広告情報を格納したメモリーカード16が常時差し込まれている形態であれば、電源がOFFされると記憶内容が消去されるRAMでも何等差し支えない。また、格納する広告情報というデータ量が多い特性から考えてRAMに変えてハードディスクのような物であっても良いことは言うまでもない。
また、CPU21はインターフェース24を介して様々な入出力機器に接続されている。CPUのアドレス線は限られているのが、例えば、8ビットのアドレス空間を持つCPUは、チップセレクト信号とアドレス信号を組み合わせ、アドレスデコーダ回路を使うことにより最大256個の周辺デバイスを選択してアクセスすることが出来るので、本実施例の場合のように10個の周辺デバイスの制御することに何ら問題は無い。
入力系統としては、図1で説明した手の挿入を検出するセンサー10、図2にて図示された風量切替スイッチ18、ヒーター入切スイッチ19、主電源スイッチ20があり、出力系統としては、モニター5への映像出力、スピーカー13への音声出力、ヒーター6の制御信号出力、送風機8の制御出力がある。
更に、入出力系統としては、メモリースロット14、15がある。このメモリースロット14と15に使うメモリーカード16としては、例えば、ライトプロテクト機能が付いたSDカードやライトプロテクトは無いが安価なCFカードやPCMCIAカードやUSBメモリーなどが使える。DVDのような記憶可能なディスクであっても良い。
メモリーカード16は、メモリースロット14、15に挿入された後、必要なデータがCPU21によってRAM23にダウンロードされるので、ダウンロード後にメモリーカード16はメモリースロット14、15から抜いて置くことができる。これにより、男性トイレと女性トイレや、異なる階や異なる場所に設置されている複数の手乾燥装置に対してメモリーカード16の使い回しが可能となり、メモリーカードを常時格納するタイプに比して盗難の予防やシステムとしてのランニングコストを下げることが出来る。
なお、メモリーカード16を挿入すると自動的にダウンロードを開始される形態であっても、メモリーカード16を挿入後作業者のダウンロードの確認を受けた後で自動的にダウンロードが開始されるものであっても良い。また、ダウンロードを行わせず、メモリーカード16をメモリースロット14,15に常時差し込んだままにしておいて、必要な情報は常にメモリーカード16にアクセスしてデータを取りに行くタイプであっても良い。さらに、電源OFF時にRAM23内の情報は消去され、電源投入時にメモリーカード16内の情報をRAM23に都度ダウンロードさせる形態であっても良い。
メモリーカード16として、Boutooth(登録商標)制御機能が実装されたUSBメモリーやSDカードを使う場合は、メモリースロット14、15自体をBoutooth(登録商標)あるいはNFC(Near Field Communication)などによる近距離の無線インターフェースとすることにより、非接触方式のインターフェースによりデーター通信することも考えられるものである。
図4(a)は、メモリースロット14に挿入するメモリーカード16の格納領域と、この格納領域に格納される一つ一つのデータの、データフォーマットを示したものである。詳細には、このメモリーカード16には2つの格納領域F101、F102が生成されていて、最初の領域F101はフィードバック情報の書き込みエリアとなっていて、手乾燥装置1の利用状況や、使用回数に応じて決定されるフィルター交換時期、手乾燥装置1の故障情報、各広告データの提供回数などの情報がCPU21によってカウント記録されており、そのカウント値を一旦RAM23に格納しておいてメモリーカード16が差し込まれた際に、CPU21は、このメモリーカード16のF101の領域に書き込むようになっている。これで、手乾燥装置1の管理者や、広告提供者の有用な管理データにできるようにしたものである。
二番目の領域F102は、ベース広告の情報を格納するエリアとなっている。
二番目の領域F102は、ベース広告の情報を格納するエリアとなっている。
ベース広告とは、提供者の例えばお店の地図や、概観写真、または広告内容に応じて作られた動画などであって、所謂広告情報の背景になる静止画や動画等の画像である。よって、ベース広告は、広告を提供する提供者毎に存在することが一般的であるため、提供される広告に適合した数のベース広告が存在し、それら複数のベース広告がこの領域F102に格納されている。なお、ベース広告は後述するが、必ず広告毎に必要なものではなく、広告提供者があえて設定しなくても、汎用のベース広告を背景とすることが可能に構成されており、この汎用のベース広告は、メモリーカード16に消去不能として書き込まれているようにして、常にダウンロードされるようにしても、またROMや、RAMに常に書き込まれた状態として保存されているようにしても良い。また、ベース広告は、同一の広告提供者であっても時間帯や曜日、広告内容に応じて背景となるこのベース広告を変更できるように複数登録することも可能である。これら複数のベース広告の中から、情報提供機能付き手乾燥装置1のCPU21が、後述するように主広告に基づく選択条件に該当するものを抽出して広告提供者の希望通りの広告となるようにベース広告を選択して提供することになる。
なお、このようにベース広告を設定するようにした理由は、例えばうどん店が広告を提供する場合、広告の内容(主広告)を、例えば「タイムーサービス中!きつねうどん300円!!」としたいと思っている場合、この文字による広告の内容は容易に作成できても、この文字を表示させる背景、例えば、お店の名前や位置、電話番号、きつねうどんの画像などを一緒に作りこむことは時間がかかるだけでなく、データー作成スキルがないと困難性が高いため、広告を容易に提供してもらえない可能性が高い。しかし、ベース広告を予め例えば一つ、専用の広告会社等で、お店の名前や、場所、電話番号、それに加えてそのうどん店の画像やうどんのイメージ画像を予め作成して登録しておけばいつでも気軽に広告の内容となる文字情報等の主広告だけを作れば、登録しているベース広告と重ね合わせて表示させることで視覚的に優れた広告を提供できるようにできるため、極めてタイムリーで、かつ安価で、かつ簡単に広告を提供できるという効果を奏することを狙って作られているものである。
次に、第2番目の領域F102に格納されているベース広告の一つ一つのデータファイルは、F102a〜F102fの6つの基礎データーを持つよう予めルール化されており、決定されたフォーマットに沿うように構築されている。詳細には、男性/女性の属性情報F102b、提供期間及び時間帯の情報F102c、設置アドレス情報F102d、大人/子供の属性情報F102e、表示形態の情報F102fがベース広告情報F102aに関連付けられた識別情報となるように構成されているものである。
更に具体的には、データーの中心となる画像等の背景になるベース広告情報F102aと、このF102aの画像情報に関連付けられる情報としてF102b〜F102fがデーターとして組み込まれる形になっていて、ベース広告情報F102aには、例えばWMV(Windows(登録商標) Media Video)データーフォーマット、AVIデーターフォーマット、Quick Timeデーターフォーマット、Flash Video(FLV)データーフォーマット、MPEGデーターフォーマットなどのフォーマットが使える。
ベース広告情報F102aには、先にも述べた通りベース広告となるお店のイメージを描いたイラストやお店の店舗写真などのデーターが格納され、このデーターと後述する主広告データーとがモニター5上で、レイヤー処理によって重合して表示されるようにしたものである。これによって、広告毎や高い頻度で変更する必要性も低い背景となるベース広告を高い頻度で作り変える必要がなく、広告提供者の時間的、コスト的、スキル的な負担を一掃できるようにしたものである
男性/女性の属性情報F102bには、ベース広告情報F102aのデーターデータが男性向きか女性向きかの識別データーが入力されている。これにより、例えば男性向きのデータは男性トイレブースで、女性向きのデータは女性トイレブースで使われるようになる。
提供期間及び時間帯の情報F102cには、広告提供者が本ベース広告情報F102aのデーターをどのような時間帯で、また何時まで使いたいかを定義できるようにした識別情報であり、これにより、例えば、夏のベース広告が冬に使われたり、日中に最適に作られたベース広告が夜中に使われるなどの不都合を解消できるだけでなく、広告提供者としては、夏や冬、日中や夜に最適な広告を意識して簡単に提供できることになるため、広告効果を簡単に高めることができるという優れた効果を奏することができるものである。なお、日時や曜日の識別情報が現在の状況に適合しているか否かを判断するための情報は、手乾燥装置1が情報として予め保有していることは言うまでもない。
設置アドレス情報F102dは、本ベース広告情報F102aのデーターを様々な場所に複数設置されている手乾燥装置1のどの装置で提供したいのかを識別させるためのデーターである。具体的には、あるデパートの中に10台の手乾燥装置1が設置されているとした場合、例えば紳士服屋さんとしてみれば、紳士服を購入しに来ているお客、言い換えればこの紳士服屋さんがある階にいるお客さんこそが最大のターゲット顧客であり、よってこの階にある男性トイレの手乾燥装置1で情報を提供したいと考えるのが普通である。その場合に、この階にある2箇所の男性トイレの手乾燥装置1のアドレスを、予め例えば7番と8番と決めておく一方で7番と8番でこの広告情報が提供されるようにF102dにこのアドレスナンバーを登録させるようにする。これによって、希望通りの場所で希望通りの広告が提供されるように構成したものである。更に詳述すれば、子供服売り場に設置された情報提供機能付き手乾燥装置1のアドレスと婦人服売り場に設置された情報提供機能付き手乾燥装置1のアドレスを予め変えておき、それぞれのアドレスを提供したいベース広告に関連付けてF102dに登録すれば、子供用のデータを子供服売り場に設置した情報提供機能付き手乾燥装置1のモニター5に、女性用のデータを婦人服売り場に設置した情報提供機能付き手乾燥装置1のモニター5で表示することができることとなり高い広告効果が期待できる。
大人/子供の属性情報F102eは、本ベース広告情報F102aのデーターに基づくデータを大人に提供したいのか子供に提供したいのかを識別させるための情報である。これを使うことにより、例えば紳士服売り場がある階に設置された男性トイレブースに情報提供機能付き手乾燥装置1が設置されているとした場合に、家族でデパートに来た男の子が男性トイレに入った時、例えば手の挿入位置で大人か子供かを識別させることで、大人には紳士服に沿った情報を提供し、子供には男性用子供服の広告情報を提供できることになるため一層適切なデータの広告をモニター5に表示することができる。
表示形態の情報F102fは、ベース広告情報を例えば右から左に流すとか、2秒静止後に動画として表示するとか言うようにどのように表示するのかを広告提供者が定義できるようにするものであり、これによって広告の視覚的インパクトを簡単に強めることができるようにしたものである。
図4(b)は、メモリースロット15に挿入するメモリーカード16内に収容される主広告データーのデーターフォーマットである。ここで、主広告データーとは、先にも述べた通り、広告内容そのものの、言い換えると広告として顧客に伝えたい内容のことであり、例えば「うどん400円タイムサービス中!!」というような文字情報が主体となるものであると考えている。F201はこの主広告データーを格納する領域であり、広告提供者が提供する広告の数だけデーターがこのF201に格納されていることになる。また、主広告の一つ一つのデーターファイルは、F201a〜F201iの9つの基礎データーを持つよう予めルールとして決定され、フォーマットに沿う形で構築されている。
領域F201に登録格納される主広告データーは、10の基礎データーF201a〜F201jで生成されていて、主広告情報F201aと、この主広告情報に関連する識別情報が以下に関連付けられている。詳細には、男性/女性の属性情報F201b、提供期間及び時間帯の情報F201c、設置アドレス情報F201d、大人/子供の属性情報F201e、表示形態の情報F201f、広告支払い料金情報F201g、広告時間情報F201h、リピート時間情報F201i、選択するベース広告情報F201jが識別情報として登録されている。
主広告情報F201aには、先にも述べた通り主広告となるお店の当日の特別サービス品の紹介や、特定時間だけのタイムサービス情報などの広告として伝えたい内容そのものに関するデーターが格納され、このデーターと前述のベース広告データーF102aとがモニター5上で重合表示されることにより、視覚的にインパクトのある広告を簡単にタイムリーに作成して提供できるようにしたものである。
男性/女性の属性情報F201bには、主広告情報F201aのデーターが男性向きか女性向きかの識別データーが入力されている。これにより、例えば男性向きのコンテンツは男性トイレで、女性向きのコンテンツは女性トイレで使われるようになる。
提供期間及び時間帯の情報F201cには、広告提供者が本主広告情報F201aのデーターをどのような時間帯で、また何時まで使いたいかを定義できるようにした識別情報であり、これにより、例えば、夏の主広告が冬に使われたり、1時間タイムサービスの広告の予定がずっと使われるなどの不都合を解消できる。反対に言えば、広告提供者としては、夏や冬、タイムサービスに最適な広告を簡単に提供できることになるため、広告効果を簡単に高めることができるという優れた効果を奏することができるものである。
設置アドレス情報F201dには、本主広告情報F201aのデーターを複数設定される手乾燥装置1のどの装置で提供したいのかを識別させるためのデーターである。具体的には、あるデパートの中に10台の手乾燥装置1が設置されているとした場合、例えば紳士服屋さんとしてみれば、紳士服を購入しに来ているお客、言い換えればこの紳士服屋さんがある階にいるお客さんこそが最大のターゲット顧客であり、よってこの階にある男性トイレの手乾燥装置1で情報を提供したいと考えるのが普通である。その場合に、この階にある2箇所の男性トイレの手乾燥装置1のアドレスを予め例えば7番と8番と決めておく一方で、7番と8番でこの広告情報が提供されるようにF201dにこのアドレスナンバーを登録させるようにすることで、希望通りの場所で広告が提供されるように構成したものである。更に詳述すれば、子供服売り場に設置された情報提供機能付き手乾燥装置1のアドレスと婦人服売り場に設置された情報提供機能付き手乾燥装置のアドレスを予め変えておき、このそれぞれのアドレスを提供したい主広告に関連付けてF201dに登録すれば、子供用のコンテンツを子供服売り場に設置した情報提供機能付き手乾燥装置1のモニター5に、女性用のコンテンツを婦人服売り場に設置した情報提供機能付き手乾燥装置1のモニター5で表示することができることとなり高い広告効果が期待できる。
大人/子供の属性情報F201eには、本主広告情報F201aのデーターに基づくコンテンツを大人に提供したいのか子供に提供したいのかを識別させるための情報である。これを使うことにより、例えば男性トイレに情報提供機能付き手乾燥装置1が設置された階が紳士服売り場であった場合に、家族でデパートに来た男の子が男性トイレに入った時、例えば手の挿入位置で大人か子供かを識別させることで、大人には紳士服に沿った情報を提供し、子供には男性用子供服の広告情報を提供できることになるため一層適切なコンテンツの広告をモニター5に表示することができる。
表示形態の情報F201fは、主広告情報を例えば右から左に流すとか、2秒静止後に動画として表示するとか言うようにどのように表示するのかを広告提供者が定義できるようにするものであり、これによって広告の視覚的インパクトを簡単に強めることができるようにしたものである。
広告支払い料金情報F201gには、主広告情報F201aの広告を提供するに当たり広告提供者がいくら広告料金を支払ったかを記載しているものであり、これは、広告料をたくさん払った人が多く広告として提供されるように識別するものであって、例えば同じ時間帯に10個の提供するべき主広告がある場合は、広告料の支払いが一番多い人から順に提供されるとともに、広告料の支払い比率に比例して広告提供頻度が変わる、言い換えると高い広告料を支払った人が、使用頻度が高いような時間帯で、かつ多く提供されるように識別判断して提供できるようにしたものである。
広告時間情報F201hは、広告の時間情報が入力されていて、全体で何秒の広告になるかが分かる仕組みになっている。これは、温風モード設定や高速モード設定の際は手乾燥時間が早く使用者の使用時間が短くなるため、短い時間の方の広告をデータの中から抽出して提供できるように識別するものである。要するに、広告提供者は、必要に応じて同じて同じ広告であってもショートバージョン10秒とロングバージョン15秒を作り分けて登録すれば手乾燥装置のモードがどのように設定されていても好適に広告を提供できるようになるものである。
また、異なった方法としては、広告情報が14秒で作られているとした場合に、モードが高速モードになっている場合は、本モードでの手乾燥に対する平均使用時間10秒で本広告が終了するように手乾燥装置1のCPU21は、早送りの再生を行うように制御するものである。どちらにしても、F201hに登録されている時間情報に応じて最適に広告を提供するように構成されているものである。反対に5秒でできている広告は10秒になるようにゆっくり表示させるようにしても良いことは言うまでもない。その場合音声は聞き苦しくなるので提供を中止することが好ましく、または、音声がある広告情報は補正を行わないようにするなどの対応が考えられるものである。なお、広告情報が静止画であれば、高速モードや温風モードの際は10秒静止画として広告画像を提供し、それ以外のモードでは15秒静止画として広告画像を提供するものである。必要に応じてスクロールやスーパーインポーズのような表示を行っても良いことは言うまでもない。
リピート時間情報F201iには、リピートする時間条件を入力しておくことにより終了の時間によってリピートするかどうかの判断を行う識別情報として使うものである。
詳細には、手乾燥装置1においては、一般的に15秒前後で手が乾燥するものであるが、使用者の好みに応じて完全に乾燥するまで使用する人もいれば、さっと大きな水滴だけ吹き飛ばして後はハンカチで拭くなどの対応をとる人など様々であり、一人の人が手を挿入して抜くまでの時間はまちまちであると言える。そのため、手を入れて3秒で抜いて終了してしまった場合を仮定すると、広告は15秒あったとしても3秒で終了することになり、これでは広告の主要部分を提供することなく終了し、次の人には、次の広告が提供されることになってしまって、早く終了させられた広告の提供者としてはお金を支払って広告を行っているメリットを感受できないものとなってしまう。
F201iの識別情報はこれを解消し、広告提供者がお金を支払って本装置に対して広告を提供するメリットを最低限感受できるように工夫したものである。詳細には、F201iには、15秒MAXの広告時間の内で最大の15秒まで設定できるものであって、半分の7秒までであれば、追加料金は設定されないが、7〜10秒、11秒〜13秒、14秒〜15秒で追加の広告料が高くなるように工夫されている。最後の14秒以降では追加するだけで広告料が3倍以上になるような金額になる設定が想定される。
これらの設定によってどのように機能するかというと、例えば広告提供者が追加料金を支払って半分より多い9秒とF201iに設定登録すると、9秒以下で使用者の手乾燥装置の使用が終了し、広告を全て見ずに立ち去った場合に次の人にも再度同じ広告をリピートして提供することで、広告提供者に広告提供によるメリットを確実に感受できるようにしたものである。これによって、使用者は、リピート時間内に確実に広告で伝えたい、例えば「うどんタイムサービス中350円!」という情報をリピート時間内までに最低1回は組み込むなどの工夫をすれば、全ての広告が提供されなくても伝えたい内容の骨子だでけも伝えることが可能になるなどの使い勝手とメリットの感受を得られるものである。
これらの設定によってどのように機能するかというと、例えば広告提供者が追加料金を支払って半分より多い9秒とF201iに設定登録すると、9秒以下で使用者の手乾燥装置の使用が終了し、広告を全て見ずに立ち去った場合に次の人にも再度同じ広告をリピートして提供することで、広告提供者に広告提供によるメリットを確実に感受できるようにしたものである。これによって、使用者は、リピート時間内に確実に広告で伝えたい、例えば「うどんタイムサービス中350円!」という情報をリピート時間内までに最低1回は組み込むなどの工夫をすれば、全ての広告が提供されなくても伝えたい内容の骨子だでけも伝えることが可能になるなどの使い勝手とメリットの感受を得られるものである。
但し、あまりにも使用者の使用時間が短い状態がたまたま3人以上続いたような場合は、リピートを4回も行うことは他の広告提供者の広告機会を喪失させる可能性すらあるので、予めリピート回数は3回までと設定するような上限しきい値を設けることが望ましい。 また、本実施例では、リピート時間を広告料金の連動方式として設定したが、一義的に約半分の時間7秒以下で終了した場合は、3回を上限にリピートさせるようなことを行っても良いものである。
以上これによって、確実に伝えたい広告内容を顧客に対して提供できるという手乾燥装置という終了までの使用時間が安定しない装置においても広告提供のメリットを確実に感受できるようにしたものであり、本装置1を用いての広告提供というスタイルにおいては実用上極めて重要な意義を持つ物であることが理解されよう。
次にF201jには、ベース広告情報F102aのどれを用いるのかを識別させる情報が組み込まれているものである。これは、主広告は文字等の主たる伝えたい広告の内容であるが、この広告情報を重ねて表示したいのは当然自分のお店の画像や店舗名が記載されている、自らが登録しているベース広告情報である。自らが登録しているベース広告(複数自分で登録している場合は、その内のどれかを特定できる)をF201jで指定することで、指定されたベース広告情報の背景画像の上に主広告の情報が重ねて表示される。よって、広告提供者のイメージ通りの広告を使用者に確実に提供できるようにしたものである。なお、このF201jにベース広告情報の指定がなされていない場合は、手乾燥装置1のCPU21は、汎用の背景画像としてROM22やRAM23に常に登録されているベース背景画像を用いるように構成されており、ベース背景画像は無地の単色であったり、汎用の画像として予め登録されているようなものである。
以下制御フローチャートを用いて本発明における手乾燥装置1の制御内容を詳述する。本制御プログラムは、大きく分けて図5に示すメインプログラムと補助プログラムに大別される。前記補助プログラムとしては、図6に示すメモリーカード16から広告情報などを本体のRAM23にダウンロードする情報転送プログラム(S101〜S109)、図7に示す手乾燥装置1の使用状況や、提供した広告情報の種類や回数などの管理情報を管理者にフィードバックする情報提供プログラム(S201〜S208)、図8に示す判別プログラムによって提供される広告をどれにするかを条件に応じて決定するする広告の判別プログラム(S301〜S407)と、図9に示す提供すべき広告の期限が切れた不要となったファイルをRAM23から自動的に削除する削除プログラム(S501〜S505)で構成される。
大まかに制御内容を言えば、メモリーカード16がメモリースロット14、15の少なくともいずれか一方に挿入されて情報転送が選択されると情報転送プログラムが起動してメモリーカード16から情報提供機能付き手乾燥装置1のRAM23の設定領域に広告情報がダウンロードされ、メインルーチンでは、手が挿入されるのに同期して判別プログラムに基づいて決定された広告情報を順次使用者に提供する。
一方で、予め決定されている通常ではあり得ない特殊な操作が行われると情報提供モードに入り、ベース広告や主広告以外の情報である、広告の提供回数や、手乾燥装置の使用状態等のCPU21の監視情報をフィードバックするようにモニター5に提供され、確認終了指示を受けるとその処理を終了するという流れになる。また、RAM23内にダウンロードされた広告情報が、広告提供者によって決められた広告提供期限を過ぎている場合に、RAM23内の登録可能エリアを広げるために自動的に削除されるようになっているものである。
図5は、本発明のCPU21がシステムプログラムとして読み出し専用メモリーROM22に格納しておいて随時呼び出して使うメインプログラムのフローチャートである。
ステップM101でプログラム開始されると、ステップM102でSSRか否かが判断される、これは、手挿入センサー10がONになっているかどうかが確認される意味である。もしセンサー10がONになっていれば、ステップM103で手乾燥用ファン作動中フラグをF=1に設定する。
ステップM103でフラグをF=1に設定した後には、ステップM104でCPU21がファンモーター7とヒーター6に送出しそれぞれを駆動させ使用者の手の乾燥を開始する。
CPU21が、ファンモーター7、ヒーター6、各種センサーなど何らかの不具合を判定した場合には、ステップM105aで故障と判定されてM105aに進んで、CPU21はファンモーター7とヒーター6を停止する処理を行って、更に、ステップM105bにおいて、どのような広告を提供していようとも、CPU21はモニター5上に割り込んで最優先処理されて、故障である旨のメッセージを表示し続けた状態で情報提供機能付き手乾燥装置の動作を停止させるようになっており、フローの終了とともに、手乾燥装置1は電源でリセットする等の対応を取らない限りファンモーター7やヒータ6を動作させることはない。
次に、ステップM105で、ファン8とヒーター6が正常に動作していることが確認できたら、ステップM106で、手の挿入と同期して広告を提供するタイミング広告を行う。その際、まずは、ファンモーター7への通電処理を実行してから0.5秒遅らせて本タイミング広告をモニター5に表示させ、音声をスピーカー13から行うようにしているものである。これは、ファン8の騒音に打ち勝つ程の大きさでスピーカーから音声を出す必要があるため、ファンモーター7が動作し、確実にトイレブース内においてファン8やファンモーター7の動作音が発生している状態下においてスピーカー13から音声が出力されるようにすることで、大きな広告音声によって使用者をびっくりさせたり、違和感や怒りを覚えさせたりすることがないようにしたものである。
・ また、このM106で提供されるタイミング広告の内容は、図9に示す判別プログラムによって決定、準備されている広告データを読み取ってメインプログラムでは提供するように構成されているものである。タイミング広告の提供後M107に進んでリターンする。
次に、M102の判定で手の挿入を判定するセンサー10がOFFであれば、ステップM102aに分岐することとなる。こちらのルーチンに来る状態は、使用者の手の乾燥動作が終了した直後の状態もしくは、手乾燥装置1の未使用状態で本ルーチンに進んでくる場合とがある。手乾燥動作終了直後の状態では、F=1の状態であるがこの状態を例に取って以下説明する。
まず、こちらのルーチンに来ると現在モニター5に提供しているタイミング広告を終了させる必要があるためM102aでその終了処理に入る。タイミング広告は表示と音声によって提供されているが、その広告情報提供の停止に際しては、まずは、タイミング広告を停止し、その後0.5秒の待機時間後にファンモーター7およびヒーター6をF102bで停止するように構成している。0.5秒後に停止を行うのは、M106との処理と同様の狙いであって、タイミング広告の音声はファンモーター7の音より大きく設定されている必要があるため、狭いトイレブースにおいてはファンモーター7やファン8の騒音がなくなった後の状態では大きな違和感になるため、ファンモーター8が回転している状況で確実にタイミング広告が停止されるようにしたものである。なお、ここでは、音声も表示も同時に0.5秒、ファンモーター7の停止より先に停止させたり、反対にタイミング広告を提供する際にはファンモーター7の作動から遅らせて開始するようにしているが、問題があるのはスピーカー13からの音声提供であり音声提供だけを先に停止させたり、遅らせて提供するようにしても良く、モニター5へのタイミング広告の表示は、タイミングずれによる違和感がないようにファンモーター7の動きに同期させればよい。
次にステップM102cでは、BCM処理を開始する。これは、タイミング広告の停止に伴ってモニター5の画面上に何も表示されないのは非常にもったいなく、トイレブースには手乾燥装置1が使用されていない状態であっても多くの顧客がいることが十分に考えられることから、手乾燥装置の動作に連動したタイミング広告とは別に、モニター画面5上に連続して垂れ流す形で表示される通常広告を備えていて、タイミング広告の停止とともに予め設定されているこの通常広告を表示させるようにしたものである。この通常広告は、ROM22内に最初から組み込まれたものであっても良いし、RAM23内に更新可能に通常広告として記憶できるようにしても良く、広告提供者は、タイミング広告として広告を提供したいのか、通常広告として広告を提供したいのかを決定した上で広告を提供できるようにすれば一層利便性を向上できるものである。
次に、ステップM102dでフラグの確認を行い、F=1であれば、ステップM102eにて、手乾燥装置の使用回数及び、提供した広告の使用回数(提供回数)を更新し、現在日時をRAM23に記憶させるようになっている。こによって、先の図7で示した情報提供プログラムに基づく図13のような情報を管理者にフィードバックできるものである。もしステップM102dで、フラグがF=1でなければ、手乾燥装置1の動作直後ではない放置状態なのでステップM102fにおけるフラグは0であるが同様にF=0で更新してからM107でリターンする。
ステップM102eで手乾燥装置1の使用回数や広告の使用回数などのCPU21の管理情報を更新するとともに。その更新日時をRAM23に更新記憶した上で、ステップM102fに進んでフラグにF=0を代入してからM107でリターンする。
まず、図6に基づいて、情報転送プログラムの処理を説明する。このプラグラムでは、ベース広告の入ったメモリーカード16をメモリースロット14に挿入した場合、主広告データーの入ったメモリーカード16をメモリースロット15に挿入した場合に、メモリーカード16に保存された広告情報が入ったデータファイルをCPU21の処理によってRAM23の規定された領域にベース広告と主広告を分けて自動的にダウンロードするように構成されている。
まず、ステップS101でシステムがスタンバイした状態となる。次に、ステップS102で第1番目のメモリースロット14又は第2番目のメモリースロット15にメモリーカード16が挿入されたかどうかを確認して、いずれかにメモリーカード16が挿入され確認できた場合にはステップS203へ進み、いずれのメモリースロット14、15にもメモリーカード16が確認出来なかった場合にはステップS109に進んでリターンする。
メモリーカード16の確認が出来た場合には、ステップS103において、第1番目のメモリースロット14におけるメモリーカード16の有無を確認する。第1番目のスロット14にメモリーカード16が挿入されていることが確認されると、ステップS103aに分岐し、メモリーカード16内のデータがベース広告情報であるかどうかを確認する。
メモリーカード16内のデータにベース広告情報である場合にはステップS106へ進み、適合判定を受け、メモリーカード16のデータがベース広告情報でない場合には、ステップS103bに進み、格納データー相違エラーをモニター5上に表示し、ベース広告が格納されているメモリーカード16を第1のメモリースロット14に挿すように指示を行いステップS109に進んでリターンする。
ステップS103で、第1番目のメモリースロット14にメモリーカード16が確認出来なかった場合には、ステップS104へ進み、第2番目のメモリースロット15にメモリーカード16が挿入されているかどうかを確認する。
ステップS104において、第2番目のメモリースロット15にメモリーカード16が挿入されていることが確認できた場合は、ステップS105で第2番目のメモリースロット15に挿入されているメモリーカード16のデータが広告主等によって適宜に作成された主広告情報であるかどうか確認される。ステップS105で第2番目のメモリースロット15に挿入されているメモリーカード16のデータが主広告情報であることが確認されると、ステップS106において適合判定され、またステップS105において第2番目のスロット15に挿入されているメモリーカード16のデータが主広告情報では無い場合には、ステップS105aに分岐して、格納データー相違エラーをモニター5上に表示し、主広告情報のデータが格納されているメモリーカード16を第2のメモリースロット15に挿すように指示を行いステップS109に進んでリターンする。
ステップS106では、前記ベース広告情報および主広告情報のデータに記述登録されているDD、M/F、ADに基づいて(イ)提供期間の有効性確認、(ロ)男性/女性の属性と登録値との比較確認、(ハ)設置アドレスの確認の3点について適合性が判別される。
ステップS107では、ステップS106の適合確認で確認された条件に従って、メモリーカード16のデータの中から条件に合ったデータが判別され、図3に示されるCPU21のRAM22の領域に該当するデータだけがダウンロードされる。
図7は、情報提供プログラムに関する補助プログラムのフローチャートを図示している。ステップS201にて情報提供プログラムの実行タイミングになると、まず、ステップS202において、ヒータースイッチ19が3回連続でON/OFF操作されたかどうかを確認して、確認されればステップS203へ進み、確認されなければステップS208へ進んでリターンする。
ステップS203では、更に手の挿入を検出する赤外線センサー10が3回連続でON/OFFした、すなわち、通常ではあり得ない動作である手の連続出し入れを3回したかどうかを確認して、確認されればステップS204へ進み、確認されなければステップS208へ進んでリターンする。
ステップS204では、予め決定されているS202とS203の通常ではあり得ない動作モードを確認したことによって通常の動作モードから、CPU21が監視記録している情報を手乾燥装置1側から管理者にモニター5を介してフィードバックする情報提供モードに介入させるものである。この情報提供モードでは、ステップS205においてモニター5上に後述するメインプログラムを介してCPUが記憶管理しているデータを分析し、予め決定された表示形態に基づいて表示するものであり、具体的には詳細を後述する図13の画像をモニター5上に表示するものである。
モニター5に情報表示後、手挿入を検出するセンサー10が10秒以上ONになっているかどうかを確認して、10秒未満であれば図13の表示を継続し、10秒以上であればステップS207に進んで図13の表示を終了するとともに、本情報を表示するために格納している蓄積データをクリアーして、ことで、本情報提供モードから通常モードに移行してリターンする。
図8(a)と(b)は、判別プログラムである。この判別プログラムは、現時点で提供すべきタイミング広告はどれかを各種の識別情報をもとに判別し、判別の結果複数の提供すべきタイミング広告がある場合は、広告支払い料金情報に関する識別情報F201gに基づいて提供順序を決定したりするプログラムである。
ステップS301でプログラムが起動されると、ステップS302でフラグFの確認を行い、F=1であればステップS303に進み、F=1でなければ図9(b)のステップS401に進む。
ステップS303では、主広告情報F201aに関連付けられている識別情報の中から、DDの提供期間及び時間帯情報のF201c、ADの設置アドレス情報F201d、A/Cの大人又は子供の属性情報F201e、風量切替スイッチ18及びヒーター入切スイッチ19の設定などの情報内容に従って広告情報を検索する。
上記において、メモリーカード16からADの設置アドレス情報、M/Fの男性女性属性情報を識別した上で、既にRAM23内関係するベース及び主広告データだけをダウンロードしている場合であれば、それ以外の関連しないデータはRAM23内には格納されていないことになるのでステップS303では、ADの設置アドレス情報、M/Fの男性女性属性情報に関する識別項目の検索は必要がない。
ステップS304では、ステップS303における識別情報に基づく広告情報の検索に基づいて、上記検索条件に適合するタイミング広告として現時点において提供すべき主広告情報が存在すると判定されればステップS305に進み、一方で、タイミング広告として提供すべき適合する主広告情報が存在しなかった場合は、ステップS304aに分岐し、予め記憶されている通常広告情報の提供をタイミング広告の登録に変えて設定登録する。
その準備として通常広告のRAM23に格納されているデータのF201aの主広告情報と、この主広告情報F201aに関連付けられたBAの識別情報F201jに基づいてRAM23のベース広告情報を格納している領域から適合するF102aのベース広告情報を読み出し、ベース広告情報に主広告情報を重合して表示できるように登録準備するようになっている。
また、音声出力手段を解除して通常広告は提供するように準備する。これは、タイミング広告は手乾燥装置1のファンモーター7の駆動動作に連動する形で提供される広告の形態であるため確実に広告を見ている人がいることから広告効果を高めるためにも音声提供が有効であることに加え、人の手挿入タイミングに合わせて提供される主広告情報が切り替わるように工夫されているため広告の変化があって同じ言葉を何度も聴いてうるさいと感じる可能性が低いためである。
一方で、通常広告を提供するタイミングは手乾燥装置1を使用されている状態に加え、乾燥装置1が使われていない状態も含むものであって形式的には継続的に垂れ流す方式である。よって、この通常広告を提供する際に音声を併用するとファンモーター7やファン8の騒音がない状態があって広告の声だけが目立って非常にうるさく感じてしまうという弊害が考えられるとともに、トイレブース内で化粧や大便をしている人がいる場合は比較的長い時間トイレブース内に居ることになるため、同じ広告のメッセージを何度も聞くような状況になってうるさいと感じるだけでなく、最悪広告社に嫌悪感を与える恐れがあるため音声はOFFし表示だけで提供するようにしたものである。この通常広告情報の提供を行う設定登録が完了するとリターンする。
ステップS305では、タイミング広告として提供すべき主広告情報が複数あるかどうかをDD等の識別情報によって確認する。確認した結果タイミング広告として複数の提供すべき広告情報があると判定された場合にはステップS306へ進み、ひとつしか提供すべきタイミング広告が無い場合にはステップS307へ分岐する。
ステップS306では、現在の時間帯において提供すべき複数のタイミング広告が存在する場合に進んでくるルーチンであるが、ここでは、それら複数のタイミング広告それぞれの主広告をどのような順番で手乾燥装置の動作に連動させて提供するかという順番を決定し記憶しておくルーチンである。さらに、例えば5個タイミング広告として提供する情報があった場合に、単に1〜5の順序を設定するのではなく、PAYの広告支払い料金情報に関する識別情報F201gに基づいて広告支払い料の割合に比例する形で、広告料が多い広告の提供頻度割合が多くなるように提供順序が設定されるものである。
例えば、Aという主広告が2倍の広告料を支払っていれば、他の主広告に比べて最低2倍は提供される可能性が高まるように順序が設定されるものである。要は何回手乾燥装置1がその時間帯に動作するかは過去のデータに基づいて推定はできるものの確実に何回動作するとは言えないため、過去の頻度に基づいて他の広告より2倍以上は提供されるであるように提供順序が決定されて広告メリットが感受できるようにしている。
また、さらにタイミング広告の順序が単純に広告料に連動する形で変化するだけでなく、広告料を多く支払っている人は、広告メリットが高い時間帯に優先されて提供されるように配列される。これは、トイレの使用頻度が高い時間帯、ビジネス街であればお昼時は非常に頻度が高まるため、このような時間帯に提供される広告は手乾燥装置1を使用している使者者だけでなく、次に乾燥装置1を使おうと並んでいる人が見たり聞いたりする可能性があり、また、トイレブース内にいる全ての人が見る事はなくても情報を聞く可能性は非常に高く一度提供される広告のメリットが非常に高まると言える。よって広告料を多く払えばこういう副次的な効果も感受できるように優先して有利な時間帯に提供されるようになっている。
こういう事が可能なように手乾燥装置1のRAM23内には、管理者に使用頻度等の情報をフィードバック提供するためにCPU21が監視している使用頻度情報に基づいて、曜日毎の時間帯領域毎に使用頻度を計測記憶して、この記憶データに基づいて自動的にタイミング広告の提供順序を考察するようにプログラミングされている。この決まった提供順序を記憶し、次ステップのS307で順次登録していくことによってメインプログラムで手乾燥装置1の動作毎に本プログラムで決定した順序通りにタイミング広告が提供されるようになっているものである。
ステップS307においては、先にも述べた通り、次に手乾燥装置1が動作した際に提供されるタイミング広告を準備し登録するルーチンであって、ここで登録することで、メインプラムは手乾燥装置1の動作時に直に広告提供者のイメージ通りに広告を提供できるようにしたものである。まずは、本時間帯で提供する主広告が一つしかない場合は何も考えることがなく、提供すべき主広告と、その主広告に関連付けられたBAの識別情報に基づいてベース広告情報を抽出してきて、それを予め高速なRAM等に格納して素早くベース広告上に主広告をDI情報に基づいて重畳させて広告情報提供者のイメージ通りに表示できるように準備して登録するものである。
なお、ここで準備するデータは、S309の次ステップにあるように子供向けには子供用の情報が提供されるようになっているため、この時間帯で子供が手乾燥装置1を使った場合に子供向けを提供できるように本S307のステップでは、次のタイミング広告の為に準備しているものは大人用と子供用に二つである。なお、もし、提供する主広告情報にBAで選択するベース広告の情報が登録されていない場合は、予めROM22やRAM23に格納されている汎用の背景ベースデーターを使い、これに本主広告を重畳する形で提供されるように事前に準備しているものである。これにより視覚的に拘った広告にする必要がないと思っている広告提供者や、簡単に広告を提供したいと思っている提供者にとっては、ベース広告を準備しなくても簡単に広告を提供できることから極めて有効であると言える。
次に、ステップS308において、利用者の手が挿入されたかを判定し、挿入されていない場合はS308aに進んでリターンする。手の挿入が検出されるとS309に進み、このステップで手の挿入高さをセンサー10で検出し、手の挿入位置から大人か子供かを推測し、手の位置が高い場合はステップS311に進んで大人用の準備したタイミング広告を直ぐにS311のステップで登録してメインプラグラムの処理で本登録したタイミング広告が提供されるよにしている。一方で、反対に、手の挿入位置が低い場合は子供であると判定して同様に準備している子供用のタイミング広告を直ぐにS310のステップで登録してメインプラグラムの処理で本登録した子供用のタイミング広告が提供されるようにしている。
なお、子供用、大人用の現時点で提供すべきタイミング広告の一方がない場合は、S309のステップの判断に関わらず存在する一方の広告を同様に提供されるように同じ物を登録するようになっている。なお、今回は手の挿入位置で大人と子供を判断したが、赤外線センサーの位置や配置により手の大きさを判定して小さい場合は子供と判断するようにしてもよい。また、提供する広告の種類を変更するだけであるため、危害等が生じるものではなく子供と大人の判定にそれほど高い精度が求められるものではないことから簡単なセンサーによって簡易に判断するようにしても何等支障は生じないものである。S310及びS311の処理を実行した後はS312のステップで手乾燥装置1が動作中であることを示すフラグを1に設定してリターンする。
図8(a)のステップS302で、S312で設定されたF=1が検出されると、図8(b)のステップS401へ分岐する。ここで手の挿入を検出するセンサー10がOFFになるのを待ち、挿入されている間はS401bに進んでリターンし、手が抜かれるのを継続的に監視する状態となる。この状態はモニター画面5上にはタイミング広告が提供され続けており、基本的なルーチンでは、現在のタイミング広告が終了しても、なお手の乾燥行為が継続している場合は、同じタイミング広告をリターンして提供し続けるように構成されている。これは、手の乾燥行為が終わっているにも関わらず、次の広告を見続けて、後に続く使用者への迷惑にならないように工夫したものである。そういう意味では、一度タイミング広告の提供が最後まで終わった場合は、モニター画面5上からは広告表示を中止するという考えであっても良いものである。一方で手が抜かれ、センサー10がOFFになるとステップS402へ分岐する。
S402では、手を手乾燥室4に挿入していたセンサー10のONの状態から手が抜かれたOFFに状態に反転した時点からの時間を計測するようになっており、この計測時間が予め決定されている短い時間、例えば1.5秒の判定時間T1以内に再度手が挿入されてセンサー10がONになった場合はステップS403に分岐し、T1時間を経過しても手が検出されなければ、今まで手を乾燥していた使用者は立ち去り、次の人に入れ替わったであろうと推定し、ステップS402aに分岐し、現在の設定をタイミング広告の登録を基本的には解除するモードとなる。というのは、現在手を乾燥させていた使用者の使用時間がありまりにも短い場合は、広告提供者としては広告メッセージを伝えずにして終了させられた可能性があるので、その不利益の対策の為にRTのリピート時間情報F201iに基づいて、リピート時間内で終了したのか否かを判断し、リピート時間を越えて終了しているようであれば現在のタイミング広告の登録を解除し、リピート時間内であれば、登録を解錠せずに、継続して同じタイミング広告を登録するようになっている。なお、上限として3回までリピート登録されるように構成されている。その後、ステップS402bで手乾燥装置の動作中のフラグをF=0に変更し、ステップS402cでリターンする。要は、手を乾燥装置1から抜いて、再度乾いていないから手を入れる場合は1.5秒以内で行われるものであるため、その時間を過ぎれば次の人に入れ替わるのでタイミング広告の提供内容を変更するために現在登録している広告を登録解除し、次のタイミング広告を登録するようにリターンしているものである。
一方でステップS403に進んできた状態というのは、一度手が抜かれて再度1.5秒以内に手が挿入された場合であり、この状態が可能な同じ使用者が手を入れた場合に他ならない。(1.5秒では使用者が入れ替わる必要な時間としては短く不可能であるため)同じ使用者に対しては、様々な機能が付加されているものであり、モニター画面5上に表示させることで使用者に様々な機能が使えるように構成されている。
その追加機能について説明すると1・5秒以内に手を入れた後、規定時間T2(2秒程度)以内に連続して前記センサー102回以上ON/OFF切替されたかどうかを確認する。言い換えれば、2秒以内に手を2回出し入れしたか、もしくは、S404で3回出し入れしたかを判定するようになっている。ここで、S403のステップで3回動作の途中であるにもかかわらず2回動作があったとして直にS404aに進まないように工夫されていることは言うまでもない。S403で前記センサー10が2回ON/OFF動作あったとした場合には、ステップS403aに分岐し、提供しているタイミング広告における更なる追加情報をモニター5上に表示して興味ある広告の更なる情報を得ることができるように工夫したものである。追加の情報としては、現時点からその広告主のお店に行くことを可能にする地図であったり、電話番号であったり、タイミング広告主がレストラン等であればメニューなどが考えられる。この追加広告情報を登録するように切替るものである。なお、このような追加広告の要求の場合は手の乾燥が終了した後に手を出し入れして実行をかけている可能性が高いので、あえてファンモーター7やヒーター6を駆動して電力を消費したり、騒音を出す必要もないので停止するようにすることも考えられる。また、トイレブースの使用が非常に混雑しているような状況になる時間帯では、このような追加広告の機能を実行すると手乾燥装置が使えない、人が並んで混雑するなどの迷惑になる可能性があるので使用することが好ましくない曜日や時間帯では機能が使えないよう手動や自動でできるようにすることは一層好ましい対応になると言える。
ステップS404で前記センサースイッチのON/OFF回数が3回検出されると、ステップS404aに分岐する。ここでは、今回提供したタイミング広告以外のタイミング広告を早送りして本使用者に提供できるようにした追加閲覧の機能であり、先に述べたS306で順序付けされているタイミング広告を早送りして順番に提供するようになっている。提供すべきタイミング広告が他にない場合は当然この機能は使用されず、提供すべきタイミング広告が存在しないことを表示することが考えられる。また、提供すべきタイミング広告がたくさんあった場合には、いくら早送りして提供するとしても時間がかかり手乾燥装置1を占有するため、3つ提供するというように工夫することが望ましい。また、先の機能と同様使用頻度の高い時間帯では本機能を同様に使えないようにすることが望ましいかもしれない。
ステップS405では、手の挿入時間が1秒以内等の規定時間(T0)以下かどうかが確認される。言い換えると手を再度入れて直に抜いたという状態である。もし手の挿入時間が規定時間(T0)以下であれば、ステップS406に分岐し、リピートモードとして、同じ広告が再度提供されるように設定登録されているタイミング広告を登録削除することなく登録を継続させるものである。これによって、使用者がもう一度同じ広告を見たいという要求に対応できるようにしたものである。いずれにしても、これら機能を使用するための手の動作は上記の説明から明確な通り手を乾燥させるという行為に対しては非常に不自然であり、手の乾燥動作に影響することなく使用者の広告に対する要求を確認して確実に要求に沿った情報を提供できるようにできているものである。さらに言えば、これら機能を追加するに当たり、手乾燥装置1に対しては特別なスイッチ等を設けることなく手の出し入れという現状のシステムで無理なく判定できる方法を使っているところはコスト効果上大きなメリットであると言える。
最後にステップS405で、手の挿入時間が規定時間(T0)を超える場合であるが、このルーチンに来る状況というのは、手を一旦抜いた後、手の乾燥が不十分であったから同じ人が再度手を挿入して乾燥させている状況であると考えることが最も好適な状況であり、この場合の対応は色々な考え方があるものである。本実施例では、ステップS405aに分岐してきた状態では、S306で構築されている次の広告を設定登録してからステップS407でリターンするようになっている。しかし、同じ使用者に対して乾燥不足を補うための追加の乾燥に対して更に追加の10秒を超えるようなタイミング広告を提供すると、手乾燥がすぐに終了して使用者が立ち去りそのタイミングは広告として伝えたいことも伝えることができないまま終了させられ、次のタイミングに広告になる可能性があったり、手の乾燥は終わっているのに新しい広告を見続けて次の人が長く待たされてしまうという弊害も考えられる。よって、S405aのステップではタイミング広告を変更登録しないという考えも十分考えられる対応である。
図9は削除プログラムのフローチャートを示している。この目的は、DDの提供すべき期間を過ぎている不要な広告情報を本体メモリー(RAM23)から自動的に削除することにより、特別な作業をしなくとも次々と新しい広告情報のダウンロードを可能にする機能である。
ステップS501で削除プログラムが開始されると、ステップS502でSCH処理が実行され、前記CPU21で設定された日時情報と主及びベース広告の関連付け情報DDの提供期間及び時間帯情報F102c及び/あるいは主広告の提供期間及び時間帯情報F201cが検索され、ステップS503で現在の日時に適合しない、古くなった広告情報が検出されたら、ステップS504にて時効となった不要な広告情報を削除してからステップS505に進んでリターンする。
ここで、ステップS503で時効となった不要な広告情報が検出されなかった場合は、ステップS505に分岐してリターンする。
図10(a)は、ベース広告のみの画面表示例である。ベース広告は、前述の通り、主広告を提供するお店等の広告提供者毎に専用に作られる背景画像であり、基本的には主広告の内容に関わらず共通に使われるように構成されているものである。また、広告提供者によっては、自らのベース広告を持たず広告を提供したいという広告提供者の為に、予め一つもしくは複数の広告提供者によらず共通使用が可能な汎用のベース広告情報が格納されている。ベース広告は、例えばお店の全景、あるいは店内写真とかイラスト図など比較的重いデーターを使うことを想定しているので、主広告の製作元であるレストランのシェフなどが自らベース広告を作成しても良いが、面倒なだけでなくスキルを必要とするので広告提供者から広告を請け負う会社が委託を受けて作成するようなビジネスモモデルが最適であると言える。
図10(b)は、主広告データに基づく内容の一例であり、12時から13時までのタイムサービスが、4階エレベータ前のレストラン◎◎で実施され、全品650円均一にて提供されることを広告する情報内容となっている。
図10(c)は、前記ベース広告(a)と主広告(b)を重合表示してモニター5に表示する画面の例を示している。このようにすることで、広告提供毎に少なくとも内容を更新する必要がないベース広告は使い回しが可能になり、一方で広告提供毎に内容を吟味して変更したい主広告は簡単に作成できるため、非常に使い勝手の良い広告提供の仕組みを提供できるものである。言い換えると、広告を提供したい一般の人達が、特別なスキルを持つことなく安価にタイムリーに提供できるようにすることを可能にしたものである。
図11は、電源スイッチを5回オンオフさせるような特殊操作で介入するモードであって、手乾燥装置1のRAM23内に設置される場所に関するアドレスコードを記録させるモードを表示した例を示すものである。このアドレス設定は、手乾燥装置1を施工する際に基本的には一度設定されれば問題ないものである。ただ、必要に応じてこの画面から変更できることは言うまでもない。画面には、設定項目、設定変更方法、現在の設定内容の順に並記されていて、時間についてはCPU21から時間情報を得ている。なお、時間については、設定の手間を省く目的から、電波時計モジュールを内蔵させてCPU21に接続された時計機能を適宜のタイミングでリセットすることも考えられる。
具体的には、M/Fの男性/女性属性情報F102bとF201bの識別情報が判別できるように本手乾燥装置1が男性トイレに設置されているのか、女性トイレに設置されているのかを登録記憶させるものである。その操作は、本画面モードでファンモータ7を1回駆動させれば男子トイレと記憶し、2回断続的に駆動させれば女性トイレと記憶し、3回操作されれば、洗面所等の男女共通スペースで男性、女性の識別がなく、属性に関係なく両方のデータを表示させる状態を登録させるものとなる。次にADの設置アドレス情報を識別させるために本手乾燥装置が男性トイレ、女性トイレという設置場所の概念ではなく、例えば何回のフロアーに設置される手乾燥装置なのかという設置場所を登録させるものであり、本実施例では30個のアドレスの中から一つのアドレスを持てるようになっている。これを男性女性トイレの識別と分けることで、30×2の60個のアドレスを持てることになり、60個の手乾燥装置に違うアドレスを設定できるため、これであれば、基本的には、デパート等の乾燥装置1が多数設置される場所であっても全て違うアドレスを設定できるものである。これの設定はヒータースイッチ19のオンオフ回数によって設定変更できるものである。ここでは、12番の男性トイレと設定され、これが例えば、4階の紳士服売り場の南側トイレブースの男性トイレにある手乾燥装置1であると判別できるものである。
なお、前記設定においては、本実施例のように各設定はソフトウェアによる設定でも良いし、例えば男子トイレと女子トイレのような設定変更が予想される設定項目をスイッチなどのハードウェア的で設定できる構成も考えられ。
上記設定モード画面の表示については、特殊なスイッチを設けなくとも、例えば図2に示される風量切替スイッチ18、ヒーター入切スイッチ19、主電源スイッチ20などを適宜の組合せにて、所定のタイミングでON/OFF操作することによりCPU21によって検出して、前記画面表示に切り替える方法も考えられ、また更に、特別なコマンドを入れたメモリーカード25を挿入することにより、直接CPU21にコマンドを実行させてモード設定することも可能である。
図12は、図7に示す情報提供プログラムによって行われるフィードバック情報の表示画面の例を示している。画面左側には、横を時間軸とする使用回数の度数分布表が表示され、画面右側には、下記の内容をフィードバック情報として表示している。この内容は、メモリースロット15にメモリーカード16が挿入されたタイミングでメモリーカード16のフィードバック情報が格納されている専用ファイルF101に書き込まれるようになっている。参考までに、提供及びメモリー16に書き込まれる情報は、
●今日の使用回数
350回
●前回からの総使用回数
2800回
●最大使用時間帯
12時〜14時 175回
●一人当たり使用時間
平均 15秒
最大 35秒
最小 3秒
●フィルター交換時期
残り 12日
●故障情報
なし
●広告提供状況
広告1:提供開始日:2006/6/1〜
現在 20回提供
具体的には、広告提供状況は、各広告毎に上記のような広告を提供した回数や、提供した時間帯などが表示されるように構成されている。
●今日の使用回数
350回
●前回からの総使用回数
2800回
●最大使用時間帯
12時〜14時 175回
●一人当たり使用時間
平均 15秒
最大 35秒
最小 3秒
●フィルター交換時期
残り 12日
●故障情報
なし
●広告提供状況
広告1:提供開始日:2006/6/1〜
現在 20回提供
具体的には、広告提供状況は、各広告毎に上記のような広告を提供した回数や、提供した時間帯などが表示されるように構成されている。
上記フィードバック情報の表示画面については、特殊なスイッチを設けなくとも、例えば図2に示される風量切替スイッチ18、ヒーター入切スイッチ19、主電源スイッチ20などを適宜の組合せにて、所定のタイミングでON/OFF操作することによりCPU21によって検出して、前記画面表示を提供することが考えられる。
既存の建物の公衆トイレなどにおいても、大掛かりなLAN工事をせずに、メモリーカードの挿抜だけで必要なデーター交換が可能になり、しかもTPOに合わせて最適な広告を提供できるようになる。
1…情報提供機能付き手乾燥装置、 2…本体ケーシング、 3…開口部、 4…手乾燥室、 5…モニター、 6…ヒーター、 7…モーター、 8…送風機、 9…ノズル、 10…センサー、 11…水受け部、 12…排水部、 13…スピーカー、 13a…アンプ、 14…メモリースロット、 15…メモリースロット、 16…メモリーカード、 17…フィルター、 18…風量切替スイッチ、 19…ヒーター入切スイッチ、 20…主電源スイッチ、 21…CPU、 22…RAM、 23…ROM、 24…インターフェース。
Claims (12)
- 手の挿入を検出するセンサーと、センサーの検出信号によって駆動する送風機用モーターと、広告情報を提供するモニター装置とが設けられた手乾燥装置であって、この手乾燥装置は広告の情報媒体を格納する記憶手段を着脱自在とした装着部と、前記記憶手段に格納された情報媒体を読み込み、前記モニターに表示する制御手段を備え、更に前記制御手段は、予め広告情報に関連付けられた識別情報を読み込み、現在提供すべき識別情報に適合する広告情報を選別抽出して提供することを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項1に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において前記関連付けられた識別情報は、曜日と時間帯のうち少なくとも一方であることを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項1に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、前記関連付けられた識別情報は、男性用トイレと女性用トイレの識別情報であることを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項1に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、前記関連付けられた識別情報は、設置位置もしくはフロアー階層の識別情報であることを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項3に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、前記情報提供機能付き手乾燥装置本体には、予め男性用トイレと女性用トイレの切替スイッチが取付られ、該スイッチの設定に基づいて前記情報提供機能付き手乾燥装置に備えられたメモリー内に格納された該当する情報媒体を抽出することを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項4に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、装置本体には、予め設定位置を特定する切替スイッチを設け、該スイッチの設定に基づいてメモリー内に格納された該当する情報媒体を抽出することを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項3又は請求項4のいずれかに記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、予め設定された操作によってソフトウェアのパラメーターを変更し、設置場所に応じた設定登録をすることを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、手の挿入位置を挿入センサーで判断し、挿入位置が低い場合には低い挿入位置用の情報を、挿入位置が高い場合には高い挿入位置用の情報を抽出して提供することを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、メモリー内に格納された情報の中から、関連付けに該当する識別情報を抽出し、予め設けられた内部メモリーに登録することを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項9に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、温風モード又は高速送風の際には情報提供時間が短い情報を抽出することを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項8又は9のいずれか1項に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、前記抽出した情報を、前記設定モードに応じて提供時間を補正することを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
- 請求項9乃至11のいずれか1項に記載の情報提供機能付き手乾燥装置において、前記関連付けに該当する情報が存在しない場合は、予め登録された第1情報を提供することを特徴とする情報提供機能付き手乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006192462A JP2008018039A (ja) | 2006-07-13 | 2006-07-13 | 情報提供機能付き手乾燥装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=39074478
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104548561A (zh) * | 2015-02-10 | 2015-04-29 | 香志光 | 一种适用于跳水运动员的快速干水装置 |
KR101949992B1 (ko) * | 2017-11-24 | 2019-02-19 | 이승철 | 핸드 드라이어 |
CN110874899A (zh) * | 2018-09-01 | 2020-03-10 | 昆山炫生活信息技术股份有限公司 | 一种扫码自助收银装置及方法 |
-
2006
- 2006-07-13 JP JP2006192462A patent/JP2008018039A/ja active Pending
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