JP2007530278A - 有害物質に関して郵便をスクリーニングする装置 - Google Patents
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Abstract
スクリーニング装置は、郵便物に開口を形成するように構成されたアクセス器と、郵便物の内部圧力を増加させるように構成され、圧力が開口を介して放出されるようになっている加圧器とを備える。スクリーニング装置はさらに、圧力が開口を介して放出されたときに、郵便物の内部環境のサンプルを受け取るように構成されたサンプリング器と、サンプルを分析して有毒物質の存在を検出するように構成された検出器とを備える。
【選択図】 図7
【選択図】 図7
Description
本発明は、郵便物スクリーニング装置に関し、特に有害物質に関して郵便物をスクリーニングするために用いることができる郵便物スクリーニング装置に関する。
他人に害を与え社会を混乱させることに傾倒する者が、有害な生物剤(例えばマイクロンサイズの粒子としての炭疽菌)が郵便システムを介して送達される封筒または小包で広がり得ることを示した。郵便職員または装置が郵便を分類する際、または受取人が封筒または小包を開封する際に粒子が散乱する。例えば2001年10月、ワシントンD.Cで米国郵便サービスが処理する郵便物中に炭疽菌が発見された。その結果起こった汚染は郵便サービスの従業員に深刻な病気を引き起こし、少なくとも1人が死亡した。この事件はさらに郵便物の流れを中断させ、経済的損失を引き起こし、米国議会の郵便施設および郵便局を閉鎖させる結果となり、郵便サービス/メールルームの従業員および一般市民に恐怖を与えた。
現行の郵便スクリーニングシステムは典型的には、郵便物中に危険レベルの炭疽菌が見つかった場合に警告音を鳴らす。その後汚染を最小に抑え郵便物を扱う人々および受取人を保護するために、怪しいと考えられる郵便物が検疫される。しかし現行の郵便物スクリーニングシステムは正確度が不十分である。例えば従来の郵便スクリーニングシステムでは、誤った陽性判断(すなわち誤って危険レベルの生物剤が存在すると示す)の数および誤った陰性判断(すなわち誤って危険レベルの生物剤が存在しないと示す)の数が容認できないほど多い。誤った陽性判断は、建物の閉鎖、医学的検疫、医学的処置、および公的パニックを含む不要な費用と混乱を引き起こす可能性がある。逆に誤った陰性判断は、汚染の検出および封じ込めができないという結果を引き起こす可能性があり、汚染と深刻な病気の広がり、および/または生物剤に感染した人々の死につながる可能性がある。さらに汚染除去のコストは異常に高くなる可能性がある。
従来の郵便物スクリーニングシステムの別の不都合は、潜在的な炭疽菌の放出を迅速かつ良好な費用対効果で管理するには遅すぎるということである。例えば現行のシステムは、近リアルタイム検出をすることができず、サンプルを得て炭疽菌の存在について分析するのに1時間よりも長くかかる。
従来の郵便物スクリーニングシステムの別の不都合は、郵便の内包物のサンプルを得るのに過剰量の物質を取り出したり、郵便物の外観を損ねたりすることである。そのためスクリーニングされた郵便物の秘匿性および外観が損なわれる。例えば郵便物スクリーニングシステムのなかには、十分なサイズのサンプルを集めるのに、封筒の角を取り去ったり、封筒に目に見える穴を開けたり、封筒を切って完全に開けたりするものがある。このようなシステムはさらに、サンプルを捕捉するのに封筒に強制的に空気を通したり封筒を振動させたりする。これはサンプルを汚染する可能性がある。さらに従来のシステムは様々なサイズの郵便物をスクリーニングする能力に限界がある。例えばこのようなシステムは、封筒をスクリーニングすることはできるが、より厚い小包または箱をスクリーニングすることはできない。
さらに現行の郵便物スクリーニングシステムは、炭疽菌以外の脅威物(例えば他の生物剤、化学剤、爆発剤、放射性剤、および麻薬剤など)を検出することはできない。様々なタイプの脅威物を検出することが必要である。例えば2003年6月にベルギーで起こった対郵便物攻撃は化学剤を含んでおり、数人が入院する結果となった。汚染剤は、神経系に作用する物質に典型的に用いられるヒ素誘導体である黄色い粉体を含んでいた。
本発明の実施形態はスクリーニング装置に関する。スクリーニング装置は、郵便物に開口を形成するように構成されたアクセス器と、郵便物の内部圧力を増加させるように構成され、圧力が開口を介して放出されるようになっている加圧器とを備える。スクリーニング装置はさらに、圧力が開口を介して放出されたときに、郵便物の内部環境のサンプルを受け取るように構成されたサンプリング器と、サンプルを分析して有毒物質の存在を検出するように構成された検出器とを備える。
本出願書類に組み込まれ本出願書類の一部をなす添付の図面は、本発明の実施例を説明し、明細書と共に本発明の原理を説明する。
図1〜図3に示すように、スクリーニング装置10は概してアクセス器20と、加圧器30と、サンプリング器40と、検出器50とを含む。
アクセス器20は、封筒などの郵便物15を受け取って郵便物15を加圧器30に送達するように構成されている。郵便物15は自動的にアクセス器20に導入することができる。例えばアクセス器20は、郵便物15をアクセス器20に供給するように構成されたコンベア機構23aを有する取り込み器23(図1に示す)を含んでもよい。郵便物15は取り込み器23上に平坦に載置され、コンベア機構23aによってアクセス器20内を進むことができる。
アクセス器20はさらに郵便物15に開口15a(図6に示す)を形成するように構成されてもよい。開口15aは郵便物15の内部環境へのアクセスを提供し、内部環境のサンプル(または内容物)を加圧器30によって開口15aを介して強制的に出すことができるようになっている。サンプルはその後サンプリング器40によって収集され、検出器50により分析され得る。あるいはアクセス器20は、郵便物15を切ったり開口したりしないように構成されてもよい。アクセス器20が郵便物15を切ったり開口したりしない場合、サンプルは郵便物15に予め存在する開口(例えば封筒の密封されていない角部)から抽出することができる。
開口15aが望ましい場合、アクセス器20は開口15aを形成する切断ツール25(図4および図7に示す)を含んでもよい。切断ツール25は様々な構造を有し得る。例えば切断ツール25は、図4に示すように周縁に設けられた複数の刃25a(例えば8枚の刃25a)を有する円形ディスクを含んでもよい。刃25aは幅Wを有し、各刃25aの中心が隣の刃25aの中心に対して角度θを有するように設けられてもよい。幅Wは例えば約0.14インチであってもよく、角度θは約45度であってもよい。各刃25aは郵便物15の表面にスリットなどの開口15aを形成することができる。図6に示すように、開口15aは非常に狭い。そのため刃25aは、郵便物15から実質的な量の物質を取り出すことなく郵便物15に開口15aを形成することができる。
アクセス器20はさらに、郵便物15がアクセス器20内を移動することを制御し容易にするためにガイドローラ27(図4および図7に示す)を含んでもよい。ガイドローラ27は図5に示すように、切断ツール25上方に設けられて、郵便物15が切断ツール25とガイドローラ27との間で受け取られるようになっていてもよい。ガイドローラ27は、切断ツール25の端部との間に距離Dを維持してもよい。これにより、開口15aの形成が制御され、アクセス器20が様々な厚みの郵便物15を受け取ることが可能になる。例えば郵便物15は約1/4インチ以下の厚みを有してもよい。距離Dが大きすぎると、開口15aは郵便物15の内容物のサンプルを強制的に外に出せるほど十分大きくならない可能性がある。逆に距離Dが小さすぎると、切断ツール25は郵便物15を切り裂いたり、郵便物15から顕著な量の物質を取り除いたりする可能性がある。距離Dは例えば約0.005インチであってもよい。
加圧器30は、アクセス器20から郵便物15を受け取り、郵便物15を圧縮して開口部15aを介して(または予め存在する開口を介して)内容物のサンプルを強制的に外に出すように構成されている。例えば加圧器30はアクセス器20に隣接して設けられ、コンベア機構23aが郵便物15を自動的に加圧器30に供給できるようになっていてもよい。加圧器30は圧縮器部材35(図7に示す)を含む。圧縮部材35は、郵便物15に連続的に圧縮し、郵便物が内部を移動するにつれて郵便物15の内部圧力を増加させるように構成されている。例えば圧縮部材35は、図7に示すように第1のローラ35aと第2のローラ35bとを含んでもよい。第1のローラ35aは第2のローラ35bの上に設けられ、第1のローラ35aの中心軸A−Aが第2のローラ35bの中心軸B−Bと実質的に平行であってもよい。第1および第2のローラ35aおよび35bは、郵便物15の進行方向を実質的に横切るように設けられてもよい。これにより郵便物15は第1のローラ35aと第2のローラ35bとの間に受け取られることが可能となる。第1および第2のローラ35aおよび35bが回転するにつれ、郵便物15は圧縮部材35内を進行し、それにより第1および第2のローラ35aおよび35bが郵便物15の第1の部分(または第1の端部)を圧縮し、次いで郵便物15の中央部を圧縮し、その後郵便物15の第2の部分(または第2の端部)を圧縮する。
第1および第2のローラ35aおよび35bは互いに移動可能であり、それにより圧縮部材35は様々な厚みの郵便物15を受け取ることができる。さらに第1および第2のローラ35aおよび35bの長さは、圧縮部材35が様々な寸法の郵便物を受け取ることができるように選択可能である。例えば郵便物15は約12インチまでの長さと約12インチまでの幅を有してもよい。加圧器30は、圧縮された郵便物15を格納ビン27(例えば郵便カート)に自動的に入れるように構成されてもよい。貯蔵ビン27は図2に示すように、スクリーニング装置10内に格納されており、ドア5を介してアクセス可能である。例えば格納ビン27は加圧器30の一端の下方に設けられ、郵便物15が圧縮部材35から出たときに格納ビン27に落ちるようになっていてもよい。
動作は以下のように行われる。郵便物15が加圧器30を横断する際に、郵便物15の内容物のサンプルが抽出される。例えば郵便物15が圧縮部材35内を進行し圧縮される際に郵便物15内に圧力が蓄積され得る。圧力が十分になると、圧力が開口15a(または予め存在する開口)から吹き出し、それにより郵便物15の内容物のサンプルが放出される。その後サンプルはサンプリング器40により収集可能となる。
開口15aは、適切な圧力が蓄積され十分なサイズのサンプルが放出されることを可能にするように構成されている。例えば開口15aは図6に示すように、実質的に直線状の切り目、スリット、ミシン目、または実質的に直線に沿って設けられた複数の切り目、スリットもしくはミシン目を含んでもよい。各開口15aの長さL0は、十分なサイズのサンプルを放出するに十分大きいが郵便物15内に圧力を蓄積するに十分小さくなければならない。例えば開口15aの長さL0は約1/8インチ〜1/4インチの範囲であってもよい。
同様に開口15aは郵便物15内に適切な圧力を蓄積できるように互いに十分離れていなければならない。例えば第1の開口15aの終端と次の開口15aの始端との間の距離D0は約1〜1.5インチの範囲であってもよい。こうして長さL0と距離D0との関係が、十分なサンプルが放出されるか否かを決定し得る。例えば長さL0と距離D0との割合は約1:12〜1:4(好ましくは1:8〜1:6)であってもよい。
さらに図6に示す開口15aは第1の郵便物15の端部下方に設けられているが、開口15aは郵便物15の様々な位置に設けられ得ることが認識される。このように、アクセス器20は、郵便物15の外見を大幅に損なったり郵便物15の秘匿性を損なったりすることなく十分なサイズのサンプルが放出されるように、開口15aを作ることができる。さらに開口15aは郵便物15上の離散した可視マークであり、郵便物15がスクリーニングされたことを証明するために用いることができる。
サンプリング器40は、郵便物15内の圧力が開口15a(または予め存在する開口)を介して放出されたときにサンプルを収集する(または受け取る)ように構成されている。例えばサンプリング器40は、アクセス器20と加圧器30との間に設けられた取り込み開口を有する空気収集ホース42(図3および図7に示す)を含んでもよい。空気収集ホース42は真空器に動作可能に接続されて、取り込み開口で吸引力が形成されるようになっていてもよい。開口15aを介して圧力が放出される(上記したように)と、吸引力によりサンプルが空気収集ホース42に吸い込まれる。サンプリング器40は所望の空気流量を維持するように制御することができる。例えば空気流量は1分当たり約450リットルであってもよい。
サンプルは一旦収集されると、変換器(例えばSpincon(登録商標)濃縮器)を用いて適宜液体サンプルに変換されてもよい。サンプルはポンプ器を用いて自動的に検出器50に送達される。このようにサンプリング器40は、郵便物15を振動させたり郵便物内に強制的に空気を流したりすることなく、郵便物15の内容物のサンプルを得ることができる。これにより、サンプル汚染の可能性は低減する。
スクリーニング装置10はさらに、第2のアクセス器60(図1に示す)を含んでもよい。第2のアクセス器60は、郵便物17がアクセス器20および加圧器30で処理するには大きすぎる場合に郵便物17内に開口を形成するように構成されている。そのため第2のアクセス器60は、1/4インチより厚い郵便物17(例えば箱または小包)に開口を形成するために用いることができる。例えば郵便物17は約13インチまでの長さ、約13インチまでの幅、約13インチまでの高さを有してもよい。
第2のアクセス器60は手動動作用に構成されてもよい。例えば作業者が郵便物17をスクリーニング装置10の手動スクリーニング領域62に置いてもよい。手動スクリーニング領域62は図1に示すように、スクリーニング装置10内の開放領域であって、郵便物17を受け取るに十分大きい。作業者は手動で郵便物17を開け、密封された郵便物17(例えば書簡または他の封印された物)の内容物を検査することができる。郵便物17の内容物のサンプルはサンプリング器40を用いて得ることができ、サンプリング器40は第2の空気収集ホース47(図2に示す)を含んでもよい。作業者は手動で郵便物17の近傍および/または内部でホース47を操作することによりサンプルを収集する。上記のようにサンプリング器40はサンプルを取り出して検出器50に送達する。作業者はその後郵便物17を再び密封し、穴67を介して郵便物17を小包キャビネット65に移動させる。郵便物17は、検出器50によるサンプル処理が完了するまで(または完全なスクリーニングサイクルが完了するまで)小包キャビネット65内に格納される。このようにして大型および小型の両方の郵便物をスクリーニングするためにスクリーニング装置10を用いることができる。
検出器50は郵便物15、17の内容物のサンプルを分析して、サンプル内に有毒物質が存在するか否かを決定するように構成されている。検出器50は例えば携帯検出器(例えば、Smiths APD 2000およびSaber 2000)、イオンスキャン移動度システム、および/またはポリメラーゼ連鎖反応(PCR)装置(例えばGeneXpertまたはBio-Seeq)を含んでもよい。PCR装置を用いる場合(生物剤のスクリーニング用)、サンプル中の粒子をまず濃縮して液体サンプルにし、その後使い捨てカートリッジに移送される。生物剤の存在を検出するために、PCR技術を用いてカートリッジが分析される。完全自動化PCRプロセスによると、デオキシリボ核酸(DNA)1分子が最高約10億倍に複製される。これにより検出および陽性識別のために十分な遺伝子材料が提供される。PCRテストの結果を得るのに必要な時間は例えば約30分であり、従来の研究室培養の場合の7日間とは対照的である。さらにPCR技術は高度な感度と単一の細菌細胞を検出する能力を有している。
検出器50が陰性の結果を得た場合(すなわち危険レベルの有毒物質はないことが示された場合)、郵便物15、17はスクリーニング装置10から降ろして一般の郵便物に戻し、移送され得る。検出器50が陽性の結果を得た場合(すなわち危険レベルの有毒物質があることが示された場合)、警告音が鳴り、呼び出し器が作動して中枢スタッフに知らせることができる。その後スクリーニング装置10を隔離し、怪しいと考えられる郵便物15、17を検疫することができる。検疫が終わると、第1の応答スタッフが例えば目視で各郵便物を検査し、特定の郵便物が有害物質の源であることを示す異常な印または他の徴候がないかどうかを調べる。さらに交叉汚染のために、源である郵便物以外の郵便物も微量の有害物質を含む傾向がある。そのため検疫された郵便物のバッチ全体を危険物として扱ってもよい。
検出器50は、炭疽菌などの生物剤を検出するように構成されてもよい。さらに検出器50の性能は炭疽菌以外の有害物質を検出するように広げることもできることが認識される。例えば検出器50は、他の生物剤、化学剤(神経系に作用する物質および発疱剤、例えばタブン、サリン、ソマン、シクロサリン、物質VXおよびVx、並びにニトロジェンマスタードを含む)、放射性剤、麻薬剤、および爆発剤(例えばRDX、PETN、TNT、Semtex、NG、および硝酸アンモニウム)を検出するように構成されてもよい。
検出器50が爆発剤を検出するように構成されている場合、スクリーニング装置10はさらにスクリーニング前X線デバイスを含み、郵便物15、17がスクリーニング装置10で処理される前に郵便物15、17内の爆発剤(または爆発デバイス)を検出するようにしてもよい。X線デバイスは例えば、Smiths Heimmann Model 7555であってもよい。これによりスクリーニング装置10での処理中に爆発剤が爆発する可能性は回避される。例えばX線デバイスは取り込み器23より前に設けられ、郵便物15、17がアクセス器20または第2のアクセス器60に導入される前にX線照射されるようになっていてもよい。X線デバイスによって爆発剤の存在が検出された場合、警告音が鳴り、スクリーニング装置10が隔離され、怪しいと考えられる郵便物15、17がアクセス器20または第2のアクセス器60に導入されないようになっていてもよい。これによりアクセス器20、第2のアクセス器60または加圧器30での処理中に爆発剤が爆発する可能性は低減される。
スクリーニング装置10はさらに保護用囲い70を含んでもよく、保護用囲い70は負の圧力に維持されるように構成されている。例えば保護用囲い70は、スクリーニング装置10の上部10aに設けられた排気システムを含んでもよい。排気システムは、エアロゾル化した汚染物を捕捉し、この汚染物がスクリーニング装置10の周囲環境に放出されることを阻止するフィルタを含む空気ハンドラを含んでもよい。例えばフィルタは、高効率微粒子空気フィルタおよび/またはカーボンフィルタを含んでもよい。アクセス器20、加圧器30、サンプリング器40、検出器50、第2のアクセス器60、および/または密封された小包キャビネット65が保護用囲い70内にあるとき、スクリーニング装置10外部が汚染される可能性は低減する。
動作は以下のように行われる。スクリーニング装置10の1サイクルで、複数の郵便物15、17を処理することができる。サイクル処理時間(すなわち郵便物を載せてから降ろすまでの時間)は例えば約1時間であってもよい。郵便物15、17がスクリーニング装置10に載せられる。例えば作業者が郵便物17を手動で第2のアクセス器60の手動スクリーニング領域62に置いてもよい。作業者は郵便物17を手動で開け、空気収集ホース47を用いて郵便物17の内容物のサンプルを取り出す。サンプリング器40は収集したサンプルを吸引力および/またはポンプ力によって検出器50に送達する。作業者はその後郵便物17を再び密封し、サイクルの残りの期間、郵便物17を密封された小包キャビネット65に格納する。その後別の郵便物17をスクリーニング領域62に置いて手動で処理することができる。
同様に、郵便物15を取り込み器23上に載置し自動的にアクセス器20に供給してもよい。アクセス器20は一度に複数の郵便物15を受け取り、各郵便物15に適宜開口15aを形成し、各郵便物15を加圧器30に供給する。加圧器30は各郵便物15を圧縮し、それにより郵便物15の内容物のサンプルが開口15a(または予め存在する開口)を介して放出される。サンプリング器40は吸引力および/またはポンプ力によってサンプルを収集して検出器50に送達する。郵便物15は、加圧器30から出ると、自動的に格納カート27に入れられてサイクルの残りの期間中そこに格納される。さらにスクリーニング装置10の外部環境の汚染を低減または阻止するため、上記サイクル工程を保護用囲い70によって維持される負の圧力下で行うこともできる。
スクリーニング装置10のサイクルは、低容量から中間容量の郵便物をスクリーニングすることができる。例えばスクリーニング装置10は約1時間で1/4インチまでの厚みの封筒を約2,000〜5,000通処理するように構成されてもよい。スクリーニング装置10はさらに、使い勝手の良いプッシュボタン式タッチスクリーンインターフェース80(図1および図2に示す)を含んでもよく、これにより作業者がサイクルを制御することができる。スクリーニング装置10は、様々な施設(例えば郵便センター、病院、工場、民間の事務所、および政府機関の事務所)で用いることができるようなサイズに形成されてもよい。例えばスクリーニング装置10は約3フィート×6フィートの矩形面積を有してもよい。スクリーニング装置10はさらに移動性のために回転部材(例えば従来のステムキャスタまたはプラート(plat)キャスタなど)を含んでもよい。
本明細書に開示した本発明の仕様および実施を考慮すると、本発明の改変および他の実施形態が当業者には明らかである。上記仕様および実施例は例示のためのみのものであり、本発明は請求の範囲によってのみ限定される。
このように本発明の実施形態によると、スクリーニング装置10は郵便物を介して送られる有害物質を正確、迅速かつ安全にその場でテストすることができる。
Claims (94)
- スクリーニング装置であって、
第1の郵便物に開口を形成するように構成された第1のアクセス器と、
前記第1の郵便物の内部圧力を増加させるように構成され、前記圧力が前記開口を介して放出されるようになっている加圧器と、
前記第1の郵便物の前記内部圧力が前記開口を介して放出されたときに、前記第1の郵便物の内部環境の第1のサンプルを受け取るように構成されたサンプリング器と、
前記第1のサンプルを分析して前記第1のサンプル中に有毒物質が存在するか否かを決定するように構成された検出器と、
を備えたスクリーニング装置。 - 第2の郵便物に開口を形成するように構成された第2のアクセス器をさらに備え、前記第2の郵便物が第1の郵便物よりも厚い、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1の郵便物が約1/4インチ以下の厚みを有する、請求項2に記載のスクリーニング装置。
- 前記第2の郵便物が約1/4インチより大きい厚みを有する、請求項2に記載のスクリーニング装置。
- 前記第2の郵便物が箱を含む、請求項2に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1のアクセス器が自動的に動作するように構成され、前記第2のアクセス器が手動で動作するように構成された、請求項2に記載のスクリーニング装置。
- 前記サンプリング器が、第2の郵便物の内部環境の第2のサンプルを受け取るように構成され、前記検出器が、前記第2のサンプルを分析して前記第2のサンプル中の有毒物質の存在を検出するように構成された、請求項2に記載のスクリーニング装置。
- 前記サンプリング器が、前記第2のサンプルを得るように構成された空気収集器を含む、請求項7に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1のアクセス器が切断ツールを含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記切断ツールが少なくとも1枚の刃を含む、請求項9に記載のスクリーニング装置。
- 前記切断ツールが、周縁に沿って設けられた複数の刃を含む円形ディスクを含む、請求項9に記載のスクリーニング装置。
- 前記切断ツールが、前記第1の郵便物から顕著な量の物質を取り出すことなく前記第1の郵便物に開口を形成するように構成された、請求項9に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1のアクセス器が前記切断ツール上方に設けられたガイドローラを含み、前記第1の郵便物が前記ガイドローラと前記切断ツールとの間に受け取られ得るように構成された、請求項9に記載のスクリーニング装置。
- 前記ガイドローラの表面と前記切断ツールの端部との間の距離が約0.005インチである、請求項13に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1のアクセス器が前記第1の郵便物を自動的に前記加圧器に供給するように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記開口が少なくとも1つのミシン目を含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記開口が少なくとも1つのスリットを含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記開口が実質的に直線状の切り目を含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記開口が前記第1の郵便物の端部下方に設けられた、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記開口が複数のスリットを含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記スリットが実質的に直線状に設けられ、互いに間隔が開けられている、請求項20に記載のスクリーニング装置。
- スリットの長さと、前記スリットと次のスリットとの間の距離との割合が、1:12〜1:4である、請求項21に記載のスクリーニング装置。
- 前記加圧器が、第1のローラと第2のローラとを含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1のローラが前記第2のローラの上方に設けられた、請求項23に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1のローラの中心軸が、前記第2のローラの中心軸に平行である、請求項23に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1および第2のローラが、前記第1の郵便物の進行方向を横切る方向に設けられた、請求項23に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1のローラが、前記第2のローラに対して移動可能である、請求項23に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1および第2のローラが、前記第1の郵便物が前記第1のローラと前記第2のローラとの間を移動する際に前記第1の郵便物を連続的に圧縮するように構成された、請求項23に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1のローラにばねがロードされている、請求項23に記載のスクリーニング装置。
- 前記加圧器が、1/4インチ以下の厚みを有する物体を受け取るように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記加圧器が、前記第1の郵便物を自動的に格納ビンに入れるように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記サンプリング器が、前記第1の郵便物が前記加圧器内を移動する際に前記第1の郵便物近傍で吸引力を生成するように構成された真空器を含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記サンプリング器が、前記第1のアクセス器と前記加圧器との間に設けられた開口を有する吸引ホースを含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記サンプリング器が、前記第1の郵便物を自動的に前記検出器に送達するように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記サンプリング器が、吸引力のみを用いて前記第1のサンプルを捕捉するように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記検出器が生物剤を検出するように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記生物剤が炭疽菌を含む、請求項36に記載のスクリーニング装置。
- 前記検出器が化学剤を検出するように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記検出器が放射性剤を検出するように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記検出器が爆発剤を検出するように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記検出器が麻薬剤を検出するように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記検出器がポリメラーゼ連鎖反応システムを含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記検出器がイオンスキャン移動度システムを含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記検出器がX線デバイスを含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1の郵便物を自動的に前記第1のアクセス器に供給するように構成された郵便取り込み器をさらに備えた、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 保護用囲いをさらに備え、前記第1のアクセス器と前記加圧器と前記サンプリング器と前記検出器とが前記保護用囲い内に設けられた、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記保護用囲いが、箱を格納するように構成された領域を含む、請求項46に記載のスクリーニング装置。
- 前記保護用囲いが負の圧力に維持されるように構成された、請求項46に記載のスクリーニング装置。
- 前記保護用囲いが、フィルタを含む排気システムを含む、請求項46に記載のスクリーニング装置。
- 前記フィルタが高効率微粒子空気フィルタを含む、請求項49に記載のスクリーニング装置。
- 前記フィルタがカーボンフィルタを含む、請求項49に記載のスクリーニング装置。
- 1時間当たり少なくとも2000個の郵便物を処理するように構成された、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1の郵便物が封筒である、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1の郵便物の厚みが約1/4インチ以下である、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1の郵便物の長さが約12インチ以下である、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記第1の郵便物の幅が約12インチ以下である、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記有害物質が生物剤を含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記生物剤が炭疽菌を含む、請求項57に記載のスクリーニング装置。
- 前記有害物質が化学剤を含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記有害物質が放射性剤を含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記有害物質が爆発剤を含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 前記有害物質が麻薬剤を含む、請求項1に記載のスクリーニング装置。
- 有害物質に関して郵便をスクリーニングする方法であって、
第1の郵便物に開口を形成する工程と、
前記第1の郵便物を圧縮して前記第1の郵便物の内部圧力を増加させ、それにより前記圧力が前記開口を介して放出されるようにする工程と、
前記圧力が前記開口を介して放出されたときに、前記第1の郵便物の内部環境のサンプルを収集する工程と、
前記第1の郵便物の前記内部環境の前記サンプルを分析して有毒物質の存在を検出する工程と、
を含む方法。 - 第2の郵便物に開口を形成し、前記第2の郵便物の内部環境のサンプルを収集する工程をさらに含み、前記第2の郵便物が前記第1の郵便物よりも厚い、請求項63に記載の方法。
- 前記第1の郵便物の前記内部環境の前記サンプルを分析する工程が、前記第2の郵便物の前記内部環境の前記サンプルを分析する工程を含む、請求項64に記載の方法。
- 前記第2の郵便物に開口を形成する工程が、前記第2の郵便物にX線を照射して前記第2の郵便物が爆発剤を含むか否かを決定する工程を含む、請求項64に記載の方法。
- 前記第1の郵便物に開口を形成する工程が自動化され、前記第2の郵便物に開口を形成する工程が手動で行われる、請求項64に記載の方法。
- 負の圧力に維持されるように構成された保護用囲い内で実行される、請求項64に記載の方法。
- 前記保護用囲いが、箱を格納するように構成された領域を含む、請求項68に記載の方法。
- 前記第1の郵便物が約1/4インチ以下の厚みを有する、請求項64に記載の方法。
- 前記第2の郵便物が約1/4インチより大きい厚みを有する、請求項64に記載の方法。
- 前記第2の郵便物が箱を含む、請求項64に記載の方法。
- 前記第1の郵便物に開口を形成する工程が、前記第1の郵便物に少なくとも1つの切り目を形成する工程を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記切り目が実質的に直線である、請求項73に記載の方法。
- 前記切り目が、前記第1の郵便物から顕著な量の物質を取り出すことなく形成される、請求項73に記載の方法。
- 前記第1の郵便物を圧縮する工程が、前記第1の郵便物の第1の部分を圧縮する工程と、次いで前記第1の郵便物の中央部を圧縮する工程と、その後前記第1の郵便物の第2の部分を圧縮する工程とを含む、請求項63に記載の方法。
- 前記第1の郵便物を圧縮する工程が、第1の郵便物が1組のローラ内を通過するようにする工程を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記サンプルを収集する工程が、前記第1の郵便物が圧縮されているときに前記第1の郵便物近傍で吸引力を生成する工程を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記サンプルを分析する工程が、ポリメラーゼ連鎖反応分析を行う工程を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記サンプルを分析する工程が、イオンスキャン移動度分析を行う工程を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記有害物質が生物剤を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記生物剤が炭疽菌を含む、請求項57に記載の方法。
- 前記有害物質が化学剤を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記有害物質が放射性剤を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記有害物質が爆発剤を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記有害物質が麻薬剤を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記第1の郵便物に開口を形成する工程、前記第1の郵便物を圧縮する工程、前記第1の郵便物の内部環境のサンプルを収集する工程、および前記サンプルを分析する工程のうち少なくとも1つが自動化された、請求項63に記載の方法。
- 前記第1の郵便物に開口を形成する工程と、前記第1の郵便物を圧縮して前記第1の郵便物の内部圧力を増加させる工程と、前記第1の郵便物の内部環境のサンプルを収集する工程と、前記サンプルを分析して有害物質の存在を検出する工程とが、負の圧力に維持されるように構成された保護用囲い内で実行される、請求項63に記載の方法。
- 郵便物の内部にアクセスする装置であって、
少なくとも1枚の刃を有する切断ツールと、
前記切断ツールの下方に設けられたガイドローラであって、前記郵便物が前記切断ツールと前記ガイドローラとの間に受け取られ得るようになっている、ガイドローラと、
を備え、
前記切断ツールが前記郵便物に開口を形成するように構成され、
前記開口が、前記郵便物の長さ全体に亘って実質的に直線状に設けられた複数のスリットを含む、装置。 - 前記スリットが前記郵便物の端部下方に位置する、請求項89に記載の装置。
- 前記ガイドローラの表面と前記切断ツールの端部との間の距離が約0.005インチである、請求項89に記載の装置。
- スリットの長さと、前記スリットと次のスリットとの間の距離との割合が、1:12〜1:4である、請求項89に記載の装置。
- 郵便内の汚染を検出するデバイスであって、郵便物の表面に複数のスリットを形成するように構成され、前記スリットの少なくとも1つから前記郵便物に含まれる物質の一部を強制的に出すことができるようになっているアクセス器を備え、前記スリットは各々狭い開口を含む、デバイス。
- スクリーニング装置であって、
郵便物に開口を形成するように構成されたアクセス器と、
前記郵便物を圧縮して、前記開口を介して前記郵便物に含まれる物質の一部を強制的に出すように構成された加圧器と、
前記物質の一部を収集かつ分析して、前記物質の一部に有害物質が存在するか否かを決定するように構成された検出器と、
を備えたスクリーニング装置。
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