JP2007529965A - 信号およびリンク品質メトリックを使用してwlan用のスマートアンテナビームを操縦する方法 - Google Patents

信号およびリンク品質メトリックを使用してwlan用のスマートアンテナビームを操縦する方法 Download PDF

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Abstract

スマートアンテナ操縦アルゴリズムは、クライアント局内の媒体アクセス制御(MAC)層によって監視される異なる機能に応答して動作する。1つの機能は、クライアント局が電力節約モードにあることを、MAC層が表すときのものである。これに応答し、アンテナアルゴリズムは、現在選択されているアンテナのインデックスを保存する。別の機能は、クライアント局がアクセスポイントと同期しておらず、アソシエートされておらず、かつアクセスポイントに認証されていないことを、MAC層が表すときのものである。これに応答して、アルゴリズムは、無指向性アンテナビームをデフォルトアンテナビームとして選択する。別の機能は、アルゴリズムがそのタイマを更新できるように、MAC層がアンテナ操縦アルゴリズムにビーコン期間同期情報を提供するときのものである。

Description

本発明は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の分野に関し、より詳細には、WLAN内で動作するスマートアンテナ用のアンテナ操縦アルゴリズム(antenna steering algorithm)に関する。
スマートアンテナ技術は、無線通信システムが動作する環境に合わせて、無線ビーム送信および受信パターンを変更する能力を有するアンテナに関する。スマートアンテナは、過剰なコストまたはシステムの複雑さを追加することなく、相対的に高い無線リンク利得を与えるという利点を持っている。
スマートアンテナ技術は、数10年にわたって、無線通信システムで使用されており、近年では、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)で使用するための研究が行われている。WLANでは、クライアント局(CS)は、同じWLAN内の他の局、またはWLAN外の他のエンティティと通信を行うため、モバイルエンドユーザによって使用される機器である。WLAN内で分配サービスを提供する中央ハブは、アクセスポイント(AP)とも呼ばれる。アクセスポイントは、無線電気通信システムにおける基地局に類似している。
クライアント局は、スマートアンテナに加え、アンテナが特定の指向性アンテナビームに電子的に切り換えることを可能にするアンテナ操縦アルゴリズムを備えることができる。これにより、クライアント局は、高いパフォーマンスを実現しながらそのアクセスポイントと通信することを可能にする。
受信信号強度インジケータ(RSSI)または信号対雑音比(SNR)などの信号品質情報が、好ましい指向性アンテナビームを選択または操縦するために一般に使用される。
しかしながら、受信信号が無歪み信号とランダム雑音とを含む場合、信号品質情報を正確に測定することは困難である。加えて、受信信号自体が歪みを受けることがあり、その受信信号に方向性干渉(directional interference)が加えられることがある。その結果、信号品質情報だけが、常に無線リンク品質の信頼できる指標になり得るとは限らない。このことは、他のクライアント局およびアクセスポイントに起因する干渉、またはその他のタイプの雑音および干渉源に起因する干渉が多い無線環境において、特に言えることである。
加えて、アンテナ操縦アルゴリズムの制御外のイベントも、アンテナ操縦アルゴリズムの動作に影響を及ぼすことがある。例えば、媒体アクセス制御(MAC)層は、アクセスポイントとの調整など、アンテナ操縦アルゴリズムの動作に影響を及ぼす複数の機能を実行する。
上記の背景に鑑みて、本発明の目的は、無線リンク品質をより正確に考慮しながら、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)内においてスマートアンテナビームを操縦する方法を提供することにある。
本発明による上記およびその他の目的、特徴、および利点は、アクセスポイントを含むWLAN通信システムにおいて、クライアント局を動作させる方法によって提供される。クライアント局は、アンテナ操縦アルゴリズムと、複数のアンテナビームから1つを選択するアンテナ操縦アルゴリズムに応答するスマートアンテナとを備える。本方法は、クライアント局を電源オン状態にするステップと、以下のイベントのステータス、すなわち、クライアント局とアクセスポイントとの同期、クライアント局とアクセスポイントとのアソシエーション、およびアクセスポイントによるクライアント局の認証のステータスを表すステータスメトリックを計算するステップとを含む。
ステータスメトリックは、イベントが満たされる場合の第1の値と、イベントが満たされない場合の第2の値とを有する。前記方法は、ステータスメトリックが第1の値を有する場合、データをアクセスポイントと交換する好ましいアンテナビームを選択するため、複数のアンテナビームをスキャンするステップをさらに含む。ステータスメトリックは、監視され、ステータスメトリックが第1の値から第2の値に変化した場合、好ましいアンテナビームは、デフォルトアンテナビームに変更される。
デフォルトアンテナビームは、無指向性アンテナビームとすることができる。本方法は、ステータスメトリックが第1の値から第2の値に変化した場合、アンテナ操縦アルゴリズムに関連付けられた少なくとも1つのタイマをリセットするステップをさらに含む。ステータスメトリックが第2の値から第1の値に変化した場合、新たな好ましいアンテナビームを選択するため、複数のアンテナビームがスキャンされる。
ステータスメトリックに関連付けられたイベントは、クライアント局のMAC層内において監視される。複数のアンテナビームは、複数の指向性アンテナビームおよび1つの無指向性アンテナビームを含む。WLANは、802.11 WLANを含む。
本発明の別の態様は、WLAN内でクライアント局を動作させる方法に関する。本方法は、クライアント局を電源オン状態にするステップと、電力メトリックを計算するステップとを含む。電力メトリックは、クライアント局が電源オン状態にあることを表す第1の値と、クライアント局が電力節約状態にあることを表す第2の値とを有する。
本方法は、電力メトリックが第1の値を有する場合、データをアクセスポイントと交換する好ましいアンテナビームと少なくとも1つの代替アンテナビームを選択するため、複数のアンテナビームをスキャンするステップをさらに含む。電力メトリックは、第1の値から第2の値への変化について監視される。電力メトリックが、クライアント局が電力節約状態にあることを表す第2の値に変化した場合、好ましいアンテナビームと少なくとも1つの代替アンテナビームに関するアンテナビームの選択が保存される。
電力メトリックが第1の値から第2の値に変化した場合、アンテナ操縦アルゴリズムに関連付けられた少なくとも1つのタイマがリセットされる。電力メトリックが第2の値から第1の値に変化した場合、保存された選択に対応するアンテナビームを使用して再スキャンが実行される。電力メトリックは、クライアント局のMAC層内において計算される。
本発明のまた別の態様は、WLAN内でクライアント局を動作させる方法に関する。本方法は、受信ビーコンフレームのビーコン期間を追跡する第1のビーコンタイマを設定するため、アクセスポイントからビーコンフレームを受信するステップであって、第1のビーコンタイマは、アンテナ操縦アルゴリズムから独立して動作させられることを含む。やはり受信ビーコンフレームのビーコン期間を追跡するためにアンテナ操縦アルゴリズムにおいて動作させられる第2のビーコンタイマと第1のビーコンタイマは、周期的に同期させられる。第2のビーコンタイマは、各アンテナビーム探索期間中に動作させられる。第1のビーコンタイマは、クライアント局のMAC層内において維持される。
これ以降、本発明の好ましい実施形態が示された添付の図面を参照しながら、本発明がより完全に説明される。しかし、本発明は、多くの異なる形で実施されることができ、本明細書で説明される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が十分かつ完全となり、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように提供されるものである。すべての図面にわたって、同じ番号は、同じ要素を参照し、プライム付きの表記は、代替実施形態における類似する要素を表すために使用される。
最初に図1および図2を参照すると、802.11無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)10は、アクセスポイント12と、本発明による加入者ベースのスマートアンテナ16と共に動作するクライアント局14とを含む。ビーム切換アンテナとも呼ばれるスマートアンテナ16は、一般に、アンテナ操縦アルゴリズム18に応答して、複数のアンテナビームを生成する。スマートアンテナ16によって生成されるアンテナビームは、指向性ビーム20と、無指向性ビーム22とを含む。図示された指向性ビーム20は、アクセスポイント12との通信のために切り換えられるビームである。
クライアント局14は、スマートアンテナ16に接続されたビーム切換ユニット30と、ビーム切換ユニットに接続された送受信機32とを含む。コントローラ40は、送受信機32とビーム切換ユニット30とに接続される。コントローラ40は、アンテナ操縦アルゴリズム18を実行するプロセッサ42を含む。代替として、アンテナ操縦アルゴリズム18は、図示されたプロセッサ42の代わりに、802.11 PHY/MACチップセット上で動作することもできる。PHY/MACチップセットは、図示されたPHY層43と、MAC層44とを含む。アンテナ操縦アルゴリズム18を実行するプロセッサが何であれ、アルゴリズムは、外部ホストプロセッサ42によるアクセスのために利用可能なMACアブストラクションを介して、またはPHY/MACチップセット上において、MACソフトウェアの上位MACまたはMAC管理部と一般に呼ばれるものによって提供される情報を利用する。
指向性アンテナビーム20の使用は、WLAN10のスループットを改善し、アクセスポイント12とクライアント局14との間の通信距離を拡大する。指向性アンテナビーム20は、大部分の場合、高い信号対雑音比を実現する。これにより、リンクがより高いデータ速度で動作することを可能にする。802.11bリンクのPHYデータ速度は、1、2、5.5、および11Mbpsであり、802.11aの速度は、6、9、12、18、24、36、48、および54Mbpsである。802.11g機器は、802.11a機器と同じデータ速度、および802.11b機器によってサポートされる速度をサポートする。
以下でより詳しく説明されるアンテナ操縦アルゴリズム18は、802.11 WLANクライアント局、特に802.11aまたは802.11gをサポートするWLANクライアント局のためのものである。このアルゴリズムは、MAC層管理エンティティ(MLME:MAC layer management entity)および物理層管理エンティティ(PLME:physical layer management entity)から取得される何らかの品質メトリックの計算および追跡に基づいて、アンテナビームを選択する。アンテナ操縦アルゴリズム18に関して、802.11 WLANが説明されるが、当業者によって直ちに理解されるように、このアルゴリズムは、その他のタイプのローカルエリアネットワークにも適用することができる。
アルゴリズムのコアロジックは、PHY/MACチップセットまたは図示の外部ホストプロセッサ42における実装に共通であるが、実装のタイプに応じて、アンテナ操縦アルゴリズム18のパフォーマンスに違いが生じることがある。例えば、メトリックのいくつかがいかに速く計算され得るかに関して、2つのタイプの実装間に違いが存在することがあり得る。それはやはり、パフォーマンスの違いを生み出すことになる。しかし、アンテナ操縦アルゴリズム18は、1つの記述が両タイプの実装に適用され得るように、十分なパラメータ化を施して設計されている。
ここで図3を参照すると、スマートアンテナ16用のアンテナビームを選択する品質メトリック(QM)が計算される。品質メトリックは、信号品質メトリック(SQM)およびリンク品質メトリック(LQM)に基づいている。本発明を説明する目的で、スマートアンテナ16は、6つの指向性ビーム20および1つの無指向性ビーム22の、合わせて7つのアンテナビームを生成する。各指向性ビーム20は、約60度の方位角をカバーする。
開始(ブロック300)の後、ブロック302において、初期スキャンが始まる。変数kは、現在のビーコン期間(beacon period)または時間インデックスを表す。ビーコン期間は、当業者によって直ちに理解されるように、アクセスポイント12によって提供される。図示の例では、スキャンされるアンテナビーム毎に、メトリックを累積する10のビーコン期間がある。ビーコン期間毎に、ただ1つのアンテナビームのメトリックが決定される。したがって、7つのアンテナビームがあるので、フローチャートは、合わせて70ビーコン期間にわたってループし、すなわち、kは0から69までの値をとる。
品質メトリックが、各アンテナビームそれぞれの10のビーコン期間の各々について決定された後、品質メトリック計算器50によって、平均品質メトリック(QM)が決定される。以下でより詳しく説明されるように、品質メトリック計算器50は、信号品質メトリックを決定するための信号品質(SQ)モジュール52と、リンク品質メトリックを決定するためのリンク品質(LQ)モジュール54とを含む。
ブロック304において、アンテナビームインデックスnが、評価されるアンテナビームに設定され、すなわち、nは1から7までの値をとる。nの値は、k/Nに基づいて選択され、Nは、スキャンされるアンテナパターンの数(すなわち7)、kは、現在のビーコン期間インデックスである。ブロック304において決定されたアンテナビームインデックスnに対応するアンテナビームは、ブロック306において、ビーコン期間TBeaconperiodの間、保持される。
ビーコン期間TBeaconperiodは、一般に100msecのオーダの周期的または準周期的な時間間隔である。判断ブロック308において、現在のビーコン期間インデックスkが、N×M−1によって定められる数値と比較される。Nはスキャンするアンテナパターンの数(すなわち7)であり、Mはメトリックを累積するビーコン期間数(すなわち10)であるので、図示の例では、kは、数値69と比較される。
ブロック308において、現在のビーコン期間インデックスkが、N×M−1より小さいか、または等しいときは毎回、本方法は、リンク品質メトリック(LQM)および信号品質メトリック(SQM)を計算するため、ブロック310〜318を実行する。ビーコン期間インデックスkは、その後、ブロック320において、1だけインクリメントされ、本方法は、次のビーコン期間インデックスnのため、ブロック304に戻る。
一実施形態では、リンク品質メトリックが、MAC層44において最初に測定され、リンク品質メトリックは、MAC層内の複数のカウンタ62の使用に基づいている。カウンタ62は、(1−MFER)として定義されるMACフレーム検出率(MFDR)を取得するために使用される。ここで、MFERは、MACフレーム誤り率である。
802.11 MACは、802.11 MAC層44において標準化されたカウンタ62を調べるだけで、クライアント局に送信された(ダウンリンク)、またはクライアント局から送信された(アップリンク)、すべてのパケットの正確なMFDRを決定するための規定(provision)を備えていない。したがって、例えば、正確なダウンリンク(アクセスポイント12からクライアント局14)MFDRを計算することは、実現可能ではない。しかし、ダウンリンクMFDRに関係し、ダウンリンク品質を測定するための有用なメトリックになり得るメトリックを計算する方法が存在する。
例えば、802.11 MAC情報ベース(MIB:MAC Information Base)で定義されたカウンタ62のうちのいくつかを、ダウンリンク、すなわち、クライアント局14がアクセスポイント12からパケットを受信する際に体験するリンクにおける、リンク品質の推定値を生成するために使用することができる。ダウンリンク用の問題のMIBカウンタ62は、dot11ReceivedFragmentCount、dot11MulticastFragmentCount、およびdot11FCSErrorCountである。
受信フラグメントの数を追跡するdot11ReceivedFragmentCountは、このカウンタの目的に合ったユニキャストタイプのタイプデータまたは管理の任意の受信フレームである。操縦アルゴリズム18は、第kのビーコン期間におけるこのカウンタの増加分を、Rx_Frag_Cnt(k)によって追跡する。
受信マルチキャストフラグメントの数を追跡するdot11MulticastFragmentCountは、このカウンタの目的に合ったタイプデータまたは管理の任意の受信フレームである。操縦アルゴリズム18は、第kのビーコン期間におけるこのカウンタの増加分を、Rx_Mult_Cnt(k)によって追跡する。
dot11FCSErrorCountは、FCS誤りを引き起こした、任意のタイプの受信フレームの数を追跡する。このカウンタは、BSSのリンク状態も表すことができる。アンテナ操縦アルゴリズム18は、第kのビーコン期間におけるこのカウンタの増加分を、Fcs_Err_Cnt(k)によって追跡する。
ダウンリンクリンク品質測定値(DLQM:downlink link quality metric)は、以下のように定義される。
Figure 2007529965
式1によって定義されたDLQMは、依然として、ダウンリンクの正確なフレーム誤り率を与えない。その理由は、i)分母は、管理およびデータタイプのユニキャストまたはマルチキャストフレームだけをカウントするが、分子は、すべてのタイプのフレームのFCS誤りに起因するパケット紛失をカウントすること、ii)その上、分母は、衝突に起因するパケット紛失を純粋なFCSチェックサム誤りによるものから区別しないことにある。
実際、DLQMは、ダウンリンクフレーム誤り率を過大に見積もることがある。しかし、例えば、許容可能なFER性能を決定するための閾値に、DLQMがFERのより正確な推定値である場合に使用されるよりも高い閾値を使用することによって、そのような制約を考慮するならば、DLQMは、依然として、ダウンリンクリンク品質の有用な指標であり得る。
同様に、アップリンク(クライアント局14からアクセスポイント12)リンク品質の測定値を、求めることができる。MLMEカウンタ62は、dot11ACKFailureCount、およびdot11TransmittedFrameCountである。dot11ACKFailureCountは、クライアント局から送信されたデータパケットに応答する、ダウンリンクACK受信における失敗の数を追跡する。アンテナ操縦アルゴリズム18は、第kのビーコン期間におけるこのカウンタの増加分を、Ack_Fail_Cnt(k)によって追跡する。
dot11TransmittedFrameCountは、成功したアップリンクフレーム送信の総数をカウントする。ランニングカウンタ(running counter)は、Tx_Frm_Cnt(k)として定義され、任意の第kのビーコン期間におけるMLMEカウンタdot11TransmittedFrameCountの増加分を追跡する。
カウンタAck_Fail_Cnt(k)とTx_Frm_Cnt(k)を使用することによって、アップリンクリンク品質(ULQM:uplink link quality metric)が求められる。これは、以下の式による、アップリンクMACパケット誤り率(MPER)の推定値である。
Figure 2007529965
DLQMの場合(式1)のように、式2のULQMは、一般に、アップリンクにおける実際のFCSチェックサム誤り率を過大に見積もる。その理由は、分母のACK失敗は、アクセスポイント12における、衝突およびFCSチェックサム誤りの両方からのものであり得るためである。それでも依然として、このような制約が考慮されるならば、ULQMは、アップリンク品質として有用である。
したがって、好ましいアンテナビームの探索は、DLQMおよびULQMのこのような推定値を使用する。ブロック314からの個々のダウンリンク計算およびアップリンク計算に基づき、ブロック316においてリンク品質メトリックを決定するとき、重み付け係数βが使用される。重み付け係数βは1より小さく、一般に、アップリンク計算よりもダウンリンク計算を重要視するために、またはその逆を行うために選択される。重み付け係数βは、1より小さい。
ブロック318において、信号品質メトリックが、現在のnおよびkについて決定される。一般に、ドライバレベルにあるPHY層43から最も簡単に利用可能な信号品質メトリックは、受信信号強度インジケータ(RSSI)である。RSSIは、一般に、パケット毎にPLCPヘッダの終わりで測定され、信号品質モジュール52に提供される。
802.11標準は、RSSIを厳格に相対量として定義しており、すなわち、RSSIは、受信機内における任意の点における受信信号電力の真の測定値ではない。しかし、その形式および利用可能な頻度によっては、RSSIは、依然として、アンテナ操縦アルゴリズム18が基づくことのできる有用なメトリックであり得る。802.11 WLANでは、無線物理チャネルはダウンリンクとアップリンクの両方の共用媒体であるので、RSSIは、度合いはより小さくなるが、受信用ばかりでなく送信用にも有効である。もちろん、信号対雑音比(SNR)を使用することもできる。
ブロック308において、ビーコン期間インデックスkが、N×M−1を超えた場合、本方法は、信号品質メトリック用の重み付け係数αを決定するため、ブロック322に進む。重み付け係数αは、1より小さく、一般に、信号品質メトリックよりもリンク品質メトリックを重要視するために選択される。各アンテナビームインデックスnおよび各ビーコン期間インデックスkについての品質メトリックQMが、ブロック324で計算される。各アンテナビーム毎に10の品質メトリック計算値が存在するので、平均品質メトリック値が、ブロック326で求められる。各アンテナビームの平均品質メトリック値に基づいて、ブロック328において、最高値を有するアンテナビームnが選択される。
ブロック328において決定された品質メトリック値に基づいて、候補または代替アンテナビームが、ブロック330においてさらに選択される。言い換えると、2番目に高い品質メトリック値を有するアンテナビームnc1が選択され、同様に、3番目に高い品質メトリック値を有するアンテナビームnc2が選択される。好ましいアンテナビームが指向性ビーム20であるならば、デフォルトで、代替アンテナビームの1つは、無指向性ビーム22である。好ましいアンテナビームと代替アンテナビームが選択された後、システムは、ブロック332において持続的使用状態または期間(sustained use state or period)に入る。持続的使用状態または期間では、続くPSU回分の推定ビーコン期間(presumed beacon period)の間、ダウンリンクとアップリンクの両方のすべてのフレームに対して、選択されたアンテナビームがクライアント局14において使用される。ここで、60<PSU<6000であり、デフォルト値は600である。本方法は、ブロック334において終了する。
したがって、リンク品質メトリックは、信号品質メトリックを補足して、アンテナ操縦決定を向上および改善するために計算される。リンク品質メトリックは、802.11媒体アクセス制御(MAC)プロセスで操作される5つの既存カウンタから入手可能な情報に基づいている。ブロック304において述べられたように、フレーム誤り率(FER)の2つの別個の推定値が求められる。その一方はダウンリンク品質メトリック(DLQM)であり、他方はアップリンク品質メトリック(ULQM)である。802.11 WLAN媒体アクセス制御(MAC)層管理エンティティ(MLME)は、DLQMおよびULQMを推定するため、フレームカウンタを提供する。
FERベースのリンク品質メトリックを使用する代わりに、MAC層44によって提供されるLENGTH(すなわちスループット)およびRATE情報を使用することができる。LENGTHおよびRATE情報は、送信または受信されるMACフレームの各々に対して、MAC層44から求めることができる。ダウンリンク(受信側)およびアップリンク(送信側)の両方で、MAC層転送速度の推定値を提供するために、RATEモジュール64およびLENGTHモジュール66が使用される。そのような推定転送速度は、ある期間にわたって送信または受信されるMACフレーム毎に、LENGTHおよびRATE情報から計算される。
アンテナ操縦アルゴリズム18は、MAC層44内のRATETX(m,k)に、少なくともドライバレベルの読み取りアクセスを行う。ここで、RATETX(m,k)は、第kの推定ビーコン期間の各々の終わりにおいて、妥当な待ち時間以内に、第kの推定ビーコン期間における第mの受信フレームのMbpsを単位とするRATEについて報告する。RATEは、アップリンクに対しても計算することができる。アンテナ操縦アルゴリズム18は、MAC層44内のSIZERX(m,k)にも、少なくともドライバレベルの読み取りアクセスを行う。ここで、SIZERX(m,k)は、第kの推定ビーコン期間の各々の終わりにおいて、妥当な待ち時間以内に、第kの推定ビーコン期間における第mの受信フレームのバイトを単位とするSIZEについて報告する。
アンテナ操縦アルゴリズム18の他の態様は、自己監視再スキャン(self−monitored re−scan)および周期的再スキャン(periodic re−scan)を実行する方法に関する。自己監視再スキャンは、現在選択されているアンテナビームを監視することを含む。一方、周期的再スキャンは、代替アンテナビームを監視することを含む。
自己監視再スキャンは、好ましいアンテナビームを選択した後、持続的使用期間中に、アンテナ操縦アルゴリズム18によって実行される。持続的使用期間中は、他のアンテナビームの再スキャンは実行されない。アンテナ操縦アルゴリズム18は、好ましいアンテナビームによって提供される現在の無線リンクの品質メトリックを周期的に監視する。この品質メトリックは、信号品質メトリックとリンク品質メトリックに基づいている。持続的使用期間中に、品質メトリックが一定の閾値を下回るほど悪化した場合、操縦アルゴリズム18は、好ましいアンテナビームを代替アンテナビームに交換し、または新たな好ましいアンテナビームを選択するため、利用可能なアンテナビームの再スキャンを開始する。
上で述べられたように、持続的使用期間中に、自己監視再スキャントリガイベントが発生した場合、アンテナ操縦アルゴリズム18は、自己監視再スキャンを実行する。持続的使用期間中に、選択パターンの品質メトリックが、MSP個分の直近の推定ビーコン期間からのメトリックデータから計算され、MSP/2個分の推定ビーコン期間毎の終わりに評価される。MSPは、0より大きく、12より小さい偶数であり、例えば、デフォルト値は6である。
自己監視再スキャントリガイベントは、現在の選択パターンの品質メトリックが、最後のMAVG個分の直前の評価期間における同じメトリックの平均値と比べて、一定の閾値だけより低い値をとるイベントとして定義される。選択パターンの品質メトリックが平均値と比べて低下した大きさに応じて、現在の選択パターンが先に識別されていた候補パターンに交換されるか、またはN個のパターンのすべてについて再スキャンが実行される。また、自己監視再スキャンが実行される場合、周期的再スキャンと持続的使用期間を一定の順序に並べるためのタイマがリセットされ、推定ビーコン期間PSU個分の長さの新しい持続的使用期間が開始する。
次に図4を参照すると、自己監視再スキャンを使用してスマートアンテナ16を操縦するためのフローチャートが説明されている。開始(ブロック400)の後、ブロック402において、好ましいアンテナビームと代替アンテナビームが選択される。他のアンテナビームの再スキャンが実行されない持続的使用期間中、ブロック404において、好ましいアンテナビームを使用して、データがアクセスポイント12と交換される。
持続的使用期間中、ブロック406において、好ましいアンテナビームに関して、交換データの品質メトリックが周期的に計算される。計算するステップは、ブロック408において、好ましいアンテナビームに関する交換データの少なくとも1つのリンク品質メトリック(LQM)を決定するステップを含む。ブロック410において、好ましいアンテナビームに関する交換データの信号品質メトリック(SQM)が決定される。ブロック412において、品質メトリックを計算するために、少なくとも1つのLQMとSQMとが組み合わされる。ブロック414において、好ましいアンテナビームに関する品質メトリックが、交換閾値範囲(swap threshold range)と比較される。
品質メトリックが交換閾値範囲内にある場合、持続的使用期間中にデータをアクセスポイント12と交換し続けるため、ブロック416において、好ましいアンテナビームは、代替アンテナビームと交換される。品質メトリックが交換閾値範囲内にない場合、新たな好ましいアンテナビームを選択するための複数のアンテナビームの再スキャンを開始するため、ブロック418において、品質メトリックは再スキャン閾値(re−scan threshold)と比較される。本方法は、ブロック420において終了する。
周期的再スキャンは、持続的使用期間の終わり、次の持続的使用期間の前に、アンテナ操縦アルゴリズム18によって実行される。持続的使用期間中は、他のアンテナビームの再スキャンは実行されない。周期的再スキャンは、好ましいアンテナビームが選択されたときに選択された代替アンテナビームについて実行される。
アンテナ操縦アルゴリズム18は、好ましいアンテナビームの品質メトリックばかりでなく、代替アンテナビームの品質メトリックも監視する。好ましいアンテナビームの品質メトリックが、代替アンテナビームのどれか1つの品質メトリックよりも小さい場合、より高い値を有する品質メトリックに対応する代替アンテナビームが、次の持続的使用期間のために選択される。
上で述べられたように、自己監視再スキャンが前の持続的使用期間中に起こらなかった場合、周期的再スキャンが起こる。周期的再スキャン決定メトリックは、(N+1)×M個分の推定ビーコン期間の間、代替アンテナビームについて計算される。ここで、Nは、候補または代替アンテナビームの数である。現在選択されているアンテナビームが無指向性の場合、残りの代替アンテナビームは、指向性ビームである。ビーム切換アンテナ16が7つのアンテナビームを有し、現在選択されているアンテナビームが指向性アンテナビームである場合、代替アンテナビームの1つは、無指向性ビーム22であり、他の代替アンテナビームは、指向性アンテナビーム20である。
周期的再スキャン期間中、すべての代替アンテナビーム上で受信または送信されるすべてのフレームについて、アンテナビームがスキャンされる。その後、既存の選択アンテナビームを置き換えるか、または維持するかについての決定が行われる。推定ビーコン期間PSU個分の新しい持続的使用期間が続き、その後、別の周期的再スキャンが起こる。この規則的で周期的な周期的再スキャンと持続的使用期間のシーケンスは、前の持続的使用期間中に、自己監視再スキャントリガイベントまたはRSSI低下誘導再スキャン(RSSI−drop induced re−scan)が起こった場合を除いて、継続される。
次に図5を参照すると、周期的再スキャンを使用してスマートアンテナ16を操縦するフローチャートが説明されている。開始(ブロック500)の後、ブロック502において、好ましいアンテナビームおよび少なくとも1つの代替アンテナビームが選択される。他のアンテナビームの再スキャンが実行されない持続的使用期間中、ブロック504において、好ましいアンテナビームを使用してデータがアクセスポイント12と交換される。
持続的使用期間の終わり、次の持続的使用期間の前に、ブロック506において、好ましいアンテナビームおよび各代替アンテナビーム関する交換データの品質メトリックが計算される。計算するステップは、ブロック508で、好ましいアンテナビームに関する交換データの少なくとも1つのリンク品質メトリック(LQM)を決定するステップを含む。ブロック510において、好ましいアンテナビームに関する交換データの信号品質メトリック(SQM)が決定される。ブロック512において、好ましいアンテナビームに関する品質メトリックを計算するため、少なくとも1つのLQMとSQMとが組み合わされる。ブロック514において、各代替アンテナビームに関する品質メトリックを計算するため、決定するステップと組み合わされるステップが繰り返される。
ブロック516において、好ましいアンテナビームに関する品質メトリックは、代替アンテナビームに関する品質メトリックと比較される。好ましいアンテナビームに関する品質メトリックが、代替アンテナビームに関する少なくとも1つの品質メトリックより小さい場合、ブロック518において、次の持続的使用期間中にデータをアクセスポイント12と交換し続けるため、より高い値を有する少なくとも1つの品質メトリックに対応する代替アンテナビームが選択される。本方法は、ブロック520で終了する。
本発明の別の態様は、MAC層が実行する3つの機能に応答して、アンテナ操縦アルゴリズム18を操作することである。その機能とは、MAC_STATUS、MAC_PowerMode、およびビーコン期間同期情報の変化の通知である。MAC層44内のモジュール、すなわち、ステータス72、電力74、および同期76は、これらの機能に関連付けられている。
MAC_STATUS機能72とMAC_PowerMode機能74は、アンテナ操縦アルゴリズム18に、MAC層44内のMAC状態の変化を通知する。この通知は、アンテナ操縦アルゴリズム18がしかるべく動作する上で、MAC状態が適切であることを保証する。MAC層44によって使用されるビーコン期間同期情報76は、アンテナ操縦アルゴリズム18が、実際のビーコン期間との厳格な同期を維持することを可能にする。
クライアント局14内のMAC層44は、アンテナビーム選択を決定するため、アンテナ操縦アルゴリズム18と情報交換する。アンテナビーム選択期間中、MAC層44の主要機能は、クライアント局14の起動時にMAC層44において連続して動作する、AuthreqService_Sta、AuthRspService_Sta、AsocService_Sta、およびSynchronization_Staなどの、いくつかのMAC状態マシーンを含む。
アンテナ操縦アルゴリズム18自身は、より詳細なMAC機能および手順の代わりに、MAC状態マシーンのステータスが、サービスレディか、レディでないかを知りさえすればよい。したがって、必要な抽象化情報を計算するため、抽象化されたステータスメトリックMAC_STATUS72が、MAC層44において定義される。MAC_STATUSの値が変化した場合、MAC層44は、アンテナ操縦アルゴリズム18に、MAC_STATUS72の状態を確認するよう通知する。MAC_STATUSメトリックは、式3に示されるように計算される。その後、アンテナ操縦アルゴリズム18は、MAC_STATUS状態の変化に応答する。
Figure 2007529965
アンテナビーム選択機能とMAC状態マシーンの同期を取るため、MAC_STATUS72の3つの異なるステータスが監視される。3つの異なるステータスとは、SSCANNING、SAUTHENTICATION、およびS(RE)ASSOCIATIONである。
SCANNING_STATUS状態は、クライアント局14が、アクセスポイント12と正しく同期が取れているか、それとも同期が取れていないかを表す。このステータスは、BSS状態とも称されることがある。クライアント局14がアクセスポイント同期に成功(pass)した場合、このステータスは1になる。それ以外の場合、このステータスは0になる。
802.11標準によれば、MAC状態マシーンがBSS状態にあることをやめた場合、すべてのデータフレームは、アップリンクおよびダウンリンクの両方で配送不能になる。この場合、MAC層44は、ビーコンフレームを受信するだけで、アプリケーションデータフレームを拒絶する。したがって、BSSの状態は、アンテナビーム選択を開始する条件として使用される。
ASSOCIATION_STATUS状態は、クライアント局14が、アクセスポイント12と正しくアソシエートできたか、それともアソシエートできなかったかを表す。このステータスは、ASSOC状態とも称されることがある。クライアント局14がアクセスポイントアソシエーションに成功(pass)した場合、このステータスは1になる。それ以外の場合、このステータスは0になる。
AUTH_STATUSは、クライアント局14が、正しく認証に成功できたか、それとも認証に成功できなかったかを表す。このステータスは、802.11標準では、auth_open状態またはauth_key状態とも称される。クライアント局14が認証に成功した場合、このステータスは1になる。それ以外の場合、このステータスは0になる。
802.11標準によれば、認証サービスは、クライアント局が通信するアクセスポイント12に対してその身元を証明するため、すべてのクライアント局14によって使用される。認証サービスの2つのタイプは、オープンシステムと共有鍵である。オープンシステム認証は、より高位のネットワーク層によってなされた暗黙の仮定に違反する。MAC層44は、MACアドレスを確認するだけである。共有鍵認証は、WEP(wired equivalent privacy)オプションの実装を必要とし、身元は、共有秘密WEP暗号鍵を知っていることによって証明される。使用される認証サービスのタイプに関わらず、認証処理からのステータス結果は、アンテナビーム選択を開始する条件として使用される。
認証プロセスは、使用する認証プロトコルによっては、時間が掛かることがある。認証サービスは、アソシエーションサービスとは独立に起動されることができる。(先にそれと認証を行った)アクセスポイントとすでにアソシエートされたクライアント局14は、一般に、事前認証を実行する。しかし、802.11標準は、アクセスポイント12と事前認証を行うことを、クライアント局14に要求せず、アソシエーションが確立され得る前に、認証が要求される。
3つの管理手順のすべて、すなわち、スキャン、認証、およびアソシエーションが達成されたとき、MAC_STATUS72が1に設定される。その後、MAC層44は、その変化をアンテナ操縦アルゴリズム18に通知する。その後、アンテナ操縦アルゴリズム18は、そのSCAN_STATEを1、すなわち、初期スキャン中に設定し、上述されたような初期スキャン手順を開始する。また、持続的使用期間または異なるタイプの再スキャンなど、アンテナ操縦アルゴリズム18のその後の動作が起こる。
3つのステータスメトリックのいずれかが0になった場合、MAC_STATUS72は0に変化する。この変化もやはり、MAC層44からアンテナ操縦アルゴリズム18に通知される。アンテナ操縦アルゴリズム18は、その後、現在選択されているアンテナビームを、無指向性アンテナビーム22などのデフォルトアンテナビームにリセットする。アンテナ操縦アルゴリズム18はまた、そのタイマを初期スキャンの開始直前にリセットし、そのSCAN_STATEを0、すなわち、初期スキャン前または起動にリセットする。
図6に示されたフローチャートを参照すると、MAC_STATUS72の変化の通知に応答して、アンテナ操縦アルゴリズム18によってアンテナビームを選択するステップが説明される。開始(ブロック600)の後、クライアント局14は、ブロック602において、電源オン状態に置かれる。ブロック604において、ステータスメトリック72が計算される。ステータスメトリック72は、以下のイベントのステータス、すなわち、クライアント局14とアクセスポイント12との同期、クライアント局とアクセスポイントとのアソシエーション、およびアクセスポイントによるクライアント局の認証のステータスを表す。このステータスメトリック72は、イベントが満たされる場合の第1の値と、イベントのいずれもが満たされない場合の第2の値とを有する。
ステータスメトリック72が第1の値を有する場合、アクセスポイント12とデータを交換するための好ましいアンテナビームを選択するため、ブロック614において、複数のアンテナビームがスキャンされる。ブロック616において、テータスメトリック72は監視される。ステータスメトリック72が、第1の値から第2の値に変化した場合、ブロック618において、好ましいアンテナビームはデフォルトアンテナビームに変更される。本方法は、ブロック620で終了する。
MAC層は、電力メトリックSPOWER_STATUS74も計算および維持する。SPOWER_STATUS74の値は、電力節約モードステータスの変化を通知する際に使用される。電力メトリック74は、MAC送信調整状態マシーン(MAC transmission coordination state machine)(Tx−Coordination)を読み取ることを介して、MAC層74によって更新される。このメトリックの値が変化すると、MAC層44は、アンテナ操縦アルゴリズム18に通知する。
電力メトリックSPOWER_STATUS74の状態は、クライアント局14が、起動しているか、それとも電力節約モードに入っているかを表す。この機能は、802.11標準では、TxC_Idle状態またはAsleep状態と称される。クライアント局が起動している場合、このステータスは1になる。それ以外の場合、このステータスは0になる。電力メトリックSPOWER_STATUS74は、式4に示されるように計算される。
Figure 2007529965
MAC層44のTx−Coordination状態マシーンは、すべての局の状態を使用する。MAC層44は、電力節約モード中、送信機および受信機の両方をオフにし、MAC層は、TBTTに先立って、受信機電力をランプ(ramp)させる。クライアント局14は、正常なフレーム交換を介して、アクセスポイント12にこれから起動することを通知するまで、現在の電力管理モードを保持する。電力メトリックSPOWER_STATUS74のステータスは、通常のアンテナ操縦動作を再開するよう、または動作をオフにするよう、アンテナ操縦アルゴリズム18に命令するために使用される。
特に、電力メトリックSPOWER_STATUS74が、1から0に変化した場合、すなわち、クライアント局14が、電力節約モードに入った場合、アンテナ操縦アルゴリズム18は、現在選択されているアンテナビームと代替アンテナビームのインデックスを退避させる(保存する)。アンテナ操縦アルゴリズム18はまた、そのタイマを、持続的使用期間の終わり、または新しい周期的再スキャンの始めにリセットし、その後、そのSCAN_STATEを設定し、これらの手順の完了時に、MAC層44に通知する。電力メトリックSPOWER_STATUS74が、0から1に変化した場合、アンテナ操縦アルゴリズム18は、最後に退避された選択アンテナビームと代替アンテナビームとを使用して、周期的再スキャンを直ちに実行する。
図7に示されたフローチャートを参照すると、SPOWER_STATUS74の変化の通知に応答して、アンテナ操縦アルゴリズムによってアンテナビームを選択するステップが説明される。開始(ブロック700)の後、ブロック702において、クライアント局14は、電源オン状態に置かれる。ブロック704において、電力メトリック74が計算される。電力メトリック74は、クライアント局14が電源オン状態にあることを表す第1の値と、クライアント局が電力節約状態にあることを表す第2の値とを有する。
電力メトリック74が第1の値を有する場合、アクセスポイント12とデータを交換するための好ましいアンテナビームおよび少なくとも1つの代替アンテナビームを選択するため、ブロック706において、複数のアンテナビームがスキャンされる。ブロック708において、電力メトリック74は、第1の値から第2の値への変化を監視される。電力メトリック74が、クライアント局14が電力節約状態にあることを表す第2の値に変化した場合、ブロック710において、好ましいアンテナビームおよび少なくとも1つの代替アンテナビームに関するアンテナビームの選択が保存される。本方法は、ブロック712で終了する。
アンテナ操縦アルゴリズムのタイミングをMAC層44の実際のタイマとより良く同期させ、その結果、アンテナ操縦アルゴリズムの推定ビーコン期間と実際のビーコン期間とのより良い同期を得るため、アンテナ操縦アルゴリズム18において、ビーコン期間同期情報タイマメトリック(Beacon Period Synchronization Information Timer metric)Tbcn76も、定義され、計算され、および維持される。
ビーコン期間情報タイマメトリックTbcn76は、アンテナ操縦アルゴリズム18の推定ビーコン間隔を追跡するカウンタである。このカウンタがある事前指定された数に達した場合、アンテナアルゴリズム18は、MAC層44に問い合わせ、MAC TSFの値を取り出す。その後、アンテナ操縦アルゴリズム18は、取り出されたMACタイマ値を使用して、それ自体のタイマを更新することができる。このタイマは、探索時間をビーコン期間に揃えるため、アンテナ操縦アルゴリズム18で使用される。
アンテナ操縦アルゴリズム18は、各ビーコン期間中にではなく、周期的に、実際のビーコン期間に対する同期を更新する。更新期間どうしの間は、アンテナ操縦アルゴリズム18は、推定ビーコン期間間隔のためにタイマを維持し、各ビーム探索期間のためにそのタイマを動作させる。アンテナ操縦アルゴリズム18は、MAC層44から更新入力を受け取ったとき、推定ビーコン期間の境界を更新する。第kの推定ビーコン期間では、現在の推定ビーコン期間のタイマ値は、式5で提供されるように計算される。
Figure 2007529965
M×TUの値は、アンテナ操縦アルゴリズム18のタイマが、MACタイマによって更新されずに動作することができる時間長を指定するために選択された数である。rem(x,y)は、整数yで除算されたときの整数xの剰余である。TUは、長さが1024μsの時間単位である。TBTTは通常、100TU(100msec)であるので、Mは、例えば、500または1000など、少なくとも100の倍数でなければならない。
図8に示されたフローチャートを参照すると、アルゴリズム18によって維持されるタイマに応答して、アンテナ操縦アルゴリズムによってアンテナビームを選択するステップが説明される。開始(ブロック800)の後、クライアント局14は、ブロック802において、受信ビーコンフレームのビーコン期間を追跡する第1のビーコンタイマを設定するため、アクセスポイントからビーコンフレームを受信する。第1のビーコンタイマは、アンテナ操縦アルゴリズム18から独立して動作させられる。第1のビーコンタイマは、ブロック804において、やはり受信ビーコンフレームのビーコン期間を追跡するためにアンテナ操縦アルゴリズム18において動作させられる、第2のビーコンタイマと周期的に同期させられる。第2のビーコンタイマは、ブロック806で、各アンテナビーム探索期間中に動作させられる。本方法は、ブロック808において終了する。
上述の説明および関連図面によって提示された教示から利益を得る技術分野の当業者には、本発明の多くの変形およびその他の実施形態が思い浮かぶであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、そのような変形および実施形態も、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されていることを理解されたい。
アクセスポイントと、本発明によるスマートアンテナと共に動作するクライアント局とを含む、802.11無線LANの概略図である。 図1に示されたクライアント局のブロック図である。 本発明による、アンテナビームを選択する際に使用される信号品質メトリック(SQM)およびリンク品質メトリック(LQM)を計算するフローチャートである。 本発明による、自己監視再スキャンのために、スマートアンテナを動作させるフローチャートである。 本発明による、周期的再スキャンのために、スマートアンテナを動作させるフローチャートである。 本発明による、MAC層によって提供されるステータスメトリックに基づいて、スマートアンテナを動作させるフローチャートである。 本発明による、MAC層によって提供される電力メトリックに基づいて、スマートアンテナを動作させるフローチャートである。 本発明による、アンテナ操縦アルゴリズム層に関連付けられたタイマに基づいて、スマートアンテナを動作させるフローチャートである。

Claims (18)

  1. アクセスポイントを含む無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)通信システムにおいて、アンテナ操縦アルゴリズムと、複数のアンテナビームから1つを選択する前記アンテナ操縦アルゴリズムに応答するスマートアンテナとを備えるクライアント局を動作させる方法であって、
    前記クライアント局を電源オン状態にするステップと、
    前記クライアント局と前記アクセスポイントとの同期、
    前記クライアント局と前記アクセスポイントとのアソシエーション、および
    前記アクセスポイントによる前記クライアント局の認証、の各イベントのステータスを表すステータスメトリックを計算するステップとであって、前記ステータスメトリックは、前記イベントが満たされる場合の第1の値と、前記イベントのいずれも満たされない場合の第2の値とを有することと、
    前記ステータスメトリックが前記第1の値を有する場合、データを前記アクセスポイントと交換する好ましいアンテナビームを選択するため、前記複数のアンテナビームをスキャンするステップと、
    前記ステータスメトリックを監視するステップと、
    前記ステータスメトリックが前記第1の値から前記第2の値に変化した場合、前記好ましいアンテナビームをデフォルトアンテナビームに変更するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記デフォルトアンテナビームは、無指向性アンテナビームを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステータスメトリックが前記第1の値から前記第2の値に変化した場合、前記アンテナ操縦アルゴリズムに関連付けられた少なくとも1つのタイマをリセットするステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ステータスメトリックが前記第2の値から前記第1の値に変化した場合、新たな好ましいアンテナビームを選択するため、前記複数のアンテナビームをスキャンするステップをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記ステータスメトリックに関連付けられた前記イベントは、前記クライアント局の媒体アクセス制御(MAC)層内で監視されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記複数のアンテナビームは、複数の指向性アンテナビームおよび1つの無指向性アンテナビームを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記WLANは、802.11 WLANを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. アクセスポイントを含む無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)通信システムにおいて、アンテナ操縦アルゴリズムと、複数のアンテナビームから1つを選択するために前記アンテナ操縦アルゴリズムに応答するスマートアンテナとを備えるクライアント局を動作させる方法であって、
    前記クライアント局を電源オン状態にするステップと、
    前記クライアント局が電源オン状態にあることを表す第1の値と、前記クライアント局が電力節約状態にあることを表す第2の値とを有する電力メトリックを計算するステップと、
    前記電力メトリックが前記第1の値を有する場合、データを前記アクセスポイントと交換する好ましいアンテナビームおよび少なくとも1つの代替アンテナビームを選択するため、前記複数のアンテナビームをスキャンするステップと、
    前記第1の値から前記第2の値への変化について前記電力メトリックを監視するステップと、
    前記電力メトリックが、前記クライアント局が前記電力節約状態にあることを表す前記第2の値に変化した場合、前記好ましいアンテナビームおよび前記少なくとも1つの代替アンテナビームに関する前記アンテナビームの選択を保存するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  9. 前記電力メトリックが前記第1の値から前記第2の値に変化した場合、前記アンテナ操縦アルゴリズムに関連付けられた少なくとも1つのタイマをリセットするステップをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記電力メトリックが前記第2の値から前記第1の値に変化した場合、前記保存された選択に対応する前記アンテナビームを使用して再スキャンを実行するステップをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記電力メトリックは、前記クライアント局の媒体アクセス制御(MAC)層内において計算されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  12. 前記複数のアンテナビームは、複数の指向性アンテナビームおよび1つの無指向性アンテナビームを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つの代替アンテナビームは、前記無指向性アンテナビームを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記WLANは、802.11 WLANを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  15. アクセスポイントを含む無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)通信システムにおいて、アンテナ操縦アルゴリズムと、複数のアンテナビームから1つを選択するために前記アンテナ操縦アルゴリズムに応答するスマートアンテナとを備えるクライアント局を動作させる方法であって、
    受信ビーコンフレームのビーコン期間を追跡する第1のビーコンタイマを設定するため、前記アクセスポイントからビーコンフレームを受信するステップであって、前記第1のビーコンタイマは、前記アンテナ操縦アルゴリズムから独立して動作させられることと、
    前記受信ビーコンフレームの前記ビーコン期間を追跡するために前記アンテナ操縦アルゴリズムにおいて動作させられる第2のビーコンタイマと、前記第1のビーコンタイマを周期的に同期させるステップと、
    各アンテナビーム探索期間中に、前記第2のビーコンタイマを動作させるステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  16. 前記第1のビーコンタイマは、前記クライアント局の媒体アクセス層(MAC)内において監視されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記複数のアンテナビームは、複数の指向性アンテナビームおよび1つの無指向性アンテナビームを含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 前記WLANは、802.11 WLANを含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
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