JP2008015644A - ファイルサーバおよび通信インターフェイスカードおよびリモートファイルアクセスシステム - Google Patents

ファイルサーバおよび通信インターフェイスカードおよびリモートファイルアクセスシステム Download PDF

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Abstract

【課題】本来メモリカードアクセスの機能しか持たないホスト機器で、リモートファイルアクセスを実現する。
【解決手段】リクエスト生成手段102は、読出し要求のみを取り出し、そのままの形式で通信手段104に送る。レスポンス生成手段105は、バスホストからのバスコマンドに対して、バスレスポンスを生成し、バスホストに送り返す。通信手段104は、ファイルサーバとの通信経路を確立し、リクエスト生成手段102から受け取ったサーバリクエスト103を通信パケット化し、要求メッセージとしてファイルサーバに送信する。また、ファイルサーバから応答メッセージを受け取り、サーバレスポンス106を取り出す。バスデータ生成手段107は、サーバレスポンス106をメモリカードバス信号のデータ信号線108に載る形式のバスデータに変換し、バスホストへ返す。
【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワークを通じて送られてくるリクエストに応答して、ファイルを提供するファイルサーバと、本来はネットワークを通じてファイルサーバにアクセスすることを意図せずに設計された、メモリカードからの読み出しを行う機能を有する機器のメモリカードスロットに装着され、ファイルサーバへのリクエストの送出とサーバからのファイルの受け取りを可能とする通信インターフェイスカードと、これらを用いたリモートファイルアクセスシステムに関するものである。
近年の微細な半導体製造技術の進展により、非常に小型のメモリカードに大容量の情報記録が可能となってきた。これにより、音楽や写真、映像などをメモリカードに記録する応用が広がり、メモリカードスロットを備える機器が増えてきている。
また、メモリカードを小型化するために、少ない接点数でデータのやり取りが可能なシリアル通信が、メモリカードを使用する機器とメモリカード間のインターフェイスとして使用されている。
例えば、SD(Secure Digital)規格のメモリカードでは、クロック、コマンド、データの信号線からなるメモリカードバスを用い、シリアル通信を行う(例えば、非特許文献1参照)。クロック信号線には、メモリカードバスをメモリカードが装着される機器側で終端するホストが、シリアル通信のタイミングを規定するクロックパルスを供給する。コマンド信号線では、バスホストがメモリカードにバスコマンドを送り、メモリカードがバスコマンドを受け取ったことを伝えるためにバスレスポンスをバスホストに送り返す。バスホストはバスレスポンスを受け取り、バスコマンドがメモリカードによって受け取られたことを認識する。データ信号線では、メモリカードに書き込む場合、バスホストが書き込むデータを送り、メモリカードから読み出す場合、メモリカードが読出したデータをデータ信号線に送る。
バスコマンドには、メモリカードを読み出すためのメモリカード読出し要求とメモリカードに書き込むためのメモリカード書き込み要求がある。また、メモリカードには、その動作の制御を行う制御レジスタと、データを記録再生するためのメモリ領域があり、両者はバスコマンドに含まれるアドレス情報によって区別される。
すなわち、バスホストがメモリカードを読み出す場合は、まずメモリ領域に対するメモリカード読出し要求のバスコマンドをバスホストがコマンド信号線に送る。これを受けたメモリカードはバスコマンドを受け取ったことを示すバスレスポンスをコマンド信号線に送り返し、さらにメモリ領域から読み出したデータをデータ信号線に送る。バスホストはデータ信号線からデータを受け取り、メモリカードの読出しが完了する。
バスホストがメモリカードに書き込む場合は、まずメモリ領域に対するメモリカード書き込み要求のバスコマンドをバスホストがコマンド信号線に送る。次に、バスホストは書き込むデータをデータ信号線に送る。これを受けたメモリカードはバスコマンドに対してバスレスポンスをコマンド信号線に送り返し、さらにデータ信号線から受け取ったデータをメモリ領域に記録する。
なお、メモリカードの制御レジスタに対する読み書きでは、書き込むデータはバスコマンドに、読み出されたデータはバスレスポンスに含まれ、ともにコマンド信号線を使って受け渡しされるので、データ信号線が使われることはない。
上記のメモリカードスロットを備える機器が、装着されたメモリカード以外にファイルサーバにリモートアクセスできると、機器が扱うコンテンツを集約できるなど、コンテンツの記録再生におけるメモリカードの制約がなくなるため、さらに利便性が高まる。
ところが、機器にメモリカードに対する記録再生機能に加えて、ネットワークを使ったリモートアクセス機能を付加しようとすると、通信インターフェイスのハードウェアを設け、通信プロトコルを処理し、サーバへのアクセスを行うソフトウェアを新たに追加する必要がある。
そこで、このような追加をすることなくリモートアクセスを可能とするために、例えばメモリカードのようなストレージに通信機能を付加したストレージが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図31は、そのような通信機能つきストレージの一例のブロック図である。通信機能つきストレージ4010は、CPU4011と、メモリカードインターフェイス4012と、キャッシュメモリ4013と、通信制御手段4014と、接続情報記録手段4015と、更新情報記録手段4016とを有して構成される。
CPU4011は、周辺部の制御、データの通信や制御に関わる各種プログラムの実行を行う手段である。メモリカードインターフェイス4012は、ホスト機器となる機器とのインターフェイスをつかさどる手段である。キャッシュメモリ4013は、メモリカードインターフェイス4012を通して読み書きされるデータを一時的に保存するために使用する手段である。通信制御手段4014は、メモリカードインターフェイス手段4012を通して読み書きされるデータを保存するサーバとのデータの送受信を制御する手段である。接続情報記録手段4015は、メモリカードインターフェイス4012を介して読み書きされるデータを保存するサーバに接続するための情報を保持する手段である。更新情報記録手段4016は、サーバにおいて情報の更新が行われたか否かの情報を保持する手段である。
通信機能つきストレージ4010のCPU4011が有する処理機能について説明する。通信機能つきストレージ4010のCPU4011は、ホスト機器からの指示によって接続情報記録手段4015から読み出した接続先情報を読み出す接続先情報読み出し機能F111と、接続情報記録手段4015から読み出した接続先へデータ読出し要求を送出するデータ読出し要求送出機能F112と、接続情報記録手段4015から読み出した接続先へデータ書き込み要求を送出するデータ書き込み要求送出機能F113と、ホスト機器からの指示によって接続情報記録手段4015に格納された接続先情報を更新する接続先情報更新機能F114と、接続情報記録手段4015に記憶されたサーバ上のデータが更新されたことを知るデータ更新検出機能F115と、データ更新検出機能F115によりサーバ上のデータの更新を検出した場合、ホスト機器へのデータの更新を通知するデータ更新通知機能F116と、接続情報記録手段4015に記録されたサーバ上のデータをキャッシュするデータキャッシュ機能F117とを有している。これらの各機能は、CPU4011の処理によって機能達成手段として働く。
上記のように構成された通信機能つきのストレージ4010のホスト機器では、ストレージにアクセスする要領で、サーバとの通信・リモートアクセスが可能となる。すなわち、ホスト機器では通信のための通信プロトコル処理や、サーバにアクセスするためのファイルクライアントが不要である。
「SD Memory Card Specifications」SD Card Association 特開2005−100103号公報
しかし、上記の従来技術においては、次のような課題がある。
第1に、通信機能つきストレージへのホスト機器からのアクセスはストレージへの読み書きでよいが、ホスト機器から見たとき、このストレージは、(1)本来のストレージ部分、(2)サーバ上のデータをアクセスできる部分、そして(3)接続情報を保存する部分からなり、これらを区別して読み書きする必要がある。
つまり、ホスト機器は通信処理のためのソフトウェア負荷を負う必要はないが、通信を行うということは意識しなければならない。すなわち、もっぱらメモリカードの読み書きを行うことだけを想定して設計された既存のホスト機器には適用できない。
第2に、キャッシュを持つ場合は、更新の検出など、キャッシュのコヒーレンシを保持するための監視、通知、更新/無効化処理が必要となる。すなわち、CPUの処理が煩雑になる。特にストレージがメモリカードの形態である場合、メモリカードの物理的な大きさは規格によって決まっているので、この限られた空間に複雑な処理をこなす高速なCPUを収めることは困難を伴う可能性がある。また、物理的な大きさの制約以外にも発熱による温度上昇や消費電力にも制約がある。さらに、メモリは高価であるため、安価に実現する際の妨げになる。
第3に、通信機能つきストレージの接続先の情報が記憶された接続情報記録手段の保持する接続先情報を更新するには、ホスト機器側から行う必要がある。このため、通信に先立って、サーバと、通信機能つきストレージの接続されたホスト機器の両方において設定を行う必要がある。
このため、通信機能つきストレージの接続情報記録手段の保持する接続先情報を更新する機能のないホスト機器に、通信機能つきストレージが接続され、サーバとの間で通信を行う場合には、一旦、通信機能つきストレージを切り離し、接続先情報を更新する機能を持つホスト機器に接続し、接続先情報を更新し、再び、通信機能つきストレージを切り離し、元の接続先情報を更新する機能のないホスト機器に接続しなければならない。これは甚だ煩雑である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、本来はネットワークを通じてファイルサーバにアクセスすることを意図せずに設計された、メモリカードからの読出しを行う機能を有する機器においてリモートファイルアクセスを可能とした、ファイルサーバおよび通信インターフェイスカードおよびリモートファイルアクセスシステムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の通信インターフェイスカードは、ホスト機器のメモリカードスロットに装着され、メモリカードバスによってホストと接続される通信インターフェイスカードであって、ファイルサーバからの探索メッセージを受信し、前記探索メッセージに含まれる通信インターフェイスカードの固有識別情報を自身の固有識別情報と比較し、一致した場合に前記探索メッセージに対する応答メッセージを返すことにより前記ファイルサーバとの通信経路を受動的に確立し、サーバリクエストを受け、これを運ぶ要求メッセージを生成し、前記通信経路を通じて前記要求メッセージを前記ファイルサーバに送信するとともに、前記通信経路を通じて前記ファイルサーバから送り返される応答メッセージを受信し前記応答メッセージからサーバレスポンスを取り出し、これを出力する通信手段と、前記ホストの発行するバスコマンドを受け、バスコマンドを受けた時は必ずバスコマンドを受領したことを示すバスレスポンスを生成し前記ホストへ返すレスポンス生成手段と、前記ホストの発行するバスコマンドを受け、メモリカード読出し要求のバスコマンドを受けた場合は、前記ファイルサーバに対して前記メモリカード読出し要求のバスコマンドに含まれるメモリカード上の記録領域を特定するアドレス情報によってサーバデータ読出し要求を行うサーバリクエストを生成し、前記通信手段に出力するリクエスト生成手段と、サーバレスポンスを前記通信手段から受け、前記サーバデータ読出し要求のサーバリクエストに対応する前記ファイルサーバから読み出されたデータを前記サーバレスポンスから取り出し、前記メモリカード読出し要求のバスコマンドを発行した前記ホストに対してメモリカードから読み出されたデータの形式でバスデータを生成し前記ホストへ返すバスデータ生成手段と、前記通信手段と、前記レスポンス生成手段と、前記リクエスト生成手段と、前記バスデータ生成手段とを内蔵し、かつメモリカードスロットに装着可能な形状と大きさを有するメモリカード状の筐体とを備え、ファイルサーバとの通信経路を確立し、バスホストとの間のインターフェイスのタイミング条件を満足し、メモリカードとして振舞うことができるので、ホスト機器には、通信インターフェイスカードであることを一切意識させることなくリモートアクセスを可能としている。また複雑な処理が必要ないため簡素な構成となり、メモリカードとしての物理的寸法の制約、消費電力を容易に満足することができる。
さらに、本発明のファイルサーバは、ホスト機器に装着される通信インターフェイスカードの固有識別情報を含む探索メッセージをネットワークに発し、前記探索メッセージに対応する応答メッセージを返したファイルクライアントとの通信経路を能動的に確立し、前記通信経路を通じて前記ファイルクライアントから送られる要求メッセージを受信し前記要求メッセージからサーバリクエストを取り出し、これを出力するとともに、サーバレスポンスを受け、これを運ぶ応答メッセージを生成し、前記通信経路を通じて前記応答メッセージを前記ファイルクライアントに送り返す通信手段と、複数のファイルを保持し、ファイルの名前ならびにファイル先頭からのオフセットならびに読出しサイズとに基づいて、前記ファイルの読出しを行うファイル記憶手段と、仮想的なメモリカードのイメージを保持するメモリカードイメージ保持メモリと、前記ファイル記憶手段の保持する一部のファイルあるいは全部のファイルからなる共有ファイルの実体ならびに、前記共有ファイルの実体が書き込まれた記録領域を特定するアドレス情報および前記ファイルの名前およびサイズなどからなるファイル管理情報をメモリカードフォーマットに従って、前記メモリカードイメージ保持メモリに書き込むメモリカードイメージ生成手段と、前記通信手段が出力するサーバリクエストからメモリカード読出し要求を取り出し、前記メモリカード読出し要求の指示するアドレス情報に従って直接前記メモリカードイメージ保持メモリを読出し、読出されたデータをサーバレスポンスとして前記通信手段に出力するサーバデータ読出し手段を備え、通信インターフェイスカードを発見し通信経路を確立し、メモリカードアクセスの手順による通信インターフェイスカードからの読出し要求に応えて、即座にメモリカードイメージから読み出したファイルを提供することができる。
また、本発明のファイルサーバは、通信インターフェイスカードの固有識別情報を含む探索メッセージをネットワークに発し、前記探索メッセージに対応する応答メッセージを返したファイルクライアントとの通信経路を能動的に確立し、前記通信経路を通じて前記ファイルクライアントから送られる要求メッセージを受信し、前記要求メッセージからサーバリクエストを取り出し、これを出力するとともに、サーバレスポンスを受け、これを運ぶ応答メッセージを生成し、前記通信経路を通じて前記応答メッセージを前記ファイルクライアントに送り返す通信手段と、複数のファイルを保持し、ファイルの名前ならびにファイル先頭からのオフセットならびに読出しサイズとに基づいて、前記ファイルの読出しを行うファイル記憶手段と、仮想的なメモリカードの管理情報部分のイメージを保持するメモリカードイメージ保持メモリと、前記ファイル記憶手段の保持する一部のファイルあるいは全部のファイルからなる共有ファイルの前記仮想メモリカード上での記録領域を特定するアドレス情報ならびに前記ファイルの名前ならびにサイズなどからなるファイル管理情報をメモリカードフォーマットに従って、前記メモリカードイメージ保持メモリに書き込むメモリカードイメージ生成手段と、前記共有ファイルの前記仮想メモリカード上での記録領域を特定するアドレス情報に対応する、前記共有ファイルの前記ファイル記憶手段上でのファイルの名前ならびにファイル先頭からのオフセットならびに読出しサイズの情報を列挙した変換テーブルと、前記通信手段が出力するサーバリクエストからメモリカード読出し要求を取り出し、前記メモリカード読出し要求の指示するアドレス情報が、前記メモリカードイメージ保持メモリの保持する前記管理情報の範囲である場合は、前記メモリカードイメージ保持メモリを読み出し、前記変換テーブルの保持する共有ファイルの範囲である場合は、そのアドレス情報を前記変換テーブルによって前記ファイル記憶手段上でのファイルの名前ならびにファイル先頭からのオフセットならびに読出しサイズの情報に変換し、その情報によって前記ファイル記憶手段を読み出し、いずれの場合も読み出されたデータをサーバレスポンスとして前記通信手段に出力するサーバデータ読出し手段を備え、通信インターフェイスカードを発見し通信経路を確立し、メモリカードアクセスの手順による通信インターフェイスカードからの読出し要求に応えて、変換テーブルに従ってファイル記憶手段から読み出したファイルを提供することができる。さらに、本発明のリモートファイルアクセスシステムは、前記ファイルサーバと、前記通信インターフェイスカードをそのメモリカードスロットに装着したホスト機器からなり、ホスト機器がもっぱらメモリカードの読み書きを行うことだけを想定して設計された既存のホスト機器でもリモートファイルアクセスが可能となる。
以上のように、本発明のファイルサーバおよび通信インターフェイスカードおよびリモートファイルアクセスシステムによれば、ホスト機器において、メモリカードの読み書きの手順のみで、リモートサーバとの通信、ファイルアクセスが可能となる。このため、ホスト機器において、通信のためのハードウェアを設けたり、プロトコルスタックなどのソフトウェアを用意したりする必要がない。
しかも本発明の通信インターフェイスカードは、ホスト機器からメモリカードと全く同じように見えるので、通信するサーバの情報を設定したり、通信インターフェイスカードの内部メモリに保存されたファイルとリモートサーバ上のファイルとを区別したりする必要がなく、もっぱらメモリカードの読み書きを行うことだけを想定して設計された既存のホスト機器でもリモートファイルアクセスが可能である。
さらに本発明の通信インターフェイスカードは、内部にキャッシュメモリなどのメモリを持たず、ホスト機器からの読出しコマンドも通信インターフェイスカード内部でファイルアクセスのコマンドに変換せずにそのままサーバにリクエストとして送るので、簡素な構成とすることができる。
これにより、物理的寸法の制約が厳しく、消費電力の上限や温度上昇の上限が定められているメモリカードの形状にその機能を収めることが容易である。また、構成が簡易化されるので、安価に実現することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における通信インターフェイスカード109の構成を示すブロック図である。
図1において、コネクタ100は、通信インターフェイスカード109とホスト機器とのメモリカードバス信号の受け渡しを行う。メモリカードバス信号のうちコマンド信号線101は、ホスト機器内にあるバスホストが発行したバスコマンドを通信インターフェイスカード109に送るとともに、通信インターフェイスカード109からのレスポンスをバスホストに返すために使用される。
リクエスト生成手段102では、コマンド信号線101経由で受け取った、バスコマンドのうち、読出し要求のみを取り出し、これをサーバリクエスト103として、通信手段104に送る。バスホストからの読出し要求は、メモリカードへのアドレス情報に基づいて行われるが、リクエスト生成手段102では、そのままの形式で通信手段104に送る。
コマンド信号線101は、レスポンス生成手段105にも繋がっている。レスポンス生成手段105では、バスホストが送ったすべてのバスコマンドに対して、これを通信インターフェイスカード109が受け取ったことをバスホストに通知するバスレスポンスを生成し、バスホストに送り返す。
通信手段104は、まずファイルサーバとの通信経路を確立する。その後、リクエスト生成手段102から受け取ったサーバリクエスト103を通信経路に送出できる形に通信パケット化し、これを要求メッセージとしてファイルサーバに送信する。そして、ファイルサーバから応答メッセージを受け取り、通信パケットからサーバレスポンス106を取り出して、バスデータ生成手段107に出力する。
サーバレスポンス106を受け取ったバスデータ生成手段107は、サーバレスポンス106をメモリカードバス信号のデータ信号線108に載る形式のバスデータに変換し、バスホストへ返す。ファイルサーバの返すサーバレスポンス106は、サーバリクエスト103に対応するものであるので、バスデータ生成手段107は、リクエスト生成手段102がバスホストから受け取った読出しのバスコマンドに対応するバスデータをバスホストに送り返す。
ところで、メモリカードの物理的な形状および大きさは、メモリカードの規格によって規定されている。そこで、図1の通信インターフェイスカードも、メモリカードスロットに装着できるように規格に規定された形状と大きさを有するメモリカード状の筐体に収める。
図2は、本発明の実施の形態1におけるファイルサーバ209の構成を示すブロック図である。
図2において、通信手段200は、まず、通信インターフェイスカードとの通信経路を確立する。その後、通信インターフェイスカード109とそれを装着したホスト機器からなるファイルクライアントからの要求メッセージを運ぶ通信パケットを受け、要求メッセージに含まれるサーバリクエスト201を取り出す。
サーバリクエスト201を受けたサーバデータ読出し手段202は、サーバリクエスト201からホスト機器のバスホストが発行した読出しのバスコマンド203を取り出し、そこに含まれるメモリカードへのアドレス情報に基づいてメモリカードイメージ保持手段204から必要なデータを読み取る。
メモリカードイメージ保持手段204には、メモリカードイメージ生成手段205によって、仮想的なメモリカードのイメージが書き込まれている。すなわち、メモリカードイメージ保持手段204には、ファイル記憶手段であるハードディスク206の記憶するファイルのうち、ファイルクライアントに対してその要求に応じて提供する共有ファイルのファイルデータと、ファイルデータのファイル名やサイズ、記録位置などからなるファイル管理情報が、メモリカードのフォーマットに従って記録される。従って、メモリカードイメージ保持手段204に対してはメモリカードへのアドレス情報によって、読出しを行うことができる。サーバデータ読出し手段202は、メモリカードイメージ保持手段204よりファイルデータ207を取り出し、これをサーバレスポンス208として通信手段200に返す。
通信手段200は、受け取ったサーバレスポンス208を通信経路に送出できる形に通信パケット化し、これを応答メッセージとしてファイルクライアントに送信する。
図3は、本発明の実施の形態1におけるリモートファイルアクセスシステムの構成を示すブロック図である。図3において、ファイルクライアント305は、ホスト機器302と、そのメモリカードスロット300に装着された通信インターフェイスカード109とから構成され、リモートファイルアクセスシステム304は、通信経路303を介して互いに通信を行う、ファイルクライアント305とファイルサーバ209から構成される。
図3において、通信インターフェイスカード109は、ホスト機器302のメモリカードスロット300と、コネクタ100が結合し、バスホスト301と接続される。ホスト機器302が既に電源投入状態にあるときに通信インターフェイスカード109が接続された時、あるいは、通信インターフェイスカード109が接続された状態でその電源が投入された時、バスホスト301は、まず、メモリカードバスを通じて、メモリカードの有無の検出を行うバスコマンドを発行する。
通信インターフェイスカード109上のレスポンス生成手段105がこれに応答すると、バスホスト301は、次に、メモリカードバスでの通信パラメータを設定するため、通信インターフェイスカード109に対して制御レジスタへのメモリカード書き込み要求のバスコマンドを発行する。通信インターフェイスカード109では、制御レジスタへの書き込みが行われるとともに、レスポンス生成手段105がこれに応答する。
以上により、通信インターフェイスカード109はホスト機器302と通信可能になり、以上の過程で、通信インターフェイスカード109はメモリカードの応答を完全に模擬するので、ホスト機器302は通信インターフェイスカード109をメモリカードであると認識する。
図3において、ファイルサーバ209では、まず、仮想的なメモリカードイメージの生成を行う。メモリカードイメージ生成手段205は、ファイルサーバ209の汎用メモリ上にメモリカードイメージを生成する領域を確保し、ハードディスク206に記憶されたファイルのうち、予め選ばれたファイルクライアントとなるホスト機器302と共有するファイルを読み出し、メモリカードイメージ保持手段204の中の記録領域へメモリカードフォーマットに従って書き込んでいく。
ハードディスク206からのファイル読出しは、ファイルサーバ209のオペレーティングシステムを介して行うので、ファイル名によってファイルを選択し、そのファイル先頭からのオフセットと読出しサイズを指定することでファイルの読出しを行う。このようにオペレーティングシステムを介して読出しを行うので、メモリカードイメージ生成手段205は、ハードディスクの記録フォーマットを意識する必要はない。
共有ファイルの書き込みが完了した後、メモリカードイメージ生成手段205はメモリカードイメージ保持手段204の中で、ひとつひとつのファイルがどの位置に記録されているかを示すアドレス情報を収集し、これもメモリカードイメージ保持手段204の中のファイル管理情報の領域に記録する。以上によって、メモリカードイメージ保持手段204に共有ファイルを記録した仮想的なメモリカードのイメージが生成される。
次に、ファイルサーバ209は、通信インターフェイスカード109との通信経路303を確立する。
まず、ファイルサーバ209の通信手段200は、通信インターフェイスカード109の通信手段104に付与された固有識別情報、たとえばMACアドレスと、ファイルサーバ209のネットワーク上のアドレス情報を含むホスト機器探索のメッセージを、ブロードキャスト通信を使ってネットワーク上のすべての機器に対して送信する。
通信インターフェイスカード109の通信手段では、自分の固有識別情報を含む探索メッセージを受信すると、ファイルサーバがネットワーク上に存在することを認識することができる。そして同時に探索メッセージに含まれるファイルサーバ209のネットワークアドレス情報を取得する。次に通信インターフェイスカード109は、自分に対する探索メッセージを送ってきたファイルサーバ209に対して、自分のネットワークアドレス情報を含む、応答メッセージを返す。これにより、ファイルサーバ209に対して、探索メッセージを受信したことを伝えることができる。
ファイルクライアントからの応答メッセージを受け取ったファイルサーバ209はファイルクライアントの存在を認識し、ファイルクライアントである通信インターフェイスカード109のネットワークアドレスを取得できる。これによって、以降はネットワークアドレスによる通信をファイルサーバ209と、通信インターフェイスカード109との間で行うことが可能となり、通信経路303を確立することができる。
通信経路303を確立した後、ホスト機器302においてメモリカードの読出しを行った場合について以下に説明する。
ホスト機器302がメモリカードからのファイル読出しを行う場合、次の手順に従う。すなわち、まずファイルの一覧情報を取得し、次にファイルの実体を取得する。ファイル一覧情報の取得は、メモリカード上ではメモリカードの記録フォーマットで規定された特定のアドレスの領域にファイルの管理情報が記録されているので、特定のアドレスに対する読出し要求のバスコマンドを発行することによって行う。
ホスト機器302のバスホスト301の発行した読出しのバスコマンドは、通信インターフェイスカード109のリクエスト生成手段102によって受け取られ、読出し要求のバスコマンドであるので、通信手段104にサーバリクエスト103として送られる。同時にレスポンス生成手段105は、このバスコマンドに対してバスレスポンスを返す。通信インターフェイスカード109の通信手段104は、通信経路303を通じて、ファイルサーバ209に対し、要求メッセージとして送信する。ファイルサーバ209の通信手段200は要求メッセージを受信し、サーバリクエスト201を取り出す。サーバリクエスト201を受けたサーバデータ読出し手段202は、サーバリクエスト201からホスト機器のバスホストが発行した読出し要求のバスコマンド203を取り出し、そこに含まれるメモリカードへのアドレス情報に基づいてメモリカードイメージ保持手段204からデータを読み取る。
この場合、ファイル一覧情報の取得であるので、メモリカードイメージ保持手段204のファイル管理情報への読出しとなる。ここにはメモリカードイメージ生成手段205がファイルの管理情報を記録しているので、共有ファイルひとつひとつのファイル名、ファイルのサイズ、そしてファイルの記録位置を示すアドレス情報が記録されている。サーバデータ読出し手段202の読み出したファイルデータ207は、サーバレスポンス208として通信手段200に送られ、通信手段200はこれを応答メッセージとして通信経路303を通じて、通信インターフェイスカード109に送り返す。通信インターフェイスカード109の通信手段104は、応答メッセージを受け、サーバレスポンス106をバスデータ生成手段107に出力する。バスデータ生成手段107では、メモリカードバスのバスデータの形式でバスホスト301にバスデータをバスデータ信号線108に返す。ホスト機器302は、メモリカードのファイルの一覧情報がすべて取得できるまで、上記の動作を繰り返し、通信インターフェイスカード109とファイルサーバ209は、通信経路303を通じて通信しながら、メモリカードイメージ保持手段204のファイル管理情報をホスト機器302に送り返す。
次に、ホスト機器302は、ファイルの一覧情報が取得できたので、ファイルの実体の取り出しを行う。ファイルの実体の取り出しについては、ファイルのメモリカードイメージ保持手段204上での記録位置を示すアドレス情報は、ファイル管理情報に含まれているので、このアドレス情報に基づいて、読出し要求のバスコマンドを発行することによって行う。ホスト機器302は、メモリカードのファイルの実体の全体が取得できるまで、ファイル管理情報のアドレス情報に基づいて読出し要求のバスコマンドの発行を繰り返し、通信インターフェイスカード109とファイルサーバ209は、通信経路303を通じて通信しながら、メモリカードイメージ保持手段204に記録された共有ファイルのファイルデータをホスト機器302に送り返す。これにより、ホスト機器302は、ファイルサーバ209の提供する共有ファイルにアクセスすることができる。
上記のように本発明の実施の形態1においては、ホスト機器302は、通信やファイルサーバを一切意識することなく、通常のメモリカードアクセスのファイルを読み出す手順に従ってリモートファイルアクセスを行うことができる。明らかに通信のための新規なハードウェアや、ソフトウェアを全く必要としない。
また、通信経路303では、ホスト機器302内部のメモリカードバスと異なり、一般にある程度の伝送遅延が発生する。前述のように、バスコマンドに対しては、一定時間以内にバスコマンドを受け取ったことを知らせるバスレスポンスを返す必要がある。ところが、バスコマンドに対するバスレスポンスは、通信インターフェイスカード109内部のレスポンス生成手段105が生成してバスホストに返すので、通信経路303での伝送遅延の大小にかかわらず、メモリカードバス規格に規定される上限値以内にバスレスポンスを返すことができる。
さらに、上記の本発明の実施の形態1においては、ファイルサーバ209が、能動的にファイルクライアントを探索し、ファイルクライアントの通信インターフェイスカード109は、受動的にファイルサーバ209からの探索メッセージを受け入れることによって通信経路303を確立する。すなわち、ファイルサーバ209と通信インターフェイスカード109の間の通信に先立って、通信インターフェイスカード109に対してサーバのネットワークアドレスに類する情報を設定する必要がない。
さらに、上記の本発明の実施の形態1においては、通信インターフェイスカード109の内部においては、ファイル管理情報へのアクセスであっても、共有ファイルのファイルデータの実体へのアクセスであっても、バスコマンドをそのままファイルサーバ209に送る。つまりバスコマンドの解釈は、読出し要求であるかどうかの判断だけでそれ以外は一切行わない。例えば、一般のファイルサーバが受け付けるようなファイル名での読出し要求に書き換えたりする必要がない。このため構成を簡素化することができる。
また、通信インターフェイスカード109の内部に、読出したファイルをキャッシュするデータメモリを持たないので、ファイルサーバ209上のファイルデータと、キャッシュとの整合性を取る必要もないので処理が簡単であり、また高価なメモリを持たないため、安価に通信インターフェイスカードを構成することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における通信インターフェイスカード109の通信手段104の内部構成を示すブロック図である。なお、図4において、図1および図3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図4において、パケット生成手段400は、サーバリクエスト103を受け取り、通信相手情報保持手段401から、ファイルサーバ209の識別情報、例えば、ネットワーク上のIPアドレス情報を、通信情報保持手段402から、通信インターフェイスカード109の識別情報、例えば、IPアドレス情報をそれぞれ取り出し、これらを使ってサーバリクエスト103を通信パケット化する。
送信手段403では、通信パケット化されたサーバリクエストを通信経路303上に送り出せる状態に変調する。例えば、通信経路がIEEE802.11規格に準拠する無線LANである場合は、電波として送信できるように高周波信号を変調し、要求メッセージとしてファイルサーバ209に向けて送信する。
受信手段404では、通信経路303を経てファイルサーバ209から返された応答メッセージを受信し、復調することによって通信パケットを取り出す。受信した通信パケットのうち、その宛て先情報が、通信情報保持手段402に保持された識別情報に一致するかどうかを通信情報判定手段405において判定を行う。一致した通信パケットについては、受信手段404はその通信パケットを通信相手情報判定手段406に送り、一致しなかったものについては、受信手段404はその通信パケットを破棄する。
通信相手情報判定手段406においては、受信手段404から受け取った通信パケットの送り元情報が、通信相手情報保持手段401に保持された識別情報と一致するかどうかを判定する。一致したものについては、その通信パケットに含まれるサーバレスポンス106を取り出し、出力する。一致しなかったものについては、ファイルサーバ209からの通信パケットではないので破棄する。送信手段403と受信手段404が使用する無線通信のチャネル情報は通信チャネル設定手段407に保持されている。送信手段403では通信パケットを変調する際に、このチャネル情報に従って変調を行い、受信手段404は、このチャネル情報のチャネルにおいて受信を行う。
図5は、図4のパケット生成手段400において行われている通信パケット化の様子を示す模式図である。
ホスト機器302のバスホスト301が出力するバスコマンド504は、図5に示す構造を持っている。すなわち、スタートビット500、コマンドビット列501、アドレスビット列502、エンドビット503の順に並んでいる。
スタートビット500は、バスコマンド504の開始を表すビットである。コマンドビット列501はバスコマンド504の操作内容を規定するビット列であり、読出し要求や、書き込み要求などの種別や、読み書きの対象となるデータのサイズなどの情報を含んでいる。アドレスビット列502は、読み書きの対象となるデータのアドレス情報を含んでいる。通信パケットには、通信の送り元情報と宛て先情報が必要である。従って、バスコマンド504を通信パケット化する際には、バスコマンド504の先頭に送り元情報である通信情報506と、宛て先情報である通信相手情報505を付加する。これにより、バスコマンド504を通信パケット507に通信パケット化することができる。
図6は、本発明の実施の形態2におけるファイルサーバ209の通信手段200の内部構成を示すブロック図である。なお、図6において、図2および図3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図6において、受信手段600は、通信経路303を経て通信インターフェイスカード109から送られてきた要求メッセージを受信し、復調することによって通信パケットを取り出す。受信した通信パケットのうち、その宛て先情報が、通信情報保持手段602に保持された識別情報に一致するかどうかを通信情報判定手段601において判定を行う。一致した通信パケットについては、受信手段600はその通信パケットを通信相手情報判定手段603に送り、一致しなかったものについては、受信手段600はその通信パケットを破棄する。
通信相手情報判定手段603においては、受信手段600から受け取った通信パケットの送り元情報が、通信相手情報保持手段604に保持された識別情報と一致するかどうかを判定する。一致したものについては、その通信パケットに含まれるサーバリクエスト201を取り出し、出力する。一致しなかったものについては、ファイルクライアントの通信インターフェイスカード109からの通信パケットではないので破棄する。サーバレスポンス208を受け取ったパケット生成手段605は、通信相手情報保持手段604から、ファイルクライアントの通信インターフェイスカード109の識別情報、例えば、ネットワーク上のIPアドレス情報を、通信情報保持手段602から、ファイルサーバ209の識別情報、例えば、ネットワーク上のIPアドレス情報をそれぞれ取り出し、これらを使ってサーバレスポンス208を通信パケット化する。
送信手段606では、通信パケット化されたサーバレスポンスを通信経路303上に送り出せる状態に変調する。例えば、通信経路がIEEE802.11規格に準拠する無線LANである場合は、電波として送信できるように高周波信号を変調し、応答メッセージとして通信インターフェイスカード109に向けて送信する。送信手段606と受信手段600が使用する無線通信のチャネル情報は通信チャネル設定手段607に保持されている。送信手段606では通信パケットを変調する際に、このチャネル情報に従って変調を行い、受信手段600は、このチャネル情報のチャネルにおいて受信を行う。
図7は、図6の通信相手情報判定手段603において行われている通信パケットからバスコマンドを取り出す際の様子を示す模式図である。
通信パケット700は、バスコマンド701に通信の送り元情報である通信相手情報505と宛て先情報である通信情報506が付加された形式である。そこで受信した通信パケット700のうち、その宛て先情報が、ファイルサーバ209の識別情報に一致し、かつ、送り元情報が、ファイルクライアントの通信インターフェイスカード109の識別情報に一致するものは、ファイルクライアントからの要求メッセージであることが判る。そこで、要求メッセージからバスコマンドを取り出すため、通信相手情報505と通信情報506を取り除けば、バスコマンド701を得ることができる。
図4の送信手段403、受信手段404、および、図6の受信手段600、送信手段606が無線通信を使用する場合、本発明の実施の形態1で説明した探索メッセージと応答メッセージによるファイルサーバ209のファイルクライアントの発見、通信経路303の確立に先立って、使用するチャネルを一致させる必要がある。
通信チャネルを一致させる第1の方法は、自動で行う方法である。この場合、ファイルサーバ209と、通信インターフェイスカード109のいずれかがアクセスポイント、他方がステーションとなる。アクセスポイントとなる側の送信手段(送信手段403あるいは送信手段606)は無線の使用するチャネルを知らせる目的で、ビーコンと呼ばれる無線信号を送信する。通信チャネル設定手段(通信チャネル設定手段607あるいは通信チャネル設定手段407)に任意の使用しようとするチャネル情報を設定し、そのチャネルにビーコンを送信する。
他方のステーションとなる側の受信手段(受信手段600あるいは受信手段404)は、通信チャネル設定手段(通信チャネル設定手段607あるいは通信チャネル設定手段407)に設定するチャネル情報を設定し直すことで、その受信するチャネルを順次切り替えながら、ビーコンの受信を試みる。ビーコンの受信ができれば、通信チャネル設定手段(通信チャネル設定手段607あるいは通信チャネル設定手段407)にその使用するチャネルを設定する。これにより、チャネルを一致させることができる。
この場合、最初にアクセスポイントを使用し、ビーコンを送信するチャネルの選択は任意である。このため、多数の無線通信装置で無線通信を行い、チャネルが混雑している場合など、適宜、空いたチャネルを探し、そのチャネルにビーコンを送信することで、自動的にステーションが使用するチャネルを合わせるので、混信を避けることができる。
通信チャネルを一致させる第2の方法は、手動で行う方法である。この場合、チャネル情報を予め決めておき、ファイルサーバ209の通信チャネル設定手段607と、通信インターフェイスカード109の通信チャネル設定手段407に、そのチャネル情報を設定する。
この場合、ステーションが、ビーコンの受信や、受信するチャネルを切り替えながらアクセスポイントを探す手順が不要であるため、通信経路303の確立に要する時間を短くすることができる。
上記のようにして無線のチャネルを一致させることができれば、本発明の実施の形態1で説明した探索メッセージと応答メッセージによるファイルサーバ209のファイルクライアントの発見、通信経路303の確立を行うことが可能である。
本発明の実施の形態2においては、通信手段として無線通信を使用するので、ケーブルなどで接続する必要がない。このため、ファイルサーバ209、あるいは、ファイルクライアントのいずれか、または両方が移動する携帯型の機器である場合に好適である。
図8は、図2あるいは図3に示されたファイルサーバ209において、メモリカードイメージ生成手段205が、メモリカードイメージ保持手段204の保持する、仮想的なメモリカードのイメージを生成する手順を示すメモリマップである。図8において、矩形領域はメモリカードのある領域に対応し、高さ方向の座標は、メモリカード上の記録アドレスの位置に対応する。
まず、メモリカードイメージ生成手段205は、メモリカードイメージ保持手段204としてメモリカードイメージを記憶するメモリカードイメージ領域800を確保する。これは、ファイルサーバ209の汎用メモリから、生成しようとするメモリカードの大きさの領域を取り出し、メモリカードイメージ領域800とすることによって実現される。次に、メモリカードイメージ領域800を、メモリカードの記録フォーマットに従って複数の領域に分割する。一般的なFATファイルフォーマットにおいては、メモリカードイメージ領域800を、アドレスの下位側から順に、ブートコード領域801、パーティション情報領域802、FAT1領域803、FAT2領域804、ルートディレクトリ領域805、データ領域806とに分割し、フォーマット済みのメモリカードイメージ領域807を作成する。
各領域の詳細な説明は省略するが、ファイルを記録再生する場合に関係する領域は、主に、FAT1領域803、FAT2領域804、データ領域806である。この段階では、メモリカードイメージ領域807のFAT1領域803、FAT2領域804、データ領域806には何も記録されていないブランク状態である。
次に、メモリカードイメージ生成手段205は、予め選ばれた共有ファイルをハードディスク206から読み出し、ブランクのデータ領域806に記録していく。すべての共有ファイルについて記録が完了すると、データの記録されたデータ領域808ができる。これにより、メモリカードイメージ領域809が作成される。
次に、FAT1領域803とFAT2領域804の書き込みを行う。FAT2領域804はFAT1領域803の破損やデータ消失に備えたバックアップのためにあり、記録されるデータは同一である。データ領域808に記録された共有ファイルのすべてについて、ファイルの名前、サイズ、そしてファイルが記録されたデータ領域808での位置、すなわちアドレス情報などの、各ファイルのファイル管理情報を集め、FAT1領域803とFAT2領域804に書き込んでいく。すべての共有ファイルについて、そのファイル管理情報の記録が完了すると、データの記録されたFAT1領域810とFAT2領域811ができる。これにより、メモリカードイメージ領域812が作成される。
以上の手順で、仮想的なメモリカードのイメージが、メモリカードイメージ保持手段204に生成される。以降は、メモリカード上での記録位置を示すアドレス情報に基づいて、メモリカードイメージを読み出すことが可能となる。なお、上記で説明を省略した、ブートコード領域801、パーティション情報領域802、ルートディレクトリ領域805、についてはフォーマットによって規定される固定的なデータを記録する。これらの領域の書き込みは、データ領域808やFAT1領域810、FAT2領域811の生成の書き込みの前後いずれでもよい。
以上のようにして、ファイルサーバ209内部にメモリカードのイメージを持つことができるので、ファイルサーバ209からの共有ファイルの取り出しは、メモリカードアクセスの手順で行うことができる。
すなわち、ファイルクライアント側の、ホスト機器302はファイルの概念に基づいてメモリカードを読み出すためのバスコマンドを発行するが、それを受ける通信インターフェイスカード109のすべて、およびファイルサーバ209の通信手段200、サーバデータ読出し手段202は、メモリカードの読出しの概念のみで動作しており、ファイルの概念は取り扱っていない。このため、一般のファイルサーバが受け付けるファイル単位のアクセスを行う場合に比べて、本発明のリモートファイルアクセスシステムは、簡素な構成とすることができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3におけるファイルサーバの変換テーブル900である。
図9において、変換テーブルのCMDアドレスの欄には、仮想メモリカード上の共有ファイルが記録されたデータ領域808に振られたすべてのアドレスが記入される。メモリカード上のすべての領域はセクタあるいはクラスタと呼ばれる単位で扱われ、これらのセクタあるいはクラスタのすべてにメモリカード上の記録位置を示すアドレスが付与されている。セクタはメモリカードにアクセスする際の最小単位であり、クラスタは、ある程度まとまったセクタの集まりをアクセス対象とする場合の単位である。
例えば、メモリカードからデータを読み出す際には、先頭から何番目のセクタ、あるいは、先頭から何番目のクラスタという方法で、読み出す対象となるセクタあるいはクラスタを指定する。データ領域808も、セクタそしてクラスタの集合体であり、これらひとつひとつのセクタやクラスタがアドレスを持っている。
データ領域808には、共有ファイルが記録されているが、一つのファイルは、1つあるいは複数のセクタあるいはクラスタにわたって記録される。従って、ファイルを読み出すには、ファイルが記録されたすべてのセクタあるいはクラスタのアドレスを次々と指定していく必要がある。ここで使用されるセクタあるいはクラスタのアドレスのすべてが、図9の変換テーブル900のCMDアドレスの欄に記入されている。変換テーブル900のサーバファイルアドレスの欄には、ファイル記憶手段のハードディスク206にファイルアクセスする際に必要な形式、つまり、ファイルの名前、ならびにファイル先頭からのオフセットならびに読出しサイズの形式で、CMDアドレスの欄に記入されたアドレスのセクタあるいはクラスタが保持しているファイルの名前と、そのセクタあるいはクラスタが元のファイルのどの部分にあたるのかを示す、ファイル先頭からのオフセット、そしてサイズの情報を記入する。
従って、図9の変換テーブル900を持つことによって、ファイルサーバは、読出し要求のサーバリクエストを請けたときに、変換テーブル900を参照してファイル保持手段であるハードディスク206を読み出すことができる。
図10は、本発明の実施の形態3におけるファイルサーバの構成を示すブロック図である。なお、図10において、図1および図3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図10において、ファイルサーバ1002は、変換テーブル900と、参照手段1000と、初期設定手段1001とを持っている。参照手段1000は内部に実施の形態2で説明したメモリカードイメージを持ち、読出し要求のバスコマンド203をサーバデータ読出し手段202から受け取ると、その読出しアドレスを調べる。もし、読出しアドレスがメモリカードイメージの管理領域、すなわち、図8のブートコード領域801、パーティション情報領域802、FAT1領域803、FAT2領域804、ルートディレクトリ領域805のうちいずれかに対するものである場合は、メモリカードイメージから読み出し、それをファイルデータ207としてサーバデータ読出し手段202に返す。
もし読出しアドレスがメモリカードイメージのデータ領域、すなわち、図8のデータ領域808に対するものである場合は、まず変換テーブル900を参照し、メモリカードイメージのアドレスに対応するハードディスク206へのファイルアクセス情報を得る。次にハードディスク206に対して読出しを行い、読み出されたデータをファイルデータ207としてサーバデータ読出し手段202に返す。初期設定手段1001では、参照手段1000がメモリカードイメージを生成した後、その結果に基づいて、図9に示す変換テーブル900を作成する。
図11は、本発明の実施の形態3におけるリモートファイルアクセスシステムの構成を示すブロック図である。図11においては、ファイルクライアント305は、ホスト機器302と、そのメモリカードスロット300に装着された通信インターフェイスカード109とから構成され、リモートファイルアクセスシステム1100は、通信経路303を介して互いに通信を行う、ファイルクライアント305とファイルサーバ1002から構成される。なお、図11において、図1および図3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図11において、ファイルサーバ1002では、まず、仮想的なメモリカードイメージの生成を行う。参照手段1000は、ファイルサーバ1002の汎用メモリ上にメモリカードイメージを生成する領域を確保し、ハードディスク206に記憶されたファイルのうち、予め選ばれたホスト機器302と共有する共有ファイルを読み出し、メモリカードイメージの中の記録領域へメモリカードフォーマットに従って書き込んでいく。共有ファイルの書き込みが完了した後、参照手段1000はメモリカードイメージの中で、ひとつひとつのファイルがどの位置に記録されているかを示すアドレス情報を収集し、これもメモリカードイメージの中のファイル管理情報の領域に記録する。以上によって、メモリカードイメージに共有ファイルを記録した仮想的なメモリカードのイメージが生成される。
次に、初期設定手段1001が、参照手段1000が生成したメモリカードイメージに基づいて、メモリカードイメージのデータ記録領域部分について変換テーブル900の生成を行う。そして、ファイルサーバ1002は、参照手段1000の保持するメモリカードイメージの生成、変換テーブル900の生成が完了してから、通信インターフェイスカード109との通信経路303を確立する。通信経路303を確立した後、ホスト機器302は、まずファイルの一覧情報の取得を行う。このとき、サーバデータ読出し手段202が参照手段1000に送る読出し要求のバスコマンドは、ファイル一覧情報の取得であるので、参照手段1000の内部に保持するメモリカードイメージのファイル管理情報への読出しとなる。
ファイルの一覧情報が取得できた後、ホスト機器302は、ファイルの実体の取り出しを行う。ファイルの実体の取り出しについては、ファイルのメモリカードイメージでの記録位置を示すアドレス情報は、ファイル管理情報に含まれているので、このアドレス情報に基づいて、読出し要求のバスコマンドを発行することによって行う。このとき、共有ファイルの実体のファイルデータの取得であるので、参照手段1000は、変換テーブル900を参照し、ファイル保持手段であるハードディスク206を読み取る。
上記のように、本発明の実施の形態3においては、ファイルサーバ1002の参照手段1000が保持するメモリカードイメージのデータ領域は、変換テーブル900を生成する際に使用するだけなので、それ以降は不要である。従って、変換テーブル900を生成した後、データ領域については削除してもかまわない。これによれば、ファイルサーバ1002の汎用メモリの使用量を減らすことができ、特に大量のファイルを共有する際に有効である。
(実施の形態4)
本実施の形態では、異常処理(通信不可時)について説明する。
図12は、本発明の実施の形態4における通信インターフェイスカードの構成図である。図12において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図12において、通信手段1200は通信相手であるファイルサーバの通信部と通信し、また、ファイルサーバの通信部との通信状態を監視し、通信状態監視結果1201をレスポンス生成手段1203へ出力する。
レスポンス生成手段1203はバスコマンドを受領した後に、通信状態監視結果1201が通信可能であれば、バスコマンドを正常に受領したこと、あるいは、通信状態監視結果1201が通信不可であれば、バスコマンドを正常に受領できないことをそれぞれ示すレスポンスを生成して出力する。
通信インターフェイスカード1202は、通信手段1200とレスポンス生成手段1203を備えた通信インターフェイスカードである。
かかる構成によれば、通信手段1200は、ファイルサーバの通信部との通信状態を監視し、通信状態が、例えば通信可能である、あるいは、通信不可であるなどの通信状態監視結果をレスポンス生成手段1203へ伝送する。レスポンス生成手段1203は、バスコマンドを受領した際に、通信状態監視結果が通信可能である場合、バスコマンドを正常に受領したレスポンスを生成し、伝送する。あるいは、通信状態監視結果が通信不可である場合、バスコマンドを正常に受領できないレスポンスを生成し、伝送する。
図13は、本発明の実施の形態4におけるリモートファイルアクセスシステムの構成図である。
図13において、図1、および図2、および図3、および図12と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。図13において、通信手段1300は、通信手段1200との通信状態を監視し、ファイルサーバ1301は前記通信手段1300を備えたファイルサーバである。リモートファイルアクセスシステム1302は、ホスト機器302と、通信状態を監視できる前記ファイルサーバ1301と、通信インターフェイスカード1202とからなるリモートファイルアクセスシステムである。
かかる構成によれば、通信手段1200と通信手段1300は通信状態を監視し、通信手段1200は通信状態監視結果1201をレスポンス生成手段1203へ通知する。通信インターフェイスカード1202がホスト機器302からバスコマンドを受領した際に、通信状態監視結果1201が通信可能である場合、レスポンス生成手段1203はバスコマンドを正常に受領したレスポンスを生成し、ホスト機器302へ伝送する。あるいは、通信状態監視結果1201が通信不可である場合、レスポンス生成手段1203はバスコマンドを正常に受領できないレスポンスを生成し、ホスト機器302へ伝送する。
通信手段1200と通信手段1300は通信状態を監視方法において、通信手段1200が通信状態を確認するパケットを通信手段1300へ伝送し、通信手段1200は通信手段1300からの応答パケットを待つ。通信手段1300は通信手段1200から通信状態を確認するパケットを受信すると、応答パケットを生成して、通信手段1200へ伝送する。通信手段1200は通信手段1300からの応答パケットを待って、応答パケットを受信すると、通信可能という通信状態監視結果1201を出力し、応答パケットを受信できないと、通信不可という通信状態監視結果1201を出力する。
図14は、本発明の実施の形態4におけるリモートファイルアクセスシステム1302の通信経路303上の通信状態を示す状態図である。
図14において、時間軸1400で、通信手段1200の通信状態監視結果1201が通信可能1401である際には、通信インターフェイスカード1202がバスホスト301からバスコマンド1403を時間T1に受領し、通信インターフェイスカード1202のレスポンス生成手段1203からバスホスト301へ正常にバスコマンドを受領したことを示 す正常バスレスポンス1404を時間T2に伝送する。次に、通信インターフェイスカード1202はバスホスト301へサーバデータ1405を時間T3に伝送する。
ここで、時間T100で、通信状態監視結果が通信不可1402となり、通信インターフェイスカード1202がバスホスト301からバスコマンド1406を時間T101で受領すると、通信インターフェイスカード1202のレスポンス生成手段1203は、バスホスト301へバスコマンドを正常に受領できないことを示す異常バスレスポンス1407を伝送する。
かかる構成によれば、通信インターフェイスカード1202のレスポンス生成手段1203は、通信状態監視結果が通信可能1401であれば、バスホスト301へ、バスコマンド1403に対する正常バスレスポンス1404を伝送し、通信インターフェイスカードは、バスホスト301へサーバデータ1405を伝送するので、バスホスト301は正常バスレスポンス1404を受信後、あるいは、サーバデータ1405受信後に次の状態へ遷移可能となる。また、通信状態監視結果が通信不可1402であれば、レスポンス生成手段1203は、バスホスト301へ、バスコマンド1406に対する異常バスレスポンス1407を伝送するので、バスホスト301は異常バスレスポンス1407を受信後に次の状態へ遷移可能となる。
図15は、本発明の実施の形態4における通信インターフェイスカード1202に備えられた通信手段1200の構成図である。図15において、図1、および図3、および図4、および図12と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図15において、通信状態監視手段1500で、通信状態を確認するパケットを生成し、パケット生成手段400と送信手段403を経て、ファイルサーバ1301の通信手段1300へ伝送する。また、ファイルサーバ1301の通信手段1300から、通信状態を確認するパケットに対する応答を受信すると、受信手段404と通信相手情報判定手段406を経て、通信状態監視手段1500において、通信状態が通信可能であると判定して通信状態監視結果1201を出力する。また、ファイルサーバ1301の通信手段1300から、通信状態を確認するパケットに対する応答を受信できなければ、通信状態監視手段1500において、通信状態が通信不可であると判定して通信状態監視結果1201を出力する。
かかる構成によれば、通信インターフェイスカード1202のレスポンス生成手段1203は、通信インターフェイスカード1202の通信手段1200に備えられた通信状態監視手段1500において、通信インターフェイスカード1202と、ファイルサーバ1301の通信手段1300との通信状態を確認した結果である通信状態監視結果1201によって通信状態が通信可能と通信不可の何れであるかを把握することができる。
図16は、本発明の実施の形態4におけるファイルサーバ1301に備えられた通信手段1300の構成図である。図16において、図2、および図3、および図6、および図13と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図16において、通信状態監視手段1600は、通信インターフェイスカード1202の通信手段1200から伝送された通信状態を確認するパケットを、受信手段600と通信相手情報判定手段603を介して受信し、通信状態を確認するパケットに対して応答するパケットを生成して、通信インターフェイスカード1202の通信手段1200へパケット生成手段605と送信手段606を経て伝送する。
かかる構成によれば、通信インターフェイスカード1202から伝送される通信状態を確認するパケットを受信して、パケットを受信したということは通信状態が通信可能であることから、通信状態監視手段1600で通信可能の応答パケットを生成し、パケット生成手段605と送信手段606を経て、通信インターフェイスカード1202へ伝送する。
図17は、本発明の実施の形態4における通信手段1200が通信状態を確認する時間間隔を示す状態図である。図17において、図14と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図17において、通信インターフェイスカード1202の通信手段1200と、ファイルサーバ1301の通信手段1300との間で通信状態を確認する時間1700は、ファイルサーバ1301が処理するサーバデータの伝送時間、つまり、時間T3と時間T4の差分時間、つまり、サーバデータを通信速度で除算した以下とする。
かかる構成によれば、通信状態を確認する時間1700は、ファイルサーバ1301が処理するサーバデータの伝送時間、つまり、時間T3と時間T4の差分時間、つまり、サーバデータを通信速度で除算した以下であれば、サーバデータがファイルサーバ1301から伝送される前に通信状態を確認することが可能となる。
ここで、サーバデータについて、ファイルサーバ1301がファイルデータを扱う単位に、セクタサイズとクラスタサイズの2種類がある。クラスタサイズとは、セクタサイズが1つ、あるいは複数集められた単位であり、「セクタサイズ≦クラスタサイズ」の関係が成り立つ。故に、サーバデータ1405は、セクタサイズ、あるいはクラスタサイズであることを意味する。但し、通信手段1300が生成する伝送経路303上のサーバデータ伝送パケットに含める伝送データパケット長は有限であるが故に、「伝送データパケット長≦クラスタサイズ」の関係が成り立つ場合、サーバデータ1405は伝送データパケット長であることを意味する。
なお、本実施の形態4において、通信状態監視手段1500が判定した通信状態監視結果1201を、通信可能1401と通信不可1402の2つとしたが、他の通信状態監視結果を得る、としても良い。
また、通信状態監視手段1500において通信状態を確認するパケットを生成するとしたが、通信状態監視手段1500が通信状態を確認するタイミングやトリガを生成し、通信状態監視手段1500以外で通信状態を確認するパケットを生成する、としても良い。
また、通信状態監視手段1500を通信手段1200に備えるとしたが、通信インターフェイスカード1202に備える、あるいは、ホスト機器302に備えても良い。
また、通信状態監視手段1500は、通信状態を監視するためのパケットを生成して伝送するとしたが、通信状態を監視するためのパケットを生成せず、あるいは伝送せずに、
送信手段403がバスコマンドを伝送した後に受信手段404でサーバデータを受信すると、通信状態監視結果を通信可能と判定し、送信手段403がバスコマンドを伝送した後に受信手段404でサーバデータを受信しなければ、通信状態監視結果を通信不可と判定する、としても良い。
また、通信状態監視手段1600を通信手段1300に備えるとしたが、ファイルサーバ1301に備えるとしても良い。
また、通信状態監視手段1600は通信手段1200から伝送される通信状態を確認するパケットを受信し、それに対応して通信可能というパケットを伝送するとしたが、受信手段600が通信手段1200から伝送されるバスコマンドを受信することを通信可能として判定し、通信可能の応答パケットを生成し伝送する、としても良い。
また、通信状態監視手段1600は通信手段1200から伝送される通信状態を確認するパケットを受信して、通信可能の応答パケットを生成し伝送するとしたが、通信手段1300が一定時間データを受信しない場合に通信不可の応答パケットを生成し伝送する、としても良い。
また、「伝送データパケット長≦クラスタサイズ」の関係が成り立つ場合、サーバデータ1405は伝送データパケット長であることを意味するとしたが、この関係が成り立たなくとも、サーバデータ1405は伝送データパケット長であることを意味する、としても良い。
(実施の形態5)
図18は、本発明の実施の形態5における通信インターフェイスカードの構成図である。
図18において、図1、および図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図18において、通信インターフェイスカード1800は、通信手段1200は通信相手であるファイルサーバ1301の通信手段1300と通信し、また、ファイルサーバ1301の通信手段1300との通信状態を監視し、通信状態監視結果1201をバスデータ生成手段1801へ出力する通信手段1200を備えた、通信インターフェイスカードである。バスデータ生成手段1801は、通信状態監視結果1201が通信不可である場合、ファイルサーバ1301から伝送されるサーバデータが終わりであることを示すEnd of File(以下、EOF)を示すデータを生成して、バスホスト301へ伝送する。
かかる構成によれば、バスデータ生成手段1801は、通信インターフェイスカード1800がバスホスト301からバスコマンドを受信した際、通信状態監視結果1201が通信不可であると、EOFを示すデータを生成してバスホスト301へ伝送する。バスホスト301は、EOFを受信すると、次の状態へ遷移できる。
図19は、本発明の実施の形態5におけるリモートファイルアクセスシステムの構成図である。図19において、図1、および図2、および図3、および図12、および図13、および図18と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図19において、リモートファイルアクセスシステム1900は、通信状態監視結果1201の内容によって、EOFを生成し出力するバスデータ生成手段1801を備えた通信インターフェイスカード1800と、ファイルサーバ1301と、ホスト機器302とからなるリモートファイルアクセスシステムである。
かかる構成によれば、通信インターフェイスカード1800とファイルサーバ1301との通信が通信不可である際に、通信インターフェイスカード1800がバスホスト301からバスコマンドを受領すると、通信インターフェイスカード1800がバスホスト301へEOFを伝送することにより、バスホスト301は発行したバスコマンドを終了し、次の状態へ遷移できる。
(実施の形態6)
図20は、本発明の実施の形態6における通信インターフェイスカードの動作説明図である。図20において、図1、および図12と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図20において、通信状態監視結果1201が通信不可であると、動作手段2001は挿入方向部2000を動作方向2003に沿って動作させる。通信インターフェイスカード2002は、挿入方向部2000と動作手段2001を備えた通信インターフェイスカードである。
かかる構成によれば、通信状態監視結果1201の内容によって、挿入方向部2000が動作する。
図21は、本発明の実施の形態6における通信インターフェイスカードの動作説明図である。図21において、図3、および図20と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図21において、挿入方向部2000が動作する前の状態である状態B4101においては、接点4102が接点4105と接触しておらず、バスホスト301は挿抜検出端子4106を検出することで、通信インターフェイスカード2002がメモリカードスロット300に挿入されていると識別する。通信状態監視結果1201が通信不可になると、状態C2100に遷移し、動作手段2001によって挿入方向部2000が動作方向2003に沿って動作する。この動作によって、接点4105と接点4102が接触し、挿抜検出端子4106の電位が変化する。バスホスト301は挿抜検出端子4106を検出することで、通信インターフェイスカード2002がメモリカードスロット300から抜かれたと識別する。
図22は、本発明の実施の形態6におけるリモートファイルアクセスシステムの構成図である。図22において、図1、および図2、および図3、および図12、および図13、および図20と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図22において、リモートファイルアクセスシステム2200は、ファイルサーバ1301と、通信インターフェイスカード2002と、バスホスト301がメモリカードスロット300から送信インターフェイスカード2002が抜かれた際に、ファイルサーバ1301から伝送されたファイルデータを保持するファイルデータ保持手段2201に、何のファイルデータも保持されていない状態にする制御を行うホスト機器2202とからなるリモートファイルアクセスシステムである。
かかる構成によれば、通信手段1200が通信手段1300との通信状態を監視し、通信状態監視結果1201が通信不可となる。動作手段2001は挿入方向部2000を動作方向2003に沿って動作させる。ホスト機器2202は、挿入方向部2000が動作することで挿抜検出端子4106の電位が変化し、メモリカードスロット300から、通信インターフェイスカード2002が抜かれたと識別して、ファイルデータ保持手段2201に何のデータも保持されていない状態に制御する。
図23は、本発明の実施の形態6における通信インターフェイスカードの構成図である。
図23において、図1、および図12、および図20と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図23において、通信インターフェイスカード2301は、動作手段2001が挿入方向部2000を動作方向2003に動作させることで、バスホスト301がメモリカードスロット300から通信インターフェイスカード2301が抜かれたと識別した際に、コネクタ100から電源が供給されない場合に、バスホスト301がメモリカードスロット300に通信インターフェイスカード2301が挿入されたと識別するまで、動作手段2001が挿入方向部2000を動作させるための電源供給手段2300を備えた通信インターフェイスカードである。
かかる構成によれば、動作手段2001が挿入方向部2000を動作方向2003に動作させることで、バスホスト301がメモリカードスロット300から通信インターフェイスカード2301が抜かれたと識別した際に、コネクタ100から電源が供給されない場合においても、電源供給手段2300によって、バスホスト301がメモリカードスロット300に通信インターフェイスカード2301が挿入されたと識別するまで、動作手段2001が挿入方向部2000を動作させることが可能となる。
図24は、本発明の実施の形態6における通信インターフェイスカードの構成図である。
図24において、図1、および図12、および図20と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図24において、通信インターフェイスカード2401は、動作手段2001が挿入方向部2000を動作方向2003に動作させることで、バスホスト301がメモリカードスロット300から通信インターフェイスカード2401が抜かれたと識別した際に、コネクタ100から電源が供給されない場合に、バスホスト301がメモリカードスロット300に通信インターフェイスカード2401が挿入されたと識別するまで、動作手段2001が挿入方向部2000を動作させるための電源供給端子2400をコネクタ100とは別に備えた通信インターフェイスカードであり、電源供給端子2400へはホスト機器2202から電源が供給されている。
かかる構成によれば、動作手段2001が挿入方向部2000を動作方向2003に動作させることで、バスホスト301がメモリカードスロット300から通信インターフェイスカード2401が抜かれたと識別した際に、コネクタ100から電源が供給されない場合においても、電源供給端子2400によってバスホスト301がメモリカードスロット300に通信インターフェイスカード2401が挿入されたと識別するまで、動作手段2001が挿入方向部2000を動作させることが可能となる。
なお、本実施の形態6において、動作手段2001は通信状態監視結果1201が通信不可であると挿入方向部2000を動作させるとしたが、動作手段2001は通信状態監視結果1201が通信可能から通信不可であると変化した際に、挿入方向部2000を動作させる、としても良い。
また、挿入方向部2000が動作することで、接点4105と接点4102が接触し、挿抜検出端子4106の電位が変化するとしたが、挿入方向部2000が動作することで、接点4105と接点4102が接触し、挿抜検出端子4106の電位が変化し、さらにその後、挿入方向部2000が動作することで、接点4105と接点4102が接触しなくなり、挿抜検出端子4106の電位が変化する、としても良い。
また、ホスト機器2202でバスホスト301がファイルデータ保持手段2201に何のデータも保持されていない状態にする制御を行うとしたが、バスホスト301以外がファイルデータ保持手段2201に何のデータも保持されていない状態にする制御を行うとしても良い。
(実施の形態7)
図25は、本発明の実施の形態7における通信インターフェイスカードアダプタの動作説明図である。図25において、図1、および図3、および図12、および図23と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図25において、通信インターフェイスカードアダプタ2500は、メモリカードスロット300に挿入することができ、また、通信インターフェイスカード109が挿入される。通信インターフェイスカードアダプタ2500には、通信手段1200が備えられており、ファイルサーバ1301の通信手段1300との通信状態を監視し、通信状態監視結果1201が通信不可ならば動作手段2001が挿入方向部2000を、動作方向2003に沿って動作させる。また、通信インターフェイスカードアダプタ2500には、電源供給手段2300が接続されている。
かかる構成によれば、ファイルサーバ1301との通信状態を監視できない通信インターフェイスカード109でも、通信状態を監視できる通信手段1200や、挿入方向部2000や動作手段2001を備えた通信インターフェイスカードアダプタ2500を備えることで、通信インターフェイスカード109とファイルサーバ1301との通信不可である場合においても、ホスト機器2202が、ファイルデータ保持手段2201に何のファイルデータも保持されないように制御することが可能となる。
なお、本実施の形態7において、通信インターフェイスカードアダプタ2500に電源供給手段2300を接続するとしたが、通信インターフェイスカードアダプタ2500に電源供給手段2300を内蔵する、としても良い。
また、通信インターフェイスカードアダプタ2500に電源供給手段2300を接続するとしたが、電源供給端子を設ける、としても良い。
(実施の形態8)
図26は、本発明の実施の形態8における通信インターフェイスカードの構成図である。
図26において、図1、および図12と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図26において、通信インターフェイスカード2603は、コネクタ100のそれぞれのpinに、SW2600がそれぞれ接続されているSW部2601と、SW部2601を制御するSW制御手段2602が備えられた通信インターフェイスカードである。SW部2601のSW2600は通常ONであり、1pin4201、2pin4202、3pin4203、4pin4204、5pin4205、6pin4206、7pin4207、8pin4208、9pin4209が、リクエスト生成手段102、あるいはレスポンス生成手段1203、あるいはバスデータ生成手段107とそれぞれ接続された状態である。
かかる構成において、通信インターフェイスカード2603は、ファイルサーバ1301の通信手段1300との通信状態を監視し、通信状態監視結果1201が通信不可であると、SW制御手段2602は、1pin4201、あるいは2pin4202、あるいは3pin4203、あるいは4pin4204、あるいは5pin4205、あるいは6pin4206、あるいは7pin4207、あるいは8pin4208、あるいは9pin4209の何れか1つ、あるいは複数のSW2600をOFFにし、バスホスト301がメモリカードスロット300から通信インターフェイスカード2603が抜けたと識別する。
図27は、本発明の実施の形態8におけるリモートファイルアクセスシステムの構成図である。
図27において、図1、および図2、および図3、および図12、および図13、および図22、および図26と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図27において、リモートファイルアクセスシステム2700は、ホスト機器2202と通信インターフェイスカード2603とファイルサーバ1301とからなるリモートファイルアクセスシステムである。
かかる構成によれば、通信手段1200と通信手段1300との通信状態監視結果1201が通信不可であると、SW制御手段2602はSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をONからOFFへと制御する。すると、バスホスト301は、通信インターフェイスカード2603がメモリカードスロット300から抜かれたと識別し、ファイルデータ保持手段2201に何のファイルデータも保持されていないように制御する。
図28は、本発明の実施の形態8における通信インターフェイスカードの構成図である。
図28において、図1、および図12、および図26と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図28において、通信インターフェイスカード2801は、SW制御手段2602がSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をOFFに制御することで、バスホスト301がメモリカードスロット300から通信インターフェイスカード2801が抜かれたと識別した際に、コネクタ100から電源が供給されない場合に、バスホスト301がメモリカードスロット300に通信インターフェイスカード2801が挿入されたと識別するまで、SW制御手段2602がSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をONに制御するための電源供給手段2800を備えた通信インターフェイスカードである。
かかる構成によれば、SW制御手段2602がSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をOFFに制御することで、バスホスト301がメモリカードスロット300から通信インターフェイスカード2801が抜かれたと識別した際に、コネクタ100から電源が供給されない場合に、バスホスト301がメモリカードスロット300に通信インターフェイスカード2801が挿入されたと識別するまで、SW制御手段2602がSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をONに制御することが可能となる。
図29は、本発明の実施の形態8における通信インターフェイスカードの構成図である。
図29において、図1、および図12、および図26と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図29において、通信インターフェイスカード2901は、SW制御手段2602がSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をOFFに制御することで、バスホスト301がメモリカードスロット300から通信インターフェイスカード2901が抜かれたと識別した際に、コネクタ100から電源が供給されない場合に、バスホスト301がメモリカードスロット300に通信インターフェイスカード2901が挿入されたと識別するまで、SW制御手段2602がSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をONに制御するための電源供給端子2900を備えた通信インターフェイスカードであり、電源供給端子2900へはホスト機器2202から電源が供給されている。
かかる構成によれば、SW制御手段2602がSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をOFFに制御することで、バスホスト301がメモリカードスロット300から通信インターフェイスカード2901が抜かれたと識別した際に、コネクタ100から電源が供給されない場合に、バスホスト301がメモリカードスロット300に通信インターフェイスカード2901が挿入されたと識別するまで、SW制御手段2602がSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をONに制御することが可能となる。
なお、本実施の形態8において、SW制御手段2602は通信状態監視結果1201が通信不可であるとSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をOFFに制御するとしたが、SW制御手段2602は通信状態監視結果1201が通信可能から通信不可であると変化した際に、SW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をOFFに制御する、としても良い。
また、SW制御手段2602は通信状態監視結果1201が通信不可であるとSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をOFFに制御するとしたが、SW制御手段2602は通信状態監視結果1201が通信不可であるとSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をOFFに制御した後、さらにSW制御手段2602はSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をONに制御する、としても良い。
(実施の形態9)
図30は、本発明の実施の形態9における通信インターフェイスカードアダプタの動作説明図である。図30において、図1、および図3、および図12、および図22、および図25、および図26、および図28と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図30において、通信インターフェイスカードアダプタ3000は、メモリカードスロット300に挿入することができ、また、通信インターフェイスカード109が挿入される。通信インターフェイスカードアダプタ3000には、通信手段1200が備えられており、ファイルサーバ1301の通信手段1300との通信状態を監視し、通信状態監視結果1201が通信不可ならばSW制御手段2602はSW部2601の1つ、あるいは複数のSW2600をOFFに制御する。また、通信インターフェイスカードアダプタ3000には、電源供給手段2800が接続されている。
かかる構成によれば、ファイルサーバ1301との通信状態を監視できない通信インターフェイスカード109でも、通信状態を監視できる通信手段1200や、SW部2601やSW制御手段2602を備えた通信インターフェイスカードアダプタ3000を備えることで、通信インターフェイスカード109とファイルサーバ1301との通信不可である場合においても、ホスト機器2202が、ファイルデータ保持手段2201に何のファイルデータも保持されないように制御することが可能となる。
なお、本実施の形態9において、通信インターフェイスカードアダプタ3000に電源供給手段2800を接続するとしたが、通信インターフェイスカードアダプタ3000に電源供給手段2800を内蔵する、としても良い。
また、通信インターフェイスカードアダプタ3000に電源供給手段2800を接続するとしたが、電源供給端子を設ける、としても良い。
本発明にかかるファイルサーバおよび通信インターフェイスカードおよびリモートファイルアクセスシステムは、もっぱらメモリカードの読み書きを行うことだけを想定して設計された既存のホスト機器であっても、リモートファイルアクセスを行うことができる。
例えば、メモリカードスロットを持つテレビやプロジェクタに適用すれば、パーソナルコンピュータのハードディスクに蓄えられた静止画ファイルを隣室の大画面のテレビ用にディスプレイに表示したり、部屋の高い位置に取り付けられたプロジェクタに表示させたりすることができる。
あるいはメモリカードスロットを持つプリンタに適用すれば、パーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラの内部に蓄えられた静止画ファイルを印刷することができる。
あるいは、メモリカードスロットを持つ携帯音楽プレーヤに適用すれば、パーソナルコンピュータなどの内部に蓄えられた音楽ファイルを再生することができる。このように本発明は、広く普及するメモリカードスロットを持つ機器に適用することが可能で、リモートファイルアクセスの利便性を提供することができ、大変有用である。
本発明の実施の形態1における通信インターフェイスカードのブロック図 同ファイルサーバのブロック図 同リモートファイルアクセスシステムのブロック図 本発明の実施の形態2における通信インターフェイスカードの通信手段のブロック図 通信パケット化の様子を示す模式図 本発明の実施の形態2におけるファイルサーバの通信手段のブロック図 通信パケットからバスコマンドを取り出す際の様子を示す模式図 仮想的なメモリカードのイメージを生成する手順を示すメモリマップを示す図 本発明の実施の形態3におけるファイルサーバの変換テーブルを示す図 同ファイルサーバのブロック図 同リモートファイルアクセスシステムのブロック図 本発明の実施の形態4における通信インターフェイスカードの構成図 同リモートファイルアクセスシステムの構成図 同通信状態を示す状態図 同通信手段の構成図 同通信手段の構成図 同通信状態を確認する時間間隔を示す状態図 本発明の実施の形態5における通信インターフェイスカードの構成図 同リモートファイルアクセスシステムの構成図 本発明の実施の形態6における通信インターフェイスカードの動作説明図 同通信インターフェイスカードの動作説明図 同リモートファイルアクセスシステムの構成図 同通信インターフェイスカードの構成図 同通信インターフェイスカードの構成図 本発明の実施の形態7における通信インターフェイスカードアダプタの動作説明図 本発明の実施の形態8における通信インターフェイスカードの構成図 同リモートファイルアクセスシステムの構成図 同通信インターフェイスカードの構成図 同通信インターフェイスカードの構成図 本発明の実施の形態9における通信インターフェイスカードアダプタの動作説明図 従来のメモリカードスロットの構成図
符号の説明
100 コネクタ
102 リクエスト生成手段
104、200 通信手段
105 レスポンス生成手段
107 バスデータ生成手段
109、1202、1800、2002、2301、2401、2603、2801、 2901 通信インターフェイスカード
202 サーバデータ読出し手段
204 メモリカードイメージ保持手段
205 メモリカードイメージ生成手段
206 ハードディスク
300 メモリカードスロット
301 バスホスト
302 ホスト機器
304、1100、1302、1900、2200、2700 リモートファイルアクセスシステム
305 ファイルクライアント
400、605 パケット生成手段
401、604 通信相手情報保持手段
402、602 通信情報保持手段
403、606 送信手段
404、600 受信手段
405、601 通信情報判定手段
406、603 通信相手情報判定手段
407、607 通信チャネル設定手段
1000 参照手段
1001 初期設定手段
1002、1301 ファイルサーバ
1200、1300 通信手段
1500、1600 通信状態監視手段
2000 挿入方向部
2001 動作手段
2201 ファイルデータ保持手段
2300、2800 電源供給手段
2400、2900 電源供給端子
2500、3000 通信インターフェイスカードアダプタ
2600 SW
2601 SW部
2602 SW制御手段
4010 ストレージ
4011 CPU
4012 メモリカードI/F
4013 メモリ
4014 通信制御手段
4015 接続情報記録手段
4016 更新情報記録手段
4102、4105 接点
4103 グランド
4104 接触部
4106 挿抜検出端子

Claims (21)

  1. ホスト機器のメモリカードスロットに装着され、メモリカードバスによって
    前記ホスト機器と接続される通信インターフェイスカードであって、
    ファイルサーバからの探索メッセージを受信し、前記探索メッセージに含まれる通信インターフェイスカードの固有識別情報を自身の固有識別情報と比較し、一致した場合に前記探索メッセージに対する応答メッセージを返すことにより前記ファイルサーバとの通信経路を受動的に確立し、サーバリクエストを受け、これを運ぶ要求メッセージを生成し、前記通信経路を通じて前記要求メッセージを前記ファイルサーバに送信するとともに、前記通信経路を通じて前記ファイルサーバから送り返される応答メッセージを受信し、前記応答メッセージからサーバレスポンスを取り出し、これを出力する通信手段と、
    前記ホスト機器の発行するバスコマンドを受け、前記バスコマンドを受けた時はバスコマンドを受領したことを示すバスレスポンスを生成して、前記ホスト機器へ返すレスポンス生成手段と、
    前記ホスト機器の発行するバスコマンドを受け、メモリカード読出し要求のバスコマンドを受けた場合は、前記ファイルサーバに対して前記メモリカード読出し要求のバスコマンドに含まれるメモリカード上の記録領域を特定するアドレス情報によって、サーバデータ読出し要求を行うサーバリクエストを生成し、前記通信手段に出力するリクエスト生成手段と、
    サーバレスポンスを前記通信手段から受け、前記サーバデータ読出し要求のサーバリクエストに対応する前記ファイルサーバから読み出されたデータを前記サーバレスポンスから取り出し、前記メモリカード読出し要求のバスコマンドを発行した前記ホスト機器に対してメモリカードから読み出されたデータの形式でバスデータを生成し前記ホスト機器へ返すバスデータ生成手段と、
    前記通信手段と、前記レスポンス生成手段と、前記リクエスト生成手段と、前記バスデータ生成手段とを内蔵し、かつメモリカードスロットに装着可能な形状と大きさを有するメモリカード状の筐体とを備え、
    前記ホスト機器に装着されることで、ファイルクライアントを構成する通信インターフェイスカード。
  2. ホスト機器に装着される通信インターフェイスカードの固有識別情報を含む探索メッセージをネットワークに発し、前記探索メッセージに対応する応答メッセージを返した前記ホスト機器との通信経路を能動的に確立し、前記通信経路を通じて前記ホスト機器から送られる要求メッセージを受信し、前記要求メッセージからサーバリクエストを取り出し、これを出力するとともに、サーバレスポンスを受け、これを運ぶ応答メッセージを生成し、前記通信経路を通じて前記応答メッセージを前記ファイルクライアントに送り返す通信手段と、
    複数のファイルを保持し、ファイルの名前ならびにファイル先頭からのオフセットならびに読出しサイズとに基づいて、前記ファイルの読出しを行うファイル記憶手段と、
    仮想的なメモリカードのイメージを保持するメモリカードイメージ保持メモリと、
    前記ファイル記憶手段の保持する一部のファイルあるいは全部のファイルからなる共有ファイルの実体ならびに、前記共有ファイルの実体が書き込まれた記録領域を特定するアドレス情報および
    前記ファイルの名前およびサイズなどからなるファイル管理情報をメモリカードフォーマットに従って、前記メモリカードイメージ保持メモリに書き込むメモリカードイメージ生成手段と、
    前記通信手段が出力するサーバリクエストからメモリカード読出し要求を取り出し、前記メモリカード読出し要求の指示するアドレス情報に従って直接前記メモリカードイメージ保持メモリを読み出し、読み出されたデータをサーバレスポンスとして前記通信手段に出力するサーバデータ読出し手段とを備えたファイルサーバ。
  3. 請求項1に記載の通信インターフェイスカードをそのメモリカードスロットに装着したホスト機器と、請求項2に記載のファイルサーバからなるリモートファイルアクセスシステム。
  4. 通信インターフェイスカードの固有識別情報を含む探索メッセージをネットワークに発し、前記探索メッセージに対応する応答メッセージを返した前記ファイルクライアントとの通信経路を能動的に確立し、前記通信経路を通じて前記ファイルクライアントから送られる要求メッセージを受信し、前記要求メッセージからサーバリクエストを取り出し、これを出力するとともに、サーバレスポンスを受け、これを運ぶ応答メッセージを生成し、前記通信経路を通じて前記応答メッセージを前記ファイルクライアントに送り返す通信手段と、
    複数のファイルを保持し、ファイルの名前ならびにファイル先頭からのオフセットならびに読出しサイズとに基づいて、前記ファイルの読出しを行うファイル記憶手段と、
    仮想的なメモリカードの管理情報部分のイメージを保持するメモリカードイメージ保持メモリと、
    前記ファイル記憶手段の保持する一部のファイルあるいは全部のファイルからなる共有ファイルの前記仮想メモリカード上での記録領域を特定するアドレス情報ならびに前記ファイルの名前ならびにサイズなどからなるファイル管理情報をメモリカードフォーマットに従って、前記メモリカードイメージ保持メモリに書き込むメモリカードイメージ生成手段と、
    前記共有ファイルの前記仮想メモリカード上での記録領域を特定するアドレス情報に対応する、前記共有ファイルの前記ファイル記憶手段上でのファイルの名前ならびにファイル先頭からのオフセットならびに読出しサイズの情報を列挙した変換テーブルと、
    前記通信手段が出力するサーバリクエストからメモリカード読出し要求を取り出し、前記メモリカード読出し要求の指示するアドレス情報が、前記メモリカードイメージ保持メモリの保持する前記管理情報の範囲である場合は、前記メモリカードイメージ保持メモリを読み出し、前記変換テーブルの保持する共有ファイルの範囲である場合は、そのアドレス情報を前記変換テーブルによって前記ファイル記憶手段上でのファイルの名前ならびにファイル先頭からのオフセットならびに読出しサイズの情報に変換し、その情報によって前記ファイル記憶手段を読み出し、いずれの場合も読み出されたデータをサーバレスポンスとして前記通信手段に出力するサーバデータ読出し手段とを備えたファイルサーバ。
  5. 請求項4に記載のファイルサーバと、請求項1に記載の通信インターフェイスカードをそのメモリカードスロットに装着したホスト機器からなるリモートファイルアクセスシステム。
  6. 通信インターフェイスカードの通信手段は無線通信を使用する通信手段であって、
    ファイルサーバの通信手段は無線通信を使用する通信手段であって、
    一方がアクセスポイント、他方がステーションで、アクセスポイントは、任意のチャネルでビーコンを出力し、ステーションがアクセスポイントのビーコンをチャネルを変えながら逐次受信し、
    受信したチャネルでチャネル設定することを特徴とした請求項3に記載のリモートファイルアクセスシステム。
  7. 通信インターフェイスカードの通信手段は、あらかじめ使用チャネルが設定された無線通信を使用する通信手段であって、
    ファイルサーバの通信手段は、無線通信を使用する通信手段であって、その使用チャネルがあらかじめ前記通信インターフェイスカードの通信手段の使用チャネルに設定されていることを特徴とした請求項3に記載のリモートファイルアクセスシステム。
  8. 通信インターフェイスカードの通信手段は、無線通信を使用する通信手段であって、
    ファイルサーバの通信手段は、無線通信を使用する通信手段であって、
    伝送経路の確立に先立って無線通信の使用チャネルを設定することを特徴とした請求項3に記載のリモートファイルアクセスシステム。
  9. 通信インターフェイスカードの通信手段は無線通信を使用する通信手段であって、
    ファイルサーバの通信手段は無線通信を使用する通信手段であって、
    一方がアクセスポイント、他方がステーションで、アクセスポイントは任意のチャネルでビーコンを出力し、ステーションがアクセスポイントのビーコンをチャネルを変えながら逐次受信し、
    受信したチャネルでチャネル設定することを特徴とした請求項5に記載のリモートファイルアクセスシステム。
  10. 通信インターフェイスカードの通信手段は、あらかじめ使用チャネルが設定された無線通信を使用する通信手段であって、
    ファイルサーバの通信手段は、無線通信を使用する通信手段であって、その使用チャネルがあらかじめ前記通信インターフェイスカードの通信手段の使用チャネルに設定されていることを特徴とした請求項5に記載のリモートファイルアクセスシステム。
  11. 通信インターフェイスカードの通信手段は、無線通信を使用する通信手段であって、
    ファイルサーバの通信手段は、無線通信を使用する通信手段であって、
    伝送経路の確立に先立って無線通信の使用チャネルを設定することを特徴とした請求項5に記載のリモートファイルアクセスシステム。
  12. メモリカードイメージ保持メモリが保持する仮想的なメモリカードのサイズが2ギガバイト以下であることを特徴とする請求項2に記載のファイルサーバ。
  13. メモリカードイメージ生成手段は、ファイルサーバの汎用メモリ上に所定のサイズの仮想的なメモリカードのイメージを保持するメモリカードイメージ保持メモリを作成し、FATフォーマットに従って、前記メモリカードイメージ保持メモリをさらに管理情報領域とデータ領域に区分し、ファイル記憶手段から、予め選ばれた共有ファイルを読み出し前記データ領域に書き込み、前記共有ファイルの前記仮想メモリカード上での記録領域を特定するアドレス情報および前記ファイルの名前およびサイズなどからなるファイル管理情報を管理情報領域に書き込むことを特徴とする請求項2に記載のファイルサーバ。
  14. 請求項12に記載のファイルサーバと、請求項1に記載の通信インターフェイスカードをそのメモリカードスロットに装着したホスト機器からなるリモートファイルアクセスシステム。
  15. 請求項13に記載のファイルサーバと、請求項1に記載の通信インターフェイスカードをそのメモリカードスロットに装着したホスト機器からなるリモートファイルアクセスシステム。
  16. リクエスト生成手段は、ホスト機器の発行するバスコマンドを受け、メモリカード読出し要求のバスコマンドのうち、複数バイトのデータを読み出すブロックリードコマンドを抽出することを特徴とする通信インターフェイスカード。
  17. リクエスト生成手段は、ホスト機器の発行するバスコマンドを受け、メモリカード書き込み要求のバスコマンドならびにメモリカード読出し要求のバスコマンドのうち、制御レジスタのデータを
    読み出す単一バイトリードコマンドに対してはサーバデータ読出しを行うサーバリクエストを生成しないことを特徴とする通信インターフェイスカード。
  18. 請求項2に記載のファイルサーバと、請求項16に記載の通信インターフェイスカードをそのメモリカードスロットに装着したホスト機器からなるリモートファイルアクセスシステム。
  19. 請求項2に記載のファイルサーバと、請求項17に記載の通信インターフェイスカードをそのメモリカードスロットに装着したホスト機器からなるリモートファイルアクセスシステム。
  20. 請求項4に記載のファイルサーバと、請求項16に記載の通信インターフェイスカードをそのメモリカードスロットに装着したホスト機器からなるリモートファイルアクセスシステム。
  21. 請求項4に記載のファイルサーバと、請求項17に記載の通信インターフェイスカードをそのメモリカードスロットに装着したホスト機器からなるリモートファイルアクセスシステム。
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