JP2007517084A - 複数の反応器を用いたフィッシャー・トロプシュ装置からのco2放出の制御 - Google Patents

複数の反応器を用いたフィッシャー・トロプシュ装置からのco2放出の制御 Download PDF

Info

Publication number
JP2007517084A
JP2007517084A JP2006541198A JP2006541198A JP2007517084A JP 2007517084 A JP2007517084 A JP 2007517084A JP 2006541198 A JP2006541198 A JP 2006541198A JP 2006541198 A JP2006541198 A JP 2006541198A JP 2007517084 A JP2007517084 A JP 2007517084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthesis gas
fischer
tropsch
syngas
reactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006541198A
Other languages
English (en)
Inventor
オレア、デニス、ジェイ.
キビー、チャールズ、エル.
Original Assignee
シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド filed Critical シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド
Publication of JP2007517084A publication Critical patent/JP2007517084A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G2/00Production of liquid hydrocarbon mixtures of undefined composition from oxides of carbon
    • C10G2/30Production of liquid hydrocarbon mixtures of undefined composition from oxides of carbon from carbon monoxide with hydrogen
    • C10G2/32Production of liquid hydrocarbon mixtures of undefined composition from oxides of carbon from carbon monoxide with hydrogen with the use of catalysts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C1/00Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon
    • C07C1/02Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon from oxides of a carbon
    • C07C1/04Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon from oxides of a carbon from carbon monoxide with hydrogen
    • C07C1/0485Set-up of reactors or accessories; Multi-step processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G2300/00Aspects relating to hydrocarbon processing covered by groups C10G1/00 - C10G99/00
    • C10G2300/40Characteristics of the process deviating from typical ways of processing
    • C10G2300/4043Limiting CO2 emissions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
    • Y02P20/129Energy recovery, e.g. by cogeneration, H2recovery or pressure recovery turbines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/582Recycling of unreacted starting or intermediate materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P30/00Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
    • Y02P30/40Ethylene production

Abstract

フィッシャー・トロプシュ装置からのCO2の放出が、複数の反応器を用いることにより制御される。複数のフィッシャー・トロプシュ反応器を用いる合成ガス転化法は、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器で第一の合成ガスの少なくとも一部を反応させて、第一の炭化水素質製品及び第二の合成ガスを形成することを含む。第二の合成ガスは、H2含有流と混合され、調整された合成ガスを形成する。調整された合成ガスの少なくとも一部は、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器で反応させられて、第二の炭化水素質製品及び第三の合成ガスを形成する。第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部がブレンドされて、ブレンドされた炭化水素質製品を得る。

Description

本発明は、フィッシャー・トロプシュ装置からのCO2放出を制御することを対象にする。特に、本発明は、複数の反応器を使用することにより、フィッシャー・トロプシュ装置からCO2放出を制御することを対象にする。
天然ガス資源を、可燃性液体燃料を含むより価値がある製品へ転化することが、これらの天然ガス資源のより効果的利用の観点から望まれている。より価値がある製品への天然ガスの転化は、一般的に合成ガスの作成を含む。合成ガスの作成は、多くはメタンである天然ガスを、一酸化炭素及び水素の混合物である合成ガスに転化することを含む。合成ガスは、可燃性液体燃料、メタノール、酢酸、ジメチルエーテル、オクソアルコール、及びジイソシアネートを含むより広範囲な製品を作成するための供給原料として用いることができる。
合成ガスを用いて別種の天然ガス資源を従来の輸送用燃料及び潤滑油に転化するために、2つの主要なアプローチが存在する。天然ガスは、合成ガスに転化され、続いてフィッシャー・トロプシュ法を実施することができ、或いは天然ガスは、合成ガスに転化され、続いてメタノール合成を行ない、メタノール・トゥ・ガソリン合成法(MTG)を実施して、メタノールを高芳香族性ガソリンに転化することができる。合成ガスの作成は、この方法の最もコストが掛かるステップである。この方法の重要な特徴は、所望される製品の形成を最適化するため、及び合成ガス形成ステップで諸問題を回避するために、所望のH2/COをもつ合成ガスを作成することである。特に断わらない限り、本明細書で述べる合成ガス比率(及び百分率組成)は、モル比(及びモル百分率)の関係である。
合成ガスは、3つの主要な化学反応から作成される。第一の方法は、メタンのスチームリフォーミングを含む。この方法から作成される、水素と一酸化炭素の比率は、典型的には約3.0である。合成ガス作成のための第二の方法は、メタンのドライリフォーミング、又は二酸化炭素とメタン間の反応を含む。この方法の魅力的な特徴は、二酸化炭素が合成ガスに転化されることである。しかし、この方法は、急速な炭素析出に関する問題を有する。炭素析出又はコークス形成反応は、合成ガス形成反応とは別の反応であり、合成ガス形成反応器に続いて起きる。しかし、ドライリフォーミングにおけるメタンの反応が十分に遅いので、高転化率のためには長い滞留時間が必要であり、この長い滞留時間がコークス形成をもたらす。この方法から作成される水素と一酸化炭素の比率は、典型的には約1.0である。合成ガス作成の第三の方法は、酸素を用いたメタンの部分酸化を含む。この方法から作成される水素と一酸化炭素の比率は、典型的には約2.0である。しかし、商業的な手法では、通常、部分酸化リフォーマーにある程度の量のスチームを加えて炭素析出を抑制し、かつこのスチームの添加がH2/CO比率を2.0超に増大させる傾向がある。
合成ガスが用いられる方法にとって理想的に望ましい比率を超えるH2/CO比率をもつ合成ガスを作成すること、及び次に過剰の水素を除去して所望する値に比率を調整することが考えられる。しかし、このH2除去法は、使用により汚れ、性能が低下する傾向がある高価なH2分離システムを用いる。
フィッシャー・トロプシュ法及びMTG法は、ともに利点及び欠点を持っている。例えば、フィッシャー・トロプシュ法は、高パラフィン性の製品を作成する利点を有する。高度パラフィン性の製品は、これらの製品が優れた燃焼性及び潤滑性を示す理由から望ましい。残念ながら、フィッシャー・トロプシュ法の欠点は、天然ガス資源を需要のある製品に添加する時に、フィッシャー・トロプシュ法が比較的多量のCO2を放出することである。MTG法の利点は、MTG法が高度芳香族性ガソリン及びLPG留分(例えば、プロパン及びブタン)を作成することである。しかし、MTG法により作成される高度芳香族性ガソリンは、一般的に、従来のガソリンエンジン用に適するが、高芳香族性MTGガソリンは、放置により固体を形成する低結晶化温度のジュレン及びその他のポリメチル芳香族化合物を形成する傾向がある。加えて、MTG法は、フィッシャー・トロプシュ法より高価であり、かつMTG法により作成された製品は、潤滑油、ジーゼルエンジン燃料、又はジェットタービン燃料に使用できない。更に、フィッシャー・トロプシュ法と同様に、MTG法はCO2を発生する。
種々の目的のために、複数のフィッシャー・トロプシュ反応器を用いることが知られている。例えば、Syntroleum社、Beerの米国特許第6,169,120号は、H2Oの中間除去を採用した2段階フィッシャー・トロプシュ法を開示している。Beerの方法は、かなりの量の窒素を含有する空気から作成された合成ガスを処理するために用いることを意図している。
Mobil社、Haagらの米国特許第4,279,830号は、H2:COの比率が約0.5から約1.0の範囲になるような合成ガス組成物を維持するために用いられたゼオライト含有触媒を開示している。この範囲は、Fe系FT触媒の場合に適しているが、Co系触媒では適切でないことをHaagが説明している。第二のFT触媒は、Feを含有するが、ゼオライトを含有しない。この触媒は、H2:COの比率で微小変化をもたらす。また、Haagは、選択された範囲の作業条件で操作することが、フィッシャー・トロプシュ操作から得られた全流出液を品質向上するための改良された方法を提供すると述べている。
Exxon社、Kimらの米国特許第4,624,968号は、オレフィンの合成及び転化を意図した特殊な触媒を用いて2段階フィッシャー・トロプシュ法を開示している。
Reema International社、ClarkらのWO/0063141は、直列に配置された複数のフィッシャー・トロプシュ反応器の段階を含む炭化水素合成のためのフィッシャー・トロプシュ法を開示している。Clarkの方法は、フィッシャー・トロプシュ反応器段階当たり極めて低いCO転化率を与え、反応器段階の間で水の中間除去を採用している。一実施形態では、Clarkの方法は鉄系触媒を用いる。好ましい実施形態では、CO2は、直列のフィッシャー・トロプシュ反応器の最終の反応器から合成ガス発生器にリサイクルされる。
Exxon社、LongのEP0679620A2は、非シフト触媒の存在下で、第一段階でH2とCOを反応させることにより達成された高転化率の炭化水素合成法を開示している。更に、この方法は、液体製品を分離すること、及びシフト触媒の存在下で残留ガス流を反応させることを含む。
更に、CO2の転化のために種々の技術が使用されている。例えば、アメリカ化学協会(ACS)213National Meeting(サンフランシスコ、1997年4月13〜17日)、ACS燃料化学部門の別刷、第42巻、2号、680〜686頁(1997年)、In re Puskasの「二酸化炭素を高分子量のフィッシャー・トロプシュ製品に還元できるか」の題名の文献は、CO2がCOを用いて得られるものと同様な構造及び組成の炭化水素質製品に転化可能であることを開示している。また、Industrial and Engineering Chemistry Research、40/5、1355〜1363頁、Thomas Riedel及びGeorg Schaubの「K助触媒のFe触媒上でのCO2水素化の速度論」の題名の文献は、CO2がCOを用いて得られるものと同様な構造及び組成の炭化水素質製品に転化可能であることを開示している。Riedel及びSchaubは、触媒上へ急速な炭素析出を防ぐために、好ましい操作温度が360℃未満であることを開示している。
同様に、第4回International Carbon Dioxide Utilization Conference(日本、京都、1997年9月7〜11日)、Studies in Surface Science and Catalysis、第114巻、339〜344頁(1998年)の「鉄触媒作用によるCO2水素化から液体炭化水素」は、フィッシャー・トロプシュ合成に有用な多くの触媒が、CO2水素化を触媒作用して炭化水素を産出できることを開示している。
複数のフィッシャー・トロプシュ反応器が使用されているが、異なる段階からの炭化水素質製品がブレンドされる複数のフィッシャー・トロプシュ反応器を用いる統合システムは、CO2放出の減少に利用できていない。
その結果、所望の炭化水素質製品を作成することができると同時に、合成ガス転化工程からCO2放出を低減できる方法に対する差し迫ったニーズが存在する。
本発明は、合成ガス転化工程から生まれるCO2放出を制御するために、複数の反応器を用いる方法を提供することにより上記の目的を満足させる。本発明は、複数の反応器を用いることにより、コストが掛かるCO2分離工程の要求を回避する。
複数のフィッシャー・トロプシュ反応器を用いる合成ガスの転化に関する、本発明の方法は、少なくとも約2容量%のCO2を含む第一の合成ガスの少なくとも一部を、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第一の炭化水素質製品、及び少なくとも約2容量%のCO2を含む第二の合成ガスを作成することを含む。また、この方法は、第二の合成ガスとH2含有流を混合して調整された合成ガスを作成することを含む。この方法は、調整された合成ガスの少なくとも一部を第二のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第二の炭化水素質製品、及び調整された合成ガス中に存在したよりも低減された量のCO2を含む第三の合成ガスを作成することを更に含む。最後に、この方法は、第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部をブレンドして、ブレンドされた炭化水素質製品を得ることを含む。
本発明の別の観点に従えば、複数のフィッシャー・トロプシュ反応器を用いて合成ガスを転化する方法は、少なくとも約2容量%のCO2を含む第一の合成ガスを作成することを含む。また、この方法は、第一の合成ガスの少なくとも一部を、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第一の炭化水素質製品、及び少なくとも約2容量%のCO2を含む第二の合成ガスを作成することを含む。この方法は、第二の合成ガスとH2含有流を混合して、H2:(CO+CO2)のモル比が少なくとも約1.0、好ましくは約1.0と約8.0の間である調整された合成ガスを得ることを更に含む。また、この方法は、調整された合成ガスの少なくとも一部を、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第二の炭化水素質製品、及び調整された合成ガス中に存在したよりも低減された量のCO2を含む第三の合成ガスを作成することを含む。最後に、この方法は、第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部をブレンドすることを含む。好ましい実施形態では、この方法は、ブレンドされた炭化水素質製品の少なくとも一部を、ジェット燃料、ジーゼル燃料、潤滑基油、ナフサ、及びそれらの組み合わせからなる群から選ばれた少なくとも一つの製品に転化することを更に含むことができる。
本発明の別の実施形態では、この方法は、第一の合成ガスを含み、かつ少なくとも約2容量%のCO2を含有するブレンドされた合成ガスの少なくとも一部をフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第一の炭化水素質製品、及び少なくとも約2容量%のCO2を含む第二の合成ガスを作成することを含む。また、この方法は、第二の合成ガスとH2含有流を混合して、調整された合成ガスを作成することを含む。この方法は、調整された合成ガスの少なくとも一部を第二のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第二の炭化水素質製品、及び調整された合成ガス中に存在したよりも低減された量のCO2を含む第三の合成ガスを作成することを更に含む。また、この方法は、第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部をブレンドして、ブレンドされた炭化水素質製品を得ることを含む。最後に、この方法は、第三の合成ガスの少なくとも一部をリサイクルして、第一の合成ガスと混合し、ブレンドされた合成ガス作成することを含む。
本発明の別の観点に従えば、ガス・トゥ・リキッド装置は、少なくとも約2容量%のCO2を含む第一の合成ガスの少なくとも一部を反応させて、第一の炭化水素質製品、及び少なくとも約2容量%のCO2を含む第二の合成ガスを作成する第一のフィッシャー・トロプシュ反応器を含む。この装置は、第二の合成ガスと混合されて調整された合成ガスを作成する水素を提供する水素供給源を更に含む。また、この装置は、調整された合成ガスの少なくとも一部を反応させて、第二の炭化水素質製品、及び調整された合成ガス中に存在したよりも低減された量のCO2を含む第三の合成ガスを作成する第二のフィッシャー・トロプシュ反応器を含む。最後に、この装置は、第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部をブレンドして、ブレンドされた炭化水素質製品を作成するブレンダーを含む。
複数の反応器を用いることにより、本発明の方法は、CH4含有ガスからCO2を分離するために、例えばCO2圧縮、液化又は凝固などのコストの掛かる分離法の採用を必須とすることなく、合成ガス転化工程から発生したCO2放出を実質的に最小量にするという顕著な利点を実現する。加えて、第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部分をブレンドすることにより、本発明は、追加の蒸留及び/又は改良手段のニーズを実質的に最小にし、又は消滅させるブレンドされた炭化水素質製品を作成することができる。更に、第三の合成ガスの少なくとも一部がリサイクルされた時、CO2が除去されるので、本発明は、メタンに富んだブレンドガスを提供する。この結果が、炭化水素質製品の製造において、より効率的かつ経済的に操業できる方法及び装置となる。
図1は、従来のフィッシャー・トロプシュ合成の概略図である。
図2は、本発明の合成ガス転化法の代表的実施形態の概略図である。
本発明において、合成ガス転化法からのCO2放出は、複数の反応器を用いることにより効率的に減量される。
このような合成ガス転化法の一つは、フィッシャー・トロプシュ法である。フィッシャー・トロプシュ反応を行うための触媒及び条件は、当業界ではよく知られており、例えば、EP0921184A1に記載されている。その開示の全体を文献として本明細書に援用する。従来のフィッシャー・トロプシュ合成の概略が図1に示される。
フィッシャー・トロプシュ法は、フィッシャー・トロプシュ法の実施時に起きる反応の化学量論を検討することにより理解することができる。例えば、フィッシャー・トロプシュ処理時に、合成ガス(即ち、一酸化炭素及び水素を含む混合物)が、典型的には3個の基本的反応器の少なくとも一つから発生する。典型的フィッシャー・トロプシュ反応製品は、式Cn2n+2で一般的に表されるパラフィン及びオレフィンを含む。この式は、正確にはモノ−オレフィン製品を定義するが、これはC5+パラフィン製品を概略定義するだけである。nの値(即ち、製品の平均炭素数)は、温度、圧力、空間速度、触媒の種類、及び合成ガスの組成(これらに限定されないが)を含む反応条件により決まる。フィッシャー・トロプシュ反応のための望ましい純合成ガス化学量論は、製品の平均炭素数(n)とは無関係であり、以下の反応式により決まる:
nCO+2nH2→nH2O+Cn2n+2
(式中、Cn2n+2は、例えばオレフィン及びパラフィンなどの典型的フィッシャー・トロプシュ反応製品を表す)。この反応により作成される副産物の水の量は、重要である。例えば、モル比を重量比に変更する場合、水とCH2炭化水素の相対重量百分率は、56%/44%である。
メタンから合成ガスを作成する3つの一般的反応は以下の通りである:
1.メタンのスチームリフォーミング:CH4+H2O→CO+3H2
2.ドライリフォーミング、又はCO2とメタンの間の反応:CH4 +CO2→2CO+2H2;及び
3.酸素を用いた部分酸化:CH4+1/2O2→CO+2H2
上の一般的反応は、合成ガスを作成するために用いられる基本反応であるが、上記反応により作成される水素と一酸化炭素の比率は、所望するフィッシャー・トロプシュの比率2.0に対して必ずしも適切ではない。例えば、スチームリフォーミング反応では、得られた水素と一酸化炭素の比率は、3.0であり、この値は、フィッシャー・トロプシュの転化について所望する水素と一酸化炭素の比率2.0より高い。同様に、ドライリフォーミング反応では、得られた水素と一酸化炭素の比率は1.0であり、この値は所望する水素と一酸化炭素の比率2.0より低い。フィッシャー・トロプシュ転化について所望する比率より低い水素と一酸化炭素の比率を示すことに加えて、上記のドライリフォーミング反応は、急速な炭素析出に関する問題に悩みがある。最期に、上記の部分酸化反応が、水素と一酸化炭素の比率2.0を与えるので、この部分酸化反応は、フィッシャー・トロプシュ転化にとって好ましい反応である。
商業的手法では、部分酸化リフォーマーに添加されるスチーム量が、炭素形成を制御できる。同様に、ある程度の量のCO2を供給原料中に許容することができる。このようにして、部分酸化は、フィッシャー・トロプシュ転化に対して好ましい反応であるが、酸化リフォーマー内で全ての上記反応が、ある程度まで起きる可能性がある。
部分酸化時、反応が完全に選択的ではないので、CO2が生成する。即ち、反応において、メタンのある量が、酸素と反応して完全燃焼してCO2を生成するであろう。CO2を形成するメタンと酸素の反応は、一般的に下記の反応により示される:
CH4+O2→CO2+2H2;及び
CH4+2O2→CO2+2H2O。
更に、コークス化を制御するためにリフォーマーに添加されたスチーム、又はフィッシャー・トロプシュ反応中に作成されたスチームは、合成ガス発生器内、合成ガスシフト装置内、及びフィッシャー・トロプシュ反応器内を含む工程中の種々の点で、水ガスシフト反応で、COと反応してCO2を形成できる。この反応は、下記の一般的反応により表される:
CO+H2O←→CO2+2
加えて、C1〜C4炭化水素を含む軽質副産物ガスは、しばしば炉の燃料として用いられる。これらの燃料は、いくらかの未反応COとともにGTL装置からのCO2を含むことがある。更に、操作中に、炉は、実質的な量のCO2の発生に寄与する恐れがある熱を供給する。
このようにして、フィッシャー・トロプシュ法によりメタンを輸送用燃料及び潤滑油に転化する間に、かなりな量のCO2が常に形成される。フィッシャー・トロプシュ工程時に作成されたCO2は、フィッシャー・トロプシュ装置から出るテールガスに混じって、フィッシャー・トロプシュ/GTL工程から流出する。フィッシャー・トロプシュ/GTL工程から流出したテールガスは、フィッシャー・トロプシュ工程で未消費として残ったあらゆるガスを含む。
重質炭化水素製品に転化された、メタン中の炭素の全割合は、約68%ぐらいであると推定される。したがって、残る32%が、かなりの量のCO2を形成する可能性がある。この炭素効率の推定は、重質ロウを需要がある製品へ転化するために、極低温空気分離、自熱式リフォーマー、スラリー層フィッシャー・トロプシュ装置、及び水添分解装置を用いたGTL複合体について、例えば、Bechtel社が提供している。レポート#PH3/15、2000年11月、IEA Greenhouse Gas R&D Programme出版の「GTLプラント:フィッシャー・トロプシュ合成におけるCO2の除去」を参照されたい。この開示の全体を参考文献として本明細書に援用する。加えて、上記の推定は、特殊なGTL複合体に対して提供されるが、代替技術を用いたGTL法により、同様な炭素効率及びCO2放出がもたらされるであろう。
上記の式は、一般的な化学量論的な式を表し、かつフィッシャー・トロプシュ反応の速度論又は選択性に関する最適合成ガス組成を反映しない。更に、フィッシャー・トロプシュ触媒の性質に応じて、2.0以外、典型的には2.0未満の合成ガス比率が用いられ、フィッシャー・トロプシュ装置用の供給材料を作成する。しかし、典型的には、フィッシャー・トロプシュ装置は、水素と炭素比率が約2.0となる製品を作成するので、制約された反応物、典型的にはH2が最初に消費される。次に、過剰の反応物、典型的にはCOが、フィッシャー・トロプシュ装置にリサイクルされて戻されて、更に転化される。典型的には、2.0以外の水素と炭素比率をもつ合成ガス組成物は、未使用反応物をリサイクルすることにより作成される。
反応を制御するために、フィッシャー・トロプシュ法は、しばしば合成ガス中で100%未満のCO転化で操作する。典型的な転化率値は、パス当たり約40%と約70%の間である。空気よりはむしろ、O2(典型的には99.5%純度)を用いるフィッシャー・トロプシュ法では、未反応合成ガスがフィッシャー・トロプシュ工程にリサイクルされる。経済性及び操作効率の観点から、好適なフィッシャー・トロプシュ法は、スラリー層で触媒を用いる。また、実用的観点から、スラリー層装置用の最も普遍的な触媒はコバルトを含む。コバルトは、水−ガスシフト反応又はこの逆反応を促進しない。これらの装置では、CO2は、多くの場合は不活性ガスである。合成ガスは、フィッシャー・トロプシュ装置にリサイクルされるので、その濃度は増大する。その結果、反応性合成ガス成分(CO+H2)の濃度は、効率的に低減され、それにより反応速度を低下させる。反応成分の低い分圧を補償するために、フィッシャー・トロプシュ反応器の圧力が増大される。このリサイクル操作中、初期の合成ガス中の少量のCO2(典型的には約5容量%、しかし常に少なくとも約2容量%)は、より多い値に増加する(典型的には約40容量%)。
商業的手法では、CO2に富むリサイクルされたガスの一部は、典型的にはドライリフォーミング反応を促進する合成ガス発生器にリサイクルされ、かつ合成ガス中のH2:COの比率を望まれた水準に低下させる。しかし、合成ガス発生器で消費できるより多い量のCO2が作られる。したがって、過剰のCO2に富むリサイクルされたガスが、この工程からパージされ、低エネルギー含量の燃料として使用される。この低エネルギー含量の燃料は、合成ガス転化工程から発生したCO2放出の重要な拠り所である。
本発明の好適な実施形態では、好ましくは少なくとも約2容量%のCO2を含む第一の合成ガスを、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第一の炭化水素質製品、及び増大したCO2含量の未反応合成ガス副産物を作成する。未反応合成ガス副産物は、第二の合成ガスを構成する。第二の合成ガスとH2−含有流を混合して、調整された合成ガスを形成することができる。次に、第二の合成ガス、又は調整された合成ガスを、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、追加の炭化水素質製品、及び第二のフィッシャー・トロプシュ反応器へ供給する材料に存在したよりも低減した量のCO2を含む第三の合成ガスを作成する。第二の合成ガス流をH2−含有流と混合することなく、反応器に入る前に調整された合成ガスを作成する場合には、任意選択で、H2−含有流をフィッシャー・トロプシュ反応器に添加してもよい。更に、追加的な処理として、第三の合成ガスの少なくとも一部を第一のフィッシャー・トロプシュ反応器にリサイクルすることができる。即ち、第三の合成ガスの少なくとも一部をリサイクルして、第一の合成ガス及び場合によってはH2−含有流と混合して、フィッシャー・トロプシュ反応器に入る前、入る時、又は入った後の少なくとも一つの段階でブレンドされた合成ガスを作成することができる。その結果得られたブレンドされた合成ガスがメタンに富んでいるので、このブレンドされた合成ガスは、燃焼しやすいばかりでなく、高度な工程制御を実現できる。加えて、第一の2つのフィッシャー・トロプシュ反応器により作成された炭化水素質製品は、組み合わされてブレンドされた炭化水素質製品を作成することができる。ブレンドされた炭化水素質製品を得るために炭化水素質製品をブレンドすることによって、本発明は、更なる蒸留及び/又は品質向上の要求を実質的に最小にするか又は排除することができる。その結果として、本発明は、コストが掛からず、かつ従来の炭化水素製品の合成より効率的である。
ブレンドされた炭化水素質製品の少なくとも一部は、ジェット燃料、ジーゼル燃料、潤滑基油、ナフサを含むより価値がある製品に転化することができる。更に、これらのより価値がある製品の1種以上を組み合わせることも望ましいに違いない。
第二の合成ガス及び水素含有流を含む調整された合成ガスは、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器内で、インシチューで作成することができる。このような場合、第二の合成ガス及び水素含有流の両者は、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器に直接的に供給されるであろう。
本発明によれば、第三の合成ガスは、調整された合成ガス中に存在したよりも低減された量のCO2を含み、これは、調整された合成ガスが、第三の合成ガスに比べて、より高いCO2総量又は量を有することを意味している。それ故、第三の合成ガス中のCO2の百分率濃度が、調整された合成ガス中のCO2の百分率濃度より高くなるが、第三の合成ガスは、低減されたCO2総量又は量を含む。
炭化水素質製品をブレンドするブレンダーは、ミキサー、混合器、かき混ぜ器、及び攪拌器を含むブレンド用の任意の手段を含むと理解されるべきであるが、これらの例に限定されない。このブレンダーは、例えば、PerryのChemical Engineer's Handbook、7版(1997年)の18章に記載があるものを含み、その開示の全体を参考文献として本明細書に援用する。ブレンドは、当業者に普通に知られた種々の方法で行うことができる。例示すれば、ブレンドは、以下に説明する好適な実施形態に示された、通常の蒸留装置又は分離器に製品を送ることにより行うことができる。このような場合、通常の蒸留装置又は分離器がブレンダーとして役立つであろう。
2−含有流は、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器に入る前、入る時、又は入った後の少なくとも一つの段階で、第二の合成ガスと混合することができる。H2−含有流は、フィッシャー・トロプシュ法の任意の数の供給源から回収することができる。H2−含有流の適切な供給源は、合成ガス、合成ガス転化装置からの未反応ガス流、製品を品質向上するために用いた水素化処理器/水添分解装置に関連するガス流、芳香族製品を製造するために用いたリフォーマーに関連するガス流、CH4のスチームリフォーミング、これらの組み合わせなどを含むが、これに限定されない。H2−含有流の供給源としてのCH4のスチームリフォーミングに関連して、スチームリフォーミング反応器は、水素化処理及び水添分解により、C10+製品の品質向上を目的としたH2−含有流を作成するために必要になるかもしれない。H2−含有流は、吸着、吸収、極低温分離、膜分離、及びそれらの組み合わせなどを含む任意の適切な回収法を用いて回収できるが、これに限定されない。加えて、回収された水素を用いることが好ましいが、代替供給源から得られた水素を追加するか、又は回収された水素を代替供給源から得られた水素で置き換えることも許容される。CO2は、スチームリフォーミングの副産物である。このH2−含有流は、別の供給源からのCO2と反応させられるので、反応の前にCO2(又はCO)を除去することは必須ではない。C10+製品の品質向上を意図したH2の部分から、CO2及びCO除去が必要であるなら、回収されたCO2及びCOは、CO2の別の供給源と一緒にして反応させることができる。
本発明の方法では、適切なフィッシャー・トロプシュ反応器は、スラリー層反応器、固定層反応器、流動層反応器、及びそれらの組み合わせなどを含むが、これらに限定されない。第一のフィッシャー・トロプシュ反応器は、好ましくはCo触媒を含むスラリー層反応器である。加えて、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器を操作する時の処理条件、及びそこで用いられる触媒は、そこで起きる水ガスシフト反応が相当程度まで促進されないように、好適に選択される。
第二のフィッシャー・トロプシュ反応器の特徴は、CO2を転化できることにある。そのように作用する触媒は、シフトフィッシャー・トロプシュ触媒と呼ばれる。好ましくは、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器は、鉄触媒を含む。第二のフィッシャー・トロプシュ反応器では、CO2が、追加の炭化水素質製品、及び低減されたCO2含量をもつ第二の未反応合成ガスに転化される。第一及び第二のフィッシャー・トロプシュ反応器の両方に添加されたH2−含有流は、コバルト触媒化及び鉄触媒化フィッシャー・トロプシュ触媒が硫黄により汚染され易いので、本質的に硫黄を含有してはならず、かつ50%超のH2を本質的に含有しなければならない。しかし、このH2−含有流は、炭化水素、不活性ガス、N2、及び軽質アルコールなどの不純物を含んでもよい。
また、本発明は、CO2放出を最小限に抑えることに加えて、合成ガスを価値のある炭化水素質製品に一層効果的に転化する。本発明の合成ガス供給源は、CH4、石炭、炭化水素質製品、それらの組み合わせなどを含むが、これらに限定されない。合成ガスは、これらの供給源の組み合わせから合成ガス発生器を用いることにより誘導される。
本発明に従う、適切な合成ガス発生器は、軽質炭化水素リフォーマー又は重質炭化水素リフォーマーを含むことができる。軽質炭化水素リフォーマーは、スチームリフォーミング、部分酸化、ドライリフォーミング、直列式リフォーミング、対流式リフォーミング、自熱式リフォーミング、それらの組み合わせなど(これに限定されない)を含む種々の技術を用いることができる。一般的に、軽質炭化水素リフォーマーは、炭化水素製品の混合物を炭化水素製品混合物に変える。用いる特殊な技術に関わりなく、合成ガスは、CH4、及びO2、CO2、空気、濃縮空気、それらの組み合わせなどの酸化剤から作成されるであろう。得られたガス製品は、通常、合成ガスのほかに、若干量のCO2及びスチームを含む。
直列式リフォーミング、対流式リフォーミング及び自熱式リフォーミングは、1つ以上の合成ガス形成反応を組み込んで、反応熱をよりよく利用する。合成ガスを作成するための、又はC1〜C3アルカンから合成ガスを得るための上記の工程は、当業界でよく知られている。典型的には、スチームリフォーミングは、約1,300°F(約705℃)から約1,675°F(約913℃)の温度、約10psia(約0.7bars)から約500psia(約34bars)の圧力で、好ましくはリフォーミング触媒の存在下で、C1〜C3アルカンをスチームと接触させることにより行われる。適切なリフォーミング触媒は、例えば、ニッケル、パラジウム、ニッケル−パラジウム合金、それらの組み合わせなどを含む。
合成ガスを製造するために用いるシステムに関係なく、C1〜C3アルカン供給材料に含まれる、例えば、硫化水素及びメルカプタンなどの任意の硫黄化合物を除去することが好ましい。硫黄化合物の除去は、例えば、C1〜C3アルカンガスを、酸化亜鉛層又は別の幾らか塩基性の充填材料を含有する、充填層硫黄スクラッバーに通過させることにより行うことができる。C1〜C3アルカン量が合成ガス装置の能力を超える場合には、過剰のC1〜C3アルカンは、装置全体にエネルギーを供給するために用いることができる。本発明では、例えば、過剰のC1〜C3アルカンを、上流ボイラーで燃焼して、加熱分解ステップで用いられるスチームを供給することができる。
重質炭化水素リフォーマーは、石炭、重質石油原料油又はそれらの組み合わせを合成ガスに転化する。合成ガス発生器の反応領域の温度は、約1,800°Fから約3,000°Fの範囲であり、圧力は、約1気圧から約250気圧の範囲である。原料中で、酸化剤中の遊離酸素と炭素の原子比率(即ち、O/C、原子と原子の比を基準にした)は、好ましくは約0.6から約1.5の範囲、例えば、約0.80から約1.3に範囲である。遊離酸素を含有するガス又は酸化剤は、空気、O2−濃縮空気(即ち、約21モル%から約95モル%のO2)、及び実質的に純粋なO2(即ち、少なくとも約95モル%のO2)からなる群から選択される。部分酸化ガス発生器を出る流出ガス流は、供給原料流の量及び組成に応じて、モル%で以下の組成を有する:約8.0から約60.0のH2、約8.0から約70.0のCO、約1.0から約50.0のCO2、約2.0から約75.0のH2O、約0.0から約30.0のCH4、約0.1から約2.0のH2S、約0.05から約1.0のCOS、約0.0から約8.0のN2、及び約0.0から約2.0のAr。約0.5重量%から約30重量の粒子状炭素、好ましくは約1重量%から約10重量の粒子状炭素(ガス発生器へ供給される原料中の炭素の重量を基準にして)を含む粒子状物質が流出ガス流に運び出される。フライアッシュ粒子状物質が、粒子状炭素及び溶融スラッグと共に存在することができる。また、従来のガス洗浄及び/又は精製ステップを用いることができる。例えば、テキサコ社の米国特許第5,423,894号を参照されたい。この特許の全体を参考文献として本明細書に援用する。
第一のフィッシャー・トロプシュ反応器にリサイクルされたCO2が、有用な用途に役立てられることが、理解されるべきである。即ち、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器にリサイクルされたCO2は、例えば、H2及びCOなどの反応性合成ガス成分のための希釈剤として役立つ。不活性なCO2は、操作中に発生する熱を分散するために作用し、かつプロセスの制御を改善できる。CO2は、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器により消費されるので、リサイクルされたガス中に、別の不活性ガスが増加する。これらの不活性成分は、メタン、N2、Ar、及びその他の不活性ガス元素を含むことができる。メタン成分は、合成ガス作成器中の未転化メタン、及び第一のフィッシャー・トロプシュ反応器で起こるメタン形成に源を発してもよい。N2、Ar、及びその他の不活性ガス元素は、空気分離装置から発生してもよく、又は本来の天然ガス原料から得ることもできる。通常、CO2は、最も豊富な不活性ガス成分である。しかし、本発明のプロセスに従ってCO2が除去される時、その他の不活性ガス成分の濃度が増加してもよい。その他の不活性ガス成分は、除去されたCO2の代替物として作用して、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器で放出された熱の管理を改善することができる。その結果、リサイクルされたガス中の炭素だけ(一酸化炭素として)が、処理されることが可能である。第二のフィッシャー・トロプシュ反応器で、製品へのCO2の直接的転化がもたらすと同様に、増大した炭素の処理(一酸化炭素として)は、全体の炭素効率を改善する。炭素効率は、プロセスにおけるC+3製品と供給材料メタンとの比率と定義される。しかし、その他の不活性ガス成分の濃度が増加する故に、結局は、別の用途で使用するためには、その他の不活性ガス成分をシステムからパージする必要があり、それによりメタン豊富なガスを作成できる。通常の操作では、パージされたガスは、CO2に富み、かつその用途を限定する低発熱量である。しかし、本発明に従えば、パージされたガスは、CO2が大いに減少し、その他のガス、典型的にはメタンに富むようになり、したがって熱量及び用途を増すであろう。
リサイクルガスの操作で、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器がCO2を別の製品に転化する時、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器に導入された、ブレンドされた合成ガスの組成は変化するであろう。即ち、その他の不活性ガス成分の濃度が増大し、かつ反応性合成ガス成分の濃度が本質的に一定に留まるであろう。先に述べたように、ブレンドされた合成ガスは、合成ガス発生器からの第一の合成ガス、及び第一のフィッシャー・トロプシュ反応器にリサイクルされる第三の合成ガスの組み合わせである。以下の表は、約99.5%の純度のO2供給源から合成ガスを作成するプロセス用の合成ガス組成の典型的範囲を提供する。
Figure 2007517084
第一の反応器からの全ての合成ガスが、第二の反応器で処理される必要がないことを認識すべきである。不活性ガスとしてのCO2が徐々に増大するので、CO2の合理的濃度が許容可能であり(例えば、約60モル%)、所望のCO2転化率を達成するために、第一の反応器からの合成ガスのほんの一部分が、第二の反応器で処理されなければならない。したがって、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器のサイズは、比較的小さい。
ある環境では、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器からの合成ガスを処理すること、及びその後にCO2の減少した合成ガスを第一の反応器にリサイクルして戻すことは、望ましくない。驚くことに、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器に対する供給材料として、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器からの未反応合成ガスの一部を用いることにより、CO2放出量の低減を達成できることが判明した。
水は、フィッシャー・トロプシュ反応、及び合成ガス作成反応の当然の製品である。好ましくは、第一及び第二の反応器、及び合成ガス作成器から作成された水は、合成ガス製品及び炭化水素質製品から分離される。除去しない場合には、この水が、COを余分なCO2に転化する、望ましくない反対の水シフト反応を促進する恐れがある。
本発明の好ましい実施形態が図2に示される。この実施形態において、CH4、O2、H2O、及び場合によりCO2を含む供給材料流が、合成ガス作成器12に入る。合成ガス作成器12は、水13及び第一の合成ガス流14を作成する。合成ガス作成器12で形成された合成ガスが冷却され、凝縮後に水13が除去される。加えて、第一の合成ガス流14が、合成ガス作成器12を出て、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器16に入る。この反応器は、水と共に、第二の合成ガス、及び第一の炭化水素質製品を含む流17を作成する。
第二の合成ガスを含有する流17は、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器16を出て、第一の分離器18に入る。この分離器は、未反応副産物流19、水流20、及びC5+液体を含む炭化水素質の流21を分離する。水流20は、第一の分離器18を出る。未反応ガス流19の一部が、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器30に入る。分離器18は、製品分離の一般化された表現であり、1つ以上の分離領域を表す。その一部は、フィッシャー・トロプシュ反応器の内部に存在してもよく、その一部はフィッシャー・トロプシュ反応器の外部に存在してもよい。
第二のフィッシャー・トロプシュ合成は、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器30で行われ、水と共に、第三の合成ガス、及び第二の炭化水素質製品を含む流31を作成する。第三の合成ガスを含む流31は、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器30を出て、第一の分離器18にリサイクルされる。第二の炭化水素質製品の流21は、第一の分離器18を出て、第二の分離器22に入る。第二の分離器22は、炭化水素質製品の流21を、約2.0のH:C比を有するC1〜C5を含む製品流23、製品流24、及び約2.0のH:C比を有するC10+製品流25に分離する。
製品流24が、第二の分離器22を出て、ナフサリフォーマー26に入る。ナフサリフォーマー26は、製品流24を品質向上させて、約2.0未満のH:C比を有するC6〜C10製品流27を作成する。また、ナフサリフォーマー26はH2−含有流を作成し、この流は流28でナフサリフォーマー26を出て、リサイクルされて、第一の分離器18を出た未反応ガス流19と混合され、その後に第二のフィッシャー・トロプシュ反応器30に入る。流28は、未反応ガス流19と混合される。したがって、第一の分離器18からの未反応ガス、及びリフォーマー26からのH2−含有流の両者を含む混合物が、混合された流29で第二のフィッシャー・トロプシュ反応器30に入る。このように、混合された流29は、最初に述べた調整された合成ガスである。
加えて、第一の分離器18を出た未反応ガス流19の一部が、2つの追加の流に分けられてもよい。第一の流は、CO、H2及びCO2を含む過剰の未反応ガスから構成されてもよい。この流は、出口流32でプロセスを出て、燃料として用いられる。第二の流は、流33にリサイクルされ、供給材料ガス10と混合され、混合された供給材料ガス11を作成して、合成ガス作成器12に入ってもよい。第二の製品流31中の第三の合成ガスの少なくとも一部が、流35に導かれ、第一の合成ガス流14とブレンドされ、ブレンドされた合成ガス流15を作成する。加えて、未反応ガス流19の別の部分が、合成ガスリサイクル流33でリサイクルされる。この合成ガスリサイクル流33は、供給材料ガス流10と混合され、混合された供給材料ガス11を作成して、合成ガス作成器12に入る。また、合成ガスリサイクル流33の一部は、流34に導かれ、ブレンドされた合成ガス流15と混合され、混合された合成ガス流36を作成し、フィッシャー・トロプシュ反応器16に導かれてもよい。図2に示された実施形態は、2つのフィッシャー・トロプシュ反応器を含むが、所望により追加の反応器を用いることができる。例えば、大きなCO2の低減が望まれる場合に、追加の反応器を用いてもよい。
一般的に、CO2の転化に用いられる第二のフィッシャー・トロプシュ反応器の操作条件は、以下の通りである。
Figure 2007517084
以下の実施例の最初の操作で、第一の合成ガスが、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器に供給される。第二の合成ガスが、フィッシャー・トロプシュ反応器から回収され、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器に供給される。第三の合成ガスは、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器から回収される。この第三の合成ガスは、第一の合成ガスとブレンドされ、ブレンドされた合成ガスを形成することができ、これが第一のフィッシャー・トロプシュ反応器に供給されるであろう。
第一の合成ガスが、合成ガス作成器内での部分酸化を含む反応により、CH4から形成される。第一の合成ガス形成に用いられるO2は、約99.5容積%の純度をもつ。反応器からの第一の合成ガスは、約5容量%のCO2を含む。合成ガス作成器で作成された水は、その他の成分から分離され、処分される。第一の合成ガスは、第三の合成ガスとブレンドされ、ブレンドされた合成ガスを形成する。ブレンドされた合成ガスは、約10容量%のCO2含量であり、このブレンドされた合成ガスは、スラリー層式反応器でCo含有触媒を用いた第一のフィッシャー・トロプシュ反応器で処理される。不活性物質を含むC3 -及びそれより低分子量の種に基づいて表した時、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器からの製品中に含有される未反応合成ガス(即ち、第二の合成ガス)は、ブレンドされた合成ガスに存在したものよりも高いCO2含有量である。
フィッシャー・トロプシュ反応器からのガス及び液体製品は、API分離器、蒸留カラム、及びその他の標準装置項目からなる分離複合装置に送られる。スラリー層反応器では、流出液は反応器を離れて2つ以上の流となり、少なくとも一つの流が蒸気流であり、一つの流が液体流である。フィッシャー・トロプシュ反応器を離れた蒸気流は、第二の合成ガスを含む。分離複合装置からの流は、水、炭化水素質製品及び未反応合成ガスからなる。第一及び第二の合成ガス反応器からの製品には分離複合装置が必要であるから、両反応器に対する単一分離装置を用いることが、経済的に望ましい。
幾らかの第三の合成ガスと共に第二の合成ガスを含む、分離器からの合成ガスの一部が、プロセスの後半で作成されるH2含有流と混合され、約2.0のH2:(CO+CO2)比をもつ調整された合成ガスを作成する。分離器からの合成ガスの一部が、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器で処理される。第二のフィッシャー・トロプシュ反応器からの製品に含まれる第三の合成ガスは、CO、H2及びCO2に基づいて表される時、第二のフィッシャー・トロプシュ反応器への合成ガス供給材料に存在したよりも減量されたCO2を含む。第二のフィッシャー・トロプシュ反応器において、CO2転化率は約40%であり、温度は約320℃、圧力は約10気圧である。
第二のフィッシャー・トロプシュ反応器からの流出液は、分離複合装置に送られる。分離複合装置からの炭化水素質製品は、更に分離されて、C5製品、C6〜C10含有製品、及びC10+含有製品を提供する。C10+含有製品は、約2.0以上のH:Cモル比を有するジーゼル燃料(これに限定されない)を含む製品に転化される。C6〜C10含有製品は、リフォームされ、約2.0未満のH:Cモル比を有する芳香族製品及びH2を作成できる。リフォーミング時に作成されるH2含有流は、CO2転化に用いられる第二のフィッシャー・トロプシュ反応器にリサイクルされる。
第二の合成ガス及び第三の合成ガスを含有する、分離複合装置からの合成ガスの追加の部分は、合成ガス作成器からの第一の合成ガスと混合され、ブレンドされた合成ガスを形成する。次に、ブレンドされた合成ガスは、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器で処理される。
特定の実施形態を参考にして本発明を説明したが、本出願は、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲から離れることなく、当業界の通常の技術を有する者が成し得る種々の変更及び代替をカバーするものである。
従来のフィッシャー・トロプシュ合成の概略図である。 本発明の合成ガス転化法の代表的実施形態の概略図である。

Claims (23)

  1. 複数のフィッシャー・トロプシュ反応器を用いて合成ガスを転化する方法であって、
    (a)少なくとも約2容量%のCO2を含む第一の合成ガスの少なくとも一部を、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第一の炭化水素質製品、及び少なくとも約2容量%のCO2を含む第二の合成ガスを作成すること、
    (b)第二の合成ガスとH2含有流を混合して調整された合成ガスを作成すること、
    (c)調整された合成ガスの少なくとも一部を第二のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第二の炭化水素質製品、及び調整された合成ガス中に存在したよりも低減された量のCO2を含む第三の合成ガスを作成すること、及び
    (d)第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部をブレンドして、ブレンドされた炭化水素質製品を得ることを含む方法。
  2. 調整された合成ガスにおいて、H2:(CO+CO2)のモル比が少なくとも約1.0である請求項1に記載の方法。
  3. ブレンドされた炭化水素質製品の少なくとも一部を、ジェット燃料、ジーゼル燃料、潤滑基油、ナフサ、及びそれらの組み合わせからなる群から選ばれた少なくとも一つの製品に転化することを更に含む請求項1に記載の方法。
  4. 第三の合成ガスの少なくとも一部が第一の合成ガスと混合されて、ブレンドされた合成ガスを作成するように、第三の合成ガスの少なくとも一部をリサイクルすることを更に含む請求項1に記載の方法。
  5. フィッシャー・トロプシュ反応器が、スラリー層反応器、固定層反応器、流動層反応器、及びそれらの組み合わせからなる群から選ばれた反応器である請求項1に記載の方法。
  6. 反応器が、コバルトを含有するフィッシャー・トロプシュ触媒を含むスラリー層反応器である請求項5に記載の方法。
  7. 第二のフィッシャー・トロプシュ反応器が触媒を含み、この触媒が鉄を含有する請求項1に記載の方法。
  8. 調整された合成ガスにおいて、H2:(CO+CO2)のモル比が約1.0と約8.0の間である請求項1に記載の方法。
  9. 第二のフィッシャー・トロプシュ反応器が、約250℃と約425℃の間の温度、及び約1気圧と約20気圧の間の圧力を含む条件下で操作される請求項1に記載の方法。
  10. 温度が約300℃と約360℃の間、及び圧力が約10気圧と約18気圧の間である請求項9に記載の方法。
  11. 第二のフィッシャー・トロプシュ反応器におけるCO2の転化率が、約10%と約70%の間である請求項1に記載の方法。
  12. 第一の合成ガス及び第三の合成ガスの組み合わせが、約15%以下のCO2を含む請求項4に記載の方法。
  13. 前記組み合わせが約10%以下のCO2を含む請求項12に記載の方法。
  14. 第二の合成ガスが第二のフィッシャー・トロプシュ反応器に入る前、入る時、又は入った後の少なくとも一つの段階に、水素含有流と第二の合成ガスを混合することを更に含む請求項1に記載の方法。
  15. 第一の合成ガスを作成すること更に含む請求項1に記載の方法。
  16. 2:(CO+CO2)のモル比が約1.0と約8.0の間である請求項15に記載の方法。
  17. 複数のフィッシャー・トロプシュ反応器を用いて合成ガスを転化する方法であって、
    (a)少なくとも約2容量%のCO2を含む第一の合成ガスを作成すること、
    (b)第一の合成ガスの少なくとも一部を、第一のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第一の炭化水素質製品、及び少なくとも約2容量%のCO2を含む第二の合成ガスを作成すること、
    (c)第二の合成ガスとH2含有流を混合して、H2:(CO+CO2)のモル比が約1.0と約8.0の間である調整された合成ガスを得ること、
    (d)調整された合成ガスの少なくとも一部を第二のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第二の炭化水素質製品、及び調整された合成ガス中に存在したよりも低減された量のCO2を含む第三の合成ガスを作成すること、
    (e)第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部をブレンドして、ブレンドされた炭化水素質製品を作成すること、及び
    (f)ブレンドされた炭化水素質製品の少なくとも一部を、ジェット燃料、ジーゼル燃料、潤滑基油、ナフサ、及びそれらの組み合わせからなる群から選ばれた少なくとも一つの製品に転化することを含む方法。
  18. 複数のフィッシャー・トロプシュ反応器を用いて合成ガスを転化する方法であって、
    (a)第一の合成ガスを含み、かつ少なくとも約2容量%のCO2を含有するブレンドされた合成ガスの少なくとも一部をフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第一の炭化水素質製品、及び少なくとも約2容量%のCO2を含む第二の合成ガスを作成すること、
    (b)第二の合成ガスとH2含有流を混合して、調整された合成ガスを作成すること、
    (c)調整された合成ガスの少なくとも一部を第二のフィッシャー・トロプシュ反応器内で反応させて、第二の炭化水素質製品、及び調整された合成ガス中に存在したよりも低減された量のCO2を含む第三の合成ガスを作成すること、
    (d)第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部をブレンドして、ブレンドされた炭化水素質製品を得ること、及び
    (e)第三の合成ガスの少なくとも一部をリサイクルして、第一の合成ガスと混合し、ブレンドされた合成ガス作成することを含む方法。
  19. ガス・トゥ・リキッド装置であって、
    (a)少なくとも約2容量%のCO2を含む第一の合成ガスの少なくとも一部を反応させて、第一の炭化水素質製品、及び少なくとも約2容量%のCO2を含む第二の合成ガスを作成する第一のフィッシャー・トロプシュ反応器、
    (b)第二の合成ガスと混合されて調整された合成ガスを作成する水素を提供する水素供給源、
    (c)調整された合成ガスの少なくとも一部を反応させて、第二の炭化水素質製品、及び調整された合成ガス中に存在したよりも低減された量のCO2を含む第三の合成ガスを作成する第二のフィッシャー・トロプシュ反応器、及び
    (d)第一及び第二の炭化水素質製品の少なくとも一部をブレンドして、ブレンドされた炭化水素質製品を作成するブレンダーを含む装置。
  20. 第一のフィッシャー・トロプシュ反応器が、スラリー層反応器、固定層反応器、流動層反応器、及びそれらの組み合わせからなる群から選ばれた反応器である請求項19に記載の装置。
  21. 反応器が、コバルトを含むフィッシャー・トロプシュ触媒を含むスラリー層反応器である請求項20に記載の装置。
  22. 水素供給源が、吸着、吸収、極低温分離、膜分離、及びそれらの組み合わせからなる群から選ばれた回収法を用いて、工程流から水素を回収する水素回収システムを含む請求項19に記載の装置。
  23. 水素供給源が、メタンのスチームリフォーミングから水素を回収する水素回収システムを含む請求項22に記載の装置。
JP2006541198A 2003-11-25 2004-10-26 複数の反応器を用いたフィッシャー・トロプシュ装置からのco2放出の制御 Pending JP2007517084A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/720,675 US6992114B2 (en) 2003-11-25 2003-11-25 Control of CO2 emissions from a Fischer-Tropsch facility by use of multiple reactors
PCT/US2004/035610 WO2005054165A1 (en) 2003-11-25 2004-10-26 Control of co2 emissions from a fischer-tropsch facility by use of multiple reactors

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007517084A true JP2007517084A (ja) 2007-06-28

Family

ID=33518248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006541198A Pending JP2007517084A (ja) 2003-11-25 2004-10-26 複数の反応器を用いたフィッシャー・トロプシュ装置からのco2放出の制御

Country Status (8)

Country Link
US (2) US6992114B2 (ja)
JP (1) JP2007517084A (ja)
AU (1) AU2004295297B2 (ja)
BR (1) BRPI0416751A (ja)
GB (1) GB2408744B (ja)
NL (1) NL1027592C2 (ja)
WO (1) WO2005054165A1 (ja)
ZA (1) ZA200603921B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007512328A (ja) * 2003-11-25 2007-05-17 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド 二重機能性合成ガス変換の使用によるフィッシャートロプシュ設備からのco2放出の制御
KR100975390B1 (ko) * 2008-07-09 2010-08-12 한국화학연구원 피셔-트롭쉬 합성반응용 복합 반응장치
JP4856061B2 (ja) * 2004-05-13 2012-01-18 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド 炭化水素合成プロセスからの水素回収
JP2015522674A (ja) * 2012-06-26 2015-08-06 武▲漢凱▼迪工程技▲術▼研究▲総▼院有限公司 フィッシャートロプシュ合成および排ガス利用方法
KR101875857B1 (ko) * 2016-04-06 2018-07-06 한국가스공사 고열량 합성천연가스 제조 방법

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200519072A (en) * 2003-08-21 2005-06-16 Pearson Technologies Inc Process and apparatus for the production of useful products from carbonaceous feedstock
US8394863B2 (en) * 2003-08-21 2013-03-12 Pearson Technologies, Inc. Process and apparatus for the production of useful products from carbonaceous feedstock
RU2394871C2 (ru) 2005-03-16 2010-07-20 ФЬЮЭЛКОР ЭлЭлСи Системы, способы и композиции для получения синтетических углеводородных соединений
WO2007019457A2 (en) * 2005-08-08 2007-02-15 Chevron U.S.A. Inc. Catalyst and process for selective hydroconversion of normal paraffing to normal paraffin-rich lighter products
JP4414951B2 (ja) * 2005-09-08 2010-02-17 日揮株式会社 炭化水素の接触部分酸化用の触媒及び合成ガスの製造方法
US7712308B2 (en) * 2005-11-08 2010-05-11 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Selective catalyst reduction of nitrogen oxides with hydrogen
GB2444055B (en) * 2006-11-23 2011-11-23 Gtl F1 Ag Gas to liquids plant with consecutive Fischer-Tropsch reactors and hydrogen make-up
CA2675816C (en) * 2007-01-19 2015-09-01 Velocys, Inc. Process and apparatus for converting natural gas to higher molecular weight hydrocarbons using microchannel process technology
US8671658B2 (en) 2007-10-23 2014-03-18 Ener-Core Power, Inc. Oxidizing fuel
US8393160B2 (en) 2007-10-23 2013-03-12 Flex Power Generation, Inc. Managing leaks in a gas turbine system
US8246700B1 (en) 2007-12-06 2012-08-21 Leonid Kutsin Method and system for recycling flue gas
WO2009079064A1 (en) * 2007-12-18 2009-06-25 Chevron U.S.A. Inc. Process for the capture of co2 from ch4 feedstock and gtl process streams
US8100996B2 (en) * 2008-04-09 2012-01-24 Velocys, Inc. Process for upgrading a carbonaceous material using microchannel process technology
CN104355957A (zh) * 2008-04-09 2015-02-18 万罗赛斯公司 使用微通道工艺技术将碳质材料转化为甲烷、甲醇和/或二甲醚的方法
US7655213B2 (en) * 2008-05-13 2010-02-02 General Electric Company Direct oxidation of sulfur with carbon dioxide recycle
AU2009302276B2 (en) 2008-10-10 2015-12-03 Velocys Inc. Process and apparatus employing microchannel process technology
GB2465554B (en) 2008-11-18 2013-03-13 Gtl F1 Ag Slurry bubble column reactor
US8701413B2 (en) 2008-12-08 2014-04-22 Ener-Core Power, Inc. Oxidizing fuel in multiple operating modes
GB2466315B (en) 2008-12-22 2013-01-09 Gtl F1 Ag Apparatus and method for conducting a Fischer-Tropsch synthesis reaction
US8621869B2 (en) 2009-05-01 2014-01-07 Ener-Core Power, Inc. Heating a reaction chamber
US20100275611A1 (en) * 2009-05-01 2010-11-04 Edan Prabhu Distributing Fuel Flow in a Reaction Chamber
GB2471338B (en) 2009-06-26 2014-12-24 Gtl F1 Ag Apparatus and process for three-phase reacton
EP2486107A1 (en) * 2009-10-09 2012-08-15 Velocys Inc. Process for treating heavy oil
US20110105811A1 (en) * 2009-10-30 2011-05-05 O'rear Dennis J Production of distillate blending components
WO2011061183A1 (de) * 2009-11-19 2011-05-26 Basf Se Verfahren zur selektiven herstellung von leichten olefinen
US8893468B2 (en) 2010-03-15 2014-11-25 Ener-Core Power, Inc. Processing fuel and water
GB2479737A (en) * 2010-04-19 2011-10-26 Gtl F1 Ag Apparatus and Method for Conducting a Fischer-Tropsch Synthesis Reaction
EP2450420A1 (en) * 2010-11-08 2012-05-09 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Multi stage process for producing hydrocarbons from syngas
US9057028B2 (en) 2011-05-25 2015-06-16 Ener-Core Power, Inc. Gasifier power plant and management of wastes
US9279364B2 (en) 2011-11-04 2016-03-08 Ener-Core Power, Inc. Multi-combustor turbine
US9273606B2 (en) 2011-11-04 2016-03-01 Ener-Core Power, Inc. Controls for multi-combustor turbine
US9347664B2 (en) 2012-03-09 2016-05-24 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with heat control
US9371993B2 (en) 2012-03-09 2016-06-21 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation below flameout temperature
US8980192B2 (en) 2012-03-09 2015-03-17 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation below flameout temperature
US9726374B2 (en) 2012-03-09 2017-08-08 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with flue gas
US9381484B2 (en) 2012-03-09 2016-07-05 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with adiabatic temperature above flameout temperature
US9359947B2 (en) 2012-03-09 2016-06-07 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with heat control
US8980193B2 (en) 2012-03-09 2015-03-17 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation and multiple flow paths
US9267432B2 (en) 2012-03-09 2016-02-23 Ener-Core Power, Inc. Staged gradual oxidation
US9273608B2 (en) 2012-03-09 2016-03-01 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation and autoignition temperature controls
US8926917B2 (en) 2012-03-09 2015-01-06 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with adiabatic temperature above flameout temperature
US9328660B2 (en) 2012-03-09 2016-05-03 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation and multiple flow paths
US9328916B2 (en) 2012-03-09 2016-05-03 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with heat control
US9567903B2 (en) 2012-03-09 2017-02-14 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with heat transfer
US9359948B2 (en) 2012-03-09 2016-06-07 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with heat control
US9234660B2 (en) 2012-03-09 2016-01-12 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with heat transfer
US8807989B2 (en) 2012-03-09 2014-08-19 Ener-Core Power, Inc. Staged gradual oxidation
US8844473B2 (en) 2012-03-09 2014-09-30 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with reciprocating engine
US9534780B2 (en) 2012-03-09 2017-01-03 Ener-Core Power, Inc. Hybrid gradual oxidation
US9017618B2 (en) 2012-03-09 2015-04-28 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with heat exchange media
US9206980B2 (en) 2012-03-09 2015-12-08 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation and autoignition temperature controls
US8671917B2 (en) 2012-03-09 2014-03-18 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with reciprocating engine
US9353946B2 (en) 2012-03-09 2016-05-31 Ener-Core Power, Inc. Gradual oxidation with heat transfer
US9676623B2 (en) 2013-03-14 2017-06-13 Velocys, Inc. Process and apparatus for conducting simultaneous endothermic and exothermic reactions
FI127086B (en) 2013-10-10 2017-11-15 Teknologian Tutkimuskeskus Vtt Oy Process and apparatus for producing a hydrocarbon fraction and hydrocarbon fraction and its use
DE102020128868A1 (de) * 2020-11-03 2022-05-05 Karlsruher Institut für Technologie Umwandlung von CO2 in chemische Energieträger und Produkte
GB2612647B (en) * 2021-11-09 2024-04-24 Nordic Electrofuel As Fuel generation system and process

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0679620A2 (en) * 1994-04-29 1995-11-02 Exxon Research And Engineering Company Staged hydrocarbon synthesis process
JP2000515899A (ja) * 1996-03-11 2000-11-28 シントロルーム コーポレーション タービン駆動式合成ガス装置および方法
JP2002503731A (ja) * 1998-02-13 2002-02-05 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 合成ガスから製造される水素を触媒賦活化および炭化水素転化に用いるガス転化方法

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2276274A (en) * 1937-08-04 1942-03-17 Kellogg M W Co Method of synthesizing hydrocarbons
US2529630A (en) * 1947-04-25 1950-11-14 Stanolind Oil & Gas Co Process for the manufacture of synthesis gases
US2620348A (en) * 1950-07-20 1952-12-02 Standard Oil Dev Co Hydrocarbon synthesis process with two-stage coke gasification
US4279830A (en) 1977-08-22 1981-07-21 Mobil Oil Corporation Conversion of synthesis gas to hydrocarbon mixtures utilizing dual reactors
FR2453125B1 (fr) * 1979-04-05 1985-06-07 Inst Francais Du Petrole Production d'alcools a partir de gaz de synthese
US4226795A (en) * 1979-05-04 1980-10-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Purge gas in methanol synthesis
DE3125062C2 (de) 1981-06-26 1984-11-22 Degussa Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur Herstellung von abriebfesten Schalenkatalysatoren und Verwendung eines so erhaltenen Katalysators
US4542122A (en) 1984-06-29 1985-09-17 Exxon Research And Engineering Co. Cobalt catalysts for the preparation of hydrocarbons from synthesis gas and from methanol
US4568663A (en) 1984-06-29 1986-02-04 Exxon Research And Engineering Co. Cobalt catalysts for the conversion of methanol to hydrocarbons and for Fischer-Tropsch synthesis
US4624968A (en) 1985-12-30 1986-11-25 Exxon Research And Engineering Company Multi-stage Fischer-Tropsch process
US5545674A (en) 1987-05-07 1996-08-13 Exxon Research And Engineering Company Surface supported cobalt catalysts, process utilizing these catalysts for the preparation of hydrocarbons from synthesis gas and process for the preparation of said catalysts
US5423894A (en) 1993-05-03 1995-06-13 Texaco Inc. Partial oxidation of low rank coal
RU2089533C1 (ru) 1994-07-04 1997-09-10 Конструкторско-технологический институт каталитических и адсорбционных процессов на цеолитах "Цеосит" СО РАН Способ получения углеводородов бензиновых фракций
US5639798A (en) * 1994-12-15 1997-06-17 Wexford P.A. Syncrude Limited Partnership Process and catalyst for production of hydrocarbons
US5689031A (en) 1995-10-17 1997-11-18 Exxon Research & Engineering Company Synthetic diesel fuel and process for its production
ZA989528B (en) 1997-12-03 2000-04-19 Schuemann Sasol S A Pty Ltd "Production of lubricant base oils".
US6147126A (en) 1998-02-10 2000-11-14 Exxon Research And Engineering Company Gas conversion using hydrogen from syngas gas and hydroconversion tail gas
EP1169283A2 (en) * 1999-03-30 2002-01-09 Syntroleum Corporation System and method for converting light hydrocarbons into heavier hydrocarbons with a plurality of synthesis gas subsystems
US6156809A (en) * 1999-04-21 2000-12-05 Reema International Corp. Multiple reactor system and method for fischer-tropsch synthesis
US6169120B1 (en) 1999-09-17 2001-01-02 Syntroleum Corporation Extended catalyst life two stage hydrocarbon synthesis process
US6512018B2 (en) * 2000-03-28 2003-01-28 Syntroleum Corporation Hydrocarbon conversion process using a plurality of synthesis gas sources
GB0027575D0 (en) * 2000-11-10 2000-12-27 Sasol Tech Pty Ltd Production of liquid hydrocarbon roducts
US6703429B2 (en) 2001-08-23 2004-03-09 Chevron U.S.A. Inc. Process for converting synthesis gas into hydrocarbonaceous products
US6693138B2 (en) 2002-04-09 2004-02-17 Chevron U.S.A. Inc. Reduction of carbon dioxide emissions from Fischer-Tropsch GTL facility by aromatics production
US6846404B2 (en) * 2002-04-09 2005-01-25 Chevron U.S.A. Inc. Reducing CO2 levels in CO2-rich natural gases converted into liquid fuels
US6872753B2 (en) * 2002-11-25 2005-03-29 Conocophillips Company Managing hydrogen and carbon monoxide in a gas to liquid plant to control the H2/CO ratio in the Fischer-Tropsch reactor feed

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0679620A2 (en) * 1994-04-29 1995-11-02 Exxon Research And Engineering Company Staged hydrocarbon synthesis process
JP2000515899A (ja) * 1996-03-11 2000-11-28 シントロルーム コーポレーション タービン駆動式合成ガス装置および方法
JP2002503731A (ja) * 1998-02-13 2002-02-05 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 合成ガスから製造される水素を触媒賦活化および炭化水素転化に用いるガス転化方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007512328A (ja) * 2003-11-25 2007-05-17 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド 二重機能性合成ガス変換の使用によるフィッシャートロプシュ設備からのco2放出の制御
JP4856061B2 (ja) * 2004-05-13 2012-01-18 シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド 炭化水素合成プロセスからの水素回収
KR100975390B1 (ko) * 2008-07-09 2010-08-12 한국화학연구원 피셔-트롭쉬 합성반응용 복합 반응장치
JP2015522674A (ja) * 2012-06-26 2015-08-06 武▲漢凱▼迪工程技▲術▼研究▲総▼院有限公司 フィッシャートロプシュ合成および排ガス利用方法
KR101875857B1 (ko) * 2016-04-06 2018-07-06 한국가스공사 고열량 합성천연가스 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
GB0424202D0 (en) 2004-12-01
AU2004295297B2 (en) 2011-07-14
BRPI0416751A (pt) 2007-02-27
NL1027592A1 (nl) 2005-05-27
WO2005054165A1 (en) 2005-06-16
US6992114B2 (en) 2006-01-31
GB2408744B (en) 2006-02-08
US20050113465A1 (en) 2005-05-26
GB2408744A (en) 2005-06-08
NL1027592C2 (nl) 2010-06-24
US20060074134A1 (en) 2006-04-06
AU2004295297A1 (en) 2005-06-16
ZA200603921B (en) 2007-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6992114B2 (en) Control of CO2 emissions from a Fischer-Tropsch facility by use of multiple reactors
JP5127229B2 (ja) 二重機能性合成ガス変換の使用によるフィッシャートロプシュ設備からのco2放出の制御
JP5677659B2 (ja) 一体化ガス精製装置
AU2003204898B2 (en) Process for conversion of LPG and CH4 to syngas and higher valued products
JP4227026B2 (ja) 芳香族製造によるフィッシャー・トロプシュgtl設備からの二酸化炭素放出物の減少
US9315452B2 (en) Process for co-producing commercially valuable products from byproducts of fischer-tropsch process for hydrocarbon fuel formulation in a GTL environment
US20210071089A1 (en) Enhancement of fischer-tropsch process for hydrocarbon fuel formulation in a gtl environment
AU2011376695B2 (en) Enhancement of fischer-tropsch process for hydrocarbon fuel formulation in a GTL environment
JP4231415B2 (ja) 液体燃料へ転化される天然ガス中のco2レベルの低下
US20230174376A1 (en) Production of Hydrocarbons
EP1858802A1 (en) Process to prepare a mixture of carbon monoxide and hydrogen
GB2612647A (en) Fuel generation system and process

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070524

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100226

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100525

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100723