JP2008003471A - 表示パネルの駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】負極性の駆動パルスの行電極への印加による選択セル内の誤放電を防止して良好な映像表示を可能にした駆動方法を提供する。
【解決手段】アドレス期間及び/又はサスティン期間に表示パネルの行電極対を構成する行電極のうちの少なくとも一方に負極性の駆動パルスを印加する行程を含み、負極性の駆動パルスはその後縁部に前縁部に比して電圧が緩やかに推移する区間を含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル等の表示パネルの駆動方法に関する
近年、大型で薄型のカラー表示パネルとして面放電方式交流型プラズマディスプレイパネルを搭載したプラズマディスプレイ装置が注目されている。更に、かかる面放電方式交流型プラズマディスプレイパネルとして、各画素を担う画素セルが選択セルと表示セルとから構成される表示パネルが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる表示パネルは、放電空間を挟んで対向配置された前面基板及び背面基板と、その前面基板の内面に設けられている複数の行電極対と、背面基板の内面において行電極対に交叉して配列された複数の列電極とが備えられている。行電極対及び列電極の各交叉部に、表示セルと、選択セルとからなる画素セルが形成されている。かかる表示パネルを駆動する場合には、1フィールド表示期間毎に、複数のサブフィールド各々において、各画素セルの壁電荷状態を初期状態にするリセット放電を行うリセット行程と、各画素セルの状態を点灯セル状態及び消灯セル状態のいずれか一方に決定するアドレス行程と、点灯セル状態にある放電セルのみを繰り返し放電させるサスティン行程とが実行され、1フィールド表示期間の最初のサブフィールドにおいてのみアドレス行程より先にリセット行程が実行される。
最初のサブフィールドのリセット行程では列電極を相対的に負極性として正極性のリセットパルスが行電極対をなす第1及び第2行電極各々に印加され、これにより選択セル内の列電極と第1行電極との間においてリセット放電が生じる。最初のサブフィールドのアドレス行程では、点灯セル状態に設定させるべき画素セルに対してはその画素セルが属する列電極に0ボルトの電位が印加されると共に、正極性の走査パルスが第1行電極に印加される。これにより、選択セル内の列電極と第1行電極との間において選択書込のアドレス放電が生じる。
点灯となるべき画素セル(点灯セル)においては第1サスティンパルスとそれに同期してアドレスパルスとが印加されると、選択セル内で列電極と行電極との間において放電が生起される。このサスティンパルスとアドレスパルスによる一斉書込放電により、その選択セル内の列電極上には負極性の壁電荷が形成され、第1行電極上には正極性の壁電荷が形成される。第1行電極上の壁電荷の極性が反転する。また、かかる書込放電が間隙を介して表示セルに拡張されることにより、表示セル内の第1行電極上には正極性の壁電荷が形成される。
そして、サスティン行程において、負極性のサスティンパルスが全ての第1及び第2行電極に交互に一斉に印加され、サスティンパルスが印加される度にその表示セル内の第1及び第2行電極間においてサスティン放電が生起されることになる。
特開2005−107428号公報
上述の選択セル/表示セル分離のPDPの駆動方法においては、アドレスパルスやサスティンパルス等の各種の負極性の駆動パルスが使用されている。ここで、選択放電開始電圧を低減するために、選択セル内の背面基板側には2次電子放出層が形成され、列電極側を陰極として放電しやすい構造となっている。従って、負極性の駆動パルス、例えば負極性のサスティンパルスの後縁部(立ち上がり部)において選択セル内で誤放電しやすい状態となっている。すなわち、負極性のパルスの印加により一方の行電極側に+の壁電荷、列電極側に−の壁電荷が形成されるため、負極性のパルスの後縁部の立ち上がりにおいて、選択セル内で列電極を陰極した誤放電が生じやすくなる。選択セル内で誤放電が生じると、それが表示セル内に拡張し、表示セル内の壁電荷量が削減されることになり、その後にサスティンパルスを印加してもサスティン放電が継続しなくなる。その結果、映像表示に悪影響を及ぼすという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題には、上記の欠点が一例として挙げられ、負極性の駆動パルスの行電極への印加による選択セル内の誤放電を防止して良好な映像表示を可能にした駆動方法を提供することが本発明の目的である。
請求項1記載による駆動方法は、放電空間を挟んで対向した前面基板及び背面基板と、前記前面基板の内面に表示ラインを構成する複数の行電極対及び行電極対を覆う誘電体層と、前記背面基板の内面に前記行電極対と交差して配列された複数の列電極とを有し、前記行電極対と前記列電極との各交差部に、表示セルと前記前面基板側に遮光層が設けられた選択セルとからなる単位発光領域が形成されている表示パネルを、入力映像信号に基づく各画素毎の画素データに応じて、各々がアドレス期間とサスティン期間とを含む複数のサブフィールドからなる単位表示期間毎に駆動する表示パネルの駆動方法であって、前記アドレス期間及び/又はサスティン期間に前記行電極対を構成する行電極のうちの少なくとも一方に負極性の駆動パルスを印加する行程を含み、少なくとも1の前記負極性の駆動パルスは、その後縁部に前縁部に比して電圧が緩やかに推移する区間を含むことを特徴としている。
本発明においては、アドレス期間及び/又はサスティン期間に行電極に印加される少なくとも1の負極性の駆動パルスの後縁部の電圧推移がその前縁部の電圧推移に比べて緩やかにされているので、その負極性の駆動パルスの後縁部の立ち上がりにおいて、選択セル内で列電極を陰極した誤放電が防止される。これにより、誤放電による表示セル内の壁電荷量の削減が無くなり、サスティン放電の安定性が確保される。
図1は、本発明の駆動方法が適用されたプラズマディスプレイ装置の構成を示す図である。このプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネルとしてのPDP50と、入力映像信号に応じてPDP50を駆動制御する駆動制御回路54とから構成される。
PDP50は、列電極ドライバ55、第1行電極ドライバ510、第2行電極ドライバ520、及び表示電極形成部DPEからなる。
表示電極形成部DPEには、表示画面の列方向(上下方向)に夫々伸長している帯状の列電極(アドレス電極)D1〜Dmが形成されている。更に、表示電極形成部DPEには、表示画面の行方向(左右方向)に夫々伸長している帯状の行電極X1〜Xn及び行電極Y1〜Yn各々が、図1に示す如く、XY交互に且つ番号順に配列されている。互いに隣接するもの同士で対となる行電極対の各々、つまり行電極対(X1、Y1)〜行電極対(Xn、Yn)の各々がPDP50における第1表示ライン〜第n表示ラインに対応している。各表示ラインと列電極D1〜Dmとの各交叉部、つまり図1中の一点鎖線にて囲まれた単位発光領域には画素を担う画素セルPCが形成されている。
図2〜図4は、表示電極形成部DPEの構造の一部を抜粋して示す図である。
なお、図2は、PDP50の表示面側から眺めた平面図である。また、図3は図2に示されるV−V線から眺めた断面図であり、図4は図2に示されるW−W線から眺めた断面図である。
図2に示すように、行電極Yは、表示画面の行方向(左右方向)に伸長するバス電極Yb(行電極Yの本体部)と、バス電極Ybに接続された複数の透明電極Yaとから構成される。透明電極YaはITO等の透明導電膜からなり、バス電極Yb上における各列電極Dに対応した位置に夫々配置されている。透明電極Yaは、バス電極Ybとは直交する方向に伸長しており、その一端及び他端が夫々図2に示す如く幅広な形状になっている。すなわち、透明電極Yaは、行電極Yの本体部から突起した突起電極と捉えることができる。また、行電極Xは、表示画面の行方向(左右方向)に伸長するバス電極Xb(行電極Xの本体部)と、バス電極Xbに接続された複数の透明電極Xaとから構成される。バス電極Xbは例えば黒色の金属膜からなる。透明電極XaはITO等の透明導電膜からなり、バス電極Xb上における各列電極Dに対応した位置に夫々配置されている。透明電極Xaは、バス電極Xbとは直交する方向に伸長しており、その一端が図2に示す如く幅広な形状になっている。すなわち、透明電極Xaは、行電極Xの本体部から突起した突起電極と捉えることができる。上記透明電極Xa及びYa各々の幅広部が、図2に示す如く互いに所定長の放電ギャップgを介して対向して配置されている。つまり、対を為す行電極X及びY各々の本体部から突起した突起電極としての透明電極Xa及びYaが互いに放電ギャップgを介して対向して配置されているのである。なお、上記バス電極Yb及びXbは夫々、図3に示す如き黒色の遮光導電層BEと主導電層MEとから構成される。
上記透明電極Ya及びバス電極Ybからなる行電極Yと、透明電極Xa及びバス電極Xbからなる行電極Xは、図3に示す如く、PDP50の表示面を担う前面透明基板10の内側の面に形成されている。更に、これら行電極X及びYを被覆すべく、前面透明基板10の裏面には誘電体層11が形成されている。選択セルC2(後述する)各々に対向する前面透明基板側には黒色又は暗色層SHDが形成されている。誘電体層11の表面における選択セルC2各々に対応した位置には、誘電体層11から背面側に向かって突出した誘電体層嵩上げ部12が形成されている。なお、誘電体層嵩上げ部12は、PDP50の表示面側から眺めた場合には図2の2点鎖線にて示される領域に形成されている。誘電体層嵩上げ部12の表面及び誘電体層嵩上げ部12が形成されていない誘電体層11の表面は、MgO(酸化マグネシウム)からなる保護層MGによって被覆されている。前面透明基板10に対して平行配置された背面基板13上には、夫々バス電極Xb及びYbと直交する方向に伸長している複数の列電極Dが互いに所定の間隙を開けて平行に配列されている。背面基板13には、列電極Dを被覆する白色の列電極保護層(誘電体層)14が形成されている。列電極保護層14上には、第1横壁15A、第2横壁15B及び縦壁15Cからなる隔壁15が形成されている。第1横壁15Aは、バス電極Ybと対向した列電極保護層14上の位置において表示面の行方向(左右方向)に伸長して形成されている。第2横壁15Bは、バス電極Xbと対向した列電極保護層14上の位置において表示面の行方向(左右方向)に伸長して形成されている。縦壁15Cは、バス電極Xb(Yb)上において等間隙に配置された透明電極Xa(Ya)各々の間の位置において夫々、バス電極Xb(Yb)とは直交する方向に伸長して形成されている。
第1横壁15A、第2横壁15B及び縦壁15C各々の高さは図3及び図4に示すように、誘電体層11の表面に到達するほど高くはない。従って、図3に示す如く第2横壁15Bと誘電体層嵩上げ部12との間には、放電ガスの流通が可能な隙間rが存在する。ところが、誘電体層11の表面上において第1横壁15Aに対向した部分には図3に示す如く誘電体層嵩上げ部12が設けられている。これら第1横壁15A及び誘電体層嵩上げ部12によって放電ガスの流通が遮断されている。
上記第1横壁15A及び縦壁15Cによって囲まれた領域(図2中の一点鎖線にて囲まれた領域)が画素を担う画素セルPCとなる。なお、かかる画素セルPCは、図2及び図3に示す如く、第2横壁15Bによって表示セルC1及び選択セルC2に区分けされている。
列電極保護層14上における選択セルC2に対応した領域(縦壁15C、第1横壁15A及び第2横壁15B各々の側面を含む)には2次電子放出材料層30が形成されている。2次電子放出材料層30は、仕事関数が低い(例えば4.2eV以下)、いわゆる2次電子放出係数の高い高γ材料からなる層である。2次電子放出材料層30として用いる材料としては、例えばMgO、CaO、SrO、BaO等のアルカリ土類金属酸化物、Cs2O等のアルカリ金属酸化物、CaF2、MgF2等のフッ化物、TiO2、Y23、あるいは、結晶欠陥や不純物ドープにより2次電子放出係数を高めた材料、ダイアモンド状薄膜、カーボンナノチューブ等がある。
一方、列電極保護層14上における表示セルC1に対応した領域(縦壁15C、第1横壁15A及び第2横壁15B各々の側面を含む)には、図3に示す如く蛍光体層16が形成されている。蛍光体層16としては、赤色で発光する赤色蛍光層、緑色で発光する緑色蛍光層、及び青色で発光する青色蛍光層の3系統があり、各画素セルPC毎にその割り当てが決まっている。
上記2次電子放出材料層30及び蛍光体層16と、誘電体層11との間には放電ガスが封入された放電空間が存在する。
このように、表示セルC1は、表示ラインを担う一対の行電極X及びYと、蛍光体層16とを含む。一方、選択セルC2は、上記表示ラインを担う一対の行電極の内の行電極Yと、この表示ラインの表示面上方に隣接する表示ラインを担う一対の行電極の内の行電極Xと、2次電子放出材料層30とを含む。なお、表示セルC1内では、図2に示すように、行電極Xの透明電極Xaの一端に形成されている幅広部と、行電極Yの透明電極Yaの一端に形成されている幅広部とが放電ギャップgを介して互いに対向して配置されている。一方、選択セルC2内においては、この透明電極Yaの他端に形成されている幅広部が含まれるが、透明電極Xは含まれていない。また、図3に示すように、表示面の上下方向(図3では左右方向)において互いに隣接する画素セルPC各々の放電空間は、第1横壁15A、誘電体層嵩上げ部12及び保護層MGによって遮断されている。一方、同一の画素セルPCに属する表示セルC1及び選択セルC2各々の放電空間は、図3に示す如き隙間rにて連通している。また、表示面の左右方向において互いに隣接する選択セルC2各々の放電空間は、誘電体層嵩上げ部12及び第1横壁15Aによって遮断されているが、表示面の左右方向において互いに隣接する表示セルC1各々の放電空間は互いに連通している。このように、画素セルPCの各々は、互いにその放電空間が連通している表示セルC1及び選択セルC2から構成されている。
なお、行方向の放電の干渉を回避するために、誘電体嵩上げ部を縦壁15Cに対向する部分にも設け、行方向に隣接する表示セルC1各々の放電空間を遮断するように構成してもよい。この場合、嵩上げ部または隔壁の一部に凹部を設けて排気路を確保すればよい。
駆動制御回路54は、先ず、入力映像信号を各画素毎に輝度レベルを表す例えば8ビットの画素データに変換し、この画素データに対して誤差拡散処理及びディザ処理を施す。例えば、当該誤差拡散処理では、先ず、画素データの上位6ビット分を表示データ、残りの下位2ビット分を誤差データとする。そして、周辺画素各々に対応した当該画素データの各誤差データを重み付け加算したものを、上記表示データに反映させる。かかる動作により、原画素における下位2ビット分の輝度が上記周辺画素によって擬似的に表現され、それ故に8ビットよりも少ない6ビット分の表示データにて、上記8ビット分の画素データと同等の輝度階調表現が可能になる。そして、この誤差拡散処理によって得られた6ビットの誤差拡散処理画素データに対してディザ処理を施す。ディザ処理では、互いに隣接する複数の画素を1画素単位とし、この1画素単位内の各画素に対応した上記誤差拡散処理画素データに夫々、互いに異なる係数値からなるディザ係数を夫々割り当てて加算してディザ加算画素データを得る。かかるディザ係数の加算によれば、上記1画素単位で眺めた場合には、上記ディザ加算画素データの上位4ビット分だけでも8ビットに相当する輝度を表現することが可能となる。そこで、駆動制御回路54は、当該ディザ加算画素データの上位4ビット分を多階調化画素データPDSとし、これを図5に示す如きデータ変換テーブルに従って第1〜第15ビットからなる15ビットの画素駆動データGDに変換する。従って、8ビットで256階調を表現し得る画素データは、図5に示すように、全部で16パターンからなる15ビットの画素駆動データGDに変換される。次に、駆動制御回路54は、1画面分の画素駆動データGD1、1〜GDnm毎に、これら画素駆動データGD1、1〜GDnm各々を同一ビット桁同士にて分離することにより、
DB1:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第1ビット目
DB2:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第2ビット目
DB3:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第3ビット目
DB4:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第4ビット目
DB5:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第5ビット目
DB6:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第6ビット目
DB7:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第7ビット目
DB8:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第8ビット目
DB9:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第9ビット目
DB10:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第10ビット目
DB11:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第11ビット目
DB12:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第12ビット目
DB13:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第13ビット目
DB14:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第14ビット目
DB15:画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第15ビット目
の如き画素駆動データビット群DB1〜DB15を得る。
なお、画素駆動データビット群DB1〜DB15各々は、後述するサブフィールドSF1〜SF15各々に対応したものである。駆動制御回路54は、サブフィールドSF1〜SF15毎に、そのサブフィールドに対応した画素駆動データビット群DBを1表示ライン分(m個)ずつ列電極ドライバ55に供給する。
更に、駆動制御回路54は、図6に示す如き発光駆動シーケンスに従ってPDP50を駆動制御すべき各種駆動制御信号を、列電極ドライバ55、第1行電極ドライバ510及び第2行電極ドライバ520各々に供給する。
ここで、図6に示す発光駆動シーケンスは、映像信号における各単位表示期間(1フィールド又は1フレーム表示期間)内において、15個のサブフィールドSF1〜SF15毎に以下の如き駆動を実施させるものである。
図6において、先頭のサブフィールドSF1では、一斉リセット行程R、選択書込アドレス行程WW及びサスティン行程Iを順に実行する。サブフィールドSF2では、リセット行程RO、サスティン行程IP1、選択消去アドレス行程WOR、リセット行程RE、サスティン行程IP2、及び選択消去アドレス行程WERを順に実行する。サブフィールドSF3〜SF15各々では、リセット行程RO、サスティン行程IP1、選択消去アドレス行程WOR、サスティン行程I、リセット行程RE、サスティン行程IP2、及び選択消去アドレス行程WERを順に実行する。
図7は、図6に示す発光駆動シーケンスに従って、列電極ドライバ55、第1行電極ドライバ510、及び第2行電極ドライバ520各々が列電極D、行電極X及びYに印加する各種駆動パルスを示す図である。なお、図7は、図6に示すサブフィールドSF1〜SF15の内の、先頭のサブフィールドSF1と、それに続くサブフィールドSF2及びSF3での動作のみを抜粋して示すものである。
先ず、サブフィールドSF1の一斉リセット行程Rでは、第1行電極ドライバ510が、後述するサスティンパルスに比して立ち上がり区間での電位推移が緩やかなパルス波形を有する正極性のリセットパルスRPを発生し、これを偶数番目の行電極X2、X4、・・・・、Xn-2及びXn、並びに奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3及びYn-1各々に印加する。更に、サブフィールドSF1の一斉リセット行程Rでは、第2行電極ドライバ520が、同様のリセットパルスRPを発生し、これを奇数番目の行電極X1、X3、X5、・・・・、Xn-3及びXn-1、並びに偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn各々に印加する。
このように、一斉リセット行程Rでは、図7に示す如き立ち上がり時の電位推移が緩やかな波形を有する正極性のリセットパルスRPがPDP50の全ての行電極X及びYに同時に印加される。かかるリセットパルスRPの印加に応じて、全ての画素セルPCの選択セルC2内の行電極Y及び列電極Dにおいて微弱なリセット放電が生起される。かかるリセット放電終息後、選択セルC2内の列電極D上には正極性の電荷が形成され、行電極Y上には負極性の電荷が形成される。また、表示セルC1内の行電極Y上には負極性の壁電荷が形成され、行電極X上にも負極性の壁電荷が形成される。すなわち、一斉リセット行程Rの実行により、全ての画素セルPCは、その表示セルC1内の行電極X及びYに互いに同一極性の電荷が形成された状態である、消灯モードに初期化される。
次に、サブフィールドSF1の選択書込アドレス行程WWでは、第1行電極ドライバ510が、図7に示す如き、正極性のピーク電位V1を有し且つその立ち下がり変化が緩やかな波形を有する走査ベースパルスBP+(走査ベース電位)を発生し、これを偶数番目の行電極X2、X4、・・・・、Xn-2及びXn、並びに奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3及びYn-1各々に印加する。更に、この間、第1行電極ドライバ510は、走査ベースパルスBP+のピーク電位V1に正極性の所定電位を重畳させた図7に示す如き走査パルスSP(走査電位)を発生して、奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3及びYn-1各々に順次、択一的に印加して行く。
また、サブフィールドSF1の選択書込アドレス行程WWでは、第2行電極ドライバ520が、図7に示す如き正極性のピーク電位V1を有し且つその立ち下がり変化が緩やかな波形を有する走査ベースパルスBP+を発生し、これを奇数番目の行電極X1、X3、X5、・・・・、Xn-3及びXn-1、並びに偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn各々に印加する。更に、この間、第2行電極ドライバ520は、走査ベースパルスBP+のピーク電位V1に正極性の所定電位を重畳させた図7に示す如き走査パルスSPを発生して、偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn各々に順次、択一的に印加して行く。
この間、列電極ドライバ55は、サブフィールドSF1に対応した画素駆動データビット群DB1における各データビットをその論理レベルに応じたパルス電圧を有する画素データパルスDP(DP1〜DPn)に変換する。例えば、列電極ドライバ55は、画素セルPCを消灯モードに設定させるべき論理レベル0の画素駆動データビットに対してこれを正極性の高電圧の画素データパルスDPに変換する一方、画素セルPCを点灯モードに設定させるべき論理レベル1の画素駆動データビットに対してはこれを低電圧(0ボルト)の画素データパルスDPに変換する。そして、かかる画素データパルスDPを上記走査パルスSPの印加タイミングに同期して1表示ライン分(m個)ずつ列電極D1〜Dmに印加して行く。この印加では奇数行についての画素データパルスDP1〜DPn-1を順次印加した後、偶数行についての画素データパルスDP2〜DPnを順次印加することが行われる。この際、上記走査パルスSPと同時に、点灯モードに設定させるべき低電圧(0ボルト)の画素データパルスDPが印加された画素セルPCの選択セルC2内の列電極D及び行電極Y間に選択書込アドレス放電が生起される。かかる選択書込アドレス放電に応じて、この画素セルPCの選択セルC2内の列電極D上には正極性の壁電荷が形成され、行電極Y上には負極性の壁電荷が形成される。また、表示セルC1内の行電極Y上には負極性の壁電荷が形成され、行電極X上にも負極性の壁電荷が形成される。一方、消灯モードに設定されるべき画素セルPCには低電圧(0ボルト)の画素データパルスDPが印加されないので、上記の如き選択書込アドレス放電は生じない。
上記選択書込アドレス行程WWにおいて、行電極Y1〜Ynに対する走査パルスSPの印加が全て終了したら、走査ベースパルスBP+によって行電極X及びYに印加されている電位は、ピーク電位V1から徐々に低下して0ボルトに到る。
更に、第1行電極ドライバ510は、図7に示す如き、0ボルトの状態から緩やかに負極生のピーク電位−Veに到る波形を有する壁電荷調整パルスCPを生成し、これを偶数番目の行電極X2、X4、・・・・、Xn-2及びXn、並びに奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3及びYn-1各々に印加する。また、この間、第2行電極ドライバ520も上記壁電荷調整パルスCPを生成し、これを奇数番目の行電極X1、X3、X5、・・・・、Xn-3及びXn-1、並びに偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn各々に印加する。
このように、走査ベースパルスBP+の印加終了直後に、負極生のピーク電位−Veを有する壁電荷調整パルスCPが全ての行電極X及びYに印加されるのである。壁電荷調整パルスCPの印加に応じて、各画素セルPCの選択セルC2内において壁電荷の量を減らす為の微弱な消去放電が生起される。消去放電により、上記選択書込アドレス放電によって選択セルC2内に形成された電荷の内で余剰分の電荷が消去される。すなわち、後述する一斉書込パルスAPの印加に応じた書込放電を確実に生起させる為に、その直前の段階において選択セルC2内に残留する壁電荷の一部(所定量分だけ)消去するという、壁電荷量の調整を行うのである。
壁電荷調整パルスCPの後縁部(立ち上がり部)の電圧推移は急峻ではなく緩やかにされている。これにより、壁電荷調整パルスCPの立ち上がりの際に選択セルC2内において誤放電が発生することが防止されている。
なお、走査ベースパルスBP+の立ち下がり区間、及び上記壁電荷調整パルスCPが印加されている間に亘り、列電極ドライバ55は、図7に示す如き正極性の一定電位を全ての列電極Dに印加する。
壁電荷調整パルスCPの印加後、第1行電極ドライバ510は、図7に示す如き負極性のピーク電位を有する一斉書込パルスAPを発生して、これを奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3及びYn-1各々に同時に印加する。ここで、第1行電極ドライバ510による上記一斉書込パルスAPの印加動作が終了したら、引き続き第2行電極ドライバ520が、図7に示す如き負極性のピーク電位を有する一斉書込パルスAPを発生して、これを偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn各々に同時に印加する。
なお、走査ベースパルスBP+の電位がピーク電位V1の状態から低下を開始した時点から、第2行電極ドライバ520による一斉書込パルスAPの印加動作が終了するまでの間に亘り、列電極ドライバ55は、図7に示す如き正極性の一定電位を全ての列電極Dに印加する。
この際、上記一斉書込パルスAPの印加に応じて、画素セルPC各々の内で上記選択書込アドレス放電が生起された画素セルPCの選択セルC2内の行電極Y及び列電極D間において書込放電が生起される。つまり、先ず、奇数番目の表示ライン各々に属する画素セルPC各々の選択セルC2内において上述した如き書込放電が一斉に生起され、その後、偶数表示ライン各々に属する画素セルPC各々の選択セルC2内において書込放電が一斉に生起される。すると、かかる書込放電が各画素セルPC内の間隙rを介して表示セルC1内に拡張し、この表示セルC1内の行電極Y上には正極性の電荷が形成される。つまり、画素セルPCは、表示セルC1内の行電極X及びY各々に互いに異なる極性の電荷が形成された状態である、点灯モードに設定されるのである。一方、選択書込アドレス放電が生起されなかった画素セルPCの表示セルC1内では、上述した如き書込放電は生起されないので、行電極X及びY各々に同一極性(負極性)の電荷が形成された状態、つまり消灯モードの状態が維持される。
すなわち、選択書込アドレス行程WWによれば、上記一斉リセット行程Rにて消灯モードに初期化された画素セルPCは、画素データに応じて選択的に点灯モードに遷移する。なお、第1行電極ドライバ510は、一斉書込パルスAPを奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3及びYn-1に印加している間に選択セルC2内の行電極X及びY間に流れる無効電流を防止すべく、この一斉書込パルスAPと同一極性の電位を有するパルスを、一斉書込パルスAPと同一タイミングにて偶数番目の行電極X2、X4、・・・・、Xn-2及びXn各々に同時に印加する。
ここで、サブフィールドSF1のサスティン行程Iでは、第2行電極ドライバ520が、上述した如き偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn各々に印加した一斉書込パルスAPと同一タイミングにて、奇数番目の行電極X1、X3、・・・・、Xn-3及びXn-1各々に図7に示す如き負極性のサスティンパルスIPXを同時に印加する。そのサスティンパルスIPXの印加に応じて、奇数表示ラインに属する画素セルPC各々の内で、点灯モードの状態にある画素セルPCの表示セルC1内の行電極X及びY間においてサスティン放電が生起される。サスティン放電に伴い蛍光体層16から照射される光が前面透明基板10を介して外部に照射される。
一斉書込パルスAP及びサスティンパルスIPX各々の後縁部の電圧推移はその前縁部の急峻な電圧推移に比べて緩やかにされている。これにより、一斉書込パルスAP及びサスティンパルスIPX各々の後縁部の立ち上がりの際に選択セルC2内において誤放電が発生することが防止されている。また、一斉書込パルスAPと同一タイミングにて偶数番目の行電極X2、X4、・・・・、Xn-2及びXn各々に同時に印加されるパルスについても、誤放電防止のために、その後縁部の電圧推移はその前縁部の急峻な電圧推移に比べて緩やかにされている。
次に、サブフィールドSF2〜SF15各々のリセット行程ROでは、第1行電極ドライバ510が、図7に示す如き、前縁部における電位が時間経過に比例して上昇して正極性のピーク電位に到る鋸歯状の波形を有するリセットパルスCRPを、奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3、Yn-1、並びに偶数番目の行電極X2、X4、・・・・、Xn-2及びXn各々に同時に印加する。リセットパルスCRPの印加に応じて、奇数表示ライン各々に属する全ての画素セルPCの選択セルC2内の行電極Y及び列電極Dにおいて微弱なリセット放電が生起され、この選択セルC2内には所望量の壁電荷が再形成される。
上記リセット行程ROの直後のサスティン行程IP1では、第1行電極ドライバ510が、負極性のサスティンパルスIPYを奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3、Yn-1に、負極性のサスティンパルスIPXを偶数番目の行電極X2、X4、・・・・、Xn-2及びXnに同時に印加する。サスティンパルスIPYが行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3、Yn-1に、サスティンパルスIPXが行電極X2、X4、・・・・、Xn-2及びXn各々に印加されている間に亘り、列電極ドライバ55は、図7に示す如き正極性の一定電位を全ての列電極Dに印加する。そのサスティンパルスIPY又はIPXの印加に応じて、点灯モードの状態に設定されている画素セルPCの表示セルC1内の行電極X及びY間においてサスティン放電が生起される。そのサスティン放電によって蛍光体層16から照射される光が前面透明基板10を介して外部に照射される。更に、サスティンパルスIPY又はIPXの印加に応じて、奇数表示ラインに属する全ての画素セルPCの選択セルC2内では、壁電荷の量を減らす為の微弱な消去放電が生起される。消去放電により、上記リセット行程ROによって選択セルC2内に形成された電荷の内で余剰分となる一部の電荷が消去される。すなわち、後述する選択消去アドレス行程WORにおいて選択消去アドレス放電を確実に生起されるべく、その直前の段階で、選択セルC2内に残留している余剰分の電荷を削除するという、壁電荷量の調整を行うのである。
このように、サスティン行程IP1では、点灯モード状態にある画素セルPCの表示セルC1内においてサスティン放電を生起させると共に、選択セルC2内に残留する余剰分の電荷を消去する為の消去放電を選択セルC2内で生起させるのである。
サスティン行程IP1のサスティンパルスIPY及びIPX各々の後縁部の電圧推移はその前縁部の急峻な電圧推移に比べて緩やかにされている。これにより、サスティンパルスIPY及びIPX各々の後縁部の立ち上がりの際に選択セルC2内において誤放電が発生することが防止されている。
次の選択消去アドレス行程WORでは、第1行電極ドライバ510が、図7に示す如き、負極性のピーク電位−V2を有する走査ベースパルスBP-を偶数番目の行電極X2、X4、・・・・、Xn-2及びXn、並びに奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3及びYn-1各々に印加する。更に、この間、第1行電極ドライバ510は、この走査ベースパルスBP-のピーク電位(−V2)に正極性の所定電位を重畳させた図7に示す如き走査パルスSPを、奇数番目の行電極Y1、Y3、Y5、・・・・、Yn-3及びYn-1各々に順次、択一的に印加して行く。この間、列電極ドライバ55は、各サブフィールド(SF2〜SF15)に対応した画素駆動データビット群DB(DB2〜DB15)における各データビットをその論理レベルに応じたパルス電圧を有する画素データパルスDPに変換する。例えば、列電極ドライバ55は、画素セルPCを消灯モードに設定させるべき論理レベル0の画素駆動データビットに対してこれを正極性の高電圧の画素データパルスDPに変換する一方、画素セルPCを点灯モードに設定させるべき論理レベル1の画素駆動データビットに対してはこれを低電圧(0ボルト)の画素データパルスDPに変換する。そして、全表示ラインの内で奇数表示ラインに属する画素セルPCに対応した画素データパルスDPを、上記走査パルスSPの印加タイミングに同期して1表示ライン分(m個)ずつ列電極D1〜Dmに印加して行く。この際、上記走査パルスSPと同時に、点灯モードに設定させるべき低電圧(0ボルト)の画素データパルスDPが印加された画素セルPCの選択セルC2内の列電極D及び行電極Y間には選択消去アドレス放電が生起される。かかる選択消去アドレス放電に応じて、選択セルC2内の列電極D上には正極性の電荷、行電極Yには負極性の電荷が形成される。そして、かかる放電が画素セルPC内の間隙rを介して表示セルC1内に拡張し、この表示セルC1内の行電極Y及びXには共に負極性の電荷が形成される。よって、この際、奇数番目の表示ラインに属する画素セルPCは消灯モードから点灯モードに遷移する。一方、奇数表示ラインに属する画素セルPC各々の内で、正極性の高電圧の画素データパルスDPが印加された画素セルPCの選択セルC2内では、上記の如き選択消去アドレス放電は生起されない。よって、正極性の高電圧の画素データパルスDPが印加された画素セルPCは、その直前までの状態(点灯モード又は消灯モード)を維持する。
このように、上記選択消去アドレス行程WORの実行により、奇数表示ラインに属する画素セルPCの各々が、画素データに応じて点灯モード及び消灯モードの内いずれか一方の状態に設定される。
選択消去アドレス行程WORの走査ベースパルスBP-の後縁部の電圧推移はその前縁部の急峻な電圧推移に比べて緩やかにされている。これにより、走査ベースパルスBP-の後縁部の立ち上がりの際に選択セルC2内において誤放電が発生することが防止されている。
次に、サブフィールドSF2〜SF15各々のリセット行程REでは、第2行電極ドライバ520が、図7に示す如き、前縁部における電位が時間経過に比例して上昇して正極性のピーク電位に到る鋸歯状の波形を有するリセットパルスCRPを、奇数番目の行電極X1、X3、X5、・・・・、Xn-3、Xn-1、並びに偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn各々に同時に印加する。かかるリセットパルスCRPの印加に応じて、偶数表示ライン各々に属する全ての画素セルPCの選択セルC2内の行電極Y及び列電極Dにおいて微弱なリセット放電が生起され、この選択セルC2内には所望量の壁電荷が再形成される。
上記リセット行程REの直後のサスティン行程IP2では、第2行電極ドライバ520が、負極性のサスティンパルスIPXを奇数番目の行電極X1、X3、X5、・・・・、Xn-3、Xn-1に、負極性のサスティンパルスIPYを偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYnに同時に印加する。そのサスティンパルスIPXが行電極X1、X3、X5、・・・・、Xn-3、Xn-1に、サスティンパルスIPYが偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn各々に印加されている間に亘り、列電極ドライバ55は、図7に示す如き正極性の一定電位を全ての列電極Dに印加する。かかるサスティンパルスIPX又はIPYの印加に応じて、点灯モードの状態に設定されている画素セルPCの表示セルC1内の行電極X及びY間においてサスティン放電が生起される。かかるサスティン放電によって蛍光体層16から照射される光が前面透明基板10を介して外部に照射される。更に、そのサスティンパルスIPX又はIPYの印加に応じて、偶数表示ラインに属する全ての画素セルPCの選択セルC2内では、壁電荷の量を減らす為の微弱な消去放電が生起される。かかる消去放電により、上記リセット行程REによって選択セルC2内に形成された電荷の内で余剰分となる一部の電荷が消去される。すなわち、後述する選択消去アドレス行程WERにおいて選択消去アドレス放電を確実に生起されるべく、その直前の段階で、選択セルC2内に残留している余剰分の電荷を削除するという、壁電荷量の調整を行うのである。
このように、サスティン行程IP2では、点灯モード状態にある画素セルPCの表示セルC1内においてサスティン放電を生起させると共に、選択セルC2内に残留する余剰分の電荷を消去する為の消去放電を選択セルC2内で生起させるのである。
サスティン行程IP2においてもサスティンパルスIPY及びIPX各々の後縁部の電圧推移はその前縁部の急峻な電圧推移に比べて緩やかにされている。これにより、サスティンパルスIPY及びIPX各々の後縁部の立ち上がりの際に選択セルC2内において誤放電が発生することが防止されている。
次の選択消去アドレス行程WERでは、第2行電極ドライバ520が、図7に示す如き、負極性のピーク電位−V2を有する走査ベースパルスBP-を偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn、並びに奇数番目の行電極X1、X3、X5、・・・・、Xn-3及びXn-1各々に印加する。更に、この間、第2行電極ドライバ520は、この走査ベースパルスBP-のピーク電位(−V2)に正極性の所定電位を重畳させた図7に示す如き走査パルスSPを、偶数番目の行電極Y2、Y4、・・・・、Yn-2及びYn各々に順次、択一的に印加して行く。この間、列電極ドライバ55は、各サブフィールド(SF2〜SF15)に対応した画素駆動データビット群DB(DB2〜DB15)における各データビットをその論理レベルに応じたパルス電圧を有する画素データパルスDPに変換する。例えば、列電極ドライバ55は、画素セルPCを消灯モードに設定させるべき論理レベル0の画素駆動データビットに対してこれを正極性の高電圧の画素データパルスDPに変換する一方、画素セルPCを点灯モードに設定させるべき論理レベル1の画素駆動データビットに対してはこれを低電圧(0ボルト)の画素データパルスDPに変換する。そして、全表示ラインの内で偶数表示ラインに属する画素セルPCに対応した画素データパルスDPを、上記走査パルスSPの印加タイミングに同期して1表示ライン分(m個)ずつ列電極D1〜Dmに印加して行く。この際、上記走査パルスSPと同時に、点灯モードに設定させるべき低電圧(0ボルト)の画素データパルスDPが印加された画素セルPCの選択セルC2内の列電極D及び行電極Y間には選択消去アドレス放電が生起される。かかる選択消去アドレス放電に応じて、選択セルC2内の列電極D上には正極性の電荷、行電極Yには負極性の電荷が形成される。そして、かかる放電が画素セルPC内の間隙rを介して表示セルC1内に拡張し、この表示セルC1内の行電極Y及びXには共に負極性の電荷が形成される。よって、この際、奇数番目の表示ラインに属する画素セルPCは消灯モードから点灯モードに遷移する。一方、偶数表示ラインに属する画素セルPC各々の内で、正極性の高電圧の画素データパルスDPが印加された画素セルPCの選択セルC2内では、上記の如き選択消去アドレス放電は生起されない。よって、正極性の高電圧の画素データパルスDPが印加された画素セルPCは、その直前までの状態(点灯モード又は消灯モード)を維持する。
このように、上記選択消去アドレス行程WERの実行により、偶数表示ラインに属する画素セルPCの各々が、画素データに応じて点灯モード及び消灯モードの内いずれか一方の状態に設定される。
選択消去アドレス行程WERにおいても走査ベースパルスBP-の後縁部の電圧推移はその前縁部の急峻な電圧推移に比べて緩やかにされている。これにより、走査ベースパルスBP-の後縁部の立ち上がりの際に選択セルC2内において誤放電が発生することが防止されている。
サブフィールドSF3以降において上記選択消去アドレス行程WORの終了直後に実施されるサスティン行程Iでは、第2行電極ドライバ520が、負極性のピーク電位を有するサスティンパルスIPXを奇数番目の行電極X1,X3,X5,・・・・,Xn-3,及びXn-1に印加し、同時に負極性のピーク電位を有するサスティンパルスIPYを偶数番目の行電極Y2,Y4,・・・・,Yn-2,及びYn各々に印加する。次に、第1行電極ドライバ510が、負極性のピーク電位を有するサスティンパルスIPYを奇数番目の行電極Y1,Y3,Y5,・・・・,Yn-3,及びYn-1に印加し、同時に負極性のピーク電位を有するサスティンパルスIPXを偶数番目の行電極X2,X4,・・・・,Xn-2,及びXn各々に印加する。このサスティンパルスの印加が交互に繰り返される。サスティンパルスIPY又はIPXの印加に応じて、点灯モードの状態にある画素セルPCの表示セルC1内の行電極X及びY間においてサスティン放電が生起され、このサスティン放電に伴って蛍光体層16から照射される光が前面透明基板10を介して外部に照射される。
かかるサスティン行程Iにおいても第2行電極ドライバ520によるサスティンパルスIPY及びIPX各々の後縁部の電圧推移はその前縁部の急峻な電圧推移に比べて緩やかにされている。これにより、サスティンパルスIPY及びIPX各々の後縁部の立ち上がりの際に選択セルC2内において誤放電が発生することが防止されている。
駆動制御回路54は、図6及び図7に示される駆動を、図5に示す如き16通りの画素駆動データGDに基づいて実行する。かかる駆動によると、図5に示すように、輝度レベル0を表現する場合(第1階調)を除き、先ず、先頭のサブフィールドSF1において各画素セルPC内で書込アドレス放電が生起され(二重丸にて示す)、この画素セルPCは点灯モードに設定される。その後、サブフィールドSF2〜SF15各々の内の1のサブフィールドの選択消去アドレス行程WOR(又はWER)のみで選択消去アドレス放電が生起され(黒丸にて示す)、その後、画素セルPCは消灯モードに設定される。つまり、各画素セルPCは、表現すべき中間輝度に対応した分だけ連続したサブフィールド各々で点灯モードに設定され、これらサブフィールドの各々に割り当てられている回数分だけサスティン放電に伴う発光を繰り返し生起する(白丸にて示す)のである。この際、1フィールド内において生起されたサスティン放電に伴う発光の総数に対応した輝度が視覚される。よって、図5に示す如き第1〜第16階調駆動による16種類の発光パターンによれば、白丸にて示すサブフィールド各々で生起されたサスティン放電の合計回数に対応した16階調分の中間輝度が表現されるのである。
ここで、図1に示されるプラズマディスプレイ装置においては、PDP50の各画素を担う画素セルPCを図2及び図3に示す如き表示セルC1及び選択セルC2にて構築するようにしている。そして、表示画像に関与するサスティン放電を表示セルC1内にて生起させる一方、表示画像には関与しない発光を伴うリセット放電及びアドレス放電を、主に選択セルC2内にて生起させるようにしている。この際、選択セルC2には、上述した如き各種放電に伴って放射される光が前面透明基板10を通過して外部に漏れる量を低減させるべく、図3に示す如き黒色又は暗色層SHD及び遮光導電層BEが設けられている。すなわち、選択セルC2内で生起されたリセット放電及びアドレス放電に伴って放射される光の一部が黒色又は暗色層SHD及び遮光導電層BEによって遮断されるので、表示画像のコントラスト、特に、暗コントラストを高めることが可能になる。また、選択セルC2内には、その背面基板13側に図3に示す如く2次電子放出材料層30を設けている。2次電子放出材料層30は、その形成面が陰極となる放電時に2次電子を放出するγ特性が良好となるものである。そこで、先頭のサブフィールドSF1の選択書込アドレス行程WWでは、図7に示す如き正極性の走査パルスSPを行電極Yに印加すると同時に、0ボルトの画素データパルスDPを列電極Dに印加することにより、列電極Dを相対的に陰極側にして、アドレス放電を生起させるようにしている。これにより、選択セルC2内に形成されている2次電子放出材料層30が陰極側となるので、この2次電子放出材料層30から効果的に2次電子が放出されるようになり、選択セルC2内においてアドレス放電が確実に生起されるようになる。また、先頭のサブフィールドSF1の一斉リセット行程Rでは、走査パルスSPが印加された行電極Y以外の行電極Yと列電極Dとの間での誤ったアドレス放電を防止すべく、上記アドレス放電と同様に行電極及び列電極間でリセット放電を生起させるようにしている。行電極Yと列電極D間でリセット放電を生起させると、選択セルC2内の列電極Dには正極性の壁電荷、行電極Yには負極性の壁電荷が夫々形成される状態となる。このような壁電荷の形成状態において、正極性の走査パルスSPの印加により選択セルC2内にアドレス放電を生起させるには、この走査パルスSPを高電圧にする必要がある。換言すると、選択セルC2内の列電極Dに正極性の壁電荷、行電極Yに負極性の壁電荷が形成された状態では、列電極D及び行電極Y間に比較的高い電圧が印加されない限り放電は生起されないので、誤放電が防止されるのである。
更に、サブフィールドSF2〜SF15各々において選択消去アドレス行程(WOR、WER)を実施するにあたり、その直前の段階で、以下の如き一連の処理を実行するようにしている。
すなわち、先ず、リセット行程(RO、RE)において、図7に示す如き正極性のリセットパルスCRPを印加することにより選択セルC2内で微弱なリセット放電を生起させ、時間経過と共に消失してしまった選択セルC2内の壁電荷を再形成させる。次に、サスティン行程(IP1、IP2)において、選択消去アドレス行程(WOR、WER)の直前に印加される最終のサスティンパルスIPX又はIPYによって、表示セルC1内でサスティン放電を生起させると共に壁電荷の量を減らすべき微弱な消去放電を選択セルC2内で生起させる。この際、かかる消去放電により、上記リセット行程(RO、RE)によって選択セルC2内に形成された電荷の内で余剰分となる一部の電荷が消去される。すなわち、選択消去アドレス行程WOR又はWERにて選択消去アドレス放電を確実に生起させるべく、その直前の段階で、選択セルC2内に残留している余剰分の電荷を削除するという、壁電荷量の調整を行うのである。
よって、かかる駆動によれば、選択セルC2内に残留している電荷が表示セルC1内で生起されるサスティン放電によって干渉を受けても、選択消去アドレス行程(WOR、WER)の直前には、各選択セルC2内には適切な量の壁電荷が再形成される。従って、各サブフィールドの選択消去アドレス行程(WOR、WER)では、各画素セルPCを確実に画素データに応じた状態(点灯セル状態、又は消灯セル状態)に設定することが可能となる。
なお、上記した壁電荷調整パルスCP、一斉書込パルスAP、サスティンパルスIPX,IPY(例えば、一斉書込みパルスAPと同期して印加されるサスティンパルスIPX、消去アドレス期間の直前に印加されるサスティンパルスIPY、リセットパルスCRPの直前又は直後に印加されるサスティンパルスIPX,IPY、但し、例えば、サブフィールドSF3のサスティン期間の一部のように繰り返し印加されるサスティンパルスIPX,IPYは除く)、及び走査ベースパルスBP-等の負極性の駆動パルスの後縁部の電圧推移は、図8(a)に示す如きランプ波形、及び図8(b)に示す如き時定数波形のいずれでも良い。また、全ての種類の負極性の駆動パルスでなく、少なくとも1の負極性の駆動パルスの後縁部の電圧推移をその前縁部の電圧推移に比して緩やかにするようにしても良い。
以上のように、本発明によれば、アドレス期間及び/又はサスティン期間に行電極に印加される負極性の駆動パルスの後縁部の電圧推移がその前縁部の電圧推移に比べて緩やかにされているので、その負極性の駆動パルスの後縁部の立ち上がりにおいて、選択セル内で列電極を陰極した誤放電が防止される。これにより、誤放電による表示セル内の壁電荷量の削減が無くなり、サスティン放電の安定性が確保されるので、良好な映像表示が可能となる。
本発明による表示装置としてのプラズマディスプレイ装置の構成を示す図である。 図1に示されるPDP50における表示電極形成部DPEの構造の一部を表示面側から眺めた平面図である。 図2に示されるV−V線上での断面を示す図である。 図2に示されるW−W線上での断面を示す図である。 画素データの変換テーブルと、この画素データ変換テーブルによって得られた画素駆動データGDに基づく発光駆動パターンを示す図である。 図1に示されるプラズマディスプレイ装置における発光駆動シーケンスの一例を示す図である。 図6に示す発光駆動シーケンスに従ってPDPに印加される各種駆動パルスとその印加タイミングを示す図である。 負極性の駆動パルスの後縁部の電圧推移を示す波形図である。
符号の説明
50 PDP
54 駆動制御回路
55 アドレスドライバ
510 第1行電極ドライバ
520 第2行電極ドライバ
C1 表示セル
C2 選択セル
DPE 表示電極形成部
PC 画素セル

Claims (14)

  1. 放電空間を挟んで対向した前面基板及び背面基板と、前記前面基板の内面に表示ラインを構成する複数の行電極対及び行電極対を覆う誘電体層と、前記背面基板の内面に前記行電極対と交差して配列された複数の列電極とを有し、前記行電極対と前記列電極との各交差部に、表示セルと前記前面基板側に遮光層が設けられた選択セルとからなる単位発光領域が形成されている表示パネルを、入力映像信号に基づく各画素毎の画素データに応じて、各々がアドレス期間とサスティン期間とを含む複数のサブフィールドからなる単位表示期間毎に駆動する表示パネルの駆動方法であって、
    前記アドレス期間及び/又はサスティン期間に前記行電極対を構成する行電極のうちの少なくとも一方に負極性の駆動パルスを印加する行程を含み、
    少なくとも1の前記負極性の駆動パルスは、その後縁部に前縁部に比して電圧が緩やかに推移する区間を含むことを特徴とする表示パネルの駆動方法。
  2. 前記少なくとも1の負極性の駆動パルスは、前記サスティン期間に前記行電極対に印加される維持パルスであることを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
  3. 前記少なくとも1の負極性の駆動パルスは、前記アドレス期間に前記行電極対に印加される走査ベースパルスであることを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
  4. 前記単位表示期間内の先頭サブフィールドのアドレス期間において、前記列電極が相対的に負極性となるように前記行電極対を構成する一方の行電極に走査パルスを印加して前記選択セル内において選択的に順次書込アドレス動作を実行する行程と、
    前記順次書込アドレス動作が終了後、前記一方の行電極に前縁部が緩やかな電圧推移区間を有する負極性の壁電荷調整パルスを印加する行程と、を含み、
    前記少なくとも1の負極性の駆動パルスは、前記負極性の壁電荷調整パルスであることを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
  5. 前記壁電荷調整パルスの印加終了した後、前記列電極と前記行電極対を構成する一方の行電極との間に、負極性の一斉書込パルスを印加する行程を更に含み、
    前記少なくとも1の負極性の駆動パルスは、前記負極性の一斉書込パルスであることを特徴とする請求項4記載の表示パネルの駆動方法。
  6. 前記単位表示期間の先頭サブフィールドのアドレス期間の直前に、列電極が相対的に負極性となるように前記行電極対を構成する一方の行電極と列電極との間にリセットパルスを印加して前記選択セル内でリセット放電を生ぜしめるリセット行程を更に備えることを特徴とする請求項4記載の表示パネルの駆動方法。
  7. 前記単位表示期間内の先頭サブフィールドのアドレス期間における順次書込アドレス動作を実行する行程において、前記行電極対を構成する一方の行電極に正の走査ベースパルスに同極性の走査パルスが重畳された選択パルスを順次印加すると共に前記列電極に前記画素データに対応した画素データパルスを印加して選択的に書込みアドレス放電を生じせしめることを特徴とする請求項4記載の表示パネルの駆動方法。
  8. 前記遮光層は前記選択セル内における前面基板側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
  9. 前記選択セル内の背面基板側に2次電子放出層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
  10. 前記第1放電セル及び第2放電セルの内、第1放電セル内にのみ蛍光体層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
  11. 前記表示セルは、前記行電極対を構成する第1行電極と第2行電極とが放電空間内で第1放電間隙を介して対向する部分を含み、前記選択セルは、前記列電極と前記第1行電極とが放電空間内で第2放電間隙を介して対向する部分を含むことを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
  12. 前記行電極対を構成する前記第1及び第2行電極は、それぞれ行方向に延びる本体部と前記単位発光領域毎に前記第1放電間隙を介して前記本体部から列方向に突出する突出部とを備え、
    前記第1放電セルは前記突出部が放電空間内で第1放電間隙を介して対向する部分を含み、前記第2放電セルは前記列電極と前記第1行電極の本体部とが放電空間内で第2放電間隙を介して対向する部分を含むことを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
  13. 前記表示パネルは、隣接する単位発光領域の放電空間を行方向に区画する縦壁部と列方向に区画する横壁部とからなる隔壁と、単位発光領域内の前記表示セルの放電空間と前記選択セルの放電空間とを区画する仕切り壁とを備え、
    前記選択セルの放電空間は隣接する単位発光領域の放電空間と前記隔壁により閉じられており、前記単位発光領域内の表示セルの放電空間と選択セル内の放電空間とは連通していることを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
  14. 前記行方向に隣接する単位発光領域の表示セルの放電空間は連通していることを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動方法。
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