JP2008016972A - Ipアドレス管理システム、ipアドレス管理方法及びプログラム - Google Patents

Ipアドレス管理システム、ipアドレス管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、ルータと情報通信端末のIPv6アドレス設定に関するメッセージを拡張し、確実かつ効率的に情報通信端末間でパケットの送受信を行うこと。
【解決手段】情報通信端末200は、識別IDを基に、必要なID数分のプレフィックスを要請するIPv6拡張ルータ要請メッセージを作成してルータ100に送信すると共に、自端末から送信した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージに対応する、ルータ100からのIPv6拡張ルータ広告メッセージに記載されたIPv6プレフィックス情報を基にIPv6アドレスを設定する。ルータ100は、予め複数のプレフィックスをプールし、各プレフィックスごとのプレフィックステーブルを設定すると共に、情報通信端末200からのIPv6拡張ルータ要請メッセージを受信すると、プレフィックステーブルから対応するプレフィックスを取り出して、IPv6拡張ルータ広告メッセージを作成して送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターネット等のネットワークシステムにおいて、IPv6(Internet Protocol Version 6)アドレスを使用したネットワークを構築する際に、IPv6の特徴であるマルチプレフィックス機能を用いて、一つのネットワークインタフェースに複数のIPv6アドレスを付与するための、IPアドレス管理システム、IPアドレス管理方法及びプログラムに関する。
従来、IPv6においてはIPアドレスを複数割り当てるマルチプレフィックス機能が設けられている。IPv6対応の情報通信端末がIPv6ネットワークに接続されると、同一セグメントのIPv6対応のルータに対してルータ要請メッセージを送信し、IPv6対応のルータはルータ広告メッセージにより、IPv6アドレスのネットワーク識別部分であるプレフィックスを端末に通知する。情報通信端末は、このルータ広告メッセージからプレフィックスを取り出し、自分のMAC(Media Access Control)アドレスからインタフェースIDを計算し、128ビットのIPv6アドレスを設定する。ネットワーク上に複数のIPv6ルータが存在すると、情報通信端末は複数のルータ広告メッセージを受け取り、それぞれのルータ広告メッセージからプレフィックス情報を取り出して、それぞれIPv6アドレスを設定する。このようにIPv6の情報通信端末はIPv6アドレスを複数持つことができ、これを応用して自由にIPv6アドレスを持つことや、目的別にIPv6アドレスを設定することも可能である。
このようなIPv6アドレス管理システムによれば、情報通信端末はルータからIPv6のプレフィックスの広告メッセージを受信すると、情報通信端末側で受信したプレフィックスの一部と、自分の機器タイプからプレフィックスを生成し、MACアドレス等からインタフェースIDを決定し、128ビットのIPv6アドレスを設定することにより、同じ機器タイプ間でプレフィックスを共有し、通信を行うことができる。
上記IPv6アドレス管理システムとして、例えば特許文献1に記載のものが挙げられる。
図8は、従来のIPv6アドレス管理システムのルータのIPv6アドレス管理処理と、情報通信端末のIPv6アドレス設定処理のフロー図である。
図8において、IPv6ネットワーク上にIPv6の情報通信端末が接続されると、情報通信端末はIPv6ルータ要請メッセージを送信する(ステップS6)。ルータは、IPv6ルータ要請メッセージを受信すると(ステップS1)、あらかじめ登録されたIPv6のプレフィックスを取り出し、IPv6ルータ広告メッセージを生成する(ステップS2)。次いで、ルータはIPv6ルータ広告メッセージを情報通信端末に送信する(ステップS3)。情報通信端末は、ルータからIPv6ルータ広告メッセージを受信すると(ステップS7)、受信したメッセージからIPv6のプレフィックスを取り出す(ステップS8)。
次いで、情報通信端末は取り出したプレフィックスの一部に、自分の機器タイプからあらかじめ決められたビットの数値を加えて、IPv6のプレフィックスを決定する(ステップS9)。ステップS10では、ステップS9で決定したプレフィックスとMACアドレスからEUI−64等の方法でIPv6アドレスを最終的に決定する。EUI−64は、64ビットで構成され、前半の24ビットがメーカを識別する部分として割り当てられ、後半の40ビットがメーカ内で1つ1つの製品に対して付ける通し番号として割り当てられ、IPv6における128ビットのアドレス空間の一部を構成するものとして用いられる。
最後に、ステップS11で情報通信端末は決定したIPv6アドレスをルータに通知する。これはICMP−ECHOリクエスト等にて行う。ルータは情報通信端末からのIPv6アドレスを受信すると(ステップS4)、ステップS5でルーティングテーブルを設定し、以後、情報通信端末へのパケットが正常に届くようにする。
以上のように、上記IPv6アドレス管理システムは、IPv6のプレフィックスを情報通信端末側で自由に決定し、1つのセグメント内に複数のIPv6のプレフィックスを持ったネットワークを構成することができ、IPv6のマルチプレフィックス機能を用いたサービスに利用することができる。
特開2003−298619号公報
しかしながら、このような従来のIPv6アドレス管理システムにあっては、同一セグメントにある異なるIPv6プレフィックス(prefix)を持つ情報通信端末同士で通信を行う場合に、お互いに相手の情報通信端末が同一セグメントに存在することを知らないため、必ずセグメントのルータにパケットを転送する必要があり、これらの情報通信端末が相互に大量のデータを送受信する場合にはルータが過負荷状態に陥ってしまう。また、ルータと情報通信端末の間で特別な手順で情報通信端末からルータに対してIPv6アドレスを通知して、ルータはルーティングテーブルを設定するため、この特別な手順を実装していないルータが存在した場合、そのセグメントにある情報通信端末は外部と通信することができなくなってしまう。すなわち、ルータは自分の配下にどのような64bitのプレフィックスを持った機器が存在するか把握し、その機器に正常にパケットが到着するようにルーティングを設定し、有効でないプレフィックスに対するパケットを破棄する必要がある。従来例ではルータと端末機器とのネゴシエーションをpingで行っているが、ルータがこの技術を実装していないと、ネットワーク上に近隣探索パケットがあふれることとなりネットワークが輻輳状態になる。
したがって、システムが混在する場合や、権限を持たないルータと端末がメッセージを送信する場合などには、IPv6ネットワーク内でのIPv6アドレスの割り当てが不確実又は不安定となり、ネットワークの安定性が損なわれる問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、ルータと情報通信端末のIPv6アドレス設定に関するメッセージを拡張するとともに、従来のメッセージと互換性を保ってルータの負荷を増加させることなく、確実かつ効率的に情報通信端末間でパケットの送受信を行うことができるIPアドレス管理システム、IPアドレス管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明のIPアドレス管理システムは、IPv6ネットワークを介して接続された、情報通信端末、及びルータとの間で、拡張ルータ要請メッセージ及び拡張ルータ広告メッセージを用いて前記情報通信端末のIPv6アドレスを自動設定するIPアドレス管理システムであって、前記情報通信端末は、識別IDを基に、必要なID数分のプレフィックスを要請するIPv6拡張ルータ要請メッセージを作成する端末拡張ヘッダ生成手段と、作成した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを前記ルータに送信する通信手段と、自端末から送信した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージに対応する、前記ルータからのIPv6拡張ルータ広告メッセージに記載されたIPv6プレフィックス情報を基にIPv6アドレスを設定するIPv6アドレス手段とを備え、前記ルータは、あらかじめ複数のプレフィックスをプールし、各プレフィックスごとのプレフィックステーブルを設定するプレフィックス設定手段と、前記情報通信端末からの前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを受信すると、前記プレフィックステーブルから対応するプレフィックスを取り出して、前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを作成するルータ拡張ヘッダ生成手段と、作成した前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを送信する通信手段とを備える構成を採る。
本発明のIPアドレス管理方法は、IPv6ネットワークを介して接続された、情報通信端末、及びルータとの間で、拡張ルータ要請メッセージ及び拡張ルータ広告メッセージを用いて情報通信端末のIPv6アドレスを自動設定するIPアドレス管理方法であって、前記情報通信端末は、識別IDを基に、必要なID数分のプレフィックスを要請するIPv6拡張ルータ要請メッセージを作成するステップと、作成した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを前記ルータに送信するステップと、自端末から送信した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージに対応する、前記ルータからのIPv6拡張ルータ広告メッセージに記載されたIPv6プレフィックス情報を基にIPv6アドレスを設定するステップとを有し、前記ルータは、あらかじめ複数のプレフィックスをプールし、各プレフィックスごとのプレフィックステーブルを設定するステップと、前記情報通信端末からのIPv6拡張ルータ要請メッセージを受信すると、前記プレフィックステーブルから対応するプレフィックスを取り出して、前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを作成するステップと、作成した前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを送信するステップとを有する。
また、別の観点から、本発明は、上記IPアドレス管理方法のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、IPv6パケットのIPv6拡張ヘッダを使用するので、既存のルータや情報通信端末の動作に影響を与えず、また情報通信端末は同一セグメントで有効なプレフィックスを共有することから、直接パケットを送信することができる。これにより、ネットワークの効率的な運用ができ、ルータはパケットを効率的にフォワーディングすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るIPv6アドレス管理システム、ルータ、情報通信端末内部の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態は、IPv6アドレス管理システムに適用した例である。
図1において、IPv6アドレス管理システム1は、ルータ100と、情報通信端末200と、ルータ100及び情報通信端末200を接続するIPv6ネットワーク150とを備えて構成される。
ルータ100は、ルータ要請受信部111、ルータ広告送信部112、ルータ拡張ヘッダ生成部113、端末認証部114、プレフィックス管理部115、プレフィックステーブル116、ルーティング管理部117、ルーティングテーブル118、ルータパケット送信部119、及びルータパケット受信部120を備えて構成される。
情報通信端末200は、ルータ要請送信部211、ルータ広告受信部212、端末拡張ヘッダ生成部213、プレフィックス選択部214、プレフィックス検索部215、プレフィックスリスト216、ルータ認証部217、近隣広告受信部218、近隣要請送信部219、端末パケット送信部220、及び端末パケット受信部221を備えて構成される。
図2は、上記ルータ100のプレフィックステーブル116の構成を示すブロック図である。
図2において、プレフィックステーブル116は、識別ID301、プレフィックス値302、及び有効フラグ303から構成される。
図3は、上記情報通信端末200のプレフィックスリスト216の構成を示すブロック図である。
図3において、プレフィックスリスト216は、番号401、及び有効プレフィックス値402から構成される。
図4は、上記ルータ100と情報通信端末200の間で送受信を行う、IPv6パケット500のフォーマットを示す図である。
図4において、IPv6パケット500は、IPv6拡張ルータ要請メッセージ510と、IPv6拡張ルータ広告メッセージ520とからなる。
IPv6拡張ルータ要請メッセージ510は、IPv6ヘッダ511、IPv6拡張ルータ要請メッセージの認証データ512、IPv6拡張ルータ要請メッセージの識別ID513、及びルータ要請メッセージ514から構成され、IPv6拡張ルータ広告メッセージ520は、IPv6ヘッダ521、IPv6拡張ルータ広告メッセージの認証データ522、IPv6拡張ルータ広告メッセージの識別ID523、広告プレフィックス524、及びルータ広告メッセージ525から構成される。
上記IPv6拡張ルータ要請メッセージ510の認証データ512及び識別ID513と、上記IPv6拡張ルータ広告メッセージ520の認証データ522、識別ID523及び広告プレフィックス524とは、IPv6ヘッダ511,521に対するIPv6拡張ヘッダ530を構成する。
以下、上述のように構成されたIPv6アドレス管理システムの動作を説明する。
〔IPv6アドレスの設定〕
図5は、ルータ100と情報通信端末200の間で、IPv6アドレスの設定を行う手順を示すフロー図である。
まず、ルータ100側のフローについて説明する。ルータ100は、IPv6アドレス管理処理が起動されている。ステップS101でルータ100のルータ要請受信部111は情報通信端末200からのIPv6ルータ要請メッセージを受信する。次いで、ステップS102でルータ100は受信したIPv6ルータ要請メッセージにIPv6拡張ヘッダ530が存在するかどうかチェックを行う。IPv6拡張ヘッダ530が存在すれば、受信したルータ要請メッセージ100はIPv6拡張ルータ要請メッセージ510である。次いで、ステップS103でルータ100はIPv6拡張ルータ要請メッセージ510のIPv6拡張ヘッダ530からIPv6拡張ルータ要請メッセージの認証データ512を取り出す。この認証データ512は、情報通信端末に接続された指紋や虹彩等の認証装置、ICカードによる認証装置等にて生成された認証データである。
ステップS104では、ルータ100の端末認証部114は、この認証データ512からIPv6拡張ルータ要請メッセージ510を送信した情報通信端末が正しい端末であるかどうかのチェックを行う。ルータの端末認証部114には、あらかじめIPv6拡張ルータ要請メッセージ510を送信することを許可された端末の認証データが登録されている。ステップS104にて正しい端末と判定すると、ステップS105でルータ100はIPv6拡張ルータ要請メッセージ510のIPv6拡張ヘッダから、IPv6拡張ルータ要請メッセージの識別ID513を取り出す。
次いで、ステップS106で次にルータのプレフィックス管理部115は、取り出したIPv6拡張ルータ要請メッセージの識別ID513とプレフィックステーブル116の識別ID301から一致するフィールドを検索し、プレフィックス値302を読み出し、有効フラグ303をONに設定する。プレフィックス管理部115は、あらかじめ、プレフィックスをプールしておき、識別IDごとにプレフィックス値302を登録しておく。また、プレフィックステーブル116の有効フラグ303は初期状態ですべてOFFに設定されている。
次いで、ステップS107で次にルータ100のルータ拡張ヘッダ生成部113は、IPv6拡張ヘッダにIPv6拡張ルータ広告メッセージ520の認証データ522、IPv6拡張ルータ広告メッセージの識別ID523、広告プレフィックス524を設定する。この認証データ522は、ルータ100に接続された指紋や虹彩等の認証装置、ICカードによる認証装置等にて生成された認証データである。識別ID523は、受信したIPv6拡張ルータ要請メッセージ510の識別ID513と同一のものである。広告プレフィックス524は、ステップS106で読み出されたプレフィックス値302と同一のものである。
ステップS102で受信したIPv6ルータ要請メッセージ510にIPv6拡張ヘッダが存在しなかった場合、ルータ100は通常のIPv6ルータ要請メッセージ510と判断して、ステップS103からステップS107をスキップする。ステップS104で、正しい端末と判定しなかった場合、ルータ100は受信したIPv6拡張ルータ要請メッセージ510を無効なメッセージと判定し、上記ステップS105からステップSS107をスキップする。
次いで、ステップS108でルータ100のプレフィックス管理部115は、あらかじめ登録されたデフォルトのプレフィックスをルータ広告メッセージ525に設定し、ステップS109でルータ100のルータ広告送信部112はIPv6拡張ルータ広告メッセージ520を情報通信端末200に送信する。
最後に、ステップS110でルータ100のルーティング管理部117はルータ100のルーティングテーブル118に、プレフィックス値302に対するルーティング情報を自分宛のルーティングとして設定する。
次に、情報通信端末200側のフローについて説明する。情報通信端末200は、IPv6アドレス設定処理が起動されている。ステップS111で情報通信端末200はIPv6アドレスが必要な数だけ識別IDを用意し以下の処理を繰り返す。まず、ステップS112で情報通信端末200の端末拡張ヘッダ生成部213は、IPv6拡張ヘッダにIPv6拡張ルータ要請メッセージの識別ID513を設定する。この識別IDは、ルータ100にIPv6拡張ルータ要請メッセージ510を送信するすべての情報通信端末とルータ間で共有された一意の値である。
次いで、ステップS113で情報通信端末200の端末拡張ヘッダ生成部213は、IPv6拡張ヘッダにIPv6拡張ルータ要請メッセージ510の認証データ512を設定する。この認証データ512は、情報通信端末200に接続された指紋や虹彩等の認証装置、ICカードによる認証装置等にて生成された認証データである。
次いで、ステップS114で情報通信端末200はルータ要請メッセージ514を設定し、情報通信端末200のルータ要請送信部211はルータ100にIPv6拡張ルータ要請メッセージ510を送信する。その後、情報通信端末はルータからのIPv6ルータ広告メッセージ520の受信待ちとなる。
次いで、ステップS115で情報通信端末200のルータ広告受信部212はルータ100からのIPv6ルータ広告メッセージを受信し、ステップS116で情報通信端末200は受信したIPv6ルータ広告メッセージにIPv6拡張ヘッダが存在するかどうかチェックを行う。IPv6拡張ヘッダが存在すれば、受信したルータ広告メッセージはIPv6拡張ルータ広告メッセージ520である。
次いで、ステップS117で情報通信端末200はIPv6拡張ルータ広告メッセージ520のIPv6拡張ヘッダ530からIPv6拡張ルータ広告メッセージの認証データ522を取り出す。この認証データ522は、ルータ100に接続された指紋や虹彩等の認証装置、ICカードによる認証装置等にて生成された認証データである。
次いでステップS118で情報通信端末200のルータ認証部217は、この認証データ522からIPv6拡張ルータ広告メッセージ520を送信したルータが正しいルータであるかどうかのチェックを行う。情報通信端末200のルータ認証部217には、あらかじめIPv6拡張ルータ広告メッセージ520を送信することを許可されたルータの認証データが登録されている。
上記ステップS118で正しいルータと判定すると、ステップS119で情報通信端末200はIPv6拡張ルータ広告メッセージ520のIPv6拡張ヘッダから、IPv6拡張ルータ広告メッセージの識別ID523を取り出す。次いで、ステップS120で情報通信端末200は上記ステップS112で設定したIPv6拡張ルータ要請メッセージ510の識別ID513と、上記ステップS119で取り出した識別ID523を比較する。識別IDが一致した場合、ステップS121でIPv6拡張ルータ広告メッセージ520のIPv6拡張ヘッダ530から、広告プレフィックス524を取り出して後述のステップS122の処理を行う。
一方、ステップS116で受信したIPv6ルータ広告メッセージにIPv6拡張ヘッダが存在しなかった場合、ルータ100は通常のIPv6ルータ広告メッセージと判断して、ステップS117からステップS121をスキップし、後述のステップS123の処理を行う。同様に、上記ステップS118で、正しいルータと判定しなかった場合、情報通信端末は受信したIPv6拡張ルータ広告メッセージ520を無効なメッセージと判定し、ステップS119からステップS121をスキップし、後述のステップS123の処理を行う。同様に、ステップS120で識別IDが一致しない場合、情報通信端末200は受信したIPv6拡張ルータ広告メッセージ520を無効なメッセージと判定し、ステップS121をスキップし、後述のステップS123の処理を行う。
ステップS123では、情報通信端末200は受信したIPv6ルータ広告メッセージからプレフィックスを取り出す。最後に、ステップS122で情報通信端末200は、上記ステップS121で取り出した広告プレフィックス524、または上記ステップS123で取り出したプレフィックスからIPv6アドレスを設定する。このIPv6アドレスの設定には、上位64ビットは広告プレフィックス524を設定し、下位64ビットには情報通信端末200のMACアドレスからEUI−64により設定する方法が考えられる。
〔ルータ100の定期的なIPv6プレフィックスの通知処理/情報通信端末200のIPv6プレフィックスの設定処理〕
図6は、ルータ100の定期的なIPv6プレフィックスの通知処理と、情報通信端末200のIPv6プレフィックスの設定処理を示すフロー図である。
まず、ルータ100側のフローについて説明する。ルータ100はタイマ待ち状態にあり、定期的にタイマから起動される(ステップS201)。次いで、ステップS202でルータ100は、プレフィックステーブル116に登録された識別ID301の数だけ、後述のステップS203からステップS208までを繰り返す。次いで、ステップS203でルータ100はプレフィックステーブル116の識別ID301に対応する有効フラグ303を読み出し、ステップS204でルータ100は読み出した有効フラグ303がONかどうかのチェックを行う。
ステップS204でONでなければ、ステップS203に戻り、次の識別ID301の処理を繰り返す。ステップS204でONであれば、ステップS205でルータのルータ拡張ヘッダ生成部113は、IPv6拡張ヘッダにIPv6拡張ルータ広告メッセージ520の認証データ522、IPv6拡張ルータ広告メッセージの識別ID523、及び広告プレフィックス524をそれぞれ設定する。この認証データ522は、ルータ100に接続された指紋や虹彩等の認証装置、ICカードによる認証装置等にて生成された認証データである。識別ID523は、プレフィックステーブル116の識別ID301と同一のものである。広告プレフィックス524は、プレフィックステーブル116の識別ID301に対応するプレフィックス値302と同一のものである。
次いで、ステップS207でルータ100のプレフィックス管理部115は、あらかじめ登録されたデフォルトのプレフィックスをルータ広告メッセージ525に設定し、ステップS208でルータのルータ広告送信部112はIPv6拡張ルータ広告メッセージ520を情報通信端末に送信する。
次に、情報通信端末200側の処理について説明する。まず、ステップS209で情報通信端末200のルータ広告受信部212はルータ100からのIPv6ルータ広告メッセージを受信する。次いで、ステップS210で情報通信端末200は受信したIPv6ルータ広告メッセージにIPv6拡張ヘッダが存在するかどうかチェックを行う。IPv6拡張ヘッダが存在すれば、受信したルータ広告メッセージはIPv6拡張ルータ広告メッセージ520である。次いで、ステップS211で情報通信端末200はIPv6拡張ルータ広告メッセージ520のIPv6拡張ヘッダからIPv6拡張ルータ広告メッセージ520の認証データ522を取り出す。この認証データ522は、ルータに接続された指紋や虹彩等の認証装置、ICカードによる認証装置等にて生成された認証データである。
次いで、ステップS212で情報通信端末20のルータ認証部217は、この認証データ522からIPv6拡張ルータ広告メッセージ520を送信したルータが正しいルータであるかどうかのチェックを行う。情報通信端末200のルータ認証部217には、あらかじめIPv6拡張ルータ広告メッセージ520を送信することを許可されたルータの認証データが登録されている。
上記ステップS212で正しいルータと判定すると、ステップS213で情報通信端末200はIPv6拡張ルータ広告メッセージ520のIPv6拡張ヘッダから、広告プレフィックス524を取り出す。上記ステップS210で受信したIPv6ルータ広告メッセージにIPv6拡張ヘッダが存在しなかった場合、ルータ100は通常のIPv6ルータ広告メッセージと判断して、ステップS211からステップS213をスキップし、後述のステップS215の処理を行う。同様に、上記ステップS212で、正しいルータと判定しなかった場合、情報通信端末200は受信したIPv6拡張ルータ広告メッセージ520を無効なメッセージと判定し、ステップS213をスキップし、後述のステップS215の処理を行う。
ステップS215では、情報通信端末200は受信したIPv6ルータ広告メッセージからプレフィックスを取り出す。最後に、ステップS214で情報通信端末200はプレフィックスリスト216の空いている番号401を検索し、有効プレフィックス値402にプレフィックスを設定する。このプレフィックスは、ステップS213で取り出したプレフィックスの値または、広告プレフィックス524である。
〔情報通信端末200のパケット送信処理〕
図7は、情報通信端末200のパケット送信処理を示すフロー図である。
まず、ステップS301で情報通信端末200はパケットを送信するに先立ち、端末パケット送信部220は送信先のIPv6アドレスから送信先のプレフィックスを取り出す。次いで、ステップS302で情報通信端末200の端末パケット送信部220は、プレフィックスリスト216から順次リストに登録された有効プレフィックス値402を読み出し比較を行う。ステップS303でプレフィックスリスト216の有効プレフィックス値402と一致するか否かを判別し、プレフィックスリスト216の有効プレフィックス値402と一致する場合、ステップS304で情報通信端末200の近隣要請送信部219は送信先のIPv6アドレスを設定して、IPv6近隣要請メッセージを送信する。その後、情報通信端末はIPv6近隣広告メッセージの受信待ちとなる。ステップS305で情報通信端末200の近隣広告受信部218はIPv6近隣広告メッセージを受信すると、ステップS306で受信したメッセージから送信元のMACアドレスを取り出して宛先のアドレス解決を行う。
一方、上記ステップS303でプレフィックスリスト216の有効プレフィックス値402と一致しない場合、同じセグメントに送信先のプレフィックスを持つ端末が存在しない。ステップS308では、情報通信端末200はパケットをルータ経由で外部のセグメントに転送する必要があるため、送信先のMACアドレスをデフォルトルータのものに設定し、ステップS304からステップS306をスキップする。最後に、ステップS307で情報通信端末の端末パケット送信部220は、パケットを送信する。上記ステップS305で情報通信端末200の近隣広告受信部218は、IPv6近隣広告メッセージを一定時間内に受信できなかった場合、同じセグメント内に送信先のIPv6アドレスを持つ端末が存在しないため、ステップS309でパケットを廃棄して、エラー応答して本フローを終了する(ステップS310)。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、情報通信端末200は、識別IDを基に、必要なID数分のプレフィックスを要請するIPv6拡張ルータ要請メッセージを作成してルータ100に送信するとともに、自端末から送信した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージに対応する、ルータ100からのIPv6拡張ルータ広告メッセージに記載されたIPv6プレフィックス情報を基にIPv6アドレスを設定する。また、ルータ100は、あらかじめ複数のプレフィックスをプールし、各プレフィックスごとのプレフィックステーブルを設定するとともに、情報通信端末200からのIPv6拡張ルータ要請メッセージを受信すると、プレフィックステーブルから対応するプレフィックスを取り出して、IPv6拡張ルータ広告メッセージを作成して送信するので、ルータ100は、セグメント内で使用するプレフィックスをすべて管理できるため、ルータ100に転送されるパケットを効率的にルーティングを行うことができる。また、情報通信端末200は、同じセグメント内で使用されるプレフィックスをプレフィックスリストに登録して参照できるため、同一セグメントのプレフィックスに対して直接パケットを送信することができ、ルータ100の負荷を抑えることができる。また、情報通信端末200は、必要なプレフィックスのみを選択してIPv6アドレスを設定するため、不必要なパケットを受信することなく、外部からの通信の様々な影響をうけなくて済む効果がある。
また、ルータ100と情報通信端末200の間のメッセージは、従来のシステムと互換性を保つことになり、本IPアドレス管理システムと従来のシステムとが混在しても混乱を招くことなく、ネットワークの安定性を保証することが可能となる。
また、本実施の形態では、ルータ100は、IPv6拡張ルータ要請メッセージを送信した情報通信端末がIPv6拡張ルータ要請メッセージを送信する権限を有することを認証する端末認証部114を備え、情報通信端末200は、IPv6拡張ルータ広告メッセージを送信したルータがIPv6拡張ルータ広告メッセージを送信する権限を有することを認証するルータ認証部217を備えているので、IPv6拡張ルータ要請メッセージとIPv6拡張ルータ広告メッセージは認証データを含み、権限のないルータ100または情報通信端末200は認証チェックにより検出することができる。これにより、権限を持たないルータと情報通信端末がメッセージを送信しても機能しないようにすることができ、ネットワークに悪意のあるユーザがネットワークをダウンさせようとしても被害を防ぎ、ネットワークの安定性を保証することが可能となる。
また、本実施の形態では、情報通信端末200は、ルータ100から新しいプレフィックスに対するIPv6拡張ルータ広告メッセージを受信するごとにプレフィックスリストに登録するとともに、IPv6パケットを送信する際に、プレフィックスリストに一致するプレフィックスが存在すれば、近隣要請メッセージを送信して送信先のIPv6アドレスを所有する送信先を探索し、プレフィックスリストに存在しなければ、ルータ100にパケットを転送するので、ルータ100は複数のIPv6のプレフィックスを管理することができ、ルータ100と情報通信端末200の間で決められた識別IDを用いてプレフィックスを共有することができ、ルータ100や情報通信端末200間で確実な通信を行うことができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、本実施の形態では、IPv6アドレス管理について説明したが、IPアドレスを使用したネットワークであればよく、IPv6アドレスに限定されるものではない。すなわち、IPアドレスを複数割り当てるマルチプレフィックス機能を有するIPv6アドレスの概念を包含する上位バージョンにも同様に適用できる。
また、本実施の形態ではIPアドレス管理システム、ルータ、情報通信端末という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、IPアドレス作成装置、端末装置、ネットワーク機器及びIPv6アドレス管理方法等であってもよいことは勿論である。
さらに、上記IPアドレス管理システムを構成する各部、例えばヘッダ生成部、ルーティング管理部、パケット送信部の種類、その数及び接続方法などはどのようなものでもよい。
以上説明したIPアドレス管理方法は、このIPアドレス管理方法を機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。
本発明に係るIPアドレス管理システム及びIPアドレス管理方法は、ルータがセグメント内で使用するプレフィックスをすべて管理できるため、ルータに転送されるパケットを効率的にルーティングを行うことができるとともに、情報通信端末は、同じセグメント内で使用されるプレフィックスをプレフィックスリストに登録して参照できるため、同一セグメントのプレフィックスに対して直接パケットを送信することができ、ルータの負荷を抑えることができるという効果を有し、かつ情報通信端末は必要なプレフィックスのみを選択してIPv6アドレスを設定するため、不必要なパケットを受信することなく、外部からの通信の様々な影響をうけなくて済むという効果を有し、インターネット等のネットワークにおいて、複数のプレフィックスを利用した様々なアプリケーションサービスに効果的に展開することができる、IPv6アドレス管理システムとして有用である。
本発明の実施の形態に係るIPv6アドレス管理システム、ルータ、情報通信端末内部の概略構成を示すブロック図 上記実施の形態に係るIPアドレス管理システムのルータのプレフィックステーブルの構成を示すブロック図 上記実施の形態に係るIPアドレス管理システムの情報通信端末のプレフィックスリストの構成を示すブロック図 上記実施の形態に係るIPアドレス管理システムのIPv6パケットのフォーマットを示す図 上記実施の形態に係るIPアドレス管理システムのルータと情報通信端末の間で、IPv6アドレスの設定を行う手順を示すフロー図 上記実施の形態に係るIPアドレス管理システムのルータの定期的なIPv6プレフィックスの通知処理と、情報通信端末のIPv6プレフィックスの設定処理を示すフロー図 上記実施の形態に係るIPアドレス管理システムの情報通信端末のパケット送信処理を示すフロー図 従来のIPv6アドレス管理システムのルータのIPv6アドレス管理処理と、情報通信端末のIPv6アドレス設定処理のフロー図
符号の説明
1 IPv6アドレス管理システム
100 ルータ
150 IPv6ネットワーク
200 情報通信端末
111 ルータ要請受信部
112 ルータ広告送信部
113 ルータ拡張ヘッダ生成部
114 端末認証部
115 プレフィックス管理部
116 プレフィックステーブル
117 ルーティング管理部
118 ルーティングテーブル
119 ルータパケット送信部
120 ルータパケット受信部
211 ルータ要請送信部
212 ルータ広告受信部
213 端末拡張ヘッダ生成部
214 プレフィックス選択部
215 プレフィックス検索部
216 プレフィックスリスト
217 ルータ認証部
218 近隣広告受信部
219 近隣要請送信部
220 端末パケット送信部
221 端末パケット受信部
301 識別ID
302 プレフィックス値
303 有効フラグ
401 番号
402 有効プレフィックス値
500 IPv6パケット
510 IPv6拡張ルータ要請メッセージ
520 IPv6拡張ルータ広告メッセージ
511 IPv6ヘッダ
512 認証データ
513 IPv6拡張ルータ要請メッセージの識別ID
514 ルータ要請メッセージ
520 IPv6拡張ルータ広告メッセージ
521 IPv6ヘッダ
522 IPv6拡張ルータ広告メッセージの認証データ
523 IPv6拡張ルータ広告メッセージの識別ID
524 広告プレフィックス
525 ルータ広告メッセージ

Claims (16)

  1. IPv6ネットワークを介して接続された、情報通信端末、及びルータとの間で、拡張ルータ要請メッセージ及び拡張ルータ広告メッセージを用いて前記情報通信端末のIPv6アドレスを自動設定するIPアドレス管理システムであって、
    前記情報通信端末は、識別IDを基に、必要なID数分のプレフィックスを要請するIPv6拡張ルータ要請メッセージを作成する端末拡張ヘッダ生成手段と、
    作成した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを前記ルータに送信する通信手段と、
    自端末から送信した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージに対応する、前記ルータからのIPv6拡張ルータ広告メッセージに記載されたIPv6プレフィックス情報を基にIPv6アドレスを設定するIPv6アドレス手段とを備え、
    前記ルータは、あらかじめ複数のプレフィックスをプールし、各プレフィックスごとのプレフィックステーブルを設定するプレフィックス設定手段と、
    前記情報通信端末からの前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを受信すると、前記プレフィックステーブルから対応するプレフィックスを取り出して、前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを作成するルータ拡張ヘッダ生成手段と、
    作成した前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを送信する通信手段とを備えるIPアドレス管理システム。
  2. 前記端末拡張ヘッダ生成手段は、IPv6拡張ヘッダに機器種別と認証データとを設定して前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを作成し、
    前記ルータは、前記機種種別に従って、前記プレフィックスを決定し、前記IPv6拡張ヘッダに認証データを設定してルータ広告を行う請求項1記載のIPアドレス管理システム。
  3. 前記端末拡張ヘッダ生成手段は、複数のプレフィックスを要請する場合には、前記機器種別を複数設定し、
    前記ルータは、前記複数のプレフィックスを要請された場合には、複数の広告を応答する請求項2記載のIPアドレス管理システム。
  4. 前記ルータは、前記通信手段により定期的に現在有効なプレフィックスを通知し、
    前記情報通信端末は、前記ルータから通知された現在有効なプレフィックスを基に、同一セグメントにある有効なプレフィックスをプレフィックスリストに記憶するプレフィックスリスト記憶手段を備える請求項1記載のIPアドレス管理システム。
  5. 前記情報通信端末は、データ送信時に有効なプレフィックスを前記プレフィックスリストと照らし合わせ、該リストに存在する場合には、近隣探索メッセージを送信してアドレス解決し、該リストに存在しない場合のみ、前記ルータに転送する請求項4記載のIPアドレス管理システム。
  6. 前記情報通信端末は、前記プレフィックスリスト記憶手段に記憶したプレフィックスデータを基に、同一セグメントの異なるプレフィックスの他の端末に対しては直接パケットを送信する請求項4記載のIPアドレス管理システム。
  7. 前記IPv6拡張ルータ要請メッセージは、識別IDと認証情報で構成されるIPv6拡張ヘッダを持ち、前記IPv6拡張ルータ広告メッセージは、識別IDと認証情報とプレフィックス情報で構成されるIPv6拡張ヘッダを持つ請求項1記載のIPアドレス管理システム。
  8. 前記ルータは、前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを送信した情報通信端末が前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを送信する権限を有することを認証する端末認証手段を備え、
    前記情報通信端末は、前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを送信したルータが前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを送信する権限を有することを認証するルータ認証手段を備える請求項1記載のIPアドレス管理システム。
  9. 前記情報通信端末は、起動時に前記IPv6拡張ルータ要請メッセージのIPv6拡張ヘッダの前記識別IDに値を設定し、
    前記ルータは、複数のIPv6プレフィックスを保有し、前記プレフィックステーブルは識別IDとプレフィックスと有効フラグを一対のデータとする複数のデータで構成し、前記複数のIPv6プレフィックスを各々前記識別IDに対応させて、前記プレフィックステーブルに登録し、前記有効フラグは初期状態OFFで設定し、
    前記情報通信端末から拡張ルータ要請メッセージが送信されると、IPv6拡張ルータ要請メッセージを受信し、IPv6拡張ヘッダに記載された前記識別IDと一致する値を前記プレフィックステーブルの前記識別IDから検索し、前記有効フラグをONに変更し、
    前記IPv6拡張ルータ広告メッセージのIPv6拡張ヘッダの前記識別IDに送信された前記識別IDを設定し、前記プレフィックス情報に前記プレフィックステーブルから読み出した前記プレフィックスを設定して、送信元の前記情報通信端末に送信する請求項1記載のIPアドレス管理システム。
  10. 前記情報通信端末は、複数のIPv6プレフィックスを記録するプレフィックスリストを有し、
    前記ルータは、定期的に前記プレフィックステーブルの各テーブルの前記有効フラグがONである前記プレフィックスを1つずつ読み出し、各々前記IPv6拡張ルータ広告メッセージのIPv6拡張ヘッダの前記識別IDと前記プレフィックスに設定して、前記情報通信端末に送信する機能を有し、
    前記情報通信端末は、前記ルータから新しいプレフィックスに対する前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを受信するごとに前記プレフィックスリストに登録するとともに、IPv6パケットを送信する際に、前記プレフィックスリストに一致するプレフィックスが存在すれば、近隣要請メッセージを送信して送信先のIPv6アドレスを所有する送信先を探索し、プレフィックスリストに存在しなければ、ルータにパケットを転送する請求項1記載のIPアドレス管理システム。
  11. IPv6ネットワークを介して接続された、情報通信端末、及びルータとの間で、拡張ルータ要請メッセージ及び拡張ルータ広告メッセージを用いて情報通信端末のIPv6アドレスを自動設定するIPアドレス管理方法であって、
    前記情報通信端末は、識別IDを基に、必要なID数分のプレフィックスを要請するIPv6拡張ルータ要請メッセージを作成するステップと、
    作成した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを前記ルータに送信するステップと、
    自端末から送信した前記IPv6拡張ルータ要請メッセージに対応する、前記ルータからのIPv6拡張ルータ広告メッセージに記載されたIPv6プレフィックス情報を基にIPv6アドレスを設定するステップとを有し、
    前記ルータは、あらかじめ複数のプレフィックスをプールし、各プレフィックスごとのプレフィックステーブルを設定するステップと、
    前記情報通信端末からのIPv6拡張ルータ要請メッセージを受信すると、前記プレフィックステーブルから対応するプレフィックスを取り出して、前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを作成するステップと、
    作成した前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを送信するステップとを有するIPアドレス管理方法。
  12. 前記IPv6拡張ルータ要請メッセージは、識別IDと認証情報で構成されるIPv6拡張ヘッダを持ち、前記IPv6拡張ルータ広告メッセージは、識別IDと認証情報とプレフィックス情報で構成されるIPv6拡張ヘッダを持つ請求項11記載のIPアドレス管理方法。
  13. 前記ルータは、前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを送信した情報通信端末が前記IPv6拡張ルータ要請メッセージを送信する権限を有することを認証する端末認証ステップを有し、
    前記情報通信端末は、前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを送信したルータが前記IPv6拡張ルータ広告メッセージを送信する権限を有することを認証するルータ認証ステップを有する請求項11記載のIPアドレス管理方法。
  14. 前記情報通信端末は、起動時にIPv6拡張ルータ要請メッセージのIPv6拡張ヘッダの前記識別IDに値を設定するステップを有し、
    前記ルータは、複数のIPv6プレフィックスを保有し、前記プレフィックステーブルは識別IDとプレフィックスと有効フラグを一対のデータとする複数のデータで構成し、前記複数のIPv6プレフィックスを各々前記識別IDに対応させて、前記プレフィックステーブルに登録するステップと、
    前記有効フラグを初期状態OFFで設定するステップと、
    前記情報通信端末から拡張ルータ要請メッセージが送信されると、IPv6拡張ルータ要請メッセージを受信し、IPv6拡張ヘッダに記載された前記識別IDと一致する値を前記プレフィックステーブルの前記識別IDから検索し、前記有効フラグをONに変更するステップと、
    前記IPv6拡張ルータ広告メッセージのIPv6拡張ヘッダの前記識別IDに送信された前記識別IDを設定し、前記プレフィックス情報に前記プレフィックステーブルから読み出した前記プレフィックスを設定して、送信元の前記情報通信端末に送信するステップとを有する請求項11記載のIPアドレス管理方法。
  15. 前記情報通信端末は、複数のIPv6プレフィックスを記録するプレフィックスリストを有し、
    前記ルータは、定期的に前記プレフィックステーブルの各テーブルの前記有効フラグがONである前記プレフィックスを1つずつ読み出し、各々前記IPv6拡張ルータ広告メッセージのIPv6拡張ヘッダの前記識別IDと前記プレフィックスに設定して、情報通信端末に送信するステップを有し、
    前記情報通信端末は、前記ルータから新しいプレフィックスに対するIPv6拡張ルータ広告メッセージを受信するごとに前記プレフィックスリストに登録するとともに、IPv6パケットを送信する際に、前記プレフィックスリストに一致するプレフィックスが存在すれば、近隣要請メッセージを送信して送信先のIPv6アドレスを所有する送信先を探索し、プレフィックスリストに存在しなければ、ルータにパケットを転送するステップを有する請求項11記載のIPアドレス管理方法。
  16. 請求項11乃至請求項15のいずれかに記載のIPアドレス管理方法のステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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