JP2007518754A - モノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターとドーパミンアゴニストを含む医薬組成物 - Google Patents

モノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターとドーパミンアゴニストを含む医薬組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビター、又はその互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)と、少なくとも1種のドーパミンアゴニスト又はその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(2)と、医薬的に許容しうる担体若しくは賦形剤とを含み、任意に1種以上の他の治療成分を含みうる医薬組成物に関する。

Description

発明の詳細な説明
〔発明の背景〕
1.技術分野
本発明は、モノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターとドーパミンアゴニストの組合せ、及びアルツハイマー病のような神経変性状態の治療における前記組合せの使用に関する。
2.背景情報
アルツハイマー病は、主に高齢者に発症するが、一般に遺伝的に予め素因のある若い人々にも発症する、十分に理解されていない神経変性状態である。想定される1つの治療方法は、コリン作動系に作用するドーパミンアゴニストの投与を含む。しかし、この方法は、これら化合物が下痢、唾液分泌及び吐き気といった一連の副作用を含むという欠点に悩まされる。国際特許出願WO 97/30997は、モノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターであるトロパン誘導体を開示している。国際特許出願WO 93/09814から同様の化合物が知られている。しかしながら、これら化合物をドーパミンアゴニストと併用することは示唆されていない。
本発明は、個別投与、逐次投与又は同時投与のためのドーパミンアゴニストとモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターの新規かつ驚くべき有効な組合せを提供する。驚くべきことに、ドーパミン作動性アゴニストを、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターと併用すると、予想外の有益な治療効果を観察することができる。
〔発明の概要〕
従って、本発明は、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビター、又はその互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)と、少なくとも1種のドーパミンアゴニスト又はその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(2)と、医薬的に許容しうる担体若しくは賦形剤とを含み、任意に1種以上の他の治療成分を含みうる医薬組成物に関する。
本発明により、アルツハイマー病のような認知欠陥を伴う神経変性障害、又は加齢のような正常なプロセス若しくは損傷のような異常なプロセスから生じうる認知欠陥を患う対象者の状態の、各活性成分単独の投与から期待されるより優れた改善を期待することができる。さらに、この併用により、投与すべき各活性成分の総用量を少なくすることができるので、副作用を低減し、かつ経時的な各活性成分の効力の低下を減らすことができる。
同時投与、逐次投与又は個別投与のための、少なくとも2つの個別単位剤形(A)及び(B)を含む部品のキットをも提供する:
部品の1つ(A)は、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビター、又はその互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)を含み、任意に医薬的に許容しうる担体を含んでよく;
部品の1つ(B)は、1種以上のドーパミンアゴニスト又はその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(2)を含み、任意に医薬的に許容しうる担体を含んでよい。
モノアミン神経伝達物質再取込みの阻害又はドーパミンアゴニズムに反応性の病気又は障害の予防又は治療用薬物製造のための、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビター、又はその互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)と、少なくとも1種のドーパミンアゴニスト又はその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(2)とを、混合形態で、又は個別に、又は個別かつ逐次的に併用することをも提供する。ここで、逐次投与は、近接した時間で行い、或いは時間を離して行う。
モノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターの阻害に反応性の病気又は障害の予防又は治療の方法をも開示する。この方法は、有効な量の、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビター、その互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)と、少なくとも1種のドーパミンアゴニスト又はその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(2)とを、それが必要な患者に混合形態で、又は個別に、又は個別かつ逐次的に投与することを含む(ここで、前記逐次投与は、近接した時間で行い、或いは時間を離して行う)。
〔発明の詳細な説明〕
原則として、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターは、下記一般式(I)の化合物、又はその医薬的に許容しうる付加塩若しくはN-オキシドである。
Figure 2007518754
式中、
Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル又は2-ヒドロキシエチルであり;
3は、CH2-X-R'(ここで、
XはO、S又はNR"であり;
R"は、水素又はアルキルであり;かつ
R'は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、又は-CO-アルキル;
ヘテロアリール(アルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキルで1回以上置換されていてもよい);
フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
フェニルフェニル;
ピリジル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
チエニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);又は
ベンジル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい)である);或いは
(CH2)nCO211、COR11、又はCH212(ここで、
11は、アルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキル;
フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
フェニルフェニル;
ピリジル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
チエニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
又はベンジルである)であり;
nは、0又は1であり;かつ
12は、O-フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);又は
O-CO-フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);又は
CH=NOR'(ここで、R'は水素;アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル若しくはアリール(すべて-COOHで置換されていてもよい);-COO-アルキル;-COO-シクロアルキル;又はフェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アルケニル、アルキニル、アミノ、及びニトロから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい)である)であり;
4は、フェニル、3,4-メチレンジオキシフェニル、ベンジル、ナフチル、又はヘテロアリール(すべてハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、シクロアルコキシ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい)である。
一般式Iの化合物の特殊態様では、R3が1,2,4-オキサジアゾール-3-イル(5位でアルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキルにて置換されていてもよい);フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);フェニルフェニル;又はベンジル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);又は1,2,4-オキサジアゾール-5-イル(3位でアルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキルにて置換されていてもよい);フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);フェニルフェニル;ベンジル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);ピリジル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);又はチエニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい)である。
一般式(I)の化合物のさらなる特殊態様では、R3がCH2-X-R'であり、
ここで、XはO、S、又はNR"(R"は水素又はアルキである)であり;かつ
R'はアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、又は-CO-アルキルである。
一般式(I)の化合物のなおさらなる特殊態様では、R3がCH=NOR'であり、ここで、R'は、水素;アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル又はアリール(すべて-COOHで置換されていてもよい);-COO-アルキル;-COO-シクロアルキル;又はフェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アルケニル、アルキニル、アミノ、及びニトロから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい)である。
一般式(I)の化合物のさらなる特殊態様では、R4がフェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、シクロアルコキシ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回又は2回置換されている)である。
さらなる特殊態様では、R4が、塩素で1回又は2回置換されているフェニルである。
さらなる特殊態様では、ドーパミン再取込み阻害活性を有するトロパン誘導体が、式Iの(1R,2R,3S)-2,3-二置換トロパン誘導体である。
なおさらなる特殊態様では、ドーパミン再取込み阻害活性を有するトロパン誘導体は、R3が-CH2-X-R'(XはO又はSであり、かつR'はメチル、エチル、プロピル、又はシクロプロピルメチルである);-CH=NOR'(R'は水素又はアルキルである)、又は1,2,4-オキサジアゾール-5-イル(3位でアルキルにて置換されていてもよい)である、一般式Iの化合物である。
なおさらなる態様では、ドーパミン再取込み阻害活性を有するトロパン誘導体は、Rが水素、メチル、エチル又はプロピルである、一般式Iの化合物である。
なおさらなる態様では、ドーパミン再取込み阻害活性を有するトロパン誘導体は、R4が3,4-ジクロロフェニルである、一般式Iの化合物である。
好ましくは、2,3-二置換トロパン成分を含む当該モノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターは下記式(I1)の化合物、又はその互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)である。
Figure 2007518754
式中、
Rは、水素原子又はC1-6アルキル基、好ましくは水素原子、メチル若しくはエチル基を表し;
5は、それぞれ独立的にハロゲン原子又はCF3若しくはシアノ基、好ましくはフッ素、塩素若しくは臭素原子を表し;
'は、水素原子又はC1-6アルキル若しくはC3-6-シクロアルキル-C1-3-アルキル基、好ましくはメチル、エチル若しくはn-プロピル基を表し;かつ
mは、0又は1〜3の整数、好ましくは1又は2である。
本明細書で使用する場合、表現“Cl-6アルキル”には、メチル基、エチル基、直鎖及び分岐プロピル、ブチル、ペンチル及びヘキシル基が含まれる。特定のアルキル基は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル及びt-ブチルである。
本明細書で使用する場合、表現“C3-6 シクロアルキル”には、環式のプロピル、ブチル、ペンチル及びヘキシル基が含まれ、例えばシクロプロピル及びシクロヘキシルが挙げられる。
本明細書で使用する場合、用語“ハロゲン”には、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素が含まれ、フッ素及び塩素が好ましい。
本明細書で使用する場合、用語“生理学的機能誘導体”は、生理的条件下で式(I)の化合物から得られる化合物を包含し、例えば、酸化条件下で形成されるN-オキシドが挙げられる。
本明細書で使用する場合、用語“医薬的に許容しうる酸付加塩”として、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、酢酸、フマル酸、コハク酸、乳酸、クエン酸、酒石酸及びマレイン酸と形成される酸付加塩の中から選択される当該塩が挙げられ、特に塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸及び酢酸から得られる塩が好ましい。クエン酸の塩は特に重要である。
特殊態様では、ドーパミン再取込み阻害活性を有するトロパン誘導体は、以下の化合物から選択される一般式(I)の化合物:
(1R,2R,3S)-2-(3-シクロプロピル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-フルオロフェニル)トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-フェニル-1, 2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-フルオロフェニル)トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-メチルフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-フルオロフェニル)トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(4-フェニル-フェニル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-フルオロフェニル)トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(2-ナフチル)トロパン;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン-2-O-メチル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-ベンジル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-エトキシカルボニルメチル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-メトキシカルボニルメチル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-(1-エトキシカルボニル-1,1-ジメチル-メチル)-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-カルボキシメチル-2-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-メチル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-ベンジル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(4-メチルフェニル)トロパン-2-O-メチル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-(1,1-ジメチルエチル)-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(4-クロロフェニル)トロパン-2-O-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(4-クロロフェニル)トロパン-2-O-メチルアルドキシム塩酸塩;
(1R,2R,3S)-3-(4-クロロフェニル)トロパン-2-O-メトキシカルボニルメチル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-(2-プロピニル)-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-(2-メチルプロピル)-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-シクロプロピルメチル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン-2-O-エチル-アルドキシム;
(1R,2R,3S)-2-メトキシメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-イソプロポキシメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-エトキシメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-エトキシメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)-ノルトロパン;
(1R,2R,3S)-2-シクロプロピルメチルオキシメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-メトキシメチル-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-2-メトキシメチル-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-エトキシメチル-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-2-メトキシメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-2-エトキシメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-2-エトキシメチル-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-2-シクロプロピルメチルオキシメチル-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-シクロプロピルメチルオキシメチル-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-エチルチオメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-ヒドロキシメチル-3-(4-フルオロフェニル)トロパン;
(1R,2R,3S)-2-ヒドロキシメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-N-(tert-ブトキシカルボニル)-2-ヒドロキシメチル-3-(3,4-ジクロロフェニル)トロパン;
(1R,2R,3S)-2-ヒドロキシメチル-3-(4-クロロフェニル)トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(2-フラニル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(3-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-N-アリル-2-(3-(4-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-N-エチル-2-(3-(4-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-2-(3-(4-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-2-(3-(4-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-N-アリル-2-(3-(3-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-N-ノルメチル-N-アリル-2-(3-(2-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(4-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(2-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(4-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(3-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-2-ピリジル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-フルオロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-メチルフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-フルオロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-(4-フェニルフェニル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(4-フルオロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)-3-(2-ナフチル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(4-クロロフェノキシ-メチル)-3-(4-フルオロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(4-クロロフェノキシ-メチル)-3-(4-フルオロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(4-クロロフェノキシ-メチル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(4-クロロフェノキシ-メチル)-3-(4-メチルフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(4-ベンゾイルオキシ-メチル)-3-(4-フルオロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-カルボメトキシ-3-(2-ナフチル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-カルボメトキシ-3-(3,4-ジクロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-カルボメトキシ-3-ベンジル-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-カルボメトキシ-3-(4-クロロフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-カルボメトキシ-3-(4-メチルフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-カルボメトキシ-3-(1-ナフチル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-カルボメトキシ-3-(4-フェニルフェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-カルボメトキシ-3-(4-t-ブチル-フェニル)-トロパン;
(1R,2R,3S)-2-(4-フルオロ-ベンゾイル)-3-(4-フルオロフェニル)-トロパン;
又はその医薬的に許容しうる付加塩である。
最も好ましくは、下記式(IA)の化合物、又はその医薬的に許容しうる塩、特にそのクエン酸塩である。
Figure 2007518754
使用しうるドーパミンアゴニストには、当業者に既知のいずれのものも含まれ、かつ将来入手可能になるであろうものが含まれる。例は、アミスルプリド(amisulpride)、アミスルプリド(amisulpride)、ブロモクリプチン、ブスピロン、カベルゴリン(cabergoline)、ドカルパミン(docarpamine)、ドペキサミン(dopexamine)、エチルボドーパ(etilevodopa)、フェノルドパム(fenoldopam)、イボパミン(ibopamine)、リスリド(lisuride)、ノロミロール(nolomirole)、ペルゴリド、ピリペジル(piripedil)、プラミペキソール、キナゴリド(quinagolide)、キネロラン(quinelorane)、ロピニロール(ropinirole)、ロチゴチン、ロキシンドール(roxindole)、シベナデット(sibenadet)、スマニロール(sumanirole)、タリペキソール(talipexole)及びテルグリド(terguride)である。
式(IA)の化合物と、プラミペキソール(2)、その二塩酸塩(3)及びその二臭化水素酸塩(4)、ロピニロール(5)、ロチゴチン(6)、ロキシンドール(7)、シベナデット(8)及びタリペキソール(9)との組合せが好ましい。
式(IA)の化合物と、下記式の(S)-2-アミノ-4,5,6,7-テトラヒドロ-6-(プロピルアミノ)ベンゾチアゾール(1)であるプラミペキソール:
Figure 2007518754
その二塩酸塩又はその二塩酸塩一水和物との組合せが最も好ましい。
特に、(1)と(2)、(1)と(3)、(1)と(4)、(1)と(5)、(1)と(6)、(1)と(7)、(1)と(8)及び(1)と(9)の化合物の組合せから成る群より選択される組合せが好ましい。
本発明の医薬組成物は、経口、静脈内、血管内、腹腔内、皮下、筋肉内、吸入、局所、パッチ又は座剤投与に適する。
本発明の医薬組成物は、好ましくは経口、腸管外、鼻腔内、舌下又は直腸投与のため、又は吸入若しくは吹き入れによる投与のための錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、無菌の腸管外溶液若しくは懸濁液、計量エアゾール若しくは液体スプレー、点滴薬、アンプル、経皮パッチ、自動注入装置又は座剤のような単位剤形である。錠剤のような固形組成物の調製では、主要な活性成分を、医薬用担体、例えば、通常の錠剤成分、例えばコーンスターチ、セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ラクトース、スクロース、ソルビトール、タルク、二酸化ケイ素、ポリエチレングリコール、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム及びリン酸二カルシウム又はゴム又は界面活性剤、例えば、モノラウリン酸ソルビタン、ポリエチレングリコール、並びに他の医薬用希釈剤、例えば水と混合して、本発明の化合物、又はその医薬的に許容しうる塩の均質混合物を含有する固形のプレ製剤組成物を形成する。前記プレ製剤組成物を均質と称する場合、該組成物を錠剤、丸剤又はカプセル剤のような等しい効力の単位剤形に容易に再分割できるように、該組成物全体に一様に活性成分が分散されていることを意味する。
次に、この固形のプレ製剤組成物を、0.01〜10,000mg、特に0.05〜約500mg、最も好ましくは0.75〜250mgの本発明の各活性成分を含有する上述したタイプの単位剤形に再分割する。典型的な単位剤形は、1〜100mg、例えば、1、2、5、10、25、50又は100mgの各活性成分を含有する。
最も好ましくは、0.025〜1.5mg、特に0.044、0.088、0.18、0.35、0.7、又は1.1mgのプラミペキソールを、0.05〜1.5mg、特に0.06、0.125、0.25、0.5、又は1.0mgの式(IA)の化合物と一緒に投与する。
この新規組成物の錠剤又は丸剤をコーティングし、或いは他のやり方でコンパウンドして、持続性作用という利点を与える剤形とすることができる。例えば、錠剤又は丸剤は、内剤成分と外剤成分を含み、外剤成分が内剤成分を覆うエンベロープの形態でよい。胃内での崩壊に耐える働きをする腸溶性層で二成分を分けて、内成分を無傷のまま十二指腸に通し、又は放出を遅延させることができる。このような腸溶性層又はコーティングのために種々の材料が使用可能であり、該材料として、多くのポリマー酸及びポリマー酸とシェラック、セチルアルコール及び酢酸セルロースのような材料との混合物が挙げられる。
同様に、カシェ剤及びロゼンジ剤が挙げられる。経口投与に適した固体形態として錠剤、散剤、カプセル剤、丸剤、及びロゼンジ剤を使用することができる。
本発明の新規組成物を経口投与又は注入投与用に組み込みうる液体形態として、水溶液、適宜風味付けしたシロップ、水性若しくは油性懸濁液、及び綿実油、ゴマ油、ココナツ油若しくはピーナツ油のような食用油で風味付けしたエマルジョン、並びにエリキシル剤及び同様の医薬ビヒクルが挙げられる。水性懸濁液に好適な分散剤又は懸濁剤として、合成ゴム及び天然ゴム、例えば、トラガカント、アカシア、アルギナート、デキストラン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニル-ピロリドン又はゼラチンが挙げられる。
座剤の調製では、まず、低融点物質、例えば混和材の脂肪酸グリセリド又はココアバターを融かし、撹拌によってのように、その中に活性成分を均質に分散させる。次に、この溶融均質混合物を便利な大きさの型に注ぎ、冷ますことによって凝固させる。
膣投与に好適な製剤は、活性成分に加えて当技術で適切であることが分かっている担体を含有するペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、フォーム又はスプレーとして提供されうる。
気道への投与は、エアゾール製剤を用いて達成することもできる。このエアゾール製剤では、活性成分は、クロロフルオロカーボン(CFC)又はフルオロハイドロカーボン(HFC)、例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134(a))、若しくは1,1,1,2,3,3,3-ヘプタフルオロプロパン、二酸化炭素、又は他の適切なガス等の適宜の噴霧剤と共に加圧充填して提供される。エアゾールは、好都合には、レシチン等の界面活性剤及び/又はエタノール等の共溶媒をも含有しうる。計量バルブを備えて、薬物の用量を制御することができる。 或いは、乾燥粉末、例えば、ラクトース、デンプン、デンプン誘導体(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びポリビニルピロリドン(PVP))等の適切な粉末基剤中の本化合物の粉末混合物の形態で活性成分を提供しうる。好都合なことに、粉末担体は鼻腔内でゲルを形成する。粉末組成物は、単位剤形、例えばゼラチンのカプセル剤若しくはカートリッジ、又は吸入器を用いて粉末を投与しうるブリスターパックで提供される。
鼻腔内製剤といった気道への投与を意図した製剤では、本化合物は、通常、例えば5ミクロン以下のオーダーの小さい粒径を有する。当技術で公知の手段、例えば微粉化によって、このような粒径を得ることができる。
本発明のキット部品の好ましい態様では、例えばEP 0 428 038 Case 3/0327によって開示されているような経皮パッチによってプラミペキソールを投与し、かつ式(IA)の化合物を経口投与する。
パーキンソン病又はうつ病の治療では、好適な薬用量レベルは、各活性成分1日当たり約0.01〜1.0mg/kg(体重)、好ましくは1日当たり約0.02〜0.5mg/kg(体重)、特に1日当たり約0.05〜0.2mg/kg(体重)である。本化合物を1日1〜4回方式で投与しうる。しかし、場合によっては、前記限界以外の薬用量を使用しうる。
最も好ましくは、本発明の組成物は、以下の1種以上の神経変性状態の治療又は予防に使用する:
パーキンソン病、偽痴呆、アルツハイマータイプの痴呆を含む痴呆、アルツハイマー病、初老期痴呆、老年痴呆、レビー小体型痴呆、ダウン症候群、前頭側頭痴呆、HIV関連痴呆、ピック病、多発梗塞性痴呆、記憶欠陥、注意欠陥、認知機能障害、記憶機能障害、穏やかな認知障害、年齢関連記憶障害、加齢に伴う認知低下、年齢関連認知低下、ALS及び多系統萎縮症。
好ましくは、(1)の(2)に対する質量比は、50:1〜1:300、特に1:1〜1:200、最も好ましくは1:2〜1:50の範囲である。
以下の実施例は、本発明のいくつかの製剤を説明するために役立つ。実施例は、本発明を実施例の内容に限定することなく、例として述べる可能な手順としてのみを意図するものである。
実施例1
医薬的に許容しうる担体中、プラミペキソールをそのラセミ形態又は鏡像異性形態のどちらかで式(IA)の化合物と混ぜ合わせることによって医薬組成物を調製する。この組成物は、1日当たりに送達するプラミペキソール及び式(IA)のそれぞれの量が患者の体重1kg毎に約0.05mg〜約1.5mgのプラミペキソール及び約0.1mg〜約2mgの式(IA)の化合物(例えば、体重60kgの人では、6mg〜120mgの式(IA)の化合物)を含む。この組成物は、パーキンソン症、アルツハイマー病又はうつ病の治療のため患者に投与される。
実施例2
1日当たり約0.05mg〜約1.5mgのプラミペキソールを送達できるように、医薬的に許容しうる担体中でプラミペキソールをそのラセミ形態又は鏡像異性形態のどちらかで混ぜ合わせることによって第1の医薬組成物を調製する。
1日当たり患者の体重1kg毎に約0.05mg〜約2mgの式(IA)の化合物を送達できるように、医薬的に許容しうる担体中で式(IA)の化合物を混ぜ合わせることによって第2の医薬組成物を調製する。パーキンソン症、アルツハイマー病又はうつ病の患者に、1日の薬用量が約0.1〜約10mgになるように、1日1回、2回、3回、4回又は6回、第1の医薬組成物を投与する。同じ患者に、1日の薬用量が患者の体重1kg当たり約0.1〜約2mgの式(IA)の化合物になるように、第1の組成物の投与と同時、又は第1の組成物の投与の24時間以内の任意の時間に、1日1回、2回、3回、4回又は6回、第2の組成物を投与する。
或いは、第2の組成物をまず投与した後、上述したように第2の組成物の投与と同時、又は投与の24時間以内に第1の組成物を投与することができる。
実施例3:(IA)の組成物/プラミペキソール
フィルムコーティング錠 0.25mg/0.18mg
コア:

Figure 2007518754

コーティング:

Figure 2007518754
* 最終生成物には現れない

Figure 2007518754




実施例4:(IA)の組成物/プラミペキソール
カプセル剤 0.15mg/0.6mg
顆粒:

Figure 2007518754
* 最終生成物には現れない

カプセル剤

Figure 2007518754

Figure 2007518754
実施例5:(IA)の組成物/プラミペキソール
二層錠剤 0.25mg/4mg
二層錠剤:

Figure 2007518754

Figure 2007518754

Figure 2007518754
* 最終生成物には現れない

Figure 2007518754

Claims (14)

  1. 2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビター、又はその互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)と、少なくとも1種のドーパミンアゴニスト又はその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(2)と、医薬的に許容しうる担体若しくは賦形剤とを含み、任意に1種以上の他の治療成分を含んでいてもよい医薬組成物。
  2. 前記2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターが、下記式の化合物、又はその医薬的に許容しうる付加塩若しくはN-オキシドである、請求項1記載の医薬組成物。
    Figure 2007518754
    (式中、
    Rは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル又は2-ヒドロキシエチルであり;
    3は、CH2-X-R'(ここで、
    XはO、S又はNR"であり;
    R"は、水素又はアルキルであり;かつ
    R'は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、又は-CO-アルキル;
    ヘテロアリール(アルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキルで1回以上置換されていてもよい);
    フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
    フェニルフェニル;
    ピリジル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
    チエニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);又は
    ベンジル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい)である);或いは
    (CH2)nCO211、COR11、又はCH212(ここで、
    11は、アルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキル;
    フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
    フェニルフェニル;
    ピリジル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
    チエニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);
    又はベンジルである)であり;
    nは、0又は1であり;かつ
    12は、O-フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);又は
    O-CO-フェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい);又は
    CH=NOR'(ここで、R'は水素;アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル若しくはアリール(すべて-COOHで置換されていてもよい);-COO-アルキル;-COO-シクロアルキル;又はフェニル(ハロゲン、CF3、CN、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アルケニル、アルキニル、アミノ、及びニトロから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい)である)であり;
    4は、3,4-メチレンジオキシフェニル、又は
    フェニル、ベンジル、ナフチル若しくはヘテロアリール(すべてハロゲン、CF3、CN、アルコキシ、シクロアルコキシ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、ニトロ、及びヘテロアリールから成る群より選択される置換基で1回以上置換されていてもよい)である。)
  3. 前記2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターが、下記式(I1)の化合物、又はその互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)である、請求項1又は2記載の医薬組成物。
    Figure 2007518754
    (式中、
    Rは、水素原子又はC1-6アルキル基を表し;
    5は、ハロゲン原子又はCF3若しくはシアノ基を表し;
    'は、水素原子又はC1-6アルキル若しくはC3-6-シクロアルキル-C1-3-アルキル基を表し;かつ
    mは、0又は1〜3の整数である。)
  4. 基本的に、下記式(IA)の化合物:
    Figure 2007518754
    又はその医薬的に許容しうる塩(1)と、アミスルプリド、アミスルプリド、ブロモクリプチン、ブスピロン、カベルゴリン、ドカルパミン、ドペキサミン、エチルボドーパ、フェノルドパム、イボパミン、ノロミロール、ペルゴリド、プラミペキソール、キナゴリド、キネロラン、ロピニロール、ロチゴチン、ロキシンドール、シベナデット、タリペキソール及びテルグリドから成る群より選択される少なくとも1種のドーパミンアゴニスト(2)と、医薬的に許容しうる担体又は賦形剤とから成る、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  5. 経口投与、静脈内投与、血管内投与、腹腔内投与、皮下投与、筋肉内投与又は局所投与又はパッチ若しくは座剤による投与に適切な、請求項1〜4のいずれか1項に記載の医薬製剤。
  6. 前記成分(1)の成分(2)に対する質量比が、50:1〜1:300の範囲である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医薬製剤。
  7. 単回投与用量が、活性成分(1)と(2)を合わせて1〜10,000mg含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の医薬製剤。
  8. 前記医薬的に許容しうる担体又は賦形剤が、コーンスターチ、セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ラクトース、スクロース、ソルビトール、タルク、二酸化ケイ素、ポリエチレングリコール、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム及びリン酸二カルシウムから成る群より選択される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の医薬製剤。
  9. モノアミン神経伝達物質再取込みインヒビターの阻害に反応性の病気又は障害の予防又は治療の方法であって、有効な量の、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビター、その互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)と、少なくとも1種のドーパミンアゴニスト又はその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(2)とを、それが必要な患者に、混合形態で、又は個別に、又は個別かつ逐次的に投与することを含む(該逐次投与は、近接した時間で行い、或いは時間を離して行う)、前記方法。
  10. 前記病気又は障害が、パーキンソン症、うつ病、肥満症、ナルコレプシー、薬物中毒若しくは薬物乱用(コカイン乱用を含む)、注意欠陥多動障害、ジル・ド・ラ・ツレット病、以下に示すいずれかの痴呆:偽痴呆、アルツハイマータイプの痴呆を含む痴呆、アルツハイマー病、初老期痴呆、老年痴呆、レビー小体型痴呆、ダウン症候群、前頭側頭痴呆、HIV関連痴呆、ピック病、多発梗塞性痴呆、記憶欠陥、注意欠陥、認知機能障害、記憶機能障害、穏やかな認知障害、年齢関連記憶障害、加齢に伴う認知低下、年齢関連認知低下、及び多系統萎縮症から成る群より選択される、請求項9記載の方法。
  11. 前記病気又は障害が、アルツハイマータイプの痴呆である、請求項10記載の方法。
  12. モノアミン神経伝達物質再取込みの阻害及び/又はドーパミンアゴニズムに反応性の病気又は障害の予防又は治療用薬物製造のための、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビター、又はその互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)と、少なくとも1種のドーパミンアゴニスト又はその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(2)との、混合形態で、又は個別な、又は個別かつ逐次的な使用(該逐次使用は、近接した時間で、或いは時間を離して)。
  13. 偽痴呆、アルツハイマータイプの痴呆を含む痴呆、アルツハイマー病、初老期痴呆、老年痴呆、レビー小体型痴呆、ダウン症候群、前頭側頭痴呆、HIV関連痴呆、ピック病、多発梗塞性痴呆、記憶欠陥、注意欠陥、認知機能障害、記憶機能障害、穏やかな認知障害、年齢関連記憶障害、加齢に伴う認知低下、年齢関連認知低下及び多系統萎縮症から成る群より選択される病気又は障害の予防又は治療用薬物製造ための、請求項12記載の使用。
  14. 少なくとも以下の2つの個別単位剤形(A)及び(B):
    (A)は、2,3-二置換トロパン成分を含むモノアミン神経伝達物質再取込みインヒビター、又はその互変異性体、医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(1)を含み、任意に医薬的に許容しうる担体を含んでよく;
    (B)は、1種以上のドーパミンアゴニスト又はその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、若しくは生理学的機能誘導体(2)を含み、任意に医薬的に許容しうる担体を含んでよい;
    を含んでなる医薬キット。
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