JP2007538439A - ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化する方法 - Google Patents

ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007538439A
JP2007538439A JP2007517232A JP2007517232A JP2007538439A JP 2007538439 A JP2007538439 A JP 2007538439A JP 2007517232 A JP2007517232 A JP 2007517232A JP 2007517232 A JP2007517232 A JP 2007517232A JP 2007538439 A JP2007538439 A JP 2007538439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filtering
mode
time
level
time level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007517232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5060947B2 (ja
Inventor
ヴィロン ジェローム
ボワソン ギローム
ル コー アロルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thomson Licensing SAS
Original Assignee
Thomson Licensing SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thomson Licensing SAS filed Critical Thomson Licensing SAS
Publication of JP2007538439A publication Critical patent/JP2007538439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5060947B2 publication Critical patent/JP5060947B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding
    • H04N19/615Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding using motion compensated temporal filtering [MCTF]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/156Availability of hardware or computational resources, e.g. encoding based on power-saving criteria
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/63Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/13Adaptive entropy coding, e.g. adaptive variable length coding [AVLC] or context adaptive binary arithmetic coding [CABAC]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化する本発明の方法は、動き補償時間フィルタリングを実現する時間方向分解(1)を含んでおり、このフィルタリングは、時間レベルlにおいて高周波帯域ピクチャH(9,14)を得るために、より低い時間レベルのピクチャL(7,8;11,12,13)のハイパスフィルタリングを実現する予想ステップと、また時間レベルlにおいて低周波帯域ピクチャL(10,16)を得るために、同じレベルのピクチャH(9;14,15)および/またはより低い時間レベルのピクチャ(7,11)のローパスフィルタリングを実現する更新ステップとを含んでいる。この方法は、少なくとも1つの時間レベルに対して、予想ステップにより、ロングフィルタリングを実行し、また更新ステップにより、ショートフィルタリングを実行することを特徴とする。

Description

本発明は、ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化および復号化する方法および装置に関する。殊に本発明は、動き補償時間フィルタリング(motion compensated temporal filtering)を実現する時間方向の分解に関する。
MPEGおよび/またはt+2Dウェーブレットベース方式などの現在のほとんどの符号化アルゴリズムでは最初のステップにおいて、連続するフレーム間の時間方向の相関を活用しており、その後、フレームの空間方向の相関を捕捉することが可能である。時間方向の冗長性は、動き補償変換を使用して低減される。これは動き補償時間フィルタリングまたはMCTF(Motion Compensated Temporal Filtering)として公知である。空間方向の冗長性は、例えば、離散コサイン変換または離散ウェーブレット変換のような空間方向の変換を使用して低減される。
図1にはビデオ符号化方式の公知の構造が示されている。符号化に先だってふつう、連続しているビデオフレームが、頭字語GOFとも称されるフレームのグループに分割される。符号化処理はつぎの構造に基づいて行われる。すなわち、
最初に動き補償時間方向分解またはMCTF回路1によって上記のようなフィルタリングを行って、種々異なる時間方向の周波数帯域を得る。動き推定回路2は、時間方向分解回路からフレームを受け取って動き推定(ME motion estimation)を計算する。動き推定によって複数の動きベクトル(MV motion vector)が形成され、これらの動きベクトルは、1ピクチャにおける対象物の位置が別のピクチャに対して移動した場合に伝送されるデータの量を最小化するために使用される。動き推定は、前方または後方または双方向のいずれかの参照を使用する。動きベクトルは、動き補償を実行する時間方向分解回路に伝送される。動きベクトルは、動き符号化回路4にも伝送されて伝送の前に符号化される。
時間方向分解回路1から得られた「フレーム」は、離散ウェーブレット変換(DWT Discrete Wavelet Transform)を実現する空間方向分解回路3によって処理される。完全時間/空間方向分解から得られた係数は、最終的にエントロピー符号化器5を使用して符号化される。最終段の混合回路、パケット化器6によって、結果的に得られ符号化された係数と動きベクトルとが連結されて最終的な出力ストリームが得られる。
動き補償時間フィルタリング法により、連続するn個のビデオフレームからなる集合が分解すなわちフィルタリングされて、時間方向の低周波数フレームおよび高周波数フレームならびにこれに付随する動きフィールドからなる部分集合が形成される。ここでこの動きフィールドは、n個のフレームのフィルタリングされた集合間の動きベクトルからなる集合である。
公知の分解法である離散ウェーブレット変換(DWT Discrete Wavelet Transform)は、値の平均および差分をとることによって、信号または一連の値をスペクトル成分に切り分けるための繰り返し式の手法である。これにより、スペクトルのサブバンドまたは周波数に相応して種々異なる分解能で一連の値を視覚化することができる。
このような時間フィルタリングは、古典的な畳込み法か、またはいわゆる「リフティング方式(lifting scheme)」を使用するかのいずれかによって実現することができる。後者の方法は、フレキシビリティ、可逆性、高速であることおよびメモリを余り使用しないことからよく使用される。基本リフティングステージ(elementary lifting stage)は、一連の「予測(predict)」ステップおよび「更新(update)」ステップである。完全リフティング方式(complete lifting scheme)は、1つまたは複数の基本リフティングステージからなる。
ショート時間フィルタリング(short temporal filtering)、すなわちフレームのペアだけに適用される2タップフィルタはビデオ圧縮に広く使用されている。しかしながらその圧縮能力は、現在使用されている5/3フィルタバンクなどの比較的長いフィルタバンクに比べてかなり制限されている。それにもかかわらずこのような時間構造により、メモリ/遅延の問題が発生する。実際にHaarフィルタリングに比べて、以下に説明する双方向の予測ステップおよび更新ステップは、符号化/復号化遅延およびメモリスペースの増大の原因になっている。例えば16個のフレームからなるグループを符号化/復号化するためには全部で56個のフレームをメモリに保持しなければならない。「将来の」フレームをバッファリングする時間に起因して、30fps(frame per second)のビデオ素材の場合、これは0.5秒の符号化遅延になる。また同じ待ち時間が復号化の前にも発生する。このような遅延は、短い応答時間を要するまたは低減されたメモリ量で処理を行うアプリケーションの要求を満たすことはできない。また最後にこのような時間方向のピラミッドを実現するのはかなり複雑である。
全体的な符号化/復号化待ち時間を増大させる最も大きな原因は更新ステップであることが判明している。このような遅延を低減しようとする種々の手法の中でも、更新ステップをスキップすることはすでに研究されており、これはL. Luo等による"Motion compensated lifting wavelet and its application in video coding", Proceedings of IEEE International Conference on Image Processing, ICIP'01, Thessaloniki, Greece, October 2001に記載されている。さらにWoodsは、"Motion compensated temporal filtering using long filters", ISO/IEC JTC1/SC29/WG11/M9280, Awaji, Japan, Dec. 2002において最も高い時間レベルにおいてHaarフィルタを使用して、結果的に時間ピラミッド(temporal pyramid)のサイズを低減することを提案している。
しかしながら更新ステップを系統的にスキップすることは、時間軸に沿った圧縮にダメージを与えるおそれがある。例えば、更新ステップなしの5/3フィルリング、いわゆる「切り捨て形5/3(truncated 5/3)」を使用すると、1/3フィルタバンクを使用することになってしまう。他方でWoodsによる手法は、上記の問題の一部分に対する回答にしかなってないのである。
本発明の目的は、上記の欠点を解消することである。
本発明は、ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化する方法に関し、この方法は、動き補償時間フィルタリングを実現する時間方向分解を含んでおり、このフィルタリングは、時間レベルlにおいて高周波帯域ピクチャHを得るために、より低い時間レベルのピクチャLのハイパスフィルタリングを実現する予想ステップと、また時間レベルlにおいて低周波帯域ピクチャLを得るために、同じレベルのピクチャHおよび/またはより低い時間レベルのピクチャLのローパスフィルタリングを実現する更新ステップとを含んでいる。この方法は、少なくとも1つの時間レベルに対して、予想ステップにより、ロングフィルタリングを実行し、また更新ステップにより、ショートフィルタリングを実行することを特徴とする。
本発明の1実施形態によれば、予想および更新ステップに対するロングフィルタリングとショートフィルタリングとの間の選択を時間レベルlに依存して行う。
本発明の1実施形態によれば、ロングフィルタリングは、双方向フィルタリングモードに相当し、ショートフィルタリングモードは、右手フィルタリングモード(right-hand filtering mode)、左手フィルタリングモード(left-hand filtering mode)ピクチャまたは非フィルタリングモード(non-filtering mode)に相当する。
本発明の1実施形態によれば、予想および更新ステップに対するロングフィルタリングとショートフィルタリングとの間の選択を時間位置tに依存して行う。
本発明の1実施形態によれば、上記のシーケンスをフレームまたはGOFからなるグループに構成し、所与の時間レベルに対して、予想および/または更新ステップに対して、また所与のGOFに対して、このGOFの最初のフレームについては右手モードを選択し、GOFの最後のフレームについては左手モードを選択し、他のフレームついては双方向モードを選択する。
本発明の1実施形態によれば、L時間レベルの最も低いnレベルにおいて上記の双方向モードを系統的に使用し、上記の選択を上位の時間レベルにて行う。
本発明の1実施形態によれば、上記のショートフィルタリングでは2タップフィルタを使用し、ロングフィルタリングでは5/3フィルタバンクを使用する。
本発明はまた、ピクチャのMCTFフィルタリングを行う時間方向分解回路を含むビデオデータ符号化装置に関し、この装置は、上記の回路が、1時間レベルに対しておよび予想ステップに対してロングフィルタリングを実行する手段と、同じ時間レベルに対しておよび更新ステップに対してショートフィルタリングを実行する手段とを有することを特徴とする。
本発明はまた、時間合成動き補償時間フィルタリング(temporal synthesis motion compensated temporal filtering)を含むビデオデータ復号化方法に関し、ここでこの方法は、1時間レベルに対しておよび更新ステップに対し、上記フィルタリングによってショートフィルタリングを実行し、同じ時間レベルに対してまた予想ステップに対し、上記フィルタリングによってロングフィルタリングを実行することを特徴とする。
本発明の1実施形態によれば、ロングフィルタリングは双方向フィルタリングモードに相当し、ショートフィルタリングモードは、右手フィルタリングモード、左手フィルタリングモードピクチャまたは非フィルタリングモードに相当する。
本発明はまた、時間合成スMCTFフィルタリングを実行する時間方向合成回路を含む、ビデオデータ復号化装置に関する。上記の回路は、1時間レベルに対しておよび更新ステップに対して、ショートフィルタリングを実行し、また同じ時間レベルに対しておよび予測ステップに対して、ロングフィルタリングを実行する手段を含むことを特徴とする。
本発明の実質は、再帰的なMCTFに対する新たなフレームワーク、すなわち時間ピラミッドを形成するための新たなフレームワークにあり、ここではいくかのカスタマイズした予想および更新ステップ、すなわちフィルタリングモードを定めて、GOF内の時間位置および/または時間レベルに依存して時間方向の分解を局所的に調整する。各基本リフティングステップにおいて、使用し得るフィルタリングモードからなる拡張された新たな集合の中から1フィルタリングモードを選択することができる。
このような調整では、例えば更新ステップの前方または後方の1分岐を廃棄する。別の択一的な例では、時間レベルに依存して異なる更新処理を適用する。同様にして更新処理は、所与の時間レベル内で変えることができる。更新ステップについてのこれらの考察事項は予想ステップに適用可能である。
このアプローチは、符号化遅延、複雑さおよび符号化効率の間で良好なトレードオフを得ようとものである。圧縮率は、実現コストおよび/または処理速度を考慮して最適化することができる。
本発明の別の特徴および利点は、制限的でない実施例によって示されまた添付の図面に関連して示される以下の説明において明らかになろう。ここで
図1は、ビデオコーダの全体アーキテクチャを示しており、
図2は、Haarフィルタリングのリフティング方式を示しており、
図3は、16個のフレームからなるグループを有するHaarフィルタリングを示しており、
図4は、5/3フィルタリングのリフティングの実現を示しており、
図5は、16個のフレームからなるグループを有する5/3フィルタリングを示しており、
図6は、基本リフティングステップの網構造(treillis structure)を示しており、
図7は、系統的な双方向予測ステップ、左手更新ステップMCTF方式を示しており、
図8は、系統的な双方向予測ステップ、右手更新ステップMCTF方式を示しており、
図9は、レベル適応形MCTF方式を示しており、
図10は、時間適応形MCTF方式を示しており、
図11は、時間およびレベル適応形MCTF方式を示している。
まずショートの時間フィルタリング、すなわち、いわゆる「Haarフィルタリング」のようにフレームのペアだけに適用される2タップフィルタを考察する。Haarフィルタは、2/2フィルタバンクと解釈できることに注意されたい。
1対のピクチャAおよびBを考察する場合、この処理ではハイパスフィルタおよびローパスフィルタが適用されて高周波数帯域ピクチャHおよび低周波数帯域ピクチャLが得られる。このフィルタリングおいてこれらの2つのステップはつぎの式(1)
Figure 2007538439
に相当し、ここでMCl1←l2(F)は、フレームl1とl2との間で推定された動きフィールドを使用した、フレームFの動き補償に相当する。
この処理は図2に示されており、ピクチャAおよびBには参照符号7および8がそれぞれ付されている。高周波数帯域ピクチャH、すなわちハイパスフレーム9を得るため、ピクチャBとピクチャAとの間の動きが必要である。これは、Bを始点とする後方動きベクトル(backward motion vector)であり、ここでAは基準ピクチャと見なされる。
低周波数帯域ピクチャL、すなわちローパスフレーム10を得るため、ピクチャAとBとの間の動きが必要である。これは、Aを始点とする前方動きベクトル(forward motion vector)であり、ここでBは基準ピクチャと見なされる。実践的にはただ1つの動きフィールド、例えばBからAへの動きフィールドだけが一般的に推定され、他方は導き出される。
実際には入力フレームはふつう、GOFと称されるフレームの集合にまとめられる。図3には16個のフレームからなるグループを有するHaarフィルタリングの例が示されている。
この図においてフレームからなる第1の行は、オリジナルのGOFに相当する。フレームからなる第2および第3行は時間レベル1に、またこれに続く行の対(4,5),(6,7)および(8,9)は、時間レベル2,3および4にそれぞれ相当する。
「Haarフィルタリング」の適用は、オリジナルのGOFのフレームの各対に対して行われて、時間レベル1において時間方向の高周波数フレーム(H)および低周波数フレーム(L)が形成される。所与の時間レベルに対して、対の第1の行は、予測ステップによって得られたフレームを、また第2の行は予測ステップに続く更新ステップによって得られたフレームを表す。言い換えると、第1の行は時間方向の高周波数フレームを、また第2の行は時間方向の低周波数フレームを表すのである。
時間レベルnにおける高周波数フレームは、レベルn−1の時間方向の低周波数フレームを予測ステップによって処理することによって得られる。n=1に対してこの低周波数フレームはオリジナルのフレームである。
時間レベルnにおける低周波数フレームは、レベルn−1の時間方向の低周波数フレームを、またレベルnにおいて得られる時間方向の高周波数フレームを更新ステップによって処理することにより得られる。n=1に対してこの低周波数フレームはオリジナルのフレームである。
時間方向分解回路1によって伝送されるフレームは、最も低い時間レベルから得られる時間方向の低周波数フレーム、すなわちレベル4のLLLLと、各時間レベルにおける時間時間方向の高周波数フレーム、すなわちレベル4のLLLHと、レベル3のLLH1およびLLH2と、レベル2のLH1〜LH4と、レベル1のH1〜H8との合計16フレームである。
つぎにこれより長いフィルタバンク、例えば現在使用されている5/3フィルタバンクを考察しよう。
5/3フィルタバンクは、1つの3タップハイバンドフィルタに結合された1つの5タップローバンドフィルタである。このようなファイルにより、時間軸における時間的冗長性を一層良好に捕捉することができる。それはこのフィルタが一層長いウィンドウに適用されるからである。そのリフティングの実現は式(2)に相当し、また図4に示されている。
Figure 2007538439
ここでは参照符号11のAkおよび参照符号11の12Ak+1でビデオシーケンスまたはGOFのk番目およびk+1番目の偶数フレームを、また参照符号13のBkでビデオシーケンスまたはGOFのk番目の奇数フレームを表す。
ここでもMCI1←I2(F)は、フレームI1とI2との間で推定された後方動きフィールドを使用したフレームFの動き補償であり、またMCI1→I2(F)は、フレームI1とI2との間で推定された前方動きフィールドを使用したフレームFの動き補償である。
図4に示したように予測ステップにより、フレームBkおよび動き補償されたフレームAkを介して参照符号14のハイパスフレームHkが計算される。
更新ステップにより、参照符号11のフレームAkと、動き補償された参照符号15のフレームHk-1および14の参照符号Hkとを介して参照符号16のローパスフレームLkが計算される。
予測ステップおよび更新ステップが、Haar形式とは異なり、共に3タップを有することに注意されたい。
実際には入力フレームはふつう、フレームのグループすなわちGOFに、例えば16個のフレームにまとめられ、フィルタリング処理は再帰的に適用される。相当する時間的な構造は図5に示されている。カレントGOFおよびその処理は、太線で表されている。上で説明したようにフレームの第1の行は、オリジナルのシーケンスを表し、第2および第3の行は、時間レベル1に相当する高周波数フレームおよび低周波数フレームをそれぞれ表す等々である。
本発明の実質は、再帰的なMCTFに対する新たなフレームワーク、すなわち時間ピラミッドを形成するための新たなフレームワークにあり、ここでは予測および更新ステップに対していくつかのスタマイズしたフィルタリングモードの定め、GOF内での時間位置および/または時間レベルに依存して時間方向の分解を局所的に調整する。
表記の仕方
簡単にするために、以下ではフィルタリングの式における動き補償を省略する。
拡張5/3フレームワークにおいて、更新または予測の各基本ステップは、係数からなる所与の集合によって決定される。
UおよびPをそれぞれ更新および予測演算子とすると、
U = {αU;βU;γU} P = {αP;βP;γP
である。
図6は、基本リフティングステップの網構造を表している。係数α,βおよびγは、後方、カレントおよび前方の分岐にそれぞれ割り当てられており、これらは先行するフレーム、現在のフレームおよびつぎのフレームにそれぞれ相当する。
これらの表記法を使用すると(2)は
Figure 2007538439
と書き直すことができる。
例えば、その式が(2)に示されている古典的な5/3のケースでは、係数値はつぎのようになる。すなわち
Figure 2007538439
である。
以下では相当する係数の集合によって定められるつぎの更新および予測モードを付加的に考慮する。
Figure 2007538439
ここに示した係数は、適用され得るフィルタの正規化を考慮していない。
さらに一般的にいうと、双方向フィルタリングモードまたはロングフィルリングとも称される双方向予測モードまたは双方向更新モードは、0とは異なるγおよびαに相当する。
右手フィルタリングモードとも称される右手予測モードおよび右手更新モードは、α=0および0とは異なるγに相当する。
左手フィルタリングモードとも称される左手予測モードおよび左手更新モードは、0とは異なるαおよびγ=0に相当する。
非フィルタリングモード(no-filtering mode)とも称される非予測モード(no-predict mode)および非更新モード(no-update mode)はα=0,γ=0に相当する。
右手フィルタリング、左手フィルタリングまたは非フィルタリングモードは、ショートフィルタリングと見なされる。
MCTFの時間ピラミッドにはL個の時間レベルがあると仮定する。
双方向更新モードBiUに結合されている[Woods]か、または非更新モードNU[Luo]に結合されている双方向予測モードBiPだけを実現している慣用のMCTF方式を使用する代わりに、上記の処理によって更新および予測モードからなる集合が拡張されることによって別のモードの実現が可能になり、この新たに拡張された集合内で選択が行われる。
結果的に、考えられ得るリフティングモードの集合がまず定められる。例えば、それぞれDuおよびDpと記される更新および予測モードからなる集合はつぎのようにすることができる。すなわち、
U = {NU,LU,RU,BiU}
P = {NP,RP,LP,BiP}
である。
これらのモードは、係数α,β,γによって定められ、ここでインデックスuまたはpは更新または予測モードに相当する。
つぎにMCTF時間ピラミッドの種々異なるノードにおいて、1つのモードがこれらの考えられ得るモードの中から選択される。
このモードは、基本リフティングステップ毎に、時間レベルまたはこのステップに相当するレベル内の時点tまたはこの両者の組み合わせに依存して選択される。Ut,lおよびPt,lをそれぞれ、時間レベルlおよび時点tに相当する更新および予測ステップとすると、
t,l = f(t,l)∈DU
t,l = g(t,l)∈DP
である。
さらに種々異なるモードの中からの選択は、コンテンツベースの判定条件によって並列的に行うことができる。
例えば、数多くのシーンショットを有するシーケンスに対し、ロングフィルタリングになる双方向フィルタリングを回避することができる。GOFのショット外のフレームをポイントする双方向フィルタリングモードを禁止することができる。
上記の選択は、アプリケーションの要求を主にして行うことが可能である。例えばショートフィルタリングになる非フィルタリングモードまたは左手フィルタリングモード、右手フィルタリングモードは、小さな遅延が要求される場合、双方向フィルタリングモードよりも好まれ得る。これに対してロングフィルタリングにより、一層良好な圧縮率が可能になる。
− 上記のモードは、基本リフティングステップ毎に時間レベルに応じて選択することができる。
ロングフィルタリングによって良好なスペクトル分離が得られ、結果的に一層効率的に圧縮されるため、第1のレベルに対して双方向フィルタリングモードを使用してフィルタリングを一層効率化することができる。
例えば、双方向更新モードが最初のu個の最も低い時間レベルに使用され、左手または右手更新モードがL−u個の上位の時間レベルに使用される。
これと併用して双方向予測モードが最初のp個の最も低い時間レベルに使用され、左手または右手予測モードがL−p個の上位の時間レベルに使用される。
uおよびpはLより小さい正の整数であり、また同じ値をとり得る。
別の例として最後の複数のレベルにおいて、左手または右手の更新および/または予測モードは、非更新および/または非予測モードによって置き換えられる。
右手、左手または非フィルタリングモードによって双方向フィルタリングモードを置き換えることによって、したがって時間方向の分解に必要な将来のフレームを低減することによって、時間軸に沿ったエネルギー圧縮(energy compaction)の利点を最大限に生かす共に符号化/復号化遅延が低減される。
図7およびそれ以降の図には、画像のシーケンスに対するさまざまなMCTFフレームが示されており、ここでGOFは太線で強調されている。
図7には4つの時間レベルの各時間レベルにおける系統的な双方向予測モードおよび系統的な左手更新モードに相当するフレームワークが示されている。
図8には4つの時間レベルの各時間レベルにおける系統的な双方向予測モードおよび系統的な右手更新モードを有するフレームワークが示されている。
図9には、時間レベル1および2に対する双方向予測モード、時間レベル3および4に対する左手予測モード、時間レベル1に対する双方向予測モードならびに時間レベル2,3および4に対する右手更新モードに相当するフレームワークが示されている。
双方向フィルタリングにより、低周波数レベルから得られたHフレームは、「より一層ゼロに等しく」なり、低周波数レベルから得られたLフレームは、「より一層に関連する」ようになり、より一層「自然な画像らしく」なる。これにより、得られたLフレームに対する繰り返しの時間方向の変換が促進され、動き推定および動き補償時間フィルタリングはさらに効率的になる。より上位のレベルに対してフレームはさらに一層離れるため、ロングフィルタリングは、一層頻繁に失敗することになり、その上に遅延が増大する。
左手、右手および非フィルタリングモード間での選択に関していえば、フレームの取得と伝送との間の遅延がクリティカルな場合には、例えばライブの符号化を必要とするアプリケーションにおいては、事前に(a priori)左手フィルタリングを選択して、将来のフレームよりも過去のフレームに対する依存性を優先して、フレームの記憶を制限することができる。待ち時間が問題とならない場合、例えば、オフラインの符号化ではモードは、事後に(a posteriori)、例えばコンテンツベースの判定条件を使用してシーケンスを事前分解した後、選択することができる。
− 上記のモードは、基本リフティングステップ毎に時間位置tに依存して選択することができる。
例えば予測モードは、最初のip個のフレームに対しては右手であり、最後のkp個のフレームに対しては左手であり、その他の場合は双方向である。同様にして更新モードは、最初のiu個のフレームに対しては右手であり、最後のku個のフレームに対しては左手であり、その他の場合は双方向である。
したがって双方向モードの使用に相当するフレームワークは、考慮しているレベルにおいてグループの中央部にあるフレームだけに双方向モード使用することによって、また縁部にあるフレームに対して右手および/または左手を使用することによって改善することができる。全体的な遅延についての制限が同じ場合、複雑さの改善を犠牲にすればエネルギー圧縮をより解放することができる。
図10には時間適応形MCTF方式であるフレームワークが示されている。これらの予想ステップでは、系統的に双方向フィルタリングが行われるが、GOFの最後のフレームは左手フィルタリング(ip=0;kp=1)で処理される。更新ステップでは、系統的に双方向フィルタリングが行われるが、GOFの最初のフレームは右手フィルタリング(iu=1;ku=0)で処理される。
このように実現することによって、独立して復号化可能な時間方向のユニット、例えばGOFを得ることができる。
− 上記のモードは、基本リフティングステップ毎に時間レベルlおよび時間位置tに依存して選択することができる。
各レベル内で上記のモードのあらゆる組み合わせが可能である。例えば、時間レベルlにおいて、予測/更新モードは、最初のiP,l/iU,l個のフレームに対しては右手であり、最後のkP,l/kU,l個のフレームに対しては左手あり、その他の場合は双方向である。
図11には時間およびレベル適応形MCTF方式であるフレームワークが示されており、ここではレベルl∈{1;2}に対してiP,l=kP,l=iU,l=kU,l=0であり、レベルl∈{3;4}に対してiP,l=kU,l=0かつkP,l=iU,l=1である。
当然のことながらモード選択に対して、任意の従来技術のコンテンツベースのプリミティブを使用して、グローバルなMCTFフレームワークを定めることができる。例えば1時間レベルのカレントフレームに対して、動きベクトルを介して前またはつぎのフレームに接続されているピクセルの数についてのテストが実現される場合、または前またはつぎのフレームに対して相関が計算される場合、結果を使用してフィルタリングモードを決定することができる。例えばカレントフレームが、つぎのフレームまたは前のフレームにより多くの接続されたピクセルを有するか、またはより相関している場合にそれぞれ右手モードまたは左手モードを決定することができる。
上記のシーケンスは、プログレッシブビデオの連続するフレームとして表される。本発明は、インタレースされたフィールドの連続にも適用され、ここでフィルタリングは、相当するフィールドまたは再構成されたフレームに行われる。
上では5/3フィルタを例として採用した。いくつかの前フレームおよび次フレームを考慮するより長いフィルタ、例えば9/7フィルタの使用も本発明の範囲内にある。この場合、網(treillis)は、1つ以上の後方および前方分岐を有しており、また右手モードまたは左手モードは、後方または前方分岐の間で消去される1つ以上の分岐に相当するいくつかのモードによって置き換えられる。
本発明は、図1に示したような符号化回路にも関し、ここでこの回路は、上記の方法を実施するアルゴリズムを実現する時間方向分解回路1を有する。
本発明はまた復号化処理および復号化回路にも関する。
図12には復号化回路が示されている。上述した処理にしたがって符号化されるビデオシーケンスに相当するバイナリストリームは、エントロピー復号化回路17,空間方向合成回路(spatial synthesis circuit)19,時間方向合成回路20および場合によってはポストフィルタリング回路21に連続して伝送されて、復号化されたビデオが得られる。動き復号化回路18は、エントロピー復号化回路から動き情報を受け取って、時間方向合成回路に動きベクトルフィールドを伝送する。
エントロピー復号化回路は、エントロピー符号化回路の逆演算を行う。この回路はとりわけ、符号化器によって伝送されたフィルタリングモードおよび空間時間ウェーブレット係数を復号化する。抽出された動き情報は、動き復号化回路に送られ、この復号化回路によって動きベクトルフィールドが復号化される。これら動きフィールドは、時間方向合成回路20に伝送され、この時間方向合成回路により、種々異なる時間周波数帯域から動き補償合成が行われる。
空間方向合成回路19により、種々異なる時間サブバンドに相当する時間ウェーブレット係数が時間方向合成回路に伝送される。この最後の回路により、時間方向合成フィルタを介してこれらのサブバンドがフィルタリングされることによって画像が再構成される。この時間方向合成フィルタは、符号化器側に実現されているアルゴリズムについての情報を受け取って、基本リフティングステップ毎にフィルタリングモードを決定する。
MCTF時間方向合成フィルタリングによって、合成フィルタリングが実現される。中間の時間レベルのフレームLおよびHはフィルタリングされ、更新ステップを介して前のレベルにおけるフレームLが得られ、少なくともこのフレームLおよびフレームHが予測ステップを介してフィルタリングされて、前のレベルにおける別のフレームLが得られる。例えば図7を参照すると、1つのHフレームを使用するため、更新ステップはショートフィルタリングであり、2つのLフレームを使用するため、予測フィルタリングはロングフィルタリングである。
ポストフィルタリング回路により、例えば、ブロック作用(block effect)などのアーチファクトが低減される。
ビデオコーダの全体アーキテクチャを示す図である。 Haarフィルタリングのリフティング方式を示す図である。 16個のフレームからなるグループを有するHaarフィルタリングを示す図である。 5/3フィルタリングのリフティングの実現を示す図である。 16個のフレームからなるグループを有する5/3フィルタリングを示す図である。 基本リフティングステップの網構造を示す図である。 系統的な双方向予測ステップ、左手更新ステップMCTF方式を示す図である。 系統的な双方向予測ステップ、右手更新ステップMCTF方式を示す図である。 レベル適応形MCTF方式を示す図である。 時間適応形MCTF方式を示す図である。 時間およびレベル適応形MCTF方式を示す図である。 復号化回路を示す図である。

Claims (11)

  1. ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化する方法であって、
    該方法は、動き補償時間フィルタリングを実現する時間方向分解(1)を含んでおり、
    前記フィルタリングは、時間レベルlにて高周波帯域ピクチャH(9,14)を得るために、より低い時間レベルのピクチャL(7,8;11,12,13)のハイパスフィルタリングを実現する予想ステップと、また時間レベルlにて低周波帯域ピクチャL(10,16)を得るために、同じレベルのピクチャH(9;14,15)および/またはより低い時間レベルのピクチャ(7,11)のローパスフィルタリングを実現する更新ステップとを含んでいる形式の方法において、
    少なくとも1つの時間レベルに対して、予想ステップにより、ロングフィルタリングを実行し、また更新ステップにより、ショートフィルタリングを実行することを特徴とする、
    ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化する方法。
  2. 予想および更新ステップに対するロングフィルタリングとショートフィルタリングとの間の選択を時間レベルlに依存して行う、
    請求項1に記載の方法。
  3. ロングフィルタリングモードは、双方向フィルタリングに相当し、
    ショートフィルタリングモードは、右手フィルタリングモード、左手フィルタリングモードピクチャまたは非フィルタリングモードに相当する、
    請求項1に記載の方法。
  4. 予想および更新ステップに対するロングフィルタリングとショートフィルタリングとの間の選択を時間位置tに依存して行う、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記のシーケンスをフレームまたはGOFからなるグループに構成し、
    所与の時間レベルに対して、予想および/または更新ステップに対して、また所与のGOFに対して、
    当該GOFの最初のフレームについては右手モードを選択し、GOFの最後のフレームについては左手モードを選択し、他のフレームついては双方向モードを選択する、
    請求項3に記載の方法。
  6. L時間レベルの最も低いnベルにて前記の双方向モードを系統的に使用し、
    上位の時間レベルにて前記の選択を行う、
    請求項5に記載の方法。
  7. ショートフィルタリングは2タップフィルタを使用し、
    ロングフィルタリングは5/3フィルタバンクを使用する、
    請求項1に記載の方法。
  8. ピクチャのMCTFフィルタリングを行う時間方向分解回路(1)を含むビデオデータ符号化装置おいて、
    前記回路は、1時間レベルに対しておよび予想ステップに対してロングフィルタリングを実行する手段と、同じ時間レベルに対しておよび更新ステップに対してショートフィルタリングを実行する手段とを有していることを特徴とする、
    請求項1に記載した処理にしたがってビデオデータを符号化する装置。
  9. 時間合成動き補償時間フィルタリング(20)を含む、ビデオデータ復号化方法において、
    1時間レベルに対しておよび更新ステップに対し、前記フィルタリングにより、ショートフィルタリングを実行し、
    同じ時間レベルに対してまた1予想ステップに対し、前記フィルタリングにより、ロングフィルタリングを実行することを特徴とする、
    請求項1に記載した処理にしたがってビデオデータを復号化する方法。
  10. ロングフィルタリングは双方向フィルタリングモードに相当し、
    ショートフィルタリングモードは、右手フィルタリングモード、左手フィルタリングモードピクチャまたは非フィルタリングモードに相当する、
    請求項9に記載の方法。
  11. 時間合成MCTFフィルタリングを実行する時間方向合成回路(20)を含むビデオデータ復号化装置において、
    前記回路は、
    1時間レベルに対しておよび更新ステップに対して、ショートフィルタリングを実行し、また同じ時間レベルに対しておよび予測ステップに対して、ロングフィルタリングを実行する手段を含むことを特徴とする、
    請求項1に記載した処理にしたがってビデオデータを復号化する装置。
JP2007517232A 2004-05-19 2005-05-02 ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化する方法 Expired - Fee Related JP5060947B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04291291A EP1599046A1 (en) 2004-05-19 2004-05-19 Method for coding video data of a sequence of pictures
EP04291291.5 2004-05-19
PCT/EP2005/052003 WO2005112466A1 (en) 2004-05-19 2005-05-02 Method for coding video data of a sequence of pictures

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007538439A true JP2007538439A (ja) 2007-12-27
JP5060947B2 JP5060947B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=34931117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007517232A Expired - Fee Related JP5060947B2 (ja) 2004-05-19 2005-05-02 ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20070248158A1 (ja)
EP (2) EP1599046A1 (ja)
JP (1) JP5060947B2 (ja)
CN (1) CN101002475B (ja)
WO (1) WO2005112466A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006060792A (ja) * 2004-07-13 2006-03-02 Microsoft Corp 3dサブバンド符号化のための組み込み基本レイヤコーデック
US8213503B2 (en) 2008-09-05 2012-07-03 Microsoft Corporation Skip modes for inter-layer residual video coding and decoding
US8340177B2 (en) 2004-07-12 2012-12-25 Microsoft Corporation Embedded base layer codec for 3D sub-band coding
US8442108B2 (en) 2004-07-12 2013-05-14 Microsoft Corporation Adaptive updates in motion-compensated temporal filtering
US8493513B2 (en) 2006-01-06 2013-07-23 Microsoft Corporation Resampling and picture resizing operations for multi-resolution video coding and decoding
US8711948B2 (en) 2008-03-21 2014-04-29 Microsoft Corporation Motion-compensated prediction of inter-layer residuals
US8953673B2 (en) 2008-02-29 2015-02-10 Microsoft Corporation Scalable video coding and decoding with sample bit depth and chroma high-pass residual layers
US9571856B2 (en) 2008-08-25 2017-02-14 Microsoft Technology Licensing, Llc Conversion operations in scalable video encoding and decoding

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2889017A1 (fr) * 2005-07-19 2007-01-26 France Telecom Procedes de filtrage, de transmission et de reception de flux video scalables, signal, programmes, serveur, noeud intermediaire et terminal correspondants
EP1978744A1 (en) * 2007-04-04 2008-10-08 Thomson Licensing Temporal coding/decoding process and coder and decoder associated
RU2506711C2 (ru) * 2008-07-25 2014-02-10 Сони Корпорейшн Способ и устройство обработки изображения
CN101662678B (zh) * 2008-08-29 2011-08-24 华为技术有限公司 一种运动补偿时域滤波的方法和装置
TWI463878B (zh) * 2009-02-19 2014-12-01 Sony Corp Image processing apparatus and method
US8730354B2 (en) 2010-07-13 2014-05-20 Sony Computer Entertainment Inc Overlay video content on a mobile device
US9159165B2 (en) 2010-07-13 2015-10-13 Sony Computer Entertainment Inc. Position-dependent gaming, 3-D controller, and handheld as a remote
US9814977B2 (en) 2010-07-13 2017-11-14 Sony Interactive Entertainment Inc. Supplemental video content on a mobile device
US9832441B2 (en) 2010-07-13 2017-11-28 Sony Interactive Entertainment Inc. Supplemental content on a mobile device
US20220174277A1 (en) * 2019-03-11 2022-06-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Video coding involving gop-based temporal filtering

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06343171A (ja) * 1993-03-31 1994-12-13 Sony Corp 画像符号化方法及び装置
WO2004008769A1 (en) * 2002-07-15 2004-01-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Wavelet based coding using motion compensated filtering based on both single and multiple reference frames

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2088082C (en) * 1992-02-07 1999-01-19 John Hartung Dynamic bit allocation for three-dimensional subband video coding
TW301098B (ja) * 1993-03-31 1997-03-21 Sony Co Ltd
US6546143B1 (en) * 1999-03-12 2003-04-08 Hewlett-Packard Development Company Efficient wavelet-based compression of large images
US20050084010A1 (en) * 2001-12-28 2005-04-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Video encoding method
US7526025B2 (en) * 2003-10-24 2009-04-28 Sony Corporation Lifting-based implementations of orthonormal spatio-temporal transformations

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06343171A (ja) * 1993-03-31 1994-12-13 Sony Corp 画像符号化方法及び装置
WO2004008769A1 (en) * 2002-07-15 2004-01-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Wavelet based coding using motion compensated filtering based on both single and multiple reference frames

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8340177B2 (en) 2004-07-12 2012-12-25 Microsoft Corporation Embedded base layer codec for 3D sub-band coding
US8442108B2 (en) 2004-07-12 2013-05-14 Microsoft Corporation Adaptive updates in motion-compensated temporal filtering
US8374238B2 (en) 2004-07-13 2013-02-12 Microsoft Corporation Spatial scalability in 3D sub-band decoding of SDMCTF-encoded video
JP2006060792A (ja) * 2004-07-13 2006-03-02 Microsoft Corp 3dサブバンド符号化のための組み込み基本レイヤコーデック
US9319729B2 (en) 2006-01-06 2016-04-19 Microsoft Technology Licensing, Llc Resampling and picture resizing operations for multi-resolution video coding and decoding
US8493513B2 (en) 2006-01-06 2013-07-23 Microsoft Corporation Resampling and picture resizing operations for multi-resolution video coding and decoding
US8780272B2 (en) 2006-01-06 2014-07-15 Microsoft Corporation Resampling and picture resizing operations for multi-resolution video coding and decoding
US8953673B2 (en) 2008-02-29 2015-02-10 Microsoft Corporation Scalable video coding and decoding with sample bit depth and chroma high-pass residual layers
US8711948B2 (en) 2008-03-21 2014-04-29 Microsoft Corporation Motion-compensated prediction of inter-layer residuals
US8964854B2 (en) 2008-03-21 2015-02-24 Microsoft Corporation Motion-compensated prediction of inter-layer residuals
US9571856B2 (en) 2008-08-25 2017-02-14 Microsoft Technology Licensing, Llc Conversion operations in scalable video encoding and decoding
US10250905B2 (en) 2008-08-25 2019-04-02 Microsoft Technology Licensing, Llc Conversion operations in scalable video encoding and decoding
US8213503B2 (en) 2008-09-05 2012-07-03 Microsoft Corporation Skip modes for inter-layer residual video coding and decoding

Also Published As

Publication number Publication date
JP5060947B2 (ja) 2012-10-31
CN101002475A (zh) 2007-07-18
US20070248158A1 (en) 2007-10-25
CN101002475B (zh) 2011-10-19
EP1599046A1 (en) 2005-11-23
EP1747675A1 (en) 2007-01-31
WO2005112466A1 (en) 2005-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5060947B2 (ja) ピクチャのシーケンスからなるビデオデータを符号化する方法
KR100664928B1 (ko) 비디오 코딩 방법 및 장치
JP4254017B2 (ja) 画像符号化装置及び方法
US6519284B1 (en) Encoding method for the compression of a video sequence
Adami et al. State-of-the-art and trends in scalable video compression with wavelet-based approaches
EP1835749A1 (en) Method for coding video data of a sequence of pictures
JP4429968B2 (ja) Svcの圧縮率を高めるシステムおよび方法
US6553071B1 (en) Motion compensation coding apparatus using wavelet transformation and method thereof
WO2003094524A2 (en) Scalable wavelet based coding using motion compensated temporal filtering based on multiple reference frames
JP2005533425A (ja) 単一の基準フレームと複数の基準フレームの両者に基づいた動き補償フィルタリングを使用したウェーブレットベースの符号化
US8855198B2 (en) Moving picture encoding method, moving picture decoding method, moving picture encoding device, moving picture decoding device, and computer program
Andreopoulos et al. Complete-to-overcomplete discrete wavelet transforms for scalable video coding with MCTF
KR100561587B1 (ko) 3차원 웨이브렛 변환 방법 및 장치
JPH1175184A (ja) 画像符号化装置及び画像符号化方法
Mandal et al. Adaptive multiresolution motion estimation techniques for wavelet-based video coding
US20080117983A1 (en) Method And Device For Densifying A Motion Field
Luo et al. Three dimensional subband video analysis and synthesis with adaptive clustering in high frequency subbands
Maestroni et al. Fast in-band motion estimation with variable size block matching
Cheng et al. Feature-preserving wavelet scheme for low bit rate coding
JP2901105B2 (ja) 動き補償フレーム間サブバンド符号化方式
Loomans et al. Performance vs. complexity in scalable video coding for embedded surveillance applications
Wang et al. Recursive wavelet filters for video coding
Heijmans Motion Compensation and Scalability in Lifting-Based Video Coding
Mandal et al. Motion estimation techniques for a wavelet-based video coder
Wong New hybrid coding for video sequences

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100729

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100803

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101015

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110113

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120220

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20120221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120221

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees