JP2007525903A - リセット回路、データ担体及び通信装置 - Google Patents
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Abstract
一連のクロック信号サイクルから成るクロック信号(CL)を受け取るクロック信号入力(RC)を有し、少なくとも1つの信号エッジ(0→1,1→0)がデジタルデータ信号内のデータビット毎に出現するような態様で符号化されている、該デジタルデータ信号(MD)を受け取るデータ信号入力(RD)を有するリセット回路(1)において、前記データ信号入力(RD)及びクロック信号入力(CL)に接続されており、規定数のデータ信号エッジの間に出現するクロック信号サイクルの数(X)をカウントするように設計されているカウンタ(2)と、カウンタ(2)によってカウントされた前記クロック信号サイクルの数(X)を下方の限界(MIN)及び/又は上方の限界(MAX)と比較するように設計されている比較手段(3)であって、前記数(X)が、比較に用いられた前記限界の値に依存して、前記下方の限界(MIN)よりも下である又は前記上方の限界(MAX)を超えているかのいずれかのままである場合、リセット信号(RS)を発するように設計されている比較手段(3)とが設けられている。
Description
本発明は、一連のクロック信号サイクルから成るクロック信号を受信するクロック信号入力を有し、デジタルデータ信号を受け取るデータ信号入力であって、該デジタルデータ信号は少なくとも1つの信号エッジが該デジタルデータ信号におけるデータビット毎に出現するような態様で符号化されているデータ信号入力を有する、リセット回路に関する。
本発明は、更に、デジタルデータ信号を受け取り、出力データを処理し、リセット信号を受け取るように設計されている論理回路を有するデータ担体であって、前記リセット信号(RS)は前記論理回路を規定された論理状態に設定するように供給されるデータ担体に関する。
本発明は、更に、データ担体を有する通信装置に関する。本発明は、更に、データ担体と通信するように設計されている通信装置にも関する。
本発明は、データ担体及び論理回路を、それぞれ、規定された論理状態にリセットするリセット方法にも関する。
支払取引を実行する装置が、国際特許出願公開第2003/044710 A1号パンフレットから知られており、該装置は、移動装置として設計されており、移動電話の規格に従って通信する電気通信手段を有している。前記電気通信手段は、加入者識別モジュール(SIM)カードとして知られているものを有し、該識別モジュールは、当該装置のユーザのアカウント情報を該ユーザのスマートカードから受け取ることができ、この結果、支払取引を実行するための金額が前記スマートカードから予約されることができ、前記移動装置は、端末によって前記支払取引を処理するように該端末と通信するための前記電気通信手段を使用することができる。前記スマートカードは、既知の方法によってリーダ局とワイヤレスに通信することができる。
しかしながら、既知の移動装置は、前記スマートカードと前記リーダ局との間のワイヤレス通信における中断の場合における特定の状況の下で、前記スマートカードの動作が、適切に終了されておらず「ハング」とも呼ばれる状態のままでおり、この状態において前記スマートカードに対する不正操作を実行し得るという不利な点を被る。リーダ局のパッシブデータ担体であって、電磁信号(例えば搬送信号)によって電気エネルギを供給されているパッシブデータ担体との通信の中断は、前記データ担体内に設けられているエネルギ貯蔵装置(コンデンサ)は、すぐ(ミリ秒から秒の範囲内で)空になるので、前記データ担体が完全にオフに切り替わるまでの不正操作の期間は非常に短く、概ね、いかなる結果も伴わずに概ね留まっているのに対し、バッテリの形態で自身のエネルギ供給部を有しているか、又は「バーチャル・スマート・カード」として通信装置内に組み込まれており該通信装置からエネルギを供給されているかのいずれかであるデータ担体における操作のリスクは、前記データ担体のバッテリが消耗するか又は前記通信装置がオフに切り替わるかまで、残存している。
本発明の目的は、上述の欠点が防止される、冒頭段落に記載された種類のリセット回路、第二段落に記載された種類のデータ担体、第三及び第四段落に記載された種類の通信装置、並びに第五段落に記載された種類のリセット方法を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明によるフィーチャは、本発明によってリセット回路上で提供され、この結果、本発明によるリセット回路は、以下のように特徴付けられることができる。
一連のクロック信号サイクルから成るクロック信号を受け取るクロック信号入力を有し、デジタルデータ信号を受け取るデータ信号入力であって、該デジタルデータ信号は少なくとも1つの信号エッジが該デジタルデータ信号におけるデータビット毎に出現するような態様で符号化されているデータ信号入力を有し、前記データ信号入力及び前記クロック信号入力に接続されており、クロック信号サイクルの数をカウントするように設計されているカウント段であって、前記クロック信号サイクルは規定数のデータ信号エッジの間に出現する、カウント段を有し、前記カウント段によってカウントされた前記クロック信号サイクルの数を下方の限界及び/又は上方の限界と比較するように設計されている比較手段であって、比較に用いられた前記限界の値に依存して、前記数が前記下方の限界よりも低いか又は前記上方の限界を超えているかのいずれかである場合、リセット信号を発するように設計されている比較手段を有するリセット回路。
上述の目的を達成するための、例えば、データ担体内に設けられる本発明によるリセット回路。
上述の目的を達成するための、例えば、本発明によるデータ担体と通信する本発明による通信装置及び手段を備えている本発明によるデータ担体。
上述の目的を達成するために、本発明によるフィーチャは本発明によるリセット方法を備えており、この結果、本発明によるリセット方法が以下のように特徴付けられることができる。
データ担体及び該データ担体の論理回路を、それぞれ、規定された論理状態にリセットするリセット方法であって、一連のクロック信号サイクルから成るクロック信号の受信を有し、少なくとも1つの信号エッジがデジタルデータ信号内のデータビット毎に出現するような態様で符号化されている該デジタルデータ信号の受信を有し、規定数の前記データ信号エッジの間に出現する前記クロック信号サイクルの数をカウントするステップを有し、カウントされたクロック信号サイクルの前記数の下方の限界及び/又は上方の限界との比較を有し、前記数が、前記下方の限界よりも低いか又は前記上方の限界を越えているかのいずれかのままである場合、比較に用いられた前記限界の値に依存して、前記論理回路に対するリセット信号を発するステップを有するリセット方法。
本発明のフィーチャは、ワイヤレス通信が、通信装置(リーダ局)とデータ担体との間で中断される場合にリセット信号をトリガし、次いで、前記データ担体又は該データ担体の論理回路を、前記データ担体に対する第三者による操作が排除される規定された論理状態に設定する。ここで、本発明による前記リセット回路は、単なるデジタル回路と考えられており、該デジタル回路は、所要空間及び所要エネルギが小さいので、非接触に読み出し可能なデータ担体に内に良好に組み込まれることができる。特に、本発明によるリセット回路は、自身のクロック発生器を有する必要がない。前記クロック発生器とは、比較的高価であり大きい空間を占有する(例えば、水晶を使用して実現されるもの)、RC若しくはLC振動回路において比較的不正確に働く、又は製造の間に時間のかかる調整を要求し、更には高い電力消費を有する。特別な利点は、本発明によるリセット回路は、データ信号が存在するにもかかわらずクロック信号が存在しない場合、及びクロック信号が存在するにもかかわらずデータ信号が存在しない場合、自身の機能を実行することにおいて証明されている。
請求項3に記載の手段によれば、得られる利点は、データ担体が有線のリンクによって通信手段と一緒に働くことができ、自身の結合要素及び自身のエアインターフェースを有する必要がなく、非接触のデータ転送は、データ担体に対する結合要素及びエアインターフェースを提供する前記通信装置を介して行われることができることにある。これにより、「バーチャルカード」を備えるシステムを構成することも可能となる。
請求項4に記載の手段によれば、得られる利点は、当該データ担体がスタンドアローンの装置として働くことができることにある。有線データ転送用のパッドを付加的に設けることは、ハイブリッドデータ担体を構成する選択肢に影響を与えない。
請求項5に記載の手段によれば、得られる利点は、当該データ担体が自身の所有の電池を必要としないことにある。コイル又はコンデンサの形態におけるオプション的エネルギ記憶手段は、電磁場の不具合の際に、前記リセット回路が、リセット信号を生成し、これによって、前記データ担体又は該データ担体の論理回路を規定された論理状態に確実に設定するのに十分長く働き続けることができるような態様で、設計されなければならない。
請求項6に記載の手段によれば、得られる利点は、前記データ担体は、「スマートカード」等のような移動電話アプリケーションと、ワイヤレスデータ担体に関するアプリケーションとに対して同時に使用されることができる。このことは、チケット注文システム、電子支払システム及び当局との安全な電子通信等のような、広範囲の可能なアプリケーションを提案する。
請求項8に記載の手段によれば、得られる利点は、前記通信手段が、バーチャルスマートカード・システムを構成する中継局を形成することにある。
請求項9及び10に記載の手段によれば、本発明によるリセット回路は、リーダ局の電磁場の極端な場合(即ち、搬送信号が完全にオフにされ、従って、クロック信号もデータ信号も存在しないことを意味する)においてさえ、機能的なままでいることにある。これらの信号の少なくとも1つは、本発明による手段によってシミュレーションされる。
請求項11に記載の手段によれば、得られる利点は、バーチャルスマートカード・システムが、標準的な装置によって実現されることができることにある。
本発明のこれら及び他の見地は、限定的ではない例として、以下に記載される実施例を参照することにより、明らかになり、説明されるであろう。
本発明は、以下で、非限定的ではない図面によって、前記実施例を参照して説明されるであろう。
図1は、リセット回路1をブロック回路図の形態で示している。リセット回路1は、クロックパルス入力RCを有しており、該クロックパルス入力RCによって、一連のクロック信号サイクルから成るクロック信号CLを受け取る。更に、リセット回路1は、データ信号入力RDを有し、該データ信号入力RCによってデジタルデータ信号MDを受け取る。デジタルデータ信号MDは、データビット毎に少なくとも1つの信号エッジ(0→1、1→0)を呈するような仕方で符号化されている。示されている実施例において、データ信号MDは、マンチェスター符号化を有しており、各バイナリ1は、半ビット期間における負のエッジ(1→0)によって表されており、各バイナリ0は、半ビット期間における正のエッジ(0→1)によって表されている。更に、リセット回路1は、カウント段(略して、カウンタ2と称される)を有している。カウンタ2は、データ入力RDとクロック入力RCとに接続されている。カウンタ2は、規定数のデータ信号エッジの間に出現するクロックパルスサイクルの数Xをカウントするように設計されている。最も単純な場合、カウント期間は、場合によっては、2つの隣接するデータ信号エッジ0→1又は1→0の間であり得る。しかしながら、データ信号MDの符号化に依存して、前記カウント期間は、2以上の正のデータ信号エッジの間、又は2つ以上の負のデータ信号エッジの間であることもできる。カウンタ2は、ゲート回路として実現されることができ、前記データ信号エッジは、扉の開閉のための制御信号を表しており、前記クロックパルスは、前記ゲートが開いている場合、デジタルカウンタまで通過される。比較器のような信号整形手段が、前記カウンタの前に設けられることもできる。カウンタ2は、該カウンタ2のカウント値が各カウント期間の始まりにおいてゼロにリセットされるような態様で設計されているとも述べなければならない。
前記カウンタによってカウントされる前記クロック信号サイクルの数Xは比較手段3に供給され、該比較手段3は、クロック信号サイクルの数Xを所与の下方の限界MINと比較する。下方の限界MINは、許容誤差内での前記クロック信号の周波数の変化が、特定のカウント期間内で前記下方の限界よりも下にあることを生じないような仕方で規定される。しかしながら、前記クロック信号が完全に不良である場合、予め規定されている前記下方の限界は、現在のカウント期間の後のカウント期間の一番最後において認識され、この結果、リセット信号RSが比較手段3によって生成される。リセット信号RSは、規定されている論理レベル、レベル遷移、所定のレベル又は信号パターンを有することができる。
他の場合も、実際に起こり得る。これらの場合の1つにおいては、前記クロック信号ではなく、前記データ信号が不良である。このような場合においさえてもリセット回路1がリセット信号RSを発生するように、本発明の実施例において、カウンタ2によってカウントされるクロック信号の数Xを上方の限界MAXと比較し、上方の限界MAXを超えている場合には、リセット信号RSを供給する比較手段が設けられる。
従って、上方の限界MAXは、第1の値の範囲を自身の最下部で制限し、下方の限界MINは、第2の値の範囲を自身の最上部において制限しており、クロック信号サイクルの数Xが、下方の限界MINと上方の限界MAXとの間にある第3の許可された値の範囲(即ち、前記第1の値の範囲又は前記第2の値の範囲内にある値を表す)を離れるとすぐ、リセット信号RSが生成される。
この点において、両方の限界MIN又はMAXが前記比較に含まれる必要があるわけではなく、単に上方の限界MAX又は下方の限界MINが、クロック信号サイクルのカウントされた前記数との比較に使用される実現化も想像され得ることも述べなければならない。
しかしながら、前記データ信号及び前記クロック信号が不良である場合、リセット回路1は「フリーズ」する。通信装置との接続に関連した適切な手段が、以下で詳細に記載される。
本発明によるリセット回路1は、好ましくは、図2のブロック回路図によって示されている非接触通信のために設計されているデータ担体4に含まれるものとして適切である。図2に示されているデータ担体4は、リセット回路1に加えて、論理回路5を有しており、該論理回路5は、デジタルデータ信号MDを受け取り、出力データADを供給し、リセット回路1によって生成されたリセット信号RSの1つを受け取るように設計されている。論理回路5は、直ちに、リセット信号RSによって、規定された論理状態に設定され、該規定された論理状態とは、一般に、「停止」状態であり、即ち、前記クロック信号若しくは前記データ信号又は両方の信号の不良によって異常な態様で終了された又は遮断された規則的な通信の記録の前の状態である。この信頼性は、前記クロック信号又はデータ入力信号MDが不良である際、論理回路5が、データの読み出し、又はデータ担体4の操作若しくは図2に示されていないカードリーダによって該データ担体4に記憶されているデータの操作を可能にする論理状態を継続するのを防止する。データ担体4は、パッド6を有し、該パッド6から、外部データ入力ラインとデータ出力ラインとクロック信号ラインとを接続する3つの接続が示されており、該3つの接続によって、データ信号MD及びクロック信号CLがリセット回路1に供給されると共に有線接続によって論理回路5に供給され、論理回路5によって生成されるデータ出力信号DAが送信されることができる。電源ラインが、付加的な接続領域によってパッド6を介して当該データ担体に接続されることもできるが、前記付加的な領域は、この場合においては明示されていない。
本実施例において、データ担体4は、ハイブリット法によって造られる。このことは、該データ担体4が、電磁信号のワイヤレス伝送に関するリソース、即ち電磁信号のワイヤレス送信/受信用のアンテナとして配されている結合要素7と、受信された電磁信号を処理し、伝送されるべきデータ出力信号DAを処理するように設計されている所謂エアインターフェース8とを有することを意味する。この点において、結合要素7は、コンデンサ板又は伝送コイルの助けによっても実現されることができることも述べなければならない。
詳細には、エアインターフェース8は、受け取られた電磁信号からデータ信号MD(通常、搬送信号の振幅又は位相変調によって表されている)とクロック信号CLとを抽出し、データ信号MD及びクロック信号CLをリセット回路1又は論理回路5に転送するように設計されている。クロック信号CLは、大抵、電磁高周波数場(即ち搬送信号)の搬送周波数に対応している。データ信号MDは、規格としてマンチェスター符号化における高周波数場において符号化されるので、本発明によるリセット回路の機能に必要な条件、即ち、少なくとも1つの信号エッジがデータビットごとにデータ信号内に出現することを満たしている。更に、エアインターフェース8は、前記電磁高周波数場を変調し(例えば、負荷変調)て、データ信号DAを前記リーダ局に送信するように設計されている。
データ担体4は、例えば、規格ISO/IEC14443に従うパッシブデータ担体として設計されることができ、即ち自身のエネルギ供給を有さないが、受信される電磁信号のエネルギを供給される。この目的のため、エアインターフェース8は、電気エネルギを前記搬送信号から抽出し、リセット回路1及び論理回路5にエネルギを供給するように設計されており、抽出された前記電気エネルギは、一時的に、エネルギ貯蔵手段9に貯蔵される。コンデンサとして実現されているエネルギ貯蔵手段Pは、コイルとして実現されることもできる。
前記論理回路は、安全アプリケーションモジュール(SAM)として設計されることができ、このモジュールは、処理されるべきデータのカプセル化及び暗号化によって、ソフトウェアアプリケーション上の比較的安全な動作を保証することも述べなければならない。
移動電話として設計されている、データ担体4´を含んでいる通信手段10が、ブロック回路図によって図3に示されている。データ担体4´は、図2に示されている上述のデータ担体4にとても類似している。データ担体4´は、本発明によるリセット回路1と、論理回路5とを有する。これらのモジュールの機能に関しては、上述の記載を参照されたい。
更に、データ担体4´は移動電話アプリケーションのための加入者識別モジュール(SIM)を有するので、従って、同時に、非接触読み出しデータ担体として、かつ、移動電話のSIMカード(例えば、商用取引)として同時に使用されることができ、新しい種類のアプリケーションのオプション(例えば、商用取引)を提案し、データ担体4´が一方の装置から他方の装置まで移動されることができ、従ってより柔軟な使用を有するという本場合において、特に有利である。
しかしながら、データ担体4´は、結合要素とエアインターフェースとを含んでいないので、非接触に読み出し可能なデータ担体ではないが、この機能を、リーダ局とのワイヤレス通信(非接触通信とも称される)を実現するのに必須の要素を有している通信装置10との相互作用のみによって獲得する。通信装置10は、データ担体4´と共に「バーチャルスマートカード」とも称される「バーチャル非接触データ担体」を形成し、通信装置10は、非接触に読み出し可能なデータ担体であるかのようにリーダ局(図示略)と通信するデータ担体中継装置を形成し、実際の安全関連アプリケーションデータは、データ担体4´上にあり、前記データ担体中継装置によって前記リーダ局に転送される。
上述したように、通信装置10は、移動電話として設計されている。前記移動電話の中央制御要素は、ベースバンドコントローラBBCである。ベースバンドコントローラBBCの動作及び機能のモードは、移動電気通信の分野の当業者に技術的によく知られているものであるので、特別な説明は必要ない。しかしながら、ベースバンドコントローラBBCは、データバスBUS2を越えてデータ担体4´上で実施されている加入者識別モジュール(SIM)と通信し、該データバスBUS2は、ISO7816規格に適合するようにスマートカード用に設計されており、ユーザデータ等を読み出す及び記憶することも述べなければならない。データ担体4´上の論理回路5をアドレス指定する及び非接触データ担体用のリーダ局と通信するために、通信装置10は、以下で詳細に説明される通信の手段を付加的に有している。通信のこれらの手段は、通信装置10と前記リーダ局との間の非接触情報伝送のための結合要素7´と、受信された電磁信号及び送信されるべきデータを処理するエアインターフェース8とを有している。エアインターフェース8´は、受信された電磁信号から、デジタルデータ受信信号MDとクロック信号CL(パルス)とを抽出し、これらをデータ担体4´に転送する。逆に、データ担体4´によって受け取られる出力データADは、エアインターフェース8´及び結合要素7´を使用して、リーダ局に伝送される。シリアルデータ逆スイッチ13(シリアルデータスイッチ)は、データ受信信号MDを、オプションとして、データ担体4´に又はトランスコーダ14とCPUとデータバスBUS1とを介して移動電話のベースバンドコントローラBBCに転送する働きをする。同様に、データスイッチ13は、データ担体4´から到来する出力データAD、又はベースバンドコントローラBBCによって生成され、データバスBSU1とCPUとトランスコーダ14とを越えて処理された出力データを、エアインターフェース8´及び結合ネットワーク7´を介してリーダ局にオプションとして送信する役割をする。従って、データ担体4´及び通信装置10は、シリアルデータスイッチ13によってリーダ局と通信することができる。データバスBUS1は、選択されたバージョンに従って(例えば、規格USB、RS232、I2C又はSPIのうちの1つに従って)働くことを述べなければならない。通信装置10は、移動電話としてだけではなく、個人用携帯型情報端末(PDA)又はパーソナルコンピュータとしても有利に構成されることができ、インターフェースを、順に、データネットワーク又は電気通信ネットワークに接続させることができる。
前記通信装置がリーダ局の近接場から移動された場合、前記リーダ局によって生成され、結合要素7´において受け取られる電磁場の電磁場強度は、データ及び/又はクロック信号(クロックパルス)が前記フィールドからもはや抽出されることができなくなる臨界よりも下になるまで、減少する。従って、リーダ局とデータ担体4´との間の通信は、正確に予知することができない時点で消失する。データ担体4´の論理回路5は、大抵、状態マシンと呼ばれるものとして、又はソフトウェアが実行されるマイクロプロセッサによって実現される。通信の通常の終了を伴わない通信の直接的な損失によって、データ担体4´が操作され得る可能性を生じる動作状態が、両方の実施例において起こり得る。このことは、前記リーダ局によって生成された電磁場によって電気エネルギが供給されるパッシブデータ担体においては、該データ担体の電圧供給は電磁場が消滅していくと共に低下し、従って、データが、これ以上伝送されることができない、又は予め存在していた動作状態が消失するので、深刻な問題を呈さないのに対し、バーチャルスマートカードの場合、図3の例に示されているように、データ担体4´が通信装置10によって電気エネルギを供給され、データ担体4´は、記載された好ましくない動作状態でハングしたままになり得る。このような不利な動作状態を回避するために、本発明によるデータ担体4´は、リセット回路1を備えている。しかしながら、リセット回路1の機能は、前記データ信号又は前記クロック信号のいずれかは、他方の信号が存在しない間、少なくとも暫定的に継続していることを必要とする。このことは、実際に保証されることができないので、エアインターフェース8´の更なる実施例がこの問題を解決するために提案され、この実施例においては、が実施例において設けられており、該擬似データ生成器11は、有効なデータ信号が抽出されることができる電磁信号が結合手段7を介して受信されることができない場合に、伝達に利用可能な擬似データ信号を、データ担体4にレンダリングする目的で設計されており、該擬似データ信号は、各データビットに対して、少なくとも1つの信号エッジが該擬似データ信号内に現れるように符号化されている。データ担体4´の論理回路5は、この場合において、前記擬似データを実際のデータと区別することができるように設計されなければならない。このことは、このような値を、取り決め若しくは規格に従えば実際のデータ信号において生じないデータの組み合わせ又は前記擬似データに割り当てることによれは、実現し易い。代替的な実施例において、エアインターフェース8´は、擬似クロック信号発生器12を有し、該擬似クロック信号発生器12は、有効なクロックパルスが抽出されることができる電磁信号が結合手段7´を介して受け取られることができない場合、前記データ担体への転送のために、一連のクロック信号サイクルから成る擬似クロック信号を利用可能にする目的で設計されている。擬似データ生成器11又は擬似クロック信号発生器12は、リーダ局への通信が再開されることができるとすぐに、オフに切り替えられることを理解されたい。
Claims (12)
- 一連のクロック信号サイクルから成るクロック信号を受け取るクロック信号入力を有し、少なくとも1つの信号エッジ(0→1、1→0)がデジタルデータ信号内のデータビット毎に出現するような態様で符号化されている該デジタルデータ信号を受け取るデータ信号入力を有し、前記データ信号入力及び前記クロック信号入力に接続されているカウント段であって、規定数のデータ信号エッジの間に出現するクロック信号サイクルの数を、カウントするように設計されているカウント段を有し、前記カウント段によってカウントされた前記クロック信号サイクルの数を、下方の限界及び/又は上方の限界と比較するように設計されている比較手段であって、前記数が、比較に用いられた前記限界の値に依存して、前記下方の限界よりも下であるか又は前記上方の限界を超えているかのいずれかのままである場合、リセット信号を発するように設計されている比較手段を有する、リセット回路。
- デジタルデータ信号を受け取り、出力データを生成し、リセット信号を受け取るように設計されている論理回路を有するデータ担体であって、前記リセット信号は、前記論理回路を規定された論理状態に設定するために供給されるデータ担体において、前記データ担体は、請求項1に記載のリセット回路を有し、前記リセット回路の前記リセット信号が前記論理回路に供給されるように提供される、データ担体。
- 外部データ入力ライン、データ出力ライン、クロック信号ライン、及び好ましくは電源ラインを前記リセット回路及び前記論理回路それぞれに接続するためのパッドを有する、請求項2に記載のデータ担体。
- 信号の非接触伝送のための結合要素を有し、受け取られた信号を処理するエアインターフェースを有する請求項2に記載のデータ担体であって、前記エアインターフェースは、前記受けとられた信号からデータ信号及びクロック信号を抽出し、抽出された前記データ信号を前記リセット回路及び前記論理回路それぞれに転送するように設けられている、請求項2に記載のデータ担体。
- 前記エアインターフェースは、電気エネルギを抽出し、前記リセット回路及び前記論理回路にエネルギを供給するように設計されており、抽出された前記電気エネルギは、好ましくは、中間的に、エネルギ貯蔵手段にバッファされる、請求項4に記載のデータ担体。
- 移動電話アプリケーションのための利用者識別モジュールを有する、請求項2に記載のデータ担体。
- 請求項2ないし6の何れか一項に記載のデータ担体を有する、通信装置。
- 請求項3ないし6の何れか一項に記載のデータ担体と通信するように設計されている通信装置であって、信号の非接触伝送のための結合要素と、受け取られた信号の処理のためのエアインターフェースとを有し、前記エアインターフェースは、デジタルデータ受信信号及びクロック信号を、前記受け取られた信号から抽出し、前記デジタルデータ受信信号を前記データ担体に転送するのに利用可能にするように設けられている、通信装置。
- 前記エアインターフェースは擬似データ生成器を有し、該擬似データ生成器は、有効なデータ受信信号が抽出されることのできる信号が前記結合手段によって受け取られることができない場合、少なくとも1つの信号エッジが擬似データ信号内のデータビット毎に出現するような仕方で符号化されている該前記擬似データ信号を、前記データ担体への転送に利用可能にするように設計されている、請求項8に記載の通信装置。
- 前記エアインターフェースは、擬似クロック信号発生器を有し、前記擬似クロック発生器は、有効なクロック信号が抽出されることのできる電磁信号が前記結合要素によって受信されることができない場合、一連のクロック信号サイクルから成る前記擬似データ信号を、前記データ担体への転送に利用可能にするように設計されている、請求項8に記載の通信装置。
- 前記通信装置は、移動電話、個人用携帯型情報端末又はパーソナルコンピュータとして設計されている、請求項7ないし10の何れか一項に記載の通信装置。
- データ担体及び該データ担体の論理回路を、それぞれ、規定された論理状態にリセットするリセット方法であって、一連のクロック信号サイクルから成るクロック信号の受信と、少なくとも1つの信号エッジがデジタルデータ信号内のデータビット毎に出現するような態様で符号化されている該デジタルデータ信号の受信を有し、規定数のデータ信号エッジの間に出現している前記クロック信号サイクルの数をカウントするステップを有し、カウントされたクロック信号サイクルの前記数の、下方の限界及び/又は上方の限界との比較を有し、前記比較に用いられた前記限界の値に依存して、前記数が前記下方の限界よりも低いか又は前記上方の限界を超えているかのいずれかのままである場合において、前記論理回路に対してリセット信号を発するステップを有するリセット方法。
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