JP2007521064A - 相互係止縫合糸クリンチ - Google Patents
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Abstract
本発明は、配置された縫合糸の縫合糸延長部を所望の場所にしっかりと係止するよう縫合糸延長部上に配置できる縫合糸クリンチに関する。クリンチは、作った結び目を再配置して縫合糸それ自体への損傷が僅かで又は生じない状態で縫合糸を一定の関係に保持するよう働く。クリンチは、縫合糸の運動を制限する互いに嵌合する1対の相互係止部材から成る。相互係止部材を縫合糸延長部に沿った状態から縫合糸延長部上に配置して、相互係止部材の前進、後退、又は調節が可能な第1の状態に圧縮し、次いで、相互係止部材が完全に相互係止して縫合糸の運動を完全に制限する第2の状態に圧縮できる。別の特徴では、クリンチは、第1の部品と第2の部品から成る平らな形態で提供できる。第1の部品と第2の部品は、縫合糸の少なくとも一部を第1及び第2の部品のそれぞれの牽引フェース相互間に捕捉する嵌合関係に互いに嵌まり合う。第1及び第2の部品の各端部は、これら部品の各端部の側部に沿って2つの延長部を後に残す凹んだ中央部分を有するのがよい。次に、第2の部品の延長部を第1の部品上に折り曲げて縫合糸を第1及び第2の部品の牽引フェース相互間にしっかりと捕捉する。牽引フェースは、縫合糸に係合してこれを損傷させ又はこれに問題を生じさせないでかかる縫合糸をしっかりと定位置に保持するよう働く。クリンチは、プラスチックや金属材料、例えばステンレス鋼、チタン又はこれら両方の組合せで構成されたものであるのがよく、この場合、プラスチックは、無傷性のインタフェースとしてその価値が得られるよう選択され、金属は、放射線不透過性又は耐久性が得られるよう選択される。
Description
本願は、2003年7月2日に出願された米国非仮特許出願第10/612,631号(発明の名称:Interlocking Suture Clinch)の権益を主張した非仮特許出願であり、この米国非仮特許出願第10/612,631号明細書の記載内容全体を参照によりここに引用する。
本発明は一般に、外科用クリップ及びクランプに関し、特に、縫合糸に用いられるようになったクリンチに関する。
クリップ、クランプ及び外科用縫合糸は、物体、例えば組織、血管及び他の外科用器具を近接した状態に保持するよう開放手術と低侵襲手術の両方に一般に用いられている。縫合糸が用いられる場合、配置された縫合糸の延長端部を固定する上で最も一般的な方法は、結び目を作ることである。延長端部を結ぶために用いられる結び目の種類は多種多様である。結び目の中には、すぐに固定できるように工夫されたものもあれば、定位置に滑るよう工夫されたものもある。結び目は、滑ることなく又はほどけ又は弛み状態になることなく、定位置のままであるべきである。しかしながら、しっかりとした結び目の場所を定めてこれを作ることは、特に低侵襲手術又は腹腔鏡手術においてこの仕事を行う必要な時間及び技量に鑑みて多くの外科医にとって非常に難題であることが判明した。特に、ビデオモニタを見ながら細長い把持器で結び目の場所を定めて作る仕事は、大抵の天才的で腕の立つ外科医にとっても難題である。結び目を所望の場所に配置して保つためには、外科医は、縫合糸の延長端部を「スロー」の複雑な組合せ又はこま結び(square knot )で緩く結び、次にこの組合せを所望の場所に前進させ、次に所望の場所に配置された結び目の組合せを締め又は固定しなければならなかった。即ち、たった1対の縫合糸端部を固定するために6〜10個のスロー又は個々のこま結びを互いに積み重ねることは珍しいことではない。当然のことながら、この方法は、貴重な時間をとり、外科医に与えられた時間又は外科医の腕前を最適に利用するものではない。
さらに、結ばれた外科結びには、取り組まなければならない機械的及び物理的問題がある。例えば、縫合糸材料は、擦りむけ、伸び、引っ掛かり、捩じれ又は破断を生じないでかかる結び目の配置に耐えることができなければならない。多くの場合、縫合糸は、外科用途に最も適したものというよりは配置の安全性の課題に応えるよう選択される。もう1つの課題は、所望の場所に前進させて締められるべき1対の縫合糸端部上に配置されるマルチスロー結び目が小さな直径を備えなければならないということである。しかしながら、小径縫合糸、例えば3−0〜4−0ゲージ縫合糸は、結び目が縫合糸端部に沿って前進しているときに損傷する可能性が多分にある。加うるに、結び目を外科用器具、例えば把持器又は「結び目プッシャ」により締めているとき、縫合糸は、伸び及び圧縮を受ける。この結果、結び目は、掛けられなければならない縫合糸の部分上に圧縮された丸みを有することになる。当該技術分野においては、縫合糸が掛けられる丸みの寸法は、任意所与の縫合糸配置の安全性と大きな関連を持っていることが知られている。具体的に説明すると、過度に締められた結び目は、緩く締められた結び目よりも弱い場合があるが、緩く締めた結び目は、滑りを生じる場合がある。
したがって、当該技術分野においては、結び目を再配置する縫合糸固定装置が要望されている。幾つかの試みが行われたが、成果はあがっていない。例えば、折り曲げ可能な縫合糸クリンチは、1対の縫合糸端部を圧縮するために用いられている。この構成は、縫合糸をしっかりと保持する上では役に立つが、これには、丸み仮説(radius postulate)と関連した問題がある。さらに、クリンチは、クリンチの端部を縫合糸の周りに折り曲げるには広いスペースを必要とする。また、円筒形器具を縫合糸端部上に配置する試みが行われ、この試みは、実施するのが非常に困難である。というのは、円筒形器具を縫合糸端部が牽引状態で保持されているときに縫合糸端部上に配置しなければならないからである。したがって、種々のクリップ及びクランプが、開示され試されたが、これらは全てたいして成果をあげていない。
本発明は、配置された縫合糸の縫合糸延長部を所望の場所にしっかりと係止するよう縫合糸延長部上に配置できる縫合糸固定器具、例えばクリンチに関する。クリンチは、作った結び目を再配置して縫合糸それ自体への損傷が僅かで又は生じない状態で縫合糸を一定の関係に保持するよう働く。クリンチは、縫合糸の運動を制限する相互に嵌合する1対の相互係止部材から成る。相互係止部材を縫合糸延長部に沿った状態から縫合糸延長部上に配置して、相互係止部材の前進、後退、又は調節が可能な第1の状態に圧縮し、次いで、相互係止部材が完全に相互係止して縫合糸の運動を完全に制限する第2の状態に圧縮できる。
本発明の別の特徴では、縫合糸クリンチは、第1の部品と第2の部品から成る平らな形態で提供できる。第1の部品と第2の部品は、材料、例えば縫合糸の少なくとも一部を第1及び第2の部品のそれぞれの牽引フェース相互間に捕捉する嵌合関係に互いに嵌まり合う。次に、第2の部品を第1の部品上に折り曲げて第1及び第2の部品の牽引フェース相互間に材料をしっかりと捕捉する。具体的に説明すると、牽引フェースは、外科用縫合糸に係合してこれを損傷させ又はこれに問題を生じさせないでかかる縫合糸をしっかりと定位置に保持するよう働く。第1及び第2の部品の各端部は、これら部品の各端部の側部に沿って2つの延長部を後に残す凹んだ中央部分を有するのがよい。次に、第2の部品の延長部を第1の部品上に折り曲げて縫合糸をしっかりと捕捉する。
本発明の第1の部品及び第2の部品が相互に係止するようになっているので、独特な組合せでの外科用縫合糸又は他の細長い材料の捕捉が可能になる。第1に、捕捉材料は、牽引力増大特徴部を有するのがよい2つの対向したフェース相互間に保持される。しかしながら、捕捉材料は、牽引力増大特徴部が設けられていない場合に必要とされる限度までは圧潰しない。デリケートな材料に過度の圧力又は応力を及ぼさないで捕捉材料に安定性及び安全性を与えることが重要である。したがって、非常に小さくて鋭利な細部を備えた隆起クロスカットパターンが好ましい。中央に設けられた隆起パターンにより、捕捉材料は、摩耗を生じないで第2の部品と関連した凹部内で動くことができる。縫合糸延長部と関連した運動は、凹み領域内に隔離される。本発明の第1の部品及び第2の部品は、捕捉状態の縫合糸を牽引フェース相互間で軽く圧縮し、縫合糸が第2の部品の補強された折り曲げ延長部に「交差引張力」を及ぼしているとき、縫合糸の本来の強度を維持するような寸法形状になっている丸い材料縁部を提供する。
本発明のクリンチは、縫合糸それ自体と同じ種類のものであるプラスチックから成るのがよい。これは、同一のプラスチック材料相互間の牽引関係を利用する。他の材料としては、用いられる縫合糸と同等の吸収率を有する生分解性プラスチック、例えばポリグリコール酸又はポリラクテート材料が挙げられる。金属材料、例えば、ステンレス鋼、チタン又は希金属も又使用できる。変形実施形態では、金属とプラスチックの組合せも又使用でき、この場合、プラスチックは、無傷性のインタフェースとしての価値があるので選択され、金属は、放射線不透過性又は耐久性があるので選択される。
本発明の上記特徴及び利点並びに他の特徴及び利点は、関連の図面を参照して好ましい実施形態についての説明を読むと明らかになろう。
図1A及び図1Bは、腹腔鏡手術で用いられる複合引結び5a及びマルチスロー外科結び5bをそれぞれ示す図であり、これらは、係合部分6及び延長部分7を有している。係合部分6は、接近すべき患者の身体組織を通り、延長部分7は、係合部分6を定位置に保持するよう固定される。最も多くの場合、係合部分6は、結び目5a,5bの遠位端部11から出る縫合糸の部分9,10がほぼ180°離れた全体として円形の形態を有する。最も一般的な形態は、結び目5a,5bのいずれにも交差引張力(cross-pull)を提供する。縫合糸13の丸みは、縫合糸13が掛けられなければならない丸みとなる。この関係を丸み仮説と呼ぶ。分かりやすくいえば、丸み仮説は、任意所与の縫合糸が掛けられる丸みが、縫合糸それ自体の丸みよりも小さいという内容である。この原理に基づく推定によれば、丸みが大きいと、縫合糸の固定状態に幾分かの安全性が追加される。結び目を締めると、材料の圧縮は避けられず、重要な交差点14のところの縫合糸の丸みは減少する。加うるに、応力、摩擦力及び伸びが組み合わさって結び目5a,5bを外科用縫合糸ループにおいて最も弱い箇所にする。縫合糸材料の破断は典型的には、結び目が作られているとき又は結び目の遠位出口11のところで生じる。縫合糸の選択の幅は、この条件により狭められる場合が多い。
図2を参照すると、本発明の第1の実施形態の縫合糸クリンチ100の斜視図が示されている。縫合糸クリンチ100は、縫合糸延長部50,60を所望の場所にしっかりと係止するよう互いにスナップ嵌合するようになった第1の相互係止部材110と第2の相互係止部材200から成る。具体的に説明すると、図2は、相互係止部材が十分に圧縮されて互いに係止されて最終状態になっているときの相互係止部材110,200を示している。縫合糸の2つの延長部50,60は、それぞれ、相互係止部材110,200の近位端部120,220から遠位端部140,240まで相互係止部材110,200を通過しているように見える。縫合糸50,60は、回旋経路内に捕捉され、縫合糸50,60がどの方向に動くのも阻止する相互係止部材の部分に押し込められている。
図3〜図7は、長さ、幅及び厚さを有する全体として矩形のベース250が設けられた相互係止部材のうちの一方を示している。ベース250の一端部には、ベース250の反対側の端部のところに設けられた皿穴280,290と嵌合するような寸法形状の円筒形突起260,270が設けられている。突起260,270は、好ましい実施形態では、完全に嵌合したときに、皿穴280,290に一定の関係で係合する突刺261,271又は拡径端部を有するのがよい。特に関心のあるのは突起260,270の丸み282,292であり、この場合、丸み282,292は、ベース250及びこれらと嵌合する又はつがい関係にある穴280,290の寸法のわりにはできるだけ大きいものである。突起260,270は、縫合糸50,60が掛けられなければならない丸みである。というのは、縫合糸50,60は常時ベース250と整列し、突起260,270に対向するからである。ベース250の一方の半部には、縫合糸延長部50,60に係合してこれを閉じ込めるような寸法形状の直立部分320が設けられている。ベースの他方の半部には、直立部分320を受け入れて縫合糸50,60に係合してこれを閉じ込めるような寸法形状の窓350が設けられている。
2つの相互係止部材110,200を互い違いにした状態で近づけると、入っている縫合糸50,60が4つの突起160,170,260,270相互間に捕捉されて2つの直立部分315,320上に押され、そしてこれらと嵌合する2つの窓345,350内に押し込まれる。相互係止部材110,200の組立体をこの時点で縫合糸延長部50,60の長さに沿って前進させ、後退させ又は調節するのがよい。最終の固定が望ましい場合、相互係止部材110,200を圧縮し、縫合糸50,60を回旋状の曲がりくねった経路内に捕捉し、そして幾分弾性の材料又は大きな丸み及びトレランスにより部分的に圧縮する。係止又はラッチ止め特徴部316,321が直立部分315,320に設けられており、これら特徴部316,321は、ベース250の窓部分345,350に隣接して又はこれらの中に位置する受入れ部分318と嵌合するような寸法形状のものである。係止又はラッチ止め部分316,321は、相互係止部材110,200を互いに引き離すよう縫合糸50,60により加えられた力に抵抗し、他方、突起160,170,260,270は、縫合糸50,60により逆方向に加えられた力に抵抗する。縫合糸50,60が組立体に加える力は、3倍であり、別々に取り組むのがよい。
第1に、縫合糸50,60が遠位端部のところで互いに逆方向に加える力は、突起160,170,260,270の抵抗を受け、これら突起が隣接の相互係止部材にそれぞれ設けられた嵌合穴180,190,280,290を通って係止又はラッチ止め関係をなして延びるときに維持される。第2に、相互係止部材のうちのいずれか一方を押すようになった牽引状態における縫合糸により加えられる力は、直立部分の係止又はラッチ止め特徴部316が嵌合部材の窓345,350内に設けられたアンダーカット縁部318に係合したときにこれら係止又はラッチ止め特徴部316により抵抗を受けることができる。第3に、縫合糸50,60が組立体に加える力は、相互係止部材の材料表面上への縫合糸50,60の牽引力によって求めることができる。加うるに、曲がりくねって行って回旋状の経路376では、縫合糸が複数個の丸み375及び材料インタフェース上を通過することが必要である。相互係止部材の構成材料は、適当な牽引力及び耐久性をもたらすよう互いに協働するよう選択される。材料の選択肢としては、縫合糸それ自体と同一の種類のものであるプラスチックが挙げられる。これは、同一のプラスチック材料相互間の牽引関係を利用する。他の選択肢としては、用いられる縫合糸と同等の吸収率を有する生分解性プラスチック、例えばポリグリコール酸又はポリラクテート材料が挙げられる。或る用途では金属が使用することができ、金属としては、ステンレス鋼、チタン又は希金属が挙げられる。変形実施形態では、金属とプラスチックの組合せを用いてもよく、この場合、プラスチックは、無傷性のインタフェースとしてその価値が得られるよう選択され、金属は、その放射線不透過性又は耐久性が得られるよう選択される。
図9を参照すると、患者の体内で用いられるよう操作的に位置決めされた縫合糸クリンチ及びクリンチ留め具400の斜視図が示されている。クリンチ留め具400は、細長い本体410、取っ手420、及び対をなす相互係止部材110,200を縫合糸延長部50,60上でこれに沿って前進させるチャネル430を有している。個々の相互係止部材110,200は、対向した嵌合配置状態で細長い本体410のチャネル430内に入れられ、必要に応じて可動ジョー(図示せず)内に送り進められる。個々の相互係止部材110,200は、縫合糸延長部50,60を容易に相互係止部材110,200内に配置することができる分離された関係(例えば図10参照)に保持される。縫合糸が相互係止部材110,200の境界部内に位置しているとき、ジョーを閉じて第2の状態(例えば図11参照)にし、かかる第2の状態では、相互係止部材110,200が、縫合糸延長部の長さに沿って位置決めできる低プロフィールの曲がりくねった経路内に縫合糸50,60を押し込める。正しい配置を達成すると、ジョーを閉じて第3の最終状態(例えば図12参照)にし、かかる第3の最終状態では、相互係止部材110,200が、互いにラッチ止めして係止し、縫合糸延長部50,60が、相互係止部材110,200内に完全に捕捉される。
図13〜図17は、金属材料で構成された本発明の相互係止部材の変形実施形態を示している。この実施形態では、上述した構造要素とほぼ同じ構造要素は、同一の参照符号の次に小文字の“a”を付けて示されている。金属材料は、軟質金属、例えばチタン、銀、金、ステンレス鋼、アルミニウム等であるのがよい。金属製相互係止部材を用いた場合の利点は、これら金属製相互係止部材が、プラスチック性相互係止部材と比較して、アンダーカット及びトッシ/ラッチを全て不要にできるということにある。金属製相互係止部材は、延長部としての突起260a,270a及び直立部材320aの延長部としての隆起側部分301a,302aを有するのがよい。隆起側部分301a,302aが嵌合部材110aの窓350aを通過しているときに、これら側部分は、ジョーチャネル内に設けられた特徴部によって変形する。隆起側部分301a,302aの変形又は撓みは好ましくは、相互係止部材110a,200aの側に向かい、縫合糸経路303aから遠ざかる方向に生じる。相互係止部材110a,200aを入っている縫合糸延長部50a,60aに完全に押し付けると、隆起側部分301a,302aは、側縁部351a,352a上に折り曲げられ、嵌合部材110aの窓350aに隣接した互いに反対側に位置する領域353a,354aにおいて嵌合部材110aの後部101aに当たって平らにされる。
折り曲げ延長部のこの構成は、相互係止部材110a,200aを互いに係止し、入っている縫合糸延長部に加えられる適当な圧力を維持する。この変形実施形態は、軟質で展性のある金属、例えばチタンにとって最も適している。金属、特に希金属を用いることにより、放射線不透過性であり、したがって標準型の視覚化機器により容易に見える縫合糸の固定が得られる。
図18〜図22は、平らな形態をした本発明の別の実施形態としての縫合糸クリンチ700を示している。縫合糸クリンチ700は、2つの個々の部品、即ち、第1の部品710及び第2の部品720の組立体から成る。第1及び第2の部品は、第1及び第2の部品710,720のそれぞれの牽引フェース712,722相互間に少なくとも材料の一部を捕捉する嵌合関係で互いに嵌合するような寸法形状になっている。次に、第2の部品720を第1の部品710上に折り曲げることにより、第1及び第2の部品の牽引フェース712,722相互間での材料のしっかりとした捕捉が行われる。
第1の部品710は、好ましい実施形態では、長さ、幅及び厚さを有する第1の実質的に平らな形態から成るのがよい。長さと関連した各端部は、各端部の側部に沿って2つの延長部714を後に残す凹んだ中央部分716を有するのがよい。幅及び長さと関連したフェースのうちの少なくとも一方は、中断表面又は他の牽引力増大特徴部を有する。好ましい実施形態は、第1の部品の表面全体の上に隆起した牽引力増大部分を有する。隆起部品は、「複目」平やすりの作用面に似た表面を有するのがよい。隆起した牽引力増大表面は、外科用縫合糸に係合し、縫合糸を損傷させ又はこれに問題を生じさせることなく、かかる縫合糸をしっかりと定位置に保持するような寸法形状になっている。
第2の部品720は、好ましい実施形態では、長さ、幅及び厚さを有する第2の実質的に平らな形態から成るのがよい。長さと関連した各端部は、1対の細長い延長部724及び凹んだ中央部分726を有している。細長い延長部724は、第2の部品720の延長部724を第1の部品710上に折り曲げたとき、第1の部品710の端部延長部714相互間に且つ第1の部品710の長さと関連した凹部716内に嵌まり込むような寸法形状のものである。嵌合且つ折り曲げ状態では、第2の部品720の長さと関連した凹部726は、第1の部品710と第2の部品720のフェース相互間に捕捉された縫合糸のための出口経路となる。第2の部品720の反対側のフェース722は、第1の部品710の牽引力増大特徴部と相補する牽引力増大特徴部を有するのがよい。
図20及び図21を参照すると、第2の部品720は、第1の折り曲げ状態で示されている。第1の折り曲げ状態は、縫合糸延長部50c,60cを2つの嵌合又は合わせ部品710,720内で且つこれら相互間に位置する好ましい場所に案内するような寸法形状になっている。加うるに、第1の折り曲げ延長部724は、第1の部品710上への第2の部品の最終組み立て及び最終折り曲げに先立って、2つの部品710,720を案内すると共にこれらを互いに整列させる。
本発明の2つの嵌合部品710,720を用いると、外科用縫合糸又は材料を2つの部品710,720相互間に配置し、次に2つの部品を互いに近づけ、そして更に第2の部品720の延長部を第1の部品710上に折り曲げることにより外科用縫合糸又は他の細長い材料の一部を捕捉することができる。第2の部品720と関連した凹み領域726は、材料の露出縁部が「切欠き」を生じず、或いはデリケートな縫合糸材料を摩耗せず又は損傷させないようにするのに十分な材料丸みを備えている。
特に注目されることとして、本発明の第1の部品710と第2の部品720は相互に係止するので、独特な組合せでの外科用縫合糸又は他の細長い材料の捕捉が可能になる。第1に、捕捉材料は、牽引力増大特徴部を有するのがよい2つの対向したフェース712,722相互間に保持される。しかしながら、捕捉材料は、牽引力増大特徴部が設けられていない場合に必要とされる限度までは圧潰しない。デリケートな材料に過度の圧力又は応力を及ぼさないで捕捉材料に安定性及び安全性を与えることが重要である。したがって、非常に小さくて鋭利な細部を備えた隆起クロスカットパターンが好ましい。中央に設けられた隆起パターンにより、捕捉材料は、摩耗を生じないで第2の部品と関連した凹部内で動くことができる。縫合糸延長部と関連した運動は、凹み領域内に隔離される。また注目すべきこととして、大抵の場合、縫合糸固定部に加えられた力は、縫合糸延長部の軸線に対して横断方向である。換言すると、かかる力は、ほぼ常に「交差引張力」である。したがって、留め部から固定部まで延びる縫合糸は、大きな材料丸みに接触し、これに機械的な問題を生じさせないようになっていることが重要である。本発明の嵌め合わせ部品710,720は、捕捉状態の縫合糸を牽引力増大フェース712,722相互間で軽く圧縮し、縫合糸が第2の部品720の補強された折り曲げ延長部724に「交差引張力」を及ぼしているとき、縫合糸の本来の強度を維持するような寸法形状になっている丸い材料縁部を提供する。
図23〜図27を参照すると、本発明の縫合糸クリンチの留め具800が、細長い本体810、近位端部820及び遠位端部830を有する状態で示されている。取っ手(図示せず)が、近位端部820と関連しており、この取っ手は、ユーザにより操作されるような寸法形状になっている。少なくともジョー部分840が、遠位端部830と関連しており、このジョー部分は、縫合糸又は他の細長い材料を遠位部分内の好ましい位置に案内し、次に本発明の第1の部品710と第2の部品720との間に案内するような寸法形状になっている。ジョー部分840は、材料を適当な圧力まで正しく配置し、次に第2の部品720の最初に折り曲げられた長さ方向延長部124を第1の部品710上に折り曲げると、第1の部品710及び第2の部品720を圧縮する要素から成る。留め具800の作用により、第1の部品710と第2の部品720が軽く圧縮された材料の一部分上で互いに係止される。
細長い本体810又はシャフト部分は、「すぐに使用できる」形態で1回分の第1の部品710及び第2の部品を収容するのがよい。変形実施形態は、第1の部品710及び第2の部品720が遠位端部830内に個々に又は供給カートリッジから装填される「一回発射式(single-fire)」構造を有してもよい。さらに別の実施形態は、留め具800の遠位端部830内に装填可能に構成された1対以上の第1の部品710及び第2の部品720を有する予備装填カートリッジを用いることを想定している。さらに別の実施形態は、留め具の遠位端部に連結できる自蔵式ジョーカートリッジを計画している。かかる自蔵式カートリッジは、第1の部品710と第2の部品720を小刻みに嵌合させてこれらを圧縮するような寸法形状になった要素の配列体を有するのがよい。自蔵式カートリッジは、使い捨ての1回使用器具から成るのがよい。加うるに、縫合糸切断要素が、圧縮要素と関連するのがよい。ユーザは、本発明と関連した縫合糸固定部の配置後に縫合糸カッタを用いて過剰の縫合糸を切断するよう選択することができる。
縫合糸固定器具を側部から縫合糸の後続長さ分上に配置できる適当な進入角を本発明の留め具に関連させるのがよい。したがって、固定部を縫合糸上に配置する上で、縫合糸端部の制御を破棄する必要はない。縫合糸延長部上にいったん配置すると、固定部を縫合糸延長部に沿って所望の場所まで前進させるのがよく、そして張力を加え、圧縮し、そして次に留め具の遠位部分から外すのがよい。
以下は、軟質チタン金属がその頑丈さ、強度及び生体適合性の故に選択された本発明の縫合糸クリンチ700の用途の一例である。クリンチ700は、全体寸法が非常に小さい第1の部品710及び第2の部品720から成る。寸法は、標準型外科結びと比較することにより定めるのがよい。寸法の一例として、組合せ状態の第1の部品710と第2の部品720は、長さが0.150インチ(3.81mm)、幅が0.080インチ(2.032mm)、折り曲げ厚さが0.080インチ(2.032mm)であるのがよい。この折り曲げられて留められた状態の寸法は、「4又は5スロー」外科用こま結び、外科用「テイサイド(Tayside)」結び又は外科用「ルーテルズ(Rueters)」結びに似ている。
腹腔鏡手術では「引結び」が必要とされる場合が多く、本発明の利点は、本発明を「引結び」と同じ仕方で利用できるということにある。器具を体内又は対外的に縫合糸延長部上に配置し、そして引結びを前進させるときに縫合糸の一部を固定するのに適した位置まで前進させるのがよい。本発明の第1の部品710と第2の部品720との間における縫合糸延長部の捕捉は、小刻みに行われる。最初の小刻み段階は、第2の部品720の対向したフェース712,722相互間且つ「最初に折り曲げられた」延長部724相互間における縫合糸延長部50c,60cの捕捉である。第2の小刻み段階は、器具の配置状態を試験するための縫合糸延長部50c,60cの「軽い圧縮傾向」である。第3の小刻み段階は、第2の部品720の「最初に折り曲げられた延長部の完全な折り曲げ」である。第4の小刻み段階は、嵌め合わされて固定された第1の部品710と第2の部品720の「解除」である。
本発明の精神及び範囲から逸脱することなく開示した種々の実施形態の他の多くの改造例を想到できることは理解されよう。このような理由で、上述の説明は、本発明を限定するものと解釈されてはならず、好ましい実施形態の単なる例示として解釈されるべきである。
Claims (21)
- 縫合糸の1対の自由端部を固定する機構であって、
第1の相互係止部材と、
前記第1の相互係止部材と嵌合可能な第2の相互係止部材とを有し、
前記第1の相互係止部材及び前記第2の相互係止部材は、前記縫合糸の端部を捕捉する第1の位置と、前記縫合糸端部を前記第1の相互係止部材及び前記第2の相互係止部材内で且つこれらの間に設けられた曲がりくねった経路に沿って好ましい場所まで案内すると共に互いに整列させる第2の位置と、前記縫合糸端部に摩擦係合して縫合糸のしっかりとした捕捉を行う第3の位置とを提供し、
前記相互係止部材は各々、少なくとも1つの突起と、少なくとも1つの嵌合穴と、直立部分と、嵌合窓を有する、
固定機構。 - 前記突起は、円筒形であり、対向した嵌合穴と嵌合するような寸法形状のものである、請求項1記載の固定機構。
- 前記突起は、完全嵌合時に対向した嵌合穴に一定の関係で係合する突刺又は拡径端部を更に有する、請求項1記載の固定機構。
- 前記嵌合窓は、対向した直立部分を受け入れるような寸法形状のものである、請求項1記載の固定機構。
- 前記直立部分及び前記嵌合窓は、前記縫合糸端部に係合して該縫合糸端部を閉じ込めるような寸法形状のものである、請求項1記載の固定機構。
- 前記相互係止部材の組立体を前記縫合糸の長さに沿って前進させ、後退させ又は調節できる、請求項1記載の固定機構。
- 前記直立部分は、係止又はラッチ止め特徴部を更に有する、請求項1記載の固定機構。
- 前記嵌合窓は、前記直立部分の前記係止特徴部と嵌合する受入れ部分を更に有する、請求項7記載の固定機構。
- 前記相互係止部材は、前記縫合糸と同じ種類のプラスチックで形成されている、請求項1記載の固定機構。
- 前記相互係止部材は、金属で作られている、請求項1記載の固定機構。
- 前記金属は、ステンレス鋼、チタン、銀、金及びアルミニウムを含む、請求項10記載の固定機構。
- 前記金属は、展性がある、請求項10記載の固定機構。
- 前記相互係止部材は、プラスチック及び金属で作られている、請求項1記載の固定機構。
- 縫合糸の1対の自由端部を固定する固定機構であって、
長さ及び幅を有する第1の実質的に平らな形態の部品を有し、前記長さと関連した前記部品の各端部は、1対の端延長部及び凹み部分を有し、前記第1の部品のフェースのうちの少なくとも一方は、縫合糸に係合する牽引力増大特徴部を有し、
長さ及び幅を有していて、前記第1の部品と嵌合可能な第2の実質的に平らな形態の部品を有し、前記長さと関連した前記第2の部品の各端部は、1対の細長い延長部及び凹み中央領域を有し、前記細長い延長部は、前記第2の部品の前記細長い延長部が前記第1の部品上に折り曲げられると、前記第1の部品の前記端延長部と前記凹み部分との間に嵌まるような寸法形状のものであり、前記第1の部品及び前記第2の部品は、前記縫合糸端部を捕捉する第1の位置と、前記縫合糸端部を前記第1の部品と前記第2の部品の内部で且つ前記部品相互間の好ましい場所まで案内して互いに整列させる第2の位置と、前記縫合糸端部に摩擦係合して前記縫合糸のしっかりとした捕捉をもたらす第3の位置とを提供する、固定機構。 - 前記第2の部品のフェースのうちの少なくとも一方は、前記縫合糸に係合する牽引力増大特徴部を有する、請求項14記載の固定機構。
- 牽引力増大特徴部を備えた前記第1の部品及び前記第2の部品の前記フェースは、互いに向かい合っている、請求項15記載の固定機構。
- 折り曲げ状態では、前記第2の部品の前記第2の凹み中央領域は、前記第1の部品の前記フェースと前記第2の部品の前記フェースとの間に捕捉された縫合糸の出口経路を提供する、請求項14記載の固定機構。
- 前記第2の部品の前記凹み中央領域は、前記縫合糸材料を摩耗させず又は損傷させないよう丸い材料縁部を備えている、請求項14記載の固定機構。
- 前記牽引力増大特徴部は、前記第1の部品の表面全体上の隆起したクロスカットパターンである、請求項14記載の固定機構。
- 前記牽引力増大特徴部は、「複目」平やすりの作用面に似た表面を有する、請求項14記載の固定機構。
- 前記第1の部品及び前記第2の部品は、金属及びプラスチックのうちの少なくとも一方で作られている、請求項14記載の固定機構。
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