JP2007533416A - 突起ローション沈積物を有するティッシュ紙 - Google Patents

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Abstract

紙ハンカチ、顔面用ティッシュ、バス及び化粧用ティッシュ、任意の種類のティッシュペーパー拭き取り用品などのティッシュペーパーから作製されるティッシュペーパー及び製品。また、本発明はティッシュの平均平面より上にかなりの高さを突起するティッシュ紙の表面上のローション沈積物を含むティッシュ紙にも関する。

Description

本発明は、ティッシュペーパー及びティッシュペーパーから作製される製品に関する。特に、本発明は、ティッシュ表面の平均平面より上にかなりの高さを有するローション沈積物を備える含むティッシュに関する。
時として紙ウェブ又はシート、ティッシュ、ティッシュ層、紙プライ又はティッシュペーパーウェブと呼ばれるティッシュペーパー、並びに紙ハンカチ、紙キッチンタオル又はバスティッシュ、トイレットペーパー又は顔用のティッシュなどから作製される製品は、現代社会において広範囲にわたる用途を見つけ出し、当該技術分野において周知である。
ティッシュペーパーは一般に、濡れた状態のセルロース繊維を網の上に重ねて層を形成させ、様々な添加剤又は他の成分を添加した後、乾燥工程を実施することによって作製される。前述した抄紙工程前、抄紙工程中、又は抄紙工程後の他のプロセス工程は、ティッシュに所望の特性を与えることを目的とする。加工工程は、ティッシュペーパー(類)から最終製品を作り出すことを目的とする。
ティッシュペーパーから作製される製品は、多層のティッシュペーパーを結合することにより作製でき、プライとも呼ばれ、また、単一ティッシュペーパー層(単プライ製品)を含むことができる。それらのプライを多様な方法で、例えば多プライ構造のエンボス加工によって、及び/又は糊付けによって組み合わせて共に保持して最終製品を形成することができる。本明細書では、最終製品をティッシュペーパー製品と呼ぶ。1以上のプライから作製される最終製品は、内側向きの内側ティッシュ(又はプライ)表面及び外側向きの2つの外側表面を有する。
長年にわたり、これらティッシュペーパーの重要な物理的特質は、それらの強度及び厚さ/嵩高性、それらの柔軟性及び平滑性、並びにそれらの吸収性であると認識されてきた。柔軟性及び平滑性は、消費者が特定の製品を握り、皮膚に擦り付け、手の中で丸める時に知覚する触感に関係している。
比較的厚く、しかも柔らかい使い捨て紙製品、すなわち紙ハンカチの形態をした製品が知られている。例えば、プロクターアンドギャンブル社(Procter & Gamble Company)により販売されたTempo(登録商標)は厚く柔軟なものとして経験を積み、約0.3mmの厚さを有する多プライ紙製品である。高キャリパーは、乾燥及び湿潤強度が高いという概念を消費者に伝える。湿潤破裂強度とも呼ばれる湿潤強度が高いと、特に引裂又は破裂が防止され、紙ハンカチの場合にそのことが次にはユーザーの手が粘液又は他の体液で汚染されるのを防ぐことになる。
ティッシュ表面の平滑性を向上させる一般的な方法は、材料をカレンダ処理することである。ハンカチなどのティッシュペーパー製品のユーザーにより知覚される平滑性の感触を改良するための別の方法は、抄紙段階及び/又は加工段階でティッシュペーパーの組成物にいくつかの添加剤を補足することである。これらの添加剤は、ユーザーにティッシュペーパーがより柔軟で平滑であると感じさせるように、ティッシュペーパーを平滑にする効果がある。或いは又は更に、いくつかの添加剤は、ティッシュペーパー製品に触れたり使用したりするユーザーの皮膚に、例えば皮膚平滑化及び皮膚への水分補給の効果がある。この後者の効果は、使用中に添加剤が皮膚へ部分移動することにより通常得られ、このようにして、添加剤の皮膚への効果を紙ティッシュ製品と皮膚間の接触期間を過ぎても持続させる。
平滑化ローションは通常疎水性の性状を有するか、或いは疎水性の化合物を含む。ティッシュペーパーの表面にローションが存在することが、ティッシュペーパーの特性に悪影響をもたらす可能性がある。第一に、疎水性ローションによる親水性ティッシュ表面のマスキングは、ティッシュの吸収性又は吸収速度を減少させてしまう可能性がある。これはユーザーに望ましくない影響を与える。紙ハンカチにおける例だと、ローション付きのティッシュは、ローション付きでないティッシュよりも鼻水を吸収するのに長い時間を要する。第二に、ローションはティッシュ表面からティッシュペーパー構造を介して移る可能性があり、ティッシュペーパーの親水性を減少させてテイッシュ表面に十分なローションを提供できず、皮膚に平滑化効果を与えることができなくなる。予想される、時間と共にローションが移行することに対応する従来の方法は、長期間にわたる貯蔵の後でも、ティッシュ表面に或る一定量の有用性が保障できるように、比較的多量のローションを用いることである。言い換えると、新しく製造されたティッシュペーパー上に過剰のローションが作り出され、使用中に油脂状のネガティブな感触を誘発する(及びティッシュペーパーの吸収性を更により減少させる)。第三に、繊維をコーティングしているローションは、使用中にティッシュから放出されにくく、従ってユーザーの皮膚に移動しにくい。更に、比較的高コストのローション原料ゆえに、ティッシュローション量の減量には経済的利点がある。
それ故に、ティッシュ表面から顕著な高さに突起し隔離されている沈積物の形状で、ティッシュ表面に利用可能な比較的多量のローションを示すティッシュペーパーを提供する必要がある。
更に、一方が他方にとって害となる改良なしに、ティッシュの改良された平滑効果、ティッシュペーパーの改良された吸収性、及びユーザーの皮膚への改良されたローション移動性が必要とされている。
従来技術に関連した問題となっている事項を解決するため、本発明は、ティッシュがティッシュペーパーの少なくとも一つの表面上にローションを含む第一及び第二の対向する表面を有することを特徴とするティッシュペーパーを提供する。ローションは第一の面上の実質的に分離性の突起状沈積物の中に存在し、ティッシュペーパーは5.2cm3/g以下のティッシュの嵩を有し、突起状沈積物は少なくとも30μmの平均高さを有する。
本発明は、高レベルの表面平滑性及び柔軟性、高吸収性、並びに高強度及び高嵩高性を発揮するティッシュペーパーを提供する。これら一見して矛盾するように思われる特徴が、以下の本発明の構想によって組合された。
柔軟性/平滑性を改良し皮膚に対して平滑効果を有する目的で、組成物「ローション」は好ましくは加工段階でティッシュに加えられる。ティッシュペーパー物品を使用する上で、一部のローションはティッシュからユーザーの皮膚へ移動することが可能である。従って、ローションは皮膚に長期的な平滑効果を誘発する。一方、ローションは平滑化或いは柔軟化ローション又は組成物と呼ばれてよい。
ローションは軟化/結合抑制剤、皮膚軟化剤、固定化剤(immobilizing agent)及びこれらの混合物を含んでよい。好適な軟化/結合抑制剤としては、第四級アンモニウム化合物、ポリシロキサン及びこれらの混合物が挙げられる。好適な皮膚軟化剤としてはプロピレングリコール、グリセリン、トリエチレングリコール、鯨蝋又は他のワックス類、ワセリン脂肪酸類、脂肪族アルコール類及び脂肪酸鎖の中にC12〜C28の炭素原子を有する脂肪族アルコールエーテル類、鉱油、すなわち、シリコーンオイル例えばジメチコン及びイソプロピルパルミトラット(palmitrat)及びこれらの混合物が挙げられる。好適な固定化剤としては、ワックス類、脂肪族アルコール類、脂肪酸類、例えば、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、石油ワックス類、フィッシャートロプシュワックス類、パラフィンワックス類、ステアリルアルコール及びパラフィン類、ポリヒドロキシ脂肪酸エステル類、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド類並びにこれらの混合物が挙げられる。ほとんどの場合、ローションは少なくとも一つの固定化剤及び皮膚軟化剤を含む。ローションは乳濁液又は懸濁液であってよい。他の任意成分には、香料、抗菌活性物質、抗ウイルス活性物質、消毒剤、医薬活性物質、皮膜形成剤、脱臭剤、乳白剤、収れん剤、及び溶媒などが含まれる。ローション構成成分の特別な例としては、樟脳、チモール、メントール、カモミール抽出物、アロエベラ、キンセンカが挙げられる。
「突起状沈積物」はティッシュ表面の平均平面より上に突起する(いくつかの実施形態において、少なくとも25マイクロメートル)ティッシュペーパー上のローションの沈積として定義される突起状沈積物を意味する。
「突起状沈積物の平均高さ」はティッシュ表面の平均平面より上の少なくとも25マイクロメートルである各データ点の高さの平均を意味する(後に記載される方法により提供される)。
本明細書において用語「ティッシュペーパー」「ティッシュペーパーウェブ」、「ティッシュウェブ」、「ティッシュ」、「紙」及び「ウェブ」は同義的に用いられる。本発明は一般に、従来のフェルト圧縮ティッシュ紙、嵩高圧縮ティッシュ紙、並びに嵩高非圧縮ティッシュペーパー紙及び空気通過乾燥紙からなるティッシュ紙に対して有用であるが、これらに限定はされない。ティッシュ紙は均質又は多層構成であってよく、それらから作製されるティッシュ紙製品は単プライ又は多プライ構成であってよい。ティッシュ紙は、好ましくは、約10g/m2と約65g/m2との間の坪量、及び約5.2cm3/g以下(好ましくは5.0cm3/g以下)の嵩を有する。より好ましくは、坪量は約40g/m2以下である。圧縮ティッシュ紙及びそのような紙を作製する方法は、従来から当該技術分野において周知である。そのような紙は典型的に抄紙完成紙料を有孔フォーミングワイヤ上に沈積することにより作製される。完成紙料が形成ワイヤ上に沈積されると、それはウェブと呼ばれる。ウェブはウェブを圧搾し高温で乾燥することにより脱水される。次に、脱水されたウェブは、当該技術分野においてヤンキードライヤーとして既知の蒸気ドラム装置により更に圧搾され乾燥される。利用可能な木材パルプとしては、クラフトパルプ、亜硫酸パルプ及び硫酸塩パルプなどの化学パルプ並びに、例えば、砕木パルプ、サーモメカニカルパルプ及び化学的に改質したサーモメカニカルパルプを含むメカニカルパルプが挙げられる。抄紙繊維に加え、ティッシュ紙構造体を作製するために使用される抄紙完成紙料は、当該技術分野において既知或いは後に既知となるようなものに添加される他の構成成分又は材料を有してよい。望ましい添加剤の種類は検討されたティッシュシート個々の最終用途によるであろう。例えば、トイレットペーパー、紙タオル、顔用のティッシュ及び他の類似の製品などの製品において、高湿潤強度は望ましい属性である。従って、「湿潤強度」樹脂として当該技術分野において既知の化学物質を抄紙完成紙料に添加することがしばしば望まれる。紙技術分野において利用される湿潤強度樹脂の種類に関する一般論文は、TAPPI研究論文シリーズNo.29、紙及び板紙の湿潤強度(Wet Strength in Paper and Paperboard)、紙パルプ技術協会(ニューヨーク、1965)において見出すことができる。本発明のティッシュペーパーは、0〜20%(重量%)の間の湿分含量を有することができるが、最適な結果は少なくとも4%(重量%)の水分レベルで得られることがわかった。
本発明のティッシュペーパーは、特有の材料の層から形成されてもよく又は多層ティッシュ紙ウェブであってもよい。用語「多層ティッシュ紙ウェブ、多層紙ウェブ、多層抄紙されたウェブ、多層紙シート及び多層紙製品」は当該技術分野において全て区別なく使用され、異なる繊維タイプから構成されるのが好ましい2つ又はそれ以上の層の水性抄紙完成紙料から作製される紙のシートを指し、典型的にその繊維は、ティッシュ抄紙での使用では、比較的長い針葉樹及び比較的短い広葉樹である。層は好ましくは希釈繊維スラリーの別々の流れの1以上のエンドレス有孔表面上への沈積から形成される。層が最初に別々の有孔表面上に形成される場合、多層ティッシュ紙ウェブを形成するためにその層を濡れた状態で続いて組み合わせることができる。
本発明の「ティッシュペーパー製品」は上記ティッシュペーパーの一つ又は多数のプライで作られるキッチンタオル又は紙ハンカチなどの完成品である。多プライ紙製品のそれぞれのプライは種々異なった材料で作製されてもよいし、抄紙又は加工工程で種々異なった方法で製造されていてもよい。本明細書で使用する時、用語「単プライティッシュ製品」とは一プライのティッシュで構成されることを意味し、従ってプライは実質的に事実上均質であってよいし、又は多層ティッシュ紙ウェブであってもよい。本明細書で使用する時、用語「多プライティッシュ製品」は、それが一つ以上のプライのティッシュで構成されていることを意味する。多プライティッシュ製品のプライは実質的に事実上均質であってよいし、又は多層ティッシュ紙ウェブであってもよい。
「突起状沈積物のローション坪量」とはティッシュ上のローションの突起状沈積物内の平方メートル当りのグラムで表現されるローションの濃度である。これは測定された沈積物の平均値である。突起状沈積物のローション坪量は、下記に記載される方法で測定する。
「突起状沈積物の密度」は、平方cm‐1(sqcm‐1)で表現されるティッシュ面積当りの突起ローション沈積物の平均数である。
「ティッシュのローション坪量」とは平方メートル当りのグラムで表現されるティッシュ上のローションの全ローション濃度である(また、総又は全坪量又は濃度と呼ばれる)。坪量は任意の標準法、例えば、溶媒抽出で測定されてよく、又はプロセス条件から差し引かれてもよい(ティッシュの総面積で除算されたティッシュ上の沈積されたローションの量)。
ティッシュユーザーの皮膚に簡単に移動可能なローションを含む平滑なティッシュを提供することが望ましい。本発明によると、多数の分離性沈積物としてのティッシュ上のローションの分布の厳選が、ティッシュからユーザーの皮膚へのローションの移動性を向上させる。ティッシュ表面の平均平面より上にかなりの高さを有する突起状沈積物は、ユーザーの皮膚に対してより高い移動性を有し、従ってティッシュの一般平滑度に最善をもたらすと考えられる。ティッシュ表面の平均平面より上に少なくとも25μm突起する沈積物が最も有益であることがわかった。好ましくは、沈積物は少なくとも30μm、35μm、又は少なくとも50μm突起する。有用な効果は、突起状沈積物が限定された嵩(すなわち、5.2cm3/g、又は5.0cm3/g未満)のティッシュ紙に適用される際、最もよく観察された。
また、ティッシュ上のローション合計坪量は9g/平方メートル以下、6g/平方メートル以下、4.5g/平方メートル以下、3.0g/平方メートル以下及び最も好ましくは2g/平方メートル以下である。
いくつかの実施形態において、比率Rは
Figure 2007533416
と見なされる。
Rが0.005より大きい場合に有用な効果が観察される。また、好ましい実施形態において、Rは0.01、0.02、0.05、0.1、0.2、又は0.3でもよい。
突起状沈積物の密度が1平方cmのティッシュ当り少なくとも1、3、5又は10の場合、いくつかの実施形態で有用な効果が得られることが観察された。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載された四酸化オスミウム染色によりローションを視覚化できる。他の実施形態において、ローションは赤外分光分析法(IR分光分析法)により視覚化でき、その方法が本明細書で参照される。
そのような実施形態において、ティッシュ上のローションの合計坪量は一般に少なくとも0.3g/平方メートル、0.6g/平方メートル、1.0g/平方メートル、1.5g/平方メートル、又は2.5g/平方メートルである。
いくつかの実施形態において、比較的大きな高さ(又は高度)の沈積物で覆われたティッシュの比較的大きい面積が好ましいことがわかった。これがより高いローション移動性を有する製品を提供する。これは比率R2
Figure 2007533416
で示される。
2は少なくとも0.005、0.001、少なくとも0.05、又は少なくとも0.08である。
いくつかの実施形態において、本発明は、複数ティッシュ製品と関係がある。複数ティッシュ製品が2プライを含む場合、外側表面(外側向きの表面)の少なくとも一つがその対応する内側表面(内側向きの表面)より更に多くのローションを有する時、本発明が効果を十分に現すことがわかった。これは走査電子顕微鏡により測定できる。複数ティッシュ製品が少なくとも3プライを有する場合、ローションの少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、又は少なくとも90%が外側プライの一つに配置される時、ローション移動性が好適であることがわかった。確かに、内側プライ上に存在するローションはユーザーの皮膚にもたらすローションの移動がより少ない。
ローション
本明細書で記載したように、本発明は特に平滑化ローションに向けられている。ティッシュペーパーの表面に適用された添加剤又は化合物の望ましい分布パターンを得るために、物理的特性(例えば、融点、粘度)及び適用温度が調整される限り、いかなる種類の添加剤又は化合物も記載の方法により適用できることを特に言及しておく。これらの添加剤或いは化合物としては、水和ローション、石鹸、保湿剤、日焼け防止(sun-protection)、メークアップ除去成分、老化防止、消毒剤、又はよりおしなべて化粧品及び治療分野の添加剤/化合物、洗剤、石鹸、ワックス、洗浄添加剤、並びによりおしなべて洗浄、維持、対象物、表面(surfaces)又は機械部品の保護及び処置のための化合物を挙げることができる。
ローションはほとんどの例において不均質組成物である。ローションは固体、結晶性ゲル構造、ガラス転移点以下の高分子物質、多数の相(油相及び水相など)及び/又は乳化構成成分を含み得る。ローションの融解温度を正確に測定するのは困難であり得る、すなわち、液体の形状、準液体の形状、準固体の形状及び固体の形状間の遷移の温度を測定するのは困難であり得る。融解温度、融点、遷移点及び遷移温度という用語は本明細書において区別なく使用され、同じ意味を有する。
本発明の目的のために、融解温度だけではなく、そのレオロジー的性質もローションの形状又は状態(液体、固体、準液体、準固体)の定義と関連があることが考えられる。本発明の目的のために、液体又は準液体のローションは、例えば、適用の工程中で遭遇する抵抗力の下で、流れ、動き及び移行できると定義される。固体又は準固体のローションは自由に流れることができず、その場所でやや不動化する。例えば、ローションを回転している表面に供給でき、使用プロセス条件下から除かれることができれば、ローションは液体又は準液体と言えるであろう。製品が通常使用されるまでローションが室温、すなわち、23℃でティッシュ表面からティッシュの内部構造体中に極めて自由に移行しなければ、ローションは固体又は半固体と言えるであろう。
ローションは表面処理剤を含んでよい。ローション中に含まれてよい好適な表面処理剤の非限定例は、ポリエチレンなどのポリマー及びその誘導体、炭化水素、ワックス、オイル、シリコーン(ポリシロキサン)、第四級アンモニウム化合物、フッ化炭化水素、置換C10〜C22アルカン、置換C10〜C22アルケン、特に脂肪族アルコール及び脂肪酸(脂肪酸アミド、脂肪酸縮合体及び脂肪族アルコール縮合体など)の誘導体、ポリオール、ポリオール(エステル及びエーテルなど)の誘導体、糖誘導体(エーテル及びエステルなど)、ポリグリコール(ポリエチレングリコールなど)並びにこれらの混合物から成る群から選択できる。
ローションには、オイル及び/又は皮膚軟化剤及び/又はワックス(そのいずれか及び全てが移動可能な試剤であってよい)及び/又は固定化剤が含まれてよい。一つの実施例においてローションは、約10%〜約90%のオイル及び/又は液状皮膚軟化剤及び約10%〜約50%の固定化剤及び/又は約0%〜約60%のワセリン及び所望によりビヒクルの残部を含む。
ローションは不均質であってよい。固体、ゲル構造体、高分子物質、多数の相(油及び水相など)及び/又は乳化構成成分を含んでもよい。ローションの融解温度を正確に測定するのは困難であり得る、すなわち、液体の形状、準液体の形状、準固体の形状及び固体の形状間の遷移の温度を測定するのは困難であり得る。融解温度、融点、遷移点及び遷移温度という用語は、本明細書において区別なく使用され、同じ意味を有する。
ローションは高い粘度を有する半固体であってよく、製品又はゲル構造体の耐用期間中活性化処理がなければ実質的に流れない。
ローションはずり減粘であり及び/又はおよそ皮膚温度前後で激しく粘度を変え移動できユーザーの皮膚に容易に広がることができる。
ローションは乳濁液又は懸濁液の形態であってよい。
ローションの一つの実施例において、ローションは約20%未満及び/又は約10%未満及び/又は約5%未満又は約0.5%未満の水分含有量を有する。
別の実施例において、ローションは少なくとも約15%及び/又は少なくとも約25%及び/又は少なくとも約30%及び/又は少なくとも約40%から約100%まで及び/又は約95%まで及び/又は約90%まで及び/又は約80%までの固形分を有してよい。
好適なオイル及び/又は皮膚軟化剤の非限定例としては、グリコール類(プロピレングリコール及び/又はグリセリンなど)、ポリグリコール類(トリエチレングリコールなど)、ワセリン、脂肪酸類、脂肪族アルコール類、脂肪族アルコールエトキシレート類、脂肪族アルコールエステル類及び脂肪族アルコールエーテル類、脂肪酸エトキシレート類、脂肪酸アミド類及び脂肪酸エステル類、炭化水素油類(鉱油など)、スクアラン、フッ素化皮膚軟化剤、シリコーンオイル(ジメチコンなど)並びにこれらの混合物が挙げられる。
固定化剤としては、皮膚軟化剤が主にティッシュペーパー及び/若しくは衛生ティッシュ製品の表面、並びに/又はティッシュペーパー及び/若しくは衛生ティッシュ製品の表面上の表面処理組成物上に残り、ローションのユーザーの皮膚への移動を容易にするように、皮膚軟化剤のティッシュペーパー中への移行を防止できる試剤が挙げられる。固定化剤は粘度増加剤及び/又はゲル化剤として機能してよい。
好適な固定化剤の非限定例としては、ワックス類(セレシンワックス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、石油ワックス類、フィッシャートロプシュワックス類、シリコーンワックス類、パラフィンワックス類など)、脂肪族アルコール類(セチル及び/又はステアリルアルコールなど)、脂肪酸類及びそれらの塩類(ステアリン酸の金属塩類など)、モノ及びポリヒドロキシ脂肪酸エステル類、モノ及びポリヒドロキシ脂肪酸アミド類、シリカ及びシリカ誘導体類、ゲル化剤、増粘剤並びにこれらの混合物が挙げられる。
一つの実施例において、ローションは少なくとも一つの固定化剤及び少なくとも一つの皮膚軟化剤を含む。
一つの実施例において、ローションは脂肪酸のショ糖エステルを含む。
ローションは移動可能な試剤を含むことができ、従って移動可能ローションと考えられる。移動可能ローションは、少なくとも一つの移動可能な試剤を含み、使用時ユーザーの皮膚など対向する表面に移動できる。一つの実施例において、ユーザーが接触する表面上に存在する移動可能ローションの少なくとも0.1%が使用中ユーザーの皮膚に移動する。使用中ユーザーの皮膚に移動する移動可能な組成物の量は、ユーザーがティッシュペーパー及び/又は衛生ティッシュ製品を使用後、3M社から入手可能なテガダムテープ(Tegaderm Tape)で皮膚を3回テープで剥がし、移動可能な組成物のすべての構成成分が等しく移動すると仮定して、移動可能な組成物内の移動可能な組成物又は構成成分についてテープを分析するような既知の方法で測定可能である。
ローション中に含まれてよい他の任意成分としては、ビヒクル、香料、特に持続的及び/又は長持ちする香料、抗菌活性物質、抗ウイルス活性物質、消毒剤、医薬活性物質、皮膜形成剤、脱臭剤、乳白剤、収れん剤、溶媒、並びに冷覚剤(cooling sensate agents)などが挙げられる。ローション構成成分の特別な例としては、樟脳、チモール、メントール、カモミール抽出物、アロエベラ、キンセンカ、アルファビサルボロール(alpha bisalbolol)、ビタミンE、ビタミンEアセテートが挙げられる。
一つの実施例において、ローションは、ティッシュペーパー及び/若しくは衛生ティッシュ製品の表面上並びに/又はティッシュペーパー及び/若しくは衛生ティッシュ製品の表面に存在する表面処理組成物上にユーザー接触表面当り少なくとも約0.5g/m2及び/又は少なくとも約1.0g/m2及び/又は少なくとも約1.5g/m2のレベルで存在する。別の実施例において、ローションは、ティッシュペーパー及び/若しくは衛生ティッシュ製品の表面上並びに/又はティッシュペーパー及び/若しくは衛生ティッシュ製品の表面に存在する表面処理組成物上にユーザー接触表面当り約0.5g/m2から及び/又は約1.0g/m2から及び/又は約1.5g/m2から約10g/m2まで及び/又は約8g/m2まで及び/又は約6g/m2までのレベルで存在する。
本明細書で使用する時、「ビヒクル」は表面処理組成物及び/又はローションを形成する試剤を希釈し及び/又は乳化するために使用されてよい材料で懸濁液/乳濁液を形成する。特に表面処理組成物をティッシュペーパーに適用している間、ビヒクルは表面処理組成物及び/又はローション中に存在してよい。ビヒクルは構成成分(真溶液又はミセル溶液)を溶解してよく、又は構成成分はビヒクル全体にわたって分散されてよい(懸濁液又は乳濁液)。懸濁液又は乳濁液のビヒクルは、典型的には連続相である。すなわち、分散液又は乳濁液の他の構成成分は、ビヒクル全体に分子レベルで、又は個々に分離した粒子として分散される。
本発明のビヒクルとして使用に適した材料には、水を含むヒドロキシル機能液が挙げられるが、これに限定されない。一つの実施例において、ローションは約20重量%未満及び/又は約10重量%未満及び/又は約5重量%未満及び/又は約0.5重量%未満の水などのビヒクルを含む。一つの実施例において、表面処理組成物は約50重量%を超える及び/又は約70重量%を超える及び/又は約85重量%を超える及び/又は約95重量%を超える及び/又は約98重量%を超える水などのビヒクルを含む。
本発明の好適なローションは、20%未満、10%未満、5%未満又は0.5%未満の水分含有量を有することが見出された。
ローション処方の実施例1
ローションが下記の組成物を有する時、本発明が特に効果があることが見出された(重量パーセントで)。
Figure 2007533416
*米国、シンシナティのプロクター&ギャンブル・ケミカルズ(Procter & Gamble Chemicals)から入手可能
**脂肪族アルコール類のショ糖エステル類、米国シンシナティのプロクター&ギャンブル・ケミカルズ(Procter & Gamble Chemicals)から入手可能
***クロンプトン社(CromptonCorporation)から入手可能
ローション処方の実施例2
ローションが下記の組成物を有する時、本発明が特に効果があることが見出された(重量パーセントで)。
Figure 2007533416
*米国シンシナティのプロクター&ギャンブル・ケミカルズ(Procter & Gamble Chemicals)から入手可能
**クロンプトン社(CromptonCorporation)から入手可能
ローション処方の実施例3
ローションが下記の組成物を有する時、本発明が特に効果があることが見い出された(重量パーセントで)。
Figure 2007533416
*米国シンシナティのプロクター&ギャンブル・ケミカルズ(Procter & Gamble Chemicals)から入手可能
**脂肪族アルコール類のショ糖エステル類、米国シンシナティのプロクター&ギャンブル・ケミカルズ(Procter & Gamble Chemicals)から入手可能
各側に1.5g/平方メートルと6g/平方メートルの間のアドオンレベルですべての三つの処方がティッシュペーパー実施例1に記載のティッシュに適用された。
プロセス条件及び機器が、J.クラインワエシュター(J.Kleinwaeschter)、D.ブッツ(D.Butz)、C.マーコット(C.Marcott)及びG.ディギロラモ(G.DiGirolamo)の「高ローション移動性を有するティッシュペーパー(Paper tissue with high lotion transferability)」と称する米国特許出願に記載されている。
Figure 2007533416
ティッシュペーパー実施例1:
以下の実施例で使用されるティッシュ紙は、約15.4g/平方メートルの坪量を有する従来の湿式圧縮、均質、乾燥クレープ加工されたティッシュ紙である。紙ウェブは約40%北針葉樹クラフト紙及び60%ユーカリ組成物を有する。抄紙に続いて、4枚の紙がオフライン組合せ操作で組合される。予め組み合わせた4プライの親ロールを、次に、4プライのティッシュ製品に加工する。4プライの親ロールが巻き戻され、2本の平滑なスチールカレンダーロールの間でカレンダされ、その後高圧エンボス加工が続きプライ結合を実現する。大部分のティッシュ紙は、高圧エンボス加工による影響を受けない。最後に、ティッシュは流れ方向に切断され、続いて横断方向の切断で約21cm×21cmのシートに切断され、折り曲げられ、9枚の積み重ね体に積み重ねられ、個々のポケットパックに梱包される。上記方法で得られた4プライのティッシュペーパー製品は、約60g/平方メートルの坪量(適用されたローションを全く含まない)、0.27mmの厚み、4.5cm3/gの嵩、504g/cm(1280g/インチ)の流れ方向強度、240g/cm(610g/インチ)の横断方向強度及び約200gの湿潤バースト(wet burst)を有していた。湿潤強度剤及び乾燥強度剤を含有していた。
ティッシュペーパー実施例2
以下の実施例で使用するティッシュ紙は、約14.6g/平方メートルの坪量を有する、従来の湿式圧縮、層状積み重ね、乾燥クレープ加工されたティッシュ紙である。外側層が約100%ユーカリ繊維を含有する一方、内側層は約85%北針葉樹クラフト紙、10%CTMP及び約5%ユーカリ繊維の完成紙料混合物から構成される。両方の層はほぼ等しい坪量(対称の層分割)を有する。抄紙に続いて、4枚の紙がオフライン組合せ操作で組合される。予め組み合わせた4プライの親ロールを、次に、4プライのティッシュ製品に加工する。4プライの親ロールが巻き戻され、2本の平滑なスチールカレンダーロールの間でカレンダされ、その後高圧エンボス加工が続いてプライ結合が達成される。大部分のティッシュ紙は高圧エンボス加工による影響を受けない。最後に、ティッシュは流れ方向に切断され、続いて横断方向の切断で約21cm×21cmのシートに切断され、折り曲げられ、9枚の積み重ね体に積み重ねられ、個々のポケットパックに梱包される。上記方法で得られた4プライのティッシュペーパー製品は、約60g/平方メートルの坪量(適用されたローションを全く含まない)、0.27mmの厚み、4.5cm3/gの嵩、465g/cm(1180g/インチ)の流れ方向強度、220.5g/cm(560g/インチ)の横断方向強度及び約200gの湿潤バースト(wet burst)を有していた。湿潤強度剤及び乾燥強度剤を含有する。
方法:
ティッシュ紙の嵩:ティッシュの嵩は密度(g/cm3)の逆数値と定義される。ティッシュ紙の密度をどのように測定するかを記載した1991年10月22日発行の米国特許第5,059,282号(アンプルスキ(Ampulski)ら)の13欄、61〜67行を参照。測定に先立ち、紙は23℃、50%(=/−2%)の相対湿度で少なくとも2時間平衡させる。
溶媒抽出による平均ローションアドオンレベル(ティッシュ上ローションの坪量):ローション処理ティッシュ約2gの代表的な試料が、米国ジオネックス社(Dionex Corp.)から入手可能なモデルASE200を使用した高速溶媒抽出(ASE)により抽出される。次の条件が使用される:11ミリリットル抽出セル、溶媒混合物:50%アセトン/n‐ヘキサン、温度:100℃(加熱及び静止5分)、圧力:6.8MPa(1000PSI)、100%フラシュで2サイクル。溶媒が蒸発され、残留物は重量測定法で測定される。次に、ローションアドオンが、
Figure 2007533416
として計算される。
オスミウム染色:分析のため、約4cm×4cmの正方形のティッシュ試料が、平らな、エンボス加工されていない、広げられたティッシュ製品の領域から切り落とされる(必要があればより小さい領域が使用されてもよい)。全てのティッシュ試料がフード内のガラス染色ドームの下に10ミリリットルの4%OsO4溶液(水中)の開放容器から等距離の開放容器内に配置される。蒸気染色は、典型的に24時間行われる。染色持続時間はあまり重要ではなく、オスミウムに対するローションの親和性及び「黒さ」の望ましいレベルにより、更に長くてもよいし、又はより短くてもよい。ローションスポット(lotion spots)と基材の間において、試料で可能な限り最良のコントラストに達すると染色を停止する。紙繊維は、オスミウム染色をゆっくりピックアップして暗くなるので、ローションはもはや反応しないが紙繊維は反応を継続する、染色プロセスにおける時点が存在し、ローションと繊維間のコントラストを減少させる。
表面分析用試料の準備:試料ティッシュは、分析される表面を上向きに、約5cm×7.6cm(2インチ×3インチ)のガラススライド上に配置される。プライの縁部が慎重にスライドにテープで留められ、平らなシートを作る。
表面分析:デジタルストライププロジェクション(digital stripe projection)技術に基づくGFMプリモス(Primos)光学三次元測定システム(ドイツ、テルトー(Teltow))により、上記の載置された試料が分析された。システムは2.7×2.1cmの視界と1300×1000ピクセルを含む検出器を有する。オペレーティングソフトウェアは、プリモス(Primos)バージョン4.074であった。できれば全視界が使用されるべきであり、十分大きく、平らで、広げられエンボス加工されていない領域を試料が含んでいない場合にのみ、より小さい視界が分析に使用されるべきである。システムはミクロン単位で較正された三次元表面高さ画像(三次元画像)に加えて分析される各試料ごとにグレースケールカメラ画像(GS画像)を作り出す。GS画像は更なる処理のためBMP像としてプリモス(Primos)ソフトウェアからエクスポートされた。三次元画像は、傾きを除くプリモス(Primos)ソフトウェアアライン機能を使用して処理され、フリンジファイルバージョン1(FringeFileVersion1)形式(FD3)としてエクスポートされた。
表面データ画像解析:GS画像(BMP)及び三次元画像(FD3)の両方が全ての更なる画像処理のためMatLab(米国マサチュセッツ州ナチック(Natick)のマスワークス(MathWorks))にインポートされた。MatLab画像処理ツールボックスv4.2アドオンからの機能がデータ処理に使用された。三次元画像がカーネルサイズ(kernel size)151の平均コンボリューションフィルター(convolution filter)で平準化され、生じた画像はもとの三次元画像から取り去られた。これで載置手順で生じた試料のすべてのしわ又は湾曲について画像が補正された。次に、生じた画像はカーネルサイズ5のメディアンフィルター(median filter)でわずかに平準化され測定値から全ての高周波数ノイズを除いた。これらの操作でゼロ高さに表面の平均平面を有する画像が作られた(m3D)。次に画像は閾値化され、平均平面の上の25ミクロン未満に入るすべてのデータを削除した(mt3D)。
ローション化領域とデータの相関関係:
(a)オスミウム染色
オスミウム染色された試料のGS画像がカーネルサイズ(kernel size)151の平均コンボリューションフィルター(convolution filter)で平準化され、生じた画像がもとのGS画像から取り去られた。これでプリモス(Primos)システムの一様でない照明特性について画像が補正された。次に、生じた画像はカーネルサイズ5のメディアンフィルター(median filter)でわずかに平準化され、測定値からすべての高周波数ノイズを除いた。次に、この画像は(最小、最大)から(0、1)にスケール変更され、0.30未満の値は2進の1に、0.30以上の値はゼロに設定されるよう閾値化操作が行われた。この2進マスク(BM)は、暗く染色されたローションがある場所は1、ほかの場所はゼロを示す。
(b)走査赤外分光分析法
染色法がローション化領域を同定するのに適していない場合、ローション化領域を同定するため他の方法、好ましくは赤外走査分光分析法が使用されてよい。染色が高ローション量を有する領域(これらは表面から突起し得る領域)を表面領域の残部から分離できない場合、 例えば、ローション材料がローション材料とバックグラウンドを区別するほどローション材料が染色しない若しくは十分な染色をしない場合、又は例えば、基材自体が染色する場合、この方法が適切であり得る。IR走査分光分析法でローション化領域を同定する適切な方法がJ.クラインワエシュター(J.Kleinwaeschter)、D.ブッツ(D.Butz)、C.マーコット(C.Marcott)及びG.ディジロラモ(G.DiGirolamo)による「高ローション移動性を有するティッシュペーパー(Paper tissue with high lotion transferability)」と称する米国特許出願に詳細に記載されている。この方法には、0.5cm×0.5cm以上の面積を有する試料の面積25μm×25μmの局部ローション坪量をいかに測定するかが記載されている。
好ましくは少なくとも1cm×1cmの試料が使用される。画像解析プログラム、例えば、上記した米国特許出願に記載されたようなAnalySIS(ドイツ、ソフトイメージング社(Soft Imaging GmbH)から入手可能)を使用し、10g/平方メートルの局部ローション坪量を有するすべてのピクセルを2進マスクBMの「1」、及びすべての他の点に対しては「0」を設定することにより、局部ローション坪量を含むファイルは、8ビットグレースケールビットマップファイルとしてエクスポートされ、望ましい2進マスクBMに変換されてもよい。三次元高さ画像を有する2進マスクを登録するため画像内の適切な基準マーク(fudicial marks)が使用されてよい。
2進マスク(BM)のローション(暗い領域)として同定されなかったいかなるデータ点をも削除するため、上記(mt3D)のパラグラフの、結果として生じた三次元画像は、2進マスク(BM)でピクセルずつ乗じられた。BMのローションとして示されなかった、結果として生じた画像の面積はゼロとなった。0.10平方ミリメートル(225ピクセル)未満の面積領域が最終画像から除かれた。コンボリューション操作に起因する無効なデータを削除するために、使用された最も大きいカーネルサイズの半分の境界線(151/2=75)が画像の全ての側部から除かれ、最終の合成画像(FC)を作り出した。
ゼロでなかったFC中のデータ点が、平均平面(画像FCにおいて、平均平面がゼロの時)上に投影され、較正されたピクセルを合計することにより面積が計算された。また、平均平面より上の体積は、投影面積ピクセルに平均平面より上の各ピクセルの実際の高さを乗じたものを合計することにより測定された。個々の面積及び体積領域が各試料毎に記録され、その面積及び体積の合計、平均並びに標準偏差が計算された。試料面積当りのローション適用範囲面積部分及びローション体積を更に計算するため測定視界を使用した。
突起状沈積物のローション坪量(g/平方メートル)は、ローションの密度を乗じた面積当りの沈積物の平均体積から得られる。
次に、比率Rは、沈積物のローション坪量(g/平方メートル)をティッシュのローション坪量(g/平方メートル)で除算することにより計算される。
本明細書で引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、本発明の特許性を損なうことを容認するものと解釈すべきではない。
本発明の特定の実施形態が説明及び記載されてきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。従って、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
実施例1のティッシュ表面での正面図の表示。ティッシュは2.1g/平方メートルのローションで処理。 ティッシュ実施例1のティッシュ表面の表示。2.1g/平方メートルで実施例1の処方で処理され、突起状沈積物の高さをグレー明暗度で示す。白い領域が突起。

Claims (10)

  1. ティッシュペーパーの少なくとも一つの面にローションを含む第一及び第二の対向する面を有し、前記ローションが、第一の面の隔離されている突起状沈積物の中に存在し、前記ティッシュペーパーが、5.2cm3/g以下のティッシュの嵩を有し、前記突起状沈積物が、少なくとも30μmの平均高さを有するティッシュペーパー。
  2. 前記沈積物が、少なくとも35μmの平均高さを有する、請求項1に記載のティッシュペーパー。
  3. 前記沈積物が、少なくとも38μmの平均高さを有する、請求項1又は2のいずれか1項に記載のティッシュペーパー。
  4. 比率Rが、
    Figure 2007533416
    で定義され、前記比率Rが、0.005より大きい、好ましくは前記比率Rが、0.01より大きい、請求項1〜3のいずれか1項に記載のティッシュペーパー。
  5. 前記ティッシュペーパーが、ティッシュの平方センチメートル当り、少なくとも2個の突起状沈積物を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のティッシュペーパー。
  6. 前記ローションが、四酸化オスミウム染色により検出される、請求項1〜5のいずれか1項に記載のティッシュペーパー。
  7. 前記ローションが、走査IR分光分析法により検出される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のティッシュペーパー。
  8. 前記ローションが、少なくとも30%脂肪族アルコール類ショ糖エステル類及び好ましくは少なくとも10%ステアリルアルコールを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載のティッシュペーパー。
  9. 前記ティッシュのローション坪量が、9g/平方メートル以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のティッシュペーパー。
  10. 比率R2
    Figure 2007533416
    と定義され、
    2が、少なくとも0.0005である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のティッシュペーパー。
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