JP2007517593A - 適応動作を伴う膝装具ヒンジ - Google Patents

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Abstract

ここに開示する膝装具ヒンジによって、ヒンジを含む膝装具が、膝に悪い動作を抑止しながら装具着用者の膝の自然な動作をたどり得る。ある実施形態において、第1の動作範囲において、ヒンジは、固定された軸の周りにおける回転である唯一の自由度を有する。第2の動作範囲において、ヒンジは、回転および平行移動の少なくとも2つの自由度を有する。

Description

関連出願
本願は、2004年1月7日付出願の仮出願第60/534、719号に対して優先権を主張し、その全内容が、参照により明示的にここに組み込まれる。
本発明は、整形外科用装具に関する。
多くの膝装具は、着用者の膝に悪い動作が行われることを抑止する。これらの膝装具の多くは、着用者の膝を自然な動作範囲に沿って誘導すると同時に、このような抑止を行い得る。よって、多くの膝装具のヒンジは、膝の自然な動作に近づけようとする。これらの設計のいくつかは、一中心型ヒンジ、多中心型ヒンジ、四節リンク機構式ヒンジ、およびカムヒンジを含む。これらの各設計は、特有の動作範囲を有する。
一般に、矢状面において見ると、人間の膝は、膝を屈曲させると大腿骨が部分的に脛骨上を後方に転動する、滑るようにして動く。大腿骨の後方への転動は、膝を完全伸展から90°を超えて屈曲させたときに最も顕著である。上述の各ヒンジの設計に共通する一つの問題は、自然な膝の動作が、人によって異なることである。実際に、自然な膝の動作は、その人が参加する活動のタイプによって、個人ごとにいっそう異なる場合がある。自然な膝の動作がこのように異なることによって、膝装具は、ヒンジの動きと自然な動作とが不適合になった結果として、着用者の膝に望ましくない力をかけてしまう恐れがある。
いくつかの膝装具のヒンジの設計は、ヒンジの回動点を前後方向および/または上下方向にゆっくり動かし得ることにより、前述の問題を解決しようとしている。これらのヒンジは、一つを超える動作の自由度を有し、一つを超える動作経路をたどり得る。ヒンジの回動点は、種々の所定の時の膝の瞬間回動点に適合するように位置が変化し得る。これらのタイプのヒンジのいくつかの例が、米国特許第5,063,916号明細書および第5,074,290号明細書に記載されている。これらのヒンジの設計の一つの欠点は、動きに順応性があることによって、ヒンジが、着用者の膝に悪い動作のいくつかを抑止できないことである。
一般に、膝は、脚が完全伸展に近くなったとき最も傷つきやすい。この位置において、前十字靱帯(ACL)には、最大の張力がかかっている。ACLは、脛骨が大腿骨に対して前方へ移動するのを妨げるように作用する。ACLの損傷を防ぐために、膝装具は、このタイプの動き(大腿骨に対する脛骨の前方への移動)を抑止する。ACLはまた、過伸展および過屈曲により損傷を受けやすい。したがって、所定の膝装具は、膝の伸展および屈曲の程度を制限し得ることが好ましい。膝が完全伸展から十分に屈曲すると、ACLは、弛緩し、ずっと損傷しにくくなる。さらに、膝が屈曲すると、膝の前後への移動の多くは、靱帯というより筋力の抑止により調節されるようになる。
一般的な膝装具は、膝の内反および外反屈曲を妨げることにより、内側側副靱帯(MCL)および外側側副靱帯(LCL)を保護する。このような屈曲は、膝の横への衝撃により生じる場合がある。
適応動作を伴う本膝装具のヒンジの好ましい実施形態は、いくつかの特徴を有し、それらの特徴のうち単独だけでは、望ましい特性を得られない。これらの膝装具のヒンジの範囲を限定せずに、以下の特許請求の範囲に明示するように、それらのさらに顕著な特徴を簡単に説明する。この説明を検討した後、特に、「好ましい実施形態の詳細な説明」という欄を読んだ後、好ましい実施形態の特徴から、いかに利点を得られるかが理解されるだろう。これらの利点には、膝に悪い動作をさせることを抑止すると同時に、膝に望ましくない力がかかることを回避するために自然な膝の動作をたどり得ることを含む。
本膝装具のヒンジの一実施形態は、少なくとも第1のヒンジプレートと、カムプレートとを備える。ヒンジプレートおよびカムプレートは、第1の動作範囲では、ヒンジプレートがカムプレートに対して回動し得るが平行移動はしないように、第2の動作範囲では、ヒンジプレートがカムプレートに対して回動し平行移動するように、相互に留められる。
本膝装具のヒンジの別の実施形態は、回動用開口部および誘導用開口部を含む少なくとも第1のヒンジプレートと、ヒンジプレートに留められカムスロットを含むカムプレートと、回動用開口部およびカムスロットを貫通する回動部材と、誘導用開口部およびカムスロットを貫通する誘導部材と、を備える。回動部材および誘導部材と、カムスロットとの相互作用によって、ヒンジプレートとカムプレートとの相互の回転および平行移動が調節される。
本膝装具のヒンジの別の実施形態は、回動用開口部および第1のカムスロットを含む少なくとも第1のヒンジプレートと、ヒンジプレートに留められ第2のカムスロットを含むカムプレートと、回動用開口部および第2のカムスロットを貫通する回動部材と、カムプレートに留められ第1のカムスロット内に延びる誘導部材とを備える。回動部材と第2のカムスロットとの相互作用、および誘導部材と第1のカムスロットとの相互作用によって、ヒンジプレートとカムプレートとの相互の回転および平行移動が調節される。
本膝装具のヒンジの別の実施形態は、少なくとも第1のヒンジプレートと、ヒンジプレートに留められ実質的に角が丸くなった菱形であるカムスロットを含む、カムプレートと、ヒンジプレートに留められカムスロットを貫通する実質的に楕円形の誘導部材とを備える。誘導部材とカムスロットとの相互作用によって、ヒンジプレートとカムプレートとの相互の回転および平行移動が調節される。
本膝装具のヒンジの別の実施形態は、少なくとも第1のヒンジプレートと、少なくとも第2のヒンジプレートとを備える。ヒンジプレートは、第1の動作範囲では、前記ヒンジプレートの相互移動が、唯一の自由度を含むように、相互に可動に留められる。第2の動作範囲では、ヒンジプレートの相互移動が、少なくとも2つの自由度を含む。
本膝装具のヒンジの別の実施形態は、着用者の膝を支持し膝に悪い動作を抑止するための膝装具を備える。装具は、少なくとも第1の剛性のあるカフと、少なくとも第2の剛性のあるカフとを備える。複数のカフは、第1の動作範囲では、複数のカフの相互の動きが、唯一の自由度を含むように相互に可動に留められる。第2の動作範囲では、複数のカフの相互の動きが、少なくとも2つの自由度を含む。
本膝装具のヒンジの別の実施形態は、膝に悪い動作を抑止しながら自然に屈曲し伸展させ得るために膝を支持する方法を含み、当該方法は、抑制状態と適応状態との2つの動作状態を有するヒンジを含む整形外科用膝装具を膝に使用するステップを含み、抑制状態では、ヒンジは、実質的に固定された軸の周りにおける回転である唯一の自由度を含み、適応状態では、ヒンジは、1つの回転自由度と2つの平行移動自由度との3つの自由度を含む。
ここで使用するように、外側(lateral)という用語は、身体の垂直方向中心線から遠い側を意味し、内側(medial)という用語は、身体の垂直方向中心線に近い側を意味し、前(anterior)という用語は、身体の正面を意味し、後(posterior)という用語は、身体の背面を意味し、上(superior)という用語は、身体の上側を意味し、下(inferior)という用語は、身体の下側を意味する。上の各用語は、本ヒンジの構成要素に用いると、図1に示す装具30の形態、すなわち、着用者の脚が完全伸展して着用者が直立したときの装具30の形態を示す。簡略化のため、着用者の脚は図示していない。
図1に、本膝装具のヒンジを含むように適合された膝装具30の一例を示す。装具30は、剛性のある大腿フレーム32と剛性のある腓腹フレーム34とを含む。ヒンジ36は、着用者の膝が屈曲し伸展するにつれて、フレーム32、34が各脚部の動作に従い得るように、フレーム32、34を回動式に連結している。複数のストラップ38が、着用者の脚(図示せず)への装具30の配置を助ける。
図2〜図20に、本膝装具のヒンジの種々の実施形態を示す。図2〜図4を参照すると、本膝装具のヒンジの一実施形態40は、複数の可動プレートを含む。特に図4を参照すると、カム式ヒンジプレート(カムプレート)42が、内ヒンジプレート44と外ヒンジプレート46との間に挟まれている。内ヒンジプレート44と外ヒンジプレート46とは、カムプレート42に対してともに回動する。外プレート46の延長部48は、図1に示す膝装具30の剛性のある大腿フレーム32に取り付け得る。カムプレート42の延長部50は、装具30の剛性のある腓腹フレーム34に取り付け得る。ヒンジプレート42、44、46は、金属(例えば、鋼またはアルミニウムなどの)頑丈な材料からなることが好ましい。
ここで使用するように、内(inner)および外(outer)という用語は、着用者の膝に対するヒンジ構成要素の位置を示す。したがって、内プレートは、本ヒンジを含む装具を着用したとき、着用者の膝に相対的に近くに配置されるように適合される。しかしながら、ここに示す各ヒンジは、右脚または左脚に着用するように適合された装具上に内側または外側ヒンジとして使用するように適合されている。よって、ヒンジを、右脚または左脚の内側または外側のいずれに配置するかによって、内プレートは、容易に外側プレートになり、またその逆になってもよい。しかしながら、簡略化のため、右脚に着用するように適合された装具の内側ヒンジである場合、あるいは左脚に着用するように適合された装具の外側ヒンジである場合の、各実施形態をここに説明する。内プレートと外プレートとの位置は、特定の応用に合うように、着用者の身体の中心線に対して逆であってもよいことを、当業者は理解するだろう。
引き続き図4に関して、ここに示す実施形態では、内プレート44は、円形であって、複数の開口を含み、これらの開口には、回動用開口部52と、誘導部材用開口部と、複数の屈曲停止用開口部56と、複数の伸展停止用開口部58とが含まれる。外プレート46は、同様に、実質的に円形の部分60を含み、当該円形部60は、複数の開口部を含み、この複数の開口部には、回動用開口部52と、誘導部材用開口部54と、複数の屈曲停止用開口部56と、複数の伸展停止用開口部58とが含まれる。各開口部52、54、56、58は、ピンまたはリベットなどの締付部材を受け入れるように適合されている。外プレート46上における開口部52、54、56、58の位置は、内プレート44上における開口部52、54、56、58の位置に対応している。よって、外プレート46の開口部52、54、56、58を貫通する締付部材は、同様に、内プレート44の対応の開口部52、54、56、58を貫通し得る。このような締付部材の軸部分は、以下に説明するように、カムプレート42の種々のカム面と係合するように適合している。
内プレート44の回動用開口部52は、その中心に配置される。同様に、外プレート46の回動用開口部52は、実質的に円形の部分60の中心に配置される。回動部材62は、内プレート44と外プレート46との間にカムプレート42を配置して、回動用開口部52を貫通し、内プレート44と外プレート46とを相互にしっかり留める。ここに示す実施形態では、回動部材62は、リベットを含む。しかしながら、ねじまたはピンなどのどんな締付部材を代用してもよいことを、当業者は理解するだろう。
図4および図6を参照すると、各内プレート44および外プレート46の誘導部材用開口部54は、ヒンジが完全伸展すると、各回動用開口部52のおおよそすぐ後に、かつ、回動用開口部52と各プレート44、46の後縁との間のおおよそ中間点に配置される。誘導部材64は、誘導部材用開口部54を貫通する。誘導部材64は、以下に説明するようにヒンジ40の動作を誘導する。ここに示す実施形態では、誘導部材64は、リベットを含む。しかしながら、ねじまたはピンなどのどんな締付部材を代用してもよいことを、当業者は理解するだろう。
図2および図4を参照すると、各プレート44、46の屈曲停止用開口部56は、各プレート44、46の縁の近傍に配置され、ヒンジ40が完全伸展すると回動用開口部52の前および上に配置される。ここに示す実施形態では、屈曲停止用開口部56を4つ設けている。しかしながら、それよりも少ないまたは多い屈曲停止用開口部56を設けてもよいことを、当業者は理解するだろう。各プレートの伸展停止用開口部58は、ヒンジが完全伸展すると、回動用開口部52に対して前および下の、各プレートの縁の近傍に配置される。ここに示す実施形態では、伸展停止用開口部58を5つ設けている。しかしながら、それよりも少ないまたは多い伸展停止用開口部58を設けてもよいことを、当業者は理解するだろう。
各屈曲停止用開口部56は、屈曲停止部材(図示せず)を受け入れるように適合される。屈曲停止部材は、各内プレート44および外プレート46の対応の屈曲停止用開口部56を貫通する。屈曲停止部材の軸部分は、以下に詳述するように、ヒンジ40が達し得る最大屈曲角度を制限するために、カムプレートの屈曲停止面66(図5)と係合するように適合される。各伸展停止用開口部58は、伸展停止部材68(図4)を受け入れるように適合される。伸展停止部材68は、各プレートの対応の伸展停止用開口部58を貫通する。伸展停止部材68の軸部分70は、以下に詳述するように、ヒンジ40が達し得る最大伸展角度を制限するために、カムプレート42の伸展停止面72(図5)と係合するように適合される。
図4および図5を参照すると、ここに示す実施形態では、カムプレート42は、延長部とつながった実質的に半円形の部分74を含む。半円形部74は、滑らかな丸い縁を含み、これらの縁は、実質的に三日月状のカム面76で終わっている。カム面76は、カムプレート42の長手方向軸線に対して傾斜して延びる実質的に一直線の中央部分を含む。中央部と対向した端部は、複数の屈曲停止面66および伸展停止面72になり得る波形の部分で終わっている。屈曲停止部材は、複数の屈曲停止面66の一つと接触するように適合される。接触する屈曲停止面66は、屈曲停止用開口部56のどの開口部が屈曲停止部材を収容するかにより異なる。屈曲停止部材が複数の屈曲停止面の一つの面と接触すると、装具30は、それ以上の屈曲が抑止される。同様に、伸展停止部材68は、複数の伸展停止面72の一つと接触するように適合される。接触する伸展停止面72は、伸展停止用開口部58のどの開口部が伸展停止部材68を収容するかにより異なる。伸展停止部材68が伸展停止面72の一つと接触すると、装具30は、それ以上の伸展が抑止される。
屈曲停止用開口部56の位置および屈曲停止面66の形状によって、装具30の最大屈曲角度が決定される。例えば、装具30は、30°、45°、60°、75°の屈曲で、最大屈曲角度になり得る。同様に、伸展停止用開口部58の位置および伸展停止面72の形状によって、装具30の最大伸展角度が決定される。例えば、装具30は、0°、−15°、−30°、−45°および−60°の伸展で、最大伸展角度になり得る。
図5を参照すると、半円形部74の内部(interior)領域は、カムスロット78を含む。ここに示す実施形態では、カムスロット78は、実質的にU字状であり、上部水平スロット80と、下部水平スロット82と、上部水平スロット80および下部水平スロット82の後端を連結する傾斜スロット84とを含む。上部スロット80の幅は、回動部材62の軸部分(図4)の幅と実質的に同一である。よって、上部スロット80は、摺動式に回動部材62を受け入れるように適合される。上部スロット80の上壁の後部は、突出した隆起部88を含む。隆起部88は、以下に詳述するように、回動部材62が後へ摺動するのを制限する。
図6〜図10を参照すると、上部水平スロット80は、回動部材62を受け入れるように適合され、傾斜スロット84および下部水平スロット82は、誘導部材64を受け入れるように適合される。ヒンジ40には、動作状態が2つあり、回動部材62および誘導部材64が、各動作状態の特性を決定する。図6および図7に示した第1の状態は、抑制状態を示す。ヒンジ40は、完全伸展から、第2の状態が開始される所定の屈曲角度まで、この状態になっている。移行角度と呼ぶこの角度は、約45°から約60°の範囲になり得る。移行角度近くでは、ACLを損傷するリスクが著しく減少する。さらに、異なる装具30の着用者における膝動作のばらつきは、より顕著になってくる。
人の膝において、完全伸展近くにおける膝の動作は、一般に、ほぼ固定された軸周りの回転に制限される。したがって、ここに示す実施形態において、抑制状態によって、ヒンジ40は唯一の自由度を得られる。この自由度は、回動部材62の周りにおける回動である。しかしながら、代替実施形態では、所定の着用者の膝の自然な動作に合わせるために、回動部材62の平行移動に連動して、ヒンジ40が回転し得る。
回動部材62および誘導部材64と、カムスロット78(図6および図7)との相互作用によって、ヒンジ40が、抑制状態においてほぼ固定された軸の周りを回転することが制限される。上部スロット80は、回動部材62の、後方向を除く全方向への平行移動を抑制する。誘導部材64と傾斜スロット84の後壁とが接触することによって、回動部材62が、後方向に平行移動することが抑制される。よって、誘導部材64が傾斜スロット84の後壁に沿って摺動したとき、ヒンジ40は、唯一の自由度である、回動部材62の周りにおける回転を行い得る。この回転は、抑制状態において、ヒンジ40の唯一の自由度であり得るので、ヒンジ40は、前後の平行移動、内反および外反屈曲、過伸展などの膝に悪い動作を抑止する。このように、ヒンジ40は、着用者のACL、MCLおよびLCLを損傷から保護する。
図8〜図10に示す第2の動作状態を、適応状態または遊動状態と呼ぶ。この状態は、膝が移行角度より深く屈曲すると始まり、これは、この誘導部材64が、大体、傾斜スロット84から下部水平スロット82内へ移動すると起こる。一旦、誘導部材64が傾斜スロット84から出ると、誘導部材64と傾斜スロット84の後壁との間に隙間があく。よって、誘導部材64は、回動部材62を後方向へ平行移動させないような抑制を全くしなくなる。したがって、適応状態では、回動部材62は、上部水平スロット80内を前後方向に摺動し得る。回動部材62がこのように動くことによって、大腿骨が脛骨上において摺動すると、平行移動する膝の回転の中心をたどって、その結果、ヒンジが、装具着用者の膝の自然な動作に適合する。しかしながら、誘導部材64と、カムスロット78の壁との相互作用によって、上部水平スロット80内において回動部材62が後方へ移動することがなお制限され得る。さらに、適応状態においてさえ、ヒンジ40は、なお、内反および外反屈曲、ならびに過屈曲を抑止し続ける。回動部材62は、隆起部88と接触するまで上部水平スロット80内を後方向に摺動し得る。隆起部88は、回動部材62を通過させないようにスロット80を狭くする。ヒンジ40は、誘導部材64が下部スロット82の上壁と接触するまで、回動部材62の周りを回転し続け得る。このような接触が生じたとき、ヒンジ40は最大屈曲角度である。この最大屈曲角度によって、着用者の膝が過屈曲することが妨げられる。
図11〜図15に、適応動作を伴う本膝装具のヒンジの別の実施形態を示す。図2〜図10のヒンジ40と同様に、ヒンジ90は、複数の可動プレート(図11)を含む。カム式ヒンジプレート92が、内ヒンジプレート94と外ヒンジプレート96との間に挟まれている。内プレート94および外プレート96は、カムプレート92に対して共に回動する。外プレート96の延長部98は、図1に示した膝装具30の剛性のある大腿フレーム32に取り付け可能である。カムプレート92の延長部100は、膝装具30の剛性のある腓腹フレーム34に取り付け可能である。ヒンジプレート92、94、96は、金属(例えば、鋼またはアルミニウム)などの頑丈な材料からなることが、好ましい。
特に図11を参照すると、ここに示す実施形態では、内プレート94は、円形で、回動用開口部102と、複数の屈曲停止用開口部104と、複数の伸展停止用開口部106とを含めた複数の開口部を含む。内プレート94は、カムスロット108も含む。外プレート96は、同様に、実質的に円形の部分110を含み、当該円形の部分は、回動用開口部102と、複数の屈曲停止用開口部104と、複数の伸展停止用開口部106と、カムスロット108とを含めた複数の開口部を含む。各開口部102、104、106は、ピンまたはリベットなどの締付部材を受け入れるように適合される。外プレート96における開口部102、104、106およびカムスロット108の位置は、内プレート94における開口部102、104、106およびカムスロット108の位置に対応する。よって、外プレート96の開口部102、104、106またはカムスロット108を貫通する締付部材は、同様に、内プレート94の対応の開口部102、104、106またはカムスロット108を貫通し得る。開口部の一つを貫通する締付部材の軸部分は、以下に詳述するように、カムプレート92の種々のカム面に係合するように適合される。
さらに図11を参照すると、内プレート94の回動用開口部102が、その中心に配置される。同様に、外プレート96の回動用開口部102は、実質的に円形の部分110の中心に配置される。回動部材111は、回動用開口部102を貫通し、内プレート94および外プレート96を、カムプレート92をそれらの間に配置して相互に留める。ここに示す実施形態では、回動部材111には、リベットが含まれる。しかしながら、ねじまたはピンなどの種々の締付部材を代用し得ることを、当業者は理解するだろう。
図13〜図15を参照すると、各内プレート94および外プレート96のカムスロット108は、突出部112が延びている拡大主要部110を含む。ヒンジ90が完全伸展すると(図13)、突出部112の上の領域が、回動用開口部102の前に配置される。突出部112の残りの部分は、そこから下および後に延び、拡大主要部110と合わさり、当該拡大主要部110は、ヒンジ90が完全伸展すると、回動用開口部102の下および後に配置される。
図12を参照すると、ここに示す実施形態では、カムプレート92の周縁形状は、図5に示すカムプレート42の周縁形状と実質的に同一である。よって、カムプレート92は、屈曲停止面114および伸展停止面116を含む。図11を参照すると、ここに示す実施形態では、内プレート94および外プレート96は、屈曲停止用開口部104と、伸展停止用開口部106とを含み、これらの開口部は、図2〜図10のヒンジ40の対応の開口部と実質的に同一である。ヒンジ90は、さらに、任意選択的に、屈曲停止用開口部(図示せず)と伸展停止部材118とを含む。よって、図11〜図15のヒンジ90は、装具着用者に、図2〜図10のヒンジ40と同様に最大屈曲角度および伸展角度の範囲を提供するように適合される。
さらに図12を参照すると、カムプレート92の内領域には、カムスロット120が含まれる。ここに示す実施形態では、カムスロット120は、ヒンジ90が完全伸展のとき、実質的に楕円形であり水平である。カムスロット120の幅は、回動部材111の軸部分122(図11)の幅と実質的に同一である。よって、カムスロット120は、摺動式に回動部材111を受け入れるように適合される。
カムプレート92は、さらに、カムスロット120の前に配置される開口部124を含む。開口部124は、誘導部材126(図11)を受け入れ、当該誘導部材126は、ここに示す実施形態では、円筒形のピンを含む。誘導部材126は、カムプレート92の両面から突出する。よって、誘導部材126の両端は、内プレート94および外プレート96のカムスロット108と係合するように適合される。誘導部材126は、以下に詳述するように、ヒンジ90の動作を誘導する。ここに示す実施形態では、誘導部材126には、ピンが含まれる。しかしながら、ねじまたはリベットなどのどんな締付部材を代用してもよいことを、当業者は理解するだろう。
図13〜図15を参照すると、カムプレート92のカムスロット120は、回動部材111を受け入れるように適合され、内プレート94および外プレート96のカムスロットは、誘導部材126を受け入れるように適合される。図2〜図10に示す上述のヒンジ40と同様に、図11〜図15のヒンジ90には、2つの動作状態があり、回動部材111および誘導部材126が、各動作状態の特性を決定する。第1の状態(抑制状態)を図13に示す。ヒンジ90は、完全伸展から、第2の状態が開始される所定の屈曲角度まで抑制状態になっている。この角度(移行角度)は、約45°から約60°の範囲内であり得る。
ここに示す実施形態では、抑制状態によって、ヒンジ90は唯一の自由度を得られる。この自由度は、回動部材111の周りにおける回動である。しかしながら、代替実施形態では、所定の着用者の膝の自然な動作と適合させるために、回動部材111が平行移動すると、ヒンジ90を回転させ得る。
回動部材111と、カムプレート92のカムスロット120とが相互作用し、かつ、誘導部材126と、内プレート94および外プレート96のカムスロット108との相互作用によって(図13)、ヒンジ90が、抑制状態において、ほぼ固定された軸の周りを回転することが制限される。カムプレート92のカムスロット120は、回動部材111が、後方向を除いた全方向に平行移動することを抑制する。誘導部材126と、内プレート94および外プレート96のカムスロット108の前壁とが接触することによって、回動部材111の後方向への平行移動が抑制される。よって、ヒンジ90には、誘導部材126がカムスロット108の前壁に沿って摺動すると、回動部材111の周りを回転する唯一の自由度がある。この回転は、抑制状態において、ヒンジ90がとり得る唯一の自由度なので、ヒンジ90は、前後への平行移動、内反および外反屈曲、ならびに過伸展などの膝に悪い動作を抑止する。よって、ヒンジ90は、着用者のACL、MCLおよびLCLを損傷から保護する。
第2の動作状態(適応状態または遊動状態)を図14および図15に示す。この状態は、膝が移行角度より深く屈曲すると開始され、これは、およそ、誘導部材126が、内プレート94および外プレート96のカムスロット108の拡大主要部110に入ると起こる。一旦、誘導部材126がこの部分110に入ると、誘導部材126と主要部分110の壁との間に隙間があき得る。よって、誘導部材126は、回動部材111を後方向に平行移動させない抑制をもはや全くしなくなる。したがって、適応状態では、回動部材111は、カムプレート92のカムスロット120内を前後方向に摺動し得る。回動部材111がこのように動くことによって、大腿骨が脛骨上において摺動すると、平行移動する膝の回転の中心をたどって、その結果、ヒンジ90が、装具着用者の膝の自然な動作と適合する。しかしながら、誘導部材126と、内プレート94および外プレート96のカムスロット108の壁との相互作用によって、なお、カムプレート92のカムスロット120内において、回動部材111が後へ移動することが制限され得る。さらに、適応状態においてさえ、ヒンジ90は、なお、内反および外反屈曲と、過屈曲とをさせないように抑止し続ける。
図16〜図20に、適応動作を伴う本膝装具のヒンジの別の実施形態を示す。図2〜図16のヒンジ40、90と同様に、ヒンジ130は、複数の可動プレート(図16)を含む。カム式ヒンジプレート(カムプレート)132が、内ヒンジプレート134と外ヒンジプレート136との間に挟まれている。内プレート134および外プレート136は、カムプレート132に対して共に回動する。外プレート136の延長部は、図1に示す装具30の剛性のある大腿フレーム32に取り付け得る。カムプレート132の延長部140は、装具30の剛性のある腓腹フレーム34に取り付け得る。ヒンジプレート132、134、136は、金属(例えば、鋼またはアルミニウム)などの頑丈な材料からなることが好ましい。
図16を参照すると、ここに示す実施形態では、内プレート134は、円形であり、複数の屈曲停止用開口部142と、複数の伸展停止用開口部144とを含む。外プレート136は、同様に、複数の屈曲停止用開口部142と複数の伸展停止用開口部144とを含む実質的に円形の部分146を含む。各プレートの屈曲停止用開口部142は、ヒンジ130が完全伸展になると(図18)、各プレートの後方領域において各プレートの縁の近傍に配置される。ここに示す実施形態では、屈曲停止用開口部142を4つ設けている。しかしながら、それより少ないまたは多い屈曲停止用開口部142を設けてもよいことを、当業者は理解するだろう。各プレート134、136の伸展停止用開口部144は、ヒンジ130が完全伸展になると(図18)、各プレート134、136の前または下領域において各プレート134、136の縁の近傍に配置される。ここに示す実施形態では、伸展停止用開口部144を5つ設けている。しかしながら、それより少ないまたは多い伸展停止用開口部144を設け得ることを、当業者は理解するだろう。
各屈曲停止開口部142は、屈曲停止部材148を受け入れるように適合される。各伸展停止開口部144は、伸展停止部材150を受け入れるように適合される。ここに示す実施形態では、停止部材148、150は、ピンを含む。外プレート136における屈曲停止用開口部142の位置は、内プレート134における屈曲停止用開口部142の位置に対応し、外プレート136における伸展停止用開口部144の位置は、内プレート134における伸展停止用開口部144の位置に対応する。よって、外プレート136の開口部142、144を貫通する屈曲停止部材148は、同様に、内プレート134の対応の開口部142、144を貫通し、また、外プレート136の開口部142、144を貫通する伸展停止部材150は、同様に、内プレート134の対応の開口部142、144を貫通し得る。屈曲停止部材148は、カムプレート132の屈曲停止面152(図17)と係合するように適合され、伸展停止部材150は、カムプレート132の伸展停止面154と係合するように適合される。停止部材148と停止面152、および停止部材150と停止面154は、図2〜図15のヒンジ40、90に関して上述したのと同様に、ヒンジ130の屈曲および伸展を制限する。
図17を参照すると、カムプレート132は、その上領域にカムスロット158を有する楕円形部156を含む。楕円形部の基部の後面は、屈曲停止面152になる肩部を含む。楕円形部の基部の前面は、伸展停止面154になる肩部を含む。カムスロット158は、実質的に、傾斜方向に向けられ角が丸くなった菱形の形状である。
誘導部材160は、カムスロット158内を可動である。誘導部材160とカムスロット158の壁との間の相互作用によって、以下に詳述するように、ヒンジ130の動作を誘導する。ここに示す実施形態では、誘導部材160は、外周が楕円形の平坦なプレートの形状である。誘導部材160は、片方のプレートに対して動かないように内プレート134および外プレート136の両方に留められる。例えば、誘導部材160は、これらのプレートの一方と一体的に形成して、他のプレート134、136に留めてもよいし、または別個の部品として形成して、両方のプレート134、136に留めてもよい。例えば、溶接または接着剤で、誘導部材160をプレート134、136の一方または両方に留めてもよい。
図18〜図20を参照すると、カムプレート132のカムスロット158が、誘導部材160を受け入れるように適合される。上述の図2〜図15に示すヒンジ40、90と同様に、図16〜図20のヒンジ130には、2つの動作状態があり、誘導部材160が、各動作状態の特性を決定する。第1の状態(抑制状態)を図18に示す。ヒンジ130は、完全伸展から、第2の状態が開始される所定の屈曲角度まで、抑制状態になっている。この角度(移行角度)は、約45°から約60°の範囲であり得る。
ここに示す実施形態では、抑制状態によって、ヒンジ130は唯一の自由度を得られる。この自由度は、誘導部材160の周りにおける回動である。しかしながら、代替実施形態では、所定の着用者の膝の自然な動作に適合させるために、誘導部材160の平行移動に連動して、ヒンジ130を回転させ得る。
誘導部材160をカムスロット158(図18)と相互作用させることによって、ヒンジ130が、抑制状態において、ほぼ固定された軸の周りを回転することが制限される。完全伸展において、誘導部材160の長手方向軸線は、実質的に、菱形形状のカムスロット158の短軸線と平行に並んでいる。この方向付けによって、また内プレート134および外プレート136がカムプレート132に対して回動すると、誘導部材160の端部とカムスロット158の壁とが接触して、誘導部材160のあらゆる方向への平行移動が抑制される。よって、ヒンジ130に利用できる唯一の自由度は、誘導部材160がカムスロット158内において回転したときの、誘導部材160の周りにおける回転である。この回転は、抑制状態においてヒンジ130に利用できる唯一の自由度であるので、ヒンジ130は、前後への平行移動、内反および外反屈曲、ならびに過伸展などの膝に悪い動作が行われることを抑止する。
第2の動作状態(適応状態または遊動状態)を図19および図20に示す。この状態は、膝が移行角度を超えて屈曲すると開始され、これは、およそ、誘導部材160の両端部がカムスロット158の対向する壁と接触しなくなると起こる。一旦、誘導部材160がこの方向になると、誘導部材160と、カムスロット158の壁との間に隙間があくことによって、誘導部材は、全方向に平行移動し得る。したがって、適応状態では、回動部材は、カムスロット158内において回転および平行移動し得る(図19および図20)。誘導部材160がこのように動くことによって、ヒンジ130の回動軸線は、大腿骨が脛骨上において摺動すると、平行移動する膝の回転の中心をたどって、その結果、ヒンジ130が、装具着用者の膝の自然な動作と適合する。しかしながら、誘導部材160と、カムスロット158の壁とが相互作用することによって、誘導部材160がカムスロット158内を移動することがなお制限され得る。よって、ヒンジ130によって、装具30は、内反および外反屈曲、ならびに過屈曲などの膝に悪い動作を抑止し得る。
上の説明で示すように、本膝装具のヒンジ40、90、130の実施形態は、ヒンジが完全伸展しているときに、着用者の大腿骨が脛骨に対して前後に動くことを抑止することが好ましい。完全伸展において、(ACLなどの)膝のある構成要素は、最も損傷しやすい。膝の構成要素が損傷しにくい位置になるように膝を十分屈曲させると、ヒンジは、大腿骨が脛骨に対して前後に動き得る状態に移行する。よって、ヒンジは、膝が比較的損傷しにくい屈曲角度での膝の自然な動作を殆どさせないかまたは抑止しない。
発明の範囲
上記は、関連する当業者がこれらの膝装具ヒンジを作製し使用し得るような詳細、明瞭、簡潔かつ的確な言葉で、適応動作を伴った本膝装具のヒンジを実施するために考えられるベストモードを説明したものであり、またそれらを作製し使用する方法およびプロセスを説明したものである。しかしながら、これらの膝装具ヒンジは、変更可能であり、完全に均等な、上述の膝装具ヒンジの代替構成にし得る。したがって、これらの膝装具ヒンジは、ここに開示した特定の実施形態に限定されない。逆に、これらの膝装具ヒンジは、以下の特許請求の範囲により全体を明示する膝装具ヒンジの精神および範囲内である全ての変更および代替構成をカバーし、当該特許請求の範囲は、膝装具ヒンジの主題を特に指摘し明確にクレームしている。
本膝装具のヒンジを含むように適合された膝装具の右側面図である。 本装具のヒンジの一実施形態の正面斜視図である。 図2の膝装具のヒンジの背面斜視図である。 図2の膝装具のヒンジの分解組立図である。 図2のカムプレートの右側面図である。 図2の膝装具のヒンジの右側面図である。 図2の膝装具のヒンジの右側面図である。 図2の膝装具のヒンジの右側面図である。 図2の膝装具のヒンジの右側面図である。 図2の膝装具のヒンジの右側面図である。 本膝装具のヒンジの別の実施形態の分解組立図である。 図11のカムプレートの右側面図である。 図11の膝装具のヒンジの右側面図である。 図11の膝装具のヒンジの右側面図である。 図11の膝装具のヒンジの右側面図である。 本膝装具のヒンジの別の実施形態の分解組立図である。 図16のカムプレートの右側面図である。 図16の膝装具のヒンジの右側面図である。 図16の膝装具のヒンジの右側面図である。 図16の膝装具のヒンジの右側面図である。

Claims (39)

  1. 膝装具内において使用するために適合させたヒンジであって、
    少なくとも第1のヒンジプレートと、
    カムプレートと、
    を備え、
    前記ヒンジプレートおよびカムプレートは、第1の動作範囲では、前記ヒンジプレートが前記カムプレートに対して回動し得るが平行移動はしないように、第2の動作範囲では、前記ヒンジプレートが前記カムプレートに対して回動可能で且つ平行移動し得るように、相互に留められるヒンジ。
  2. 前記第1の動作範囲は、最大伸展角度から移行角度までであり、前記第2の動作範囲は、前記移行角度から最大屈曲角度までである請求項1に記載のヒンジ。
  3. 前記移行角度は、約45°から約60°の屈曲範囲である請求項2に記載のヒンジ。
  4. 前記第1のヒンジプレートに対して動かないように、かつ前記カムプレートが前記ヒンジプレート同士の間に挟まれるように前記第1のヒンジプレートに留められた第2のヒンジプレートをさらに備える請求項1に記載のヒンジ。
  5. 前記各ヒンジプレートは、複数の屈曲停止用開口部と、複数の伸展停止用開口部とを含む請求項4に記載のヒンジ。
  6. 前記屈曲停止用開口部内に選択的に配置し得る屈曲停止部材と、前記伸展停止用開口部内に選択的に配置し得る伸展停止部材とを、さらに備える請求項5に記載のヒンジ。
  7. 第2のヒンジプレートをさらに備え、前記カムプレートは、前記第1のヒンジプレートと第2のヒンジプレートとの間に挟まれる請求項1に記載のヒンジ。
  8. 膝装具と組み合わされる請求項1に記載のヒンジ。
  9. 膝装具内において使用するために適合させたヒンジであって、
    回動用開口部および誘導用開口部を含む少なくとも第1のヒンジプレートと、
    前記ヒンジプレートに留められ、カムスロットを含むカムプレートと、
    前記回動用開口部および前記カムスロットを貫通する回動部材と、
    前記誘導用開口部および前記カムスロットを貫通する誘導部材と、
    前記回動部材および誘導部材と、前記カムスロットとの相互作用によって、前記ヒンジプレートとカムプレートとの相互の回転および平行移動が調節されるヒンジ。
  10. 前記カムスロットは、上部水平部と、下部水平部と、当該水平部を連結する傾斜部とを含む請求項9に記載のヒンジ。
  11. 前記回動部材は、前記上部水平部内に配置され、前記誘導部材は、前記傾斜部または下部水平部内に配置される請求項10に記載のヒンジ。
  12. 第1の動作範囲において、前記誘導部材と前記カムスロットとの相互作用によって、前記回動部材が、前記上部水平部内において平行移動することが抑止される請求項10に記載のヒンジ。
  13. 第2の動作範囲において、前記回動部材は、前記上部水平部内において平行移動し得る請求項12に記載のヒンジ。
  14. 回動用開口部および誘導用開口部を含む第2のヒンジプレートをさらに備え、前記カムプレートは、前記第1のヒンジプレートと第2のヒンジプレートとの間に挟まれる請求項9に記載のヒンジ。
  15. 膝装具と組み合わされる請求項9に記載のヒンジ。
  16. 膝装具内において使用するために適合させたヒンジであって、
    回動用開口部および第1のカムスロットを含む少なくとも第1のヒンジプレートと、
    前記ヒンジプレートに留められ、第2のカムスロットを含むカムプレートと、
    前記回動用開口部および前記第2のカムスロットを貫通する回動部材と、
    前記カムプレートに留められ前記第1のカムスロット内に延びる誘導部材と、
    を備え、
    前記回動部材と前記第2のカムスロットとの相互作用、および前記誘導部材と前記第1のカムスロットとの相互作用によって、前記ヒンジプレートとカムプレートとの相互の回転および平行移動が調節されるヒンジ。
  17. 前記第1のカムスロットは、拡大主要部および突出部を含む請求項16に記載のヒンジ。
  18. 前記第2のカムスロットは、実質的に楕円形である請求項16に記載のヒンジ。
  19. 第1の動作範囲において、前記誘導部材と前記第1のカムスロットとの相互作用によって、前記回動部材が、前記第2のカムスロット内において平行移動することが抑止される請求項16に記載のヒンジ。
  20. 第2の動作範囲において、前記回動部材は、前記第2のカムスロット内において平行移動し得る請求項19に記載のヒンジ。
  21. 回動用開口部および誘導用開口部を含む第2のヒンジプレートをさらに備え、前記カムプレートは、前記第1のヒンジプレートと第2のヒンジプレートとの間に挟まれる請求項16に記載のヒンジ。
  22. 膝装具と組み合わされる請求項16に記載のヒンジ。
  23. 膝装具内において使用するために適合させたヒンジであって、
    少なくとも第1のヒンジプレートと、
    前記ヒンジプレートに留められ、実質的に角が丸くなった菱形であるカムスロットを含む、カムプレートと、
    前記ヒンジプレートに留められ前記カムスロット内へ延びる実質的に楕円形の誘導部材と、
    を備え、
    前記誘導部材と前記カムスロットとの相互作用によって、前記ヒンジプレートとカムプレートとの相互の回転および平行移動が調節されるヒンジ。
  24. 第1の動作範囲において、前記誘導部材の両端部が、前記カムスロットの壁と接触することにより、前記カムスロット内における、前記誘導部材の平行移動が抑止される請求項23に記載のヒンジ。
  25. 第2の動作範囲において、前記誘導部材の両端部と前記カムスロットの壁との間の隙間によって、前記誘導部材が前記カムスロット内を平行移動し得る請求項24に記載のヒンジ。
  26. 膝装具内において使用するために適合させたヒンジであって、
    少なくとも第1のヒンジプレートと、
    少なくとも第2のヒンジプレートと、
    を備え、
    前記ヒンジプレートは、相互に可動に留められて、第1の動作範囲では、前記ヒンジプレートの相互移動が、唯一の自由度を含み、かつ第2の動作範囲では、前記ヒンジプレートの相互移動が、少なくとも2つの自由度を含むヒンジ。
  27. 前記第2のヒンジプレートは、複数のカム面を含む請求項26に記載のヒンジ。
  28. 前記第1の動作範囲は、最大伸展角度から移行角度までであり、前記第2の動作範囲は、前記移行角度から最大屈曲角度までである請求項26に記載のヒンジ。
  29. 前記移行角度は、約45°から約60°の屈曲範囲である請求項28に記載のヒンジ。
  30. 前記第1のヒンジプレートに対して動かないように、かつ前記第2のヒンジプレートが、前記第1のヒンジプレートと第3のヒンジプレートとの間に挟まれるように前記第1のヒンジプレートに留められた第3のヒンジプレートをさらに備える請求項26に記載のヒンジ。
  31. 前記第1の動作範囲では、前記自由度は、実質的に固定された軸の周りにおける回転である請求項26に記載のヒンジ。
  32. 前記第2の動作範囲では、前記少なくとも2つの自由度は、回転および平行移動を含む請求項26に記載のヒンジ。
  33. 膝装具と組み合わされる請求項26に記載のヒンジ。
  34. 着用者の膝を支持し、膝に悪い動作を抑止するための膝装具であって、
    少なくとも第1の剛性のあるカフと、
    少なくとも第2の剛性のあるカフと、
    を備え、
    前記複数のカフは、第1の動作範囲では、前記複数のカフの相互の動きが、唯一の自由度を含み、第2の動作範囲では、前記複数のカフの相互の動きが、少なくとも2つの自由度を含むように、相互に可動に留められる膝装具。
  35. 前記第1の動作範囲は、最大伸展角度から移行角度までであり、前記第2の動作範囲は、前記移行角度から最大屈曲角度までである請求項34に記載のヒンジ。
  36. 前記移行角度は、約45°から約60°の屈曲範囲である請求項34に記載のヒンジ。
  37. 前記第1の動作範囲では、前記自由度は、実質的に固定された軸の周りにおける回転である請求項32に記載のヒンジ。
  38. 前記第2の動作範囲では、前記少なくとも2つの自由度は、回転および平行移動を含む請求項32に記載のヒンジ。
  39. 膝に悪い動作を抑止しながら自然に屈曲し伸展させ得るために膝を支持する方法であって、
    抑制状態と適応状態との2つの動作状態を有するヒンジを含む整形外科用膝装具を、膝に使用するステップを含み、
    前記抑制状態では、前記ヒンジは、実質的に固定された軸の周りにおける回転である唯一の自由度を含み、前記適応状態では、前記ヒンジは、1つの回転自由度と2つの平行移動自由度との3つの自由度を含む方法。
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