JP2007531841A - 速度分布を改良するインペラの羽根 - Google Patents

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Abstract

本発明によれば、遠心ポンプに用いられるインペラは、半径方向に延びる外側終端部を備える羽根を有する。羽根は、インペラから押し出されるスラリー流体を原因としてポンプケーシングの内側表面上に生じる摩損を、制御および低減する流体速度分布を生じさせるために構成される。本発明のインペラの羽根は、従来のインペラの羽根であるまっすぐな、あるいは凹形状の縁部と比べて、概ね半径方向外側に向かって延びる部分を備えるように構成される。外側に向かって延びる部分の形状は変形することができるが、ポンプケーシングの摩損を低減する流体速度分布を生じさせるように選択される。
【選択図】図8

Description

本発明はポンプのインペラに関し、特に、スラリー処理時に、ポンプケーシングの摩損を選択的に調整するために、インペラの速度分布を選択的に決定するように特別に構成された羽根を有するインペラに関する。
液体やスラリーを処理するために、様々な業界で回転式ポンプが用いられている。処理する液体の種類により、特定の用途に用いられるポンプの種類および構成が要求される。すなわち、ポンプの内部構造をすり減らし、劣化させる大量の固体や微粒子を含むスラリーを処理する場合よりも、澄んだ液体を汲み上げる場合には、ポンプに対する要求が少ない。
それゆえ、ポンプの設計者および技術者は、処理する流体やスラリーの種類を考慮し、その用途に最も好適なインペラおよびポンプケーシングを選択あるいは設計しなければならない。例えば、澄んだ液体(例えば水)を処理する場合、ポンプケーシングは、ポンプの水切り部からポンプの出口までの断面積が変化する形状のボリュートであることが典型的であり、ポンプケーシングの摩損は比較的少ない。
しかし、スラリーを処理する場合、ポンプ効率を最適化する観点のみからではなく、ポンプケーシングの摩損を最小化する観点からも、液圧の表面幾何構造の効果を考慮しなければならない。そこで、スラリーポンプの設計において、澄んだ液体を処理するポンプの一般的なボリュート形状を、例えば、幅広のインペラ出口および平行な側面を持つケーシングを備えるように改造することが典型的であった。
ポンプケーシング上の摩損を生じさせる他の要因は、インペラの羽根の形状である。特に、インペラの羽根の外縁部が、ポンプを通過する流体の流速に重大に影響することが実証されている。シュラウドの周縁部およびその付近で、まっすぐな外縁部を有する典型的な羽根の構成は、ボリュートの側面に沿ってポンプケーシングに摩損を生じさせるある特定の流速を生み出すことが観測されている。
従って、本技術分野において、より均一な摩損パターンを生じさせるために、特別に設計あるいは構成された羽根を有するインペラを提供し、特に固体含有量の大きいおよび/または特に研磨性を有する固体を含有するスラリーを処理するときに、ポンプケーシングの総摩損寿命を延ばすことは有利である。
本発明によれば、スラリーを処理する時に、ポンプケーシングを摩損する害が小さい流速を生じさせるために、外側終端部を特別に成形した少なくとも1つの羽根を有するインペラが提供される。本発明の羽根の構成は、ここでは遠心式スラリーポンプに使用することに関して説明および図示されるが、インペラを備える任意の回転式ポンプに使用することに適合可能である。
本発明によるインペラは、ポンプの中心軸に対応するインペラの中心点あるいはその付近から延びる少なくとも1つの羽根を有する。羽根は、インペラの周縁部に向かって半径方向外側に向かって延びる。羽根は成形された外側終端部を有する。本発明によるインペラは1つのシュラウド(一般的に、セミオープンインペラとして知られている)、2つのシュラウド(一般的に、クローズドインペラとして知られている)、あるいは、シュラウドのない(一般的にオープンインペラとして知られている)を備えることができる。しかし、ここでは、本発明は、ポンプケーシングの駆動側(すなわち、ポンプの入口の反対側)に向かって配置されるように位置決めされる、少なくとも1つのシュラウドを有するものとして説明する。
本発明による羽根の外側終端部は、羽根の概ね凸形状の縁を形成する半径方向外側に向かって延びる部分を備える。ここでは「凸形状」の語は、従来の曲線の表面という定義に限定することを意図しているのではなく、単に、羽根の外側終端部が、まっすぐ、あるいはインペラの中心軸に向かって半径方向内側に湾曲しているのではなく、インペラの中心軸に対して半径方向外側に向かって延びる、ということを意味している。従って、外側終端部は、任意の形状とすることができ、外側終端部を半球状、曲線状としてもよく、あるいは、2つのまたはそれ以上の交差する線から構成してもよいが、それらに限定されない。
本発明の凸形状の羽根の外側終端部は、概ね、ポンプケーシングの内部表面の摩損を低減する流体速度分布を生じさせる。特定の種類のスラリーを処理するときに、ポンプケーシング上に生じる摩損が制御および低減されるように、流体速度分布を決定あるいは調整するために、羽根の外側終端部の形状を特別に選択する。
図面は、現在において、本発明を実施するための最良と思われる形態を示している。
図1は、インペラ12およびポンプケーシング14からなる従来の遠心ポンプ10を概略的に示している。ポンプケーシング14を貫通する入口16が設けられ、入口16は、流入する流体をインペラ12に導く。図1に示されるポンプケーシング14は、水切り部18から排出口20まで延びるボリュート型のケーシングである。図1中のポンプケーシング14内に表示された矢印が示すように、および、さらに図2に断面図で示されているように、ポンプ10の水切り部18からポンプ10の排出口20に向かって、ポンプのボリュートの断面積が増加していることが見てとれる。
図2に示すように、インペラ12は駆動軸22により回転し、入口16から流入した流体はインペラ12中に入り、そして外側に押し出され、ポンプケーシング14のボリュート24に入る。押し出された流体は、さらに、ポンプケーシング14のボリュートに沿って、水切り部18から排出口20まで、図2に示すようなポンプケーシング14の徐々に大きくなる断面積に向かって移動する。
さらに、図1に概略的に示されているように、従来のポンプのインペラ12は、インペラ12の中心32から、あるいはその付近から外側に向かって半径方向に延びる、少なくとも1つの羽根30、あるいは通常は複数の羽根を有する。図3に明確に示されているように、例えば、インペラ12は、ポンプの中心軸に対応する中心点32を有する、概ね平らな円板状に形成されたシュラウド34を備えることができる。羽根30はシュラウド34の中心32から、あるいはその付近から外側に向かって、羽根30の終端となるシュラウド34の周縁部36まで延びる。各羽根30は、ポンプケーシング14(図2)のボリュート24に向かって、流体を半径方向外側に押し出すための、流入する流体が衝突する先導表面38を有する。
再び図3を参照すると、羽根30を通る直線Yに沿った断面図が示されており、各羽根30の外側終端部40は縁部42を画定している。図3は、従来の羽根の第1の構成を示しており、本構成の羽根30は、羽根30の外側終端部40に、まっすぐな縁部を有する。従来の形式である羽根30のまっすぐな外縁部42は、図示されているように、概ねシュラウド34の周縁部36と一致して終端する。
図4は、他の従来のインペラの羽根30の構成を示しており、羽根30を通る直線Xに沿った断面図が示すように、羽根30の外側終端部40の外縁部44は凹形状である。すなわち、外縁部44はシュラウド34の中心点32に向かって内側に湾曲しており、外縁部44の中心46は、シュラウド34の周縁部36と一致せずに終端する。
羽根の終端部の形状が、インペラに存在する流体の流速に影響を与え、それにより、スラリーを処理するときに、ポンプケーシングに生じる摩損の種類あるいはパターンが影響を受けることが実証されている。図5に示すように、例えば、まっすぐな外縁部42を有する従来の羽根は、軸方向における羽根の両側48、50において、あるいはその付近において、軸方向における羽根の両側48、50の間の中心よりも大きな流速で押し出されるような流体速度分布を生じさせる。従って、ポンプケーシングの摩損パターンは、ボリュートの両側面にらせん形状のパターンとして生じる。
図6に示されるように、凹形状の外縁部44を有する従来の羽根から生じる流体速度分布は、羽根の軸方向の端部において、流速の2重スパイクが発生する、あるいは生じることを除いて、まっすぐな外縁部42を有する羽根から生じる流体速度分布に類似している。従って、ポンプを通過するスラリーを処理するときに、ポンプケーシングのボリュートに沿って、2重らせんの摩損パターンが観察される。図5および図6に示す両方の従来の羽根の構成は、ポンプのボリュートの中心において、相対的に摩損が少ない。
前述の観点から、従前知られたインペラの羽根に比べて、ポンプケーシングのボリュートに、より制御および低減された摩損を発生させるような流体速度分布を生じさせるために、適当に成形された外側終端部を有する羽根の構成を提供することは利点がある。本発明者は、例えば図7に示されるような、概ね凸形状の外縁部62を有する羽根60は、ポンプケーシングのボリュートにわたって、より平坦に分布する流体速度分布を生じさせ、それにより、従来の羽根の構成により典型的に生じていた摩損よりも、均一な摩損をケーシングの内部表面の生じさせること発見した。
図8はこれをより明確に示しており、本発明のインペラの羽根60は、概ね、凸形状の外縁部62を画定する外側終端部64を有しており、外縁部62は半径方向外側に向かって延びる部分66を含み、半径方向外側に向かって延びる部分66は、シュラウド34の周縁部36を越えて延びる。従って、外側に向かって延びる部分66の、インペラ34の中心32から羽根60の最外先端部68まで測った半径Rは、シュラウド34の半径Rよりも大きい。以下により詳細に説明するように、外側終端部64の外側に向かって延びる部分66を変形させてもよく、また、用途に必要なポンプ機能の要求を満足するような所望の流体速度分布が生じるように、特別に選択してもよい。
ここで、図8は本発明の第1の実施態様を示しており、羽根60の外側終端部64は外側に向かって延びる部分66を有しており、外側に向かって延びる部分66は、シュラウド34の半径Rよりも大きい半径Rを有している。また、羽根60の外縁部62は、外側に向かって延びる部分66の両側に半径Rを有する部分70、72が構成され、本実施態様においては、半径Rはシュラウド34の半径Rと等しい。羽根60は幅Wを有し、外側に向かって延びる部分66は、羽根60の幅Wよりも小さい幅Wを有する。以下により詳細に説明する同等に好適な代替実施態様において、外側に向かって延びる部分66の幅Wは、羽根60の幅Wと等しくてもよい。
図8に示す本発明の第1の実施態様において、外側に向かって延びる部分66は、点Aから外側に向かって延びる部分66の先端部68を通って点Bまで、概ねアーチ形を形成する。単なる例示として、外側に向かって延びる部分66は半径Rを有する。しかし、点A、先端部68および点Bの間のアーチ形は、同じ半径(すなわち円弧)を有する必要はない。本技術分野における当業者は、本開示により、外側に向かって延びる部分66を形成するアーチ形あるいは曲線を、本稿で説明されるように、所望の流体速度分布を生じさせるために適当に変形できることを理解するであろう。図9に示す本発明の代替実施態様において、羽根60の外縁部62は、羽根60の半径Rを画定する先端部68を有する外側に向かって延びる部分66を含む。外縁部62は、さらに、外側に向かって延びる部分66の両側に、シュラウド34の半径Rよりも小さな半径Rを有する部分70、72を含む。さらに、シュラウド34の半径Rは、外側に向かって延びる部分66の半径Rよりも小さい。外側に向かって延びる部分66は、点A、羽根60の先端部68、および点Bの間に画定され、幅Wを有する。外側に向かって延びる部分66の幅Wは、羽根60の幅Wよりも小さい。
図9に示す代替実施態様において、外側に向かって延びる部分66は、単なる例示として示されており、点Aと羽根60の先端部68との間に画定される第1の線74、および、先端部68と点Bとの間に画定される第2の線76からなる交差する2つの線から形成される。さらに、本実施態様は、外側に向かって延びる部分66の形状が、図8に示すようなアーチ線あるいは曲線ではなく、複数の交差する線を有していてもよいことを示すために与えられる。再び、本技術分野における当業者は、本開示から、羽根60の外縁部62の形状は、所望の流体速度分布を提供するために、任意の様々な形状に変形できることを理解するであろう。
本発明によるインペラの羽根の実施態様は、羽根60の先端部68が、羽根60の幅Wの中心に位置するように示されている。しかし、所望の流体速度分布を達成するために決定されるあるいは必要とされる場合には、先端部68は羽根60および幅Wの中心線80上以外の場所に位置してもよいことに注意されたい。
図8および9は、本発明の2者択一的な実施態様を示しており、羽根の半径Rは、シュラウド半径Rおよび/または基本半径Rの両方あるいはその一方よりも大きい。図10および11は、本発明の他の実施態様を示す。例えば図10は、羽根の半径Rが、シュラウドの半径Rよりもわずかに小さく、羽根の半径Rとシュラウドの半径Rとは両方とも基本半径Rよりも大きい代替実施態様を示している。
もう1つの代替実施態様が図11に示されており、羽根60の半径Rおよびシュラウド34の半径Rは実質的に等しく、両方の半径は、羽根60の基本半径Rよりも大きい。図10および11に示した両方の実施態様は、ポンプケーシングのボリュート上の摩損を低減する望ましい流速を達成する。図10および11に示される凸形状に外側に向かって延びる部分66は、単に一例として半円状に示されているが、他の適当な凸形状あるいは寸法も、適切および/あるいは有効であることに注意されたい。
さらに、前述したように、外側に向かって延びる部分66の、軸方向に対向する端部を画定する点Aおよび点Bの位置は、図12に示すように、羽根60の中心線80(図8および9)のより近くから、軸方向の羽根60の端部82、84までの任意の場所に位置することができる。それゆえ、点Aと点Bとの間の距離Dは、D=Wから約D=W/3までの距離としてよく、点Aおよび点Bは羽根60の中心線80から均等に離れていてもよく、あるいは不均等に離れていてもよい。
図12に示す本発明の実施態様を再び参照すると、点Aおよび点Bで画定される、外側に向かって延びる部分66の軸方向の端部は、軸方向の羽根60の端部82、84まで延びる。このように、図12に示される実施態様は、図8乃至11の実施態様に示されるような側部(70、71)を有しておらず、外側に向かって延びる部分66の軸方向の端部(点A、点B)は、羽根60の基本半径Rを示している。図12に示す第5の実施態様において、インペラの中心軸32から羽根60の先端部68までの距離で定義される羽根60の半径Rは、シュラウド34の半径Rよりも大きく、基本半径Rはシュラウド半径Rと等しい。
また、図12に点線で示す第6の実施態様において、シュラウド34は、インペラの周縁部36´が半径R´まで延びるように、羽根60の基本半径Rを越えて選択された距離だけ延びる。それゆえ、羽根60の半径RはRおよびR´よりも大きい。
図13に示される第7の実施態様において、羽根60の先端部68は、シュラウド34の周縁部36まで延びていない。それゆえ、本実施態様において、羽根60の外側に向かって延びる部分66はシュラウド34を越えて延びていないが、インペラの流体速度分布に有利に影響する。図13の実施態様において、羽根60の半径Rは、基本半径Rよりも大きいが、シュラウド34の半径Rよりは小さい。
さらに、図14に示される、本発明の他の代替実施態様において、羽根60の先端部68はシュラウド34の周縁部36と実質的に等しい位置まで延び、羽根60の半径Rおよびシュラウド34の半径Rは等しく、あるいは実質的に等しく且つ基本半径Rは、羽根の半径Rあるいはシュラウドの半径Rの一方よりも小さい。再び、図12乃至14に示されている凸形状の縁はアーチ形であるが、外側に向かって延びる部分66は、前述のように任意の適当な形状としてもよい。
羽根60の外側に向かって延びる部分66の形状が、先に図示および説明したような形状であるかどうかに関わらず、この形状の面積は、W(R−R)で定義される面積の約30%乃至約85%の間であることが好ましい。以下の表1は、一例として、本稿で述べる変形例のいくつかの可能な寸法範囲を示す。ただし、本表1は寸法範囲を網羅的に定義したものではない。
Figure 2007531841
本発明によるインペラの羽根は、スラリー流体が、インペラからケーシングに向かって押し出されることを原因とするポンプケーシングの摩損を制御および/または低減する、選択された流体速度度分布を提供するために構成される。本インペラの羽根は、事実上、任意の形式、サイズ、あるいは様々な回転式ポンプの使用に際して適用することができる。本技術分野における当業者は、本開示により、様々なポンプに所望の流体速度分布を生じさせるために用いるインペラの羽根の変形例や応用例を理解できるであろう。それゆえ、本稿での本発明の特定の実施態様や細目への参照は、例示であり、限定ではない。
典型的なボリュートポンプケーシングを有する遠心ポンプを示す概略正面図である。 図1に示すポンプの線2−2の沿った概略断面図である。 まっすぐな縁を有する、従来のインペラの羽根の終端部を示す、部分断面図である。 凹状の縁を有する、他の従来のインペラの羽根の終端部を示す、部分断面図である。 図3に示される終端部を有する羽根の流体速度分布を示す略図である。 図4に示される終端部を有する羽根の流体速度分布を示す略図である。 外側に向かって延びる縁を有する終端部を備える、本発明の羽根構成の流体速度分布を示す略図である。 本発明の第1の実施態様の断面示す概略図である。 本発明の第2の実施態様の断面示す概略図である。 本発明の第3の実施態様の断面示す概略図である。 本発明の第4の実施態様の断面示す概略図である。 本発明の第5の実施態様の断面示す概略図である。 本発明の第6の実施態様の断面示す概略図である。 本発明の第7の実施態様の断面示す概略図である。

Claims (21)

  1. 遠心ポンプのためのインペラであって、前記インペラは、
    前記インペラの中心軸から前記インペラの周縁部までの長さにわたって半径方向に延びる少なくとも1つの羽根を有し、前記少なくとも1つの羽根は、前記インペラの前記周縁部に、あるいはその付近に外側終端部を備え、前記外側終端部は、凸形状の外側に向かって延びる部分を備えることを特徴とするインペラ。
  2. さらに、周縁部を備える少なくとも1つのシュラウドを有し、前記シュラウドの前記周縁部は、前記インペラの前記周縁部を画定し、前記少なくとも1つの羽根は前記シュラウドから外側に向かって延びることを特徴とする請求項1に記載のインペラ。
  3. 前記外側に向かって延びる部分は、先端部、および前記インペラの前記中心軸から前記先端部まで測定される半径Rを備え、前記シュラウドは、前記中心軸から前記周縁部まで測定される半径Rを備え、前記半径Rは、前記半径Rと等しいまたは大きいことを特徴とする請求項2に記載のインペラ。
  4. 前記少なくとも1つの羽根の前記外側終端部は、さらに、半径Rを有する部分を備え、前記半径Rは前記半径Rよりも小さいまたは等しいことを特徴とする請求項3に記載のインペラ。
  5. 前記外側に向かって延びる部分はアーチ形状であることを特徴とする請求項4に記載のインペラ。
  6. 前記外側に向かって延びる部分は、交差する少なくとも2つの線から形成される外縁部を備えることを特徴とする請求項4に記載のインペラ。
  7. 前記少なくとも1つの羽根は幅Wを有し、前記外側に向かって延びる部分は幅Wを有し、前記幅Wは前記幅Wよりも小さいまたは等しいことを特徴とする請求項4に記載のインペラ。
  8. 前記外側に向かって延びる部分の面積は、W(R−R)で定義される面積の約30%乃至約85%であることを特徴とする請求項7に記載のインペラ。
  9. 前記外側に向かって延びる部分は湾曲したあるいはアーチ形の外縁部を備えることを特徴とする請求項1に記載のインペラ。
  10. 前記外側に向かって延びる部分は、交差する少なくとも2つの線から形成される外縁部を備えることを特徴とする請求項1に記載のインペラ。
  11. 回転式ポンプのためのインペラであって、前記インペラは、
    中心軸および前記中心軸から半径方向に離れる周縁部を備えるシュラウドを有し、前記シュラウドは半径Rを有し、
    前記インペラは、さらに、前記シュラウドから軸方向外側に向かって延び且つ前記中心軸またはその付近から前記周縁部まで延びる少なくとも1つの羽根を有し、前記羽根は、前記周縁部またはその付近に位置する外側終端部を備え、前記外側終端部は、半径Rを有する外側に向かって延びる部分を備え、前記半径Rは前記中心軸から前記外側に向かって延びる部分の先端まで測定され、
    前記半径Rは前記半径Rよりと等しいまたは大きいことを特徴とするインペラ。
  12. さらに、前記シュラウドから離隔して平行に配置される第2のシュラウドを有し、前記少なくとも1つの羽根は、前記離隔するシュラウド間を延びることを特徴とする請求項11に記載のインペラ。
  13. 前記少なくとも1つの羽根の前記外側終端部は、さらに、半径Rを有する部分を備え、前記半径Rは前記半径Rと等しいことを特徴とする請求項11に記載のインペラ。
  14. 前記少なくとも1つの羽根の前記外側終端部は、さらに、半径Rを有する部分を備え、前記半径Rは前記半径Rよりも小さいことを特徴とする請求項11に記載のインペラ。
  15. 前記外側に向かって延びる部分は凸形状であることを特徴とする請求項11に記載のインペラ。
  16. 前記外側に向かって延びる部分は、湾曲した外縁部を備えることを特徴とする請求項11に記載のインペラ。
  17. 前記外側に向かって延びる部分は、交差する少なくとも2の線を有する外縁部を備えることを特徴とする請求項11に記載のインペラ。
  18. 前記少なくとも1つの羽根は、幅Wを有し、前記外側に向かって延びる部分の形状は、W(R−R)で定義される面積の約30%乃至約85%であることを特徴とする請求項11に記載のインペラ。
  19. 前記少なくとも1つの羽根は、幅Wを有し、前記外側に向かって延びる部分の形状は、W(R−R)で定義される面積の約30%乃至約85%であることを特徴とする請求項13に記載のインペラ。
  20. 前記外側に向かって延びる部分は、ポンプケーシング内の摩損を低減するために、選択された流体速度分布を生じさせるように成形された外縁部を備えることを特徴とする請求項19に記載のインペラ。
  21. 前記少なくとも1つのシュラウドは、前記中心軸から前記周縁部まで測定される半径Rを有し、前記外側に向かって延びる部分は、先端部および前記インペラの前記中心軸から前記先端部まで測定される半径Rを有し、前記外側に向かって延びる部分は、半径Rを画定する軸方向の端部を有し、前記半径Rは、前記少なくとも1つの軸方向の端部から前記中心軸まで測定され、前記半径Rは、前記半径Rおよび前記半径Rよりも小さく且つ前記半径Rは前記半径Rよりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のインペラ。
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