JP2007523544A - 電子透かし検出 - Google Patents
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Abstract
情報信号が、権利情報のようなデータのペイロードを合わせて定義する複数の電子透かし(Wi)を含む。検出器(100)は、前記情報信号における複数の電子透かしのそれぞれの存在を検出し(60乃至62)、前記電子透かしによって表されるペイロードを決定する(70、75)ために利用され得る出力(101乃至103)を供給する。前記電子透かしによって表現されるペイロードの正確性についての信頼度が、検出段(60乃至62)からの情報(104乃至106)を利用して算出される(110)。このことは、DRM(Digital Rights Management)システムのような、ペイロード結果に依存する任意の機器に、ペイロードの品質の尺度を提供する。検出段(60乃至62)において得られる相関ピークの形状についての情報が、ペイロードの正確性についての信頼度を導出するために利用されても良い。
Description
本発明は、情報信号における電子透かしの検出に関する。
電子透かしは、何らかの種類のラベル(label)が情報信号に付加される手法である。電子透かしが付加される情報信号は、データファイル、静止画像、ビデオ、オーディオ又は他のいずれかの種類のメディアコンテンツを表し得る。前記ラベルは、前記情報信号が配布される前に、該情報信号に埋め込まれる。情報信号を劣化させないようにするため、前記ラベルは通常、通常の条件下では知覚されないような態様で付加される。例えば、オーディオファイルに付加された電子透かしは、通常の聴取条件下では可聴ではないべきである。しかしながら電子透かしは、前記情報信号が符号化又は圧縮、変調等のような伝送の間の通常の処理を経た後にも検出可能なままであるために、十分に頑強であるべきである。
単純な電子透かし形式は、コンテンツのアイテムに単一の電子透かしを埋め込み、前記単一の電子透かしの存在をテストする検出方式を伴うものであり得る。この場合、電子透かしは1ビットの情報のみを伝達する。即ち電子透かしの存在又は不在の情報である。電子透かし技術の開発において、情報信号に複数の電子透かしを埋め込み、該電子透かしの組み合わせがペイロード(payload)として知られるコードを表すために利用されることが知られている。前記ペイロードは、例えば「コピー」、「コピー不可」又はコンテンツの識別番号といったコードを表しても良い。この種の方式は、Ton Kalkerらによる論文「A Video Watermarking System for Broadcast Monitoring」(Proceedings of the SPIE、Bellingham、Virginia、Vol. 3657、1999年1月25日、103-112頁)に記載されている。本方式においては、互いに対して空間的なシフトを持つ複数の(例えば4個の)基本電子透かしパターンを埋め込むことにより、ペイロードがエンコードされる。テスト下の信号は、前記基本電子透かしパターンのそれぞれと個別に相関をとられ、相関結果のバッファを生成する。各電子透かしの存在は、前記相関結果におけるピークによって示唆される。4個全ての基本電子透かしパターンが、閾値5σ(結果バッファにおける相関結果のセットの標準偏差の5倍)よりも大きな相関ピークを生成する場合、電子透かしが存在すると宣言される。該閾値は、電子透かしを入れられていないコンテンツが誤って電子透かしを入れられていると宣言される(誤検知)確率が許容可能な程度に低くなるように選択される。電子透かしが見出されると、前記基本パターン間のシフトを検査することにより、前記ペイロードがデコードされる。一般に、電子透かしが信頼性高く検出される場合には、ペイロードもまた信頼性高く抽出されると仮定される。しかしながら実際には、電子透かしの存在が検出される一方で、抽出されるペイロードが誤ったものであることが起こり得る。
殆どのアプリケーションにおいて、電子透かしを入れられたコンテンツには、電子透かしが該コンテンツに埋め込まれる時点と、該電子透かしの存在が検出される時点との間に、種々の処理演算が実行される。コンテンツ処理の一般的な例は、MPEG符号化のような損失の大きい圧縮である。一般に、処理の効果は、電子透かし検出処理の間に生じることが通常期待される相関ピークを低下させるものである。従って、相関ピークを見出すことに基づく電子透かし検出手法の性能は、斯かる処理を実行されたコンテンツにおける電子透かしを検出しようと試みる場合にかなり低下させられる。
本発明の目的は、情報信号における電子透かしによって担持されるペイロードを抽出する改善された方法を提供することにある。
従って、本発明の第1の態様は、複数の電子透かしが存在する情報信号を処理する方法であって、前記複数の電子透かしは合わせてペイロードを定義し、前記方法は、
前記情報信号における前記複数の電子透かしのそれぞれの存在を検出するステップと、
前記電子透かしにより表現されるペイロードを決定するステップと、
前記電子透かしにより表現されるペイロードの正確性の信頼度を算出するステップと、
を有する方法を提供する。
前記情報信号における前記複数の電子透かしのそれぞれの存在を検出するステップと、
前記電子透かしにより表現されるペイロードを決定するステップと、
前記電子透かしにより表現されるペイロードの正確性の信頼度を算出するステップと、
を有する方法を提供する。
本方法は、ペイロード結果に依存する任意の機器(例えばDRM(Digital Rights Management)システム)に、ペイロードの品質の尺度を供給する利点を持つ。このことは例えば、コンテンツ管理/コピー保護アプリケーションにおいて誤った権利が推定されることを防ぐことができる。更にこのことは、新たな動作が実行されることを可能とする。即ち、電子透かしは見出された(ことによると保護されたオーディオ/ビデオコンテンツを示唆している)が、ペイロードが抽出されない(従って正確な権利が決定されない)場合に対して、一意的な応答が定義されることができる。
好適な実施例においては、前記情報信号は、予期される電子透かしパターンのそれぞれと相関をとられ、相関結果のセットが導出される。相関ピークの形状についての情報は、ペイロードの正確さについての信頼度を導出するために利用される。
ここで説明される機能は、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせで実装されることができる。従って、本発明の他の態様は、本方法を実行するためのソフトウェアを提供する。ソフトウェアは機器の寿命の間のいずれの時点においてホスト装置にインストールされても良いことは理解されるであろう。該ソフトウェアは、電子メモリ装置、ハードディスク、光ディスク又は他の機械読み取り可能な記憶媒体に保存されても良い。該ソフトウェアは、コンピュータプログラムとして機械読み取り可能な担体で配布されても良いし、又はネットワーク接続を介して装置に直接にダウンロードされても良い。
本発明の更なる態様は、前記方法のステップのいずれかを実行する、情報信号を処理する装置、及び前記装置の出力に応答する、情報信号を提示する装置を提供する。
説明される実施例は画像又はビデオ信号(ディジタルシネマコンテンツを含む)の処理に言及しているが、前記情報信号はオーディオ又は他のいずれの種類のメディアコンテンツを表すデータであっても良いことは理解されるであろう。
本発明の実施例は、添付図面を参照しながら、例としてのみ、以下に説明される。
背景として、及び本発明の理解のため、図1を参照しながら、電子透かしを埋め込む処理が簡潔に説明される。電子透かしパターンw(K)は、1以上の基本電子透かしパターンwを利用して構築される。データのペイロード(payload)が該電子透かしによって担持されるべき場合には、幾つかの基本電子透かしパターンが利用される。電子透かしパターンw(K)は、埋め込まれるべきペイロード(多ビットのコードK)に従って選択される。前記コードは、幾つかの基本パターンwを選択し、これらパターンを特定の距離及び方向に互いから離して配置することにより表される。組み合わせられた電子透かしパターンw(K)は、コンテンツに付加されることができるノイズパターンを表す。電子透かしパターンw(K)は、MxMビットのサイズを持ち、一般にコンテンツのアイテムよりもかなり小さい。従って、MxMパターンが、コンテンツデータのフォーマットに合致する、より大きなパターンへと繰り返される(タイル状に並置される)(14)。画像の場合には、パターンw(K)が、組み合わせられる画像のサイズと等しくなるように、タイル状に並置される(14)。
コンテンツ信号は受信されバッファリングされる(16)。コンテンツ信号中のローカルアクティビティ(local activity)の度合いλ(X)が、各画素位置において導出される(18)。該値は、付加的なノイズの可視性についての尺度を与え、電子透かしパターンW(K)をスケーリングするために利用される。このことは、電子透かしが画像における等しい明るさのエリアのようなコンテンツにおいて知覚可能となることを防ぐ。全体のスケーリング因子sが乗算器22において電子透かしに適用され、このことは電子透かしの全体的な強度を決定する。sの選択は、必要とされる頑強さの度合いと、該電子透かしがどの程度知覚可能であるべきかの要件との妥協点である。最後に、電子透かし信号W(K)が前記コンテンツ信号に追加される(24)。該電子透かしが中に埋め込まれた結果の信号は次いで、該コンテンツの通常の配布の一部としての種々の処理ステップを実行される。
図2は、電子透かし検出器100の模式的な図を示す。前記電子透かし検出器は、電子透かしを埋め込まれたものであり得るコンテンツを受信する。以下の説明においては、該コンテンツは画像又はビデオコンテンツであると仮定される。電子透かし検出は、個々のフレームに対して実行されても良いし、又はフレームの群に対して実行されても良い。蓄積されたフレームは、MxM(例えばM=128)のサイズのブロックに分割され、次いでMxMサイズのバッファに折り畳まれる。これらの初期ステップはブロック50として示される。次いでバッファ中のデータに対して、高速フーリエ変換52が実行される。検出処理における次のステップは、バッファ64に保持されたデータにおける電子透かしの存在を決定する。前記バッファが特定の電子透かしパターンWを含むか否かを検出するため、前記バッファの内容と、予期される電子透かしパターンとに対して、相関がとられる。前記コンテンツのデータは複数の電子透かしパターンを含み得るため、幾つかの並列の分岐60、61及び62が示される。分岐のそれぞれは、基本電子透かしパターンW0、W1及びW2の1つとの相関をとる。前記分岐の1つが、より詳細に示されている。基本パターンWiの全てのとり得るシフトベクトルについての相関値が同時に計算される。データ信号と相関をとる前に、基本電子透かしパターンWi(i=0、1、2)に対して高速フーリエ変換(FFT)が実行される。次いで相関値のセットに対して逆高速フーリエ変換が実行される(63)。相関演算のより完全な詳細は、米国特許US6505223B1に記載されている。
前記相関をとる際に利用されるフーリエ係数は複素数であり、それぞれが大きさ及び位相を表す実部と虚部とを持つ。検出器の信頼性は、大きさの情報が捨てられ、位相のみが考慮される場合に、著しく改善されることが分かっている。大きさの正規化演算は、点毎の乗算の後、且つ逆フーリエ変換63の前に実行されることができる。正規化回路の動作は、大きさによる各係数の点毎の除算を有する。この全体的な検出手法は、SPOMF(Symmetrical Phase Only Matched Filtering)として知られている。
上述の処理からの相関結果のセットは、バッファに保存される(64)。相関結果のセットの小さな例が図3に示される。電子透かしを入れられたコンテンツは、該相関結果データにおけるピークの存在により示唆される。相関結果のセットは、コンテンツデータにおける電子透かしの存在によるものであり得るピークを特定するために検査される。理想的な条件下では、電子透かしの存在は、鋭い、かなりの高さの孤立したピークによって示唆され得る。しかしながら、コンテンツの配布の間の、以前の処理演算が、相関結果における幾つかの隣接する位置に亘って不鮮明にされた(smeared)ことによる相関ピークを引き起こした見込みが高い。初期処理段65は、相関ピークを表している可能性のある相関結果データの候補のクラスタを特定する。候補のピークを特定するための手法は、後により詳細に説明される。
候補のピークが特定されると、更なる処理段85が、どのピークが電子透かしによるものである見込みが高いかを決定する。相関データの1以上のセットにおいて正当なピークが特定されると、ベクトル取得段70が、データの種々のセットを照合し、電子透かしパターン間のベクトルを見出す。即ち、種々のパターンw0、w1及びw2が互いから離れている距離及び方向を特定する。最後のステップ75において、先行するステップ70において特定されたベクトルが、前記電子透かしのペイロードを表すコードKに変換される。
各分岐60、61及び62のピーク検出段85は、電子透かしパターンが当該分岐において見出されたか否かを表すそれぞれの信号101、102及び103を出力する。加えて、各分岐60、61及び62からの情報104、105及び106が、ペイロード信頼度算出ユニット110に供給される。信頼度算出ユニット110は、抽出されたペイロードKがどれだけ信頼性の高いものであるかの尺度を決定するために算出を実行する。
前記信頼度は比較器112に供給され、比較器112は前記信頼度を許容可能なレベルの信頼度を表す閾値111と比較する。閾値111は、アプリケーションに応じて、いずれの望ましい値に設定されても良い。最後の段115は、電子透かし検出信号を受信し、電子透かし検出信号101、102及び103並びに信頼度値113に依存する出力225を供給する。3つの起こり得る結果がある:
(a)電子透かしが見出されない(電子透かし検出信号101、102及び103のうち1以上が、電子透かしが存在しないことを示唆する)。
(b)電子透かしが見出され、ペイロードが抽出される(全ての電子透かし信号101、102及び103が、電子透かしが見出され且つ信頼度値113が高いことを示唆する)。
(c)電子透かしが見出されるが、ペイロードが信頼性高く決定されない(全ての電子透かし信号101、102及び103が、電子透かしが見出され且つ信頼度値113が低いことを示唆する)。
(a)電子透かしが見出されない(電子透かし検出信号101、102及び103のうち1以上が、電子透かしが存在しないことを示唆する)。
(b)電子透かしが見出され、ペイロードが抽出される(全ての電子透かし信号101、102及び103が、電子透かしが見出され且つ信頼度値113が高いことを示唆する)。
(c)電子透かしが見出されるが、ペイロードが信頼性高く決定されない(全ての電子透かし信号101、102及び103が、電子透かしが見出され且つ信頼度値113が低いことを示唆する)。
出力225は、ディジタル権利管理(digital rights management)システムによって、適切な動作を提供するために利用されても良い。例えば、前記ペイロードがコピー制限(例えば「コピー禁止」、「1度だけコピー可」、「コピー自由」)を示し、出力225が上述の状況(c)を示す場合には、ディジタル権利管理システムが、コンテンツが提示されることを許可するが、該コンテンツがコピーされることを許可しないといったことが可能となる。
検出器100が動作し得る種々の方法がある。最も単純な形式においては、有意なピークを特定するため、バッファ64中の相関結果が閾値と比較される。典型的には、前記閾値は値5σ(結果バッファ中の相関結果のセットの標準偏差の5倍)に設定される。
より複雑な方式においては、より低い閾値を設定し、有意な値の相関結果のクラスタを特定することにより、「不鮮明にされた」相関ピークが検出されることができる。複数のピークがある場合、真のピークを表している見込みが高いピークを特定するため、これらピークが評価される。このことを実現するための手法は後述する。
更に複雑な形式においては、相互相関等によって、相関ピークの形状が予期される形状についての保存された情報と比較される。十分な形状の合致は、相関ピークの存在を示唆し得る(該ピークがかなり不鮮明にされたものであっても)。配布の間にコンテンツ信号に実行される種々の処理はそれぞれ特性を持ち得、従って認識可能であり、相関ピークの形状に影響を与える。ピークの形状は、図5に示されるような、相関値がグラフの底線からの高さとしてプロットされたグラフの形で相関結果を見ることにより、より良く理解され得る。ピークの形状についての情報は、信頼度算出ユニット110へと供給される(104、105及び106)。
これにより、相関結果が理想値を下回っていても、電子透かしの存在を検出することが可能であることが理解されるであろう。しかしながら、相関ピークの不鮮明化は、ペイロードの算出において幾分の不確実性をもたらす。相関ピークの相対位置がペイロードを決定し、不鮮明にされた又は平坦にされたピークがピークの真の位置に不明確さをもたらしている例を考える。ペイロード信頼性算出ユニット110は、ユニット85から得られたピーク形状情報を、信頼度の基礎とする。
再び図3及び4を参照すると、これら図は、バッファ64に保存され得る種類の相関結果データの2つのセットを示している。図3は、鋭く、良く定義された相関ピーク160が出現する場合に収集され得る種類のデータを示す。表1は、図3の結果データについて、誤り値の確率を示す。ペイロード誤り確率は、全てが前記バッファ中の最高点にセンタリングされた種々の推定されるピークサイズについて、式8(付録を参照されたい)によって与えられる。Cの値は、相関ピーククラスタに含まれる結果値の数を表す。3つの異なるサイズを持つクラスタが考慮される。C=1は単一の点である。C=9は、相関ピークにセンタリングされた3x3の正方形である。C=25は、相関ピークにセンタリングされた5x5の正方形である。単純さのため、全てのとり得るペイロードシフトが等しい確率であることが仮定される。
これに対し図4は、より低く、広く不鮮明にされた(平坦化された)相関ピークについての相関結果データを示し、表2は当該データについての誤り値の確率を示す。
図3のバッファにおけるピーク形状は、図4の平坦化されたピークに比較して(表2)、抽出されるペイロード(表1)の正確さにおいてはるかに高い信頼度に導くことは明らかである。これらの例においては、ピークを形成するためにとられる相関結果のクラスタは、最高値を持つ相関結果にセンタリングされた結果の正方形のグリッドである。例えば図4を見ると、該正方形のグリッドは、値4.9190を持つ結果130の周囲の結果の正方形である。クラスタを特定するためにより効率的な手法が利用される場合(以下に説明される)には、当該検出手法により特定されたクラスタが利用されても良い。上述の例におけるように結果のクラスタは正方形である必要はない。
再び図2を参照すると、線116によって示されるように、比較器112からの出力113が、ペイロード算出ユニット75に供給され得る。ペイロードの信頼度値が閾値信頼度値111よりも低い場合には、ペイロード算出ユニット75はペイロードKを算出しないよう指示される。かくして、ペイロードが不正確である見込みが高い場合には、該ペイロードは全く出力されない。
図2のユニット65における利用のための、相関結果における候補の相関ピークを特定するための処理が、ここで説明される。クラスタリングアルゴリズムが、幾つかの点のクラスタを形成し、これらクラスタのいずれかが、真の相関ピークに対応し得る。これらのクラスタの尤度(likelihood)が比較され、最小の尤度を持つクラスタが所望の相関ピークであると仮定される。本アルゴリズムは以下のステップを有する。
1.閾値を設定し、相関データにおける当該閾値を超える全ての点を見出す。本基準に合致する全ての点がリストptsAboveThreshに保存される。提案される閾値は3.3σ(σはバッファ中の結果の標準偏差)であるが、該値はいずれの好適な値に設定されても良い。好適な範囲は2.5σ乃至4σである。前記閾値が低く設定され過ぎると、電子透かしの存在に対応しない多くの点が前記リストに保存されてしまう。逆に、該値が高く設定され過ぎると、正当だが不鮮明にされたピークに対応する点が前記リストに追加されないというリスクがある。
2.最も高い絶対値を持つ点を見出す。
3.候補のクラスタ、即ち相関点のクラスタを形成する。候補のクラスタは、「有意」値(前記閾値より大きな値)を持つのみならず、有意な値を持つ少なくとも1つの他の点の非常に近くに配置された点を収集することにより形成される。このことは、以下のように達成される:
(i)ptsAboveThreshから第1の点を除去し、該点を新たなクラスタの第1の点pとして挿入する。
(ii)ptsAboveThreshから、点pの距離d内にある点を検索する。ptsAboveThreshから斯かる点を全て除去し、これら点を前記クラスタに追加する。
(iii)前記クラスタ中の次の点を現在の点pとする。新たな点pの距離d内にあるptsAboveThresh中の全ての点を前記クラスタに追加するように、ステップ(ii)を繰り返す。
(iv)ptsAboveThreshが前記クラスタ中の全ての点について処理されるまでステップ(iii)を繰り返す。
(v)結果のクラスタが単一の点のみから成り、且つ該点が上述のステップ2において見出された最も高いピークと等しくない場合には、該クラスタを破棄する。
(vi)ptsAboveThreshが空になるまでステップ(i)乃至(v)を繰り返す。
本手順の終了時には、上述のステップ1においてptsAboveThreshに最初に入力された全ての点は、
−該点に近いptsAboveThreshリストからの他の点を含むクラスタに割り当てられているか、又は
−類似の高さを持つ近隣の点を持たないために廃棄され、それ故クラスタの一部でなくなっているか、
のいずれかである。
2.最も高い絶対値を持つ点を見出す。
3.候補のクラスタ、即ち相関点のクラスタを形成する。候補のクラスタは、「有意」値(前記閾値より大きな値)を持つのみならず、有意な値を持つ少なくとも1つの他の点の非常に近くに配置された点を収集することにより形成される。このことは、以下のように達成される:
(i)ptsAboveThreshから第1の点を除去し、該点を新たなクラスタの第1の点pとして挿入する。
(ii)ptsAboveThreshから、点pの距離d内にある点を検索する。ptsAboveThreshから斯かる点を全て除去し、これら点を前記クラスタに追加する。
(iii)前記クラスタ中の次の点を現在の点pとする。新たな点pの距離d内にあるptsAboveThresh中の全ての点を前記クラスタに追加するように、ステップ(ii)を繰り返す。
(iv)ptsAboveThreshが前記クラスタ中の全ての点について処理されるまでステップ(iii)を繰り返す。
(v)結果のクラスタが単一の点のみから成り、且つ該点が上述のステップ2において見出された最も高いピークと等しくない場合には、該クラスタを破棄する。
(vi)ptsAboveThreshが空になるまでステップ(i)乃至(v)を繰り返す。
本手順の終了時には、上述のステップ1においてptsAboveThreshに最初に入力された全ての点は、
−該点に近いptsAboveThreshリストからの他の点を含むクラスタに割り当てられているか、又は
−類似の高さを持つ近隣の点を持たないために廃棄され、それ故クラスタの一部でなくなっているか、
のいずれかである。
前記相関バッファ中の全ての点のうち最も大きな高さの絶対値を持つ点である場合にのみ、クラスタが該単一の点を有することが許容される。このことは、鋭く不鮮明にされていない相関ピークが破棄されることを防ぎ、一方で真のノイズを表す他の孤立したピークが利用されることを防ぐ。
再び図3及び4を参照すると、これら図は、検出器によって算出されるタイプの相関データのセットの例を示す。図4に示されたデータのセットにおいては、値は−3.8172と4.9190との間に亘る。電子透かしは負の大きさを持って埋め込まれ得、それ故負の値もまた有意である。最高値4.9190は、ボックス130内に示されている。この値は典型的な検出器閾値5よりも小さいが、該最高値は類似の値を持つ他の相関値に囲まれている。このことは、配布連鎖の間の処理によって不鮮明にされたピークを示すものである。上述した手順に従い、また閾値Tを3.3に、距離を1に設定すると、リング140内の相関値が当該基準に合致することが見出され得る。前記処理の間の動作により、有意な値の結果は全て互いと近くに位置する。図3に示されるデータを見ると、値は−3.7368と10.7652との間に亘る。同様の検出基準を提供すると、1つの点160のみが前記閾値を超える。該点の値は前記閾値を明らかに超えており、従って正当なピークであると考慮される。近隣の値を調査することにより、該値が鋭い相関ピークを表すことが分かる。
ペイロードコードKとして表される埋め込まれた情報は、例えばコンテンツの著作権所有者又はコンテンツの説明を識別し得る。DVDコピー保護においては、マテリアルが「1度コピー可」、「コピー不可」、「制限なし」、「これ以上のコピー不可」等といったラベル付けをされることを可能とする。図10は、光ディスク、メモリ装置又はハードディスクのような記憶媒体200に保存されたコンテンツ信号を取得し提示する装置を示す。前記コンテンツ信号は、コンテンツ取得ユニット201によって取得される。コンテンツ信号202は処理ユニット205に供給され、処理ユニット205はデータをデコードし、提示(211、213)のために該データをレンダリングする。コンテンツ信号202はまた、上述したタイプの電子透かし検出ユニット220に適用される。処理ユニット205は、所定の電子透かしが前記コンテンツ信号中に検出された場合にのみ前記コンテンツ信号を処理することが許可されるように構成される。電子透かし検出ユニット220から送信された制御信号225は、前記コンテンツの処理が許可されるべきか若しくは拒否されるべきかを処理ユニット205に通知するか、又は前記コンテンツに関連する何らかのコピー制限を処理ユニット205に通知する。代替として、処理ユニット205は、所定の電子透かしが前記信号中に検出されなかった場合にのみ前記コンテンツ信号を処理することを許可されるように構成されても良い。
以上の説明において、3つの電子透かしのセットが考慮された。しかしながら本手法は、いずれの数の電子透かしを担持するコンテンツデータに適用されても良いことは理解されるであろう。
以上の実施例において、コンテンツにおける電子透かしの存在を決定するために相関手法が利用された。電子透かしの存在を検出する他の多くの既知の方法があり、本発明は、当業者に良く理解されるであろう方法で、これらのいずれかに適用されても良い。
以上の説明において、図を参照しながら、権利情報のようなデータのペイロードを合わせて定義する複数の電子透かしWiを含む情報信号が説明された。検出器100は、前記情報信号における複数の電子透かしのそれぞれの存在を検出し(60乃至62)、前記電子透かしによって表されるペイロードを決定する(70、75)ために利用され得る出力101乃至103を供給する。前記電子透かしによって表現されるペイロードの正確性についての信頼度が、検出段からの情報104乃至106を利用して算出される(110)。このことは、DRM(Digital Rights Management)システムのような、ペイロード結果に依存する任意の機器に、ペイロードの品質の尺度を提供する。検出段60乃至62において得られる相関ピークの形状についての情報が、ペイロードの正確性についての信頼度を導出するために利用されても良い。
付録:
本セクションでは、Philips社によって開発されたJAWSのような、相関ベースの検出方式について、ペイロードの正確性の信頼度を導出する。
ペイロードに対応するシフトの最大事後(Maximum A Posteriori、MAP)推定
は、
である。本式は、SPOMF結果のバッファ
と、相関ピーク形状
と、及びコンテンツが電子透かしを入れられている(HW)こととが与えられると、推定されるペイロードシフトは最大の確率を持つものであることを示している。電子透かし相関ピークは、C個の隣接する点を有するものと仮定されることができ、これによりピーク形状ベクトル
の要素は、
となり、ピークの形状はパラメータ
のベクトルによって制御される。各とり得るペイロードシフトτiが事前確率(a prior probability)Pr[τi]を持つと仮定すると、
となる。幾つかのアプリケーションにおいては、全てのとり得るペイロードシフトが等しい事前確率を持ち、それ故
の選択に影響を与えないことを仮定することが可能である。しかしながら、このことは全てのアプリケーションにおいて当てはまるわけではない。例えばコピー保護においてはことによると、メッセージ「コピー禁止」、「コピー自由」、「1度だけコピー可」及び「これ以上のコピー禁止」に対応する4つのとり得るペイロードのみが利用される。更に、保護されるコンテンツよりも「コピー自由」のコンテンツがはるかに多い又はその逆といったように、これら4つのペイロードは必ずしも等しい確率を持つわけではない。
電子透かしを入れられていないマテリアルの場合(
)、
のN個の要素が略独立した白色ガウス雑音(gaussian white noise)であることが分かっている。電子透かしを入れられたマテリアルの場合(HW)、SPOMF結果はまた略ガウス雑音であるが、ピークも存在することを実験が示している。それ故、HWの下でのPDFは、
となる。本式を式2に代入すると、
が得られる。本式は、値iに対して一定である全ての項を落とすことにより、更に簡単化され得る。本式は、シフトがサイクリックであるため、上述の式における第1の和と第3の和との両方を含む。結果は、
となる。本式は、ペイロードシフトの最良の推定は、各シフトの事前確率、及びSPOMFバッファの内容
とピーク形状
との間の相互相関により決定されることを示している。式1のピーク形状モデルを式4に代入すると、
が得られる。抽出されるペイロードの信頼度は、
の選択における誤りの確率から導出される。少なくとも1つのシフトτiが、正常なペイロードに対応するシフトτcのものよりも高い確率Pr[τi|y,s,HW]を持つ場合に、誤り(error)が生じる。
式5を利用すると、pc,iは
と記述されることができる。τcが正常なペイロードに対応するシフトである場合、式1から、
となる。ここでn()はAWGNである。同様に、
である。これら2つの式を式7に代入すると、
が得られる。ここで、
は、ゼロ平均及び
に等しい標準偏差を持つガウス分布であり、閾値Tiは、
によって与えられる。第1の和は相関ピークの総エネルギーである。該エネルギー項が大きくなる程、pc,iの値は大きくなり、それ故式6におけるペイロードの誤りの確率が小さくなる。第2の和は非ゼロのシフトについてのピーク形状の自己相関である。該項が大きくなる程、即ち相関ピークが不鮮明にされる程、誤りの確率は大きくなる。
本セクションでは、Philips社によって開発されたJAWSのような、相関ベースの検出方式について、ペイロードの正確性の信頼度を導出する。
ペイロードに対応するシフトの最大事後(Maximum A Posteriori、MAP)推定
電子透かしを入れられていないマテリアルの場合(
Claims (15)
- 複数の電子透かしが存在する情報信号を処理する方法であって、前記複数の電子透かしは合わせてペイロードを定義し、前記方法は、
前記情報信号における前記複数の電子透かしのそれぞれの存在を検出するステップと、
前記電子透かしにより表現されるペイロードを決定するステップと、
前記電子透かしにより表現されるペイロードの正確性についての信頼度を算出するステップと、
を有する方法。 - 前記信頼度を閾値信頼度値と比較するステップと、前記閾値信頼度値との比較に基づいて出力を供給するステップとを更に有する、請求項1に記載の方法。
- 前記出力が、前記信頼度が前記閾値信頼度値を下回ることを示す場合に、前記複数の電子透かしにより表現されるペイロードを決定しないステップを更に有する、請求項2に記載の方法。
- 前記電子透かしのそれぞれの存在を検出するステップは、
各前記電子透かしについて、前記電子透かしに対する情報信号の複数の相対位置のそれぞれについて、前記情報信号と前記電子透かしの1つとの相関をとることにより、相関結果のセットを導出するステップと、
各前記電子透かしについて、前記相関結果のセットにおける相関ピークを検出するステップと、
を有する、請求項2に記載の方法。 - 前記ペイロードについての信頼度は、前記相関ピークの領域における相関結果に基づく、請求項4に記載の方法。
- 前記信頼度は、前記相関ピークの総エネルギーに関連する、請求項5に記載の方法。
- 前記信頼度は、前記相関ピークの形状に関連する、請求項5又は6に記載の方法。
- 相関ピークを表す見込みの最も高い相関結果のクラスタを特定するステップと、真の相関ピークを表す見込みの高いクラスタを特定するためクラスタを処理するステップとを更に有する、請求項4乃至7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記相関結果のクラスタを特定するステップは、前記閾値を超える前記セット中の全ての相関結果を決定するステップと、次いで前記相関結果のうち互いから所定の距離内に位置するものはどれかを決定するステップとを有する、請求項8に記載の方法。
- 前記電子透かしの存在を検出するステップは、前記相関結果のセットの少なくとも1つを、前記結果における相関ピークの予期される形状についての情報と比較するステップを有する、請求項4乃至9のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法を実行するためのソフトウェア。
- 複数の電子透かしが存在する情報信号を処理する装置であって、前記複数の電子透かしは合わせてペイロードを定義し、前記装置は、
前記情報信号における前記複数の電子透かしのそれぞれの存在を検出する手段と、
前記電子透かしにより表現されるペイロードを決定する手段と、
前記電子透かしにより表現されるペイロード正確性についての信頼度を算出する手段と、
を有する装置。 - 請求項2乃至10のいずれか一項に記載の方法のいずれかのステップを実行するための手段を有する、請求項12に記載の装置。
- 前記検出する手段、前記決定する手段及び前記算出する手段は、これら機能を実行するためのソフトウェアを実行するように構成されたプロセッサを有する、請求項12又は13に記載の装置。
- 情報信号を提示する機器であって、前記情報信号における正当な電子透かしの存在に依存して前記機器の動作をディスエーブルにする手段を有し、請求項12乃至14のいずれか一項に記載の装置を有する機器。
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