JP2008014382A - Automatic tensioner - Google Patents
Automatic tensioner Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008014382A JP2008014382A JP2006185069A JP2006185069A JP2008014382A JP 2008014382 A JP2008014382 A JP 2008014382A JP 2006185069 A JP2006185069 A JP 2006185069A JP 2006185069 A JP2006185069 A JP 2006185069A JP 2008014382 A JP2008014382 A JP 2008014382A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swing arm
- tensioner
- air guide
- guide member
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
Description
本発明は、無端伝動部材が巻き掛けられる回転体と、回転体を支持して無端伝動部材に対して接近・離間する方向に揺動可能な揺動アームと、無端伝動部材に張力を付与する方向に揺動アームを付勢するとともに、無端伝動部材から揺動アームに伝達される荷重を減衰するテンショナユニットとを備えるオートテンショナに関する。 The present invention provides a rotating body on which an endless transmission member is wound, a swing arm that supports the rotating body and can swing in a direction approaching and separating from the endless transmission member, and applies tension to the endless transmission member. The present invention relates to an auto tensioner that includes a tensioner unit that urges a swing arm in a direction and attenuates a load transmitted from an endless transmission member to the swing arm.
無端ベルトに張力を付与するテンショナプーリを先端に軸支した揺動アームの基端をテンショナユニットの支軸に揺動自在に支持し、支軸に対して揺動アームをスプリングで一方向に付勢してテンショナプーリを無端ベルトに向けて付勢するとともに、支軸と揺動アームの基端との間に合成樹脂製の摩擦材を配置した減衰手段で揺動アームの挙動を安定させるものが、下記特許文献1により公知である。 The base end of the swing arm that pivotally supports the tensioner pulley that applies tension to the endless belt is pivotally supported by the support shaft of the tensioner unit, and the swing arm is attached to the support shaft in one direction with a spring. The tensioner pulley is biased toward the endless belt, and the behavior of the swing arm is stabilized by a damping means in which a synthetic resin friction material is disposed between the support shaft and the base end of the swing arm. Is known from Patent Document 1 below.
また無端ベルトに張力を付与するテンショナプーリを先端に軸支した揺動アームの中間部にテンショナユニットを接続し、テンショナユニットの内部に、プーリが無端ベルトに当接する方向に揺動アームを付勢するスプリングと、揺動アームの揺動に伴うシリンダの伸縮に減衰力を与える流体圧式の減衰手段とを収納したものが、下記特許文献2により公知である。
ところで上記特許文献1に記載されたものは、揺動アームが支軸まわりに揺動すると、テンショナユニットの摩擦材が揺動アームに摺接して減衰力を発生する過程で摩擦熱が発熱し、また上記特許文献2に記載されたものは、揺動アームが揺動するとテンショナユニットの流体がオリフィスを通過して減衰力を発生する過程で摩擦熱が発熱するため、テンショナユニットの摩擦材が早期に摩耗したり流体が早期に劣化したりする問題があった。またオートテンショナの設置場所によっては、エンジンの排気系やラジエータからの輻射熱でテンショナユニットが温度上昇する可能性もあり、何らかの手段でテンショナユニットを積極的に冷却する必要が発生する。
By the way, as described in the above-mentioned Patent Document 1, when the swing arm swings around the support shaft, frictional heat is generated in a process in which the friction material of the tensioner unit slides against the swing arm and generates a damping force. Further, in the above-mentioned
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、オートテンショナのテンショナユニットを簡単な構造で冷却できるようにすることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object thereof is to allow a tensioner unit of an auto tensioner to be cooled with a simple structure.
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、無端伝動部材が巻き掛けられる回転体と、回転体を支持して無端伝動部材に対して接近・離間する方向に揺動可能な揺動アームと、無端伝動部材に張力を付与する方向に揺動アームを付勢するとともに、無端伝動部材から揺動アームに伝達される荷重を減衰するテンショナユニットとを備えるオートテンショナにおいて、回転体に設けられるファンと、ファンが発生した冷却風をテンショナユニットに向けて案内する導風部材とを備えることを特徴とするオートテンショナが提案される。 In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, the rotating body on which the endless transmission member is wound and the rotating body that supports the rotating body and moves toward and away from the endless transmission member are supported. An automatic tensioner comprising: a movable swing arm; and a tensioner unit that urges the swing arm in a direction to apply tension to the endless transmission member and attenuates a load transmitted from the endless transmission member to the swing arm. There is proposed an auto tensioner comprising: a fan provided on the rotating body; and an air guide member for guiding the cooling air generated by the fan toward the tensioner unit.
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、揺動アームに導風部材を支持することを特徴とするオートテンショナが提案される。
According to the invention described in
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、ファンと導風部材との間に介在する揺動アームに、ファンが発生した冷却風を導風部材に導く導風口を備えることを特徴とするオートテンショナが提案される。
According to the invention described in
請求項1の構成によれば、無端伝動部材が巻き掛けられた回転体を支持する揺動アームをテンショナユニットで付勢して該無端伝動部材に張力を付与する際に、無端伝動部材から揺動アームに伝達される荷重を減衰するテンショナユニットが発熱しても、回転体に設けたファンが発生した冷却風を導風部材で案内することでテンショナユニットを冷却することができる。しかも、回転体の回転に伴ってファンも自動的に回転するため、ファンを駆動する特別の駆動源が不要になって部品点数の削減や構造の簡素化が可能になる。 According to the configuration of the first aspect, when the tension arm unit urges the swing arm that supports the rotating body around which the endless transmission member is wound to apply tension to the endless transmission member, the endless transmission member is swung from the endless transmission member. Even if the tensioner unit that attenuates the load transmitted to the moving arm generates heat, the tensioner unit can be cooled by guiding the cooling air generated by the fan provided on the rotating body with the air guide member. In addition, since the fan automatically rotates with the rotation of the rotating body, a special drive source for driving the fan is not required, and the number of parts can be reduced and the structure can be simplified.
また請求項2の構成によれば、回転体を支持する揺動アームに導風部材を支持したので、揺動アームと共に回転体が揺動しても回転体と導風部材との位置関係が変化することがない。従って、回転体の揺動範囲をカバーするように導風部材を大型化する必要がなくなり、導風部材の小型化が可能になる。 According to the second aspect of the present invention, since the wind guide member is supported by the swing arm that supports the rotating body, the positional relationship between the rotary body and the wind guide member is maintained even if the rotary body swings together with the swing arm. There is no change. Therefore, it is not necessary to enlarge the air guide member so as to cover the swinging range of the rotating body, and the air guide member can be downsized.
また請求項3の構成にによれば、ファンと導風部材との間に介在する揺動アームに導風口を設けてファンが発生した冷却風を導風部材に導くので、ファンが発生した冷却風の一部が揺動アームに遮られて導風部材に供給されなくなるのを防止することができる。 According to the third aspect of the present invention, the cooling air generated by the fan is guided to the air guide member by providing the air guide port in the swing arm interposed between the fan and the air guide member. It is possible to prevent a part of the wind from being blocked by the swing arm and not being supplied to the air guide member.
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1はオートテンショナの正面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の3−3線断面図である。 1 to 3 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a front view of an auto tensioner, FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2 of FIG. 1, and FIG. FIG.
自動車用エンジンのクランクシャフトの駆動力を補機に伝達する無端ベルト11に張力を付与してスリップを防止するためのオートテンショナは、エンジンブロック12に取付フランジ13aをボルト14,14で固定されたテンショナユニット13を備える。テンショナユニット13の支軸13bの外周に円筒状の摩擦材15が相対回転自在に嵌合し、その摩擦材15の外周に揺動アーム16の基端の筒状部16aが相対回転自在に嵌合する。揺動アーム16はテンショナユニット13に対して、前記筒状部16aの外周に沿って配置された捩じりコイルばね17で一方向に付勢される。捩じりコイルばね17の外側は、テンショナユニット13に一体に形成した防塵カバー13cと、揺動アーム16に一体に形成した防塵カバー16bとで覆われる。
An auto tensioner for preventing slip by applying tension to an
揺動アーム16の筒状部16aから板状のアーム本体16cが径方向に延びており、そのアーム本体16cの両側縁が板状のリブ16d,16dで補強される。アーム本体16cの先端に一体に形成したボス部16eにボールベアリング19を介してテンショナプーリ20が回転自在に支持され、ワッシャ21およびボルト22で抜け止めされる。テンショナプーリ20はボールベアリング19に支持される内輪20aと、無端ベルト11を支持する外輪20bと、内輪20aおよび外輪20bを接続する軸流式のファン20cとで構成される。
A plate-like arm
揺動アーム16のテンショナプーリ20と反対側に設けられる導風部材23は、テンショナプーリ20の直径と同直径の半球状に形成された第1部分23aと、第1部分23aから揺動アーム16のアーム本体16cに沿ってテンショナユニット13側に延びる筒状の第2部分23bとで構成されており、第2部分23bの先端に冷却風噴出口23cが開口する。
The
導風部材22の半球状の第1部分23aの円形の開口はテンショナプーリ20のファン20cに対向しているが、その円形の開口の一部はファン20cとの間に介在する揺動アーム16のアーム本体16cにより遮られている。揺動アーム16のアーム本体16cが導風部材22の第1部分23aの開口を遮る部分に、冷却風を通過させる導風口16gが形成される。
Although the circular opening of the hemispherical
次に、上記構成を備えた第1の実施の形態の作用について説明する。 Next, the operation of the first embodiment having the above configuration will be described.
オートテンショナの揺動アーム16は捩じりコイルばね17の弾発力で図1の矢印A方向に付勢されており、その付勢力でテンショナプーリ20が無端ベルト11に押し付けられて該無端ベルト11に所定の張力が付与される。無端ベルト11で駆動される補機の負荷変動やエンジン回転数の変動により無端ベルト11の張力が変動すると、揺動アーム16が揺動して前記張力の変動を吸収する。即ち、無端ベルト11の張力が増加すると揺動アーム16は捩じりコイルばね17を圧縮しながら矢印A′方向に揺動し、無端ベルト11の張力が減少すると揺動アーム16は捩じりコイルばね17の弾発力で矢印A方向に揺動する。このようにして揺動アーム16が往復揺動すると、摩擦材15がテンショナユニット13の支軸13bの外周面および揺動アーム16の筒状部16aの内周面に対して摺動し、その際に発生する摩擦による減衰力で揺動アーム16の暴れが阻止されて無端ベルト11の張力を安定させることができる。
The
さて、揺動アーム16が往復揺動して摩擦材15が摩擦熱を発生すると温度が上昇するため、摩擦材15の異常摩耗を防止して耐久性を確保するには冷却が必要になる。
Now, when the
無端ベルト11によりテンショナプーリ20が回転すると、そのテンショナプーリ20に設けたファン20cにより発生した冷却風が、導風部材23の半球状の第1部分23aから筒状の第2部分23bを経て冷却風噴出口23cからテンショナユニット13に向けて噴出することで、その内部に収納されたテンショナユニット13を冷却する。
When the
このように、無端ベルト11により回転するテンショナプーリ20にファン20cを設けたので、ファン20cを駆動する特別の駆動源が不要になり、部品点数の削減および構造の簡素化が可能になる。しかもテンショナプーリ20を支持する揺動アーム16に導風部材23を設けたので、揺動アーム16が揺動してテンショナプーリ20の位置が変化しても、テンショナプーリ20と導風部材23との位置関係が変化することがない。よって、テンショナプーリ20の揺動範囲をカバーするように導風部材23を大型化する必要がなくなり、導風部材23の小型化が可能になる。
As described above, since the
またファン20cと導風部材23の開口との間を揺動アーム16のアーム本体16cが一部遮っているため、ファン20cが発生した冷却風が充分に導風部材23に導かれなくなる可能性があるが、アーム本体16cに導風口16gを形成したことで、ファン20cが発生した冷却風を無駄なく導風部材23に導いてテンショナユニット13の冷却効果を高めることができる。
Further, since the arm
図4〜図8は本発明の第2の実施の形態を示すもので、図4はオートテンショナの正面図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図5の6−6線断面図、図7はテンショナユニットの断面図(収縮時)、図8はテンショナユニットの断面図(伸長時)である。 4 to 8 show a second embodiment of the present invention. FIG. 4 is a front view of the auto tensioner, FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 in FIG. 4, and FIG. FIG. 7 is a sectional view of the tensioner unit (when contracted), and FIG. 8 is a sectional view of the tensioner unit (when extended).
第2の実施の形態は、中間部を支軸31で枢支された揺動アーム16の一端に形成したボス部16eにボールベアリング19、ワッシャ21およびボルト22を介してテンショナプーリ20が回転自在に支持されるとともに、前記揺動アーム16の他端がテンショナユニット32を介してエンジンブロック12に接続される。
In the second embodiment, the
テンショナユニット32は、揺動アーム16の他端に支点ピン33を介して連結された第1連結部34と、エンジンブロック12に支点ピン35を介して連結された第2連結部36とを備えており、第1、第2連結部34,36間に圧縮コイルばね37が配置される。
The
第1連結部34と一体に設けられた筒状のハウジング38の内部にシリンダ39が形成されており、シリンダ39にシール部材40を介して摺動自在に嵌合するピストン41と一体に設けたピストンロッド42が、シリンダ39の上端を閉塞する端板43に設けたシール部材44を貫通して第2連結部36に連結される。シリンダ39の下端がバルブブロック45で閉塞されており、ピストン41の上部に第1流体室46が形成され、ピストン41およびバルブブロック45間に第2流体室47が形成され、バルブブロック45の下部に第3流体室48が形成される。第3流体室48は、ハウジング38およびシリンダ39間に形成されたリーザーバ49に連通し、リザーバ49の上部に空気室50が形成される。
A
ピストン41には、第2流体室47から第1流体室46への流体の流通を許容し、その逆方向への流体の流通を阻止する第1チェックバルブ51と、第2流体室47から第1流体室46への流体の流通を阻止し、その逆方向への流体の流通を許容する第2チェックバルブ52とが設けられる。またバルブブロック45には、第2流体室47から第3流体室48への流体の流通を許容し、その逆方向への流体の流通を阻止する第3チェックバルブ53と、第2流体室47から第3流体室48への流体の流通を阻止し、その逆方向への流体の流通を許容する第4チェックバルブ54とが設けられる。
The
第1チェックバルブ51は第1流体室46に開口する第1凹部55と、第1凹部55の底に連通して第2流体室47に開口する第1流体通路56と、第1凹部55に収納される第1チェックボール57とで構成される。第2チェックバルブ52は第2流体室47に開口する第2凹部58と、第2凹部58の底に連通して第3流体室48に開口する第2流体通路59と、第2凹部58に収納される第2チェックボール60とで構成される。第1流体通路56は第2流体通路59よりも細く形成される。
The
第3チェックバルブ53は第3流体室48に開口する第3凹部61と、第3凹部61の底に連通して第2流体室47に開口する第3流体通路62と、第3凹部61に収納される第3チェックボール63とで構成される。第4チェックバルブ54は第2流体室47に開口する第4凹部64と、第4凹部64の底に連通して第3流体室48に開口する第4流体通路65と、第4凹部64に収納される第4チェックボール66とで構成される。第3流体通路62は第4流体通路65よりも細く形成される。
The
ピストン41の径方向において、第1〜第4チェックバルブ51〜54の第1〜第4凹部55,58,61,64の外端は、第1〜第4流体通路56,59,62,65の外端よりも外側に位置している。そしてシール部材40を支持すべくピストン41の外周面に形成された環状溝41aは、ピストン41の軸方向で第1、第2チェックバルブ51,52の第1、第2凹部55,58の間に位置している。
In the radial direction of the
以上のように、第1、第2チェックバルブ51,52と、第3、第4チェックバルブ53,54とは、第2流体室47を挟んで上下対称に配置されている。
As described above, the first and
揺動アーム16の支持部16fから延びるアーム本体16cの先端にテンショナプーリ20が回転自在に支持されており、テンショナプーリ20の一方の端面に固定した円板部20dに遠心式のファン20eが設けられる。
A
揺動アーム16の支持部16fに2本のボルト71,71で固定される導風部材72は、前記円板部20dと協働してファン20eの外周部を取り囲む第1部分72aと、第1部分72aから接線方向に延びてテンショナユニット32を指向する第2部分72bとで構成されており、第2部分72bの先端に冷却風噴出口72cが開口する。
A
次に、上記構成を備えた第2の実施の形態の作用について説明する。 Next, the operation of the second embodiment having the above configuration will be described.
図4において、無端ベルト11の張力が増加すると揺動アーム16が支軸31まわりに時計方向に揺動し、テンショナユニット32の第1連結部34が圧縮コイルばね37を圧縮しながら第2連結部36に接近する方向に移動する。その結果、図7に示すように、ピストン41がシリンダ39の内部に押し込まれるように下降して第2流体室47の容積が減少するため、第1、第3チェックバルブ51,53が開弁して第2、第4チェックバルブ52,54が閉弁し、第2流体室47の流体が第1、第3チェックバルブ51,53の細い第1、第3流体通路56,62を通過して第1、第3流体室46,48に流入する。このように、無端ベルト11の張力が増加してテンショナユニット32が収縮するときは、流体が細い方の第1、第3流体通路56,62を通過することで大きな減衰力が発生する。尚、テンショナユニット32が収縮すると第1流体室46内に進入するピストンロッド42の容積分だけ空気室50の容積が減少することで、ピストン41のロックが防止される。
In FIG. 4, when the tension of the
逆に無端ベルト11の張力が減少すると圧縮コイルばね37の弾発力で揺動アーム16が支軸31まわりに反時計方向に揺動し、テンショナユニット32の第1連結部34が第2連結部36から離反する方向に移動する。その結果、図8に示すように、ピストン41がシリンダ39から引き抜かれる方向に上昇して第2流体室47の容積が増加するため、第1、第3チェックバルブ51,53が閉弁して第2、第4チェックバルブ52,54が開弁し、第1流体室46の流体が第2チェックバルブ52の太い第2流体通路59を通過して第2流体室47に流入するとともに、第3流体室48の流体が第4チェックバルブ54の太い第4流体通路65を通過して第2流体室47に流入することで小さな減衰力が発生する。尚、テンショナユニット32が伸長すると第1流体室46から退出するピストンロッド42の容積分だけ空気室50の容積が増加することで、ピストン41のロックが防止される。
On the contrary, when the tension of the
このように、無端ベルト11の張力が増加するときにはテンショナユニット32に大きな減衰力を発生させてゆっくりと収縮させ、無端ベルト11の張力が減少するときにはテンショナユニット32に小さな減衰力を発生させて素早く伸長させることで、テンショナプーリ20の暴れを防止して無端ベルト11の挙動を安定させることができる。
As described above, when the tension of the
さて、ピストン41には第1、第2チェックバルブ51,52とシール部材40とが設けられており、ピストン41の外径を最小限に抑えてテンショナユニット32を小型化するには、それらが干渉しないようにレイアウトする必要がある。
Now, the
本実施の形態では第1、第2流体通路56,59よりも大径の第1、第2凹部55,58をピストン41の軸方向にずらして配置し、ピストン41の外周にシール部材40を支持する環状溝41aをピストン41の軸方向で第1、第2凹部55,58に挟まれた位置に形成したので、ピストン41の外径を最小限に抑えることができる。仮に、第1、第2凹部55,58および環状溝41aをピストン41の同一横断面上に配置すると、ピストン41の外径は本実施の形態のものより大きくなってしまう。
In the present embodiment, the first and
ところで、テンショナユニット32の伸縮に伴って第1〜第4流体通路56,59,62,65を流体が通過するとき、流体が剪断力により発熱して早期に劣化する可能性がある。しかしながら、本実施の形態によれば、無端ベルト11によりテンショナプーリ20が回転すると、そのテンショナプーリ20に設けたファン20eにより発生した冷却風が、導風部材72の半球状の第1部分72aから筒状の第2部分72bを経て冷却風噴出口72cからテンショナユニット32に向けて噴出することで、流体を冷却して温度上昇を抑制することができる。
By the way, when the fluid passes through the first to fourth
第1の実施の形態と同様に、無端ベルト11により回転するテンショナプーリ20にファン20eを設けたので、ファン20eを駆動する特別の駆動源が不要になり、部品点数の削減および構造の簡素化が可能になる。しかもテンショナプーリ20を支持する揺動アーム16に導風部材72を設けたので、揺動アーム16が揺動してテンショナプーリ20の位置が変化しても、テンショナプーリ20と導風部材72との位置関係が変化することがない。よって、テンショナプーリ20の揺動範囲をカバーするように導風部材72を大型化する必要がなくなり、導風部材72の小型化が可能になる。
As in the first embodiment, the
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。 The embodiments of the present invention have been described above, but various design changes can be made without departing from the scope of the present invention.
例えば、本発明の回転体および無端伝動部材はプーリ20および無端ベルト11に限定されず、スプロケットおよび無端チェーンであっても良い。
For example, the rotating body and the endless transmission member of the present invention are not limited to the
11 無端ベルト(無端伝動部材)
13 テンショナユニット
16 揺動アーム
16g 導風口
20 テンショナプーリ(回転体)
20c ファン
20e ファン
23 導風部材
32 テンショナユニット
72 導風部材
11 Endless belt (endless transmission member)
13
Claims (3)
回転体(20)を支持して無端伝動部材(11)に対して接近・離間する方向に揺動可能な揺動アーム(16)と、
無端伝動部材(11)に張力を付与する方向に揺動アーム(16)を付勢するとともに、無端伝動部材(11)から揺動アーム(16)に伝達される荷重を減衰するテンショナユニット(13,32)と、
を備えるオートテンショナにおいて、
回転体(20)に設けられるファン(20c,20e)と、ファン(20c,20e)が発生した冷却風をテンショナユニット(13,32)に向けて案内する導風部材(23,72)とを備えることを特徴とするオートテンショナ。 A rotating body (20) around which an endless transmission member (11) is wound;
A swing arm (16) that supports the rotating body (20) and can swing in a direction approaching and separating from the endless transmission member (11);
A tensioner unit (13) that urges the swing arm (16) in a direction to apply tension to the endless transmission member (11) and attenuates a load transmitted from the endless transmission member (11) to the swing arm (16). , 32),
In an auto tensioner with
Fans (20c, 20e) provided on the rotating body (20) and air guide members (23, 72) for guiding the cooling air generated by the fans (20c, 20e) toward the tensioner unit (13, 32). An auto tensioner characterized by comprising.
The swing arm (16) interposed between the fan (20c) and the air guide member (23) is provided with an air guide port (16g) for guiding the cooling air generated by the fan (20c) to the air guide member (23). The auto tensioner according to claim 1 or 2, characterized by the above.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006185069A JP4785652B2 (en) | 2006-07-05 | 2006-07-05 | Auto tensioner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006185069A JP4785652B2 (en) | 2006-07-05 | 2006-07-05 | Auto tensioner |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008014382A true JP2008014382A (en) | 2008-01-24 |
JP4785652B2 JP4785652B2 (en) | 2011-10-05 |
Family
ID=39071603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006185069A Expired - Fee Related JP4785652B2 (en) | 2006-07-05 | 2006-07-05 | Auto tensioner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4785652B2 (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2986595A1 (en) * | 2012-02-02 | 2013-08-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Method for controlling power unit for protecting accessory belt tensioner, involves applying preset operating process of power unit for limiting heating of accessory belt tensioner according to temperature of body of tensioner |
FR2986594A1 (en) * | 2012-02-02 | 2013-08-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Tensioner for tensioning belt of facade of e.g. alternator, of heat engine of car, has heat exchanger exchanging heat between tensioner and ambient air by convection, where exchanger has fins distributed radially on entire/portion of body |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61156763U (en) * | 1985-03-20 | 1986-09-29 |
-
2006
- 2006-07-05 JP JP2006185069A patent/JP4785652B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61156763U (en) * | 1985-03-20 | 1986-09-29 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2986595A1 (en) * | 2012-02-02 | 2013-08-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Method for controlling power unit for protecting accessory belt tensioner, involves applying preset operating process of power unit for limiting heating of accessory belt tensioner according to temperature of body of tensioner |
FR2986594A1 (en) * | 2012-02-02 | 2013-08-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Tensioner for tensioning belt of facade of e.g. alternator, of heat engine of car, has heat exchanger exchanging heat between tensioner and ambient air by convection, where exchanger has fins distributed radially on entire/portion of body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4785652B2 (en) | 2011-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5044569B2 (en) | Controllable coolant pump | |
JP4924464B2 (en) | Swash plate compressor | |
US6915958B2 (en) | Linear proportional valve | |
KR20100014297A (en) | Pulley tensioner for a belt drive for use in contact with oil | |
JP2006510845A (en) | Oil spray nozzle for temperature controlled piston cooling | |
JP4785652B2 (en) | Auto tensioner | |
JP6459835B2 (en) | Valve device | |
US7175014B2 (en) | Clutch release device | |
JP7262256B2 (en) | chain tensioner | |
JP2006283912A (en) | Belt transmission device for driving auxiliary machinery | |
US20100276613A1 (en) | Thermostatic device and related method | |
JP2011226564A (en) | Hydraulic auto-tensioner and belt transmission device | |
JP5820626B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP3801742B2 (en) | Temperature-sensitive fan drive | |
JP2008106845A (en) | Automatic tensioner | |
JP2008064273A (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JP2008196507A (en) | Automatic tensioner | |
JP2008248925A (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JPH11230282A (en) | Belt-tension adjusting member | |
JP6773593B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2008014340A (en) | Hydraulic auto-tensioner | |
JP2007263288A (en) | Hydraulic auto tensioner | |
JP2009236166A (en) | Automatic tensioner | |
JP2008051218A (en) | Hydraulic automatic tensioner | |
JP2008180269A (en) | Hydraulic automatic tensioner |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110706 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110712 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |