JP2007527754A - 人体の生理状態および心理状態に対する調節手段の効果の評価方法 - Google Patents

人体の生理状態および心理状態に対する調節手段の効果の評価方法 Download PDF

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Abstract

人体に物質による調節手段、外部からの身体的刺激による調節手段および/または、メタル/心理的調節手段を適用した後に、TTM技術を用いることでヒトの生理的/心理的状態の治療効果を評価するために用いられる方法を開示する。調節手段を適用する前後に、上記TTM技術は、それぞれ、上記人体の特定の領域/パンにおける赤外熱放射強度を測定するために用いられ、その後、対象となる部分についてサーマルテクスチュァ解析を行い、上記前後の間の差分を計算するものである。このようにして、適用された上記調節手段が、上記特定の領域/部分の生理的/心理的機能の状態に対して有している治療効果を決定する。

Description

発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本発明は、人体の生理状態および心理状態に対する調節手段の効果の評価方法に関するものであり、特に、サーマルテクスチュアマッピング技術(thermal texture mapping technology;TTM)を用いた人体の生理および心理状態の効果的な調節手段の評価方法に関する。
〔背景技術〕
ヒトにとって、自身の健康状態、主に生理的および心理的な健康状態、に注意を払うことは共通の話題である。社会と同様に自然界と人体との間には、多くの物質、エネルギーおよび情報の交換や移動が行われている。それで、ヒトの生理的および心理的状態は、食習慣や仕事、および、実用的な生理的調節手段や心理的調節手段のような生活状態、自然環境および遺伝に大いに関係している。人々の生理的および心理的状態は、現在のところ、健康状態、亜健康状態、および異常状態に大まかに分類されることができ、さらに各々が、多くの異なる段階に分類されることができる。
厳密に言えば、完全に生理的および心理的に健康な状態にある者などいない。人体には、遺伝子、分子、細胞、臓器、組織、体の部分、および全身、というように多くの生理的段階があり、それらは、異なる生理的および心理的成長段階を経なければならない。それ故、人体に外部から調節手段が適用されると、異なる効果と反響が生じる可能性がある。これらの全てによって、人体は、ある時期の、ある水準にある生理的および心理的状態から逸脱することになる。
それ故、人々は常に、変化する傾向と規則とを理解して、生理的および心理的状態を制御したいと望んでいる。物質を摂取すること、身体的な刺激を与えること、および精神的処置を用いる調節手段のいくつかは、生理的体格および、心理的な質を改良し高めるという期待から、人体の生理的および心理的状態を調節するために発達した。
人体に受動的に受け入れられるまたは、能動的に適用される調節手段の影響を、生理的および心理的状態と、その程度について、理解する為には、以下の3種類の調節手段の1つまたはそれ以上を受け入れた後に、少なくとも、人体の生理的および心理的状態の変化を評価することが必要である。
第1の種類の調節手段は、主に人体の生理的および心理的状態をある程度変化させることができる、ある物質の摂取に関するものである。上記のいわゆる摂取物質(taken-in substances)は、経口投与される物質と、外部から適用される物質とを含んでいる。それら物質は、(a)積極的に投与されるかまたは適用される1つまたはそれ以上の次に挙げられた種類の物質、すなわち薬剤、強壮剤、栄養剤、化粧品や美容補充品(beauty making-up)等の身体を手入れするための製品(body care product)、増強剤、食物性治療品、または、(b)能動的または受動的に、摂取もしくは適用される1つまたはそれ以上の次に挙げられた種類の物質、すなわち、喫煙、アルコールおよび、正常な人体の生理的および心理的機能に依存症または、明らかな混乱を引き起こす有害物質と;大気、飲み水および/または食べ物に含まれている汚染物質および/または有毒物質と;薬剤、強壮剤、栄養剤、身体を手入れするための製品、増強剤または食物性治療品の誤用または乱用と;呼吸または喫煙等による、経口投与、注射、経皮的吸収、または摂食を含む上記物質の上述の投与、適用、または受容とを含むが、これらに限定されない。
第2の種類の調節手段は、主に人体によって能動的または受動的に受け入れられ生理的または心理的変化を引き起こすことができる、身体的刺激に関するものである。上記身体的刺激は次に挙げられた、(a)1つまたはそれ以上の能動的に受け入れられる身体的刺激:すなわち、美容のための運動マッサージ(keep-fit massage)、健康を目的としたスポーツ、鍼灸療法(acupuncture-moxibustion)、指圧灸療法(digit-pressing moxibusion)、電磁スペクトル療法、ニードルエンベッディング(needle embedding)、瞑想および気孔エクサイズ(meditation and qigong excises);または、(b)1つまたはそれ以上の受動的に受け入れられる身体的刺激:すなわち、電磁場、光、および放射線による汚染;(超)音波、および騒音による汚染と;外的な力によって引き起こされる傷害および障害;有害な生活環境および仕事環境、習慣ならびに、慣習;を含むが、これらに限定されない。
第3の種類の調節手段は、主に人体に生理的および心理的変化をもたらすことができるそれらの能動的または受動的に受け入れられる精神的処置に関するものである。上記精神的処置は、次に挙げられた、(a)1つまたはそれ以上の前向きに行われる精神的処置:すなわち、良心からの激励、慰安、生理的療法、催眠術、気孔鍛錬(qigong exercise)、宗教による改心(religious reformatory);または、(b)1つまたはそれ以上の消極的に受け入れられる精神的処置:すなわち、抑圧、後悔、気分の落ち込み、絶望、憎悪という心的状態を引き起こすことのできる不健康な、環境または他人との関係、さらに、恐怖、脅迫的、および不合理な精神制御;IQテストおよび虚偽検出等を含むが、これらに限定されない。
上述したものよりも遥かに多くの、人体の生理的および心理的状態が評価されるのを必要とする事例が存在する。しかし、上記したものに関していえば、非常に多くの需要が存在する。
先行技術で知られているものの中から、いくつかの手段および方法が、異なる実用的な目的で人体の生理的および心理的状態を評価するために発達した。しかし、これら全ての先行技術は共通の欠点を持っている。すなわち、それは、物質の摂取、身体的刺激および/または精神的処置のような、用いられた上記調節手段と、人体の生理的および心理的変化との間にある特徴的な相互関係を、細胞機能の水準で、直接に、リアルタイムで、動的に、インサイチュー(in situ)の方法で実証することができないということである。
対照的に、上記先行技術の評価方法は、間接的に、および/またはいくつかの調節手段を人体に適用した時の比較的長期間の後、および/または、ヒトの主観的な感情の人体の表現を通して、および/または、いくつかの生理的/生理化学的割り当て(quota)を通して、明確に示されることをしばしば必要とする。さらには、それらは、多くの場合において、上記調節手段と上記人体の生理的/心理的状態との間の特徴的な相互関係を実証することができない。
例えば、新規化学薬剤が市場に普及する前に、その薬理的効果、短期と長期とに渡る毒性、および副作用、ならびに人体等を奇形にする可能性、を評価するのに数年から数十年以上掛かっていて、多くの労働と物質源とが消費されている。しかし、それでも、上記新規化学薬剤が市場に出回った後に、使用の安全性を保障することはできない。新薬の副作用のいくつかは、それが長期間に渡って使用された後にのみ発見されることが可能である。そして、そのことによって、いずれはその市場ライセンスの取り消しが、FDAによってされる可能性がある。
もう1つの例として、興奮剤の制御に関して、競技の前にアスリートが興奮剤を摂取したか否かを調べることは、以前は主に、当該アスリートの尿または血液のサンプルを分析することに頼っていた。そのような種類の方法は、間接的であり、時間の浪費と、高額な費用とを要するという問題を含み、試料採取の過程があまり簡便ではなく、そして、リアルタイムではない。
赤外サーマルティシューマッピング技術(以下、TTMという)とそれを実装している装置とは、米国特許第6023637号でリュウ、チョウ、キ(Professor Mr. Liu, Zhong Qi)教授によって提供された。それから、人類は、細胞機能の活力の水準で、人体の生理的および心理的状態の機能的な評価のための効果的な道具を初めて得た。TTM技術を用いると、上記先行技術の欠点を克服すること、および以前から存在していた問題を解決することが可能である。従って、TTMは、人体の生理的および心理的状態への機能的な評価の大発見であることを象徴している。
〔発明の開示〕
本発明の目的の1つは、TTM技術を用いて人体への物質の摂取、身体的な刺激を与えること、および/または精神的処置を含む、調節手段を適用した後に、人体の生理的および心理的状態における調節手段の効果を評価する方法を提供することである。
本発明のもう1つ別の目的は、上記人体の生理的および心理的状態に対する調節手段の評価のためのTTM技術の用途を提供することである。
本発明において用いられている上記TTM技術および装置に関連する内容は、米国特許第6023637号、中国特許第ZL02235271号、中国特許第ZL02234963号、中国特許第ZL02308058号、中国特許出願第03276575.4号および中国特許出願第03276576.2号から見られることができる。これによって、上記関連する内容は、参考文献によって本申請書に組み込まれる。
本明細書で用いられている用語「摂取する/摂取される、用いる/用いられる、適用する/適用」は、各々上記人体に作用を受け入れさせることを意味する。そして、それらは、体の表面に触れること、ある物質を経口投与によって摂取すること、注射、喫煙および/または呼吸等による経皮的吸収のどれか1つの方法によって、能動的もしくは受動的に受け入れられた作用を含んでいる。上記用語「調節手段」は、陽性または陰性のどちらか1つの変化を人体の生理的および心理的状態に引き起こすことが可能であるそれらの手段を意味する。上記用語「人体の生理的および心理的状態」は、全身、その部分、臓器および/または組織のどれか一方の水準にある生理的および心理的状態を意味する。そして、上記状態は主に、細胞の赤外熱放射の水準で表された細胞の代謝の相対強度によって示される。
任意の理論によって束縛したい訳ではないが、発明者は、系統学に従って、人体が大きなシステムであるということを信じている。そして、それは、上記人体のシステムの作用を保証および更新するために、自然および社会のような、他のより大きなシステムとの物質、エネルギーおよび情報の交換を持続的に保つものである。人体のシステムの部分のいずれかの変化は、必ず全身に影響を与えるものであり、全身における状態の変化の観察は、調節手段を適用することでもたらされる陽性効果または副作用について、全面的にに正確に理解するために、最も役に立つことができる。この観点は、いわゆる「全体理論(entire theory)」と呼ばれる。人体の各々のサブシステムは密接に関係し、その他のものと相互に協調する。そして、これらサブシステムの間で物質、エネルギーおよび情報のやり取りがあり、サブシステムの上記状態はまた、あるその他のサブシステムによって示され、反映されることが可能でもある。このことを人体の「ホログラフィー理論(holography theory)」という。頭頂部から会陰部までの中心線を中心軸としてみなすと、健康な人体は、左右側に、熱放射の相対的に均衡のとられた強度を持ち、明らかに不均衡な状態であるとみなされはしない。このことは、人体の「対称理論」と呼ばれる。健康状態の下では、物質、エネルギーおよび情報の相互交換を基本的に安定に保ち、均衡のとれた安定な状態の各臓器の代謝を維持するために、人体の各サブシステム間に、相互に促進と制限とを行う自動機構が存在する。このことは、人体の「均衡理論」と呼ばれる。人体が生命活動を続け、細胞が持続的な代謝を維持し、生細胞から構成されている臓器、組織および全身の微細組織(microcosmic structure)と機能とが変化を続け、更新を維持する。それ故、遺伝、老化、および調節手段等の要因の影響の下、常に有用なまたは害のある変化が起こることは明らかである。また、このことは、ヒトが、ヒトの生理的および心理的状態を積極的に調節するために、いくつかの調節手段を能動的に受け入れることを可能にする。このことは、人体の状態の「動的理論」と呼ばれる。
上記全体理論および動的理論によれば、本発明者は、巨大システムとして人体が常に外界との、物質、エネルギーおよび情報のやり取りを維持しているという考えを持っている。また、その各サブシステムもその他のものとの物質、エネルギーおよび情報のやり取りを維持しているという考えも持っている。このことは、生理的および心理的機能を持つ、生命活動をしている人体を維持するための前提(premise)である。それ故、外界からもたらされる作用のいくつかは、全体および/またはその人体の部分の生理的および心理的状態を明らかに、能動的にまたは、受動的に変化させる可能性がある。対照的に、我々が、正確に理解して、上記調節手段によって人体にもたらされ得る、陽性効果を活発に活用し、生理的および心理的状態への陰性作用または副作用を避けることができるように、我々は、各サブシステムの機能に関する観察を通して調節手段の上記効果、特に全身の生理的および心理的状態の変化、をさらに正確に述べることができる。
当該発明者は、全身の完全に活力のある/異常な状態に関する3つの代表的なウィンドウとして人間の唇、臍、および内分泌システムを選択する。上記唇の熱放射は人体の栄養分の作業―休止(nutrition-work-rest)のバランスの指標として見なされる。また、病気からの回復状態の主となる評価パラメーターとしても見なされる。上記臍の熱放射は全身および下半身の健康状態の活力に関する重要な指標ウィンドウとして見なされる。脳下垂体、甲状腺、前立腺/卵巣、すい臓、または微小循環等のような内分泌腺を含む上記内分泌システムの細胞の代謝状態は、人体の致命的な不均衡の指標ウィンドウとして重要視される。このように本発明にかかる方法は、包括的な観点から人体の生理的および心理的機能の状態を理解するために、3つの代表的なウィンドウの変化の傾向と同時に熱放射の程度と、の検出および解析を第1に行う。
均衡理論に従って、発明者は、人体の内分泌腺が安定で均衡のとれた機構に支配的な役割をする間、サブシステム、すなわち人体の部分、臓器および組織、の間に、物質、エネルギー、および情報の交換を通して相互に促進と制限をする安定で均衡のとれた機構が常に存在するということを信じている。
上述した内分泌腺は、視床脳、甲状腺、乳腺、すい臓、前立腺/副腎、卵巣等または、さらに、そこから分泌された物質も含む。それらは、サブシステム間の物質、エネルギーおよび情報の交換の種類と水準とを決定する。内分泌システムの機能の変化は必ず、関連するサブシステム、臓器および/または組織の機能の、ある変化を引き起こす。それ故、内分泌システムの熱放射の水準は、サブシステムの機能が安定で均衡のとれた状態であるか否かということと、重篤な病気が発症している傾向にあるのか否かということを観察する指標ウィンドウであるといえる。また、上記均衡理論は、各臓器、組織の機能を解析するのにも応用できる。すなわち、普通の状態の下、同じ臓器または組織において、各部分は熱的に均衡の取れた安定な状態であるはずである。仮に人体のある部分のある細胞の代謝が異常であると、その熱放射の水準は、必ず近隣の部分のそれと明らかに違っていおり、このことは、確かに上記部分の機能が異常であることを示す。従って、それは、上記異常な機能と上記異常な熱放射との間に対応する相関関係を確立する。
9箇所の局所的な指標ウィンドウは、人体の局所的な生理的および心理的機能を表すために選ばれる。それらは左右対称の関係で、3組を形成している人体の前部にある6つのゾーン、すなわち、2つの鎖骨窩(clavicle pit)、2つの腋窩(axillae)、2つの鼠径部溝(inguina ditch)と、さらに、人体にある背中の背骨の輪郭の、上側領域と中央領域と下側領域とを含んでいる。それ故、上記対称の3組と、上記背骨輪郭上の上側―中央領域組および中央―下部領域組の、5つの熱放射の水準の差分の値は、全体の観点においては、主要な人体の臓器または組織の機能について、それらのまとまった(lumped)性能をそれぞれに、表すために用いられる。各9箇所の局所的な指標ウィンドウは、人体の以下の部分、臓器または組織のそれぞれ、対応する生理的機能を表す事ができる。
左鎖骨窩:頭部左部分、頚左部分、肺左部分;
右鎖骨窩:頭部右部分、頚右部分、肺右部分;
左腋窩:左胸、12指腸、食道、胃、すい臓、左腎臓、脾臓;
右腋窩:右胸、肝臓、胆嚢、右腎臓;
左鼠径部溝―上側領域:下行結腸、直腸;中央領域:骨盤腔、隣接器官(adnexitis)、膀胱;下側領域:前立腺、子宮、膣;
右鼠径部溝―上側領域:上行結腸、盲腸、骨盤腔、隣接器官:中央領域:骨盤腔、隣接器官、膀胱;下側領域:子宮、前立腺、隣接器官。
背骨:頚、胸部、腰、および仙骨の病気を示すことができるだけでなく、下記の部分、臓器または組織の対応する生理的状態を示すことができる。上側領域:肺、胆嚢:中央領域:腎臓、胃、肺;下側領域:直腸、子宮、前立腺、肛門。
9箇所の局所的なウィンドウから得られた5つの温度の差分の値のいずれかの1つが0.2よりも大きい場合は、その時、より高い熱放射パラメーターを持つ領域によって表される部分、臓器または組織の少なくとも1つが、生理的に異常な機能をしていることを示している。その時は、これら部分、臓器または組織を1つずつ、TTM技術を用いて解析し、上記異常な部分、臓器または組織を発見し、ある調節手段が適用される時には、上記異常な熱放射の変化の傾向を監視する必要がある。
本発明の方法によれば、下記の(1)〜(8)の工程を含む。
(1)ある調節手段が適用される前に、熱放射地図の記録をするために人体表面上をスキャンし、F (i=1,2,・・・,I)で表された熱放射の各部分、臓器または組織の最大値を選択し、その結果、部分、臓器および組織のそれぞれの熱放射強度F が得られる工程と;
(2)それぞれ、F 唇, 臍, 腺l(l=1,・・・L、Lは試験した内分泌腺の数)、で表された唇、臍、および各内分泌腺の熱放射の数値を選択する工程と;
(3)9つの熱放射値を得る工程と;
(4)人体に1または、それ以上の調節手段を受け入れさせる工程と;
(5)Jの時間間隔で、TTM技術を用いて、上記熱放射地図をJで記録するために人体表面上をスキャンしその結果、それぞれの部分の熱放射強度であるJでの数量を得る工程と;
、F 、F 腺l(l=1,・・・L);
ΔF 、ΔF 、ΔF 、ΔF 、ΔF ;および、
(i=1,2,・・・,I;j=1,2,・・・,J)
(6)次を計算する工程と;
ΔF =F −F
ΔF =F −F
ΔF 腺1=F 腺1−F 腺l(l=1,2,・・・,L);
Δ(ΔF=ΔF −ΔF (k=1,2,3,4,5)と;および、
ΔF ot=F ot−F ot(t=1,2,・・・,T;j=1,2,・・・,J);
(7)(6)工程において明らかに増加されたΔ(ΔF(k=1,2,3,4,5;j=1,2,・・・,J)によって解決された異常な機能を有する、新たに見つかったQ部分に関して、TTM解析を行い、そして下記を決定する工程と;
ΔF =F −F (q=1,2,・・・,Q;j=1,2,・・・,J);
(8)(6)および(7)工程で得られた熱放射強度ΔFおよびΔ(ΔF)(j=1,・・・,J)の差分の値を用いる工程であって、
上記(1)に係る、上記最大値は、TTM技術を用いて、対応する熱放射の数値を測定することで得られ、上記F (i=1,2,・・・,I)に係る、単位は℃であり、Iは各部分、臓器または組織の全部の数を表し、
上記(2)に係る、上記F 唇, 臍, 腺l(l=1,・・・L)は、いずれかの調節手段を適用する前に、全身の元々の生理的状態を評価するのに用いられ、健康な人体は、F =0±0.2 =2.0±0.2 ≦0.1(1=1,・・・L)でなければならなず、
上記(3)に係る、上記9つの熱放射値は、9箇所の局所的な指示ウィンドウに熱放射値F (r=1,2,・・・,)で印されるもので、9箇所の局所的な指示ウィンドウとは、すなわち、体の中心軸のそれぞれ左右側について、2つの鎖骨窩と2つの腋窩と2つの鼠径部溝と、背中の背骨の上側領域と中央領域と下側領域で印されるもので、それぞれの各パラメーターは、以下を意味し、
:左鎖骨窩、F :右鎖骨窩、F :左腋窩、F :右腋窩、F :左鼠径部溝、F :右鼠径部溝、F :背骨上側領域、F :背骨中央領域、F :背骨下側領域、
そして、対応する上記9つの熱放射値から5つの対称的な組である、次の5つの差分の絶対値を計算し、
ΔF =|F −F |
ΔF =|F −F |
ΔF =|F −F |
ΔF =|F −F |
ΔF =|F −F |
仮にΔF (k=1,2,・・・,5)、の中のいずれか1つが0.2以上であると、その時、TTM技術を用いて、異常な機能の部分を見つけ出し、熱放射数値、F ot(t=1,2,・・・,T、Tは異常な部分、臓器および組織の数)を計算するために、より高い熱放射数値を持つゾーンによって表される、各および全ての部分、臓器および組織の上記熱放射強度をさらに解析し、そして得る必要があり、
(8)に係る、上記ΔFおよびΔ(ΔF)(j=1,・・・,J)の差分の値を用いる目的は、局所的なゾーンと個々の臓器と個々の組織と全身とに適用された調節手段の陽性効果および副作用を決めて、実施の開始時間と継続期間とを決定する目的であり、次の、
0以上0.1以下であれば副作用を有するが、明白ではない、
0.1より大きく、0.2以下であれば、明白な副作用、
0.2より大きく、0.3以下であれば、強い副作用、
0.3より大きく、0.4以下であれば、非常に強い副作用、
0.5以上であれば、毒性
−0.1以上、0以下であれば、陽性効果であるが、明白ではない、
−0.2以上、−0.1よりも小さければ、明白な陽性効果、
−0.3以上、−0.2よりも小さければ、強い陽性効果、
−0.4以上、−0.3よりも小さければ、非常に強い陽性効果、
−0.5よりも小さければ、最高の効果、という基準に従う、という、上記(1)〜(8)の工程を含む方法。
これらのパラメーターは、異なる水準で適用された調節手段によって反映された上記陽性効果および副作用を示すだけでなく、実施の開始時間および継続期間も示す。
加えて、本発明の方法は、ある調節手段を適用された後に、人体の副血行システム(collateralchannels system)における対応する鍼療法のつぼ(acupuncture points)の熱放射強度を決定することによって、人体の生理的状態への調節効果を評価し、その結果、上記鍼療法のつぼとの生まれつき備わっている、対応する生理的関係を有する部分、臓器および組織の生理的機能の変化を評価するのに用いられる。
調節手段のいくつかは、明らかな陽性の調節効果を示すことができる。または、調節手段のいくつかは、3つの段階、すなわち、全身、局所的ゾーン、および臓器または組織に、いくつかの臓器および/または組織に明らかな陽性効果または、より明らかな陽性効果、もしくは、ある臓器または組織に特別に良い効果を有する時に、同時に一方では、その他の臓器または、組織に明らかな副作用を有していないという、さらによい陽性の調節効果を示すことができる。これは、最高の状況である。調節手段のいくつかは、ある臓器および/または組織において明らかな陽性効果を有しているが、一方では、その他の臓器または組織に、非常に強くはないが、目に見える副作用を有している。これらの調節手段は制限された条件の下で適用されるのがよい。いくつかの調節手段の副作用が陽性効果よりも優位である場合は、これらの手段は、緊急事態、または、その他にもっと良い方法がないときにのみ使用されるのが良く、いくつかのその他の手段が、上記副作用を軽減または相殺するために用いられることが必要である。調節手段のいくつかは、非常に強い副作用を有しているが、陽性効果は強くない。そのような調節手段は原則として破棄すべきである。
異なる時間間隔で決定されたΔF(j=1,2,・・・,J)の変化に従って、全身、局所的ゾーン、および人体の臓器/組織の3つの段階でいくつかの調節手段による、上記調節効果の継続時間を知ることができる。このように、十分な調節効果を維持するために、いくつかの調節手段を適用するための比較的正確で客観的な時間間隔を決定することができる。上記時間とは、例えば、1日当たりの、薬剤の摂取する、または健康運動を行う時間を挙げることができる。人々は、また、いくつかの調節手段の受け入れられる最高で最も良い量/強度を、異なる時間間隔で決定されたΔF(j=1,2,・・・,J)の変化から知ることもできる。明らかな陽性効果をもたらすことが可能な適用された調節手段の上記量/強度は、効果のある最小の量/強度として見なすことができる。この効果のある最小の量/強度に基づいて、陽性効果が同時に対応して増加するかどうかを観察するために、上記調節手段の適用された量/強度が徐々に増加される。この行為は、上記陽性効果の増加がもはや観察されなくなる程度まで続けられ、上記程度に対応する上記適用された調節手段の量/強度は、人体へ受け入れられる最大の量/強度として見なされることができる。調節される人体への調節手段の副作用、その時の(instant)生理的および心理的状態、および体格という要因を考慮すると、適応される調節手段の初めの最適化された量/強度を、判明することができる。これに基づいて、最良の効果を維持するために、適切な間隔で最適化された補助的な量/強度を適用しても良い。もちろん、同じ原理と手法とを、主要な調節手段の副作用を相殺する目的の、その他いくつかの調節手段の初めの補助的な最適化された、量/強度を判明するために適用しても良い。
同様に、人体の生理的および心理的状態への調節手段の陰性効果を評価するとき、人々は、上記調節手段の副作用の程度を、ΔF(j=1,2,・・・,n)のパラメーターから評価することができる。上記調節手段とは、大気、水および食べ物の汚染、ある領域での有害な作業環境、仕事および生活の悪習慣および悪慣習、電磁場および放射線輻射の悪影響、または(超)音波等のような、人々が受動的に受けるものを挙げることができる。その後、安全水準内で可能性のある副作用を制御するために、または、積極的に避けるよう人々を促して警告を与えるために、安全制御のための質および/または量の基準を揃って設定する。
適用された異なる調節手段に関していえば、TTM解析のための上記時間間隔は異なっていても良い。一般的に、即効性と比較的強い調節作用を有する薬剤およびその他の病気の予防製品を評価するための初めの時間および時間間隔は、比較的短くするべきである。例えば、上記調節手段を適用した後の、評価のための最小の初めの時間は20分であっても良く、その後、ある時間間隔で、例えば、40分、1時間、4時間、8時間、12時間、24時間の時点で、評価を引き続き行う。個々の時間間隔の長さは、前の時点における得られた熱放射値の変化の傾向に従って、臨機応変に調節されるべきである。たいていは、上記熱放射値の明らかな変化が観察され、熱放射値が安定した水準に到達する時の時点において、評価を行うのがより適している。これら時点は熱放射時間プロフィールを代表する時点として見なされる。
強壮剤、栄養剤、身体を手入れするための製品、増強剤、食物性治療品のような健康管理製品を含む、いくつかの調節手段といくつかの身体的刺激に関していえば、それらは、人体への調節効果が比較的緩やかであり、より長い期間適用されることを必要とするものであって、初めの評価は上記調節手段の適用後、1時間以内に行うべきである。そのとき、上記初めの評価は、上記調節手段の適用後、得られた初めの熱放射値と上記調節手段の適用前に得られた熱放射値との間の差分に基づいて、上記調節手段を初めて適用した後の、引き続き行われる熱放射値の評価に対する時間間隔と、上記調節手段の引き続き行われる適用に対する時間間隔を決定するものである。一般的に言って、この調節手段の効果は相対的に緩やかで、かつ穏やかであるので、上記時間間隔は比較的長く、本発明を行うための上述した原理または手法と同じかあるいは同様のものが、この事態に関しても適用される。
人体の生理的および心理的状態へのいくつかの精神処理手段の効果の評価に関して言えば、結果は、個人の体格と体質とに著しく依存して異なる可能性がある。時間間隔を決定するための原理と手法は、上述したものと同じである。
上に開示された本発明の内容を知ることによって、当該技術内における技能が、安全、リアルタイム、動的、迅速、正確、経済的、および簡便であるという利点を備え、非常に有用に応用されるという見込みがあることを容易に理解することができる。
下記では、本発明は、いくつかの実施の形態を用いて、さらに記述されている。しかしながら、これらの実施例は、本発明の範囲を任意に制限するものではない。創造的な取り組みをせずに本出願書類の開示に基づく技術内の技能によってなされる、任意の修正または改正、または、本発明の概念の心から逸脱しないもの、が添付の特許請求の範囲に定義された本発明の範囲内において含まれる。
〔実施の形態〕
<実施例1>
本発明の1つの実施の形態によれば、ベイジン、バイオイヤー(Beijing Bioyear Co.Ltd.)で生産され、購入可能であるTTM器具(型番;TSI−21M)を乳腺の過形成を防ぐために自然植物が原料である「ロウ、ジー、メイ乳化製粒子(Rou Zhi Mei emulsifiable particulate)」のブランドである食物性治療品の調節効果を評価するために用いる。この製品はバイオサイエンスのコンプト研究所(Compt institute of Bio-science)で生産され購入できる。
上記製品は、1日3回で1回に付き、20グラムの用量で、飲み水と一緒に混ぜられた後、経口投与される。
18〜55歳の30人の女性を採用し、試験グループで臨床診断によって小葉の(lobular)過形成を確認した。上記製品を投与する前後で、各個人は全身表面をTTMスキャンした。投与後の60分、72時間、1週間、2週間の時点におけるTTM解析のデータを次に示す。
Figure 2007527754
上記データより、上記製品を摂取した72時間後において、胸部に病理学的な変化があった30人の女性の間で、4人が、ΔF≦−0.5であり、20人が、ΔF≦−0.4であり、6人が、ΔF≦−0.3である。それゆえ、上記製品は、女性の小葉の過形成に関して明らかに陽性の調節効果を有していることと、大人の女性の内分泌疾患に関して良い調節効果を有していることと、腎臓や肝臓への副作用が観察されないこととが証明された。
<実施例2>
本発明のもう1つ別の実施の形態によれば、実施例1で述べられたTTM器具と同じものが、肺にウィルスが感染するのを予防するための薬局で購入できる、「ビタミンC、イン、チャオ、ピアン(Vitamin C Yin Qiao Pian)」という名称の錠剤の調節評価に用いられる。
19〜52歳の35人の患者を採用し、そのうち、男性は20人で、女性は15人であった。肺にウィルスが感染していることを37.8〜39.3℃の体温であることで特徴づけられ、臨床診断によって確認した。上記錠剤は舌下で、1日3回、1回3錠の用量で投与した。TTM解析の結果のデータを下の次に示す。
Figure 2007527754
上記データから、ビタミンC、イン、チャオ、ピアン」の3錠を経口で摂取した1〜3時間後以内に、肺のウィルス感染に対する最も良い防止効果が現れることが分かる。そして、当該効果は3時間後に徐々に消えてゆくことが分かる。また、この薬剤は、腎臓と肝臓と消化管に対して微かに副作用を有しており、長期に渡って摂取されるべきではないことも分かる。
<実施例3>
本発明のもう1つ別の実施の形態によれば、実施例1で述べられたTTM器具と同じものが、微小循環状態を改善するための身体的処置の調節効果、すなわち、グアンジ省グエリン市高度技術発展ゾーンギャオリンチュアンギービル2階(2nd Floor, Gaoxin Chuangye Building, High-Tech Development Zone, Guelin City, Guangxi Province)にある、グエリン、カン、ジン(Gueilin Kang, Xin)医療機器株式会社で製造され購入できるレーザー照射装置(型番;JX2000A)を評価するのに用いられる。当該レーザー照射装置は、650nmの波長のレーザーを照射し、5mwのレーザー出力である。この処置は、30分間に渡って、鼻腔に継続的に照射するものである。照射された32人の内、男性が12人で、女性が20人である。TTM解析の結果のデータを次に示す。
ここで、(ΔF指先=F中指−F指先)であり、
(ΔF掌中央=F左掌中央−F右掌中央)である。
Figure 2007527754
上記データから、鼻腔へのレーザー照射の30分後の時点で人体の微小循環の状態への良い改善効果が観察され、上記改善効果は、当該照射が終わってから1〜2時間の間持続することができることが分かる。また、肝臓や腎臓への副作用は無いことが示されている。

Claims (10)

  1. サーマルテクスチュアマッピング技術(TTM)を用いて人体の生理的および心理的状態に対する調節手段の効果を評価する方法であって;
    (1)ある調節手段が適用される前に、熱放射地図の記録をするために人体表面上をスキャンし、F (i=1,2,・・・,I)で表された熱放射の各部分、臓器または組織の最大値を選択し、その結果、部分、臓器および組織のそれぞれの熱放射強度F が得られる工程と;
    (2)それぞれ、F 唇, 臍, 腺l(l=1,・・・L、Lは試験した内分泌腺の数)、で表された唇、臍、および各内分泌腺の熱放射の数値を選択する工程と;
    (3)9つの熱放射値を得る工程と;
    (4)人体に1または、それ以上の調節手段を受け入れさせる工程と;
    (5)Jの時間間隔で、TTM技術を用いて、上記熱放射地図をJで記録するために人体表面上をスキャンしその結果、それぞれの部分の熱放射強度であるJでの数量を得る工程と;
    、F 、F 腺l(l=1,・・・L);
    ΔF 、ΔF 、ΔF 、ΔF 、ΔF ;および、
    (i=1,2,・・・,I;j=1,2,・・・,J)
    (6)次を計算する工程と;
    ΔF =F −F
    ΔF =F −F 臍臍
    ΔF 腺1=F 腺1−F 腺l(l=1,2,・・・,L);
    Δ(ΔF=ΔF −ΔF (k=1,2,3,4,5)と;および、
    ΔF ot=F ot−F ot(t=1,2,・・・,T;j=1,2,・・・,J);
    (7)(6)工程において明らかに増加されたΔ(ΔF(k=1,2,3,4,5;j=1,2,・・・,J)によって解決された異常な機能を有する、新たに見つかったQ部分に関して、TTM解析を行い、そして下記を決定する工程と;
    ΔF =F −F (q=1,2,・・・,Q;j=1,2,・・・,J);
    (8)(6)および(7)工程で得られた熱放射強度ΔFおよびΔ(ΔF)(j=1,・・・,J)の差分の値を用いる工程であって、
    上記(1)に係る、上記最大値は、TTM技術を用いて、対応する熱放射の数値を測定することで得られ、上記F (i=1,2,・・・,I)に係る、単位は℃であり、Iは各部分、臓器または組織の全部の数を表し、
    上記(2)に係る、上記F 唇, 臍, 腺l(l=1,・・・L)は、いずれかの調節手段を適用する前に、全身の元々の生理的状態を評価するのに用いられ、健康な人体は、F =0±0.2 =2.0±0.2 ≦0.1(1=1,・・・L)でなければならなず、
    上記(3)に係る、上記9つの熱放射値は、9箇所の局所的な指示ウィンドウに熱放射値F (r=1,2,・・・,)で印されるもので、9箇所の局所的な指示ウィンドウとは、すなわち、体の中心軸のそれぞれ左右側について、2つの鎖骨窩と2つの腋窩と2つの鼠径部溝と、背中の背骨の上側領域と中央領域と下側領域で印されるもので、それぞれの各パラメーターは、以下で示される、あるゾーンの元々の熱放射強度を意味し、
    :左鎖骨窩、F :右鎖骨窩、F :左腋窩、F :右腋窩、F :左鼠径部溝、F :右鼠径部溝、F :背骨上側領域、F :背骨中央領域、F :背骨下側領域、
    そして、対応する上記9つの熱放射値から5つの対称的な組である、次の5つの差分の絶対値を計算し、
    ΔF =|F −F |
    ΔF =|F −F |
    ΔF =|F −F |
    ΔF =|F −F |
    ΔF =|F −F |
    仮にΔF (k=1,2,・・・,5)、の中のいずれか1つが0.2以上であると、その時、TTM技術を用いて、異常な機能の部分、臓器および組織を見つけ出し、熱放射数値、F ot(t=1,2,・・・,T、Tは異常な部分、臓器および組織の数)を計算するために、より高い熱放射数値を持つゾーンによって表される、各および全ての部分、臓器および組織の上記熱放射強度をさらに解析し、そして得る必要があり、
    (8)に係る、上記ΔFおよびΔ(ΔF)(j=1,・・・,J)の差分の値を用いる目的は、局所的なゾーンと個々の臓器と個々の組織と全身とに適用された調節手段の陽性効果および副作用を決めて、実施の開始時間と継続期間とを決定する目的であり、次の、
    0以上0.1以下であれば副作用を有するが、明白ではない、
    0.1より大きく、0.2以下であれば、明白な副作用、
    0.2より大きく、0.3以下であれば、強い副作用、
    0.3より大きく、0.4以下であれば、非常に強い副作用、
    0.5以上であれば、毒性
    −0.1以上、0以下であれば、陽性効果であるが、明白ではない、
    −0.2以上、−0.1よりも小さければ、明白な陽性効果、
    −0.3以上、−0.2よりも小さければ、強い陽性効果、
    −0.4以上、−0.3よりも小さければ、非常に強い陽性効果、
    −0.5よりも小さければ、最高の効果、という基準に従う、という、上記(1)〜(8)の工程を含む方法。
  2. 上記調節手段が、人体に能動的に適用され、または、受動的に受け入れられ、人体の生理的および心理的状態に変化をもたらすことができる、摂取物質、身体的刺激、および精神処置、またはそれら複数の(ambiguous)組み合わせのいずれかを含む、という特徴を有する請求項1に記載の方法。
  3. 上記調節手段が、人体に能動的または受動的に摂取される物質であり、(a)薬剤、強壮剤、栄養剤、化粧品や美容補充品等の身体を手入れするための製品、増強剤、食物性治療品;(b)喫煙、飲酒、および人体に依存性または人体の正常な生理的および心理的機能に明らかに混乱を引き起こす有害物質;大気、飲み水および/または食べ物に含まれている汚染物質および/または有毒物質;薬剤、強壮剤、栄養剤、身体を手入れするための製品、増強剤または食物性治療品の誤用または乱用;を含むグループから選択される、いずれか1つまたはそれ以上のそれら物質であり、
    、上記摂取とは、経口投与、注射、経皮的吸収、喫煙および呼吸を含む、という特徴を有する請求項2に記載の方法。
  4. 上記調節手段が、人体に能動的に適用されるまたは受動的に受け入れられる身体的刺激であり、
    (a)美容のための運動マッサージ、健康を目的としたスポーツ、鍼灸療法、指圧灸療法、電磁スペクトル療法、ニードルエンベッディング、瞑想および気孔エクサイズ;(b)電磁場による、光による、および放射線による汚染と、(超)音波による、および騒音による汚染と;外的な力によって引き起こされる傷害および障害と;有害な生活環境および仕事環境、習慣ならびに、慣習;を含むグループから選択されるいずれか1つまたはそれ以上のそれら身体的刺激である、という特徴を有する請求項2に記載の方法。
  5. 上記調節手段が、人体に能動的適用されるまたは受動的受け入れられる精神処理であり、
    (a)良心からの激励、慰安、生理的療法、催眠術、気孔鍛錬、宗教による改心;(b)抑圧、後悔、気分の落ち込み、絶望、憎悪という心的状態を引き起こすことのできる不健康な、環境または他人との関係と同様の、恐怖、脅迫的、および不合理な精神制御;IQテストおよび虚偽検出、を含むグループから選択されるいずれか1つまたはそれ以上のそれら精神処置である、という特徴を有する請求項2に記載の方法。
  6. 上記物質が、薬剤、強壮剤、栄養剤、身体を手入れするための製品、および食物性治療品からなる群より選択される、という特徴を有する請求項3に記載の方法。
  7. 上記物質が、乳腺の過形成を予防するための自然植物由来の「ロウ、ジー、メイ乳化製粒子」である、という特徴を有する請求項6に記載の方法。
  8. 上記物質が、「ビタミンC、イン、チャオ、ピアン」という名称の錠剤である、という特徴を有する請求項6に記載の方法。
  9. 上記身体的刺激が、人体の微小循環の状態を改善するためのレーザー照射である、という特徴を有する請求項4に記載の方法。
  10. 人体の生理的および心理的状態対する調節手段の効果を評価するTTM技術の用途。
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