JP2008011290A - アクセスポイントおよびlanシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】設置、配置変更および追加に要する作業時間を短縮し得るアクセスポイントを提供する。
【解決手段】有線LAN2に接続されると共に無線端末(以下、「STA」ともいう)6と接続可能に構成されて、自局に接続されている無線端末6を有線LAN2に接続させるアクセスポイント(以下、「AP」)3,4,5であって、チャンネル番号を特定するためのチャンネル情報、およびAP3,4,5の属するグループを特定するためのグループ情報を有線LAN2に送信すると共に有線LAN2に送信されている他のAPのチャンネル情報およびグループ情報を受信して、かつ受信したチャンネル情報およびグループ情報に基づいて自局のグループと同じグループに属する他のAPのチャンネル番号を自局のチャンネル番号と共にチャンネルリストに登録して保持すると共に自局に接続された無線端末6にチャンネルリストを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線端末を有線LANに接続させるアクセスポイント、およびこのアクセスポイントを備えたLANシステムに関するものである。
この種のアクセスポイントとして、特開2001−94572号公報に開示されているアクセスポイントが知られている。このアクセスポイントには、互いに隣接するアクセスポイントのうち所定数のアクセスポイント(具体的には、アクセスポイントのチャンネル情報または識別情報)が隣接アクセスポイントとして予め登録されている。また、アクセスポイントは、互いに異なるタイミングで自己のホッピング情報を定期的にネットワークに送信すると共に、このネットワークを介して受信するホッピング情報のうちの登録されている隣接アクセスポイントのホッピング情報のみを保持する。したがって、このアクセスポイントによれば、このアクセスポイントに接続していて他の隣接するアクセスポイントにローミングしようとしている移動端末に対して、他の隣接アクセスポイントについてのホッピング情報およびチャンネル情報(または識別情報)を送信することができる。このため、移動端末は、現在接続しているアクセスポイントから取り込んだホッピング情報およびチャンネル情報(または識別情報)を基に、このアクセスポイントに対して隣接している隣接アクセスポイントのチャンネルのみをスキャンしてその無線信号強度を調べ、無線信号強度が最大の隣接アクセスポイントに接続することができる結果、チャンネルすべてをスキャンする構成と比較して、より短時間に最適な隣接アクセスポイントへのローミングを行うことができる。
特開2001−94572号公報(第3−7頁)
ところが、この従来のアクセスポイントには、以下の問題点がある。すなわち、このアクセスポイントでは、所定数の隣接アクセスポイントについての情報を予め登録しておく必要がある。このため、この隣接アクセスポイントの登録作業は、アクセスポイントを設置するときに必要であると共に、その後にアクセスポイントの配置を変更したり、アクセスポイントを追加したりする都度、必要になる。しかしながら、この登録作業は非常に煩雑であって手間がかかることから、このアクセスポイントには、設置コスト、配置変更コストおよび追加コストが上昇すると共に、設置、配置変更および追加に要する作業時間が長くなるという問題点がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、設置、配置変更および追加に要する作業時間を短縮し得るアクセスポイント、およびこのアクセスポイントを用いたLANシステムを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のアクセスポイントは、有線LANに接続されると共に無線端末と接続可能に構成されて、自局に接続されている前記無線端末を前記有線LANに接続させるアクセスポイントであって、チャンネル番号を特定するためのチャンネル情報、および当該アクセスポイントの属するグループを特定するためのグループ情報を前記有線LANに送信すると共に当該有線LANに送信されている他の前記アクセスポイントの前記チャンネル情報および前記グループ情報を受信して、かつ当該受信した前記チャンネル情報および前記グループ情報に基づいて自局のグループと同じグループに属する前記他のアクセスポイントの前記チャンネル番号を自局の前記チャンネル番号と共にチャンネルリストに登録して保持すると共に前記自局に接続された前記無線端末に前記チャンネルリストを送信する。
また、請求項2記載のLANシステムは、有線LANと、当該有線LANに接続された複数のアクセスポイントと、当該複数のアクセスポイントの1つに無線接続する無線端末とを備えて構成されるLANシステムであって、前記アクセスポイントは、チャンネル番号を特定するためのチャンネル情報、および当該アクセスポイントの属するグループを特定するためのグループ情報を前記有線LANに送信すると共に当該有線LANに送信されている他の前記アクセスポイントの前記チャンネル情報および前記グループ情報を受信して、かつ当該受信した前記チャンネル情報および前記グループ情報に基づいて自局のグループと同じグループに属する前記他のアクセスポイントの前記チャンネル番号を自局の前記チャンネル番号と共にチャンネルリストに登録して保持し、前記無線端末は、接続している前記アクセスポイントによって保持されている前記チャンネルリストを取り込んで記憶し、当該接続しているアクセスポイントの電波強度が基準値を下回ったときに、記憶している前記チャンネルリストに登録されている前記チャンネル番号のうちから電波強度が最大となるチャンネル番号を特定して、当該特定したチャンネル番号の前記アクセスポイントに接続する。
請求項1記載のアクセスポイントでは、チャンネル番号を特定するためのチャンネル情報、およびこのアクセスポイントの属するグループを特定するためのグループ情報を有線LANに送信すると共に有線LANに送信されている他のアクセスポイントのチャンネル情報およびグループ情報を受信して、かつ受信したチャンネル情報およびグループ情報に基づいて自局のグループと同じグループに属する他のアクセスポイントのチャンネル番号を自局のチャンネル番号と共にチャンネルリストに登録して保持し、かつ自局に接続された無線端末にこのチャンネルリストを送信する。また、請求項2記載のLANシステムは、上記のアクセスポイントを備えている。したがって、このアクセスポイントおよびLANシステムによれば、複数のアクセスポイントを有線LANに設置したとき、また複数のアクセスポイントの配置を変更したとき、さらには他のアクセスポイントを有線LANに追加したときにも、複数のアクセスポイントが自局内に上記のチャンネルリストを自動的に作成することができる。このため、無線端末がこのチャンネルリストを使用することによってローミング時に使用すべきチャンネルを特定することができる結果、スキャン時間を十分に短縮することができる。また、各アクセスポイントに対して隣接アクセスポイントを登録する作業を不要にできるため、各アクセスポイントの設置、配置変更および追加に要する作業時間を十分に短縮することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るアクセスポイントおよびLANシステムの最良の形態について説明する。なお、一例として、IEEE802.11b規格のアクセスポイントおよびLANシステムを例に挙げて説明するため、周波数チャンネルは14個であるとして説明する。
図1に示すように、LANシステム1は、有線LAN2を介して接続された複数(本例では一例として3つ)のアクセスポイント(以下、「AP」ともいう)3,4,5と、1または2以上(本例では一例として1つ)の無線端末(移動ステーション。以下、「STA」ともいう)6とを備えて構成されている。
各AP3,4,5は、いずれも、図2に示すように、送受信部11、有線LANインターフェース部(以下、「I/F部」ともいう)12、CPU13およびメモリ14を備えて構成されている。送受信部11は、複数の周波数チャンネル(以下、単に「チャンネル」ともいう)のうちから予め設定された1つのチャンネルを使用して、無線端末6との間で無線によるデータの送受信を行う。一例として、送受信部11は、14個のチャンネル1〜14のうちから設定された1つのチャンネルで、データの送受信を行う。また、送受信部11は、受信したデータ(受信データD1)をCPU13に出力すると共に、CPU13から出力されたデータ(送信データD2)を無線端末6に送信する。なお、図1における各AP3,4,5を中心とする円は、各AP3,4,5が、送受信部11を介して無線端末6と通信可能なエリアを模式的に示している。また、AP3,4は、エリアXをカバーするために、同じSSID(Service Set ID。一例として「AAAA」)が付与されてグループ化されている。一方、AP5は、他のAP3,4とは異なるSSID(「BBBB」)が付与されて、エリアYを単独でカバーする。
I/F部12は、有線LAN2上のデータを受信してCPU13に出力すると共に、CPU13から出力された受信データD1を有線LAN2上に送信する。CPU13は、メモリ14に記憶されている動作プログラムに従って、ビーコン送信処理、自局情報送信処理、データパケット送受信処理およびリスト作成処理などを実行する。
無線端末6は、図3に示すように、送受信部21、CPU22およびメモリ23を備えて構成されている。送受信部21は、各AP3,4,5で使用されるすべてのチャンネル1〜14のうちからCPU22によって指定された1つのチャンネルを使用して、このチャンネルを使用するAPとの間で無線によるデータの送受信を行う。具体的には、送受信部21は、受信したデータ(受信データD3)をCPU22に出力すると共に、CPU22から出力されたデータ(送信データD4)を送信する。また、送受信部21は、使用しているチャンネルで受信している無線信号(電波)の電波強度(RSSI)を測定して強度データD5としてCPU22に出力する。CPU22は、メモリ23に記憶されている動作プログラムに従って、リスト更新処理、ローミング処理およびデータパケット送受信処理などを実行する。メモリ23には、ローミング処理を開始する基準となる下限電波強度(本発明における基準値)を示す基準データD6が記憶されている。
次に、各AP3,4,5の動作および無線端末6の動作と共に、LANシステム1の全体動作について、図4〜図7を参照して説明する。
まず、各AP3,4,5では、所定のタイミングで(例えば起動した際に)、図6に示すように、CPU13が、自局の機器固有情報(一例としてMACアドレス)、自局のチャンネル情報(使用するチャンネル(1〜14のいずれか)を特定するチャンネル番号)および自局のグループ情報(一例としてSSID)を自局情報として有線LAN2上にそれぞれ送信する(ステップ51)。本例では、一例として、AP3では、使用するチャンネル番号が「1」に設定されると共に、SSIDが「AAAA」に設定されて、そのMACアドレスは「00 01 09 01 00 01」である。また、AP4は、使用するチャンネル番号が「4」に設定されると共に、SSIDが「AAAA」に設定されて、そのMACアドレスは「00 01 09 01 3A BC」である。また、AP5は、使用するチャンネル番号が「7」に設定されると共に、SSIDが「BBBB」に設定されて、そのMACアドレスは「00 01 09 01 00 2E」である。したがって、AP3,4,5の各CPU13は、これら3種類の自局のデータを含む自局情報を有線LAN2上に送信する。
また、このステップ51において、CPU13は、図4に示すAPリストを作成してメモリ14に記憶させる。後述するように、このAPリストには、最終的に、同図に示すように、自局の自局情報と共に、共通の有線LAN2に接続されている他のすべてのAPの自局情報が登録される。しかしながら、例えば起動直後においては、各APは、他のAPの自局情報を取得していないため、自局の自局情報のみが登録されたAPリストを作成してメモリ14に記憶させる。一例として、AP3では、図4に示すAPリストのうちの自局についての自局情報(「00 01 09 01 00 01」(MACアドレス),「1」(チャンネル番号),「AAAA」(SSID))のみを登録したAPリストがメモリ14に記憶される。また、CPU13は、APリストに登録されている各APのうちから、自局と同じSSIDを有する他のAPを抽出すると共に、抽出した他のAPのチャンネル番号を図5に示すチャンネルリストに自局のチャンネル番号と共に登録する。なお、このチャンネルリストについても、起動した直後においては、他のAPの自局情報を取得していないため、自局のチャンネル番号のみが登録される。
次いで、各AP3,4,5では、CPU13が、ビーコン送信タイミングの計測を開始する(ステップ52)と共に、自局情報送信タイミングの計測を開始する(ステップ53)。また、CPU13は、引き続いて、ビーコン送信タイミングの到来の検出(ステップ54)と、自局情報送信タイミングの到来の検出(ステップ55)とを実行する。本例では、CPU13は、ステップ52での計測の開始から所定時間(数百ms。一例として100ms)を経過したか否かをステップ54において検出することによってビーコン送信タイミングの到来を検出し、ステップ53での計測の開始から所定時間(数秒。一例として1秒)経過したか否かをステップ55において検出することによって自局情報送信タイミングの到来を検出する。また、CPU13は、上記の各タイミングの到来の検出と共に、送受信部11を介して受信データD1を受信したか否かの検出(ステップ56)と、I/F部12を介してデータを受信したか否かの検出(ステップ57)とを実行する。また、CPU13は、上記ステップ57において有線LAN2からデータを受信していないときにはステップ54に移行することにより、上記ステップ56において受信データD1の受信を検出するか、またはステップ57において有線LAN2からデータを受信するまで、上記の各ステップ54,55,56,57における検出処理を繰り返し実行する。
本例では、上記したように、自局情報送信タイミングに対してビーコン送信タイミングの方が短い間隔に規定されているため、CPU13は、まず、ステップ54においてビーコン送信タイミングの到来を検出する。この場合、CPU13は、ビーコン送信処理を実行して、チャンネルリストに登録されている情報および自局のSSIDを含むビーコンを送信し(ステップ58)、次いで、ステップ52での動作と同様の動作を実行して、ビーコン送信タイミングの計測を再開して(ステップ59)、ステップ54に移行する。このようにして、CPU13が、ステップ54,55,56,57を繰り返し実行している間において、ステップ58,59を100ms間隔で実行することにより、自局のSSIDと自局のチャンネルリストの情報とを含むビーコンが、各AP3,4,5の送受信部11から100ms間隔で定期的に送信される。
また、CPU13は、ビーコンを所定回数送信する都度、ステップ55において、自局情報送信タイミングの到来を検出する。この場合、CPU13は、自局情報送信処理を実行して、自局についての自局情報(「00 01 09 01 00 01」(MACアドレス),「1」(チャンネル番号),「AAAA」(SSID))をI/F部12を介して有線LAN2に送信し(ステップ60)、次いで、ステップ53での動作と同様の動作を実行して、自局情報送信タイミングの計測を再開する(ステップ61)。なお、CPU13は、自局情報を有線LAN2に送信する際には、有線LAN2に接続されている他のすべてのAP宛てに自局情報を送信する。このようにして、CPU13が、ステップ54,55,56,57を繰り返し実行している間において、ステップ60,61を1秒間隔で実行することにより、各AP3,4,5の自局情報が、各AP3,4,5のI/F部12から1秒間隔で定期的に有線LAN2に送信される。
各AP3,4,5から有線LAN2上にデータが送信されたときには、各AP3,4,5では、CPU13が、ステップ57において、I/F部12を介してそのデータを受信すると共に、自局宛てのデータであるか否かを判別する。その結果、自局宛てのデータまたはブロードキャストデータのときには、CPU13は、そのデータを受信する一方、自局宛てのデータでないときには破棄する。自局宛てのデータまたはブロードキャストデータを受信したときには、CPU13は、そのデータが他のAPの自局情報(他局情報)であるか否かを判別して(ステップ62)、他のAPの自局情報のときには、リスト作成処理を実行する。
このリスト作成処理では、CPU13は、受信した他のAPの自局情報をAPリストに登録することにより、APリストを更新する(ステップ63)。続いて、CPU13は、APリストに登録されている各APのうちから、自局と同じSSIDを有する他のAPを抽出して、そのチャンネル番号を図5に示すチャンネルリストに自局のチャンネル番号と共に登録することにより、チャンネルリストを更新する(ステップ64)。これにより、リスト作成処理が完了する。
具体的には、本例では、各AP3,4,5の自局情報は前述のように規定されているため、AP3,4,5の各CPU13がステップ63を実行することにより、AP3では、APリストに他のAP4,5の自局情報(MACアドレス,チャンネル番号,SSID)が図4に示すように登録される。つまり、このAP3のAPリストには、有線LAN2に接続されているすべてのAP3,4,5の自局情報が登録される。また、他のAP4,5においても、AP3と同様にして、それぞれのCPU13が他のAPの自局情報をAPリストに登録することにより、有線LAN2に接続されているすべてのAP3,4,5の自局情報がAPリストに登録される。つまり、AP3,4,5の各APリストは、すべて同じ内容となる。
また、AP3,4,5の各CPU13が前述のステップ64を実行することにより、AP3では、自局と同じSSID(「AAAA」)を有するAP4を抽出してそのチャンネル番号「4」を、チャンネルリストに自局のチャンネル番号「1」と共に登録する。これにより、チャンネルリストは、図5に示すように、チャンネル番号「1」だけの状態からチャンネル番号「1」、「4」を含む状態に更新される。また、AP4でも、自局と同じSSID(「AAAA」)を有するAP3を抽出してそのチャンネル番号「1」を、チャンネルリストに自局のチャンネル番号「4」と共に登録する。これにより、AP4のチャンネルリストも、図5に示すように更新される。一方、AP5では、自局と同じSSID(「BBBB」)を有するAPが存在しないため、CPU13によるチャンネルリストの更新は行われない。このため、AP5のチャンネルリストは、自局のチャンネル番号「7」のみが登録された状態に維持される。
以上のリスト作成処理を実行した後、各AP3,4,5では、CPU13が、ステップ54に移行して、再度、前述したステップ54,55,56,57の処理ループを繰り返す。これにより、各AP3,4,5では、CPU13が、ステップ58,59を100ms間隔で実行することにより、自局のSSIDと自局のチャンネルリストの情報とを含むビーコンが、各送受信部11から100ms間隔で送信される。また、各AP3,4,5のCPU13が、ステップ60,61を1秒間隔で実行することにより、自局情報が各I/F部12から1秒間隔で有線LAN2に送信される。
この状態において、「AAAA」のSSIDを有する無線端末6がAP3のエリア内において起動した際には、無線端末6では、まず、図7に示すように、CPU22が、全チャンネル1〜14のスキャンを実行する(ステップ71)。具体的には、CPU22が、送受信部21のチャンネルをチャンネル1,2,・・・,14というように順次切り替えて、受信し得るすべてのチャンネルにおいてビーコンを送受信部21を介して受信すると共に、そのビーコンに含まれているSSIDとチャンネルリストとを検出して、自局と同じSSIDのビーコンに含まれているチャンネルリストの情報をメモリ23に記憶させる。このAP3のエリア内に位置している状態では、無線端末6は、AP3のビーコンのみを受信するが、この場合、AP3のSSIDが自局(無線端末6)のSSIDと一致するため、このビーコンに含まれているAP3のチャンネルリストの情報(図5参照)をメモリ23に記憶させる。なお、本発明では、前述したように、SSIDの同じAPでは、同じチャンネルリストが作成されているため、無線端末6が、仮にAP3のビーコンと共にAP4のビーコンを受信しているときであっても、AP3のビーコンのみを受信しているときと同じチャンネルリストが記憶される。
次いで、無線端末6のCPU22は、メモリ23に記憶されているチャンネルリストに登録されているチャンネル番号の各チャンネルに送受信部21のチャンネルを順次切り替えながら、送受信部21から出力される各チャンネルでの強度データD5を比較することにより、最も強度データD5(電波強度)の大きいチャンネルを特定すると共に、特定したチャンネルに送受信部21のチャンネルを切り替える。これにより、無線端末6は、SSIDが自局と同じで、かつ電波強度が最大のAPと接続される(ステップ72)。本例では、無線端末6は、SSIDが自局と同じAP3のエリア内に位置していて、AP4のエリアから外れているため、AP3のチャンネルの電波強度が最大となることから、AP3と接続する。
その後、無線端末6では、CPU22が、図7に示すように、現在、接続しているAP3についての電波強度が下限電波強度を下回っているか否か、具体的には、送受信部21から出力されている強度データD5が基準データD6を下回っているか否かの検出(ステップ73)と、AP3からデータを受信しているか否か(送受信部21が受信データD3を受信しているか否か)の検出(ステップ74)と、AP3に送信すべきデータ(送信データD4)が有るか否かの検出(ステップ75)とを繰り返し実行する。
この場合、無線端末6がAP3のエリア内に位置している限りにおいては、送受信部21で検出されるAP3についての強度データD5は、通常、基準データD6以上となる。このため、無線端末6では、AP3がデータの送信を開始したときには、ステップ73において強度データD5が基準データD6以上であることを確認した後、AP3からのデータを送受信部21が受信し始めたか否か(受信データD3の有無)を検出する(ステップ74)。AP3の電波強度が十分に強いときには、送受信部21がAP3からのデータを受信して受信データD3の出力を開始するため、CPU22は、この受信データD3を入力すると共に、この受信データD3がビーコンであるか否かを判別する(ステップ76)。この判別の結果、受信データD3がビーコンのときには、CPU22は、リスト更新処理を実行する。このリスト更新処理では、CPU22は、ビーコン全体を受信し(ステップ77)、次いで、ビーコンに含まれているチャンネルリストを取得すると共に、取得したチャンネルリストでメモリ23内のチャンネルリストを更新する(ステップ78)。これにより、リスト更新処理が完了する。このように、無線端末6では、ビーコンを受信する度に実行されるリスト更新処理により、チャンネルリストが常に最新の状態に維持される。このリスト更新処理の実行後、CPU22は、ステップ73に移行する。
また、AP3のCPU13が、図6に示すステップ62において、有線LAN2から受信したデータが他のAPの自局情報(他局情報)ではなくデータパケットであると判別し、このデータパケットを送受信部11を介して無線端末6に送信したときには(ステップ67)、無線端末6では、送受信部21がこのデータパケットを受信する。この場合、無線端末6のCPU22は、図7に示すステップ76において、受信データD3がビーコンではなく、データパケットであることを判別して、データパケット送受信処理を実行して、データパケットを受信すると共にメモリ23に記憶させ(ステップ79)、その後、ステップ73に移行する。
また、無線端末6では、CPU22がステップ74において、AP3から無線端末6に対してデータが送信されていない(つまり、送受信部21がデータを受信し始めていない)と判別したときには、CPU22は、AP3に送信すべきデータパケット(送信データD4)がメモリ23内に存在するか否かを判別して(ステップ75)、存在するときには、データパケット送受信処理を実行して、そのデータパケットをメモリ23から読み出すと共に送受信部21を介してAP3に送信し(ステップ80)、ステップ73に移行する。また、ステップ75において、送信すべきデータパケットが存在しないときには、CPU22は、直ちにステップ73に移行する。ところで、無線端末6からAP3に対してデータパケットが送信されたときには、AP3では、送受信部11がこのデータパケットを受信して受信データD1をCPU13に出力するため、CPU13は、図6に示すステップ56において受信データD1を検出し、次いで、データパケット送受信処理を実行する。このデータパケット送受信処理では、CPU13は、受信データD1を入力することによって無線端末6から送信されたデータパケットを受信し(ステップ65)、受信したデータパケットを有線LAN2上に送信する(ステップ66)。
一方、無線端末6がAP3からAP4に向けて移動を開始したときには、無線端末6に対するチャンネル1についての電波強度が徐々に低下し、例えば、AP3のエリア外になったときに、送受信部21から出力されるチャンネル1についての強度データは基準データD6を下回る。その逆に、無線端末6に対するチャンネル4についての電波強度は徐々に上昇して、下限電波強度以上になる。この場合、無線端末6では、送受信部21から出力されるチャンネル1についての強度データD5が基準データD6を下回るため、CPU22が、ステップ73においてAP3の電波強度が下限電波強度を下回ったことを検出して、ローミング処理を実行する。
このローミング処理では、CPU22は、メモリ23に記憶されているチャンネルリストに登録されている各チャンネル番号のチャンネルに送受信部21のチャンネルを切り替えながら、送受信部21から出力される各チャンネル(チャンネルリストに登録されている全チャンネル)の強度データD5を比較することにより(スキャニングすることにより)、最も強度データD5(電波強度)の大きなチャンネルを特定する(ステップ81)。次いで、CPU22は、特定したチャンネルに送受信部21のチャンネルを切り替える。これにより、無線端末6は、SSIDが自局と同じで、かつ電波強度が最大のAPと接続される(ステップ82)。具体的には、無線端末6は、AP4のエリア内に移動した時点で、AP4と接続される。この場合、この無線端末6では、APから受信してメモリ23に記憶したチャンネルリストに登録されているチャンネル(自局とSSIDの同じAPのチャンネル)についてスキャニングするだけでよいため、送受信部21で受信可能な全チャンネル1〜14をスキャンする構成と比較して、スキャン時間が短縮されて、ひいてはローミングに要する時間が短縮される。
このように、このAP3,4,5では、それぞれが自局のMACアドレス、使用するチャンネルのチャンネル番号、およびSSID(以下、「MACアドレス等」ともいう)を定期的に有線LAN2に送信すると共に有線LAN2に送信されている他のAPのMACアドレス等を定期的に受信し、かつ自局のSSIDと同じSSIDを有する他のAPのSSIDを自局のSSIDと共にチャンネルリストに登録して保持し、かつ自局に接続された無線端末6にチャンネルリストを送信する。したがって、このAP3,4,5、およびこのAP3,4,5を用いたLANシステム1によれば、各AP3,4,5を有線LAN2に設置したとき、またAP3,4,5の配置を変更したとき、さらには他のAPを有線LAN2に追加したときにも、各AP3,4,5が自局内に上記のチャンネルリストを自動的に作成することができるため、無線端末6がこのチャンネルリストを使用することによってローミング時に使用すべきチャンネルを特定することができる結果、スキャン時間を十分に短縮することができる。また、各AP3,4,5を有線LAN2に設置したとき、AP3,4,5の配置を変更したとき、および他のAPを有線LAN2に追加したときに、各APに対して隣接アクセスポイントを登録する作業を不要にできるため、各APの設置、配置変更および追加に要する作業時間を十分に短縮することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、その構成を適宜変更することができる。例えば、本発明の実施の形態に係る各AP3,4,5では、チャンネルリストに登録されているチャンネル番号によって特定されるチャンネルは1つの周波数で規定されるチャンネルだけではなく、例えば、周波数ホッピング方式を使用する構成においては、ホッピング周波数などの複数の周波数を規定できるホッピング情報を含むのは勿論である。
本発明の実施の形態に係るLANシステム1の構成図である。 AP3,4,5の各ブロック図である。 無線端末6のブロック図である。 各AP3,4,5で作成されるAPリストの構成を示す構成図である。 各AP3,4,5で作成されるチャンネルリストの構成を示す構成図である。 各AP3,4,5の動作を説明するためのフローチャートである。 無線端末6の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 LANシステム
2 有線LAN
3,4,5 AP(アクセスポイント)
6 無線端末

Claims (2)

  1. 有線LANに接続されると共に無線端末と接続可能に構成されて、自局に接続されている前記無線端末を前記有線LANに接続させるアクセスポイントであって、
    チャンネル番号を特定するためのチャンネル情報、および当該アクセスポイントの属するグループを特定するためのグループ情報を前記有線LANに送信すると共に当該有線LANに送信されている他の前記アクセスポイントの前記チャンネル情報および前記グループ情報を受信して、かつ当該受信した前記チャンネル情報および前記グループ情報に基づいて自局のグループと同じグループに属する前記他のアクセスポイントの前記チャンネル番号を自局の前記チャンネル番号と共にチャンネルリストに登録して保持すると共に前記自局に接続された前記無線端末に前記チャンネルリストを送信するアクセスポイント。
  2. 有線LANと、当該有線LANに接続された複数のアクセスポイントと、当該複数のアクセスポイントの1つに無線接続する無線端末とを備えて構成されるLANシステムであって、
    前記アクセスポイントは、チャンネル番号を特定するためのチャンネル情報、および当該アクセスポイントの属するグループを特定するためのグループ情報を前記有線LANに送信すると共に当該有線LANに送信されている他の前記アクセスポイントの前記チャンネル情報および前記グループ情報を受信して、かつ当該受信した前記チャンネル情報および前記グループ情報に基づいて自局のグループと同じグループに属する前記他のアクセスポイントの前記チャンネル番号を自局の前記チャンネル番号と共にチャンネルリストに登録して保持し、
    前記無線端末は、接続している前記アクセスポイントによって保持されている前記チャンネルリストを取り込んで記憶し、当該接続しているアクセスポイントの電波強度が基準値を下回ったときに、記憶している前記チャンネルリストに登録されている前記チャンネル番号のうちから電波強度が最大となるチャンネル番号を特定して、当該特定したチャンネル番号の前記アクセスポイントに接続するLANシステム。
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